JP5309920B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5309920B2
JP5309920B2 JP2008296174A JP2008296174A JP5309920B2 JP 5309920 B2 JP5309920 B2 JP 5309920B2 JP 2008296174 A JP2008296174 A JP 2008296174A JP 2008296174 A JP2008296174 A JP 2008296174A JP 5309920 B2 JP5309920 B2 JP 5309920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
housing
blower fan
transmission mechanism
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008296174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010120120A (ja
Inventor
智雅 西河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2008296174A priority Critical patent/JP5309920B2/ja
Priority to EP20090014366 priority patent/EP2189246A3/en
Priority to US12/620,732 priority patent/US8338997B2/en
Priority to CN200910222936.8A priority patent/CN101733740B/zh
Publication of JP2010120120A publication Critical patent/JP2010120120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5309920B2 publication Critical patent/JP5309920B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/02Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose with means for imparting impact to screwdriver blade or nut socket
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/006Vibration damping means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/008Cooling means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

本発明は、モータにより回転駆動される電動工具に関し、特に、モータの冷却機構を改良することにより耐久性及び操作性を向上させた電動工具に関する。
ネジやボルト等の締め付けを行う電動工具として、油圧を利用して打撃力を発生させるオイルパルス工具が知られている。オイルパルス工具は、金属同士の衝突がないため、メカニカル方式のインパクト工具に比べて、作動音が低いという特徴を有する。このようなオイルパルス工具として、例えば特許文献1の技術があり、オイルパルスユニットを駆動する動力としてモータを使用し、モータの出力軸がオイルパルスユニットに直結される。オイルパルスユニットは、使用と共に温度が上昇するため、モータとオイルパルスユニットの間(モータの前端側)にはファンを設け、ファンによってモータが冷却される。オイルパルス工具を稼働させるためのトリガスイッチを引くと、モータに駆動電流が供給される。特許文献1ではモータの回転軸と出力軸の間には減速機が設けられ、小型のモータを高回転で駆動させることで必要な出力トルクを確保し、製品の小型化を図っている。
特開2005−40881号公報
通常の電動工具においては、モータの回転軸と出力軸の間に減速機を設け、小型のモータを高回転で駆動させることで必要な出力トルクを確保し、製品の小型化を図っている。オイルパルス工具は打撃力を発生させるために油圧を用い、回転力をある角度において急激に出力軸に取り付けた先端工具に打撃力を与える。打撃時においては、先端工具側からの反力を受けることになり、この反力は減速機の支持部に加わるために、オイルパルス工具において減速機を設けた場合、反力が大きくなり、打撃時の振動が増大する。そのため、打撃時の振動を小さくするために、モータの回転軸とオイルパルス機構の間に減速機を設けないダイレクトドライブ機構とすることが提案されている。
しかし、ダイレクトドライブ機構とするためには、モータを低速高トルク型にする必要があり、一般的に減速機を使用する高速低トルク型と比べ大型化してしまう。さらに低速高トルク型のモータを使用した場合、ロータを支持するベアリング部の強度を十分確保する必要がある。特に、工具を使用する際に本来の使用目的とは異なる状況(落下等)が発生した際にロータ支持部の強度が不足すると、ロータの慣性力により工具が破損してしまう可能性があり得るので、ロータの支持部が両端ともに十分な強度を確保することが必要となる。
オイルパルス機構において打撃後には、先端工具側からの半力の作用によりオイルパルユニット回転数が低くなるが、ダイレクトドライブ機構のブラシレス直流モータにおいては、減速機がないためモータ回転数も低くなる。ブラシレス直流モータを用いた場合、反力によってモータの回転数が低くなると、駆動回路に大きな電流が発生してスイッチング素子が異常に温度上昇する場合があり得る。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的はモータ及びオイルパルスユニット等の動力伝達機構の冷却効率を高めて耐久性を向上させた電動工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、モータの回転とは非同期にファンを駆動させることによって、モータが停止した場合であっても冷却効率を維持できる電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータにより回転駆動されモータの回転力を伝達する動力伝達機構と、モータ及び動力伝達機構を収容するハウジングを有し、動力伝達機構に取り付けられる先端工具により締結部材を締め付ける電動工具において、動力伝達機構又はモータを冷却するための電動ファンを、ハウジングの内部に設け、動力伝達機構とモータと電動ファンは、ハウジングの長手方向前方から、動力伝達機構、モータ、電動ファンの順番で配置し、電動ファンはハウジング内部の後方、モータとハウジングの後面との間に設置するように構成した。電動ファンは、回転軸付近前方から吸引し、ハウジングの側面から半径方向外側に排出するように構成すると好ましい。モータの回転軸はモータの前後に配置される2つのベアリングにより保持され、後方側に配置されるベアリングは、モータと電動ファンの間に配置されるようにした。
本発明の別の特徴によれば、電動ファンは吸引口、ケース、吐出口を有したブロワファンである。電動ファンのケースは、弾性体を介してハウジングに設置される。弾性体は発泡材から構成すれば好ましく、弾性体をブロワファンの吐出口とケースの一部を囲むように設けると好ましい。
本発明のさらに別の特徴によれば、電動ファンは、モータの回転と非同期で駆動されるように構成した。モータはブラシレス直流モータであり、ブラシレス直流モータを制御するスイッチング素子を有したモータ駆動回路基板をブラシレス直流モータの後端であって、電動ファンとの間に配置した。ハウジングには、胴体部の動力伝達機構を収納する部分から、下方に延在するようにハンドル部が形成される。
請求項1の発明によれば、動力伝達機構とモータと電動ファンは、前方から動力伝達機構、モータ、電動ファンの順番で配置されるので、効率的に冷却ができる。また、電動ファンはモータとハウジングの後面との間に設けられるので、モータに対する冷却を効率的に行うことができる。また、電動ファンは、回転軸付近前方から吸引し、ハウジングの側面から半径方向外側に排出するので、ファンによる冷却効果を効率的にすることができる。また、モータの回転軸はモータの前後に配置される2つのベアリングにより保持され、モータの後方に配置されるベアリングは、モータと電動ファンの間に配置されるので、2つのベアリングの間隔が短くて済み、ベアリングも比較的小さめのもので実現することができる。また、電動ファンは吸引口、ケース、吐出口を有したブロワファンであるので、軸流ファンに比べて冷却効果を高くすることができる。さらに、電動ファンのケースは、弾性体を介して前記ハウジングに設置されるので、電動ファンを振動から保護することができる。
請求項の発明によれば、弾性体は発泡材からなるので電動ファンを振動から保護できると共に、電動ファンとハウジングの間を良好にシールすることができる。
請求項の発明によれば、弾性体を、ブロワファンの吐出口とケースの一部を囲むように設けたので、ブロワファンの吐出側と吸入側の気密を保つことができ、空気がブロワファンの外部を通って漏れることを防止できる。
請求項の発明によれば、電動ファンは、モータの回転と非同期で駆動されるので、モータが停止している状態においても、電動ファンを駆動することが可能であり、モータを効果的に冷却することができる。
請求項の発明によれば、モータはブラシレス直流モータであり、ブラシレス直流モータを制御するスイッチング素子を有したモータ駆動回路基板をブラシレス直流モータの後端であって、電動ファンとの間に配置したので、電動ファンによってモータとインバータ回路基板の両方を効果的に冷却することができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。尚、本明細書の説明においては電動工具の例としてオイルパルス工具を用いて説明し、その上下及び前後の方向は、図1中に示した方向として説明する。
図1は本発明の実施形態に係るオイルパルス工具の全体を示す断面図である。オイルパルス工具1は、外部から電源コード2により供給される電力を利用し、モータ3を駆動源とし、モータ3によって動力伝達機構であるオイルパルスユニット4を駆動し、オイルパルスユニット4に連結された出力軸5に回転力と打撃力を与えることによってソケットビット等の図示しない先端工具に回転打撃力を連続的又は間欠的に伝達させてネジ締めやボルト締め等の作業を行う。
電源コード2により供給される電源は、直流電源又はAC100V等の交流電源であり、交流の場合はオイルパルス工具1内に図示しない整流器を設けて直流に変換した後に、モータの駆動用回路に送られる。モータ3は、内周側に永久磁石を有する回転子3bを有し、外周側に鉄心3aに巻かれた巻線3cを有する固定子を有するブラシレス直流モータであって、2つのベアリング10a、10bによってその回転軸11が回転可能なように支持される。前方のベアリング10bは大きな径のベアリングであり、インナプレート32を介してハウジング6の筒状の胴体部6a内に固定される。後方のベアリング10aは、前方のベアリング10bに比べて小さい径のベアリングであり、胴体部6aと一体に形成されたベアリングホルダ15に固定される。ハウジング6はプラスチック等の成型により胴体部6aとハンドル部6bが一体的に製造される。
モータ3の後方には、モータ3を駆動するための駆動回路基板7が配設され、この回路基板上にはFET(Field effect transistor)などのスイッチング素子7aにより構成されるインバータ回路及び回転子3bの回転位置を検出するためのホールICなどの位置検出素子が搭載される。胴体部6aの内側後端付近には、冷却用の冷却ファンユニット17が設けられる。冷却ファンユニット17は、モータ3とは独立して回転する電動式であり、前方の軸付近から吸引して円周方向の一方向に排出させる遠心ファンを用いることができ、小型の直流モータにより駆動される。
ハウジング6は、胴体部6aから略直角に下方向に延びるハンドル部6bを有し、ハンドル部6bの取り付け部付近にはトリガスイッチ8が配設される。ハンドル部6bの内部にはスイッチ回路基板14が設けられ、トリガスイッチ8を引いた量に比例する信号がモータ制御基板9aに伝達される。ハンドル部6bの下側には、複数の回路基板9が配置され、これにはモータ制御基板9a及び冷却ファン用の電源回路基板9bが含まれる。
胴体部6a内の前方側に収容されるオイルパルスユニット4は、入力軸であるライナプレート23がモータ3の回転軸11に直結され、モータ3の回転が減速されずに直接伝達される。そのため、ベアリング10bの内側において、ライナプレート23の連結部23aが回転軸11の先端に形成された六角穴11fに嵌合する。このようにライナプレート23と回転軸11の連結部分が、インナプレート32と軸方向の同位置に配置されることにより、連結部分の剛性を高めることが可能になる。
トリガスイッチ8が引かれてモータ3が起動されると、モータ3の回転はオイルパルスユニット4に伝達される。オイルパルスユニット4の内部にはオイルが充填されていて、出力軸5に負荷がかかっていないとき、又は、負荷が小さい際には、オイルの抵抗のみでモータ3の回転にほぼ同期して出力軸5が回転する。出力軸5に強い負荷がかかると出力軸5の回転が止まり、オイルパルスユニット4の外周側のライナのみが回転を続け、1回転に1箇所、オイルの圧力が急激に上昇し、出力軸5に大きな締付トルク(打撃力)が作用し、出力軸5を大きな力で回転させる。以後、同様の衝撃動作が数回繰り返され、締結対象が設定トルクで締め付けられるまで打撃力が間欠的に繰り返し伝達される。
図2(1)は、図1のオイルパルスユニット4の断面図であり、図3は図2のC−C断面であって、オイルパルスユニット4の使用状態における一回転の動きを8段階で示した断面図である。オイルパルスユニット4は、主に、モータ3と同期して回転する駆動部分と、先端工具が取り付けられる出力軸5と同期して回転する出力部分の2つの部分により構成される。モータ3と同期して回転する駆動部分は、モータ3の回転軸に直結されるライナプレート23と、その外周側で前方に延びるように固定される外径が略円柱形のライナ21と、ライナ21の前方内周側に固定されるローワプレート26を含んで構成される。出力軸5と同期して回転する出力部分は、メインシャフト24と、メインシャフト24にバネを介して取付けられるブレード25a、25b(図3)を含んで構成される。
メインシャフト24はローワプレート26を貫通し、ライナ21内で回転できるように保持され、ライナ21とメインシャフト24の間には、トルクを発生するための作動油(オイル)を充填してライナ21の両端に取り付けたライナプレート23とローワプレート26によってオイルは密封される。ローワプレート26とメインシャフト24、及び、ライナ21とライナプレート2の間には、相互間の気密性を確保するためのOリング27、28が設けられる。なお、ライナ21にはオイルの圧力を高圧室から低圧室に逃がすリリーフバルブ22があり、発生するオイルの最大圧力を制御し、締め付けトルクを調整することができる。
ライナ21の内部は図3に示すような略4つの領域を形成するような断面を有するライナ室が形成される。メインシャフト24の外周部には、対向する2個の溝部にバネを介してブレード25a、25bが嵌挿され、ブレード25a、25bがライナ21の内面に当接するようにバネによって円周方向に付勢される。ブレード25a、25b間のメインシャフト24の外周面には軸方向に延びる二本の突条たる凸状シール面26a、26bが設けられる。ライナ21の内周面には山形状に盛り上げて成る凸状シール面27a、27bと、凸状部28a、28bが形成される。
オイルパルス工具1はボルト締め付け時において締め付けボルトの座面が着座すると、メインシャフト24に負荷がかかり、メインシャフト24、ブレード25a、25bはほぼ停止した状態になり、ライナ21だけ回転し続ける。モータ3の回転によるライナ21の回転に伴い、1回転に1回の衝撃パルスが発生するが、この衝撃パルス発生時においてオイルパルス工具1内は、ライナ21の内周面に形成した凸状シール面27aとメインシャフト24の外周面に形成した凸状シール面26aが接触する。同時に、ライナ21の内周面に形成した凸状シール面27bとメインシャフト24の外周面に形成した凸状シール面26bと接触する。このようにライナ21の内周面に形成した一対の凸状シール面と、メインシャフト24の外周面に形成した一対の凸状シール面がそれぞれ当接することにより、ライナ21の内部は二つの高圧室Hと2つの低圧室Lに仕切られる。そして、前記高圧室Hと低圧室Lとの圧力差によりメインシャフト24が締め付けボルトを締め付けるべく回転する。
次に、オイルパルスユニット4の動作手順を説明する。まず、トリガ8を引くことによりモータ3が回転され、これに伴いライナ21も同期して回転する。図3の(1)〜(8)は、ライナ21がメインシャフト24に対して相対角で1回転する状態を示した図である。前述したように、出力軸5に負荷のかかっていないとき、又は、負荷が小さい時には、オイルの抵抗のみでメインシャフト24はモータ3の回転にほぼ同期して回転する。出力軸5に強い負荷がかかるとそれに直結されたメインシャフト24の回転が止まり、外側のライナ21のみが回転を続ける。
図3の(1)は、メインシャフト24に衝撃パルスによる打撃力が発生するときの位置関係を示す図である。この(1)に示す位置が、1回転に1箇所あるオイルを密閉する位置である。ここでは、凸状シール面27aと26aが、シール面27bとシール面26bが、ブレード25aと凸状部28aが、ブレード25bと凸状部28bがそれぞれメインシャフト24の軸方向全域において当接し、これによりライナ21の内部空間が2つの高圧室と2つの低圧室の4室に区画される。
ここで高圧、低圧とは、内部に存在するオイルの圧力である。さらにモータ3の回転によってライナ21が回転すると、高圧室の容積は減少するためオイルは圧縮されて瞬間的に高圧が発生し、この高圧はブレード25a、25bを低圧室側に押しやる。その結果、メインシャフト24には上下のブレード25a、25bを介して瞬間的に力が作用して強力なトルクが発生する。この高圧室が形成されることにより、ブレード25a、25bを図中時計方向に回転させるような強い打撃力が作用する。図3(1)に示す位置を本明細書では「打撃位置」と呼ぶ。
図3の(2)は、打撃位置からライナ21が45度回転した状態を示す。(1)に示す打撃位置を過ぎると、凸状シール面27aと26a、凸状シール面27bとシール面26b、ブレード25aと凸状部28a、及び、ブレード25bと凸状部28bの当接状態が解除されるため、ライナ21の内部の4室に区画されていた空間が解除され、相互の空間にオイルが流れるため、トルクは発生せず、ライナ21はモータ3の回転によりさらに回転する。
図3の(3)は、打撃位置からライナ21が90度回転した状態を示す。この状態では、ブレード25a、25bが凸状シール面27a、27bに当接してメインシャフト24から突出しない位置、半径方向内側まで後退するため、オイルの圧力の影響を受けずトルクは発生しないため、ライナ21はそのまま回転する。図3の(4)は、打撃位置からライナ21が135度回転した状態を示す。この状態ではライナ21の内部空間は連通してオイルの圧力変化は生じないため、メインシャフトに回転トルクは発生しない。
図3の(5)は、打撃位置からライナ21が180度回転した状態を示す。この位置では、凸状シール面27bと26a、凸状シール面27bとシール面26bが接近するが、当接しない。これは、メインシャフト24に形成した凸状シール面26aと26bが、メインシャフトの軸に対して対称位置にないためである。同様にライナ21の内周に形成した凸状シール面27aと27bもメインシャフトの軸に対して対称位置にはない。従って、この位置ではオイルの影響をほとんど受けないためトルクはほとんど発生しない。尚、発生するトルクがゼロではないのは、内部に充填されるオイルには粘性があり、凸状シール面27bと26a、又は、凸状シール面27aと26bが対面した際に、ほんの僅かながら高圧室が形成されるため、(2)〜(4)、(6)〜(8)と違って若干の回転トルクを生じさせる。
図3の(6)〜(8)の状態は、(2)〜(4)とほぼ同様であり、これらの状態の際はトルクが発生しない。(8)の状態からさらに回転すると、図3の(1)の状態に戻り、凸状シール面27aと26aが、シール面27bとシール面26bが、ブレード25aと凸状部28aが、ブレード25bと凸状部28bがそれぞれメインシャフト24の軸方向全域において当接し、これによりライナ21の内部空間が2つの高圧室と2つの低圧室の4室に区画されるため、メインシャフト24に強い回転トルクが発生する。
上記のように締付作業時には粘性のあるオイルに対し加圧、減圧を繰り返すためオイルが発熱する。また、モータ3も打撃時には回転が制御され、場合によっては回転が停止(ロック)したり、わずかながら逆転してしまうため、モータ3のインバータ回路や固定子巻線には過多な電流が流れ巻線3c及びスイッチング素子7aが発熱する。この発熱対策として、図1に示すように冷却ファンユニット17が設けられる。
図1に戻り、冷却ファンユニット17及びモータ3、オイルパルスユニット4はハウジング6の胴体部6a内に収められており、メインシャフト5の回転軸方向と略平行にオイルパルスユニット4、モータ3、冷却ファンユニット17の順番で設置される。厳密に言えば、オイルパルスユニット4とモータ3は同軸上に配置するのが好ましいが、冷却ファンユニット17は、これらと完全に同軸上でなくてもよく、その中心軸がややずれても良いし、冷却ファンユニットの回転軸をモータ3の回転軸11と角度を隔てて配置しても良い。
オイルパルスユニット4内のオイルは、熱による特性変化が大きく最も冷却する必要があるため、導入された外気をこの順番にて冷却すると効率がよい。従って、本実施形態においては、胴体部6aのオイルパルスユニット4が設けられる部分の側方に複数の空気取入口31を形成し、冷却ファンユニット17を駆動させることで、空気取入口31を経由して外部から大気が吸引されるようにした。図1では一本しか図示していないが、空気取入口31は、胴体部6aの右側に4本、左側に4本の計8本のスリット状の空気取入口31として、その長手方向が出力軸5と略並行になるように形成される。尚、空気取入口31の形状は比較的自由度が高く、スリットの向きを胴体部6aの円周方向としても良いし、その他任意の形状であっても良い。
空気取入口31から導入された外気は、オイルパルスユニット4を冷却した後にインナプレート32の通風口32dを通過し、モータ3側に流れる。モータ3においては、回転子3d、鉄心3a、巻線3cの間の空間を流れて後方に流れ、モータ3の後方に軸方向と鉛直に設けられた駆動回路基板7の搭載電子素子を冷却する。その後、冷却ファンユニット17内の軸付近から吸引され、ファンによって吐出口17aから円周方向に排出され、胴体部6aに形成された後述する空気排出口を通過しハウジング6の外部へ排出される。
本実施形態においてはダイレクトドライブ機構のブラシレスモータとしたことで、打撃時のモータ3の回転数が低くなるため、巻線3cに大きな電流が流れるためスイッチング素子7aの温度が上昇しやすい。従って、駆動回路基板7を冷却ファンユニット17の近傍、即ちモータ3の後ろ側に設けることで、冷却風のスイッチング素子7a近傍の量が増加し、冷却効率を向上することが可能となり、電動工具の耐久性が向上する。
冷却ファンユニット17はモータ3の駆動とは別体に駆動される。これによりモータ3の回転が停止した場合においても発熱したオイルパルスユニット4及びモータ3を冷却することが可能となる。冷却ファンユニット17はハウジング6の胴体部6a内に弾性体30を介して設置される。これにより、打撃時にパルスユニット部4が引き起こす振動が冷却ファンユニット17へ伝わることを抑制し、冷却ファンユニット17の破損を防止する。さらに冷却ファンユニット17の駆動時においては回転振動に伴う騒音が発生するが、冷却ファンユニット17はハウジング6の胴体部6a内に弾性体30を介して設置されるため、振動音を抑制することが可能となる。弾性体30は発泡材とすることで、制震効果を高くしつつ軽量化が可能となる。
モータの回転子3bは回転軸11に設けられる。図2(2)は図1の回転軸11を拡大表示したもので、回転軸11はオイルパルスユニット4と結合される側でベアリング10bにより支持される。ベアリング10bは、ベアリング10aよりも大径のものが用いられ、ベアリング10aが取り付けられる部分は、その径が軸径部11bよりやや細くなっている細径部11aであり、ベアリング10bが取り付けられる部分は、その径が軸径部11bよりやや太くなっている太径部11cである。太径部11cの一部には、その径が半径方向外側に延びるフランジ11dが形成され、ベアリング10bは、回転軸11の前側軸端部から太径部11cに挿入され、その内輪の後端がフランジ11dと当接するよう位置づけられる。そして、トメワ35が円環溝11eに装着されることにより、ベアリング10bを回転軸11に対して固定する。
ベアリング10bの外輪側にはインナプレート32が装着され、外輪の前側の端部がフランジ32cに当接するように位置づけられ、プレート33をネジ34で螺合させることにより、ベアリング10bをインナプレート32に固定する。インナプレート32は、ベアリング10bとほぼ同じ厚さを有するプレート状の部材であり、例えばアルミニウム合金やステンレス合金などの金属製で構成すると好ましい。また、ベアリング10bの内輪と外輪の両方側において、ベアリング10bがインナプレート32に対して軸方向(前後方向)に移動しないように抜け止めを設ける。このようにベアリング10bに比較的大径のものを用いてしっかり保持することにより、落下等の工具を使用する際に本来の状況とは異なる条件下において、工具本体後方或いは前方から工具の回転軸側に急激な荷重が生じた場合でも、オイルパルスユニット4とロータ3bの慣性力による荷重は、主にベアリング10bが受けることとなるので、ベアリング10aの固定部の強度は回転動作中にかかる荷重にのみ耐えうれば良くなる。そのため、ベアリング10aの支持部(ベアリングホルダ15)の肉厚等を小さくする事が可能となり、工具を小型化する事が可能となる。さらに、ベアリング10aやベアリングホルダ15を小型にできるため、モータ3の後端部を流れる冷却風の通過面積を多く取る事が可能となり、冷却風量が増加することができ、冷却性能が向上する。
図4は冷却ファンユニット17と弾性体30を示す斜視図である。冷却ファンユニット17は軸方向に空気を吸引するための吸引口17cが設けられ、回転するファンを収容すると共に吸引及び排出する空気を所望の方向に導くためのファンハウジング17b、空気を一方向に排出するための吐出口17aを有した汎用ブロワファンである。弾性体30は冷却ファンユニット17に接着剤や両面テープ等で貼り付けられ、これらは冷却ファンユニット17をハウジング6の内壁に固定するための接着機能と共に、冷却ファンユニット17に伝わる振動を低減させる制震機能を果たす。さらに、弾性体30aは、吐出口17aを吸入口17c側の空間と遮断するためのシール機能を果たす。
図5は図1のA−A部の断面図であり、冷却ファンユニット17をハウジング6の胴体部6の内部に設置した際の状況を示す。冷却ファンユニット17は、その吐出口17aがハウジング6の胴体部6aに形成された空気排出口37に対向するように固定される。冷却ファンユニット17には、取り付け用の取付穴17dを有するが、冷却ファンユニット17はハウジング6の後端部の囲まれた空間内に配置されるので、ネジによって強固に固定せずに両面テープ等のシール材を用いて固定するので十分である。但し、ネジを併用して固定するようにしても良いのは言うまでもない。
吐出口17aと空気排出口37の間にはバッファ領域33が設けられる。これにより、吐出口17aよりも空気排出口37の断面積を大きくする事が可能となり、空気排出口37に複数のリブ等を設け異物流入の防止を行った場合でも、空気排出口37における流出損失を低減させる事が可能となる。さらに、吐出口17aとファンハウジング17bの一部を囲うようにシール状の弾性体30aを設けることで、弾性体30aによる冷却ファンユニット17の保持と同時に、吐出口17aからバッファ領域33へ流入した冷却風がモータ3側へ逆流することができる。
図6は、冷却ファンユニット17が取り付けられるハウジング6の胴体部6aの後端部右側の内部形状を示す部分斜視図である。ここで、ハウジング6は軸方向を通る上下に延びる面で2分割でき、右側とは作業者が右手でオイルパルス工具を把持した際に、作業者からみて右側に位置する側を示す。胴体部6aの後端部には、ベアリング10aを保持する固定部となるベアリングホルダ15が一体で成型され、その後方には冷却ファンユニット17を固定すると共に、冷却ファンユニット17の吐出口17側の空間(バッファ領域33)と分離するためのリブ16が形成される。リブの後方には4本の上下方向に延びるスリット状の空気排出口37が形成される。ベアリングホルダ15の上下側には、左側のハウジング6とネジ止めするための2つのネジ穴13が形成される。図示していないが、胴体部6aの後端部左側の内部形状は、リブ16及び空気排出口37は形成されず、ネジ穴13とベアリングホルダ15が形成されることになる。
尚、図6において、ハウジング6の後端面には開口が存在しないことが理解できるであろう。これは、冷却ファンユニット17として吐出側が後方でなく、側方になるブロワファンを用いたためであり、別のタイプの冷却ファンを用いるならばハウジング6の後端面に空気排出口を設けるようにしても良い。
次に図7〜9を用いて、インナプレート32の形状と、それを通過する冷却風の流れについて説明する。図7は図1におけるC−C断面図である。インナプレート32は円環状の内周輪32a及び外周輪32bの間を接続する複数の支柱32cにより構成され、これらによって冷却風を通過させる複数の通風口32dが形成される。ここで、図から理解できるように支柱32cの円周方向の数及びその位置は、モータ3の巻線3c間の隙間の位置と一致するようにした。従って、通風口32dはモータ3の巻線3cと対向する位置に配置されるので、通風口32dを介してオイルパルスユニット4側からモータ3側に流れる空気は、かならず巻線3cに当たることになる。さらに、径方向において、インナプレートの内周輪32aと外周輪32bの位置は、モータ3の巻線3cの内周側及び外周側位置とそれぞれほぼ一致するように設定している。
図8は図1のB−B部におけるモータ3の固定子部分の断面図であり、モータ3の固定子3b部の断面図である。固定子は鉄心3aに巻線3cを巻きつけており、巻線3c間にはスロット(巻線隙間)3dが設けられる。この図から理解できるように、本実施形態では、モータ3の巻線は外周部において密に巻かれており、内周部の巻数が少なくなるようにされている。
図9は図7のD−D部の断面図であり、インナプレート32とブラシレスモータ固定子部の位置関係を示し、インナプレート32から固定子へ流入する空気の流れを示した部分断面図である。本図からインナプレート32の支柱32cとスロット3dの位置関係がよく理解できるであろう。図9に示すように、空気取入口31から取り入れられた冷却風は通風口32dを通過し、胴体部6aのモータ3が配置される空間に流入し、モータ3の巻線3cの前方部を通過してスロット3dへと流れていく。モータ3としてブラシレスモータを用いる場合は、巻線3cの発熱が大きいため、冷却風を巻線3cの前方部を通過させることで、効率良く冷却することが可能となる。
図10は、図7及び8で示した実施形態の変形例である。本変形例では、インナプレート42に形成される支柱42cの数を3つにし、6つのスロット3dに対して半分にした。このようにモータ3のスロット3dの数とインナプレート32の通風口32dの数を一致させずとも、冷却効率を向上させることが可能となる。しかし、図7に示すようにモータ3のスロット3dの数とインナプレート32の通風口32dの数を一致させた場合が、最も冷却効率を向上させることが可能となる。また、図10においては、インナプレート42の通風口42dの内径、つまり内周輪42aを回転子3bの外径よりも僅かながら大きく設定している。これにより、通風口42dを通過する冷却風は回転子3bの巻線3cの外周側にあたりやすくなっており、さらなる冷却効率の向上が可能となる。
図11は、本実施形態におけるオイルパルスユニット4とハンドル部の配置関係を説明するための図である。オイルパルス機構は低騒音な打撃機構であり、打撃時の振動は小さいものの、打撃時の反力(変位)は大きくなってしまう。反動は打撃源を中心に円弧運動となるため、打撃源から遠くなるほど反動が大きくなる。本発明において、オイルパルスユニット4とハンドル部6aを前後方向に近接させることで、把持部が打撃源に近くなり、把持位置での反動が小さくなる。具体的には、オイルパルスユニット4の前端部がハウジング6の胴体部6aの前端部と隣接するオイルパルス工具において、ハウジング6のハンドル部6bはオイルパルスユニット4の略真下に設けられる。従って、ハンドル部6bの長手方向中心線52を延長した線と、出力軸5の中心軸と交差する交差点53は、出力軸5の軸方向(前後方向)に見て、オイルパルスユニット4の配置位置51内に存在するようにした。また、オイルパルスユニット4の後端位置と、ハンドル部前側の最も後退した位置を比較すると、矢印の範囲54で示すようにオイルパルスユニット4の後端位置の方が後ろになるように配置した。このように構成すれば、出力軸5にソケット等の先端工具を取り付けた場合においては工具全体の重心位置がハンドル近傍となるため、作業時のバランスが良く、操作性がよくなるといった利点が得られる。
以上説明したように、本実施形態による電動工具では、安価な汎用の冷却ファンを用いて高効率にモータ及び動力伝達機構(オイルパルスユニット)を冷却することが可能となるので耐久性を向上させることができる。また、モータの回転とは非同期にファンを駆動させることによって、モータのスイッチング素子部の冷却効率をも向上させることができる。さらに、ロータを支持するベアリング部の強度を向上させることができる電動工具を実現できる。
以上、本発明を示す実施形態に基づき説明したが、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では電動工具の例として、ブラシレス直流モータを用いたオイルパルス工具の例で説明したがこれに限られるものではなく、電動ドリル、電動グライダ等、任意の電動工具においても同様に適用できる。また、使用するモータの種類も、ブラシレス直流モータだけでなく、ブラシ付きのDCモータでも、交流モータでも良い。
本発明の実施形態に係るオイルパルス工具の全体を示す断面図である。 (1)は図1のオイルパルスユニット4の拡大断面図であり、(2)は図1の回転軸11の拡大断面図である。 オイルパルスユニット4の軸方向と鉛直面での断面図であって、オイルパルスユニット4の使用状態における一回転の動きを8段階で示した図である。 図1の冷却ファンユニット17の前方から見た斜視図である。 図1の図1のA−A部の断面図であり、冷却ファンユニット17を後方から見た背面図である。 ハウジング6の胴体部6aの後端部右側の内部形状を示す部分斜視図である。 図1のC−C部の断面図であって、インナプレート32とモータ3の巻線3cとの位置関係を示す図である。 図1のB−B部におけるモータ3の固定子部分の断面図である。 図7のD−D部の断面図であって、インナプレート32とモータ3の巻線3cとの位置関係、及び、インナプレート32から巻線3c方向へ流入する空気の流れを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るインナプレート42を示す図で、図1のC−C部の断面における形状を示す図である。 本発明の実施形態に係るオイルパルス工具のオイルパルスユニット4とハンドル部の配置関係を説明するための図である。
符号の説明
1 オイルパルス工具 2 電源コード 3 モータ
3a 鉄 3b (モータの)回転子 3c 巻線
4 オイルパルスユニット 5 出力軸 6 ハウジング
6a (ハウジングの)胴体部 6b (ハウジングの)ハンドル部
7 駆動回路基板 7a スイッチング素子 8 トリガスイッチ
9 回路基板 9a モータ制御基板 9 電源回路基板
10a、10b、10c ベアリング
11 (モータの)回転軸 11a 細径部
11b 軸径部 11c 太径部 11d フランジ
11e 円環溝 11f 六角穴
13 ネジ 14 スイッチ回路基板
15 ベアリングホルダ 16 リブ
17 冷却ファンユニット 17a 吐出口 17b ファンハウジング
17c 吸引口 17d 取付穴
21 ライナ 22 リリーフバルブ 23 ライナプレート
24 メインシャフト 25a、25b ブレード 27、28 Oリング
31 空気取入口 32、42 インナプレート
32a、42a (インナプレートの)内周輪
32b、42b (インナプレートの)外周輪
32c、42c (インナプレートの)支柱
32d、42d (インナプレートの)通風口
33 プレート 34 ネジ 35 トメワ 37 空気排出口

Claims (5)

  1. モータと、該モータにより回転駆動され前記モータの回転力を伝達する動力伝達機構と、前記モータ及び前記動力伝達機構を収容するハウジングを有し、前記動力伝達機構に取り付けられる先端工具により締結部材を締め付ける電動工具において、
    前記動力伝達機構又は前記モータを冷却するためであって、吸引口、ケース、吐出口を有し、回転軸付近前方から吸引して前記ハウジングの側面から半径方向外側に排出する電動式のブロワファンを、前記ハウジングの内部に設け、
    前記動力伝達機構と前記モータと前記ブロワファンは、前方から、前記動力伝達機構、前記モータ、前記ブロワファンの順番で配置され、
    前記モータの回転軸は前記モータの前後に配置される2つのベアリングにより保持され、前記モータの後方に配置される前記ベアリングは、前記モータと前記ブロワファンの間に配置され、
    前記ブロワファン前記ハウジング内部の後方、前記モータと前記ハウジングの後面との間に設置され
    前記ブロワファンの前記ケースは、弾性体を介して前記ハウジングに設置されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記弾性体は発泡材からなることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  3. 前記弾性体を、前記ブロワファンの吐出口とケースの一部を囲むように設けたことを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  4. 前記ブロワファンは、前記モータの回転と非同期で駆動されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載の電動工具。
  5. 前記モータはブラシレス直流モータであり、該ブラシレス直流モータを制御するスイッチング素子を有したモータ駆動回路基板を前記モータの後端であって、前記ブロワファンとの間に配置することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載の電動工具。
JP2008296174A 2008-11-19 2008-11-19 電動工具 Expired - Fee Related JP5309920B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296174A JP5309920B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 電動工具
EP20090014366 EP2189246A3 (en) 2008-11-19 2009-11-17 Power tool
US12/620,732 US8338997B2 (en) 2008-11-19 2009-11-18 Power tool
CN200910222936.8A CN101733740B (zh) 2008-11-19 2009-11-19 电动工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296174A JP5309920B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010120120A JP2010120120A (ja) 2010-06-03
JP5309920B2 true JP5309920B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=41718949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008296174A Expired - Fee Related JP5309920B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 電動工具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8338997B2 (ja)
EP (1) EP2189246A3 (ja)
JP (1) JP5309920B2 (ja)
CN (1) CN101733740B (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009027317B4 (de) * 2009-06-30 2019-12-05 Robert Bosch Gmbh Werkzeug
DE102010030059A1 (de) * 2010-06-15 2011-12-15 Hilti Aktiengesellschaft Handgeführtes Eintreibgerät
JP2012023864A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Makita Corp 電動モータ
JP5534562B2 (ja) 2010-07-14 2014-07-02 日立工機株式会社 電動工具
JP5936302B2 (ja) * 2010-12-28 2016-06-22 日立工機株式会社 電動工具
FR2969945B1 (fr) * 2010-12-30 2013-07-19 Sylvain Guerin Dispositif portatif d'usinage, plus particulierement de percage
CN103347658B (zh) * 2011-02-10 2016-01-06 株式会社牧田 电动工具
DE102011014068A1 (de) 2011-03-16 2012-09-20 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgeführtes Arbeitsgerät
JP5729597B2 (ja) * 2011-03-18 2015-06-03 日立工機株式会社 電動工具
AU2012232581B2 (en) 2011-03-18 2015-09-03 Hitachi Koki Co., Ltd. Electric power tool
US9566692B2 (en) * 2011-04-05 2017-02-14 Ingersoll-Rand Company Rotary impact device
US10427277B2 (en) 2011-04-05 2019-10-01 Ingersoll-Rand Company Impact wrench having dynamically tuned drive components and method thereof
GB2491194A (en) * 2011-05-27 2012-11-28 Norbar Torque Tools Torque tool with synchronous reluctance motor
US9450471B2 (en) 2012-05-24 2016-09-20 Milwaukee Electric Tool Corporation Brushless DC motor power tool with combined PCB design
WO2014031539A1 (en) * 2012-08-20 2014-02-27 Milwaukee Electric Tool Corporation Brushless dc motor power tool with combined pcb design
US9577493B2 (en) * 2012-09-20 2017-02-21 Black & Decker Inc. Motor and electronics cooling system for a high power cordless nailer
JP6011801B2 (ja) * 2013-02-27 2016-10-19 日立工機株式会社 電動工具
CN104165190A (zh) * 2013-05-16 2014-11-26 苏州宝时得电动工具有限公司 轴承座及具有该轴承座的多功能机
US9787159B2 (en) 2013-06-06 2017-10-10 Milwaukee Electric Tool Corporation Brushless DC motor configuration for a power tool
US9878435B2 (en) 2013-06-12 2018-01-30 Makita Corporation Power rotary tool and impact power tool
DE102013215821A1 (de) * 2013-08-09 2015-02-12 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit einem elektromotorischen Antrieb als Direktantrieb
US9314900B2 (en) 2013-10-18 2016-04-19 Black & Decker Inc. Handheld grinder with a brushless electric motor
US9762153B2 (en) 2013-10-18 2017-09-12 Black & Decker Inc. Cycle-by-cycle current limit for power tools having a brushless motor
DE102014207867A1 (de) * 2014-04-25 2015-10-29 Robert Bosch Gmbh Werkzeugmaschinenkühlungsvorrichtung
JP6426028B2 (ja) * 2014-06-13 2018-11-21 株式会社マキタ 打撃工具
US9475172B2 (en) 2014-07-15 2016-10-25 Milwaukee Electric Tool Corporation Adjustable guard for power tool
US10717179B2 (en) * 2014-07-28 2020-07-21 Black & Decker Inc. Sound damping for power tools
DE102014215361A1 (de) * 2014-08-05 2016-02-11 Robert Bosch Gmbh Werkzeug mit steuerbarer Kühleinrichtung
CN107073698B (zh) * 2014-10-31 2021-05-07 工机控股株式会社 电动作业机
DE102014223544A1 (de) * 2014-11-18 2016-05-19 Sauer Gmbh Spindelvorrichtung und Werkzeugmaschine mit Spindelvorrichtung
US10375901B2 (en) 2014-12-09 2019-08-13 Mtd Products Inc Blower/vacuum
US10050572B2 (en) 2014-12-19 2018-08-14 Black & Decker Inc. Power tool with electric motor and auxiliary switch path
JP6675235B2 (ja) * 2016-03-17 2020-04-01 株式会社マキタ 電動工具
US10819185B2 (en) * 2016-06-17 2020-10-27 Atlas Copco Industrial Technique Ab Cooling arrangement and method for power tool
EP4008489A1 (en) 2016-06-30 2022-06-08 Koki Holdings Co., Ltd. Electrically powered tool
TWM562747U (zh) 2016-08-25 2018-07-01 米沃奇電子工具公司 衝擊工具
WO2018210585A1 (en) * 2017-05-16 2018-11-22 Atlas Copco Industrial Technique Ab Oil level warning at hydraulic impulse wrenches
EP3501752A1 (de) * 2017-12-21 2019-06-26 HILTI Aktiengesellschaft Eintreibvorrichtung
US20230078876A1 (en) * 2021-09-13 2023-03-16 Li-Chu Lin Yang Clutch mechanism of electric tools

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8504185D0 (en) * 1985-02-19 1985-03-20 Dobson Park Ind Electric motors & power tools
JPH02246752A (ja) * 1989-03-18 1990-10-02 Hitachi Ltd 電力制御回路内蔵の回転機
DE4003029A1 (de) * 1990-02-02 1991-08-08 Bosch Gmbh Robert Handgefuehrte werkzeugmaschine mit radialgeblaese
JPH03277152A (ja) * 1990-03-23 1991-12-09 Fuji Electric Co Ltd 強制通風形可変速回転電機
JP3674270B2 (ja) * 1997-04-23 2005-07-20 松下電工株式会社 電動工具
DE19839963A1 (de) * 1998-09-02 2000-03-09 Hilti Ag Elektrowerkzeug
US6538403B2 (en) * 2000-01-07 2003-03-25 Black & Decker Inc. Brushless DC motor sensor control system and method
JP3711877B2 (ja) * 2001-03-02 2005-11-02 日立工機株式会社 電動工具
US6781267B2 (en) * 2001-06-14 2004-08-24 Black & Decker Inc. Motor for a power tool
JP2003199310A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Nidec Shibaura Corp ブラシレスdcモータ及び電動工具
US6846274B2 (en) * 2002-06-28 2005-01-25 Precor Incorporated Heatsink for cooling power components
DE10242414A1 (de) * 2002-09-12 2004-03-25 Hilti Ag Elektrowerkzeugmaschine mit Gebläse
JP4305078B2 (ja) 2003-07-25 2009-07-29 日立工機株式会社 油圧式締結工具
JP2005171835A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Fujitsu General Ltd 送風装置
JP2005297120A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP4487836B2 (ja) * 2005-04-20 2010-06-23 日立工機株式会社 電動工具
JP4791771B2 (ja) * 2005-07-01 2011-10-12 日本電産テクノモータホールディングス株式会社 電動工具
JP4986258B2 (ja) * 2005-12-27 2012-07-25 日立工機株式会社 電動工具
DE102006000162A1 (de) * 2006-04-06 2007-10-11 Hilti Ag Elektrohandwerkzeugmaschine mit internem Kühlgebläse
JP5026151B2 (ja) 2007-06-01 2012-09-12 Juki株式会社 接着剤塗布装置
GB0723914D0 (en) * 2007-12-07 2008-01-23 Johnson Electric Sa A power tool

Also Published As

Publication number Publication date
EP2189246A3 (en) 2014-07-02
CN101733740A (zh) 2010-06-16
US8338997B2 (en) 2012-12-25
CN101733740B (zh) 2013-10-16
US20100123359A1 (en) 2010-05-20
JP2010120120A (ja) 2010-06-03
EP2189246A2 (en) 2010-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5309920B2 (ja) 電動工具
JP5354336B2 (ja) 電動工具
EP3083157B1 (en) Power-actuated tool
WO2010071054A1 (ja) 作業工具
JP2011212802A (ja) 電動工具
JP6398187B2 (ja) 電動工具
JP4541958B2 (ja) インパクト工具
JP2007007821A (ja) 電動工具
JP5397606B2 (ja) オイルパルス工具
JP6287110B2 (ja) 電動工具
US20140370791A1 (en) Hand-Held Power Tool with an Electromotive Drive and at least a First Housing Part
JP5170677B2 (ja) 電動工具
JP5445770B2 (ja) オイルパルス工具
US11433526B2 (en) Power tool having an intermediate housing
JP2005193310A (ja) 電動ハンマ
JP2015120208A (ja) 電動工具
JP6857871B2 (ja) 電動工具
JP5412956B2 (ja) オイルパルス工具
JP5561076B2 (ja) オイルパルス工具
JP2010284734A (ja) オイルパルス工具
JP7070337B2 (ja) 電気機器
JP2022121272A (ja) インパクト回転工具
JP2012139767A (ja) 締付工具
JP6759759B2 (ja) 電動工具
JP2005161505A (ja) 電動衝撃工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees