JP5320172B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5320172B2 JP5320172B2 JP2009139242A JP2009139242A JP5320172B2 JP 5320172 B2 JP5320172 B2 JP 5320172B2 JP 2009139242 A JP2009139242 A JP 2009139242A JP 2009139242 A JP2009139242 A JP 2009139242A JP 5320172 B2 JP5320172 B2 JP 5320172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- main
- width
- tread
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
以下において、第1実施形態に係る空気入りタイヤについて、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1.1)空気入りタイヤの構成、(1.2)主溝の構成、(1.3)***部の構成、(1.4)ラグ溝の構成、(1.5)作用・効果について説明する。
まず、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッドパターンを示す展開図である。なお、空気入りタイヤ1では、トレッド幅方向に対するトレッド接地幅TWが215mm以上である。
上述した主溝11〜主溝13のうち、主溝12の構成について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1.2.1)主溝12を形成する溝壁、(1.2.2)主溝12の溝幅Wについて説明する。なお、図2は、第1実施形態に係る主溝12近傍を拡大した展開図である。
図1及び図2に示すように、主溝12の車両装着時内側INに位置する陸部22(第1陸部)は、主溝12の一方の壁面を形成する溝壁22A(第1溝壁)を有する。また、主溝12の車両装着時外側OUTに位置する陸部23(第2陸部)は、主溝12の一方の壁面を形成する溝壁23A(第2溝壁)を有する。
図1及び図2に示すように、トレッド幅方向に沿った主溝12の溝幅Wは、タイヤ周方向に沿って所定の繰り返し周期で変化する。なお、主溝12の溝幅Wは、溝壁22A上の任意の点から溝壁23Aまでのトレッド幅方向の距離を示す。
次に、第1実施形態に係る***部30の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、図3は、第1実施形態に係る主溝12近傍を示す一部断面斜視図である。また、図4は、第1実施形態に係る主溝12近傍を示す断面図(図3のA−A断面図)である。
次に、第1実施形態に係るラグ溝40の構成について、図1を参照しながら説明する。図1に示すように、ラグ溝40は、分断ラグ溝40Aと、終端ラグ溝40Bとによって構成される。分断ラグ溝40A及び終端ラグ溝40Bは、タイヤ周方向に対して傾斜し、タイヤ回転方向後方に向かってトレッド幅方向外側に向かって延びる。分断ラグ溝40A及び終端ラグ溝40Bは、タイヤ回転方向前方から後方に向かって湾曲した状態で延びる。
以上説明した第1実施形態では、溝壁22A及び溝壁23Aは、トレッド面視において、タイヤ周方向に沿って蛇行し、主溝12の溝幅Wは、タイヤ周方向に沿って所定の周期λで変化する。これによれば、主溝12内では、溝壁22A及び溝壁23Aの蛇行に沿った水の流れが発生する。主溝12内を流れる水は、所定の周期λで脈動し、最大幅部分WMAXから最小幅部分WMINに向かって溝壁22A及び溝壁23Aに沿った流線の延長線方向へ排水されやすくなる。従って、路面とトレッドとの間に入り込んだ水を排水する排水性能をより確実に向上できる。
以下において、本発明に係る第2実施形態に係る空気入りタイヤ1Aについて、図面を参照しながら説明する。第2実施形態に係る空気入りタイヤ1Aでは、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の主溝10や陸部20が多く設けられる。具体的には、(2.1)空気入りタイヤの構成、(2.2)ラグ溝の構成、(2.3)作用・効果について説明する。なお、上述した第1実施形態に係る空気入りタイヤ1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
まず、第2実施形態に係る空気入りタイヤ1Aの構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、第2実施形態に係る空気入りタイヤ1Aのトレッドパターンを示す展開図である。なお、空気入りタイヤ1Aでは、トレッド幅方向に対するトレッド接地幅TWが303mm以上である。
次に、本実施形態に係るラグ溝40の構成について、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、ラグ溝40は、分断ラグ溝40Aと、終端ラグ溝40Bとによって構成される。分断ラグ溝40A及び終端ラグ溝40Bは、タイヤ周方向に対して傾斜する。分断ラグ溝40A及び終端ラグ溝40Bは、タイヤ回転方向前方から後方に向かって湾曲した状態で延びる。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、路面とトレッドとの間に入り込んだ水の排水性能をより確実に向上できるため、結果的に、ハイドロプレーニングの発生を抑制できる。特に、空気入りタイヤ1Aは、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1よりもトレッド接地幅TWが広いため、上述した効果が顕著である。
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(3−1)各空気入りタイヤの構成、(3−2)評価結果について、表1を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
比較例1に係る空気入りタイヤでは、複数の主溝のうち最も排水性能に寄与する直線状の溝(例えば、太溝)がタイヤ赤道線CL上に設けられる。比較例2に係る空気入りタイヤでは、複数の主溝のうち最も排水性能に寄与する直線状の溝(例えば、太溝)がタイヤ赤道線CLに対して車両装着時内側INに設けられる。
各空気入りタイヤを装着した車両を速度80km/hで走行させ、当該車両に装着された右輪のみを水深10mmの雨路に進入させて加速し、車両に装着された左右両輪の速度差(スリップ)が発生した速度を「ハイドロプレーニング発生速度」とし、5回測定した最大・最小を除いた平均速度を測定した。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (7)
- タイヤ周方向に沿って延びる主溝によって形成される複数の陸部を備え、
前記主溝は、タイヤ赤道線に対して車両装着時内側または車両装着時外側に設けられる空気入りタイヤであって、
前記陸部は、
前記主溝の一方の壁面を形成する第1溝壁を有する第1陸部と、
前記主溝の他方の壁面を形成する第2溝壁を有する第2陸部と
を備え、
前記第1溝壁及び前記第2溝壁は、トレッド面視において、前記タイヤ周方向に沿って蛇行し、
前記第1陸部または前記第2陸部の少なくとも一方には、トレッド幅方向に延びるラグ溝が形成され、
トレッド幅方向に沿った前記主溝の溝幅は、前記タイヤ周方向に沿って所定の繰り返し周期で変化し、
前記主溝には、前記最大幅部分W MAX を含む幅広溝部が設けられ、
前記主溝の底部には、タイヤ径方向外側に向かって***する***部が形成され、
前記***部は、前記幅広溝部に形成され、
前記第1溝壁と対向する前記***部の第1側部は、前記第1溝壁に沿って延びるとともに、
前記第2溝壁と対向する前記***部の第2側部は、前記第2溝壁に沿って延びる空気入りタイヤ。 - 前記溝幅の最小幅部分WMINと、前記溝幅の最大幅部分WMAXとの比WMIN/WMAXは、35%〜85%の範囲である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記主溝には、前記溝幅の最大幅部分WMAXを含む幅広溝部が設けられ、
前記ラグ溝は、タイヤ周方向に対して傾斜し、前記幅広溝部に連通或いは近接する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記タイヤ赤道線から前記主溝までの距離は、前記トレッド幅方向に対するトレッド接地幅に対して9〜25%である請求項1乃至3の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記前記第1溝壁及び前記第2溝壁は、前記トレッド幅方向に沿って所定の振幅を有し、
前記所定の繰り返し周期は、前記所定の振幅の15倍〜100倍である請求項1乃至4の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記***部は、前記トレッド面視において、前記***部の前端部分及び後端部分に行くに連れて細くなる請求項1乃至5の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記***部の高さは、前記主溝の深さ未満である請求項1乃至6の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139242A JP5320172B2 (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 空気入りタイヤ |
PCT/JP2010/051875 WO2010090327A1 (ja) | 2009-02-09 | 2010-02-09 | 空気入りタイヤ |
CN201080007179.3A CN102307736B (zh) | 2009-02-09 | 2010-02-09 | 充气轮胎 |
BRPI1008662A BRPI1008662A2 (pt) | 2009-02-09 | 2010-02-09 | pneumático |
EP10738655.9A EP2394823B1 (en) | 2009-02-09 | 2010-02-09 | Pneumatic tire |
US13/148,418 US9452643B2 (en) | 2009-02-09 | 2010-02-09 | Pneumatic tire with main groove having serpentine groove walls |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139242A JP5320172B2 (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010285022A JP2010285022A (ja) | 2010-12-24 |
JP5320172B2 true JP5320172B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43541084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009139242A Expired - Fee Related JP5320172B2 (ja) | 2009-02-09 | 2009-06-10 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5320172B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5366852B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2013-12-11 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
EP2594417B1 (en) * | 2011-11-15 | 2015-01-14 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Run-flat tire |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4529680B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-08-25 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
2009
- 2009-06-10 JP JP2009139242A patent/JP5320172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010285022A (ja) | 2010-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5303255B2 (ja) | 二輪車用タイヤ | |
WO2010090327A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2011138939A1 (ja) | タイヤ | |
JP5366852B2 (ja) | タイヤ | |
JP5878372B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2010132236A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5346600B2 (ja) | 二輪車用タイヤ | |
JPWO2010147076A1 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
JP2010030583A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5412127B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5468789B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5478284B2 (ja) | タイヤ | |
JP6097239B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5320172B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5743328B2 (ja) | タイヤ | |
JP3866563B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその装着方法 | |
JP2015044527A (ja) | タイヤ | |
JP5580073B2 (ja) | タイヤ | |
JP5529578B2 (ja) | タイヤ | |
JP6391483B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4755163B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2007083810A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5444052B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP5580072B2 (ja) | タイヤ | |
JP5357613B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130416 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5320172 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |