JP5355916B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研削装置に関するものである。
従来、円柱状インゴットなどの被加工体を軸回りに回転させながら表面研削する研削装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示された研削装置は、水平配置された円柱状インゴットをその軸回りに回転させながら回転砥石体によって表面研削を行うものである。この研削装置では、円柱状インゴットの側方に前記回転砥石体を支持するとともに駆動させる駆動系が設けられており、この駆動系によって回転砥石体を回転させながら円柱状インゴットの軸方向に往復移動させて円柱状インゴット全体の表面研磨を行うようになっている。前記駆動系の下方には基盤が設けられており、この基盤上に一対のガイド部が設置されている。この一対のガイド部上に前記駆動系が載置されており、このガイドレールによって駆動系と回転砥石が共に円柱状インゴットの軸方向に案内されるようになっている。
また、駆動系の円柱状インゴット側の側面には、回転砥石体とその回転砥石体による円柱状インゴットの研削箇所の周辺部分とを覆う砥石ボックス体が付設されている。この砥石ボックス体は、回転砥石体による研削動作時にその回転砥石体とともに駆動系によって円柱状インゴットの軸方向に移動する。この砥石ボックス体内には冷却水を吐出するノズルが設けられており、このノズルから吐出された冷却水が回転砥石体の研削箇所に掛けられながら円柱状インゴットの表面研削が行われる。砥石ボックス体の下部には開口部が設けられているとともに、その開口部の下方には円柱状インゴットの軸方向に延びる樋体が設けられており、砥石ボックス体が回転砥石体とともに円柱状インゴットの軸方向に移動するときにその砥石ボックス体内に吐出された冷却水と研削屑が前記開口部を通じて下方へ流れ、前記樋体で受け止められるようになっている。
特開2002−36112号公報
上記特許文献1に開示された研削装置において、円柱状インゴットを軸回りに回転可能に支持する機構として、円柱状インゴットの一端部を軸回りに回転可能に支持する第1支持部と、円柱状インゴットの他端部を第1支持部側へ押圧するとともに軸回りに回転可能に支持する第2支持部とを設け、これら両支持部間で円柱状インゴットを挟持する構造が考えられる。
この構造では、円柱状インゴットの他端部を第1支持部側へ押圧するように第2支持部を移動させるためにガイド部及び送りねじが必要となり、これらは円柱状インゴットの直下に配置することが好ましい。しかし、前記ガイド部及び前記送りねじを円柱状インゴットの下方に配置すると、前記ノズルから吐出された冷却水が前記砥石ボックス体の外部に漏出した場合にその水がガイド部及び送りねじに掛かる虞がある。そこで、そのような水が掛かるのを避けるためには、前記ガイド部及び前記送りねじを円柱状インゴットの下方において円柱状インゴットの幅方向外側へ外れた位置にオフセットして配置せざるを得なくなる。
しかしながら、この場合には、円柱状インゴットの直下に配置したガイド部及び送りねじにより第2支持部を案内しながら移動させて円柱状インゴットの端部を支持させる場合に比べて円柱状インゴットの支持剛性が低下し、それに起因して円柱状インゴットの位置ずれが生じやすくなり、円柱状インゴットの研削精度が低下する虞がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、被加工体を支持する支持部を移動させるためのガイド部及び送りねじに水が掛かるのを防ぎながら、被加工体の研削精度の低下を抑制することが可能な研削装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による研削装置は、特定方向に延びるインゴットである被加工体を軸回りに回転させながら表面研削する研削装置であって、前記被加工体の軸方向に移動しながらその被加工体の表面を研削する研削工具と、前記研削工具と前記被加工体のうち前記研削工具の周囲の部分とを覆い、前記研削工具とともに前記被加工体の軸方向に移動する研削工具カバーと、前記研削工具カバー内に設けられ、前記研削工具の研削箇所に水を吐出する吐出部と、前記被加工体の軸方向の一端部を軸回りに回転可能に支持する第1支持部と、前記被加工体の軸方向の他端部を前記第1支持部側へ押圧することによって前記第1支持部との間で前記被加工体を挟持するとともに、前記他端部を軸回りに回転可能に支持する第2支持部と、前記研削工具カバーの下側の位置において前記被加工体の軸方向に延びるとともに互いに水平方向に間隔をあけて設けられ、前記第2支持部を前記被加工体の軸方向に案内する一対のガイド部と、水平方向における前記一対のガイド部同士の間の位置に設けられ、前記被加工体の軸方向に延びる第2支持部送りねじと、前記第2支持部送りねじを軸回りに回転させる第2支持部駆動源と、前記研削工具カバーの下側の位置で前記一対のガイド部及び前記第2支持部送りねじの上方を覆うように設けられた防水カバーとを備え、前記第1支持部は、前記被加工体の一端部を前記防水カバーよりも上側の位置において水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する第1保持部を有し、前記第2支持部は、前記被加工体の他端部を前記防水カバーよりも上側の位置において水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する第2保持部と、その第2保持部と結合するとともに、前記防水カバーとの干渉を避けながら前記一対のガイド部に案内される第2支持部ベース部と、その第2支持部ベース部に設けられ、前記第2支持部送りねじと螺合する第2支持部ナット部とを有し、前記第1保持部は、当該第1保持部のうち前記被加工体の前記一端部を水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する部分であって回転可能に構成された第1回転部を有し、前記第2保持部は、当該第2保持部のうち前記被加工体の前記他端部を保持する部分であって回転可能に構成された第2回転部を有し、この第2回転部は、前記第2支持部送りねじの回転により前記第2支持部が前記第1支持部側へ移動することによって、前記被加工体が前記第1回転部と当該第2回転部との間で挟持されるように前記被加工体の前記他端部を水平方向における前記一対のガイド部間の位置で前記第1回転部側へ押圧し、前記第1回転部と前記第2回転部との間で前記被加工体が挟持された状態で、前記第1回転部及び前記第2回転部が回転することにより前記被加工体をその軸回りに回転させる
この研削装置では、研削工具カバーの下方に配置された一対のガイド部及び第2支持部送りねじによって第2支持部を被加工体の軸方向に移動させることにより、被加工体の端部を第1支持部側に押圧してその第1支持部との間で被加工体を挟持するとともに、その第1支持部の第1保持部と第2支持部の第2保持部が被加工体の各端部を水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する。このため、ガイド部と送りねじが被加工体の下方から幅方向外側へオフセットされて配置されている構造に比べて、第2支持部のうちガイド部と第2支持部送りねじによって実際に移動させられる部分と被加工体の端部を押圧して保持する第2保持部との間の距離を短くすることができる。これにより、第2支持部における被加工体の支持剛性を向上させることができ、被加工体の端部を第2保持部で押圧して保持したときに第2支持部に生じる撓みを小さくすることができる。その結果、被加工体の位置ずれを低減することができ、その被加工体の研削精度の低下を抑制することができる。
さらに、この研削装置では、一対のガイド部と第2支持部送りねじが研削工具カバーの下方に設けられているが、防水カバーによって研削工具カバーの下側の位置で一対のガイド部と第2支持部送りねじの上方が覆われているので、研削工具カバー内において吐出部から吐出される水が研削工具カバー外に漏出して落下した場合でも、その水を防水カバーで遮って前記一対のガイド部及び第2支持部送りねじに水が掛かるのを防ぐことができる。従って、この研削装置では、被加工体を支持する第2支持部を移動させるためのガイド部及び第2支持部送りねじに水が掛かるのを防ぎながら、被加工体の研削精度の低下を抑制することができる。
また、この研削装置では、第2支持部ベース部が防水カバーとの干渉を避けながら前記一対のガイド部に案内されるとともに、その第2支持部ベース部に第2支持部送りねじと螺合する第2支持部ナット部が設けられているので、第2支持部の第2保持部が防水カバーよりも上側の位置で被加工体の端部を保持する構成であっても、防水カバーとの干渉を避けながら、防水カバーの下方に配置された前記一対のガイド部と前記第2支持部送りねじとによって第2支持部を被加工体の軸方向に移動させて被加工体の端部を第1支持部側に押圧させることができる。
上記研削装置において、前記第1保持部と前記第2保持部は、前記被加工体の軸心が前記第2支持部送りねじの軸心の直上に位置するように前記被加工体を保持するのが好ましい。
このように構成すれば、第2支持部のうち第2支持部送りねじによって実際に移動させられる部分と被加工体の端部を押圧して保持する第2保持部との間の距離をより短くすることができるので、第2支持部における被加工体の支持剛性をより向上させることができる。
上記研削装置において、前記第2支持部ベース部は、前記第2保持部と前記防水カバーの上側で結合する部分と前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分とを有する第2支持部干渉回避部と、その第2支持部干渉回避部のうち前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分に設けられ、前記各ガイド部にそれぞれ案内される第2支持部被ガイド部とを含むのが好ましい。
このように構成すれば、防水カバーとの干渉を避けながらガイド部に案内される第2支持部ベース部の構造を構成することができる。
この場合において、前記第2支持部干渉回避部は、前記防水カバーの上方を覆うとともに前記第2保持部が搭載される第2保持部搭載部と、その第2保持部搭載部において前記防水カバーの幅方向の両外側に位置する部分からその防水カバーの下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設された一対の第2支持部延設部と、その一対の第2支持部延設部同士を前記防水カバーの下側で互いに連結する第2支持部連結部とを有し、前記第2支持部被ガイド部と前記第2支持部ナット部は、前記第2支持部連結部に設けられているのが好ましい。
このように構成すれば、防水カバーを囲む閉断面構造に第2支持部干渉回避部を形成することができるので、第2支持部ベース部の剛性を向上させることができる。
上記研削装置において、前記研削工具カバーは、前記被加工体を挿通するための開口部を有し、その開口部には、前記研削工具カバーの内側へ向かって前記被加工体の周囲からその被加工体の表面に流体を吹きかける流体噴射部が設けられているのが好ましい。
このように構成すれば、流体噴射部から吹きかける流体によって研削工具カバー内で前記吐出部から吐出される水が開口部を通じて外部に漏出するのを防ぐことができる。これにより、研削工具カバー外への水の漏出に起因して前記一対のガイド部及び前記第2支持部送りねじに水が掛かるのをより確実に防ぐことができる。
上記研削装置において、前記研削工具及び前記研削工具カバーを前記被加工体の軸方向に移動させる研削工具駆動機構を備え、前記研削工具駆動機構は、前記防水カバーの下側の位置で、かつ、前記一対のガイド部同士の間の位置に設けられ、前記被加工体の軸方向に延びる研削工具送りねじと、前記研削工具送りねじを軸回りに回転させる研削工具駆動源と、前記研削工具及び前記研削工具カバーを支持する研削工具支持部と、その研削工具支持部と結合するとともに、前記防水カバーとの干渉を避けながら前記一対のガイド部に案内される研削工具ベース部と、その研削工具ベース部に設けられ、前記研削工具送りねじと螺合する研削工具ナット部とを有するのが好ましい。
この構成では、防水カバーによって研削工具送りねじの上方が覆われるので、研削工具カバー外に水が漏出して落下した場合でも、その水を防水カバーで遮って研削工具送りねじに水が掛かるのを防ぐことができる。また、この構成では、研削工具ベース部が防水カバーとの干渉を避けながら前記一対のガイド部に案内されるとともに、その研削工具ベース部に研削工具送りねじと螺合する研削工具ナット部が設けられているので、研削工具及び研削工具カバーが防水カバーよりも上側の位置に設けられていても、防水カバーとの干渉を避けながら、防水カバーの下方に配置された前記一対のガイド部と前記研削工具送りねじとによって研削工具及び研削工具カバーを被加工体の軸方向に移動させることができる。さらに、この構成では、前記一対のガイド部を第2支持部と研削工具及び研削工具カバーとを被加工体の軸方向に案内するのに共用することができるので、第2支持部用のガイド部と研削工具及び研削工具カバー用のガイド部とを個別に設ける場合に比べて部品点数を削減することができる。
この場合において、前記研削工具ベース部は、前記研削工具支持部と前記防水カバーの上側で結合する部分と前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分とを有する研削工具干渉回避部と、その研削工具干渉回避部のうち前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分に設けられ、前記各ガイド部にそれぞれ案内される研削工具被ガイド部とを含むのが好ましい。
このように構成すれば、防水カバーとの干渉を避けながらガイド部に案内される研削工具ベース部の構造を構成することができる。
さらにこの場合において、前記研削工具干渉回避部は、前記防水カバーの上方を覆うとともに前記研削工具支持部が搭載される研削工具搭載部と、その研削工具搭載部において前記防水カバーの幅方向の両外側に位置する部分からその防水カバーの下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設された一対の研削工具延設部と、その一対の研削工具延設部同士を前記防水カバーの下側で互いに連結する研削工具連結部とを有し、前記研削工具被ガイド部及び前記研削工具ナット部は、前記研削工具連結部に設けられているのが好ましい。
このように構成すれば、防水カバーを囲む閉断面構造に研削工具干渉回避部を形成することができるので、研削工具ベース部の剛性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の研削装置によれば、被加工体の端部を押圧する第2支持部を移動させるためのガイド部及び第2支持部送りねじに水が掛かるのを防ぎながら、被加工体の研削精度の低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による研削装置を正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示した研削装置における第2支持部送りねじ10と研削工具送りねじ36の配置を説明するための平面図である。図3は、図1に示した研削装置の研削工具カバー26における被加工体100の軸方向に垂直な方向の縦断面図である。図4は、図1に示した研削装置の第2支持部8における被加工体100の軸方向に垂直な方向の縦断面図である。図5は、研削工具カバー26近傍の部分の被加工体100の軸方向に沿った縦断面図である。まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による研削装置の構成について説明する。
本実施形態による研削装置は、水平方向に延びる円柱状インゴットからなる被加工体100をその軸回りに回転させながら表面研削するものである。
具体的には、この研削装置は、ベッド2と、一対のガイド部4,4と、第1支持部6と、第2支持部8と、第2支持部送りねじ10と、第2支持部駆動源12と、防水カバー14と、研削部16と、搬送装置18と、制御装置20とを備えている。
前記ベッド2は、研削装置の基礎となる部分であり、図1に示すように設置面上に固定されている。
前記一対のガイド部4,4は、前記第2支持部8と前記研削部16とを被加工体100の軸方向に案内するものである。この一対のガイド部4,4は、図2に示すように直線的に延びるレール状の部材からなり、前記研削部16の後述する研削工具カバー26の下側の位置において被加工体100の軸方向に延びるとともに互いに水平方向、すなわち前記ベッド2の幅方向に間隔をあけてそのベッド2上に設置されている。
前記第1支持部6は、図1に示すように前記ベッド2の一端部上に設置されており、被加工体100の軸方向の一端部を軸回りに回転可能に支持するものである。この第1支持部6は、第1保持部6aを有する。
前記第1保持部6aは、被加工体100の一端部を前記防水カバー14よりも上側の位置において前記一対のガイド部4,4間の位置で保持するものである。この第1保持部6aは、被加工体100の一端部が固定される図略の第1回転部を有している。この第1回転部は軸回りに回転可能に構成されており、それによって被加工体100の一端部が軸回りに回転可能に支持されるようになっている。この第1回転部の回転軸は、前記第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置している。
また、第1保持部6aには、前記第1回転部を回転させて被加工体100を軸回りに回転させる第1保持部駆動モータ6bが付設されている。
前記第2支持部8は、前記ベッド2の他端部上に設置されており、被加工体100の軸方向の他端部を前記第1支持部6側へ押圧することによって第1支持部6との間で被加工体100を挟持するとともに、その被加工体100の他端部を軸回りに回転可能に支持するものである。
具体的には、第2支持部8は、図4に示すように、第2保持部8aと、第2支持部ベース部8bと、第2支持部ナット部8cとを有する。
前記第2保持部8aは、被加工体100の他端部を前記防水カバー14よりも上側の位置において前記一対のガイド部4,4間の位置で保持するものである。この第2保持部8aは、被加工体100の他端部を押圧して固定する第2回転部8dを有している。この第2回転部8dは軸回りに回転可能に構成されており、それによって被加工体100の他端部が軸回りに回転可能に支持されるようになっている。この第2回転部8dの回転軸は、第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置している。前記図略の第1回転部の回転軸とこの第2回転部8dの回転軸が共に第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置していることによって、被加工体100の軸心が第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置するように被加工体100が保持される。
また、第2保持部8aには、前記第2回転部8dを回転させて被加工体100を軸回りに回転させる図略の第2保持部駆動モータが付設されている。
前記第2支持部ベース部8bは、前記第2保持部8aと結合するとともに、前記防水カバー14との干渉を避けながら前記一対のガイド部4,4に案内されて被加工体100の軸方向に移動可能となっている。
具体的には、この第2支持部ベース部8bは、第2支持部干渉回避部8eと、第2支持部被ガイド部8fとを有している。
前記第2支持部干渉回避部8eは、前記防水カバー14との干渉を回避するように構成されており、前記第2保持部8aと防水カバー14の上側で結合する部分と防水カバー14の下側をくぐるように配置される部分とを有する。
そして、この第2支持部干渉回避部8eは、第2保持部搭載部8gと、一対の第2支持部延設部8h,8hと、第2支持部連結部8iとからなる。
前記第2保持部搭載部8gは、前記研削部16の後述する研削工具カバー26よりも下側の位置で防水カバー14の上方を覆うように配設されている。この第2保持部搭載部8gは、水平配置された平板状に形成されており、その上に前記第2保持部8aが搭載されている。
前記各第2支持部延設部8hは、前記第2保持部搭載部8gにおいて前記防水カバー14の幅方向の両外側に位置する部分からその防水カバー14の下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設されている。
前記第2支持部連結部8iは、前記一対の第2支持部延設部8h,8h同士を前記防水カバー14の下側で互いに連結するものである。この第2支持部連結部8iは、前記各第2支持部延設部8hの下端部からそれぞれ幅方向内側に延設された第2支持部内側延設部8jと、各第2支持部内側延設部8jの幅方向内側の端部からそれぞれ垂直に立ち上げられた第2支持部立上げ部8kと、両第2支持部立上げ部8k,8kの上端部同士を防水カバー14の下側で互いに繋ぐ水平配置された平板状の第2支持部平板部8mとによって構成されている。
第2保持部搭載部8gと第2支持部平板部8mは、前記防水カバー14の後述する覆部14aを挟んで上下に配置されており、各第2支持部延設部8hと各第2支持部立上げ部8kは、前記防水カバー14の後述する覆部延設部14bを挟んで両側に配置されている。上記のように構成された第2保持部搭載部8g、一対の第2支持部延設部8h,8h及び第2支持部連結部8iによって、第2支持部干渉回避部8eが防水カバー14を囲む閉断面構造に形成されている。
前記第2支持部被ガイド部8fは、前記一対のガイド部4,4によってそれぞれ案内されるものであり、前記第2支持部干渉回避部8eのうち前記防水カバー14の下側をくぐるように配置される部分、すなわち前記第2支持部平板部8mの底面の前記各ガイド部4に対応する位置にそれぞれ設けられている。各第2支持部被ガイド部8fは、例えばリニアガイドとして構成されており、対応するガイド部4に対してその長手方向、すなわち被加工体100の軸方向に相対移動可能となっている。この第2支持部被ガイド部8fがガイド部4に対して相対移動することによって第2支持部8が被加工体100の軸方向に案内される。
前記第2支持部ナット部8cは、前記第2支持部平板部8mの底面に設けられており、前記第2支持部送りねじ10と螺合している。
前記第2支持部送りねじ10は、前記防水カバー14の下側の位置で、かつ、前記一対のガイド部4,4同士の間の位置に被加工体100の軸方向に延びるように設けられている。この第2支持部送りねじ10は、ベッド2上に設置された軸受部11a,11b(図2参照)によって軸回りに回転可能に支持されている。
前記第2支持部駆動源12は、前記第2支持部送りねじ10を軸回りに回転させるモータである。この第2支持部駆動源12は、前記ベッド2の前記第1支持部6側の端部上に設置されており、第2支持部送りねじ10の対応する端部と結合されている。
上記のような構成によって、第2支持部駆動源12により第2支持部送りねじ10を軸回りに正逆回転させて、前記第2支持部ナット部8cとともに前記第2支持部ベース部8b及び第2保持部8a、すなわち第2支持部8全体を第2支持部送りねじ10に沿って被加工体100の軸方向に往復移動させることが可能となっている。そして、この構成により、第2支持部8を第1支持部6側へ移動させて第2保持部8aの第2回転部8dで被加工体100の端部を押圧し、第1支持部6の第1保持部6aと第2支持部8の第2保持部8aとの間で被加工体100挟持することが可能となっている。
前記防水カバー14は、前記一対のガイド部4,4と、前記第2支持部送りねじ10と、前記研削部16の後述する研削工具送りねじ36とに水が掛かるのを防ぐためのものである。この防水カバー14は、図3に示すように、前記研削部16の後述する研削工具カバー26の下側の位置において前記ガイド部4,4及び前記両送りねじ10,36の上方をそれらの長手方向全体に亘って覆うように設けられている。この防水カバー14は、覆部14aと、一対の覆部延設部14b,14bとからなる。
前記覆部14aは、ガイド部4,4及び第2支持部送りねじ10の上方を覆う部分であり、その幅方向の中心位置を頂点として山折り状に屈曲している。前記各覆部延設部14bは、前記覆部14aの幅方向両端部からそれぞれ下方に延設された部分である。
前記研削部16は、被加工体100の研削を行うものである。この研削部16は、表面研削工具22と、表面研削工具駆動モータ23と、ノッチ部研削工具24と、ノッチ部研削工具駆動モータ25と、研削工具カバー26と、図略の吐出部と、水噴射部30と、ブラシ32と、研削工具駆動機構34とを有する。
前記表面研削工具22は、前記表面研削工具駆動モータ23の駆動によって自転しながら被加工体100の表面を研削するものである。この表面研削工具22は、被加工体100の側方に配置され、その被加工体100の軸方向に対して垂直な水平軸回りに回転する砥石を備えている。そして、この表面研削工具22は、前記研削工具駆動機構34によって被加工体100の軸方向に往復移動させられるようになっており、その移動の過程において被加工体100全体の表面研削を行う。
前記ノッチ部研削工具24は、前記ノッチ部研削工具駆動モータ25の駆動によって自転しながら被加工体100を研削し、被加工体100の表面に軸方向に延びるノッチ部(切込み部)を形成するものである。このノッチ部研削工具24は、被加工体100の側方に配置され、垂直軸回りに回転する砥石を備えている。そして、このノッチ部研削工具24は、前記研削工具駆動機構34によって被加工体100の軸方向に往復移動させられるようになっており、その移動の過程において被加工体100の全長に亘ってその表面に前記ノッチ部を形成する。
前記研削工具カバー26は、前記両研削工具22,24と被加工体100のうち両研削工具22,24の周囲の部分とを覆うものであり、その内部で前記図略の吐出部の吐出ノズルから吐出される冷却水や研削工具22,24による研削によって生じた研削屑が周囲に飛散するのを防ぐために設けられている。この研削工具カバー26は、略矩形状の箱形に形成されており、被加工体100の軸方向における両側壁部に被加工体100を挿通するための開口部26aをそれぞれ有している。この研削工具カバー26は、前記研削工具駆動機構34によって前記両研削工具22,24とともに被加工体100の軸方向に往復移動するようになっており、それら研削工具22,24の移動しながらの研削工程において研削屑や冷却水が外部へ飛散するのを防止する。
研削工具カバー26の前記両側壁部には、図5に示すように、被加工体100の軸方向に伸縮自在な蛇腹状の蛇腹カバー26cがそれぞれ設けられている。各蛇腹カバー26cは、研削工具カバー26の各開口部26aから突出する被加工体100の周囲を覆うように設けられており、その上部に設置されたシリンダ26dによって被加工体100の軸方向に伸縮されるようになっている。この蛇腹カバー26cによって研削工具カバー26の開口部26aの外側が覆われることによって、前記冷却水や研磨屑の漏出がより有効に防止される。
また、研削工具カバー26の正面壁部には、図1に示すように窓部26fが設けられており、この窓部26fを通じて研削工具カバー26内における被加工体100の研削状態が観察できるようになっている。研削工具カバー26の底部には、研削工具カバー26内で吐出されて底部上に溜まる前記冷却水を排出するための排水部26hが設けられている。
前記図略の吐出部は、前記両研削工具22,24の研削箇所に冷却水を吐出してその研削箇所及び研削工具22,24を冷却するとともに研削屑を洗い流すためのものである。この吐出部は、研削工具カバー26の外部から内部に配設された図略の給水管と、その給水管の先端に取り付けられた図略の吐出ノズルを有している。前記吐出ノズルは、両研削工具22,24の近傍に付設されているとともに、両研削工具22,24による被加工体100の研削箇所に向けて冷却水を吐出可能な姿勢で配置されている。
前記水噴射部30は、研削工具カバー26の内側へ向かって被加工体100の周囲からその被加工体100の表面に水を吹きかけるものである。この水噴射部30は、本発明の流体噴射部の概念に含まれるものである。この水噴射部30は、研削工具カバー26の両開口部26a,26aにそれぞれ複数ずつ設けられており、これら複数の水噴射部30は、図3に示すように被加工体100の周方向に等間隔で配置されている。このように被加工体100の外周を囲むように配置された複数の水噴射部30から水が吹きかけられることにより研削工具カバー26の両開口部26a,26aにおいてウォーターカーテンがそれぞれ形成され、研削工具カバー26内で前記吐出部の吐出ノズルから吐出される冷却水や前記両研削工具による研削によって生じた研削屑が開口部26a,26aを通じて外部へ漏出するのが阻止される。なお、各水噴射部30は、図5に示すように、その先端部が被加工体100の軸方向において研削工具カバー26の内側へ向くように傾斜した姿勢で配置可能となっている。
前記ブラシ32は、研削工具カバー26の両開口部26a,26aの外側に被加工体100の外周を囲むようにそれぞれ設けられている。このブラシ32は、図5に示すように被加工体100の表面に接触し、研削工具カバー26が被加工体100の軸方向に移動するのに伴って被加工体100の表面に付着している研削屑を除去するものである。
研削工具駆動機構34は、前記両研削工具22,24及び前記研削工具カバー26を被加工体100の軸方向に移動させるものである。
この研削工具駆動機構34は、図3に示すように、研削工具送りねじ36と、研削工具駆動源38と、研削工具支持部40と、研削工具ベース部42と、研削工具ナット部44とを有する。
前記研削工具送りねじ36は、前記防水カバー14の下側の位置で、かつ、前記一対のガイド部4,4同士の間の位置に被加工体100の軸方向に延びるように設けられている。この研削工具送りねじ36は、前記ベッド2上に設置された軸受部37a,37bによって軸回りに回転可能に支持されている。
前記研削工具駆動源38は、前記研削工具送りねじ36を軸回りに回転させるモータである。この研削工具駆動源38は、前記ベッド2の前記第2支持部8側の端部上に設置されており、研削工具送りねじ36の対応する一端部と結合されている。
前記研削工具支持部40は、前記両研削工具22,24及び前記研削工具カバー26を支持するものである。この研削工具支持部40は、研削工具カバー26の背面側に設けられている。この研削工具支持部40の背面側には、前記表面研削工具22を回転させるための表面研削工具用モータ41aが設けられており、この研削工具支持部40の上部には、前記ノッチ部研削工具24を回転させるためのノッチ部研削工具用モータ41bが設けられている。
前記研削工具ベース部42は、前記研削工具支持部40と結合するとともに、前記防水カバー14との干渉を避けながら前記一対のガイド部4,4に案内されることにより被加工体100の軸方向に移動可能となっている。
具体的には、この研削工具ベース部42は、研削工具干渉回避部42aと、研削工具被ガイド部42bとを有している。
前記研削工具干渉回避部42aは、前記防水カバー14との干渉を回避するように構成されており、前記研削工具支持部40と防水カバー14の上側で結合する部分と防水カバー14の下側をくぐるように配置される部分とを有する。
そして、この研削工具干渉回避部42aは、研削工具搭載部42cと、一対の研削工具延設部42d,42dと、研削工具連結部42eとからなる。
前記研削工具搭載部42cは、前記研削工具カバー26よりも下側の位置で防水カバー14の上方を覆うように配設されている。この研削工具搭載部42cは、水平配置された平板状のものであり、前記ベッド2上とベッド2よりも背面側の所定範囲とに亘って設けられている。この研削工具搭載部42cの前記ベッド2よりも背面側に突出した部分の上に前記研削工具支持部40が搭載されている。
前記各研削工具延設部42dは、前記研削工具搭載部42cにおいて前記防水カバー14の幅方向の両外側に位置する部分からその防水カバー14の下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設されている。
前記研削工具連結部42eは、前記一対の研削工具延設部42d,42d同士を防水カバー14の下側で互いに連結するものである。この研削工具連結部42eは、前記各研削工具延設部42dの下端部からそれぞれ幅方向内側に延設された研削工具内側延設部42fと、各研削工具内側延設部42fの幅方向内側の端部からそれぞれ垂直に立ち上げられた研削工具立上げ部42gと、両研削工具立上げ部42g,42gの上端部同士を防水カバー14の下側で互いに繋ぐ水平配置された平板状の研削工具平板部42hとによって構成されている。
研削工具搭載部42cと研削工具平板部42hは、前記防水カバー14の覆部14aを挟んで上下に配置されており、各研削工具延設部42dと各研削工具立上げ部42gは、前記防水カバー14の覆部延設部14bを挟んで両側に配置されている。上記のように構成された研削工具搭載部42c、一対の研削工具延設部42d,42d及び研削工具連結部42eによって、研削工具干渉回避部42aが防水カバー14を囲む閉断面構造に形成されている。
前記研削工具被ガイド部42bは、前記一対のガイド部4,4によってそれぞれ案内されるものであり、前記研削工具干渉回避部42aのうち前記防水カバー14の下側をくぐるように配置される部分、すなわち前記研削工具平板部42hの底面の前記各ガイド部4に対応する位置にそれぞれ設けられている。各研削工具被ガイド部42bは、前記第2支持部被ガイド部8fと同様に構成されており、対応するガイド部4に対してその長手方向、すなわち被加工体100の軸方向に相対移動可能となっている。この研削工具被ガイド部42bがガイド部4に対して相対移動することによって研削工具ベース部42、前記研削工具支持部40、前記両研削工具22,24及び前記研削工具カバー26が被加工体100の軸方向に案内される。
前記研削工具ナット部44は、前記研削工具平板部42hの底面に設けられており、前記研削工具送りねじ36と螺合している。
上記のように研削工具駆動機構34が構成されていることによって、研削工具駆動源38により研削工具送りねじ36を軸回りに正逆回転させて、前記研削工具ナット部44とともに前記研削工具ベース部42、前記研削工具支持部40、前記両研削工具22,24及び前記研削工具カバー26を研削工具送りねじ36に沿って被加工体100の軸方向に往復移動させることが可能となっている。
前記搬送装置18は、被加工体100を前記第1支持部6と前記第2支持部8との間のセット位置へ搬送するものであり、前記ベッド2の正面側の側部に取り付けられている。
具体的には、この搬送装置18は、被加工体100を把持する把持部18aと、その把持部18aを反転させる反転機構18bと、その反転機構18b及び把持部18aが搭載され、ベッド2の正面側の側方からベッド2に対して接離する方向に反転機構18b及び把持部18aを移動させる移動機構18cとを具備している。
この搬送装置18では、ベッド2から離反した位置において把持部18aがベッド2の幅方向外側を向いた状態で被加工体100を把持した後、反転機構18bにより把持部18aがベッド2の幅方向内側に反転させられ、その後、移動機構18cにより把持部18aと反転機構18bが共にベッド2に接近する方向に移動させられることによって把持部18aに把持された被加工体100がセット位置に配置される。そして、その被加工体100が前記両支持部6,8によって支持された後、把持部18aは被加工体100を離し、被加工体100を把持していない把持部18aと反転機構18bが移動機構18cによりベッド2上から退避させられる。
前記制御装置20は、研削装置の上記各部の動作を制御するためのものであり、この制御装置20から送られる電気信号によって上記各部の動作制御が行われるようになっている。
次に、本実施形態による研削装置において被加工体100の表面研削を行う際の動作について説明する。
本実施形態による研削装置では、搬送装置18により被加工体100がセット位置に搬送され、第2支持部駆動源12によって第2支持部送りねじ10が回転させられることにより第2支持部8がガイド部4,4に案内されながら第1支持部6側へ移動し、第2保持部8aの第2回転部8dが被加工体100の端部を第1支持部6側へ押圧する。これにより、第1支持部6の第1保持部6aと第2支持部8の第2保持部8aとの間で被加工体100がその軸回りに回転可能に挟持される。この際、ガイド部4,4が被加工体100の下方に位置するとともに、水平方向においてそのガイド部4,4間の位置で第2保持部8aが被加工体100の端部を押圧し、さらに、第1保持部6aと第2保持部8aが、被加工体100の軸心が第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置するように被加工体100を挟持するため、第2保持部8aから被加工体100の端部に加わる押圧力が被加工体100の軸方向に対して斜め方向に働きにくくなっており、被加工体100に位置ずれが生じにくい。
次に、前記第1保持部駆動モータ6b及び前記図略の第2保持部駆動モータの駆動により図略の第1回転部及び第2回転部8dとともに被加工体100が回転する。この後、表面研削工具22が表面研削工具用モータ41aの駆動により回転し、その表面研削工具22によって被加工体100の表面研削が行われる。この表面研削は、研削工具駆動源38によって研削工具送りねじ36が回転させられることにより研削部16、すなわち表面研削工具22及び研削工具カバー26が被加工体100の軸方向に移動しながら行われる。
この際、研削工具カバー26内において前記図略の吐出部の吐出ノズルから冷却水が表面研削工具22の研削箇所に吐出され、その研削箇所の冷却が行われるとともに研削屑が洗い流される。また、研削工具カバー26の両開口部26a,26aにおいて水噴射部30から被加工体100の周面に水が吹きかけられてウォーターカーテンが形成され、開口部26a,26aを通じて研削工具カバー26の外部へ前記冷却水及び前記研削屑が漏出するのが抑制される。以上のようにして、本実施形態の研削装置による被加工体100の表面研削が行われる。
以上説明したように、本実施形態では、研削工具カバー26の下方に配置された一対のガイド部4,4及び第2支持部送りねじ10によって第2支持部8を被加工体100の軸方向に移動させることにより、被加工体100の端部を第1支持部6側に押圧してその第1支持部6との間で被加工体100を挟持するとともに、その第1支持部6の第1保持部6aと第2支持部8の第2保持部8aが被加工体100の各端部を水平方向における前記一対のガイド部4,4間の位置で保持する。このため、ガイド部と送りねじが被加工体100の下方から幅方向外側へオフセットされて配置されている構造に比べて、第2支持部6のうちガイド部4,4と第2支持部送りねじ10によって実際に移動させられる部分と被加工体100の端部を押圧して保持する第2保持部6aとの間の距離を短くすることができる。これにより、第2支持部6における被加工体100の支持剛性を向上させることができ、被加工体100の端部を第2保持部8aで押圧して保持したときに第2支持部8に生じる撓みを小さくすることができる。その結果、被加工体100の位置ずれを低減することができ、その被加工体100の研削精度の低下を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、一対のガイド部4,4と第2支持部送りねじ10が研削工具カバー26の下方に設けられているが、防水カバー14によって研削工具カバー26の下側の位置でガイド部4,4と第2支持部送りねじ10の上方が覆われているので、前記図略の吐出部から吐出される冷却水が研削工具カバー26外に漏出して落下した場合でも、その水を防水カバー14で遮ってガイド部4,4及び第2支持部送りねじ10に水が掛かるのを防ぐことができる。従って、本実施形態では、被加工体100を支持する第2支持部8を移動させるためのガイド部4,4及び第2支持部送りねじ10に水が掛かるのを防ぎながら、被加工体100の研削精度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、第2支持部ベース部8bが防水カバー14との干渉を避けながらガイド部4,4に案内されるとともに、その第2支持部ベース部8bの第2支持部平板部8mの底面に第2支持部送りねじ10と螺合する第2支持部ナット部8cが設けられているので、第2支持部8の第2保持部8aが防水カバー14よりも上側の位置で被加工体100の端部を保持する構成であっても、防水カバー14との干渉を避けながら、防水カバー14の下方に配置されたガイド部4,4と第2支持部送りねじ10とによって第2支持部8を被加工体100の軸方向に移動させて被加工体100の端部を第1支持部6側に押圧させることができる。
また、本実施形態では、第1保持部6aと第2保持部8aが、被加工体100の軸心が第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置するように被加工体100を保持する。このため、第2支持部8のうち第2支持部送りねじ10によって実際に移動させられる部分と被加工体100の端部を押圧して保持する第2保持部8aとの間の距離をより短くすることができるので、第2支持部8における被加工体100の支持剛性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、第2支持部ベース部8bの第2支持部干渉回避部8eが、防水カバー14の上方を覆う第2保持部搭載部8gと、その第2保持部搭載部8gにおいて防水カバー14の幅方向の両外側に位置する部分から防水カバー14の下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設された一対の第2支持部延設部8h,8hと、その一対の第2支持部延設部8h,8h同士を防水カバー14の下側で互いに連結する第2支持部連結部8iとからなるので、防水カバー14を囲む閉断面構造に第2支持部干渉回避部8eを形成することができる。このため、第2支持部ベース部8bの剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、研削工具カバー26の内側へ向かって被加工体100の周囲からその被加工体100の表面に水を吹きかける水噴射部30が研削工具カバー26の開口部26aに設けられているので、水噴射部30から吹きかける水によって形成されるウォーターカーテンにより開口部26aを通じて研削工具カバー26の外部に冷却水が漏出するのを防ぐことができる。これにより、研削工具カバー26外への水の漏出に起因してガイド部4,4及び第2支持部送りねじ10に水が掛かるのをより確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、防水カバー14の下側の位置で、かつ、ガイド部4,4同士の間の位置に研削工具送りねじ36が設けられているので、防水カバー14によって研削工具送りねじ36の上方が覆われる。このため、研削工具カバー26外に冷却水が漏出して落下した場合でも、その水を防水カバー14で遮って研削工具送りねじ36に水が掛かるのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、研削工具ベース部42が防水カバー14との干渉を避けながらガイド部4,4に案内されるとともに、その研削工具ベース部42の研削工具平板部42hの底面に研削工具送りねじ36と螺合する研削工具ナット部44が設けられているので、研削工具22,24及び研削工具カバー26が防水カバー14よりも上側の位置に設けられていても、防水カバー14との干渉を避けながら、防水カバー14の下方に配置されたガイド部4,4と研削工具送りねじ36とによって研削工具22,24及び研削工具カバー26を被加工体100の軸方向に移動させることができる。
また、本実施形態では、ガイド部4,4を第2支持部8と研削工具22,24及び研削工具カバー26とを被加工体100の軸方向に案内するのに共用することができるので、第2支持部8用のガイド部と研削工具22,24及び研削工具カバー26用のガイド部とを個別に設ける場合に比べて部品点数を削減することができる。
また、本実施形態では、研削工具ベース部42の研削工具干渉回避部42aが、防水カバー14の上方を覆う研削工具搭載部42cと、その研削工具搭載部42cにおいて防水カバー14の幅方向の両外側に位置する部分から防水カバー14の下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設された一対の研削工具延設部42d,42dと、その一対の研削工具延設部42d,42d同士を防水カバー14の下側で互いに連結する研削工具連結部42eとからなるので、防水カバー14を囲む閉断面構造に研削工具干渉回避部42aを形成することができる。このため、研削工具ベース部42の剛性を向上させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、研削工具カバー26の開口部26aにおいて冷却水及び研削屑の漏出を防ぐために水噴射部30を設けたが、この水噴射部30の代わりに水以外の流体を噴射して冷却水及び研削屑の漏出を防ぐ流体噴射部を設けてもよい。例えば、前記開口部26aにおいて被加工体100の周囲から空気を吹き付けて前記冷却水及び研磨屑の漏出を防ぐためのエアーカーテンを形成する空気噴射部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、被加工体100の軸心が第2支持部送りねじ10の軸心の直上に位置するように被加工体100を保持したが、水平方向において一対のガイド部4,4間の位置で被加工体100が支持されていれば、被加工体100の軸心が第2支持部送りねじ10の軸心の直上の位置から多少ずれていてもよい。
本発明の一実施形態による研削装置を正面側から見た斜視図である。 図1に示した研削装置における第2支持部送りねじと研削工具送りねじの配置を説明するための平面図である。 図1に示した研削装置の研削工具カバーにおける被加工体の軸方向に垂直な方向の縦断面図である。 図1に示した研削装置の第2支持部における被加工体の軸方向に垂直な方向の縦断面図である。 研削工具カバーの近傍の部分の被加工体の軸方向に沿った縦断面図である。
符号の説明
4 ガイド部
6 第1支持部
6a 第1保持部
8 第2支持部
8a 第2保持部
8b 第2支持部ベース部
8c 第2支持部ナット部
8e 第2支持部干渉回避部
8f 第2支持部被ガイド部
8g 第2保持部搭載部
8h 第2支持部延設部
8i 第2支持部連結部
10 第2支持部送りねじ
12 第2支持部駆動源
14 防水カバー
22 表面研削工具(研削工具)
26 研削工具カバー
26a 開口部
30 水噴射部(流体噴射部)
34 研削工具駆動機構
36 研削工具送りねじ
38 研削工具駆動源
40 研削工具支持部
42 研削工具ベース部
42a 研削工具干渉回避部
42b 研削工具被ガイド部
42c 研削工具搭載部
42d 研削工具延設部
42e 研削工具連結部
44 研削工具ナット部
100 被加工体

Claims (8)

  1. 特定方向に延びるインゴットである被加工体を軸回りに回転させながら表面研削する研削装置であって、
    前記被加工体の軸方向に移動しながらその被加工体の表面を研削する研削工具と、
    前記研削工具と前記被加工体のうち前記研削工具の周囲の部分とを覆い、前記研削工具とともに前記被加工体の軸方向に移動する研削工具カバーと、
    前記研削工具カバー内に設けられ、前記研削工具の研削箇所に水を吐出する吐出部と、
    前記被加工体の軸方向の一端部を軸回りに回転可能に支持する第1支持部と、
    前記被加工体の軸方向の他端部を前記第1支持部側へ押圧することによって前記第1支持部との間で前記被加工体を挟持するとともに、前記他端部を軸回りに回転可能に支持する第2支持部と、
    前記研削工具カバーの下側の位置において前記被加工体の軸方向に延びるとともに互いに水平方向に間隔をあけて設けられ、前記第2支持部を前記被加工体の軸方向に案内する一対のガイド部と、
    水平方向における前記一対のガイド部同士の間の位置に設けられ、前記被加工体の軸方向に延びる第2支持部送りねじと、
    前記第2支持部送りねじを軸回りに回転させる第2支持部駆動源と、
    前記研削工具カバーの下側の位置で前記一対のガイド部及び前記第2支持部送りねじの上方を覆うように設けられた防水カバーとを備え、
    前記第1支持部は、前記被加工体の一端部を前記防水カバーよりも上側の位置において水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する第1保持部を有し、
    前記第2支持部は、前記被加工体の他端部を前記防水カバーよりも上側の位置において水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する第2保持部と、その第2保持部と結合するとともに、前記防水カバーとの干渉を避けながら前記一対のガイド部に案内される第2支持部ベース部と、その第2支持部ベース部に設けられ、前記第2支持部送りねじと螺合する第2支持部ナット部とを有し、
    前記第1保持部は、当該第1保持部のうち前記被加工体の前記一端部を水平方向における前記一対のガイド部間の位置で保持する部分であって回転可能に構成された第1回転部を有し、
    前記第2保持部は、当該第2保持部のうち前記被加工体の前記他端部を保持する部分であって回転可能に構成された第2回転部を有し、この第2回転部は、前記第2支持部送りねじの回転により前記第2支持部が前記第1支持部側へ移動することによって、前記被加工体が前記第1回転部と当該第2回転部との間で挟持されるように前記被加工体の前記他端部を水平方向における前記一対のガイド部間の位置で前記第1回転部側へ押圧し、
    前記第1回転部と前記第2回転部との間で前記被加工体が挟持された状態で、前記第1回転部及び前記第2回転部が回転することにより前記被加工体をその軸回りに回転させる、研削装置。
  2. 前記第1保持部と前記第2保持部は、前記被加工体の軸心が前記第2支持部送りねじの軸心の直上に位置するように前記被加工体を保持する、請求項1に記載の研削装置。
  3. 前記第2支持部ベース部は、前記第2保持部と前記防水カバーの上側で結合する部分と前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分とを有する第2支持部干渉回避部と、その第2支持部干渉回避部のうち前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分に設けられ、前記各ガイド部にそれぞれ案内される第2支持部被ガイド部とを含む、請求項1または2に記載の研削装置。
  4. 前記第2支持部干渉回避部は、前記防水カバーの上方を覆うとともに前記第2保持部が搭載される第2保持部搭載部と、その第2保持部搭載部において前記防水カバーの幅方向の両外側に位置する部分からその防水カバーの下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設された一対の第2支持部延設部と、その一対の第2支持部延設部同士を前記防水カバーの下側で互いに連結する第2支持部連結部とを有し、
    前記第2支持部被ガイド部と前記第2支持部ナット部は、前記第2支持部連結部に設けられている、請求項3に記載の研削装置。
  5. 前記研削工具カバーは、前記被加工体を挿通するための開口部を有し、
    その開口部には、前記研削工具カバーの内側へ向かって前記被加工体の周囲からその被加工体の表面に流体を吹きかける流体噴射部が設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の研削装置。
  6. 前記研削工具及び前記研削工具カバーを前記被加工体の軸方向に移動させる研削工具駆動機構を備え、
    前記研削工具駆動機構は、前記防水カバーの下側の位置で、かつ、前記一対のガイド部同士の間の位置に設けられ、前記被加工体の軸方向に延びる研削工具送りねじと、前記研削工具送りねじを軸回りに回転させる研削工具駆動源と、前記研削工具及び前記研削工具カバーを支持する研削工具支持部と、その研削工具支持部と結合するとともに、前記防水カバーとの干渉を避けながら前記一対のガイド部に案内される研削工具ベース部と、その研削工具ベース部に設けられ、前記研削工具送りねじと螺合する研削工具ナット部とを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の研削装置。
  7. 前記研削工具ベース部は、前記研削工具支持部と前記防水カバーの上側で結合する部分と前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分とを有する研削工具干渉回避部と、その研削工具干渉回避部のうち前記防水カバーの下側をくぐるように配置される部分に設けられ、前記各ガイド部にそれぞれ案内される研削工具被ガイド部とを含む、請求項6に記載の研削装置。
  8. 前記研削工具干渉回避部は、前記防水カバーの上方を覆うとともに前記研削工具支持部が搭載される研削工具搭載部と、その研削工具搭載部において前記防水カバーの幅方向の両外側に位置する部分からその防水カバーの下端部よりも下側の位置までそれぞれ延設された一対の研削工具延設部と、その一対の研削工具延設部同士を前記防水カバーの下側で互いに連結する研削工具連結部とを有し、
    前記研削工具被ガイド部及び前記研削工具ナット部は、前記研削工具連結部に設けられている、請求項7に記載の研削装置。
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