JP2003333636A - 移動体通信システム、基地局および携帯端末 - Google Patents

移動体通信システム、基地局および携帯端末

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JP2003333636A
JP2003333636A JP2002134255A JP2002134255A JP2003333636A JP 2003333636 A JP2003333636 A JP 2003333636A JP 2002134255 A JP2002134255 A JP 2002134255A JP 2002134255 A JP2002134255 A JP 2002134255A JP 2003333636 A JP2003333636 A JP 2003333636A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信サービスの利用者に対して広告情報を効
果的に配信することにより、通信サービス事業者の資本
負担および利用者の通信費用負担を軽減させる。 【解決手段】 広告主がAP1(基地局)と広告サーバ
11を管理・運営し、あらかじめ、広告サーバ11から
インターネット12に接続されたプロバイダ13を経由
してAP1の情報記憶装置へ広告情報を配信する。AP
1は受信した広告情報に自己のAPアドレスがあるとき
広告情報を更新する。次に、AP1からMT15(携帯
端末)へ通信情報を配信するときに、AP1の情報記憶
装置に記憶されている広告情報を通信情報に付加してM
T15に配信する。これによって、MT15は通信情報
を送受信するときに携帯端末の広告スペースに広告情報
を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末の利用者
に対してより安価に通信サービスを提供するための移動
体通信システム、基地局および携帯端末に関するもので
ある。より詳細には、携帯端末に対して広告情報を効果
的に配信することにより安価に通信サービスを提供でき
る移動体通信システム、基地局および携帯端末に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などの携帯端末の通信ビジネ
スにおいては、基地局設備や課金システムや回線交換装
置などの通信インフラ設備を一つの企業で負担している
ため、新たな企業が通信サービス事業を始めるためには
莫大な資本が必要となる。そのため、通信インフラ設備
にかかるインフラコストを回収するために、通信サービ
ス事業者は携帯端末の利用者(以下、単に利用者とい
う)に対して所定の課金処理を行っている。このような
課金処理のシステムにかかるコストは、全体のインフラ
コストに対してかなり大きな割合を占めている。また、
現状ではこれらのコストは利用者の負担となっている。
そこで、通信サービス事業者が広告スポンサ(広告主)
を募って携帯電話機に対して広告を配信することによっ
て、これらの利用者の費用負担を軽減させる方法がとら
れ、実際にこのような広告配信サービスが広く行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、広告を
配信するための広告配信システムは、各基地局設備を集
中管理する中央制御局内などに設置されているために、
通信に係るインフラコストがさらに増大することにな
る。また、広告情報を各携帯端末の利用者に配信するた
めに伝送路の負荷が増大して、本来行うべき通信に輻輳
状態を発生させる原因ともなる。さらには、広告主が通
信サービス事業者に広告を依頼する場合、一般には、利
用者の現在いる場所を考慮した広告配信は行われておら
ず、広いエリアに亘って同一の広告情報を提供すること
になり、個々の利用者への効果的な広告を行うことはで
きない。また、一部の携帯電話機では利用者の位置情報
をGPSなどで知ることができるが、この位置情報に基
づいて利用者に提供される広告をカスタマイズすること
は、さらなるコスト増となって現実的ではない。
【0004】なお、特開2000−347576号公報
には、サーバからPHS端末などの無線端末へ広告情報
を配信する広告情報配信システムが開示されている。こ
の技術は、広告用のサーバを用意し、各地に点在して配
置されている広告看板へ広告情報を配信する広告配信サ
ービスに関するものである。したがって、この技術は利
用者一人一人が持つ携帯端末やPDA端末に対して広告
情報を配信する技術ではないので、携帯端末の通信情報
に広告情報を付加することによって利用者の通信費用の
負担を軽減させる技術に展開することはできない。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、通信サービス事業者が
莫大な資本を必要とせず、かつ利用者が安価に通信サー
ビスを受けられるような移動体通信システム並びにこの
システムを構成する基地局および携帯端末を提供するこ
とにある。さらに、広告情報を利用者の所在地に応じて
配信することによってより効果的に広告配信ができる移
動体通信システム並びにこのシステムを構成する基地局
および携帯端末を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の移動体通信システムは、携帯端末とインタ
ーネットに接続された基地局とが、この基地局の通信エ
リア内で通信情報の送受信を行う移動体通信システムに
関するものである。そして、基地局は、広告情報を記憶
する情報記憶手段と、情報記憶手段に記憶されている広
告情報を選択して通信情報に付加するユーザデータ処理
手段と、ユーザデータ処理手段から出力された通信情報
および広告情報に対して送信先の携帯端末を特定するア
ドレスを付加し、パケットを生成するヘッダ識別・処理
手段と、ヘッダ識別・処理手段から出力されたパケット
に対して所定の変調処理を行い、変調されたパケットに
よる無線電波を携帯端末へ送信し、または携帯端末から
無線電波を受信する送受信手段とを備えている。また、
携帯端末は、基地局から受信した通信情報を表示する表
示手段と、基地局から受信した広告情報を表示する広告
スペースとを備えている。そして、携帯端末が通信情報
の送受信を行うとき、広告スペースに広告情報が表示さ
れることを特徴とする。
【0007】また、本発明の移動体通信システムにおい
ては、携帯端末は、広告スペースに複数の広告情報のタ
イトルを表示させ、このタイトルを選択してクリックす
ることにより所望の広告情報の詳細内容を表示させると
共に、詳細内容を表示させた旨の広告閲覧情報を基地局
へ送信する。そして、基地局では、ユーザデータ処理手
段が、携帯端末から受信した広告閲覧情報に基づいて、
携帯端末に対してインターネットへの接続を許可するこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の移動体通信システムにおい
ては、インターネットには基地局へ広告情報を配信する
広告サーバが接続されている。そして、この広告サーバ
は、所定の基地局に内蔵される情報記憶手段に対して広
告情報を一括配信して更新することを特徴とする。
【0009】また、本発明の移動体通信システムにおい
ては、インターネットには基地局へ広告情報を配信する
広告サーバが接続され、この広告サーバは、所定の基地
局に内蔵される情報記憶手段に対して広告情報を個別に
配信して更新することを特徴とする。
【0010】また、本発明の移動体通信システムにおい
ては、広告サーバは、携帯端末ごとの広告閲覧情報の送
信回数を集計して蓄積する利用者情報データベースを備
えている。そして、基地局が、利用者情報データベース
に蓄積された広告閲覧情報の送信回数に応じて、携帯端
末の通信料金の割引および/またはコンテンツの携帯端
末への無料配信を行うことを特徴とする。
【0011】また、本発明の基地局は、インターネット
に接続され、自己の通信エリア内にある携帯端末との間
で通信情報の送受信を行う基地局に関するものである。
そして、基地局が、広告情報を記憶する情報記憶手段
と、情報記憶手段に記憶されている広告情報を選択して
通信情報に付加するユーザデータ処理手段と、ユーザデ
ータ処理手段から出力された通信情報および広告情報に
対して送信先の携帯端末を特定するアドレスを付加し、
パケットを生成するヘッダ識別・処理手段と、ヘッダ識
別・処理手段から出力されたパケットに対して所定の変
調処理を行い、変調されたパケットによる無線電波を前
記携帯端末へ送信し、または携帯端末から無線電波を受
信する送受信手段とを備えている。このような構成によ
って、基地局が携帯端末との間で通信情報の送受信を行
うとき、通信情報と共に送信した広告情報を携帯端末の
広告スペースに表示させることを特徴とする。
【0012】また、本発明の基地局は、ユーザデータ処
理手段が、携帯端末から受信した広告閲覧情報に基づい
て、携帯端末に対してインターネットへの接続を許可す
ることを特徴とする。
【0013】本発明の基地局においては、インターネッ
トに接続された広告サーバから受信した広告情報を基地
局に内蔵される情報記憶手段に対して一括して更新する
ことを特徴とする。
【0014】また、本発明の基地局においては、インタ
ーネットに接続された広告サーバから受信した広告情報
を、基地局に内蔵される情報記憶手段に対して個別に更
新することを特徴とする。
【0015】また、本発明の基地局においては、広告サ
ーバ中に設けられ、携帯端末ごとの広告閲覧情報の送信
回数を集計して蓄積する利用者情報データベースに蓄積
された広告閲覧情報の送信回数に応じて、携帯端末の通
信料金の割引および/またはコンテンツの携帯端末への
無料配信を行うことを特徴とする。
【0016】また、本発明の携帯端末は、インターネッ
トに接続された基地局の通信エリア内でこの基地局と通
信情報の送受信を行う携帯端末において、基地局から受
信した通信情報を表示する表示手段と、基地局から受信
した広告情報を表示する広告スペースとを備えている。
そして、携帯端末が基地局との間で通信情報の送受信を
行うとき、基地局から受信した広告情報を広告スペース
に表示させることを特徴とする。
【0017】また、本発明の携帯端末は、広告スペース
に複数の広告情報のタイトルを表示させ、このタイトル
を選択してクリックすることにより所望の広告情報の詳
細内容を表示させると共に、この詳細内容を表示させた
旨の広告閲覧情報を基地局を介して広告サーバへ送信
し、広告サーバからの広告閲覧情報に基づいてインター
ネットへの接続が許可されることを特徴とする。
【0018】また、本発明の携帯端末においては、広告
サーバ中に設けられ、携帯端末ごとの広告閲覧情報の送
信回数を集計して蓄積する利用者情報データベースに蓄
積された広告閲覧情報の送信回数に応じて、通信料金の
割引および/またはコンテンツの無料配信を受けること
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
ける移動体通信システムの実施の形態を詳細に説明す
る。本発明の移動体通信システムは、基地局(以下、A
P:Access Pointという)に広告情報を記憶させておく
情報記憶装置(つまり、情報記憶手段)を内蔵し、AP
から利用者の携帯端末(以下、MT:Mobile Terminal
という)に対して通信サービスを提供するときに、情報
記憶装置に内蔵されている広告情報を送信してMTの表
示部に表示させる。このとき、広告スポンサ(広告主)
がAPを設置および管理することによって、APはMT
に対して安価に通信サービスを提供できる。また、AP
に内蔵されている情報記憶装置の広告情報を広告サーバ
によってカスタマイズすることにより、それぞれの利用
者に対してより効果的に広告情報を配信することができ
る。
【0020】図1は、本発明における移動体通信システ
ムの概念図である。MTNo.1,MTNo.2,MTNo.
3,MTNo.4,MTNo.5,およびMTNo.6は、音声
またはデータを送受信する携帯電話機などの携帯端末で
ある。A社APNo.1,A社APNo.2,A社APNo.3
は広告主であるA社が設置・管理する基地局であり、B
社APNo.1,B社APNo.2は広告主であるB社が設置
・管理する基地局である。MTNo.1はA社APNo.3と
通信し、MTNo.2はA社APNo.2と通信し、MTNo.
3とMTNo.4はB社APNo.2と通信し、MTNo.5は
A社APNo.1と通信し、MTNo.6はB社APNo.1と
通信している。それぞれのAPは駅構内や、地下道、百
貨店、コンビニエンスストア、個人宅などに設置されて
いて、各APから半径30〜50mまでのエリアにある
MTと通信することが可能である。
【0021】各AP(A社APNo.1,A社APNo.2,
A社APNo.3,B社APNo.1,B社APNo.2)はx
DSL、CATV、FTTH、専用線などによってイン
ターネットに接続されている。図1の例では、A社AP
No.3はインターネットに直接接続されており、A社A
PNo.1とB社APNo.1はサービスプロバイダであるプ
ロバイダNo.1を経由してインターネットに接続され、
A社APNo.2,B社APNo.2はサービスプロバイダで
あるプロバイダNo.2を経由してインターネットに接続
されている。同様にして、Webコンテンツが保存され
ているWebサーバNo.1とWebサーバNo.2、各MT
の位置情報を管理するホームエージェントNo.1とホー
ムエージェントNo.2、A社APNo.1,A社APNo.
2,A社APNo.3に内蔵されている広告用ROMの更
新などを行うA社広告サーバ、およびB社APNo.1,
B社APNo.2に内蔵されている広告用ROMの更新な
どを行うB社広告サーバが、それぞれインターネットに
接続されている。
【0022】図2は本発明におけるAP(基地局)の構
成を示すブロック図である。なお、図1に示すA社AP
No.1,A社APNo.2,A社APNo.3,B社APNo.
1,B社APNo.2の構成は、何れも図2に示すAP1
の構成と同じである。図2において、AP1は、図示し
ないMTとの間で無線電波の送受信を行うアンテナ2
と、MTとの間で送受信された無線電波の変調・復調を
行う無線送受信部3と、受信パケットが自AP宛か否か
を判定し、APのIPアドレスを削除し、および送信先
のMTのIPアドレスを付加する第2ヘッダ識別・処理
部4と、自AP宛のパケットのデータ整形を行い、およ
び情報記憶装置に記憶されている広告情報をMT宛ての
通信情報に付加するユーザデータ処理部5と、受信パケ
ットが自AP宛か否かを判定し、および自APのIPア
ドレスを付加して送信する第1ヘッダ識別・処理部6
と、xDSL,CATV,IEEE802.3などの信
号形式に変調・復調して有線LANとの間で信号の送受
信を行う有線LAN送受信部7と、広告情報などを記憶
させておく情報記憶装置8と、情報記憶装置8へ広告情
報を記憶させたり記憶されている広告情報を選択する制
御を行う情報記憶装置制御部9とによって構成されてい
る。
【0023】次に、図2に示すAPが、MTから送信さ
れてきた無線電波を受信して有線LANへ送信する動作
について説明する。図3は、図2に示すAPがMTから
無線電波を受信して有線LANへ送信するときの動作を
示すAPのフローチャートである。図3において、図示
しないMTからAP1へ送信された無線電波はアンテナ
2で受信されると(ステップS61)、無線送受信部3
の受信手段で復調された後、第2ヘッダ識別・処理部4
でパケットのヘッダが判断され(ステップS62)、受
信パケットが自AP宛のものであるか否かが判定される
(ステップS63)。MTが送信したパケットには、宛
先WebサーバのIPアドレス(以下、サーバアドレス
という)の他にAPのIPアドレス(以下、APアドレ
スという)が含まれている。したがって、第2ヘッダ識
別・処理部4は、このAPアドレス(つまり、自AP宛
てのIPアドレス)に基づいて自AP宛のパケットを選
別する。
【0024】ここで、第2ヘッダ識別・処理部4で選別
されたパケットが自AP宛のパケットである場合には
(ステップS63でYesの場合)、ユーザデータ処理
部5が必要なデータの整形を行い、さらに、第1ヘッダ
識別・処理部6が自APのAPアドレスを付加し直す
(ステップS64)。このようにしてヘッダ処理が完了
されたパケットは、有線LAN送受信部7によってxD
SL、CATV、IEEE802.3などの信号形式に
変調されて図示しないプロバイダへ送信される(ステッ
プS65)。
【0025】なお、詳細は後述するが、第2ヘッダ識別
・処理部4は図示しないMTから受信した信号の広告制
御用フラグが“1”であるか否かを判断してそのフラグ
が“1”であれば、広告制御用フラグ“1”を情報記憶
装置制御部9へ出力する。情報記憶装置制御部9は情報
記憶装置8に対して該当する広告情報を出力するように
制御する。
【0026】次に、図2に示すAPが有線LANから送
信されてきた信号を受信してMTへ送信する動作につい
て説明する。図4は、図2に示すAPが有線LANから
送信されてきた信号を受信してMTへ送信するときの動
作を示すAPのフローチャートである。AP1が、イン
ターネットに接続されているxDSL,CATV,IE
EE802.3などから信号を受信すると(ステップS
71)、その信号は有線LAN送受信部7で復調された
のち、第1ヘッダ識別・処理部6でパケットのヘッダが
判断される(ステップS72)。さらに、第1ヘッダ識
別・処理部6で受信パケットが自AP宛のものであるか
否かが識別される(ステップS73)。ここで、受信パ
ケットは、自AP宛のものであればユーザデータ処理部
5へ送出される(ステップS74)。
【0027】また、AP1には広告情報などを記憶させ
ておく情報記憶装置8が内蔵されており、情報記憶装置
制御部9の制御によって情報記憶装置8に記憶されてい
る広告情報がユーザデータ処理部5へ送出される。する
と、ユーザデータ処理部5は、AP1と通信しているM
T宛のパケットにこの広告情報を付加する(ステップS
75)。さらに、第2ヘッダ識別・処理部4は、MT宛
のパケットに含まれるAPアドレスを削除して無線送受
信部3へ送出する。無線送受信部3は受信したパケット
を所定の無線方式で変調してアンテナ2から所望のMT
へ送出する。このようにして、アンテナ2からMTへ通
信情報と共に広告情報が送信される(ステップS7
6)。
【0028】次に、図1に示す移動体通信システムの通
常の通信動作について説明する。図5は、図1に示す移
動体通信システムの一部の通信網をピックアップしたも
のであり、MTがWebサーバへアクセスする場合の移
動体通信システムの概念図である。図5に示すように、
MTNo.3がWebサーバNo.1へアクセスする場合、M
TNo.3からWebサーバNo.1へ送信されるパケットに
は、MTNo.3のIPアドレス(以下、MTアドレスと
いう)と、B社APNo.2のAPアドレスと、宛先We
bサーバNo.1のサーバアドレスとが含まれている。
【0029】WebサーバNo.1は、コンテンツ情報な
どのパケットをMTNo.3宛に送出するが、実際にはB
社APNo.2宛のAPアドレスが付けられて、インター
ネット上のルータはB社APNo.2のAPアドレスを認
識してルーティングを行う。すなわち、MTNo.3宛の
パケットはB社APNo.2宛のパケット内にカプセル化
されており、インターネット上ではB社APNo.2のA
Pアドレス宛にルーティングされ、B社APNo.2に到
達したパケットはカプセルを解かれて(B社APNo.2
のAPアドレスを外されて)MTNo.3へ転送される。
【0030】以下、WebサーバNo.1からMTNo.3へ
の接続について具体的に説明する。図6は、図1に示す
移動体通信システムの一部の通信網をピックアップした
ものであり、WebサーバからMTへアクセスする場合
の移動体通信システムの概念図である。MTNo.3は移
動しているので、MTNo.3と通信を行うAPが他のA
Pに切り変わった場合、MTNo.3は移動先のAPを経
由してホームエージェントNo.1に対して位置登録を行
う。利用者は事前にホームエージェントを提供する機関
と契約しておき、MTNo.3のAPアドレスを所定のホ
ームエージェントに登録する。ここで、図6に示すよう
に、WebサーバNo.1がMTNo.3にアクセスしたい場
合は、WebサーバNo.1は、まずMTNo.3のMTアド
レスが登録されているホームエージェントNo.1に対し
てパケットを送信する(1)。ホームエージェントNo.
1では、MTNo.3からの位置登録情報に基づいてB社
APNo.2宛にパケットを転送し、B社APNo.2はこの
パケットをMTNo.3に転送する(2)。MTNo.3は、
B社APNo.2およびプロバイダNo.2を経由して、直
接、WebサーバNo.1に対してこのパケットに対する
応答確認のパケットを送信する(3)。その後は、MT
No.3はB社APNo.2およびプロバイダNo.2を経由し
てWebサーバと直接通信を行う。
【0031】次に、本発明の移動体通信システムにおけ
る広告掲載システムについて説明する。法人または個人
に広告の配信を依頼されている広告サーバ主は、それぞ
れ複数のAPを設置して管理・運営している。図7は、
図1に示す移動体通信システムの一部の通信網をピック
アップしたものであり、本発明の移動体通信システムに
おける広告配信の概念を示す説明図である。図7に示す
ように、A社広告サーバはA社APNo.1,A社APNo.
2,A社APNo.3へ広告情報を配信しており、B社広
告サーバはB社APNo.1,B社APNo.2へ広告情報を
配信している。
【0032】APとMTとの間で行われる通信サービス
や広告情報の配信を分かりやすくするために、図1に示
す移動体通信システムの内における広告情報の配信方法
を説明する。図8は、図1に示す移動体通信システムの
一部を抜き出した図である。図8に示すように、広告サ
ーバ11は、その管理下にあるAP1に内蔵されている
情報記憶装置8(図4参照)へアクセスして広告情報の
内容を更新することができる。
【0033】図8において、ある広告主がAP1と広告
サーバ11を管理・運営しているものとする。広告サー
バ11からの広告情報の制御信号は、インターネット1
2を経由してプロバイダ13を介してアドレスβのAP
1へ入力される。AP1においては、図4に示すよう
に、広告情報が有線LAN送受信部7の受信手段へ入力
されて復調された後(ステップS71)、第1ヘッダ識
別・処理部6によりAP1のアドレスがβであるか否か
によって自AP1宛の制御情報であるか否かが判定され
る(ステップS73)。広告情報に自己のAPアドレス
があるときは自AP宛の制御情報であるので広告情報を
更新する。次に、AP1からMT15へ通信情報を配信
するときは、ユーザデータ処理部5がAP1の情報記憶
装置8に内蔵されている広告情報を通信情報に付加し、
さらに、第2ヘッダ識別・処理部4によってMT15の
アドレスαを添付して配信する。これによって、MT1
5は通信情報を送受信するときに広告スペースへ広告情
報を表示する。よって、AP1はMT15へ効果的に通
信サービスを提供できる。
【0034】図9は、APの情報記憶装置制御部が行う
情報記憶装置(以下、広告ROMともいう)に記憶され
ている広告情報の更新の処理を示すフローチャートであ
る。以下に、図4、図8、図9を用いて広告ROMの更
新の流れを説明する。AP1の情報記憶装置制御部9
は、広告サーバ11から広告情報の制御信号を受信した
とき(ステップS1)、広告ROM制御用フラグが
“1”であるか否かを判断し(ステップS2)、フラグ
が“1”であれば(ステップS2でYesの場合)、情
報記憶装置(広告ROM)8の更新を行う(ステップS
3)。一方、ステップS2でフラグが“1”でなく
“0”であれば(ステップS2でNoの場合)、広告R
OM8の更新を行わずに処理を終了する。
【0035】図10は、図8の移動体通信システムにお
いて、広告サーバ11から広告ROMの広告情報を書き
換えるときのパケットの構成図である。パケットはデー
タ部に更新広告情報を含み、さらに、発信元である広告
サーバ11のアドレスδ、送信先AP1のアドレスβ、
およびフラグに“1”が立っている広告ROM制御用フ
ラグを含んでいる。
【0036】図11は、図8の移動体通信システムにお
いて、Webサーバ14からMT15へ送信されるパケ
ットの構成図である。Webサーバ14からMT15へ
送信されるパケットには、発信元であるWebサーバ1
4のアドレスγ、経由AP1のアドレスβ、送信先であ
るMT15のアドレスα、およびフラグに“0”が立っ
ている広告ROM制御用フラグを含む。なお、送信先で
あるMT15のアドレスαと発信元であるWebサーバ
14のアドレスγは、データと共にカプセル化されてい
る。
【0037】図12は、図8の移動体通信システムにお
いて、AP1の第2ヘッダ識別・処理部が発信元のアド
レスを送信先のアドレスに付け直してMT15へ送信す
るときのパケットの構成図である。AP1の第2ヘッダ
識別・処理部4は、Webサーバ14から図11に示す
パケットを受け取ると、図11のパケットから広告RO
M制御用フラグを取り除き、図12に示すように、MT
15の広告スペースに表示させるデータであるか否かを
示すフラグである『広告制御用フラグ』を付け、さら
に、発信元であるWebサーバ14のアドレスγを送信
先であるMT15のアドレスαに付け直してMT15へ
転送する。なお、このときのデータはWebサーバ14
からのデータであるので『広告制御用フラグ』は“0”
である。
【0038】図13は、図8の移動体通信システムにお
いて、AP1からMT15へ送信される広告情報のパケ
ットの構成図である。広告情報のパケットには、送信先
であるMT15のアドレスαと経由するAP1のアドレ
スβと広告制御用フラグとが添付されている。なお、こ
のときの広告制御用フラグは“1”である。
【0039】図14は、APの情報記憶装置制御部が行
う情報記憶装置の広告ROMからの広告情報の読み出し
処理を示すフローチャートである。以下に、図3の受信
動作を示すAPのフローチャートと図14のAPの広告
情報読み出し処理のフローチャートを用いて広告情報の
読み出し処理の流れを説明する。AP1の無線送受信部
3がMTから信号を受信すると(ステップS11)、第
2ヘッダ識別・処理部4は広告制御用フラグが“1”で
あるか否かを判定し(ステップS12)、広告制御用フ
ラグが“1”であれば(ステップS12でYesの場
合)、第2ヘッダ識別・処理部4から情報記憶装置制御
部9へ広告制御用フラグ“1”を出力する(ステップS
13)。情報記憶装置制御部9は情報記憶装置8に対し
て該当する広告情報をMTへ出力するように制御する
(ステップS14)。MTはディスプレイ上に受信した
広告情報を表示する。一方、ステップS12で広告制御
用フラグが“1”でなく“0”であれば(ステップS1
2でNoの場合)、MTは広告の読み出し処理を終了す
る。
【0040】図15は、図8の移動体通信システムにお
いて、MT15がAP1の情報記憶装置制御部を介し
て、広告サーバ11に対して広告情報の読み出し請求を
行うときのパケットの構成図である。広告情報読み出し
請求のパケットには、発信元であるMT15のアドレス
αと経由するAP1のアドレスβと広告制御用フラグと
が添付されている。なお、このときの広告制御用フラグ
は“1”である。
【0041】図16は、図8の移動体通信システムにお
いて、MT15からAP1へ送信されるWebサーバ1
4へのカプセルパケットを含んだパケットの構成図であ
る。MT15からAP1へ送信されるパケットには、発
信元であるMT15のアドレスα、経由するAP1のア
ドレスβ、フラグに“0”が立っている広告制御用フラ
グ、さらに、カプセル化された送信先であるWebサー
バ14のアドレスγ、発信元アドレスαおよびデータが
添付されている。
【0042】図17は、図8の移動体通信システムにお
いて、AP1の第1ヘッダ識別・処理部6が広告制御フ
ラグを取り除き、発信元のアドレスを送信先のアドレス
に付け直して有線LANへ転送するときのパケットの構
成図である。AP1の第1ヘッダ識別・処理部6は広告
制御用フラグを取り除き、発信元であるMT15のアド
レスαを送信先であるWebサーバ14のアドレスγに
付け直してWeb14へ転送する。なお、このとき送信
先のWebサーバ14へは広告情報を送信しないので広
告制御用フラグは“0”である。
【0043】図18はMTのブロック図である。図18
において、MT15は、MTアンテナ21、MT無線送
受信部22、MTヘッダ識別・処理部23、MT制御部
24、MT入力部25、表示部26、音響部27、およ
び広告情報表示部28によって構成されている。
【0044】図19は、図18に示すMTが広告情報を
表示するときの動作の処理を示すフローチャートであ
る。図18に示すMTのブロック図と図19に示すMT
のフロー図を用いて、MT15が広告情報を表示する動
作の流れを説明する。MTアンテナ21によって無線電
波を受信すると、MT無線送受信部22が受信した無線
電波を復調する(ステップS21)。そして、MTヘッ
ダ識別・処理部23が、広告制御用フラグが“1”であ
るか否かを判定し(ステップS22)、広告制御用フラ
グが“1”であれば(ステップS22でYesの場
合)、MT制御部24は広告情報を表示部26へ表示さ
せる(ステップS23)。一方、ステップS22で広告
制御用フラグが“1”でなく“0”であれば(ステップ
S22でNoの場合)、MT制御部24は広告情報の表
示を行わせず、表示部26へ通常の通信情報を表示さ
せ、または、音響部27によって通常の通信情報の報知
を行わせる(ステップS24)。
【0045】図20は、APが広告ROMの更新、MT
の位置登録およびMTへの広告情報の送信処理を示すフ
ローチャートである。図8の移動体通信システムの概念
図を参照しながら図20のフローチャートを説明する。
広告サーバ11がAP1の広告ROMの更新の指示を行
うと(ステップS31)、AP1は広告サーバ11へA
CK(Acknowledge:肯定応答)を送信する(ステップ
S32)。次に、MT15がAP1へ位置の登録情報を
送信すると(ステップS33)、AP1はMT15へA
CKを送信する(ステップS34)。また、AP1から
MT15へ広告情報が送信されると(ステップS3
5)、MT15はAP1へ広告情報を受信した旨のAC
Kを送信する(ステップS36)。
【0046】図21は、MTがAPの広告ROMに記憶
されている広告情報をダウンロードするときの処理を示
すフローチャートである。MT15がAP1の広告RO
Mにアクセスして広告情報の選択を行うと(ステップS
41)、選択された広告情報がAP1よりMT15へダ
ウンロードされる(ステップS42)。これによってM
T15はAP1へACKを送信する(ステップS4
3)。さらに、MT15が表示部のバナーにクリックし
て広告の詳細情報をAP1へ要求すると(ステップS4
4)、AP1は広告サーバ11へ広告の詳細情報を要求
する(ステップS45)。広告サーバ11はAP1へ広
告の詳細情報を返送し(ステップS46)、AP1は広
告サーバ11へACKを送信する(ステップS47)。さ
らに、AP1はMT15へ広告の詳細情報を送信し(ス
テップS48)、MT15はAP1へACKを送信する
(ステップS49)。これによって、MT15は所望の
広告の詳細情報をダウンロードすることができる。
【0047】図22は、ホームエージェントに対してM
Tの位置登録を行うときの処理を示すフローチャートで
ある。MT15がAP1へ位置登録情報を通知すると
(ステップS51)、AP1はホームエージェント16
へMT15の位置登録情報を通知する(ステップS5
2)。ホームエージェント16はAP1へACKを通知
し(ステップS53)、さらにAP1はMT15へAC
Kを通知する(ステップS54)。また、呼び出し元
(例えばWebサーバ14)からホームエージェント1
6へMT15の位置情報の問い合わせがあると(ステッ
プS55)、ホームエージェント16は呼び出し元(例
えばWebサーバ14)へMT15の位置情報を通知す
る(ステップS56)。さらに、呼び出し元(例えばW
ebサーバ14)はAP1へMT15の呼び出しを行い
(ステップS57)、さらにAP1はMT15へ呼び出
しを行う(ステップS58)。これに応じて、MT1は
AP1へACKを送信し(ステップS59)、さらにA
P1は呼び出し元(例えばWebサーバ14)へACK
を送信する(ステップS60)。
【0048】次に、広告情報を表示するMTの外観構造
について説明する。図23は表示部内に広告スペースを
設けた携帯電話機の外観図であり、図24は表示部外に
広告スペースを設けた携帯電話機の外観図である。ま
た、図25は表示部内に広告スペースを設けたPDA
(Personal Digital Assistance)型端末の外観図であ
る。これらの例では、VoIP(Voice over IP)を用
いて音声通話が可能な携帯電話機型の携帯端末と、情報
通信を行うPDA型の携帯端末を示している。図23の
携帯電話機と図25のPDA型端末の例では、通常の通
信情報を表示する表示部の一部に広告スペースが設けら
れており、図2に示すAP1の情報記憶装置8から送信
された広告情報はこの広告スペースに表示される。ま
た、図24に示す携帯電話機の例では、広告スペースが
表示部とは分離されており、図2に示すAP1の情報記
憶装置8から送信された広告情報はこの表示部と分離さ
れた広告スペースに表示される。
【0049】広告スペースに表示される内容は、広告の
タイトルやバナーのように簡単なものである。したがっ
て、ユーザがこの広告のタイトルやバナーを選択する
と、さらに詳しい広告情報が図2に示すAP1の情報記
憶装置8からMT15へ送信され、MT15の表示部に
表示される。さらに詳しい情報は、オンラインで商品や
情報の購入をする場合等には、インターネットを経由し
て広告主のホームページにアクセスできるようにしても
よい。
【0050】また、本発明の移動体通信システムによれ
ば、広告サーバに利用者情報データベースを設け、利用
者毎に広告閲覧回数を集計し、この情報を利用者情報デ
ータベースに蓄積している。そして、通信料金を徴収す
る通信サービスを行う場合は、利用者情報データベース
に蓄積されている広告閲覧回数に応じて、利用者の通信
料金をディスカウントし、または有料で配信しているコ
ンテンツを無料で利用できるように操作することもでき
る。
【0051】上述のように、本発明の移動体通信システ
ムによれば、広告情報を記憶する情報記憶装置とこの情
報記憶装置から所望の広告情報を選択制御する情報記憶
装置制御部とがAP(基地局)に内蔵されている。そし
て、MT(携帯端末)が通信を開始するときには、情報
記憶装置に記憶されている広告情報がユーザデータ処理
部によって選択され、選択された広告情報は通信情報に
付加される。さらに、第2ヘッダ識別・処理部で送信先
のMTのアドレスが付加され、無線送受信部で所定の変
調処理が行われてアンテナより送信される。これによっ
て、MTが通信を開始するときには所望の広告情報がM
Tの表示部へ表示される。
【0052】また、APは法人や個人や広告代理店など
の広告主が設置・管理を行うと共に、APに内蔵されて
いる情報記憶装置の広告情報は広告主によって随時更新
できるようになっている。さらに、広告主が広告用サー
バを設けることによって、広告主が管理する全てのAP
に内蔵される情報記憶装置の広告情報を一括して変更し
たり更新したりすることができる。または、広告主が管
理するそれぞれのAPに内蔵される情報記憶装置の広告
情報を個別に変更したり更新したりすることもできる。
一方、利用者が持っているMTには広告表示スペースが
設けられており、APからの広告情報は、通信開始前あ
るいは通信中にこの広告スペースに表示される。
【0053】また、MTの広告スペースに表示されてい
る広告情報中のバナーを選択してクリックすれば、その
広告スペースに詳細な広告内容が表示される。したがっ
てMTの利用者は詳細な広告内容を閲覧することがで
き、一方、詳細な広告内容を閲覧したという情報はAP
に送信される。これによって、APのユーザデータ処理
部は、詳細な広告情報を閲覧したという条件の下で、利
用者のMTに対してインターネットへの接続を許可する
こともできる。
【0054】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。例えば、図23〜図25のように表示部の
内部または外部にあらかじめ広告スペースが設けられて
いるような構造でなくても、所定のボタンを押すことに
よって広告情報と通信情報の表示を任意に切り換えられ
るような構造にしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体通
信システムによれば、AP(基地局)に情報記憶装置を
内蔵して、APから携帯端末に広告情報を提供すること
により、広告サーバが大量の広告情報を保有する必要が
なくなる。また、広告サーバから毎回携帯端末へ広告情
報を配信する必要もなくなる。したがって、広告サーバ
やインターネットの負荷を軽減することができ、インタ
ーネットにおいて本来通信すべき資源を有効に活用する
ことができる。
【0056】また、APに内蔵された情報記憶装置に記
憶される広告情報を広告主が独占する代わりに、APの
設置や管理を広告主が行うことによって通信システム全
体のコスト負担を広く分散することができる。よって、
通信サービス事業者の通信事業にかかる資本を軽減する
ことができるので、通信インフラのさらなる普及に役立
てることができる。さらに、種々の法人が広告目的で多
くのAPを設置するため、利用者にかかる携帯端末の利
用料金の負担を一層少なくすることができる。
【0057】また、APを設置する法人や個人は、AP
を設置する場所に関連した広告情報を携帯端末の利用者
に提供することができるので、TPOに応じて、より効
果的な広告配信が期待できる。さらに、通信インフラに
かかるコストをAPを設置する法人や個人に分散し、こ
れらの法人や個人が広告効果を目的としてAPの利用を
無料で利用者に開放することにより、通話料の課金に必
要なインフラシステムが不要になり、より安価な通信イ
ンフラを構築することができる。
【0058】また、本発明の移動体通信システムによれ
ば、地域密着型の広告情報を提供することもできるし広
範囲な広告情報を提供することもできる。さらに、それ
ぞれのAPに備えられた情報記憶装置に記憶されている
広告情報を遠隔地から任意に変更したり更新したりする
こともできる。また、情報記憶装置が既存の携帯基地局
に対する付加装置ではないので、広告代理店などが大量
にAPを購入して街角などに設置して、広告主からの要
望によって所定のAPの情報記憶装置のみを変更したり
更新したりして、MTの利用者に対してきめ細かな広告
情報を提供することができる。さらに、広告代理店が広
告サーバを保有し、広告代理店の管理下にある全てのA
Pを上記の広告サーバによって制御することができる。
また、広告代理店は広告主からの広告収入によってAP
を維持することができるので、一般加入者線に接続した
MTに対してより安価な通信サービスを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における移動体通信システムの概念図
である。
【図2】 本発明におけるAP(基地局)の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 図2に示すAPの受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 図2に示すAPの送信動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】 図1に示す移動体通信システムの一部の通信
網を取り出したものであり、MTがWebサーバへアク
セスする場合の移動体通信システムの概念図である。
【図6】 図1に示す移動体通信システムの一部の通信
網を抜き出したものであり、WebサーバがMTへアク
セスする場合の移動体通信システムの概念図である。
【図7】 図1に示す移動体通信システムの一部の通信
網を抜き出したものであり、本発明の移動体通信システ
ムにおける広告配信の概念を示す説明図である。
【図8】 図1に示す移動体通信システムの一部を抜き
出した図である。
【図9】 APの情報記憶装置制御部が行う情報記憶装
置(広告ROM)に記憶されている広告情報の更新処理
を示すフローチャートである。
【図10】 図8の移動体通信システムにおいて、広告
ROMの広告情報を書き換えるときのパケットの構成図
である。
【図11】 図8の移動体通信システムにおいて、We
bサーバ14からMT15へ送信されるパケットの構成
図である。
【図12】 図8の移動体通信システムにおいて、AP
1の第2ヘッダ識別・処理部が発信元のアドレスを送信
先のアドレスに付け直してMT15へ送信するときのパ
ケットの構成図である。
【図13】 図8の移動体通信システムにおいて、AP
1からMT15へ送信される広告情報のパケットの構成
図である。
【図14】 APの情報記憶装置制御部が行う広告RO
Mからの広告情報の読み出し処理を示すフローチャート
である。
【図15】 図8の移動体通信システムにおいて、MT
15がAP1の情報記憶装置制御部を介して、広告サー
バ11に対して広告情報の読み出し請求を行うときのパ
ケットの構成図である。
【図16】 図8の移動体通信システムにおいて、MT
15からAP1へ送信されるWebサーバ14へのカプ
セルパケットを含んだパケットの構成図である。
【図17】 図8の移動体通信システムにおいて、AP
1の第1ヘッダ識別・処理部が広告制御フラグを取り除
き、発信元のアドレスを送信先のアドレスに付け直して
有線LANへ転送するときのパケットの構成図である。
【図18】 MTのブロック図である。
【図19】 図18に示すMTが広告情報を表示すると
きの処理を示すフローチャートである。
【図20】 APが広告ROMの更新、MTの位置登録
およびMTへの広告情報の送信処理を示すフローチャー
トである。
【図21】 MTがAPの広告ROMに記憶されている
広告情報をダウンロードする処理を示すフローチャート
である。
【図22】 ホームエージェントに対してMTの位置登
録を行うときの処理を示すフローチャートである。
【図23】 表示部内に広告スペースを設けた携帯電話
機の外観図である。
【図24】 表示部外に広告スペースを設けた携帯電話
機の外観図である。
【図25】 表示部内に広告スペースを設けたPDA型
端末の外観図である。
【符号の説明】
1…AP(Access Point:基地局)、2…アンテナ、3
…無線送受信部、4…第2ヘッダ識別・処理部、5…ユ
ーザデータ処理部、6…第1ヘッダ識別・処理部、7…
有線LAN送受信部、8…情報記憶装置(広告RO
M)、9…情報記憶装置制御部、11…広告サーバ、1
2…インターネット、13…プロバイダ、14…Web
サーバ、15…MT(Mobile Terminal:携帯端末)、
16…ホームエージェント、21…MTアンテナ、22
…MT無線送受信部、23…MTヘッダ識別・処理部、
24…MT制御部、25…MT入力部、26…表示部、
27…音響部、28…広告情報表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04Q 7/04 Z H04Q 7/38 H04B 7/26 109T 109M Fターム(参考) 5K024 AA77 BB04 CC11 DD01 FF01 GG01 GG10 5K067 AA21 AA41 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 FF01 HH23 5K101 KK02 KK16 LL12 MM07 NN18 NN21 RR12 RR27 SS07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末とインターネットに接続された
    基地局とが、該基地局の通信エリア内で通信情報の送受
    信を行う移動体通信システムにおいて、 前記基地局は、 広告情報を記憶する情報記憶手段と、 前記情報記憶手段に記憶されている広告情報を選択して
    通信情報に付加するユーザデータ処理手段と、 前記ユーザデータ処理手段から出力された通信情報およ
    び広告情報に対して送信先の携帯端末を特定するアドレ
    スを付加してパケットを生成するヘッダ識別・処理手段
    と、 前記ヘッダ識別・処理手段から出力されたパケットに対
    して所定の変調処理を行い、変調されたパケットによる
    無線電波を前記携帯端末へ送信し、または該携帯端末か
    ら無線電波を受信する送受信手段とを備え、 前記携帯端末は、 前記基地局から受信した通信情報を表示する表示手段
    と、 前記基地局から受信した広告情報を表示する広告スペー
    スとを備え、 前記携帯端末が通信情報の送受信を行うとき、前記広告
    スペースに広告情報が表示されることを特徴とする移動
    体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯端末は、 前記広告スペースに複数の広告情報のタイトルを表示さ
    せ、該タイトルを選択してクリックすることにより所望
    の広告情報の詳細内容を表示させると共に、詳細内容を
    表示させた旨の広告閲覧情報を前記基地局へ送信し、 前記基地局は、 前記ユーザデータ処理手段が、前記携帯端末から受信し
    た広告閲覧情報に基づいて、該携帯端末に対してインタ
    ーネットへの接続を許可することを特徴とする請求項1
    に記載の移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記インターネットには前記基地局へ広
    告情報を配信する広告サーバが接続され、 前記広告サーバは、所定の基地局に内蔵される前記情報
    記憶手段に対して、広告情報を一括配信して更新するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 前記インターネットには前記基地局へ広
    告情報を配信する広告サーバが接続され、 前記広告サーバは、所定の基地局に内蔵される前記情報
    記憶手段に対して、広告情報を個別に配信して更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動体通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記広告サーバは、 前記携帯端末ごとの広告閲覧情報の送信回数を集計して
    蓄積する利用者情報データベースを備え、 前記基地局が、前記利用者情報データベースに蓄積され
    た広告閲覧情報の送信回数に応じて、前記携帯端末の通
    信料金の割引および/またはコンテンツの該携帯端末へ
    の無料配信を行うことを特徴とする請求項3または請求
    項4に記載の移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 インターネットに接続され、自己の通信
    エリア内にある携帯端末との間で通信情報の送受信を行
    う基地局において、 広告情報を記憶する情報記憶手段と、 前記情報記憶手段に記憶されている広告情報を選択して
    通信情報に付加するユーザデータ処理手段と、 前記ユーザデータ処理手段から出力された通信情報およ
    び広告情報に対して送信先の携帯端末を特定するアドレ
    スを付加してパケットを生成するヘッダ識別・処理手段
    と、 前記ヘッダ識別・処理手段から出力されたパケットに対
    して所定の変調処理を行い、変調されたパケットによる
    無線電波を前記携帯端末へ送信し、または該携帯端末か
    ら無線電波を受信する送受信手段とを備え、 前記携帯端末との間で通信情報の送受信を行うとき、通
    信情報と共に送信した広告情報を該携帯端末の広告スペ
    ースに表示させることを特徴とする基地局。
  7. 【請求項7】 前記ユーザデータ処理手段が、前記携帯
    端末から受信した広告閲覧情報に基づいて、該携帯端末
    に対してインターネットへの接続を許可することを特徴
    とする請求項6に記載の基地局。
  8. 【請求項8】 前記インターネットに接続された広告サ
    ーバから受信した広告情報を、基地局に内蔵される前記
    情報記憶手段に対して一括して更新することを特徴とす
    る請求項7に記載の基地局。
  9. 【請求項9】 前記インターネットに接続された広告サ
    ーバから受信した広告情報を、基地局に内蔵される前記
    情報記憶手段に対して個別に更新することを特徴とする
    請求項7に記載の基地局。
  10. 【請求項10】 前記広告サーバ中に設けられ、前記携
    帯端末ごとの広告閲覧情報の送信回数を集計して蓄積す
    る利用者情報データベースに蓄積された広告閲覧情報の
    送信回数に応じて、前記携帯端末の通信料金の割引およ
    び/またはコンテンツの該携帯端末への無料配信を行う
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の基地
    局。
  11. 【請求項11】 インターネットに接続された基地局の
    通信エリア内で前記基地局と通信情報の送受信を行う携
    帯端末において、 前記基地局から受信した通信情報を表示する表示手段
    と、 前記基地局から受信した広告情報を表示する広告スペー
    スとを備え、 前記基地局との間で通信情報の送受信を行うとき、前記
    基地局から受信した広告情報を前記広告スペースに表示
    させることを特徴とする携帯端末。
  12. 【請求項12】 前記広告スペースに複数の広告情報の
    タイトルを表示させ、該タイトルを選択してクリックす
    ることにより所望の広告情報の詳細内容を表示させると
    共に、該詳細内容を表示させた旨の広告閲覧情報を前記
    基地局を介して広告サーバへ送信し、該広告サーバから
    の広告閲覧情報に基づいてインターネットへの接続が許
    可されることを特徴とする請求項11に記載の携帯端
    末。
  13. 【請求項13】 前記広告サーバ中に設けられ、前記携
    帯端末ごとの広告閲覧情報の送信回数を集計して蓄積す
    る利用者情報データベースに蓄積された広告閲覧情報の
    送信回数に応じて、通信料金の割引および/またはコン
    テンツの無料配信を受けることを特徴とする請求項12
    に記載の携帯端末。
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