JP2006333674A - Ofケーブルの漏油箇所の補修具および漏油箇所の補修方法 - Google Patents
Ofケーブルの漏油箇所の補修具および漏油箇所の補修方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006333674A JP2006333674A JP2005156771A JP2005156771A JP2006333674A JP 2006333674 A JP2006333674 A JP 2006333674A JP 2005156771 A JP2005156771 A JP 2005156771A JP 2005156771 A JP2005156771 A JP 2005156771A JP 2006333674 A JP2006333674 A JP 2006333674A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- cable
- annular rib
- blocking sheet
- repair tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Terminals (AREA)
Abstract
【課題】誰でも簡単かつ短時間にOFケーブルの漏油箇所を補修できるようにする。
【解決手段】補修具1は油遮断シート2と締付ベルト12を含む。油遮断シートは弾性を有しており、略矩形の基部3と該基部3の片面に設けられた漏油箇所を囲むための辺部5、6、7、8、9、10からなる環状リブ4とを備えている。環状リブ4の各辺部5、6、7、8、9、10の横断面は、基部3から離れるにつれ広がる台形の形状を有している。環状リブ4の1対の辺部5、7と重なる位置には、1対の補強板15が配置され、残りの辺部6、8、9、10と重なる位置には、締付ベルト12が配置されている。油遮断シート2をOFケーブルの漏油箇所上に、補強板15がOFケーブルと平行になるように、かつ、環状リブ4で漏油箇所が囲まれるように配置し、次いで締付ベルト12により油遮断シート2を固定する。
【選択図】図6
【解決手段】補修具1は油遮断シート2と締付ベルト12を含む。油遮断シートは弾性を有しており、略矩形の基部3と該基部3の片面に設けられた漏油箇所を囲むための辺部5、6、7、8、9、10からなる環状リブ4とを備えている。環状リブ4の各辺部5、6、7、8、9、10の横断面は、基部3から離れるにつれ広がる台形の形状を有している。環状リブ4の1対の辺部5、7と重なる位置には、1対の補強板15が配置され、残りの辺部6、8、9、10と重なる位置には、締付ベルト12が配置されている。油遮断シート2をOFケーブルの漏油箇所上に、補強板15がOFケーブルと平行になるように、かつ、環状リブ4で漏油箇所が囲まれるように配置し、次いで締付ベルト12により油遮断シート2を固定する。
【選択図】図6
Description
本発明は、OFケーブル(油浸電力ケーブル)の漏油箇所の補修具およびこの補修具を用いた漏油箇所の補修方法に関する。
OFケーブルは、油通路、導体、絶縁紙を数百回程度巻回して形成された絶縁層および遮断層等から成るケーブルコアと、このケーブルコアを被覆するコルゲートアルミシースまたは鉛シース等の金属シースと、この金属シースの外周に形成されたポリエチレンまたはポリ塩化ビニル等の防食層とから一般に構成されている。上記油通路および絶縁層には、鉱油系絶縁油またはアルキルベンゼン系絶縁油等の絶縁油が含浸または充填されている。そして、外部に設置された油圧調整タンクによりケーブル内の絶縁油に常時大気圧以上の油圧が印加され、温度変化による絶縁油中のボイドの発生が抑制され、絶縁劣化が防止されるようになっている。このようなOFケーブルは特別高圧以上の電力ケーブルとして適しており、従来より地下や海底に敷設されて広範に使用されている。
ところで、OFケーブルを敷設後に、金属の腐食または不測の事故等により金属シースおよび防食層に小孔が生じたり亀裂が生じたりする場合があり、この破損部から絶縁油が漏洩してしまうことがある。このような場合には、絶縁油不足から絶縁破壊を起こしたり、さらには破損部付近の環境を汚染してしまう恐れがあるため、絶縁油の漏洩をいち早く検知し、一端停電した後、漏油部の補修を行ったり汚染対策をとる必要がある。
OFケーブルの漏油部の補修に対し、実開平2−37530号公報(特許文献1)は、OFケーブルの鉛被の亀裂部の外周上に、耐油性の良好なゴム・プラスチックテープを高張力で巻回して仮油止め層を設け、その上にガラス繊維テープの巻回層とエポキシ樹脂層とを積層して油止め層を設けることにより、補修する方法を開示している。開示されているのと同様の措置を、金属シース上ばかりでなく防食層上に施すことも可能であろう。
また、特開2000−341820号公報(特許文献2)は、OFケーブルの漏油部を含む金属シース防食層を所要の範囲剥ぎ取り、露出した金属シース上の漏油箇所を挟む位置に鉛工により鉛を盛りつけて金属シース外径より大きい外径の台座を周設し、この両台座にまたがって、2個のコネクタを取り付けられた金属板を円筒状に丸めることによって管として装着し、この管の両端と上記台座とを全周にわたって鉛工により接合すると共に、管の合わせ目を鉛工または溶接により接合した後、上記一方のコネクタから真空引きすると共に他方のコネクタから注油を行った後、防食処理することを特徴とするOFケーブル漏油箇所の補修方法を開示している。
しかしながら、実開平02−37530号公報に開示された方法によると、比較的短時間で漏油部の補修を行うことができるものの、上述のように絶縁油には大気圧以上の油圧が常に印加されており、補修中も絶縁油が漏洩し続けるため、漏油を完全に停止させるようにゴム・プラスチックテープおよびガラス繊維テープを良好に巻回するには、ある程度の熟練が必要となる。そのため、作業に熟練した業者に補修を依頼する場合もあるが、この場合には補修完了までにある程度の時間が必要となるため、その間に多量の絶縁油が流出し、環境汚染が広がることが懸念される。また、補修完了まで停電しておかなければならないため、経済的にも不利である。さらに、補修着手までの間にOFケーブルから絶縁油が全て流出してしまった場合には、OFケーブル全体を交換しなければならなくなる。
また、実開平02−37530号公報に開示された方法によると、堅固な補修構造が形成されるが、鉛工作業には特殊技能を要するため、専任の作業者の派遣が必要となる。従って、この場合にも補修完了までに長時間を要し、絶縁油流出による環境汚染の問題および長時間の停電やOFケーブル全体の交換による経済的悪影響の問題が発生する。また、金属シース防食層の剥ぎ取りおよび鉛工作業に火気を使用するため、可燃物が存在する現場での作業は大変危険である。
従って、本発明の目的は、OFケーブルからの漏油が発生した場合には、緊急に誰でも簡単かつ短時間に補修作業を行うことが可能になるような補修具、およびこの補修具を使用することにより緊急に短時間で完了可能な漏油箇所の補修方法を提供することである。
発明者らは、上記課題が、OFケーブルの漏油箇所上に配置される油遮断シートと、OFケーブルの周囲を巡って油遮断シートをOFケーブル上に固定するための少なくとも1本の締付ベルトを含むOFケーブルの漏油箇所の補修具であって、上記油遮断シートが弾性材料により構成されており、かつ、平板状の基部と該基部の内面に設けられた漏油箇所を囲むための少なくとも1個の環状リブとを備えており、該環状リブが略平坦でかつ基部の内面に対して略平行に形成された接触端面と基部から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜している内周面と基部に対して垂直になっているかまたは基部から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している外周面とを有しており、上記少なくとも1本の締付ベルトが上記油遮断シートの基部の内部または外面上の上記環状リブの少なくとも1部と重なる位置に配置されることを特徴とする補修具、および、上記補修具によりOFケーブルの漏油箇所を補修する方法であって、まず、上記油遮断シートを基部の内面がOFケーブル側に向くようにかついずれかの環状リブにより漏油箇所が囲まれるように配置し、次いで、上記少なくとも1本の締付ベルトをOFケーブルの周囲に巡らせ、締付ベルトにより油遮断シートをOFケーブルの表面に押し付けように固定する方法により達成されることを発見した。
本発明において、油遮断シートの基部の「内面」とは、環状リブが設けられている方の面をいい、基部の「外面」とは、環状リブが設けられていない方の面をいう。また、環状リブの「接触端面」とは、油遮断シートをOFケーブルの漏油箇所上に配置したときに、OFケーブルの表面と接触する面をいい、環状リブの「内周面」とは、環状リブの側面のうちの環の中心に向いている方の面をいい、環状リブの「外周面」とは、環状リブの側面のうちの環の外側に向いている方の面をいう。
また、本発明の補修具における油遮断シートには、環状リブが1個だけ備えられていてもよく、2個以上備えられていてもよい。環状リブの環の形状は、円形、三角形、4角形等どのような形状であってもよい。2個以上の環状リブが備えられている場合には、2つの環状リブが結合して共通の部分を含んでいてもよく、この場合に環状になっているリブは全て「環状リブ」である。この場合には、環状リブの「内周面」とは、いずれかの環状リブを考慮したときに環の中心を向いている方の側面を全て含む。それぞれの環状リブの環の大きさは、環状リブ内に漏油箇所を囲むことができるように、少なくとも漏油箇所全体を被覆可能な大きさである。そして、それぞれの環状リブにおける接触端面は略平坦でかつ基部の内面に対して略平行に形成されており、それぞれの環状リブの内周面は基部から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜しており、それぞれの環状リブの外周面は基部に対して垂直になっているかまたは基部から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している。すなわち、環状リブの横断面は、いずれも基部から離れるにつれて広がる台形の形状を有している。
本発明では、油遮断シートが弾性材料で構成されているため、OFケーブルの漏油箇所を被覆する際に、油遮断シートがOFケーブルの表面に沿うように屈曲して配置され、また、締付ベルトが油遮断シートの基部の内部または外面上の環状リブの少なくとも1部と重なる位置に配置されているため、油遮断シートをOFケーブル上に固定する際に、締付ベルトの力により油遮断シートの環状リブの接触端面がOFケーブルの表面に強く押し付けられることになる。そして、環状リブが弾性を有しているため、締付ベルトの力により環状リブの接触端面が変形してOFケーブルの表面に密着する。さらに、環状リブの横断面が基部から離れるにつれて広がる台形の形状を有しているため、この環状リブにより漏油箇所を囲むと、漏洩し続けている絶縁油により環状リブ内が充填され、やがて絶縁油の油圧が環状リブの内周面に作用して環状リブの接触端面がさらに強くOFケーブルの表面に押し付けられるようになる。従って、少なくとも漏油量を著しく減少させることができ、あるいは漏油を完全に停止させることが可能になる。また、OFケーブルの漏油箇所上に油遮断シートを配置し、締付ベルトで固定するだけでよいので、熟練を必要とせず、漏油が発生した場合には、緊急に誰でも簡単かつ短時間に補修作業を完了できる。
油遮断シートを構成する材料は、弾性を有しておりかつOFケーブルの補修の際にOFケーブルに充填される絶縁油に耐性を有していれば特に制限されず、補修すべきOFケーブルの防食層の材質や表面の平滑性に応じて、OFケーブルの表面と環状リブの接触端面とが密着可能なように適宜選択することができる。例えば、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴム等を使用することができるが、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、またはウレタンゴムにより構成されていると良好な耐久性が確保されるため好ましい。
油遮断シートの基部の内面と環状リブの内周面の間の角度は、OFケーブルの補修の際に締付ベルトによる力および漏洩した絶縁油の油圧により環状リブの接触端面がOFケーブルの表面に押し付けられる効果が十分に得られるように選択され、OFケーブルの円周の長さに依存するが、20〜60°の範囲であるのが好ましい。また、油遮断シートの基部の内面と環状リブの接触端面との間隔も、OFケーブルの補修の際に締付ベルトによる力および漏洩した絶縁油の油圧により環状リブの接触端面がOFケーブルの表面に押し付けられる効果が十分に得られるように選択され、OFケーブルの円周の長さに依存するが、3〜10mmの範囲であるのが好ましい。
本発明の補修具における締付ベルトは、漏洩した絶縁油の油圧に逆らってOFケーブルの漏油箇所上に配置された油遮断シートを固定可能なものであれば特に限定されず、樹脂や金属のベルトを使用することができるが、ステンレスにより構成されているベルトを使用すると、油遮断シートをOFケーブル上に十分な力で押し付けて固定することができ、耐久性も充分であるため好ましい。締付ベルトの長さは、OFケーブルの周囲を巡ることができるように、少なくともOFケーブルの円周より長くなければならないが、幅は広範に変更することができる。1本の締付ベルトにより油遮断シートをOFケーブル上に固定する場合には幅広の締付ベルトを使用することも可能であり、2本以上の幅の狭い締付ベルトを使用して、複数個所で油遮断シートをOFケーブル上に固定してもよい。この場合でも、締付ベルトの幅は環状リブの接触端面の幅より広いのが好ましい。締付ベルトは、網状の構造を有していてもよい。
締付ベルトの端部には、予め留め具が取り付けられているのが好ましい。留め具の種類は、OFケーブル上に油遮断シートを十分に強く固定し続けることが可能なものであれば特に限定がないが、ラチェット機構の留め具が備えられていると、油遮断シートをOFケーブル上に強く押し付けながら簡便に固定することができるため好ましい。
本発明では、締付ベルトが、油遮断シートと分離していてもよく、油遮断シートの基部の内部または外面上の環状リブの少なくとも1部と重なる位置に予め接続されていてもよいが、予め接続されていると補修作業がさらに簡便になるため好ましい。接続されている場合には、締付ベルトの一部が油遮断シートの基部の内部に封入されていてもよく、または、環状リブの外面上に接着剤により貼り付けられてもよく、または、油遮断シートの成形時に予め基部の外面から内部にかけて締付ベルト装着部を設けておき、該装着部に締付ベルトを装着するようにしてもよい。
本発明の好ましい一形態では、油遮断シートの基部が略矩形の形状を有しており、油遮断シートの少なくとも1個の環状リブのうちの1個は、略矩形の基部の縁辺に沿って設けられた4個の辺部を有する略矩形の環状リブである。この形態では、該環状リブの1対の対向する辺部がOFケーブルの軸と平行に配置される。そして、残りのOFケーブルの円周方向に延びるように配置される1対の辺部と重なる位置に、締付ベルトが配置される。この場合に、1本の幅広の締付ベルトを1対の辺部の両方と重なる位置に配置してもよく、2本の幅の狭い締付ベルトのそれぞれを1対の辺部のそれぞれと重なる位置に配置してもよい。この形態では、油遮断シートをOFケーブル上に配置しやすい上に、油遮断シートの両端に位置する環状リブの辺部の全体に締付ベルトの力が作用し、この辺部の接触端面の全体が確実にOFケーブルの表面に押し付けられるため、環状リブの外部への絶縁油の漏洩がより防止されやすくなる。
上述の略矩形の基部と該基部の縁辺の略矩形の環状リブとを有する油遮断シートがさらに、油遮断シートの基部の内部または外面上の略矩形の環状リブの1対の対向する辺部と重なる位置に、1対の補強板を備えており、該1対の補強板がOFケーブルの軸と平行に配置されるようにしてもよい。ただし、締付ベルトと補強板とが交差する位置では、補強板が締付ベルトと環状リブとの間に位置するようにする。補強板は油遮断シートの基部の内部に封入されていてもよく、または、環状リブの外面上に接着剤により貼り付けられてもよく、または、油遮断シートの成形時に予め基部の外面から内部にかけて補強板装着部を設けておき、該装着部に補強板を装着するようにしてもよい。
締付ベルトにより油遮断シートをOFケーブル上に固定する際に、この補強板も締付ベルトの力によりOFケーブル側に押されるため、補強板は環状リブのOFケーブルの軸と平行に配置される辺部の接触端面の全体をOFケーブルの表面に押し付ける効果を有する。従って、締付ベルトと補強板との作用により略矩形の環状リブの接触端面の全体が均一にOFケーブル表面に密着するようになり、環状リブの外部への絶縁油の漏洩がさらに確実に防止される。
補強板を構成する材料は、絶縁油の油圧および締付ベルトの力に耐える剛性を有しているものであれば特に限定はなく、一般的には細長い金属板が使用される。特に鉄または鋼の板を使用すれば、環状リブの接触端面をOFケーブルの表面に十分な力で押し付けることができ、耐久性も充分であるため好ましい。補強板の長さは、上記略矩形の環状リブのOFケーブルの軸と平行に配置されるべき辺部の長さと同等かあるいはわずかに長いのが好ましい。
この形態において、略矩形の基部のうちのOFケーブルの円周方向に延びるように配置される縁辺の長さは、OFケーブルの円周の長さの1/3〜1倍にしておくと、充分な油遮断効果が得られるため好ましい。予め上記縁辺の長さが異なる油遮断シートを複数種類準備しておき、補修すべきOFケーブルの円周によって適用すべき油遮断シートを選択するようにすると、さらに補修を円滑に進めることができるため好ましい。
尚、上記略矩形の基部を有する油遮断シートが、基部の縁辺に沿って設けられた略矩形の環状リブの他に、OFケーブルの円周方向に延びるように配置されるべき辺部を有する環状リブをさらに有している場合には、これらの辺部と重なる位置に締付ベルトをそれぞれ配置することもできる。さらに、OFケーブルの軸と平行に配置されるべき辺部を有する環状リブをさらに有している場合には、これらの辺部と重なる位置に追加の補強板を備えることもできる。これらの形態により、油遮断シートの外部への絶縁油の漏洩がより確実に防止される。
本発明によると、OFケーブルの漏油が発生した場合に、本発明の補修具における油遮断シートを、基部の内面がOFケーブル側に向くように、かつ、いずれかの環状リブにより漏油箇所が囲まれるように配置し、次いで、少なくとも1本の締付ベルトをOFケーブルの周囲に巡らせ、締付ベルトにより油遮断シートをOFケーブル上に押し付けように固定するだけで、油遮断シートに設けられた特定の形状の環状リブの接触端面がOFケーブルの表面に強く押し付けられるため、漏油箇所の補修を誰でも簡単かつ短時間に行うことができ、補修作業の熟練を要さない。従って、漏油箇所の補修のための停電時間を短くすることができる。またOFケーブルから絶縁油が全て漏洩してしまわないうちに緊急かつ短時間で補修を完了することができるためOFケーブルの交換を必要としない。従って、本発明は経済的に極めて有利な効果を有する。また、火を用いずに漏油箇所の補修を行うことができるため、安全に補修を行うことができる。
以下、本発明について図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の基本的な実施の形態の補修具1を示す概略図である。本実施の形態の補修具1は、略正方形の基部3と該基部3の縁辺に沿って設けられた4個の辺部5、6、7、8を有する略正方形の環状リブ4を備えた油遮断シート2と、油遮断シート2の両端に平行に配置された2本の締付ベルト12によって構成されている。
図1は、本発明の基本的な実施の形態の補修具1を示す概略図である。本実施の形態の補修具1は、略正方形の基部3と該基部3の縁辺に沿って設けられた4個の辺部5、6、7、8を有する略正方形の環状リブ4を備えた油遮断シート2と、油遮断シート2の両端に平行に配置された2本の締付ベルト12によって構成されている。
油遮断シート2は、弾性を有しかつ絶縁油に耐える材料で構成されていればよく、補修すべきOFケーブルの防食層の材質や表面の平滑性に応じて、OFケーブルの表面と環状リブの接触端面とが充分に密着可能なように選択することができる。クロロプレンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、またはウレタンゴムを使用すると、良好な耐久性が得られる。
この油遮断シート2は、略正方形の平板状の基部3を備えている。略正方形の縁辺の長さは、補修すべきOFケーブルの円周を考慮して、円周の長さの1/3〜1倍に設定される。基部3の厚みは、後述するOFケーブルの補修の際に漏洩した絶縁油の油圧に耐えるように選定され、シート2を構成する材料や補修すべきOFケーブルの直径にも依存するが、一般的には1〜5mmの範囲に設定される。そして、油遮断シート2の基部3の片面(内面)には、基部3の縁辺に沿って設けられた4個の辺部5、6、7、8を有する正方形の環状リブ4が設けられている。
図2(a)は、図1のA−A線で油遮断シート2を切断した場合の断面を示しており、図2(b)は、図1のB−B線で油遮断シート2を切断した場合の断面を示している。
図2(a)において、環状リブの辺部5、7は、略平坦でかつ基部の内面に対して略平行な接触端面5a、7a、基部から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜している内周面5b、7b、および、基部の内面と垂直なまたは基部から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している外周面5c、7cを有している。従って、環状リブの辺部5、7の横断面は基部3から離れるにつれて広がる台形の形状になっている。
図2(b)において、環状リブの辺部6、8は、略平坦でかつ基部の面に対して略平行な端面6a、8a、基部から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜している内周面6b、8b、および、基部から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している外周面6c、8cを有している。従って、環状リブの辺部6、8の横断面も、基部3から離れるにつれて広がる台形の形状になっている。記号11は、後述する締付ベルト12を装着するための締付ベルト装着部を示している。締付ベルト装着部11は、基部3の外面から内部にかけて環状リブの辺部6、8と重なる位置に設けられている。
環状リブ4の詳細な形状は、OFケーブルの補修の際に締付ベルト12による力および漏洩した絶縁油の油圧により環状リブの接触端面がOFケーブルの表面に押し付けられる効果が十分に得られるように選択され、OFケーブルの円周の長さに依存する。
基部3の内面と環状リブ4の内周面5b、6b、7b、8bの間の角度は、20〜60°の範囲であるのが好ましい。基部3の内面と環状リブ4の内周面5b、6b、7b、8bの間の角度は全て同一である必要がないが、同一であるとOFケーブルの補修の際に締付ベルト20による力および漏洩した絶縁油の油圧により環状リブ4の接触端面がOFケーブルの表面に押し付けられる効果が均一になるため好ましい。基部3の内面と環状リブ4の外周面5c、6c、7c、8cの間の角度はあまり重要ではないが、一般には20〜90°の範囲に設定される。基部3の内面と環状リブ4の内周面5b、6b、7b、8bの間の角度と、基部3の内面と環状リブ4の外周面5c、6c、7c、8cの間の角度が同一である必要はない。
基部3の内面と環状リブ4の接触端面5a、6a、7a、8aとの間の長さは等しく、一般的には3〜10mmの範囲に設定される。環状リブ4の接触端面5a、6a、7a、8aの幅は、環状リブ4の接触端面5a、6a、7a、8aとOFケーブルの表面との充分な密着が得られるように選定され、一般的には6〜25mmの範囲である。
本実施の形態における補修具1における締付ベルト12は、漏洩した絶縁油の油圧に逆らってOFケーブルの漏油箇所上に配置された油遮断シート2を安定に固定可能な材料により構成されるが、ステンレスベルトを使用すると良好な耐久性が得られる。締付ベルト12の長さは、補修すべきOFケーブルの円周を巡るのに充分な長さに設定される。幅は環状リブ4の接触端面6a、8aの幅と同等あるいはやや広く設定される。本実施の形態では、締付ベルト12の端部に留め具が取り付けられているが、ラチェット機構13、13´の留め具が備えられているのが好ましい。この締付ベルト12の中央部は、予め図2(b)に示す締付ベルト装着部11内に挿入される。装着後、ゴム系シール剤で封入されてもよい。
図3は、OFケーブル20の漏油箇所22を示している。ケーブル内の絶縁油23に常時大気圧以上の油圧が印加されているため、漏油箇所22から絶縁油23が噴出している。
このOFケーブル20の漏油箇所22の補修のために、図4に示すように、まず油遮断シート2を、基部3の内面がOFケーブル20の表面21に向くように、かつ、環状リブ4の辺部5、7がOFケーブル20の軸と平行になるように配置する。このとき、環状リブ4により漏油箇所22が囲まれるように留意しながら配置する。次いで、油遮断シート2に予め接続されている2本の締付ベルト12をOFケーブル20の周囲に巡らせ、締付ベルト12のラチェット機構13、13´を利用して油遮断シート2をOFケーブル20の表面21上に押し付けように強く固定する。このとき、油遮断シート2の環状リブ4の辺部6、8の接触端面6a、8aが締付ベルト12の力によりOFケーブル20の表面21に強く押し付けられる。環状リブ4の辺部5、7の接触端面5a、7aも、締付ベルト12の力により間接的にOFケーブル20の表面21に強く押し付けられる。
図5は、補修後のOFケーブル20の漏油箇所22の横断面を示している。図5(a)に示すように、環状リブ4内は、噴出し続けている絶縁油23により充填される。そして、本実施の形態の環状リブ4の横断面が基部3から離れるにつれ広がる台形の形状をしているため、最終的には図5(b)に矢印で示すように、絶縁油23の油圧が環状リブ4の内周面5b、6b、7b、8bに作用する結果接触端面5a、6a、7a、8aがさらに強くOFケーブル20の表面21に押し付けられる。従って、漏油を停止させることができ、また、誰でも簡単かつ短時間に補修作業を完了できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の別の実施の形態における補修具について説明する。尚、以下の説明および図において、図1〜5と同一の部分には同じ記号を付し、詳しい説明を省略する。
次に、本発明の別の実施の形態における補修具について説明する。尚、以下の説明および図において、図1〜5と同一の部分には同じ記号を付し、詳しい説明を省略する。
図6は、本発明の別の実施の形態の補修具1を示す概略図である。本実施の形態の補修具1は、略長方形の基部3と該基部3の片面に設けられた複数の環状リブ4を備えた油遮断シート2と、油遮断シート2に平行に配置された4本の締付ベルト12によって構成されている。
本実施の形態の補修具1における油遮断シート2の略長方形の平板状の基部3における短辺の長さは、補修すべきOFケーブルの円周の長さの1/3〜1倍に設定され、長辺がOFケーブルの軸と平行に配置される。
本実施の形態では、油遮断シート2の基部3の片面(内面)に、基部3の縁辺に沿って設けられた4個の辺部5、6、7、8を有する略長方形の環状リブ4の他、辺部6、8の間に辺部6、8と平行な辺部9、10がさらに設けられている。本実施の形態では、辺部5、6、7、8で構成される基部の縁辺に設けられた略長方形の環状のリブのほか、辺部5−1、6、7−1、9で構成される環状のリブも、辺部5−2、9、7−2、10で構成される環状のリブも、辺部5−3、10、7−3、8で構成される環状のリブも、辺部5−1+5−2、6、7−1+7−2、10で構成される環状のリブも、辺部5−2+5−3、9、7−2+7−3、8で構成される環状のリブも、全て環状リブ4である。そしてそれぞれの環状リブ4のうち最も環サイズの小さいもの(辺部5−1、6、7−1、9で構成される環状のリブ、辺部5−2、9、7−2、10で構成される環状のリブ、辺部5−3、10、7−3、8で構成される環状のリブ)でも、環の大きさは、漏油箇所の全体(一般的には直径3cm以下の小孔または亀裂)を被覆するのに充分な大きさである。
図7(a)は、図6のA−A線で油遮断シート2を切断した場合の断面を示しており、図7(b)は、図6のB−B線で油遮断シート2を切断した場合の断面を示している。
図7(a)において、環状リブ4の辺部5、7は、略平坦でかつ基部の面に対して略平行な端面5a、7a、基部から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜している内周面5b、7b、および、基部から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している外周面5c、7cを有している。従って、環状リブ4の辺部5、7の横断面は基部3から離れるにつれて広がる台形の形状になる。尚、記号14は、補強板15を装着するための補強板装着部を示している。
補強板装着部14は、基部3の外面から内部にかけて環状リブの辺部5、7と重なる位置に設けられている。補強板15は、絶縁油の油圧および締付ベルトの力に耐える剛性を有している材料により構成されるが、鉄または鋼の細長い板を使用すれば、環状リブの接触端面をOFケーブルの表面に十分な力で押し付けることができる。補強板15は、補強板装着部14に装着された後、ゴム系シール材で封入されてもよい。補修材15の長さは、図6に示すように辺部5、7の長さよりわずかに長いのが好ましく、幅は環状リブ4の接触端面5a、7aの幅と同等かあるいはやや広く設定されるのが好ましい。
図7(b)において、環状リブの辺部6、8、9、10は、略平坦でかつ基部の面に対して略平行な接触端面6a、8a、9a、10aを有している。複数の環状リブ4を含む本実施の形態では、いずれかの環状リブ4を考慮したときに環の中心を向いている方の側面は全て「内周面」である。従って、本実施の形態では、環状リブの辺部6、8、9、10は、基部3から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜している内周面6b、9b−1、9b−2、10b−1、10b−2、8b、および、基部3から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している外周面6c、8cが備えられている。従って、環状リブ4の辺部6、8、9、10の横断面は基部3から離れるにつれて広がる台形の形状を有している。
本実施の形態の補修具1は、図6に示すように、さらに4本の締付ベルト12を含み、各締付ベルト12は、基部の外面上の平行な4つの辺部6、8、9、10と重なる位置に接着剤で予め固定される。
このOFケーブル20の漏油箇所22の補修のために、図8に示すように、まず油遮断シート2を、基部3の内面がOFケーブル20の表面21に向くように、かつ、環状リブ4の辺部5、7がOFケーブル20の軸と平行になるように配置する。このとき、環状リブ4のうちのいずれか(図では、辺部5−2、9、7−2、10で構成される環状のリブ)により漏油箇所22が囲まれるように留意しながら配置する。次いで、油遮断シート2に予め接続されている4本の締付ベルト12をOFケーブル20の周囲に巡らせ、締付ベルト12のラチェット機構13、13´を利用して油遮断シート2をOFケーブル20の表面21上に押し付けるように固定する。このとき、油遮断シート2の環状リブ4の辺部6、8、9、10の接触端面6a、8a、9a、10aが締付ベルト12の力によりOFケーブル20の表面21に強く押し付けられる。環状リブ4の辺部5、7の接触端面5a、7aも、締付ベルト12の力により押された補強板15によりOFケーブル20の表面21に強く押し付けられる。従って、漏油を停止させることができ、また、誰でも簡単かつ短時間に補修作業を完了できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、上記実施の形態では環状リブの各辺部にそれぞれ幅の狭い締付ベルトを配置したが、1本の幅広の締付ベルトにより油遮断シートをOFケーブル上に固定するようにしてもよい。締付ベルトは網状の構造を有していてもよい。また、環状リブの環の形状は、矩形に限定されず、円形、三角形、4角形、またはこれらの組み合わせ等どのような形状であってもよい。例えば、図1において、略正方形の環状リブ4の内側に円形の環状リブを備えてもよく、また図6において、辺部5、7と平行で辺部6、8を結ぶ辺部を追加的に設けて格子状のリブとしてもよい。そして、この追加的に設けた辺部と重なる位置に補強板を設置してもよい。
1 補修具
2 油遮断シート
3 油遮断シートの基部
4 油遮断シートの環状リブ
5〜10 環状リブを構成する辺部
11 締付ベルト装着部
12 締付ベルト
13、13´ ラチェット機構
14 補強板装着部
15 補強板
20 OFケーブル
21 OFケーブル表面
22 漏油箇所
23 絶縁油
2 油遮断シート
3 油遮断シートの基部
4 油遮断シートの環状リブ
5〜10 環状リブを構成する辺部
11 締付ベルト装着部
12 締付ベルト
13、13´ ラチェット機構
14 補強板装着部
15 補強板
20 OFケーブル
21 OFケーブル表面
22 漏油箇所
23 絶縁油
Claims (12)
- OFケーブルの漏油箇所上に配置される油遮断シートと、
OFケーブルの周囲を巡って油遮断シートをOFケーブル上に固定するための少なくとも1本の締付ベルトを含むOFケーブルの漏油箇所の補修具であって、
前記油遮断シートは、弾性材料により構成されており、かつ、平板状の基部と、該基部の内面に設けられた漏油箇所を囲むための少なくとも1個の環状リブと、を備えており、
該環状リブは、略平坦でかつ基部の内面に対して略平行に形成された接触端面と、基部から離れるにつれ環の内側の方向に傾斜している内周面と、基部に対して垂直になっているかまたは基部から離れるにつれ環の外側の方向に傾斜している外周面とを有しており、
前記少なくとも1本の締付ベルトは、前記油遮断シートの基部の内部または外面上の前記環状リブの少なくとも1部と重なる位置に配置される、
ことを特徴とする補修具。 - 前記油遮断シートの基部の内面と前記環状リブの内周面の間の角度が20〜60°であることを特徴とする、請求項1に記載の補修具。
- 前記油遮断シートの基部の内面と前記環状リブの接触端面との間隔が3〜10mmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の補修具。
- 前記油遮断シートを構成する弾性材料が、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、およびウレタンゴムのいずれかであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の補修具。
- 前記油遮断シートの基部が略矩形の形状を有しており、
前記少なくとも1個の環状リブのうちの1個は、前記略矩形の基部の縁辺に沿って設けられた4個の辺部を有する略矩形の環状リブであり、
該環状リブの1対の対向する辺部がOFケーブルの軸と平行に配置され、
残りのOFケーブルの円周方向に延びるように配置される1対の辺部と重なる位置に締付ベルトが配置されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の補修具。 - 前記略矩形の油遮断シートがさらに、前記油遮断シートの基部の内部または外面上の前記略矩形の環状リブの1対の対向する辺部と重なる位置に、1対の補強板を備えており、
該1対の補強板がOFケーブルの軸と平行に配置され、
ただし、締付ベルトと補強板とが交差する位置では、補強板が締付ベルトと環状リブとの間に位置することを特徴とする、請求項5に記載の補修具。 - 前記補強板が鉄または鋼により構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の補修具。
- 前記略矩形の基部におけるOFケーブルの円周方向に延びるように配置される縁辺の長さが、OFケーブルの円周の長さの1/3〜1倍であることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の補修具。
- 前記締付ベルトが、前記油遮断シートの基部の内部または外面上の前記環状リブの少なくとも1部と重なる位置において、前記油遮断シートと接続されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の補修具。
- 前記締付ベルトがステンレスにより構成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の補修具。
- 前記締付ベルトの端部にラチェット機構が備えられていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の補修具。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の補修具により、OFケーブルの漏油箇所を補修する方法であって、
まず、油遮断シートを、基部の内面がOFケーブル側に向くように、かつ、いずれかの環状リブにより漏油箇所が囲まれるように配置し、
次いで、少なくとも1本の締付ベルトをOFケーブルの周囲に巡らせ、締付ベルトにより油遮断シートをOFケーブルの表面に押し付けように固定することを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005156771A JP2006333674A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | Ofケーブルの漏油箇所の補修具および漏油箇所の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005156771A JP2006333674A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | Ofケーブルの漏油箇所の補修具および漏油箇所の補修方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006333674A true JP2006333674A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37554764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005156771A Pending JP2006333674A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | Ofケーブルの漏油箇所の補修具および漏油箇所の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006333674A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013070458A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Ofケーブル補修装置および補修方法 |
CN103524816A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-22 | 芜湖航天特种电缆厂 | 一种潜油泵电缆用耐油橡胶护套料及其制备方法 |
-
2005
- 2005-05-30 JP JP2005156771A patent/JP2006333674A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013070458A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Ofケーブル補修装置および補修方法 |
CN103524816A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-22 | 芜湖航天特种电缆厂 | 一种潜油泵电缆用耐油橡胶护套料及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0133660A2 (en) | An apparatus for repairing or protecting an engine exhaust system | |
JP6134061B2 (ja) | 配管系の設置及び修理の方法及び装置 | |
JP2006333674A (ja) | Ofケーブルの漏油箇所の補修具および漏油箇所の補修方法 | |
JP5380054B2 (ja) | 管路修理材及び管路修理工法 | |
JP2010249267A (ja) | ガスケット | |
JP2016063655A (ja) | 通信ケーブルの接続鉛管におけるガス漏洩補修具及びガス漏洩補修工法 | |
AU2021102932A4 (en) | Novel unbonded annular anchor prestressed concrete lining and construction method thereof | |
JP2008167607A (ja) | 管路口防水装置 | |
JP5135041B2 (ja) | 配管補修具 | |
KR101580154B1 (ko) | 탄성 클램프가 구비된 배관 보수용 커플링 | |
JP7030071B2 (ja) | Pc鋼棒体及びpc鋼棒体の施工方法 | |
JP4884740B2 (ja) | 継手部漏水防止装置 | |
JPH06300173A (ja) | 管の継手 | |
JP6497929B2 (ja) | 配管接続方法及び配管継手装置 | |
JP2015033259A (ja) | 通信用線路のガス漏れ補修方法 | |
JPH0719388A (ja) | 管体補修方法および補修バンド | |
JP2017210990A (ja) | 既設管の止水方法および既設管の止水構造 | |
JP2021076128A (ja) | 漏洩補修装置 | |
JP5901480B2 (ja) | 管内損傷部封止バンド | |
JP2014196802A (ja) | 更生管構成材及びそれを用いた既設管補修構造並びに既設管補修工法 | |
JP3790695B2 (ja) | リブパイプの補修方法 | |
CN217736657U (zh) | 一种燃气管道泄漏快速修补装置 | |
CN212080517U (zh) | 板式双卡管道修补器 | |
KR101756925B1 (ko) | 수밀강화를 위한 일체형 관로구의 보강 보조 받침판 | |
CN210398113U (zh) | 一种用于管道泄漏临时密封贴 |