JP5362225B2 - 運行記録機器及び運行状況記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、路側帯等の送信施設から交通情報等の提供を受けて、その交通情報を基に車両運行状態を記録したり危険をドライバに通知する運行記録機器及び運行状況記録方法に関する。
従来より、タクシーやバス、トラックなどの運送事業において、運転者に安全運転を促し事故を未然に防ぐため、ドライブレコーダと呼ばれる運行記録機器が事業者の車両に搭載されている。
この運行記録機器は、車両が所定の走行状態になったとき、例えば、所定の速度を超えたときや所定のエンジン回転速度を超えたときなどに、運転者に警報を通知するとともに記録媒体へ車両の状態や運転者の操作などを危険通知情報として記録する。また、車両に搭載されたカメラにより車両の前方等を撮影し、事故が発生したときには、車両に作用した衝撃を検知して衝撃直前からの映像を保存するようにしている。事業者は、その危険通知情報や映像を基に、運転者への安全運転の指導等や事故の解析を行うことで、事故防止に役立てたり事故原因の究明を行っている。
更に、事故が発生したときにあって、その事故原因をより的確に把握するために、例えば、衝突事故前後の映像を衝撃の大きさに応じて記録時間を変更する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術によって、無駄なく撮像情報を記録できるため、記録容量が不足してしまい肝心の部分が記録されないということを防止できる。
また、事故の未然防止のために、車両の進行状態を映像として取得して、車線内における自車両の横方向の位置を検出して、車線逸脱や蛇行運転を防止する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
また、自動車専用道路において、路側機から車線前方の道路状況、例えば見通しの悪い
カーブの前方の渋滞情報や事故多発地点情報を車両のVICS(登録商標;Vehicle Information and Communication System)装置(又はナビゲーション装置)に送信して、ドライバに注意を促す技術が実用化されている。
更に、走行中の車両を積極的に監視するために、路側機に接続された運行監視装置が自動車の走行状態を監視する技術がある(例えば、特許文献3参照)。この技術では、特殊運行情報と呼ばれる速度超過状態や居眠り運転の状態を車両側の所定の装置が検知してドライバに警告するとともに、運行監視装置に通知する。運行監視装置は、その特殊運行情報と位置情報等を関連づけて記録する。
特開2006−321424号公報 特開2000−276697号公報 特開2003−48447号公報
ところで、上述のような安全対策に対する要望は、依然として強いものがある。特に、運行事業者に対する要望は、非常に厳しく、安全運行に違反した場合の罰則も強化され、会社として、安全運行の管理を適切にすることが求められている。そこで、特許文献1に示したようなドライブレコーダの機能により、危険と想定される場所では、予め警告を発して、ドライバに注意を促したり、ドライバの操作等を記録しておき、後の安全指導に活用するなどして、事故防止に努めている。
上述のドライブレコーダは、予め設定された加速度や速度になったときに、所定の動作によってユーザに警告を発する機能を備えている。しかし、その動作のトリガとなる値、つまり閾値(基準値)は固定されている。また、特許文献3に開示の技術では、路側機(サーバ)と車両が双方向通信により交通情報及び運転情報を伝送し合い、閾値を変更している。そしてサーバに送信した交通情報と受信した運転情報とが記録される。
しかし、この技術では、路側機と車両側の機器とは双方向通信を行うため、この機能を搭載しようとすると、コストがかかり導入が難しいという課題があった。特に、トラック等の運行事業者にあっては、必ずしも十分な投資能力が無い場合もあり、せっかくの技術が利用されないという課題があった。また、運行業者は、安全指導のために運転情報と交通情報とをサーバ側から取得しなければならず、インターネット回線等で取得するには、システム管理者が必要であったりした。また、別途データを記録媒体で入手する形態では、適切なタイミングで安全運転指導が出来ないといった課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、車両の安全運行を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、運行記録機器に関する。この運行記録機器は、車両に搭載され、当該車両の運行状態を記録するとともに、前記車両が所定の状態になったときに危険が発生したと判断してドライバにその旨を通知する運行記録機器であって、車両に向けて送信される所定の情報を外部から取得する外部情報取得手段と、前記所定の情報を基に、危険が発生したと判断するための基準を変更する基準変更手段と、を備え、前記所定の情報は、どのような種類の情報であるかを示す第1のカテゴリの情報と、前記第1のカテゴリの情報に関係して前記ドライバがどのように注意すべき情報であるかを示す第2のカテゴリの情報とを含み、前記基準変更手段は、前記第1のカテゴリ及び前記第2のカテゴリをそれぞれグループ分けしてマトリックスに分類したうえで危険が発生したと判断するための基準が記載されたテーブルを有し、前記交通情報を取得した場合に、前記テーブルを参照して前記基準を変更するとともに、前記所定の情報をもとに前記ドライバに前記通知をする場合に、前記通知をすることが、前記マトリックスに分類されている前記危険が発生したと判断するための基準の情報と同一視できる情報が含まれていると判断すべき場合は、前記同一視できる情報を反映させて前記基準を変更する
また、前記所定の情報を基に変更する基準の初期値を変更する初期基準設定手段を備えてもよい。
また、前記基準変更手段は、前記基準の変更後所定時間が経過したときに、前記基準を変更前の基準に戻してもよい。
また、前記所定の情報は、DSRC(Dedicated Short Range Communication;狭域通信)により送信される交通情報であってもよい。
また、前記所定の情報は、DSRCにより送信される所定の施設内に関する情報であってもよい。
また、前記外部情報取得手段と、前記車両の運行状態を記録する記録手段とが、異なる装置に分かれて構成されてもよい。
本発明の別の態様は、運行状況記録方法に関する。この運行状況記録方法は、外部の所定の通信装置からDSRCを用いて交通情報を取得する情報取得工程と、前記取得した交通情報に応じて、危険が発生したことを判断する際の基準値を変更する基準変更工程と、車両の走行状態が前記基準値に対して所定の状態となったときに、前記車両の走行に危険が発生したと判断する危険検知工程と、危険が発生した旨をドライバに通知する危険通知工程と、前記車両の運行の状態と、前記危険の発生及び前記基準値とを関連づけて記録する運行記録工程とを備え、前記交通情報は、どのような種類の情報であるかを示す第1のカテゴリの情報と、前記第1のカテゴリの情報に関係して前記ドライバがどのように注意すべき情報であるかを示す第2のカテゴリの情報とを含み、前記基準変更工程は、前記交通情報を取得した場合に、前記第1のカテゴリ及び前記第2のカテゴリをそれぞれグループ分けしてマトリックスに分類したうえで危険が発生したと判断するための基準が記載されたテーブルを参照して前記基準を変更するとともに、前記所定の情報をもとに前記ドライバに前記通知をする場合に、前記通知をすることが、前記マトリックスに分類されている前記危険が発生したと判断するための基準の情報と同一視できる情報が含まれていると判断すべき場合は、前記同一視できる情報を反映させて前記基準を変更する
本発明によれば、車両の周囲環境等に応じて危険を判定する閾値を変更するため、車両の安全運行を向上させることが出来る。
発明を実施するための最良の形態(以下、単に「実施形態」)では、車両に搭載される運行記録機器(「ドライブレコーダ」ともいう)を用いて、安全運転に関する警告を行う。一般に、運行記録機器は、加速度センサ(「Gセンサ」ともいう)を搭載しており、車両に作用した衝撃や急激な速度変化を重力加速度(「G値」)として検知して、G値が所定値以上のときに事故の発生又は危険の発生と認識する。なお、1Gが地球の重力加速度(約9.8m/s)に相当する。そして、運行記録機器に備わるカメラが、危険認識した時点の所定時間前からの映像を保存する。更に、運行記録機器は、ドライバの操作や、上記G値を継続的に記録する。なお、本実施形態では、所定のG値が作用して危険と判断しカメラによる映像記録やドライバの操作、車両の速度等の状態を記録する動作を、まとめて「危険時動作」ともいう。また、本実施形態では、路側機から、交通情報を取得し、現在地周辺の危険情報(事故多発地帯情報やわき見運転の可能性の高い旨等)をドライバに対して警告する。更に、その警告をするか否かの判断となる各パラメータの閾値を運転状況に応じて変更する。以下、本実施形態では、代表的な形態として、主に前記のパラメータに運行記録機器が検知するG値を利用するケースについて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る運行支援システム10の概略構成を示す図である。また、図2は、運行支援システム10の機能ブロック図である。
図示のように、運行支援システム10は、車両90に搭載された運行記録機器50及びDSRC車載器30と、道路の路側に設置された公共DSRC路側機20と、公共DSRC路側機20にネットワーク13を介して接続されたITS(Intelligent
Transport Systems)サーバ12とから構成される。なお、ここではDSRC車載器30と運行記録機器50が別体でそれぞれ構成されているが、一体で構成されてもよく、ナビゲーションシステムなどの他の機器に全て又は一部の構成が組み込まれていてもよい。
ITSサーバ12は、いわゆる道路状況を管理する情報センターに設置されて、路側に設置された公共DSRC路側機20を用いてDSRCにより、車両のDSRC車載器30と通信する。この通信によって、ITSサーバ12は、車両90に対して渋滞情報や規制情報(速度規制や走行制限など)等の交通情報を提供したり、車両90に対して所定のサービスを提供したり、車両90から所定の情報や要求を取得する。ここで、交通情報とは、渋滞情報や規制情報など道路に関する情報のみでなく、気象情報などの車両を運行させるときに有用な情報を含む。
公共DSRC路側機20は、情報送信制御部22と、車両有無判断部23と、送信信号生成部24と、無線部25とを含んで構成されている。なお、この公共DSRC路側機20は、一般的なDSRC路側機の構成及び機能を有するものであり、ここでは簡単に説明する。また、後述する施設DSRC路側機70や事業所DSRC路側機80も同様の構成及び機能を有しており、それらの説明は省略する。
情報送信制御部22は、ITSサーバ12から車両90のDSRC車載器30に送信すべき交通情報等を取得するとともに、DSRC車載器30から取得した車両情報をITSサーバ12に出力する。その様な動作を実行するために、情報送信制御部22は、CPU27と、情報収集部28と、メモリ26とを備え、各処理のためのアプリケーションを実行する。
車両有無判断部23は、公共DSRC路側機20の通信エリア内に車両90が存在するか否かを判断する。DSRCの特性として、通信できる距離は数メートル〜数百メートルと短いが、利用可能範囲をあえて狭くすることで、特定の領域内での高速な通信が出来る。車両有無判断部23は、この特定の領域内に車両90が存在するかを判断する。なお、道路の路側に設置されたセンサにより、車両90の有無を検知してもよい。
送信信号生成部24は、DSRC車載器30に送信すべき情報を所定の通信形式に変換して、所望の信号を生成する。送信すべき情報として、例えば、公共DSRC路側機20が一般道路に設置されている場合、設置場所の周囲又は前方の交通情報等がある。交通情報の具体例として、道路前方に「(1)事故多発地帯がある、(2)右折事故の関連情報を含む」などの情報がある。なお、どのような情報をDSRC車載器30が利用するかについては、後述の具体例で説明する。
無線部25は、DSRC車載器30(無線部32)との信号の送受信を行う。
DSRC車載器30は、CPU31と、無線部32と、HMI(Human Machine Interface)33と、メモリ34と、I/F35とを備える。
CPU31とメモリ34は、各種アプリケーションを実行する。HMI33は、スピーカや、LEDやLCD等の出力装置である。また、無線部32は、公共DSRC路側機20から交通情報を取得する。また、CPU31及びメモリ34は、取得した交通情報をHMI33からドライバに対して適宜通知する。なお、この通知は、後述する運行記録機器50のHMI53が通知してもよいし、両方のHMI33,53が通知してもよいし、さらには、DSRC車載器30の接続する別の機器のHMI(表示装置やスピーカ;図示せず)により通知されてもよい。
I/F35は、運行記録機器50のI/F52にケーブルなどで接続されて、一方向又は双方向の通信を行う。つまり、CPU31により実行されているアプリケーションにより、I/F35を介して、運行記録機器50と通信する。本実施形態において特徴的なものとして、運行記録機器50の危険時動作のトリガとなる情報がI/F35から運行記録機器50へ送信される。より具体的には、運行記録機器50において危険時動作を開始判断をするときに参照する閾値であるG値を変更するための情報が送信される。以下、運行記録機器50において危険時動作の判断時に参照するG値を「基準G値」という。
ここで、DSRC車載器30から運行記録機器50へ通知される交通情報について説明する。図3は、交通情報に応じて設定すべき基準G値を示したテーブル(「G値表」ともいう)を示しており、このテーブルは後述するROM55に記録されている。交通情報の内容は、例えば「交通情報:事故多発地点、右折事故の関連情報を含む」という内容である。ここで交通情報の最初の内容を便宜的に第1のカテゴリ、後半の内容を第2のカテゴリに分類して取り扱う。第1のカテゴリは、交通情報がどのような種類の情報かを示しいる。例えば、「事故多発地帯」「渋滞情報」「情報シャワー」「駐車場」「決済1」「決済2」などである。第2のカテゴリとして、第1のカテゴリの情報に関係してドライバが注意すべき情報を示している。例えば、「右折事故」「追突事故」「わき見」「急カーブ」などである。
そして、図4は、交通情報の内容について第1及び第2のカテゴリに分類した上で示した表を示す図である。図4(a)の内容対応記号表に示すように、第1のカテゴリの各情報は、幾つかのグループに分類されて、所定の記号が付与されている。例えば、「事故多発地点」はグループ「B」、渋滞情報はグループ「C」である。同様に、図4(b)のランク表(危険度表)に示すように、第2のカテゴリの各情報も、幾つかのグループに分類されて所定の記号が付与されている。例えば、「右折事故」はグループ「c」、「わき見」はグループ「d」である。ここでのグループは、その情報が示す危険度によって分類している。つまり、同じグループの記号を有するものは、同程度の危険度を示す。
そして、図3に示すように、横が第1のカテゴリで縦が第2のカテゴリのマトリックス状のテーブルが形成されて、そのテーブルで特定される数字が、運行記録機器50において危険発生又は危険可能性が高いと判断するときの閾値となる。ここでは、基準G値が表記されており、この基準G値を超えるG値(衝撃等)が運行記録機器50に作用したときに運行記録機器50は危険と判断して、危険時動作を実行する。
例えば、第1のカテゴリが「事故多発地点」(記号「B」)、第2のカテゴリに「右折事故」(記号「c」)の情報が含まれている場合、図3のG値表で定まる基準G値は「2」となる。そして、標準の基準G値が「3」である場合、本来は3Gを超えた衝撃が作用したときに記録機器50が危険時作動を行うが、上記情報を得た運行記録機器50は、2Gを超えた衝撃で危険時作動を行う。また、第1のカテゴリが「渋滞情報」(記号「C」)で第2のカテゴリが「追突事故」(記号「c」)である場合、G値表で定まる基準G値は「5」となる。なお、ここでは、危険と判断する閾値として運行記録機器50に作用するG値を利用したがこれに限る趣旨ではない。他に例えば、車両90の速度やその速度から算出される加速度、ハンドル等に対するドライバの操作量等、更に、それらの値(G値を含み)を適宜組み合わせたものが利用されてもよい。また、運行記録機器50は、後述するようにカメラ59を備え車両前方を撮影しているので、撮影した映像を基に車間距離を算出して、その車間距離を基に危険判定してもよい。当然に、車間距離を検知する距離センサ等が搭載されていれば、そのセンサが検知する車間距離が利用されてもよい。
また、交通情報によっては、第1のカテゴリの情報だけで第2のカテゴリの情報が無い場合がある。そのような場合に備えて、図3に示したG値表は、第2のカテゴリのない情報に対応したG値を記載しておく。さらに、情報の種類によっては、上記分類では適切に危険度を設定できない可能性もある。例えば、交通情報として第1のカテゴリが「交通シャワー」で第2のカテゴリが「積雪」を想定する。この場合、積雪の情報がモニタ表示されるが、このときドライバはモニタに視線を移す可能性がでてくる。このとき、「わき見」と同じ状況が発生する可能性があり、「わき見」の情報が含まれていなくとも「わき見」の情報が含まれているときと同じ処理をすることが好ましいときがある。したがって、音声出力のみの場合や出力しない場合にモニタ表示を伴う場合には、基準G値を「わき見」が含まれるときの基準G値としたり、所定レベルだけ基準G値を下げたりする。
つづいて、運行記録機器50について説明する。運行記録機器50は、CPU51と、I/F52と、HMI53と、メモリ54と、ROM55と、時計56と、カード挿入部57と、カメラ59と、センサ部60とを備える。
CPU51は、ROM55に保存されているプログラムや記録されているデータや、I/F52から取得したデータ及び制御信号などを基に、運行記録機器50の各機能を実現するための演算を行う。I/F52から取得したデータは、メモリ54に一時的又は所定期間だけ記録される。I/F52は、DSRC車載器30のI/F35と同様の機能を備える。また、HMI53も、DSRC車載器30のHMI33と同様の機能を有する。
センサ部60は、速度センサ61と、回転数センサ62と、加速度センサ63とを備える。
速度センサ61は、車両90が出力する車速パルスを取得して、車両の速度を算出する。
回転数センサ62は、車両90のエンジンの回転数(回転速度)の信号を車両から取得する。
加速度センサ63は、車両90に作用した衝撃等を重力加速度(G値)として検出する。当然に、一般的な加速度の値として検出してもよく、その場合、上記G値表は、各G値に対応した加速度(1G≒9.8m/s)となる。なお、この加速度センサ63は、一般には3軸方向(上下、左右及び前後方向)それぞれについて検出するが、簡易的なシステム構成とする場合には、一方向だけの検出としてもよい。
カード挿入部57は、車両90又はドライバの認証情報が記録されていたり、運行記録機器50で検知した各センサの値やドライバの操作を記録するためカード58が挿入される。
時計56は、タイマ機能や時刻特定機能を備えており、後述するように、この運行記録機器50が運行情報を記録するときの時刻を特定したり、基準G値を標準値から変更している期間をカウントしたりする。例えば、ある公共DSRC路側機20の交通情報により基準G値を変更した後、車両90が移動してその交通情報が有用でなくなった場合、変更した基準G値を標準値に戻すことが望ましい。そこで、時計56のタイマ機能を利用して、最後の交通情報を取得した時から所定時間経過したら、後述の具体例で説明するように、CPU51は基準G値を初期値に戻す。また、危険判断の閾値としてG値以外のパラメータを使用していれば、そのパラメータの閾値を変更する。
なお、車両90の運行管理者の事業所内には、公共DSRC路側機20と同様の機能を有する事業所DSRC路側機80が設置されている。この事業所DSRC路側機80には、事業者サーバが接続されており、この事業者サーバは事業所DSRC路側機80を介して車両90の運行記録機器50に記録されている運行記録を取得できる。
以上の構成による運行支援システム10の具体例について幾つか説明する。
<具体例1>
図5は、本具体例における運行支援システム10の設置例を示す図である。ここでは、道路92において事故が多発する事故多発地帯(エリアA1)の前後に第1及び第2の公共DSRC路側機20a,20b(両者を区別しないときは、単に「公共DSRC路側機20」と表記する)が路側帯に設置される。そして、エリアA1に近づいた車両90に対して公共DSRC路側機20(20a,20b)から、エリアA1に関する交通情報を送信する。
この情報提供の処理について、図6に示すシーケンス図に基づき説明する。ここでは、車両90は、本図左下側から右上側に向かって道路92を走行している。
第1及び第2の公共DSRC路側機20a,20bは、車両90が近づいているか否かを常時検出している。より具体的には、車両有無判断部23が、DSRC車載器30からの信号の有無を判断する。そして、車両有無判断部23がDSRC車載器30の信号を検知すると(S110)、送信信号生成部24は周囲の交通情報などを含む送信信号を生成し無線部25がその信号を送信する(S112)。そして、ここでは第1の公共DSRC路側機20aが設置されているより前方の領域が事故多発地帯である旨の情報が送信される。なお、第1の公共DSRC路側機20aは、車両90の有無にかかわらず常時交通情報を出力してもよいが、消費電力低減の観点では車両90が存在するときに出力することが望ましい。
つぎに、車両90のDSRC車載器30の動作について説明する。DSRC車載器30は、公共DSRC路側機20からの交通情報等の送信を常時検出している(S210のN)。そして、公共DSRC路側機20からの交通情報の送信を検知すると(S210のY)、CPU31はI/F35から運行記録機器50へ交通情報を通知する。
つづいて、運行記録機器50の動作について説明する。運行記録機器50は、例えば0.5秒毎などの所定インターバルで、車両90の速度、エンジン回転数などの情報を取得して記録する(S310)。そして、CPU51は、加速度センサ63が検知するG値を監視して基準G値以下であるか否かを判断する(S312)。なお、危険を判定する基準として、G値以外に速度やエンジン回転数などの値を基準値として設定している場合は、その基準値で判断する。
検知したG値が基準G値を超える場合(S312のN)、CPU51はHMI53からドライバに対して危険を通知する(S314)。更に、CPU51は、危険通知の実績をメモリ54などの記録媒体に記録する(S316)。
そして、基準G値以下である場合(S312のY)やS316のステップで危険通知の実績を記録した場合(S316)、つぎにDSRC車載器30から新たに交通情報を受信したか否かを判断する(S318)。言い換えると、公共DSRC路側機20から、運行記録機器50の基準G値を変更するときに利用する内容を含んだ交通情報を新たに受信したかを判断する。
CPU51は、危険度判定のためのアプリケーションを実行して、新たに設定すべき基準G値を算出する(S320)。具体的には、上述した図3のG値表に基づき基準G値を算出する。そして、算出したG値が新たな基準G値として設定され、危険度通知の判断に使用される(S322)。なお、このとき、CPU51は、基準G値の変更とあわせ、速度やエンジン回転数などに基づき危険を判定するときの閾値を変更してもよい。
また、CPU51は、算出された基準G値を危険エリアランク情報として所定の記録媒体(例えば、カード58やメモリ54)に車両90の運行情報(速度、ハンドルの操作量等)とともに記録する(S324)。そして、危険エリアランク情報は、車両90の運行終了後、事務所等で解析して、安全運転評価の指標に使用する。例えば、規制情報として一時停止情報や雨天40km/h規制情報を受信していたときに、車両90の停止記録や速度記録を基に、それらの規制情報を遵守していたか否かを確認できる。
S324のステップにつづいて、CPU51は時計56のタイマ機能を開始させ(S326)、S310のステップに戻る。
一方、S318のステップにおいて、DSRC車載器30から新しい交通情報を受信していない場合(S318のN)、CPU51は、時計56のタイマが作動しているか否かを確認する(S328)。タイマが作動していない場合(S328のN)、S310の処理に戻る。タイマが作動している場合(S328のY)、タイマがカウントアップしているか否かを確認する(S330)。タイマがカウントアップしていない場合は(S330のN)、S310の処理に戻る。
タイマがカウントアップしている場合(S330のY)、CPU51は、基準G値を標準値へ戻し(S332)、基準G値を変更した旨をメモリ54又はカード58に記録し(S334)、S310のステップへ戻る。
なお、以上のDSRC車載器30や運行記録機器50における処理は、車両90が作動状態において継続して実行される。
<具体例2>
本具体例では、DSRCを用いた情報提供サービスを提供する施設において所定の情報を取得したときに、危険通知の判断に使用する基準G値を変更する。ここでは、例えば駐車場やドライブスルー方式の飲食店などの施設利用を想定する。以下、図7のフローチャートに基づいて、主に車両90のDSRC車載器30及び運行記録機器50の動作に着目して説明する。なお、具体例1では、交通情報を取得してからタイマを作動させて、その交通情報が運行記録機器50に有効に反映される期間を定めた。本具体例では、ある施設に進入してから外に出るまでの間、その施設から取得した交通情報が運行記録機器50において有効に反映される。
車両90が所定の施設に進入しようとして近づいたとき、DSRC車載器30はその施設の情報(以下、「施設情報」ともいう)を施設DSRC路側機70から取得し、必要に応じてドライバに通知するとともに、運行記録機器50に対して通知する(S410)。施設情報とは、その施設の混雑状況や、駐車待ち時間、停止線がある旨などの情報である。その通知を受けて、運行記録機器50はメモリ54に施設情報を記録する。
そして、車両90が上記の施設に進入する時、DSRC車載器30は施設入口に設置されている施設DSRC路側機70と通信して(S412)、施設に進入した旨を示す車両通門情報を取得する(S414)。
DSRC車載器30は、通門情報を取得した旨を運行記録機器50に通知する(S416)。より具体的には、DSRC車載器30のCPU31が、I/F35を介して運行記録機器50のCPU51に通門情報を通知する。
すると、運行記録機器50のCPU51は、メモリ54に記録された施設情報を基に、施設内で使用する基準G値を算出する(S418)。基準G値の算出プロセスは、図3及び図4のテーブルを用いて説明したプロセスと同様である。例えば、施設DSRC路側機70は、提供する情報のひとつとして、「交通情報:決済1、わき見運転の関連情報を含む(第1のカテゴリ…「決済1」、第2のカテゴリ…「わき見」)」を車両90(DSRC車載器30)に送信する。その交通情報を取得したDSRC車載器30は運行記録機器50にその旨を通知する。運行記録機器50(CPU51)は、上述したように、図3のG値表を参照して、基準G値を算出して、算出した基準G値を施設内で使用する基準G値として設定する(S420)。ことのき、速度やエンジン回転数などの他のパラメータについても、危険度判定の閾値が変更されてもよい。
変更された基準G値は、車両90がこの施設を離れるまで継続して利用される。そして車両90がこの施設を離れるときには、DSRC車載器30は出口に設置されている施設DSRC路側機70と再度通信して(S422)、車両90が施設から出た旨の通門情報を取得する(S424)。
2度目の通門情報を取得したDSRC車載器30は、その旨を運行記録機器50に通知する(S426)。そして運行記録機器50は、その通知を受けて、基準G値を初期値(標準値)に戻す(S428)。
本具体例によれば、施設内に車両90が進入したときに、運行記録機器50は危険を判断するためのG値等の閾値を変更できる。一般に駐車場やショッピングセンター敷地内などでは、一般道路と危険と判断される速度等が異なるが、危険度を判定するための閾値を変更できるので、危険の判断が効果的に行える。
<具体例3>
本具体例では、車両90の運行を管理する事業所内における動作について説明する。図8は、事業所において車両90の運行記録機器50の閾値の設定動作の概要を示すシーケンス図(フローチャート)である。ここでは、事業所内で車両90のドライバのレベルや運行時の気象条件に応じて、事業者が閾値を変更する。
まず、事業所DSRC路側機80は、例えば事業所施設の出入口に設置されており、入出庫する車両90のDSRC車載器30の有無を検知する(S150)。事業所DSRC路側機80の構成は、施設DSRC路側機70や公共DSRC路側機20の構成と同様でよい。また、事業所DSRC路側機80は、上述のITSサーバ12に相当する所定の事業所内サーバ(図示せず)に接続される。
車両90を検知すると、事業所DSRC路側機80は、その車両90のDSRC車載器30に対して固有IDを要求する(S152)。固有IDとは、運行記録機器50(又はカード58)それぞれに定められた認証番号であり、DSRC車載器30は運行記録機器50から取得する。
DSRC車載器30から固有IDを取得した事業所DSRC路側機80は固有IDを事業所内サーバに通知し、事業所内サーバはその固有IDに適切な危険度判定用閾値(基準G値)を決定する(S154)。そして、事業所内サーバは事業所DSRC路側機80から車両90のDSRC車載器30へその基準G値を送信する(S156)。このとき、上述の図3のG値表をドライバ又は車両90毎に定められたが、G値表全てのデータが車両90へ送信されてもよいし、運行記録機器50に備わるG値表の各値を例えば+0.5変更する指示が送信されてもよい。
つぎに、DSRC車載器30及び運行記録機器50の動作について説明する。DSRC車載器30は、電源がオンになり初期設定等の処理が終了すると、運行記録機器50に対して固有IDを要求する(S250)。運行記録機器50は、その要求を受けて、ROM55又はカード58に記録されている固有IDをDSRC車載器30へ通知する(S350)。
そして、運行記録機器50から固有IDを取得すると、DSRC車載器30のCPU31はメモリ34の所定の記憶領域に固有IDのデータを記録する(S252)。
つづいて、CPU31は、事業所DSRC路側機80から固有IDの要求をチェックする(S254)。固有IDの要求を検知するまでチェックが継続し(S254のN)、要求を検知すると(S254のY)、CPU31は、運行記録機器50の固有IDを公共DSRC路側機20に対して送信する(S256)。
すると、公共DSRC路側機20は上述したS154及びS156の処理により、固有IDに適した危険度判定用閾値となる基準G値を車両90に送信するので、DSRC車載器30はその基準G値を取得し更に運行記録機器50へ通知する(S258)。
運行記録機器50は、DSRC車載器30を経由して取得した危険度判定用閾値(基準G値)を設定する(S352)。このG値を運行時の初期設定値として、更に、上述の具体例で示した交通情報を取得したときに、適宜基準G値を変更する。つまり、固有ID毎に初期値自体を変更できる。
以上、第1の実施形態によれば、車両の周囲環境やドライバの能力等に応じて、危険判定の閾値を変更でき、危険の防止や回避がより効果的に実現できる。また、ドライバが注意すべき地点等を的確に指摘できるので、その情報に対するドライバの認識をより適当なものに出来る。また、路側帯側の機器(公共DSRC路側機20や施設DSRC路側機70)は、現状のままでよいので、情報提供側には新たな設備投資は不要である。また、DSRC車載器30又は運行記録機器50の構成においても大きな設計変更は不要であり、従来の構成に対して本実施形態を実現する新たな機能を追加しても、大きなコスト増には繋がらず、導入が容易である。また、危険と判断された状態が交通情報とともに記録されるので、後の解析がより効果的に行える。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、危険判定のための基準G値の算出を運行記録機器50で行ったが、本実施形態ではDSRC車載器30でその基準G値を算出して、算出結果を運行記録機器50に通知する。そして、運行記録機器50は、通知された基準G値を基に危険と判定する。
本実施形態の構成は第1の実施形態と同様の構成で実現できるので、各処理について第1の実施形態と異なる処理について以下に説明する。
DSRC車載器30は、図3に示したG値表や図4に示した各カテゴリにおける分類(グループ)をメモリ34に記録している。
そして、DSRC車載器30は、図3及び図4に示したような内容を含む交通情報を無線部32を介して公共DSRC路側機20や施設DSRC路側機70から取得すると、CPU31が上記G値表を参照して、運行記録機器50に新たに設定すべき基準G値を算出する。
更に、DSRC車載器30は算出した基準G値を運行記録機器50に通知する。運行記録機器50は、通知された基準G値を危険判定のための基準G値として、メモリ54に記録する。つぎに、運行記録機器50のCPU51は加速度センサ63が検知するG値と新たに設定された基準G値を比較して、第1の実施形態同様に危険の判定を行う。
本実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、DSRC車載器30から運行記録機器50へは、基準G値だけが送信される。このため、DSRC車載器30と運行記録機器50の通信処理が簡単になる。
以上、本発明を実施形態を基に説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素及び各プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記実施形態では、G値等の閾値を変更して危険を判断したが、閾値の変更に伴って、危険時動作を変更してもよい。例えば、閾値を下げた場合、危険と判断される機会が増える可能性がある。その場合、カメラ59の撮影を記録する構成であると記録媒体の容量が不足する可能性があるので、記録時間を短くする構成としてもよい。具体的には、例えば、20秒前からの記録を、10秒前からの記録とする。
また、車両90は、事故多発地点などの交通情報を公共DSRC路側機20から取得したが、予めDSRC車載器30又は運行記録機器50にデータベース化された情報として備わる構成でもよい。運行事業者等で複数の運行記録機器50に記録されたデータを基に、危険地帯を解析する場合があるので、その結果を反映させることで、安全運行がより効果的になる。
第1の実施形態に係る、運行支援システムの概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る、運行支援システムの公共DSRC路側機、DSRC車載器及び運行記録機器の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、交通情報に応じて設定すべきG値表を示したテーブルである。 第1の実施形態に係る、交通情報の内容について第1及び第2のカテゴリに分類した上で示した表を示す図である。 第1の実施形態に係る、事故多発地帯に近づいている車両と、事故多発地帯の近接エリアに設置された第1及び第2の公共DSRC路側機とを模式的に示した図である。 第1の実施形態の第1の具体例に係る、運行支援システムの処理について、特に事故多発地帯に近づき交通情報を取得したときの処理を示したシーケンス図である。 第1の実施形態の第2の具体例に係る、DSRCを用いた情報提供サービスを提供する施設において所定の情報を取得したときに、危険通知の判断に使用する基準G値を変更する処理を示したフローチャートである。 第1の実施形態の第3の具体例に係る、事業所において車両の運行記録機器の閾値の設定動作の概要を示すシーケンス図(フローチャート)である。
符号の説明
10 運行支援システム
12 ITSサーバ
20 公共DSRC路側機
20a 第1の公共DSRC路側機
20b 第2の公共DSRC路側機
22 情報送信制御部
23 車両有無判断部
24 送信信号生成部
25,32 無線部
26,34,54 メモリ
27,31,51 CPU
28 情報収集部
30 DSRC車載器
33,53 HMI
35,52 I/F
50 運行記録機器
55 ROM
56 時計
57 カード挿入部
58 カード
59 カメラ
60 センサ部
61 速度センサ
62 回転数センサ
63 加速度センサ
70 施設DSRC路側機
80 事業所DSRC路側機
90 車両

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、当該車両の運行状態を記録するとともに、前記車両が所定の状態になったときに危険が発生したと判断してドライバにその旨を通知する運行記録機器であって、
    車両に向けて送信される所定の情報を外部から取得する外部情報取得手段と、
    前記所定の情報を基に、危険が発生したと判断するための基準を変更する基準変更手段と、
    を備え、
    前記所定の情報は、どのような種類の情報であるかを示す第1のカテゴリの情報と、前記第1のカテゴリの情報に関係して前記ドライバがどのように注意すべき情報であるかを示す第2のカテゴリの情報とを含み、
    前記基準変更手段は、前記第1のカテゴリ及び前記第2のカテゴリをそれぞれグループ分けしてマトリックスに分類したうえで危険が発生したと判断するための基準が記載されたテーブルを有し、前記情報を取得した場合に、前記テーブルを参照して前記基準を変更するとともに、前記所定の情報をもとに前記ドライバに前記通知をする場合に、前記通知をすることが、前記マトリックスに分類されている前記危険が発生したと判断するための基準の情報と同一視できる情報が含まれていると判断すべき場合は、前記同一視できる情報を反映させて前記基準を変更する
    ことを特徴とする運行記録機器。
  2. 前記所定の情報を基に変更する基準の初期値を変更する初期基準設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の運行記録機器。
  3. 前記基準変更手段は、前記基準の変更後所定時間が経過したときに、前記基準を変更前の基準に戻すことを特徴とする請求項1又は2に記載の運行記録機器。
  4. 前記所定の情報は、DSRCにより送信される交通情報であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の運行記録機器。
  5. 前記所定の情報は、DSRCにより送信される所定の施設内に関する情報であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の運行記録機器。
  6. 前記外部情報取得手段と、前記車両の運行状態を記録する記録手段とが、異なる装置に分かれて構成されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の運行記録機器。
  7. 外部の所定の通信装置からDSRCを用いて交通情報を取得する情報取得工程と、
    前記取得した交通情報に応じて、危険が発生したことを判断する際の基準値を変更する基準変更工程と、
    車両の走行状態が前記基準値に対して所定の状態となったときに、前記車両の走行に危険が発生したと判断する危険検知工程と、
    危険が発生した旨をドライバに通知する危険通知工程と、
    前記車両の運行の状態と、前記危険の発生及び前記基準値とを関連づけて記録する運行記録工程と
    を備え、
    前記交通情報は、どのような種類の情報であるかを示す第1のカテゴリの情報と、前記第1のカテゴリの情報に関係して前記ドライバがどのように注意すべき情報であるかを示す第2のカテゴリの情報とを含み、
    前記基準変更工程は、前記交通情報を取得した場合に、前記第1のカテゴリ及び前記第2のカテゴリをそれぞれグループ分けしてマトリックスに分類したうえで危険が発生したと判断するための基準が記載されたテーブルを参照して前記基準を変更するとともに、前記所定の情報をもとに前記ドライバに前記通知をする場合に、前記通知をすることが、前記マトリックスに分類されている前記危険が発生したと判断するための基準の情報と同一視できる情報が含まれていると判断すべき場合は、前記同一視できる情報を反映させて前記基準を変更する
    ことを特徴とする運行状況記録方法。
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