JP5367425B2 - 機械式駐車場 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車場に関する。
近年、充電池に蓄えられた電力を用いて走行する車両の開発が進められており、例えば、外部から供給された電力を充電池に蓄えておき、充電池に蓄えられた電力をモータに供給することにより走行する車両の開発が進められている。
これに対応して、上述の車両が停められる駐車場においても、駐車時に車両に対して充電用の電力を供給する設備を備えることが求められることから、充電用の設備を備えた駐車場の実用化が検討されている。
特に、垂直循環方式や、多層循環方式や、水平循環方式や、エレベータ方式や、平面往復方式や、二段方式や多段方式などの機械式駐車場においては、車両がパレットなどの上に載せられた状態で機械式駐車場内を移動する場合が多く、このような場合であっても、駐車した車両に対して電力を供給する技術が提案されている(例えば、特許文献1から4参照。)。
特許第2789062号公報 特許第2908939号公報 特許第2908940号公報 実開平06−028124号公報
上述の特許文献1から4に記載には、車両を上面に載せるパレットが場内を移動する機械式駐車場において、駐車した車両に対して電力を供給する技術が提案されており、移動するパレット、および、当該パレットが格納される格納スペースのそれぞれに、接触および離間が可能であって、電力供給に用いられる中継用接続部を設ける技術が記載されている。
ところで、パレットは車両の入庫時や出庫時、さらには、駐車場内での駐車車両の配置を最適化する荷繰り時に、格納スペースから取り出されたり、格納されたりするため、上述の中継用接続部は、頻繁に接触および離間を繰り返す。
このように、中継用接続部が接触または離間する際に、電力が供給されていると、中継用接続部の間に火花が発生することがある。火花が発生すると、その熱などにより中継接続部およびその周辺の構成要素の劣化が起こるという問題があった。
同様に、格納中に接点部が確実に接触し続けていないと、通電中に接触面で火花が発生して同様な問題がおこる。
さらに、パレットが取り出された格納スペースにおける中継用接続部は、外部に露出している。格納スペースに設けられた中継用接続部は、電力を供給する設備と導通されているため、当該露出した中継用接続部と導体が接触すると短絡するおそれがあるという問題があり、また、保守作業員等が触れると感電するおそれがあるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、電気的な接続部における火花の発生を抑制することにより接続部の劣化を防止するとともに、接続部における短絡や感電を防止する機械式駐車場を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の機械式駐車場は、少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行するとともに前記充電池に充電を行う充電器が設けられた車両の駐車に用いられ、該車両に電力を充電する充電器が設けられていない機械式駐車装置であって、前記車両を格納する複数の駐車棚と、少なくとも前記車両の入庫が行われる入庫部、および、前記複数の駐車棚の間で移動可能とされるとともに、上面に載せられた前記車両と電気的に接続される供給端を有するパレットと、前記パレットに配置されるとともに、前記供給端と導通されるパレット側接続部と、前記駐車棚に配置され、前記パレットが前記駐車棚に格納された際に、前記パレット側接続部と電気的に接続される駐車棚側接続部と、複数の前記駐車棚側接続部とそれぞれ導線で個別に接続されて導通されるとともに、前記車両へ電力を供給する電力供給部と、前記車両を載せた前記パレットが前記駐車棚に格納された後に、格納された前記車両に対して、前記電力供給部からの電力の供給を開始させる制御部と、が設けられていること特徴とする。
本発明によれば、車両を載せたパレットが駐車棚に格納され、パレット側接続部と駐車棚側接続部とが電気的に接触した後に、電力供給部から当該車両に電力の供給が開始される。そのため、パレット側接続部と駐車棚側接続部とが電気的に接触する際に、火花が発生することを防止することができ、火花による接続端の劣化を防止することができる
さらに、パレット側接続部と駐車棚側接続部とが電気的に接続した後に、電力を供給するため、外部に露出した駐車側接続部に対して、電力を供給することがない。そのため、駐車棚側接続部における短絡を防止することができる。
上記発明においては、前記パレット側接続部は、前記パレットの下面に設けられ、前記駐車棚側接続部は、前記駐車棚における前記パレットが格納された際に前記パレット側接続部と対向する位置に設けられ、前記パレット側接続部および前記駐車棚側接続部の一方には、前記駐車棚に格納される際における前記パレットの移動方向に沿って延び、かつ、導電性を有する通電部が設けられ、他方には、導電性を有する集電子と、該集電子を前記通電部に対して接近離間させる方向に移動可能に支持するとともに、前記集電子を前記通電部に向かって付勢するリンク部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、パレットが駐車棚に格納されると、リンク部により集電子が通電部に押し付けられるため、パレット側接続部および駐車棚側接続部の間で通電が可能となる。その一方で、パレットを駐車棚から取り出すことにより、パレット側接続部と、駐車棚側接続部とを離間させることができる。
車両の重量により、パレットが下方に変形するたわみが発生しても、リンク部により当該たわみが吸収され、通電部と集電子との接触を容易に保つことができる。そのため、パレット側接続部および駐車棚側接続部の間の通電を容易に確保することができる。
通電部はパレットの移動方向に延びているため、駐車棚に格納されたパレットの格納位置が所定の範囲内で移動しても、通電部と集電子との接触を容易に保つことができることから、パレット側接続部および駐車棚側接続部の間の通電を容易に確保することができる。
言い換えると、パレット側接続部および駐車棚側接続部の間の通電を確保するために、駐車棚に対するパレットの格納位置を正確に固定する必要がない。
上記発明においては、少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行するとともに前記充電池に充電を行う充電器が設けられた車両の駐車に用いられる機械式駐車装置であって、前記車両を格納する複数の駐車棚と、少なくとも前記車両の入庫が行われる入庫部、および、前記複数の駐車棚の間で移動可能とされるとともに、上面に載せられた前記車両と電気的に接続される供給端を有するパレットと、前記パレットに配置されるとともに、前記供給端と導通されるパレット側接続部と、前記駐車棚に配置され、前記パレットが前記駐車棚に格納された際に、前記パレット側接続部と電気的に接続される駐車棚側接続部と、前記駐車棚側接続部と導通されるとともに、前記車両へ電力を供給する電力供給部と、前記車両を載せた前記パレットが前記駐車棚に格納された後に、格納された前記車両に対して、前記電力供給部からの電力の供給を開始させる制御部と、が設けられ、前記パレット側接続部には、前記供給端と導通されたパレット側導体部が設けられ、前記駐車棚側接続部には、前記電力供給部と導通された駐車棚側導体部と、少なくとも、前記駐車棚側導体部を前記パレット側導体部に向かって移動可能に支持する支持部と、前記駐車棚側導体部を前記パレット側導体部に向かって付勢する付勢部と、が設けられ、前記パレットが、前記駐車棚に格納された際に、前記パレット側接続部および前記駐車棚側接続部の間の距離を縮める力を発生する吸引部が、前記パレットおよび前記車両棚の少なくとも一方に設けられていることが望ましい。
本発明によれば、パレットが駐車棚に格納されると、吸引部によりパレット側接続部および駐車棚側接続部が接近する。そして、付勢部により駐車棚側導体部が、パレット側導体部に押し付けられるため、パレット側接続部および駐車棚側接続部の間で通電が可能となる。
その一方で、駐車棚側導体部が移動可能な距離を越えて、パレットが駐車棚から取り出されると、パレット側接続部と、駐車棚側接続部は離間される。
さらに、駐車棚に格納されたパレットに外力が作用して、パレット側接続部および駐車棚側接続部が離間する方向にパレットが移動しても、パレットは、吸引部によりパレット側接続部および駐車棚側接続部が接近する方向に引き寄せられるため、パレット側接続部および駐車棚側接続部の間の通電が確保される。
その一方で、パレットを駐車棚から取り出す際には、吸引部により発生される力よりも大きな力で、パレットが取り出されるため、パレットの取り出しに影響を与えることはない。
駐車棚側接続部に支持部および付勢部を設けたことにより、パレット側接続部がパレットから突出することがなくなる。そのため、パレットが入庫部および複数の駐車棚の間を移動する際に、パレット側接続部が他のパレットや駐車棚などを構成する構造部材などと接触することが防止される。
上記発明においては、前記複数の駐車棚には、前記駐車棚側接続部が設けられた第1駐車棚、および、それ以外の第2駐車棚が設けられ、前記制御部は、前記充電池への充電を行う車両に対して充電属性を付与するとともに、前記充電属性が付与された車両の入庫呼び出しがあった場合には、前記第1駐車棚に前記充電属性が付与された車両を格納することが望ましい。
本発明によれば、充電を行う車両を第1駐車棚に格納することにより、当該車両に対して格納と同時に充電を行うことができる。
上記発明においては、前記パレットには、前記パレット側接続部および前記供給端が設けられた第1パレット、および、それ以外の第2パレットが設けられ、前記複数の駐車棚のうち、少なくとも1つは前記パレットが格納されない空の駐車棚とされ、前記第1パレットと前記第2パレットと空の棚数の合計が、前記駐車棚の総数となる範囲において、前記第1駐車棚の数よりも前記第1パレットの数が多いことが望ましい。
本発明によれば、第1パレットに載せられ第1駐車棚に格納され、充電が終了した車両を、第1パレットとともに空駐車棚に格納するとともに、充電が必要な他の車両が乗せられた第1パレットを、空いた第1駐車棚に格納することができる。言い換えると、充電を待つ車両が載った第1パレットを、第1駐車棚に順次搬送することができる。
上記発明においては、前記車両に対応する識別情報に基づいて、格納される前記車両を管理する上記本発明の機械式駐車場であって、前記制御部は、前記識別情報ごとに充電した回数または時間の少なくとも一方を管理することが望ましい。
本発明によれば、充電した回数や、充電した時間に基づいて課金を行うことができ、充電された電力を計測する測定装置を設ける必要がなくなる。
上記発明においては、前記制御部は、保守作業モードに切替えられた場合であって、前記第1パレットが格納されている前記第1駐車棚が選択されたときには、該選択された第1駐車棚に格納された前記第1パレットの前記供給端に電力を供給することが望ましい。
本発明によれば、車両の有無に関わらず、選択された第1駐車棚に格納された第1パレットの供給端から電力を得ることができるため、機械式駐車場における保守作業を行う際に、電動工具の使用が容易となる。
例えば、供給端から電力を得られない場合に、電動工具を使用する保守作業を行うときには、離れた位置にある電源コンセントから延長コードを介して電力を得る必要があり、保守作業を容易に行うことができなかった。特に、駐車棚が上下方向に並ぶエレベータ方式等の機械式駐車場では、延長コードを上下方向に延ばす必要があり、作業を容易に行うことできなかった。
それに対して、保守作業を行う場所に最も近い第1パレットの供給端から電力を供給することにより、長い距離にわたって延長コードを延ばす必要がなくなり、保守作業を容易に行うことができる。
上記発明においては、前記供給端が前記車両と電気的に接続されているか否かを検出する接続検出部が設けられ、前記制御部は、前記パレット上に乗り入れた前記車両を前記パレットとともに前記駐車棚に格納する入庫処理を開始する際に、前記接続検出部から入力された接続信号に基づいて警報を発することが望ましい。
本発明によれば、車両を駐車棚に格納した際に、確実に当該車両に充電を行うことができる。
つまり、パレットに車両が載せられ、駐車棚に格納する入庫処理を開始する際に、供給端が車両に電気的に接続されていない場合には、制御部から警報が発せられる。そのため、車両に供給端が電気的に接続されていない状態のまま、車両およびパレットが駐車棚に格納されることがない。
さらに、入庫時に供給端が車両に接続されていなかったために、車両を出庫させる際に、充電が不十分で車両を利用できないという状況の発生を防止できる。
さらに、入庫処理を開始する際に制御部が警報を発するため、容易に、供給端を車両に接続することができる。
例えば、車両およびパレットを駐車棚に格納した後に警報を発する方法では、機械式駐車場の管理者や、車両の運転者等は、容易に、駐車棚に格納された車両に接近することができず、供給端と車両との接続の有無を目視で確認することができない。さらに、供給端を車両に接続させることができない。
また、車両を駐車棚に格納した後では、車両の運転者等は、既に機械式駐車場から立ち去っていることが多い。すると、当該車両を乗り入れ部等に戻しても、車両の運転者等が供給端を車両に接続する必要があり、供給端を車両に電気的に接続できない場合がある。
さらに、当該車両が乗り入れ部にあるために、他の利用者が電気自動車や従来車両を機械式駐車場に駐車できなくなる。
ここで、入庫処理を開始する際とは、入庫する車両の運転者等が、入庫部の中から外へ出て、入庫部に設けられた出入口扉を閉じる「閉」ボタンを押したタイミングを例示することができる。さらに、上述の「閉」ボタンの他にも、入庫作業を開始するボタンである「入庫開始」ボタンや、「開始」ボタンや、「起動」ボタン等を押したタイミングであってもよく、特に限定するものではない。
上記発明においては、前記供給端が前記車両と電気的に接続されているか否かを検出する接続検出部と、前記パレット上に載せられた前記車両の停止位置の変化を検出する位置検出部、および、前記パレットから前記車両が降車する位置に前記車両を載せた前記パレットが到着し、前記車両が前記パレットから降車可能な状態になってからの時間を計測するタイマー部の少なくとも一方と、が設けられ、前記制御部は、前記パレットから前記車両が降車する際に、前記接続検出部から入力された接続信号と、前記位置検出部から入力された位置信号、および、前記タイマー部から入力された時間信号の少なくとも一方と、に基づいて警報を発することが望ましい。
本発明によれば、車両に供給端が電気的に接続された状態で、車両がパレットから下りることを防止できるため、供給端や車両における損傷の発生を防止できる。
具体的には、パレットに載せられた車両の停止位置が移動した場合であって、供給端が車両に接続されているときには、制御部は供給端が車両に接続されたままでである旨の警報を発する。あるいは、パレットから車両が下りることが可能な状態になってから所定の時間が経過した場合であって、供給端が車両に接続されているときには、制御部は供給端が車両に接続されたままである旨の警報を発する。
このようにすることで、接続端が接続されること、車両や機械式駐車場の充電設備等が損傷すること、接続端に引っ張られて車両の運転が阻害されることにより車両が機械式駐車場の設備等と接触すること等、を防止することができる。
本発明の機械式駐車場は、少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行する車両の駐車に用いられる機械式駐車装置であって、少なくとも前記車両の入庫が行われる入庫部、および、前記車両を格納する複数の駐車棚の間で移動可能とされるとともに、上面に載せられた前記車両と電気的に接続される供給端を有するパレットと、前記供給端が前記車両と電気的に接続されているか否かを検出する接続検出部と、前記パレット上に載せられた前記車両の停止位置の変化を検出する位置検出部、および、前記パレットから前記車両が降車する位置に前記車両を載せた前記パレットが到着し、前記車両が前記パレットから降車可能な状態になってからの時間を計測するタイマー部の少なくとも一方と、前記パレットから前記車両が降車する際に、前記接続検出部から入力された接続信号に基づくとともに、前記位置検出部から入力された位置信号、および、前記タイマー部から入力された時間信号の少なくとも一方に基づいて警報を発する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の機械式駐車場によれば、車両を載せたパレットが駐車棚に格納され、パレット側接続部と駐車棚側接続部とが電気的に接触した後に、電力供給部から当該車両に電力の供給を開始するため、電気的な接続部における火花の発生を抑制することにより接続部の劣化を防止するとともに、接続部における短絡や感電を防止することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る機械式駐車場の概略構成を説明する模式図である。 図1のEV用パレットおよびEV用駐車棚の構成を説明する概略図である。 図2のトロリ架線の配置位置を説明する模式図である。 図2のトロリ架線におけるガイド部の構成を説明する正面視図である。 図4のガイド部の構成を説明する側面視図である。 図2のトロリ架線における導電部の構成を説明する斜視図である。 図2の集電アームの構成を説明する模式図である。 図1の制御部における制御を説明するフローチャートである。 図1の制御部における制御を説明するフローチャートである。 図1の制御部における制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の機械式駐車場におけるEV用パレットおよびEV用駐車棚の構成を説明する要部拡大図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る機械式駐車場ついて図1から図10を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る機械式駐車場の概略構成を説明する模式図である。
本実施形態では、本発明の機械式駐車場をエレベータ方式の機械式駐車場1であって、少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行するとともに、当該充電池に充電を行う充電器が設けられた電気自動車などの車両の駐車に用いられる駐車装置に適用して説明する。
つまり、本実施形態の機械式駐車場1には、電気自動車に電力を充電する充電器が設けられていない。さらに、本実施形態の機械式駐車場1は、電気自動車の駐車に用いられるのみならず、従来の内燃機関により走行する車両(以下、「従来車両」と表記する。)の駐車にも用いることができるものである。
なお、本実施形態では、本発明をエレベータ方式の機械式駐車場1に適用した場合について説明するが、これに限定するものではなく、エレベータ方式以外の他の方式の機械式駐車場に適用してもよい。
機械式駐車場1には、図1に示すように、建築物2と、EV用パレット(パレット,第1パレット)3Eおよび従来用パレット(パレット,第2パレット)3Cと、EV用駐車棚(駐車棚,第1駐車棚)4Eおよび従来用駐車棚(駐車棚,第2駐車棚)4Cと、乗入部(入庫部)5と、リフト6と、が主に設けられている。
さらに、機械式駐車場1には、制御部10と、接続検出部11と、タイマー部12と、電源13および電力供給部14と、音声案内部15Vと、警報ブザー部15Bと、表示ランプ部15Lと、が主に設けられている。
建築物2は、図1に示すように、上方に延びる細長い建物であって、内部にEV用駐車棚4Eおよび従来用駐車棚4Cや、乗入部5や、リフト6などを収納する空間が形成された略角筒状の建物である。
建築物2の下端には、乗入部5が配置され、建築物2における対向する側壁の内面のそれぞれには、複数のEV用駐車棚4Eおよび従来用駐車棚4Cが上下方向に並んで配置されている。
さらに、対向する側壁に配置されたEV用駐車棚4Eや従来用駐車棚4Cの間には、上下方向に延びるリフト6が配置されている。
図2は、図1のEV用パレットおよびEV用駐車棚の構成を説明する概略図である。
EV用パレット3Eは、主に電気自動車の駐車に用いられるものであり、かつ、建築物2の内部における乗入部5と、EV用駐車棚4Eや従来用駐車棚4Cの間を移動可能とされたものである。
EV用パレット3Eには、図1および図2に示すように、パレット本体31と、車輪32と、供給ケーブル(供給端)33と、トロリ架線(パレット側接続部)34と、が設けられている。
従来用パレット3Cは、主に従来車両の駐車に用いられるものであり、かつ、建築物2の内部における乗入部5と、EV用駐車棚4Eや従来用駐車棚4Cの間を移動可能とされたものである。
従来用パレット3Cには、図1に示すように、パレット本体31と、車輪32と、が設けられている。つまり、従来用パレット3Cは、供給ケーブル33およびトロリ架線34が設けられていない点が、EV用パレット3Eと異なっている。
なお、EV用パレット3Eおよび従来用パレット3Cは、それぞれ、主に電気自動車の駐車、および、従来車両の駐車に用いられるが、これに限定することなく、EV用パレット3Eに従来車両を駐車してもよいし、従来用パレット3Cに電気自動車の駐車を駐車してもよい。
パレット本体31は、EV用パレット3Eおよび従来用パレット3Cに共通の構成要素である。パレット本体31には、上面に電気自動車や従来車両が載せられるものであって、略矩形状の略板状に形成された部材である。
パレット本体31の上面には踏み面31Aが配置され、下面には車輪32が配置されている。
車輪32は、EV用パレット3Eおよび従来用パレット3Cに共通の構成要素である。車輪32は、リフト6とEV用駐車棚4Eとの間や、リフト6と従来用駐車棚4Cとの間で、パレット本体31を移動させる際に用いられるものである。
なお、車輪32の構成としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
供給ケーブル33は、EV用パレット3Eのみに設けられた構成要素であって、電気自動車に電力を供給するとともに、電気自動車から発せられる電気信号を伝達するものでもある。供給ケーブル33は、トロリ架線34と電気的に接続されているとともに、電気自動車と電気的に接続や離脱が可能に構成されたものである。
なお、供給ケーブル33の構成としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
トロリ架線34は、図1および図2に示すように、EV用パレット3Eのみに設けられた構成要素であって、電気自動車に電力を供給するとともに、電気自動車から発せられる電気信号を伝達するものでもある。トロリ架線34は、供給ケーブル33と電気的に接続されているとともに、EV用駐車棚4Eの集電アーム42と電気的に接続や離脱が可能に構成されたものである。
図3は、図2のトロリ架線の配置位置を説明する模式図である。
トロリ架線34は、図3に示すように、パレット本体31における2箇所に配置されている。具体的には、パレット本体31の下面であって、パレット本体31がEV用駐車棚4Eに格納された際に集電アーム42と対向する位置、および、当該位置とパレット本体31の中心に対して点対称な他の位置に、トロリ架線34は配置されている。
図4は、図2のトロリ架線におけるガイド部の構成を説明する正面視図である。図5は、図4のガイド部の構成を説明する側面視図である。図6は、図2のトロリ架線における導電部の構成を説明する斜視図である。
トロリ架線34には、図4から図6に示すように、ガイド部35と、通電部36と、が設けられている。ガイド部35および通電部36は、パレット本体31がEV用駐車棚4Eに格納される際のパレット本体31の移動方向に沿って並んで配置されている。さらに、ガイド部35はパレット本体31の外周側に配置され、通電部36はパレット本体31の中心側に配置されている。
ガイド部35は、パレット本体31の下面に配置され、後述する集電アーム42の集電子43を通電部36に導くものである。
ガイド部35には、図4および図5に示すように、パレット本体31の内側に向かって幅が狭くなるとともに、パレット本体31から離れる方向に傾斜する底面を有する複数のガイド溝37が形成されている。
ガイド溝37は、集電アーム42の集電子43を通電部36に導く溝である。さらに、複数のガイド溝37は、それぞれ複数の通電部36および集電子43と対応して並んで配置されている。
通電部36は、パレット本体31の下面に配置され、集電子43と電気的に接続、および離間が可能とされたものであり、供給ケーブル33と電気的に接続されたものである。
通電部36の下面には、図6に示すように、導電溝38が設けられている。
なお、本実施形態では、ガイド部35および集電アーム42に対応して、4つの導電溝38が設けられている例に適用して説明するが、図6には、理解を容易にするために、3つの導電溝38が形成された例が示されている。
導電溝38は、パレット本体31がEV用駐車棚4Eに格納される際のパレット本体31の移動方向に沿って延びるとともに、下方に向かって開口する溝であって、後述する集電アーム42の集電子43が挿入、および離脱が可能とされたものである。導電溝38の底面、つまり集電子43と対向する面は、集電子43が導電溝38に挿入された際に、集電子43と電気的に接触するとともに、供給ケーブル33と電気的に接続されたものである。
EV用駐車棚4Eは、図1に示すように、建築物2における側壁の内面に配置され、主にEV用パレット3Eが格納、および取り出し可能とされた棚である。本実施形態では、複数の駐車棚のうち、下側の2段がEV用駐車棚4Eである場合、つまり、4つのEV用駐車棚4Eが設けられた場合に適用して説明する。
EV用駐車棚4Eには、図2に示すように、棚本体41と、集電アーム(駐車棚側接続部)42と、が設けられている。
従来用駐車棚4Cは、図1に示すように、建築物2における側壁の内面に配置され、主に従来用パレット3Cが格納、および取り出し可能とされた棚である。本実施形態では、複数の駐車棚のうち、下側の2段を除く全てが従来用駐車棚4Cである場合に適用して説明する。
従来用駐車棚4Cには、図1に示すように、棚本体41が設けられている。つまり、従来用駐車棚4Cは、集電アーム42が設けられていない点がEV用駐車棚4Eと異なっている。
なお、EV用駐車棚4Eおよび従来用駐車棚4Cには、それぞれ、主にEV用パレット3Eおよび、従来用パレット3Cが格納されるが、これに限定することなく、EV用駐車棚4Eに従来用パレット3Cを格納してもよいし、従来用駐車棚4CにEV用パレット3Eを格納してもよい。
棚本体41は、EV用駐車棚4Eおよび従来用駐車棚4Cに共通の構成要素である。棚本体41は、建築物2における対向する側壁の内面から、内側に向かって延びる棚であって、上下方向に所定の間隔をあけて並んで配置されている。さらに、棚本体41の上面は、主にEV用パレット3Eが、棚本体41からリフト6に向かって、および、リフト6から棚本体41に向かってスライド移動可能な面とされている。
集電アーム42は、EV用駐車棚4Eのみに設けられた構成要素であって、電気自動車に電力を供給するとともに、電気自動車から発せられる電気信号を伝達するものでもある。集電アーム42は、トロリ架線34と電気的に接続や離脱が可能に構成されるとともに、電力供給部14と電気的に接続されたものである。
図7は、図2の集電アームの構成を説明する模式図である。
集電アーム42には、図7に示すように、集電子43およびリンク部44のセットが4つ設けられている。
本実施形態では、集電子43およびリンク部44のセットは、それぞれ、接地に1セット、電力の供給に2セット、制御信号などの伝達に1セット用いる例に適用して説明する。
なお、集電子43およびリンク部44のセットの数は、上述の4セットに限られるものではなく、4セットよりも多くてもよいし、少なくてもよく、特に限定するものではない。
例えば、上述の例から制御信号などの伝達に用いられる1セットを除き、残りの3セットから集電アーム42を構成してもよいし、逆に、制御信号などの伝達に用いられるセットの数を、上述の例から増やしてもよい。
その一方で、電気自動車に供給される電力に応じて、例えば、直流電力なのか交流電力なのか等に応じて、電力の供給に用いられる集電子43およびリンク部44のセットの数を増減してもよく、特に限定するものではない。
集電子43は、トロリ架線34の通電部36と電気的に接続や離脱が可能に構成されたものである。集電子43は、パレット本体31がEV用駐車棚4Eに格納される際のパレット本体31の移動方向(図7の左右方向)に沿って延びるとともに、トロリ架線34に対して接近離間する方向(図7の上下方向)に沿って延びる板状の部材であって、リンク部44により、トロリ架線34に対して接近離間が可能に支持されている。
さらに、集電子43におけるトロリ架線34と対向する部分には、導電性を有するとともに、通電部36と電気的に接続可能とされ、かつ、リード線45と電気的に接続された導体部46が設けられている。
ここで、リード線45は、導体部46および電力供給部14を電気的に接続するものである。
リンク部44は、集電子43をトロリ架線34に対して接近離間可能に支持するものである。
リンク部44には、棚本体41に取り付けられる固定部47Dと、集電子43に取り付けられる支持部47Uと、固定部47Dおよび支持部47Uの間に配置された一対のアーム部48と、集電子43および固定部47Dの間に配置されたバネ49と、が設けられている。
固定部47Dは、棚本体41の上面からトロリ架線34に向かって延びる柱状の部材であって、リンク部44の全体を支持するものである。
支持部47Uは、集電子43から下方に向かって延びる柱状の部材であって、支持部47Uおよび集電子43との接続部を中心に、集電子43を回動可能(図7の紙面内で回動可能)に支持するものである。
アーム部48は、固定部47Dと支持部47Uとの間を接続する部材であって、固定部47Dに対して、支持部47Uをトロリ架線34に対して接近離間可能(図7の上下方向に移動可能)に支持するものである。
具体的には、一対のアーム部48が平行に配置されるとともに、一対のアーム部48における固定部47D側の端部は、固定部47Dに対して回動可能に接続され、かつ、支持部47U側の端部は、支持部47Uに対して回動可能に接続されている。
バネ49は、集電子43をトロリ架線34に接近する方向(図7の上方向)に付勢するものである。
具体的には、バネ49の一方の端部は固定部47Dに取り付けられ、他方の端部は集電子43に取り付けられている。さらに、バネ49は、固定部47Dと集電子43との間隔を狭くする方向に集電子43を付勢するものである。このように、集電子43が、固定部47Dと集電子43との間隔を狭くする方向に付勢されると、一対のアーム部48が、固定部47Dとの取り付け部を中心に回動し、集電子43が上方に向かって移動する。
乗入部5は、機械式駐車場1に電気自動車や従来車両に入庫する際や、機械式駐車場1から電気自動車や従来車両が出庫する際に用いられるものである。乗入部5は、図1に示すように、建築物2の下端の略中央、言い換えると、リフト6の下端に配置されている。
乗入部5には、旋回部51と、電気接点52と、位置検出部53と、が設けられている。
旋回部51は、EV用パレット3Eや従来用パレット3Cの向きを変えることにより、その上に載せられた電気自動車や従来車両の向きを変えるものである。このようにすることで、電気自動車や従来車両は、前進のみで機械式駐車場1に入庫したり、出庫したりできる。
電気接点52は、乗入部5に配置されたEV用パレット3Eのトロリ架線34と電気的に接続されるものであって、上述の集電アーム42であってもよいし、他の形式のものであってもよく、特に限定するものではない。
本実施形態の場合には、旋回部51の上面であって、EV用パレット3Eのトロリ架線34と対向する位置に電気接点52が配置されている例に適用して説明する。
なお、乗入部5に旋回部51が設けられていない場合などには、乗入部5の床面に電気接点52が設けられていてもよく、特に限定するものではない。
さらに、電気接点52として集電アーム42を用いる場合には、リフト6の搬器上に集電アーム42を配置し、EV用パレット3Eがリフト6の搬器にスライド移動して取り込まれた際に、電気的に接続されるようにしてもよく、特に限定するものではない。
位置検出部53は、EV用パレット3Eに載せられた電気自動車の停止位置が変化したことを検知するセンサである。
位置検出部53は、乗入部5に配置されたEV用パレット3Eと、乗入部5の入口ドアとの間に配置された遮光式光電センサであって、光電センサの光軸が、電気自動車の進行方向と交差する方向に延びるように配置されたものである。
位置検出部53は、制御部10に検出信号が入力されるように接続されている。
なお、制御部10または位置検出部53は、電気自動車などの車両の移動のみを検出するために、車両が光電センサの光軸を所定の期間以上、連続して遮った場合、つまり、遮光された場合に車両の停止位置が変化したと判断する。
そのため、運転者が光電センサの光軸を横切っても、光電センサの光軸を遮る期間は、上述の所定の期間未満となるため、制御部10または位置検出部53は、車両の停止位置が変化したと判断することはない。
リフト6は、EV用パレット3Eや従来用パレット3Cを、所定のEV用駐車棚4Eや従来用駐車棚4Cと、乗入部5との間で上下方向に移動させるものである。このとき、EV用パレット3Eや従来用パレット3Cに電気自動車や従来車両が載せられていてもよいし、載せられていなくてもよい。
制御部10は、図1に示すように、EV用駐車棚4Eや従来用駐車棚4CへのEV用パレット3Eや従来用パレット3Cの格納や、取り出しを制御するものである。
さらに、制御部10は、電力供給部14を制御することにより、電気自動車に対する充電を制御するとともに、音声案内部15Vや、警報ブザー部15Bや、表示ランプ部15Lなどを制御することにより、充電作業に関連する不具合の発生を防止するものでもある。
制御部による、制御の詳細は後述する。
接続検出部11は、図1に示すように、乗入部5における電気自動車と供給ケーブル33との接続を確認するものである。
接続検出部11は、旋回部51に配置された集電アーム42と電気的に接続されているとともに、制御部10と信号が伝達可能に接続されている。
タイマー部12は、電気自動車を載せたEV用パレット3Eが乗入部5に到着し、入口ドアが開いてからの経過時間を測定するものである。
タイマー部12には、制御部10から乗入部5の入口ドアが開かれたことを知らせる信号が入力されるとともに、タイマー部12から制御部10には、入口ドアが開かれてから所定期間が経過したことを知らせる信号が出力される。
電力供給部14は、図1に示すように、EV用駐車棚4Eへの電力を供給するものであって、電力の供給、および、その停止を制御するものである。
電力供給部14には電源13から電力が供給され、かつ、電力供給部14からEV用駐車棚4Eの集電アーム42に電力が供給されている。
電源13は、電気自動車を充電するための電力、および、リフト6や旋回部51などを駆動する電力を供給するものである。
音声案内部15V、警報ブザー部15Bおよび表示ランプ部15Lは、機械式駐車場1の管理人や、電気自動車の運転者等に警告を発するものである。
つまり、乗入部5からEV用駐車棚4Eへ電気自動車およびEV用パレット3Eの格納が開始された際に、電気自動車に供給ケーブル33が接続されていない場合や、乗入部5において、電気自動車がEV用パレット3Eから降りようとした場合に、警告を発するものである。
つまり、音声案内部15Vは、上述の場合に音声により警告を発するものであり、警報ブザー部15Bは、上述の場合にブザーにより警告を発するものであり、表示ランプ部15Lは、上述の場合に、ランプを点灯することにより警告を発するものである。
次に、上記の構成からなる機械式駐車場1における、従来車両の駐車、および、電気自動車の駐車および充電ついて説明する。
図8から図10は、図1の制御部における制御を説明するフローチャートである。
機械式駐車場1に従来車両または電気自動車を入庫する場合には、まず、図1および図8に示すように、制御部10に入庫しようとする従来車両または電気自動車に割り当てられている暗証番号などの識別情報が入力される(ステップS1)。
本実施形態では、マンションに併設された駐車場のように、長期にわたって駐車場を利用する場合であって、各車両を識別する暗証番号が、それぞれの車両に割り当てられている場合に適用して説明する。
なお、各車両を識別する手段としては、上述のように各車両に割り当てられた暗証番号を制御部10に入力する方法であってもよいし、機械式駐車場1を利用する際にリモートコントローラやICカードを用いる場合には、当該リモートコントローラやICカードを識別することにより、各車両を識別してもよく、特に限定するものではない。
制御部10は、入力された暗証番号に基づいて、これから入庫しようとする車両が、従来車両であるか、電気自動車であるかを判別する、言い換えると、充電が必要な車両かを判別する(ステップS2)。
つまり、上述のように、各車両に暗証番号が割り当てられている場合には、制御部10は、入力された暗証番号対応する車両の属性を呼び出し、当該属性に充電属性が付与されているか否かに基づいて、当該暗証番号が割り当てられた車両が、従来車両か、電気自動車であるかを判別する。ここで、呼び出される車両の属性は、予め制御部10に記憶されている。
なお、機械式駐車場1が、不特定の車両が時間単位で駐車するものであって、各車両に暗所番号が割り当てられてなく、かつ、制御部10に予め車両の属性が記憶されてもいない場合には、例えば、当該駐車場の管理人が、入庫しようとする車両が従来車両であるか電気自動車であるか判別し、その判別結果を制御部10に入力してもよく、特に限定するものではない。
制御部10は、入庫しようとする車両が電気自動車であると判別すると、EV用パレット3Eであって、電気自動車や従来車両が載せられていないものを選択する(ステップS3−1)。
そして、選択されたEV用パレット3Eは、それまで格納されていたEV用駐車棚4Eまたは従来用駐車棚4Cから取り出される(ステップS4−1)。
具体的には、まず、制御部10によりリフト6が、選択されたEV用パレット3Eが格納されたEV用駐車棚4Eまたは従来用駐車棚4Cに隣接した位置まで上昇される。選択されたEV用パレット3Eが、リフト6の上にスライド移動され、リフト6にEV用パレット3Eが載せられる。
リフト6は、選択されたEV用パレット3Eを載せた状態で、乗入部5まで下降し、EV用パレット3Eが乗入部5に到着する。その後、乗入部5の入口ドアが開かれる(ステップS5−1)。
機械式駐車場を利用する利用者は、入庫させる電気自動車を運転して、前進しながら乗入部5に進入してEV用パレット3Eの上に載り込ませる。利用者は、電気自動車をEV用パレット3Eにおける停車位置まで移動させると、電気自動車をEV用パレット3Eの上で駐車させ、電気自動車から降車する(ステップS6−1)。
電気自動車から降車した利用者は、図9に示すように、EV用パレット3Eの供給ケーブル33を電気自動車に接続する(ステップS7−1)。
その後、利用者は、乗入部5から外に出て、乗入部5の入口ドアを閉じる「扉閉」ボタンを押して、制御部10に対して、入口ドアを閉じるとともに格納作業を開始する指示を入力する(ステップS8−1)。
本実施形態では、入口ドアを閉じて、乗入部5の電気自動車をEV用駐車棚4Eに格納する作業を開始する指示を、「扉閉」ボタンを押すことにより、制御部10に入力する例に適用して説明しているが、その他の方法により指示を入力してもよく、特に限定するものではない。
例えば、車両の入庫を開始する「入庫開始」ボタンや、「開始」ボタンや、「起動」ボタンを押すことにより、上述の指示を制御部10に入力してもよい。
制御部10は、「扉閉」ボタンが押されると、乗入部5の入口ドアを閉じて、電気自動車の格納に関連する一連の作業を開始する(ステップS9−1)。
まず、制御部10は、接続検出部11を介して、電気自動車に供給ケーブル33が接続されているか否かを確認する。
つまり、供給ケーブル33と電気的に接続されたEV用パレット3Eのトロリ架線34は、EV用パレット3Eが乗入部5に配置された際に、乗入部5の電気接点52と電気的に接続されている。そして、電気接点52は、接続検出部11と電気的に接続されていることから、電気自動車が供給ケーブル33に接続されると、電気自動車と接続検出部11とは、電気的に接続されることになる。
接続検出部11は、電気自動車の充電器等との間で制御信号などの通信が可能な場合には、当該制御信号などの通信に係る回線が電気自動車と電気的に接続されたか否かに基づいて、電気自動車と供給ケーブル33とが電気的に接続された否かを判断することができる。あるいは、接続検出部11は、電気自動車との間の通信が可能か否かに基づいて、電気自動車と供給ケーブル33とが電気的に接続された否かを判断することもできる。
その一方で、電気自動車の充電器等との間で制御信号などの通信が可能か否かに関わらず、電気自動車の充電器またはバッテリから電圧を検出できる場合には、電気自動車への電力供給に係る回線から当該電圧を検出できるか否かに基づいて、電気自動車と供給ケーブル33とが電気的に接続された否かを判断してもよい。
接続検出部11は、電気自動車に供給ケーブル33が接続されたと判断すると、制御部10に対して接続確認信号を出力する。制御部10は、接続確認信号が入力されると、電気自動車を載せたEV用パレット3Eを、EV用駐車棚4Eに格納する作業を開始する。
その一方で、接続検出部11が、電気自動車に供給ケーブル33が接続されていないと判断すると、制御部10に対して接続確認信号を出力しない。この場合、制御部10は、音声案内部15V、警報ブザー部15Bおよび表示ランプ部15Lの少なくとも一つから、電気自動車に供給ケーブル33が接続されていない旨の警告を発する制御信号を出力する。
例えば、音声案内部15Vから警告を発する場合には、音声案内部15Vから「充電ケーブルが接続されていません。」との警告メッセージが流される。
警報ブザー部15Bから警告を発する場合には、警報ブザー部15Bからブザー音が流される。この際、充電ケーブルが接続されていない等の警告内容を、機械式駐車場1の操作盤の表示部等にメッセージとして表示してもよい。
表示ランプ部15Lから警告を発する場合には、表示ランプ部15Lにおける警告ランプを点灯させるとともに、「充電ケーブル注意」などの警告内容が、機械式駐車場1の操作盤の表示部等にメッセージとして表示される。
その後、接続検出部11が、電気自動車に供給ケーブル33が接続されたと判断し、接続検出部11から制御部10に接続確認信号が入力されると、制御部10は、電気自動車を載せたEV用パレット3Eを、EV用駐車棚4Eに格納する作業を開始する。
なお、本実施形態では、入口ドアを閉じる作業を先に行い、その次に、上述の警告を発する場合に適用して説明しているが、これに限定されるものではなく、先に上述の警告を発した後に、入口ドアを閉じる作業を行ってもよく、特に限定するものではない。
制御部10は、まず、空のEV用駐車棚4Eの中から、電気自動車を載せたEV用パレット3Eを格納するEV用駐車棚4Eの選定を行う。次に、制御部10は、リフト6を上昇させ、選定されたEV用駐車棚4Eに隣接する位置に、電気自動車を載せたEV用パレット3Eを移動させる。
そして、制御部10は、電気自動車を載せたEV用パレット3Eをスライド移動させ、選定されたEV用駐車棚4Eに電気自動車を載せたEV用パレット3Eを格納する。
これにより、EV用駐車棚4EへのEV用パレット3Eの格納が完了する(ステップS10−1)。
このとき、EV用パレット3Eのトロリ架線34と、EV用駐車棚4Eの集電アーム42と、が電気的に接続される。
つまり、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに向かってスライド移動すると、図2に示すように、EV用パレット3Eのトロリ架線34が集電アーム42に接近し、図3に示すように、トロリ架線34の下方に集電アーム42が配置される。
具体的には、トロリ架線34が集電アーム42に接近すると、トロリ架線34のガイド部35と、集電アーム42の集電子43とが接触する。このとき、上方に向かって付勢された板状の集電子43が、ガイド部35のガイド溝37の内部に侵入し、通電部36の導電溝38に導かれる。
導電溝38まで導かれた集電子43は、集電アーム42のバネ49により上方、つまり、導電溝38の底面に向かって付勢されているため、トロリ架線34と集電アーム42とは電気的に接続される。
その後、制御部10は、EV用駐車棚4Eへの格納が完了した電気自動車への充電を開始する(ステップS11−1)。
具体的には、制御部10は、電気自動車が格納されたEV用駐車棚4Eに電力を供給するように、電力供給部14に対して制御信号を出力する。
電力供給部14は、入力された制御信号に基づいて、電気自動車が格納されたEV用駐車棚4Eの集電アーム42に対して電力の供給を開始する。供給された電力は、集電アーム42、トロリ架線34、および、供給ケーブル33を介して格納された電気自動車に供給される。供給された電力は、電気自動車の充電器を介してバッテリに充電される。
例えば、電気自動車の充電器が、バッテリが満充電か否かを検出し、満充電の場合には、その旨の信号を出力するものであるときには、制御部10に満充電の信号が入力される。制御部10は、満充電の信号が入力されると、電力供給部14に対して、電力の供給を停止する制御信号を出力する。電力供給部14は、入力された制御信号に基づいて、電力の供給を停止する。
その後、利用者から当該電気自動車を出庫させる指示が制御部10に入力されると、制御部10は、当該電気自動車を出庫させる作業を開始する。
まず、制御部10は、出庫させる電気自動車が格納されたEV用駐車棚4Eに隣接する位置まで、リフト6を上昇または下降させる。
そして、制御部10は、電気自動車が載せられたEV用パレット3Eを、EV用駐車棚4Eからリフト6の搬器に向けてスライド移動させ、電気自動車およびEV用パレット3Eが載せられたリフト6を乗入部5まで下降させる。
電気自動車が載せられたEV用パレット3Eが乗入部5に到着すると、旋回部51により、電気自動車およびEV用パレット3Eが約180°回転され、電気自動車の前部が入口ドア側に向けられる。
その後、制御部10は、乗入部5の入口ドアを開くとともに、タイマー部12に入口ドアが開かれたことを知らせる信号を出力する。タイマー部12は、入力された信号に基づいて、入口ドアが開いてから経過した時間の計測を開始する。
利用者は、開いた入口ドアから乗入部5に入り、電気自動車から供給ケーブル33を取り外し、電気自動車に乗り込む。
接続検出部11は、電気自動車から供給ケーブル33が取り外されたことを検知し、制御部10への接続確認信号の出力を停止する。制御部10は、接続確認信号の入力が停止されたことに基づいて、供給ケーブル33が電気自動車から取り外されたと判断する。
その後、制御部10は、タイマー部12から所定の期間が経過したことを知らせる信号が入力されても、警告を発する制御を行うことがない。あるいは、供給ケーブル33が電気自動車から取り外されたと判断した時点で、タイマー部12に対して、入口ドアが開いてから経過した時間の計測を停止する制御信号を出力する。
そして、利用者が電気自動車に乗り込み、出庫させるために電気自動車を前進させると、電気自動車が位置検出部53における光電センサの光軸を横切り、位置検出部53により電気自動車の移動が検出される。位置検出部53から出力された検出信号は、制御部10に入力される。
この場合、制御部10では、既に、供給ケーブル33が電気自動車から取り外されたと判断している。そのため、制御部10は、位置検出部53から入力された検出信号に基づいて、警告を発する制御を行うことがない。
その一方で、電気自動車に供給ケーブル33が接続されたまま、利用者が電気自動車を、出庫させるために前進させると、位置検出部53により電気自動車が移動したことを知らせる検出信号が制御部10に入力される。
この場合、制御部10には、接続検出部11から電気自動車から供給ケーブル33が接続されていることを知らせる接続確認信号が継続して入力されている。そのため、制御部10は、供給ケーブル33が接続された状態で、電気自動車が移動したと判断し、供給ケーブル33が取り外されていない旨の警告を発する制御信号を出力する。
さらに、電気自動車に供給ケーブル33が接続され、かつ、電気自動車が停止した状態が所定の時間が経過すると、タイマー部12から所定の時間が経過したことを知らせる信号が制御部10に入力される。この場合にも、制御部10は、供給ケーブル33が取り外されていない旨の警告を発する制御信号を出力する。
例えば、音声案内部15Vから「確実に取り外してください。」等、供給ケーブル33を取り外すことを促す警告メッセージが流される。それにも関わらす、電気自動車から供給ケーブル33が取り外されていない場合には、「取り外されていることを確認してください。」等、供給ケーブル33の取り外し確認を指示する内容の警告メッセージが流される。
警報ブザー部15Bから警告を発する場合には、警報ブザー部15Bからブザー音が流される。この際、供給ケーブルを取り外すことを促す等の警告内容を、機械式駐車場1の操作盤の表示部等にメッセージとして表示してもよい。
表示ランプ部15Lから警告を発する場合には、表示ランプ部15Lにおける警告ランプを点灯させるとともに、「充電ケーブル注意」などの警告内容が、機械式駐車場1の操作盤の表示部等にメッセージとして表示される。
利用者は、これらの警告を受けることにより、電気自動車に供給ケーブル33が接続されたままであることに気がつき、供給ケーブル33の取り外しを行うことができる。
また、制御部10は、識別情報である暗証番号ごとに、電気自動車に充電を行った回数、および、時間の少なくとも一方を管理している。
このようにすることで、充電した回数や、充電した時間に基づいて課金を行うことができ、充電された電力を計測する測定装置を設ける必要がなくなる。
その一方で、図8に示すように、制御部10は、入力された暗証番号に基づいて、これから入庫しようとする車両が、従来車両であると判別すると、従来用パレット3Cであって、電気自動車や従来車両が載せられていないものを選択する(ステップS3−2)。
そして、選択された従来用パレット3Cは、それまで格納されていたEV用駐車棚4Eまたは従来用駐車棚4Cから取り出される(ステップS4−2)。
リフト6は、選択された従来用パレット3Cを載せた状態で、乗入部5まで下降し、従来用パレット3Cが乗入部5に到着する。その後、乗入部5の入口ドアが開かれる(ステップS5−2)。
機械式駐車場を利用する利用者は、入庫させる従来車両を運転して、前進しながら乗入部5に進入して従来用パレット3Cの上に載り込ませる。利用者は、従来車両を従来用パレット3Cにおける停車位置まで移動させると、従来車両を従来用パレット3Cの上で駐車させ、従来車両から降車する(ステップS6−2)。
その後、利用者は、図10に示すように、乗入部5から外に出て、乗入部5の入口ドアを閉じる「扉閉」ボタンを押して、制御部10に対して、入口ドアを閉じるとともに格納作業を開始する指示を入力する(ステップS8−2)。
制御部10は、「扉閉」ボタンが押されると、乗入部5の入口ドアを閉じて、従来車両の格納に関連する一連の作業を開始する(ステップS9−2)。
制御部10は、まず、空の従来用駐車棚4Cの中から、従来車両を載せた従来用パレット3Cを格納する従来用駐車棚4Cの選定を行う。次に、制御部10は、リフト6を上昇させ、選定された従来用駐車棚4Cに隣接する位置に、従来車両を載せた従来用パレット3Cを移動させる。
そして、制御部10は、従来車両を載せた従来用パレット3Cをスライド移動させ、選定された従来用駐車棚4Cに従来車両を載せた従来用パレット3Cを格納する。
これにより、従来用駐車棚4Cへの従来用パレット3Cの格納が完了する(ステップS10−2)。
次に、機械式駐車場1の保守作業における電力の供給方法について説明する。
機械式駐車場1の保守作業を行う場合、図1に示すように、作業員は、制御部10による制御のモードを、電気自動車や従来車両の入庫や出庫を行う営業モードから保守作業モードに切り替える。
そして、作業員は、保守作業を行うEV用パレット3Eが格納されたEV用駐車棚4E、または、保守作業を行う場所に近いEV用パレット3Eが格納されたEV用駐車棚4Eを選択し、選択されたEV用駐車棚4Eを制御部10に入力する。すると、制御部10は、選択されたEV用駐車棚4Eに電気自動車や従来車両が格納されているか否かに関わらず、電力供給部14に対して、選択されたEV用駐車棚4Eに電力を供給する。
作業者は、選択されたEV用駐車棚4Eに格納されたEV用パレット3Eの供給ケーブル33から電力を得て、機械式駐車場1の保守作業を行うことができる。
上記の構成によれば、電気自動車を載せたEV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納され、トロリ架線34と集電アーム42とが電気的に接触した後に、電力供給部14から当該電気自動車に電力の供給が開始される。そのため、トロリ架線34と集電アーム42とが電気的に接触する際に、火花が発生することを防止することができ、火花による接続端の劣化を防止することができる。
さらに、トロリ架線34と集電アーム42とが電気的に接続した後に、電力を供給するため、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納される前の外部に露出した集電アーム42に対して、電力を供給することがない。そのため、集電アーム42における短絡や感電を防止することができる。
EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納されると、集電アーム42の集電子43は、リンク部44により通電部36に押し付けられるため、トロリ架線34および集電アーム42の間で通電が可能となる。その一方で、EV用パレット3EをEV用駐車棚4Eから取り出すことにより、トロリ架線34と、集電アーム42とを離間させることができる。
電気自動車の重量により、EV用パレット3Eのパレット本体31が下方に変形するたわみが発生しても、リンク部44により当該たわみが吸収され、通電部36と集電子43との接触を容易に保つことができる。そのため、トロリ架線34および集電アーム42の間の通電を容易に確保することができる。
通電部36はEV用パレット3Eの移動方向に延びているため、EV用駐車棚4Eに格納されたEV用パレット3Eの格納位置が所定の範囲内で移動しても、通電部36と集電子43との接触を容易に保つことができることから、トロリ架線34および集電アーム42の間の通電を容易に確保することができる。
言い換えると、トロリ架線34および集電アーム42の間の通電を確保するために、EV用駐車棚4Eに対するEV用パレット3Eの格納位置を正確に固定する必要がない。
EV用パレット3Eに電気自動車が載せられ、EV用駐車棚4Eに格納する入庫処理を開始する際に、供給ケーブル33が電気自動車に電気的に接続されていない場合には、制御部10から、供給ケーブル33が接続されていない旨の警報が発せられる。そのため、電気自動車に供給ケーブル33が電気的に接続されていない状態のまま、電気自動車およびEV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納されることがなく、電気自動車をEV用駐車棚4Eに格納した際に、確実に当該電気自動車に対して充電を行うことができる。
さらに、入庫時に供給ケーブル33が電気自動車に接続されていなかったために、電気自動車を出庫させる際に、充電が不十分で電気自動車を利用できないという状況の発生を防止できる。
さらに、入庫処理を開始する際に、言い換えると、電気自動車が乗入部5からEV用駐車棚4Eに格納される前に、制御部10が、供給ケーブル33が電気自動車に接続されていない旨を知らせる警報を発するため、容易に、供給ケーブル33を電気自動車に接続することができる。
例えば、電気自動車およびEV用パレット3EをEV用駐車棚4Eに格納した後に、上述の警報を発する方法では、機械式駐車場1の管理者や、利用者である電気自動車の運転者等は、容易に、EV用駐車棚4Eに格納された電気自動車に接近することができず、供給ケーブル33と電気自動車との接続の有無を目視で確認することができない。さらに、供給ケーブル33を電気自動車に接続させることができない。
また、電気自動車をEV用駐車棚4Eに格納した後では、電気自動車の運転者等は、既に機械式駐車場1から立ち去っていることが多い。すると、当該電気自動車を乗入部5等に戻しても、電気自動車の運転者等が供給ケーブル33を車両に接続する必要があり、供給ケーブル33の接続ができない場合がある。
さらに、当該車両が乗入部5にあるために、他の利用者が電気自動車や従来車両を機械式駐車場1に駐車できなくなる。
EV用パレット3Eに載せられた電気自動車の停止位置が移動した場合であって、供給ケーブル33が電気自動車に接続されているときには、制御部10は供給ケーブル33が電気自動車に接続されたままでである旨の警報を発する。あるいは、EV用パレット3Eから電気自動車が下りることが可能な状態になってから所定の時間が経過した場合であって、供給ケーブル33が電気自動車に接続されているときには、制御部10は供給ケーブル33が電気自動車に接続されたままである旨の警報を発する。
このようにすることで、供給ケーブル33が接続されること、電気自動車や機械式駐車場1の充電設備等が損傷すること、供給ケーブル33に引っ張られて電気自動車の運転が阻害されることにより、電気自動車が機械式駐車場1の設備等と接触すること等、を防止することができる。
制御部10による制御のモードを保守作業モードに切り替えることにより、電気自動車や従来車両の有無に関わらず、選択されたEV用駐車棚4Eに格納されたEV用パレット3Eの供給ケーブル33から電力を得ることができるため、機械式駐車場1における保守作業を行う際に、電動工具の使用が容易となり、保守作業を容易に行うことができる。
例えば、供給ケーブル33から電力を得られない場合に、電動工具を使用する保守作業を行うときには、離れた位置にある電源コンセントから延長コードを介して電力を得る必要があり、保守作業を容易に行うことができなかった。特に、駐車棚が上下方向に並ぶエレベータ方式等の機械式駐車場では、延長コードを上下方向に延ばす必要があり、作業を容易に行うことできなかった。
それに対して、保守作業を行う場所に最も近いEV用パレット3Eの供給ケーブル33から電力を供給することにより、長い距離にわたって延長コードを延ばす必要がなくなり、保守作業を容易に行うことができる。
なお、EV用駐車棚4Eの数と比較して、EV用パレット3Eの数を多くして、かつ、常にEV用パレット3Eや従来用パレット3Cが格納されない空の駐車棚を少なくとも1つ設けてもよい。
このようにすることで、EV用パレット3Eに載せられEV用駐車棚4Eに格納され、充電が終了した電気自動車を、EV用パレット3EとともにEV用駐車棚4Eから空の駐車棚に移動させるとともに、充電が必要な他の電気自動車が乗せられたEV用パレット3Eを、空いたEV用駐車棚4Eに格納することができる。言い換えると、充電を待つ電気自動車が載ったEV用パレット3Eを、充電を行うことができるEV用駐車棚4Eに順次搬送することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図11を参照して説明する。
本実施形態の機械式駐車場の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、EV用パレットおよびEV用駐車棚の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図11を用いてEV用パレットおよびEV用駐車棚の構成のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図11は、本実施形態の機械式駐車場におけるEV用パレットおよびEV用駐車棚の構成を説明する要部拡大図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
EV用パレット3Eには、図11に示すように、パレット本体31と、供給ケーブル33と、パレット側接続部134と、が設けられている。
パレット側接続部134は、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納された際に、後述する駐車棚側接続部142と電気的に接触されるものである。パレット側接続部134は、EV用パレット3Eにおける側面であって、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納される際のEV用パレット3Eの進行方向側(図11の下側)の側面に配置されている。
パレット側接続部134には、パレット側導体部135と、パレット側支持部136と、パレット側吸引部137と、が設けられている。
パレット側導体部135は、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納された際に、駐車棚側導体部143と電気的に接続される柱状に形成された電極であって、供給ケーブル33と電気的に接続されたものである。さらに、パレット側導体部135は、絶縁性を有するパレット側支持部136により周囲を覆われ、パレット側支持部136により支持されている。
パレット側導体部135における先端部は、EV用パレット3Eの側面から突出しないように配置されている。言い換えると、EV用パレット3Eの側面と同一平面を形成するように、あるいは、当該側面から凹むように配置されている。
なお、本実施形態では、3つのパレット側導体部135が並んで配置されている例に適用して説明するが、3つよりも多くのパレット側導体部135が並んで配置されていてもよく、特に限定するものではない。
パレット側支持部136は、パレット側導体部135を支持するとともに、パレット本体31と、パレット側導体部135との間の絶縁を確保するものである。パレット側支持部136を構成する材料としては、樹脂などを例示することができる。
パレット側吸引部137は、駐車棚側吸引部146とともにパレット側導体部135と駐車棚側導体部143とを互いに引き寄せる方向に働く力を発生させるものである。パレット側吸引部137は、EV用パレット3Eの側面であって、パレット側導体部135およびパレット側支持部136と隣接する位置に配置されている。
本実施形態では、パレット側吸引部137に鉄などの磁性材料から形成された例に適用して説明する。
EV用駐車棚4Eには、図11に示すように、棚本体41と、駐車棚側接続部142と、が設けられている。
駐車棚側接続部142は、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納された際に、パレット側接続部134と電気的に接触されるものである。駐車棚側接続部142は、EV用駐車棚4Eにおける側面であって、EV用パレット3Eのパレット側接続部134が配置された側面と対向する側面に配置されている。
駐車棚側接続部142には、駐車棚側導体部143と、駐車棚側支持部(支持部)144と、バネ部(付勢部)145と、駐車棚側吸引部(吸引部)146と、が設けられている。
駐車棚側導体部143は、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納された際に、パレット側導体部135と電気的に接続される柱状に形成された電極であって、電力供給部14と電気的に接続されたものである。さらに、駐車棚側導体部143は、絶縁性を有する駐車棚側支持部144により周囲を覆われ、駐車棚側支持部144により長手方向(図11の上下方向)にスライド移動可能に支持されている。
なお、本実施形態では、3つの駐車棚側導体部143が並んで配置されている例に適用して説明するが、3つよりも多くの駐車棚側導体部143が並んで配置されていてもよく、特に限定するものではない。
駐車棚側支持部144は、駐車棚側導体部143を支持するとともに、EV用駐車棚4Eと、駐車棚側導体部143との間の絶縁を確保するものである。駐車棚側支持部144を構成する材料としては、樹脂などを例示することができる。
バネ部145は、駐車棚側導体部143のそれぞれを、長手方向外側(図11の上方向)に向かって、言い換えると、パレット側導体部135に向かって付勢するものである。
バネ部145は、駐車棚側導体部143と、駐車棚側支持部144との間に配置されている。
なお、上述のように、バネ部145は、駐車棚側導体部143のみをパレット側導体部135に向かって付勢してもよいし、駐車棚側導体部143および駐車棚側支持部144をパレット側導体部135に向かって付勢してもよく、特に限定するものではない。
駐車棚側吸引部146は、パレット側吸引部137とともにパレット側導体部135と駐車棚側導体部143とを互いに引き寄せる方向に働く力を発生させるものである。駐車棚側吸引部146は、EV用駐車棚4Eの側面であって、駐車棚側導体部143および駐車棚側支持部144と隣接する位置に配置されている。
本実施形態では、駐車棚側吸引部146に永久磁石や、電磁石などの磁性材料を引き寄せるものから構成された例に適用して説明する。
上記の構成によれば、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eに格納されると、駐車棚側吸引部146およびパレット側吸引部137により、パレット側接続部134および駐車棚側接続部142が接近する。そして、バネ部145により駐車棚側導体部143が、パレット側導体部135に押し付けられるため、パレット側接続部134および駐車棚側接続部142の間で通電が可能となる。
その一方で、駐車棚側導体部143が移動可能な距離を越えて、EV用パレット3EがEV用駐車棚4Eから取り出されると、パレット側接続部134と、駐車棚側接続部142は離間される。
さらに、EV用駐車棚4Eに格納されたEV用パレット3Eに外力が働き、パレット側接続部134および駐車棚側接続部142が離間する方向にパレットが移動しても、EV用パレット3Eは、駐車棚側吸引部146およびパレット側吸引部137によりパレット側接続部134および駐車棚側接続部142が接近する方向に引き寄せられるため、パレット側接続部134および駐車棚側接続部142の間の通電が確保される。
その一方で、EV用パレット3EをEV用駐車棚4Eから取り出す際には、駐車棚側吸引部146およびパレット側吸引部137により発生される力よりも大きな力で、EV用パレット3Eが取り出されるため、EV用パレット3Eの取り出しに影響を与えることはない。
駐車棚側接続部142にバネ部145を設けたことにより、パレット側接続部134がEV用パレット3Eから突出することがなくなる。そのため、EV用パレット3Eが乗入部5およびEV用駐車棚4Eや従来用駐車棚4Cの間を移動する際に、パレット側接続部134が他のパレットや駐車棚などを構成する構造部材などと接触することが防止される。
1 機械式駐車場
3C 従来用パレット(パレット,第2パレット)
3E EV用パレット(パレット,第1パレット)
4C 従来用駐車棚(駐車棚,第2駐車棚)
4E EV用駐車棚(駐車棚,第1駐車棚)
5 乗入部(入庫部)
10 制御部
12 タイマー部
14 電力供給部
33 供給ケーブル(供給端)
34 トロリ架線(パレット側接続部)
36 通電部
42 集電アーム(駐車棚側接続部)
43 集電子
44 リンク部
53 位置検出部
134 パレット側接続部
142 駐車棚側接続部
143 駐車棚側導体部
144 駐車棚側支持部(支持部)
145 バネ部(付勢部)
146 駐車棚側吸引部(吸引部)

Claims (10)

  1. 少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行するとともに前記充電池に充電を行う充電器が設けられた車両の駐車に用いられ、該車両に電力を充電する充電器が設けられていない機械式駐車装置であって、
    前記車両を格納する複数の駐車棚と、
    少なくとも前記車両の入庫が行われる入庫部、および、前記複数の駐車棚の間で移動可能とされるとともに、上面に載せられた前記車両と電気的に接続される供給端を有するパレットと、
    前記パレットに配置されるとともに、前記供給端と導通されるパレット側接続部と、
    前記駐車棚に配置され、前記パレットが前記駐車棚に格納された際に、前記パレット側接続部と電気的に接続される駐車棚側接続部と、
    複数の前記駐車棚側接続部とそれぞれ導線で個別に接続されて導通されるとともに、前記車両へ電力を供給する電力供給部と、
    前記車両を載せた前記パレットが前記駐車棚に格納された後に、格納された前記車両に対して、前記電力供給部からの電力の供給を開始させる制御部と、
    が設けられていること特徴とする機械式駐車場。
  2. 前記パレット側接続部は、前記パレットの下面に設けられ、
    前記駐車棚側接続部は、前記駐車棚における前記パレットが格納された際に前記パレット側接続部と対向する位置に設けられ、
    前記パレット側接続部および前記駐車棚側接続部の一方には、前記駐車棚に格納される際における前記パレットの移動方向に沿って延び、かつ、導電性を有する通電部が設けられ、
    他方には、導電性を有する集電子と、該集電子を前記通電部に対して接近離間させる方向に移動可能に支持するとともに、前記集電子を前記通電部に向かって付勢するリンク部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の機械式駐車場。
  3. 少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行するとともに前記充電池に充電を行う充電器が設けられた車両の駐車に用いられる機械式駐車装置であって、
    前記車両を格納する複数の駐車棚と、
    少なくとも前記車両の入庫が行われる入庫部、および、前記複数の駐車棚の間で移動可能とされるとともに、上面に載せられた前記車両と電気的に接続される供給端を有するパレットと、
    前記パレットに配置されるとともに、前記供給端と導通されるパレット側接続部と、
    前記駐車棚に配置され、前記パレットが前記駐車棚に格納された際に、前記パレット側接続部と電気的に接続される駐車棚側接続部と、
    前記駐車棚側接続部と導通されるとともに、前記車両へ電力を供給する電力供給部と、
    前記車両を載せた前記パレットが前記駐車棚に格納された後に、格納された前記車両に対して、前記電力供給部からの電力の供給を開始させる制御部と、
    が設けられ、
    前記パレット側接続部には、前記供給端と導通されたパレット側導体部が設けられ、
    前記駐車棚側接続部には、
    前記電力供給部と導通された駐車棚側導体部と、
    少なくとも、前記駐車棚側導体部を前記パレット側導体部に向かって移動可能に支持する支持部と、
    前記駐車棚側導体部を前記パレット側導体部に向かって付勢する付勢部と、
    が設けられ、
    前記パレットが、前記駐車棚に格納された際に、前記パレット側接続部および前記駐車棚側接続部の間の距離を縮める力を発生する吸引部が、前記パレットおよび前記車両棚の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする機械式駐車場。
  4. 前記複数の駐車棚には、前記駐車棚側接続部が設けられた第1駐車棚、および、それ以外の第2駐車棚が設けられ、
    前記制御部は、前記充電池への充電を行う車両に対して充電属性を付与するとともに、前記充電属性が付与された車両の入庫呼び出しがあった場合には、前記第1駐車棚に前記充電属性が付与された車両を格納することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の機械式駐車場。
  5. 前記パレットには、前記パレット側接続部および前記供給端が設けられた第1パレット、および、それ以外の第2パレットが設けられ、
    前記複数の駐車棚のうち、少なくとも1つは前記パレットが格納されない空の駐車棚とされ、
    前記第1パレットと前記第2パレットと空の棚数の合計が、前記駐車棚の総数となる範囲において、前記第1駐車棚の数よりも前記第1パレットの数が多いことを特徴とする請求項4記載の機械式駐車場。
  6. 前記車両に対応する識別情報に基づいて、格納される前記車両を管理する請求項1から5のいずれかに記載の機械式駐車場であって、
    前記制御部は、前記識別情報ごとに充電した回数および時間の少なくとも一方を管理することを特徴とする機械式駐車場。
  7. 前記制御部は、保守作業モードに切替えられた場合であって、前記第1パレットが格納されている前記第1駐車棚が選択されたときには、
    該選択された第1駐車棚に格納された前記第1パレットの前記供給端に電力を供給することを特徴とする請求項5または6に記載の機械式駐車場。
  8. 前記供給端が前記車両と電気的に接続されているか否かを検出する接続検出部が設けられ、
    前記制御部は、
    前記パレット上に乗り入れた前記車両を前記パレットとともに前記駐車棚に格納する入庫処理を開始する際に、
    前記接続検出部から入力された接続信号に基づいて警報を発することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の機械式駐車場。
  9. 前記供給端が前記車両と電気的に接続されているか否かを検出する接続検出部と、
    前記パレット上に載せられた前記車両の停止位置の変化を検出する位置検出部、および、前記パレットから前記車両が降車する位置に前記車両を載せた前記パレットが到着し、前記車両が前記パレットから降車可能な状態になってからの時間を計測するタイマー部の少なくとも一方と、
    が設けられ、
    前記制御部は、
    前記パレットから前記車両が降車する際に、
    前記接続検出部から入力された接続信号と、
    前記位置検出部から入力された位置信号、および、前記タイマー部から入力された時間信号の少なくとも一方と、
    に基づいて警報を発することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の機械式駐車場。
  10. 少なくとも、充電池に蓄えられた電力を用いて走行する車両の駐車に用いられる機械式駐車装置であって、
    少なくとも前記車両の入庫が行われる入庫部、および、前記複数の駐車棚の間で移動可能とされるとともに、上面に載せられた前記車両と電気的に接続される供給端を有するパレットと、
    前記供給端が前記車両と電気的に接続されているか否かを検出する接続検出部と、
    前記パレット上に載せられた前記車両の停止位置の変化を検出する位置検出部、および、前記パレットから前記車両が降車する位置に前記車両を載せた前記パレットが到着し、前記車両が前記パレットから降車可能な状態になってからの時間を計測するタイマー部の少なくとも一方と、
    前記パレットから前記車両が降車する際に、前記接続検出部から入力された接続信号に基づくとともに、前記位置検出部から入力された位置信号、および、前記タイマー部から入力された時間信号の少なくとも一方に基づいて警報を発する制御部と、
    が設けられていることを特徴とする機械式駐車場。
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