JP5300131B2 - 隠蔽葉書シート - Google Patents

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Description

本発明は、葉書の通信面に記入した情報を隠蔽した状態で郵送するための隠蔽葉書シートに関する。
従来、口座振替依頼書やクレジットカード払い申込書などのように、個人情報を記入して郵送する場合には、隠蔽葉書を使用して個人情報を隠蔽した状態で郵送するようにしている(例えば下記の特許文献1を参照)。特許文献1の隠蔽葉書シートは、図11に示すように、再剥離糊を塗布した隠蔽紙片を中央に配置し、隠蔽紙片の両側に折り兼切りミシン目を介して葉書紙片を並べて配置して、1枚のシートに2種類の申込書を設けた仕様である。この隠蔽葉書シートを使用する際には、2種類の申込書のうちの一方を選択して必要事項を記入し、不要な方の申込書を折り兼切りミシン目で切り離す。その後、図11(b)のように、隠蔽紙片と葉書紙片を折り重ねて接着して郵送するようになっている。
ところが、特許文献1の隠蔽葉書シートによると、葉書紙片の上に隠蔽紙片を貼り合わせた後でも隠蔽紙片を剥がして元通りに貼り直すことができるため、郵送途中に開封されたかどうかの判別ができないという問題がある。また、この隠蔽葉書シートには「郵便はがき」等の文字からなる郵便表示部が設けられており、中央の隠蔽紙片とその両隣の郵便表示部2箇所を合わせた幅が両側の葉書紙片の幅よりも長い。このため3つの紙片の紙幅が異なるので、図11(c)のように隠蔽葉書シートを巻き3つ折りしたときに紙片の端が揃わず、シートがミシン目以外の部分で折れ曲がったりしないように注意する必要がある。しかも、郵便法において郵便葉書(私製葉書)の最大幅は107mmに規定されているため、郵便表示部を設けると、隠蔽紙片によって隠蔽できる葉書紙片の情報欄の幅が107mmよりも短くなってしまう。
これに対して、図12に示すように封緘部を設けた仕様の隠蔽葉書シートも考えられる。この隠蔽葉書シートは、再剥離糊を塗布した隠蔽紙片を中央に配置し、隠蔽紙片の両側に折り兼切りミシン目を介して葉書紙片を並べて配置するとともに、葉書紙片の外縁に強接着剤を塗布した封緘部が折りミシン目を介して設けられている。この隠蔽葉書シートを使用する際には、2種類の申込書のうちの一方を選択して必要事項を記入し、不要な方の申込書を折り兼切りミシン目で切り離す。その後、図12(b)のように折り兼切りミシン目で折り畳んだ隠蔽紙片を葉書紙片の上に貼り合わせ、最後に封緘部を折りミシン目で折り返して接着するようになっている。
このように封緘部を設けた隠蔽葉書シートによれば、封緘部に強接着剤を使用することにより、開封時に封緘部と葉書紙片との間の折りミシン目が破壊されて開封検知機能を持たせることができ、そのうえ隠蔽紙片によって隠蔽される葉書紙片の情報欄の幅を最大幅の107mmまで確保することができる。しかしながら、この構造の場合、封緘部の分だけ葉書紙片の両端を長く設定しなければならず、中央の隠蔽紙片の幅に比べて両側の葉書紙片の幅が長くなる。このため3つの紙片の紙幅が異なるので、図12(c)のように隠蔽葉書シートを折り畳んだときに葉書紙片の端が隠蔽紙片の端から飛び出てしまい、巻き3つ折りをすることができなくなるという問題がある。
特開2005−186498号公報
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、巻き3つ折りをすることができ、かつ隠蔽した葉書紙片の開封検知機能を備えた隠蔽葉書シートを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、矩形シートをその短辺と平行な2本の境界線で3つの領域に区分し、中央に隠蔽紙片を配置し、隠蔽紙片の両側に隠蔽紙片よりも幅の短い葉書紙片を連接した隠蔽葉書シートであって、隠蔽紙片の片面に再剥離可能な粘着層を有し、葉書紙片の外縁に強接着層を有する封緘部が折り線を介して設けられ、境界線より内側に境界線と平行な一組の切り取り線を形成し、隠蔽紙片における一方側の切り取り線から他方側の境界線までの幅が、葉書紙片における折り線から境界線までの幅よりも短く設定されていることを特徴とする。
本発明の隠蔽葉書シートを使用する際には、まず葉書紙片の一方に情報を記入し、他方の葉書紙片を切り取り線で切り離し、隠蔽葉書シートから分離する。次に、隠蔽紙片を境界線で折り畳み、粘着層を介して葉書紙片の上に貼り合わせる。最後に封緘部を折り線で折り返し、強接着層を介して隠蔽紙片の上に接着して封緘する。これにより、葉書紙片に記入した情報を隠蔽した隠蔽葉書として郵送することができる。また、開封時には、隠蔽葉書の境界線を切断し、隠蔽紙片を剥がすことによって、葉書紙片に記入された情報を確認することができる。
また、上記の構成の隠蔽葉書シートにおいて、葉書紙片における折り線から境界線までの幅が郵便葉書の短辺の最大値である107mmに設定されていると、隠蔽できる葉書紙片の面積を最大限に確保することができる。
また、上記の構成の隠蔽葉書シートにおいて、矩形シートが2枚の用紙を貼り合わせた2層構造からなるようにしても良い。この場合、少なくとも葉書紙片について通信面側の用紙が感圧複写用紙であると、感圧複写用紙に記入した情報を控えとして保管しておくことができるので好ましい。
本発明によれば、葉書紙片の幅が隠蔽紙片の幅よりも短く設定されており、隠蔽葉書シートを境界線に沿って折り畳むと、葉書紙片の端が隠蔽紙片の縁より内側に揃うため、綺麗に巻き3つ折りすることができる。また、隠蔽葉書を作成した後、隠蔽紙片を剥がすと境界線を切断した跡が残るので、葉書紙片や隠蔽紙片に残った切断痕を見れば郵送途中に開封されたかどうかを判別することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
------ 隠蔽葉書シートの構成 --------------------------------------------------
図1は本発明の隠蔽葉書シート1を表側から見た外観図である。図1に示すように、本実施形態の隠蔽葉書シート1は、2通の葉書を一体化し、いずれか一方の葉書の通信面に記入した情報を隠蔽して郵送できるようにしたものであり、全体が矩形状のシートにより構成されている。この矩形シートは同じサイズの2枚の用紙(上紙2と下紙3)を重ねて貼り合わせた2層構造になっており、本実施形態の上紙2と下紙3は、2枚で葉書本体の規定連量の2g以上を満たすように、それぞれ連量110kgの上質紙を使用したものである。
上紙2と下紙3からなる矩形シートは、短辺と平行な2本の境界線11,12によって3つの領域に区分されている。境界線11,12は矩形シートを折り畳んだり開封したりすることができるように折り兼開封線になっており、本実施形態では略L字形のカット部を連続して形成した開封ミシン目で構成されている。3区分された矩形シートには中央に隠蔽紙片4が配置され、隠蔽紙片4の両側に境界線11,12を介して2種類の葉書紙片5,6が連接されている。なお、以下の説明では便宜上、矩形シートを表側から見たときに隠蔽紙片4の右側に隣接した葉書紙片5を「第1葉書紙片」といい、隠蔽紙片4の左側に隣接した葉書紙片6を「第2葉書紙片」という。
隠蔽紙片4は矩形シートの表側に隠蔽層21を設けたものである。隠蔽層21は上紙2の表面に透過防止加工として黒色、銀色、紺色等の濃色系の印刷インキで全面印刷を施すか、あるいは地紋等の部分印刷を施すことにより構成されている。隠蔽紙片4には境界線11,12より内側に境界線と平行な一組の切り取り線13,14が形成されている。切り取り線13,14は矩形シートから第1葉書紙片5または第2葉書紙片6を分離することができるようにカット加工したものであり、本実施形態ではカット部とタイ部のピッチを細かく設定したマイクロミシン目で構成されている。
第1葉書紙片5では上紙2の表面が葉書本体の宛名面になっている。この宛名面には葉書本体であることを示す「郵便はがき」の文字からなる郵便表示部32と、郵便料金支払い済みであることを示す料額印面33と、受取人の宛先34と、金融機関宛の約定35があらかじめ印刷表示されている。また、第2葉書紙片6では上紙2の表面が葉書本体の宛名面になっている。この宛名面には第1葉書紙片5と同様に、郵便表示部32と、料額印面33と、宛先34があらかじめ印刷表示されている。なお、矩形シートは2枚の上質紙を重ねて貼り合わせてあるので、段差による紙詰まりが起こらず、良好な印刷処理が可能である。
図2は隠蔽葉書シート1を裏側から見た外観図である。図2に示すように、隠蔽葉書シート1の裏面には隠蔽紙片4の両側に2種類の申込書が設けられている。なお、本実施形態では、利用者が電気料金の支払い方法を口座振替とクレジットカード払いのどちらにするのかを選んで申し込むための申込書に適用した例を示している。
隠蔽紙片4には下紙3の裏面に使用方法31が表示されている。本実施形態では、その表示例として申込書の記入方法と記入例があらかじめ印刷されている。なお、隠蔽紙片4において、境界線11,12の開始位置には開封ミシン目の端部を三角形に切り落としたコーナーカット17,17が形成されている。
第1葉書紙片5では下紙3の裏面が葉書本体の通信面になっている。この通信面には口座振替依頼書が設けられており、具体的には契約番号や電気使用場所を記入する情報記入欄36と、申込者の指定金融機関や口座番号を記入する情報記入欄37が印刷表示されている。また、第1葉書紙片5の外縁には折り線15を介して封緘部7が設けられている。折り線15は、封緘部7を折り畳み易くするためにプレス加工したものであり、カット部とタイ部のピッチを細かく設定したマイクロミシン目で構成されている。
第2葉書紙片6では下紙3の裏面が葉書本体の通信面になっている。この通信面にはクレジットカード支払い申込書が設けられており、具体的には申込者のクレジットカード番号や有効期限を記入する情報記入欄38と、契約番号や電気使用場所を記入する情報記入欄39が印刷表示されている。第2葉書紙片6の外縁にも第1葉書紙片5と同様に、マイクロミシン目を印刷した折り線16を介して封緘部8が設けられている。
ここで、図1に示すように、隠蔽紙片4と第1葉書紙片5と第2葉書紙片6はそれぞれ下記の条件1と条件2を共に満足するサイズに設計されている。
(条件1)巻き3つ折りができるように、L1>L2(L3)であること
3つの紙片が厳密に3等分されていると、巻き3つ折り時に折り畳み難くなる。したがって、第1葉書紙片5の幅L2と第2葉書紙片6の幅L3をそれぞれ隠蔽紙片4の幅L1よりも数mm程度短く設定する必要がある。本実施形態では、L1=115mm、L2=114mm、L3=114mmに設定されている。
(条件2)折り返し封緘ができるように、W3>W1(W4>W2)であること
第1葉書紙片5と第2葉書紙片6のいずれか一方を切り離した時に、残りの葉書紙片の幅と隠蔽紙片4の幅が等しいと折り線15(16)でうまく折れず、折り返して封緘し難くなる。したがって、隠蔽紙片4における切り取り線14から境界線11までの幅W1を、隣接する第1葉書紙片5における折り線15から境界線11までの幅W3よりも数mm程度短く設定する必要がある。また同様に、切り取り線13から境界線12までの幅W2を、折り線16から境界線12までの幅W4よりも数mm程度短く設定する必要がある。本実施形態では、W1=103mm、W2=103mm、W3=104mm、W4=104mmに設定されている。
また、上記の条件1と条件2を満たすように考慮すると、封緘部7の幅W5(または封緘部8の幅W7)と、境界線11から切り取り線13までの幅W6(または境界線12から切り取り線14までの幅W8)もそれに伴って変動する。本実施形態では、W5=10mm、W6=12mm、W7=10mm、W8=12mmに設定されている。
なお、W3とW4を郵便葉書(私製葉書)の短辺の最大値である107mmに設定すれば、第1葉書紙片5と第2葉書紙片6について隠蔽できる面積を最大限に確保することができる。本実施形態ではW3とW4を104mmに設定しているが、その理由は巻き3つ折りした隠蔽葉書シート1を定形封筒の中に入れる際の作業性を考慮したことによる。すなわち、W3とW4を107mmに設定した場合、封緘部7の幅W5(または封緘部8の幅W7)を10mmにするとL1が118mmとなって定形封筒(幅120mm)の中に入れることが困難になる。そこで、本実施形態では余裕を持たせるためにL1を115mmに設定し、W3とW4をそれよりも短い114mmに設定した。
図3は隠蔽葉書シート1の断面図である。隠蔽葉書シート1の層間構造は図3に示すようになっており、中央の隠蔽紙片4に相当する部分では、上紙2の裏面に粘着剤を塗布した粘着層22が設けられ、これと対向する下紙3の表面にシリコーン系剥離剤を塗布した剥離層23が設けられている。これにより、隠蔽紙片4では上紙2と下紙3が粘着層22と剥離層23の境界面を介して剥離可能に接着されている。粘着剤は例えばアクリル酸エステル共重合体からなる再剥離糊を使用することができ、その接着力は葉書紙片5,6に再剥離可能に接着し、剥がした後の紙面に糊残りしない程度とされ、具体的な基準としては300gf/25mm(JIS Z0237準拠の180°剥離法)未満に設定されていれば良い。なお、境界線11,12と切り取り線13,14の周辺部には、切り取り易さを考慮して粘着剤を塗布していない。
第1葉書紙片5と第2葉書紙片6に相当する部分では、上紙2の裏面に強接着剤を塗布した強接着層24が設けられており、この強接着層24によって上紙2と下紙3が剥離不能に完全接着されている。また、外縁にある封緘部7,8に相当する部分では、上紙2の裏面に同じく強接着剤を塗布した強接着層24が設けられ、これと対向する下紙3の表面にシリコーン系剥離剤を塗布した剥離層25が設けられている。これにより、封緘部7,8では上紙2と下紙3が強接着層24と剥離層25の境界面を介して剥離可能に接着されている。強接着剤は例えばアクリル系エマルジョン型粘着剤を使用することができ、その接着力は隠蔽紙片4に再剥離不能に接着し、剥がそうとすると紙面に紙破壊が起こる程度とされ、具体的な基準としては300gf/25mm(同上)以上に設定されている必要がある。なお、折り線15,16の周辺部には、折り畳み易さを考慮して強接着剤を塗布していない。
------ 隠蔽葉書シートの使用方法 ----------------------------------------------
本発明の隠蔽葉書シート1は以上のように構成されており、以下その使用方法について説明する。図4に示すように、この隠蔽葉書シート1によれば、矩形シートの短辺が2本の境界線11,12によって3区分されており、第1葉書紙片5の幅L2と第2葉書紙片6の幅L3が共に隠蔽紙片4の幅L1よりも若干短く設定されている。このため、図のように隠蔽葉書シート1を境界線11,12の開封ミシン目で折り畳むと、第1葉書紙片5の端と第2葉書紙片6の端がそれぞれ隠蔽紙片4の縁よりも内側に揃うので、途中で折れ曲がることがなく綺麗に巻き3つ折りすることができる。したがって、業者が利用者に申込書を送付する際に、巻き3つ折りした隠蔽葉書シート1を定形封筒に入れて郵送することができる。
これに対して利用者は、図5に示すように、隠蔽紙片4に表示された使用方法を見ながら申込書に必要事項を記入して返送する。例えば電気料金の支払い方法を口座振替にしたい場合には、第1葉書紙片(口座振替依頼書)5の情報記入欄36,37に、契約番号、名義人の住所、氏名、連絡先のほか、指定金融機関と口座番号を記入し、金融機関への届出印を捺印する。そして、必要事項の記入がすべて終わったら、不要になった方の申込書を隠蔽葉書シート1から切り離す。ここでは、第2葉書紙片(クレジットカード支払い申込書)6が不要なので、隠蔽紙片4と第2葉書紙片6の間にある切り取り線14を切断することによって、第2葉書紙片6を隠蔽葉書シート1から分離する。
次に、隠蔽葉書を作成して郵送する。図6に示すように、隠蔽紙片4の端部のコーナーカット17を摘んで引き剥がすと、隠蔽紙片4のうち下紙3が隠蔽葉書シート1から剥離され、隠蔽紙片4の上紙2裏面に塗布された粘着層22が現れる。
そして、図7に示すように、境界線11を谷折りで折り畳むと、上紙2裏面の粘着層22によって隠蔽紙片4が第1葉書紙片5の上に貼り合わされ、第1葉書紙片5の情報記入欄36,37に記入された情報が隠蔽紙片4によって隠蔽される。また、第1葉書紙片5の外縁に設けられた封緘部7を剥がすと、封緘部7のうち下紙3が折り線15を介して隠蔽葉書シート1から剥離され、封緘部7の上紙2裏面に塗布された強接着層24が現れる。そして、折り線15のマイクロミシン目を折り返すと、上紙2裏面の強接着層24によって封緘部7が隠蔽紙片4に接着して封緘される。これにより、第1葉書紙片5の情報記入欄36,37を隠蔽紙片4で覆った隠蔽葉書9が完成し、個人情報を保護した状態で郵送することができる。
最後に、郵送された隠蔽葉書9を受け取った業者は、隠蔽葉書9を開封する。図8に示すように、隠蔽紙片4の端部にはコーナーカット17が設けられており、このコーナーカット17を摘んで引き剥がすと、これに繋がった境界線11の開封ミシン目が切断され、隠蔽紙片4が第1葉書紙片5から剥がされて開封される。ここで、隠蔽紙片4と第1葉書紙片5は再剥離可能な粘着層22を介して接着されているので、開封するときに隠蔽紙片4を軽い力で剥がすことができ、しかも第1葉書紙片5の紙面に糊残りすることはない。このように隠蔽葉書9を開封することにより、隠蔽された第1葉書紙片5の紙面が現れて、情報記入欄36,37に記入された必要事項を確認することができる。また、隠蔽紙片4を剥がすと、境界線11の開封ミシン目を切断した後に図のような凹凸の切断痕18が残るので、隠蔽紙片4や第1葉書紙片5に残った切断痕18を見れば郵送途中に開封されたかどうかを判別することができる。
------ 変形例 ----------------------------------------------------------------
上述した実施形態では、第1葉書紙片5と第2葉書紙片6について、上紙2と下紙3を強接着層24で完全接着した構造を採用したが、これに代えて、図9や図10に示すように通信面側の用紙を感圧複写用紙にすることもできる。
図9に示す隠蔽葉書シート1は、第1葉書紙片5と第2葉書紙片6についてカーボン複写式の複写構造を採用したものであり、下紙3の表面に黒色のカーボンインキをスポット印刷した複写層26が設けられており、これと対向する上紙2の裏面に情報複写欄が設けられている。その他の構造は上述した実施形態と同じである。このようなカーボン複写構造によると、下紙3の裏面に設けられた情報記入欄に必要事項を記入すると、その筆圧によって複写層26のカーボンインキが剥離して上紙2裏面の情報複写欄に付着し、情報記入欄に記入した必要事項が情報複写欄に複写される。したがって、申込者は、必要事項を記入した後で下紙3を剥がし取れば、これを申込書の控えとして保管することができる。
また、図9のようなカーボン複写式の複写構造に代えて、図10のようなノーカーボン複写構造を採用しても良い。図10に示す隠蔽葉書シート1は、第1葉書紙片5と第2葉書紙片6について、下紙3の表面に発色剤含有のマイクロカプセルを塗布した発色剤層27が設けられ、これと対向する上紙2の裏面に発色剤と反応する顕色剤を塗布した顕色剤層28によって情報複写欄が形成されている。その他の構造は上述した実施形態と同じである。このようなノーカーボン複写構造によっても、図9の隠蔽葉書シート1と同様な効果が得られる。
なお、図示しないが、第1葉書紙片5と第2葉書紙片6の外縁に設けられた封緘部7,8について、強接着剤を塗布した強接着層24に代えて、接着強度が高い両面接着テープを利用しても良い。
本発明の隠蔽葉書シートを表側から見た外観図。 本発明の隠蔽葉書シートを裏側から見た外観図。 図1の隠蔽葉書シートのA−A線断面図。 本発明の隠蔽葉書シートを巻き3つ折りした状態を示す説明図。 本発明の隠蔽葉書シートから第2葉書紙片を分離した状態を示す説明図。 本発明の隠蔽葉書シートから隠蔽紙片の裏面を剥離した状態を示す説明図。 本発明の隠蔽葉書シートを封緘した状態を示す説明図。 本発明の隠蔽葉書シートを開封した状態を示す説明図。 本発明の隠蔽葉書シートの他の構成例を示す断面図。 本発明の隠蔽葉書シートの更に他の構成例を示す断面図。 従来の隠蔽葉書シートの一例を示す説明図。 従来の隠蔽葉書シートの他の例を示す説明図。
符号の説明
1 隠蔽葉書シート
2 上紙
3 下紙
4 隠蔽紙片
5 第1葉書紙片
6 第2葉書紙片
7 封緘部
8 封緘部
9 隠蔽葉書
11 境界線
12 境界線
13 切り取り線
14 切り取り線
15 折り線
16 折り線
17 コーナーカット
18 切断痕
21 隠蔽層
22 粘着層
23 剥離層
24 強接着層
25 剥離層
26 複写層
27 発色剤層
28 顕色剤層

Claims (4)

  1. 矩形シートをその短辺と平行な2本の境界線で3つの領域に区分し、中央に隠蔽紙片を配置し、隠蔽紙片の両側に隠蔽紙片よりも幅の短い葉書紙片を連接した隠蔽葉書シートであって、
    隠蔽紙片の片面に再剥離可能な粘着層を有し、葉書紙片の外縁に強接着層を有する封緘部が折り線を介して設けられ、境界線より内側に境界線と平行な一組の切り取り線を形成し、隠蔽紙片における一方側の切り取り線から他方側の境界線までの幅が、葉書紙片における折り線から境界線までの幅よりも短く設定されていることを特徴とする隠蔽葉書シート。
  2. 葉書紙片における折り線から境界線までの幅が郵便葉書の短辺の最大値である107mmに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の隠蔽葉書シート。
  3. 矩形シートが2枚の用紙を貼り合わせた2層構造からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の隠蔽葉書シート。
  4. 少なくとも葉書紙片について通信面側の用紙が感圧複写用紙であることを特徴とする請求項3に記載の隠蔽葉書シート。
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