JP5316416B2 - ネットワークシステム、経路計算方法、及び、経路計算用プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、経路計算方法、及び、経路計算用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークシステム、経路計算方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、コネクション型のパス接続を用いて通信サービスを提供するネットワークシステム、並びに、そのようなネットワークシステムにおける経路計算方法、及び、プログラムに関する。
昨今、ネットワークサービスの厳格な管理、及び、通信サービスの品質保証の観点から、通信サービスに対して明示的なコネクション型のパスを使って、通信サービスの経路を明確に管理するネットワークが普及している。このようなコネクション型のパスの例として、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)パス、ATM(Asynchronous Transport Mode)パス、コネクション型のEthernet(登録商標)パス、TDMパス、波長パスなどがある。このようなネットワークにおいてコネクション型のパスを制御管理するとき、ノードの数が非常に多い大規模ネットワークでは、ネットワークの拡張性、及び、運用の効率化の理由で、ネットワークを複数のドメインに分割してドメイン単位に詳細なパスの制御管理するのが一般的である。ここで、複数のドメインに分割されたネットワークはマルチドメインネットワークと呼ばれる。
マルチドメインネットワークにおいて、パスの経路を決定するときに使われる詳細なトポロジ情報は、ルーティングプロトコルにより各ドメイン内に限定されて広告される。このように一部の詳細なトポロジ情報だけでは、複数のドメインにまたがるパスを一括して最適に計算することが困難であり、各ドメイン内のそれぞれの区間経路を計算して、ドメインごとの計算結果をつなぎ合わせて全経路を取得する方法が取られている。このような区間経路を計算するときに、最低限、以下の制約:
要求するパスの帯域が設定可能な経路であること;及び
パスの開始地点である始点ノード(SN)と終端地点である終点ノード(DN)間で、現用パスと予備パスとが同じネットワークリソースを共有しない経路を通ることを考慮する必要がある。
ここで、同じネットワークリソースを共有しない経路とは、ノード、リンク、SRLG(Shared Risk Link Group)の何れか、又は、全てが現用パスと予備パスとで共有しない経路のことを指す。これを経路ダイバーシティと呼ぶ。
上記に記述したマルチドメインネットワークでのパス設定方法が、特許文献1に記載されている。図20に、特許文献1に記載の経路解決システムを用いたネットワーク構成を示す。マルチドメインネットワークは、複数のドメイン(ドメインDM1−ドメインDMn)、パスの始点ノード1001、終点ノード1002、中間ノード(T1〜T4)1004、及び、ドメイン間の境界ノード(BN1〜BN10)1005に接続された経路解決システム(PSS1〜PSS4)1000で構成されている。
図20に示すマルチドメインネットワークにおいて、始点ノード1001から終点ノード1002までの経路を計算するとき、経路解決システムは以下のように動作する。始点ノード1001は、目的ドメイン(ドメインDM2)に到達可能な中間ドメイン(ここではドメインDM3を選択すると仮定)に接続される経路解決システムPSS1を選択し、経路計算要求メッセージを送信する。経路解決システムPSS1は、優先度に従って境界ノードを選択し、始点ノード1001から選択した境界ノード1005(例えば、現用パスに境界ノードBN1を、予備パスに境界ノードBN3を選択)までの経路を、パスの経路ダイバーシティに基づいて計算し、この経路計算結果を含めて、次に境界ノードBN1から終点ノード1002への経路、及び、境界ノードBN3から終点ノード1002への経路について、経路解決システムPSS3に経路計算依頼を送信する。経路解決システムPSS3は、前段の経路解決システムPSS1が計算した経路の続きをパスの経路ダイバーシティに基づいて計算する。
始点ノード1001から終点ノード1002までの経路が確定すると、計算された経路情報は、経路解決システムPSS3から経路解決システムPSS1を介して、要求依頼元の始点ノード1001に、現用パス及び予備パスの経路として応答される。始点ノード1001は、これらの経路情報に沿って、現用パス及び予備パスのシグナリングをそれぞれ発行する。これにより、始点ノード1001と終点ノード1002との間に、現用パスと予備パスとが設定される。
経路計算に失敗した場合は、失敗した経路解決システム又は失敗した経路解決システムの一つ前の経路解決システムが優先度情報に従って異なる境界ノードを選択し、その後、再び経路計算を実行する。この動作を、経路計算が成功するまで繰り返す。図20のネットワーク構成で経路計算に失敗する例として、経路解決システムPSS1が現用パスに境界ノードBN1、予備パスに境界ノードBN2を選択する例が考えられる。この場合は、経路解決システムPSS3における経路計算にて、現用パスと予備パスとが中間ノードT1で同じノードを通過することから、経路解決システムPSS3は、経路計算失敗を返すことになる。
特開2005−252368号公報
上記関連技術の経路計算システムでは、以下に挙げる問題点がある。第1の問題点は、異なるドメインに所属する始点ノードと終点ノードとの間でエンド−エンドの経路を決定するために、境界ノードの選択を数回やり直して、その都度経路計算を行う必要な場合があり、経路計算に膨大な時間がかかるということである。計算に要する時間は、ドメインの数が多いほど、また、境界ノード数が多くなるほど増加し、複数のドメインから成る大規模ネットワークの経路計算を行う際には、無視できない性能問題となる。経路計算に時間がかかる理由は、優先度に従って境界ノードを選択するため、トポロジの形状に依存して現用パスと予備パスとの経路ダイバーシティの制約を満たせないため、経路計算に失敗する回数が増えるためである。
第2の問題点は、計算された現用パスと予備パスの最適性が保証できないことにある。その理由は、最適指標とは無関係な優先度に従って境界ノードを選択するために、他の最適な経路となる境界ノードがあったとしても、この経路を考慮せずに経路計算するためである。第3の問題点は、複数の中間ドメインが存在する場合に、適切な経由ドメイン及びドメインを管轄する経路計算システムを選ぶ仕組みがないことである。その理由は、既存のOSPFやBGPのルーティングの仕組みを使うだけでは、ドメインの選択、及び、境界ノードの検出をすることができないためである。例えば、経路解決システムが境界ノードと同じ識別子を持っていない場合、自動で選択することは困難である。
本発明は、マルチドメインのネットワークにて、制約を満たす冗長パス(現用パスと予備パス)を効率的に計算できるネットワークシステム、経路解決システム、経路計算方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、第1の態様において、複数の経路計算ドメインに分割されるマルチドメインネットワークに分散配備される複数の経路解決システムを備えるネットワークシステムであって、各経路解決システムが、トポロジ情報を収集するトポロジ情報収集部と、始点ノードから終点ノードまでの冗長パスの経路計算を要求する経路計算要求を受け付ける経路計算要求応答部と、前記経路計算要求に応答して、前記トポロジ情報を用い、制約を考慮して経路計算を実行する経路計算部とを備えており、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインから前記終点ノードが存在する経路計算ドメインまでの間に経由する経路計算ドメインが決定された後に、前記終点ノードが存在する経路計算ドメイン側から前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに向けて順次、前記各経路解決システムの経路計算部が、管理する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算し、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに含まれる経路解決システムが、前記各経路解決システムが求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算することを特徴とするネットワークシステムを提供する。
本発明は、第2の態様において、マルチドメインネットワークにおける複数の経路計算ドメインの少なくとも1つに対応して配備される経路解決システムであって、トポロジ情報を収集するトポロジ情報収集部と、始点ノードから終点ノードまでの冗長パスの経路計算を要求する経路計算要求を受け付ける経路計算要求応答部と、前記経路計算要求に応答して、前記トポロジ情報を用い、制約を考慮して経路計算を実行する経路計算部と、前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在しないとき、前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムが所属する経路計算ドメインを選択する経路解決システム選択部とを備えており前記経路計算部は、自装置が所属する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算し、前記経路計算応答部は、前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、経路計算結果を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行し、前記始点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、当該自装置が、前記マルチドメインネットワークに配備された各経路解決システムが前記経路計算要求に応答して求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算することを特徴とする経路解決システムを提供する。
本発明は、第3の態様において、マルチドメインネットワークに分散配備される複数の経路解決システムが連携し、始点ノードから終点ノードまでの経路計算ドメインをまたぐ冗長パスの経路を計算する方法であって、各経路解決システムが保持する隣接関係情報を用いて、前記始点ノードから前記終点ノードまでの経路が経由する経路計算ドメインを決定するステップと、前記終点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システム側から、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システム側に向けて、順次、各経路解決システムが、管理する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算するステップと、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システムが、前記各経路解決システムが求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算するステップとを有することを特徴とする経路計算方法を提供する。
本発明は、第4の態様において、コンピュータを用い、複数の経路解決システムが分散配備されたマルチドメインネットワークにて、始点ノードから終点ノードまでの経路計算ドメインをまたぐ冗長パスの経路を計算する処理を実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、前記冗長パスの経路計算を要求する経路計算要求を受け付ける処理と、前記経路計算要求に応答して、予め収集したトポロジ情報を用い、制約を考慮して経路計算を実行する処理と、前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在しないとき、前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムが所属する経路計算ドメインを選択する処理と、前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、経路計算結果を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行する処理とを実行させ、前記経路計算を実行する処理は、自装置が所属する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算する処理であり、前記始点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、当該自装置が、前記マルチドメインネットワークに配備された各経路解決システムが前記経路計算要求に応答して求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算する処理を実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明のネットワークシステム、経路解決システム、経路計算方法、及び、プログラムでは、制約を満たす冗長パス(現用パスと予備パス)を効率的に計算することができる。
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利益は、図面を参照する以下の説明により明らかになる。
本発明の第1実施形態の経路解決システムを用いたネットワーク構成を示すブロック図。 経路解決システムの構成を示すブロック図。 複数の経路解決システムにより冗長パスを経路計算する際の手順を示すシーケンス図。 経路解決システム選択処理の手順を示すフローチャート。 経路解決システムの到達性情報が通知される経路の一例を示すブロック図。 終点ノードの到達性情報が通知される経路の一例を示すブロック図。 到達性情報の具体例を示す図。 経路計算処理の手順を示すフローチャート。 マルチドメインネットワークのトポロジを例示するブロック図。 終点経路計算ドメインで経路計算に使用されるトポロジを示すブロック図。 終点経路計算ドメインにて計算された冗長パスの候補を示す図。 中間経路計算ドメインで経路計算に使用されるトポロジを示すブロック図。 中間経路計算ドメインにて計算された冗長パスの候補を示す図。 始点経路計算ドメインで経路計算に使用されるトポロジを示すブロック図。 始点経路計算ドメインにて計算された冗長パスの候補を示す図。 本発明の第2実施形態の経路解決システムの構成を示すブロック図。 複数の経路解決システムにより冗長パスを経路計算する際の手順を示すシーケンス図。 第2実施形態における経路解決システム選択処理の手順を示すフローチャート。 第2実施形態における冗長パスの経路計算結果を示す図。 関連技術の経路解決システムを用いたネットワーク構成を示すブロック図。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面では、同様な符号は同様な要素を示す。図1は、本発明の第1実施形態の経路解決システムを用いたネットワーク構成を示している。ネットワークは、複数のドメイン(ドメインDM1〜ドメインDM4)に分割されている。ドメイン間には、複数の境界ノード103(BN:Boarder Node)が配備されている。複数の経路解決システム(PSS1〜PSS4)100が、各ドメインに対応してそれぞれ配備されており、対応するドメインの経路計算を実施する。要求元106は、経路計算要求を発行するシステムである。この要求元106は、始点ノード(SN)101内の一つの機能ブロックとして動作することも可能である。
ここで、図1では、経路解決システム100が各ドメインに配備される構成としたが、複数のドメインに一つの経路解決システム100を配備する構成も可能である。経路解決システム100により管理される一つのドメイン又は複数のドメインの集合を、経路計算ドメイン90と呼ぶ。図1では、ドメインDM1〜ドメインDM4のそれぞれが経路計算ドメイン90を構成する。
図2に、各経路解決システム100の構成を示す。経路解決システム(PSS)100は、トポロジ情報収集部201、経路計算ドメイン管理部202、経路計算要求応答部203、経路解決システム選択部(PSS選択部)204、区間パス抽象化部205、及び、経路計算部206を有する。経路解決システム100は、コンピュータシステムで構成され、経路解決システム100内の各部の機能は、コンピュータシステム上に実装されるプログラムを実行することで実現される。
トポロジ情報収集部201は、一つ又は複数のトポロジ情報源207から経路計算ドメイン90内の詳細なトポロジ情報、及び、他の経路計算ドメイン90に所属する経路解決システムからの到達性情報やノードからの到達性情報を収集する。図2におけるトポロジ情報源207は、図1における境界ノードBN1〜BN10や、各ドメインの経路解決システムPSS1〜PSS4、図示しないその他のノードなどに対応している。或いは、ドメイン内のトポロジ情報を集中管理する管理装置などが設けられている場合は、その管理装置に対応する。トポロジ情報は、SNMP(Simple Network Management Protocol)などの管理情報収集プロトコル、或いは、OSPF TE(Open Shortest Path First with Traffic Engineering)やIS−IS TE(Intermediate System-Intermediate System with Traffic Engineering)、IGP(Interior Gateway Protocol)などのルーティングプロトコルなどにより、収集可能である。
経路計算ドメイン管理部202は、トポロジ情報収集部201が収集した情報に基づいて、経路計算ドメイン情報210、到達性情報211、及び、トポロジ情報212を生成し、これらをデータベースとして管理する。トポロジ情報212は、ドメイン内の詳細なトポロジを表す情報である。トポロジ情報212には、ドメイン内にあるリンクのリンク情報が含まれる。リンク情報は、ノード識別子、リンク識別子、残帯域、リンクコストを含んでいる。
経路計算ドメイン情報210は、経路計算ドメインの境界ノード情報と経路解決システム間の隣接関係情報とを管理している。境界ノード情報にはノード識別子が含まれ、隣接関係情報には隣接する経路解決システムの識別子が含まれる。経路計算ドメイン情報210を参照することで、経路解決システムが所属するドメインが、どの境界ノードにより、どの経路計算ドメインに隣接しているかを知ることができる。
到達性情報211は、全経路解決システム、及び、ノードへの到達性情報を管理している。到達性情報には、経路計算ドメインから他の経路計算ドメインへの境界ノード情報、及び、到達するまでの経路コストが含まれている。到達性情報211を参照することで、例えば図1の境界ノードBN1を含む経路にて、ドメインDM2内の終点ノード102に到達可能か否かや、終点ノード102に到達する際のコストを知ることができる。経路計算ドメイン情報210及び到達性情報211は、トポロジ情報収集部201が収集した到達性情報を解析することで得られる。
経路計算要求応答部203は、要求元106や他の経路解決システム100との通信インターフェースであり、経路計算の要求やその応答を送受信する。PSS選択部204は、経路計算ドメイン管理部202が管理する経路計算ドメイン情報210と到達性情報211とを参照し、終点ノード102(図1)が所属するドメインまで経路計算するために使われる次の経路解決システムを選択する機能を持つ。区間パス抽象化部205は、他の経路解決システムが計算した複数の経路候補を抽象化してトポロジ情報に登録する機能を持つ。より詳細には、他の経路解決システム100が計算した冗長パス経路を、コストを反映した制約条件つきの仮想的なリンクに変換する機能、及び、制約条件に基づいて仮想的な終点ノード作成する機能を有する。経路計算部206は、制約を考慮して経路計算を実行する。
各経路解決システム100は、経路計算要求応答部203により、他の経路解決システム100又は要求元106から経路計算要求を受けると、計算要求により指定される終点ノードが、自装置が所属するドメイン内に存在するか否かを判断する。存在しない場合は、PSS選択部204により、経路計算要求を発行すべき経路解決システムを決定し、その経路解決システムに対して経路計算要求を発行する処理(PSS選択処理)を行う。終点ノードが、自装置が所属するドメイン内に存在する場合には、経路計算部206による経路計算を行い、計算により得られた経路候補を含む経路計算応答を、経路計算要求の発行元に返す処理(経路計算処理)を行う。
図3に、複数の経路解決システムにより冗長パスを経路計算する際の手順を示す。ここでは、ドメインDM1に所属する要求元106が、ドメインDM1内の始点ノード101(図1)からドメインDM2内の終点ノード102までの経路計算要求を発行することを仮定する。要求元106は、経路解決システムPSS1に対して経路計算要求を発行する。経路解決システムPSS1は、自身が所属するドメインDM1内に終点ノード102が存在しないため、PSS選択処理150を実行する。このPSS選択処理150では、経路解決システムPSS1は、自装置が所属するドメインDM1に隣接する経路計算ドメインのうちで、終点ノード102に到達可能な境界ノードを介して隣接する経路計算ドメインに所属する経路解決システムを、経路計算要求の発行先(伝播先)として決定する。経路解決システムPSS1は、PSS選択処理150にて、例えばドメインDM3に所属する経路解決システムPSS3を選択し、選択した経路解決システムPSS3に対して、経路計算要求を発行する。
経路計算要求を受けた経路解決システムPSS3は、経路解決システムPSS1と同様に、PSS選択処理150を実行し、例えばドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2を選択する。その後、選択した経路解決システムPSS2に対して、経路計算要求を発行する。このように、各経路解決システム100にて、PSS選択処理150を繰り返し実行することで、経路計算要求は、最終的に、終点ノード102が存在する経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に伝播する。これまでの処理により、始点ノード101から終点ノード102までの間に冗長パスが経由する経路計算ドメインが確定する。経由するドメインの確定後、終点ノード102が存在する経路計算ドメインDM2側から、経路計算を行う処理に移行する。
経路解決システムPSS2は、自装置が所属するドメインDM2内に終点ノード102が存在するため、最初に経路計算処理160を実行する。経路解決システムPSS2は、経路計算処理160により得られた経路候補を含む経路計算応答を、経路解決システムPSS3に対して返答する。この経路計算応答には、経路解決システムPSS2にて計算された経路計算結果である冗長パスの経路候補が含まれている。経路解決システムPSS3は、経路解決システムPSS2から経路計算応答を受け取ると、経路計算処理160を行う。経路解決システムPSS3で実行される経路計算処理160では、まず、区間パス抽象化部205により、経路計算応答に含まれる冗長パスの経路候補の抽象化を行い、抽象化された経路候補のトポロジを、ドメインDM3内のトポロジ情報に加える。次いで、経路計算部206により、抽象化された経路候補が加えられたトポロジ情報を用いて、ドメインDM3内の冗長パスの経路候補を計算する。その後、経路計算要求応答部203により、計算した経路候補を、受け取った経路計算応答に含まれる経路候補に付け加えた経路計算応答を、経路解決システムPSS1に対して発行する。
経路解決システムPSS1は、経路解決システムPSS3より経路計算応答を受け取ると、経路解決システムPSS3と同様に、経路計算処理160を実行する。その後、受け取った経路計算応答に含まれる経路候補に、自身が計算した経路候補を付け加えた経路計算応答を、要求元106に発行する。このように、各経路解決システム100にて、経路計算処理160を繰り返し行い、計算して得られた経路を付け加えていくことで、最終的に、要求元106に、始点ノード101から終点ノード102までの冗長パスの計算結果を含む経路計算応答が伝播する。
図4に、経路解決システム選択処理(PSS選択処理)150の手順を示す。経路計算要求応答部203は、経路計算要求を受信すると(ステップS310)、所属する経路計算ドメイン内に終点ノードが存在するか否かを検査する(ステップS320)。経路計算要求応答部203は、終点ノードが存在する場合は、経路計算部206に対して、制約付経路計算の開始を指示する(ステップS350)。経路計算要求応答部203は、終点ノードが存在しない場合は、PSS選択部204に、次に計算を依頼する経路解決システム、言い換えれば、経路計算要求の伝播先の経路解決システム100の選択を依頼する。この依頼を受けたPSS選択部204は、経路計算ドメイン情報210と到達性情報211を用いて、経路計算要求伝播先の経路解決システムを選択する(ステップS330)。その後、経路計算要求応答部203は、ステップS330で選択された経路解決システムに経路計算要求を送信する(ステップS340)。
ステップS330における経路解決システム100の選択方法として、終点ノード102への到達性情報と経路解決システムへ100の到達性情報とを比較する手法を、具体的に説明する。この手法は、ゲートウェイマッピングと呼ばれる。ゲートウェイとは、他の経路計算ドメインにつながる境界ノードを指している。到達性情報の種類として、IPネットワークでの転送経路としての到達性情報やITU−T ASONで策定されるマルチレイヤネットワークでの到達性情報などがあり、これらは、OSPF、IS−IS、BGPなどのルーティングプロトコルを使って通知される。
図5は、経路解決システムPSS3の到達性情報が通知される経路の一例を示す。矢印が経路解決システムPSS3の到達性情報の流れを示す。また、図6は、終点ノードの到達性情報が通知される経路の一例を示す。同様に矢印が到達性情報の流れを示す。経路解決システムPSS3の到達性情報は、ドメインDM3からドメインDM1へ渡り、ドメインDM1内の経路解決システムPSS1に到達する。経路解決システムPSS3の到達性情報は、また、ドメインDM3からドメインDM2及びドメインDM4を経由してドメインDM1に渡り、経路解決システムPSS1に到達する。終点ノード102の到達性情報は、ドメインDM2からドメインDM3又はドメインDM4を経由してドメインDM1に渡り、経路解決システムPSS1に通知される。
経路解決システムPSS1は、図5及び図6に示す経路で通知された到達情報を参照することで、経路解決システムPSS3等からの到達情報が、どの境界ノードBNを通ってドメインDM1に入ってきたかを知ることができる。また、到達情報には、経路解決システムPSS3を出発してから経路解決システムPSS1に到達するまでの経路のコストに関する情報が含まれているので、経路解決システムPSS1は、到達情報を解析することで、どの境界ノードがどのくらいのコストで経路解決システムPSS3に到達できるかを知ることができる。
図7に、図5及び図6に示すような経路で到達する到達性情報を解析して得られる到達性情報の具体例を示す。各経路解決システム100に通知された到達性情報は、全ての経路解決システム、及び、ノードに対して、図7に示すテーブルT200の形式で保存される。このテーブルT200の内容が、図2の到達性情報211に対応する。また、図7に示すテーブルT210は、図2の経路計算ドメイン情報210に対応する。ただし、テーブルT210では、境界ノードと隣接経路計算ドメインとの対応については省略している。
経路解決システムPSS1は、経路計算要求を受け取ると、経路計算要求に含まれる終点ノード識別子を元に、図7に示すテーブルT200を参照して、終点ノードに到達可能で、かつ、コストが最も小さい境界ノード(BN2)を選択する。次いで、その境界ノードBN2を境界ノードの候補としてもつ経路解決システム100を検索し、経路解決システムPSS2、経路解決システムPSS3、及び、経路解決システムPSS4を得る。その後、隣接情報(図7のテーブルT210)を用い、得られた経路解決システム100の候補を、隣接する経路解決システムのみに絞り込む。この絞込みにより、経路解決システムPSS3と経路解決システムPSS4とが残る。この後、残った経路解決システムのコストを比較し、最終的にコストが最も小さい経路解決システムPSS3を選択する。このように、経路解決システムと終点ノードとの到達性情報を使うことにより、コスト最適な隣接する経路解決システムを選択できる。
なお、図7において矩形の破線で囲まれる情報(不確定情報T201)は、ルーティングプロトコルによっては通知されない可能性がある不確定な情報である。つまり、通知されるか否かが不明確な情報である。上記では、これらの不確定情報が通知されたとして説明した。不確定情報がない場合、つまり、到達情報が通知されなかった場合においても、その欄が空欄となり、PSS選択部204による選択処理において選択肢から除外されるだけであるので動作に支障をきたすことはない。また、これらの不確定情報が通知されたとしても、コスト比較の結果、より低いコストで到達する経路解決システムと境界ノードとの組合せがあるので、PSS選択部204による選択処理で選択されることはない。
図8に、経路計算処理160の手順を示す。ここでは、PSS選択処理150で選択された経路計算ドメインのうち、始点ノードが所属する経路計算ドメインDM1を始点経路計算ドメイン、終点ノードが所属する経路計算ドメインDM2を終点経路計算ドメイン、それ以外の経路計算ドメインDM3、DM4を中間経路計算ドメインと呼ぶ。終点経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2は、図4のステップS350の制約付経路計算開始をトリガーとして経路計算処理160を開始し、中間経路計算ドメイン又は始点経路計算ドメインに所属する経路解決システム100は、経路計算要求に対応する応答である経路計算応答の受信をトリガーとして経路計算処理160を開始する(ステップS410)。
経路解決システム100は、経路計算処理の開始に際して、自身が所属するドメインが終点経路計算ドメインであるか否か、及び、所属ドメインが始点ドメインであるか否かを判断する(ステップS420、ステップS440)。所属ドメインが終点経路計算ドメインであれば、経路計算部206により、終点経路計算ドメイン内の冗長パスの経路候補を計算する経路計算を行う(ステップS450)。この処理では、経路計算部206は、トポロジ情報212及び経路計算ドメイン情報210を参照して、中間経路計算ドメインに接続している境界ノードの全てのペアから終点ノードへの冗長パスの候補を計算する。その後、経路計算要求応答部203により、計算結果を含む経路計算応答を、経路計算要求発行元の経路解決システムに対して発行する(ステップS460)。
経路解決システム100は、所属ドメインが終点ドメインでないとき、つまり、所属ドメインが中間経路計算ドメイン又は始点経路計算ドメインのときは、区間パス抽象化部205により、経路計算応答に含まれる経路候補を、制約付リンクとして仮想終点ノードと共にトポロジ情報に登録する(ステップS430)。その後、所属ドメインが中間経路計算ドメインであれば、ステップS440からステップS450へ移行して、始点経路計算ドメイン又は中間経路計算ドメインに接続している境界ノードの全てのペアから仮想終点ノードへの冗長経路の候補を計算し、ステップS460で、その経計算結果を含む経路計算応答を、始点経路計算ドメイン又は他の中間経路計算ドメインに所属する経路解決システム100に対して発行する。経路解決システム100は、所属ドメインが始点経路計算ドメインであれば、経路計算部206により、始点ノードから仮想終点ノードへの冗長経路を計算し(ステップS470)、その経計算結果を含む経路計算応答を、要求元106に対して発行する(ステップS480)。
以下、上記した経路計算の実施例を説明する。図9に、マルチドメインネットワークのトポロジの例を示す。図9は、PSS選択処理150により経路計算ドメインが決定した後の一連の経路計算ドメインを示しており、ドメインDM1が始点経路計算ドメインを構成し、ドメインDM3が中間経路計算ドメインを構成し、ドメインDM2が終点経路計算ドメインを構成している。図9では、始点ノード101はS、終点ノード102はD、経路計算ドメインの境界に位置する境界ノード103はBN1〜BN3、BN6〜BN8、その他のノード(中間ノード104)は、T1〜T6で表されている。ここで、各ノードを接続するリンクにおいて、経路計算で使用されるコストは、一律10であるとする。また、図9では図示を省略しているが、各経路計算ドメイン内には、経路解決システムが一つ配備されている。
図9に示すサンプルトポロジにて、ノードSからノードDまでの冗長パスの経路を計算する手順を説明する。要求元が発行した経路計算要求は、始点経路計算ドメインDM1から中間経路計算ドメインDM3を介して終点経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に到達する。はじめに、終点経路計算ドメインDM2での経路計算について説明する。図10及び図11に、それぞれ終点経路計算ドメインDM2で計算に使用されるトポロジと計算された冗長パスの候補とを示す。終点経路計算ドメインDM2の経路解決システム100は、中間経路計算ドメインDM3との間の全ての境界ノードペアと終点ノードとの間で、経路が重ならない冗長パスを計算する。
各境界ノードペアから終点ノードDへの経路の重ならない冗長パスを計算するための効率的なアルゴリズムを以下に示す。まず、図10に示すトポロジにおいて、ダイクストラアルゴリズムを使って終点ノードDから境界ノードBN6への最短パスを計算し、得られた最短パスが使用したリンクをトポロジ情報から削除したトポロジにおいて、同様にダイクストラアルゴリズムを使って終点ノードDから境界ノードBN7及びBN8までの最短ツリーのパスを計算する。次に、図10に示すトポロジにおいて、ダイクストラアルゴリズムを使って終点ノードDから境界ノードBN7への最短パスを計算し得られた最短パスが使用したリンクをトポロジ情報から削除したトポロジにおいて、同様にダイクストラアルゴリズムを使ってDからBN8までの最短ツリーのパスを計算する。これらの経路をまとめると、以下のようになる。
BN6とBN7ペアでの冗長パスの候補(ペア1):
Dへの冗長経路; D→T4→BN6:コスト20、D→T6→T5→BN7:コスト30
BN6とBN8ペアでの冗長パスの候補(ペア2):
Dへの冗長経路; D→T4→BN6:コスト20、D→T6→BN8:コスト20 BN7とBN8ペアでの冗長パスの候補(ペア3):
Dへの冗長経路; D→T6→BN8:コスト20、D→T4→T5→BN7:コスト30
以上の計算により、図11のテーブルT220に示す冗長パスの候補ペアができる。これを、中間経路計算ドメインDM3に所属する経路解決システム100に通知する。このように、終点ノードから境界ノードへの最短ツリー計算を用いることにより、各境界ノードペアそれぞれに対して冗長パスの経路計算をするより少ないダイクストラアルゴリズムの試行で、全ての境界ノードペアに対して冗長パスペアの経路を計算することが可能である。図11には、各冗長パスにおける境界ノードペアに対応して仮想終点ノードD’、D”、D”’を示した。
次いで、中間経路計算ドメインDM3での経路計算について説明する。図12及び図13に、それぞれ中間経路計算ドメインDM3で計算に使われるトポロジと計算された冗長パスの候補とを示す。中間経路計算ドメインDM3の経路解決システムPSS3は、中間経路計算ドメインDM3のトポロジに終点経路計算ドメインDM2で計算された冗長パスの経路が制約付リンクとして仮想終点ノード105ごとに追加されたトポロジを使って経路計算する。ここで、仮想終点ノード105ごとに制約付リンクを作成するのは、終点経路計算ドメインDM2で計算された冗長パスの経路が互いにネットワークリソースを共有していないという制約情報を維持するためであり、終点経路計算ドメインDM2でのパス候補ペア1、2、3のそれぞれが、仮想終点ノード105であるD’、D’’、D’’’への制約付リンクに対応する。
中間経路計算ドメインDM3の経路解決システムPSS4は、始点経路計算ドメインDM1との間の全ての境界ノードペアと全ての仮想終点ノード105との間での経路が重ならない冗長パスを計算する。各境界ノードペアから各仮想終点ノード105への経路の重ならない冗長パスを計算するためのアルゴリズムは、終点経路計算ドメインDM2における冗長パス計算のアルゴリズムと同じである。すなわち、まず、図12に示すトポロジにおいて、ダイクストラアルゴリズムを使ってD’、D’’、D’’’それぞれからBN1への最短パスを計算し、それぞれ得た最短パスが使用したリンクをトポロジ情報から削除したトポロジにおいて、同様にダイクストラアルゴリズムを使ってD’、D’’、D’’’からBN2及びBN3までの最短ツリーのパスをそれぞれ計算する。次に、図12に示すトポロジにおいて、ダイクストラアルゴリズムを使ってD’、D’’、D’’’それぞれからBN2への最短パスを計算し、それぞれ得た最短パスが使用したリンクをトポロジ情報から削除したトポロジにおいて、同様にダイクストラアルゴリズムを使ってD’、D’’、D’’’からBN3までの最短ツリーのパスをそれぞれ計算する。
上記計算によって得られた経路をまとめると、以下のようになる。
BN1とBN2ペアでの冗長パスの候補:
D’への冗長経路; D’→BN6→T1→BN1:コスト40、D’→BN7→T2→BN2:コスト50
D’’への冗長経路; D’’→BN6→T1→BN1:コスト40、D’’→BN8→T3→T2→BN2:コスト50
D’’’への冗長経路; D’’’→BN7→T2→T1→BN1:コスト60、冗長経路なし
BN1とBN3ペアでの冗長パスの候補:
D’への冗長経路;D’→BN6→T1→BN1:コスト40、D’→BN7→T2→T3→BN3:コスト60
D’’への冗長経路;D’’→BN6→T1→BN1:コスト40、D’’→BN8→T3→BN3:コスト40
D’’’への冗長経路;D’’’→BN7→T2→T1→BN1:コスト60、D’’’→BN8→T3→BN3:コスト40
BN2とBN3ペアでの冗長パスの候補:
D’への冗長経路; D’→BN7→T2→BN2:コスト50、冗長経路なし
D’’への冗長経路; D’’→BN6→T1→T2→BN2:コスト50、D’’→BN8→T3→BN3:コスト40
D’’’への冗長経路; D’’’→BN8→T3→BN3:コスト40、D’’’→BN7→T2→BN2:コスト50
仮想終点ノードD’、D’’、D’’’は同じ終点ノードを示すので、境界ノードペア内に対する最適な経路を、コスト比較により選択できる。ここで、パス選択の基準として、冗長パスのコストの和が最小の冗長パス候補、最小コストの経路を持つ冗長パス候補などが考えられるが、ここではコストの和が最小の冗長パス候補を選択するものとする。また、コストの和が最小である冗長パス候補が複数存在する場合には、等コストパスとして複数の冗長パス候補すべてを選択することも可能であるが、ここでは1つ選択するものとする。
以上により、図13のテーブルT230に示す冗長パスの候補ペアができる。このように、終点ノードから境界ノードへの最短ツリー計算を用いることにより、各境界ノードペアそれぞれに対して冗長パスの経路計算をするより、少ないダイクストラアルゴリズムの試行で全ての境界ノードペアに対して冗長パスペアの経路を計算することが可能である。
続いて、始点経路計算ドメインDM1での経路計算について説明する。図14及び図15に、それぞれ始点経路計算ドメインDM1で計算に使われるトポロジと、計算された冗長パスの結果とを示す。始点経路計算ドメインDM1の経路解決システムPSS1は、始点経路計算ドメインDM1のトポロジに中間経路計算ドメインDM3で計算された冗長パスの経路が制約付リンクとして仮想終点ノード105ごとに追加されたトポロジを使って経路計算する。ここで、仮想終点ノードごとに制約付リンクを作成するのは、中間経路計算ドメインDM3で計算された冗長パスの経路が互いに重ならないという制約情報を維持するためであり、中間経路計算ドメインDM3でのパス候補ペア1、2、3のそれぞれが、DD’、DD’’、DD’’’への制約付リンクに対応する。
始点経路計算ドメインDM1の経路解決システムPSS1は、始点ノードSと全ての仮想終点ノード間での経路が重ならない冗長パスを計算する。まず、図14に示すトポロジにおいて、ダイクストラアルゴリズムを使ってDD’、DD’’、DD’’’それぞれからノードSへの最短パスを計算し、それぞれ得た最短パスが使用したリンクをトポロジ情報から削除したトポロジにおいて、同様にダイクストラアルゴリズムを使ってDD’、DD’’、DD’’’からノードSまでの最短ツリーのパスをそれぞれ計算する。このような計算によって得られた経路をまとめると以下のようになる。
DD’への冗長経路; DD’→BN1→S:コスト50、DD’→BN2→S:コスト60
DD’’への冗長経路; DD’’→BN1→S:コスト50、DD’’→BN3→S:コスト50
DD’’’への冗長経路; DD’’’→BN2→S:コスト60、DD’’’→BN3→S:コスト60
仮想終点ノードDD’、DD’’、DD’’’は同じ終点ノードを示すので、始点ノードSから終点ノードDに対する最適な経路をコストにより選択できる。ここで、パス選択の基準として、冗長パスのコストの和が最小の冗長パス候補、最小コストの経路を持つ冗長パス候補などが考えられるが、ここではコストの和が最小の冗長パス候補を選択するものとする。また、コストの和が最小である冗長パス候補が複数存在する場合、等コストパスとして複数の冗長パス候補すべてを選択することも可能であるが、ここでは1つ選択するものとする。以上により、図15のテーブルT240に示す冗長パスが最適であると決定され、マルチドメインにまたがる経路計算結果を取得できる。
本実施形態では、始点ノードが存在する経路計算ドメインから終点ノードが存在する経路計算ドメインまでの間に経由する経路計算ドメインを決定し、終点ノードが存在する経路計算ドメイン側から始点ノードが存在する経路計算ドメインに向けて、各経路解決システム100にて、順次に経路計算部206による冗長パスの経路計算を行い、各経路解決システムが計算した冗長パスの経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算する。終点ノードが存在する経路計算ドメイン側の経路解決システムでの計算結果は、計算応答に含めて始点ノードが存在する経路計算ドメイン側の経路解決システム又は要求発行元に通知する。このようにすることで、各経路計算ドメインでの経路計算において試行錯誤を繰り返すことなく、複数の経路計算ドメインに分割されたマルチドメインネットワークにて複数の経路解決システムが連携してネットワークリソースを共有しない冗長パスを計算できる。
また、本実施形態では、PSS選択部204による経路計算要求の伝播先の経路解決システム(経路計算ドメイン)の選択では、自装置が所属する経路計算ドメインに隣接する経路計算ドメインうちで、終点ノードに到達可能な境界ノードにより隣接する経路計算ドメインを、経路計算要求を伝播すべき経路計算ドメインとして選択する。このようにすることで、終点ノードに対して到達性のある経路計算ドメインが選択されることになり、終点ノードに到達しない経路計算ドメインが選択されることによる経路計算ドメイン選択のやり直しを防ぐことができる。また、経路計算ドメインの選択に際して、コスト最小で終点ドメインに到達する経路計算ドメインを選択することで、冗長パスのコストを低く抑えることができる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図16に、第2実施形態の経路解決システムの構成を示す。経路解決システム100aは、トポロジ情報収集部201、経路計算ドメイン管理部202、経路計算要求応答部203、PSS選択部204、経路計算要求複製部250、区間パス抽象化部205、及び、経路計算部206を有する。経路解決システム100aは、コンピュータシステムで構成され、経路解決システム100a内の各部の機能は、コンピュータシステム上に実装されるプログラムを実行することで実現される。第1実施形態との相違点は、受信した経路計算要求を2つ以上の経路計算要求に複製する経路計算要求複製部250が追加され、経路計算ドメイン管理部202内の到達性情報211が省かれている点である。本実施形態におけるネットワーク構成は、図1に示すネットワーク構成と同じである。
本実施形態では、PSS選択部204は、経路計算ドメイン情報210を参照して、自装置に隣接する経路計算ドメインに所属する経路解決システムを、経路計算要求を伝播すべき経路解決システムとして選択する。PSS選択部204にて選択する経路解決システムが複数あるときは、経路計算要求複製部250にて必要数だけ経路計算要求を複製し、PSS選択部204にて選択された経路解決システムのそれぞれに、経路計算要求を送信する。経路計算要求の複製及び伝播を、経路計算要求が終点ノード102が存在する経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に到達するまで繰り返し行う。そして、終点経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に到達した経路計算要求のそれぞれについて、終点経路計算ドメインDM2側から順次に経路計算を行い、始点経路計算ドメイン101に所属する経路解決システムPSS1にて、コスト比較を行って、冗長パスの経路を決定する。
図17に、本実施形態で、複数の経路解決システム100aにより冗長パスを経路計算する際の手順を示す。経路計算の要求元106(図1)が、経路計算要求を発行すると、経路解決システムPSS1は、経路解決システム選択処理170を行い、自装置が所属するドメインDM1に隣接するドメインDM3及びドメインDM4を、経路計算要求の伝播先として決定する。経路解決システムPSS1は、経路計算要求複製部250によって経路計算要求を複製し、経路解決システムPSS3及び経路解決システムPSS4の双方に、経路計算要求を受け渡す。
経路計算要求を受けた経路解決システムPSS3及び経路解決システムPSS4は、経路解決システムPSS1と同様に、経路解決システム選択処理170を行い、それぞれ自装置に隣接するドメインDM2を、経路計算要求の伝播先として決定し、経路解決システムPSS2に、経路計算要求を受け渡す。このように、各経路解決システム100aにてPSS選択処理を繰り返し行うことで、要求元が発行した経路計算要求は、終点ノード102が存在するドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2にまで到達する。
図17では、経路解決システムPSS2に、ドメインDM1からドメインDM3を経由してドメインDM2に到達するルートと、ドメインDM1からドメインDM4を経由してドメインDM2に到達するルートとの2つのルートで、経路計算要求が到達している。経路解決システムPSS2は、受け取った経路計算要求のそれぞれについて、経路計算処理180を実行し、経路計算結果を含む経路計算応答を、経路計算要求の伝播元の経路解決システムに対して発行する。すなわち、経路解決システムPSS3から受け取った経路計算要求に対する経路計算結果を含む経路計算応答(応答1)を、経路解決システムPSS3に対して発行し、経路解決システムPSS4から受け取った経路計算要求に対する経路計算結果を含む経路計算応答(応答2)を、経路解決システムPSS4に対して発行する。
経路計算応答を受け取った経路解決システムPSS3及び経路解決システムPSS4は、それぞれ経路計算処理180を実行し、受け取った経路計算応答に含まれる計算結果に自装置で計算した結果を付け加え、経路解決システムPSS1に対して経路計算応答を発行する。経路解決システムPSS1は、経路解決システムPSS3及び経路解決システムPSS4から経路計算応答を受け取ると、それぞれについて、経路計算処理180を実行する。その後、経路解決システムPSS3から受け取った経路計算応答1を用いて計算した冗長パスの計算結果と、経路解決システムPSS4から受け取った経路計算応答2を用いて計算した冗長パスの計算結果とを比較して何れかの計算結果を選択し、選択した計算結果を含む経路計算応答を、要求元106に対して発行する。
図18に、PSS選択処理170の手順を示す。経路計算要求応答部203が経路計算要求を受信すると(ステップS510)、経路解決システム100aは、自装置が所属する経路計算ドメイン内に終点ノード102が存在するか否かを判断する(ステップS520)。終点ノード102が存在する場合は、経路計算部206により、制約付経路計算を開始する(ステップS550)。経路解決システム100aは、終点ノード102が存在しない場合は、経路計算ドメイン情報210の隣接関係情報(図7のT210)を用いて、経路計算要求を伝播すべき経路解決システム、つまり、自装置が所属する経路計算ドメインに隣接する経路計算ドメインに所属する経路解決システムを検索する(ステップS530)。経路計算要求を伝播すべき経路解決システム100aが複数存在する場合は、経路計算要求複製部250にて、経路計算要求を必要数だけ複製し、ステップS530で検索された経路解決システムのそれぞれに、経路計算要求を送信する(ステップS540)。
なお、ステップS530で経路解決システム100aを検索するときには、隣接する全ての経路計算ドメインに所属する経路解決システム100aのうちで、重複するルートで既に経路計算要求を受信している経路解決システムを除いた経路解決システム100aを選択する。例えば、図17では、経路解決システムPSS1は、経路解決システムPSS3と経路解決システムPSS4とにそれぞれ経路計算要求を送信するが、経路解決システムPSS3及び経路解決システムPSS4は、経路計算要求の受信元である経路解決システムPSS1に、経路計算要求を送信しない。また、経路解決システムの検索にて、該当する経路解決システムが存在しない場合は、経路計算要求を破棄するものとする。
各経路解決システムにて実行される経路計算処理180は、図8に示す手順で実行される第1実施形態における経路計算処理160と同様である。ただし、本実施形態では、経路計算要求が、複数のルートで、終点経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に到達することがあり、その場合は、始点経路計算ドメインDM1に所属する経路解決システムPSS1に、複数の経路計算応答が到達することになる。経路解決システムPSS1は、複数の経路計算応答を受け取ったときは、そのそれぞれについて経路計算を行った後に、その中からコストが最も小さな経路を選択し、選択した経路を要求元106に送信する。
ここで、始点経路計算ドメインDM1に所属する経路解決システムPSS1にて、複数の経路計算応答に対する経路計算結果を比較する際には、複数の経路計算応答が全て受信されるまで待合せを行う必要がある。この待合せを行うためには、始点経路計算ドメインDM1に所属する経路解決システムPSS1が、終点経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に、経路計算要求が、何個到達したかを知る必要がある。そこで、終点経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2が発行する経路計算応答に、終点経路計算ドメインDM2に到達した経路計算要求の総数を含める。このようにすることで、始点経路計算ドメインDM1に所属する経路解決システムPSS1は、受信すべき経路計算応答の総数を知ることができる。
図19に、冗長パスの経路計算結果を示す。始点経路計算ドメインDM1に所属する経路解決システムPSS1にて、ドメインDM1からドメインDM3を経由してドメインDM2に至るルートで伝播された経路計算要求に対する経路計算応答に基づいて経路計算を行うと、
現用パス1:S→BN3→BN8→D(コスト50)
予備バス1:S→BN2→BN7→D(コスト50)
という冗長パスが得られる。また、経路解決システムPSS1にて、ドメインDM1からドメインDM4を経由してドメインDM2に至るルートで伝播された経路計算要求に対する経路計算応答に基づいて経路計算を行うと、
現用パス2:S→BN4→BN9→D(コスト30)
予備バス2:S→BN5→BN10→D(コスト100)
という冗長パスが得られる。このように、本実施形態では、複数の現用パスと予備パスとの組が、複数得られる。
複数の現用パスと予備パスとの組から、パスを選択する際には、現用パスのコストと予備パスのコストとの和が最小となる組を、現用パス及び予備パスとして選択することができる。図19では、現用パス1と予備パス1とのコストの和は100で、現用パス2と予備パス2とのコストの和は130であるので、現用パス1と予備パス1との組を、現用パス及び予備パスとして選択する。或いは、これに代えて、現用パスのコストが最小となる組を、現用パス及び予備パスとして選択することもできる。図19では、現用パス1のコストは50で、現用パス2のコストは30なので、現用パス2と予備パス2との組を、現用パス及び予備パスとして選択する。更には、コストが最小となる任意の組を、現用パス及び予備パスとして選択することも可能である。図19では、コストが低い順に2つのパスを選択し、コスト30の現用パス2と、コスト50の現用パス1のと組を、現用パス及び予備パスとして選択する。
本実施形態では、経路解決システムPSS1は、経路計算要求を、自装置が所属する経路計算ドメインDM1に隣接する経路計算ドメインDM3、DM4に所属する経路解決システムPSS3、PSS4に伝播していき、最終的に、終点ノード102が存在する経路計算ドメインDM2に所属する経路解決システムPSS2に到達した経路計算要求のそれぞれに対して、終点経路計算ドメインDM2側から順次経路計算を行う。このようにすることで、始点経路計算ドメインDM1から、終点経路計算ドメインDM2まで、到達性のあるルートで、経路計算に用いる経路計算ドメインを決定でき、各経路計算ドメインでの経路計算において試行錯誤を繰り返すことなく、複数の経路計算ドメインに分割されたマルチドメインネットワークにてネットワークリソースを共有しない冗長パスを計算できる。また、本実施形態では、隣接する経路計算ドメインのうちで、経路計算要求を受信済みの経路計算ドメインを除く経路計算ドメインに所属する経路解決システムに経路要求を伝播していく方式であるため、複数の経路計算ドメインを経路計算の候補とすることが可能となり、より広範囲において最適なパスを計算できる。
なお、上記各実施形態では、冗長パスの経路を計算するアルゴリズムとして逐次的なダイクストラアルゴリズムを使用する例を用いて説明したが、本発明にはこれに限定されることなく、他のアルゴリズムも適用可能である。また、上記各実施形態では、ドメインの境界がノードである場合について説明したが、境界がリンクである場合についても、同様に適用可能である。
本発明を特別に示し且つ例示的な実施形態を参照して説明したが、本発明は、その実施形態及びその変形に限定されるものではない。当業者に明らかなように、本発明は、添付のクレームに規定される本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の変更が可能である。
本出願は、2007年10月18日出願に係る日本特許出願2007−271687号を基礎とし且つその優先権を主張するものであり、引用によってその開示の内容の全てを本出願の明細書中に加入する。
本発明は、大規模な通信ネットワークが複数のドメインに分割されたマルチドメインネットワークにおいて、冗長パスの経路を決定するといった経路解決システムの用途に適用できる。また、通信ネットワークに限らず、車や携帯電話などに搭載されているナビゲーションシステムの経路決定機能といった用途にも適用可能である。

Claims (26)

  1. 複数の経路計算ドメインに分割されるマルチドメインネットワークに分散配備される複数の経路解決システムを備えるネットワークシステムであって、
    各経路解決システムが、トポロジ情報を収集するトポロジ情報収集部と、始点ノードから終点ノードまでの冗長パスの経路計算を要求する経路計算要求を受け付ける経路計算要求応答部と、前記経路計算要求に応答して、前記トポロジ情報を用い、制約を考慮して経路計算を実行する経路計算部とを備えており、
    前記始点ノードが存在する経路計算ドメインから前記終点ノードが存在する経路計算ドメインまでの間に経由する経路計算ドメインが決定された後に、前記終点ノードが存在する経路計算ドメイン側から前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに向けて順次、前記各経路解決システムの経路計算部が、管理する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算し、
    前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに含まれる経路解決システムが、前記各経路解決システムが求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 要求発行元からの前記経路計算要求を、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システム側から、前記終点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システムまで順次に伝播させていき、前記経路計算要求を伝播した経路解決システムが所属する経路計算ドメインを、前記経路計算に用いる経路計算ドメインとして決定することを特徴とする、請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記各経路解決システムは、前記冗長パスの経路計算を行うと、該冗長パスの経路計算の結果を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行することを特徴とする、請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記各経路解決システムが、前記トポロジ情報収集部が収集した、他の経路解決システムからの到達性情報に基づいて、自装置が所属する経路計算ドメインに隣接する経路計算ドメインを特定する情報を含む隣接関係情報を作成する経路計算ドメイン管理部と、前記隣接関係情報を用いて、前記経路計算要求応答部が受け取った経路計算要求を伝播すべき経路解決システムが所属する経路計算ドメインを選択する経路解決システム選択部とを更に備えることを特徴とする、請求項3に記載のネットワークシステム。
  5. 前記経路計算ドメイン管理部は、前記他の経路解決システム及び終点ノードからの到達性情報を解析し、自装置が所属する経路計算ドメインと他の経路計算ドメインとの間の境界ノードと、各境界ノードを用いたときの自装置から他の経路計算ドメインに所属する経路解決システム及び前記終点ノードまでの間のコストとを対応付けて到達性情報テーブルとして記憶し、前記経路解決システム選択部は、前記到達性情報テーブル及び前記隣接情報を参照して、自装置が所属する経路計算ドメインに隣接する経路計算ドメインうちで、前記終点ノードに到達可能な境界ノードにより隣接する経路計算ドメインを、前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムとして選択することを特徴とする、請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムの選択では、前記終点ノードに到達可能な境界ノードのうちでコストが最小となる境界ノードを特定し、該特定した境界ノードにより隣接する経路計算ドメインのうちでコストが最小の経路解決システムを、前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムとして選択することを特徴とする、請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記経路解決システム選択部は、自装置が所属する経路計算ドメインに隣接する経路計算ドメインを経路計算要求の伝播先として決定し、該伝播先が複数あるときは、前記経路計算要求を複製し、前記伝播先として決定した経路計算ドメインに所属する経路解決システムのそれぞれに前記経路計算要求を送信することを特徴とする、請求項4に記載のネットワークシステム。
  8. 前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システムの経路計算部は、前記複数の経路解決システムから前記経路計算応答を受け取ると、該受け取った経路計算応答のそれぞれを用いて経路計算を行った後に経路計算結果を比較し、前記始点ノードに送信する経路計算応答に含める経路を決定することを特徴とする、請求項7に記載のネットワークシステム。
  9. 前記経路計算部は、前記経路計算要求応答が前記経路計算要求を受け取ると、前記終点ノードが、自装置が所属する経路計算ドメインに存在するか否かを判断し、存在しないと判断すると、前記経路解決システム選択部に、前記経路計算要求の伝播先の経路計算ドメインの選択を依頼することを特徴とする、請求項4〜8の何れか一に記載のネットワークシステム。
  10. 前記経路計算部は、前記終点ノードが、自装置が所属する経路計算ドメインに存在すると判断すると、前記トポロジ情報を用いて、前記自装置が所属する経路計算ドメインと前記経路計算要求の伝播元の経路解決システムが所属する経路計算ドメインとの間の境界ノードと、前記終点ノードとの間の冗長パスの経路候補を計算し、前記経路計算要求応答部を介して、前記計算した冗長パスの経路候補を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行することを特徴とする、請求項9に記載のネットワークシステム。
  11. 前記経路計算部は、前記経路計算要求応答部が前記経路計算要求伝播先の経路解決システムから経路計算結果を受け取ると、始点ノードが、自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するか否かを判断し、存在しないと判断すると、前記トポロジ情報に、前記経路計算要求伝播先の経路解決システムにて計算された冗長パスの経路候補を抽象化したトポロジを加えたトポロジ情報を用いて、自装置が所属する経路計算ドメイン内の冗長パスの経路候補を計算し、前記経路計算要求応答部を介して、前記計算した冗長パスの経路候補を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元の経路解決システムに対して発行することを特徴とする、請求項10に記載のネットワークシステム。
  12. 前記経路計算部は、始点ノードが、自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在すると判断すると、前記トポロジ情報に、前記経路計算要求伝播先の経路解決システムにて計算された冗長パスの経路候補を抽象化したトポロジを加えたトポロジ情報を用いて、自装置が所属する経路計算ドメイン内の冗長パスの経路候補を計算し、得られた経路候補のうちから1つを選択し、前記経路計算要求応答部を介して、各経路解決システムにて計算された経路計算ドメイン内の冗長パスの経路を繋ぎ合わせた経路を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の要求元に発行することを特徴とする、請求項11に記載のネットワークシステム。
  13. 前記経路候補の抽象化では、他の経路解決システムから取得した冗長パスの経路候補を仮想終点ノードに接続する制約付リンクとしてトポロジ情報に登録することを特徴とする、請求項11又は12に記載のネットワークシステム。
  14. 前記到達性情報は、IGP(Interior Gateway Protocol)により取得することを特徴とする、請求項4〜13の何れか一に記載のネットワークシステム。
  15. 前記到達性情報は、SNMP(Simple Network management Protocol)により取得することを特徴とする、請求項4〜13の何れか一に記載のネットワークシステム。
  16. マルチドメインネットワークにおける複数の経路計算ドメインの少なくとも1つに対応して配備される経路解決システムであって、
    トポロジ情報を収集するトポロジ情報収集部と、
    始点ノードから終点ノードまでの冗長パスの経路計算を要求する経路計算要求を受け付ける経路計算要求応答部と、
    前記経路計算要求に応答して、前記トポロジ情報を用い、制約を考慮して経路計算を実行する経路計算部と、
    前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在しないとき、前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムが所属する経路計算ドメインを選択する経路解決システム選択部とを備えており
    前記経路計算部は、自装置が所属する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算し、
    前記経路計算応答部は、前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、経路計算結果を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行し、
    前記始点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、当該自装置が、前記マルチドメインネットワークに配備された各経路解決システムが前記経路計算要求に応答して求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算することを特徴とする経路解決システム。
  17. 前記経路計算応答に含まれる経路計算結果を抽象化してトポロジ情報に加える区間パス抽象化部を更に備え、前記経路計算部は、前記経路計算要求応答部が他の経路解決システムより前記経路計算応答を受け取ると、前記区間パス抽象化部により、前記経路計算応答に含まれる経路計算結果が抽象化されて加えられたトポロジ情報を用いて、前記冗長パスの経路を計算し、該経路計算結果を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行することを特徴とする、請求項16に記載の経路解決システム。
  18. マルチドメインネットワークに分散配備される複数の経路解決システムが連携し、始点ノードから終点ノードまでの経路計算ドメインをまたぐ冗長パスの経路を計算する方法であって、
    各経路解決システムが保持する隣接関係情報を用いて、前記始点ノードから前記終点ノードまでの経路が経由する経路計算ドメインを決定するステップと、
    前記終点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システム側から、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システム側に向けて、順次、各経路解決システムが、管理する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算するステップと、
    前記始点ノードが存在する経路計算ドメインに所属する経路解決システムが、前記各経路解決システムが求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算するステップとを有することを特徴とする経路計算方法。
  19. 前記経路計算ドメインを決定するステップでは、前記始点ノードが存在する経路計算ドメイン側から、順次に、隣接する経路計算ドメインのうちで、前記終点ノードが存在する経路計算ドメインに到達可能な経路計算ドメインを選択していくことを特徴とする、請求項18に記載の経路計算方法。
  20. 前記経路計算ドメインを決定するステップでは、前記始点ノードが存在する経路計算ドメインから前記終点ノードが存在する経路計算ドメインまでに経由可能な経路計算ドメインを全て選択し、前記パス計算するステップを、前記選択した経路計算ドメインのそれぞれについて行い、前記パス計算で得られた冗長パスの経路のコストを比較して、前記始点ノードと終点ノードとの間の経路を決定することを特徴とする、請求項18に記載の経路計算方法。
  21. 前記パス計算するステップでは、自身よりも前記終点ノード側の経路計算ドメインにて計算された冗長パスの計算結果を受け取り、経路計算ドメイン内のトポロジに、冗長制約の情報を維持した仮想終点ノードへの制約付リンクを追加したトポロジを使用して、経路計算を行うことを特徴とする、請求項18〜20の何れか一に記載の経路計算方法。
  22. 仮想終点ノードへの制約付リンクが追加されたトポロジについて、仮想終点ノードから各境界ノードまでの経路を最短ツリー経路として一括して計算することを特徴とする、請求項21に記載の経路計算方法。
  23. 前記パス計算するステップでは、冗長パスの経路候補の選択にて、冗長パスの現用パスと予備パスのコストとの和が最小となる経路を選択することを特徴とする、請求項21又は22に記載の経路計算方法。
  24. 前記パス計算するステップでは、冗長パスの経路候補の選択にて、冗長パスの現用パスのコストが最小である経路を選択することを特徴とする、請求項21又は22に記載の経路計算方法。
  25. コンピュータを用い、複数の経路解決システムが分散配備されたマルチドメインネットワークにて、始点ノードから終点ノードまでの経路計算ドメインをまたぐ冗長パスの経路を計算する処理を実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記冗長パスの経路計算を要求する経路計算要求を受け付ける処理と、
    前記経路計算要求に応答して、予め収集したトポロジ情報を用い、制約を考慮して経路計算を実行する処理と、
    前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在しないとき、前記経路計算要求を伝播すべき経路解決システムが所属する経路計算ドメインを選択する処理と、
    前記終点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、経路計算結果を含む経路計算応答を、前記経路計算要求の伝播元に対して発行する処理とを実行させ
    前記経路計算を実行する処理は、自装置が所属する経路計算ドメイン内の冗長パスの候補として、前記経路計算ドメイン内における複数の経路を計算する処理であり、
    前記始点ノードが自装置が所属する経路計算ドメイン内に存在するとき、当該自装置が、前記マルチドメインネットワークに配備された各経路解決システムが前記経路計算要求に応答して求めた前記経路計算ドメイン内における複数の経路を繋ぎ合わせることで、始点ノードと終点ノードとの間の冗長パスの経路を計算する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  26. 前記経路計算部は、ぞれぞれ、一部が重複する複数の経路も計算する、ことを特徴とする、請求項1〜15の何れか一に記載のネットワークシステム。
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