JP5316260B2 - 原稿読取装置及びサイズ判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿読取装置及びサイズ判定方法に関する。
従来より、イメージスキャナ等の原稿読取装置や、原稿読取装置を備えた複写機、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置は、透明な原稿台上に載置された被写体である原稿のサイズ(原稿サイズという)を自動で判定する機能を有している。原稿サイズを判定する方法としては、B5、A4、B4等の定型の各種原稿サイズに対応した場所に反射型センサを設置して、その反応の組合せから原稿サイズを判定する方法が一般に用いられている。
種々の原稿サイズや位置の判定を高分解能で行なう技術として、原稿に照明を当て、原稿の反射光をCCD等のラインセンサに結像させて、ラインセンサの画素に反応したか否かで原稿の幅や長さを検知する技術がある(例えば特許文献1参照)。また、複数の光源を配列した照射手段により照射された被写体像に応じて画像信号を出力する画像読取手段を用いて、主走査方向の原稿サイズを検知した後、副走査方向に被写体像と画像読取手段とを移動手段が相対的に移動させて、副走査方向の原稿サイズを検知する技術がある(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、原稿サイズの判定時に、ハロゲンランプや蛍光灯等の照明用ランプを点灯するため光源の発熱が大きく、消費電力も大きいことに加え、主走査方向全域が点灯するため、点灯時に使用者がまぶしいと感じてしまう。また、特許文献2の技術では、コストのかかる反射型センサを用いずに原稿サイズを検知することができるが、原稿サイズを検知するまでに時間がかかる。例えばA3サイズの原稿サイズの場合、照射手段の光源を点灯させる時間がかかり、その間使用者がまぶしいと感じてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被写体のサイズを高分解能且つ高精度に判定可能であると共に、消費電力を低減可能であり、光源の点灯時における使用者のまぶしさを軽減可能な原稿読取装置及びサイズ判定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、原稿読取装置であって、被写体が載置される原稿台と、主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段とを備え、前記光源制御手段は、前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御し、前記検知手段の検知結果に応じて、点灯させるブロックの順番を変更する制御手段と、前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定する判定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、被写体が載置される原稿台と、主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段とを備える原稿読取装置で実現されるサイズ判定方法であって、前記光源制御手段が、前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御し、前記検知手段の検知結果に応じて、点灯させるブロックの順番を変更し、前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定することを特徴とする。
本発明によれば、被写体のサイズを低コストで高分解能且つ高精度に判定可能であると共に、消費電力を低減可能であり、光源の点灯時における使用者のまぶしさを軽減可能になる。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置のハードウェア構成を例示する図である。 図2は、原稿読取ユニット200の詳細な構成を例示する図である。 図3は、原稿の有無を検知する際の検知位置となるスポットを例示する図である。 図4は、反射型センサである原稿サイズ判定センサ54を例示する図である。 図5は、原稿サイズ判定センサ54がスポットSP4に設置される例を示す図である。 図6は、LED光源アレイ2の詳細な構成を例示する図である。 図7は、制御ユニットの詳細な構成を例示する図である。 図8は、LEDドライバ20がLED光源アレイ2に対して出力するオン信号の構成を例示する図である。 図9は、LEDの長期光量劣化特性の代表データを例示する図である。 図10は、圧板となるADF300と原稿台210と圧板開閉検知センサ57と原稿サイズ判定センサ54との関係を例示する図である。 図11は、スポットSP1〜SP4における検知結果と原稿サイズとの対応関係を例示する図である。 図12は、本実施の形態にかかる画像形成装置の行う原稿サイズ判定処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、ステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、各スポットSP1〜SP4に反射型センサ510,520,530,540が設置される例を示す図である。 図15は、圧板550と原稿台2100と圧板開閉検知センサ570と原稿サイズ判定センサとなる反射型センサ510,520,540との関係を例示する図である。 図16は、スポットSP1〜SP4における検知結果と原稿サイズとの対応関係を例示する図である。 図17は、一変形例におけるステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理の手順を示すフローチャートである。 図18は、一変形例におけるステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる原稿読取装置及びサイズ判定方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(1)構成
まず、本実施の形態にかかる原稿読取装置を画像形成装置に適用した例について説明する。画像形成装置とは、例えば、パーソナルコンピュータ等の画像入力装置として用いられるイメージスキャナや、複写機、ファクシミリ、印刷装置等である。また、画像形成装置は、パーソナルコンピュータに接続され得る。図1は、画像形成装置のハードウェア構成を例示する図である。画像形成装置は本体100と、画像形成装置本体100の上部に設置された原稿読取ユニット200と、さらにその上に装着された自動原稿給送ユニット(以下、「ADF」と称す)300と、画像形成装置本体100の図1において右側に配置された大容量給紙ユニット400と、画像形成装置本体100の図1において左側に配置された用紙後処理ユニット500と、制御ユニット(図示せず)とを備えている。画像形成装置本体100は、画像書き込み部110と、作像部120と、定着部130と、両面搬送部140と、給紙部150と、垂直搬送部160と、手差し部170とを備える。
制御ユニットは、画像形成装置の各部を制御して、画像形成装置の起動、停止、動作モードの設定を制御する。画像書き込み部110は、原稿読取ユニット200で読み取った原稿に表される画像のデータに基づいて発光源であるLDを変調し、ポリゴンミラー、fθレンズなどの走査光学系により感光体ドラム121にレーザ書き込みを行う。作像部120は、感光体ドラム121と、この感光体ドラム121の外周に沿って設けられた現像ユニット122、転写ユニット123、クリーニングユニット124及び除電ユニットなどの公知の電子写真方式の作像要素を有する。定着部130は、転写ユニット123で転写された画像を転写紙に定着する。両面搬送部140は、定着部130の転写紙搬送方向下流側に設けられ、転写紙の搬送方向を用紙後処理ユニット500側、あるいは両面搬送部140側に切り換える第1の切換爪141と、第1の切換爪141によって導かれた反転搬送路142と、反転搬送路142で反転した転写紙を再度転写ユニット123側に搬送する画像形成側搬送路143と、反転した転写紙を用紙後処理ユニット500側に搬送する後処理側搬送路144とを含む。画像形成側搬送路143と後処理側搬送路144との分岐部には第2の切換爪145が配されている。
給紙部150は、4段の給紙段からなり、それぞれピックアップローラ、給紙ローラによって選択された給紙段に収納された転写紙が引き出され、垂直搬送部160に導かれる。垂直搬送部160では、各給紙段から送り込まれた転写紙を転写ユニット123の用紙搬送方向上流側直前のレジストローラ161まで搬送し、レジストローラ161では、感光体ドラム121上の顕像の画像先端とタイミングを取って転写紙を転写ユニット123に送り込む。手差し部170は開閉自在な手差しトレイ171を備え、必要に応じて手差しトレイ171を開いて転写紙を手差しにより供給する。この場合もレジストローラ161で転写紙の搬送タイミングが取られ、搬送される。大容量給紙ユニット400は、同一サイズの転写紙を大量にスタックして供給するもので、転写紙が消費されるにしたがって底板402が上昇し、ピックアップローラ401から用紙のピックアップが常に可能に構成されている。ピックアップローラ401から給紙される転写紙は、垂直搬送部160からレジストローラ161のニップまで搬送される。
用紙後処理ユニット500はパンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理を行うもので、本実施の形態では、当該所定の処理を行うためにパンチ501、ステイプルトレイ(整合)502、ステイプラ503及びシフトトレイ504を備えている。すなわち、画像形成装置本体100から用紙後処理ユニット500に搬入された転写紙は、孔明けを行う場合にはパンチ501で1枚ずつ孔明けが行われ、その後、特に処理するものがなければ、プルーフトレイ505へ、ソート、スタック、仕分けを行う場合にはシフトトレイ504にそれぞれ排紙される。仕分けは、本実施の形態では、シフトトレイ504が用紙搬送方向に直交する方向に所定量往復動することにより行われる。このほかに、用紙搬送路で用紙を用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行うこともできる。整合する場合には、孔明けが行われた、あるいは孔明けが行われていない転写紙が下搬送路506に導かれ、ステイプルトレイ502において後端フェンスで用紙搬送方向を直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。ここで、綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2箇所など所定の位置がステイプラ503によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ504に排紙される。また、本実施の形態では、下搬送路506にはプレスタック搬送路507が設けられ、搬送時に複数枚の用紙をスタックし、後処理中の画像形成装置本体100側の画像形成動作の中断を避けることができるようになっている。
原稿読取ユニット200は、ADF300によって原稿台210上に導かれて停止し、原稿台210に載置された状態の原稿又は使用者により原稿台210に載置された状態の原稿を光学的にスキャンし、第1乃至第3のミラーを経て結像レンズで結像された画像をCCDやCMOSなどの光電変換素子によって読み取る。読み取られた画像のデータ(画像データ)は、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書き込み部110によって画像データが記憶装置から読み出され、当該画像データに応じて変調され、光書き込みが行われる。ADF300は、両面読み取り機能を有するもので、原稿読取ユニット200の原稿台210設置面に開閉自在に取り付けられている。
次に、原稿読取ユニット200の詳細な構成について図2を用いて説明する。原稿読取ユニット200は、スキャナ本体12を備え、原稿13を載置する原稿台210をスキャナ本体12の上部に備え、原稿露光用のLED光源アレイ2、スキャナ本体12内に設置されるセンサボードユニット10及び白基準板11を備える。センサボードユニット10は、第1反射ミラー3を搭載した第1キャリッジ6、第2反射ミラー4及び第3反射ミラー5を搭載した第2キャリッジ7、レンズユニット8及びCCDリニアイメージセンサ(以下、CCDと略称する)9を備え、CCD9が光電変換した電気信号に対して所定の処理を施す。CCD9は、センサボードユニット10に搭載され、第3反射ミラー5から入射した光(読み取り光)を受光して光電変換する。レンズユニット8は、CCD9に第3反射ミラー5から入射した読み取り光を結像する。白基準板11は、読み取り光学系等による各種の歪みを補正する。原稿の走査時は第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7はステッピングモータ(不図示)によって図示しないレールに沿って2対1の速度比で副走査方向Aに移動する。LED光源アレイ2は、主走査方向に平行に配置された長尺な線状光源であり、例えば、原稿の幅方向(主走査方向)に点光源素子(例えば白色LED素子等)を配列した点光源アレイ照明(例えばLEDアレイ等)から構成されている。このLED光源アレイ2によって主走査方向の原稿の有無が検知される。
副走査方向の原稿の有無については、後述する原稿サイズ判定センサが検知する。ここで、原稿の有無を検知する際の検知位置となるスポットについて図3を用いて説明する。同図に示されるように、定型の原稿サイズに合せて原稿台210の複数箇所に、検知位置としてスポットSP1〜SP4が設定される。原稿台210の左側端部及び奥側端部の原稿基準に合せて載置された状態の原稿に対して、主走査方向についてはスポットSP1〜SP3で原稿13の有無を検知し、副走査方向についてはスポットSP4で原稿の有無を検知する。スポットSP4には、図4に示すように、発光ダイオード(LED)等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子とを有する反射型センサが原稿サイズ判定センサ54として設置される。図5は、原稿サイズ判定センサ54がスポットSP4に設置される例を示す図である。原稿サイズ判定センサ54は、反射型センサの発光素子から光を照射し、光が照射された原稿からの反射光の有無を受光素子で検知することにより、原稿の有無を検知する。一方、主走査方向については、上述したLED光源アレイ2及びCCD9を利用して、LED光源アレイ2が照明した原稿からの反射光にCCD9内の画素が反応したか否か、即ち、当該反射光をCCD9が受光したか否かにより、各スポットSP1〜SP3における原稿の有無を各々検知する。
次に、LED光源アレイ2の詳細な構成について図6を用いて説明する。同図に示されるように、LED光源アレイ2は、35個の白色LED素子LED1〜LED35が一列に配列されたものであり、アレイ長手方向の全長は原稿台210の幅方向の長さ(左端の原稿基準スケールの長さ)と同じかそれ以上の長さに設定されている。尚、白色LED素子LED1〜LED35は、5個ずつ1つのブロックとして、7個のブロックBL1〜BL7に分けられている。具体的には、白色LED素子LED1〜LED5はブロックBL1に含まれ、白色LED素子LED6〜LED10はブロックBL2に含まれ、白色LED素子LED11〜LED15はブロックBL3に含まれ、白色LED素子LED16〜LED20はブロックBL4に含まれ、白色LED素子LED21〜LED25はブロックBL5に含まれ、白色LED素子LED26〜LED30はブロックBL6に含まれ、白色LED素子LED31〜LED35はブロックBL7に含まれる。そして白色LED素子LED1〜LED35はこのブロック毎に点灯及び消灯可能である。各ブロックと上述した各スポットSP1〜SP3とが対応している。ブロックBL5を点灯させることにより、スポットSP1が照明され、ブロックBL6を点灯させることにより、スポットSP2が照明され、ブロックBL7を点灯させることにより、スポットSP3が照明される。
原稿13が原稿台210に載置された状態で、図3に示すような位置関係でLED光源アレイ2の白色LED素子LED1〜LED35の全てを点灯させて原稿13を照射すると、CCD9からは電気信号が得られ、原稿があることを検知することができる。しかし、原稿の有無の検知時には、検知したいのは原稿の端部であるから、白色LED素子LED1〜LED35の全てを点灯しなくても原稿の端部を検知することが可能である。従って本実施の形態においては、原稿の有無の検知時に全ての白色LED素子を点灯させる必要がない場合には、その必要のあるブロックのみ点灯させるよう制御する。このような構成により、無駄な電力の消費を抑制することができると共に、使用者の感じるまぶしさを低減させることができる。各ブロックを点灯させる順番を制御する方法については後述する。
次に、制御ユニットの詳細な構成について図7を用いて説明する。制御ユニット600は、コントローラ25、LEDドライバ20、スキャナモータ制御部21、画像処理部22、操作パネル23、通信部24、パルスカウンタ26、メモリ27、ゲイン設定部28、原稿サイズ判定センサ54及び圧板開閉検知センサ57を有する。コントローラ25は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶部(いずれも図示せず)とを有し、制御ユニット600の有する各部を制御する。スキャナモータ制御部21は、コントローラ25の制御の下、白色LEDアレイを含んだ第1キャリッジ6,第2キャリッジ7の副走査方向の駆動を制御する。パルスカウンタ26は、後述するPWM信号のパルス数をカウントして記憶する。メモリ27は、LEDの光量の劣化の長期的な特性を示す長期光量劣化特性の代表データやゲイン設定部28に設定されるゲイン(増幅率)の標準の値やPWM信号のデューティ(パルス幅のHとLの比)などの各種データを記憶する。各データについては後述する。ゲイン設定部28は、コントローラ25により設定されたゲインに応じて、CCD9が光電変換した電気信号を増幅する。
操作パネル23は、使用者の操作入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置と、情報を表示する表示装置が一体的に形成された装置であり、使用者からの指示入力をコントローラ25に送ったり、コントローラ25の制御の下、情報を表示したりする。通信部24は、コントローラ25の制御の下、外部装置であるパーソナルコンピュータと通信する。LEDドライバ20は、コントローラ25の制御の下、コントローラ25から送られる、LED光源アレイ2に対するオンオフ信号を出力することにより、LED光源アレイ2が所望のLED点灯パターンとなるように制御する。
ここで、LEDドライバ20がLED光源アレイ2に対して出力するオン信号の構成について図8を用いて説明する。図6に示したように、LED光源アレイ2の白色LED素子LED1〜LED35は7個のブロックに分けられているが、原稿サイズの判定に必要ないブロック(例えばブロックBL1〜BL4)は、1本のオン信号(LEDON_1)及び点灯用PWM信号(PWM_1)により制御され、原稿サイズの判定に必要なブロック(例えばブロックBL5〜BL7)は、3本のオン信号(LEDON_2〜4)及び点灯用PWM信号(PWM2〜4)により制御される。LEDON信号及び点灯用PWM信号は、コントローラ25が生成して各LEDドライバ20に出力する。LED光源アレイ2では、PWM信号のデューティ(パルス幅のHとLの比)を変化させることで光量を実効的に変化させることができる。このため、LEDON信号とPWM信号との論理積をとった信号をLEDドライバ20に入力している。ここでは、図6に示されるブロックBL5〜BL7については、コントローラ25は、原稿の有無の検知時と原稿のスキャン時とで光量を変化させる、即ち、PWM信号のデューティの切替を行う。具体的には、コントローラ25は、原稿有無検知時のデューティの値を原稿スキャン時より低く設定して、原稿有無検知時の光量を原稿スキャン時より低くする。これにより、光源の点灯時の使用者のまぶしさをより低減することができる。このとき、光量を下げた分、濃度の濃い原稿に対する原稿有無検知時には、CCD9が光電変換した電気信号の変化を検知することが困難になるため、コントローラ25は、ゲイン設定部28がCCD9からの電気信号を増幅する際のゲインを標準の値より高く設定する。その高さは例えば光量を下げた分を補う程である。これにより、原稿有無検知時のCCD9からの電気信号のエネルギーの低下をカバーして、原稿スキャン時に通常得られる電気信号と同程度のエネルギーを得られるようにする。尚、原稿有無検知時のデューティ及び原稿スキャン時のデューティのうち少なくとも一方の値がメモリ27に予め記憶されている。
本実施の形態では、LED光源アレイ2のブロックBL5〜BL7については、原稿サイズ検知用に点灯させるため、原稿サイズの検知に必要のない他のブロックBL1〜BL4に比べて、点灯による光量の劣化が異なる。このため、LED光源アレイ2のブロック間で光量の差異が生じ、白板分布が変化することにより、シェーディングなどの画像処理の結果に支障をきたす恐れがある。これに対応するために、パルスカウンタ26によって、原稿の有無の検知に用いるブロックBL5〜BL7のそれぞれについて入力されたPWM信号の累積のパルス数(累積パルス数という)を各々カウントし、一方で、LEDの長期光量劣化特性の代表データをメモリ27に予め記憶させておく。図9は、LEDの長期光量劣化特性の代表データを例示する図であり、横軸が累積パルス数を表し、縦軸が、光量の割合を表しており、使用前の光量の割合を100%としている。コントローラ25は、累積パルス数をLED点灯時間として取得し、これと長期光量劣化特性の代表データとを照らし合わせて、ブロックBL5〜BL7のそれぞれについて劣化した光量を予測し、それに応じて、原稿スキャン時のPWM信号のデューティの値を上げる。具体的には、例えば図9では、累積パルス数が10万回に達した時点では光量の割合は使用前から10%低下して90%になると予測されるため、コントローラ25は、原稿スキャン時のPWM信号のデューティの値を、10%の低下に相当する分上げる。このデューティの値の設定をコントローラ25はブロックBL5〜BL7のそれぞれについて行う。これにより、原稿の有無の検知により生じた光量の劣化を補正することができる。
図7の説明に戻る。圧板開閉検知センサ57は、原稿台210に載置された状態の原稿を押さえるための圧板が開状態であるのか、閉状態であるのかを検知する。ここではADF300が圧板に相当する。開状態とは、圧板となるADF300の開閉角度がθ(例えば30度)より大きい状態であり、閉状態とは開閉角度がθ以下の状態である。図10は、圧板となるADF300と原稿台210と圧板開閉検知センサ57と原稿サイズ判定センサ54との関係を例示する図である。ADF300はヒンジ58を支点として開閉し、ADF300にはフィラー56が接続される。このフィラー56が圧板開閉検知センサ57を遮断しているか否かにより、ADF300の開閉状態を圧板開閉検知センサ57は検知する。図7の説明に戻る。原稿サイズ判定センサ54は、コントローラ25の制御の下、原稿台210上に載置された状態の原稿13についてスポットSP4における有無を検知することにより、副走査方向の原稿の有無を検知する。検知のタイミングは、例えば、ADF300が閉状態となったと圧板開閉検知センサ57が検知したとき、即ち、ADF300の開閉角度がθ以下(例えば30度)になったときである。
次に、コントローラ25の制御部が記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより制御ユニット600の有する各部を制御して実現させる機能について説明する。図3に示すように、原稿台210の左端及び奥側端である原稿基準に原稿が突き合わされて載置され、圧板となるADF300が閉められることにより又はADF300により原稿が原稿台210上に自動給紙されることにより、ADF300の閉状態を圧板開閉検知センサ57が検知し、この検知をトリガとして、原稿サイズ判定センサ54がスポットSP4において原稿の有無を検知すると、コントローラ25は、LED光源アレイ2を点灯させ、キャリッジを動作させてホームポジションへ向かって移動させながら、原稿に表される画像を読み取る。このとき、コントローラ25は、LED光源アレイ2のブロックBL1〜BL4については点灯させるが、ブロックBL5〜BL7については点灯させるブロックの順番を制御して、スポットSP1,SP2,SP3のうち少なくも1つにおいて原稿の有無を検知する。具体的には、当該順番は予め定められているとし、コントローラ25は、当該順番に従って、ブロックBL5〜BL7のうち1つを点灯させるオン信号をLEDドライバ20に出力して当該ブロックを点灯させ、当該点灯により照明された原稿からの反射光をCCD9が受光していない場合、即ち、当該ブロックに対応するスポットで原稿のあったことが検知されない場合、当該ブロックを消灯させると共に、当該ブロックとは異なる次の順番のブロックを点灯させるオン信号をLEDドライバ20に出力して当該ブロックを点灯させる処理を繰り返し行い、原稿からの反射光をCCD9が受光した場合、即ち、当該ブロックに対応するスポットで原稿のあったことが検知された場合、コントローラ25は、当該処理を中止する。そして、コントローラ25は、当該スポットで原稿があったという検知結果と、原稿サイズ判定センサ54によるスポットSP4における検知結果の組合せにより、原稿サイズを判定する。図11は、スポットSP1〜SP4における検知結果と原稿サイズとの対応関係を例示する図である。同図においては、スポットSP4で原稿が検知された場合は、「○」で表し、スポットSP1〜SP3で原稿を検知した場合は、一番外側のスポットを「○」で表し、原稿サイズの判定に用いる。内側で反応したスポットは、判定に用いないため、「△」で表す。また、原稿が検知されなくて反応しないスポットは、「−」で表す。例えば、スポットSP4及びスポットSP2が反応し、スポットSP3が反応した場合、原稿サイズはB4タテとコントローラ25は判定する。この時、スポットSP2の内側のスポットSP1の結果は判定に用いない。
(2)動作
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置の行う原稿サイズ判定処理の手順について図12を用いて説明する。ステップS1では、画像形成装置は、スタンバイ状態において、圧板となるADF300の開状態を圧板開閉検知センサ57が検知したことをトリガとして、ステップS2では、キャリッジがホームポジションから原稿読取位置(例えば、ホームポジションから50mm)に移動する。その後、あるいは同タイミングで、ステップS3では、画像形成装置は、原稿サイズ判定センサ54を機能させる。その後、原稿が原稿台210に載置された状態にしたとき、ADF300の閉状態を圧板開閉検知センサ57が検知したこと(ステップS4:YES)をトリガとして、ステップS5では、原稿サイズ判定センサ54がスポットSP4における原稿の有無を検知することにより、副走査方向の原稿の有無を検知する。
ステップS6では、画像形成装置は、LED光源アレイ2を原稿スキャン時より低い光量(低光量)で点灯させる。即ち、画像形成装置は、ブロックBL5〜BL7に入力する点灯用PWM信号(PWM2〜4)のデューティの設定を、原稿スキャン時より低く設定する。ステップS7では、画像形成装置は、キャリッジを動作させてホームポジションへ向かって移動させながら、原稿に表される画像を読み取る。このとき、ステップS8では、画像形成装置は、読み取った画像のデータ(画像データ)から、各スポットSP1〜SP3において原稿の有無を検知することにより、主走査方向の原稿の有無を検知する。そして、画像形成装置は、ステップS5で検知した副走査方向の検知結果と、ステップS8で検知した主走査方向の検知結果とを用いて、原稿サイズを判定し、その後、点灯させていたブロックの全てを消灯させる(ステップS8A)。ステップS9では、画像形成装置は、キャリッジの動作を停止させて、スキャンを指示する操作入力が操作パネル23を介して入力されるのを待機する。スキャンを指示する操作入力があった場合(ステップS10:YES)、ステップS10Aでは、画像形成装置は、ゲイン設定部28に設定するゲインの値を、原稿スキャン時の標準の値に設定すると共に、PWM信号のデューティを原稿有無検知時の値から原稿スキャン時の値に切替えて、ステップS11では、スキャナ本体12を動作させて、スキャン(原稿スキャン)を開始する。
ここで、ステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理の手順について図13を用いて詳細に説明する。画像形成装置は、LED光源アレイ2のブロックBL1〜BL4については点灯させ、ステップS12では、画像形成装置は、ステップS5での検知の結果、スポットSP4において原稿があったか否かを判定する。スポットSP4において原稿があったことが検知された場合(ステップS12:YES)、ステップS13では、画像形成装置は、図6に示したLED光源アレイ2のブロックBL1〜BL7のうちブロックBL7を点灯させ、ステップS14では、キャリッジを動作させてホームポジションへ向かって移動させて原稿に表される画像を読み取りながら、ステップS15では、スポットSP3における原稿の有無を検知する。スポットSP3において原稿があったことが検知された場合(ステップS15:YES)、ステップS16では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはA3であると判定して、図12のステップS8Aに進む。スポットSP3において原稿があったことが検知されない場合(ステップS15:NO)、ステップS17では、画像形成装置は、ブロックBL6を点灯させると共に、ブロックBL7を消灯させ、ステップS18では、スポットSP2における原稿の有無を検知する。
スポットSP2において原稿があったことが検知された場合(ステップS18:YES)、ステップS19では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはB4であると判定して、図12のステップS8Aに進む。スポットSP2において原稿があったことが検知されない場合(ステップS18:NO)、ステップS20では、画像形成装置は、ブロックBL5を点灯させると共に、ブロックBL6を消灯させ、ステップS21では、スポットSP1における原稿の有無を検知する。スポットSP1において原稿があったことが検知された場合(ステップS21:YES)、ステップS22では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはA4縦であると判定して、図12のステップS8Aに進む。スポットSP1において原稿があったことが検知されない場合(ステップS21:NO)、ステップS23では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはB5縦であると判定して、図12のステップS8Aに進む。
一方、スポットSP4において原稿があったことが検知されない場合(ステップS12:NO)、ステップS24では、画像形成装置は、図6に示したLED光源アレイ2のブロックBL1〜BL7のうち、ブロックBL7を点灯させ、ステップS25では、キャリッジを動作させてホームポジションへ向かって移動させて原稿に表される画像を読み取りながら、ステップS26では、スポットSP3における原稿の有無を検知する。スポットSP3において原稿があったことが検知された場合(ステップS26:YES)、ステップS27では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはA4横であると判定して、図12のステップS8Aに進む。スポットSP3において原稿があったことが検知されない場合(ステップS26:NO)、ステップS28では、画像形成装置は、ブロックBL6を点灯させると共に、ブロックBL7を消灯させ、ステップS29では、スポットSP2における原稿の有無を検知する。
スポットSP2において原稿があったことが検知された場合(ステップS29:YES)、ステップS30では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはB5横であると判定して、図12のステップS8Aに進む。スポットSP2において原稿があったことが検知されない場合(ステップS29:NO)、ステップS31では、画像形成装置は、ブロックBL5を点灯させると共に、ブロックBL6を消灯させ、ステップS32では、スポットSP1における原稿の有無を検知する。スポットSP1において原稿があったことが検知された場合(ステップS32:YES)、ステップS33では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはA5横であると判定して、図12のステップS8Aに進む。スポットSP1において原稿があったことが検知されない場合(ステップS32:NO)、ステップS34では、画像形成装置は、図11に示される組み合わせにより、原稿サイズはA5縦であると判定して、図12のステップS8Aに進む。
近年、発光ダイオード(LED)の高輝度化が進み、LED素子をライン状に並べてLED光源アレイとし、原稿読取装置において原稿の長尺への照明として利用できるレベルになってきた。このため、本実施の形態においては、原稿読取装置に設けられた原稿を照明するためのLED光源アレイ2と、原稿の画像を読み取るための受光素子(ラインセンサ)とを利用して、主走査方向の原稿の有無を検知し、一方、副走査方向の原稿の有無については反射型センサを利用して検知して、LED光源アレイの点灯を制御する。具体的には、主走査方向の原稿の有無の検知に際し、まず、LED光源アレイ2のブロックBL7を点灯させて、スポットSP3における原稿の有無を検知して、スポットSP3において原稿があったことを検知した場合、原稿サイズを判定することができるため、ブロックBL5,6を点灯させる必要がない。ブロックBL6は、スポットSP3において原稿があったことが検知されない場合に点灯させる。そしてブロックBL6の点灯により、スポットSP2における原稿の有無を検知して、SP2において原稿があったことを検知した場合、原稿サイズを判定することができるため、ブロックBL5を点灯させる必要がない。ブロックBL5は、スポットSP2において原稿があったことが検知されない場合に点灯させる。そしてブロックBL5の点灯により、スポットSP1における原稿の有無を検知する。このようにして画像形成装置は、原稿基準から離れたスポットを優先して、スポットSP3,SP2,SP1の順に対応させて、LED光源アレイ2のブロックBL7,BL6,BL5の順にブロック毎に点灯させると共に、点灯の対象ではないブロックを消灯させて、原稿サイズを判定する。このような構成によれば、種々の大きさの原稿サイズを高分解能且つ高精度に判定する際に、LED光源アレイをブロック毎に低光量で点灯させ、点灯の必要のないブロックを消灯させることができ、LED光源アレイの点灯を最低限にして、消費電力を低減することができると共に、LED光源アレイの点灯時の使用者のまぶしさを効果的に軽減可能である。このため、原稿の読み取りに支障をきたすことなく、消費電力を低減可能であると共に、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、従来では、図4に示されるような反射型センサを用いて原稿の有無を検知する場合、スポットSP1〜SP4のそれぞれに反射型センサを設置していた。図14は、各スポットSP1〜SP4に反射型センサ510,520,530,540が設置される例を示す図である。主走査方向の原稿の有無は、反射型センサ510,520で検知する。副走査方向の原稿の有無は、反射型センサ530,540で検知する。これらの反射型センサ510,520,530,540が原稿の有無を検知するタイミングは、圧板の開閉角度がθ(例えば30度)以下になったときである。図15は、圧板550と原稿台2100と圧板開閉検知センサ570と原稿サイズ判定センサとなる反射型センサ510,520,540との関係を例示する図である。圧板550はヒンジ580を支点として開閉し、圧板550にはフィラー560が接続される。このフィラー560が圧板開閉検知センサ570を遮断しているか否かにより、圧板550の開閉状態を圧板開閉検知センサ570は検知する。そして、原稿台2100の左側端部及び奥側端部の原稿基準に合せて置いた原稿に対して、反射型センサ510,520,540の各発光素子から光を照射し、原稿面からの反射光の有無を各受光素子で検知して、その反射光の有無の組み合せで、図16に示されるように原稿サイズを判定する。このような構成においては、設置する反射型センサの数が多くコストがかかると共に、不定型の原稿サイズや設定位置を判定することが難しかった。しかし本実施の形態においては、上述したように、副走査方向の原稿の有無の検知に反射型センサを用い、主走査方向の原稿の有無の検知には原稿を照明するためのLED光源アレイ2を用いる。このため、原稿の有無を検知するために設置する反射型センサの数を減らすことができ、コストを削減可能である。
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
<変形例1>
上述した第1の実施の形態において、画像形成装置で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成しても良い。
<変形例2>
上述の実施の形態では、原稿サイズを検知するタイミングは、ADF300などの圧版が開状態から閉状態になるときであるとしたが、これに限らず、画像形成装置が例えば複写機である場合には、コピーを指示する操作入力が操作パネル23を介してあったときであるとしても良い。
<変形例3>
上述の実施の形態においては、原稿基準から離れているスポットの順、即ち、スポットSP3,SP2,SP1の順を検知の順番とし、LED光源アレイ2のブロックもこれに対応させてブロックBL7,BL6,BL5の順を点灯の順番としたが、これに限らない。例えば、読み取る対象の原稿の原稿サイズがある程度固定的である場合、一番使用する原稿サイズを優先することにより、LED光源アレイ2のブロックの点灯を減らすことができる。この場合、例えば、優先する原稿サイズをユーザが操作パネル23を介して指定するようにし、画像形成装置は、操作パネル23を介して当該操作入力を受け付けて、当該原稿サイズを取得するようにしても良いし、優先する原稿サイズをパーソナルコンピュータにおいてユーザが設定しその情報を画像形成装置は通信部24を介して取得するようにして良い。
又は、画像形成装置は、判定した原稿サイズの履歴をコントローラ25の記憶部に記憶しておき、判定した頻度が高い原稿サイズを、優先する原稿サイズとして設定するようにしても良い。そして、設定した原稿サイズを優先的に判定できるように、スポットSP4における副走査方向の原稿の有無の検知との組み合わせに応じて、LED光源アレイ2のブロックの点灯の順番を設定するようにすれば良い。このような構成によれば、ユーザの使用に合わせて、LED光源アレイ2の点灯を効率的に制御することができる。
又は、画像形成装置が複写機であり、原稿を等倍でコピーする場合には、大容量給紙ユニット400にスタックされる転写紙の原稿サイズに応じて、コントローラ25は、LED光源アレイ2のブロックのうち点灯対象のブロックを自動的に設定するようにしても良い。例えば、大容量給紙ユニット400にA3サイズの転写紙がスタックされていない場合はスポットSP3の検知は必要ないため、コントローラ25は、ブロックBL7を点灯対象から外すように設定する。
また、LED光源アレイ2のブロックのうち点灯対象のブロックを予め設定する場合、原稿サイズの検知に用いる点灯対象のブロックに応じて、コントローラ25を介して、原稿の有無を検知する際の検知位置となるスポットを変更したり、もしくはスキャナモータ制御部21を介して原稿サイズの検知時の第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7の移動速度を切り替えたりするようにしても良い。例えば、ブロックBL7が点灯対象ではない場合には、スポットSP3の検知は必要ないため、スポットSP3を検知対象から外して、スポットSP2,SP1においてのみ原稿の有無を検知するようにする。このとき、その分検知位置を原稿基準(ホームポジション)側になるように変更したり、あるいは第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7の移動速度を速めたりする。このような構成によれば、例えば、スポットSP3における検知には時間を要さず、スポットSP2又はSP1における検知にのみ時間を要することになり、原稿の有無の検知から原稿のスキャンまでの処理時間を短縮することも可能となる。
<変形例4>
上述の実施の形態においては、LED光源アレイ2のブロックBL7,BL6,BL5を1つずつ点灯させるように構成したが、これに限らず、2つのブロックを一度に点灯させて、点灯サイクルを短くするようにしても良い。本変形例にかかる画像形成装置の行う原稿サイズ判定処理の手順自体は図12と同様である。本変形例においては、ステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理が上述の第1の実施の形態と異なる。図17は、本変形例におけるステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理の手順を示すフローチャートである。ステップS12は上述の第1の実施の形態と同様である。スポットSP4において原稿があったことが検知された場合(ステップS12:YES)、ステップS36では、画像形成装置は、LED光源アレイ2のブロックBL1〜BL7のうち、ブロックBL6〜BL7を点灯させる。ステップS14〜S16は上述の第1の実施の形態と同様である。スポットSP3において原稿があったことが検知されない場合(ステップS15:NO)、本実施の形態においてはステップS18に進む。ステップS18〜S23は上述の第1の実施の形態と同様である。一方、スポットSP4において原稿があったことが検知されない場合(ステップS12:NO)、ステップS37では、画像形成装置は、ブロックBL6〜BL7を点灯させる。ステップS25〜S27は上述の第1の実施の形態と同様である。スポットSP3において原稿があったことが検知されない場合(ステップS26:NO)、本実施の形態においてはステップS29に進む。S29〜S34は上述の第1の実施の形態と同様である。
以上のような構成によっても、種々の大きさの原稿サイズを高分解能且つ高精度に判定することができると共に、コストを削減可能且つ消費電力を低減可能であり、ユーザの利便性を向上させることができる。
<変形例5>
上述の実施の形態及び変形例においては、スポットSP4での原稿の有無によって、動作に実質的な違いはなかったが、動作が異なるように構成しても良い。図18は、本変形例にかかるステップS6〜S8でLED光源アレイ2を点灯させて原稿サイズを判定する処理の手順を示すフローチャートである。ステップS12は上述の第1の実施の形態と同様である。スポットSP4において原稿があったことが検知された場合(ステップS12:YES)、画像形成装置は、上述の第1の実施の形態と同様にしてステップS13〜S16の処理を行う。スポットSP3において原稿があったことが検知されなかった場合(ステップS15:NO)ステップS40では、画像形成装置は、LED光源アレイ2のブロックBL1〜BL7のうち、ブロックBL5〜BL6を点灯させ、ブロックBL7を消灯させて、ステップS18に進む。そして、スポットSP2において原稿があったことが検知された場合(ステップS18:YES)、ステップS19に進む。スポットSP2において原稿があったことが検知されなかった場合(ステップS18:NO)、ステップS21に進む。ステップS22〜S23は上述の第1の実施の形態と同様である。一方、スポットSP4において原稿があったことが検知されない場合(ステップS12:NO)、ステップS41では、画像形成装置は、ブロックBL6〜BL7を点灯させる。ステップS25〜S27,S29〜S34は上述の第1の実施の形態と同様である。
以上のような構成によっても、種々の大きさの原稿サイズを高分解能且つ高精度に判定することができると共に、コストを削減可能且つ消費電力を低減可能であり、ユーザの利便性を向上させることができる。
<変形例6>
上述の実施の形態においては、原稿読取装置として原稿読取ユニットを、イメージスキャナや、複写機、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置に適用する例について説明したが、これに限らず、例えば、コピー機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも1つの機能とプリンタ機能とを有する複合機や、コピー機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用しても良い。
2 LED光源アレイ
3 第1反射ミラー
4 第2反射ミラー
5 第3反射ミラー
6 第1キャリッジ
7 第2キャリッジ
8 レンズユニット
10 センサボードユニット
11 白基準板
12 スキャナ本体
20 LEDドライバ
21 スキャナモータ制御部
22 画像処理部
23 操作パネル
24 通信部
25 コントローラ
26 パルスカウンタ
27 メモリ
28 ゲイン設定部
54 原稿サイズ判定センサ
56 フィラー
57 圧板開閉検知センサ
58 ヒンジ
100 本体
110 画像書き込み部
120 作像部
121 感光体ドラム
122 現像ユニット
123 転写ユニット
124 クリーニングユニット
130 定着部
140 両面搬送部
141 第1の切換爪
142 反転搬送路
143 画像形成側搬送路
144 後処理側搬送路
145 第2の切換爪
150 給紙部
160 垂直搬送部
161 レジストローラ
170 手差し部
171 手差しトレイ
200 原稿読取ユニット
210 原稿台
400 大容量給紙ユニット
401 ピックアップローラ
402 底板
500 用紙後処理ユニット
501 パンチ
502 ステイプルトレイ
503 ステイプラ
504 シフトトレイ
505 プルーフトレイ
506 下搬送路
507 プレスタック搬送路
特開平2−207237号公報 特開2002−271583号公報

Claims (14)

  1. 被写体が載置される原稿台と、
    主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、
    前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、
    前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、
    前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、
    発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段とを備え、
    前記光源制御手段は、
    前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御し、前記検知手段の検知結果に応じて、点灯させるブロックの順番を変更する制御手段と、
    前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定する判定手段とを有する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 被写体が載置される原稿台と、
    主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、
    前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、
    前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、
    前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、
    発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段とを備え、
    前記光源制御手段は、
    前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御する制御手段と、
    前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定する判定手段と
    前記判定手段が判定した前記被写体のサイズの履歴を記憶する記憶手段とを有し、
    前記制御手段は、前記判定手段が判定した前記被写体のサイズの履歴に応じて、頻度が高い前記被写体のサイズを、優先して判定する前記被写体のサイズとして設定して、当該被写体のサイズを優先的に判定できるように、点灯させるブロックの順番を変更する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  3. 被写体が載置される原稿台と、
    主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、
    前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、
    前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、
    前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、
    発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段と
    使用者からの操作入力を受け付ける受付手段とを備え、
    前記光源制御手段は、
    前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御する制御手段と、
    前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定する判定手段とを有し、
    前記制御手段は、点灯させるブロックの順番を指定する操作入力を前記受付手段が受け付けた場合、当該順番に応じて、前記ブロックを点灯させる
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  4. 前記被写体に表れる画像を読み取る読取手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の原稿読取装置。
  5. 前記光源制御手段は、走査方向の被写体の有無を検知する場合に点灯させる前記ブロックの光量を、前記読取手段が前記画像を読み取る場合に点灯させる前記点光源アレイ照明の光量よりも低く設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の原稿読取装置。
  6. 前記光源制御手段は、前記読取手段が前記画像を読み取る場合に点灯させる前記点光源アレイ照明の各前記ブロックの光量を、点灯時間に応じて制御する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の原稿読取装置。
  7. 前記点光源素子の光量を変化させるためのパルスの数をカウントするパルスカウンタと、
    前記点光源素子の光量の劣化の長期的な特性を示す代表データを記憶する記憶手段とを更に備え、
    前記光源制御手段は、前記パルスカウンタがカウントしたパルスの数を取得することにより、前記点灯時間を取得し、これと前記代表データとを用いて、前記点光源素子の劣化を予測して、予測した劣化を補うよう前記点光源アレイ照明の前記ブロックの光量を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の原稿読取装置。
  8. 前記点光源アレイ照明を副走査方向に移動させる前記走行体であるキャリッジと、
    前記点光源アレイ照明のブロックのうち前記検知手段が検知に用いるブロックに応じて、前記キャリッジの移動速度を切り替える速度切替手段とを更に備える
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の原稿読取装置。
  9. 前記イメージセンサは、受光した反射光を電気信号に変換し、
    前記電気信号を増幅する増幅手段と、
    前記イメージセンサによって変換された電気信号が前記増幅手段によって増幅されるときの増幅率について、前記検知手段が走査方向の被写体の有無を検知する場合と前記読取手段が前記画像を読み取る場合とで、前記被写体の有無を検知する場合の方が、前記読取手段が画像を読み取る場合よりも、前記増幅率を大きくするように切り替えるゲイン切替手段とを更に備える
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の原稿読取装置。
  10. 前記読取手段が読み取った前記画像を用いて作像を行なう画像形成手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の原稿読取装置。
  11. 前記画像形成手段が作像を行った前記画像を転写する転写紙を蓄積して給紙する給紙装置を更に備え、
    前記制御手段は、前記検知手段の検知結果及び前記給紙装置に蓄積された前記転写紙のサイズに応じて、点灯させるブロックの順番を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載の原稿読取装置。
  12. 被写体が載置される原稿台と、
    主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、
    前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、
    前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、
    前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、
    発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段とを備える原稿読取装置で実現されるサイズ判定方法であって、
    前記光源制御手段が、前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御し、前記検知手段の検知結果に応じて、点灯させるブロックの順番を変更し、
    前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定する
    ことを特徴とするサイズ判定方法。
  13. 被写体が載置される原稿台と、
    主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、
    前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、
    前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、
    前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、
    発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段とを備える原稿読取装置で実現されるサイズ判定方法であって、
    前記光源制御手段が、前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御し、
    前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体から反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定し、
    判定した前記被写体のサイズの履歴を記憶手段に格納し、
    判定した前記被写体のサイズの履歴に応じて、頻度が高い前記被写体のサイズを、優先して判定する前記被写体のサイズとして設定して、当該被写体のサイズを優先的に判定できるように、点灯させるブロックの順番を変更する
    ことを特徴とするサイズ判定方法。
  14. 被写体が載置される原稿台と、
    主走査方向に複数の点光源素子を配列した点光源アレイ照明と、
    前記点光源アレイ照明の前記点光源素子の全部又は一部を点灯させる手段であって、複数の前記点光源素子が各ブロックに分割されたブロック毎に前記点光源アレイ照明を点灯可能である光源制御手段と、
    前記点光源アレイ照明を走行体で支持し前記原稿台に載置された被写体と相対的に移動させる移動手段と、
    前記光源制御手段が前記点光源アレイ照明を点灯させることにより照明された被写体の反射光を受光するイメージセンサと、
    発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の発光により照明された被写体の反射光を前記受光素子が受光することにより、副走査方向の被写体の有無を検知する検知手段と、
    使用者からの操作入力を受け付ける受付手段とを備える原稿読取装置で実現されるサイズ判定方法であって、
    前記光源制御手段が、前記点光源アレイ照明の前記ブロックのうち、点灯させるブロックの順番を制御し、
    前記点光源アレイ照明の点灯により照明された被写体からの反射光を前記イメージセンサが受光したか否かで主走査方向の被写体の有無を検知し、当該検知結果と、前記検知手段の検知結果とに応じて、前記被写体のサイズを判定し、
    点灯させるブロックの順番を指定する操作入力を前記受付手段が受け付けた場合、当該順番に応じて、前記ブロックを点灯させる
    ことを特徴とするサイズ判定方法。
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