JP5304801B2 - 無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents
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Description
この発明は、無線基地局、端末、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
従来、赤外線通信もしくはICカードを用いた通信にて、ユーザ認証データ、端末情報、暗号化情報を受信し、これら受信した情報に基づいて超小型無線基地局に対して位置登録要求を行い、携帯端末と超小型無線基地局装置との間における通信を制御する無線通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来の無線通信システムでは、無線基地局は、配下の端末のユーザに、ユーザごとに適した情報を配信することができなかった。
無線基地局から配下の端末のユーザに適した情報を配信することができる無線基地局、端末、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
無線基地局は、無線通信部、分析部および制御部を備えている。無線通信部は、複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて配下の端末と無線通信を行う。分析部は、配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況の分析を行う。制御部は、分析部における分析結果に応じて端末に対して配信する情報を制御する。端末は、無線通信部および出力部を備えている。無線通信部は、複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線基地局と無線通信を行う。出力部は、無線基地局との間で利用される無線チャネルの種類に応じて無線基地局から配信される情報を出力する。
無線基地局から配下の端末のユーザに適した情報を配信することができるという効果を奏する。
以下に、この発明にかかる無線基地局、端末、無線通信システムおよび無線通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施例)
・無線通信システムの構成
図1は、第1実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図1に示すように、無線通信システムは、無線基地局1および1個以上の端末2を備えている。無線基地局1は、無線通信部3、分析部4および制御部5を備えている。無線通信部3は、複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて配下の端末2と無線通信を行う。無線チャネルは、端末2のユーザによる、例えば動画の閲覧やウェブブラウジングや静止画の閲覧などの通信内容に基づいて選択される。分析部4は、配下の端末2によって利用される無線チャネルの利用状況の分析を行う。制御部5は、分析部4における分析結果に応じて端末2に対して配信する情報を制御する。端末2は、無線通信部6および出力部7を備えている。無線通信部6は、複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線基地局1と無線通信を行う。出力部7は、無線基地局1との間で利用される無線チャネルの種類に応じて無線基地局1から配信される情報を出力する。
・無線通信システムの構成
図1は、第1実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図1に示すように、無線通信システムは、無線基地局1および1個以上の端末2を備えている。無線基地局1は、無線通信部3、分析部4および制御部5を備えている。無線通信部3は、複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて配下の端末2と無線通信を行う。無線チャネルは、端末2のユーザによる、例えば動画の閲覧やウェブブラウジングや静止画の閲覧などの通信内容に基づいて選択される。分析部4は、配下の端末2によって利用される無線チャネルの利用状況の分析を行う。制御部5は、分析部4における分析結果に応じて端末2に対して配信する情報を制御する。端末2は、無線通信部6および出力部7を備えている。無線通信部6は、複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線基地局1と無線通信を行う。出力部7は、無線基地局1との間で利用される無線チャネルの種類に応じて無線基地局1から配信される情報を出力する。
・無線通信システムの動作
図2は、第1実施例の無線通信システムの動作を示す説明図である。図2に示すように、無線基地局1と配下の端末2との間で複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行っているときに、無線基地局1は、分析部4により、端末2によって利用される無線チャネルの利用状況を分析する(ステップS1)。そして、無線基地局1は、無線チャネルの利用状況の分析結果に応じて端末2へ情報を配信する(ステップS2)。端末2は、無線基地局1から配信された情報を出力する(ステップS3)。第1実施例によれば、無線基地局1が、端末2によって利用されている無線チャネルに応じて端末2に対して情報を配信するので、無線基地局1から端末2のユーザに適した情報を配信することができる。
図2は、第1実施例の無線通信システムの動作を示す説明図である。図2に示すように、無線基地局1と配下の端末2との間で複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行っているときに、無線基地局1は、分析部4により、端末2によって利用される無線チャネルの利用状況を分析する(ステップS1)。そして、無線基地局1は、無線チャネルの利用状況の分析結果に応じて端末2へ情報を配信する(ステップS2)。端末2は、無線基地局1から配信された情報を出力する(ステップS3)。第1実施例によれば、無線基地局1が、端末2によって利用されている無線チャネルに応じて端末2に対して情報を配信するので、無線基地局1から端末2のユーザに適した情報を配信することができる。
(第2実施例)
図3は、第2実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図3に示すように、無線通信システムは、前記第1実施例において、報知装置8をさらに備えている。第2実施例では、無線基地局1と端末2との間の無線チャネルの利用状況に応じて無線基地局1から配信される情報は、例えばルータ9を介して、報知装置8へ配信される。報知装置8は、無線基地局1から配信される情報を出力する。端末2の出力部7および報知装置8の両方に、無線基地局1から配信される情報が出力されてもよい。第2実施例によれば、無線基地局1が、端末2によって利用されている無線チャネルに応じて報知装置8へ情報を配信するので、無線基地局1から、無線基地局1の周囲にいる複数のユーザに適した情報を配信することができる。
図3は、第2実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図3に示すように、無線通信システムは、前記第1実施例において、報知装置8をさらに備えている。第2実施例では、無線基地局1と端末2との間の無線チャネルの利用状況に応じて無線基地局1から配信される情報は、例えばルータ9を介して、報知装置8へ配信される。報知装置8は、無線基地局1から配信される情報を出力する。端末2の出力部7および報知装置8の両方に、無線基地局1から配信される情報が出力されてもよい。第2実施例によれば、無線基地局1が、端末2によって利用されている無線チャネルに応じて報知装置8へ情報を配信するので、無線基地局1から、無線基地局1の周囲にいる複数のユーザに適した情報を配信することができる。
(第3実施例)
図4は、第3実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図4に示すように、無線通信システムは、前記第1実施例において、無線基地局1は、無線通信事業者10へ、無線チャネルの利用状況と端末2のユーザに関する情報とを関連付けた情報を送信する。無線基地局1と無線通信事業者10との間では、例えばルータ9およびインターネット11を経由して、情報の送受信が行われる。また、無線通信事業者10は、インターネット12や、公衆回線や他の通信網13に接続されている。第3実施例によれば、無線通信事業者10は、無線チャネルの利用状況と端末2のユーザに関する情報とを関連付けた情報を取得することができる。
図4は、第3実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図4に示すように、無線通信システムは、前記第1実施例において、無線基地局1は、無線通信事業者10へ、無線チャネルの利用状況と端末2のユーザに関する情報とを関連付けた情報を送信する。無線基地局1と無線通信事業者10との間では、例えばルータ9およびインターネット11を経由して、情報の送受信が行われる。また、無線通信事業者10は、インターネット12や、公衆回線や他の通信網13に接続されている。第3実施例によれば、無線通信事業者10は、無線チャネルの利用状況と端末2のユーザに関する情報とを関連付けた情報を取得することができる。
(第4実施例)
図5は、第4実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図5に示すように、無線通信システムは、前記第1実施例において、無線基地局1が有する、無線チャネルの利用状況に応じて端末2へ配信する情報を、情報提供者14が有する情報で更新する。第4実施例によれば、情報提供者14によって、無線チャネルの利用状況に応じて無線基地局1から端末2へ配信する情報を更新することができる。
図5は、第4実施例の無線通信システムの構成を示す説明図である。図5に示すように、無線通信システムは、前記第1実施例において、無線基地局1が有する、無線チャネルの利用状況に応じて端末2へ配信する情報を、情報提供者14が有する情報で更新する。第4実施例によれば、情報提供者14によって、無線チャネルの利用状況に応じて無線基地局1から端末2へ配信する情報を更新することができる。
前記第1〜第4の実施例において、無線通信システムとして、例えば3GPP(Third Generation Partnership Project)規格のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の移動通信システムが挙げられる。無線基地局1として、例えば、いわゆるフェムトセル(超小型基地局装置、小規模無線基地局、家庭内基地局または屋内型基地局ともいう)と呼ばれる小型基地局が挙げられる。端末2として、例えば3GPP規格の移動端末が挙げられる。無線基地局1と端末2との間の無線チャネルの利用状況に応じて無線基地局1から配信される情報として、例えば広告の情報が挙げられる。報知装置8として、例えば動画や静止画を表示する表示機器や、音声を出力するスピーカが挙げられる。無線通信事業者10として、例えば携帯電話事業者が挙げられる。情報提供者14として、例えば広告の情報を配信する広告配信業者が挙げられる。以下に、前記第4実施例の無線通信システムにおいて、通信規格を3GPP(Third Generation Partnership Project)規格とし、通信方式をW−CDMA方式とし、無線基地局をフェムトセルとした例について説明する。
(第5実施例)
・無線基地局の構成
図6は、第5実施例の無線基地局の構成を示す説明図である。無線基地局は、例えば、W−CDMA方式に対応しており、家庭やオフィスや商業施設に設置され、半径数十メートル程度の通信範囲で同時に4台程度の端末と通信することができるとする。図6に示すように、無線基地局21は、LANインタフェース部22、無線制御部23、無線送受信部24、広告のデータベース25、配信部26、取得部27、利用状況のデータベース28、解析部29、格納部30および管理部31を備えている。
・無線基地局の構成
図6は、第5実施例の無線基地局の構成を示す説明図である。無線基地局は、例えば、W−CDMA方式に対応しており、家庭やオフィスや商業施設に設置され、半径数十メートル程度の通信範囲で同時に4台程度の端末と通信することができるとする。図6に示すように、無線基地局21は、LANインタフェース部22、無線制御部23、無線送受信部24、広告のデータベース25、配信部26、取得部27、利用状況のデータベース28、解析部29、格納部30および管理部31を備えている。
無線送受信部24は、3GPPの通信制御規則に基づいて、端末と無線基地局21との間で物理チャネルで無線信号を送受信する。無線制御部23は、3GPPの通信制御規則に基づいて、端末と無線基地局21との間の通信コネクション(セッション)や無線チャネル(トランスポートチャネル)などを制御する。図7に、無線制御部23により制御される無線チャネルおよびアイドルの一例を示す。
図7は、通信状態の一例を示す説明図である。図7に示すように、3GPP規格では、約384Kbpsの通信レートを占有的に使用可能なDCH(Dedicated Channel)、約2Mbps以上の通信レートを占有的に使用可能なE−DCH(Enhanced Dedicated Channel)、低レートを他のユーザと共有して使用するFACH(Forward Access Channel)、および7Mbps以上の高レートを他のユーザと共有して使用するHS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)などのトランスポートチャネルを用いて、通信状態が制御されている。また、無通信状態が長い場合、アイドル状態としてトランスポートチャネルを用いない通信状態がある。3GPP規格では、無線基地局21の無線制御部23と端末の無線制御部との間でRRC(Radio Resource
Control)信号を送受信することによって、これらの通信状態を制御することができる。従って、無線制御部23は、端末ごとに無線チャネルの状態を把握することができる。
Control)信号を送受信することによって、これらの通信状態を制御することができる。従って、無線制御部23は、端末ごとに無線チャネルの状態を把握することができる。
前記取得部27は、無線制御部23の無線チャネルの状態を端末ごとに取得する。格納部30は、取得部27により得られた無線チャネルの状態の情報を端末、無線チャネルの状態および上り下りの方向ごとに格納する。図8に、格納部30に格納される情報の一例を示す。
図8は、格納部に格納される情報の一例を示す説明図である。図8に示すように、格納部30には、例えばユーザごとに付与されているユーザID、接続を開始した時刻、接続を終了した時刻、無線チャネルの状態および上り下りの方向の各情報が格納される。前記解析部29は、格納部30に格納されている情報を解析する。そして、解析部29は、利用状況のデータベース28に格納されている情報の中から、無線チャネルの利用状況がその解析結果に合致するか、または最も近い広告のターゲットの情報を抽出する。また、解析部29は、その解析結果を利用状況のデータベース28に書き込む。利用状況のデータベース28は、端末のユーザに関する情報を、無線チャネルの利用状況と関連付けて格納する。図9に、利用状況のデータベース28に格納される情報の一例を示す。
図9は、利用状況のデータベースに格納される情報の一例を示す説明図である。図9に示すように、利用状況のデータベース28において、端末のユーザに関する情報として、例えばユーザID、性別や年齢や嗜好などの個人情報、およびその個人情報を参照して良いか否かの情報が挙げられる。また、無線チャネルの利用状況の情報として、例えばDCH、E−DCH、FACH、HS−DSCHおよびアイドルの各通信状態の合計時間、並びにアイドル状態を含む全通信時間に占める割合が挙げられる。利用状況のデータベース28は、第2データベースに相当する。
前記配信部26は、広告のデータベース25に格納されている広告の情報の中から、解析部29により抽出された広告のターゲットの情報に合致する広告または最も近い広告を抽出する。そして、配信部26は、抽出した広告を無線制御部23および無線送受信部24を介して端末へ送信する。または、配信部26は、抽出した広告をLANインタフェース部22を介して表示機器へ送信する。広告のデータベース25は、広告配信業者から配信されてくる広告の情報を格納する。また、広告のデータベース25は、有効期限が経過した広告の情報を削除する。図10に、広告のデータベース25に格納される情報の一例を示す。
図10は、広告のデータベースに格納される情報の一例を示す説明図である。図10に示すように、広告のデータベース25には、例えば広告ごとに付与されている広告ID、広告のターゲットの情報および広告の情報が格納される。広告の情報として、例えば広告の媒体の種別、広告の有効期限および広告のデータが挙げられる。広告のデータは、例えばバイナリデータである。広告の媒体の種別として、例えば映像、音声、画像または文字列などからなるバナーや動画や静止画などが挙げられる。広告のデータは、例えば新製品の情報、新サービス、雑誌またはその他の広告などの、企業等の委託元の広告を実現するデータである。広告のターゲットの情報として、例えば広告のターゲットとする性別や年齢や嗜好が挙げられる。広告のデータベース25は、第1データベースに相当する。
前記管理部31は、利用状況のデータベース28に格納されている情報をLANインタフェース部22を介して移動体通信事業者へ送信する。また、管理部31は、解析部29が無線チャネルの状態を解析するタイミングや、配信部26が広告の情報を配信するタイミングを管理する。解析部29に対する解析開始のタイミングとしては、例えば一定間隔や、無線基地局21での通信処理の少ない時(例えば、夜中の通話の少ない時間帯)が挙げられる。LANインタフェース部22は、LAN(Local Area Network)とのインタフェースであり、IP(Internet Protocol)アドレスおよびDNS(Domain Name System)などの情報を有する。LANインタフェース部22は、例えばルータに有線または無線により接続される。
無線制御部23および無線送受信部24は、第4実施例の無線通信部3として動作する。取得部27、解析部29および格納部30は、第4実施例の分析部4として動作する。広告のデータベース25、利用状況のデータベース28および管理部31は、第4実施例の制御部5として動作する。
・端末の構成
図11は、第5実施例の端末の構成を示す説明図である。端末は、ユーザがウェブなどのインターネットを介した通信や、公衆回線や他の通信網を介して音声などの通信を行う際に用いられる。また、端末は、広告のデータを実行し、映像や文字列などの広告を表示したり、音声を出力することができる。図11に示すように、端末41は、無線送受信部42、無線制御部43、実行部44、表示部45、スピーカ46および入力部47を備えている。
図11は、第5実施例の端末の構成を示す説明図である。端末は、ユーザがウェブなどのインターネットを介した通信や、公衆回線や他の通信網を介して音声などの通信を行う際に用いられる。また、端末は、広告のデータを実行し、映像や文字列などの広告を表示したり、音声を出力することができる。図11に示すように、端末41は、無線送受信部42、無線制御部43、実行部44、表示部45、スピーカ46および入力部47を備えている。
無線送受信部42は、3GPPの通信制御規則に基づいて、端末41と無線基地局21との間で物理チャネルで無線信号を送受信する。無線制御部43は、3GPPの通信制御規則に基づいて、端末41と無線基地局21との間の通信コネクション(セッション)や無線チャネル(トランスポートチャネル)などを制御する。実行部44は、ウェブ情報の表示、音声による通話、またはネットワークを利用したゲームなどを実行する。表示部45は、液晶パネルなどの表示画面を備えており、実行部44による実行結果を表示する。また、表示部45は、映像や画像や文字列などからなる広告を表示する。スピーカ46は、実行部44による実行の結果再生された音声を出力する。また、スピーカ46は、音声からなる広告を出力する。入力部47は、ユーザが入力したコマンドや、ユーザが入力したウェブサイトのURLなどを受け付ける。
無線送受信部42および無線制御部43は、第4実施例の無線通信部6として動作する。表示部45およびスピーカ46は、第4実施例の出力部7として動作する。
・表示機器の構成
図12は、第5実施例の表示機器の構成を示す説明図である。表示機器は、第4実施例の報知装置8に相当する。表示機器は、例えば店舗や展示場などに設置され、店舗や展示場の中にいるユーザやその他の人に対して広告を表示する。図12に示すように、表示機器51は、表示部52および受信部53を備えている。受信部53は、無線基地局21から配信された広告のデータを受信する。表示部52は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイや電子ペーパーなどの表示画面を備えており、受信部53により受信された広告のデータを表示する。また、表示機器51は、スピーカを備えていてもよい。
図12は、第5実施例の表示機器の構成を示す説明図である。表示機器は、第4実施例の報知装置8に相当する。表示機器は、例えば店舗や展示場などに設置され、店舗や展示場の中にいるユーザやその他の人に対して広告を表示する。図12に示すように、表示機器51は、表示部52および受信部53を備えている。受信部53は、無線基地局21から配信された広告のデータを受信する。表示部52は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイや電子ペーパーなどの表示画面を備えており、受信部53により受信された広告のデータを表示する。また、表示機器51は、スピーカを備えていてもよい。
・移動体通信事業者の装置の構成
図13は、第5実施例の移動体通信事業者の装置の構成を示す説明図である。移動体通信事業者は、ユーザに対して端末41を用いた通信サービスを提供する事業者である。図13に示すように、移動体通信事業者の装置61は、コアネットワーク部62、終端部63、制御部64、利用状況のデータベース65および加入者のデータベース66を備えている。
図13は、第5実施例の移動体通信事業者の装置の構成を示す説明図である。移動体通信事業者は、ユーザに対して端末41を用いた通信サービスを提供する事業者である。図13に示すように、移動体通信事業者の装置61は、コアネットワーク部62、終端部63、制御部64、利用状況のデータベース65および加入者のデータベース66を備えている。
コアネットワーク部62は、インターネットや公衆回線や他の通信網に対するゲートウェイであり、ユーザの通信状況を管理し、課金処理などを行う。終端部63は、インターネットに接続され、インターネットを介して、家庭やオフィスや商業施設に設置される複数の無線基地局21との通信を行う。制御部64は、無線基地局21の利用状況のデータベース28に格納されている情報を利用状況のデータベース65へ送信させる。制御部64は、無線基地局21の解析部29が無線チャネルの状態を解析するタイミングや、無線基地局21の配信部26が広告の情報を配信するタイミングを管理する。また、制御部64は、加入者のデータベース66から、利用状況のデータベース65として利用可能なユーザの情報を抽出し、利用状況のデータベース65内に、抽出されたユーザと同じユーザのものと推定される無線チャネルの利用状況の情報があるか検索する。利用状況のデータベース65内に該当するユーザの情報がある場合、制御部64は、加入者のデータベース66に格納されている、該当するユーザの性別や年齢や嗜好の情報を用いて利用状況のデータベース65の該当する情報を更新する。
利用状況のデータベース65は、無線基地局21から送信されてくる、無線基地局21の利用状況のデータベース28に格納されている情報を格納する。利用状況のデータベース65に格納される情報は、例えば図9に示す通りである。加入者のデータベース66は、移動体通信事業者と契約している加入者の情報を格納する。図14に、加入者のデータベース66に格納される情報の一例を示す。
図14は、加入者のデータベースに格納される情報の一例を示す説明図である。図14に示すように、加入者のデータベース66において、参照の可否が「Yes」となっているユーザについては、事前に性別や年齢や嗜好の情報を取得しているので、ターゲットの情報として性別や年齢や嗜好の情報が格納されている。参照の可否が「No」となっているユーザについては、性別や年齢や嗜好の情報は格納されていない。
・広告配信業者の装置の構成
図15は、第5実施例の広告配信業者の装置の構成を示す説明図である。広告配信業者は、企業等から広告の配信を請け負う事業者であり、企業から委託された広告をデータベース化して保持する。企業等の広告として、例えば新製品や新サービスの情報、雑誌またはその他の広告などがある。広告配信業者の装置71において、広告のデータベース72は、企業等の広告の情報を格納する。広告のデータベース72に格納される情報は、例えば図10に示す通りである。付与部73は、広告のデータベース72に格納されている広告の情報に、広告の配信先として必要なターゲットの情報を付与する。ターゲットの情報は、例えば広告の委託元の希望などに基づいて、広告配信業者により入力される。ターゲットの情報としては、例えば性別や年齢や嗜好などが挙げられる。制御部74は、付与部73がターゲットの情報を付与する作業を開始するタイミングを制御したり、広告のデータベース72に格納されている情報を無線基地局21の広告のデータベース25へ送信する。付与部73および制御部74は、インターネットに接続される。
図15は、第5実施例の広告配信業者の装置の構成を示す説明図である。広告配信業者は、企業等から広告の配信を請け負う事業者であり、企業から委託された広告をデータベース化して保持する。企業等の広告として、例えば新製品や新サービスの情報、雑誌またはその他の広告などがある。広告配信業者の装置71において、広告のデータベース72は、企業等の広告の情報を格納する。広告のデータベース72に格納される情報は、例えば図10に示す通りである。付与部73は、広告のデータベース72に格納されている広告の情報に、広告の配信先として必要なターゲットの情報を付与する。ターゲットの情報は、例えば広告の委託元の希望などに基づいて、広告配信業者により入力される。ターゲットの情報としては、例えば性別や年齢や嗜好などが挙げられる。制御部74は、付与部73がターゲットの情報を付与する作業を開始するタイミングを制御したり、広告のデータベース72に格納されている情報を無線基地局21の広告のデータベース25へ送信する。付与部73および制御部74は、インターネットに接続される。
・ルータの構成
図16は、第5実施例のルータの構成を示す説明図である。図16に示すように、ルータ81は、ゲートウェイ部82およびLAN制御部83を備えている。LAN制御部83は、LANを制御し、LANに配置される無線基地局21および表示機器51との双方向通信を制御する。ゲートウェイ部82は、インターネットと接続するゲートウェイであり、インターネットを介して移動体通信事業者の装置61や広告配信業者の装置71との間の信号の送受信を行う。
図16は、第5実施例のルータの構成を示す説明図である。図16に示すように、ルータ81は、ゲートウェイ部82およびLAN制御部83を備えている。LAN制御部83は、LANを制御し、LANに配置される無線基地局21および表示機器51との双方向通信を制御する。ゲートウェイ部82は、インターネットと接続するゲートウェイであり、インターネットを介して移動体通信事業者の装置61や広告配信業者の装置71との間の信号の送受信を行う。
・広告を端末へ配信する動作
図17は、第5実施例において広告を端末へ配信する動作を示す説明図である。図17に示すように、端末41と移動体通信事業者の装置61との間で通常の通信を実施する際(ステップS11)、無線基地局21の無線制御部23により、無線基地局21と端末41との間の通信コネクション(セッション)や無線チャネル(トランスポートチャネル)などを制御する(ステップS12)。次いで、取得部27により、無線制御部23から例えば図7に示す無線チャネルの状態の情報を端末ごとに取得し(ステップS13)、その情報を端末ごとに格納部30に記録する(ステップS14)。次いで、解析部29により、格納部30に格納されている、例えば図8に示す情報について無線チャネルの利用状況のパターンを解析する(ステップS15)。また、解析部29により、利用状況のデータベース28に格納されている情報について無線チャネルの利用状況のパターンを解析する(ステップS16)。そして、解析部29により、両方の無線チャネルの利用状況のパターンを照合し、利用状況のデータベース28に格納されている情報のパターンの中から、格納部30に格納されている情報のパターンに最も近いものを選択し、その選択した情報に含まれるターゲットの情報を配信部26へ送信する(ステップS17)。管理部31からの契機により、配信部26により、ターゲットの情報に合致する広告、またはターゲットの情報に最も近い広告を広告のデータベース25から検索し(ステップS18)、その広告の情報を無線制御部23へ送信する(ステップS19)。次いで、無線制御部23により、ターゲットとする端末41へ広告の情報を送信する(ステップS20)。このようにして、ターゲットとする端末41に、この端末41のユーザに適した広告の情報が配信される。図18に、端末41の表示例を示す。
図17は、第5実施例において広告を端末へ配信する動作を示す説明図である。図17に示すように、端末41と移動体通信事業者の装置61との間で通常の通信を実施する際(ステップS11)、無線基地局21の無線制御部23により、無線基地局21と端末41との間の通信コネクション(セッション)や無線チャネル(トランスポートチャネル)などを制御する(ステップS12)。次いで、取得部27により、無線制御部23から例えば図7に示す無線チャネルの状態の情報を端末ごとに取得し(ステップS13)、その情報を端末ごとに格納部30に記録する(ステップS14)。次いで、解析部29により、格納部30に格納されている、例えば図8に示す情報について無線チャネルの利用状況のパターンを解析する(ステップS15)。また、解析部29により、利用状況のデータベース28に格納されている情報について無線チャネルの利用状況のパターンを解析する(ステップS16)。そして、解析部29により、両方の無線チャネルの利用状況のパターンを照合し、利用状況のデータベース28に格納されている情報のパターンの中から、格納部30に格納されている情報のパターンに最も近いものを選択し、その選択した情報に含まれるターゲットの情報を配信部26へ送信する(ステップS17)。管理部31からの契機により、配信部26により、ターゲットの情報に合致する広告、またはターゲットの情報に最も近い広告を広告のデータベース25から検索し(ステップS18)、その広告の情報を無線制御部23へ送信する(ステップS19)。次いで、無線制御部23により、ターゲットとする端末41へ広告の情報を送信する(ステップS20)。このようにして、ターゲットとする端末41に、この端末41のユーザに適した広告の情報が配信される。図18に、端末41の表示例を示す。
図18は、端末の表示例を示す説明図である。図18に示す例では、端末41の表示部45に、ユーザの操作によって例えばウェブの「関東の天気予報 東京都 ・・・」という表示48がされており、その上方に「AA新聞のお申し込みはこちら」という広告49が例えばバナーの形態で表示されている。広告が配信される前は、「AA新聞・・・」という広告は表示されない。この例は、例えばユーザの嗜好が新聞である場合に該当する。なお、表示部45の全体に、例えば動画や静止画や文字で広告が表示されてもよい。また、表示と同時に音声が出力されてもよいし、音声のみで広告の案内がされてもよい。
・無線チャネルの状態の解析および利用状況のデータベースへの書き込み処理
図19は、第5実施例において無線チャネルの状態の解析および利用状況のデータベースへの書き込み処理を示す説明図である。図19に示すように、無線基地局21の管理部31からの契機により、あるいはユーザの通信が始まってから一定期間が経過した時点で、無線チャネルの状態の解析および利用状況のデータベースへの書き込み処理が開始されると、まず、無線基地局21の格納部30に格納されている、例えば図8に示す情報の最初のレコードを読み込む(ステップS31)。次いで、読み込まれたレコードに記されているユーザが解析済みであるか否かを判断する(ステップS32)。解析済みである場合には(ステップS32:Yes)、格納部30に格納されている情報の次のレコードを読み込み(ステップS33)、再びそのレコードに記されているユーザが解析済みであるか否かを判断する(ステップS32)。ステップS31またはステップS33で読み込まれたレコードのユーザが解析済みでない場合(ステップS32:No)、そのユーザが個人情報の参照を許可しているユーザであるか否かを判断する(ステップS34)。個人情報の参照を許可していないユーザである場合(ステップS34:No)、そのユーザの無線チャネルの利用状況を分析し、無線チャネルの状態および方向ごとに、接続の合計時間およびアイドル状態を含む全通信時間に占める割合を求める(ステップS35)。図20に、ユーザの無線チャネルの利用状況を分析した結果の一例を示す。
図19は、第5実施例において無線チャネルの状態の解析および利用状況のデータベースへの書き込み処理を示す説明図である。図19に示すように、無線基地局21の管理部31からの契機により、あるいはユーザの通信が始まってから一定期間が経過した時点で、無線チャネルの状態の解析および利用状況のデータベースへの書き込み処理が開始されると、まず、無線基地局21の格納部30に格納されている、例えば図8に示す情報の最初のレコードを読み込む(ステップS31)。次いで、読み込まれたレコードに記されているユーザが解析済みであるか否かを判断する(ステップS32)。解析済みである場合には(ステップS32:Yes)、格納部30に格納されている情報の次のレコードを読み込み(ステップS33)、再びそのレコードに記されているユーザが解析済みであるか否かを判断する(ステップS32)。ステップS31またはステップS33で読み込まれたレコードのユーザが解析済みでない場合(ステップS32:No)、そのユーザが個人情報の参照を許可しているユーザであるか否かを判断する(ステップS34)。個人情報の参照を許可していないユーザである場合(ステップS34:No)、そのユーザの無線チャネルの利用状況を分析し、無線チャネルの状態および方向ごとに、接続の合計時間およびアイドル状態を含む全通信時間に占める割合を求める(ステップS35)。図20に、ユーザの無線チャネルの利用状況を分析した結果の一例を示す。
図20は、ユーザの無線チャネルの利用状況を分析した結果の一例を示す説明図である。図20に示す分析結果は、図8に示す、格納部30に格納されている情報を分析したものである。
図19に戻り、例えば図9に示す利用状況のデータベース28に格納されている情報の中から、無線チャネルの利用状況がその解析結果に合致するか、または最も近いユーザを検索する(ステップS36)。検索の方法として、例えば次のような方法が挙げられる。一例として、図9に示す利用状況のデータベース28の中から、図20に示す分析結果のユーザID0001のユーザに最も近いユーザを検索する方法を説明する。個人情報を参照可能なユーザ(図9において、参照の可否のフィールドの値が「Yes」であるユーザ)ごとに、次の式に従って通信状態の一致の度合いをそれぞれ計算する。なお、次式において、####は、DCH、E−DCH、FACH、HS−DSCHおよびアイドルである。
通信状態の一致度=Σ{|[参照可能なユーザの####(上り)の割合]−[ユーザ0001の####(上り)の割合]|+|[参照可能なユーザの####(下り)の割合]−[ユーザ0001の####(下り)の割合]|}
通信状態の一致度=Σ{|[参照可能なユーザの####(上り)の割合]−[ユーザ0001の####(上り)の割合]|+|[参照可能なユーザの####(下り)の割合]−[ユーザ0001の####(下り)の割合]|}
この式によれば、参照可能なユーザとユーザ0001とで無線チャネルの利用状況が近いほど、一致度の値が小さくなる。この式に従って計算すると、ユーザ0001と参照可能なユーザ0003との一致度は18であり、ユーザ0001と参照可能なユーザ0004との一致度は320である。従って、図9に示す参照可能なユーザ0003のターゲットの情報をユーザ0001の情報に適用することができる。ユーザID0002のユーザについても同様にして一致度を求めると、ユーザ0002と参照可能なユーザ0004との一致度の値が最も小さくなる。従って、ユーザ0002については、図9に示す参照可能なユーザ0004のターゲットの情報を適用することができる。なお、検索の方法は、この方法に限らない。
次いで、ステップS35で得られた無線チャネルの利用状況の分析結果と、ステップS36で検索された参照可能なユーザのターゲットの情報とを対応付けて、ステップS35で分析の対象とされたユーザの情報とし、それを利用状況のデータベース28に書き込む(ステップS37)。図21に、分析結果を書き込んだ後の利用状況のデータベース28の一例を示す。
図21は、分析結果を書き込んだ後の利用状況のデータベースの一例を示す説明図である。図21に示すように、図9に示す利用状況のデータベース28に対して、ユーザ0001およびユーザ0002が追加されており、それぞれのターゲットの情報は、ユーザ0003およびユーザ0004と同じである。
図19に戻り、配信部26に、ステップS35で分析の対象とされたユーザに、分析結果を書き込んだ後の利用状況のデータベース28のターゲットの情報に基づいた広告を配信するように指示する(ステップS38)。図22に、配信部26に指示される情報の一例を示す。
図22は、配信部に指示される情報の一例を示す説明図である。図22に示すように、配信部26には、ユーザIDおよびターゲットの情報が指示される。ターゲットの情報としては、例えば性別や年齢や嗜好が挙げられる。
図19に戻り、ステップS34で個人情報の参照を許可しているユーザである場合(ステップS34:Yes)、ステップS35〜ステップS37を行わずに、ステップS38へ進み、配信部26に広告を配信するように指示する。広告の配信を指示したら、処理中のレコードが格納部30に格納されている最後のレコードであるか否かを判断する(ステップS39)。最後のレコードでなければ(ステップS39:No)、ステップS33に戻り、ステップS32〜ステップS39を繰り返す。最後のレコードであれば(ステップS39:Yes)、上述した一連の処理を終了する。
・広告のデータベースから広告を検索する処理
図23は、第5実施例において広告のデータベースから広告を検索する処理を示す説明図であり、図24は、図23の続きを示す図である。図23および図24に示すように、広告のデータベースから広告を検索する処理が開始されると、まず、広告のデータベース25から有効期限内の全ての広告の情報を読み込む(ステップS41)。読み込まれた広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS42)。広告の数が1件である場合(ステップS42:Yes)、この検索処理を終了する。広告の数が1件でない場合(ステップS42:No)、対象とするユーザの性別をターゲットとする広告があるか否かを判断する(ステップS43)。該当する性別の広告がない場合(ステップS43:No)、広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS45)。該当する性別の広告がある場合(ステップS43:Yes)、対象とするユーザの性別でない広告を削除し(ステップS44)、残った広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS45)。
図23は、第5実施例において広告のデータベースから広告を検索する処理を示す説明図であり、図24は、図23の続きを示す図である。図23および図24に示すように、広告のデータベースから広告を検索する処理が開始されると、まず、広告のデータベース25から有効期限内の全ての広告の情報を読み込む(ステップS41)。読み込まれた広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS42)。広告の数が1件である場合(ステップS42:Yes)、この検索処理を終了する。広告の数が1件でない場合(ステップS42:No)、対象とするユーザの性別をターゲットとする広告があるか否かを判断する(ステップS43)。該当する性別の広告がない場合(ステップS43:No)、広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS45)。該当する性別の広告がある場合(ステップS43:Yes)、対象とするユーザの性別でない広告を削除し(ステップS44)、残った広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS45)。
広告の数が1件である場合(ステップS45:Yes)、検索処理を終了する。広告の数が1件でない場合(ステップS45:No)、対象とするユーザの年齢をターゲットとする広告があるか否かを判断する(ステップS46)。該当する年齢の広告がある場合(ステップS46:Yes)、広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS48)。該当する年齢の広告がない場合(ステップS46:No)、対象とするユーザの年齢に最も近い広告以外の広告を削除し(ステップS47)、残った広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS48)。
広告の数が1件である場合(ステップS48:Yes)、検索処理を終了する。広告の数が1件でない場合(ステップS48:No)、対象とするユーザの嗜好をターゲットとする広告があるか否かを判断する(ステップS49)。該当する嗜好の広告がない場合(ステップS49:No)、広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS51)。該当する嗜好の広告がある場合(ステップS49:Yes)、対象とするユーザの嗜好に最も近い広告以外の広告を削除し(ステップS50)、残った広告の数が1件であるか否かを判断する(ステップS51)。広告の数が1件である場合(ステップS51:Yes)、検索処理を終了する。広告の数が1件でない場合(ステップS51:No)、配信件数の最も低い広告以外の広告を削除し(ステップS52)、上述した一連の処理を終了する。
この検索処理の終了時に残った広告が配信部26から無線制御部23を経由して配信される。図25に、無線制御部23に指示される情報の一例を示す。
図25は、無線制御部に指示される情報の一例を示す説明図である。図25に示すように、無線制御部23には、ユーザID、広告のIDおよび広告のデータが指示される。広告のデータは、例えばバイナリデータである。
・広告を表示機器へ配信する動作
図26は、第5実施例において広告を表示機器へ配信する動作を示す説明図である。図26に示すように、ステップS11〜ステップS18は、図17に示す広告を端末へ配信する動作と同じである。ステップS18で、配信部26により、ターゲットの情報に合致する広告、またはターゲットの情報に最も近い広告を広告のデータベース25から検索した後、その広告の情報をルータ81のLAN制御部83へ送信する(ステップS21)。次いで、LAN制御部83により、表示機器51へ広告の情報を送信する(ステップS22)。このようにして、表示機器51の表示部52に、端末41のユーザに適した広告の情報が表示される。図27に、配信部26に送信される情報の一例を示す。
図26は、第5実施例において広告を表示機器へ配信する動作を示す説明図である。図26に示すように、ステップS11〜ステップS18は、図17に示す広告を端末へ配信する動作と同じである。ステップS18で、配信部26により、ターゲットの情報に合致する広告、またはターゲットの情報に最も近い広告を広告のデータベース25から検索した後、その広告の情報をルータ81のLAN制御部83へ送信する(ステップS21)。次いで、LAN制御部83により、表示機器51へ広告の情報を送信する(ステップS22)。このようにして、表示機器51の表示部52に、端末41のユーザに適した広告の情報が表示される。図27に、配信部26に送信される情報の一例を示す。
図27は、配信部に送信される情報の一例を示す説明図である。図27に示すように、配信部26には、ユーザIDおよびターゲットの情報が指示される。ターゲットの情報としては、例えば性別や年齢や嗜好が挙げられる。図27に示す例において、図23および図24に示す処理を行い、各ユーザに対して表示する広告を選択した例を図28に示す。また、図28に示す例において、表示機器51の受信部53に送信される情報の一例を図29に示す。
図28は、各ユーザに対して表示する広告を選択した例を示す説明図である。図29は、表示機器の受信部に送信される情報の一例を示す説明図である。図28に示す例では、広告のIDが000Aである広告データと000Cである広告データが選択されている。図29に示すように、表示機器51の受信部53には、これら二つの広告のIDとデータが、優先度によって並べ替えられて、例えばIP接続によるFTP(File Transfer Protocol)転送などにより送信される。優先度は、例えばヒット件数の多い順に高い。図30に、表示機器51の表示例を示す。
図30は、表示機器の表示例を示す説明図である。図30に示す例では、表示機器51の表示部52に、例えば「首都圏のニュース」としてニュースの映像54が表示されており、その下方に「旅行に行くならAAAツーリストにおまかせ」という広告55が例えば動画の形態で表示されている。広告が配信される前は、「旅行に行くなら・・・」という広告は表示されない。この例は、例えばユーザの嗜好が旅行である場合に該当する。なお、表示部52の一部または全体に、例えば動画や静止画や文字で広告が表示されてもよい。また、表示と同時に音声が出力されてもよいし、音声のみで広告の案内がされてもよい。音声による広告の案内がある場合には、表示機器51はスピーカを有している。
無線基地局21の配信部26に図27に示す情報が配信された時点で、該当するユーザは無線基地局21と通信中であるか、またはその直前まで無線基地局21と通信をしていたことになる。つまり、ユーザは、無線基地局21との間で通信を行うことができる範囲内にいることになる。従って、表示機器51に広告を表示することによって、該当するユーザに対して、適当な広告を表示することができる。表示または出力すべき広告が複数ある場合には、優先度の高い順に広告を表示または出力したり、広告を表示または出力する時間を優先度の高い順に長くしたりしてもよい。あるいは、広告を表示または出力する頻度を優先度の高い順に多くしてもよい。
・利用状況のデータベースを更新する動作
図31は、第5実施例において利用状況のデータベースを更新する動作を示す説明図である。図31に示すように、無線基地局21の利用状況のデータベース28から移動体通信事業者の装置61の利用状況のデータベース65へ、例えば図21に示す、分析結果を書き込んだ後の利用状況のデータベース28の値を送信する(ステップS61)。移動体通信事業者の装置61の制御部64により、無線基地局21の利用状況のデータベース28の値で上書きされた、移動体通信事業者の装置61の利用状況のデータベース65と、例えば図14に示す加入者のデータベース66とを比較し(ステップS62)、加入者のデータベース66のターゲットの情報を用いて利用状況のデータベース65のターゲットの情報を更新する(ステップS63)。次いで、移動体通信事業者の装置61の利用状況のデータベース65から無線基地局21の利用状況のデータベース28へ、移動体通信事業者の装置61の更新された利用状況のデータベース65の値を送信し、無線基地局21の利用状況のデータベース28の値を上書きする(ステップS64)。
図31は、第5実施例において利用状況のデータベースを更新する動作を示す説明図である。図31に示すように、無線基地局21の利用状況のデータベース28から移動体通信事業者の装置61の利用状況のデータベース65へ、例えば図21に示す、分析結果を書き込んだ後の利用状況のデータベース28の値を送信する(ステップS61)。移動体通信事業者の装置61の制御部64により、無線基地局21の利用状況のデータベース28の値で上書きされた、移動体通信事業者の装置61の利用状況のデータベース65と、例えば図14に示す加入者のデータベース66とを比較し(ステップS62)、加入者のデータベース66のターゲットの情報を用いて利用状況のデータベース65のターゲットの情報を更新する(ステップS63)。次いで、移動体通信事業者の装置61の利用状況のデータベース65から無線基地局21の利用状況のデータベース28へ、移動体通信事業者の装置61の更新された利用状況のデータベース65の値を送信し、無線基地局21の利用状況のデータベース28の値を上書きする(ステップS64)。
・移動体通信事業者の装置において利用状況のデータベースを更新する処理
図32は、第5実施例において利用状況のデータベースを更新する処理を示す説明図である。図32に示すように、移動体通信事業者の装置61において利用状況のデータベース65を更新する処理が開始されると、まず、移動体通信事業者の装置61の制御部64により、加入者のデータベース66の最初に登録されているユーザの情報を読み込む(ステップS71)。次いで、制御部64により、読み込まれたユーザが個人情報の参照を許可しているユーザであるか否かを判断する(ステップS72)。個人情報の参照を許可していないユーザである場合(ステップS72:No)、制御部64により、加入者のデータベース66に次のユーザの情報が登録されているか否かを判断する(ステップS73)。ユーザの情報が登録されていない場合(ステップS73:No)、処理を終了する。
図32は、第5実施例において利用状況のデータベースを更新する処理を示す説明図である。図32に示すように、移動体通信事業者の装置61において利用状況のデータベース65を更新する処理が開始されると、まず、移動体通信事業者の装置61の制御部64により、加入者のデータベース66の最初に登録されているユーザの情報を読み込む(ステップS71)。次いで、制御部64により、読み込まれたユーザが個人情報の参照を許可しているユーザであるか否かを判断する(ステップS72)。個人情報の参照を許可していないユーザである場合(ステップS72:No)、制御部64により、加入者のデータベース66に次のユーザの情報が登録されているか否かを判断する(ステップS73)。ユーザの情報が登録されていない場合(ステップS73:No)、処理を終了する。
ユーザの情報が登録されている場合には(ステップS73:Yes)、制御部64により、次に登録されているユーザの情報を読み込み(ステップS74)、再びそのユーザが個人情報の参照を許可しているか否かを判断する(ステップS72)。ステップS71またはステップS74で読み込まれたユーザが個人情報の参照を許可しているユーザである場合(ステップS72:Yes)、制御部64により、そのユーザの情報が利用状況のデータベース65内に存在するか否かを判断する(ステップS75)。該当するユーザの情報が利用状況のデータベース65内に存在しない場合(ステップS75:No)、ステップS73に戻り、ステップS72〜ステップS75を繰り返す。
該当するユーザの情報が利用状況のデータベース65内に存在する場合(ステップS75:Yes)、制御部64により、加入者のデータベース66に格納されている、該当するユーザのターゲットの情報を用いて利用状況のデータベース65の該当する情報を更新する(ステップS76)。そして、ステップS73に戻り、加入者のデータベース66にユーザの情報が登録されていない状態になるまで、ステップS72〜ステップS76を繰り返す。図33に、更新後の利用状況のデータベース65の一例を示す。
図33は、更新後の利用状況のデータベースの一例を示す説明図である。図33に示す例では、更新された箇所に下線を付して示すように、例えばユーザIDが0002であるユーザの情報が更新されている。例えば図21に示す、無線基地局21の利用状況のデータベース28も、図33に示す例と同様に更新される。
・広告配信業者の装置から無線基地局へ広告のデータベースを配信する動作
図34は、第5実施例において広告のデータベースを配信する動作を示す説明図である。図34に示すように、広告配信業者の装置71において、付与部73により、ターゲットの情報が付与されていない広告のデータベース72に対してターゲットの情報を付与する(ステップS81)。ターゲットの情報としては、例えば性別や年齢や嗜好が挙げられる。ターゲットの情報は、広告の内容などに基づいて広告配信業者により決定される。次いで、広告配信業者の装置71から無線基地局21へ、ターゲット情報が付与された広告のデータベース72の内容を送信し、無線基地局21の広告のデータベース25の内容を上書きする(ステップS82)。図35に、ターゲットの情報が付与されていない広告のデータベース72の一例を示す。
図34は、第5実施例において広告のデータベースを配信する動作を示す説明図である。図34に示すように、広告配信業者の装置71において、付与部73により、ターゲットの情報が付与されていない広告のデータベース72に対してターゲットの情報を付与する(ステップS81)。ターゲットの情報としては、例えば性別や年齢や嗜好が挙げられる。ターゲットの情報は、広告の内容などに基づいて広告配信業者により決定される。次いで、広告配信業者の装置71から無線基地局21へ、ターゲット情報が付与された広告のデータベース72の内容を送信し、無線基地局21の広告のデータベース25の内容を上書きする(ステップS82)。図35に、ターゲットの情報が付与されていない広告のデータベース72の一例を示す。
図35は、ターゲットの情報が付与されていない広告のデータベースの一例を示す説明図である。ターゲットの情報が付与された広告のデータベースの一例は、図10に示すとおりである。ただし、図10に示す例は、無線基地局21の広告のデータベース25の例であるが、広告配信業者の装置71の広告のデータベース72も同様である。
第5実施例によれば、無線基地局21が、端末41によって利用されている無線チャネルの利用状況に応じて端末41に対して広告の情報を配信するので、無線基地局21から端末41のユーザに適した広告の情報を配信することができる。その際、ユーザは、検索サイトで検索のキーワードを入力するなどの特定の動作を行う必要はない。また、無線基地局21が、端末41によって利用されている無線チャネルの利用状況に応じて表示機器51へ広告の情報を配信するので、無線基地局21から、無線基地局21の周囲にいる複数のユーザに適した広告の情報を配信することができる。また、無線基地局21から移動体通信事業者の装置61へ利用状況のデータベース28の内容が送信されるので、移動体通信事業者は、利用状況のデータベース28に格納されている情報を取得することができる。従って、移動体通信事業者は、利用状況のデータベース28に格納されている情報をマーケティングや新サービスの提供などに活用することができる。また、広告配信業者の装置71から無線基地局21へ広告のデータベース72の内容が送信されるので、広告配信業者は、無線基地局21の広告のデータベース25の内容を更新することができる。
(付記1)複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて配下の端末と無線通信を行う無線通信部と、
該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況の分析を行う分析部と、
該分析部における分析結果に応じて該端末に対して配信する情報を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする無線基地局。
該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況の分析を行う分析部と、
該分析部における分析結果に応じて該端末に対して配信する情報を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする無線基地局。
(付記2)前記情報を、前記端末のユーザに関する情報と関連付けて格納する第1データベース、
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の無線基地局。
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の無線基地局。
(付記3)前記端末のユーザに関する情報を、前記無線チャネルの利用状況と関連付けて格納する第2データベース、
をさらに備えたことを特徴とする付記2に記載の無線基地局。
をさらに備えたことを特徴とする付記2に記載の無線基地局。
(付記4)前記制御部により制御された前記情報を前記端末へ配信する配信部、
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の無線基地局。
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の無線基地局。
(付記5)前記配信部により配信される前記情報をネットワークへ出力するインタフェース部、
をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載の無線基地局。
をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載の無線基地局。
(付記6)複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線基地局と無線通信を行う無線通信部と、
該無線基地局との間で利用される無線チャネルの種類に応じて該無線基地局から配信される情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする端末。
該無線基地局との間で利用される無線チャネルの種類に応じて該無線基地局から配信される情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする端末。
(付記7)無線基地局と配下の端末との間で複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行う無線通信システムにおいて、
該無線基地局は、該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況を分析し、該分析結果に応じて該端末に対して情報を配信し、
該端末は、該無線基地局との間で利用される無線チャネルの種類に応じて該無線基地局から配信される情報を出力することを特徴とする無線通信システム。
該無線基地局は、該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況を分析し、該分析結果に応じて該端末に対して情報を配信し、
該端末は、該無線基地局との間で利用される無線チャネルの種類に応じて該無線基地局から配信される情報を出力することを特徴とする無線通信システム。
(付記8)前記無線基地局は、前記無線チャネルの利用状況と前記端末のユーザに関する情報とを関連付けた情報を無線通信事業者へ送信することを特徴とする付記7に記載の無線通信システム。
(付記9)前記無線基地局が有する前記情報を、情報提供者が有する情報で更新することを特徴とする付記7に記載の無線通信システム。
(付記10)無線基地局と配下の端末との間で複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行う無線通信システムにおいて、
該無線基地局は、該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況を分析し、該分析結果に応じて、不特定の対象に対して情報を報知する報知装置に対して情報を配信し、
該報知装置は、該無線基地局から配信される情報を出力することを特徴とする無線通信システム。
該無線基地局は、該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用状況を分析し、該分析結果に応じて、不特定の対象に対して情報を報知する報知装置に対して情報を配信し、
該報知装置は、該無線基地局から配信される情報を出力することを特徴とする無線通信システム。
(付記11)前記無線基地局は、前記無線チャネルの利用状況と前記端末のユーザに関する情報とを関連付けた情報を無線通信事業者へ送信することを特徴とする付記10に記載の無線通信システム。
(付記12)前記無線基地局が有する前記情報を、情報提供者が有する情報で更新することを特徴とする付記10に記載の無線通信システム。
(付記13)無線基地局と配下の端末との間で複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行う無線通信方法において、
該端末によって利用される無線チャネルの利用状況を該無線基地局で分析する第1ステップと、
該第1ステップにおける分析結果に応じて該無線基地局から該端末へ情報を配信する第2ステップと、
該第2ステップで配信された情報を該端末に出力する第3ステップと、
を含むことを特徴とする無線通信方法。
該端末によって利用される無線チャネルの利用状況を該無線基地局で分析する第1ステップと、
該第1ステップにおける分析結果に応じて該無線基地局から該端末へ情報を配信する第2ステップと、
該第2ステップで配信された情報を該端末に出力する第3ステップと、
を含むことを特徴とする無線通信方法。
(付記14)前記無線基地局から無線通信事業者へ、前記無線チャネルの利用状況と前記端末のユーザに関する情報とを関連付けた情報を送信する第4ステップ、
をさらに含むことを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
をさらに含むことを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
(付記15)前記無線基地局が有する前記情報を、情報提供者が有する情報で更新する第5ステップ、
をさらに含むことを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
をさらに含むことを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
(付記16)無線基地局と配下の端末との間で複数種類の無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行う無線通信方法において、
該端末によって利用される無線チャネルの利用状況を該無線基地局で分析する第1ステップと、
該無線基地局から、不特定の対象に対して情報を報知する報知装置へ、該第1ステップにおける分析結果に応じて情報を配信する第2ステップと、
該第2ステップで配信された情報を該報知装置に出力する第3ステップと、
を含むことを特徴とする無線通信方法。
該端末によって利用される無線チャネルの利用状況を該無線基地局で分析する第1ステップと、
該無線基地局から、不特定の対象に対して情報を報知する報知装置へ、該第1ステップにおける分析結果に応じて情報を配信する第2ステップと、
該第2ステップで配信された情報を該報知装置に出力する第3ステップと、
を含むことを特徴とする無線通信方法。
(付記17)前記無線基地局から無線通信事業者へ、前記無線チャネルの利用状況と前記端末のユーザに関する情報とを関連付けた情報を送信する第4ステップ、
をさらに含むことを特徴とする付記16に記載の無線通信方法。
をさらに含むことを特徴とする付記16に記載の無線通信方法。
(付記18)前記無線基地局が有する前記情報を、情報提供者が有する情報で更新する第5ステップ、
をさらに含むことを特徴とする付記16に記載の無線通信方法。
をさらに含むことを特徴とする付記16に記載の無線通信方法。
1,21 無線基地局
2,41 端末
3,6 無線通信部
4 分析部
5 制御部
7 出力部
25 第1データベース
28 第2データベース
26 配信部
22 LANインタフェース部
2,41 端末
3,6 無線通信部
4 分析部
5 制御部
7 出力部
25 第1データベース
28 第2データベース
26 配信部
22 LANインタフェース部
Claims (7)
- 複数種類の通信レートが異なる無線チャネルのいずれかを用いて配下の端末と無線通信を行う無線通信部と、
該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用割合の分析を行う分析部と、
該分析部における各無線チャネルの利用割合に対応して該端末に対して配信する情報を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする無線基地局。 - 前記情報を、前記端末のユーザに関する情報と関連付けて格納する第1データベース、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。 - 前記端末のユーザに関する情報を、前記無線チャネルの利用状況と関連付けて格納する第2データベース、
をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。 - 前記制御部により制御された前記情報を前記端末へ配信する配信部、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。 - 前記配信部により配信される前記情報をネットワークへ出力するインタフェース部、
をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。 - 無線基地局と配下の端末との間で複数種類の通信レートが異なる無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行う無線通信システムにおいて、
該無線基地局は、該配下の端末によって利用される無線チャネルの利用割合を分析し、該分析による各無線チャネルの利用割合に対応して該端末に対して情報を配信し、
該端末は、該無線基地局との間で利用される無線チャネルの種類に応じて該無線基地局から配信される情報を出力することを特徴とする無線通信システム。 - 無線基地局と配下の端末との間で複数種類の通信レートが異なる無線チャネルのいずれかを用いて無線通信を行う無線通信方法において、
該端末によって利用される無線チャネルの利用割合を該無線基地局で分析する第1ステップと、
該第1ステップにおける分析による各無線チャネルの利用割合に対応して該無線基地局から該端末へ情報を配信する第2ステップと、
該第2ステップで配信された情報を該端末に出力する第3ステップと、
を含むことを特徴とする無線通信方法。
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