JP5312669B2 - トナー - Google Patents
トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP5312669B2 JP5312669B2 JP2012285807A JP2012285807A JP5312669B2 JP 5312669 B2 JP5312669 B2 JP 5312669B2 JP 2012285807 A JP2012285807 A JP 2012285807A JP 2012285807 A JP2012285807 A JP 2012285807A JP 5312669 B2 JP5312669 B2 JP 5312669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- wax
- mass
- less
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
- G03G9/0806—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium whereby chemical synthesis of at least one of the toner components takes place
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08755—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0821—Developers with toner particles characterised by physical parameters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08706—Polymers of alkenyl-aromatic compounds
- G03G9/08708—Copolymers of styrene
- G03G9/08711—Copolymers of styrene with esters of acrylic or methacrylic acid
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08775—Natural macromolecular compounds or derivatives thereof
- G03G9/08782—Waxes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08795—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by their chemical properties, e.g. acidity, molecular weight, sensitivity to reactants
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08797—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by their physical properties, e.g. viscosity, solubility, melting temperature, softening temperature, glass transition temperature
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
前記ワックスは、炭化水素化合物で構成されている炭化水素ワックスであり、
ガスクロマトグラフィーにより前記炭化水素ワックスを分析し、得られた分析値に基づいて作成される、横軸が炭素数、縦軸が炭化水素化合物の存在比率(面積%)である炭素数分布チャートにおいて、
(i)最大存在比率を示す炭素数が、40以上45以下の領域に存在し、前記最大存在比率を示す炭素数における存在比率が6.5面積%以上9.0面積%以下であり、
(ii)炭素数33以下の領域の存在比率の合計が、4.0面積%以下であり、
(iii)炭素数34以上38以下の領域の存在比率の合計が、12.0面積%以上25.0面積%以下であり、
(iv)炭素数50以上の領域の存在比率の合計が、5.0面積%以上15.0面積%以下であることを特徴とする。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、iso−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、n−アミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、ジメチルフォスフェートエチルアクリレート、ジエチルフォスフェートエチルアクリレート、ジブチルフォスフェートエチルアクリレート、及び、2−ベンゾイルオキシエチルアクリレートの如きアクリル系重合性単量体類;
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、iso−プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−ノニルメタクリレート、ジエチルフォスフェートエチルメタクリレート、及び、ジブチルフォスフェートエチルメタクリレートの如きメタクリル系重合性単量体類;
メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル、及び、ギ酸ビニルの如きビニルエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、及び、ビニルイソブチルエーテルの如きビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、及び、ビニルイソプロピルケトンの如きビニルケトン類が挙げられる。
ワックスの炭素数分布は、ガスクロマトグラフィー(GC)により、以下のようにして測定する。ワックス10mgを精秤しサンプルビンに入れる。このサンプルビンに精秤した10gのヘキサンを加えてフタをした後、ホットプレートで温度150℃に加温して混合する。その後、ワックスが析出してこないようすばやくガスクロマトグラフィーの注入口へこのサンプルを注入して分析を行い、横軸を炭素数、縦軸をシグナルの強度とするチャートを得る。次いで、得られたチャートにおいて、検出された全ピークのトータルの面積に対する各炭素数成分のピークの面積の割合を算出し、これを各炭化水素化合物の存在比率(面積%)とする。そして、横軸に炭素数、縦軸に炭化水素化合物の存在比率(面積%)を取り、炭素数分布チャートを作成する。測定装置及び測定条件は、下記の通りである。
GC:HP社 6890GC
カラム:ULTRA ALLOY−1 P/N:UA1−30m−0.5F (フロンティア・ラボ社製)
キャリアーガス:He
オーブン:(1)温度100℃で5分ホールド、(2)30℃/分で温度360℃まで昇温、(3)温度360℃で60分ホールド
注入口:温度300℃
初期圧力:10.523 psi
スプリット比:50:1
カラム流量:1mL/min
トナーの軟化点の測定は、定荷重押し出し方式の細管式レオメータ「流動特性評価装置フローテスターCFT−500D」(島津製作所社製)を用い、この装置に付属しているマニュアルに従って行う。本装置では、測定試料の上部からピストンによって一定荷重を加えつつ、シリンダに充填した測定試料を昇温させて溶融し、シリンダ底部のダイから溶融された測定試料を押し出し、この際のピストン降下量と温度との関係を示す流動曲線を得ることができる。本発明においては、「流動特性評価装置 フローテスターCFT−500D」に付属のマニュアルに記載の「1/2法における溶融温度」を軟化点とする。尚、1/2法における溶融温度とは、次のようにして算出されたものである。まず、流出が終了した時点におけるピストンの降下量Smaxと、流出が開始した時点におけるピストンの降下量Sminとの差の1/2を求める(これをXとする。X={(Smax−Smin)/2})。そして、流動曲線においてピストンの降下量がXとSminの和となるときの流動曲線の温度が、1/2法における溶融温度である(流動曲線の模式図を図1に示す)。測定試料は、約1.0gのトナーを、25℃の環境下で、錠剤成型圧縮機(例えば、NT−100H、エヌピーエーシステム社製)を用いて約10MPaで、約60秒間圧縮成型し、直径約8mmの円柱状としたものを用いる。CFT−500Dの測定条件は、以下の通りである。
試験モード:昇温法
開始温度:50℃
到達温度:200℃
測定間隔:1.0℃
昇温速度:4.0℃/min
ピストン断面積:1.000cm2
試験荷重(ピストン荷重):10.0kgf(0.9807MPa)
予熱時間:300秒
ダイの穴の直径:1.0mm
ダイの長さ:1.0mm
粘弾性測定装置(レオメーター)ARES(Rheometrics Scientific社製)を用いて測定を行う。測定は、Rheometrics Scientific社製発行のARES操作マニュアル902−30004(1997年8月版)、902−00153(1993年7月版)に基づいて行う。
・測定治具:直径7.9mm、セレイテッド型のパラレルプレートを使用。
・測定試料:加圧成型機を用いて、トナー粒子を直径約8mm、高さ約2mmの円柱状試料を成型する(常温で1分間15kNを維持する)。加圧成型機はNPaシステム社製100kNプレスNT−100Hを用いる。
・測定周波数:6.28ラジアン/秒
・測定歪みの設定:初期値を0.1%に設定し、自動測定モードにて測定を行う。
・試料の伸長補正:自動測定モードにて調整。
・測定温度:30℃から150℃まで毎分2℃の割合で昇温する。
・測定間隔:30秒おき、すなわち1℃おきに粘弾性データを測定する。
フィッシャートロプシュワックスであるSasol C80(Sasol社製)を原料とし、これを温度250℃、圧力0.1Torrの条件下で薄膜蒸留を行い、ワックス1を得た。ワックス1の物性を表2に示す。また、図2にワックス1の炭素数分布チャートを示す。なお、薄膜蒸留は通常の減圧蒸留と比べ、凝縮面が蒸発面に近い位置に相対配置されており、試料蒸発による圧力損失が少なくなるため、中真空域(約0.1Torr)で滞留時間(数秒〜1分以内)の短い蒸留が可能となり、余分な熱がかかり続けることがないため熱分解による低炭素数成分の生成が抑制することが出来る。
ワックス1を表1に示すような原料及び精製条件に変更すること以外はワックス1の製造方法と同様にしてワックス2、4、6を得た。得られたワックス2、4、6の物性を表2に示す。なお、ワックス2の原料として用いたマイクロクリスタリンワックスであるHi−mic80は日本精蝋社製である。
フィッシャートロプシュワックスであるFT100(日本精蝋社製)を原料とし、100℃のトルエンで完全に溶解させた後、70℃に冷却後、析出した高融点成分を濾過し、残った溶媒を冷却、溶媒除去をして低融点成分を得た。得られた低融点成分を温度220℃、圧力0.5Torrの条件下で薄膜蒸留を行い、ワックス3を得た。ワックス3の物性を表2に示す。
ポリエチレンワックスであるメタロセンPEワックス(三井化学社製)を原料とし、100℃のトルエンで完全に溶解させた後、80℃に冷却後、析出した高融点成分を濾過し、残った溶媒を冷却、溶媒除去をして低融点成分を得た。得られた低融点成分を温度255℃、圧力0.1Torrの条件下で薄膜蒸留を行い、ワックス5を得た。ワックス5の物性を表2に示す。
フィッシャートロプシュワックスであるSasol C80(Sasol社製)を原料とし、これを温度350℃、圧力30Torrで減圧蒸留してワックス7を得た。ワックス7の物性を表2に示す。
フィッシャートロプシュワックス(Sasol C80、Sasol社製)をワックス8とした。ワックス8の物性を表2に示す。また、図3にワックス8の炭素数分布チャートを示す。
パラフィンワックスであるHNP−51(日本精蝋社製)をワックス9とした。ワックス9の物性を表2に示す。また、図4にワックス9の炭素数分布チャートを示す。
パラフィンワックスであるHNP−9(日本精蝋社製)をワックス10とした。ワックス10の物性を表2に示す。また、図5にワックス10の炭素数分布チャートを示す。
フィッシャートロプシュワックスであるFNP0090(日本精蝋社製)をワックス11とした。ワックス11の物性を表2に示す。また、図6にワックス11の炭素数分布チャートを示す。
還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置及び減圧装置を備えた加圧可能な反応容器に、溶媒としてメタノール255.0質量部、2−ブタノン145.0質量部及び2−プロパノール100.0質量部を添加し、重合性単量体としてスチレン88.0質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル6.0質量部、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸5.0質量部を添加して撹拌しながら還流温度まで加熱した。重合開始剤である2,2’−アゾビスイソブチロニトリル1.0質量部を2−ブタノン20.0質量部で希釈した溶液を30分かけて滴下して5時間撹拌を継続した。更に2,2’−アゾビスイソブチロニトリル1.2質量部を2−ブタノン20質量部で希釈した溶液を30分かけて滴下して、更に5時間撹拌して重合を終了し、凝集物を得た。
温度60℃に加温したイオン交換水1300部に、リン酸三カルシウム9部を添加し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、撹拌速度10,000rpmにて撹拌し、水系媒体を調製した。また、下記の結着樹脂材料をプロペラ式攪拌装置にて撹拌速度100rpmで撹拌しながら、混合して混合液を調製した。
・スチレン 59.5質量部
・n−ブチルアクリレート 25.5質量部
・低分子量ポリスチレン樹脂 15.0質量部
(Mw=3,000、Mn=1,050、Tg=55℃)
次に上記溶解液に、
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 6.5質量部
・負荷電性制御剤(ボントロンE−88、オリエント化学社製) 0.5質量部
・ワックス1 9.0質量部
・負荷電性制御樹脂1 0.7質量部
・ポリエステル樹脂 5.0質量部
(テレフタル酸:イソフタル酸:プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物):エチレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物)=30:30:30:10(質量比)の重縮合物、酸価11mgKOH/g、Tg=74℃、Mw=11,000、Mn=4,000)を加え、その後、混合液を温度65℃に加温した後にTK式ホモミキサー(特殊機化工業製)にて、撹拌速度10,000rpmにて攪拌し、溶解、分散し、重合性単量体組成物を調製した。
・パーブチルPV(10時間半減期温度54.6℃(日本油脂製))10.0質量部を加え、温度70℃にてTK式ホモミキサーを用いて、撹拌速度10,000rpmで20分間攪拌し、造粒した。
表3に示すように原材料及び添加部数に変更すること以外はトナー1の同様の製造方法でトナー2乃至13、及び、16乃至20を得た。なお、架橋剤を用いる場合は、ワックスの如き原材料を溶解液に投入する際に、同時に投入し、重合性単量体組成物中に含まれるようにした。
・ポリエステル樹脂A 75.0質量部
(テレフタル酸:イソフタル酸:プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物):エチレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物)=20:20:44:50(質量比)の重縮合物)(Mw=7,000、Mn=3,200、Tg=57℃)
・ポリエステル樹脂B 25.0質量部
(テレフタル酸:トリメリット酸:プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物):エチレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物)=24:3:70:2(質量比)の重縮合物)(Mw=11,000、Mn=4,200、Tg=52℃)
・メチルエチルケトン 100.0質量部
・酢酸エチル 100.0質量部
・ワックス4 9.0質量部
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 6.5質量部
・負荷電性制御樹脂1 1.0質量部
上記材料を、アトライター(三井金属社製)を用いて3時間分散し、着色剤分散液を得た。
(樹脂粒子分散液1の調製)
・スチレン 75.0質量部
・n−ブチルアクリレート 25.0質量部
・アクリル酸 3.0質量部
・スチレン 40.0質量部
・n−ブチルアクリレート 58.0質量部
・ジビニルベンゼン 0.3質量部
・アクリル酸 3.0質量部
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 20.0質量部
・アニオン性界面活性剤 3.0質量部
(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)
・イオン交換水 78.0質量部
・ワックス4 50.0質量部
・アニオン性界面活性剤 7.0質量部
(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)
・イオン交換水 200.0質量部
・ジ−アルキル−サリチル酸の金属化合物 5.0質量部
(負荷電性制御剤、ボントロンE−84、オリエント化学工業社製)
・アニオン性界面活性剤 3.0質量部
(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)
・イオン交換水 78.0質量部
以上を混合し、サンドグラインダーミルを用いて分散した。
・樹脂粒子分散液1 160.0質量部
・樹脂粒子分散液2 57.0質量部
・着色剤分散液 33.0質量部
・ワックス粒子分散液 45.0質量部
以上を、撹拌装置,冷却管,温度計を装着した1リットルのセパラブルフラスコに投入し撹拌した。この混合液を1モル/L−水酸化カリウムを用いてpH=5.2に調整した。
画像評価は、市販のカラーレーザープリンタ[ HP Color LaserJet3525dn]を一部改造して評価を行った。改造は一色のプロセスカートリッジだけの装着でも作動するよう改良した。また、定着器を任意の温度に変更できるように改造した。
常温常湿環境下(温度23℃/湿度60%RH)、及び、高温高湿環境下(温度30℃/湿度85%RH)において、横線で1%の印字率の画像を25000枚プリントアウト試験終了後、ベタ画像を出力し、ベタ部分の画像濃度により評価した。尚、画像濃度の測定には「マクベス反射濃度計 RD918」(マクベス社製)を用いて、原稿濃度が0.00の白下地部分のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定した。転写材としては、LETTERサイズの普通紙(XEROX 4200用紙、XEROX社製、75g/m2)を用いた。
A:1.50以上
B:1.45以上1.50未満
C:1.35以上1.45未満
D:1.25以上1.35未満
E:1.25未満
常温常湿環境下(温度23℃/湿度60%RH)、及び、高温湿湿環境下(温度30℃/湿度85%RH)において、横線で1%の印字率の画像を25000枚プリントアウト試験終了後、LETTERサイズのXEROX 4200用紙(XEROX社製、75g/m2)にハーフトーン(トナーの載り量:0.6mg/cm2)の画像をプリントアウトし、現像スジの評価をした。
A:未発生
B:現像スジが1カ所以上3カ所以下発生
C:現像スジが4カ所以上6カ所以下発生
D:現像スジが7カ所以上発生、あるいは、幅0.5mm以上発生
常温常湿環境下(温度23℃/湿度60%RH)、及び、高温高湿環境下(温度30℃/湿度85%RH)において、横線で1%の印字率の画像を25000枚プリントアウト試験終了後、48時間放置してから更にプリントアウトした画像の非画像部の反射率(%)を「REFLECTOMETER MODEL TC−6DS」(東京電色社製)で測定した。得られた反射率を、同様にして測定した未使用のプリントアウト用紙(標準紙)の反射率(%)から差し引いた数値(%)を用いて評価した。数値が小さい程、画像カブリが抑制されていることになる。評価は、グロス紙モードで、普通紙(HP Brochure Paper 200g , Glossy、HP社製、200g/m2)を用いて行った。
A:0.5%未満
B:0.5%以上1.5%未満
C:1.5%以上3.0%未満
D:3.0%以上
〔グロス〕
定着温度170℃でベタ画像(トナーの載り量:0.6mg/cm2)をPG−3D(日本電色工業製)を用いてグロス値の測定を行った。転写材としては、LETTERサイズの普通紙(XEROX 4200用紙、XEROX社製、75g/m2)を用いた。
A:グロス値が30以上
B:グロス値が20以上30未満
C:グロス値が15以上20未満
D:グロス値が15未満
転写材にベタ画像(トナーの載り量:0.6mg/cm2)の画像を定着温度を変えてで評価した。なお、定着温度は定着ローラー表面を非接触の温度計を用いて測定した値である。転写材は、LETTERサイズの普通紙(XEROX 4200、XEROX社製、75g/m2)を用いた。
A:100℃でオフセットせず
B:100℃でオフセット発生
C:110℃でオフセット発生
D:120℃でオフセット発生
転写材にベタ画像(トナーの載り量:0.6mg/cm2)の画像を定着温度を変えて(200乃至220℃)で評価した。なお、定着温度は定着ローラー表面を非接触の温度計を用いて測定した値である。転写材は、普通紙(LETTERサイズのXEROX 4200用紙、XEROX社製、75g/m2)を用いた。
A:210℃でオフセットせず
B:210℃でオフセット発生
C:200℃でオフセット発生
D:190℃でオフセット発生
市販のカラーレーザープリンタ(HP Color LaserJet 3525dn)を用いて、定着器周りの汚染状態を目視により評価した。
A:定着器周辺に目立った汚染は殆ど見られない。
B:定着器周辺に微量の汚染が観察される。
C:定着ガイド部に汚染の広がりがはっきりと観察される。
D:定着器周辺にかなりの量の汚染が目立ち、画像欠落が発生する。
実施例1乃至15では、トナーとして、トナー1乃至15をそれぞれ用いて上記評価を行った。その評価結果を表4に示す。
比較例1乃至5では、トナーとして、トナー16乃至20をそれぞれ用いて上記評価を行った。その評価結果を表4に示す。
Claims (8)
- 結着樹脂、着色剤及びワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであり、
前記トナーは、定荷重押し出し方式の細管式レオメータで測定される軟化点が75℃以上110℃以下であり、
前記ワックスは、炭化水素化合物で構成されている炭化水素ワックスであり、
ガスクロマトグラフィーにより前記炭化水素ワックスを分析し、得られた分析値に基づいて作成される、横軸が炭素数、縦軸が炭化水素化合物の存在比率(面積%)である炭素数分布チャートにおいて、
(i)最大存在比率を示す炭素数が40以上45以下の領域に存在し、前記最大存在比率を示す炭素数における存在比率が6.5面積%以上9.0面積%以下であり、
(ii)炭素数33以下の領域の存在比率の合計が、4.0面積%以下であり、
(iii)炭素数34以上38以下の領域の存在比率の合計が、12.0面積%以上25.0面積%以下であり、
(iv)炭素数50以上の領域の存在比率の合計が、5.0面積%以上15.0面積%以下である、
ことを特徴とするトナー。 - 前記炭素数分布チャートにおける炭素数34以上36以下の領域の存在比率の合計が5.0面積%以上10.0面積%以下であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 前記炭素数分布チャートにおける炭素数30以下の領域の存在比率の合計が1.0面積%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
- 前記炭化水素ワックスは、直鎖脂肪族炭化水素化合物で構成されている直鎖脂肪族炭化水素ワックスであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のトナー。
- 前記炭化水素ワックスは、前記トナー中における含有量が、前記結着樹脂100.0質量部に対して3.0質量部以上15.0質量部以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトナー。
- 前記トナーは、動的粘弾性測定において、温度70℃における貯蔵弾性率G’(70)が5.0×104Pa以上1.0×106Pa以下であり、且つ、温度70℃における損失弾性率G”(70)が2.0×104Pa以上1.0×107Pa以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のトナー。
- 前記トナーは、動的粘弾性測定において、温度160℃における貯蔵弾性率G’(160)が2.0×102Pa以上1.0×103Pa以下であり、且つ、温度160℃における損失弾性率G”(160)が1.0×102Pa以上1.0×103Pa以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のトナー。
- 前記トナー粒子は、
(a)重合性単量体、前記着色剤及び前記ワックスを有する重合性単量体組成物を水系媒体中に分散して、前記重合性単量体組成物の液滴を形成する造粒工程、及び、
(b)前記液滴中の重合性単量体を重合する重合工程、
を経ることによって製造されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のトナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012285807A JP5312669B2 (ja) | 2011-12-28 | 2012-12-27 | トナー |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011288797 | 2011-12-28 | ||
JP2011288797 | 2011-12-28 | ||
JP2012285807A JP5312669B2 (ja) | 2011-12-28 | 2012-12-27 | トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013152462A JP2013152462A (ja) | 2013-08-08 |
JP5312669B2 true JP5312669B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=48697006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012285807A Active JP5312669B2 (ja) | 2011-12-28 | 2012-12-27 | トナー |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8647800B2 (ja) |
JP (1) | JP5312669B2 (ja) |
KR (1) | KR101582063B1 (ja) |
DE (1) | DE112012005547B4 (ja) |
WO (1) | WO2013099508A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6337638B2 (ja) * | 2014-06-19 | 2018-06-06 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
JP2016004228A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
JP6755075B2 (ja) * | 2014-11-21 | 2020-09-16 | 株式会社リコー | トナー、二成分現像剤、及びカラー画像形成装置 |
JP2021047351A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | キヤノン株式会社 | トナー |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11327193A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-26 | Nippon Seiro Kk | カラートナー用ワックス |
DE60035820T2 (de) | 1999-03-09 | 2008-04-30 | Canon K.K. | Toner |
JP3943791B2 (ja) * | 1999-03-09 | 2007-07-11 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP3852354B2 (ja) | 2002-03-19 | 2006-11-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用トナー並びにそれを用いた電子写真用現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP4415805B2 (ja) | 2004-09-15 | 2010-02-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤および静電潜像現像用トナーの製造方法。 |
JP4929989B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2012-05-09 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | トナー用ワックス、トナーおよび画像形成方法 |
JPWO2008056519A1 (ja) | 2006-11-07 | 2010-02-25 | パナソニック株式会社 | トナー及びトナーの製造方法 |
JP2010102166A (ja) | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 電子写真感光体、画像形成方法および画像形成装置 |
JP5499607B2 (ja) * | 2009-10-02 | 2014-05-21 | 三菱化学株式会社 | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 |
US8778584B2 (en) | 2009-10-15 | 2014-07-15 | Xerox Corporation | Toner compositions |
JP6417205B2 (ja) | 2013-12-26 | 2018-10-31 | キヤノン株式会社 | トナーおよびトナーの製造方法 |
-
2012
- 2012-11-29 KR KR1020147020117A patent/KR101582063B1/ko active IP Right Grant
- 2012-11-29 DE DE112012005547.0T patent/DE112012005547B4/de active Active
- 2012-11-29 WO PCT/JP2012/080867 patent/WO2013099508A1/ja active Application Filing
- 2012-12-27 JP JP2012285807A patent/JP5312669B2/ja active Active
-
2013
- 2013-04-26 US US13/871,893 patent/US8647800B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013099508A1 (ja) | 2013-07-04 |
DE112012005547B4 (de) | 2019-10-02 |
DE112012005547T5 (de) | 2014-09-11 |
KR101582063B1 (ko) | 2015-12-31 |
JP2013152462A (ja) | 2013-08-08 |
US8647800B2 (en) | 2014-02-11 |
KR20140107519A (ko) | 2014-09-04 |
US20130252163A1 (en) | 2013-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6376959B2 (ja) | トナー | |
JP6376957B2 (ja) | トナーおよびトナーの製造方法 | |
JP6516452B2 (ja) | トナー | |
JP5825849B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP6376958B2 (ja) | トナー | |
JP5306217B2 (ja) | トナー | |
US8084178B2 (en) | Non-magnetic toner | |
JP2016218441A (ja) | トナーおよびトナーの製造方法 | |
JP2016021055A (ja) | トナー | |
JP2016224420A (ja) | トナー | |
JP2008145950A (ja) | トナー | |
JP4920973B2 (ja) | トナー | |
JP5598640B1 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5312669B2 (ja) | トナー | |
JP5241089B2 (ja) | 非磁性トナー | |
JP6516552B2 (ja) | トナー | |
JP2004117651A (ja) | 静電荷現像用負帯電性トナー | |
JP2019020491A (ja) | トナー | |
JP5570295B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP5473354B2 (ja) | 電子写真用トナー容器及び画像形成方法 | |
JP6221575B2 (ja) | トナー用結着樹脂 | |
JP6494421B2 (ja) | トナーの製造方法およびブロックポリマーの製造方法 | |
JP2016224139A (ja) | トナー | |
JP2016218237A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2004117650A (ja) | 静電荷現像用正帯電性トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130502 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130502 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20130502 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20130527 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130702 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5312669 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |