JP5304284B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ軸方向に複数枚の電磁鋼板が積層されてなるステータコアを備えた電動機または発電機からなる回転電機に関するものである。
上記電動機または発電機からなる回転電機は、電気エネルギーを回転力に変換し、あるいは回転力を電気エネルギーに変換するものであって、その変換効率を効果的に向上させることにより、省エネルギーに寄与することが望まれている。例えば、電動機を駆動源とする電気自動車や、エンジンと電動機とを組み合わせて駆動力を得るハイブリッド自動車では、その軽負荷領域から高負荷領域に至る幅広い負荷領域で、電気エネルギーと回転力との変換効率を向上させることにより電気エネルギーや燃料の消費を抑制することが求められている。
上記回転電機の性能を向上させることを目的として、一方向の磁化容易軸を有する一方向性電磁鋼板、互いに直交する二方向の磁化容易軸を有する二方向性電磁鋼板、または磁化容易軸が特定の方向性を有していない無方向性電磁鋼板の何れかを所定形状に打ち抜き成形し、この打ち抜いた複数枚の電磁鋼板を積層して一体化させることにより回転電機のステータコアを形成することが行われている。例えば、特定の方向に優れた磁気特性を有する一方向性電磁鋼板により上記ステータコアを形成する場合において、ステータコアの径方向に優れた磁気特性が発揮されるように形成されたティース部材と、ステータコアの周方向に優れた磁気特性が発揮される形成されたヨーク部材とを組み合わせるようにすれば、理論的にはステータコアの鉄損を効果的に低減することが可能である。
しかし、一方向性電磁鋼板により形成されたステータコアのティース部材とヨーク部材との当接部に、磁気抵抗の大きいエアギャップが生じることが避けられず、この部分において磁気の流れが阻害されるという問題がある。また、上記一方向性電磁鋼板または二方向性電磁鋼板は、無方向性電磁鋼板に比べて高価であるため、上記ステータコアを無方向性電磁鋼板により形成するとともに、その鉄損低減を目的としてステータコアのヨーク部に円周方向の引張応力を付加することが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、モータケースとステータコア(固定子)とを有するインナーロータ型のモータにおいて、上記モータケースおよびステータコアに熱膨張差を生じさせた状態で両者を固定し、あるいはステータコアの内周面に保持部材を当接させて外方側に押圧力を作用させることによりステータコアに引張応力を付与し、これによってある程度の鉄損低減効果が得られるようにした構成が示唆されている。
特開2006−223015号公報
上記特許文献1に開示された第1実施形態では、モータケースの内径をステータコアの外周よりもやや大きめとなるように作製し、ステータコアを加熱して膨張させ、あるいはモータケースを冷却して収縮させることにより、両者の直径および嵌合部が適正に嵌め合う寸法となった時点でステータコアをモータケースに挿入して両者を固定した後、常温に戻すことにより上記ステータコアのヨーク部(継鉄部)に径方向の引張応力を作用させるように構成している。
しかし、上記特許文献1の第1実施形態に示すように、モータケースの内周部およびステータコアの外周部に相対応して設けられたテーパ状の嵌合部を、それぞれ適正状態で嵌め合わせた後に、上記ステータコアのヨーク部に所定の引張応力を作用させ得るように、上記ステータコアまたはモータケースの寸法および温度を管理するように構成した場合には、これらの寸法および温度の両方を適正に管理することが極めて困難であり、実用的でないという問題がある。
また、上記特許文献1の第2実施形態には、モータケースの底部と一体となった複数個の保持部材をスロット内部からステータコアにそれぞれ接触させ、ステータコア外方側へ押圧してそのヨーク部に引張応力を作用させることにより、ステータコアの保持と磁気特性の改善とを同時に達成可能とした構成が開示されている。さらに、上記保持部材の強度を高めるためには、モータケースの上面部取付ボルトで上記保持部材を上面側から固定することが好ましいと、上記特許文献1に記載されている。
しかし、上記特許文献1の図5および図6に開示されているように、ステータコアに設けられた複数のスロット毎に保持部材を配設してこれをボルトで固定した場合には、ロータ軸の中心からボルト孔位置までの寸法誤差に起因して上記保持部材からステータコアに付与される押圧力にバラツキが生じ易く、結果としてステータコアの周方向に不均一な引張応力が付与されることが避けられない。さらに、上記各保持部材は、モータケースの上面部側からのみ取付ボルトで固定されているので、上記ロータ軸方向に積層された各電磁鋼板のそれぞれに均一な引張応力を付与することができないという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ステータコアに均一な引張応力を作用させることにより、その鉄損の低減効果および磁束密度の増大効果を向上させることができる回転電機を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、複数枚の電磁鋼板をロータ軸方向に積層されることにより形成された円環状のステータコアと、このステータコアを保持するケース部材とを有する回転電機であって、ロータ軸挿通孔が形成された円形基板と、その外周部からヨーク部内周面に沿ってロータ軸方向に延びるよう突設された縁部とを有する圧挿部材とを備え、この圧挿部材の縁部が上記ステータコアのヨーク部に対してその径方向内方側から圧挿されるように構成されたものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の回転電機において、上記縁部の突出寸法が、ステータコのロータ軸方向長さの1/2よりも大きく設定されたものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に記載の回転電機において、上記円形基板には、複数の開口部がロータ軸挿通孔の外方側部分に配設されたものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機において、上記円形基板には、ステータコアのヨーク部のロータ軸方向端面に当接する補助コアの設置部を有する鍔部が設けられたものである。
請求項1に係る発明では、上記圧挿部材の縁部をステータコアのヨーク部に対してその径方向内方側から圧挿するように構成したため、この圧挿部材から上記ステータコアのヨーク部に周方向へと向かう均一な引張応力を作用させることにより、優れた鉄損の低減効果および磁束密度の増大効果が得られるという利点がある。
請求項2に係る発明では、縁部の突出寸法を、ステータコのロータ軸方向長さの1/2よりも大きく設定したため、上記ヨーク部のロータ軸方向全長に亘って上記圧挿部材の縁部を圧接させることにより、上記ステータコアを構成するロータ軸方向に積層された各電磁鋼板のそれぞれに均一な引張応力を付与できるという利点がある。
請求項3に係る発明では、円形基板に形成されたロータ軸挿通孔の外方側部分に、複数の開口部を配設したため、圧延部材、ひいては回転電機を軽量化しつつ、その内部の温度が上昇するのを効果的に抑制できるという利点がある。
請求項4に係る発明では、ステータコアのロータ軸方向両端部に形成されたスペース、つまりステータコアのティース部に巻回されたコイルの高さに対応して形成されたスペースを有効に利用して上記補助コアを配設し、これによって回転電機に所望のトルクを生じさせるための磁束を流すのに必要なバックヨーク部の断面積を効果的に増大させることができ、上記バックヨーク部の径方向の厚みを薄くして回転電機の小型化を実現できるという利点がある。
本発明に係る回転電機の実施形態を示す断面図である。 上記回転電機を分解した状態を示す断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 圧挿部材の具体的構成を示す平面図である。 圧挿部材の具体的構成を示す斜視図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図である。 圧挿部材の変形例を示す図6対応図である。 ステータコアにおける応力の作用状態を示す説明図である。 本発明に係る回転電機の第2実施形態を示す図8相当図である。
図1〜図3は、本発明に係る回転電機を電気自動車に用いられる電動モータに適用した実施形態を示している。この回転電機は、アルミニウム合金材等の非磁性体で所定の剛性を有する部材からなる一対のケース部材1,2と、このケース部材1,2に保持されたステータコア(固定子)3と、このステータコア3に引張応力を付与する一対の圧挿部材4,4と、上記ケース部材1,2に配設されたベアリング1a,2aにより回転自在に支持されたロータ(回転子)5とを有している。上記ケース部材1,2は、車両に搭載されるトランスミッションケースまたはディファレンシャルケース等と一体に形成されている。
上記ステータコア3は、円環状に形成されたヨーク部(胴部)6と、その内周面から回転中心に向けて突出する複数個のティース部(歯部)7とを有し、このティース部7にコイル(電機子巻線)8が巻掛けられるように構成されている。また、上記ヨーク部6の外周部には、径方向外方側に向けて延びる複数の延設部9が突設されるとともに、この延設部9には上記ステータコア3をケース部材1,2に固定する固定ボルト10の設置孔11が形成されている。
上記圧挿部材4は、図4および図5に示すように、所定の剛性を有するアルミニウム合金材を削り加工する等により形成された円形基板15を有し、その外周部には、上記ヨーク部6の内周面に沿ってロータ軸方向に延びる複数の縁部16が一定間隔で配設されている。この縁部16は、上記ステータコア3の相隣接するティース部7,7間に形成されたスロット部12(図3参照)に対応した個数だけ設けられるとともに、上記縁部16の幅寸法が当該スロット部12の幅寸法よりも若干短く形成されている。
また、上記縁部16の突出寸法S(図2参照)は、ステータコア3のロータ軸方向長さLの1/2よりも大きく設定されている。具体的には、上記ステータコア3のロータ軸方向長さLの1/2と、上記コイル8の設置高さとの和よりも若干大きい値に縁部16の突出寸法Sが設定され、上記コイルとの干渉が回避されるようになっている。さらに、上記縁部16の外径Dが、ステータコア3のヨーク部内径d、つまり上記スロット部12の直径よりも、100μm〜300μm程度大きく形成されている。そして、図3および図6に示すように上記圧挿部材4がステータコア3に組み付けられることにより、ステータコア3のヨーク部6に対してその径方向内方側から圧挿部材4の縁部16が圧挿されるようになっている。
上記圧挿部材4の円形基板15には、その中心部にロータ軸挿通孔17が形成されるとともに、このロータ軸挿通孔17の周囲には、放射状に延びる複数の開口部18が設けられている。上記円形基板15の開口部18は、回転電機を軽量化するととともに、その内部の温度が上昇するのを抑制するために設けられたものであり、上記ステータコア3のティース部7の設置部に対応した位置に配設されるとともに、このティース部7に対応した幅寸法を有している。上記開口部17の径方向長さは、適宜設定可能であるが、少なくともティー部7の突出長さの1/2が露出する程度まで径方向に向かって開放しているのが好ましい。また、上記開口部18の側壁面18aは、図7に示すように、ロータ5の回転方向Kに対応して発生した渦巻風Fをスムーズに外部へ排出し得るように、この渦巻風Fの流動方向に沿った傾斜面に形成されている。但し、本発明は、これらの構成に限定されるものではない。
上記ステータコア3を作製するには、まず0.1〜1.0mm程度の厚さを有する磁性鋼板を打ち抜くことにより、上記ティース部7および延設部9を構成する複数の突部が内周面および外周面にそれぞれ設けられた円環状板からなる複数枚の電磁鋼板20を形成する。次いで、上記ティース部7および延設部9となる突部の位置を一致させるように各電磁鋼板20を位置決めしつつ、電磁鋼板20を一枚積層する毎に、この積層した電磁鋼板20の表面所定位置にその裏面に向かって微小凸部が突出するような微小凹部を設けることで、各電磁鋼板20をカシメ処理して仮接合するとともに、その外周面部を溶接する等により、複数枚の電磁鋼板20がロータ軸方向に積層されて一体化されたステータコア3を作製する。
そして、上記ステータコア3のティース部7にコイル8を巻掛けた後、上記ステータコア3内にロータ5を配設した状態で、そのロータ軸方向の両端部側に上記圧挿部材4を設置し、その縁部16を上記ステータコア3のヨーク部6に対してその径方向内方側から圧挿する。具体的には、上記ステータコア3を加熱して膨張させ、あるいは上記圧挿部材4を冷却して収縮させることにより、上記縁部16の外径Dを、ヨーク部6の内径dよりも小さくした状態で、上記縁部16をヨーク部6内に設置する。このようにして上記圧挿部材4をステータコア3に組み付けた状態で常温に戻すことにより、圧挿部材4の縁部16を上記ヨーク部6の内周面に圧接させるようにする。
なお、図8に示すように、上記縁部16の先端部外面に先窄まりのテーパ面19を形成しておくと圧入が容易になるとともに、ヨーク部6の内周面における電磁鋼板の欠け等の不都合も防止することができる。すなわち、この構成によれば、上記ステータコア3を加熱膨張させ、あるいは上記圧挿部材4を冷却収縮させることなく、上記縁部16をステータコア3のヨーク部6に対してその径方向内方側から圧挿することが可能である。
上記のように複数枚の電磁鋼板20をロータ軸方向に積層することにより形成された円環状のステータコア3の内方にロータ5を配設するとともに、ステータコア3のロータ軸方向両端部に一対の圧挿部材4,4を設置した状態で、これらを上記ケース部材1,2の間に配設する。そして、上記固定ボルト10を介して両ケース部材1,2を相連結し、かつ上記ケース部材1,2にステータコア3を固定するとともに、ロータ5を回転自在に支持することにより、優れたモータ効率を有する回転電機を容易かつ適正に製造することができる。
すなわち、特許文献1の第1実施形態のように、円筒状モータケースの内周部およびステータコアの外周部に相対応して設けられたテーパ状の嵌合部等を、それぞれ適正状態で嵌め合わせる等の繁雑な作業を要することなく、上記ステータコア3のロータ軸方向両端部側に上記圧挿部材4を設置し、その縁部16を上記ステータコア3のヨーク部6に対してその径方向内方側から圧挿するだけで、上記ステータコア3には、その直径を増大させる方向に均一な圧力Pが付与され(図3参照)、ステータコア3のヨーク部6には、図9に示すように、周方向への引張応力Qが付与されることになる。
このようにしてステータコア3のヨーク部6には、上記圧挿部材4を介して付与される圧力Pに対応した周方向への均一な引張応力Qを作用させることができるため、無方向性電磁鋼板を使用して上記ステータコア3を構成した場合においても、優れた鉄損の低減効果および磁束密度の増大効果が得られるという利点がある。しかも、上記円形基板15の外周部に縁部16を突設することにより上記圧挿部材4を構成したため、旋盤等を使用した切削加工により高い精度で上記縁部16の外径寸法を設定することができる。
したがって、ステータコアに設けられた複数のスロット毎に保持部材を配設してこれをボルトで固定した特許文献1の第2実施形態のように、ロータ軸の中心からボルト孔位置までの寸法誤差に起因して上記保持部材からステータコアに付与される押圧力にバラツキが生じること無く、上記ステータコア3のヨーク部6に対してその径方向内方側から上記圧挿部材4の縁部16を圧接させることにより、ステータコア3のヨーク部6に周方向へ向かう均一な引張応力を簡単かつ適正に作用させることができる。
さらに、上記実施形態に示すように、円形基板15の外周部に設けられた上記縁部16の突出寸法Sを、ステータコのロータ軸方向長さLの1/2よりも大きく設定した場合には、上記ステータコア3のロータ軸方向両端部に一対の圧挿部材4,4を設置することにより、上記ヨーク部6のロータ軸方向全長に亘って上記圧挿部材4,4の縁部16を圧接させることができるため、上記ロータ軸方向に積層された各電磁鋼板20のそれぞれに均一な引張応力を付与できるという利点がある。あるいは、ステータコア3においてロータ中心軸方向に向かって突出するヨーク部6に巻掛けられたコイル(電機子巻線)8と干渉することなく、円形基板15とヨーク部6のロータ軸方向端面部との間にコイル8を収納することができる。
図10は、本発明に係る回転電機の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、上記圧挿部材4の外周部に、ヨーク部6のロータ軸方向端面に対向する面が開口した凹溝21を有する鍔部22が形成され、上記凹溝21内に配設された補助コア23がステータコア3のヨーク部6のロータ軸方向端面に当接するように構成されている。上記補助コア23は、電磁鋼板からなる帯状体がロータ軸の周方向に巻回され、その始端部および終端部がそれぞれ点溶接等で固定される等により、上記電磁鋼板がロータ半径方向に積層された状態で、上記縁部16の凹溝21内に保持されるようなっている。
上記のようにステータコア3のヨーク部6のロータ軸方向端面に当接する補助コア23を上記圧挿部材4に設けた構造とした場合には、上記ステータコア3のティース部7にコイル8が巻掛けられることにより、ステータコア3のロータ軸方向両端部に形成されたスペースを有効に利用して上記補助コア23を配設することができる。これによって回転電機に所望のトルクを生じさせるための磁束を流すのに必要なバックヨーク部の断面積を効果的に増大させることができるため、上記バックヨーク部の径方向の厚みを薄くして回転電機の小型化を実現できるという利点がある。
なお、上記ステータコア3のロータ軸方向端面を覆うケース部材1,2の壁面に、上記圧挿部材4の縁部16として機能する突部が一体的に設けられた構造としてもよい。この場合に、部品点数を増加させることなく上記ステータコア3のヨーク部6に均一な引張応力を作用させることができるとともに、回転電機の組立作業を効果的に簡略化できるという利点がある。
1,2 ケース部材
3 ステータコア
4 圧挿部材
5 ロータ
6 ヨーク部
15 円形基板
16 縁部
17 ロータ軸挿通孔
18 開口部
21 鍔部
23 補助コア

Claims (4)

  1. 複数枚の電磁鋼板をロータ軸方向に積層されることにより形成された円環状のステータコアと、このステータコアを保持するケース部材とを有する回転電機であって、ロータ軸挿通孔が形成された円形基板と、その外周部からヨーク部内周面に沿ってロータ軸方向に延びるよう突設された縁部とを有する圧挿部材とを備え、この圧挿部材の縁部が上記ステータコアのヨーク部に対してその径方向内方側から圧挿されるように構成されたことを特徴とする回転電機。
  2. 上記縁部の突出寸法が、ステータコのロータ軸方向長さの1/2よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 上記円形基板には、複数の開口部がロータ軸挿通孔の外方側部分に配設されたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 上記円形基板には、ステータコアのヨーク部のロータ軸方向端面に当接する補助コアの設置部を有する鍔部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機。
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