JP5347643B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートスライド装置に関するものである。
従来、車両用シートスライド装置として種々のものが提案されている(例えば特許文献1〜4など)。これらの装置は、ロアレールと、該ロアレールに対し移動可能に連結されるアッパレールとを備える。そして、アッパレールには、ロアレールと係合して該ロアレールに対するアッパレールの移動を選択的に規制するロックレバーが回動自在に連結されている。また、ロックレバーに対し前記移動規制を解除する操作力を伝達可能な操作レバーと、該操作レバーを弾性的に保持するトーションスプリングとを備えている。
特許第3646356号公報 特許第3449227号公報 特許第3647502号公報 特開昭59−2938号公報
ところで、特許文献1〜3では、アッパレールに対して可動(回動可能)なレバー(ロックレバー等)にトーションスプリングを組み付ける構成であることから、該トーションスプリングの組付作業が煩雑になってしまう。そして、丸棒又はパイプ状の操作レバーは、トーションスプリングと係合しつつ該トーションスプリングの組み付けられたレバーに連結する構成であることから、操作レバーの組付作業も煩雑になってしまう。特に、特許文献1、3では、操作レバーはロックレバーと一体回動するように連結されており、例えば操作レバーの回動方向及びロックレバーの回動方向が互いに異なる場合には、回動軸の共有ができなくなって部品点数及び組付工数が増大することになる。
本発明の目的は、付勢手段に弾性的に保持される操作レバーの回動方向に制約を受けることなく、該操作レバーの組付性を向上することができる車両用シートスライド装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両フロアに固定されるロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対し移動可能に連結されるアッパレールと、前記アッパレールに回動自在に連結され前記ロアレールと係合して該ロアレールに対する前記アッパレールの移動を選択的に規制するロックレバーと、前記アッパレールに固定された支持ブラケットと、前記支持ブラケットに回動自在に連結されて前記ロックレバーに連係され該ロックレバーに対し前記移動の規制を解除する操作力を伝達可能な操作レバーと、前記操作レバーを弾性的に保持する付勢部材とを備えた車両用シートスライド装置において、前記支持ブラケットは、前記操作レバーが前記アッパレールの長手方向に沿って挿通されて前記操作レバーの上部との当接部で前記操作レバーの回動の支点をなす板状の支持壁部を有し、前記操作レバーの上部には、前記アッパレールの長手方向において前記支持壁部よりも前記ロックレバー側で、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向に延在して前記付勢部材が係止されるスリット状の保持溝が形成され、前記支持壁部は、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向の前記保持溝の範囲で、前記操作レバーの上部に対向して該操作レバーの挿入方向における前記保持溝の幅よりも拡幅する成形部を有することを要旨とする。
同構成によれば、前記操作レバーは、前記アッパレールの長手方向に沿って前記支持壁部に挿通し、前記保持溝に前記付勢部材を係止させることで前記支持ブラケットに容易に組み付けることができる。そして、前記操作レバーの回動軸は、該操作レバーを前記支持壁部に挿通するのみで前記ロックレバーの回動軸とは別に設定することができる。この場合、前記操作レバーの回動方向が前記ロックレバーの回動方向と一致する必要はない。また、前記支持壁部は、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向の前記保持溝の範囲で、前記操作レバーの上部に対向して該操作レバーの挿入方向における前記保持溝の幅よりも拡幅する成形部を有する。従って、前記操作レバーの挿通・組付作業時、前記保持溝が前記支持壁部を通過する際に、前記成形部に阻止されて前記支持壁部(操作レバーの支点部)が前記保持溝に嵌ることがない。これにより、前記操作レバーの組付作業を円滑に行うことができる。また、前記支持壁部自体の板厚は、基本的に前記保持溝の幅に制約されることがないため、例えば前記支持壁部(支持ブラケット)の徒な厚肉化に伴う重量増加や、前記支持ブラケットの加工性低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、前記成形部は、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜壁部であることを要旨とする。
同構成によれば、例えば前記支持壁部の曲げ加工による極めて簡易な手法で、前記成形部としての前記傾斜壁部を設けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、前記成形部は、前記操作レバーの挿入方向に突出する半抜き部であることを要旨とする。
同構成によれば、例えば前記支持壁部のプレス加工(半抜き加工)で、前記成形部としての前記半抜き部を設けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートスライド装置において、前記支持ブラケットは、前記アッパレールの長手方向において前記支持壁部よりも前記ロックレバー側で、前記操作レバーの幅方向両側に配設される第1側壁部及び第2側壁部を有し、前記付勢部材は、1本の線材からなるトーションスプリングであって、前記第1側壁部に挿通される第1端末部と、前記第1及び第2側壁部間に配置され、前記第1端末部の基端から前記アッパレールの長手方向において前記ロックレバー側に延出する第1延出部と、前記第1延出部の先端から前記アッパレールの幅方向において前記第2側壁部側に延出して前記保持溝に係止される係止片部と、前記係止片部の先端から前記アッパレールの長手方向において前記ロックレバーの反対側に延出する第2延出部と、前記第2延出部の先端から屈曲して前記第2側壁部に挿通され、前記第1端末部とともに前記第1延出部、前記係止片部及び前記第2延出部の回動軸をなす軸部と、前記軸部の先端から折り返されて該軸部と異なる位置で前記第2側壁部に挿通され、前記係止片部に前記操作レバーの上部を下向きに付勢する付勢力を発生させる係止部と、前記係止部の先端から延出して前記アッパレールの長手方向において前記支持壁部よりも前記ロックレバー側で前記操作レバーの下部を上向きに付勢する第2端末部とを有し、前記係止片部の長さは、前記回動軸における前記第1延出部及び前記第2延出部間の距離よりも長く設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記アッパレールの幅方向において、前記係止片部の長さは、前記回動軸における前記第1延出部及び前記第2延出部間の距離よりも長く設定されていることで、例えば前記操作レバーが当該幅方向に前記第1側壁部及び前記第2側壁部間の範囲で位置ずれしたとしても、前記付勢部材(係止片部)が前記保持溝から脱落することを抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用シートスライド装置において、前記第1延出部及び前記第2延出部の少なくとも一方は、対応する該第1延出部又は該第2延出部に対して平行に延在する基端部と、該基端部の先端から前記アッパレールの幅方向に徐々に変位して前記係止片部に繋がる先端部とを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記第1延出部又は前記第2延出部は、前記先端部において前記アッパレールの幅方向で相対的に長くなる前記係止片部に繋がる。つまり、前記第1延出部及び前記第2延出部は、対応する該第1延出部又は該第2延出部に対して平行になる前記基端部では前記係止片部に比して前記アッパレールの幅方向に絞られた形状を呈する。従って、前記操作レバーの組み付けにおいて、該操作レバーの上部に配置された前記保持溝に前記付勢部材(係止片部)を係止させるべく係止片部の下側に前記操作レバーを差し入れる際、前記第1延出部、前記係止片部及び前記第2延出部で囲まれる枠内に前記操作レバーが誤って挿入されることを前記基端部(絞り形状)において防止することができる。
請求項6に記載の発明は、車両フロアに固定される対のロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対し移動可能に連結される対のアッパレールと、前記両アッパレールのシート幅方向における互いの対向側で前記アッパレールに回動自在に連結され前記ロアレールと係合して該ロアレールに対する前記アッパレールの移動を選択的に規制する対のロックレバーと、前記両アッパレールのシート幅方向における互いの対向側で前記アッパレールに固定された対の支持ブラケットと、シート幅方向に延在する操作部及び該操作部の両端からシート前後方向に屈曲して前記支持ブラケットに回動自在に連結され端末で前記ロックレバーに連係されて該ロックレバーに対し前記移動の規制状態を解除する操作力を伝達可能な対のレバー部を一体的に有する操作レバーとを備えた車両用シートスライド装置において、前記両レバー部の前記端末のシート幅方向における互いの対向側に形成され、前記ロックレバーと係合して前記操作レバーのシート幅方向への変位を規制する対の規制部を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記操作レバーがシート幅方向のいずれかに位置ずれしようとするとき、対応する前記レバー部の規制部が前記ロックレバーと係合することで、前記操作レバーのシート幅方向への変位が規制される。従って、前記操作レバーの操作による前記ロックレバーの前記移動規制の解除をより安定して行うことができる。
本発明では、付勢手段に弾性的に保持される操作レバーの回動方向に制約を受けることなく、該操作レバーの組付性を向上することができる車両用シートスライド装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 図1のA−A線に沿った断面図。 同実施形態を示す側面図。 (a)(b)は、同実施形態を示す平面図及び側面図。 (a)(b)は、同実施形態の組付態様を示す平面図。 本発明の変形形態を示す平面図。 (a)(b)は、関連形態を示す平面図。 本発明の変形形態を示す平面図。 本発明の変形形態を示す平面図。 本発明の変形形態を示す断面図。 本発明の変形形態を示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、例えば自動車などの車両に搭載される本実施形態に係る車両用シートスライド装置1を示す斜視図であり、図2は図1のA−A線に沿った横断面図である。図1に示されるように、車両フロア2には、ロアレール3が車両前後方向に延在する態様で固定されるとともに、該ロアレール3には、アッパレール4がロアレール3に対し相対移動可能に装着されている。
図2に示されるように、前記ロアレール3は、幅方向両側から立設された一対の側壁部11及びこれら側壁部11の基端(下端)間を連結する底壁部12を有する。そして、各側壁部11の先端(上端)には、幅方向内側に張り出して更に側壁部11の基端側に折り返された折返し壁部13が連続形成されている。
一方、前記アッパレール4は、前記ロアレール3の両折返し壁部13間で上下方向に延びる一対の側壁部14及びこれら側壁部14の基端(上端)間を連結する蓋壁部15を有する。そして、各側壁部14の先端(下端)には、幅方向外側に張り出して更に前記側壁部11及び前記折返し壁部13に包囲されるように折り返された折返し壁部16が連続形成されている。
つまり、ロアレール3及びアッパレール4は、開口側が互いに突き合わされたU字状のレール断面をそれぞれ有しており、主として前記折返し壁部13,16との係合によって上下方向に抜け止めされている。これらロアレール3及びアッパレール4により形成されるレール断面は、矩形状をなすいわゆる箱形である。ロアレール3は、アッパレール4と協働して内部空間Sを構成する。
なお、各折返し壁部16及びこれに対向する側壁部11間には、上下方向に並設された対の転動体17を保持するリテーナ18が装着されており、前記アッパレール4は、前記ロアレール3との間で転動体17を転動させる態様で、該ロアレール3に対し長手方向(車両前後方向)に摺動自在に支持されている。
ここで、ロアレール3の幅方向一側(図2の右側)の折返し壁部13には、その長手方向(紙面の直交方向)の略全長に亘って複数のロック孔13aが所定の間隔をもって並設されている。一方、アッパレール4の長手方向中央部には、蓋壁部15及び幅方向一側(図2の右側)の側壁部14のなす角部を切り欠いてなる貫通孔4aが形成されるとともに、当該側壁部14の下部には、長手方向における前記貫通孔4aの範囲で複数の挿通孔14aが前記所定の間隔をもって並設され、更に当該側壁部14に連続する折返し壁部16には、挿通孔14aと同数の挿通孔16aが前記所定の間隔をもって並設されている。これら複数の挿通孔14a,16aは、幅方向で互いに対向するように、且つ、前記ロアレール3の長手方向で隣り合う同数のロック孔13aと合致可能な位置に配置されている。
前記アッパレール4には、長手方向における前記貫通孔4aの範囲で、板材からなるロックレバー21がブラケット23を介して回動可能に連結されている。このロックレバー21は、平板状の本体部21aを有するとともに、該本体部21a下部のアッパレール4の長手方向(紙面の直交方向)における両端から上向きに屈曲された一対の支持片21bを有する。ロックレバー21は、両支持片21bにおいて、前記内部空間Sの外側でアッパレール4の長手方向に延びる回動軸O1を中心に回動可能に支持されている。また、ロックレバー21には、本体部21aから貫通孔4aを通って前記内部空間S内に進入するとともに幅方向外側に折り返された、前記挿通孔14a等と同数のロック爪21cが前記所定の間隔をもって形成されている。各ロック爪21cは、ロックレバー21の回動軸O1周りの回動に伴い、挿通孔14a,16aに対して挿脱可能に配置されている。
ここで、各ロック爪21cが前記挿通孔14a,16aとともに前記ロック孔13aへと挿入されると、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が規制される。あるいは、各ロック爪21cが挿通孔16a、ロック孔13a及び挿通孔14aから順次、外されることで、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が許容される。
アッパレール4の上部には、1本の線材からなるトーションワイヤ22(図1参照)が設置されている。このトーションワイヤ22は、一側の端部及び他側の端部がロックレバー21及びブラケット23にそれぞれ係止されている。ロックレバー21は、トーションワイヤ22によりロック爪21cが前記挿通孔14a等に挿入される側の回動方向(図2において反時計回転方向)に常時付勢されている。
さらに、ロックレバー21は、前記本体部21a上部から先端に向かって斜め下方に傾斜するように屈曲しており、当該屈曲部上面において当接部21dを形成する。
なお、車両用シートスライド装置1には、前述したロアレール3、アッパレール4及びロックレバー21等がレール幅方向でそれぞれ対をなして配設されており、両アッパレール4には、乗員の着座部を形成するシートが固定・支持される。従って、ロックレバー21のロック爪21cとロアレール3のロック孔13aとの係合により、アッパレール4のロアレール3に対する相対移動が規制されると、シートは車両フロア2に対して所定の位置に保持される。また、ロックレバー21のロック爪21cとロアレール3のロック孔13aとの係合解除により、前記相対移動の規制が解除されると、シートは車両フロア2に対するアッパレール4の長手方向(車両前後方向)の位置が調整できるようになる。
図1に示されるように、前記各アッパレール4には、長手方向におけるロックレバー21の一側(図1の左下側)で、板材からなる支持ブラケット31が固定されている。この支持ブラケット31は、アッパレール4の幅方向に延在して前記蓋壁部15に締結される取付壁部32を有するとともに、ロアレール3の幅方向外側で取付壁部32の先端から下向きに延出する第1側壁部33を有する。また、支持ブラケット31は、第1側壁部33の下端からロアレール3の幅方向外側に延出する底壁部34を有するとともに、該底壁部34の先端から上向きに延出する三角形の第2側壁部35を有し、更に前記第1側壁部33の一側(図1の左下側)端からロアレール3の幅方向外側に延出する支持壁部36を有する。
第1及び第2側壁部33,35は、レール幅方向に離隔されて互いに平行に配置されている(図4(a)参照)。そして、第2側壁部35は、支持壁部36側の先端部に突片35aを有するとともに、該突片35aの基端側に一対の溝部35b,35cを有する(図4(b)参照)。両溝部35b,35cの凹方向は互いに略直交している。また、底壁部34は、アッパレール4の長手方向一側(図4(a)の右側)で第1及び第2側壁部33,35の下端間を連結しており、平面視において底壁部34及び支持壁部36に区画される範囲は開口部OPとなっている。さらに、支持壁部36は、第1側壁部33の一側端からアッパレール4の幅方向外側に向かうに従いアッパレール4の長手方向に第1側壁部33から離隔する側に変位する成形部としての傾斜壁部36aを有するとともに、該傾斜壁部36aの先端からレール幅方向に延出する直線壁部36bを有する。そして、支持壁部36には、アッパレール4の長手方向に開口する四角形の挿通孔37が形成されている。この挿通孔37は、傾斜壁部36a及び直線壁部36bの範囲に跨って形成されている。
図4(a)(b)に示されるように、前記支持ブラケット31には、付勢部材としての1本の線材からなるトーションスプリング41が取り付けられている。このトーションスプリング41は、前記開口部OPの位置でレール幅方向に延出して第1側壁部33に挿通・係止される第1端末部42を有するとともに、底壁部34の上方で第1及び第2側壁部33,35間に配置され第1端末部42の基端からアッパレール4の長手方向においてロックレバー21側に延出する第1延出部43b、該第1延出部43bの先端から屈曲する態様でレール幅方向において第2側壁部35側に直線状に延出する係止片部43a及び該係止片部43aの先端から屈曲する態様でアッパレール4の長手方向においてロックレバー21の反対側に延出する第2延出部43cを有する。第1延出部43b、係止片部43a及び第2延出部43cは、いわゆるヘアピン形状の延出部43を形成する。また、トーションスプリング41は、前記開口部OPの位置で第2延出部43c(延出部43)の先端からレール幅方向外側に屈曲して、第2側壁部35の一方の溝部35bに嵌着状態となるように第2側壁部35に挿通・係止される軸部44を有する。この軸部44は、前記第1端末部42と同軸上に延びており、該第1端末部42とともに延出部43(第1延出部43b、係止片部43a及び第2延出部43c)の回動軸をなす。さらに、トーションスプリング41は、軸部44の先端から折り返されて、第2側壁部35の他方の溝部35cに嵌着状態となるように第2側壁部35に挿通・係止される係止部45を有する。この係止部45は、軸部44等をねじって係止片部43aに下向きの付勢力を発生させる。また、トーションスプリング41は、前記開口部OPの位置で係止部45の先端から延出する第2端末部46を有する。
なお、このトーションスプリング41の取付工程においては、先ず、延出部43を第1及び第2側壁部33,35間である底壁部34上に配置した状態で、第1端末部42を第1側壁部33に挿通する。そして、この状態で、軸部44及び係止部45間に突片35aを挿入すると、該突片35aに押し広げられつつ軸部44及び係止部45が一対の溝部35b,35cにそれぞれ嵌入して突片35aを弾性的に挟持する。これにより、支持ブラケット31へのトーションスプリング41の取付作業が完了する。
図1に示されるように、レール幅方向各側の支持ブラケット31には、筒材を曲げ成形してなる操作レバー51が連結される。すなわち、この操作レバー51は、レール幅方向に延在する操作部51a及び該操作部51aの両端からアッパレール4の長手方向にロックレバー21側にそれぞれ屈曲する一対の先端部51bを有してU字形状を呈している。そして、この操作レバー51は、各先端部51bが上下方向に押し潰されてなる扁平形状の押圧部52を有するとともに、該押圧部52の基端側で上部がレール幅方向に切り欠かれてなるスリット状の保持溝53を有する。各保持溝53は、操作レバー51の挿入方向に直交する方向に延在している。
操作レバー51は、アッパレールの長手方向に沿って各先端部51bを支持壁部36(支持ブラケット31)の挿通孔37に挿通することで該支持壁部36に支持されるとともに、前記各押圧部52を前記ロックレバー21の当接部21dに載置することで該ロックレバー21に連係される(図2参照)。このとき、図3に示したように、トーションスプリング41の延出部43は、第1及び第2側壁部33,35間で底壁部34に沿って延出部43の下側を通過する操作レバー51の先端部51b(押圧部52)に押圧されることで、付勢力に抗して第1端末部42及び軸部44を中心に上向き(図示反時計回転方向)に回動する。そして、操作レバー51の各先端部51bの挿通に伴いその上部を摺動する直線状の係止片部43aに前記保持溝53が達すると、該保持溝53に係止片部43aが嵌入する。これにより、操作レバー51の各先端部51bは、トーションスプリング41(係止片部43a)により保持溝53において上部が下向きに付勢される態様で係止・抜け止めされる。係止部45が操作レバー51の上部(保持溝53)を下向きに付勢する付勢力を発生させていることはいうまでもない。一方、トーションスプリング41の第2端末部46は、開口部OPの位置で操作レバー51の各先端部51b下部を上向きに付勢する。
なお、図5(a)(b)に示すように、操作レバー51の挿入方向における保持溝53の幅を幅W1で表すと、傾斜壁部36aを有する前記支持壁部36は、操作レバー51の挿入方向に直交する方向の保持溝53の範囲で、実質的に幅W1よりも大きな幅W2を有する。つまり、支持壁部36は、操作レバー51の上部に対向して、実質的に幅W1よりも大きな幅W2を有する。従って、操作レバー51の挿通・組付作業時、保持溝53が支持壁部36を通過する際に、傾斜壁部36aに阻止されることで支持壁部36が保持溝53に嵌ることはない。
すなわち、図7(a)(b)に示すように、支持ブラケット31が第1側壁部33の先端から幅方向に第2側壁部35に向かって延出する平板状の支持壁部91を有しており、該支持壁部91にアッパレール4の長手方向に貫通する挿通孔92が形成されているとする。この場合、操作レバー51を支持ブラケット31に組み付ける際、操作レバー51の保持溝53が支持壁部91を通過するときに、図7(b)に示すように保持溝53に支持壁部91が嵌るように干渉してしまい、操作レバー51の組付性が損なわれる可能性がある。一方、このような組付性の低下を回避するために、保持溝53に嵌り得ないほど支持壁部91(支持ブラケット31)を厚肉化することも考えられるが、この場合には、支持ブラケット31の重量増加や加工性低下を余儀なくされてしまう。反対に、支持壁部91が嵌り得ないほど保持溝53を縮幅することも考えられるが、この場合には、該保持溝53におけるトーションスプリング41(係止片部43a)の保持力が低下してしまう。あるいは、保持溝53の縮幅に合わせてトーションスプリング41を細線化(小径化)した場合には、トーションスプリング41の付勢力が不十分になってしまう。
しかしながら、本実施形態では、前述の態様で支持壁部36が保持溝53に嵌ることがないため、操作レバー51の組付性が向上されている。
そして、支持壁部36(挿通孔37)は、操作レバー51の各先端部51b上部との当接部で該操作レバー51の回動の支点をなす。従って、支持壁部36は、操作レバー51(先端部51b上部)との当接部に設定される回動軸O2を中心に該操作レバー51を回動可能に支持する。支持ブラケット31(支持壁部36)を用いて操作レバー51の回動の支点を設定しているのは、てこの原理を利用してロックレバー21解除のために要する操作レバー51の操作力及び操作量のバランスをとるためである。操作レバー51の回動方向がロックレバー21の回動方向と異なることはいうまでもない。なお、トーションスプリング41は、操作レバー51が前記ロックレバー21との連係状態を維持するように該操作レバー51を弾性的に保持するものである。あるいは、操作レバー51がロックレバー21に対するロアレール3及びアッパレール4の移動規制を解除する操作力を解放するように該操作レバー51を弾性的に保持するものであってもよい。
このような構成にあって、操作レバー51が操作部51aを引き上げるように操作され、該操作レバー51の両先端部51bが図3において回動軸O2を中心に時計回転方向に回動したとする。このとき、操作レバー51の各押圧部52が図2において下降することで、前記ロックレバー21の当接部21dを下向きに押圧する。これに伴い、ロックレバー21は、トーションワイヤ22の付勢力に抗して回動軸O1を中心に時計回転方向、即ちロック爪21cが前記挿通孔14a等から外れる側の回動方向に回動する。これにより、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制が解除される。
一方、操作レバー51(操作部51a)の操作力が解放されると、ロックレバー21は、トーションワイヤ22に付勢されて図2において回動軸O1を中心に反時計回転方向、即ちロック爪21cが前記挿通孔14a等に挿入される側の回動方向に回動(戻り回動)する。これにより、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が再び規制される。また、操作レバー51は、ロックレバー21に連動してその両先端部51bが図3において回動軸O2を中心に反時計回転方向に回動する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、操作レバー51は、アッパレール4の長手方向に沿って支持壁部36に挿通し、保持溝53にトーションスプリング41を係止させることで支持ブラケット31に容易に組み付けることができる。そして、操作レバー51の回動軸O2は、該操作レバー51を支持壁部36に挿通するのみでロックレバー21の回動軸O2とは別に設定することができる。この場合、操作レバー51の回動方向がロックレバー21の回動方向と一致する必要はない。また、操作レバー51の挿通・組付作業時、保持溝53が支持壁部36を通過する際に、傾斜壁部36aに阻止されて支持壁部36(操作レバー51の支点部)が保持溝53に嵌ることがない。これにより、操作レバー51の組付作業を円滑に行うことができる。また、支持壁部36自体の板厚は、基本的に保持溝53の幅に制約されることがないため、例えば支持壁部36(支持ブラケット31)の徒な厚肉化に伴う重量増加や、支持ブラケット31の加工性低下を抑制することができる。
(2)本実施形態では、支持壁部36の傾斜壁部36aは、例えば支持壁部61の曲げ加工による極めて簡易な手法で設けることができる。
(3)本実施形態では、ロックレバー21の回動方向及び操作レバー51の回動方向が互いに異なるものの、これらロックレバー21及び操作レバー51間に方向変換のための伝達部材(レバー等)を別途設ける必要がないため、部品点数及び組付工数の増大を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図6に示すように、支持ブラケット31は、第1側壁部33の反ロックレバー21側の先端から略直角に屈曲して幅方向に第2側壁部35に向かって延出する平板状の支持壁部61を有していてもよい。この支持壁部61にも、アッパレール4の長手方向に開口する四角形の挿通孔62が形成されている。この場合、支持壁部61に、操作レバー51の挿入方向に突出する成形部としての半抜き部63を形成する。この半抜き部63は、挿通孔62の範囲の一部に形成されている。
なお、半抜き部63を有する支持壁部61は、操作レバー51の挿入方向に直交する方向の保持溝53の範囲で、実質的に前記幅W1よりも大きな幅W11を有する。つまり、支持壁部61は、操作レバー51の上部に対向して、実質的に幅W1よりも大きな幅W11を有する。従って、操作レバー51の挿通・組付作業時、保持溝53が支持壁部61を通過する際に、半抜き部63に阻止されることで支持壁部61が保持溝53に嵌ることはない。このような半抜き部63は、例えば支持壁部61のプレス加工(半抜き加工)で設けることができる。
・図8に示すように、保持溝53に嵌入する係止片部が幅広に形成されたトーションスプリング71を採用してもよい。すなわち、このトーションスプリング71は、底壁部34の上方で第1及び第2側壁部33,35間に配置され前記第1端末部42の基端からアッパレール4の長手方向においてロックレバー21側に延出する第1延出部72、該第1延出部72の先端から屈曲する態様でレール幅方向において第2側壁部35側に直線状に延出する係止片部73及び該係止片部73の先端から屈曲する態様でアッパレール4の長手方向においてロックレバー21の反対側に延出し前記軸部44に繋がる第2延出部74を有する。そして、第2延出部74は、軸部44から第1延出部72と平行に延在する基端部74aと、該基端部74aの先端からアッパレール4の幅方向に徐々に変位して前記係止片部73に繋がる先端部74bとを有する。これにより、アッパレール4の幅方向において、係止片部73の長さL1は、軸部44(回動軸)における第1延出部72及び第2延出部74間の距離L2よりも長く設定されている。従って、例えば操作レバー51がアッパレール4の幅方向に第1側壁部33及び第2側壁部35間の範囲で位置ずれしたとしても、トーションスプリング71(係止片部73)が前記保持溝53から脱落することを抑制できる。
また、第2延出部74は、先端部74bにおいてアッパレール4の幅方向で相対的に長くなる係止片部73に繋がる。そして、第1延出部72及び第2延出部74は、対応する該第1延出部72に対して平行になる基端部74aでは係止片部73に比してアッパレール4の幅方向に絞られた形状を呈する。従って、操作レバー51の組み付けにおいて、該操作レバー51の上部に配置された前記保持溝53にトーションスプリング71(係止片部73)を係止させるべく係止片部73の下側に操作レバー51を差し入れる際、第1延出部72、係止片部73及び第2延出部74で囲まれる枠内に操作レバー51が誤って挿入されることを基端部74a(絞り形状)において防止することができる。
・あるいは、図9に示すように、係止片部73及び軸部44間を直線状に繋げる第2延出部77を有するトーションスプリング76を採用してもよい。この場合であっても、前述の態様で操作レバー51がアッパレール4の幅方向に第1側壁部33及び第2側壁部35間の範囲で位置ずれしたとしても、トーションスプリング71(係止片部73)が前記保持溝53から脱落することを抑制できる。特に、第2延出部77は直線状であることで、その曲げ工数を低減することができる。
・図10に示すように、操作レバー51の端末としての押圧部82は、各先端部51bが上下方向に平板状に押し潰された形状であってもよい。この場合、両押圧部82の幅方向(シート幅方向)における互いの対向側に、先端に向かって略下方に傾斜する規制部82aを形成する。両規制部82aは、幅方向で対称に形成されており、ロックレバー21の当接部21dから先端に向かって斜め下方に傾斜する屈曲部21eと係合可能になっている。両規制部82aは、操作レバー51のシート幅方向への変位を規制するためのものである。このように変形することで、操作レバー51がシート幅方向のいずれかに位置ずれしようとするとき、対応する先端部51bの規制部82aがロックレバー21(屈曲部21e)と係合して、操作レバー51のシート幅方向への変位が規制される。従って、操作レバー51の操作によるロックレバー21の前記移動規制の解除をより安定して行うことができる。
換言すれば、例えば特開2006−298104号公報に記載される車両用シートスライド装置のように、操作レバーの端末としての押圧部(後端作用部)がロックレバーに載置されるのみの平坦形状である場合には、操作レバーのシート幅方向への位置ずれを規制するものがないことから、該ずれの程度によってロックレバーの前記移動規制の解除が不安定になる可能性がある。
また、操作レバー51の押圧部82は、規制部82aを有することで、断面2次モーメントの増加によりその剛性を向上することができる。
・あるいは、図11に示すように、操作レバー51の端末としての押圧部84は、各先端部51bが上下方向に弓形状に押し潰された形状であってもよい。この場合、両押圧部82の幅方向(シート幅方向)における互いの対向側は、先端(下端)に向かって下方に滑らかに延出する規制部84aを形成する。このように変形しても、前述の態様で操作レバー51のシート幅方向への変位を規制することができ、操作レバー51の操作によるロックレバー21の前記移動規制の解除をより安定して行うことができる。
・前記実施形態においては、支持ブラケット31の第1側壁部33及び第2側壁部35を、レール幅方向においてアッパレール4側及びその反対側にそれぞれ配置したが、これらの関係は逆であってもよい。この場合、トーションスプリング41,71,76は、基本的に第1及び第2側壁部33,35の配置関係に合わせて逆向きに組み付ければよい。また、支持壁部36は、第2側壁部35に繋がっていてもよい。
・前記実施形態において、保持溝53に係止される付勢手段は、例えば板ばねであってもよい。
・前記実施形態において、ロックレバー21に設けられるロック爪21cの数は、1つ以上であればよい。
・前記実施形態において、ロアレール3の断面形状は一例である。例えば、折返し壁部13は、レール幅方向外側に張り出していてもよい。
・前記実施形態において、アッパレール4の断面形状は一例である。例えば、折返し壁部16は、レール幅方向内側に張り出していてもよい。また、アッパレール4のレール断面は、U字状に限定されるものではなく、例えば下向きのT字状であってもよい。
・ロアレール3に対するアッパレール4の移動に伴うシートの移動方向は、例えば車両の前後方向や幅方向であってもよい。
1…車両用シートスライド装置、2…車両フロア、3…ロアレール、4…アッパレール、21…ロックレバー、21d…当接部、31…支持ブラケット、33…第1側壁部、35…第2側壁部、36,61…支持壁部、36a…傾斜壁部(成形部)、41,71,76…トーションスプリング(付勢部材)、42…第1端末部、43a,73…係止片部、43b,72…第1延出部、43c,74,77…第2延出部、44…軸部、45…係止部、46…第2端末部、51…操作レバー、51a…操作部、51b…先端部(レバー部)、52,82,84…押圧部(端末)、53…保持溝、63…半抜き部(成形部)、74a…基端部、74b…先端部、82a,84a…規制部。

Claims (6)

  1. 車両フロアに固定されるロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対し移動可能に連結されるアッパレールと、前記アッパレールに回動自在に連結され前記ロアレールと係合して該ロアレールに対する前記アッパレールの移動を選択的に規制するロックレバーと、前記アッパレールに固定された支持ブラケットと、前記支持ブラケットに回動自在に連結されて前記ロックレバーに連係され該ロックレバーに対し前記移動の規制を解除する操作力を伝達可能な操作レバーと、前記操作レバーを弾性的に保持する付勢部材とを備えた車両用シートスライド装置において、
    前記支持ブラケットは、前記操作レバーが前記アッパレールの長手方向に沿って挿通されて前記操作レバーの上部との当接部で前記操作レバーの回動の支点をなす板状の支持壁部を有し、
    前記操作レバーの上部には、前記アッパレールの長手方向において前記支持壁部よりも前記ロックレバー側で、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向に延在して前記付勢部材が係止されるスリット状の保持溝が形成され、
    前記支持壁部は、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向の前記保持溝の範囲で、前記操作レバーの上部に対向して該操作レバーの挿入方向における前記保持溝の幅よりも拡幅する成形部を有することを特徴とする車両用シートスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記成形部は、前記操作レバーの挿入方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜壁部であることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  3. 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記成形部は、前記操作レバーの挿入方向に突出する半抜き部であることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記支持ブラケットは、
    前記アッパレールの長手方向において前記支持壁部よりも前記ロックレバー側で、前記操作レバーの幅方向両側に配設される第1側壁部及び第2側壁部を有し、
    前記付勢部材は、
    1本の線材からなるトーションスプリングであって、
    前記第1側壁部に挿通される第1端末部と、
    前記第1及び第2側壁部間に配置され、前記第1端末部の基端から前記アッパレールの長手方向において前記ロックレバー側に延出する第1延出部と、
    前記第1延出部の先端から前記アッパレールの幅方向において前記第2側壁部側に延出して前記保持溝に係止される係止片部と、
    前記係止片部の先端から前記アッパレールの長手方向において前記ロックレバーの反対側に延出する第2延出部と、
    前記第2延出部の先端から屈曲して前記第2側壁部に挿通され、前記第1端末部とともに前記第1延出部、前記係止片部及び前記第2延出部の回動軸をなす軸部と、
    前記軸部の先端から折り返されて該軸部と異なる位置で前記第2側壁部に挿通され、前記係止片部に前記操作レバーの上部を下向きに付勢する付勢力を発生させる係止部と、
    前記係止部の先端から延出して前記アッパレールの長手方向において前記支持壁部よりも前記ロックレバー側で前記操作レバーの下部を上向きに付勢する第2端末部とを有し、
    前記係止片部の長さは、前記回動軸における前記第1延出部及び前記第2延出部間の距離よりも長く設定されていることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  5. 請求項4に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記第1延出部及び前記第2延出部の少なくとも一方は、対応する該第1延出部又は該第2延出部に対して平行に延在する基端部と、該基端部の先端から前記アッパレールの幅方向に徐々に変位して前記係止片部に繋がる先端部とを有することを特徴とする車両用シートスライド装置。
  6. 車両フロアに固定される対のロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対し移動可能に連結される対のアッパレールと、前記両アッパレールのシート幅方向における互いの対向側で前記アッパレールに回動自在に連結され前記ロアレールと係合して該ロアレールに対する前記アッパレールの移動を選択的に規制する対のロックレバーと、前記両アッパレールのシート幅方向における互いの対向側で前記アッパレールに固定された対の支持ブラケットと、シート幅方向に延在する操作部及び該操作部の両端からシート前後方向に屈曲して前記支持ブラケットに回動自在に連結され端末で前記ロックレバーに連係されて該ロックレバーに対し前記移動の規制状態を解除する操作力を伝達可能な対のレバー部を一体的に有する操作レバーとを備えた車両用シートスライド装置において、
    前記両レバー部の前記端末のシート幅方向における互いの対向側に形成され、前記ロックレバーと係合して前記操作レバーのシート幅方向への変位を規制する対の規制部を備えたことを特徴とする車両用シートスライド装置。
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