JP5335506B2 - 米飯加工食品用包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばシート状の海苔などのシート状食品と、三角おにぎりなどの米飯加工食品とを分離した状態で包装できるよう構成される一方、食する際は、分離した状態で包装されている両者を開放して合体した状態で食せるよう構成される米飯加工食品用包装材に関する。
従来より、コンビニエンスストア等で販売されている海苔付きおにぎりは、おにぎりと接することによって海苔が湿気ることを防止するため、外シートと内シートとの間に海苔を収納した米飯加工食品の包装材(以下、単に「包装材」と言うことがある。)によっておにぎりを包装することで、おにぎりと海苔とが直に接することがないように包装していた。
図9に示すように、この包装材50は、シート状の海苔51を挟み込んで収納するために、1枚のフィルムで構成される外シート52と2枚のフィルムで構成される内シート53を備えている。外シート52は、例えば、おにぎりを包み込むことができる大きさの略長方形に形成されている。また、外シート52は、内側(内シート側)面に、その長さ方向の両端中央部を互いに結ぶセンターライン上にカットテープ54が貼着され、このカットテープ54を引っ張ることにより、引き裂かれて幅方向に分割されるように構成されている。
他方、内シート53を構成する2枚のフィルムは、外シート52と内シート53とを重ね合わせた際、該外シート52のセンターライン上で一方のフィルムの内側端部と他方のフィルムの内側端部とを上下に重ね合わせ、内シート53の幅方向へ容易に分離できるように配置されている。
かかる外シート52と内シート53とは、その間に海苔51を挟む(介在する)ように重ね合わせた状態で、長さ方向における両端中央部を除いた周縁部が、ヒートシール55等によって溶着され、包装材50を構成している。
このように構成される包装材50は、図10に示すように、内シート53側におにぎり56が載せられ、カットテープ54の一方の端部がおにぎり56の一つの角部に位置するよう、包装材50を二つ折りにし、内部に収納している海苔51と共におにぎり56の形状に即して折り曲げることによって、おにぎり56を包装する(包み込む)。この時、おにぎり56は、海苔51との間に内シート53だけが介在するように包装されている。
このようにして包装されたおにぎり56の頂部側の角部から突出しているカットテープ54の端部を摘んで引っ張ると、おにぎり56を包んでいる包装材50の外シート52が引き裂かれることによって分断(二分割)され、その後、おにぎり56の底辺側の角部から突出している部分的に包装材50が折り重なった耳部58,58を互いに離間方向に引っ張ると、それと共に内シート53を構成する2枚のフィルムがそれぞれおにぎり56と海苔51との間から前記離間方向に引き抜かれて海苔51がおにぎり56を包んだ状態(おにぎり56と海苔51とが合体した状態)となり、おにぎり56を食することができるようになる。
ところで、上記包装材50でおにぎり56を包装した場合、おにぎり56と海苔51との間には、上述のように内シート53が介在し、該内シート53を構成する2枚のフィルムの内側端部同士が互いに隙間なく重なり合うことによって、おにぎり(お米)56が有する水分が海苔51の収納されている空間内に入り込み難いように包装されている。
しかし、例えば、おにぎり56を包装するため、包装材50をおにぎり56に即して折り曲げる際に、内シート53を構成する2枚のフィルムの互いに重なり合う内側端部間に隙間が生じる場合がある。このようにして生じた隙間から、おにぎり56が有する水分が海苔51を収納する空間内に入り込んで海苔51を湿気らせ、海苔特有の食感であるパリパリ感を味わうことができなくなるという問題が生じていた。
そこで、おにぎり56の有する水分が海苔51の収納空間に浸入しないようにするため、2枚のフィルムで構成される内シート53の代わりに、センターライン上に溝状のハーフカットが形成された1枚のフィルムで構成される内シート(図示せず)を備える包装材が提供された。かかるハーフカットは、内シートを構成するフィルム表面に形成される深さが一定の溝で、超音波やレーザー等によって形成される。即ち、内シートのハーフカットが形成されている部分の厚みは、溝(ハーフカット)の深さ分だけ薄くなっている。
このような内シートを備えた包装材でおにぎりを包装することで、海苔とおにぎりとの間に内シートが介在すると共に、該内シートには上述のような重ね合わせ部等、内シートの表面側と裏面側とが連通するような部位が存在しなくなり、おにぎりの水分が海苔の収納空間に浸入することを防ぐことができる。
さらに、内シートのハーフカットが形成されている位置は、その厚みがハーフカットの深さ分だけ薄くなっていることから他の部分に比べて強度が弱くなっている。そのため、おにぎりを包装している包装材の外シートを分断し、底辺側角部に形成された耳部を互いに離間方向に引っ張った際、海苔とおにぎりとの間に介在している内シートは、ハーフカットの位置から容易に破断する。そして、該破断によって分離された内シートが前記耳部の離間方向に引っ張られることでおにぎりと海苔との間から引き抜かれ、おにぎりと海苔とが合体する。
ところで、前記ハーフカットは、溝の深さを深く形成することで内シートが分離し易くなり、おにぎりと海苔とを合体させる際、内シートを容易且つきれいにハーフカットの位置で分離できる。そのため、包装されているおにぎりを崩すことなく包装材を取り外し、海苔とおにぎりを合体させることができる。
しかし、ハーフカットが深く形成されると、包装材で包装されたおにぎりを搬送したり、商品棚に陳列されている前記おにぎりを購買者が手で掴んだりすることによって内シートに衝撃等が加わることで、簡単に内シートがハーフカットの一部で破断する。このように、一旦、内シートがハーフカットの一部で破断すると、該破断部がハーフカットに沿って広がり易く、ハーフカットの広範囲に亘って内シートが破断してしまう。そのため、かかる部分からおにぎりが有する水分が海苔の収納空間に浸入して海苔が湿気てしまうといった問題が生じる。
一方、上記問題を防ぐために、前記ハーフカットを浅く形成することで、換言すると、ハーフカットの位置における内シートの厚みを厚くすることで、上記衝撃等による内シートのハーフカットでの破断をし難くすることも考えられた。
しかし、ハーフカットを浅く形成すると、おにぎりを食するために該おにぎりから包装材を取り外す際、内シートが破断し難くなり、無理に包装材を取り外そうとすることでおにぎりに大きな力が加わり、おにぎりが崩れたり、ハーフカットの位置以外で内シートが破断して海苔が破れたりする等の問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、米飯加工食品の崩れやシート状食品の破れが生じることなく、幅方向に容易に分割できるシートを備えた米飯加工食品の包装材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る米飯加工食品用包装材は、幅方向に分割可能に形成される外シートと、シート状食品を介して重ね合わせられ、外シートと同方向に分離可能に形成される内シートとを備え、シート状食品を囲むように外シートと内シートとがシールされる米飯加工食品用包装材において、少なくとも内シートは、幅方向に分割できるよう、その長手方向に沿ってハーフカットが形成されると共に、ハーフカットの開裂起点として、ハーフカットの端部近傍に配置される切込であって、該切込は、ハーフカットを横断し且つ両端部がハーフカットに向かうよう形成されると共に、少なくとも一方の端部がハーフカットに交差することなく形成されることを特徴とする。
この場合、ハーフカットを挟んで、シートを互いに離間する方向に引っ張ると、切込によって方向付けされる亀裂がハーフカットに到達して進行するため、ハーフカットを長手方向に沿ってきれいに最終端まで開裂できるようになる。なお、切込の形状としては、ハーフカットの開裂起点となりうると共に、開裂を方向付けできる形状であればよく、直線、曲線、これらの組み合わせのいずれであってもよく、限定されるものではない。
この場合、ハーフカットを横断した切込の両端部がハーフカットにそれぞれ向かうよう、例えばS字状に形成すればよい。
また本発明によれば、ハーフカットと交差する部位がハーフカットの開裂方向に向かって湾曲又は屈曲して形成される補助切込を、前記切込の少なくとも一方の端部近傍に形成するような構成を採用することもできる。
この場合、前記切込による開裂起点の近傍に、さらなる開裂起点が形成されることで、ハーフカットを開裂しようとする方向に複数の開裂起点が形成されるようになり、ハーフカットの開裂が進行しやすくなって、ハーフカットをより一層開裂しやすくなる。
また本発明によれば、前記シールを、ハーフカットと交差する部位がハーフカットの開裂方向に向かって湾曲又は屈曲して形成するような構成を採用することもできる。
この場合、シールとハーフカットとの交差する部位がハーフカットの開裂方向に向かって湾曲又は屈曲して形成されるので、ハーフカットがシールによって潰されていても、ハーフカットの開裂がシールの湾曲又は屈曲している方向に案内されつつシールを乗り越えるので、シールによって途切れることなくハーフカットを開裂できるようになる。
以上のように、本発明によれば、少なくとも内シートであって、ハーフカットの端部近傍に、少なくとも一方の端部がハーフカットに交差することなくハーフカットに向かう切込を形成し、この切込をハーフカットの開裂起点とするようにしたので、ハーフカットが途中で破断することなく最後まで容易に且つきれいに開裂できて、米飯加工食品の崩れやシート状食品の破れが生じることなく、米飯加工食品とシート状食品を迅速且つ容易に合体できる効果がある。
本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装材の要部の拡大図である。 本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装材の平面図であって、(A)は外シート側から見た図、(B)は内シート側から見た図である。 米飯加工食品用包装材の分解斜視図である。 米飯加工食品用包装体を示す斜視図である。 ハーフカットとの交差部位がV字状にシールされた米飯加工食品用包装材の拡大図である。 切込のみを形成した米飯加工食品用包装材を示した図である。 切込の変形例を示した図である。 切込の変形例を示した図である。 従来の米飯加工食品用包装材を示した図である。 (A)、(B)は図9の米飯加工食品用包装材で米飯加工食品を包装する際の説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る米飯加工食品用包装材について、添付図面を参照しつつ説明する。
以下に、本発明に係る米飯加工食品用包装材の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下では、「米飯加工食品用包装材」及び「米飯加工食品用包装体」を単に「包装材」及び「包装体」と称することがある。
包装材1は、図2及び図3に示すように、二つ折りに畳んだ状態でおにぎり等の米飯加工食品3を包み込める大きさの長方形状の外シート(若しくは、表フィルム)10と、該米飯加工食品3に巻く海苔等のシート状食品4を介して外シート10に重ね合わされる内シート(若しくは、裏フィルム)20とを備え、シート状食品4を囲むように外シート10と内シート20とがシールされる。なお、米飯加工食品3には、三角形状や樽形状などに握られた各種おにぎりの他、鮨なども含まれる。また、シート状食品4には、シート状の海苔の他、畳鰯なども含まれる。
なお、以下、原則として、外シート10、内シート20及びシート状食品4に基づいて長手方向及び幅方向を定めるものとするが、紛らわしいと考えられる場合には、包装材1(若しくは、外シート10、内シート20、シート状食品4)の長手方向を縦方向、幅方向を横方向と表現することがある。
図2(A)に示すように、外シート10は、後述する包装体2の摘み5として機能する開封用の摘持部11が設けられ、長手方向に沿って設けられる分断手段12によって分断されることにより(即ち、摘持部11を引いて分断することにより)幅方向に分割可能となるように構成されるものである。分断手段12は、外シート10が分断される方向や幅を規定すべく設けられるものであり、具体的には、カットテープ13が用いられる。なお、外シート10には、分断手段12によって分断されることとなる分断予定部16が仮想的に設定されている。ここで、外シート10は、通常、分断手段12に従って分断されるものであるが、力のかかり具合等によっては、分断手段12から逸れて分断されてしまう場合もある。従って、前記分断予定部16は、分断手段12が設けられる範囲以上の大きさに設定される。
前記カットテープ13は、外シート10の長手方向一端部10aから他端部10bにかけて(具体的には、全長に亘って)形成される。また、カットテープ13は、長手方向一端部10aを前記摘持部11に対応させて設けられ、具体的には、カットテープ13の長手方向一端部が前記摘持部11に含まれるように設けられる。また、カットテープ13は、外シート10の長さ方向に延びるように線状又は帯状をなしており、外シート10の幅方向に並んで少なくとも二条設けられている。
なお、包装材1は、いわゆるワイドオープンと呼ばれるタイプのものであり、二条のカットテープ13が長手方向両端部10a,10bよりも長手方向中央部において離間するように設けられ、互いの間隔を拡大させた拡大部14が形成される。かかる包装材1によって米飯加工食品3を包装した包装体2(図4参照)であれば、拡大部14に対応する部分でシート状食品4を大きく露呈させるように外シート10を二分させることで、シート状食品4と外シート10との間に作用する抵抗を小さくして、シート状食品4を破ることなくシート状食品4と米飯加工食品3との間から内シート20を引き抜いてシート状食品4と米飯加工食品3とを一体的にすることができる。
前記摘持部11は、外シート10の長手方向一端部10a側(即ち、包装材1の長手方向一端部1a側)に設けられる。具体的には、前記外シート10には、それぞれ長手方向一端縁部10cから長手方向内側に向かって延びる一対の摘持部用切込(いわゆるノッチ)15,15が幅方向に離間して形成され、かかる一対の摘持部用切込15,15によって、その間に摘持部11が画成される。また、前記一対の摘持部用切込15,15は、長手方向に沿い且つ幅方向中心を通る中心線CLを挟んで対称な位置に平行に形成される。
図2(B)に示すように、内シート20は、幅方向に分離可能に構成され、具体的には、長手方向に沿ってハーフカット21が形成される。ハーフカット21は、内シート20の長手方向一端部20aから他端部20bにかけて(具体的には、全長に亘って)形成される。また、ハーフカット21は、内シート20の幅方向中央部に形成される。
また、前記内シート20には、ハーフカット21を破断させ易くするためのS字状の切込25とU字状の補助切込26とが形成されている。この切込25は、内シート20の長手方向両端部20a,20b(即ち、シート状食品4を囲む幅方向に沿うシールよりも外側)に一対形成され、この一対の切込25,25は、包装材1を二つ折りにして包装体2として完成された場合に包装体2の上部2aに位置することとなる。従って、包装体2を開封すべく、外シート10を分断した後に包装体2の上部2aを幅方向に引っ張って内シート20を分離する際に、ハーフカット21を包装体2の前面側及び背面側の両方から好適に破断させることができる。
そして、前記切込25は、ハーフカット21を開裂する際の開裂起点となっており、具体的にはS字状に形成される。そして、図1に示すように、ハーフカット21を斜めに横断する交差部25aと、この交差部25aの両端にそれぞれ連続してハーフカット21に向かって延びる一対の湾曲部とを有している。この両湾曲部の端部25b,25cは、ハーフカット21に交差することなく、ハーフカット21の手前(より好ましくはハーフカット21の近傍)に位置するように形成される。
前記補助切込26は、切込25の一端部25bの下方に形成されており、切込25による開裂の進行をハーフカット21の長手方向に沿うように導くためのもので、具体的には、放物線状(略V字状)に形成される。そして、ハーフカット21に対して交差する円弧状部26aと、この円弧状部26aの両端にそれぞれ連続してハーフカット21の一端部側に向かうにしたがって拡開する一対の直線部26b,26bとを有している。そして、切込25及び補助切込26は、ハーフカット21の両端部に形成されており、包装材1を長手方向に二つ折りにして長手方向両端部1a,1b同士をシールして包装体2を構成した場合、両端部に形成された切込25,25及び補助切込26,26は重なり合うことになる。つまり、内シート20は両端部から幅方向に分断されることになる。
包装材1は、シート状食品4を囲む長手方向に沿うシール部分S1及び幅方向に沿うシール部分(以下、幅方向シール部分と呼ぶことがある。)S2を有する。このうち、シート状食品4を長手方向両側から囲む態様で形成される幅方向に沿うシール部分S2のうち、摘み5が形成される側(長手方向一端側)の幅方向シール部分S2aは、前記補助切込26よりも長手方向内側の位置に設けられる一方、摘み5のない側(長手方向他端側)の幅方向シール部分S2bも前記と同様に、前記補助切込26よりも長手方向内側の位置に設けられる。かかる幅方向シール部分S2は、包装材1の全幅に亘って形成されるものであるが、内シート20のハーフカット21の位置を残して設けられるものであってもよい。
かかる包装材1を用いて完成される包装体2について説明すると、包装体2は、図3に示すように、包装材1の内シート20の上に米飯加工食品3を載置し、次に、包装材1を長手方向に二つ折りにして長手方向両端部1a,1b同士をシールすることで完成されるものである(図4)。
一方、包装材1は長手方向両端部1a,1b同士をシールされる関係上、間にシート状食品4が存在してはシールができない。このため、包装材1の長手方向他端縁1dは、少なくともシート状食品4の長手方向一端縁4aを超える位置に配置されることが好ましい。
ただし、一対のシート10,20間に収容されるシート状食品4は、包装材1の製造工程や搬送中に移動し得るものであるため、安定して包装体2を製造する観点からは、包装材1の長手方向他端縁1dは、前記一対の幅方向シール部分S2のうち長手方向一端側の幅方向シール部分S2aの位置以上であることがより好ましい。
一方で、包装体2を開封する際には包装体2の上部2aを持った上で摘み5を引き下ろす動作を行うため包装体2の上部2aの剛性が高いことが好ましく、従って、包装材1の長手方向他端縁1dがなるべく包装材1の長手方向一端縁1cに近い位置であることが好ましい。
ここで、包装体2を開封する動作を簡単に説明すると、摘み5を摘んだ状態で包装体2の背面側まで回り込むように長手方向に引っ張り、外シート10を分断する。
次に、ハーフカット21を挟んで、包装体2の上部2aの両側部を摘んで互いに離間する方向に引っ張ると、切込25からハーフカット21に開裂が伝達されて、この開裂が切込25の方向によって、内シート20を分断しようとする方向、即ちハーフカット21の他端部側に進行するように案内される。
そして、上記開裂がハーフカット21の全長に亘って広がると、ハーフカット21が破断されて、内シート20が幅方向に分離されて取り除かれ、米飯加工食品3とシート状食品4とが一体化される。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態の場合、シート状食品4を囲むように略角環状になるようにシールしたが、図5に示すように、ハーフカット21と交差する幅方向シール部分S2a,S2bをハーフカット21の開裂方向に向かってV字状に屈曲するようにしてシールしてもよい。この場合、ハーフカット21がシールによって潰されていても、シールの屈曲方向にハーフカット21の開裂が導かれると共に、シールを容易に越えることができ、ハーフカット21の開裂をハーフカット21の他端部側に進行させることができる。
また、前記実施形態の場合、S字状の切込25とU字状の補助切込26を上下に並設するようにしたが、図6に示すように、S字状の切込25のみを形成するようにしてもよく、図7に示すように、直線状の切込25,25を平行するように形成してもよく、図8に示すように、直線状の切込25,25を、ハーフカット21を挟んで交互に形成してもよい。極端に言えば、ハーフカット21の何れか側に直線状や曲線状の切込を一本形成するだけであってもよい。要は、切込25がハーフカット21の開裂起点になると共に、その開裂方向を開裂しようとする方向に導くことができる形状であればよい。
1…包装材、1a…長手方向一端部、1b…長手方向他端部、1c…長手方向一端縁、1d…長手方向他端縁、2…包装体、2a…上部、3…米飯加工食品、4…シート状食品、4a…長手方向一端縁、5…摘持部、10…外シート、10a…長手方向一端部、10b…長手方向他端部、10c…長手方向一端縁部、10d…長手方向一端縁、11…摘持部、12…分断手段、13…カットテープ、14…拡大部、15…摘持部用切込、16…分断予定部、20…内シート、20a…長手方向一端部、20b…長手方向他端部、20c…長手方向一端縁部、20d…長手方向一端縁、21…ハーフカット、25…切込、25a…交差部、25b…一端部、25c…他端部、26…補助切込、26a…円弧状部、26b…直線部、S1…長手方向に沿うシール部分、S2…幅方向に沿うシール部分(幅方向シール部分)、S2a…長手方向一端側の幅方向シール部分、S2b…長手方向他端側の幅方向シール部分

Claims (3)

  1. 幅方向に分割可能に形成される外シートと、シート状食品を介して重ね合わせられ、外シートと同方向に分離可能に形成される内シートとを備え、シート状食品を囲むように外シートと内シートとがシールされる米飯加工食品用包装材において、少なくとも内シートは、幅方向に分割できるよう、その長手方向に沿ってハーフカットが形成されると共に、ハーフカットの開裂起点として、ハーフカットの端部近傍に配置される切込であって、該切込は、ハーフカットを横断し且つ両端部がハーフカットに向かうよう形成されると共に、少なくとも一方の端部がハーフカットに交差することなく形成されることを特徴とする米飯加工食品用包装材。
  2. ハーフカットと交差する部位がハーフカットの開裂方向に向かって湾曲又は屈曲して形成される補助切込が、前記切込の少なくとも一方の端部近傍に形成されることを特徴とする請求項1に記載の米飯加工食品用包装材。
  3. 前記シールは、ハーフカットと交差する部位がハーフカットの開裂方向に向かって湾曲又は屈曲して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯加工食品用包装材。
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