JP5342900B2 - 建設機械、建設機械の制御方法、及びこの方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

建設機械、建設機械の制御方法、及びこの方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

本発明は、建設機械、建設機械の制御方法、及びこの方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
油圧ショベル等の建設機械では、ブーム、アーム、及びバケット等からなる作業機を動作させて各種の作業を行う。
例えば、土砂を締め固めて地面の下地処理(転圧作業)を行う場合には、中立位置を跨いで作業機レバーを短い周期で往復操作してブームを上下動させ、先端に取り付けられたバケットの底部を土砂に叩き付けることにより行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−256595号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、転圧作業時において、作業機レバーの操作量(以下、レバー操作量)に応じた動作速度でブームを動作させているため、以下の問題が生じる恐れがある。
油圧ショベル等の建設機械の場合、レバー操作量が小さいときの微速動作とレバー操作量が大きいときの最高速度動作とを両立するため、レバー操作量とシリンダ速度との関係には、図18(A)に示すように、U字型の形状を持たせることが多く、そのため、レバー操作量の僅かな違いがシリンダ速度では大きな差になって現れる。
転圧作業においては略一定の振り幅・リズムで作業機を往復させることが求められるが、オペレータのレバー入力が図18(B)上段のように振幅のばらつきを持ってしまうと、シリンダ速度は図18(B)下段のように大きな速度ばらつきを持つことになってしまう。このため、バケットにより土砂を強く打ちすぎたり、車体前部が持ち上がってしまったりし、車体に大きな揺れが生じてしまう。
したがって、オペレータは、転圧作業を実施する際、不用意に作業機レバーの操作量を大きくしないように注意して作業機レバーを操作する必要がある。
本発明の目的は、作業機の操作性を向上できる建設機械、建設機械の制御方法、及びこの方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することにある。
第1発明に係る建設機械は、
作業機と、前記作業機を操作する操作手段と、前記作業機を制御する制御装置とを備えた建設機械において、
前記制御装置は、
前記操作手段の操作状態に関する操作情報を前記操作手段から取得する操作情報取得手段と、
前記操作情報取得手段によって前記操作手段から取得された操作情報に基づいて、前記作業機の動作状態が往復動作することで土砂の締め固めを行う転圧作業の動作状態であるか否かを判定する転圧作業判定手段と、
前記作業機が転圧作業の動作状態であると判定された場合に、前記作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように前記作業機を制御する指令出力規制手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る建設機械は、第1発明において、
前記操作情報は前記操作手段からの操作信号であり、
前記操作信号の値が正の場合と、その直後に負となった場合とで連続して、前記操作信号の入力ピーク値と、前記操作信号に対してフィルタ処理を施した後の信号のピーク値とを比較することにより、前記作業機が転圧作業の動作状態であるか否かを判定することを特徴とする。
第3発明に係る建設機械は、第1発明または第2発明において、
前記指令出力規制手段は、
前記作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように前記作業機の指令出力を制限する指令出力制限手段と、
前記操作情報に基づいて、前記操作手段の操作周期を算出する周期算出手段と、
前記操作周期に基づいて、前記上限値を変更する上限値変更手段とを備えることを特徴とする。
第4発明は、第1発明を方法の発明として展開したものであり、具体的には、
作業機と、前記作業機を操作する操作手段と、前記作業機を制御する制御装置とを備えた建設機械の制御方法において、
前記制御装置が、前記操作手段の操作状態に関する操作情報を前記操作手段から取得するステップと、
前記操作手段から取得された操作情報に基づいて、前記作業機の動作状態が往復動作することで土砂の締め固めを行う転圧作業の動作状態であるか否かを判定する転圧作業判定ステップと、
前記作業機が転圧作業の動作状態であると判定した場合に、前記作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように前記作業機を制御する指令出力規制ステップとを実行することを特徴とする。
第5発明に係る建設機械の制御方法は、第4発明において、
前記操作情報は前記操作手段からの操作信号であり、
前記転圧作業判定ステップでは、前記操作信号の値が正の場合と、その直後に負となった場合とで連続して、前記操作信号の入力ピーク値と、前記操作信号に対してフィルタ処理を施した後の信号のピーク値とを比較することにより、前記作業機が転圧作業の動作状態であるか否かを判定することを特徴とする。
発明は、前述した第4発明または第5発明を建設機械の制御装置に実行させることを特徴とするコンピュータで実行可能なプログラムに関するものである。
第1発明では、作業機が転圧作業の動作状態である場合には、作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように制限される。
すなわち、転圧作業の動作状態において、操作手段である例えば作業機レバーが機械的に傾倒できる最大傾倒角度まで傾倒された場合であっても、指令出力値はレバー最大傾倒角度に対応する値ではなく指令出力規制手段によって上限制限された値となるため、これに伴って操作弁開口量およびそこを通過するシリンダ流量が制限されることになる。したがって、作業機は、動作速度が上限値で制限され、上限値の速度でゆっくりと動作することとなる。このため、オペレータは、転圧作業を実施する際、不用意に操作手段の操作量を大きくしてしまった場合であっても車体に大きな揺れが生じることがないため、注意して操作手段を操作する必要がなく、作業機の操作性を向上できる。
一方、転圧作業を除く他の動作状態において、作業機は、動作速度が制限されることなく、操作手段の操作量に応じた速度で機敏に動作することとなる。
すなわち、転圧作業時には作業機の最高動作速度(操作手段の操作量を最大とした場合での作業機の動作速度)を低くし、他の作業時には作業機の最高動作速度を高くする。これによって、作業内容に応じて、作業機の最高動作速度を変更することができ、転圧以外の作業における操作性を損なうことなく、転圧作業時の操作性を向上できる。
また、発明では、操作手段の操作状態に関する操作情報を取得し、取得した操作情報に基づいて、転圧作業の判定処理を実行する。このことにより、作業機が転圧作業の動作状態であるか否かを自動判定できる。この自動判定があるため、転圧作業であることを制御装置に認識させるための構成(例えば、オペレータから操作されるスイッチ等)を別途、用意する必要がなく、建設機械の構成の簡素化が図れる。
第3発明では、操作手段への操作周期に基づいて、作業機の動作速度を制限する上限値が変更される。
すなわち、オペレータが転圧作業を実施する場合において、操作手段を比較的に長い周期で往復操作する際には、作業機の最高動作速度が第1上限値なる大きな値であるため、作業機を機敏に動作させ、多少、車体に揺れが生じるが、作業機を強く土砂に叩き付けることができる。
また、オペレータが転圧作業を実施する場合において、操作手段を比較的に短い周期で往復操作する際には、作業機の最高動作速度が第2上限値なる小さな値であるため、作業機をゆっくりと動作させつつ、所定周期でリズムよく往復動作させることができる。
したがって、転圧作業時においても、オペレータの操作によって、作業機の最高動作速度を変更することができるため、作業機の操作性をより一層向上できる。
第4発明によっても、前述した第1発明と同様の作用及び効果を享受できる。
発明によれば、制御装置を備えた汎用の建設機械の制御装置にプログラムをインストールするだけで第4発明または第5発明に係る方法の発明を実行させることができるため、本発明を容易に実現することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
■1.第1実施形態
(1)全体構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る作業機及びその制御装置が搭載された油圧ショベル(建設機械)1を示す模式図である。図2は、制御装置を示すブロック図である。
図1において、油圧ショベル1は、電気レバーである作業機レバー(操作手段)2によって操作されるブーム11、及び他の作業機レバー(図示略)によって操作されるアーム12を備えており、アーム12の先端にはバケット13が取り付けられている。
ブーム11は、油圧シリンダ14により支承点D1を中心として回動する。
アーム12は、ブーム11上の油圧シリンダにより支承点D2を中心として回動する。
また、バケット13は、作業機レバー2を別方向に操作することにより、アーム12上の油圧シリンダによって回動する。そして、これらブーム11、アーム12、及びバケット13により、本発明に係る作業機10が構成されている。
なお、本実施形態では、本発明の詳細をブーム11で代表して説明するため、アーム12を操作する作業機レバー、アーム12及びバケット13を動作させる油圧シリンダ、メインバルブ等の駆動装置、及び駆動装置を制御するコントローラの図示および説明を省略する。
油圧シリンダ14は、油圧ポンプ15から吐出されメインバルブ16を介して供給される作動油によって油圧駆動されるものであり、メインバルブ16のスプール16Aが一対の比例電磁弁であるEPC弁17,17により移動し、油圧シリンダ14への作動油の供給流量が調整される。
ここで、作業機レバー2は、例えば、ポテンショメータやPPC圧力センサ、静電容量あるいはレーザによるトルクセンサ等の倒し角度検出器を備えており、この倒し角度検出器からは作業機レバー2の倒し角度と1対1の相関があるレバー操作信号Fがコントローラ20に対して出力される。
作業機レバー2が中立位置にある時、出力されるレバー操作信号Fは「0(ゼロ)」であって、ブーム11の速度が「0」となる。前方に傾倒させると、傾倒角度に応じた速度でブーム11が下降し、また、作業機10に対して後方に傾倒させることにより、傾倒角度に応じた速度でブーム11が上昇する。このような制御は、以下のコントローラ20によって行われる。
コントローラ20は、作業機レバー2からのレバー操作信号Fに基づいてブーム11を動作制御する機能を有する。このようなコントローラ20は、マイクロコンピュータ等によって構成されており、通常では、油圧ショベル1のエンジン制御用及び油圧ポンプ制御用に搭載されたガバナ・ポンプコントローラの一部として組み込まれているが、本実施形態では、説明の便宜上単独で図示してある。
(2)コントローラ20の構造
具体的に、コントローラ20は、図2に示すように、操作信号入力手段(操作情報取得手段)21と、演算手段22と、信号出力手段23とを備えている。
(2-1)操作信号入力手段21の構成
操作信号入力手段21は、作業機レバー2からのレバー操作信号(操作情報)Fが入力される部分であり、入力したレバー操作信号Fを演算手段22にて読み取り可能な信号に変換して出力する。
なお、以下では、説明の便宜上、操作信号入力手段21から出力される信号もレバー操作信号Fとして記載する。
(2-2)演算手段22の構成
演算手段22は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)からなる指令出力算出手段24、転圧作業判定手段25、及び指令出力規制手段26を備えて構成されている。
指令出力算出手段24は、操作信号入力手段21を介して入力したレバー操作信号Fに基づき、作業機レバー2の傾倒角度に応じた速度でブーム11を動作させるために、EPC弁17,17に出力する指令出力値Iを演算して求める。
転圧作業判定手段25は、入力したレバー操作信号Fに基づいて、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定する。
なお、転圧作業の判定処理については、後述する。
指令出力規制手段26は、転圧作業判定手段25にてブーム11が転圧作業の動作状態であると判定された場合に、指令出力算出手段24にて算出された指令出力値Iが所定の上限値Imaxを超えないように指令出力値Iを制限する(指令出力規制処理)。
なお、本実施形態では、上限値Imaxは、作業機レバー2を機械的に傾倒させることができる最大傾倒角度に傾倒させた場合での指令出力値Iの約1/3の値に設定されている。
(2-3)信号出力手段23の構成
信号出力手段23は、指令出力算出手段24にて算出され、指令出力規制手段26にて指令出力規制処理が施された後の指令出力値Iに基づいてEPC弁17への指令信号(電流信号)Gを生成し、この指令信号Gをアンプ20A,20Aを介してEPC弁17に出力する機能を有している。EPC弁17は、この指令信号Gに基づいてメインバルブ16を構成するスプール16Aを移動させ、油圧シリンダ14への作動油の供給量を調整する。
(3)コントローラ20の作用
次に、図3のフローチャートを参照し、ブーム11の制御方法について説明し、併せて、図4ないし図6に基づいて、前述の転圧作業判定手段25及び指令出力規制手段26について詳説する。
(a) ステップS1:先ず、オペレータによって作業機レバー2が操作されると、作業機レバー2から出力され操作信号入力手段21を介して入力したレバー操作信号Fに基づき、指令出力算出手段24が指令出力値Iを演算する。
(b) ステップS2:次いで、転圧作業判定手段25は、入力したレバー操作信号Fに基づき、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定する。
図4は、転圧作業の判定処理の一例を示す図である。
図4において、縦軸は入力したレバー操作信号F(電圧値)を示し、横軸は時間を示している。
ここで、図4において、信号波形S1は、作業機レバー2を前方に傾倒させた後、所定時間傾倒させた状態を維持し、この後に中立位置に戻した際でのレバー操作信号Fの信号波形である。
また、図4において、信号波形S2は、作業機レバー2を、中立位置を跨いで短い周期で前後方向に往復(転圧操作)させた際でのレバー操作信号Fの信号波形である。言い換えれば、信号波形S2は、ブーム11が転圧作業の動作状態である場合でのレバー操作信号Fの信号波形である。
さらに、図4において、一点鎖線で示した波形Sfは、レバー操作信号Fに対してローパスフィルタを用いたフィルタ処理を施した後の信号波形である。
例えば、以下に示すように各信号波形S1,S2を区別することで、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判断できるものである。
すなわち、レバー操作信号Fの信号波形がS1の場合には、図4に示すように、作業機レバー2を中立位置から傾倒させた後、中立位置に向けて戻す(減速に転じる)までの時間T1が長くなっている。このため、減速に転じた時点において、レバー操作信号Fの入力ピーク値A(A1)と、レバー操作信号Fに対してローパスフィルタを用いたフィルタ処理を施した後の信号のピーク値A(A1)とは、略等しい値となる。
一方、レバー操作信号Fの信号波形がS2の場合には、図4に示すように、作業機レバー2を中立位置から傾倒させた後、中立位置に向けて戻すまでの時間T2が短くなっている。このため、減速に転じた時点において、レバー操作信号Fの入力ピーク値A(A2)と、レバー操作信号Fに対してローパスフィルタを用いたフィルタ処理を施した後の信号のピーク値A(A2)とは、大きく異なる値となる。
以上のことから、入力ピーク値Aとローパスフィルタを用いたフィルタ処理後のピーク値Aとを比較し、例えば、ピーク値Aが入力ピーク値Aに対して所定の割合未満であれば、レバー操作信号Fが信号波形S1ではなく、信号波形S2であると判断できることとなる。
しかしながら、この判定方法は、作業機レバー2を中立位置から傾倒されてから減速に転じるまでの時間の長短を計測しているにすぎない。すなわち、オペレータが単一方向(例えば、ブーム下げ方向)に短時間だけ動かすインチング操作をしたのか、それとも往復方向(例えば、ブーム下げと上げ方向)に交互に動かす転圧操作をしたのかは、この判定方法だけでは判断できない。
そこで、図4に示すように、レバー操作信号Fの値が正の場合と、その直後にレバー操作信号Fの値が反転して負となった場合とで、連続して、前述したようにピーク値Aが入力ピーク値Aに対して所定の割合未満であれば、ブーム11が転圧作業の動作状態であると判断できる。
本実施形態では、転圧作業判定手段25は、入力したレバー操作信号Fに対して前述したフィルタ処理を施すローパスフィルタを具備している。そして、転圧作業判定手段25は、前述したように、レバー操作信号Fの値が正の場合と、その直後にレバー操作信号Fの値が反転して負となった場合とで、連続して、ピーク値Aが入力ピーク値Aに対して所定の割合(例えば、5割)未満であるか否かを判断することで、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定している。
なお、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かの判断は、前述した処理に限らず、以下に示す処理によっても可能である。
すなわち、通常、オペレータは、転圧操作を実施する場合には、作業機レバー2を、中立位置を跨いで「1〜2秒程度」の周期で前後方向に往復させるものである。
このため、転圧作業判定手段25による転圧作業の判定処理として、レバー操作信号Fの周期T(図4)が例えば2秒以下であるか否かを判断することで、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定する構成としても構わない。
そして、ステップS2において、ブーム11が転圧作業の動作状態でないと判定された場合には、指令出力規制手段26による指令出力規制処理を行わずにステップS4にスキップし、ステップS1において演算した指令出力値Iに基づく指令信号GをEPC弁17に出力させる。
図5及び図6は、指令出力規制処理を説明するための図である。
図5において、横軸は指令出力規制処理を施す前の指令出力値Iを示し、縦軸は指令出力規制処理を施した後の指令出力値Iを示している。
また、図6において、縦軸は油圧シリンダ14の実際の動作速度(シリンダ速度)を示し、横軸は作業機レバー2の操作量(レバー操作信号F)を示している。なお、図6は、ブーム11が転圧作業の動作状態において、指令出力規制処理が施されない場合(図6(A))、及び指令出力規制処理が施された場合(図6(B))を示している。
(c) ステップS3:ステップS2において、ブーム11が転圧作業の動作状態であると判定された場合には、指令出力規制手段26は、図5に示すように、ステップS1において演算された指令出力値Iに対して上限値Imaxにより指令出力規制処理を行う。そして、指令出力規制手段26は、指令出力規制処理を施した後の指令出力値Iを信号出力手段23に出力する。
(d) ステップS4:信号出力手段23は、ステップS1において演算され、ステップS3において指令出力規制処理が施された後の指令出力値Iを指令信号Gに変換してEPC弁17に出力する。
以上により、EPC弁17からのパイロット圧により、メインバルブ16のスプール16Aが移動され、メインバルブ16からの油圧によってブーム11が所定の速度で動作する。
例えば、ブーム11は、指令出力規制手段26にて指令出力規制処理が施されない場合は、レバー操作信号Fに応じた指令出力値I(ステップS1において演算された指令出力値I)に基づき油圧シリンダ14が駆動することとなる。このため、ブーム11は、図6(A)に示すように、作業機レバー2の操作量が大きい場合には、該操作量に応じた比較的に高い指令出力値Iに基づき油圧シリンダ14が駆動し、高い速度で動作することとなる。
一方、ブーム11は、指令出力規制手段26にて指令出力規制処理が施される場合は、指令出力値Iが比較的に高い場合には、図5に示すように指令出力値Iが上限値Imaxで制限されるため、図6(B)に示すように、作業機レバー2の操作量が大きい場合には、制限された上限値Imaxに基づき油圧シリンダ14が駆動し、低い速度で動作することとなる。
なお、指令出力値Iが上限値Imaxよりも小さい値の場合には、図5に示すように、指令出力値Iは、上限値Imaxで制限されない。このため、ブーム11は、図6(B)に示すように、作業機レバー2の操作量が小さい場合には、前述した指令出力規制処理が施されない場合(図6(A))と同様の速度で動作することとなる。
(4)実施形態の効果
このような本実施形態によれば、以下の効果がある。
油圧ショベル1に搭載されたコントローラ20は、転圧作業判定手段25及び指令出力規制手段26を備える。このことにより、作業機10が転圧作業の動作状態である場合には、ブーム11の動作速度を、所定の上限値を超えないように制限できる。
すなわち、オペレータは、転圧作業を実施する際、不用意に作業機レバー2の傾倒角度を大きくしてしまった場合であっても、ブーム11の動作速度が制限され、車体に大きな揺れが生じることがないため、注意して作業機レバー2を操作する必要がなく、作業機10の操作性を向上できる。
一方、オペレータは、転圧作業を除く他の作業を実施する際、ブーム11の動作速度が制限されないため、作業機レバー2の傾倒角度に応じた速度でブーム11を機敏に動作させることができる。
すなわち、転圧作業時にはブーム11の最高動作速度(作業機レバー2を最大傾倒角度に傾倒した場合でのブーム11の動作速度)を低くし、他の作業時にはブーム11の最高動作速度を高くする。これによって、作業機10の動作状態に応じて、ブーム11の最高動作速度を変更することができるため、転圧以外の作業における操作性を損なうことなく、転圧作業時の操作性を向上できる。
また、転圧作業判定手段25は、入力したレバー操作信号Fに基づいて、転圧作業の判定処理を実行する。このことにより、作業機10が転圧作業の動作状態であるか否かを自動判定できる。この自動判定があるため、転圧作業であることをコントローラ20に認識させるための構成(例えば、オペレータから操作されるスイッチ等)を別途、用意する必要がなく、油圧ショベル1の構成の簡素化が図れる。
加えて、本実施形態での最も特徴的な転圧作業判定手段25及び指令出力規制手段26は、ソフトウェアであるため、既存の油圧ショベル1のコントローラ20の内部に容易に組み込むことができる。
■2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略する。
前述した第1実施形態に係るコントローラ20は、指令出力規制処理を施す際、一意に定めた上限値Imax(例えば、最大傾倒角度での指令出力値Iの約1/3の値)を用いていた。
これに対して、第2実施形態に係るコントローラ20aは、レバー操作信号Fの周期Tに基づいて、上限値Imaxを変更し、変更した上限値Imaxを用いて指令出力規制処理を施す点が相違する。
(1)指令出力規制手段26aの構成
図7は、本発明の第2実施形態に係るコントローラ(制御装置)20aを示すブロック図である。
具体的に、第2実施形態では、コントローラ20aの演算手段22aを構成する指令出力規制手段26aは、図7に示すように、周期算出手段261と、上限値変更手段262と、指令出力制限手段263とを備える。
周期算出手段261は、入力したレバー操作信号Fに基づいて、作業機レバー2が中立位置(レバー操作信号Fが「0」)から傾倒された後、中立位置に戻され、さらに、作業機レバー2が前述の傾倒方向とは逆方向に傾倒され、再度、中立位置に戻されるまでの時間(レバー操作信号Fの周期T(図4参照))を算出する。
上限値変更手段262は、レバー操作信号Fの周期Tに基づいて、指令出力制限手段263にて用いられる上限値Imaxを、周期Tに応じた上限値に設定する。
指令出力制限手段263は、上限値変更手段262にて設定された上限値Imaxを用いて、指令出力算出手段24にて算出された指令出力値Iが上限値変更手段262にて設定された上限値Imaxを超えないように指令出力値Iを制限する。
(2)コントローラ20aの作用
次に、図8のフローチャートを参照し、ブーム11の制御方法について説明する。
なお、本実施形態のブーム11の制御方法は、前記第1実施形態で説明した制御方法に対して、指令出力規制処理(ステップS3)が異なるのみであるため、以下では、指令出力規制処理のみを説明する。
図9は、上限値設定及び指令出力規制処理を説明するための図である。
図9(A)において、横軸は周期Tを示し、縦軸は上限値Imaxを示している。なお、図9(B)において、縦軸及び横軸は図5と同様のものである。
(a) ステップS3A:先ず、周期算出手段261は、入力したレバー操作信号Fに基づいて、レバー操作信号Fの周期Tを算出する。
(b) ステップS3B:次いで、上限値変更手段262は、図9(A)に示すように、周期Tに基づいて、上限値Imaxを設定する。
(c) ステップS3C:次いで、指令出力制限手段263は、図9(B)に示すように、ステップS3Bにおいて設定された上限値Imaxを用いて、ステップS1において算出された指令出力値Iが上限値Imaxを超えないように指令出力値Iを制限する。
図10は、指令出力規制処理を説明するための図である。
なお、図10において、縦軸及び横軸は図6と同様のものである。
また、図10は、ブーム11が転圧作業の動作状態において、指令出力規制処理が施されない場合(図10(A))、第1上限値Imax1を用いて指令出力規制処理が施された場合(図10(B))、及び第2上限値Imax2を用いて指令出力規制処理が施された場合(図10(C))を示している。
本実施形態では、第2上限値Imax2は、第1実施形態で説明した上限値Imax(例えば、作業機レバー2を最大傾倒角度に傾倒させた場合での指令出力値Iの約1/3の値)と同一の値を用いている。すなわち、図10(A)及び図10(C)は、図6(A)及び図6(B)と同様のものである。
前述したように、指令出力規制手段26aは、周期Tが大きな値である場合には、高めの第1上限値Imax1で指令出力値Iを制限する。すなわち、オペレータによる作業機レバー2の中立位置を跨いだ往復操作の周期が大きい場合には、指令出力値Iは、第1上限値Imax1で緩めに制限される。このため、ブーム11は、図10(B)に示すように、作業機レバー2の操作量が大きい場合には、指令出力規制処理が施されない場合(図10(A))よりも低い速度で、かつ、第2上限値Imax2を用いて指令出力規制処理が施された場合(図10(C))よりも高い速度で動作することとなる。したがって、上限値がImax2に固定されていた第1実施形態とは異なり、長めの周期では高い速度での動作を行うことができる。
(3)実施形態の効果
このような本実施形態によれば、第1実施形態で述べた効果に加えて、次のような効果がある。
コントローラ20aを構成する指令出力規制手段26aは、周期算出手段261、上限値変更手段262、及び指令出力制限手段263を備える。このことにより、オペレータによる作業機レバー2の往復操作の周期、すなわち、レバー操作信号Fの周期Tに基づいて、作業機レバー2の操作に応じたブーム11の動作速度を制限する上限値を変更できる。
すなわち、オペレータは、転圧作業を実施する場合において、作業機レバー2を比較的に長い周期で往復操作することで、ブーム11の最高動作速度が第1実施形態のものより大きな値に設定されるため、ブーム11を機敏に動作させ、多少、車体に揺れが生じるが、バケット13を強く土砂に叩き付けることができる。
また、オペレータは、転圧作業を実施する場合において、作業機レバー2を比較的に短い周期で往復操作することで、ブーム11の動作速度が第1実施形態と同様の値に設定されるため、ブーム11(バケット13)をゆっくり動作させつつ、所定周期でリズムよく上下動させることができる。
したがって、転圧作業時においても、オペレータの操作によって、ブーム11の最高動作速度を変更することができるため、用途に応じて転圧打撃力を適切に調整できる。
■3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態であって参考例について説明する。本実施形態は本発明の参考例に係るものである。
図11は、本発明の第3実施形態に係る油圧ショベル(建設機械)3を示す模式図である。
前述した第1実施形態に係るコントローラ20は、入力したレバー操作信号Fに基づいて、転圧作業の判定処理を実行していた。
これに対して、第3実施形態に係るコントローラ(制御装置)30は、オペレータにより操作される手動スイッチ3A(図11)からのスイッチ信号に基づいて、転圧作業の判定処理を実行する点が相違する。
(1)コントローラ30の構造
図12は、コントローラ30を示すブロック図である。
具体的に、第3実施形態では、コントローラ30は、図12に示すように、スイッチ信号入力手段27を備える。
ここで、手動スイッチ3Aは、転圧操作を実施するためにオペレータによりONされた場合にON信号(スイッチ信号H)をコントローラ30に出力し、転圧操作を除く他の操作を実施するためにオペレータによりOFFされた場合にOFF信号(スイッチ信号H)をコントローラ30に出力するものである。
スイッチ信号入力手段27は、手動スイッチ3Aからのスイッチ信号Hが入力される部分であり、入力したスイッチ信号Hを演算手段32にて読み取り可能な信号に変換して出力する。
なお、以下では、説明の便宜上、スイッチ信号入力手段27から出力される信号もスイッチ信号Hとして記載する。
そして、コントローラ30の演算手段32を構成する転圧作業判定手段35は、入力したスイッチ信号Hに基づいて、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定する。
具体的に、転圧作業判定手段35は、入力したスイッチ信号HがON信号である場合にブーム11が転圧作業の動作状態であると判定し、OFF信号である場合にブーム11が転圧作業を除く他の作業の動作状態であると判定する。
なお、本実施形態のブーム11の制御方法は、前述の第1実施形態で説明した制御方法に対して、転圧作業の判定処理(ステップS2)において、転圧作業判定手段35がスイッチ信号Hに基づいて前述したように判定することが異なるのみであるため、詳細な説明を省略する。
(2)実施形態の効果
このような本実施形態によれば、前述の第1実施形態の効果に加えて、次のような効果がある。
手動スイッチ3AのON・OFFにより、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定できるので、オペレータの違いや作業状況の違いがあっても転圧作業か否かを誤認識することがない。
■4.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図13は、本発明の第4実施形態に係る油圧ショベル(建設機械)4を示す模式図である。
前述した第1実施形態に係る油圧ショベル1は、電気レバーである作業機レバー2の操作によって作業機10(ブーム11)を動作させていた。
これに対して、第4実施形態に係る油圧ショベル4は、油圧レバーである作業機レバー2´の操作によってブーム11を動作させる点が主に相違する。
図14は、パイロット減圧弁48の動作を説明するための図である。
すなわち、本実施形態においては、図13に示すように、油圧レバーである作業機レバー2´が操作されると、この作業機レバー2´に付設されたパイロット減圧弁48によって、図14に示すように、パイロット圧油が作業機レバー2´の操作量に応じた圧力にまで減圧される。そして、作業機レバー2´の操作量を示すパイロット圧油が、メインバルブ16の各入力ポートのうち、レバー操作方向に対応する入力ポートに加えられ、これにより、メインバルブ16のスプール16Aが移動され、油圧シリンダ14への作動油の供給流量が調整される。
(1)コントローラ(制御装置)40の構造
図15は、コントローラ40を示すブロック図である。
本実施形態では、作業機レバー2´を油圧レバーに変更し、前述の通り油圧シリンダ14を駆動させる構成に変更したことに伴い、コントローラ40の構造も、以下に示すように、変更している。
すなわち、コントローラ40は、図15に示すように、圧力信号入力手段(操作情報取得手段)41を備える。
圧力信号入力手段41は、作業機レバー2´の操作量が圧力センサ4Aにて検出され、圧力センサ4Aから出力される圧力信号(操作情報)Pが入力される部分であり、入力した圧力信号Pを演算手段42にて読み取り可能な信号に変換して出力する。
なお、以下では、説明の便宜上、圧力信号入力手段41から出力される信号も圧力信号Pとして記載する。
また、コントローラ40の演算手段42は、図15に示すように、転圧作業判定手段45と、指令出力算出手段44とを備える。
転圧作業判定手段45は、前述の第1実施形態で説明した転圧作業判定手段25と同様の機能を有し、圧力信号Pに基づいて、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定する。
指令出力算出手段44は、転圧作業判定手段45による判定結果に応じて、パイロット減圧弁48を油圧制御するEPC弁47に出力する指令出力値Iを演算して求める機能を有する。
(2)コントローラ40の作用
次に、図16のフローチャートを参照し、ブーム11の制御方法について説明する。
(a) ステップS11:先ず、オペレータによって作業機レバー2´が操作されると、圧力センサ4Aから出力され圧力信号入力手段41を介して入力した圧力信号Pに基づき、転圧作業判定手段45は、ブーム11が転圧作業の動作状態であるか否かを判定する。
なお、転圧作業判定手段45による転圧作業の判定処理については、レバー操作信号Fが圧力信号Pに変更されたことが異なるのみであり、前述の第1実施形態で説明した判定処理と同様のものである。
(b) ステップS12:ステップS11において、ブーム11が転圧作業の動作状態でないと判定された場合には、指令出力算出手段44は、指令出力値Iを「OFF(0(ゼロ))」に設定する。
そして、ステップS14にスキップし、指令出力値I(OFF)に基づく指令信号GをEPC弁47に出力させる。
ステップS12,S14の処理により、パイロット減圧弁48は、EPC弁47により油圧制御されず、作業機レバー2´から出力されるパイロット圧油をそのままメインバルブ16に伝える。すなわち、スプール16Aが機械的に移動できる最大ストローク位置まで移動可能な状態となり、言い換えれば、ブーム11が機械的に動作できる最高動作速度で動作可能な状態となる。
(c) ステップS13:ステップS11において、ブーム11が転圧作業の動作状態であると判定された場合には、指令出力算出手段44は、所定の指令出力値Iを算出する。
(d) ステップS14:信号出力手段23は、ステップS12において設定され、ステップS13において算出された指令出力値Iを指令信号Gに変換してEPC弁47に出力する。
ステップS13,S14の処理により、パイロット減圧弁48は、EPC弁47により油圧制御される。それによって、作業機レバー2´から出力されるパイロット圧油は、パイロット減圧弁48にて設定された上限圧力を超えない圧力に制限されてメインバルブ16に伝えられる。すなわち、スプール16Aが最大ストローク位置まで移動できない状態となり、言い換えれば、ブーム11が最高動作速度で動作できない状態となる。
すなわち、指令出力算出手段44は、ブーム11が転圧作業の動作状態であると判定された場合に、ブーム11の動作速度が所定の上限値を超えないようにEPC弁47を制御している。
このような第4実施形態によれば、作業機レバー2´を油圧レバーとした場合であっても、前述した第1実施形態と同様の作用及び効果を享受できる。
■5.第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図17は、本発明の第5実施形態に係る油圧ショベル(建設機械)5を示す模式図である。
前述した第4実施形態に係る油圧ショベル4は、コントローラ40がEPC弁47を介してパイロット減圧弁48を制御することで、ブーム11の動作速度を制限していた。
これに対して、第5実施形態に係る油圧ショベル5は、コントローラ40がEPC弁57を介してストッパ58を制御することで、ブーム11の動作速度を制限する点が相違する。
ストッパ58は、メインバルブ16内外に進退自在に構成されている。
このストッパ58は、コントローラ40から所定の指令出力値Iに基づく指令信号Gが出力され、EPC弁57により油圧制御されることで、メインバルブ16内部に突出する。そして、ストッパ58は、スプール16Aの終端に当接してスプール16Aが最大ストローク位置まで移動できない状態とする。
また、ストッパ58は、コントローラ40から指令出力値I(OFF)に基づく指令信号Gが出力され、EPC弁57により油圧制御されない場合には、メインバルブ16外部に退く。そして、スプール16Aは、終端がストッパ58に当接することなく、最大ストローク位置まで移動可能な状態となる。
なお、コントローラ40の構成や、ブーム11の制御方法は、前述の第4実施形態と同様のものであるため、説明を省略する。
このような第5実施形態によれば、ストッパ58によりブーム11の動作速度を制限した場合であっても、前述した第4実施形態と同様の作用及び効果を享受できる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記第2実施形態では、前記第1実施形態のコントローラ20に図8に示す指令出力規制処理の機能を採用していたが、これに限らず、前記第3実施形態ないし前記第5実施形態のコントローラ30,40に図8に示す指令出力規制処理の機能を採用しても構わない。
前記第4実施形態及び前記第5実施形態において、転圧作業の判定処理を前記第3実施形態と同様に、手動スイッチ3AのON・OFFにより実行する構成を採用しても構わない。
前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、レバー操作信号Fに基づいて、転圧作業の判定処理を実行していたが、これに限らず、指令出力算出手段24にて算出される指令出力値Iはレバー操作信号Fと同様の信号波形を示すため、指令出力値Iに基づいて、転圧作業の判定処理を実行しても構わない。前記第2実施形態における指令出力規制処理も同様である。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に適用できる。
本発明の第1実施形態に係る作業機及びその制御装置が搭載された建設機械を示す模式図。 制御装置を示すブロック図。 作業機の制御方法を説明するためのフローチャート。 転圧作業の判定処理の一例を示す図。 指令出力規制処理を説明するための図。 指令出力規制処理を説明するための図。 本発明の第2実施形態に係る制御装置を示すブロック図。 作業機の制御方法を説明するためのフローチャート。 上限値設定および指令出力規制処理を説明するための図。 指令出力規制処理を説明するための図。 本発明の第3実施形態であって参考例に係る建設機械を示す模式図。 制御装置を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る建設機械を示す模式図。 パイロット減圧弁の動作を説明するための図。 制御装置を示すブロック図。 作業機の制御方法を説明するためのフローチャート。 本発明の第5実施形態に係る建設機械を示す模式図。 従来技術による転圧作業での問題点を説明するための図。
1,3,4,5…油圧ショベル(建設機械)、2,2´…作業機レバー(操作手段)、10…作業機、20,20a,30,40…コントローラ(制御装置)、21…操作信号入力手段(操作情報取得手段)、25,35,45…転圧作業判定手段、26,26a…指令出力規制手段、41…圧力信号入力手段(操作情報取得手段)、44…指令出力算出手段、F…レバー操作信号(操作情報)、P…圧力信号(操作情報)。

Claims (6)

  1. 作業機と、前記作業機を操作する操作手段と、前記作業機を制御する制御装置とを備えた建設機械において、
    前記制御装置は、
    前記操作手段の操作状態に関する操作情報を前記操作手段から取得する操作情報取得手段と、
    前記操作情報取得手段によって前記操作手段から取得された操作情報に基づいて、前記作業機の動作状態が往復動作することで土砂の締め固めを行う転圧作業の動作状態であるか否かを判定する転圧作業判定手段と、
    前記作業機が転圧作業の動作状態であると判定された場合に、前記作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように前記作業機を制御する指令出力規制手段とを備えることを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記操作情報は前記操作手段からの操作信号であり、
    前記操作信号の値が正の場合と、その直後に負となった場合とで連続して、前記操作信号の入力ピーク値と、前記操作信号に対してフィルタ処理を施した後の信号のピーク値とを比較することにより、前記作業機が転圧作業の動作状態であるか否かを判定することを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建設機械において、
    前記指令出力規制手段は、
    前記作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように前記作業機の指令出力を制限する指令出力制限手段と、
    前記操作情報に基づいて、前記操作手段の操作周期を算出する周期算出手段と、
    前記操作周期に基づいて、前記上限値を変更する上限値変更手段とを備えることを特徴とする建設機械。
  4. 作業機と、前記作業機を操作する操作手段と、前記作業機を制御する制御装置とを備えた建設機械の制御方法において、
    前記制御装置が、前記操作手段の操作状態に関する操作情報を前記操作手段から取得するステップと、
    前記操作手段から取得された操作情報に基づいて、前記作業機の動作状態が往復動作することで土砂の締め固めを行う転圧作業の動作状態であるか否かを判定する転圧作業判定ステップと、
    前記作業機が転圧作業の動作状態であると判定した場合に、前記作業機の動作速度が所定の上限値を超えないように前記作業機を制御する指令出力規制ステップとを実行することを特徴とする建設機械の制御方法。
  5. 請求項4に記載の建設機械の制御方法において、
    前記操作情報は前記操作手段からの操作信号であり、
    前記転圧作業判定ステップでは、前記操作信号の値が正の場合と、その直後に負となった場合とで連続して、前記操作信号の入力ピーク値と、前記操作信号に対してフィルタ処理を施した後の信号のピーク値とを比較することにより、前記作業機が転圧作業の動作状態であるか否かを判定することを特徴とする建設機械の制御方法。
  6. 作業機と、前記作業機を操作する操作手段と、前記作業機を制御する制御装置とを備えた建設機械の前記制御装置に、請求項4または請求項5に記載の建設機械の制御方法を実行させることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
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