JP2016104078A - 展開型着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスニングテープの剥離性に優れるが、着用者の誤操作やいたずらに起因するファスニングテープの剥離は生じ難い展開型着用物品を提供すること。【解決手段】ファスニングテープ7は、おむつの背側部1Rに固定された固定領域70と自由領域71とを有し、自由領域71の横方向Yの外方側の一面が止着領域72となっている。止着領域72は、一対の横辺7y,7yとそれらに連接された縦辺7xとを有する平面視四角形形状をなし、止着領域72に、止着部材が配された止着部73と、止着部材が配されていない非止着部74とが存在する。止着領域72の角部72cは止着部73である。縦辺7xと横辺7yとを含む止着領域72の縁部に、摘み部として機能し得る非止着部74と該非止着部74を挟んで該縁部の長さ方向の両側に位置する止着部73,73とからなる、摘み部形成部75が存在している。【選択図】図3

Description

本発明は、展開型使い捨ておむつ等の、止着用のファスニングテープを備える展開型着用物品に関する。
展開型使い捨ておむつは、通常、着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部並びにそれらの間に位置する股下部を有し、これを着用する際には、背側部のサイドフラップを着用者の腹側に引き延ばし、そのサイドフラップに設けられたファスニングテープを腹側部の外表面に止着する。これにより、おむつを腰周りで適度に締め付け、ずれ落ちないように固定することができる。このファスニングテープとしては、止着と剥離が自在に行える機械的な接合を可能とするファスニングテープが広く用いられている。ファスニングテープは、一般的に、面状のメカニカルファスナーを有し、例えばこれが基材シートと共におむつのフラップに取り付けられた構造を有する。このメカニカルファスナーとしては、繊維等との係合を可能とする形状、例えば鉤型、マッシュルーム型等の形状の係合フックを多数有する面状ファスナー、いわゆる雄材が用いられる。他方、おむつの腹側部の外表面でこの面状のメカニカルファスナーを受ける部分は、該外表面が不織布で形成されている場合はそのままでも良いが、メカニカルファスナーが有する係合フックの効果的な掛かりを実現するよう、例えばループ状ないし毛羽立った表面繊維構造を有するターゲットテープ、いわゆる雌材が用いられる。
ファスニングテープのターゲットテープに対する止着力は、それほど強力なものではなく、幼児等の着用者の弱い力によっても容易に外せる程度であるため、展開型使い捨ておむつの着用中において、着用者の誤操作やいたずらによってファスニングテープが外れてしまい、おむつが緩んだり外れたりして***物が漏れてしまうという問題があった。斯かる問題に鑑み、特許文献1には、テープ本体と、その一面に固着されたメカニカルファスナーの係合フックとしての凸部材とからなるファスニングテープにおいて、該凸部材を該テープ本体の長手方向(おむつの横方向)に所定間隔を置いて複数個配することが記載されている。特許文献1記載のファスニングテープにおいて、テープ本体の長手方向両端部には凸部材は配されておらず、即ち、ファスニングテープの角部は止着機能を有していない。
特許文献2には、ファスニングテープの平面視形状が四角形であると、これを摘んだときにその角に指が触れると痛みを伴う場合があり、また、係合フックの周囲で該テープの摘みやすさに差が生じやすいという問題が生じる旨記載されており、これを解決するために、テープ基材の長手方向の一端に形成される摘み部と、他端に形成されて使い捨ておむつ本体に取り付けられる固定部とを有するファスニングテープにおいて、該摘み部におけるテープ基材の周縁よりも内方に、係合フックを設けることが記載されている。つまり、特許文献2記載のファスニングテープにおいては、係合フックの配置部が、係合フックが配されていない部分に包囲されている。
特許文献3には、ピン状の係合フックによる違和感を軽減しつつ、引き剥がし易さを向上させたファスニングテープとして、係合フックの高さを部分的に異ならせたものが記載されている。特許文献3記載のファスニングテープは、おむつのサイドフラップから延在する基材シートと、複数の係合フックが設けられたフックシートとを含んでいるところ、該フックシートは該基材シートの一面全体を被覆しており、該基材シートの一面には、係合フックが設けられていない部分が存在しない。
特開平10−28703号公報 特開2011−183059号公報 特開2013−212214号公報
特許文献1記載の使い捨ておむつは、ファスニングテープに施された工夫によって、着用中における着用者の誤操作やいたずら等に起因するファスニングテープの剥離が起こり難くなってはいるが、未だ改善の余地がある。特許文献2記載の使い捨ておむつは、ファスニングテープの周縁部全体に係合フックが設けられておらず、該周縁部はおむつ着用中に止着されていないため、着用者の誤操作やいたずら等によってファスニングテープが外れやすい。特許文献3記載の使い捨ておむつは、ファスニングテープの一面全体に係合フックが設けられており、これをおむつの腹側部に止着させた状態から剥離する際に摘み部として機能し得る部分を備えていないため、剥離し難い。
従って本発明は、ファスニングテープをその止着対象から容易に剥離することができ、且つ着用者の誤操作やいたずらに起因するファスニングテープの止着対象からの剥離が生じ難い展開型着用物品に関する。
本発明は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有すると共に、着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部並びにそれらの間に位置する股下部を有し、該背側部の該縦方向に沿う両側縁部に、止着用のファスニングテープを備える展開型着用物品において、前記ファスニングテープは、前記背側部に固定された固定領域と、該固定領域から前記横方向の外方に延びる自由領域とを有し、該自由領域の該横方向の外方側の一面は、止着部材を有する止着領域となっており、前記止着領域は平面視四角形形状をなし、且つ前記横方向に延びる一対の横辺と、該一対の横辺それぞれに連接されて縦方向に延びる縦辺とを有し、該止着領域に、前記止着部材が配された止着部と、該止着部材が配されていない非止着部とが存在し、前記縦辺と前記横辺とで画成される前記止着領域の角部は、前記止着部であり、前記縦辺と前記横辺とを含む前記止着領域の縁部に、摘み部として機能し得る前記非止着部と該非止着部を挟んで該縁部の長さ方向の両側に位置する前記止着部とからなる、摘み部形成部が存在している展開型着用物品を提供するものである。
本発明によれば、ファスニングテープをその止着対象から容易に剥離することができ、且つ着用者の誤操作やいたずらに起因するファスニングテープの止着対象からの剥離が生じ難い展開型着用物品が提供される。本発明の展開型着用物品を例えば使い捨ておむつとして用いた場合には、母親などの着用者に付き添う者において、着用時にファスニングテープが外れていないかどうかを頻繁に確認する必要がなく、高い安心感が得られる。
図1は、本発明の展開型着用物品の一実施形態である展開型使い捨ておむつの肌対向面即ち表面シート側を一部破断して模式的に示す平面図であり、各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた展開状態における平面図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの模式的な斜視図であり、背側部のファスニングテープを腹側部のターゲットテープに止着させた状態を示す斜視図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつにおけるファスニングテープの被止着面側の模式的な平面図である。 図4(a)〜図4(d)は、それぞれ、本発明に係るファスニングテープの他の実施形態の被止着面側の模式的な平面図である。 図5(a)〜図5(d)は、それぞれ、本発明に係るファスニングテープのさらに他の実施形態の被止着面側の模式的な平面図である。 図6(a)〜図6(d)は、それぞれ、本発明に係るファスニングテープのさらに他の実施形態の被止着面側の模式的な平面図である。 図7(a)〜図7(f)は、それぞれ、本発明に係るファスニングテープのさらに他の実施形態の被止着面側の模式的な平面図である。
以下、本発明の展開型着用物品を、その好ましい一実施形態である展開型使い捨ておむつの一例に基づき図面を参照して説明する。図1及び図2には、本実施形態の展開型使い捨ておむつ1の全体構成が示されている。おむつ1は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有すると共に、着用者の腹側に配される腹側部1F及び背側に配される背側部1R並びにそれらの間に位置する股下部1Mとを有する。
おむつ1は、股下部1Mを含む縦方向Xの中央部における、縦方向Xに沿う両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、図1に示す如き平面視において、縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状をなしている。股下部1Mは、着用時に着用者の***部に対向配置される図示しない***部対向部を含んでいる。***部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部よりもやや背側部1R寄りに偏倚した位置にある。
おむつ1は、液保持性の吸収体4と、該吸収体4の肌対向面側に配され、着用時に着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2と、該吸収体4の非肌対向面側に配された液不透過性ないし撥水性の裏面シート3とを具備している。おむつ1は、図1に示す如き平面視において縦方向Xに長い縦長の形状を有し、その長手方向が縦方向Xに一致し、幅方向が横方向Yに一致している。
尚、本明細書において、「肌対向面」は、着用物品又はその構成部材(例えば吸収体4)における、着用物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、着用物品又はその構成部材における、着用物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置が維持された状態を意味し、着用物品が適正な着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の周縁から外方に延出し、その延出部において互いに接合されている。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、図1に示す如き展開且つ伸張状態のおむつ1の外形を形成している。表面シート2及び裏面シート3としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート3としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。裏面シート3には、例えば、液難透過性のフィルムシート単独の形態と、該フィルムシートの非肌対向面側に外装シートとしての不織布を積層配置した形態とがある。吸収体4は、図1に示す如き平面視において、股下部1Mに位置する縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状をなし、縦方向Xに長い縦長の形状を有している。吸収体4としては、例えば、吸水性ポリマーの粒子及びパルプ繊維等の繊維材料の少なくとも1種を含む吸収性コアを用いることができ、該吸収性コアは、その表面が紙、不織布等のコアラップシートで被覆されていても良い。
腹側部1F及び背側部1Rそれぞれの縦方向Xの端部であるウエスト部11には、該ウエスト部11を着用者の身体にフィットさせるためのウエストギャザー形成用弾性部材5が、横方向Yに伸長状態で表面シート2と裏面シート3との間に固定されており、これにより、おむつ1の着用時においてウエスト部11には、弾性部材5の収縮によりウエストギャザーが形成される。また、股下部1Mの縦方向Xに沿う側縁部を含み、着用者の脚周りに配される左右のレッグ部12には、該レッグ部12を着用者の身体にフィットさせるためのレッグギャザー形成用弾性部材6が、縦方向Xに伸長状態で表面シート2と裏面シート3との間に固定されており、これにより、おむつ1の着用時においてレッグ部12には、弾性部材6の収縮によりレッグギャザーが形成される。表面シート2、裏面シート3、吸収体4及び弾性部材5,6は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。
図1及び図2に示すように、背側部1Rの縦方向Xに沿う両側縁部には、一対の止着用のファスニングテープ7,7が設けられている。また、おむつ1の腹側部1Fの外表面即ち非肌対向面には、ファスニングテープ7における後述する止着領域72が止着されるターゲットテープ8が設けられている。ターゲットテープ8の表面の全域、即ちファスニングテープ7の後述する止着領域72が止着される面の全域には、止着領域72が有する止着部材としての係合フックと係合可能なループ材が配されており、これにより、ターゲットテープ8は止着領域72を着脱自在に止着可能になされている。ターゲットテープ8は、図1に示すように平面視矩形形状をなし、その長手方向を横方向Yに一致させて、腹側部1Fの非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、接着剤やヒートシール等の公知の接合手段によって固定されている。ターゲットテープ8としては、ループ状ないし毛羽立った表面繊維構造を有する公知のいわゆる雌材を用いることができ、例えばスパンボンド不織布等の各種不織布を用いることができる。
図3には、一対のファスニングテープ7,7のうちの一方のみが拡大して示されているが、特に断らない限り、図3に示していない他方のファスニングテープ7も、図3に示すものと同様に構成されている。ファスニングテープ7は、図3に示すように、背側部1Rに固定された固定領域70と、該固定領域70に隣接し、該固定領域70から横方向Yの外方に延びる、他の部材に非固定の自由領域71とを有している。固定領域70は、表面シート2及び裏面シート3それぞれの吸収体4の縦方向Xに沿う側縁からの延出部からなるサイドフラップ部に固定されており、より具体的には、該サイドフラップ部を構成する両シート2,3間に介在配置されている。固定領域70は、接着剤やヒートシール等の公知の接合手段によってこのサイドフラップ部に固定されている。
ファスニングテープ7の自由領域71の横方向Yの外方側の一面、より具体的には、おむつ1の着用時にターゲットテープ8と重ね合わされる被止着面は、止着部材を有する止着領域72となっている。図3に示すように、止着領域72は平面視四角形形状をなし、且つ横方向Yに延びる一対の横辺7y,7yと、該一対の横辺7y,7yそれぞれに連接されて縦方向Xに延びる縦辺7xとを有している。縦辺7xは、ファスニングテープ7(自由領域71)の横方向Yの外方側の先端である。本発明において、四角形形状とは、正方形や長方形などの厳密な意味での四角形のみならず、角が丸みを帯びた形状や、台形、ひし形なども含む概念である。
本実施形態においては、一対のファスニングテープ7,7は、それぞれ、固定領域70とは反対側に位置する自由領域71の先端側(横方向Yの外方側)が、横方向Yにおいて2つに分離しており、その2つの分離部分それぞれの一面が止着領域72となっている。つまり、一対のファスニングテープ7,7は、それぞれ、互いに独立した複数(2つ)の止着領域72を有しており、その複数(2つ)の止着領域72,72は、縦方向Xに間欠的に設けられている。2つの止着領域72,72は互いに同形状同寸法であり、ファスニングテープ7は、2つの止着領域72,72間の中央を通って横方向Yに延びる仮想直線を挟んで対称に形成されている。
本実施形態においては、止着領域72は平面視台形形状、より具体的には角が丸みを帯びた等脚台形形状をなし、その等脚台形における長さの異なる2本の底辺のうち、相対的に長さの短い底辺が縦辺7xとなっている。止着領域72の一対の横辺7y,7yは、縦方向X及び横方向Yの両方向に交差する方向に延びている。止着領域72は、横方向Yの外方に向かうに従って横方向長さ即ち幅が漸次減少する。
止着領域72には、図3に示すように、止着部材が配された止着部73と、止着部材が配されていない非止着部74とが存在している。本実施形態においては、止着部73に配されている止着部材として、係合フックを多数有する面状のメカニカルファスナーの雄材が採用されている。この止着部材は典型的には、シート状の支持体と、該支持体の表面に設けられた多数個の係合フックとを含んで構成されている。係合フックの形状は特に制限されず、例えば、ピン型、鉤型、ホック型、マッシュルーム型の種々の形状の係合フックを用いることができる。
ファスニングテープ7が有する2つの止着領域72,72それぞれの横方向Yの長さ、即ち、縦辺7x(ファスニングテープ7の横方向Yの外方側の先端)と止着部73における縦辺7xから最も離れている部分との離間距離は、好ましくは10mm以上、さらに好ましくは20mm以上、そして、好ましくは250mm以下、さらに好ましくは200mm以下、より具体的には、好ましくは10mm以上250mm以下、さらに好ましくは20mm以上200mm以下である。
また、止着領域72の縦方向Xの長さ即ち幅は、好ましくは20mm以上、さらに好ましくは25mm以上、そして、好ましくは200mm以下、さらに好ましくは70mm以下、より具体的には、好ましくは20mm以上200mm以下、さらに好ましくは25mm以上70mm以下である。本実施形態のように止着領域72の幅が一定でない場合は、その幅の最大値及び最小値の両方が前記範囲内にあることが好ましい。
本実施形態の主たる特徴の1つとして、図3に示すように、縦辺7xと横辺7yとで画成される止着領域72の角部72cが、止着部73であり、且つ、止着領域72の縁部、即ち縦辺7x及び横辺7y並びにそれらの近傍に、摘み部として機能し得る非止着部74と該非止着部74を挟んで該縁部の長さ方向の両側に位置する止着部73とからなる、摘み部形成部75が存在している点が挙げられる。ここで、止着領域72の縁部の一部である「縦辺7xに沿う縁部」は、縦辺7xから5mm以内の領域であり、「止着領域72の縁部の他の一部である「横辺7yに沿う縁部」は、横辺7yから5mm以内の領域である。摘み部形成部75は、それが存在している止着領域72の辺、本実施形態においては縦辺7xの長さ方向に離間する一対の止着部73,73と、その一対の止着部73,73間に介在配置された非止着部74とからなる。
このように、止着領域72の角部72cに止着部73が存し、且つ止着領域72の縁部に設けられた摘み部としての非止着部74が止着部73,73で挟まれていることにより、止着領域72をターゲットテープ8に止着させた状態において、止着領域72(自由領域71)のターゲットテープ8からの浮きやめくれが起こり難くなると共に、止着領域72の縁部とターゲットテープ8との間に手指を差し込み難くなるため、着用者の誤操作やいたずらに起因する止着領域72の剥離が効果的に防止される。また、止着領域72をターゲットテープ8に止着させた状態において、止着領域72の縁部における摘み部形成部75の非止着部74に対応する部位に、手指1本を差し込める程度の小さな隙間が生じるので、止着領域72をターゲットテープ8から剥離する際には、この隙間に手指を差し込んで止着領域72(自由領域71)を把持して引き剥がせば良く、ファスニングテープ7の剥離操作を容易に行うことができる。
本実施形態においては、図3に示すように、摘み部形成部75は縦辺7xのみに存在しており、横辺7yには存在していない。後述する実施形態のように、摘み部形成部75は横辺7yに存在していても良いが、着用者がファスニングテープ7の止着領域72に対して誤操作やいたずらをするときには、手指を縦方向Xに動かすことが多いので、その手指の動きに対して交差する方向に延びる止着領域72の横辺7yには、非止着部74が存在してないか、又は止着領域72の全面積に占める非止着部74の面積の割合が少ないことが好ましい。つまり、非止着部74を含む摘み部形成部75は、本実施形態のように、縦辺7xに存在しているとより効果的である。
本実施形態においては、図3に示すように、止着領域72における縁部以外の部分が全て止着部73である。また、止着領域72の縁部についても、非止着部74が存在するのは縦辺7xに沿う縁部のみであり、しかも、縦辺7xに沿う縁部に存する非止着部74の数は1個である。止着領域72がこのように構成されていることにより、止着強度と剥がしやすさとを高いレベルで両立しつつ、止着領域72をターゲットテープ8に止着させた状態において、着用者の誤操作やいたずらに起因する止着領域72の剥離がより一層確実に防止される。
縦辺7xに存在する摘み部形成部75における非止着部74の縦方向Xの長さ、即ち摘み部としての非止着部74の幅は、着用者の誤操作やいたずらに起因する止着領域72の剥離防止と剥離操作の容易性とのバランスの観点から、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは10mm以上、そして、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下、より具体的には、好ましくは5mm以上30mm以下、さらに好ましくは10mm以上25mm以下である。
また、止着強度と剥がしやすさとを高いレベルで両立させる観点から、摘み部形成部75が存在する止着領域72の一辺において、止着部73の該一辺の長さ方向の長さの合計値は、非止着部74の該一辺の長さ方向の合計値以上であることが好ましい。本実施形態においては、縦辺7xに摘み部形成部75が1つ存在するので、縦辺7xにおいて、その1つの摘み部形成部75を構成する2つの止着部73,73それぞれの縦辺7xの長さ方向の長さの合計値が、その2つの止着部73,73に挟まれた1つの非止着部74の縦辺7xの長さ方向の合計値以上であることが好ましい。止着部73の、摘み部形成部75が存在する止着領域72の一辺の長さ方向の長さの合計値と、非止着部74のそれとの比は、前者/後者として、好ましくは1以上、さらに好ましくは1.5以上、そして、好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下、より具体的には、好ましくは1以上3以下、さらに好ましくは1.5以上2以下である。尚、後述する他の実施形態(図4〜図7参照)の中には、横辺7yに摘み部形成部75が存在するものがあるところ、その横辺7yにおける止着部73の横辺7yの長さ方向の長さの合計と非止着部74のそれとの比も、斯かる範囲にあることが好ましい。
図4〜図7には、本発明に係るファスニングテープの他の実施形態が示されている。後述する他の実施形態については、前記実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分には、前記実施形態についての説明が適宜適用される。
図4に示すファスニングテープ7A〜7Dは何れも、非止着部74(摘み部形成部75)が止着領域72の縦辺7xに沿う縁部に存在すると共に、止着領域72における縦辺7xに沿う縁部以外の他の部分にも存在している。
図4(a)に示すファスニングテープ7A及び図4(b)に示すファスニングテープ7Bにおいては、それぞれ、止着領域72を縦方向Xに縦断する平面視直線状の非止着部74が複数(ファスニングテープ7Aでは3つ、ファスニングテープ7Bでは2つ)存在し、一対の横辺7y,7yそれぞれに、それら複数の非止着部74を含んで構成される摘み部形成部75が複数存在している。ファスニングテープ7A,7Bは、それぞれ、該テープ7A,7Bを縦方向Xに二分する図示しない横中心線を挟んで対称に形成されている。
図4(c)に示すファスニングテープ7Cにおいては、非止着部74が止着領域72において、縦辺7xに沿う縁部及び横辺7yに沿う縁部のみに存在し、縁部よりも内方には存在していない。
図4(d)に示すファスニングテープ7Dにおいては、止着領域72における縁部よりも内方に、平面視直線状の複数(2つ)の非止着部74が横方向Yに延びるように存在しているが、横辺7yには非止着部74は存在していない。
図5に示すファスニングテープ7E〜7Hは、縦辺7xに摘み部形成部75(非止着部74)が複数存在する点で共通する。縦辺7xに摘み部形成部75が複数存在することにより、縦辺7xには摘み部として機能する非止着部74が複数存在することになるため、止着領域72の縦辺7xでの摘みやすさが一層向上する。また、縦辺7xに存在する複数の非止着部74は、複数の止着部73と縦辺7に沿って交互に配されているため、止着領域72をターゲットテープ8に止着させた状態において、縦辺7xとターゲットテープ8との間に手指を差し込み難く、着用者の誤操作やいたずらに起因する止着領域72の剥離が効果的に防止される。ファスニングテープ7E〜7Hは、平面視において縦方向Xに長い縦長矩形形状の自由領域71(止着領域72)を1つのみ有している点でも共通する。
図5(a)に示すファスニングテープ7Eにおいては、縦辺7xに存在する複数の非止着部74それぞれの平面視形状は四角形形状であるのに対し、図5(b)に示すファスニングテープ7Fにおいては、縦辺7xに存在する複数の非止着部74それぞれの平面視形状は、横方向Yの内方に向かって凸の半楕円形状をなしており、人の指先に類似した形状をなしている。止着領域72の摘みやすさの点では、ファスニングテープ7Eよりもファスニングテープ7Fの方が有利である。
図5(c)に示すファスニングテープ7Gは、図5(a)に示すファスニングテープ7Eに比して非止着部74の面積が大きくなっている点以外は、ファスニングテープ7Eと同じである。
図5(d)に示すファスニングテープ7Hは、止着領域72を縦方向Xに縦断する平面視直線状の非止着部74が1つ存在し、一対の横辺7y,7yそれぞれに、その非止着部74を含んで構成される摘み部形成部75が1つ存在している点以外は、ファスニングテープ7Eと同じである。
ファスニングテープ7G及び7Hは、何れもファスニングテープ7Eに比して止着部73の面積が少なく、延いては係合フックの使用量が少ないため、製造コスト及び止着領域72の柔軟性の点でファスニングテープ7Eよりも有利である。
前述したファスニングテープ7A〜7C及び7Hは、縦辺7xに非止着部74(摘み部形成部75)が存在していると共に、横辺7yにも非止着部74(摘み部形成部75)が存在している点で共通する。このような構成のファスニングテープにおいては、横辺7yに、「縦辺7xに存在する摘み部形成部75を構成する非止着部74の縦方向長さ74Lxに比して横方向長さ74Lyが長い、非止着部74」が存在しないことが好ましい。このような、摘み部として機能し得る部分の幅が比較的広い非止着部74がファスニングテープの横辺7yに存在すると、該ファスニングテープの止着状態においてその横辺7yに思いがけず指が入り込んで該ファスニングテープがターゲットテープから剥離してしまうおそれがある。つまり、前記の「横辺7yには、縦辺7xに存在する摘み部形成部75を構成する非止着部74の縦方向長さ74Lxに比して横方向長さ74Lyが長い、非止着部74が存在しない」は、「1)横辺7yに沿う縁部全体が止着部73であるか(図3参照)、又は2)横辺7yに存在している非止着部74は、その横方向長さ74Lyが、縦辺7xに存在する摘み部形成部75を構成する非止着部74の縦方向長さ74Lxに比して短い」に換言できる。
このように、「縦辺7xの非止着部74の縦方向長さ74Lx>横辺7yの非止着部74の横方向長さ74Ly」という大小関係が成立していることにより、前述した作用効果、即ち、ファスニングテープの剥離性の向上効果と着用者の誤操作やいたずらに起因する剥離の防止効果との発現に支障のない範囲で、止着領域72の全面積に占める止着部73の面積の割合を低減させることが可能となり、それによって製造コストの削減及び止着領域72の柔軟性の向上を図ることが可能となる。縦辺7xの非止着部74の縦方向長さ74Lxと横辺7yの非止着部74の横方向長さ74Lyとの比は、前者/後者として、好ましくは1以上、さらに好ましくは1.5以上、そして、好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下、より具体的には、好ましくは1以上3以下、さらに好ましくは1.5以上2以下である。
図6に示すファスニングテープ7I〜7Lは、背側部IRの側縁から横方向Yの外方への延出長さが比較的短く且つ止着領域72を1つのみ有している点で共通する。また、図6に示すファスニングテープ7I〜7Lは、縦辺7xに摘み部形成部75が存在するところ、その縦辺7xにおいて、止着部73の縦辺7xの長さ方向の長さの合計値が、非止着部74の縦辺7xの長さ方向の合計値未満である点でも共通する。この摘み部形成部75が存在する止着領域72の一辺における止着部73と非止着部74との長さの大小関係は、図3に示すファスニングテープ7の縦辺7xにおける大小関係とは逆である。
図6に示すファスニングテープ7I〜7Lは、縦辺7xに存在する摘み部形成部75を構成する非止着部74の平面視形状が互いに異なり、図6(a)に示すファスニングテープ7Iにおいては四角形形状より具体的には矩形形状、図6(b)に示すファスニングテープ7Jにおいては横方向Yの内方に向かって凸の半円形状又は半楕円形状、図6(c)に示すファスニングテープ7K及び図6(d)に示すファスニングテープ7Lにおいては横方向Yの内方に向かって凸の凸形状をなしている。ファスニングテープ7Lは、ファスニングテープ7Kに比して、止着領域72の全面積に占める非止着部74の面積の割合が多い。
図7に示すファスニングテープ7M〜7Rは、平面視において横方向Yに長い横長矩形形状の自由領域71(止着領域72)を1つのみ有している点で共通する。図7に示すファスニングテープ7M〜7Rのうち、ファスニングテープ7M,7N,7Q及び7Rは、縦辺7xに存在する摘み部形成部75を構成する非止着部74の平面視形状が互いに異なり、図7(a)に示すファスニングテープ7Mにおいては四角形形状より具体的には矩形形状、図7(b)に示すファスニングテープ7Nにおいては横方向Yの内方に向かって凸の半円形状又は半楕円形状、図7(e)に示すファスニングテープ7Q及び図7(f)に示すファスニングテープ7Rにおいては横方向Yの内方に向かって凸の凸形状をなしている。ファスニングテープ7Rは、ファスニングテープ7Qに比して、止着領域72の全面積に占める非止着部74の面積の割合が多い。また、図7(c)に示すファスニングテープ7O及び図7(d)に示すファスニングテープ7Pは、摘み部形成部75(非止着部74)が、縦辺7xに存在しない代わりに、一対の横辺7y、7yのうちの一方の横辺7yのみに存在する、より具体的には、一対の横辺7y、7yのうち背側部1Rのウエスト部11から相対的に遠い方(股下部1Mから相対的に近い方)の横辺7yに存在する点以外は、図7(a)に示すファスニングテープ7M及び図7(b)に示すファスニングテープ7Nと同じである。
以上、本発明について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。例えば、吸収性や防漏性等の向上の観点から、表面シート2と吸収体4との間に、各種不織布からなる液透過性シートが介在配置されていても良い。同様の観点から、おむつ1の肌対向面に、表面シート2及び吸収体4が一体的に圧密化されてなる溝が形成されていても良い。また、肌対向面の縦方向に沿う左右両側部に、着用時に着用者の肌側に向かって起立する一対の立体ギャザーを設けても良い。本発明は、展開型使い捨ておむつ以外の他の展開型着用物品、例えば、着用前にはパンツ型であっても、サイド部を破き展開型として使用できる着用物品に適用可能である。 前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有すると共に、着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部並びにそれらの間に位置する股下部を有し、該背側部の該縦方向に沿う両側縁部に、止着用のファスニングテープを備える展開型着用物品において、
前記ファスニングテープは、前記背側部に固定された固定領域と、該固定領域から前記横方向の外方に延びる自由領域とを有し、該自由領域の該横方向の外方側の一面は、止着部材を有する止着領域となっており、
前記止着領域は平面視四角形形状をなし、且つ前記横方向に延びる一対の横辺と、該一対の横辺それぞれに連接されて縦方向に延びる縦辺とを有し、該止着領域に、前記止着部材が配された止着部と、該止着部材が配されていない非止着部とが存在し、
前記縦辺と前記横辺とで画成される前記止着領域の角部は、前記止着部であり、
前記縦辺と前記横辺とを含む前記止着領域の縁部に、摘み部として機能し得る前記非止着部と該非止着部を挟んで該縁部の長さ方向の両側に位置する前記止着部とからなる、摘み部形成部が存在している展開型着用物品。
<2>
前記縦辺に前記摘み部形成部が存在し、且つ前記横辺には、該縦辺に存在する摘み部形成部を構成する前記非止着部の前記縦方向の長さに比して前記横方向の長さが長い、前記非止着部が存在しない前記<1>に記載の展開型着用物品。
<3>
前記縦辺に前記摘み部形成部が存在し、且つ1)前記横辺に沿う縁部全体が前記止着部であるか、又は2)前記横辺に存在している前記非止着部は、その前記横方向の長さが、前記縦辺に存在する前記摘み部形成部を構成する前記非止着部の前記縦方向の長さに比して短い前記<1>に記載の展開型着用物品。
<4>
前記縦辺の前記非止着部の前記縦方向の長さと、前記横辺の前記非止着部の前記横方向の長さとの比は、前者/後者として、好ましくは1以上、さらに好ましくは1.5以上、そして、好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下である前記<1>〜<3>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<5>
前記縦辺に前記摘み部形成部が複数存在する前記<1>〜<4>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<6>
前記摘み部形成部が存在する前記止着領域の一辺において、前記止着部の該一辺の長さ方向の長さの合計値が、前記非止着部の該一辺の長さ方向の合計値以上である前記<1>〜<5>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<7>
前記止着領域における縁部以外の部分が全て前記止着部である前記<1>〜<6>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<8>
一対の前記ファスニングテープは、それぞれ、互いに独立した複数(2つ)の前記止着領域を有しており、その複数(2つ)の止着領域は、前記縦方向に間欠的に設けられている前記<1>〜<7>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<9>
前記止着領域は、平面視において角が丸みを帯びた等脚台形形状をなしている前記<1>〜<8>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<10>
前記ファスニングテープが有する前記止着領域の前記横方向の長さ、つまり、前記縦辺即ち前記ファスニングテープの前記横方向の外方側の先端と、前記止着部における前記縦辺から最も離れている部分との離間距離は、好ましくは10mm以上、さらに好ましくは20mm以上、そして、好ましくは250mm以下、さらに好ましくは200mm以下である前記<1>〜<9>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<11>
前記止着領域の前記縦方向の長さ即ち幅は、好ましくは20mm以上、さらに好ましくは25mm以上、そして、好ましくは200mm以下、さらに好ましくは70mm以下である前記<1>〜<10>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<12>
前記摘み部形成部は前記縦辺のみに存在している前記<1>〜<11>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<13>
前記縦辺に存在する前記摘み部形成部における前記非止着部の縦方向長さ、即ち摘み部としての該非止着部の幅は、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは10mm以上、そして、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下である前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<14>
前記止着部の、前記摘み部形成部が存在する前記止着領域の一辺の長さ方向の長さの合計値と、前記非止着部の該一片の長さ方向の長さの合計値との比は、前者/後者として、好ましくは1以上、さらに好ましくは1.5以上、そして、好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下である前記<1>〜<13>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<15>
一対の前記ファスニングテープは、それぞれ、前記止着領域を1つのみ有している前記<1>〜<14>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<16>
前記縦辺に前記摘み部形成部が存在し、該縦辺において、前記止着部の該縦辺の長さ方向の長さの合計値が、前記非止着部の該縦辺の長さ方向の合計値未満である前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<17>
前記非止着部は、前記止着領域を前記縦方向に縦断する平面視直線状をなしている前記<1>〜<16>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<18>
前記縦辺に存在する前記摘み部形成部を構成する前記非止着部は、平面視において前記横方向の内方に向かって凸の半円形状又は半楕円形状をなしている前記<1>〜<17>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
<19>
前記縦辺に存在する前記摘み部形成部を構成する前記非止着部は、平面視において前記横方向の内方に向かって凸の凸形状をなしている前記<1>〜<17>の何れか一項に記載の展開型着用物品。
1 展開型使い捨ておむつ(展開型着用物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
7,7A,7B,7C,7D,7E,7F,7G,7H,7I,7J,7K,7L,7M,7N,7O,7P,7Q,7R ファスニングテープ
70 固定領域
71 自由領域
72 止着領域
72c 止着領域の角部
73 止着部
74 非止着部
75 摘み部形成部
7x 止着領域の縦辺
7y 止着領域の横辺
8 ターゲットテープ
11 ウエスト部
12 レッグ部
1F 腹側部
1M 股下部
1R 背側部
X 縦方向
Y 横方向

Claims (5)

  1. 着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有すると共に、着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部並びにそれらの間に位置する股下部を有し、該背側部の該縦方向に沿う両側縁部に、止着用のファスニングテープを備える展開型着用物品において、
    前記ファスニングテープは、前記背側部に固定された固定領域と、該固定領域から前記横方向の外方に延びる自由領域とを有し、該自由領域の該横方向の外方側の一面は、止着部材を有する止着領域となっており、
    前記止着領域は平面視四角形形状をなし、且つ前記横方向に延びる一対の横辺と、該一対の横辺それぞれに連接されて縦方向に延びる縦辺とを有し、該止着領域に、前記止着部材が配された止着部と、該止着部材が配されていない非止着部とが存在し、
    前記縦辺と前記横辺とで画成される前記止着領域の角部は、前記止着部であり、
    前記縦辺と前記横辺とを含む前記止着領域の縁部に、摘み部として機能し得る前記非止着部と該非止着部を挟んで該縁部の長さ方向の両側に位置する前記止着部とからなる、摘み部形成部が存在している展開型着用物品。
  2. 前記縦辺に前記摘み部形成部が存在し、且つ前記横辺には、該縦辺に存在する摘み部形成部を構成する前記非止着部の前記縦方向の長さに比して前記横方向の長さが長い、前記非止着部が存在しない請求項1に記載の展開型着用物品。
  3. 前記縦辺に前記摘み部形成部が複数存在する請求項1又は2に記載の展開型着用物品。
  4. 前記摘み部形成部が存在する前記止着領域の一辺において、前記止着部の該一辺の長さ方向の長さの合計値が、前記非止着部の該一辺の長さ方向の合計値以上である請求項1〜3の何れか一項に記載の展開型着用物品。
  5. 前記止着領域における縁部以外の部分が全て前記止着部である請求項1〜4の何れか一項に記載の展開型着用物品。
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