JP5322462B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、金融機関の営業拠点に設置され、利用者の操作により取引を行う自動取引装置に関する。
従来より、自動取引装置を利用する際の取引手数料は、出金取引や振込取引などの取引種別、更には取引時間帯によって異なる料金が課金される。この取引手数料を見やすく強調表示して顧客の確認する時間を短縮し、自動取引装置の稼動効率を向上させている(例えば、特許文献1)。
また、取引時間が所定時刻を過ぎると、取引手数料が課金される場合がある。この所定時刻前に取引待ち列に並んだ顧客であっても、自分が取引操作を行うときには所定時刻を過ぎてしまっている場合がある。このような場合であっても、所定時刻前に自動取引装置の前にいたと判断された場合には、所定時刻前の取引条件で取引を行えるものがある(例えば、特許文献2)。
特開2007−140881号公報(段落0018〜0019、図2) 特開2006−139482号公報(段落0010、0019)
特許文献1に開示される技術では、取引カードの挿入前に手数料表示画面を表示したり、取引カードを挿入した後に手数料表示画面を見やすく強調して表示するものの、他の利用者が自動取引装置を使用していると、その利用者が取引を終了するまで待つことになる。このような取引待ち列に並んでいた利用者は、手数料が無料の時間帯に取引待ち列に並んだとしても取引開始時に手数料の必要な時間帯になってしまうと、手数料を課金されること承諾しないと取引できないことになり、利用者にとって不満の残るサービスとなる。
このような課題に対して、特許文献2に開示する技術では手数料を課金する時刻になった時点で広角カメラにより取引待ち列に並んでいる利用者を撮影し、その顔画像から課金前に自動取引装置の前にいたと判断された場合には手数料の課金を免れるようにしている。
しかしながら、取引手数料は無料から所定金額への課金以外に、所定金額からそれより低額に切り替わること、更には無料に切り替わる場合もある。このような低額(無料も含む)への切り替え時においても、切り替え前に自動取引装置の前にいたと判断された場合に切り替え前の手数料として課金されてしまう。
このような課題に対して第1の発明は、取引条件(例えば、手数料とする)が切り替わった直後の取引に対しては、手数料が切り替わったことの承諾を得て取引を開始する。第2の発明では取引待ち列に並んでいる時刻に手数料が切り替わったとしても、その切り替わった手数料が増額になるのか、低額になるのかにより利用者に有益となるように設定すると共に報知する。
本発明は、報知手段を有し、利用者との取引を行う自動取引装置であって、時間帯別の取引条件情報と前記報知手段に出力する報知情報を格納した記憶部と、現在時刻情報を計時する時計部と、前記自動取引装置を利用する取引待ちの利用者数を特定するための利用者数認識部とを設け、該利用者数認識部からの情報により利用者数を特定し、前記記憶部に取引待ちの客人数として記憶しておき、前記取引が選択されたとき、前記時計部より現在時刻情報を読み出し、該現在時刻情報により前記取引条件が切り替わる時刻帯であるとき、少なくとも前記取引待ちの客人数分の取引には、切り替え前後の取引条件を読み出し、前記取引条件の切り替えが利用者にとって不利な条件への切り替えの場合、切り替え前の取引条件で取引を行うとともに該切り替え前の取引条件で取引を行う旨の報知情報を前記報知手段に出力し、前記取引条件の切り替えが利用者にとって有利な条件への切り替えの場合、切り替え後の取引条件で取引を行うとともに該切り替え後の取引条件で取引を行う旨の報知情報を前記報知手段に出力する制御部を有することを特徴とする。
取引条件が切り替わったとしても、その切り替わった取引条件を利用者が承諾することにより取引を開始すること、更には、取引待ち列に並んでいる時刻に取引条件が切り替わったときでも利用者Pに有益である取引条件の方を設定すると共に報知するので、利用者は取引条件に納得しての取引を行えるという効果がある。
以下に、図面を用いて本発明による自動取引装置の実施例を説明する。
以下、図面に従って実施例を説明する。図2は本発明の自動取引装置の制御ブロック図である。図において、1は自動取引装置(以後、ATMとする)であり、2は金融機関が管理し維持するホストコンピュータであり、利用者毎の口座番号,氏名および預貯金残高情報等の利用者情報が記憶された記憶装置3を有している。この記憶装置3には口座番号の他にも暗証番号および取引履歴情報等も格納されている。4は通信回線であり、ATM1の図示しないインターフェース部と接続されている。
ATM1は利用者操作により入金取引や出金取引、振込取引、更には通帳記帳や諸届出が行え、金融機関の本支店や出張所の無人化店舗等に設置される。10aは操作部であって、利用者Pが取引操作入力するための取引入力キー等で構成される。10bは取引操作時の案内を文字や記号、更にはイラストや動画像により表示する表示部である。なお、表示部10bの上面に赤外線等をマトリックス状に走査させたタッチパネル10cが構成される。これらを含めて報知手段としての利用者操作表示部10とする。
11は通帳処理部であり通帳挿入返却口より挿入される通帳(図示しない)に印字処理など行なうもので、更に図示しない機構により利用者情報の読取りや更新手段、印字頁行の検出手段及び改頁手段等を有している。
12はカード処理部であって、金融機関毎のコードや利用者の口座番号,氏名等の利用者情報が記憶された利用者識別カード(以後、キャッシュカードとする)から前記情報を読出す機能を有する。このカード処理部12の前面側に接続されたカード挿入返却口により、キャッシュカードが挿入され、また取引終了時に返却が行なわれる。13は明細票処理部であり取引明細の印字を行ない後述する手順により利用者Pに発行される取引明細票の印字発行処理を行なうものである。
14は紙幣入出金部であり、利用者Pにより入金される紙幣を真偽鑑別,計数し、搬送して図示しない金種別保管金庫に収納し、又は利用者Pに支払われる紙幣を金種別保管金庫より繰出し、出金口まで搬送するものである。15は硬貨入出金部であり、利用者Pにより入金される硬貨を真偽鑑別,計数し、搬送して図示しない金種別保管金庫に収納し、又は利用者Pに支払われる硬貨を金種別保管金庫より繰出し、出金口まで搬送するものである。なお、紙幣と硬貨を合わせて貨幣と称す。また、金種別保管金庫より繰出され出金口に一時集積された貨幣は、シャッタを開くことで利用者Pによる取り出しが可能になる。
16は以上の各部を制御する制御部であり、処理実行プログラムや各種データが記憶されたRAMやROM又はハードディスクなどで構成された記憶部17も制御する。この記憶部17内には取引種目別に取引条件情報170も格納してある。この取引条件情報170としては、例えば図3に示すようなものである(詳細は後述する)。
更にはホストコンピュータ2との接続口であるインターフェース部も有している。また、18は時計部であって、現在時刻情報を出力させるための計時機能や、現在日である取引日を平日、土日、祝日等に区別して認識するカレンダー機能を有している。この時計部18は制御部16の指示により、曜日や時刻情報等を出力するものである。
なお、ATM1の機能を提供するには他にも各部に電力を供給する電源部、利用者のATM1への接近を検知する接近検知機能を始め、多々の機能・構成が備えられているが、本発明に関係しないため記載および説明は省略する。
次に、記憶部17内に格納されている取引条件情報170を図3に示す利用時間と手数料の関係を示す図により説明する。本実施例1においては取引時間帯により差異がある取引手数料を、取引条件の一例として説明する。まず、取引手数料は出金取引や振込取引で課金され、その他(入金取引や記帳取引及び残高照会等)の取引では課金されないことを意味する。この手数料は取引する曜日と時間帯により、金額に差異がある。図3では、月曜日の午前0(零)時から午前7時未満までは220円、午前7時から午前9時未満までは110円、そして午前9時を過ぎると午後6時までは無料とする。そして、午後6時を経過すると午後11時未満までは110円となり、午後11時を過ぎると220円の手数料となる。
また、土曜日であれば午前7時から午後11時までは手数料110円が必要となることを意味する。更に、午後11時を過ぎると午前0(零)時までは取引中止となる。このような情報は、自行/他行扱い等々によりそれぞれ異なるが本願に関係しないため説明の都合上簡略化している。
図1に示す本発明の実施例1の動作フローチャート及び図4に示す取引誘導画面の表示例により、出金取引を行う場合の処理例を説明する。なお、Sはステップを意味する。
S1.利用者PがATM1に近づくと、図示しない接近検知器がこれを検知し、制御部16は記憶部17に格納された処理動作プログラムにより表示部10bに取引科目の選択画面を表示する。また、操作部10aを取引入力モードとする。
以下の説明においては、タッチパネル式のため表示部10bに表示される操作キーの表示部上に触れることにより操作部10aが入力されることにする。
S2.利用者Pが表示部10bの取引選択画面上より「お支払い」キーを選択すると、タッチパネル10cが指触位置を検出し、制御部16は通帳処理部11やカード処理部12、そして紙幣入出金部14及び硬貨入出金部15等を出金取引モードに設定する。
S3.制御部16は出金取引モードの決定により、まず時計部18に現在時刻情報としての現在曜日・時刻情報を問い合わせる。時計部18は計時機能やカレンダー機能から曜日情報と現在時刻情報を分単位で制御部16に返信する。この現在曜日・時刻情報により取引開始時刻が特定される。
S4.制御部16は記憶部17に格納されている取引条件情報170を、入手した現在曜日・時刻情報により検索する。例えば、月曜の14時30分であれば取引時間帯9:00〜18:00内に入り、手数料は0(ゼロ)円となる。また、18時03分であれば取引時間帯18:00〜23:00に入り、手数料が110円掛かることになる。
S5.制御部16は、現在曜日・時刻情報と取引時間帯情報を比較して、取引条件(本願では、取引手数料として説明する)の切り替わり後の経過時間T1を算出する。先の14時30分であれば9時から5時間30分経過しており、18時03分であれば18時から3分経過していることになる。
制御部16はこの経過時間T1が予め定めた確認表示時間T0(本願例では5分とする)内であるか否かを判定する。即ち、取引手数料が切り替わった後、5分未満である場合には次ステップS6に進み、5分以上であれば後述するステップS8に進める。
S6.制御部16は、図4(a)に示すような取引誘導画面を表示部10bに表示させる。この画面情報は記憶部17に記憶されているテンプレート画像情報に現在時刻情報102および取引条件情報170に記憶している手数料金情報103等を嵌め込み合成して表示する。
利用者Pは表示された取引条件案内表示100により、“今回の出金取引には手数料110円が掛かること”を報知情報から認識することができる。なお、この報知手段は画面表示のほかに音声による報知とすること、およびそれらを兼用とすることもできる。
S7.制御部16は、利用者Pが図4(a)のように画面表示された取引誘導画面に示す、確認キー104を押下したことを検出したときには、手数料の課金、即ち取引条件が承諾されたこととしてステップS8に進める。ここで、取消キー105が押下された場合には、利用者Pは何らかの理由で未承諾と判断したことになり、ステップS9に進める。
S8.制御部16は表示部10bに『カードを挿入してください』と表示する。利用者Pがキャッシュカードをカード挿入返却口より挿入すると、キャッシュカードをカード処理部12まで取込み、記憶されている利用者情報(少なくとも口座番号)を読取る。更には通帳が挿入されれば通帳処理部11内まで取込み、記録されている情報を読み取る。
S9.制御部16は、ステップS7にて未承諾と判断したので、取引自身を取り消すのか、又は他の取引に変更するのかを問う取引誘導画面(図示なし)を表示する。
S10.利用者PがステップS7で取消ボタンを押下した場合は、ステップS1で選択した出金取引モードを解除する。また、図示しない取引誘導画面を表示し、その画面の変更ボタンが押下されたときにはステップS1の取引選択画面の表示に戻し、再度同手順で取引を許容することになる。
S11.以降は通常の出金処理を進めることになる。
まず、制御部16は表示部10bに『暗証番号を入力してください』と表示させ、利用者毎に定められた桁数の暗証番号の入力を促す。利用者Pが暗証番号を入力すると、入力された暗証番号情報と利用者(口座)情報をホストコンピュータ2に送信する。ホストコンピュータ2では記憶装置3内の口座番号および暗証番号情報との照合を行ない、一致した場合には、取引許可信号をATM1に返信する。
制御部16はホストコンピュータ2から、取引可能である旨の信号を受信すると、支払い希望金額の入力を要求する取引誘導画面を表示する。利用者Pはテンキーを使用して希望する出金希望額を入力する。制御部16は出金希望額に応じて、紙幣入出金部14および硬貨入出金部15を作動させて所定金種の貨幣を所定枚数だけ繰出して、出金口に搬送する。なお、この時点ではシャッタは閉状態である。
制御部16は明細票処理部13を起動させて、取引明細票の印字を行い排出口まで搬送する。ステップS6を経た処理の取引明細票には、取引手数料承諾済みを意味する印字を行っておく。これにより、後刻の問合せ対応時の情報としても利用できる。
この動作と並行してキャッシュカードもカード挿入返却口まで搬送する。一方、表示部10bには『カードをお取りください』と表示する。利用者Pがキャッシュカードと取引明細票を抜き取るのを監視する。 キャッシュカードと取引明細票が抜き取られたことを、図示しない検出器が検出するとシャッタを開き、利用者Pに貨幣が出金されることになる。
制御部16はシャッタの閉動作の完了を検出したら、ホストコンピュータ2に取引終了を意味する信号を送信する。ホストコンピュータ2では記憶装置3内の利用者情報(少なくとも預貯金残高金額情報)を更新すると共に、取引履歴情報として図4(a)に示した画面により確認操作入力があったことを加えて格納して取引を終了する。
以上説明した例では、手数料が無料(0円)から所定の金額が必要となる切り替え直後の所定時間だけ図4(a)に示すような取引誘導画面を表示することとしたが、これに限定するものでなく、取引手数料が掛かる時間帯から無料の時間帯に切り替わった後の一定時間だけ表示するようにすることもできる。この場合には、確認や取消ボタンを表示することなく、かつ一定時間(例えば、3秒程度)経過後に次ステップに進める。
次に実施例2の説明を行う。
実施例2では、実施例1に加えて、取引待ちをしている利用者Pを考慮したものである。例えば、手数料の不要な時間帯(例えば、17時58分)に来店したが、既に取引待ち列ができていて、当該利用者Pが取引開始した時点では手数料の必要な時間帯(例えば、18時10分)になってしまったというような場合を考慮したものである。
このような事象に対しては特許文献2に開示されている技術がある。この技術では取引条件の切り替わる所定時刻前に並んでいた利用者は所定時刻前の取引条件での取引が実行されると推測できる。従って、図3に示すような取引条件のとき、例えば、午前6時58分に取引待ち列に並んだ利用者は、取引開始時刻が7時過ぎても手数料は220円のままで、より低価格な手数料である110円とされないという不具合がある。
本実施例2は、取引条件(手数料)が切り替わる際に手数料金が増額になる場合のみ、適用するように制御するものである。このようにすることで、利用者にとって有利な取引条件となる。なお利用者の有利となる取引条件とは、手数料のほかにサービスポイントの付与などの特典が加味されるような場合も含まれる。
図5は本発明の実施例2の取引待ち列の概念図であり、図6は本発明の実施例2におけるカメラ画像の概念図である。図において、5は利用者数認識部としての監視カメラであって図6に示すような視野での画像を撮影できるものであり、駆動用電源は図示しない電力供給手段より得て、その制御はATM1aの制御部16が制御する。この監視カメラ5は水平、垂直方向に回転できる構成のもので、1フレームの視野内に利用者Pが納まらないときには、パンチルト動作させての撮影も行うが、説明は省略する。
なお、利用者数認識部5はカメラ映像からの画像解析により、利用者数を特定するものであるが、これに限定されず、例えば床面に敷設した感圧マットのようなものから利用者数を特定するものでも良い。
19はATM1a内に組み込まれた内部カメラであって、主に取引中の利用者Pの顔画像を撮影するものである。なお、ATM1aは図2に示した制御ブロック図に示す各部も有する。
20は電子ジャーナル部であって、取引履歴情報を一時的に格納する記憶装置である。この電子ジャーナル部20には監視カメラ5が撮影した画像を格納することができ、また、制御部16からの指示で格納している画像を読み出して、表示部10bに表示させることもできる。なお、この表示させるための操作は図示せぬ手段により係員操作で行われる。
次に動作説明を行う。
図7は本発明の実施例2の動作フローチャートであり、図8は本発明の実施例2における利用時間と手数料の関係を説明する図である。
図8において、7時00分から8時59分、そして18時01分から23時00分までは手数料110円とし、9時00分から18時00分までは手数料無し(無料)とした場合を例に説明する。T2,T3は取引猶予時間であり、取引猶予時間T2においては8時59分より前に取引待ち列に並んでいたとしても、取引開始時刻が9時00分以降であれば手数料は無料とする。また、取引猶予時間T3では18時過ぎに取引開始となっても、取引待ち列に並んだ時刻が18時00分前であれば手数料を無料とする時間情報である。この取引誘導画面の表示は、監視カメラ5が認識した取引待ち列の客(人数)で、最後の利用者Pの操作時まで都度表示される。
実施例2の動作フローチャートに従って説明する。
S21.時計部18はそのタイマー機能により、所定時刻(例えば、手数料料金の切り替わる時刻)になると、制御部16に取引条件の切り替えを意味する信号を送信する。
S22.制御部16は、監視カメラ5を制御してATM1aの前に取引待ち列をなす利用者Pの画像を撮影する。この撮影は静止画像として列待ちの利用者Pがいるか否かに係わらず切り替え時刻の現場情報として撮影する。
なお、この静止画像は所定時間(秒)の動画像であっても良いし、数フレームの撮影を行い、その画像の中から少なくとも上半身の容姿が識別可能な画像を抽出するような制御を行う。また切り替り後、一定時間経過後の画像を取得するようにする。例えば、8時59分と9時、18時と18時1分とする。
S23.制御部16は監視カメラ5が撮影した画像から、取引待ち列の客人数(図5、図6では取引中の利用者を含め3名)を認識する。なお、この人体認識技術は周知であるで、その詳細な説明は省略する。この取引待ち列の客人数は記憶部17に格納されると共に、画像情報を電子ジャーナル部20に格納する。この画像201の概念は、図6に示すようなもので、時計部18よりの計時情報として撮影した時刻情報202が付加されている。
記憶部17に記憶されたこの取引待ち列の客人数情報は、接近検知器が利用者無しから接近を検知し、取引される毎に減算していくことになる。
S24.利用者PがATM1aに近づくと、図示しない接近検知器がこれを検知し、制御部16は記憶部17に格納された処理実行プログラムにより表示部10bに取引科目の選択画面を表示する。また、操作部10aを取引入力モードとする。
以下の説明においても、タッチパネル式のため表示部10bに表示される操作キーの表示部上に触れることにより操作部10aが入力される。
S25.利用者Pが表示部10bの取引選択画面上より「お支払い」キーを選択すると、タッチパネル10cが指触位置を検出し、制御部16は通帳処理部11やカード処理部12や紙幣入出金部14及び硬貨入出金部15等を出金取引モードに設定する。
S26.制御部16は出金取引モードの決定により、まず時計部18に現在時刻情報を問い合わせる。時計部18はカレンダー機能及び計時機能から現在曜日・時刻情報を分単位で制御部16に返信する。この現在曜日・時刻情報により取引開始時刻が特定される。
S27.制御部16は記憶部17に格納されている取引条件情報170を、入手した現在曜日時刻情報により検索する。例えば、金曜日の10時30分であれば取引時間帯9:00〜18:00内に入り、手数料は0(ゼロ)円となる。また、8時55分であれば取引時間帯7:00〜9:00に入り、手数料が110円掛かることになる。
S28.制御部16は現在曜日・時刻情報と取引時間帯情報を比較して、取引条件の切り替わり時刻との差異を算出する。先の10時30分であれば9時から1時間30分経過しており、8時55分であれば9時からの手数料が無料となる時刻まであと5分あることになる。
制御部16は、この現在時刻が予め定めた確認表示時間T0(ここでは5分とする)内であるか否かを判定する。即ち、取引手数料が切り替わった後、所定時間T0(5分未満)である場合には次ステップS29に進み、確認表示時間T0(5分以上)外であれば後述するステップS36に進める。
S29.制御部16は取引条件の切り替わる時刻帯出ある場合には、ステップS23において取引待ちの列の客人数情報を格納した記憶部17から、取引待ち列の客人数情報を読み出す。この取引待ち列の客人数情報が「0(ゼロ)」の場合には、取引待ちの利用者Pはいないことになり、後述のステップS33に移行する。
また、取引待ち列の客人数情報が「0(ゼロ)以外」の場合には、1人以上の取引待ち列の客が存在するとして、次ステップS30に進める。
S30.制御部16は、取引手数料の切り替わる時刻帯から、切り替え前後の取引条件情報としての手数料情報を読み出す。例えば、図3に示すような取引条件情報の場合、時を境に手数料は高額(220円)からやや低額(110円)に移行することになり、18時であれば手数料は低額(無料)からやや低額(110円)に移行することになる。
S31.制御部16は、手数料が増額になるときには、表示部10bに図4(b)に示すような取引誘導画面を表示させる。この表示は、取引開始時点で手数料が増額していても増額に切り替わる前に取引待ち列に並んでいた利用者Pであるので、増額前の手数料(図では無料)で取引を行う。
S32.制御部16は、手数料の確認表示をしてから、予め定めた時間(例えば、3秒)が経過したら該表示を消去して、次ステップに進める。
S33.ステップS29において、取引待ち列に並んでいた利用者Pではないときには、図4(a)に示す取引誘導画面を表示する。この利用者Pは手数料の切り替わった後に来店した利用者(取引待ち列に並んでいた利用者ではない)として、本人による手数料の課金の確認(承諾)を求めることになる。
S34.利用者Pが表示されている「確認」ボタン104を押下すれば、手数料を負担することを承諾したとして、次ステップに進める。ここで、「取消」ボタン105が押下されたときには、不承諾と判断して実施例1で説明したステップS9に移行することになる。
S35.ステップ30において手数料が減額になるときには、制御部16は表示部10bに図4(c)に示すような取引誘導画面を表示させる。この表示は、減額に切り替わる前に取引待ち列に並んでいた利用者Pであるが、取引開始時点で手数料が減額している時間帯なので、手数料金が減額に切り替わった後の手数料で取引を行う。
このように、取引条件が切り替わる時間帯に来店し、少なくとも取引待ち列に並んだ利用者Pにとって、有利な手数料となるように処理するので、手数料金の切り替わる時間に来店し、且つ、混雑している場合であっても安心して取引できる。また、低額に切り替わる時間直前に来店した利用者Pは列外で切り替わるのを待つことなく、混雑状況に応じて取引待ち列に加われるので、無駄な待ち時間を費やすことが無い。
S36.制御部16は表示部10bに『カードを挿入してください』と表示する。利用者Pがキャッシュカードをカード挿入返却口より挿入すると、キャッシュカードをカード処理部12まで取込み、記憶されている利用者情報(少なくとも口座番号)を読取る。更には通帳が挿入されれば通帳処理部11まで取込み、記憶されている情報を読み取る。
S37.以降は通常の出金処理を進めることになる。
まず、制御部16は表示部10bに『暗証番号を入力してください』と表示させ、利用者毎に定められた桁数の暗証番号の入力を促す。利用者Pが暗証番号を入力すると、入力された暗証番号情報と利用者(口座)情報をホストコンピュータ2に送信する。ホストコンピュータ2では記憶装置3内の口座番号および暗証番号情報との照合を行ない、一致した場合には、取引許可信号をATM1に返信する。
制御部16はホストコンピュータ2から、取引可能である旨の信号を受信すると、支払い希望金額の入力を要求する利用者誘導画面を表示する。利用者Pはテンキーを使用して希望する出金希望額を入力する。制御部16は出金希望額に応じて、紙幣入出金部14および硬貨入出金部15を作動させて所定金種の貨幣を所定枚数だけ繰出して、出金口に搬送する。なお、この時点ではシャッタは閉状態であるのは実施例1と同じである。
制御部16は明細票処理部13を起動させて、取引明細票の印字を行い排出口まで搬送する。ステップS33を経た取引の場合には、取引手数料承諾済みを意味する印字を行っておく。これにより、後刻の問合せ対応時の情報としても利用できる。
この動作と並行してキャッシュカードもカード挿入返却口まで搬送する。一方、表示部10bには『カードをお取りください』と表示する。利用者Pがキャッシュカードと取引明細票を抜き取るのを監視する。 キャッシュカードと取引明細票が抜き取られたことを、図示しない検出器が検出するとシャッタを開き、利用者Pに貨幣が出金されることになる。
制御部16はシャッタの閉動作の完了を検出したら、ホストコンピュータ2に取引終了を意味する信号を送信する。なお、ステップS30を経た処理の場合には、取引待ち列の客人数情報を「1」だけ減した値に書き換える。そして、ホストコンピュータ2では記憶装置3内の利用者情報(少なくとも預貯金残高金額情報)を更新して取引を終了する。
利用者Pにとって有利な条件とする場合の手数料に関する情報の表示は取引中でも良い、即ち、図9(a)に示すように、ホストコンピュータとの通信中等の取引処理中であってもよい。このようにすることで、数秒単位とは言え確認表示のみを行う時間を削減することができ、全体としての処理速度の低下を防止することが可能となる。
本発明は取引条件として手数料の増減を例に説明したが、これに限定されない。即ち、図3の例に示す土・日曜日の23時以降のように取引中止となる時刻帯に切り替わる場合はいうまでもなく、確認表示時間の設定も曜日や店舗毎に行えるようにすればよい。更には、図9(b)に示すような取引誘導画面としての案内表示105を行い、取引終了時刻を経過してしまっている場合など、利用者Pへ色々な協力要請を表示させることもできる。
更には、取引条件の切り替わり時刻と数分後の少なくとも2フレーム(図6と図10)を記録画像として一定時間保管すれば、取引条件の切り替わり時刻帯に取引した利用者からの問合せに、画像情報として利用すれば利用者からのクレーム処理に利用できる。
これらの対応は、ロビー係員の操作で画像表示もできるが、他の利用者のプライバシーの問題があるので顔画像はマスクして服装等のみでの初期表示や、服装が一致している利用者と認識したら顔画像を表示するようにすることもできる。
本発明の実施例1の動作フローチャートである。 本発明の実施例1の自動取引装置の制御ブロック図である。 本発明の実施例1の取引条件情報例を示す説明図である。 本発明の実施例1の取引誘導画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施例2の取引待ち列の概念図である。 本発明の実施例2の記録画像の概念図である。 本発明の実施例2の動作フローチャートである。 本発明の実施例2の取引条件情報例を示す説明図である。 本発明の実施例2の取引誘導画面の表示例を示す説明図である。 本発明の変形例の記録画像の概念図である。
符号の説明
1、1a 自動取引装置(ATM)
5 利用者数認識部(監視カメラ部)
10 報知手段(利用者操作表示部)
10b 表示部
16 制御部
17 記憶部
18 時計部
170 取引条件情報
P 利用者

Claims (3)

  1. 報知手段を有し、利用者との取引を行う自動取引装置であって、
    時間帯別の取引条件情報と前記報知手段に出力する報知情報を格納した記憶部と、
    現在時刻情報を計時する時計部と、
    前記自動取引装置を利用する取引待ちの利用者数を特定するための利用者数認識部とを設け、
    該利用者数認識部からの情報により利用者数を特定し、前記記憶部に取引待ちの客人数として記憶しておき、
    前記取引が選択されたとき、前記時計部より現在時刻情報を読み出し、該現在時刻情報により前記取引条件が切り替わる時刻帯であるとき、
    少なくとも前記取引待ちの客人数分の取引には、切り替え前後の取引条件を読み出し、
    前記取引条件の切り替えが利用者にとって不利な条件への切り替えの場合、切り替え前の取引条件で取引を行うとともに該切り替え前の取引条件で取引を行う旨の報知情報を前記報知手段に出力し、前記取引条件の切り替えが利用者にとって有利な条件への切り替えの場合、切り替え後の取引条件で取引を行うとともに該切り替え後の取引条件で取引を行う旨の報知情報を前記報知手段に出力する制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記利用者数認識部は取引待ち列を撮影した画像解析により利用者数を特定するものとし、
    前記取引条件の切り替わる時刻帯になると、前記利用者数認識部を作動させ、撮影した画像解析すると共に、少なくとも撮影した画像情報を時刻情報と共に記録する請求項記載の自動取引装置。
  3. 前記取引条件とは、取引に係わる手数料情報である請求項記載の自動取引装置。
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