JP5319449B2 - 種蒔き装置 - Google Patents
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Description
このようなトレーでは、予め、一つ一つのポット内へ所定量の床土を入れて1個又は所定数の種子をまき、トレーをハウス内へ入れ、散水等の管理をして生育をするようにしている。
こうした手作業のなかで種蒔き作業は、個々の育苗ポットに所定数以上の種子が入ったときには、個々の育苗ポットにおいて発芽後に苗の間引き等の点検作業が必要になるし、反対に種子が入らない育苗ポットが発生した場合には、歩留りが悪くなり、採算性にも悪影響を与えることから、その作業には正確性が要求される。
かかる意味において、この種蒔き作業は、最も面倒で時間がかかるものであった。
こうした問題を解消するには内ケースの底面と外ケース底部上面との間に隙間がないよう張り付いた状態にすればよいが、こうした場合には内ケースのすべりが悪くなってしまうという問題がある。
ところが、この種のコート種子は価格が裸種子に比べて一般的に2〜3倍であり、採算性の面で問題があった。
このとき、内ケースの種子収納孔がその底部で広がる傾斜状周面に形成してあるものでは、種子の形状が例えば葱の種のように角張ったものでも、種子収納孔で絡んだり詰まったりすることがなく確実に種子放出孔から放出されて蒔くことができる利点がある。
外ケースの底部下面に底板補強用桟材を格子状に設けたり、内ケースの内部空間に補強用桟材を格子状に設けたりしたものでは、内外のケースの底部の剛性を高めて軽量化が図れる。
そして、底板補強用桟材の1部が種蒔き装置の位置規定部を兼ねるようにしたものでは、上記効果に加えて、種蒔き装置を育苗ポットに位置合わせを簡単に且つ正確に行うことができる利点がある。
図1は、本発明に係る種蒔き装置の使用状態の分解斜視図、図2は側面図であって、図中符号1は種蒔き装置を全体的に示す。
この種蒔き装置1は、育苗用トレー2の上方に載置して使用されるもので、外ケース3と、この外ケース3に摺動可能に収納された内ケース4を備えてなる。
育苗用トレー2は、合成樹脂により四隅を脚部5で支えられた矩形の上面から栽培ポット6を等間隔で縦横に設けた周知構造のものとなっている。
即ち、外ケース3は合成樹脂により上方が開口する浅い箱状に形成され、底部7には前記栽培ポット6の中心間隔と同じ等間隔で後述する内ケース4の底部16に透設される種子収納孔22の最大径より大きな種子放出孔8が穿設されている。
また、外ケース3の底面の下面には図3及び図4に示すように、底板補強用桟材31が格子状に設けてあり、この底板補強用桟材31の一部17が下方に突出され、前記突辺15と協働して種蒔き装置1を使用するときの位置規制具14を構成している。
上記位置規定具14は、前記突出する部分が前記育苗用トレー2の端縁部分に当接することにより、外ケース3の底部7に穿設された種子放出孔8が育苗用トレー2に形成された各ポット6のそれぞれの中心に位置するようになっている。
上記種蒔き装置1の内ケース4は、合成樹脂で浅い箱状に形成され、図4に示すように底部16の前後の側縁部分にそって凸条19が形成されている。
この凸条19部分が外ケース3の隅部に形成されたガイド溝20に案内されることにより、外ケース3の一側壁9部分に対面する内ケース4の側壁21が外ケース3の一側壁9部分に接離する方向(図1上左右方向)に摺動可能に収納されている(図3参照)。
この種子収納孔22は、図5に示すように、内ケース4の底部16の上面近傍部分(t1)はストレートの孔35にするとともに、その下方部分は底部で広がる傾斜状周面36にして下端(底面)部分が種子収納孔22の最大径Dとなっている。
上記傾斜状周面36の角度θは、10度から30度の範囲で設定されが、望ましくは20度である。
また、例えば種子を1つだけ収納するものではその種子の大きさ(直径)に合わせた直径の円形と底部16の厚みが設定され、扁平で厚みの薄い種の場合にその厚みに合わせて底部16の厚みTが設定される。
また、外ケース3の底部7に形成される種子放出孔8は8mmφにしてある。
この押圧付勢手段28は、図1及び図3に示すように、外ケース3の着脱可能な一側壁9部分と、これに対面する内ケース4の側壁21との間に、外ケース3の着脱可能な一側壁9を遊嵌した状態で貫通し内ケース4の側壁21に固定されたボルト29に支持されたコイルスプリング30を設け、このコイルスプリング30の張力により、外ケース3の着脱可能な一側壁9部分と内ケース4の側壁21とが離間する方向に押圧付勢するように構成してある。
このスイーパーシート32は、約0.3mmの厚みの薄い合成樹脂シートを中心部分に種子収納孔22より若干大きな径の孔を有する円盤状に形成したものを半割の円弧状に形成し、この半割り円弧状の半割り部分33が外ケース3の種子放出孔8側に位置するように貼着して形成したものである。
このように、スイーパーシート32を半割りの薄い合成樹脂シートにすると、内ケース4の底部16の下面と、この面が対面する外ケース3の底部の上面との間がスイーパーシート32の厚み分浮き上がるので、内ケース4は軽い力で摺動操作させることができることになる。
先ず、内ケース4の裸種子貯留部26に裸種子(図示せず)を入れ、種蒔き装置1を紙梳きの要領で揺り動かすことにより、種子貯留部26の裸種子を内ケース4の底部16の全体に薄く広げて、種子収納孔22に所定数の種子を収納させるのであるが、種子収納孔22はその大きさが所定数の種子だけを収納できる大きさであることから、当該種子収納孔22には正確に所定数の種子だけが収納される。
次に、種子収納孔22のそれぞれに種を収納させた種蒔き装置1を、各ポット6内へ所定量の床土を入れた育苗用トレー2の上方に載せる。
然る後、押圧付勢手段28の押圧付勢力に抗して内ケース4を摺動させ、図6及び図7の状態から図8の状態に種子収納孔22と種子放出孔8とを合致させることにより、種子収納孔22に収納された種子は外ケース3の種子放出孔8から育苗用トレー2の各ポット6の中央に放出されて種蒔きが終了する。
なお、種子収納孔22と種子放出孔8を形成する外ケース3及び内ケース4の各底部7・16を透明にすると、裸種子を蒔く位置を確認できる利点もある。
さらに上記底板補強用桟材31は格子状のものに限られず、外ケース3の底部7の下面に平行状に形成することも可能である。
3・・・外ケース
4・・・内ケース
7・・・外ケースの底部
8・・・種子放出孔
10・・・外ケースの前後の側壁
14・・・位置規定具
16・・・内ケースの底部
22・・・種子収納孔
24・38・・・内ケースの底部の補強用桟材
26・・・種子貯留部
27・39・・・連通部
28・・・押圧付勢手段
31・・・底板補強用桟材
32・・・スイーパーシート
33・・・半割り部分
36・・・傾斜状周面
Claims (8)
- 上方が開口する外ケースと、この外ケースに摺動可能に収納された内ケースとを備え、内ケースの底部に裸種子を所定個数収納可能な種子収納孔を等間隔に透設し、外ケースの底部には前記種子収納孔の最大径より大径の種子放出孔を種子収納孔と同じ等間隔に透設し、外ケースの一側壁を着脱可能にし、この着脱可能な側壁とこの側壁に対面する内ケースの側壁との間に種子収納孔と種子放出孔とを合致させない方向に内ケースを押圧付勢する押圧付勢手段を設け、内ケースの底部の下面で、種子収納孔の半周部分を覆うスイーパーシートを、その円弧状部分内ケースの上手側に位置するように貼着し、種子を蒔くに際しては押圧付勢手段の押圧付勢力に抗して内ケースを摺動させる時に、内ケースと外ケースとが対面する部分に入り込もうとする種子を前記スイーパーシートで種子放出孔側に押し出しながら、種子収納孔と種子放出孔とを合致させることにより、種子収納孔に収納された種子を種子放出孔から所定の場所に放出して種蒔きするように構成したことを特徴とする種蒔き装置。
- 内ケースの底部に穿設される種子収納孔が、その底部で広がる傾斜状周面に形成してあることを特徴とする請求項1に記載の種蒔き装置。
- 種子収納孔の傾斜状周面の角度が10度から30度の範囲で設定してあることを特徴とする請求項2に記載の種蒔き装置。
- 外ケースの底部下面に底板補強用桟材を格子状に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3にいずれか1項に記載の種蒔き装置。
- 外ケースの底部下面に格子状に設けられた底板補強用桟材の一部が種蒔き装置の位置規定部を兼ねていることを特徴とする請求項4に記載の種蒔き装置。
- 内ケースの内部空間に補強用桟材を格子状に設け、底部に当接する補強用桟材に種子が流通可能な連通部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の種蒔き装置。
- 内ケースの底部に形成される種子収納孔が、外ケースの底部に穿設された種子放出孔と合致する範囲内に複数個設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の種蒔き装置。
- 外ケースの四囲の一側壁部分を着脱可能にし、当該側壁部分から内ケースを交換可能に構成にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の種蒔き装置。
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