JP5325612B2 - 収納装置の振動抑制構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の内装部材に設置された収納装置の振動抑制構造に関する。
通常、自動車のインストルメントパネルには、収納装置としてグローブボックスが設置されている。グローブボックスとしては、インストルメントパネル内にグローブボックス本体を収容し、インストルメントパネルに形成された開口を開閉式のリッドで覆うものと、グローブボックス本体とリッドとが一体に形成され、インストルメントパネルに形成された開口に対して出没自在に設置されたものとがある。
インストルメントパネルは、乗員の視線に曝されるものであることから、高い意匠性が要求される。そこで、リッドやグローブボックス本体を閉鎖した状態でのインストルメントパネルの外観を向上させるため、インストルメントパネルの開口部側縁と、グローブボックスのリッド縁側との隙間を一定にする手段が提案されている(特許文献1参照)。この手段は、クローブボックスのリッド縁側に、インストルメントパネルの開口部側縁に弾発的に当接する凸部を一体に設ける構成である。このような構成により、部材の成形時に成形型にセットした基材が何らかの原因で位置ずれした場合でも、インストルメントパネルとグローブボックスとの隙間を一定にすることができる。
実平開5−37592
グローブボックスは、車体の走行時の振動に対して、がたつかないことが望ましい。特許文献1に記載された装置は、弾性体をグローブボックスの両側部に設けているため、振動抑制手段にも応用することができる。
しかし、振動抑制のためにインストルメントパネルの開口部側縁と、グローブボックスのリッド側縁との間に弾性体を設ける場合には、弾性体がインストルメントパネルを傷つけないようにすることが重要である。特許文献1には、その対策が示されていない。
本発明は、このような点を踏まえ、インストルメントパネルに設置された収納装置について、振動抑制部材である弾性体が弾接する部位周辺に傷をつけないようにした収納装置の振動抑制構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両(1)の内装部材(2)に設置されたグローブボックス(5)の振動抑制構造は、前記内装部材(2)に形成された開口(7)と、前記内装部材(2)に開閉自在に装着され、回動軸を中心に回動することによって開閉し、閉鎖時に前記開口(7)を閉塞するグローブボックス本体(10)と、前記開口(7)の内縁部(8)と、前記グローブボックス本体(10)の開閉時に該内縁部(8)に対して移動する該グローブボックス本体(10)の外縁部(14)とのどちらか一方に形成され、該グローブボックス(5)の閉鎖時に当該開口(7)の内縁部(8)と該グローブボックス本体(10)の外縁部(14)とのどちらか他方の平面に弾接する平面を含む弾接面(36)を有する振動抑制片(30)とを備え、前記弾接面(36)の外縁(37)の全体が前記振動抑制片(30)の形成部位側に湾曲していることを特徴とする。
特に、前記グローブボックス本体(10)が樹脂を素材とする成形品であり、前記振動抑制片(30)が金属を素材とする板ばねであると良い。さらに、前記弾接面が樹脂コーティングされていることが望ましい。
本発明は、振動抑制片の弾接面の外縁が当該振動抑制片の形成部位側に湾曲しているため、振動抑制片が弾接する部位に傷が付き難くなっている。なお、振動抑制片が金属を素材とする板ばねとして形成された場合は、耐久性が高くなる。さらに、振動抑制片の弾接面が樹脂コーティングされている場合は、振動抑制片が弾接する部位にさらに傷が付き難くなる。
実施形態に係る全体斜視図である。 実施形態に係るグローブボックスの模式的斜視図である。 実施形態に係る振動抑制構造の横断面図である。 実施形態に係る振動抑制片を取付部位に取り付けた状態の斜視図である。 実施形態に係る振動抑制片の横断面図である。 図5におけるVI−VI断面の断面図である。
≪実施形態の構成≫
以下、図面を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。図1は、車室側から見た実施形態の全体斜視図である。図1を参照すると、車両1の車室前部に樹脂を素材とするインストルメントパネル2(内装部材)が設置されており、インストルメントパネル2には、ステアリングホイール3やメータクラスタ4、グローブボックス5(収納装置)等が備えられている。
図2は、実施形態に係るグローブボックス5の裏面側(車両1の斜め前方)から見た模式的斜視図である。図2を参照すると、グローブボックス5は、樹脂を素材としてリッド12が一体に成形されたグローブボックス本体10と、ばね鋼板を素材とする振動抑制片30とを備えている。
グローブボックス本体10は、収納部11を備え、インストルメントパネル2に開閉自在に装着されている。収納部11とリッド12とに囲まれた空間は上面が開放されており、上方から荷物を収納することができる。リッド12の車室内側の正面部13は、左右の側部14,14間の幅よりも振動抑制片30の幅程度以上長く形成されており、フランジ部13aを備えている。また、正面部13の車室内側には、意匠パネル18が取り付けられているとともに、意匠パネル18の車体方向前面の左右の側部には取付片19(図3参照)を介して振動抑制片30,30が取り付けられている。振動抑制片30,30は、リッド12の正面部13から側部14,14にかけて設けられた左右の貫通孔15,15に挿通されて、リッド12の側部14,14側に露出している。
図3は、実施形態に係るグローブボックス5が閉鎖状態のときの、振動抑制片30周辺の横断面図である。図3を参照すると、グローブボックス本体10は、グローブボックス5の閉鎖状態においてインストルメントパネル2の開口7を閉塞している。また、振動抑制片30,30は、リッド12の左右の側部14側に形成されており、インストルメントパネル2の開口7の内縁部8に弾接している。具体的には、左右それぞれの振動抑制片30は、意匠パネル18の車体方向前面の左右の側部に突設された取付片19に固定され、貫通孔15を通してリッドの左右の側部14に露出している。リッド12の側部14は、内縁部8に近接して対向するとともに、振動抑制片30を挿通するための貫通孔15を有する。また、取付片19には、振動抑制片30が車体の前側にずれたり、外れたりすることを防止するための外れ防止孔16が形成されている。
図4は、振動抑制片30がリッド12の側部14に取り付けられた状態の拡大斜視図である。図5は、振動抑制片30が側部14に取り付けられた状態の横断面図である。図6は、図5におけるVI−VI断面の断面図である。
図4〜図6を参照して、振動抑制片30について説明する。振動抑制片30は、取付片19を狭持する断面J字形の基部31と、基部31の取付片19先端側から延設されてグローブボックス本体10の閉鎖時に開口7の内縁部8に弾接する板ばね部32とから構成される。基部31には、取付片19の内面17側から、外れ防止孔16に係止される外れ防止爪33が形成されている。また、板ばね部32は、基部31との境界である屈曲部34、屈曲部34から開口7の内縁部8車室内側方向に伸びる橋部35、橋部35から概ね車室側方向に伸びて開口7の内縁部8に弾接する弾接面36とを備える。弾接面36は、その外縁37がリッド12の側部14側、すなわち、振動抑制片30の形成部位側に湾曲している。言い換えると、弾接面36には、とがった部分がなく、平面および円弧状の面からなる。また、振動抑制片30は、ナイロン樹脂によってコーティングされている。
≪実施形態の機能≫
グローブボックス本体10の閉鎖時において、振動抑制片30の板ばね部32は、屈曲部34が変形するとともに橋部35が湾曲することにより、開口7の内縁部8を付勢する弾性力を発生させている。振動抑制片30,30が、リッド12の左右の側部14に固定されているため、2つの弾性力がつりあい、グローブボックス本体10とインストルメントパネル2との取付部を変形させる応力が発生せず、車両1の走行時の振動が吸収される。
また、振動抑制片30の弾接面36は、その外縁37が振動抑制片30の固定部位側に湾曲しているため、金属であるにもかかわらず、開口7の内縁部8を傷つけ難くなっている。また、振動抑制片30が樹脂コーティングされているため、さらに開口7の内縁部8を傷つけ難くなっている。また、振動抑制片30は、ばね鋼板を素材とするため、その耐久性が高く弾性力が経年劣化し難く、開閉の容易さと振動防止とを長期間維持することができる。
また、リッド12の正面部13が、側部14,14間の幅に比べて幅広であるため、車室内側から見たときに振動抑制片30を遮蔽することとなり、インストルメントパネル2の意匠性が向上している。
以上で、具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、幅広く変形実施することが可能である。例えば、振動抑制片は、インストルメントパネルの開口の内縁部に形成されて、グローブボックスに弾接しても良い。また、振動抑制片は、グローブボックスの上下や、リッド以外の左右の側面であってインストルメントパネルの開口の内縁部に近接して対向している部位に取り付けても良い。この場合、振動抑制片は、上下一対または左右一対として形成しても良いし、上部に1つ下部に2つのように形成しても良い。振動抑制片の付勢力または反力による力およびモーメントがつりあっている方が、グローブボックス(収納装置)とインストルメントパネル(内装部材)との取り付け部に負担がかからないため、望ましい。
2 インストルメントパネル(内装部材)
5 グローブボックス(収納装置)
7 開口
8 内縁部
10 グローブボックス本体(収納装置本体)
12 リッド
14 側部(外縁部)
30 振動抑制片
36 弾接面
37 外縁

Claims (3)

  1. 車両の内装部材に設置されたグローブボックスの振動抑制構造であって、
    前記内装部材に形成された開口と、
    前記内装部材に開閉自在に装着され、回動軸を中心に回動することによって開閉し、閉鎖時に前記開口を閉塞するグローブボックス本体と、
    前記開口の内縁部と、前記グローブボックス本体の開閉時に該内縁部に対して移動する該グローブボックス本体の外縁部とのどちらか一方に形成され、該グローブボックスの閉鎖時に当該開口の内縁部と該グローブボックス本体の外縁部とのどちらか他方の平面に弾接する平面を含む弾接面を有する振動抑制片と
    を備え、
    前記弾接面の外縁の全体が前記振動抑制片の形成部位側に湾曲していることを特徴とする収納装置の振動抑制構造。
  2. 前記グローブボックス本体が樹脂を素材とする成形品であり、前記振動抑制片が金属を素材とする板ばねであることを特徴とする、請求項1に記載のグローブボックスの振動抑制構造。
  3. 前記弾接面が樹脂コーティングされていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載されたグローブボックスの振動抑制構造。
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