JP5318700B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来より、使い捨ておむつとして、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを止着テープにより腰回りで止着して着用するテープタイプのものや、上端に胴部開口を有するとともに下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプのものが利用されている。テープタイプの使い捨ておむつでは、着用者に使い捨ておむつを装着する介護士等がテープを摘んで止着しやすいように、止着テープの端部に(すなわち、面ファスナや粘着材の外側に)タブ部が設けられている。
一方、パンツタイプの使い捨ておむつは、外包材の腹側部の両側部と背側部の両側部とを重ねてシールすることによりパンツ型に形成される。特許文献1では、外包材の腹側部の側端部の内面を背側部の側端部の外面上に重ねた状態でシールすることにより、使い捨ておむつの左右両側においてサイドシール部が左右方向に突出することが防止される。その結果、認知症の着用者等がサイドシール部を摘んで引っ張ることによりサイドシール部が引き裂かれることが防止される。
特開2007−195792号公報
ところで、テープタイプの使い捨ておむつを認知症の着用者等に装着すると、着用者が止着テープのタブ部を摘んで引っ張ることにより、止着テープの止着が解除されて使い捨ておむつが着用者から外れてしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、着用後の使い捨ておむつのタブ部が摘まれることを防止し、意図しない止着解除を防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、使い捨ておむつであって、前方部、股下部および後方部を長手方向に順に有し、バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された略シート状の本体部と、前記後方部の幅方向の両側に取り付けられ、前記前方部に止着される一対の止着テープとを備え、前記一対の止着テープのそれぞれが、前記前方部に対して止着可能な止着部と、前記止着部よりも前記幅方向の外側に位置し、前記前方部に対して止着不能なタブ部と、前記止着部と前記タブ部とを分離することにより前記タブ部を除去する分離構造とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨ておむつであって、前記一対の止着テープのそれぞれが、テープ基材と、前記テープ基材上に取り付けられた止着部材とを備え、前記止着部が、前記テープ基材と前記止着部材との積層部であり、前記タブ部が、前記テープ基材のうち前記止着部材よりも前記幅方向の外側の部位であり、前記分離構造が、前記テープ基材に形成された弱化線である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の使い捨ておむつであって、前記弱化線が、前記止着部材の外側のエッジと重なる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の使い捨ておむつであって、前記テープ基材が伸びる方向に垂直なテープ幅方向全体に亘って、前記止着部材が前記テープ基材上に設けられる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、前記一対の止着テープのそれぞれにおいて、前記後方部と前記タブ部との間の領域全体が前記止着部である。
本発明では、着用後の使い捨ておむつのタブ部が摘まれることを防止し、意図しない止着解除を防止することができる。
使い捨ておむつの平面図である。 使い捨ておむつの断面図である。 止着テープ近傍の部位を拡大して示す平面図である。 他の止着テープの例を示す図である。 他の止着テープの例を示す図である。 他の止着テープの例を示す図である。 他の止着テープの例を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る使い捨ておむつ1を広げた状態にて示す平面図である。使い捨ておむつ1は、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを、止着テープ4により腰回りで止着して着用するテープタイプの使い捨ておむつであり、着用者からの***物を受ける。図1では、着用時に着用者に接する側(すなわち、着用者側)の面を手前にして使い捨ておむつ1を描いている。
図2は、使い捨ておむつ1を図1中に示すA−Aの位置で長手方向(すなわち、図1中における上下方向)に垂直な面で切断した断面図である。図1および図2に示すように、使い捨ておむつ1は、略シート状の本体部2、および、本体部2の両側部上(すなわち、図1および図2中における左右方向の両側)に配置されて本体部2の長手方向のおよそ全長に亘る一対のサイドシート3を備える。使い捨ておむつ1は、図1に示すように、本体部2の長手方向の一方の端部近傍において、本体部2の幅方向(すなわち、長手方向に垂直な方向)の両側に取り付けられた一対の止着テープ4をさらに備える。
本体部2の図1中における上側の部位201および下側の部位203はそれぞれ、着用者の腹側および背側の肌に接する部位であり、以下の説明では、「前方部201」および「後方部203」と呼ぶ。また、前方部201と後方部203との間において前方部201および後方部203から連続するとともに着用者の股間部に対向する部位202を「股下部202」と呼ぶ。使い捨ておむつ1では、本体部2が前方部201、股下部202および後方部203を長手方向に順に有し、前方部201および後方部203の幅が、股下部202の幅よりも大きくされる。また、一対の止着テープ4は、後方部203の幅方向の両側に取り付けられ、使い捨ておむつ1が着用者に装着される際には、前方部201の外面(すなわち、着用者に接する面とは反対側の面)に止着される。
図1および図2に示すように、本体部2は、トップシート21、バックシート23、および、トップシート21とバックシート23との間に配置された吸収コア22を備える。図2では、図示の都合上、使い捨ておむつ1の各構成を離して描いている。また、図1では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太破線にて描いている。図1に示すように、前方部201および後方部203における吸収コア22の幅は、股下部202における吸収コア22の幅よりも大きい。換言すれば、吸収コア22は、いわゆる砂時計型とされる。
図2に示すトップシート21は、吸収コア22の周りにおいてホットメルト接着剤を介してバックシート23に接合される。また、サイドシート3の幅方向の外側の部位は、バックシート23のトップシート21から露出する部位、および、トップシート21の幅方向のエッジ近傍の部位に、長手方向の全長に亘ってホットメルト接着剤を介して接合される。サイドシート3は、サイドシート本体31、および、サイドシート本体31の幅方向の内縁部にホットメルト接着剤により接合されて長手方向に伸びる弾性部材32aを備える。
図1に示す本体部2の長手方向の両端部では、各サイドシート3の幅方向の内側の部位(すなわち、本体部2の幅方向の中心軸側の部位)がホットメルト接着剤を介してトップシート21の着用者側の面に接合される。また、サイドシート3の外縁近傍の部位では、長手方向に伸びる2本の弾性部材32bが、サイドシート3とバックシート23とに挟まれてホットメルト接着剤により接合されている。これらのホットメルト接着剤としては、ポリオレフィン系、ゴム系、酢酸ビニル系等のものが利用される。なお、トップシート21とバックシート23との接合やサイドシート3とトップシート21との接合は、熱融着接合や超音波接合等により行われてもよい。
図1および図2に示す各サイドシート3では、長手方向の両端部の間における内側の部位313が、トップシート21(および他の構成)とは非接合とされており、弾性部材32aが収縮することにより、当該部位313が、図2に示すように、着用者に向かって立ち上がり、着用者の脚の付け根近傍に当接する側壁部(いわゆる、立体ギャザー)となる。また、弾性部材32bが収縮することにより、サイドシート3およびバックシート23が着用者側かつ内側に向かって立ち上がってレッグギャザーが形成され、使い捨ておむつ1の着用時に着用者の足の付け根近傍に密着する。
図1に示すように、本体部2の長手方向の両端部にはそれぞれ、トップシート21とバックシート23とに挟まれるとともに幅方向に伸びる3本の弾性部材25が設けられる。使い捨ておむつ1では、伸張状態にてトップシート21およびバックシート23に接合された弾性部材25が収縮することによりウエストギャザーが形成され、使い捨ておむつ1の着用時に本体部2が着用者の腰回りに密着する。使い捨ておむつ1では、弾性部材32a,32b、並びに、弾性部材25により本体部2が着用者に密着することにより、脚周り、股間、腹側および背側からの尿等の漏出が防止される。
トップシート21は、透液性のシート材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの***物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された透液性の不織布が利用されてもよい。
吸収コア22は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維に粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や高吸収性ファイバー等の高吸収性材料を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等により包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包むティッシュペーパーや透液性不織布等は、親水性繊維および吸水性材料とホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性材料の脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。本実施の形態では、吸収コア22はパルプ繊維およびSAPを含む。
バックシート23としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルム、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用され、バックシート23に到達した***物の水分等が、本体部2の外側にしみ出すことが防止される。バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、使い捨ておむつ1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
サイドシート本体31としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)が利用される。弾性部材32a,32b,25としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態では、ポリウレタン糸が各弾性部材として利用される。
図1に示すように、止着テープ4は、本体部2の後方部203から幅方向に突出する略矩形のテープ基材41、および、テープ基材41上に取り付けられた止着部材42を備える。止着部材42は、テープ基材41が伸びる方向に垂直なテープ幅方向(すなわち、図1中の上下方向であり、本体部2の長手方向に一致する。)全体に亘ってテープ基材41上に設けられる。
使い捨ておむつ1では、テープ基材41の幅方向の内側の端部が、サイドシート3とバックシート23との間(トップシート21とバックシート23との間でもよい。)に挟まれて接合されることにより、止着テープ4が本体部2に取り付けられる。本実施の形態では、テープ基材41として不織布が利用され、止着部材42として面ファスナが利用される。
止着テープ4では、テープ基材41と止着部材42との積層部が、本体部2の前方部201に対して止着可能な止着部43となっており、テープ基材41のうち止着部材42よりも幅方向の外側の部位が、止着部43よりも幅方向の外側に位置するとともに本体部2の前方部201に対して止着不能なタブ部44となっている。本実施の形態では、図1中の左右方向における止着部43の幅(すなわち、止着部材42の幅)は10mm〜100mmとされ、タブ部44の幅は5mm〜8mmとされる。
また、テープ基材41には、テープ幅方向の全体に亘ってテープ幅方向におよそ平行に伸びる弱化線45が形成されており、弱化線45は止着部材42の外側のエッジ421とほぼ重なる。弱化線45は、周囲の部位よりも切断抵抗が小さい線であり、本実施の形態では、それぞれがテープ基材41を貫通するとともにテープ幅方向に伸びる複数の短いスリットがテープ幅方向に断続的に配列されたミシン目とされる。使い捨ておむつ1では、弱化線45にて止着部43とタブ部44とが分離されることにより、タブ部44が止着テープ4から除去可能とされる。止着テープ4では、弱化線45が止着部43とタブ部44とを分離する分離構造となっている。
使い捨ておむつ1を着用者に装着する際には、まず、止着テープ4が本体部2の前方部201に止着されていない状態で、本体部2の前方部201および後方部203をそれぞれ着用者の腹側および背側に当接させる。続いて、一対の止着テープ4のそれぞれのタブ部44が介護士や看護師等の作業者により摘まれ、各止着テープ4が着用者の腹側へと引き寄せられる。次に、止着部43が本体部2の前方部201の外面に向けて押圧されることにより、止着部材42が前方部201に止着される。その後、作業者により止着部43が本体部2に向けて軽く押圧された状態で、タブ部44のテープ幅方向の一方の端部が摘まれてテープ幅方向の他方に向けて引っ張られることにより、テープ基材41が弱化線45に沿って切断され、タブ部44が止着部43から分離して止着テープ4から除去される。あるいは、タブ部44が作業者により摘まれ、本体部2に向けて軽く押圧されつつ本体部2の外面に沿って止着部43から離れる方向に引っ張られることにより、テープ基材41が弱化線45に沿って切断され、タブ部44が止着部43から分離して止着テープ4から除去される。
使い捨ておむつ1の装着では、作業者が止着テープ4のタブ部44を摘むことにより、止着テープ4を本体部2の前方部201に容易に止着することができる。また、止着テープ4の止着後にタブ部44が止着テープ4から除去されることにより、乳幼児である着用者や認知症の着用者、あるいは、精神障害を有する着用者等が、着用後の使い捨ておむつ1のタブ部44を摘んで引っ張ることが防止される。その結果、意図しない止着テープ4の止着解除を防止することができ、使い捨ておむつ1が着用者から外れてしまうことを防止することができる。なお、止着テープ4を引っ張らない着用者に使い捨ておむつ1を装着する際には、タブ部44を除去する必要はない。
止着テープ4では、タブ部44と止着部43とを分離させる分離構造として、テープ基材41に形成された弱化線45が利用される。これにより、容易かつ低コストにて分離構造を止着テープ4に設けることができる。本実施の形態では、弱化線45は、テープ幅方向に伸びる複数の短い貫通スリットがテープ幅方向に断続的に配列されたミシン目とされるが、弱化線45では、複数の貫通スリットに代えて、複数の略円形の貫通穴がテープ幅方向に断続的に配列されてもよい。また、テープ基材41の表面に、テープ幅方向の全長に亘る直線状であってテープ基材41の厚さの半分程度の深さを有する切り込みが形成されることにより、弱化線45が形成されてもよい。
また、止着テープ4では、弱化線45が止着部材42の外側のエッジ421と重なるため、タブ部44全体を止着テープ4から除去することができ、その結果、着用者がタブ部44を摘んで引っ張ることがより確実に防止される。なお、タブ部44全体を除去できるように弱化線45が止着部材42のエッジ421と実質的に重なるのであれば、弱化線45は止着部材42のエッジ421から多少ずれていてもよい。例えば、止着部材42のエッジ421よりも1mm程度外側に弱化線45が形成されてもよい。
上述のように、止着テープ4では、止着部材42がテープ幅方向全体に亘ってテープ基材41上に設けられることにより、図1中における止着部材42の上側および下側の部位を着用者が摘んで引っ張ることが防止される。その結果、意図しない止着テープ4の止着解除をより確実に防止することができる。
図3は、止着テープの他の好ましい例を示す図である。図3では、使い捨ておむつ1の一対の止着テープ4aのうち、一方の止着テープ4a近傍の部位を拡大して示しており、他方の止着テープ4aの構造も図3に示す止着テープ4aと同様である。止着テープ4aでは、タブ部44と本体部2の後方部203との間の領域全体に亘って、止着部材42がテープ基材41上に設けられ、タブ部44と本体部2の後方部203との間の領域全体が止着部43となっている。
使い捨ておむつ1を装着する際には、上記と同様に、一対の止着テープ4aのそれぞれにおいて、テープ基材41が弱化線45に沿って切断されてタブ部44が除去される。これにより、着用者がタブ部44を摘んで引っ張ることが防止される。また、止着テープ4aの全面(すなわち、本体部2から突出している部位の全面)が本体部2に止着されるため、止着部43と本体部2との間に着用者が指を挿入することが防止される。その結果、意図しない止着テープ4aの止着解除をより確実に防止することができ、使い捨ておむつ1が着用者から外れてしまうことをより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
止着テープのテープ基材41は不織布以外の材料により形成されてもよい。また、止着テープのタブ部44と止着部43とを分離する分離構造は、必ずしもテープ基材41に形成された弱化線45である必要はなく、他の態様の分離構造とされてもよい。
例えば、テープ基材41がポリプロピレン等のプラスチックフィルムにより形成される場合、図4に示す止着テープ4bでは、止着部材42の外側のエッジ421とおよそ重なる位置において、テープ幅方向に略平行に伸びる糸状または帯状の強化フィルム46が、分離構造としてテープ基材41のテープ幅方向全体に亘って接合される。止着テープ4bでは、強化フィルム46の一方の端部を摘んで他方の端部側へと引っ張ることにより、テープ基材41が強化フィルム46の接合部に沿って切断され、タブ部44が止着テープ4bから除去される。
また、図5に示す止着テープ4cでは、プラスチックフィルムにより形成されたテープ基材41のテープ幅方向の両側のエッジに、切り欠き46aが分離構造として形成される。切り欠き46aは、止着部材42の外側のエッジ421とおよそ重なる位置に形成されており、テープ基材41がいずれか一方の切り欠き46aから止着部材42のエッジ421におよそ沿って切り裂かれることにより、タブ部44が止着テープ4cから除去される。
図6に示す止着テープ4dでは、第1基材411と第2基材412とが積層された2層構造のテープ基材41aが利用される。止着部材42は、第1基材411の本体部2の後方部203から最も離れた位置に接合されており、第1基材411の止着部材42が接合される面とは反対側の面には、第2基材412が熱融着接合や超音波接合、あるいは、ホットメルト接着剤による接着等により剥離可能に取り付けられる。第2基材412の一部は、止着部材42の外側のエッジ421からさらに外側に突出しており、当該突出する部位が止着テープ4dのタブ部44となっている。止着テープ4dでは、第2基材412を第1基材411から剥離することによりタブ部44が除去される。すなわち、テープ基材41aにおける第1基材411と第2基材412との積層構造が、止着部43とタブ部44とを分離する分離構造となっている。
止着テープの止着部材は、面ファスナ以外の様々な部材であってもよい。例えば、粘着材により形成された粘着材層が止着部材としてテープ基材41上に設けられてもよい。弱化線等の分離構造は、粘着材層の外側のエッジよりも内側にて粘着材層に重なって設けられてもよく、この場合、タブ部44と共に粘着材層の一部が除去される。
止着テープでは、必ずしも止着部材42がテープ基材41上に取り付けられる必要はなく、例えば、止着テープ全体が面ファスナにより形成されてもよい。この場合、面ファスナの外側の端部において不織布等に係合するフック構造が潰される等して、本体部2の前方部201に対して係合不能であるタブ部44が形成され、タブ部44と本体部2の後方部203との間の領域全体が止着部43となる。
上記実施の形態では、使い捨ておむつ1に一対の止着テープが設けられるが、二対以上の止着テープが設けられてもよい。また、止着テープの形状は、必ずしも略矩形には限定されず、例えば、図7の止着テープ4eに示すように、略矩形のベース部47から2つの突出部48が突出する形状とされてもよい。止着テープ4eでは、各突出部48に止着部材42が設けられ、突出部48のうち止着部材42の外側が部位がタブ部44となる。
1 使い捨ておむつ
2 本体部
4,4a〜4e 止着テープ
21 トップシート
22 吸収コア
23 バックシート
41,41a テープ基材
42 止着部材
43 止着部
44 タブ部
45 弱化線
46 切断フィルム
46a 切り欠き
201 前方部
202 股下部
203 後方部
411 第1基材
412 第2基材
421 エッジ

Claims (5)

  1. 使い捨ておむつであって、
    前方部、股下部および後方部を長手方向に順に有し、バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された略シート状の本体部と、
    前記後方部の幅方向の両側に取り付けられ、前記前方部に止着される一対の止着テープと、
    を備え、
    前記一対の止着テープのそれぞれが、
    前記前方部に対して止着可能な止着部と、
    前記止着部よりも前記幅方向の外側に位置し、前記前方部に対して止着不能なタブ部と、
    前記止着部と前記タブ部とを分離することにより前記タブ部を除去する分離構造と、
    を備えることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記一対の止着テープのそれぞれが、
    テープ基材と、
    前記テープ基材上に取り付けられた止着部材と、
    を備え、
    前記止着部が、前記テープ基材と前記止着部材との積層部であり、
    前記タブ部が、前記テープ基材のうち前記止着部材よりも前記幅方向の外側の部位であり、
    前記分離構造が、前記テープ基材に形成された弱化線であることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記弱化線が、前記止着部材の外側のエッジと重なることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項2または3に記載の使い捨ておむつであって、
    前記テープ基材が伸びる方向に垂直なテープ幅方向全体に亘って、前記止着部材が前記テープ基材上に設けられることを特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記一対の止着テープのそれぞれにおいて、前記後方部と前記タブ部との間の領域全体が前記止着部であることを特徴とする使い捨ておむつ。
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