JP5321255B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
前記NOx吸着手段に活性酸素を供給する活性酸素供給手段と、
前記NOx吸着手段の下流側で前記排気通路に接続され、前記NOx吸着手段から脱離したNOxを吸気系に還流させる還流通路と、
前記NOx吸着手段をバイパスする位置で前記排気通路に接続され、少なくとも排気ガス中のNOxを浄化する触媒が設けられたバイパス通路と、
排気ガスの流路を前記NOx吸着手段と前記バイパス通路との間で切換えることが可能な流路切換手段と、
内燃機関を補助するための補助動力を発生する補助動力手段と、
前記NOx吸着手段が活性酸素の存在下でNOxを吸着可能な温度の上限値である吸着上限温度と比較して、排気ガスの温度が前記吸着上限温度以下であるときに、前記活性酸素供給手段を作動させる吸着制御手段と、
前記NOx吸着手段に吸着されていたNOxが脱離し始める温度であって前記吸着上限温度よりも高い温度に設定された脱離温度と比較して、排気ガスの温度が前記脱離温度以上であり、かつ、内燃機関の空燃比が理論空燃比となるように制御するストイキ燃焼制御が実行可能である場合に、前記ストイキ燃焼制御を実行しつつ、前記NOx吸着手段から脱離したNOxを前記還流通路を介して吸気系に還流させる一の脱離時燃焼制御手段と、
排気ガスの温度が前記脱離温度以上であり、かつ、前記ストイキ燃焼制御の実行が困難である場合に、前記補助動力手段を作動させた状態で前記ストイキ燃焼制御を実行しつつ、前記NOx吸着手段から脱離したNOxを前記還流通路を介して吸気系に還流させる他の脱離時燃焼制御手段と、
排気ガスの温度が前記脱離温度以上であり、かつ、前記ストイキ燃焼制御の実行が困難である場合に、リーン燃焼制御を実行しつつ、排気ガスを前記流路切換手段により前記バイパス通路に流通させる排気流路制御手段と、
を備えることを特徴とする。
NOxの脱離動作中に前記排気流量可変手段により排気ガスの流量を抑制する排気流量制御手段と、
を備える構成としている。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図5を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施の形態のシステムは、例えばディーゼルエンジンからなる内燃機関10を備えており、内燃機関10は、各気筒の筒内に吸入空気を吸込む吸気通路12と、各気筒から排出された排気ガスが流れる排気通路14とを備えている。吸気通路12には、アクセル開度等に応じて吸入空気量を増減するスロットルバルブ16が設けられている。
(NOx吸着制御)
NOx吸着制御では、前述した通常の燃焼制御(リーン燃焼制御)中において、排気系の温度が所定の吸着上限温度(例えば、200℃程度)以下であるときに、オゾン生成器36を作動させ、NOx吸着材32の上流側にオゾンを供給する。ここで、NOx吸着材32は、本来は吸着性能が余り高くない低温領域でも、オゾンの存在下であれば、NOxを効率よく吸着することができる。
(1)例えばアルミナ、ゼオライト等のセラミックスだけで形成された材料
(2)上記セラミックス材料にPt、Fe等の金属を担持した触媒
(3)上記セラミックス材料にアルカリ元素およびアルカリ土類元素を担持した触媒
排気系の温度が所定の脱離温度以上となった場合には、NOx吸着材32に吸着されていたNOxが脱離し始めるので、NOx脱離還流制御を実行する。ここで、NOxの脱離温度は、NOx吸着材32の材料、NOxの吸着量等に応じてほぼ一定の値となるもので、実験等により容易に決定することができる。なお、本発明において、NOxの脱離動作が開始したか否かの判定は、排気系の温度ではなく、例えばNOxセンサ50の検出信号に基いて行う構成としてもよい。即ち、NOxセンサ50により検出したNOx量が所定の基準値以上となったときに、NOxの脱離動作が始まったものと判定し、NOx脱離還流制御を開始する構成としてもよい。
図5は、本発明の実施の形態1において、ECUにより実行される制御を示すフロチャートである。この図に示すルーチンは、内燃機関の運転中に繰返し実行される。図5に示すルーチンでは、まず、NOx吸着材32の温度(または排気温度)が吸着上限温度以下であるか否かを判定し(ステップ100)、この判定成立時には、前述したNOx吸着制御を開始する。即ち、オゾン生成器36によりNOx吸着材32にオゾンを供給し、排気ガス中のNOxを吸着させる(ステップ102)。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、NOx吸着材と並列に配置されたバイパス触媒を備えており、この点を含めて実施の形態1と構成が異なっている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図6は、本発明の実施の形態2のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施の形態のシステムは、実施の形態1の構成に加えて、バイパス通路70、バイパス触媒72および切換弁74,76を備えている。バイパス通路70は、NOx吸着材32をバイパスする位置で排気通路14に接続されている。また、バイパス触媒72は、例えば前述した脱離温度以上の中間温度領域において、少なくとも排気ガス中のNOxを浄化することが可能な触媒であり、バイパス通路70に設けられている。
内燃機関の運転状況によっては、NOxの脱離動作が生じる中間温度領域において、ストイキ燃焼制御を実行するのが難しい場合がある。この場合には、ストイキ燃焼制御を無理に実行せず、リーン燃焼制御等を実行するが、脱離したNOxを良好に燃焼させるのが難しくなる。このため、本実施の形態では、中間温度領域においてストイキ燃焼制御を実行しないときに、排気ガスをバイパス通路70に流通させ、排気ガス中のNOxをバイパス触媒72により浄化する。そして、ストイキ燃焼制御が可能となるまで、脱離したNOxを吸気系に還流させずに待機する構成としている。
図7は、本発明の実施の形態2において、ECUにより実行される制御を示すフロチャートである。この図に示すルーチンは、内燃機関の運転中に繰返し実行される。図7に示すルーチンでは、まず、ステップ200〜208において、実施の形態1と同様の手順によりNOx吸着制御を実行し、排気系の温度が脱離温度以上であるか否かを判定する。
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態は、NOx浄化触媒を備えており、この点を特徴としている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図8は、本発明の実施の形態3のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施の形態のシステムは、実施の形態1の構成に加えて、NOx吸着材32の下流側で排気通路14に設けられたNOx浄化触媒としての三元触媒80を備えている。三元触媒80は、一般的に知られているように、排気空燃比が理論空燃比を含む所定範囲(浄化ウィンドウ)内であるときに、排気ガス中のNOx、HC、CO等を浄化することができる。
次に、図9を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態は、補助動力手段を備えており、この点を特徴としている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図9は、本発明の実施の形態3のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施の形態のシステムは、ハイブリッド車等の車両に搭載されるものであり、前記実施の形態3の構成に加えて、補助動力手段としての電動モータ90を備えている。電動モータ90は、バッテリ92から給電されることにより補助動力を発生するもので、内燃機関10と電動モータ90のうち少なくとも一方の動力源により発生された動力は、動力分割機構94と減速機96とを介して車輪98に伝達される。また、動力分割機構94には発電機100が接続されており、この発電機100により発電された電力は、インバータ102を介してバッテリ92に充電される。
12 吸気通路
14 排気通路
16 スロットルバルブ
18 燃料噴射弁
20 燃料添加弁
22 過給機
24 EGR通路
26 EGR弁
28 EGRクーラ
30 酸化触媒
32 NOx吸着材(NOx吸着手段)
34 DPF
36 オゾン生成器(活性酸素供給手段)
38 オゾン供給口
40 還流通路
42 還流制御弁
44 クーラ
46 排気弁(排気流量可変手段)
48 温度センサ
50 NOxセンサ
60 ECU
70 バイパス通路
72 バイパス触媒(触媒)
74,76 切換弁(流路切換手段)
80 三元触媒(NOx浄化触媒)
90 電動モータ(補助動力手段)
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に設けられ、少なくとも活性酸素の存在下で排気ガス中のNOxを吸着することが可能なNOx吸着手段と、
前記NOx吸着手段に活性酸素を供給する活性酸素供給手段と、
前記NOx吸着手段の下流側で前記排気通路に接続され、前記NOx吸着手段から脱離したNOxを吸気系に還流させる還流通路と、
前記NOx吸着手段をバイパスする位置で前記排気通路に接続され、少なくとも排気ガス中のNOxを浄化する触媒が設けられたバイパス通路と、
排気ガスの流路を前記NOx吸着手段と前記バイパス通路との間で切換えることが可能な流路切換手段と、
内燃機関を補助するための補助動力を発生する補助動力手段と、
前記NOx吸着手段が活性酸素の存在下でNOxを吸着可能な温度の上限値である吸着上限温度と比較して、排気ガスの温度が前記吸着上限温度以下であるときに、前記活性酸素供給手段を作動させる吸着制御手段と、
前記NOx吸着手段に吸着されていたNOxが脱離し始める温度であって前記吸着上限温度よりも高い温度に設定された脱離温度と比較して、排気ガスの温度が前記脱離温度以上であり、かつ、内燃機関の空燃比が理論空燃比となるように制御するストイキ燃焼制御が実行可能である場合に、前記ストイキ燃焼制御を実行しつつ、前記NOx吸着手段から脱離したNOxを前記還流通路を介して吸気系に還流させる一の脱離時燃焼制御手段と、
排気ガスの温度が前記脱離温度以上であり、かつ、前記ストイキ燃焼制御の実行が困難である場合に、前記補助動力手段を作動させた状態で前記ストイキ燃焼制御を実行しつつ、前記NOx吸着手段から脱離したNOxを前記還流通路を介して吸気系に還流させる他の脱離時燃焼制御手段と、
排気ガスの温度が前記脱離温度以上であり、かつ、前記ストイキ燃焼制御の実行が困難である場合に、リーン燃焼制御を実行しつつ、排気ガスを前記流路切換手段により前記バイパス通路に流通させる排気流路制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記還流通路の接続位置よりも下流側で前記排気通路に設けられ、前記排気通路を流れる排気ガスの流量を可変に設定する排気流量可変手段と、
NOxの脱離動作中に前記排気流量可変手段により排気ガスの流量を抑制する排気流量制御手段と、
を備えてなる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記NOx吸着手段の下流側で前記排気通路に設けられ、少なくとも排気ガス中のNOxを浄化することが可能なNOx浄化触媒を備えてなる請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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