JP5360128B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
従来、用紙等の記録媒体に対して圧力及び熱を加えて記録媒体に画像を定着させながら当該記録媒体を搬送する定着装置を備えた画像形成装置がある。
かかる画像形成装置では、定着装置により搬送された記録媒体が、搬送方向の下流側で蛇腹状の詰まり(例えば、図14に示す蛇腹状の詰まりS等)を生じさせる場合がある。この場合、詰まりを生じさせた記録媒体が定着装置のローラやベルトに当接し、ローラやベルトを圧迫することにより、ローラやベルトを損傷させることがある。
かかる詰まりを検知するため、定着装置に対して記録媒体の搬送方向の上流側及び下流側に記録媒体の通過を検知する構成を有する画像形成装置がある。かかる画像形成装置は、上流側の通過が検知された記録媒体が、所定のタイミングを過ぎても下流側を通過したことが検知されない場合、当該記録媒体が下流側で詰まりを生じさせたものと判定し、動作を停止する。
しかしながら、上記のような記録媒体の詰まりの検知方法では、所定のタイミングが過ぎるまで記録媒体の詰まりが検知されないため、画像形成装置が動作を停止するまでに生じた記録媒体の詰まりにより定着装置が損傷することがあった。
また、近年の画像形成装置は、より高速な印刷速度を求められており、印刷速度の高速化に伴って定着装置により搬送される記録媒体の搬送速度も高速化している。このため、記録媒体が詰まりを生じさせた場合、詰まりの開始から記録媒体が蛇腹状となって定着装置のローラやベルトを傷つけてしまうまでの時間が短くなってきている。よって、定着装置の損傷を防止するため、より早いタイミングで記録媒体の詰まりを検知する方法が求められている。
そこで、定着装置に対して搬送経路の下流側において記録媒体と当接することにより記録媒体の通過を検知するレバーを設け、レバーの角度により記録媒体の詰まりの有無を判定する画像形成装置がある(例えば、特許文献1等)。
特開2003−57892号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、詰まりの有無に関わらず定着装置により定着処理が施された画像の形成面にレバーを当接させるため、画像にレバーが擦れた傷跡を生じさせることにより、画像の品質を低下させる。
仮に、記録媒体が詰まりを生じたときのみレバーと記録媒体とが当接するようレバーを搬送経路から離して設けた場合、詰まりが生じたものと検知されるレバーの角度にレバーを押し上げる位置まで記録媒体の詰まりの度合いが大きくならなければ詰まりが検知されないこととなり、詰まりの初期段階での検知ができない。
また、単にレバーを搬送経路から離して設けたとしても、記録媒体が搬送経路を通過する位置にばらつきがあるため、記録媒体がレバーと当接してしまうことがある。この場合、画像形成装置は、詰まりを生じていないにも関わらず詰まりを生じたものと誤検知し、動作を停止してしまうこととなり、誤検知により画像形成装置の生産性が低下する。
本発明の課題は、より速い搬送速度で搬送される記録媒体の詰まりの検知をより早く行い、画像の品質を損なわず、かつ、記録媒体の詰まりの誤検知をより低減することができる定着装置及び画像形成装置を提供することである。
請求項1に記載の発明による定着装置は、記録媒体に対して圧力及び熱を加えて記録媒体に画像を定着させながら当該記録媒体を搬送するニップ部を有する定着手段と、前記ニップ部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられて、前記ニップ部により搬送された前記記録媒体を協働により挟持して搬送する二つのローラと、前記ニップ部と前記二つのローラとの間で、前記記録媒体の前記画像が形成された面の逆側に設けられて前記記録媒体の搬送経路をガイドするガイド部材と、前記ニップ部と前記二つのローラとの間で搬送される前記記録媒体を挟んで前記ガイド部材の逆側において前記ガイド部材と略平行に設けられて、前記ニップ部と前記二つのローラとの間で前記記録媒体から所定以上の圧力が加わったことに基づいて前記記録媒体の詰まりを検知する検知手段と、前記ニップ部と前記二つのローラとの間で、前記ガイド部材側に前記記録媒体を付勢する付勢手段と、前記ガイド部材に対する前記検知手段の位置を変更する位置変更手段と、前記記録媒体の単位面積あたりの重さに基づいて前記検知手段と前記ガイド部材との距離を決定する距離決定手段と、前記距離決定手段により決定された前記検知手段と前記ガイド部材との距離となるように前記位置変更手段の動作を制御する位置制御手段と、を備え、前記ニップ部と前記二つのローラとの間隔は、前記記録媒体の前記搬送方向に沿った長さよりも短く、前記付勢手段により付勢されて前記ニップ部と前記二つのローラとの間を通過する前記記録媒体と前記ガイド部材との距離に比して、前記検知手段と前記ガイド部材との距離が大きいことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置であって、前記検知手段は少なくとも、前記ニップ部の前記搬送方向の下流側の端部の位置と前記二つのローラにより前記記録媒体が挟持される位置との中間点において前記記録媒体の詰まりを検知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置であって、前記検知手段は、前記中間点から前記搬送方向の下流側にかかる所定の範囲で前記記録媒体の詰まりを検知することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の定着装置であって、前記記録媒体の単位面積あたりの重さに応じて前記付勢手段による付勢の強さを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された付勢の強さとなるように前記付勢手段の動作を制御する付勢制御手段と、を備え、前記距離決定手段は、前記記録媒体の単位面積あたりの重さと、前記決定手段により決定された前記付勢手段による付勢の強さとに基づいて前記検知手段と前記ガイド部材との距離を決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記検知手段は、前記記録媒体からの所定以上の圧力が所定時間以上連続した場合、前記記録媒体が詰まりを生じさせたものとして検知することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記検知手段は、前記搬送方向に直交する方向に沿った前記記録媒体の幅方向に沿って複数設けられることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記付勢手段は、前記ガイド部材側に前記記録媒体を付勢する気流を生じさせる気流発生手段を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記ニップ部を形成する二つの第2ローラを有し、
前記第2ローラのうち前記ガイド部材側に設けられた一方のローラは、前記第2ローラのうち前記検知手段側に設けられた他方のローラの外周面に凹みを形成し、
前記凹みは、付勢手段として機能することを特徴とする。
請求項9に記載の発明による画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、請求項1から8のいずれか一項に記載の定着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、より速い搬送速度で搬送される記録媒体の詰まりの検知をより早く行い、画像の品質を損なわず、かつ、記録媒体の詰まりの誤検知をより低減することができる。
本発明の第1実施形態による画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成部の主要構成を示す図である。 第1実施形態の画像定着装置の定着部、付勢部及び検出部の構成の一例を示す図である。 図3に示す定着部、付勢部及び検出部の構成において、ニップ部と排紙コロとの間で用紙が詰まりを生じさせた場合の一例を示す図である。 用紙の坪量と、吸引ファンによる用紙の吸引力の度合いと、用紙検知部とガイド部材との距離と、を対応付けたデータの一例を示す図である。 用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい場合における用紙検出部とガイド部材との距離の一例を示す図である。 用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい用紙が詰まりを生じさせた場合の一例を示す図である。 用紙の坪量が250[g/m2]以上である場合における用紙検出部とガイド部材との距離の一例を示す図である。 用紙の坪量が250[g/m2]以上である用紙が詰まりを生じさせた場合の一例を示す図である。 用紙検知部と剥離補助ノズル33との位置関係の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態による画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態の画像定着装置の定着部、付勢部及び検出部の構成の一例を示す図である。 用紙の坪量と、吸引ファンによる用紙の吸引力の度合いと、剥離補助ノズルによる付勢の度合いと、用紙検知部とガイド部材との距離と、を対応付けたデータの一例を示す図である。 従来の画像形成装置における蛇腹状の用紙の詰まりの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である定着装置を備えた画像形成装置1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例であり、これに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、図1に示すように、制御部101、記憶部102、操作表示部103、送受信部104、画像処理部105、画像形成部106、検知部110等を備え、各部はバス107により接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部101のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。
記憶部102は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、画像形成装置1の各部により用いられる各種のプログラムやデータ等を記憶する。
操作表示部103は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置(図示略)を有し、制御部101から出力される表示信号に基づいて、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、例えば、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示略)により覆われている。タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部101に出力する。また、操作表示部103は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタン(図示略)を備え、ボタン操作による操作信号を制御部101に出力する。
送受信部104は、例えば、通信回路(図示略)等を備え、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等の所定の通信規格により、通信ネットワークIを介して接続された外部の機器との間で情報の通信制御を行う。
具体的には、送受信部104は、外部の機器から通信ネットワークIを介して送信された印刷ジョブ等を受信する。
なお、通信ネットワークIは、例えば、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークIであり、LANやWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークIには、例えば、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
また、送受信部104は、例えば、所定のインタフェース(例えば、USB:Universal Serial Bus)等による接続を介して外部の機器と画像形成装置1とを接続するものであってもよい。
画像処理部105は、画像データ(例えば、送受信部104により受信された印刷ジョブに含まれる画像データ等)に対して所定の色変換処理(例えば、YMCKデータ生成処理)、YMCKデータのγ補正処理、中間調処理等の画像処理を施し、画像処理が施された画像データ(プリントデータ)を画像形成部106に出力する。
画像形成部106は、画像処理部105から出力されたプリントデータに基づいて、記録媒体(例えば、用紙P等)に画像形成を行う。
第1実施形態における画像形成部106は、例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)である。
図2は、画像形成部106の主要構成を示す図である。
図2に示すように、画像形成部106は、カセット11、給紙ローラ12、搬送ローラ13、搬送ベルト14、静電ドラム15Y、15M、15C、15K、プリントユニット16Y、16M、16C、16K、レーザユニット17Y、17M、17C、17K、転写ローラ18Y、18M、18C、18K、定着部20、排紙ローラ19等を備える。
カセット11は、用紙Pを格納する。
給紙ローラ12は、カセット11に格納されている用紙Pを一枚ずつ引き出す。
搬送ローラ13は、給紙ローラ12により引き出された用紙Pを、搬送ベルト14へ搬送する。
搬送ベルト14は、静電ドラム15Y,15M,15C,15Kと協働して用紙Pにトナー画像を転写する。
ここで、トナー画像の転写について、静電ドラム15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写を一例として説明する。
静電ドラム15Yは、駆動部(図示略)により回転駆動される円筒状の部材であり、帯電ユニット(図示略)によりその円筒の外周面が帯電している。レーザユニット17Yは、静電ドラム15Yの外周面に静電潜像を形成する。具体的には、レーザユニット17Yは、帯電した静電ドラム15Yの外周面に対して、プリントデータに基づいて用紙Pに形成されるイエローの画像に応じたレーザを照射する。
プリントユニット16Yは、静電ドラム15Yの外周面にイエロー(Y)のトナー画像を形成する。
具体的には、プリントユニット16Yは、トナーカートリッジと、現像ユニットとを有する。トナーカートリッジは、イエロー(Y)のトナーを備蓄し、現像ユニットに供給する。現像ユニットは、静電ドラム15Yの外周面に形成された静電潜像に対して、トナーカートリッジのトナーを付着させる現像処理を行う。現像処理により、イエロー(Y)のトナー画像が静電ドラム15Yの外周面に形成される。
転写ローラ18Yは、静電ドラム15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像を用紙Pへ転写する。
転写ローラ18Yは、搬送ベルト14を挟んで静電ドラム15Yと対向する位置に設けられる。転写ローラ18Yは、搬送ベルト14と静電ドラム15Yとによって用紙Pが挟まれるタイミングで、用紙Pをトナー画像と逆の電荷により帯電させる(逆帯電処理)。逆帯電処理により、静電ドラム15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像が用紙Pに転写される(二次転写)。
前述の静電ドラム15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写と同様の仕組みにより、静電ドラム15Mはマゼンタ(M)のトナー画像を転写し、静電ドラム15Cはシアン(C)のトナー画像を転写し、静電ドラム15Kはブラック(K)のトナー画像を転写する。
また、搬送ベルト14は、4色のトナー画像が重ねて転写された用紙Pを、定着部20へ搬送する。
定着部20は、用紙Pに転写されたトナー画像を定着させる。定着部20の詳細については、後述する。
排紙ローラ19は、定着部20によりトナー画像が定着された用紙Pを搬送し、排紙トレイ上に排出する。
図3は、第1実施形態の画像定着装置の定着部20、付勢部30及び検知部110の構成の一例を示す図である。
定着部20は、定着ベルト21及び加圧ローラ22を備える。
定着ベルト21及び加圧ローラ22は協働により、定着ベルト21の外周面と加圧ローラ22の外周面との圧接部(ニップ部N)を形成する。駆動部(図示略)により駆動された加圧ローラ22及び加圧ローラ22と転接する定着ベルト21は、ニップ部Nにおいて用紙Pを挟み込んで加圧、加熱し、用紙Pに定着処理を施す。また、定着ベルト21及び加圧ローラ22は、ニップ部Nにおいて用紙Pに定着処理を施しながら、用紙Pを所定の方向へ搬送する。
定着ベルト21は、複数のローラ(例えば、図3に示すローラ21a、ローラ21b)を囲むように一帯に連続するベルトである。
ローラ21a、ローラ21bは、定着ベルト21の内側に設けられたローラである。ローラ21a、ローラ21bは、外周面を定着ベルト21の内側に当接させるよう設けられ、協働により、定着ベルト21を張架する。
加圧ローラ22は、定着ベルト21を挟んで、定着ベルト21を張架する複数のローラのうち一つ(例えば、図3に示すローラ21a)と対向する位置に設けられる。加圧ローラ22は、ローラ21aと協働して定着ベルト21を挟み込み、定着ベルト21の外周面と加圧ローラ22の外周面との圧接部(ニップ部N)を形成する。
ローラ21a及び加圧ローラ22は共に、駆動部(図示略)により回転駆動される。ローラ21aの回転により、定着ベルト21は駆動される。また、加圧ローラ22は、ローラ21aの回転方向と逆方向に回転駆動される。駆動された定着ベルト21及び加圧ローラ22は協働により、ニップ部Nにおいて用紙Pを挟み込み、加圧しながら用紙Pを搬送する。ローラ21aは、ワンウェイクラッチを介して、加圧ローラ22の周速より小さな周速で駆動され、定着ベルト21と加圧ローラ22が圧着されているときは、加圧ローラ22がその速度を支配する。
また、複数のローラのうち少なくとも一方(例えば、図3に示すローラ21b)は、加熱部(例えば図3に示す、ローラ21bの内側に設けられた加熱部21c)により加熱される。加熱部21cにより加熱されたローラ21bは、その熱を定着ベルト21へ伝達させる。ローラ21bから熱を伝達されることにより、定着ベルト21は加熱される。加熱された定着ベルト21は、ニップ部Nにおいて挟み込まれた用紙Pに熱を伝達させることにより、用紙Pを加熱する。
定着ベルト21及び加圧ローラ22は、ニップ部Nにおいて用紙Pに定着処理を施しながら、定着処理が施された用紙Pを搬送し、当該搬送方向の下流側へ用紙Pを排出する。 以下、「上流側」又は「下流側」と記載するものは、用紙Pの搬送方向に基づく記載である。
本実施形態の定着部20は、所定の速度(例えば、500[mm/s])で用紙Pを下流側へ搬送(排出)する。
排出された用紙Pは、排紙コロ41、41に挟み込まれてさらに下流側に搬送される。排紙コロ41、41は、ニップ部Nに対して下流側に設けられて、ニップ部Nにより搬送された記録媒体(用紙P)を協働により挟持して搬送する二つのローラである。
ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間隔は、記録媒体(用紙P)の搬送方向に沿った長さよりも短くなるよう設けられている。具体的には、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間隔は、画像形成装置1の用紙Pとして用いることが可能な記録媒体のうち、搬送方向に沿った長さが最も短い記録媒体の搬送方向に沿った長さよりも短い所定の長さ(例えば、100[mm]等)となるよう設けられている。これにより、用紙Pは、ニップ部N又は排紙コロ41、41の少なくともいずれか一方に挟持されて搬送される。
また、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間には、ガイド部材42が設けられている。
ガイド部材42は、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で、記録媒体の画像が形成された面の逆側に設けられて記録媒体(用紙P)の搬送経路をガイドする。
具体的には、本実施形態において、画像が形成される側の用紙Pの面(一方の面)は、用紙Pを上下から挟み込むニップ部Nの定着ベルト21及び加圧ローラ22のうち、上側に設けられた定着ベルト21側に面している。ガイド部材42は、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間において用紙Pの搬送経路の下側に設けられる。
本実施形態のガイド部材42は、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙Pが加圧ローラ22に付着していた場合、加圧ローラ22から用紙Pを剥離させる分離爪としても機能する。具体的には、ガイド部材42は、加圧ローラ22の軸方向に沿ってニップ部Nの軸方向の範囲をカバーするように設けられた分離爪を有し、当該分離爪の上面が用紙Pの搬送経路をガイドする。
なお、本実施形態では、ガイド部材42が記録媒体(用紙P)の搬送経路をガイドすると共に分離爪として機能しているが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、分離爪としての機能を有さないが、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で、記録媒体の画像が形成された面の逆側に設けられて記録媒体(用紙P)の搬送経路をガイドする専用のガイド部材であってもよい。
付勢部30は、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で、ガイド部材42側に記録媒体を付勢する。
付勢部30は、吸引部31、剥離補助ノズル32、33等を備える。
吸引部31は、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙Pの搬送経路に設けられたガイド部材42に用紙Pを引き寄せるよう用紙Pを付勢する。
吸引部31は、例えば、吸引ファン31a、吸引ファン駆動制御部31b(図1参照)等を有する。吸引ファン31aは、用紙の搬送方向の上流側から下流側に向かって送風を行う。また、ガイド部材42には、吸引ファン31aにより生じた気流をガイド部材42の上下、即ち、ガイド部材42の上方を通る用紙Pの搬送経路とガイド部材42の下方との間で通過させるための孔が設けられている。吸引ファン31aの送風により、吸引ファン31aは、ガイド部材42の上方から吸い込まれてガイド部材42の下方を通過して吸引ファン31aへ到る気流を生じさせる。つまり、吸引ファン31aは、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙Pをガイド部材42側へ付勢する方向の気流を生じさせ、ガイド部材42側に用紙Pを引き寄せる。
吸引ファン駆動制御部31bは、吸引ファン31aの動作のON/OFFや、制御部101により指示された吸引ファン31aの静圧に応じた吸引ファン31aの動作の制御等、吸引ファン31aの動作に係る各種の処理を行う。
なお、本実施形態の画像形成装置1は、吸引ファン31aとして、例えば、最大静圧210[Pa]のファンモータを6つ、加圧ローラ22の軸方向に沿って並べるよう設けており、また、吸引ファン31aからガイド部材42にかかる気流の経路をガイドするダクト31cを有しているが、一例であり、これに限られるものではない。
剥離補助ノズル32、33は、定着部20のニップ部Nから排出された用紙Pが定着ベルト21から剥離することを促す気流を生じさせる。
具体的には、剥離補助ノズル32、33は、夫々、ニップ部Nに対して用紙の搬送方向の下流側に設けられて、ニップ部Nにより搬送(排出)されて定着ベルト21に付着した用紙と定着ベルト21との間に気流を噴射する。剥離補助ノズル32、33による気流を受けた用紙Pは、定着ベルト21に対して下方、即ち、ガイド部材42側に付勢される。
本実施形態では、剥離補助ノズル32はコンプレッサー32aにより供給された圧縮空気による気流を噴射し、剥離補助ノズル33はファン33aの駆動により生じた気流を噴射するが、一例であり、これに限られるものではない。
また、ニップ部Nにおいて記録媒体(用紙P)を挟み込むよう設けられた二つのローラ(例えば、ローラ21a、加圧ローラ22)のうちガイド部材42側に設けられた一方のローラ(加圧ローラ22)が検知部110のレバー111側に設けられた他方のローラ(ローラ21a)の外周面を凹ませる。
具体的には、例えば、定着部20のローラ21a、21b及び加圧ローラ22の外周部は共にシリコンゴム等の樹脂により覆われている。また、図3等に示すように、ローラ21aの外周部の樹脂の厚み(例えば、20[mm])は、加圧ローラ22の外周部の樹脂の厚み(例えば、1[mm])に比して厚く設けられており、圧力に応じて凹むように設けられている。これにより、ローラ21aの外周面は、加圧ローラ22により下方から加えられる圧力(例えば、荷重2000[N])に応じて、上に盛り上がった弧を描くように所定量(例えば、3[mm])凹む。そして、定着ベルト21も、ローラ21aの凹みに沿った形状となり、ニップ部Nにおいて上に盛り上がった弧を描くような経路を取って駆動される。
ローラ21aの凹みにより、ニップ部Nは、ガイド部材42と検知部110のレバー111との位置関係について、レバー111側に盛り上がる弧を描くような形状となる。また、ニップ部Nは、搬送方向に沿う方向について、ニップ部Nの中間から下流側の端部にかけてガイド部材42側へ向かう弧を描くような形状となる。用紙Pは、かかるニップ部Nの形状に沿ってニップ部Nの下流側の端部から排出されることにより、ガイド部材42側へと付勢される。
即ち、定着部20は、ニップ部Nを形成する二つの第2ローラ(例えば、加圧ローラ22及びローラ21a)を有し、第2ローラのうちガイド部材42側に設けられた一方のローラ(加圧ローラ)は、第2ローラのうち検知手段(例えば、レバー111の用紙検知部111c)側に設けられた他方のローラ(ローラ21a)の外周面に凹みを形成し、当該凹みは、付勢手段として機能する。
検知部110は、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で搬送される記録媒体(用紙P)を挟んでガイド部材42の逆側に設けられて、ニップ部Nと二つのローラとの間で記録媒体が詰まりを生じさせた場合、詰まりを生じさせた記録媒体から所定以上の圧力が加わったことに基づいて記録媒体の詰まりを検知する。
具体的には、検知部110は、レバー111、フォトインタラプタ112等を有する。
レバー111は、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間で用紙Pが詰まりを生じさせた場合、詰まりを生じさせた記録媒体からの圧力に応じて揺動するよう設けられた部材である。レバー111は、ニップ部Nに対して下流側の所定位置に設けられた揺動軸111aを軸として揺動可能に支持されている。また、レバー111は、揺動軸111aに対して一端111bが下流側に位置し、他端に設けられた用紙検知部111cが上流側に位置する。
用紙検知部111cは、ガイド部材42の上面に対して略平行に設けられる。
用紙検知部111cは、付勢部30等により付勢されてニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間を通過する記録媒体(用紙P)の搬送経路とガイド部材42との距離に比して、用紙検知部111cとガイド部材42との距離が大きくなるよう設けられている。即ち、用紙検知部111cは、詰まりを生じさせずにニップ部Nと排紙コロ41、41との間を通過する用紙Pと接触しない位置に設けられる。
一方、図4に示すように、用紙検知部111cは、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間で用紙Pが詰まりを生じさせた場合、詰まりを生じさせた用紙Pからの圧力を下方から受け、上方へ揺動する。用紙検知部111cの上方への揺動に伴い、レバー111の一端111bが下方へ揺動する。これにより、フォトインタラプタ112の光の遮断の有無が切り替わる。
フォトインタラプタ112は、レバー111の一端111bを挟んで対向する位置に設けられた発光部と受光部とを有する。発光部は、受光部に向かって光を発する発光素子を有する。受光部は、発光部からの光を検知する受光素子を有する。
レバー111の一端111bは、用紙Pがニップ部Nと排紙コロ41、41との間にない場合や、用紙Pが詰まりを生じさせずにニップ部Nと排紙コロ41、41との間を通過している場合に、フォトインタラプタ112の発光部により発せられた光が受光部に届かないよう発光部と受光部との間の光の射線を遮断する位置となるよう設けられている。また、レバー111の一端111bは、用紙Pが詰まりを生じさせたことによる用紙検知部111cの上方への揺動に伴って下方へ揺動した場合、フォトインタラプタ112の発光部により発せられた光が受光部に届くよう発光部と受光部との間の光の射線を開放する位置となるよう設けられている。
より具体的には、本実施形態のフォトインタラプタ112は、発光部と受光部とが略平行に対向する二辺と、当該二辺と略直交して当該二辺の間を接続するように設けられた一辺(以下、「中間辺」と記載)とにより構成された“コ”の字型の部材であり、“コ”の字の開口部が下方となるよう設けられている。また、レバー111の一端111bは、フォトインタラプタ112の“コ”の字の発光部と受光部の二辺の間で上下方向に揺動可能となるよう設けられている。
レバー111は、所定位置に設けられたバネ(図示略)等の付勢部材により、所定の力で一端111bが上方に揺動し、用紙検知部111cが下方に揺動するように付勢されている。これにより、用紙Pがニップ部Nと排紙コロ41、41との間にない場合や、用紙Pが詰まりを生じさせずにニップ部Nと排紙コロ41、41との間を通過している場合に、レバー111の一端111bは、フォトインタラプタ112の“コ”の字型の中間辺と当接する。言い換えれば、用紙Pが詰まりを生じさせていない場合のレバー111は、一端111bがフォトインタラプタ112に係止されることにより、揺動軸111aを軸とした一端111b及び用紙検知部111cの角度が保持されている。このとき、レバー111の一端111bはフォトインタラプタ112の“コ”の字型の内側に位置し、発光部と受光部との間の光の射線を遮断している。
一方、用紙Pが詰まりを生じさせた場合、用紙検知部111cの上方への揺動に伴ってレバー111の一端111bが下方へと揺動することにより、フォトインタラプタ112と一端111bとの当接が解消されると共に、発光部と受光部との間の光の射線が開放される。
フォトインタラプタ112は、発光部からの光を受光部が検知すると、所定の信号(以下、「検知信号」と記載)を出力する。
制御部101は、フォトインタラプタ112により出力された検知信号に基づいて、用紙Pの詰まりを検知する。
具体的には、制御部101は、フォトインタラプタ112から検知信号が出力されていない場合、用紙Pの詰まりが生じていないものと判定する。
一方、制御部101は、フォトインタラプタ112から検知信号が出力された場合、用紙Pの詰まりが生じたものと判定する。用紙Pの詰まりが生じたものと判定した場合、制御部101は、定着部20を含む画像形成部106の各部の動作を停止させて、用紙Pの搬送を停止させる。これにより、制御部101は、用紙Pの詰まりの進行(例えば、用紙Pによる蛇腹状の詰まりの拡大等)を阻止する。
なお、バネ等の付勢部材によるレバー111に対する付勢の力は、詰まりを生じさせた用紙Pからの圧力により用紙検知部111cが上方へ揺動することを妨げない程度の力となるよう設定されている。
つまり、検知手段(例えば、レバー111及びフォトインタラプタ112等)は、所定以上の圧力(例えば、バネ等の付勢部材によるレバー111に対する付勢の力に抗して用紙検知部111cを上方に揺動させる圧力)が加わったことに基づいて記録媒体(用紙P)の詰まりを検知する。
ここで、検知信号が出力された場合に無条件に用紙Pが詰まりを生じたものと判定されるようにすると、何らかの理由により詰まりを生じさせていない用紙Pが用紙検知部111cと接触して用紙検知部111cを押し上げてしまった場合、詰まりが生じていないにも関わらず詰まりが生じたものとして誤検知されることが起こりうる。詰まりを生じさせていない用紙Pが用紙検知部111cと接触する場合として、例えば、用紙の下流側の端部がガイド部材42から浮き上がるような位置を取って搬送される場合等があげられる。
そこで、本実施形態では、制御部101は、用紙検知部111cが受ける記録媒体(用紙P)からの所定以上の圧力が所定時間(例えば、100[ms])以上連続した場合、記録媒体が詰まりを生じさせたものとして検知する。
所定時間は、例えば、上記のバネ等の付勢部材によるレバー111の付勢の力の大きさや、レバー111に働く慣性力の大きさ、フォトインタラプタ112とレバー111との位置関係、用紙Pの搬送速度に基づいて算出される用紙Pと用紙検知部111cとの衝突時にレバー111に対して働く力の大きさ等に基づいて決定される。
本実施形態のフォトインタラプタ112は、アクチュエータ112aの動作に応じて上下動するよう設けられている。アクチュエータ112aは、フォトインタラプタ112を上下動させると共に、上下動後のフォトインタラプタ112の位置を保持する。
フォトインタラプタ112の上下動に伴い、フォトインタラプタ112に係止されているレバー111の一端111bが上下動する。これに伴い、用紙検知部111cが、レバー111の一端111bの上下動方向と逆側に上下動する。このとき、用紙検知部111cの上下動に応じて、用紙検知部111cとガイド部材42との距離が変化する。
つまり、アクチュエータ112aは、ガイド部材42に対する検知手段(例えば、レバー111の用紙検知部111c)の位置を変更する。
制御部101は、アクチュエータ112aの動作を制御することにより、フォトインタラプタ112の上下方向の位置を変化させて、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を変化させる。
例えば、制御部101は、記録媒体(用紙P)の単位面積あたりの重さ(坪量)に応じて付勢手段(例えば、付勢部30の吸引ファン31a等)による付勢の強さを決定する。また、制御部101は、決定された付勢の強さとなるように付勢手段(例えば、付勢部30の吸引ファン31a等)の動作を制御する。
また、制御部101は、記録媒体(用紙P)の単位面積あたりの重さ(坪量)と、決定された付勢手段(例えば、付勢部30の吸引ファン31a等)による付勢の強さとに基づいて検知手段(例えば、レバー111の用紙検知部111c)とガイド部材42との距離を決定する。そして、制御部101は、決定された検知手段(例えば、レバー111の用紙検知部111c)とガイド部材42との距離となるように位置変更手段(例えば、アクチュエータ112a)の動作を制御する。
具体的には、記憶部102は、例えば、図5に示すような、用紙の坪量と、付勢部30の吸引ファン31aによる用紙Pの吸引力の度合いと、用紙検知部111cとガイド部材42との距離と、を対応付けたデータTを記憶している。また、制御部101のROM又は記憶部102は、用紙の種類と用紙の坪量とを対応付けるデータ(図示略)を記憶している。また、制御部101は、操作表示部103等を介してユーザにより設定された、画像形成に用いる用紙の種類を示す情報を記憶部102等に記憶させている。
制御部101は、ユーザにより画像形成の開始が指示されると、画像形成に用いる用紙Pとして設定された用紙の種類を特定し、用紙の種類から用紙の坪量を特定する。また、制御部101は、記憶部102からデータTを読み出して、用紙の坪量に応じた用紙検知部111cとガイド部材42との距離及び吸引ファン31aの吸引力を特定する。そして、制御部101は、用紙検知部111cとガイド部材42との距離が特定された距離となるよう、アクチュエータ112aの動作を制御する。また、制御部101は、吸引ファン31aの吸引力が特定された吸引ファン31aの吸引力となるよう、吸引ファン駆動制御部31bの動作を制御する。
以下、用紙の坪量と、用紙検知部111cとガイド部材42との距離と、詰まりを生じさせた場合の用紙Pの形状との対応関係の一例について、図3及至図10を参照して説明する。
例えば、用紙の坪量が80[g/m2]以下(80[g/m2]を含む)である場合、より大きい坪量を有する用紙に比して薄く、軽いため、用紙Pは、吸引ファン31aの気流によるガイド部材42側への付勢の影響をより強く受ける。かかる用紙Pに対してガイド部材42側に付勢する力をかけすぎると、用紙Pがガイド部材42に強く擦り付けられることにより傷ついてしまう場合がある。そこで、データTは、用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合、吸引ファン31aの吸引力を、より大きい坪量を有する用紙の場合に比して小さくする設定(例えば、60[%])を予め含んだデータとして設定されている。制御部101は、当該設定に応じて吸引ファン駆動制御部31bに指示命令を出力し、吸引ファン31aの静圧を制御する。
また、用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合、吸引ファン31aの吸引力が相対的に小さく設定されることにより、用紙Pをガイド部材42側へ付勢する力の強さが相対的に弱まるので、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙Pがガイド部材42側に密着せず、ガイド部材42から僅かに浮いた搬送経路を取って排紙コロ41、41側へ搬送されることがある。このとき、用紙検知部111cとガイド部材42との距離があまりに小さいと、用紙Pの下流側の先端部と用紙検知部111cとが衝突することや、用紙Pと用紙検知部111cとが摺接すること等が起こる場合がある。そこで、データTは、用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合、当該場合の吸引ファン31aの吸引力の設定に応じて、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を、用紙Pの搬送経路のゆらぎを踏まえたうえで、正常に搬送される用紙Pと用紙検知部111cとが接触しない距離(例えば、4[mm])とする設定を予め含んだデータとして設定されている。制御部101は、当該設定に応じてアクチュエータ112aの動作を制御して、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を制御する(図3参照)。
また、用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合、用紙Pの厚みが、より大きい坪量を有する用紙の厚みに比して薄く、用紙Pの剛性が相対的に小さい。このため、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で詰まりを生じさせた用紙Pは、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間の搬送経路において排紙コロ41、41の手前に押し込まれ、排紙コロ41、41の近傍で蛇腹状の起伏を形成することとなる。
ここで、図4等に示すように、用紙検知部111cは、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラにより記録媒体が挟持される位置との中間点の下流側にかかる所定の範囲(例えば、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラにより記録媒体が挟持される位置との中間を示す中間線Mと用紙検知部111cとの交差位置(以下、単に「交差位置」と記載)から、排紙コロ41の近傍までの範囲)において記録媒体(用紙P)からの圧力を検知するように設けられている。具体的には、用紙検知部111cは、例えば、上記の交差位置から排紙コロ41の近傍までの範囲にかけて、ガイド部材42に対して略平行に設けられた板状の部材を有する。
よって、排紙コロ41、41の近傍で形成された用紙Pの蛇腹状の起伏により上方に押し上げられるように揺動する。これにより、レバー111の一端111bによるフォトインタラプタ112の発光部と受光部との光の遮断が解消されるので、フォトインタラプタ112から検知信号が出力されることとなり、制御部101は、用紙Pの詰まりを検知する。
また、例えば、用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい場合、用紙の坪量が80[g/m2]以下である用紙に比して厚く、重いため、用紙Pは、用紙の坪量が80[g/m2]以下である用紙に比してガイド部材42に側に付勢する力を強く受けることにより、ガイド部材42側に密着する搬送経路を取ることができ、かつ、この場合に用紙が傷ついてしまうことはほとんどない。そこで、データTは、用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい場合、吸引ファン31aの吸引力を、用紙の坪量が80[g/m2]以下である用紙に比して大きくする設定(例えば、80[%])を予め含んだデータとして設定されている。制御部101は、当該設定に応じて吸引ファン駆動制御部31bに指示命令を出力し、吸引ファン31aの静圧を制御する。
また、用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい場合、吸引ファン31aの吸引力が、用紙の坪量が80[g/m2]以下である用紙に比して大きく設定されることにより、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙Pはガイド部材42側に密着する搬送経路を取る。このとき、用紙検知部111cとガイド部材42との距離が不必要に大きいと、用紙Pが詰まりを生じさせたにも関わらず用紙Pと用紙検知部111cとが当接せず、詰まりが検出されないこととなる場合がある。そこで、データTは、用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい場合、当該場合の吸引ファン31aの吸引力の設定に応じて、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を、用紙Pがガイド部材42側に密着する搬送経路を取ることを踏まえたうえで、正常に搬送される用紙Pと用紙検知部111cとが接触しない距離(例えば、3[mm])とする設定を予め含んだデータとして設定されている。制御部101は、当該設定に応じてアクチュエータ112aの動作を制御して、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を制御する(図6参照)。
また、用紙の坪量が80[g/m2]より大きく、250[g/m2]より小さい場合、用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合に比して厚く、用紙Pの剛性が相対的に大きい。このため、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で詰まりを生じさせた用紙Pは、ニップ部Nと排紙コロ41、41との間の搬送経路において排紙コロ41、41の手前に押し込まれるものの、用紙Pの剛性に応じて起伏の距離が大きくなり、用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合に比してより上流側まで蛇腹状の起伏を形成することとなる。ここで、図7に示すように、用紙検知部111cは、排紙コロ41、41の近傍から用紙の坪量が80[g/m2]以下である場合に比してより上流側まで形成された用紙Pの蛇腹状の起伏により上方に押し上げられるように揺動する。これにより、レバー111の一端111bによるフォトインタラプタ112の発光部と受光部との光の遮断が解消されるので、フォトインタラプタ112から検知信号が出力されることとなり、制御部101は、用紙Pの詰まりを検知する。
また、例えば、用紙の坪量が250[g/m2]以上(250[g/m2]を含む)である場合、より小さい坪量を有する用紙に比して厚く、重いため、用紙Pは、吸引ファン31aの気流によるガイド部材42側への付勢の影響を受けにくい。かかる用紙Pに対してガイド部材42側に付勢する力が弱いと、用紙Pがガイド部材42側に十分引き付けられない場合がある。そこで、データTは、用紙の坪量が250[g/m2]以上である場合、吸引ファン31aの吸引力を、より小さい坪量を有する用紙の場合に比して大きくする設定(例えば、100[%])を予め含んだデータとして設定されている。制御部101は、当該設定に応じて吸引ファン駆動制御部31bに指示命令を出力し、吸引ファン31aの静圧を制御する。
また、用紙の坪量が250[g/m2]以上である場合、吸引ファン31aの吸引力が相対的に大きく設定されるものの、用紙Pが吸引ファン31aの気流によるガイド部材42側への付勢の影響を受けにくいので、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙Pがガイド部材42側に密着せず、ガイド部材42から僅かに浮いた搬送経路を取って排紙コロ41、41側へ搬送されることがある。このとき、用紙検知部111cとガイド部材42との距離があまりに小さいと、用紙Pの下流側の先端部と用紙検知部111cとが衝突することや、用紙Pと用紙検知部111cとが摺接すること等が起こる場合がある。そこで、データTは、用紙の坪量が250[g/m2]以上である場合について、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を、用紙Pの搬送経路のゆらぎを踏まえたうえで、正常に搬送される用紙Pと用紙検知部111cとが接触しない距離(例えば、4[mm])とする設定を予め含んだデータとして設定されている。制御部101は、当該設定に応じてアクチュエータ112aの動作を制御して、用紙検知部111cとガイド部材42との距離を制御する(図8参照)。
また、用紙の坪量が250[g/m2]以上である場合、用紙Pの厚みが、より大きい坪量を有する用紙の厚みに比して厚く、用紙Pの剛性が相対的に大きい。このため、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で詰まりを生じさせた用紙Pは、ニップ部Nによる搬送によりニップ部Nと排紙コロ41、41との間の搬送経路において排紙コロ41、41の手前に押し込まれるように圧力されるものの、用紙Pの剛性に応じて起伏の距離が大きくなり、用紙の坪量が250[g/m2]未満である場合に比してより上流側まで蛇腹状の起伏を形成することとなる。このため、例えば、図9に示すように、用紙の坪量が250[g/m2]以上である用紙Pは、ニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間で詰まりを生じさせた場合、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)により記録媒体(用紙P)が挟持される位置との中間点(交差位置)の近傍まで蛇腹状の起伏を形成する場合がある。ここで、用紙検知部111cは、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)により記録媒体(用紙P)が挟持される位置との中間点(交差位置)において記録媒体(用紙P)からの圧力を検知するように設けられているので、排紙コロ41、41の近傍から用紙の坪量が250[g/m2]未満である場合に比してより上流側まで形成された用紙Pの蛇腹状の起伏により上方に押し上げられるように揺動する。これにより、レバー111の一端111bによるフォトインタラプタ112の発光部と受光部との光の遮断が解消されるので、フォトインタラプタ112から検知信号が出力されることとなり、制御部101は、用紙Pの詰まりを検知する。
また、例えば、図9に示すように、レバー111の用紙検知部111cが上方へと揺動することにより、上下方向の位置について、他の構成(例えば、剥離補助ノズル33等)の位置に至る場合がある。ここで、例えば、図10に示すように、用紙検知部111cが上向に揺動できるよう、上下方向に貫通した隙間(例えば、図10の隙間33b等)を当該他の構成に設けることにより、用紙検知部111cと他の構成とが衝突することなく、用紙検知部111cが上方に揺動することができる。
なお、本実施形態において、データTにより決定される用紙検知部111cとガイド部材42との距離とは、例えば、略平行に設けられた用紙検知部111cとガイド部材42との距離のうち最も狭い箇所の距離であり、制御部101は、当該箇所の距離がデータTにより決定される距離となるようにアクチュエータ112aの動作を制御する。
また、図4に示す吸引ファン31aの100[%]の吸引力とは、例えば、吸引ファン31aを最大静圧で動作させることを示しており、60[%]、80[%]の吸引力は、当該100[%]の静圧に対する割合を示しているが、一例であり、これに限られるものではない。同様に、図4に示す用紙の坪量に応じた用紙検知部111cとガイド部材42との距離も一例であり、これに限られるものではない。
以上、第1実施形態の画像形成装置1によれば、検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c)は、付勢部30等により付勢されてニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間を通過する記録媒体(用紙P)の搬送経路とガイド部材42との距離に比して、ガイド部材42との距離が大きくなる位置に設けられるので、定着部20により定着処理を施された記録媒体の画像の形成面が、詰まりを生じさせずに正常に搬送される場合に検知手段と当接することを防止することができ、画像の形成面が他の部材と当接、摺接することにより画像の品質の低下を防止することができる。即ち、画像形成装置1は、画像の品質を損なうことなく出力することができる。
また、ニップ部Nと二つのローラとの間で、ガイド部材42側に記録媒体を付勢する付勢手段(例えば、付勢部30やローラ21aの凹み等)を備えるので、記録媒体をガイド部材42に沿わせて搬送することができると共に、記録媒体が通過する搬送経路のばらつきを低減することができ、ニップ部Nと二つのローラとの間を通過する記録媒体の搬送経路とガイド部材42との距離を一定の距離とすると共に、より小さい距離とすることができる。即ち、ニップ部Nと二つのローラとの間を通過する記録媒体の搬送経路とガイド部材42との距離に比して、ガイド部材42との距離が大きくなる位置に設けられる検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c)の位置についても、ガイド部材42に対する距離をより小さい距離とするよう設けることができ、詰まりを生じさせていない用紙との当接による詰まりの誤検知の防止と、当該小さい距離の中で記録媒体が詰まりを生じさせた場合における迅速な詰まりの検知と、を両立させることができる。
また、上記のように、小さい距離の中で記録媒体が詰まりを生じさせた場合における迅速な詰まりの検知を行うことができることにより、定着装置により搬送される記録媒体の搬送速度が高速化(例えば、500[mm/s])することに伴って詰まりの開始から記録媒体が蛇腹状となって定着装置を傷つけてしまうまでの時間が短くなる場合であっても、詰まりが定着装置を傷つけてしまう前に詰まりの検知を行うことができ、定着装置を停止させることができるので、より速い搬送速度で搬送される記録媒体の詰まりの検知をより早く行い、画像の品質を損なわず、かつ、記録媒体の詰まりの誤検知をより低減することができる。
また、検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c)は少なくとも、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)により記録媒体(用紙P)が挟持される位置との中間点(交差位置)において記録媒体からの圧力を検知するので、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラとの両方により担持された記録媒体が詰まりを生じさせた場合に最も撓みを生じさせやすい中間点における記録媒体の蛇腹状の起伏により記録媒体から加えられる圧力を検知することができ、詰まりの検知の精度がより向上する。
また、検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c)は、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)により記録媒体(用紙P)が挟持される位置との中間点から下流側にかかる所定の範囲(例えば、交差位置から排紙コロ41の近傍までの範囲)で記録媒体からの圧力を検知するので、ニップ部Nの下流側の端部の位置と二つのローラの間の搬送経路において下流側に位置する二つのローラの近傍に押し込まれて詰まりを生じさせた記録媒体からの圧力をより迅速に検知することができ、詰まりの検知の精度がより向上する。
また、所定のデータ(例えば、データT)により、記録媒体(用紙P)の単位面積あたりの重さ(坪量)に基づいた付勢手段(例えば、付勢部30の吸引ファン31a等)による付勢の強さが決定され、さらに、記録媒体(用紙P)の単位面積あたりの重さ(坪量)と、付勢手段による付勢の強さとに基づいた検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c)とガイド部材42との距離が決定され、制御部101が、決定された付勢の強さとなるように付勢手段の動作を制御すると共に、決定された検知手段とガイド部材42との距離となるように位置変更手段(例えば、アクチュエータ112a)の動作を制御する。これにより、記録媒体の単位面積あたりの重さに応じた付勢の強さにより記録媒体をガイド部材42側へ付勢して記録媒体の搬送経路を記録媒体の単位面積あたりの重さに対応した搬送経路とすることができると共に、記録媒体の単位面積あたりの重さに対応した搬送経路に応じて検知手段とガイド部材42との距離を制御することができる。即ち、記録媒体の単位面積あたりの重さに応じて想定される搬送経路の設定と想定された搬送経路に応じた検知手段の位置の設定とを行うことにより、詰まりの検知の精度をより向上させることができる。
また、制御部101は、検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c)が受ける記録媒体(用紙P)からの所定以上の圧力が所定時間以上連続した場合、記録媒体が詰まりを生じさせたものとして検知するので、何らかの理由により詰まりを生じさせていない記録媒体が検知手段に接触してしまった場合、接触により圧力が加えられる時間が所定時間未満であれば詰まりの誤検知を防止することができ、詰まりを生じさせていない記録媒体の搬送における誤検知を防止することができる。一方、詰まりを生じさせた記録媒体は、検知手段に圧力を加え続けるので、制御部101は、記録媒体の詰まりを確実に検知する。即ち、記録媒体からの所定以上の圧力が所定時間以上連続した場合、記録媒体が詰まりを生じさせたものとして検知することにより、詰まりの検知の精度をより向上させることができる。
また、ガイド部材42側に記録媒体(用紙P)を付勢する気流を生じさせる気流発生手段(例えば、付勢部30)を備えるので、気流により記録媒体をガイド部材42側に付勢することができ、記録媒体の画像の形成面に物理的な接触を介さずに記録媒体をガイド部材42側に付勢することができる。即ち、付勢手段により記録媒体に形成された画像が傷つけられることがないので、画像形成装置1は、画像の品質を損なうことなく出力することができる。
また、ニップ部Nを形成する二つのローラ(例えば、ローラ21a及び加圧ローラ22)のうちガイド部材42側に設けられた一方のローラ(加圧ローラ22)が検知手段側に設けられた他方のローラ(ローラ21a)の外周面に凹みを生じさせ、当該凹みが記録媒体をガイド部材42側に付勢するので、ニップ部Nによる記録媒体の搬送に伴い、記録媒体をガイド部材42側に付勢することができ、記録媒体の搬送経路をより確実にガイド部材42側に沿わせることができる。加えて、記録媒体をガイド部材42に付勢するための専用の構成を設けることなく記録媒体をガイド部材42に付勢することができ、当該専用の構成のための画像形成装置内の設置スペースや当該専用の構成のための部品の調達コスト等を不要とし、コンパクトかつ低コストな画像形成装置とすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図11、図12を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の検知部110は、第1実施形態におけるレバー111及びフォトカプラに代えて、圧力検知部113を備える。
圧力検知部113は、詰まりを生じさせた記録媒体(用紙P)から受ける圧力を検知する。具体的には、圧力検知部113は、機械的な寸法の変化を電気信号として検知するひずみゲージ等により構成される。
圧力検知部113は、上記の第1実施形態におけるレバー111の用紙検知部111cと同様の位置に設けられる。即ち、圧力検知部113は、ガイド部材42の上面に対して略平行に設けられる。また、圧力検知部113は、付勢部30等により付勢されてニップ部Nと二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)との間を通過する記録媒体(用紙P)の搬送経路とガイド部材42との距離に比して、ガイド部材42との距離が大きくなる位置に設けられる。即ち、圧力検知部113は、詰まりを生じさせずにニップ部Nと排紙コロ41、41との間を通過する用紙Pと接触しない位置に設けられる。
具体的には、圧力検知部113は、用紙Pの搬送経路を挟んでガイド部材42と対向する位置においてガイド部材42の上面に対して略平行に設けられた上部ガイド板43の上面に貼り付けられている。
圧力検知部113は、上部ガイド板43が詰まりを生じさせた記録媒体(用紙P)と当接した場合、上部ガイド板43が記録媒体から圧力を受けることに応じてひずみ、当該ひずみにより生じた電気信号を検知する。圧力検知部113は、当該電気信号の検知に応じて、検知信号を出力する。第2実施形態の制御部101は、圧力検知部113により出力された検知信号に基づいて、第1実施形態におけるフォトインタラプタ112の検知信号の場合と同様の仕組みにより、用紙Pの詰まりを検知する。
第2実施形態の画像形成装置は、検知部110が、第1実施形態におけるレバー111及びフォトカプラに代えて、圧力検知部113を備えることに関する部分を除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様の構成を備える。
例えば、用紙検知部111cが受ける所定以上の圧力が記録媒体(用紙P)から所定時間(例えば、100[ms])以上連続した場合、記録媒体が詰まりを生じさせたものとして検知する仕組み等について、第2実施形態の制御部101は、圧力検知部113にも同様に適用する。例えば、制御部101は、圧力検知部113により所定以上のひずみに応じた電気信号に基づく検知信号が所定時間以上生じた場合、記録媒体の詰まりが生じたものと判定する。
以上、第2実施形態の画像形成装置1によれば、圧力検知部113が詰まりを生じさせた記録媒体と当接して当該記録媒体から受ける圧力を検知するので、機械的な動作によらずに詰まりを生じさせた記録媒体からの圧力を検知することができ、より省スペースな検知手段を設けることができると共に、より精度の高い詰まりの検知を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、検出手段は、搬送方向に直交する方向に沿った記録媒体(用紙P)の幅方向に沿って複数設けられてもよい。具体的には、例えば、第1実施形態におけるレバー111及びフォトインタラプタ112は、画像形成装置1の用紙Pとして用いることが可能な記録媒体のうち搬送方向に直交する方向に沿った幅方向の長さが最も長い記録媒体の幅に応じた範囲内で、当該幅方向に沿って所定間隔をおいて複数設けてられてもよい。
検出手段(例えば、レバー111及びフォトインタラプタ112等)が、搬送方向に直交する方向に沿った記録媒体(用紙P)の幅方向に沿って複数設けられることにより、記録媒体が詰まりを生じさせた場合の開始位置が幅方向に沿った方向についてばらつきを生じることがあっても複数の検知手段のいずれかが詰まりの開始後に速やかに記録媒体からの圧力を受けることにより詰まりの検知を行うことができ、より迅速に詰まりの検知を行うことができる。
また、記録媒体の単位面積あたりの重さに基づいた付勢手段による付勢の強さや、記録媒体の単位面積あたりの重さと付勢手段による付勢の強さとに基づいた検知手段とガイド部材42との距離は、上記の第1実施形態におけるデータTに設定されたものに限らない。
図13は、用紙の坪量と、吸引ファン31aによる吸引力の度合いと、剥離補助ノズル32、33からの付勢の度合いと、用紙検知部111cとガイド部材42との距離と、を対応付けたデータT2の一例を示す。
データT2は、用紙の坪量が80[g/m2]以下(80[g/m2]を含む)である場合について、吸引ファン31aによる吸引力の度合い及び剥離補助ノズル32、33による付勢の度合いの設定が共に100[%]となっている。これは、用紙の坪量が80[g/m2]以下であるような薄く軽い記録媒体の場合、ガイド部材42に対してばたつきを生じさせやすく、搬送経路のゆらぎが大きくなる場合があることを踏まえ、付勢部30の各構成により十分に記録媒体をガイド部材42側に付勢することを目的としている。
また、データT2は、用紙の坪量が80[g/m2]より大きく130[g/m2]より小さい場合について、用紙の坪量が80[g/m2]以下(80[g/m2]を含む)である場合に比して記録媒体がガイド部材42に対してばたつきを生じさせ難いことを踏まえ、吸引ファン31aによる吸引力の度合い及び剥離補助ノズル32、33による付勢の度合いが相対的に小さく設定され、共に80[%]となっている。
また、データT2は、用紙の坪量が130[g/m2]以上である場合について、吸引ファン31aによる吸引力の度合い及び剥離補助ノズル32、33による付勢の度合いの設定が共に0[%]となっている。即ち、データT2は、用紙の坪量が130[g/m2]以上である場合について、吸引ファン31a及び剥離補助ノズル32、33による記録媒体の付勢を行わない設定となっている。これは、用紙の坪量が130[g/m2]以上である場合、記録媒体が有する剛性により、記録媒体が定着部20の凹みによる記録媒体のガイド部材42側への付勢のみで十分に記録媒体が定着部20の定着ベルト21や加圧ローラ22から剥離されてガイド部材42側に沿って移動することを想定しているためである。
なお、データTやデータT2の例に限らず、本発明は、記録媒体の単位面積あたりの重さに基づいた付勢手段による付勢の強さや、記録媒体の単位面積あたりの重さと付勢手段による付勢の強さとに基づいた検知手段とガイド部材42との距離等について、適宜異なる設定を用いることができる
また、上記の第1実施形態では、記録媒体の単位面積あたりの重さに基づいた付勢手段による付勢の強さや、記録媒体の単位面積あたりの重さと付勢手段による付勢の強さとに基づいた検知手段とガイド部材42との距離が、所定のデータに基づいて決定されているが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、制御部101が、ユーザの入力内容に基づいて付勢の強さや検知手段とガイド部材42との距離を決定するようにしてもよいし、当該入力内容に基づいて決定された付勢の強さや検知手段とガイド部材42との距離をデータとして記憶部102等に記憶させるようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態では、所定のデータ(例えば、データT)により、記録媒体(用紙P)の単位面積あたりの重さ(坪量)に基づいた付勢手段(例えば、付勢部30の吸引ファン31a等)による付勢の強さが決定され、さらに、記録媒体(用紙P)の単位面積あたりの重さ(坪量)と、付勢手段による付勢の強さとに基づいた検知手段(例えば、検知部110の用紙検知部111c等)とガイド部材42との距離が決定されているが、付勢手段による付勢の強さを省略し、記録媒体の単位面積あたりの重さに基づいて検知手段とガイド部材42との距離を決定するようにしてもよい。
この場合、記録媒体の単位面積あたりの重さに応じた付勢手段による付勢の強さの制御が行われない分、記録媒体の単位面積あたりの重さに応じた制御の内容をより簡素にすることができることに加え、検知手段とガイド部材42との距離は、記録媒体の単位面積あたりの重さに応じた距離となるので、記録媒体の単位面積あたりの重さに応じて想定された搬送経路に応じた検知手段の位置の設定とを行うことができ、詰まりの検知の精度を向上させることができる。
また、上記の各実施形態における付勢手段の構成は一例であり、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置は、吸引部31のみを付勢手段として備えるようにしてもよいし、上記のように吸引部31の気流により用紙Pをガイド部材42側に付勢することに加えて剥離補助ノズル32、33からの気流によりさらに用紙Pを付勢するようにしてもよい。
また、レバー111の用紙検知部111cは、交差位置から排紙コロ41、41の近傍までの連続する範囲をカバーするよう設けられているが、一例であり、これに限られるものではない。
なお、検知手段(例えば、レバー111の用紙検知部111cや、圧力検知部113等)は少なくとも、ニップ部Nの搬送方向の下流側の端部の位置と二つのローラ(例えば、排紙コロ41、41)により記録媒体が挟持される位置との中間点において記録媒体(用紙P)の詰まりを検知することができるように設けられることが望ましい。
また、上記の実施形態における画像形成は、4色のトナー画像を用紙Pに転写するカラープリント処理であるが、カラープリント処理は画像形成の一例であり、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1は、1色(例えば、ブラック(K))のみのトナー画像を用紙Pに転写するモノクロプリント処理を実行することとしてもよい。
また、用紙Pに対する画像形成の工程を説明したが、画像形成装置1は、用紙以外の記録媒体に対しても、用紙に対する画像形成と同様の仕組みによる画像形成を行うことができる。
また、画像形成部106は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)としたが、当該構成は一例であり、これに限られるものではない。例えば、1つの静電ドラムで転写する構成としてもよい。
20 定着部
21 定着ベルト
21a ローラ
22 加圧ローラ
30 付勢部
31 吸引部
32 剥離補助ノズル
33 剥離補助ノズル
41 排紙コロ
42 ガイド部材
101 制御部
106 画像形成部
110 検知部
111 レバー
111c 用紙検知部
112 フォトインタラプタ
112a アクチュエータ
N ニップ部
P 用紙

Claims (9)

  1. 記録媒体に対して圧力及び熱を加えて記録媒体に画像を定着させながら当該記録媒体を搬送するニップ部を有する定着手段と、
    前記ニップ部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられて、前記ニップ部により搬送された前記記録媒体を協働により挟持して搬送する二つのローラと、
    前記ニップ部と前記二つのローラとの間で、前記記録媒体の前記画像が形成された面の逆側に設けられて前記記録媒体の搬送経路をガイドするガイド部材と、
    前記ニップ部と前記二つのローラとの間で搬送される前記記録媒体を挟んで前記ガイド部材の逆側において前記ガイド部材と略平行に設けられて、前記ニップ部と前記二つのローラとの間で前記記録媒体から所定以上の圧力が加わったことに基づいて前記記録媒体の詰まりを検知する検知手段と、
    前記ニップ部と前記二つのローラとの間で、前記ガイド部材側に前記記録媒体を付勢する付勢手段と、
    前記ガイド部材に対する前記検知手段の位置を変更する位置変更手段と、
    前記記録媒体の単位面積あたりの重さに基づいて前記検知手段と前記ガイド部材との距離を決定する距離決定手段と、
    前記距離決定手段により決定された前記検知手段と前記ガイド部材との距離となるように前記位置変更手段の動作を制御する位置制御手段と、を備え、
    前記ニップ部と前記二つのローラとの間隔は、前記記録媒体の前記搬送方向に沿った長さよりも短く、
    前記付勢手段により付勢されて前記ニップ部と前記二つのローラとの間を通過する前記記録媒体と前記ガイド部材との距離に比して、前記検知手段と前記ガイド部材との距離が大きいことを特徴とする定着装置。
  2. 前記検知手段は少なくとも、前記ニップ部の前記搬送方向の下流側の端部の位置と前記二つのローラにより前記記録媒体が挟持される位置との中間点において前記記録媒体の詰まりを検知することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記検知手段は、前記中間点から前記搬送方向の下流側にかかる所定の範囲で前記記録媒体の詰まりを検知することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記記録媒体の単位面積あたりの重さに応じて前記付勢手段による付勢の強さを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された付勢の強さとなるように前記付勢手段の動作を制御する付勢制御手段と、を備え、
    前記距離決定手段は、前記記録媒体の単位面積あたりの重さと、前記決定手段により決定された前記付勢手段による付勢の強さとに基づいて前記検知手段と前記ガイド部材との距離を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記検知手段は、前記記録媒体からの所定以上の圧力が所定時間以上連続した場合、前記記録媒体が詰まりを生じさせたものとして検知することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記検知手段は、前記搬送方向に直交する方向に沿った前記記録媒体の幅方向に沿って複数設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記付勢手段は、前記ガイド部材側に前記記録媒体を付勢する気流を生じさせる気流発生手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 前記ニップ部を形成する二つの第2ローラを有し、
    前記第2ローラのうち前記ガイド部材側に設けられた一方のローラは、前記第2ローラのうち前記検知手段側に設けられた他方のローラの外周面に凹みを形成し、
    前記凹みは、付勢手段として機能することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の定着装置。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の定着装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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