JP5353490B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テスト用端子を他の端子と共用する半導体装置に関する。
IC等の半導体装置の内部機能を検査するために、テスト専用の端子を設ける場合がある。例えば、図1に示されるレギュレータIC100のサーマルシャットダウン回路20を検査する場合、直流電源30の出力電圧をテスト用端子5に印加することによって、サーマルシャットダウン回路20の入力電圧VAを変化させることによりその出力電圧VBを変化させる。サーマルシャットダウン回路20の出力電圧VBの変化によりレギュレータ回路10の出力信号Voutも変化するため、出力端子3からIC外部に出力される出力信号Voutを監視することによって、IC内部のサーマルシャットダウン回路20をIC外部から検査することができる。
これに対して、テスト専用の端子を省くため、通常の端子をテスト用端子として用いることができる半導体入力回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。図2に、特許文献1に記載された半導体入力回路の構成図を示す。図2の場合、テストモードにしたいときには、通常使用することがない電源電圧以上の電圧を、通常の端子とテスト端子とを兼ねた入力端子208に印加する。この場合、入力端子208に接続されたPチャンネル型MOSトランジスタ203がオンして抵抗素子204に電流が流れることにより、テストモード出力端子209から出力される出力信号が変化する。つまり、テストモード出力端子209からの出力信号を監視することによって、テストモードへの移行を検出することができる。
特開平10−256486号公報
しかしながら、図2に記載の半導体入力回路では、半導体入力回路毎に抵抗素子204の抵抗値がばらついていると、入力端子208に同じ電圧を入力しても、ノード207の電圧がばらついてしまう。そのため、ノード207の電圧などの内部電圧を外部からの入力により変化させ、当該内部電圧に応じて変化する出力電圧を監視することによって所定の内部回路の機能を検査する場合、抵抗素子204などの内部抵抗の抵抗値のばらつきが当該機能の検査結果に大きく影響してしまう。
そこで、本発明は、テスト用端子を他の端子と共用しつつ、内部抵抗の抵抗値にばらつきがあっても、内部回路の機能の検査結果に与える影響を抑えることができる、半導体装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る半導体装置は、
入力端子と、
電源ラインにベースが接続されたpnpバイポーラトランジスタと、
前記トランジスタのエミッタと前記入力端子との間に設けられた第1の抵抗と、
前記トランジスタのコレクタとグランドとの間に設けられた第2の抵抗と、
前記入力端子からの入力電圧が所定電圧以上であることを条件に動作し、前記入力電圧が前記トランジスタを導通させることができない第1の電圧領域内に前記所定電圧が設定された動作回路と、
前記入力電圧が前記トランジスタを導通させることができる第2の電圧領域内であることにより前記第2の抵抗に電流が流れることによって前記トランジスタが導通していないときの非導通時電圧値から電圧値が変化する内部電圧を、基準電圧と比較するコンパレータと、
前記内部電圧と前記基準電圧との比較結果に応じて変化する出力電圧を出力するための出力端子とを備える、ことを特徴としている。
本発明によれば、テスト用端子を他の端子と共用しつつ、内部抵抗の抵抗値にばらつきがあっても、内部回路の機能の検査結果に与える影響を抑えることができる。
レギュレータIC100の構成図である。 従来の半導体入力回路の構成図である。 本発明の実施形態であるレギュレータIC200の構成図である。 レギュレータIC200のテストモード時のタイムチャートである。 本発明の実施形態であるレギュレータIC300の構成図である。 レギュレータIC300のテストモード時のタイムチャートである。 サーマルシャットダウン回路20の構成図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。図3は、本発明に係る半導体装置の第1の実施形態であるレギュレータIC200の構成図である。レギュレータIC200は、外部と接続するための端子として、グランド端子1と、電源入力端子2と、出力電圧端子3と、制御入力端子4とを備える。グランド端子1は、実質的に0Vのグランド(GND)に接続される。電源入力端子2は、直流電源40に接続される。直流電源40は、電源入力端子2を介して、レギュレータIC200内部の電源ライン41に接続される。直流電源40の電源電圧に等しい入力電圧Vin(例えば、3V以上15V以下の電圧)が、電源入力端子2を介して、電源ライン41に入力される。直流電源40の具体例として、二次電池やコンバータが挙げられる。出力電圧端子3は、負荷に出力電流Ioutを供給するための出力経路に接続される。出力電圧Voutが出力電圧端子3から出力される。制御入力端子4は、出力電圧Voutの出力のオン/オフを切り替えるための制御入力電圧Vcが入力される。
レギュレータIC200は、制御入力端子4と、電源ライン41にベースが接続されたpnpバイポーラトランジスタQ1を備える。また、レギュレータIC200は、第1の抵抗として、トランジスタQ1のエミッタと制御入力端子4との間に設けられた抵抗R1を備え、第2の抵抗として、トランジスタQ1のコレクタとグランドとの間に設けられた抵抗R2を備える。また、レギュレータIC200は、第1の回路として、レギュレータ回路10を備え、第2の回路として、サーマルシャットダウン回路(過熱保護回路)20を備える。レギュレータ回路10は、制御入力端子4からの制御入力電圧Vcが所定の閾値電圧Vth以上であることを条件に動作する動作回路である。閾値電圧Vthは、トランジスタQ1を導通させることができない第1の電圧領域内に設定されている。閾値電圧Vthは、入力電圧Vinより低く設定するのがよい。例えば、入力電圧VinがDC10Vであれば、閾値電圧Vthは5Vに設定され、入力電圧VinがDC5Vであれば、閾値電圧Vthは3Vに設定される。また、サーマルシャットダウン回路20は、制御入力電圧VcがトランジスタQ1を導通させることができる第2の電圧領域内であることにより抵抗R2に電流が流れることによってトランジスタQ1が導通していないときの非導通時電圧値から電圧値が変化する内部電圧VAを、基準電圧Vrefと比較するコンパレータを含んでいる。トランジスタQ1がpnp型なので、トランジスタQ1を導通させることができる第2の電圧領域は、トランジスタQ1を導通させることができない第1の電圧領域における最大電圧値以上の電圧領域である。また、レギュレータIC200は、内部電圧VAと基準電圧Vrefとの比較結果に応じて変化する出力電圧Voutを出力するための出力電圧端子3を備える。
このレギュレータIC200によれば、サーマルシャットダウン回路20の機能を検査するためのテスト用端子を制御入力端子4と共用しつつ、抵抗R1,R2の抵抗値のばらつきがあっても、サーマルシャットダウン回路20の機能検査の結果に与える影響を抑えることができる。
すなわち、レギュレータIC200が製品として使用されている通常状態で制御入力端子4からの制御入力電圧Vcがとり得る電圧範囲を、トランジスタQ1を導通させることができない第1の電圧領域内に設定することによって、当該通常状態では、制御入力電圧Vcが入力されてもトランジスタQ1を導通させないようにすることができる。そして、制御入力電圧Vcを閾値電圧Vth以上にすることによって、レギュレータ回路10を作動可能な状態にすることができ、制御入力電圧Vcを閾値電圧Vth未満にすることによって、レギュレータ回路10が作動可能な状態にならないようにすることができる。レギュレータ回路10が作動可能な状態で出力電圧Voutを出力するものであれば、制御入力電圧Vcを閾値電圧Vth以上にすることによって、出力電圧Voutを出力電圧端子4から出力させることができる。また、レギュレータ回路10が作動可能な状態でなければ出力電圧Voutを出力しないものであれば、制御入力端子Vcを閾値電圧Vth未満にすることによって、出力電圧Voutを出力電圧端子4から出力させることを停止することができる。
当該通常状態では、トランジスタQ1は導通していないため、サーマルシャットダウン回路20内のコンパレータは、トランジスタQ1が導通していないときの電圧値である内部電圧VAを基準電圧Vrefと比較することができる。その結果、トランジスタQ1が導通していないときの電圧値である内部電圧VAと基準電圧Vrefとの比較結果に対応する出力電圧Voutを出力電圧端子3から出力させることができる。
一方、レギュレータIC200の検査状態(例えば、レギュレータIC200が製品として工場から出荷される前の検査状態)で制御入力端子4からの制御入力電圧Vcがとり得る電圧範囲を、トランジスタQ1を導通させることができる第2の電圧領域内に設定することによって、当該検査状態では、制御入力電圧Vcが入力されると、トランジスタQ1を導通させることができる。トランジスタQ1はpnp型であることにより、第2の電圧領域は第1の電圧領域より電圧が高い領域である。したがって、制御入力電圧Vcが第2の電圧領域内であれば、制御入力電圧Vcは閾値電圧Vth以上であるため、当該検査状態では、上記通常状態と同様に、レギュレータ回路10を作動可能な状態にすることができる。
そして、当該検査状態では、トランジスタQ1は導通しているため、サーマルシャットダウン回路20内のコンパレータは、トランジスタQ1が導通して抵抗R2に電流が流れたときの電圧値である内部電圧VAを基準電圧Vrefと比較することができる。その結果、トランジスタQ1が導通して抵抗R2に電流が流れたときの電圧値である内部電圧VAと基準電圧Vrefとの比較結果に対応する出力電圧Voutを出力電圧端子3から出力させることができる。
つまり、当該検査状態では、制御入力電圧Vcを第2の電圧領域内でスイープさせることに伴って内部電圧VAをスイープさせることができる。内部電圧VAに応じて、サーマルシャットダウン回路20内のコンパレータが内部電圧VAと基準電圧Vrefとを比較した比較結果が変化し、その比較結果に応じて、出力電圧Voutも変化する。つまり、制御入力端子4に接続された検査装置側の直流電源50の出力電圧(言い換えれば、制御入力電圧Vc)を第2の電圧領域内でスイープさせながら、出力端子3からIC外部に出力される出力信号Voutを監視することによって、生産されたIC内部のサーマルシャットダウン回路20内のコンパレータに設定された基準電圧Vrefが、設計的に正常値であるか否かをIC外部から検査することができる。つまり、出力電圧Voutの変化タイミングが所定の正常判定値から外れていると、基準電圧Vrefが正常値から外れているとみなすことができる。また、制御入力電圧Vcをスイープさせて、出力電圧Voutが変化した時点の制御入力電圧Vcの値を計測することによって、基準電圧Vrefの設定値を推定することができる。
このように、サーマルシャットダウン回路20の機能検査(特には、基準電圧Vrefの検査)をする場合に限りトランジスタQ1を導通させることができる。したがって、通常状態での回路動作は、トランジスタQ1の存在によって影響を受けることはない。
また、トランジスタQ1のベース−エミッタ電圧をVBE1とすると、図3において、
VA=(R2/R1)×(Vc−Vin−VBE1) ・・・(1)
という関係式が成立するのがわかる。関係式(1)によれば、(R2/R1)の項によって、抵抗R1,R2両方の抵抗値にばらつきがあっても、そのばらつきを抑えることができる。したがって、抵抗R1,R2両方の抵抗値がばらついても、内部電圧VAのばらつきが抑えられるため、基準電圧Vrefの設定電圧値を精度良く検査することができる。
図3に示したレギュレータIC200の詳細構成について説明する。
トランジスタQ1は、入力電圧Vinの電圧値に従って、導通/非導通を切り替える。トランジスタQ1の導通によって、抵抗R1、R2に電流が流れる。
抵抗R1は、トランジスタQ1のエミッタと制御入力端子4との間に設けられ、トランジスタQ1のエミッタと制御入力端子4とを結ぶ経路に直列に挿入される。トランジスタQ1のエミッタと制御入力端子4とを結ぶ経路には、静電気保護回路が設けられる。静電気保護回路を設けることによって、制御入力端子4から入力される静電気によって、レギュレータIC200の内部回路が誤作動したり破損したりすることを防止することができる。図3には、静電気保護回路として、アノードがグランドに接続されカソードが制御入力端子4に接続されたダイオードD1が示されている。
抵抗R2は、トランジスタQ1のコレクタとグランドとの間に設けられ、トランジスタQ1のコレクタとグランドとを結ぶ経路に直列に挿入される。
レギュレータ回路10は、電源ライン41から給電され、入力電圧Vinを電源電圧として動作する。レギュレータ回路10は、電源ライン41から入力される入力電圧Vinが変動しても出力電圧Voutを一定電圧に維持するように調整する。レギュレータ回路10は、入力電圧Vinの大きさに従って、作動/非作動を切り替える。レギュレータ回路10は周知の回路であればよいため、その構成の説明については省略する。
サーマルシャットダウン回路10は、電源ライン41から給電され、入力電圧Vinを電源電圧として動作する。
図7は、サーマルシャットダウン回路20の構成例である。内部電圧VAは、トランジスタQ1が導通していないときには、電源ライン41からの給電によって一定電圧に維持される。入力電圧Vinで動作する定電流源21によって定電流が生成される。内部抵抗R2(図3参照)、R9、R10に定電流が流れることによって、一定の内部電圧VAが生成される。基準電圧Vrefは、電源ライン41からの給電により動作する定電流源22からセンスダイオード24に電流が流れることによって生成される。センスダイオード24は、雰囲気温度に応じて基準電圧Vrefを変化させることができる。入力電圧Vinを動作電源とするコンパレータ23は、内部電圧VAと基準電圧Vrerとを比較し、内部電圧VAが基準電圧Vrefに比べて高い場合に第1の電圧レベル(例えば、ハイレベル)の出力電圧VBをレギュレータ10に対して出力し、内部電圧が基準電圧Vrefに比べて低い場合に第2の電圧レベル(例えば、ローレベル)の出力電圧VBをレギュレータ10に対して出力する(図3参照)。
図4は、レギュレータIC200のテストモード時のタイムチャートである。図4に示されるように、制御入力電圧Vcを徐々に増加させると、図3及び関係式(1)からも分かるように、制御入力電圧Vcが(Vin+VBE1)以上の電圧範囲では、トランジスタQ1がオンすることにより抵抗R2に電流が流れるため、制御入力電圧Vcが大きくなるにつれて内部電圧VAも上昇する。内部電圧VAが基準電圧Vrefに到達すると、図7のコンパレータ23の出力電圧VBの電圧レベルが反転することによって、レギュレータ10は出力電圧Voutの出力を時刻t3で停止させる。つまり、サーマルシャットダウン回路20の機能が正常に働いてレギュレータ10の出力が停止することを検査することができる。
図5は、本発明に係る半導体装置の第2の実施形態であるレギュレータIC300の構成図である。レギュレータIC200と同様の構成については、説明を省略又は簡略する。
レギュレータIC300は、制御入力端子4と、電源ライン41に抵抗R4を介してベースが接続されたpnpバイポーラトランジスタQ4を備える。また、レギュレータIC300は、第1の抵抗として、トランジスタQ4のエミッタと制御入力端子4との間に設けられた抵抗R5を備え、第2の抵抗として、トランジスタQ4のコレクタとグランドとの間に設けられた抵抗R6を備える。また、レギュレータIC300は、第1の回路として、レギュレータ回路10を備え、第2の回路として、サーマルシャットダウン回路20を備える。レギュレータ回路10は、制御入力端子4からの制御入力電圧Vcが所定の閾値電圧Vth以上であることを条件に作動する回路である。閾値電圧Vthは、トランジスタQ4を導通させることができない第1の電圧領域内に設定されている。閾値電圧Vthは、入力電圧Vinより低く設定するのがよい。例えば、入力電圧VinがDC10Vであれば、閾値電圧Vthは5Vに設定され、入力電圧VinがDC5Vであれば、閾値電圧Vthは3Vに設定される。また、サーマルシャットダウン回路20は、制御入力電圧VcがトランジスタQ4を導通させることができる第2の電圧領域内であることにより抵抗R6に電流が流れることによってトランジスタQ4が導通していないときの非導通時電圧値から電圧値が変化する内部電圧VAを、基準電圧Vrefと比較するコンパレータを含んでいる。また、レギュレータIC300は、内部電圧VAと基準電圧Vrefとの比較結果に応じて変化する出力電圧Voutを出力するための出力電圧端子3を備える。
このレギュレータIC300によれば、上述の説明において、図3のレギュレータIC200のトランジスタQ1をレギュレータIC300のトランジスタQ4に置き換えて考えれば分かるように、サーマルシャットダウン回路20の機能を検査するためのテスト用端子を制御入力端子4と共用しつつ、抵抗R5,R6の抵抗値のばらつきがあっても、サーマルシャットダウン回路20の機能検査の結果に与える影響を抑えることができる。
トランジスタQ4は、カレントミラー回路の出力トランジスタである。カレントミラー回路は、主に、電源ライン41にエミッタが接続されたトランジスタQ3と、制御入力端子4に抵抗R5を介してエミッタが接続されたトランジスタQ4と、トランジスタQ3とQ4のベースを共に電源ライン41に接続する抵抗R4と、抵抗R5とから構成される。トランジスタQ3のコレクタとベースが互いに接続される。制御入力端子4に抵抗R7を介してエミッタが接続され且つベースが電源ライン41に接続されたトランジスタQ5のオンに連動して、トランジスタQ5のコレクタにベースが接続されたトランジスタQ2がオンする。トランジスタQ2のベースは抵抗R8を介してグランドに接続され、エミッタもグランドに接続される。トランジスタQ2のオンによって、トランジスタQ2のコレクタに抵抗R3を介して接続されたカレントミラー回路が作動し、トランジスタQ4のオンにより抵抗R6に電流が流れる。トランジスタQ2のコレクタは、抵抗R3を介してトランジスタQ3のコレクタに接続される。
トランジスタQ3のベース−エミッタ電圧をVBE3,トランジスタQ4のベース−エミッタ電圧をVBE4とすると、図5おいて、
VA=(R6/R5)×(Vc−Vin+VBE3−VBE4) ・・・(2)
という関係式が成立するのが分かる。VBE3とVBE4は略等しいので、
VA=(R6/R5)×(Vc−Vin) ・・・(3)
という関係式を導き出すことができる。関係式(3)によれば、(R6/R5)の項によって、抵抗R5,R6両方の抵抗値にばらつきがあっても、そのばらつきを抑えることができる。したがって、抵抗R5,R6両方の抵抗値がばらついても、内部電圧VAのばらつきが抑えられるため、基準電圧Vrefの設定電圧値を精度良く検査することができる。さらに、関係式(3)によれば、トランジスタQ3のベース−エミッタ電圧がばらついても、内部電圧VAに影響しないため、基準電圧Vrefの電圧値を更に精度良く検査することができる。
図6は、レギュレータIC300のテストモード時のタイムチャートである。図6に示されるように、制御入力電圧Vcを徐々に増加させると、図5及び関係式(3)からも分かるように、制御入力電圧Vcが(Vin+VBE1)以上の電圧範囲では、トランジスタQ5がオンすることによりトランジスタQ2がオンする。トランジスタQ2のオンによってトランジスタQ3に基準電流が流れることによって、カレントミラー効果によって、トランジスタQ4に電流が流れる。トランジスタQ4がオンすることにより抵抗R6に電流が流れるため、制御入力電圧Vcが大きくなるにつれて内部電圧VAも上昇する。内部電圧VAが基準電圧Vrefに到達すると、図7のコンパレータ23の出力電圧VBの電圧レベルが反転することによって、レギュレータ10は出力電圧Voutの出力を時刻t3で停止させる。つまり、サーマルシャットダウン回路20の機能が正常に働いてレギュレータ10の出力が停止することを検査することができる。
このように、上述の実施例によれば、内部抵抗の抵抗値がばらついても、内部電圧VAのばらつきが抑えられるため、基準電圧Vrefの設定電圧値を精度良く検査することができる。特に、pnpバイポーラトランジスタのエミッタ−ベース間電圧VBEは、PMOSトランジスタのゲート−ソース電圧に比べて、電流や温度変化に対するばらつきが小さいため、pnpバイポーラトランジスタを用いることで、PMOSトランジスタを用いる場合に比べて、基準電圧Vrefの設定電圧値を精度良く検査することができる。
また、図2に記載の半導体入力回路は、Pチャンネル型MOSトランジスタ203と抵抗素子204との間のノード207がインバータ205に接続された構成であるため、テストモードに移行したか否かを検出することしかできないが、上述の実施例では、基準電圧Vrefの設定電圧値を精度よく検査することができる。
また、比較的小さなトランジスタや抵抗等の部品を追加するだけで、テスト用端子を他の通常使用端子に共用できる。これにより、テスト用端子専用の比較的大きな静電気対策用保護素子を削減することができるので、チップ面積の縮小化を図ることができる。
また、端子を利用して、内部の基準電圧Vrefをモールド後に検査できるので、組み立て後やモールド後に発生した不良も発見して、不良品としてリジェクトすることができる。
また、通常のレギュレータ動作に影響せずに、サーマルシャットダウン回路の検査が可能である。そして、入力電圧Vinが通常の使用電圧領域では、追加した回路は動作しないので、無駄な消費電流も発生しない。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形、改良及び置換を加えることができる。
例えば、本発明に係る出力装置の実施形態として、レギュレータを示したが、DC−DCコンバータ、AC−DCコンバータ、負荷の駆動装置にも本発明は使用できる。
1 グランド端子
2 電源入力端子
3 出力電圧端子
4 制御端子
5 テスト用端子
10 レギュレータ回路
20 サーマルシャットダウン回路
21,22 定電流源
23 コンパレータ
24 センスダイオード
41 電源ライン
100,200,300 レギュレータIC
D1 静電気対策用保護素子
Q1,Q4 pnpバイポーラトランジスタ

Claims (9)

  1. 入力端子と、
    電源ラインにベースが接続されたpnpバイポーラトランジスタと、
    前記トランジスタのエミッタと前記入力端子との間に設けられた第1の抵抗と、
    前記トランジスタのコレクタとグランドとの間に設けられた第2の抵抗と、
    前記入力端子からの入力電圧が所定電圧以上であることを条件に動作し、前記入力電圧が前記トランジスタを導通させることができない第1の電圧領域内に前記所定電圧が設定された動作回路と、
    前記入力電圧が前記トランジスタを導通させることができる第2の電圧領域内であることにより前記第2の抵抗に電流が流れることによって前記トランジスタが導通していないときの非導通時電圧値から電圧値が変化する内部電圧を、基準電圧と比較するコンパレータと、
    前記内部電圧と前記基準電圧との比較結果に応じて変化する出力電圧を出力するための出力端子とを備える、半導体装置。
  2. 前記動作回路が、前記比較結果に応じて、前記出力電圧を変化させる、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記動作回路が、前記電源ラインから給電される、請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記動作回路が、前記電源ラインからの給電に基づいて、前記出力電圧を調整する、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記コンパレータが、前記電源ラインから給電される、請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記内部電圧は、前記トランジスタが導通していないときには前記電源ラインからの給電によって一定電圧に維持される、請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記基準電圧が、前記電源ラインからの給電によって生成される、請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記基準電圧が、前記電源ラインからの給電によりダイオードに電流が流れることによって生成される、請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記トランジスタが、カレントミラー回路の出力トランジスタである、請求項1から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
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