JP5358640B2 - Ofケーブル補修装置および補修方法 - Google Patents

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この発明は、OFケーブルの漏油箇所を補修するためのOFケーブル補修装置および補修方法に関する。
OFケーブルは、絶縁用の油を所定の圧力で内部に注入、充填することで、絶縁性を高めたケーブルであり、油圧を保持している金属被覆が経年劣化によって損傷したり、第三者による工事の際に誤って損傷したりして、漏油が発生する場合がある。このような場合、漏油箇所を含めて所定長さだけOFケーブルを切断して、張り替える必要があるが、張り替えには多大な時間と労力とを要するため、張り替え(本補修)に先だって漏油量を極力抑えるために、初期対応として漏油箇所を補修(仮油止め処理)する必要がある。
このような補修として、OFケーブルの鉛被の亀裂部の外周上に、ゴム・プラスチックテープを高張力で巻回して仮止め層を設け、その上にガラス繊維テープの巻回層とエポキシ樹脂層とを積層して、油止め層を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、漏油箇所周辺の防食層を剥ぎ取り、漏油箇所を挟むように台座を周設し、この台座をまたがって銅管を装着して、銅管と台座とを鉛工によって接合する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実開平02−037530号公報 特開2000−341820号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、漏油を停止させるように施工するには、ゴム・プラスチックテープとガラス繊維テープとを適正な張力で、しかも、2つのテープを重ね合わせながら順次巻かなければならない。このため、作業には熟練を要し、また、最低二人の作業者を要し、しかも、長時間を要する。
同様に、特許文献2の技術においても、銅管と台座とを鉛工によって接合する、などという作業を行わなければならないため、作業には特殊技能を要し、専任の作業員などを現地に派遣する必要があり、補修完了までに長時間を要してしまう。しかも、OFケーブルは、通常、管路内に配設された状態で地下に埋設などされており、作業空間・環境が限られているため、より容易な補修方法が求められている。
そこでこの発明は、OFケーブルの漏油箇所を容易に補修することを可能にする、OFケーブル補修装置および補修方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、内部に油が注入されたOFケーブルの外周面に形成された漏油箇所を補修するためのOFケーブル補修装置であって、前記漏油箇所に貼り付けられて漏油を抑える接着テープと、前記接着テープを含むOFケーブルの外周面に巻き付けられ、内部に気体が注入されることで膨張する膨張チューブと、前記OFケーブルの外周面に巻き付けられた膨張チューブを着脱自在に覆い、気体が注入されることで膨張した膨張チューブを押圧して、前記膨張チューブを前記OFケーブルの外周面に密着させる押圧カバーと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、接着テープを漏油箇所に貼り付けて漏油を抑え、接着テープを含むOFケーブルの外周面に膨張チューブを巻き付け、膨張チューブを覆うように押圧カバーを装着する。この状態で、膨張チューブに気体を注入して膨張チューブを膨張させることで、押圧カバーが膨張チューブを押圧して、膨張チューブがOFケーブルの外周面に密着し、油の外部への漏出が防止・抑止される。
請求項2の発明は、請求項1に記載のOFケーブル補修装置において、前記膨張チューブに設けられた気体注入部を外部に露出させる露出部が、前記押圧カバーに設けられている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のOFケーブル補修装置において、前記押圧カバーが筒状で、その両端部に、膨張した前記膨張チューブが前記押圧カバーから突出するのを防止する突出防止部が設けられている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、内部に油が注入されたOFケーブルの外周面に形成された漏油箇所を補修するOFケーブル補修方法であって、接着テープを前記漏油箇所に貼り付けて漏油を抑え、前記接着テープを含むOFケーブルの外周面に膨張チューブを巻き付け、前記膨張チューブを覆うように押圧カバーを装着し、この状態で、前記膨張チューブに気体を注入して前記膨張チューブを膨張させることで、前記押圧カバーで前記膨張チューブを押圧して、前記膨張チューブを前記OFケーブルの外周面に密着させる、ことを特徴とする。
この発明によれば、膨張チューブがOFケーブルの外周面に密着することで、油の外部への漏出が防止・抑止される。
請求項5の発明は、請求項4に記載のOFケーブル補修方法において、前記膨張チューブに気体を注入した後に、前記押圧カバーの両端部において前記膨張チューブと前記OFケーブルの外周面との接触部に、充填剤を塗設する、ことを特徴とする。
請求項1および4の発明によれば、接着テープを漏油箇所に貼り付けて膨張チューブを巻き付け、押圧カバーを装着して、膨張チューブに気体を注入することで、油が外部へ漏出するのを防止・抑止することができる。しかも、接着テープの貼り付けや、膨張チューブの巻き付け、膨張チューブへの気体の注入などは、誰でも行える行為であり、特殊な技能や経験などを要しない。このため、OFケーブルの漏油箇所を容易に補修することが可能となる。さらに、膨張チューブから気体を抜いて押圧カバーを外し、膨張チューブを取り除くだけで、本装置をOFケーブルから容易に取り外すことができ、しかも、本装置を何度でも使い回しすることができる。
請求項2の発明によれば、押圧カバーに設けられた露出部を介して、膨張チューブの気体注入部が外部に露出されるため、膨張チューブを押圧カバーで覆った後においても、気体注入部から膨張チューブ内に気体を容易に注入することができる。
請求項3の発明によれば、筒状の押圧カバーの両端部に突出防止部が設けられているため、気体の注入で膨張チューブが膨張しても、膨張チューブが押圧カバーから突出しない。この結果、膨張チューブが押圧カバー内で適正に膨張し、膨張チューブがOFケーブルの外周面に隙間なく適正に(所定圧で)密着して、油の外部への漏出をより防止・抑止することができる。
請求項5の発明によれば、押圧カバーの両端部で膨張チューブとOFケーブルの外周面との接触部に充填剤を塗設するため、接触部(隙間)から油が外部へ漏出するのをより防止・抑止することができる。
この発明の実施の形態に係るOFケーブル補修装置を使用したOFケーブル補修方法を示す工程図であり、(a)は、補修開始前の状態を示し、(b)は、接着テープを貼り付けた状態を示し、(c)は、膨張チューブを巻き付けた状態を示し、(d)は、押圧カバーを装着した状態を示し、(e)は、膨張チューブを膨張させた状態を示す。 図1の補修装置の膨張チューブを示す正面図である。 図1の補修装置の押圧カバーを示す正面図(a)と、その左側面(b)である。 図3の押圧カバーを開いた状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態において、OFケーブルが配設されている管路に作業窓を形成した状態を示す正面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るOFケーブル補修装置1を使用したOFケーブル補修方法を示す工程図である。このOFケーブル補修装置1は、内部に油が注入されたOFケーブルCの外周面に形成された漏油箇所C1を補修するための装置であり、主として、接着テープ2と、膨張チューブ3と、押圧カバー4とを備えている。ここで、この実施の形態では、恒久的な対策である本補修に先だって初期対応として行う仮補修に対して、本OFケーブル補修方法を適用する場合について主として説明するが、漏油状態やOFケーブルCの使用年数、設置環境などによっては、本補修として本OFケーブル補修方法を適用してもよい。
接着テープ2は、漏油箇所C1に貼り付けられて漏油を抑えるテープであり、OFケーブルCの表面に密着した状態で接着して、漏油を一次的に抑えられるものであればよく、例えば、ゴム製テープやプラスチック製テープなどが挙げられる。また、接着テープ2の大きさは、漏油箇所C1からの漏油を一次的に抑えられ、かつ、後述するようにして膨張チューブ3がOFケーブルCの外周面に密着した際に、漏油箇所C1からの漏油を抑えられるように設定されている。
膨張チューブ3は、接着テープ2を含むOFケーブルCの外周面に巻き付けられ、内部に空気(気体)が注入されることで膨張するチューブである。すなわち、図2に示すように、両端が閉じられた長いチューブで、例えば、自転車のタイヤのチューブを直線状に延ばしたようなもので、耐ガス透過性や耐屈曲亀裂性などに優れたブルチゴムなどで構成されている。この膨張チューブ3の断面形状(直径)は、後述するようにして膨張した際に、押圧カバー4内とOFケーブルCとで形成される収容空間S内に隙間なく膨張し、押圧カバー4で押圧されてOFケーブルCの外周面に所定圧(油の流出を抑止・防止可能な圧力)で隙間なく密着するように、設定されている。
さらに、膨張チューブ3の長さ、つまり、OFケーブルCに巻き付けられる長さは、接着テープ2(漏油箇所C1)に対して十分な圧力を与えられ、かつ、接着テープ2から漏れ出た油の流出を抑止・防止できるように設定されている。また、一端部側には、内部に空気を注入するためのバルブ(気体注入部)31が設けられている。
押圧カバー4は、OFケーブルCの外周面に巻き付けられた膨張チューブ3を着脱自在に覆い、空気が注入されることで膨張した膨張チューブ3を押圧して、膨張チューブ3をOFケーブルCの外周面に密着させるカバーである。具体的には、図3、4に示すように、略円筒状で、軸心を通る切断面で上カバー41と下カバー42とに分かれ、ヒンジ43を介して、上カバー41と下カバー42とが観音開き状に開閉自在となっている。また、上カバー41の開口端縁には、長手方向に沿って2つのフック44が設けられ、このフック44を下カバー42の開口端縁に設けられた被フック部(図示せず)に係止することで、上カバー41と下カバー42と閉じ、係止を解除することで、上カバー41と下カバー42とが開くようになっている。このようにして、OFケーブルCに巻き付けられた膨張チューブ3に対して、着脱自在となっている。
また、上カバー41と下カバー42との両端部には、後述するようにして膨張した膨張チューブ3が、押圧カバー4から突出するのを防止する側壁(突出防止部)41a、42aが形成されている。この側壁41a、42aは、上・下カバー41、42の側縁から軸心側に延び、上・下カバー41、42が閉じた際に、OFケーブルCを挿入可能な挿入孔4aが構成されるように形成されている。すなわち、側壁41a、42aの開放端縁(挿入孔4aの周縁)がOFケーブルCに接触した状態で、上・下カバー41、42が閉じることで、膨張チューブ3が押圧カバー4の両側からはみ出るのを防止するようになっている。
このような押圧カバー4の外径は、後述する管路T(図5参照)内に押圧カバー4を挿入・配設できるように設定され、押圧カバー4の内径は、膨張した膨張チューブ3を押圧してOFケーブルCの外周面に所定圧で密着させられるように、設定されている。また、押圧カバー4の長さは、全膨張チューブ3を収容し、かつ、膨張した膨張チューブ3が収容空間S内に隙間なく膨張するように、設定されている。
さらに、押圧カバー4は、膨張した膨張チューブ3を上記のように押圧するのに十分な強度、剛性を有し、かつ絶縁性を有する材料で構成されている。また、上カバー41には、膨張チューブ3のバルブ31を外部に露出させる露出孔(露出部)41bが形成されている。すなわち、膨張チューブ3がOFケーブルCに巻き付けられた状態で押圧カバー4を装着した際に、バルブ31に対向する位置に露出孔41bが形成され、図1(d)に示すように、露出孔41bを介してバルブ31が押圧カバー4外に突出し、バルブ31から空気注入ができるようになっている。
次に、このような構成のOFケーブル補修装置1によるOFケーブル補修方法などについて説明する。ここで、OFケーブルCは管路T内に配設されているものとする。
まず、図5に示すように、OFケーブルCの漏油箇所C1周辺に対向する管路Tの部分を切り取り、作業窓T1を形成する。ここで、作業窓T1の大きさは、OFケーブル補修装置1つまり押圧カバー4を管路T内に挿入でき、かつ配設作業(補修作業)が行える大きさとする。
次に、接着ステップとして、図1(a)に示すOFケーブルCの漏油箇所C1に対して、図1(b)に示すように、接着テープ2を貼り付けて漏油を抑える。続いて、巻き付けステップとして、図1(c)に示すように、接着テープ2を含むOFケーブルCの外周面に膨張チューブ3を巻き付ける。この際、膨張チューブ3には、空気を注入せず、また、巻き付けた膨張チューブ3の中央部に漏油箇所C1が位置するように、膨張チューブ3を隙間なく巻き付ける。
続いて、装着ステップとして、図1(d)に示すように、膨張チューブ3を覆うように押圧カバー4を装着する。すなわち、上カバー41と下カバー42との間に膨張チューブ3が位置するようにし、かつ、バルブ31を露出孔41bに挿入させ、上・下カバー41、42が閉じて、フック44を被フック部に係止する。これにより、押圧カバー4の収容空間S内に膨張チューブ3が収容され、側壁41a、42aの開放端縁(挿入孔4aの周縁)がOFケーブルCに接触した状態となる。
この状態で、注入ステップとして、図1(e)に示すように、バルブ31から膨張チューブ3に空気を注入して膨張チューブ3を膨張させることで、押圧カバー4で膨張チューブ3を押圧して、膨張チューブ3をOFケーブルCの外周面に密着させる。つまり、膨張チューブ3が膨張すると、膨張チューブ3が押圧カバー4の内周壁で押圧されながら収容空間S内に隙間なく満たされ、膨張チューブ3がOFケーブルCの外周面に密着する。このとき、注入圧・充填圧を所定の圧力に設定することで、膨張チューブ3がOFケーブルCの外周面に所定圧(油の流出を抑止・防止可能な圧力)で隙間なく密着する。
次に、注入を止めてバルブ31に栓を取り付け、押圧カバー4の両側壁41a、42aとOFケーブルCの外周面との接触部に、充填剤を塗設する。つまり、挿入孔4aの周縁とOFケーブルCとの接触ラインに沿って、エポキシ樹脂などを塗り込む。このようにこの実施の形態では、側壁41a、42aとOFケーブルCとの接触部に充填剤を塗設することで、間接的に、膨張チューブ3とOFケーブルCとの接触部に充填剤を塗設する、ものとしている。これに対して、両側壁41a、42aを有しない場合や、挿入孔4aがOFケーブルCよりも大きい場合には、膨張チューブ3とOFケーブルCとの接触部・隙間に直接、充填剤を塗設する。つまり、膨張チューブ3の両端部から油が外部に流出するのを、充填剤を塗設することで防止できればよい。
これにより、OFケーブル補修装置1の取り付けおよび仮補修作業が終了し、その後、管路Tの作業窓T1に切り取った管路片などを接合して、作業窓T1を埋め戻す。一方、本補修などに際してOFケーブル補修装置1を取り外す場合には、作業窓T1を開けて、充填剤を除去し、バルブ31の栓を抜いて膨張チューブ3から空気を抜き取る。次に、押圧カバー4を外し、膨張チューブ3を取り除くものである。
以上のように、このOFケーブル補修装置1およびOFケーブル補修方法によれば、OFケーブルCに巻かれた膨張チューブ3が膨張することで、膨張チューブ3がOFケーブルCの外周面に所定圧で隙間なく密着し、油の外部への漏出が防止・抑止される。しかも、押圧カバー4の両端部に側壁41a、42aが設けられているため、膨張チューブ3が押圧カバー4から突出しない。この結果、膨張チューブ3が押圧カバー4内で適正に膨張し、膨張チューブ3がOFケーブルCの外周面に隙間なく適正に(所定圧で)密着して、油の外部への漏出をより防止・抑止することができる。さらに、押圧カバー4の側壁41a、42aとOFケーブルCとの接触部に充填剤が塗設されているため、接触部(隙間)から油が外部へ漏出するのをより防止・抑止することができる。
また、膨張チューブ3には常時空気圧がかかっているため、OFケーブルCが外気温度などによって膨張、収縮しても、これに従って膨張チューブ3も収縮、膨張し、膨張チューブ3とOFケーブルCとの密着性が維持される。つまり、油の外部への漏出を常に防止・抑止することができる。
一方、接着テープ2の貼り付けや、膨張チューブ3の巻き付け、膨張チューブ3への空気の注入などは、誰でも一人で容易に行える行為であり、特殊な技能や経験などを必要とせず、OFケーブルCの漏油箇所を適正かつ容易、迅速に補修することができる。また、このような作業には大きなスペースを要せず、管路T内で行える。このため、管路Tを切断して管路TからOFケーブルCを抜き出し、大きな作業スペースを確保する必要がなく、上記のように作業窓T1を形成すればよい。この結果、補修作業後の管路Tの復旧も、作業窓T1を埋め戻すだけでよいため、作業が容易で、迅速に行える。
さらに、押圧カバー4の露出部4bを介してバルブ31が外部に露出されるため、膨張チューブ3を押圧カバー4で覆った後においても、バルブ31から膨張チューブ3内に空気を容易に注入することができる。また、膨張チューブ3から空気を抜いて押圧カバー4を外し、膨張チューブ3を取り除くだけで、本装置1をOFケーブルCから容易に取り外すことができ、しかも、本装置1を何度でも使い回しすることができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、押圧カバー4を開閉自在としているが、上カバー41と下カバー42とを分離、接合自在な構造としてもよい。また、膨張チューブ3の断面形状を横長の偏平形(帯状)とし、膨張した際の膨張チューブ3とOFケーブルCとの接触面を大きく確保するようにしてもよい。
また、押圧カバー4が筒状で真っ直ぐ延びているが、補修対象箇所のOFケーブルCの形状・曲率などに応じて、押圧カバーの軸心が湾曲したものであってもよい。あるいは、真っ直ぐで短い押圧カバーを複数継手で接続し、各押圧カバーが相互に回動することで、OFケーブルCの形状・曲率などに応じて押圧カバーを装着できるようにしてもよい。
1 OFケーブル補修装置
2 接着テープ
3 膨張チューブ
31 バルブ(気体注入部)
4 押圧カバー
41 上カバー
41a 側壁(突出防止部)
41b 露出孔(露出部)
42 下カバー
42a 側壁(突出防止部)
44 フック
C OFケーブル
C1 漏油箇所
T 管路
T1 作業窓

Claims (5)

  1. 内部に油が注入されたOFケーブルの外周面に形成された漏油箇所を補修するためのOFケーブル補修装置であって、
    前記漏油箇所に貼り付けられて漏油を抑える接着テープと、
    前記接着テープを含むOFケーブルの外周面に巻き付けられ、内部に気体が注入されることで膨張する膨張チューブと、
    前記OFケーブルの外周面に巻き付けられた膨張チューブを着脱自在に覆い、気体が注入されることで膨張した膨張チューブを押圧して、前記膨張チューブを前記OFケーブルの外周面に密着させる押圧カバーと、
    を備えることを特徴とするOFケーブル補修装置。
  2. 前記膨張チューブに設けられた気体注入部を外部に露出させる露出部が、前記押圧カバーに設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のOFケーブル補修装置。
  3. 前記押圧カバーが筒状で、その両端部に、膨張した前記膨張チューブが前記押圧カバーから突出するのを防止する突出防止部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のOFケーブル補修装置。
  4. 内部に油が注入されたOFケーブルの外周面に形成された漏油箇所を補修するOFケーブル補修方法であって、
    接着テープを前記漏油箇所に貼り付けて漏油を抑え、
    前記接着テープを含むOFケーブルの外周面に膨張チューブを巻き付け、
    前記膨張チューブを覆うように押圧カバーを装着し、
    この状態で、前記膨張チューブに気体を注入して前記膨張チューブを膨張させることで、前記押圧カバーで前記膨張チューブを押圧して、前記膨張チューブを前記OFケーブルの外周面に密着させる、
    ことを特徴とするOFケーブル補修方法。
  5. 前記膨張チューブに気体を注入した後に、前記押圧カバーの両端部において前記膨張チューブと前記OFケーブルの外周面との接触部に、充填剤を塗設する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のOFケーブル補修方法。
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