JP5361622B2 - 端子の製造方法、電動機 - Google Patents

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本発明は、絶縁被覆を有する導線束に装着した端子具を電極部材でかしめて通電することで、絶縁被覆を炭化させて端子具と導線とを導電接合してなる端子の製造方法、及び該方法で製造した端子を備える電動機に関する。
従来、例えば特許文献1に示すように、絶縁被覆を有する導線に端子具を導電接合してなる端子の製造において、ヒュージング(抵抗溶接)処理が行われている。図7(a)は、ヒュージング処理で接合される端子(ターミナル)1を示す図であり、同図(b)は、ヒュージング処理を行うための電極部材100の構成例を示す図である。ヒュージング処理では、図7(a)に示すように、絶縁被覆を有する導線Lを束ねた導線束2の外周に金属製の端子具10を装着し、図7(b)に示すように、端子具10を一対の電極部材100−1,100−2で両側から挟持してかしめる。その状態で、電極部材100−1,100−2間に電流を流すことで、端子具10の発熱によって絶縁被覆を炭化(溶融)させ、これにより端子具10と導線Lとを導通状態で接合してなる端子1を形成する。
ところで、従来のヒュージング処理用の電極部材100は、左右一対の電極部材100−1,100−2を備えている。この一対の電極部材100−1,100−2で導線束2の外周に装着した端子具10を両側から挟持して押圧することで、端子1をかしめるようになっている。これにより、端子具10の断面がかしめ方向に潰されたいわゆる平型の端子が形成される。
しかしながら、上記のように、端子具10を一方向から挟持してかしめる方法では、端子具10が挟持されていない方向に押し広げられる。そうすると、端子具10の押し広げられた方向に塑性変形以上の力がかかり、端子具10の接合面に亀裂が生じるおそれがあった。端子具10に亀裂が生じると、その部分から導線Lが飛び出したりすることで、端子1を適正な形状に加工できないという問題があった。また、端子具10が押し広げられることで、端子具10内の導線Lを十分に密着させることができず、端子1の導電性及び耐久性を確保できないおそれがあった。また、一対の電極部材100−1,100−2間にしか電流を流すことができないので、端子1に流れる電流の向きが限られてしまい、絶縁被覆の炭化(溶融)の均一化に制限があった。
また、従来の電極部材100では、図7(b)に示すように、端子1を挟持するための電極面100cを有する電極部100aと、その根元側のシャンク部100bとが一体に形成されていた。そのため、電極面100cの形状を変更しようとすると、電極部材100の全体の設計変更が必要であった。すなわち、電極面100cの形状変更が簡単に行えず、かしめによる端子具10の加工形状を平型以外に変更することは困難であった。そのため、導線束2の太さや導線Lの本数、あるいは端子具10の形状の変更などに追従できず、端子具10内の導線Lを十分に密着させることができないおそれがあった。また、電極部100aがシャンク部100bと一体に形成されていると、電極面100cの交換や再研磨などのメンテナンスを簡単に行うことができないという問題があった。
特開2003−153505号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子をかしめる際に所望の形状に加工することが簡単に行えて、端子の十分な接合強度及び導電性能を確保でき、かつ、電極部材のメンテナンスを簡単に行うことができる端子の製造方法、及び該方法で製造された端子を備える電動機を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、絶縁被覆を有する導線(L)を複数本束ねた導線束(2)に端子具(10)を導電接合してなる端子(1)の製造方法であって、導線束(2)の外周に装着した端子具(10)を電極部材(20−1,20−2)で挟持して押圧するかしめ工程と、電極部材(20−1,20−2)を介して端子具(10)に通電することで、導線(L)の絶縁被覆を炭化あるいは溶融させて端子具(10)と導線束(2)とを導電接合する通電工程と、を有し、電極部材(20−1,20−2)は、端子具(10)を第1の方向から挟持する第1電極面(31a,31d)と、第1の方向とは異なる第2の方向から挟持する第2電極面(31b,31c,31e,31f)とを少なくとも備え、かしめ工程において、電極部材(20−1,20−2)で端子具(10)を第1、第2の方向を含む複数の方向から同時に挟持してかしめるようにしたことを特徴とする。
本発明にかかる端子の製造方法によれば、かしめ工程において、第1電極面で挟持される第1の方向と第2電極面で挟持される第2の方向とを含む複数の方向から端子具を同時に挟持してかしめるようにしたことで、第1の方向(又は第2の方向)から挟持された端子具が第2の方向(又は第1の方向)に伸びる(変形する)ことを抑制できる。したがって、端子具に亀裂が生じることを防止でき、端子具からの導線の飛び出しを防止できる。また、第1の方向と第2の方向を含む複数の方向から端子具を同時に挟持するようにしたことで、端子具内の各方向に対して導線を確実に押圧することができ、端子具及び導線を効果的に密着させることができる。
また、複数の方向を向く電極面を設けたことで、電極面と端子具との接触面の角度を分散させることができるので、端子具にかかる圧力の均一化を図ることができる。したがって、端子具の外周を均等に押圧することができるので、端子の耐振動性、及び曲げやねじれに対する強度を向上させることができる。また、端子具に対して複数の向きに電流を流すことができるので、絶縁被覆の炭化(溶融)の均一化を図ることができる。
また、上記の端子の製造方法では、かしめ工程において、第1電極面(31a,31d)及び第2電極面(31b及び31c,31e及び31f)を含む複数の電極面(31)によってかしめられた端子具(10)の断面形状は、多角形状に形成されるようにするとよい。これによれば、端子具が一方向から挟持されて平型にかしめられた場合と比較して、端子具の外周を均等に押圧することができるので、端子の耐振動性、及び曲げやねじれに対する強度を向上させることができる。
また、この場合、かしめ工程において、かしめられた端子具(10)の断面形状が正六角形状になるようにするとなお良い。このように、端子具の断面形状が正六角形状になるようにすれば、端子具を装着した導線束及び各導線の断面形状が正六角形型(いわゆるハニカム構造)に収束するようになるので、端子具及び導線間に隙間ができることを抑制でき、導線間の熱伝導性の低下を抑制できる。また、端子具と導線を強固に密着させることができるので、端子の耐振動性、耐久性を向上させることができる。
また、この端子の製造方法では、電極部材(20−1,20−2)には、それぞれに電極面(31a〜31f)を設けてなる小片状の電極チップ(30a〜30f)が取り付けられているとよい。このように、電極面を有する小片状の電極チップを設けたことで、電極面による端子具の押圧方向や押圧角度の調節が簡単に行えるようになる。また、端子具に対する電流の流し方を最適化できるので、端子の加熱具合の均一化を図ることができ、端子具の導電性、耐久性を向上させることができる。また、電極面を小片状の電極チップに設けたことで、電極部材における高価な材料の使用量を減らすことができるため、端子の製造コストの低減を図ることができる。
また、この場合、電極チップ(30a〜30f)は、電極部材(20−1,20−2)に対して取り外し可能であり、かつ、その取付位置及び角度を調整することで、電極面(31a〜31f)の端子具(10)に対する当接状態を調整可能であるとよい。このように、電極チップを取り外し可能としたことで、電極面の交換や再研磨などのメンテナンスが簡単に行えるようになる。また、電極面の端子具に対する当接状態を調整可能であることで、かしめ工程による端子具の加工形状を任意に設定できるようになる。
また、この端子の製造方法では、端子具(10−2)は、導線束(2)を収容する中空状の本体部(16)と、本体部(16)内で複数の導線(L)を仕切るようにそれらの隙間に設置される板状のリブ(18)とを備えており、端子具(10)の本体部(16)がかしめられる際、リブ(18)によって本体部(16)内の導線(L)の位置が規制されるようにするとよい。このように、端子具にリブを設けていれば、ヒュージング処理の際、端子具内での導線の動きを規制できると共に、導線間に隙間ができることを防止できるので、導線間の熱伝導性の低下を防止することができる。また、リブによって、端子具内の導線に均等に熱を与えることができるので、導線束の内部の均一な導電性を確保できる。
また、本発明は、絶縁被覆を有する導線(L)を複数本束ねてなるコイル(52,53)と、コイル(52,53)に装着した端子具(10)をヒュージング処理により電気的導通を確保した状態で接続してなる端子(51,55)と、を備えた電動機(50)であって、端子(51,55)は、本発明にかかる上記いずれかの方法で製造された端子(1)であることを特徴とする。本発明の電動機によれば、上記の製造方法で製造された端子を採用したことで、端子の導電性能や耐久性を向上させることができるので、信頼性の高い電動機となる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる端子の製造方法によれば、かしめ工程において、端子を所望の形状に加工することが簡単に行えて、端子の十分な接合強度を確保できると共に、導電性能を向上させることができ、かつ、電極部材のメンテナンスを簡単に行うことができる。また、当該製造方法で製造した端子を用いることで、信頼性の高い電動機を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる端子の製造に用いるヒュージング処理用の電極部材を示す分解斜視図である。 電極部材を示す図で、電極ホルダーに電極チップを取り付けた状態を示す正面図である。 端子のかしめ工程を説明するための図で、(a)は、電極部材で端子をかしめる前の状態、(b)は、電極部材で端子をかしめた後の状態を示す図である。 電極部材及び該電極部材でかしめた端子の構成例を示す図で、(a)は、かしめた端子の両側面間が略菱形状の場合、(b)は、かしめた端子の両側面間が略V字形状の場合、(c)は、かしめた端子の断面が略正六角形状の場合を示す。 本発明の第2実施形態にかかる方法で製造される端子の構成例を示す図で、(a)は、電極部材でかしめる前の端子を示す図、(b)は、電極部材でかしめた後の端子を示す図である。 本発明の第3施形態にかかる電動機の構成例を示す図で、(a)は、電動機の全体構成を示す概略平面図であり、(b)は、固定子の斜視図である。 (a)は、ヒュージング処理で接合される端子を示す図であり、(b)は、当該端子の接合に用いる従来の電極部材の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる端子の製造方法に用いるヒュージング処理用の電極部材20(第1電極部材20−1)を示す分解斜視図である。また、図2は、電極部材20(第1電極部材20−1、第2電極部材20−2)を示す図で、後述する電極ホルダー25に電極チップ30を取り付けた状態を示す正面図である。ただし、図2では、電極ホルダー25のカバー24を取り外した状態を図示している。なお、図1では、図2に示す第1電極部材20−1と第2電極部材20−2のうち、第2電極部材20−2を省略して、第1電極部材20−1のみを図示している。また、図3は、後述するかしめ工程の手順を説明するための図で、(a)は、電極部材20で端子具10をかしめる前の状態、(b)は、電極部材20で端子具10をかしめた後の状態を示す図である。なお、図3に示す端子1は、図7(b)に示す端子1における筒状部11の断面が示されている。
本実施形態の製造方法で製造される端子1は、図7(a)に示す従来の端子1と同じく、絶縁被覆を有する導線Lを複数本束ねてなる導線束2と、導線束2に被せて装着する筒状の端子具10とを備えている。導線束2は、表面に絶縁被覆を有する導線Lを多数本(数十本程)束ねて構成されている。絶縁被覆を有する導線Lとして、エナメル銅線(EW)、ホルマール銅線(PVF)、ポリエステル銅線(PEW)、及びアミドイミド銅線(AIW)など各種材料で被覆された銅線を用いることができる。一方、導線束2に装着する端子具10は、金属製の部材であり、中空の筒状部11と該筒状部11の先端に設けた略平板状の接続部12とを有する形状になっている。
そして、本実施形態の端子の製造方法は、導線束2に装着した端子具10の筒状部11を、図2に示す第1電極部材20−1と第2電極部材20−2とで挟持して押圧するかしめ工程と、第1電極部材20−1と第2電極部材20−2を介して端子具10に通電することで、導線Lの絶縁被覆を炭化させて端子具10と導線束2とを導電接合する通電工程とを有している。そして、端子具10は、上記のかしめ工程において、図3(b)に示すように、第1電極部材20−1及び第2電極部材20−2の電極面31a〜31fで筒状部11の周囲が挟持されてかしめられるようになっている。
図2に示すように、電極部材20は、正面側(導線束2軸方向の一端側)から見て斜め上方に配置される第1電極部材20−1と、斜め下方に配置される第2電極部材20−2とを備えて構成されている。第1電極部材20−1と第2電極部材20−2は、互いに同一の構成であり、両者の中心に対して互いが180度回転した点対称の配置になっている。そのため、以下では、電極部材20の構成部品の説明として、第1電極部材20−1を例に説明するが、当該説明は、第2電極部材20−2の構成部品にもあてはまるものである。
第1電極部材20−1は、本体部21及び該本体部21に被せて取り付けるカバー24からなる電極ホルダー25と、電極ホルダー25に収容された複数の電極チップ30(30a〜30f)と、電極ホルダー25を取り付けるための支持部材26を備えて構成されている。支持部材26は、電極ホルダー25を装着するためのホルダー装着部26aと、ホルダー装着部26aから延びて図示しない移動機構又は支持機構に支持される棒状のシャンク部26bとを備えている。電極ホルダー25の本体部21は、略三角形状の外形を有する板状の部材からなり、その一方の面には、電極チップ30を収容するための溝状の第1収容部27及び第2収容部28が設けられている。第1収容部27と第2収容部28は、本体部21の斜辺に沿って、上側と下側にそれぞれ設けられている。また、本体部21の斜辺21aの略中央には、略直角形状に切り欠かれた切欠部21bが設けられている。そして、第1収容部27は、上下方向に延びる一本の直線状の溝部27aと、該溝部27aの上端に連接する略長方形状の溝部27bとを一体に備えており、全体が略T字型の凹部として形成されている。また、第2収容部28は、水平方向に延びる直線状の溝部28aと、該溝部28aの左端に連接する略長方形状の溝部28bとを一体に備えており、全体が横向きの略T字型の凹部として形成されている。第2収容部28の溝部28aは、互いに平行な二本の細溝を備えて構成されている。また、第1収容部27の溝部27aの下端と、第2収容部28の溝部28aの右端とがそれぞれ切欠部21bに貫通している。
電極チップ30(30a〜30f)は、細型の四角柱状で、先端が端子具10の表面に当接する電極面31(31a〜31f)になっている。図3に示すように、第1の電極部材20−1には、合計3個の電極チップ30a,30b,30cが取り付けられている。すなわち、第1収容部27の溝部27aに設置した中央上電極チップ30aと、第2収容部28の溝部28aに設置した左上電極チップ30b及び左下電極チップ30cとが設けられている。中央上電極チップ30aは、その電極面31aが真下を向いて配置されており、左上電極チップ30bと左下電極チップ30cは、それらの電極面31b,31cが右側を向いて配置されている。さらに、左上電極チップ30bの電極面31bと左下電極チップ30cの電極面31cとは、互いに異なる角度の平面になっている。具体的には、電極面31bと電極面31cは垂直方向に対して異なる向きに傾斜しており、互いの面が谷折り状の略V字型を成すように配置されている。
また、第2の電極部材20−1には、合計3個の電極チップ30d,30e,30fが取り付けられている。すなわち、第1収容部27の溝部27aに設置した中央下電極チップ30dと、第2収容部28の溝部28aに設置した右上電極チップ30e及び右下電極チップ30fとが設けられている。中央下電極チップ30dは、その電極面31dが真上を向いて配置されており、右上電極チップ30eと右下電極チップ30fは、それらの電極面31e,31fが左側を向いて配置されている。さらに、右上電極チップ30eの電極面31eと右下電極チップ30fの電極面31fとは、互いに異なる角度の平面になっている。具体的には、電極面31eと電極面31fは垂直方向に対して異なる向きに傾斜しており、互いの面が谷折り状の略V字型を成すように配置されている。
第1、第2収容部27,28の溝部27b,28bは、電極チップ30を収容した溝部27a,28aよりも幅が広い略長方形状に形成されている。この溝部27b,28bには、電極チップ30の位置を調整するための位置調整具33,34が収容されている。位置調整具33,34は、斜辺を介して互いに面接触する略三角形状の一対の部材33a,33b及び34a,34bを備えている。また、第1、第2収容部27,28内で位置調整具33を移動させるための位置調整用ネジ35(35a,35b)が設置されている。位置調整用ネジ35a,35bは、本体部21の側面から収容部27,28内にそれぞれ貫通するネジ孔23a,23bに挿通されている。これにより、位置調整具33,34の一方の部材33a,34aが位置調整用ネジ35a,35bに当接しており、他方の部材33b,34bが電極チップ30a,30b,30cに当接している。
上記の構成により、位置調整具33,34の一方の部材33a,34aは、位置調整用ネジ35a,35bに押されてその軸方向に移動可能になっており、他方の部材33b,34bは、斜辺を介して一方の部材33a,34aに押されることで、電極チップ30a,30b,30c(30d,30e,30f)を長手方向に移動させるようになっている。したがって、位置調整用ネジ35a,35bを回転させることで、電極チップ30a,30b,30c(30d,30e,30f)の電極面31a,31b,31c(31d,31e,31f)が電極ホルダー25から突出する突出量を調節できる。
図2に示すように、電極チップ30と位置調整具33,34が本体部21の第1、第2収容部27,28に収容された状態で、本体部21にカバー24が被せられる。この本体部21とカバー24からなる電極ホルダー25は、固定ネジ25aで支持部材26のホルダー装着部26aに装着される。なお、電極チップ30は、位置調整用ネジ35によって電極ホルダー25からの突出量を調節された後、カバー24に取り付けた電極固定ネジ25bで固定されるようになっている。
ここで、図7(b)に示す従来の電極部材100では、電極部100a及びシャンク部100bの全体をタングステンで構成していた。これに対して、本実施形態の電極部材20では、図1又は図2に示す各構成部品のうち、電極チップ30のみをタングステンで構成し、他の部材(電極ホルダー25及び支持部材26)を真鍮や鋼(スチール)など他の材料で構成することが可能である。すなわち、本実施形態では、電極面31を備えた小片状の電極チップ30を設けたことで、比較的高価な材料であるタングステンを電極チップ30のみに使用し、電極部材20の他の部分には、タングステンよりも安価な材料を使用することができる。したがって、電極部材20における高価な材料の使用量を減らすことができる。これにより、端子1の製造コストの低減を図ることができる。
以上の各部品で構成される第1電極部材20−1と第2電極部材20−2は、図2に示すように、互いの電極ホルダー25,25の斜辺21a,21aを向き合わせた状態で対向するように設置される。また、第1電極部材20−1と第2電極部材20−2は、支持部材26,26を移動させる図示しない移動機構によって、互いの電極ホルダー25,25が相対的に移動するようになっている。これにより、第1電極部材20−1の電極チップ30(30a〜30c)の各電極面31(31a〜31c)と、第2電極部材20−2の電極チップ30(30d〜30f)の各電極面31(31d〜31f)との間に、端子1の筒状部11が挟持されるようになっている。
そして、第1電極部材20−1の中央上電極チップ30aの電極面31aと、第2電極部材20−2の中央下電極チップ30dの電極面31dとで、端子1の筒状部11を上下方向(第1の方向)から挟持する一対の電極面(第1電極面)31a,31dが構成されている。一方、第1電極部材20−1の左上電極チップ30bの電極面31b及び左下電極チップ30cの電極面31cと、第2電極部材20−2の右上電極チップ30eの電極面31e及び右下電極チップ30fの電極面31fとで、端子具10の筒状部11を左右方向(第2の方向)から挟持する一対の電極面(第2電極面)31b及び31c,31e及び31fが構成されている。したがって、第1電極部材20−1と第2電極部材20−2とで端子具10の筒状部11を上下方向(第1の方向)と左右方向(第2の方向)の二方向から同時に挟持してかしめることができる。
また、本実施形態の電極部材20では、端子具10を左方向から押圧する電極面31b,31cは、端子具10に対する当接角度が互いに異なる電極面31bと電極面31cとの二平面を有しており、端子具10を右方向から押圧する電極面31e,31fは、端子具10に対する当接角度が互いに異なる電極面31eと電極面31fとの二平面を有している。したがって、端子具10の筒状部11をかしめる電極面31は、筒状部11の外周に配列された合計6個の平面状の電極面31a〜31fで構成されている。したがって、第1電極部材20−1と第2電極部材20−2とでかしめられた端子1は、6個の電極面31a〜31fによってその周囲が押圧されることで、断面形状が略六角形状に形成される。この点については、下記で詳述する。
次に、端子1の製造方法について説明する。端子1を製造するには、まず、図7(a)に示すように、導線束2に端子具10を装着する。これには、端子具10の筒状部11に導線束2の先端2aを差し込んで挿入する。このようにして、導線束2に端子具10を装着したら、図3(a)に示すように、端子具10の筒状部11を第1電極部材20−1と第2電極部材20−2の間、詳細には、第1電極部材20−1に取り付けた各電極チップ30a〜30cの電極面31a〜31cと、第2電極部材20−2に取り付けた各電極チップ30d〜30fの電極面31d〜31fとの間に設置する。そして、図3(b)に示すように、端子具10の筒状部11の外周側面を各電極面31a〜31fで挟持する。これにより、端子具10の筒状部11が6個の電極面31a〜31fで押圧されてかしめられる。ここで、6個の電極面31a〜31fが六角形状に配列されていることで、図3(b)に示すように、端子具10の筒状部11の断面が六角形状にかしめられる。
この状態で、第1電極部材20−1と第2電極部材20−2の間に通電することで、端子具10内の導線Lの絶縁被覆を炭化(溶融)させて排除し、端子具10と導線Lとを導電接合する。なお、第1、第2電極部材20−1,20−2間の通電は、図3(a)に示す状態から、図3(b)に示す状態に端子具10をかしめる際に同時に行ってもよいし、第1、第2電極部材20−1,20−2で端子具10をかしめて図3(b)の状態にした後で行うようにしてもよい。
図4は、電極部材20とそれによって形成される端子1の構成例を示す図である。なお、図4では、図3と同様、端子1は筒状部11の断面を図示している。図4(a)に示す電極部材20では、第1電極部材20−1に設けた電極面31bと電極面31cとが互いに谷折り状のV字型を成しており、かつ、第2電極部材20−2に設けた電極面31eと電極面31fとが互いに谷折り状のV字型を成している。したがって、左右の4個の電極面31及び31c,31e及び31fは、略菱形状に配列されている。これにより、同図に示す電極部材20によって形成される端子1は、左右の側面間の形状が略菱形状に形成されている。
一方、同図(b)に示す電極部材20は、第1電極部材20−1の電極面31bと電極面31cとが互いに谷折り状のV字型を成している一方、第2電極部材20−2の電極面31eと電極面31fとが互いに山折り状のV字型を成している。したがって、同図に示す電極部材20によって形成される端子1は、左右の側面間の形状が略V字形状に形成されている。
ここで、図4(b)に示す電極部材20は、図4(a)に示す電極部材20において、第2電極部材20−2に設置された右上電極チップ30eと右下電極チップ30fとをそれぞれの電極面31e,31fの上下が反転するように上下の向きを変えて(180度回転させて)付け替えたものである。すなわち、本実施形態の電極部材20では、電極チップ30は、電極部材20に対して取り外し可能に設置されており、かつ、電極面31の端子具10に対する位置及び角度を調整可能であるため、上記のような電極チップ30の付け替えが可能である。したがって、同一の電極部材20によって、形状の異なる複数種類の端子1を簡単に作ることができる。
また、図4(c)に示す端子1は、図4(a)に示す端子1と同じく左右の側面間が略菱型状に形成されているが、図4(a)とは、電極部材20が備える各電極面31の寸法及び配置が異なっている。すなわち、互いに隣り合う2個の電極面31がなす角度がいずれも同じ角度になるように設定されている。また、対向する一対の電極面31間の距離も互いに等しくなるように設定されている。これにより、端子1の断面形状が略正六角形状に形成されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態の端子1の製造方法に用いる電極部材20は、端子具10の筒状部11を上下方向(第1の方向)から挟持する一対の電極面(第1電極面)31a,31dと、左右方向(第2の方向)から挟持する一対の電極面(第2電極面)31b及び31c,31e及び31fとを備えている。これにより、かしめ工程において、電極部材20で端子具10を複数の方向(ここでは、第1の方向と第2の方向の二方向)から同時に挟持してかしめるようにしている。したがって、上記第1の方向(又は第2の方向)から挟持された端子具10が第2の方向(又は第1の方向)に伸びる(変形する)ことを抑制できる。そのため、端子具10に亀裂が生じることを防止でき、端子具10からの導線Lの飛び出しを防止できる。また、第1の方向と第2の方向を含む複数の方向から端子具10を同時に挟持するようにしたことで、端子具10内の各方向に対して導線Lを確実に押圧することができ、端子具10及び導線Lを効果的に密着させることができる。また、電極面31を複数方向に設けたことで、電極面31と端子具10との接触面の角度を分散させることができるので、端子具10にかかる圧力を均一化できる。したがって、端子具10の外周を均等に押圧することができるので、端子1の耐振動性、及び曲げやねじれに対する強度を向上させることができる。
また、本実施形態の電極部材20では、かしめ工程において、電極面31によってかしめられた端子具10の断面形状が六角形状に形成されるようにしている。このように構成したことで、端子具10が一方向から挟持されて平型にかしめられた場合と比較して、端子1の耐振動性、及び曲げやねじれに対する強度を向上させることができる。特に、図4(c)に示すように、端子具10の断面形状が正六角形状に形成されるようにすれば、端子具10を装着した導線束2及び各導線Lの断面形状が正六角形型(いわゆるハニカム構造)に収束するようになるので、端子具10及び導線L間に隙間ができることを抑制でき、導線L間の熱伝導性の低下を抑制できる。また、端子具10と導線Lを強固に密着させることができるので、端子1の耐振動性、耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態の端子1の製造方法に用いる電極部材20には、それぞれに電極面31を設けてなる小片状の電極チップ30が取り付けられている。このように、小片状の電極チップ30を設けたことで、端子具10の押圧方向や角度を調節することが簡単に行えるようになる。また、端子具10に対する電流の流し方を最適化できるので、端子1の加熱具合を均一化でき、端子具10の導電性、耐久性を向上させることができる。また、電極面31を小片状の電極チップ30に設けたことで、電極部材20に高価な材料を使用する量を減らすことができるため、端子1の製造コストを低減することができる。
また、電極チップ30は、電極部材20に対して取り外し可能であり、かつ、その取付位置及び角度を調整することで、電極面31の端子具10に対する当接状態を調整可能である。このように、電極チップ30を取り外し可能に設置したことで、電極面31の交換や再研磨などのメンテナンスが簡単に行えるようになる。また、電極面31の端子具10に対する位置及び角度を調整可能であることで、同じ電極部材20を用いながら、かしめ工程による端子具10の加工形状を簡単に変更できるようになる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項については、第1実施形態と同じである。これらの点は、他の実施形態についても同様である。
図5は、本発明の第2実施形態にかかる方法で製造される端子1−2を示す図であり、(a)は、電極部材20で端子1−2をかしめる前の状態、(b)は、電極部材20で端子1−2をかしめた後の状態を示す図である。本実施形態の端子1−2は、第1実施形態の端子1が備える端子具10とは形状が異なる他の端子具10−2を備えている。すなわち、本実施形態の端子具10−2は、略円筒状の本体部16と、本体部16内で複数の導線Lの隙間に設置されて該複数の導線Lを振り分ける薄板状のリブ18とを一体に備えた形状になっている。
リブ18は、本体部16内で導線束2の長手方向に沿って伸びる板状で、導線束2を構成する複数本の導線Lの隙間に配置される渦巻型の断面形状を有している。具体的には、本体部16の内壁16aから突出して該内壁16aに沿って延伸する湾曲板状の第1外周片18aと、該第1外周片18aの先端から折り返されて本体部16の内壁16aに沿って第1外周片18aと対称に延伸する第2外周片18bと、第2外周片18bの先端から折り返されて第1外周片18aと第2外周片18bの間で本体部16の中心を通って延伸する平板状の中央片18cとを有している。これらによって、リブ18は、本体部16の内壁16aから中心側に向かって巻回された渦巻型の断面形状を有している。そして、かしめ工程で端子具10−2がかしめられる際、図5(b)に示すように、かしめられた本体部16の形状(六角形状)に沿ってリブ18が変形し、端子具10−2内での導線Lの動きが規制されるようになっている。なお、本実施形態においても、図5(b)に示すように、端子具10−2をかしめて潰した状態で、第1電極部材20−1と第2電極部材20−2に通電することで、端子具10−2内の導線Lの絶縁被覆を炭化(溶融)させて排除し、端子具10−2と導線Lとを導電接合する。
本実施形態の製造方法で製造される端子1−2では、端子具10−2にリブ18を設けたことで、かしめ工程において、端子具10−2内での導線Lの動きを規制できるとともに、導線L間に隙間ができるのを防ぐことができるので、導線L間の熱伝導性の低下を防止することができる。また、リブ18によって、端子具10−2内の各導線Lに均等に熱を与えることができるので、導線束2の内部の均一な導電性を確保できる。なお、本実施形態では、渦巻形状の断面を有するリブ18を備えた場合を示したが、リブ18の具体的な形状はこれに限定されず、平板状など他の形状であってもよい。また、本発明では、リブは、端子具の本体部に一体形成されていてもよいし、別部材として設けられていてもよい。
〔第3実施形態〕
図6は、本発明の第3実施形態にかかる電動機(モータ)50の構成例を示す図で、(a)は、電動機50の全体構成を示す概略平面図であり、(b)は、後述する固定子61の斜視図である。同図に示す電動機50は、3相(U相、V相、W相)のコイル53(53u,53v,53w)を巻回してなる円筒状の固定子61と、該固定子61の中心側で回転する回転子65とを備えたいわゆる分布巻き型の電動機である。固定子61には、複数本のティース63を有する固定子鉄心62が設けられており、スロットを絶縁するための絶縁フィルム64を介してティース63に3相のコイル(巻線)53が巻回されている。なお、コイル53の端部は、引出線52(52u,52v,52w)になっている。一方、回転子65は、4極の永久磁石型であり、回転子鉄心66に複数の永久磁石67を埋設してなり、各永久磁石67は、N極とS極が交互に並ぶように着磁されている。回転子65は、中心に設けた軸孔68にシャフト(図示せず)が貫通しており、当該シャフトが回転自在に支持されている。これにより、固定子61に発生する回転磁界によって回転子65が回転するようになっている。なお、図9(a)に示す回転子65は、一部の構成部品を省略して簡略的に示している。
そして、この電動機50は、本発明の実施形態にかかる製造方法で製造された端子1を備えている。すなわち、電動機50のコイル53(53u,53v,53w)は、図7に示す絶縁被覆を有する導線Lを複数本束ねてなる導線束2からなる。そして、3相の各コイル53u,53v,53wの一端に設けた中性点端子55は、図7などに示す筒状の端子具10を備えた端子1である。すなわち、本実施形態の電動機50では、収容部12を有する筒状の本体部11と、収容部12内に設置された板状のリブ15とを備えた端子具10によって、コイル52の一端に設けた各相の中性点端子55が連結されている。また、各相のコイル52の他端(入力側)に設けた引出線51は、図3に示す絶縁被覆を有する導線Lを複数本束ねてなる導線束2からなり、当該引出線52の先端に設けた端子51が、図7などに示す端子具10によってかしめられた端子1になっている。当該端子51は、電動機50に電源を供給するための図示しない電源供給部などに接続されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態の電動機50によれば、コイル53の端部に設けた端子55及び引出線52の端部に設けた端子51として、本発明にかかる製造方法で製造された端子1を採用している。これにより、端子51,55の導電性能や耐久性を向上させることができる。したがって、信頼性の高い電動機50となる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
例えば、本発明にかかる端子が備える導線束は、ハイブリッド車両などに搭載する比較的大型のモータのコイルとして用いる導線束など、数十本以上の導線を束ねた導線束が好適であるが、本発明にかかる端子が備える導線束は、絶縁被覆を有する導線を複数本束ねたものであれば、具体的な導線の本数や太さは、特に限定されない。
また、上記の各実施形態に示す端子具10(10−2)の具体的な形状は一例であり、端子具10は、上記に示すもの以外の形状とすることも可能である。また、端子具10−2が備えるリブ18の具体的な形状も、上記実施形態に示すものには限定されず、他の形状とすることが可能である。
1,1−2 端子
2 導線束
10,10−2 端子具
11 筒状部
16 本体部
16a 内壁
18 リブ
20(20−1,20−2) 電極部材
21 本体部
24 カバー
25 電極ホルダー
26 支持部材
27,28 収容部
30 電極チップ
30a 中央上電極チップ
30b 左上電極チップ
30c 左下電極チップ
30d 中央下電極チップ
30e 右上電極チップ
30f 右下電極チップ
31(31a〜31f)電極面
33,34 位置調整具
35 位置調整用ネジ
50 電動機

Claims (7)

  1. 絶縁被覆を有する導線を複数本束ねた導線束に端子具を導電接合してなる端子の製造方法であって、
    前記導線束の外周に装着した前記端子具を電極部材で挟持して押圧するかしめ工程と、
    前記電極部材を介して前記端子具に通電することで、前記導線の絶縁被覆を炭化あるいは溶融させて前記端子具と前記導線束とを導電接合する通電工程と、を有し、
    前記電極部材は、
    前記端子具を第1の方向の両側から挟持する一対の第1電極面と、前記第1の方向とは異なる第2の方向の両側から挟持する一対の第2電極面と、を少なくとも備え、
    前記一対の第2電極面は、前記第2の方向の一方側と他方側それぞれにおいて、前記端子具に対する当接角度が互いに異なる二つの平面状の電極面を有しており、
    前記かしめ工程において、前記電極部材で前記端子具を前記第1の方向と第2の方向を含む複数の方向から同時に挟持してかしめ
    前記第1電極面及び前記第2電極面を含む複数の電極面によってかしめられた前記端子具の断面形状は、六角形状に形成される
    ことを特徴とする端子の製造方法。
  2. 前記電極部材には、それぞれに前記電極面を設けてなる小片状の電極チップが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子の製造方法。
  3. 前記電極チップは、前記電極部材に対して取り外し可能であり、かつ、その取付位置及び角度を調整することで、前記電極面の前記端子具に対する当接状態を調整可能である
    ことを特徴とする請求項に記載の端子の製造方法。
  4. 前記端子具は、前記導線束を収容する中空状の本体部と、前記本体部と一体に形成されて該本体部内で前記複数の導線を仕切るようにそれらの隙間に設置された板状のリブとを備えており、
    前記端子具の本体部が前記かしめ工程でかしめられる際、前記リブによって該本体部内の前記導線の位置が規制されるようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の端子の製造方法。
  5. 前記リブは、渦巻形状の断面を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の端子の製造方法。
  6. 前記第2の方向は、前記第1の方向と直交する方向である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の端子の製造方法。
  7. 絶縁被覆を有する導線を複数本束ねてなるコイルと、
    前記コイルに装着した端子具をヒュージング処理により電気的導通を確保した状態で接続してなる端子と、を備えた電動機であって、
    前記端子は、請求項1乃至のいずれかに記載の方法で製造された端子であることを特徴とする電動機。
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