JP5316443B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する技術分野に属する。
従来より、記録紙を搬送する搬送機構と、該搬送機構により搬送される記録紙を支持するプラテンと、記録紙の搬送方向に並ぶように設けられた複数のヘッドユニットを有するプリントヘッドとを備えたインクジェットプリンタは知られている。このインクジェットプリンタでは、前記搬送機構により記録紙を一定の単位搬送量で間欠的に搬送しながら、該間欠搬送時における記録紙の停止時に前記プリントヘッドの複数のヘッドユニットからそれぞれインクを吐出して記録紙に画像を印刷するようにしている。
この種のプリンタにおいては、印刷時における記録紙の平面性を確保するために、プラテン表面に吸引孔を形成するとともにその裏面側に吸引装置を配設し、該吸引装置の負圧によりペーパをプラテン表面に吸着保持させる場合がある。
この場合、記録紙の搬送下流側又は上流側の端部に向けてプリントヘッドから吐出されたインクが、吸引装置の負圧の影響で吸引孔に吸い込まれて、インクの着弾位置が所定の着弾位置からずれてしまうという問題がある。
この問題に対して、特許文献1に示すインクジェットプリンタでは、各ヘッドユニットの真下から搬送下流側に向かう所定幅の領域を設定し、各領域内にて吸引孔を塞いだり吸引孔の径を他の部分に比べて小さくしたりするようにしている。これにより、記録紙の搬送下流側の端部に向けてプリントヘッドから吐出されたインクが、吸引装置の負圧の影響で搬送下流側へと引き寄せられるのを防止している。
特開2007−031007号公報
ところで、前述のプラテン表面に記録紙を吸着保持するタイプのインクジェットプリンタでは、吸着ミスを防止するために記録紙がプラテン上に進入した際にその先端部をプラテン表面に確実に吸着させることが重要になる。このため、プラテンの搬送上流側に形成される吸引孔の孔径を搬送下流側に比べて大きく設定する場合がある。この場合、記録紙の後端部において、吸引孔によるインクの吸い込みの影響が顕著になって印刷品質が極端に低下するという問題がある。
この問題に対して、前記特許文献1と同様に吸引孔の一部を閉塞したり吸引孔の数を減らしたりすることで、記録紙後端部における吸引孔によるインクの吸い込みの影響を低減することが考えられる。しかし、この場合、吸引孔による記録紙の吸着力が全体として低下するため、記録紙の平面性を十分に確保することができないという問題がある。
そこで、吸引孔の数や孔径を維持したまま記録紙の搬送量を制御することにより、記録紙後端部におけるインクの着弾位置のずれを防止することが考えられる。具体的には、最上流側に位置するヘッドユニットが記録紙の後端部に印刷を行う際には、該ヘッドユニットから記録紙後端部に向けて吐出されるインクが搬送上流側に引き寄せられるのを見越して、その分だけ記録紙の搬送量を小さくするようにすればよい。
しかしながら、この場合、間欠搬送量の補正が必要な最上流側のヘッドユニット以外のヘッドユニットに対してもこの補正の影響が及んで印刷品質が低下するという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記録紙を搬送する搬送機構と、該搬送機構により搬送される記録紙を吸引孔を介して吸着保持するプラテンと、記録紙の搬送方向に並ぶように設けられ且つインクを吐出する複数のヘッドユニットを有するプリントヘッドとを備えたインクジェットプリンタにおいて、吸引孔によるインクの吸い込みの影響が出やすい記録紙後端部の印刷品質をその他の部分の印刷品質を低下させることなく向上させようとすることにある。
前記の目的を達成するために、この発明では、搬送方向の最上流側に位置するヘッドユニットが記録紙の後端部に印刷を行う際には、記録紙を単位搬送量よりも小さい所定量だけ搬送させて、該搬送が停止したときに最上流側に位置するヘッドユニットのみで印刷を行い、該印刷後に記録紙を前記単位搬送量と前記所定量との差分量だけ搬送させて、該搬送が停止したときに前記最上流側に位置するヘッドユニットを除くその他のヘッドユニットのみで印刷を行うようにした。
具体的には、請求項1の発明では、記録紙を搬送する搬送機構と、表面に開口する吸引孔を有するプラテンと、該搬送機構により搬送される記録紙を該吸引孔を介して吸引することで前記プラテン表面上に吸着保持させる吸引装置と、該記録紙の搬送方向に並ぶように設けられ且つインクを吐出する複数のヘッドユニットを有するプリントヘッドと、を備えたインクジェットプリンタを対象とする。
そして、前記プラテンに形成された吸引孔のうち記録紙の搬送上流側寄りに位置する吸引孔は、搬送下流側寄りに位置する吸引孔に比べて孔径が大きくなるように形成されており、前記搬送機構により前記記録紙を一定の単位搬送量で間欠的に搬送させて、該間欠搬送時における記録紙の停止時に前記プリントヘッドの複数のヘッドユニットからそれぞれインクを吐出させて記録紙に印刷を行う通常印刷制御手段と、前記複数のヘッドユニットのうち前記搬送方向の最上流側に位置するヘッドユニットが前記記録紙の後端部に印刷を行う際に、前記搬送機構により該記録紙を前記単位搬送量よりも小さい所定量だけ搬送させて、該搬送が停止したときに前記最上流側に位置するヘッドユニットのみからインクを吐出させて記録紙に印刷を行う第1補正印刷制御手段と、前記第1補正印刷制御手段による印刷後に、前記搬送機構により前記記録紙を前記単位搬送量と前記所定量との差分量だけ搬送させて、該搬送が停止したときに前記最上流側に位置するヘッドユニットを除くその他のヘッドユニットのみからインクを吐出させて記録紙に印刷を行う第2補正印刷制御手段と、を備えているものとする。
この構成によれば、記録紙がプラテン上に進入した際にその先端部を確実に吸着保持することができ、吸着ミスを可及的に防止することができる。このような、インクジェットプリンタでは、搬送上流側に位置する吸引孔の孔径が下流側に比べて大きいため、記録紙の後端部において吸引孔によるインクの吸われの影響が出やすい。
一方、複数のヘッドユニットのうち最上流側に位置するヘッドユニットが記録紙の後端部に印刷を行う際には、第1補正印刷制御手段により記録紙が単位搬送量よりも小さい所定量だけ搬送されて、該搬送が停止したときに当該ヘッドユニットによる記録紙への印刷が実行される。
したがって、ヘッドユニットから吐出されたインクが記録紙の後端縁近傍にある吸引孔に吸い寄せられてその着弾位置が記録紙の後端側にずれたとしても、記録紙の搬送量をその分だけ小さくすることで該吐出されたインクを所望の位置に着弾させることができる。この第1補正印刷制御手段による印刷時には、最上流側に位置するヘッドユニットのみからインクが吐出されるため、他のヘッドユニットにまで該搬送量を小さくしたことによる影響が及んで印刷品質が低下するのを防止することができる。
第1補正印刷制御手段(最上流側のヘッドユニット)による印刷後は、第2補正印刷制御手段により記録紙が単位搬送量と前記所定搬送量との差分量だけ搬送されて、該搬送が停止したときに前記最上流側に位置するヘッドユニットを除く他のヘッドユニットにより記録紙への印刷処理が実行される。したがって、記録紙の後端部を除く部分(つまり吸引孔によるインクの吸い込みの影響が小さい部分)では第1補正印刷制御手段により通常印刷制御時と同じ送りピッチ(単位搬送量)で記録紙に印刷を行うことができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記第1補正印刷制御手段は、前記記録紙の後端縁からその先端側に向かう所定幅の領域に対し印刷を行うように構成されているものとする。
この構成によれば、記録紙の後端縁からその先端側に向かう所定幅の領域において吸引孔によるインクの吸い込みの影響でその着弾位置がずれるのを確実に防止することができる。
ここで、所定幅の領域とは、インクの着弾位置のずれ量が所定閾値を上回るような幅の領域であって、予めテスト印刷等を行うことにより設定すればよい。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記通常印刷制御手段は、前記プリントヘッドの往動作時及び復動作時に前記複数のヘッドユニットからそれぞれインクを吐出させて、前記記録紙に対しその搬送方向に並ぶ複数のドット行からなる画像を印刷するように構成されており、前記通常印刷制御手段は、前記プリントヘッドの往動作時及び復動作時に前記複数のヘッドユニットからそれぞれインクを吐出させて前記記録紙に印刷を行うように構成されており、前記第2補正印刷制御手段は、仮に前記通常印刷制御手段による印刷を行った場合と比較して、前記記録紙の同じドット行に印刷を行う際のプリントヘッドの移動の向きが同じになるように、該プリントヘッドの作動を制御するように構成されているものとする。
この構成によれば、第2補正印刷制御手段により記録紙に印刷を行う際のプリントヘッドの移動の向きを、仮に通常印刷制御手段による印刷を行った場合のプリントヘッドの移動の向きと同じにすることができる。したがって、通常印刷制御手段による印刷画像と、第2補正印刷制御手段による印刷画像とで画質が異なるのを防止することができ、延いては、両画像の境界部で色合い変化等が生じて画質が低下するのを防止することができる。
以上説明したように、本発明のインクジェットプリンタによると、吸引孔によるインクの吸い込みの影響が出やすい記録紙後端部の印刷品質を、その他の部分の印刷品質を低下させることなく向上させることができる。
本発明の実施形態に係るプリンタの外観を示す、プリント前側の斜め右側から見た斜視図である。 プリンタの内部の構成を示す、プリンタ右側から見た概略図である。 マガジンローラ対の構成を示す平面図である。 主搬送ローラ対の構成を示す、プリンタ前側から見た正面図である。 印刷部のプラテンの構成を示す平面図である。 スイッチバック部のスイッチバックローラ対が、切断後搬送ローラ対より搬送されてきた記録紙を受け取っている状態を示す概略図である。 スイッチバックローラ対の従動ローラが第2の位置に切り換えられた状態を示す図6相当図である。 プリンタの制御系の構成を示すブロック図である。 プリント制御部における印刷制御を示すフローチャートである。 プリント制御部における通常印刷制御及び補正印刷制御の説明図であって、(a)はプリントヘッドを主走査方向から見た模式図であり、(b)はプラテン上に吸着保持された記録紙を上側から見たときの、プリントヘッドの走査の向き及び該走査時におけるヘッドユニットからのインクの吐出の有無、並びに、記録紙の搬送量を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット式のプリンタの構成を一部省略して示す斜視図である。このプリンタAは、写真プリントシステムに用いられるものであって、例えば、画像データの取得及びオーダ情報の取得を行い必要な補正処理等を行う受付ブロック200(図8参照)から通信ケーブルを介して伝送される画像データを、オーダ情報に基づいて記録紙Pに対して印刷を行うように構成されている。
−全体構成−
図2は、プリンタAの構成を示す概略図である。図2に示すように、このプリンタAは、ロール状の記録紙Pを収容するためにプリンタ下部に設けられた記録紙収容部1と、記録紙収容部1から引き出された記録紙Pに対して画像データの記録印刷を行うようにプリンタ上部に設けられた印刷部2とを備えている。
前記プリンタAの上部で且つ印刷部2の搬送下流側には、印刷後の記録紙Pを所定のプリントサイズに切断するカッター部4、切断後の記録紙Pをスイッチバックさせることで印刷面の向きを変更するスイッチバック部5、記録紙Pの裏面に整理番号等を印字するための裏面印字ユニット6、記録紙Pの印刷面を乾燥させるための乾燥ユニット7、ロール状に巻かれていた記録紙Pのカールを取り除いて排出するためのデカールユニット8、排出された記録紙Pをそのサイズに応じてプリンタ左右方向(図2の紙面に垂直な方向)の一側に振り分けるためのコンベア装置150、振り分けられたB5サイズやA4サイズ等の大判の記録紙Pを受け止めるための大判トレイ104(図1参照)、及びL版等の写真サイズの記録紙Pを受け止めてオーダ毎に集積するための集積装置210が配設されている。
なお、前記プリンタAは、大判トレイ104や集積装置210以外が筐体3によって覆われており、筐体3の下面には移動用のキャスター3aが取り付けられている。
前記記録紙収容部1は、印刷部2のほぼ真下に位置していて、記録紙Pを収容するための2つのマガジンM1,M2を収容可能になっている。マガジンM1,M2は、上下方向に並んで配設されており、各マガジンM1,M2内には、ロール状の記録紙Pが、巻芯Rにより保持された状態で収容されている。本実施形態では、マガジンM1内には、幅広サイズ(例えば幅が12インチを上回る)のロール状記録紙Pが収容されており、マガジンM2内には、幅狭サイズ(例えば幅が12インチ以下)のロール状記録紙Pが、その軸心方向に二列に並んで収容されている。
また、前記プリンタAは、所定サイズに切断された単票状の記録紙Pがセットされる手差し供給部9(記録紙セット部)を備えており、これによって、手差し供給部9から供給される単票状の記録紙Pに対して印刷可能に構成されている。
−記録紙搬送機構−
図2に示すように、前記プリンタAには、記録紙収容部1から記録紙Pを引き出して所定の搬送経路に沿って搬送しつつ画像の印刷や切断等の各種処理を行う記録紙搬送機構が収容された搬送機構収容部20がプリンタ上部に設けられている。
なお、本実施形態では、前記記録紙収容部1から記録紙Pを供給する以外にも、手差しトレイ102から手差し供給ローラ対27(補助搬送ローラ対)を介して所定サイズの記録紙Pを供給できるように構成された手差し供給部9を備えている。なお、以下の説明において、手差しトレイ102が設けられる側をプリンタ前側と定義し、その反対側をプリンタ後側と定義する。また、プリンタ前側から見て左側をプリンタ左側と定義し、右側をプリンタ右側と定義する。
前記記録紙収容部1には、2つのマガジンM1,M2が収容されており、幅広サイズの記録紙Pに印刷を行う場合には、マガジンM1内に収容された記録紙Pが、その先端部から引き出されてガイドローラ21によりガイドされながらマガジンローラ対22によりマガジン外へと送り出される。マガジン外に送り出された記録紙Pは、上流側が2つに分岐したガイド部23のプリンタ後側の分岐部23bを通って、記録紙搬送機構をなす供給ローラ24と供給ローラ24に対向配置された一対の圧着ローラ24a,24bとの間に挟み込まれる。そして、この圧着ローラ24a(又は圧着ローラ24b)と供給ローラ24とが主搬送ローラ対100を構成している。なお、一対の圧着ローラ24a,24bのうちの一方のみを設けるようにしてもよい。
前記供給ローラ24の回転により搬送された記録紙Pは、搬送下流側の印刷部2に供給され、プリントヘッドHによって記録紙Pに対して画像の印刷が行われる。
また、幅狭サイズの記録紙Pに印刷を行う場合には、マガジンM2内に収容された2つのロール状記録紙Pの双方又は一方が、その先端部から引き出されて、引き出された記録紙Pは、ガイドローラ21によりガイドされながらマガジンローラ対22によりマガジン外へと送り出される。マガジン外に送り出された記録紙Pは、ガイド部23のプリンタ前側の分岐部23aを通って、供給ローラ24と一対の圧着ローラ24a,24bとの間に挟み込まれて、印刷部2へと供給され、プリントヘッドHによって記録紙Pに対して画像の印刷が行われる。
前記ガイド部23は、記録紙Pの先端部を搬送経路からずれないように案内するとともに、各記録紙Pの幅方向の位置決めを行うためのものである。
印刷後の記録紙Pは、印刷後搬送ローラ対25によりカッター部4に送られて所定のプリントサイズに切断される。切断後の記録紙Pは、3つの切断後搬送ローラ対26によりスイッチバック部5へと受け渡される。なお、これら3つの切断後搬送ローラ対26は、記録紙Pをスイッチバック部5へと受け渡した後に、同時に圧着解除して次に搬送されてくる記録紙Pの受け入れに備える。
前記スイッチバック部5では、切断後の記録紙Pを、その先端側から受け入れてスイッチバックローラ対73により引き込んだ後に、搬送方向を水平方向から垂直方向(図2の左右方向から上下方向)に変更して後端側から排出する。
前記スイッチバック部5から排出された記録紙Pは、供給ローラ対75により裏面印字ユニット6に送られて記録紙Pの裏面に整理番号等が印字された後、乾燥ユニット7へと搬送される。
前記乾燥ユニット7では、記録紙Pを搬送ローラ対28によって搬送しながらその印刷面の乾燥処理が行われる。乾燥処理が終了した記録紙Pは、搬送ローラ対29によってデカールユニット8に送られる。
前記デカールユニット8では、ロール状に巻かれた記録紙Pのカールを取り除くために、駆動搬送ローラ81とデカールローラ82とで記録紙Pを挟持搬送しながら、デカールローラ82を駆動搬送ローラ81の外周面に沿って図2の時計回り方向に移動させる。これにより、記録紙Pはそのカール方向とは反対方向に曲げられた状態でデカールされて、排出口90からコンベア装置150の搬送ベルト151上に排出される。
−各構成要素の詳細−
以下、プリンタAの各構成要素について詳細に説明する。記録紙収容部1には、マガジンM1,M2をそれぞれ載置するためのスライド台30が設けられている。スライド台30は、筐体3内の左右両側に設けられてプリンタ前後方向に延びるリニアガイド(図示省略)等により、プリンタ前後方向にスライド自在に構成されている。これにより、スライド台30をスライド移動させることで、マガジンM1,M2を筐体3内から出し入れできるようになっている。このスライド台30の前面は、筐体3の一部をなすとともに開閉可能な扉部材31によって覆われており、この扉部材31を開放状態にすることで、記録紙Pの取り替え作業を行うことができる。
なお、以下の説明において、図2(マガジンM1,M2を記録紙収容部1にセットした状態を示す図)の左側をマガジン前側と定義し、右側をマガジン後側と定義する。また、図2の紙面に垂直な方向をマガジン長さ方向(プリンタ左右方向に一致する方向)と定義する。
前記マガジンM1,M2は、持ち運び可能に構成された略密閉状の箱型容器とされている。マガジンM1,M2の上面におけるマガジン前側の端部には、マガジンM1,M2内に収容された記録紙PをマガジンM1,M2外へと引き出すための開口部111が形成されている。開口部111は、マガジン長さ方向に延びる略矩形状をなしている。マガジンM1,M2には、この開口部111を開閉するための開閉シャッタ機構(図示省略)が設けられており、開口部111が開いた状態でマガジンM1,M2が長期間放置されることにより、マガジンM1,M2内の空気が乾燥するのを防止して、マガジンM1,M2内の記録紙Pをひび割れ等から保護している。
前記マガジンM1,M2内部の記録紙収容室S1,S2に設けられたマガジンローラ対22は、マガジン駆動ローラ32及びマガジン従動ローラ33からなる圧着型ローラ対である。
ここで、幅広サイズの記録紙Pが収容されるマガジンM1では、マガジン駆動ローラ32及びマガジン従動ローラ33とが共に、一本の円筒状ローラにより構成されている。
一方、幅狭サイズの記録紙Pが収容されるマガジンM2では、マガジン従動ローラ33が一本の円筒状ローラにより構成されているのに対し、マガジン駆動ローラ32は、左側分割ローラ32aと右側分割ローラ32bとの2本の円筒状ローラを直列に(同軸に)配設して構成されている(図3参照)。このマガジン駆動ローラ32を構成する左右の分割ローラ32a,32bはそれぞれ、筐体3内に配設された左右の駆動モータ91に接続されて独立に駆動可能になっている。この左右の駆動モータ91,91のうちの一方(本実施形態では、左側の駆動モータ91)は、マガジンM1内に設けられたマガジン駆動ローラ32の駆動源としても利用される。
前記マガジンM2内のマガジン駆動ローラ32を構成する左右の分割ローラ32a,32bは、各記録紙Pの幅に対応する長さに設定されている。そして、マガジンM2内に収容された左右二列の記録紙Pを共に引き出す場合には、左右の分割ローラ32a,32bが共に駆動モータ91によって駆動される。また、マガジンM2内に収容された二列の記録紙Pの一方のみを引き出す場合には、一方の記録紙Pに対応する分割ローラ32a,32bのみが駆動モータ91によって駆動される。マガジンM1内に収容された幅広サイズの記録紙Pを引き出す場合には、マガジンM1内に配設されたマガジン駆動ローラ32が、左側の駆動モータ91により駆動される。
ここで、図3では、左右の分割ローラ32a,32bはそれぞれ、駆動モータ91に直結されているが、実際には、駆動モータ91は筐体3内のモータ取付け台に固定されていて、マガジンM1が所定の位置にセットされると、左右の駆動モータ91がそれぞれ、各分割ローラ32a,32bに対してギヤ機構(図示省略)を介して連結されるようになっている。また、左側の駆動モータ91は、マガジンM2が所定の位置にセットされることで、マガジンM2内のマガジン駆動ローラ32にも連結される。
このように、本実施形態では、マガジンM2内のマガジン駆動ローラ32は2つの分割ローラ32a,32bで構成され、各分割ローラ32a,32bはそれぞれ異なる駆動モータ91によって独立に駆動可能になっている。したがって、前述したように、このマガジン駆動ローラ32を構成する左右の分割ローラ32a,32bの駆動を制御することで、マガジンM2内の記録紙Pのうち必要な記録紙Pだけを選択的に引き出すことができる。なお、各ローラ32a,32bを駆動するモータは、後述する搬送制御部202により制御される。
図4は、主搬送ローラ対の構成を示す、プリンタ前側から見た正面図である。図2及び図4に示すように、主搬送ローラ対100は、供給ローラ24と、2つの圧着ローラ24a,24bとを有している。
前記供給ローラ24は、一本の円筒状ローラで構成されている。圧着ローラ24a,24bは、軸方向に間隔をあけて複数に分割されたローラ面24cを有する分割ローラで構成されている。供給ローラ24は、モータ(図示省略)によって駆動され、記録紙Pを記録紙収容部1から引き出して印刷部2側へ搬送する正方向の回転と、記録紙Pを記録紙収容部1内へ戻す逆方向の回転とが切換可能に構成されている。
これにより、供給ローラ24よりも搬送下流側のカッター部4で記録紙Pの印刷済みの部分を所定サイズに切断した後、長尺の記録紙Pを上流側に戻して記録紙Pの先頭から印刷を行う場合や、長尺の記録紙Pではなく手差し供給部9から単票状の記録紙Pを供給する場合等において、長尺の記録紙Pを記録紙収容部1内に戻すことができるようになっている。なお、供給ローラ24を駆動するモータは、後述する搬送制御部202により制御される。
前記供給ローラ24の下流側には、供給ローラ24より送り出された記録紙Pの先端を検出するセンサ42(投光部と受光部とからなる)が配設されている。このセンサ42による記録紙P先端の検出から、記録紙Pの印刷開始部分がプリントヘッドHの下側位置に達するような量だけ供給ローラ24により記録紙Pを搬送したときに、当該記録紙Pへの印刷を開始する。また、センサ42による記録紙Pの先端の検出から、記録紙Pの先端が印刷後搬送ローラ対25のところに達するような量だけ供給ローラ24により記録紙Pを搬送したときに、供給ローラ24を圧着状態から圧着解除状態にし且つ印刷後搬送ローラ対25を圧着解除状態から圧着状態にして、今度は印刷後搬送ローラ対25で記録紙Pを搬送する。
一方、前記主搬送ローラ対100よりも搬送上流側(プリンタ前側)には、手差し供給ローラ対27が配設されている。この手差し供給ローラ対27は、手差しトレイ102にセットされた単票状の記録紙Pを引き出して主搬送ローラ対100まで搬送するためのものであり、記録紙Pにおける印刷部2による印刷面に接触する手差し駆動ローラ27aと、印刷面とは反対側の面に接触する手差し従動ローラ27bとを備えている。
前記手差し駆動ローラ27aは、ローラ面の一部がカットされた、いわゆる半月型ローラで構成されている。そして、手差し駆動ローラ27aをモータ(図示省略)により駆動すると、手差しトレイ102の記録紙Pがローラ面に圧着されて主搬送ローラ対100に向かって送り出される。そして、記録紙Pの先端部が主搬送ローラ対100に受け渡されたときに、ローラ面のカット部分と手差し従動ローラ27bとが対向することで、手差し供給ローラ対27の圧着状態が解除される。
前記印刷部2は、記録紙Pに対してインクを吐出し、それによって多数のインクドットからなる画像を形成するプリントヘッドHと、プリントヘッドHの下方に設けられ記録紙Pを印刷位置に吸着保持する記録紙保持部Dとを備えている。記録紙保持部Dの下流側には、圧着型の印刷後搬送ローラ対25が配設されている。
前記プリントヘッドHは、主走査方向Xに延びるガイドレール(図示省略)に沿って移動可能に構成されている。さらに、プリントヘッドHは、副走査方向(記録紙搬送方向)Yに並ぶ2つのヘッドユニット13a,13bを有しており、これらのヘッドユニット13a,13bに設けられているインク吐出ノズルからインクを吐出することで、記録紙Pに対して所定の画像や文字等を印刷できるようになっている。尚、以下の説明では、搬送上流側に位置するヘッドユニット13aを上流側ヘッドユニット13aと呼び、搬送下流側に位置するヘッドユニット13bを下流側ヘッドユニット13bと呼ぶものとする。
ここで、前記主走査方向Xは、プリンタ左右方向(記録紙Pの幅方向でもある)に相当し、副走査方向Yは、プリンタ前後方向に相当する。
前記インクジェットプリンタAの左右両側の下部には、それぞれ、互いに色相の異なるインクが封入された7つのインクカートリッジ(図示省略)が着脱可能に収容されている。したがって、これらのインクカートリッジをケースから着脱することにより、使用中又は使用済みのものを新しいものに交換できるようになっている。
なお、これらのインクカートリッジには、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、レッド(R)、バイオレット(V)及びクリア(CL:透明)の各インクが封入されている。
前記各ヘッドユニット13a,13bは全て同一構成であり、それぞれ、主走査方向Xに配設された各インクを吐出する複数のノズルアレイから構成されている。各ノズルアレイには、インク吐出ノズルが副走査方向Yに列状に配設されている。これにより、各ヘッドユニット13a,13bは、単体でカラー画像を形成可能な構成とされている。
ここで、前記各ヘッドユニット13a,13bの構成としては特に限定されるものではないが、本実施形態における各ヘッドユニット13a,13bは、インク吐出ノズル毎に設けられ、且つインクの充填された圧力室の容積を圧電素子(ピエゾ素子)によって変動させることでインクを吐出する一般的なピエゾ方式とされている。
そして、前記記録紙保持部D上の記録紙Pは、記録紙保持部Dの搬送上流側に設けられた供給ローラ24により一定の単位搬送量Tで間欠的に(ステップ状に)副走査方向Yに搬送され、この間欠搬送時における記録紙Pの各停止時に、プリントヘッドHが主走査方向に一走査(一往動作又は一復動作)されて、この走査時に、主走査方向の各位置で、各ヘッドユニット13a,13bのインク吐出ノズルからインクが吐出される。また、本実施形態では、詳細は後述するように、所定の条件下で、記録紙Pは単位搬送量Tよりも小さい搬送量(=所定量k又は差分量d)で搬送され、該搬送が停止したときにプリントヘッドHが主走査方向に一走査されて、両ヘッドユニット13a,13bのいずれか一方からインクが吐出される。そうして、記録紙Pには記録紙搬送方向に並ぶ複数のドット行からなる所望の画像が印刷されることになる。
また、プリントヘッドHの主走査方向Xのプリント領域外の位置には、印刷を行っていない場合にプリントヘッドHが待機するためのヘッド待機位置が設定されており、このヘッド待機位置には、プリントヘッドHを使用しないときに、インクの増粘を防止すべくプリントヘッドHのヘッドユニット13a,13bに密着させるキャップ部(図示省略)が設けられている。
前記記録紙保持部Dは、図5に示すように、プリントヘッドHのプリント領域に対応して表面(上面)に開口する複数の吸引孔60が形成され且つフラッシング領域に対応してフラッシング孔61が形成されたプラテン45と、プラテン45におけるプリントヘッドHのプリント領域下方に設けられ吸引孔60と連通する空間内の空気を吸引排気することで吸引孔60を介して記録紙Pをプラテン45の表面上に吸着保持する吸引装置としての吸引ファン(図示省略)とを備えている。
前記吸引孔60は、プラテン45の表面における記録紙Pの通過領域に多数形成されている。プラテン45の最上流側に位置する吸引孔60aは、その他の吸引孔60bに比べて孔径が大きくなるように形成されている。これにより、プラテン45上に進入した記録紙Pの先端部をプラテン45に確実に吸着保持させることができ、吸着ミスを可及的に防止することができる。
前記フラッシング孔61は、インクの増粘を防止するために印刷開始時にプリントヘッドHのインク吐出ノズルから吐出される少量のインクを受け止めるためのものであり、フラッシング孔61に吐出された廃インクは、廃棄管を介して廃液タンク(図示省略)に貯留される。
前記プラテン45の支持面45aには、さらに、副走査方向Yに延びる凹部45bが主走査方向Xに間隔をあけて複数形成されている(図5では14箇所)。この凹部45bには、インク吸収部材72が収容されている。このインク吸収部材72は、記録紙P全体に画像を印刷する縁なし印刷を行う際に、プリントヘッドHの各ヘッドユニット13a,13bより吐出したインクの一部が支持面45a上の記録紙Pの幅方向の端縁から外側に外れてはみ出したとしても、その外側に外れたインクによりプラテン45の支持面45aが汚れるのを防止するために設けられたものである。このため、凹部45bは、支持面45aにおいて支持面45a上の記録紙Pの幅方向の端縁に対応する位置で且つ副走査方向YにおけるプリントヘッドHに対応する位置において、端縁に沿って延びる(つまり副走査方向Yに延びる)ように形成されている。
前記インク吸収部材72は、凹部45bに沿って副走査方向Yに延びる略直方体状に形成されている。そして、インク吸収部材72は、凹部45bに着脱可能に収容されている。インク吸収部材72が凹部45bに収容された状態では、インク吸収部材72の長手方向は副走査方向Yに一致している。
また、前記凹部45bの内周面には、凹部45bの内方に突出する突起部46が形成されている。この突起部46は、内周方向に間隔をあけて6つ形成されており、この突起部46の先端がインク吸収部材72の外周面に当接することで、インク吸収部材72の位置決めが行われる。ここで、凹部45bの突起部46とインク吸収部材72とを当接させているから、凹部45bの内周面とインク吸収部材72の外周面との間には隙間が形成されている。この隙間は、廃棄管を介して廃液タンクに連通している。
このような構成とすれば、プリントヘッドHで連続的に画像印刷を行うことで多量の廃インクが生じ、廃インクがインク吸収部材72で吸収しきれなかったとしても、当該隙間から廃インクを回収することができる。
前記カッター部4は、記録紙Pの搬送経路の下側に配置された固定刃4aと、記録紙Pの搬送経路の上側に配置され、モータ(図示省略)により固定刃4aに対して上下方向に移動する可動刃4bとで構成され、可動刃4bが記録紙Pの上側から下側に移動することで記録紙Pを切断する。この切断による切り屑は、筐体3の下部に配設された屑箱(図示省略)に落下して収容される。
前記スイッチバック部5は、記録紙Pをスイッチバックさせて、コンベア装置150の搬送ベルト151上で記録紙Pの印刷面が上面を向くように、記録紙Pの後端側から搬送経路に排出させるものである。
図2,図6及び図7に示すように、前記スイッチバック部5には、下側の駆動ローラ73aと上側の従動ローラ73bとからなる圧着型のスイッチバックローラ対73と、このスイッチバックローラ対73の上流側において搬送路を挟むように設けられ、切断後搬送ローラ対26より搬送されてきた記録紙Pをスイッチバックローラ対73へ導く一対の第1ガイド部材74と、スイッチバックした記録紙Pを裏面印字ユニット6へ供給する圧着型の供給ローラ対75と、スイッチバックローラ対73と供給ローラ対75との間において搬送路を挟むように設けられ、スイッチバックした記録紙Pを供給ローラ対75へ導く一対の第2ガイド部材76とが設けられている。
前記スイッチバックローラ対73の駆動ローラ73aは、モータ(図示省略)により、記録紙Pを挟持してプリンタ前側へ搬送する正回転と、記録紙Pを挟持してプリンタ後側へ搬送する逆回転とが可能に構成されている。
前記スイッチバックローラ対73及び第1ガイド部材74は、モータ(図示省略)により、スイッチバックローラ対73の駆動ローラ73aの回転軸周りに一体的に移動可能になっており、これにより、スイッチバックローラ対73の駆動ローラ73aに対する従動ローラ73bの相対位置が、図6に示すように駆動ローラ73aに対してほぼ真上に位置して、記録紙Pをプリンタ後側へ搬送する第1の位置と、図7に示すように駆動ローラ73aに対してプリンタ後側に位置して、スイッチバックされた記録紙Pを後端側から裏面印字ユニット6へ供給する第2の位置とに切り換えられるようになっている。
ここで、前記切断後搬送ローラ対26から搬送されてきた記録紙Pをスイッチバックさせるスイッチバック動作について説明する。スイッチバックローラ対73が、切断後搬送ローラ対26より搬送されてきた記録紙Pを受け取る際には、駆動ローラ73aは正回転しており、従動ローラ73bは第1の位置にある。そして、記録紙Pの後端が第1ガイド部材74に位置するような量だけスイッチバックローラ対73により記録紙Pをプリンタ後側へ搬送したところで(図6参照)、駆動ローラ73aの正回転を停止する。
このとき、前記記録紙Pの先端部は、記録紙Pの自重により下方に湾曲して撓んでいる。なお、記録紙Pにコシがあって自重で撓まない場合には、搬送下流側に設けられた湾曲ガイド板77にその先端部が当接することで、湾曲ガイド板77に沿って下方に折り曲げられるようになっている。
続いて、前記スイッチバックローラ対73及び第1ガイド部材74を、図6で時計回り方向に回動させて従動ローラ73bを第1の位置から第2の位置へ切り換える。これにより、記録紙Pの後端側(プリンタ前側)が持ち上げられる。
その後、前記駆動ローラ73aを逆回転させて、記録紙Pをその後端側からプリンタ上側に配置された供給ローラ対75の側へ向けて搬送する。スイッチバックローラ対73によりスイッチバックする記録紙Pは、第1ガイド部材74及び第2ガイド部材76を通って、供給ローラ対75のところに達する。
なお、本実施形態では、スイッチバックローラ対73の駆動ローラ73aの周りに従動ローラ73bを移動させることで、スイッチバックローラ対73の位置を第1の位置と第2の位置とに切り換えるようにしたが、この形態に限定するものではなく、例えば、駆動ローラ73aと従動ローラ73bとを両方とも移動可能な構成として、スイッチバックローラ対73全体の位置を変更することで第1の位置と第2の位置とを切り換えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、スイッチバックローラ対73を、記録紙Pを搬送する駆動ローラ73aと、駆動ローラ73aに従動して回転する従動ローラ73bとで構成したが、従動ローラ73bを駆動可能とすることで、スイッチバックローラ対73をなすローラを両方とも駆動ローラ73aで構成するようにしてもよい。
前記スイッチバック部5の下側には、上側に開放する記録紙回収箱83が設けられている。この記録紙回収箱83は、エラー(例えば紙詰まりエラー等)が発生した場合に、搬送経路に残された記録紙Pを回収するためのものである。エラー発生時には、搬送経路に残された記録紙Pは、記録紙搬送機構によってスイッチバック部5へと搬送される。スイッチバック部5では、当該記録紙Pを受け取って記録紙回収箱83へと排出する。これにより、エラー発生時に、搬送経路に残された記録紙Pを、プリンタカバー(筐体3)の必要な箇所を開けたりすることなく容易に取り除くことができる。
前記裏面印字ユニット6は、ドットインパクト式のサーマルプリンタからなるものであって、記録紙Pの裏面側(搬送経路に対してプリンタ後側)に配設されている。
前記裏面印字ユニット6の搬送下流側には、裏面印字後の記録紙Pを送り出す搬送ローラ対28が配設されている。そして、該搬送ローラ対28の回転により、記録紙Pが搬送下流側の乾燥ユニット7へと搬送される。
前記乾燥ユニット7は、乾燥装置53内に空気を取り込むための吸入ファン54と、この吸入ファン54で取り込んだ空気を加熱する加熱ヒータ55と、加熱ヒータ55で加熱された空気を乾燥風として記録紙Pの印刷面に吹き付ける排気ノズル部56とで構成されている。
前記デカールユニット8は、駆動搬送ローラ81と、駆動搬送ローラ81の周りに移動可能に構成されたデカールローラ82とを有している。デカールユニット8は、記録紙Pの種類(ロール紙/単票紙)に応じて、デカールローラ82の位置を搬送位置とデカール位置とに切り換える。
前記搬送位置は、デカールローラ82が駆動搬送ローラ81の真上に存在する位置として定義される。この搬送位置では、記録紙Pは、両ローラ81,82によってデカールされることなく搬送される。
前記デカール位置は、デカールローラ82を搬送位置から駆動搬送ローラ81周りに時計回り方向に回動させた位置として定義される。このデカール位置では、記録紙Pは、両ローラ81,82によってデカールされつつ搬送される。
前記デカールユニット8は、乾燥ユニット7から搬送されてきた記録紙Pが、手差し供給部9から供給された単票状の記録紙Pである場合には、デカールローラ82を搬送位置に制御する一方、記録紙PがマガジンM1,M2から引き出されたロール状の記録紙Pである場合には、デカールローラ82をデカール位置に制御するようになっている。これにより、手差し供給部9から供給された記録紙Pを不必要にカールさせることなく、マガジンM1,M2から引き出された記録紙Pを確実にデカールすることができる。
前記集積装置210は、コンベア装置150から搬送された記録紙Pを集積するためのものであり、プリンタ前側が開口した箱型の集積本体部211と、集積本体部211内の上下両端に配設されたローラ対(図示省略)に適当なテンションを有した状態で巻き掛けられた無端状の集積ベルト213と、集積ベルト213の外周面に略等間隔に設けられた集積プレート212とを備えている。ローラ対は、集積ベルト213を回転させて集積プレート212を搬送方向に移動させるための駆動モータ(図示省略)に接続されている。
前記複数枚の集積プレート212のうち、集積本体部211外部に露出している集積プレート212は、集積ベルト213の回転動作に追従して下方に移動する一方、集積本体部211内部に収容されている集積プレート212は、集積ベルト213の回転動作に追従して上方に移動するように構成されている。すなわち、集積プレート212は、集積ベルト213とともに、ローラ対の周囲を連続して回転可能に構成されている。
前記集積プレート212は、搬送ベルト151の下流側の記録紙Pの受け渡し位置において、プレート表面が水平で且つ搬送ベルト151のベルト面と略面一になるように待機しており、所定のプリントオーダに対応した枚数が集積された後、次のオーダの記録紙Pが搬送される前に、集積ベルト213により下方に搬送される。
−制御系の構成−
本インクジェットプリンタAは、制御系として、図8に示すように、マイクロプロセッサ201(以下、CPUという)と、このCPU201とデータバスを介して接続された搬送制御部202、ヘッド制御部203、プリント制御部204、半導体メモリRAM/ROM205、通信インタフェース206とを備えている。
前記搬送制御部202は、記録紙搬送機構の動作制御を行う。ヘッド制御部203は、プリントヘッドHを主走査方向に往復移動させるとともに、各圧電素子に所定波形の電圧を供給することによってプリントヘッドHの制御を行うものである。通信インタフェース206は、受付ブロック200との間で情報の送受信を行うためのものである。搬送制御部202及びヘッド制御部203はそれぞれプリント制御部204からの指令を受けて必要な制御信号を出力する。プリント制御部204は、受付ブロック200から通信インタフェース206を介して受信した画像データに基づき、記録紙Pに対して画像データの印刷を実現するための制御を行う。ここで、オーダー情報には印刷を行う記録紙Pの大きさ等を特定するためのプリントチャンネル情報と、印刷枚数等を特定するためのプリントフォーム情報とが含まれている。
−プリント制御部における印刷制御について−
プリント制御部204は、記録紙搬送機構により記録紙Pを一定の単位搬送量Tで間欠搬送しながら、該間欠搬送時における記録紙Pの停止時に前記プリントヘッドHの2つのヘッドユニット13a,13bからそれぞれインクを吐出させて記録紙Pに印刷を行う通常印刷制御と、上流側ヘッドユニット13aが前記記録紙Pの後端所定領域Uに印刷を行う際に、搬送機構により記録紙Pを単位搬送量Tよりも小さい所定量kだけ搬送させて、該搬送が停止したときに上流側ヘッドユニット13aのみからインクを吐出させて記録紙Pに印刷を行う第1補正印刷制御と、搬送機構により記録紙Pを単位搬送量Tと前記所定量kとの差分量dだけ搬送させて、該搬送が停止したときに下流側ヘッドユニット13bのみからインクを吐出させて記録紙Pに印刷を行う第2補正印刷制御とを実行するように構成されている。
プリント制御部204は、印刷対象とする記録紙PがマガジンM1,M2から引き出されたロール状の記録紙Pである場合には、前記通常印刷制御のみを実行して前記第1及び第2補正印刷制御を実行しない。一方、プリント制御部204は、印刷対象とする記録紙Pが手差し供給部9から供給された単票状の記録紙Pである場合には、前記通常印刷制御に加えて前記第1及び第2補正印刷制御を実行する。
前述した「記録紙Pの後端所定領域U」とは、記録紙Pの後端縁から先端側に向かう所定幅Wの領域であって、インクの着弾位置のずれ量が吸引孔60の負圧の影響で閾値を超えるような領域である。この幅Wは予めテスト印刷等を行うことにより設計段階で設定される。
プリント制御部204は、記録紙Pの後端位置が搬送経路上に設定された設定位置に達するまでは前記通常印刷制御を実行する一方、記録紙Pの後端位置が該設定位置を通過した後、つまり上流側ヘッドユニット13aによる後端所定領域Uへの印刷が開始した後は、前記第1補正印刷制御と第2補正印刷制御とを交互に実行するように構成されている。
前記設定位置は、例えばヘッドユニットの直下(搬送方向の略中央位置)から搬送上流側に前記所定幅Wだけ離間した位置とすることができる。
プリント制御部204における印刷制御について図9のフローチャートを参照しながら具体的に説明する。
最初のステップS1では、各センサ42からの記録紙Pの検出情報、記録紙搬送機構を構成する各駆動モータからの回転速度情報、並びに、受付けブロックからの画像データ情報及びオーダ情報を読み込む。
ステップS2では、ステップS1で読み込んだオーダ情報等を基に印刷要求が有るか否かを判定し、この判定がNOであるときにはリターンする一方、YESであるときにはステップS3に進む。
ステップS3では、通常印刷制御を実行するための通常印刷条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、先ず、ステップS1で読み込んだ記録紙Pの検出情報と各駆動モータの回転速度情報とから記録紙Pの後端位置を算出する。そして、この算出した記録紙Pの後端位置が前記設定位置よりも搬送上流側にあると判断した場合には、通常印刷条件が成立しているものとしてステップS4に進む一方、そうでない場合には通常印刷条件が成立していないものとしてステップS7に進む。
ステップS4では、不図示のメモリ内に記憶された通常印刷プログラムを読み込んで、以下のステップS5及びステップS6の処理を実行する。
ステップS5では、搬送制御部202に対して必要な制御信号を出力することで、記録紙搬送機構により記録紙Pを単位搬送量Tだけ搬送させる。
ステップS6では、ヘッド制御部203に対して必要な制御信号を出力することで、記録紙Pの停止後にプリントヘッドHを主走査方向に走査させつつ、各ヘッドユニット13a,13bからそれぞれインクを吐出させて印刷を行う。プリントヘッドHを走査させる向きは、前回の本ステップ実行時とは逆向きに設定される。本ステップ実行後はリターンする。
ステップS3の判定がNOであるときに進むステップS7では、補正印刷プログラムを読み込んで、以下のステップS8乃至ステップS11の処理を実行する。
ステップS8では、搬送制御部202に対して必要な制御信号を出力することで、記録紙搬送機構により記録紙Pを単位搬送量Tよりも少ない所定量kだけ搬送させる。
ステップS9では、ヘッド制御部203に対して必要な制御信号を出力することで、記録紙Pの停止後にプリントヘッドHを主走査方向に走査させつつ、上流側ヘッドユニット13aのみからインクを吐出させて印刷を行う。
ステップ10では、搬送制御部202に対して必要な制御信号を出力することで、記録紙搬送機構により記録紙Pを単位搬送量Tと所定量kとの差分量d(=T−k)だけ搬送させる。
ステップS11では、ヘッド制御部203に対して必要な制御信号を出力することで、記録紙Pの停止後にプリントヘッドHを主走査方向に走査させつつ、下流側ヘッドユニット13bのみからインクを吐出させて印刷を行う。プリントヘッドHを走査させる向きは、ステップS9におけるプリントヘッドHの走査の向きと同じに設定される。本ステップS11の実行後はリターンする。
図10は、前記インクジェットプリンタAにより単票状の記録紙Pに対して印刷を行った場合のプリントヘッドHの動作(プリントヘッドHの走査の向き及び該走査時における各ヘッドユニットからのインク吐出の有無)並びに記録紙Pの搬送量(つまり送りピッチ)を模式的に示した図である。記録紙Pの印刷に際しては、プリント制御部204にて先ず通常印刷制御が実行されることにより、記録紙Pが搬送下流側に向かって(図10の太矢印の向き)単位搬送量Tづつ間欠搬送されるとともに、該間欠搬送時の各停止時においてプリントヘッドHが主走査方向Xに一走査して各ヘッドユニット13a,13bからインクが吐出される。プリントヘッドHは往動作と復動作を交互に実行する。こうして、記録紙Pの印刷面には記録紙搬送方向に並ぶ複数のドット行からなる画像が印刷される。
記録紙Pの後端位置が前記設定位置に達した後は、上流側ヘッドユニット13aが記録紙Pの印刷面に設定された後端所定領域Uに対して印刷を開始する。
ここで、この後端所定領域Uはプラテン45の搬送上流側に形成された吸引孔60に近接しているため、上流側ヘッドユニット13aから吐出されたインクが吸引孔60に吸い寄せられてその着弾位置が搬送上流側にずれてしまうという問題がある。特に本実施形態に係るインクジェットプリンタでは、プラテン45の最上流側に位置する吸引孔60aの孔径をその他の吸引孔60bの孔径に比べて大きく設定しているためこの問題が顕著になる。
これに対して、本実施形態では、記録紙Pの後端位置が前記設定位置に達した後は、プリント制御部204により先ず第1補正印刷制御が実行されて、記録紙Pの搬送量が単位搬送量Tよりも小さい所定量kに変更される(ステップS8の処理が実行される。図10(b)参照)。したがって、上流側ヘッドユニット13aから後端所定領域Uに吐出されたインクの着弾位置が吸引孔60の負圧の影響で搬送上流側にずれたとしても、記録紙Pの搬送量をその分だけ小さくすることで該吐出されたインクを所望の位置に着弾させることができる。また、前記記録紙Pの搬送停止時においてプリントヘッドHが走査する際には、上流側ヘッドユニット13aのみからインクが吐出されるため(ステップS9の処理が実行されるため)、下流側ヘッドユニット13bにまで該搬送量を小さくしたことによる影響が及んで吸引孔60による吸われの影響が少ない印刷領域におけるインクの着弾位置が記録紙先端側にずれるのを防止することができる。
プリント制御部204にて第1補正印刷制御が実行された後は第2補正印刷制御が実行される。この結果、記録紙Pは単位搬送量Tと前記所定搬送量kとの差分量dだけ搬送されて(ステップS10の処理が実行されて)、該搬送が停止したときに下流側ヘッドユニット13bにより記録紙Pへの印刷処理が実行される(ステップS11の処理が実行される)。したがって、記録紙Pの印刷面のうち後端所定領域Uを除く部分、つまり吸引孔60によるインクの吸われが殆ど発生しない部分では、記録紙Pの搬送量(送りピッチ)を単位搬送量Tとして印刷を行うことができる。したがって、通常印刷制御による印刷画像と第2補正印刷制御による印刷画像とで、画像のドット行間隔を一致させて両画像の画質が異なるのを防止することができる。
また、プリント制御部204は、第2印刷制御を実行する際のプリントヘッドHの走査の向きを、仮に記録紙Pの後端所定領域に対して第1補正印刷制御を実行せずに通常印刷制御を実行した場合と比較して同じ向きになるようにプリントヘッドHの作動を制御するように構成されている。このことは、プリント制御部204におけるステップS11の処理で、第2印刷制御を実行する際のプリントヘッドHの走査の向きを、その直前の第1印刷制御実行時におけるプリントヘッドHの走査の向きと一致させることにより実現されている。
これにより、通常印刷制御による印刷画像と第2補正印刷制御による印刷画像とで画質が異なるのをより一層確実に防止することができる。
(他の実施形態)
本発明の構成は、前期実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、プリントヘッドHは2つのヘッドユニット13a,13を有するものとされているが、これに限ったものではなく、3つ以上のヘッドユニットを有するものであってもよい。
また、前記実施形態では、プラテン45の最上流側に位置する吸引孔60aの孔径をその他の吸引孔60bの孔径に比べて大きく設定するようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、最上流側の列から下流側に向かって3〜5列の範囲内にある吸引孔60aの孔径を、その他の吸引孔60bの孔径に比べて大きく設定するようにしてもよい。
本発明は、記録紙を搬送する搬送機構と、表面に開口する吸引孔を有するプラテンと、該搬送機構により搬送される記録紙を該吸引孔を介して吸引することで前記プラテン表面上に吸着保持させる吸引装置と、該記録紙の搬送方向に並ぶように設けられ且つインクを吐出する複数のヘッドユニットを有するプリントヘッドと、を備えたインクジェットプリンタであって、プラテンの搬送上流側寄りに位置する吸引孔の孔径を相対的に大きめに設定したインクジェットプリンタに有用である。
A インクジェットプリンタ
H プリントヘッド
P 記録紙
T 単位搬送量
W 所定幅
X 主走査方向
d 差分量
k 所定量
13a 上流側ヘッドユニット
13b 下流側ヘッドユニット
24 供給ローラ(記録紙搬送機構)
24a 圧着ローラ(記録紙搬送機構)
24b 圧着ローラ(記録紙搬送機構)
45 プラテン
60 吸引孔
204 プリント制御部(通常印刷制御手段、第1補正印刷制御手段、第2補正印刷制御手段)

Claims (3)

  1. 記録紙を搬送する搬送機構と、表面に開口する吸引孔を有するプラテンと、該搬送機構により搬送される記録紙を該吸引孔を介して吸引することで前記プラテン表面上に吸着保持させる吸引装置と、該記録紙の搬送方向に並ぶように設けられ且つインクを吐出する複数のヘッドユニットを有するプリントヘッドと、を備えたインクジェットプリンタであって、
    前記プラテンに形成された吸引孔のうち記録紙の搬送上流側寄りに位置する吸引孔は、搬送下流側寄りに位置する吸引孔に比べて孔径が大きくなるように形成されており、
    前記搬送機構により前記記録紙を一定の単位搬送量で間欠的に搬送させて、該間欠搬送時における記録紙の停止時に前記プリントヘッドの複数のヘッドユニットからそれぞれインクを吐出させて記録紙に印刷を行う通常印刷制御手段と、
    前記複数のヘッドユニットのうち前記搬送方向の最上流側に位置するヘッドユニットが前記記録紙の後端部に印刷を行う際に、前記搬送機構により該記録紙を前記単位搬送量よりも小さい所定量だけ搬送させて、該搬送が停止したときに前記最上流側に位置するヘッドユニットのみからインクを吐出させて記録紙に印刷を行う第1補正印刷制御手段と、
    前記第1補正印刷制御手段による印刷後に、前記搬送機構により前記記録紙を前記単位搬送量と前記所定量との差分量だけ搬送させて、該搬送が停止したときに前記最上流側に位置するヘッドユニットを除くその他のヘッドユニットのみからインクを吐出させて記録紙に印刷を行う第2補正印刷制御手段と、を備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記第1補正印刷制御手段は、前記記録紙の後端縁からその先端側に向かう所定幅の領域に対し印刷を行うように構成されていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項1又は2記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記プリントヘッドは、前記記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に往復移動可能に構成されており、
    前記通常印刷制御手段は、前記プリントヘッドの往動作時及び復動作時に前記複数のヘッドユニットからそれぞれインクを吐出させて、前記記録紙に対しその搬送方向に並ぶ複数のドット行からなる画像を印刷するように構成されており、
    前記第2補正印刷制御手段は、仮に前記通常印刷制御手段による印刷を行った場合と比較して、前記記録紙の同じドット行に印刷を行う際のプリントヘッドの移動の向きが同じになるように、該プリントヘッドの作動を制御するように構成されていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
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