JP5344890B2 - 周波数変換器 - Google Patents

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Description

この発明は、UHF、マイクロ波、ミリ波などの高周波帯の信号を逓倍あるいは混合する周波数変換器に関する。
従来の周波数変換器として、ベース端子が第1の信号の正相信号が入力される第1のトランジスタ及びベース端子に第1の信号の逆相信号が入力される第2のトランジスタからなり、各々エミッタ端子を共通にすると共に、各々コレクタ端子を共通にしたトランジスタ対と、ベース端子に第2の信号が入力され、エミッタ端子が定電流源に接続され、コレクタ端子が前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に接続された第3のトランジスタと、前記トランジスタ対の共通コレクタを出力負荷を介して定電圧レベルに接続し、共通コレクタから第3の信号を取り出す出力回路を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4056739号公報(図1)
しかしながら、上記のような従来の周波数変換器では、主に、能動素子であるRF信号入力用トランジスタの大信号特性により周波数変換器としての飽和特性及びひずみ特性が決定するために、良好な飽和特性及びひずみ特性が得られにくく、特に、低電圧及び/あるいは低電流動作時にはこれらの特性の劣化が顕著であるという問題点がある。また、電源電圧と動作電流によっては、トランジスタが動作可能となる範囲において負荷抵抗値が制限されるため。高出力負荷インピーダンス化による、高変換利得を得ることが困難であった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、RF信号入力部に能動素子であるトランジスタを用いる代わりに伝送線路を用い、負荷回路として抵抗を用いずに伝送線路及びトランジスタから成る出力負荷回路を用いることにより、低電源電圧において高い変換利得が得られるとともに良好な飽和特性及びひずみ特性を得ることができる周波数変換器を実現することを目的とする。
この発明に係る周波数変換器は、エミッタ端子とコレクタ端子をそれぞれ共通にした局発信号入力用第1のNPNトランジスタ及び第2のNPNトランジスタから成るトランジスタ対と、一方の端子が前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に接続され、他方の端子が接地された第1の伝送線路と、一方の端子が前記トランジスタ対の共通コレクタ端子に接続され、他方の端子がキャパシタを介して接地された第2の伝送線路と、一方の端子が前記第2の伝送線路のキャパシタを介して接地した端子に接続され、他方の端子が電源端子に接続された出力負荷回路と、前記第1のNPNトランジスタと前記第2のトランジスタのベース端子に接続されてバイアスを供給するバイアス回路とを備え、前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に第1の単相信号を入力する高周波信号入力端子を設け、かつ前記第1及び前記第2のNPNトランジスタのベース端子に、第1の差動信号を入力するLO信号入力端子を設けると共に、前記出力負荷回路に、前記第1の単相信号と前記第1の差動信号の混合信号を取り出す出力信号端子を設け、前記第1の伝送線路の線路長を、前記第1の単相信号の周波数に対して、略4分の1の波長とし、前記第2の伝送線路の線路長を、前記第1の差動信号の2倍の周波数に対して、略4分の1の波長とし、前記キャパシタのキャパシタンス値を、前記第1の差動信号の2倍の周波数において短絡とみなせる値に設定することを特徴とする。
この発明によれば、RF信号入力部に能動素子であるトランジスタを用いる代わりに伝送線路を用い、負荷回路として抵抗を用いずに伝送線路及びトランジスタから成る出力負荷回路を用いることにより、低電源電圧において高い変換利得が得られるとともに良好な飽和特性及びひずみ特性を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る周波数変換器を示す回路図である。図1に示す周波数変換器は、エミッタ端子とコレクタ端子をそれぞれ共通にした局発(LO)信号入力用第1のNPNトランジスタ2a及び第2のNPNトランジスタ2bから成るトランジスタ対3と、一方の端子がトランジスタ対3の共通エミッタ端子に接続され、他方の端子が接地された第1の伝送線路5aと、一方の端子がトランジスタ対3の共通コレクタ端子に接続され、他方の端子がキャパシタ6を介して接地した第2の伝送線路5bと、一方の端子が第2の伝送線路5bのキャパシタ6を介して接地した端子に接続され、他方の端子が電源(Vcc)端子1に接続された出力負荷回路7と、第1のNPNトランジスタ2aと第2のトランジスタ2bのベース端子に接続されてバイアスを供給するバイアス回路4とから成り、トランジスタ対3の共通エミッタ端子に第1の単相信号を入力する高周波(RF)信号入力端子8を設け、かつ第1のNPNトランジスタ2a及び第2のNPNトランジスタ2bのベース端子に、第1の差動信号を入力するLO信号入力端子9a及び9bを設けると共に、出力負荷回路7から、第1の単相信号と第1の差動信号の混合信号を取り出す出力信号端子10を設けている。
以下、動作及び効果について示す。本実施の形態1における周波数変換器は、RF信号入力端子8を介して入力したRF信号(fRF)と、LO信号入力端子9a、9bを介して入力したLO信号(fLO)によりトランジスタ対3においてLO信号入力用トランジスタ2a、2bが交互にオン/オフ状態となることにより発生するLO信号周波数の2逓倍周波数を有する信号(f2LO)とを混合し、出力信号端子10を介して中間周波数(fIF=f2LO±fRF)信号として取り出すものである。
本実施の形態1における周波数変換器の電源端子1には直流電圧Vccが出力負荷回路7及び出力負荷回路7と伝送線路5bを介してLO信号入力用トランジスタ2a、2bに供給される。また、バイアス回路4からLO信号入力用トランジスタ2a、2bのベース端子にベースバイアスが供給される。RF信号は、RF信号入力端子8を介して伝送線路5aを負荷としてトランジスタ対3の共通エミッタ端子に入力される。一方、LO信号は、正相の信号がLO信号入力端子9aを介してLO信号入力用トランジスタ2aのベース端子に入力し、逆相の信号がLO信号入力端子9bを介してLO信号入力用トランジスタ2bのベース端子にそれぞれ入力される。
ここで、入力RF信号の周波数に対して、伝送線路5aの線路長を概略λ/4(λ:波長)とすることにより、RF信号が入力される共通エミッタ端子(図1中A点)は、伝送線路の線路長がλ/4かつ他方の端子が接地されているため、RF信号周波数において電気的にオープンとなる。このため、RF信号に対しては高入力インピーダンスとなり、入力されたRF信号はその振幅を高く保つことができる。一方、伝送線路5bは、入力LO信号周波数の2倍の周波数(f2LO)に対して、線路長を概略λ/4(λ:波長)とし、かつキャパシタ6をLO信号周波数の2倍の周波数(f2LO)において短絡とみなせるよう十分大きいキャパシタンス値とする。
これにより、トランジスタ対3の共通コレクタ端子(図1中B点)は、伝送線路の線路長がλ/4かつ他方の端子が十分短絡とみなせるキャパシタで接地されているため、LO信号周波数の2倍の周波数(f2LO)において電気的にオープンとなる。このため、トランジスタ対3で発生する2逓倍LO信号に対して高出力負荷となり、大きい振幅を得ることができるため、効率的な周波数変換を行うことができる。
このような周波数変換器は、RF入力回路に能動素子であるトランジスタを用いないため、高い飽和及びひずみ特性を得ることができる。さらに、トランジスタ対3の負荷として伝送線路を用いることで、負荷に抵抗を用いた場合に比べ、動作電流に対する電圧降下が理想的には0となるため、電源電圧及び電流値に制限を受けることなく高い負荷インピーダンスを得ることが可能となる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係る周波数変換器を示す回路図である。図2において、1は電源(Vcc)端子、2a、2b、2c、2dは局発(LO)信号入力用トランジスタ、3a、3bはLO信号入力用トランジスタ2a、2b及び2c、2dから成るトランジスタ対、4はLO信号入力用トランジスタ2a、2b、2c、2dにバイアスを供給するバイアス回路、5a、5b、5c、5dは伝送線路、6a、6bはキャパシタ、7a、7bは出力負荷回路、8a、8bは高周波(RF)信号入力端子、9a、9bはLO信号入力端子、10a、10bは出力信号端子である。
本実施の形態2における周波数変換器は、実施の形態1における周波数変換器を2つ用いたもので、すなわち、実施の形態1に係る周波数変換器を第1の周波数変換器とし、この第1の周波数変換器と同一構成でなる第2の周波数変換器とから成り、第1の周波数変換器のトランジスタ対3aの第1のNPNトランジスタ2aと第2の周波数変換器のトランジスタ対3bの第2のNPNトランジスタ2dとのベース端子を共通接続すると共に、第1の周波数変換器のトランジスタ対3aの第2のNPNトランジスタ2bと第2の周波数変換器のトランジスタ対3bの第1のNPNトランジスタ2cとのベース端子を共通接続している。なお、第1の周波数変換器のトランジスタ対3aの第1のNPNトランジスタ2aと第2の周波数変換器のトランジスタ対3bの第1のNPNトランジスタ2cとのベース端子を共通接続すると共に、第1の周波数変換器のトランジスタ対3aの第2のNPNトランジスタ2bと第2の周波数変換器のトランジスタ対3bの第2のNPNトランジスタ2dとのベース端子を共通接続してもよい。
さらに、2つの周波数変換器の電源端子1とLO信号入力用端子9a及び9bは共通とし、2つの周波数変換器のRF信号入力用端子と出力信号端子は共通とせずに第1及び第2の周波数変換器にRF信号入力用端子8a及び8bと出力信号端子10a及び10bとして独立に設け、かつ第1のNPNトランジスタ2a及び第2のNPNトランジスタ2dの共通接続ベース端子と、第2のNPNトランジスタ2b及び第1のNPNトランジスタ2cの共通接続ベース端子とに、第1の差動信号を入力するLO信号入力端子9a及び9bを設けると共に、トランジスタ対3aの共通エミッタ端子とトランジスタ対3bの共通エミッタ端子とに第2の差動信号を入力するRF信号入力端子8a及び8bを設け、第1の周波数変換器の出力負荷回路7a及び第2の周波数変換器の出力負荷回路7bの出力信号端子10a及び10bから、第1の差動信号と第2の差動信号の混合信号を第3の差動信号として取り出すようになっている。
これにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、RF入力及びIF出力に対してバランス動作となるため、LO信号の2倍の周波数や、RF信号の2倍の周波数といった、IF出力における不要波を抑圧することが可能となる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3に係る周波数変換器を示す回路図であり、実施の形態1及び2における出力負荷回路7(7a及び7b)の具体的な構成を示したものである。図3において、図2と同一部分は同一符号を付しその説明は省略する。図3に示す周波数変換器において、第1の周波数変換器の出力負荷回路7aは、ベース及びコレクタ端子を共通にした第1のPNPトランジスタ11aとこの第1のPNPトランジスタ11aとエミッタが共通接続された第2のPNPトランジスタ11bから成り、第1及び第2のPNPトランジスタ11a及び11bの共通エミッタ端子は電源端子1に接続され、第1のPNPトランジスタ11bの共通接続されたベース及びコレクタ端子は第2の伝送線路5bのキャパシタ6aを介して接地された端子側に接続され、第2のPNPトランジスタ11bのコレクタ端子は出力信号端子10aに接続されて、出力信号端子10aから混合信号を取り出すようになされている。
同様に、第2の周波数変換器の出力負荷回路7bは、ベース及びコレクタ端子を共通にした第1のPNPトランジスタ11cとこの第1のPNPトランジスタ11cとエミッタが共通接続された第2のPNPトランジスタ11dから成り、第1及び第2のPNPトランジスタ11c及び11dの共通エミッタ端子は電源端子1に接続され、第1のPNPトランジスタ11cの共通接続されたベース及びコレクタ端子は第2の伝送線路5dのキャパシタ6bを介して接地された端子側に接続され、第2のPNPトランジスタ11dのコレクタ端子は出力信号端子10bに接続されて、出力信号端子10bから混合信号を取り出すようになされている。
ここで、トランジスタ11aと11c、11bと11dはそれぞれカレントミラーの関係にあり、トランジスタの面積比によって流れる電流比が決まるものである。LOの2逓倍信号(f2LO)とRF信号(fRF)とが混合したIF信号(fIF=f2LO±fRF)は、トランジスタ11a及び11cからカレントミラーの関係によってトランジスタ11b及び11dに発生し、出力端子10a、10bを介して取り出されるものである。
このようなPNPトランジスタによる能動負荷回路は、抵抗による出力負荷回路と比べて電源電圧、電流値の制限が少なく、PNPトランジスタの出力抵抗を負荷とするため、高負荷インピーダンスが得られ、したがって出力振幅を大きくとることができ、高変換利得を実現できる。なお、トランジスタの面積比すなわちカレントミラー比は、必要な出力電力、負荷条件によって適宜設定するものである。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4に係る周波数変換器を示す回路図であり、実施の形態1及び2における出力負荷回路7(7a及び7b)の実施の形態3とは異なる具体的な構成を示したものである。図4において、図2と同一部分は同一符号を付しその説明は省略する。図4に示す周波数変換器において、出力負荷回路7aは、第1のPNPトランジスタ11eと、この第1のPNPトランジスタ11eとエミッタ及びベースが共通接続された第2のPNPトランジスタ12から成り、第1及び第2のPNPトランジスタ11e及び12の共通エミッタ端子は電源端子1に接続され、第1のPNPトランジスタ11eのコレクタ端子は第2の伝送線路5bのキャパシタ6aを介して接地された端子側に接続され、第2のPNPトランジスタ12のコレクタ端子はベースと共通接続され、かつ定電流源13に接続され、第1のPNPトランジスタ11eのコレクタ端子に出力信号端子10aが設けられて、出力信号端子10aから混合信号を取り出すようになされている。
同様に、第2の周波数変換器の出力負荷回路7bは、第1のPNPトランジスタ11fと、この第1のPNPトランジスタ11fとエミッタ及びベースが共通接続された第2のPNPトランジスタ12から成り、第1及び第2のPNPトランジスタ11f及び12の共通エミッタ端子は電源端子1に接続され、第1のPNPトランジスタ11fのコレクタ端子は第2の伝送線路5dのキャパシタ6bを介して接地された端子側に接続され、第2のPNPトランジスタ12のコレクタ端子はベースと共通接続され、かつ定電流源13に接続され、第1のPNPトランジスタ11fのコレクタ端子に出力信号端子10bが設けられて、出力信号端子10bから混合信号を取り出すようになされている。
本実施の形態4における周波数変換器の周波数変換動作及び効果は、実施の形態1及び2におけるものと同一であり、以下出力負荷回路の動作について示す。出力負荷回路は、PNPトランジスタ11e及び11fと、PNPトランジスタ12から成る。PNPトランジスタ11e、11fと、ベース端子とコレクタ端子を短絡したカレントミラー基準トランジスタであるPNPトランジスタ12とはそれぞれベース端子を共通に接続したカレントミラーの関係にあり、トランジスタ対3a、3bのベースバイアス回路4の設定によって決まるトランジスタ対を流れる電流値と、カレントミラーの関係により決まるトランジスタ11e及び11fを流れる電流値を等しく設定することにより、トランジスタ11e、11fはそれぞれ能動負荷回路として動作する。
このようなPNPトランジスタによる能動負荷回路は、抵抗による出力負荷回路と比べて電源電圧、電流値の制限が少なく、PNPトランジスタの出力抵抗を負荷とするため、高負荷インピーダンスが得られ、したがって出力振幅を大きくとることができ、高変換利得を実現できる。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5に係る周波数変換器を示す回路図である。図5において、図2と同一部分は同一符号を付しその説明は省略する。本実施の形態5における周波数変換器は、実施の形態2における第1及び第2の周波数変換器に、コレクタ端子が電源1に接続され、エミッタ端子がトランジスタ対3a及び3bの共通エミッタ端子に接続されたリファレンス用トランジスタ14a及び14bと、リファレンス用トランジスタ14a及び14bのベース端子に接続され、リファレンス用トランジスタ14a及び14bに流すバイアス電流を決定するためのバイアス供給手段としての電源15とを付加したものであり、周波数変換動作は実施の形態2と同一である。
本実施の形態5における周波数変換器では、実施の形態2においてトランジスタ対3に流れるバイアス電流の代わりに、リファレンス用トランジスタ14a及び14bに流すことにより、出力負荷回路7a及び7bに流れる電流を削減することなく、トランジスタ対3a及び3bに流れるバイアス電流を削減することができるため、実施の形態2における効果に加えて、トランジスタ対3a及び3bに電流が流れることにより発生する低周波雑音を減少させることができ、
したがって、IF信号の周波数が低い場合にも良好な雑音指数を得ることができる。なお、本実施の形態5では、実施の形態2に対しての構成及び動作を記載しているが、実施の形態1、3、4に適用した場合にも同様の効果が得られる。
実施の形態6.
図6は、この発明の実施の形態6に係る周波数変換器を示す回路図である。図6において、図5と同一部分は同一符号を付しその説明は省略する。本実施の形態6における周波数変換器は、図5に示すリファレンス用トランジスタ14aのコレクタ端子を出力負荷回路7b側に、リファレンス用トランジスタ14bのコレクタ端子を出力負荷回路7a側にそれぞれ接続したものである。
すなわち、図2に示す実施の形態2に係る周波数変換器において、コレクタ端子が第2の周波数変換器の出力負荷回路7b側に接続され、エミッタ端子が第1の周波数変換器の前記トランジスタ対3aの共通エミッタ端子に接続された第1のリファレンス用NPNトランジスタ14aと、コレクタ端子が第1の周波数変換器の出力負荷回路7a側に接続され、エミッタ端子が第2の周波数変換器のトランジスタ対3bの共通エミッタ端子に接続された第2のリファレンス用NPNトランジスタ14bと、第1及び第2のリファレンス用トランジスタ14a及び14bのベース端子に接続されたバイアス供給手段としての電源15とをさらに備えている。
これにより、実施の形態5における周波数変換器と同様の効果が得られるとともに、出力信号端子10a、10bへのLOの2逓倍信号の漏洩を抑圧することができる。
実施の形態7.
実施の形態1〜6においては、トランジスタ対3(3a及び3b)を構成するトランジスタを接合型バイポーラトランジスタ(NPN)として記載したが、これらが電界効果トランジスタ(NMOS)としても同一の動作及び同様の効果が得られる。この場合には、コレクタはドレイン、エミッタはソース、ベースはゲートと置き換えればよい。
また、実施の形態3〜6においては、出力負荷回路7a及び7bを構成するトランジスタを接合型バイポーラトランジスタ(PNP)として記載したが、これらが電界効果トランジスタ(PMOS)としても同一の動作及び同様の効果が得られる。この場合には、コレクタはドレイン、エミッタはソース、ベースはゲートと置き換えればよい。
さらに、実施の形態3〜6においては、トランジスタ対3a及び3bを構成するトランジスタを接合型バイポーラトランジスタ(NPN)、出力負荷回路7a及び7bを構成するトランジスタを接合型バイポーラトランジスタ(PNP)として記載したが、これらをそれぞれ電界効果トランジスタ(NMOS)、電界効果トランジスタ(PMOS)としても同一の動作及び同様の効果が得られる。この場合には、コレクタはドレイン、エミッタはソース、ベースはゲートと置き換えればよい。
この発明の実施の形態1に係る周波数変換器を示す回路図である。 この発明の実施の形態2に係る周波数変換器を示す回路図である。 この発明の実施の形態3に係る周波数変換器を示す回路図である。 この発明の実施の形態4に係る周波数変換器を示す回路図である。 この発明の実施の形態5に係る周波数変換器を示す回路図である。 この発明の実施の形態6に係る周波数変換器を示す回路図である。
符号の説明
1 電源端子、2a 第1のNPNトランジスタ、2b 第2のNPNトランジスタ、3,3a,3b トランジスタ対、4 バイアス回路、5a 第1の伝送線路、5b 第2の伝送線路と、6,6a キャパシタ、7,7a,7b 出力負荷回路、8,8a,8b 高周波信号入力端子、9a,9b LO信号入力端子、10,10a,10b 出力信号端子、11a 第1のPNPトランジスタ、11b 第2のPNPトランジスタ、11e 第1のPNPトランジスタ、12 第2のPNPトランジスタ、13 定電流源、14a,14b リファレンス用トランジスタ、15 電源。

Claims (8)

  1. エミッタ端子とコレクタ端子をそれぞれ共通にした局発信号入力用第1のNPNトランジスタ及び第2のNPNトランジスタから成るトランジスタ対と、
    一方の端子が前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に接続され、他方の端子が接地された第1の伝送線路と、
    一方の端子が前記トランジスタ対の共通コレクタ端子に接続され、他方の端子がキャパシタを介して接地された第2の伝送線路と、
    一方の端子が前記第2の伝送線路のキャパシタを介して接地した端子に接続され、他方の端子が電源端子に接続された出力負荷回路と、
    前記第1のNPNトランジスタと前記第2のトランジスタのベース端子に接続されてバイアスを供給するバイアス回路と
    を備え、
    前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に第1の単相信号を入力する高周波信号入力端子を設け、かつ前記第1及び前記第2のNPNトランジスタのベース端子に、第1の差動信号を入力するLO信号入力端子を設けると共に、前記出力負荷回路に、前記第1の単相信号と前記第1の差動信号の混合信号を取り出す出力信号端子を設け、
    前記第1の伝送線路の線路長を、前記第1の単相信号の周波数に対して、略4分の1の波長とし、
    前記第2の伝送線路の線路長を、前記第1の差動信号の2倍の周波数に対して、略4分の1の波長とし、
    前記キャパシタのキャパシタンス値を、前記第1の差動信号の2倍の周波数において短絡とみなせる値に設定する
    ことを特徴とする周波数変換器。
  2. 請求項1に記載の周波数変換器を第1の周波数変換器とし、この第1の周波数変換器と同一構成でなる第2の周波数変換器をさらに備え、
    前記第1及び第2の周波数変換器の電源端子とLO信号入力用端子を共通とし、
    前記第1の周波数変換器のトランジスタ対の第1のNPNトランジスタのベース端子と前記第2の周波数変換器のトランジスタ対の第1または第2のNPNトランジスタのいずれか一方のベース端子とを共通接続すると共に、前記第1の周波数変換器のトランジスタ対の第2のNPNトランジスタと前記第2の周波数変換器のトランジスタ対の第1または第2のNPNトランジスタの他方のベース端子を共通接続し、
    前記第1及び第2の周波数変換器のRF信号入力用端子と出力信号端子は共通とせずに前記第1及び第2の周波数変換器にRF信号入力用端子と出力信号端子を独立して設けると共に、
    前記LO信号入力端子に第1の差動信号を入力する一方、前記第1及び第2の周波数変換器のトランジスタ対の各共通エミッタ端子にRF信号入力端子を設けて第2の差動信号を入力し、
    前記第1及び第2の周波数変換器の各出力負荷回路の出力信号端子から、前記第1の差動信号と前記第2の差動信号の混合信号を第3の差動信号として取り出す
    ことを特徴とする周波数変換器。
  3. 請求項1または2に記載の周波数変換器において、
    前記出力負荷回路は、ベース及びコレクタ端子を共通にした第1のPNPトランジスタと、この第1のPNPトランジスタエミッタ及びベースが共通接続された第2のPNPトランジスタから成り、
    前記第1及び第2のPNPトランジスタの共通エミッタ端子は前記電源端子に接続され、
    前記第1のPNPトランジスタの共通接続されたベース及びコレクタ端子は前記第2の伝送線路の前記キャパシタを介して接地された端子側に接続され、
    前記第2のPNPトランジスタのコレクタ端子は前記出力信号端子に接続されて、前記出力信号端子から混合信号を取り出す
    ことを特徴とする周波数変換器。
  4. 請求項1または2に記載の周波数変換器において、
    前記出力負荷回路は、第1のPNPトランジスタと、この第1のPNPトランジスタとエミッタ及びベースが共通接続された第2のPNPトランジスタから成り、
    前記第1及び第2のPNPトランジスタの共通エミッタ端子は前記電源端子に接続され、
    前記第1のPNPトランジスタのコレクタ端子は第2の伝送線路のキャパシタを介して接地された端子側に接続され、
    前記第2のPNPトランジスタのコレクタ端子はベースと共通接続され、かつ定電流源に接続され、
    前記第1のPNPトランジスタのコレクタ端子に出力信号端子が設けられて、出力信号端子から混合信号を取り出す
    ことを特徴とする周波数変換器。
  5. 請求項2に記載の周波数変換器において、
    コレクタ端子が前記第2の周波数変換器の出力負荷回路側に接続され、エミッタ端子が前記第1の周波数変換器の前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に接続された第1のリファレンス用NPNトランジスタと、
    コレクタ端子が前記第1の周波数変換器の出力負荷回路側に接続され、エミッタ端子が前記第2の周波数変換器の前記トランジスタ対の共通エミッタ端子に接続された第2のリファレンス用NPNトランジスタと、
    前記第1及び第2のリファレンス用トランジスタのベース端子に接続されたバイアス供給手段としての電源と
    をさらに備えたことを特徴とする周波数変換器。
  6. 請求項1から5までにいずれか1項に記載の周波数変換器において、
    前記トランジスタ対を構成するNPNトランジスタをNMOSトランジスタとし、ベース端子をゲート端子、エミッタ端子をソース端子、コレクタ端子をドレイン端子と置き換えた
    ことを特徴とする周波数変換器。
  7. 請求項3から5までにいずれか1項に記載の周波数変換器において、
    前記出力負荷回路を構成するPNPトランジスタをPMOSトランジスタとし、ベース端子をゲート端子、エミッタ端子をソース端子、コレクタ端子をドレイン端子と置き換えた
    ことを特徴とする周波数変換器。
  8. 請求項3から5までにいずれか1項に記載の周波数変換器において、
    前記トランジスタ対を構成するNPNトランジスタをNMOSトランジスタとし、前記出力負荷回路を構成するPNPトランジスタをPMOSトランジスタとし、それぞれエミッタ端子をソース端子、コレクタ端子をドレイン端子と置き換えた
    ことを特徴とする周波数変換器。
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