JP5298655B2 - 光学フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学フィルムおよびその製造方法に関する。
液晶表示装置は、従来のCRT表示装置に比べて、省スペース、省エネルギーであることからモニターとして広く使用されている。さらにTV用としても普及が進んできている。このような液晶表示装置には、偏光板保護フィルムや位相差フィルム、視野角拡大フィルムなどの種々の光学フィルムが使用されている。また、プラズマディスプレイや有機ELディスプレイ等でも反射防止フィルムや防眩フィルム、保護フォルムなどの光学フィルムが使用されている。
これらの光学フィルムでは、厚みが均一であることが要求される。特に、モニターやTVの大型化や高精細化が進み、この要求品質は、ますます厳しくなってきている。
光学フィルムの製造方法には、大別して、溶融流延製膜法と溶液流延製膜法とがある。前者は、ポリマーを加熱溶解して支持体上に流延し、冷却固化し、さらに必要に応じて延伸してフィルムにする方法である。後者は、ポリマーを溶媒に溶かして、その溶液を支持体上に流延し、溶媒を蒸発し、さらに必要に応じて延伸してフィルムにする方法である。いずれの製膜法であっても、溶融したポリマーまたはポリマー溶液は支持体上で冷却固化や乾燥固化される。そして、支持体から剥離された後、ポリマーフィルムは、複数の搬送ロールを用いて搬送されながら、乾燥や延伸などの処理がなされる。
溶液流延製膜法は、溶媒を大量に使用することより、溶媒を回収するための設備とエネルギーが必要なために生産性が低いことが課題となっている。一方、溶融流延製膜法は、溶媒を使用しないことから、生産性の向上が期待できる。溶融流延製膜法は、生産性の観点より好ましいが、溶融流延して製膜したフィルムには、厚みムラが、溶液流延製膜法に比較して大きいという問題がある。また溶融流延製膜法では、溶融物から揮発した揮発物が溶融物を吐出する流延ダイのリップ部の開口部に付着し、当該付着物に起因する表面欠陥がダイラインとなってフィルム表面に現れる、という問題もある。
そこで、熱可塑性樹脂を押出機で溶融した後、図5に示すように、該溶融樹脂101をダイ102から走行又は回転する支持体103上にシート状に吐出して冷却固化することにより熱可塑性フィルムを製膜する熱可塑性フィルムの製造方法において、前記ダイ102から吐出された溶融樹脂から揮発する低分子成分を、吸引手段104a,104bにより吸引して除去する熱可塑性フィルムの製造方法が提案されている(特許文献1)。
特開2006−335050号公報
上記方法では、ダイライン等の表面欠陥は防止されるものの、吐出された溶融物の近傍で揮発物を吸引して回収するため、溶融物が振動した。振動している溶融物が支持体上に接地して、冷却固化されると、フィルムに厚みムラが発生した。特に、吐出されたフィルム状溶融物を支持体(冷却ロール)上でタッチロールにより押圧する系では、当該タッチロールによって溶融物に張力が発生しているため、溶融物の振動が共振を起こし、厚みムラが顕著に発生した。
本発明は、表面欠陥や厚みムラの発生が十分に防止された光学フィルム、ならびに該光学フィルムを溶融流延成膜法により製造する方法および装置を提供することを目的とする。
本発明は、
溶融した熱可塑性樹脂を含むフィルム構成材料を流延ダイのリップ部よりフィルム状で冷却ロール上に吐出し冷却固化させて光学フィルムを製造する方法であって、
溶融物から揮発した揮発物を、表面温度が該揮発物の沸点以下に保持された冷却装置の表面に析出させ、回収することを特徴とする光学フィルムの製造方法、および該方法により製造されたことを特徴とする光学フィルムに関する。
本発明はまた、
溶融した熱可塑性樹脂を含むフィルム構成材料を流延ダイのリップ部よりフィルム状で冷却ロール上に吐出し冷却固化させて光学フィルムを製造する装置であって、
表面温度が、溶融物から揮発した揮発物の沸点以下に保持された冷却装置を備え、
該冷却装置の表面に揮発物を析出させ、回収することを特徴とする光学フィルムの製造装置に関する。
本発明によれば、揮発物を強制的に冷却して析出させるため、溶融物に振動を生じさせることなく、揮発物は回収される。その結果、表面欠陥や厚みムラの発生が十分に防止された光学フィルムを得ることができる。そのような効果は、吐出されたフィルム状溶融物を冷却ロール上でタッチロールにより押圧する場合であっても、有効に得られる。
[光学フィルムの製造方法および製造装置]
本発明に係る光学フィルムの製造方法および製造装置は、いわゆる溶融流延法に基づくものであり、すなわち、溶融した熱可塑性樹脂を含むフィルム構成材料を流延ダイのリップ部よりフィルム状で冷却ロール上に吐出し冷却固化させて光学フィルムを製造する。
本発明に係る光学フィルムの製造方法は詳しくは、溶融押出工程を有し、通常はさらに、延伸・巻き取り工程を含むものである。以下、図1〜図3を用いて、各工程について詳しく説明する。図1は、本発明の光学フィルムの製造方法を実施する装置の一例の概略構成図である。図2〜3はそれぞれ、図1における流延ダイから冷却ロールまでの一実施形態の要部拡大図である。図1〜図3において、共通する符号は同様の部材を示すものとする。
(溶融押出工程)
本工程では、熱可塑性樹脂を含むフィルム構成材料を混合し、押出し機1を用いて、溶融した後、所望によりフィルタ2およびスタチックミキサー3を経由させて、流延ダイ4のリップ部41a,41bから溶融物42をフィルム状に押し出す。以下、フィルム状溶融物42を、図1〜図3に示すように、第1冷却ロール5上でタッチロール6により押圧する場合について説明するが、これに制限されるものではなく、第1冷却ロール5の外周面上に吐出された後、タッチロール6により押圧されることなく、次工程に搬送されてもよい。また図1〜図3において、フィルム状溶融物42は第1冷却ロール5とタッチロール6との対向部47に直接的に吐出され、押圧されるが、これに制限されるものではなく、例えば、第1冷却ロール5の外周面上に吐出され、当該第1冷却ロール5の回転により搬送された後、対向部47で挟み込まれてもよい。タッチロール6を用いる場合、当該タッチロール6と第1冷却ロール5とは一対の回転ロールを形成し、それらの対向部47において溶融物が挟まれて押圧される。対向部47は第1冷却ロール5とタッチロール6とが対向する部分であって、溶融物42がそれらのロール間に挟み込まれることにより、第1冷却ロール5とタッチロール6とが当該溶融物42を介して間接的に接触する部分である。
本発明においては溶融物42から揮発した揮発物を強制的に冷却して析出させ、回収する。詳しくは、冷却装置の表面で揮発物を析出させ、回収する。その結果、溶融物に振動を生じさせることなく、揮発物を回収できるので、表面欠陥や厚みムラの発生が十分に防止された光学フィルムを得ることができる。
本明細書中、析出とは、気体状態の揮発物が、固体状態で現れる現象(昇華(固化))、液体状態で現れる現象(凝縮)、および液体状態で一旦、現れた後、固体になる現象を包含して意味するものとする。
冷却装置は、表面温度が揮発物の沸点以下、好ましくは融点以下に保持されたものである。そのため、冷却装置の表面において揮発物が冷却され、析出するので、揮発物の回収・除去が可能となる。冷却装置の表面温度は詳しくは、揮発物の沸点をTb(℃)としたとき、Tb−5(℃)以下、特にTb−5〜Tb−120(℃)に設定され、好ましくはTb−50〜Tb−120(℃)、より好ましくはTb−80〜TB−100(℃)に設定される。表面温度は非接触式温度計、例えば、TXシリーズ(林電工社製)等によって測定可能である。
冷却装置の表面温度は通常、具体的には、150℃以下、特に3〜50℃に設定され、好ましくは3〜10℃である。
溶融物42から揮発する揮発物としては、例えば、後述する熱可塑性樹脂に必然的に含有される低分子成分、ならびに安定化剤、可塑剤、紫外線吸収剤、マット剤およびリタデーション制御剤等の添加剤が挙げられる。熱可塑性樹脂に必然的に含有される低分子成分としては、熱可塑性樹脂の製造に使用されたモノマーおよびそのオリゴマー等が挙げられる。上記した揮発物の沸点Tbは、使用される熱可塑性樹脂に含有される低分子成分および上記添加剤のうち、最も沸点の低い化合物の沸点を意味するものとする。
揮発物は、主として、溶融物42が流延ダイ4のリップ部41a,41bから吐出されて大気に開放される際に発生することから、冷却装置はリップ部41a,41bの近傍に配置されることが好ましい。
冷却装置は、表面温度を所定の範囲内に保持できれば、特に制限されず、例えば、固定式冷却装置、可動式冷却装置等が挙げられる。
固定式冷却装置は、揮発物の析出面が可動せずに固定された冷却装置である。例えば、図2において43a,43bで表される固定式冷却装置が使用可能である。固定式冷却装置43a(43b)は、パイプ状部材431a(431b)の内部に冷却媒体432a(432b)を流通させてなり、冷却媒体432a(432b)は、冷却手段(図示せず)によって、上記した所定の表面温度と同様の温度に冷却され、循環使用される。これによって、揮発物は固定式冷却装置43a(43b)のパイプ状部材431a(431b)の外周面上に析出物49として回収される。
固定式冷却装置43a(43b)は、パイプ状部材431a(431b)の軸方向が冷却ロール5の軸方向と略平行になるように設置される。固定式冷却装置43a(43b)は、図2中、吐出された溶融物42の両側に設置されているが、これに限定されるものではなく、いずれか片側に設置されてもよい。好ましくは吐出溶融物42の両側に設置される。固定式冷却装置43a(43b)のリップ部41a(41b)や吐出溶融物42からの距離は本発明の目的が達成される限り特に制限されず、好ましくは、冷却ロール5の軸方向に対する垂直断面において、リップ部41a(41b)からの距離は1〜100mm、吐出溶融物42からの距離は1〜100mmである。
冷却媒体432a(432b)は、上記した所定の表面温度と同様の温度に制御可能な限り特に制限されず、例えば、水、シリコーンオイル、二酸化炭素、液体窒素等が使用可能である。冷却媒体の流速は本発明の目的が達成される限り特に制限されず、例えば、1〜100L/分が好ましい。
パイプ状部材431a(431b)の構成材料としては、その内部に流通される冷却媒体の温度を外周表面に伝導し得る限り特に制限されず、例えば、比熱が比較的大きいものが好ましく使用される。そのような材料の具体例として、例えば、SUS等が挙げられる。パイプ状部材431a(431b)の厚み(肉厚)、内径および外径等の寸法は、本発明の目的が達成される限り特に制限されず、好ましくは厚み(肉厚)は1〜5mm、内径は2〜30mm、外径は4〜40mmである。パイプ状部材の軸方向長さは通常、リップ部41a,41bの同方向の全長以上の長さである。パイプ状部材431a(431b)の断面形状は、内部に冷却媒体が流通される限り特に制限されず、例えば、円形状、方形状、その他の多角形状や楕円形状等が挙げられる。
固定式冷却装置を使用する場合、パイプ状部材の外周表面に回収された析出物は定期的に清掃されればよい。
可動式冷却装置は、揮発物の析出面が可動する冷却装置であり、例えば、少なくとも2つの回転可能な支持ロールにベルトが張架されてなり、当該支持ロールのうち少なくとも1つの支持ロールの内部に冷却媒体を流通させたものが使用可能である。具体例として、例えば、図3において44a,44bで表される可動式冷却装置が使用可能である。可動式冷却装置44a(44b)は、2つの回転可能な支持ロール441a(441b)、442a(442b)にベルト443a(443b)が張架されてなり、当該支持ロール441a(441b)の内部に冷却媒体444a(444b)を流通させたものである。冷却媒体444a(444b)は、冷却手段(図示せず)によって、上記した所定の表面温度と同様の温度に冷却され、循環使用される。これによって、冷却媒体は支持ロール441a(441b)を冷却するだけでなく、ベルト443a(443b)における当該支持ロール441a(441b)との接触部も冷却する。その結果、揮発物は当該接触部におけるベルト443a(443b)の外周面上に析出物49として回収される。
可動式冷却装置44a(44b)は、支持ロールの軸方向が冷却ロール5の軸方向と略平行になり、かつ内部に冷却媒体を流動させた支持ロールがリップ部の近傍に配置されるように設置される。可動式冷却装置44a(44b)は、図3中、吐出された溶融物42の両側に設置されているが、これに限定されるものではなく、いずれか片側に設置されてもよい。好ましくは吐出溶融物42の両側に設置される。可動式冷却装置44a(44b)のリップ部41a(41b)や吐出溶融物42からの距離は本発明の目的が達成される限り特に制限されず、好ましくは、冷却ロール5の軸方向に対する垂直断面において、リップ部41a(41b)からの距離xは1〜100mm、吐出溶融物42からの距離yは1〜100mmである。
冷却媒体444a(444b)およびその流速、ならびに冷却手段(図示せず)はそれぞれ、上記した固定式冷却装置における冷却媒体432a(432b)およびその流速、ならびに冷却手段と同様である。
支持ロール441a(441b)、442a(442b)のうち少なくとも支持ロール441a(441b)は、ベルトを張架して回転可能で、かつ内部に冷却媒体を流通させ得るものが使用される。そのような支持ロールの構成材料としては、上記固定式冷却装置のパイプ状部材431a(431b)と同様の材料が使用可能であり、支持ロールの厚み(肉厚)、内径および外径ならびに軸方向長さ等の寸法等も当該パイプ状部材と同様である。
ベルト443a(443b)の構成材料としては、冷却媒体の温度を外周表面に伝導し得る限り特に制限されず、例えば、比熱が比較的大きい0.3〜0.7程度のものが好ましく使用される。そのような材料の具体例として、例えば、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂等が挙げられる。ベルトの厚みは特に制限されず、好ましくは1〜5mmである。ベルトの支持ロール軸方向長さは通常、リップ部41a,41bの同方向の全長以上の長さである。
可動式冷却装置を使用する場合、ベルトの外周表面に回収された析出物は、支持ロールを回転駆動させることによって搬送できるので、析出物の清掃が容易である。
可動式冷却装置においては、図3に示すように、清掃部材445a(445b)を備えることによって、析出物49の清掃をさらに容易に行うことができる。
清掃部材445a(445b)は、ベルト表面からの析出物の分離・除去が可能であれば特に制限されず、例えば、図3に示すように回転可能なブラシロール形状を有してもよいし、またはブレード形状を有してもよい。通常は、除去された析出物を収容するための収容槽446a(446b)がさらに備わっている。
清掃部材445a(445b)を使用する場合は、支持ロール442a(442b)の内部に加熱媒体447a(447b)を流通させることが好ましい。これによって、ベルト表面からの析出物49の分離・除去が容易になる。加熱媒体447a(447b)は、加熱手段(図示せず)によって、加熱され、循環使用される。加熱媒体は支持ロール442a(442b)を加熱するだけでなく、ベルト443a(443b)における当該支持ロール442a(442b)との接触部も加熱する。その結果、析出物49は当該接触部におけるベルト443a(443b)の外周面から分離・除去される。
加熱媒体447a(447b)は、例えば、Tm+5〜Tm+50℃、好ましくはTm+10〜Tm+30℃に温度制御される。ここで、Tmは析出物の融点である。加熱媒体の温度は通常、具体的には120〜200℃、好ましくは150〜200℃である。加熱媒体はそのような温度制御が可能な限り特に制限されず、例えば、水、シリコーンオイル等が使用可能である。加熱媒体の流速は特に制限されず、例えば、1〜100L/分が好ましい。
可動式冷却装置44a(44b)においてベルト443a(443b)および清掃部材445a(445b)は、光学フィルムの製造装置の駆動中、継続して、駆動させ続けてもよいし、または定期的に駆動させてもよい。
冷却装置としてどのようなものを使用する場合であっても共通する事項について以下、説明する。
溶融物が流延ダイのリップ部から吐出された後、回転ロールと接触するまでの距離は特に制限されるものではなく、例えば、10〜300mm、好ましくは50〜150mmである。
第1冷却ロール5、タッチロール6に好ましい材質は、炭素鋼、ステンレス鋼、樹脂、などが挙げられる。また、表面精度は高くすることが好ましく表面粗さとして0.3S以下、より好ましくは0.01S以下とする。タッチロール6は押圧手段により、フィルムを第1冷却ロール5に押し付けることが好ましい。このときのタッチロール6がフィルムを押し付ける線圧は、空圧ピストン等によって調整でき、好ましくは0.1〜100kN/m、より好ましくは1〜50kN/mである。
第1冷却ロール5、タッチロール6の表面温度は特に制限されず、通常は、第1冷却ロール5は80〜150℃、特に100〜130℃、タッチロール6は80〜150℃、特に100〜130℃に設定されることが好ましい。
第1冷却ロール5、もしくはタッチロール6はフィルムとの接着の均一性を高めるためにロールの両端の直径を細くしたり、フレキシブルなロール面を持たせることもできる。
本発明の光学フィルムを構成する材料は、少なくとも熱可塑性樹脂を含み、通常は可塑剤を含む。必要により安定化剤、紫外線吸収剤、滑り剤としてマット剤、リタデーション制御剤が含まれてよい。これらの材料は、目的とする光学フィルムの要求特性により適宜選択される。
熱可塑性樹脂は、光学フィルムの分野で従来より使用されている樹脂が使用可能であり、例えば、セルロース樹脂が好ましく使用される。セルロース樹脂は、セルロースエステルの構造を有するものであり、好ましくは脂肪酸アシル基、置換もしくは無置換の芳香族アシル基の中から選択される少なくとも1つの基を有する、セルロースの単独または混合酸エステルである。
セルロース樹脂の具体例として、例えば、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレート、及びセルロースフタレート等が挙げられる。これらの中で特に好ましいセルロース樹脂として、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネートやセルロースアセテートブチレートが挙げられる。セルロース樹脂は1種を単独で使用してもよいし、または2種以上組み合わせて使用してもよい。
混合脂肪酸エステルであるセルロースアセテートプロピオネートやセルロースアセテートブチレートは、炭素原子数2〜4のアシル基を置換基として有し、アセチル基の置換度をXとし、プロピオニル基またはブチリル基の置換度をYとした時、下記式(I)及び(II)を同時に満たすものが好ましい。置換度とは、アシル基に置換された水酸基の数をグルコース単位で示した数値と定義する。
式(I) 2.6≦X+Y≦3.0
式(II) 0≦X≦2.5
特にセルロースアセテートプロピオネートが好ましく用いられ、中でも1.9≦X≦2.5であり、0.1≦Y≦0.9であることが好ましい。上記アシル基で置換されていない部分は通常水酸基として存在している。
セルロース樹脂は公知の方法で合成することができる。
本発明で用いられるセルロース樹脂の原料セルロースは、木材パルプでも綿花リンターでもよく、木材パルプは針葉樹でも広葉樹でもよいが、針葉樹の方がより好ましい。製膜の際の剥離性の点からは綿花リンターが好ましく用いられる。これらから作られたセルロース樹脂は適宜混合して、あるいは単独で使用することができる。
セルロース樹脂の分子量は特に制限されず、例えば数平均分子量は6万〜20万、特に7万〜12万が好ましい。
セルロース樹脂中の異物を除去するために、フィルム構成材料の溶融物をフィルタ2で濾過することができる。
フィルタ2の材料としては、ガラス繊維、セルロース繊維、濾紙、四フッ化エチレン樹脂などのフッ素樹脂等の従来公知のものが好ましく用いられるが、特にセラミックス、金属等が好ましく用いられる。絶対濾過精度としては50μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは10μm以下、さらに好ましくは5μm以下のものが用いられる。これらは適宜組み合わせて使用することもできる。フィルタはサーフェースタイプでもデプスタイプでも用いることができるが、デプスタイプの方が比較的目詰まりしにくく好ましい。
フィルム構成材料に含有されてもよい安定化剤、可塑剤、紫外線吸収剤、マット剤、リタデーション制御剤等の添加剤としては、光学フィルムの分野で従来から各添加剤として使用されているものが使用可能である。
安定化剤はフィルム構成材料の変質や分解に基づく揮発成分の発生や強度の劣化を抑制するものである。そのような安定化剤として、例えば、ヒンダードフェノール酸化防止剤、酸捕捉剤、ヒンダードアミン光安定剤、過酸化物分解剤、ラジカル捕捉剤、金属不活性化剤、アミン類などが挙げられる。
ヒンダードフェノール酸化防止剤として、例えば、米国特許第4,839,405号明細書第12〜14欄に記載されているものなどが使用可能である。具体例として、例えば、2,6−ジアルキルフェノール誘導体化合物が挙げられる。
ヒンダードフェノール酸化防止剤は、例えば、Ciba Specialty Chemicalsから、商品名"Irganox1076"及び"Irganox1010"として入手可能である。
酸捕捉剤としては、例えば、米国特許第4,137,201号明細書に記載されているエポキシ化合物が挙げられる。
ヒンダードアミン光安定剤として、例えば、米国特許第4,619,956号明細書の第5〜11欄及び米国特許第4,839,405号明細書の第3〜5欄に記載されているものなどが使用可能である。具体例として、例えば、2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン化合物、またはそれらの酸付加塩もしくはそれらと金属化合物との錯体が挙げられる。
安定化剤の添加量は、熱可塑性樹脂に対して、好ましくは0.001重量%以上5重量%以下、より好ましくは0.005重量%以上3重量%以下、さらに好ましくは0.01重量%以上0.8重量%以下である。安定化剤は2種以上混合して使用してもよく、その場合、それらの合計量が上記範囲内であればよい。
可塑剤は、機械的性質向上、柔軟性付与、耐吸水性付与、水分透過率の低減等のフィルムの改質の観点において好ましく使用されるものである。また可塑剤を添加することにより、フィルム構成材料の溶融温度を低下させることができたり、または同じ加熱温度において熱可塑性樹脂単独よりも、可塑剤を含むフィルム構成材料の溶融粘度を低下させることができる。
可塑剤としては、例えばリン酸エステル誘導体、カルボン酸エステル誘導体が好ましく用いられる。また、特開2003−12859号に記載の重量平均分子量が500以上10000以下であるエチレン性不飽和モノマーを重合して得られるポリマー、アクリル系ポリマー、芳香環を側鎖に有するアクリル系ポリマーまたはシクロヘキシル基を側鎖に有するアクリル系ポリマーなども好ましく用いられる。
リン酸エステル誘導体としては、例えば、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、フェニルジフェニルホスフェート等を挙げることができる。
カルボン酸エステル誘導体としては、フタル酸エステル及びクエン酸エステル等が挙げられる。フタル酸エステル誘導体としては、例えば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート及びジエチルヘキシルフタレート等が挙げられる。クエン酸エステルとしてはクエン酸アセチルトリエチル及びクエン酸アセチルトリブチルを挙げることができる。
その他、オレイン酸ブチル、リシノール酸メチルアセチル、セバチン酸ジブチル、トリアセチン、トリメチロールプロパントリベンゾエート等も挙げられる。アルキルフタリルアルキルグリコレートもこの目的で好ましく用いられる。アルキルフタリルアルキルグリコレートのアルキルは炭素原子数1〜8のアルキル基である。アルキルフタリルアルキルグリコレートとしてはメチルフタリルメチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、プロピルフタリルプロピルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレート、オクチルフタリルオクチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリコレート、エチルフタリルメチルグリコレート、エチルフタリルプロピルグリコレート、プロピルフタリルエチルグリコレート、メチルフタリルプロピルグリコレート、メチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルブチルグリコレート、ブチルフタリルメチルグリコレート、ブチルフタリルエチルグリコレート、プロピルフタリルブチルグリコレート、ブチルフタリルプロピルグリコレート、メチルフタリルオクチルグリコレート、エチルフタリルオクチルグリコレート、オクチルフタリルメチルグリコレート、オクチルフタリルエチルグリコレート等を挙げることができる。
可塑剤の添加量は、熱可塑性樹脂に対して、好ましくは0.5重量%以上〜20重量%未満、より好ましくは1重量%以上〜11重量%未満である。可塑剤は2種以上混合して使用してもよく、その場合、それらの合計量が上記範囲内であればよい。
紫外線吸収剤は、偏光子や表示装置の紫外線に対する劣化防止の観点から、波長370nm以下の紫外線の吸収能に優れており、かつ液晶表示性の観点から、波長400nm以上の可視光の吸収が少ないものが好ましい。紫外線吸収剤としては、例えば、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等を挙げることができるが、ベンゾフェノン系化合物や着色の少ないベンゾトリアゾール系化合物が好ましい。また、特開平10−182621号公報、特開平8−337574号公報記載の紫外線吸収剤、特開平6−148430号公報記載の高分子紫外線吸収剤を用いてもよい。
紫外線吸収剤は、例えば、市販のチヌビン(TINUVIN)109、チヌビン(TINUVIN)171、チヌビン(TINUVIN)326(いずれもチバ−スペシャルティ−ケミカルズ社製)として入手可能である。
紫外線吸収剤の添加量は、熱可塑性樹脂に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%である。紫外線吸収剤は2種以上を併用して使用してもよく、その場合、それらの合計量が上記範囲内であればよい。
マット剤は、フィルムの滑り性、搬送性、巻き取り性および強度を向上させるものである。マット剤はできるだけ微粒子のものが好ましく、微粒子としては、例えば、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸カルシウム等の無機微粒子や架橋高分子微粒子を挙げることができる。中でも、二酸化ケイ素がフィルムのヘイズを低くできるので好ましい。二酸化ケイ素のような微粒子は有機物により表面処理されている場合が多いが、このようなものはフィルムのヘイズを低下できるため好ましい。
表面処理で好ましい有機物としては、ハロシラン類、アルコキシシラン類、シラザン、シロキサンなどが挙げられる。微粒子の平均粒径が大きい方が滑り性効果は大きく、反対に平均粒径の小さい方は透明性に優れる。また、微粒子の二次粒子の平均粒径は0.005〜1.0μmの範囲である。好ましい微粒子の二次粒子の平均粒径は5〜50nm、さらに好ましくは、7〜14nmである。これらの微粒子はフィルム表面に0.01〜1.0μmの凹凸を生成させる為に好ましく用いられる。微粒子の含有量は、熱可塑性樹脂に対して0.005〜0.3重量%が好ましい。
二酸化ケイ素の微粒子としては、日本アエロジル株式会社製のアエロジル(AEROSIL)200、200V、300、R972、R972V、R974、R202、R812、OX50、TT600等を挙げることができ、好ましくはアエロジル200V、R972、R972V、R974、R202、R812である。これらの微粒子は2種以上併用してもよい。
マット剤は、フィルム構成材料の溶融前に添加するか、または予めフィルム構成材料中に含有させておくことが好ましい。例えば、予め溶媒に分散した微粒子とセルロース樹脂および/または可塑剤、紫外線吸収剤等の他の添加剤を混合分散させた後、溶媒を揮発させるか、または沈殿法によって、マット剤を予めフィルム構成材料中に含有させる。このようなフィルム構成材料を用いることにより、マット剤を熱可塑性樹脂中に均一に分散させることができる。
リタデーション制御剤は、特に光学フィルムとして、例えば位相差フィルムを製造する場合に、好ましく使用される。リタデーション制御剤としては、欧州特許911,656A2号明細書に記載されているような、二つ以上の芳香族環を有する芳香族化合物を使用することができる。また二種類以上の芳香族化合物を併用してもよい。該芳香族化合物の芳香族環には、芳香族炭化水素環に加えて、芳香族性ヘテロ環を含む。芳香族性ヘテロ環であることが特に好ましく、芳香族性ヘテロ環は一般に、不飽和ヘテロ環である。中でも1,3,5−トリアジン環が特に好ましい。
熱可塑性樹脂に、安定化剤、可塑剤及び上記その他添加剤を添加するときは、それらを含めた添加剤総量が、熱可塑性樹脂に対して1重量%以上30重量%以下、好ましくは5〜20重量%となるようにする。
フィルム構成材料には、セルロース樹脂以外の高分子材料やオリゴマーを、適宜選択して混合してもよい。このような高分子材料やオリゴマーはセルロース樹脂と相溶性に優れるものが好ましく、フィルムにしたときの全可視域(400nm〜800nm)に渡り透過率が80%以上、好ましくは90%以上、さらに好ましくは92%以上が得られるようにする。セルロース樹脂以外の高分子材料やオリゴマーの少なくとも1種以上を混合する目的は、加熱溶融時の粘度制御やフィルム加工後のフィルム物性を向上するために行なう意味を含んでいる。
本発明において、熱可塑性樹脂と、その他必要により添加される安定化剤等の添加剤は、溶融する前に混合しておくことが好ましい。混合は、混合機等により行なってもよく、また、前記したようにセルロース樹脂調製過程において混合してもよい。混合機を使用する場合は、V型混合機、円錐スクリュー型混合機、水平円筒型混合機等、一般的な混合機を用いることができる。
フィルム構成材料を混合した後に、その混合物を押出し機1を用いて直接溶融して製膜するようにしてもよいが、一旦、フィルム構成材料をペレット化した後、該ペレットを押出し機1で溶融して製膜するようにしてもよい。また、フィルム構成材料が、融点の異なる複数の材料を含む場合には、融点の低い材料のみが溶融する温度で一旦、いわゆるおこし状の半溶融物を作製し、半溶融物を押出し機1に投入して製膜することも可能である。フィルム構成材料に熱分解しやすい材料が含まれる場合には、溶融回数を減らす目的で、ペレットを作製せずに直接製膜する方法や、上記のようなおこし状の半溶融物を作ってから製膜する方法が好ましい。
押出し機1による溶融押出は、他のポリエステルなどの熱可塑性樹脂に用いられる条件と同様の条件で行なうことができる。材料は予め乾燥させておくことが好ましい。真空または減圧乾燥機や除湿熱風乾燥機などで水分を1000ppm以下、好ましくは200ppm以下に乾燥させることが望ましい。例えば、熱風や真空または減圧下で乾燥した熱可塑性樹脂を、押出し機1を用いて、押し出し温度200〜300℃程度で溶融し、リーフディスクタイプのフィルター2などで濾過し、異物を除去する。
供給ホッパー(図示略)から押出し機1へ導入する際は、真空下または減圧下や不活性ガス雰囲気下にして、酸化分解等を防止することが好ましい。
可塑剤などの添加剤を予め混合しない場合は、押出し機の途中で練り込んでもよい。均一に添加するために、スタチックミキサー3などの混合装置を用いることが好ましい。
押出し機1は、一般的にプラスチック押出機として入手可能なものが使用され、市場で入手可能な種々の押出し機が使用可能であるが、溶融混練押出し機が好ましく、単軸押出し機でも2軸押出し機でも良い。フィルム構成材料からペレットを作製せずに、直接製膜を行なう場合、適当な混練度が必要であるため2軸押出し機を用いることが好ましいが、単軸押出し機でも、スクリューの形状をマドック型、ユニメルト型、ダルメージ等の混練型のスクリューに変更することにより、適度の混練が得られるので、使用可能である。フィルム構成材料として、一旦、ペレットやおこし状の半溶融物を使用する場合は、単軸押出し機でも2軸押出し機でも使用可能である。押出し機内は、窒素ガス等の不活性ガスで置換するか、あるいは減圧することにより、酸素の濃度を下げることが好ましい。
押出し機1内のフィルム構成材料の溶融温度は、フィルム構成材料の粘度や吐出量、製造するシートの厚み等によって好ましい条件が異なるが、一般的には、フィルムのガラス転移温度(Tg)に対して、Tg以上、Tg+100℃以下、好ましくはTg+10℃以上、Tg+90℃以下である。押出し時の溶融粘度は、10〜100000ポイズ、好ましくは100〜10000ポイズである。押出し機1内でのフィルム構成材料の滞留時間は短い方が好ましく、5分以内、好ましくは3分以内、より好ましくは2分以内である。滞留時間は、押出し機1の種類、押出す条件にも左右されるが、材料の供給量やL/D、スクリュー回転数、スクリューの溝の深さ等を調整することにより短縮することが可能である。
押出し機1のスクリューの形状や回転数等は、フィルム構成材料の粘度や吐出量等により適宜選択される。本発明において押出し機1でのせん断速度は、1/秒〜10000/秒、好ましくは5/秒〜1000/秒、より好ましくは10/秒〜100/秒である。
押出し機1から押し出されたフィルム構成材料は、流延ダイ4に送られ、流延ダイ4からフィルム状に押し出される。
押出し機1から吐出された溶融物が供給される流延ダイ4はシートやフィルムを製造するために用いられるものであれば特に限定はされない。流延ダイ4の材質としては、ハードクロム、炭化クロム、窒化クロム、炭化チタン、炭窒化チタン、窒化チタン、超鋼、セラミック(タングステンカーバイド、酸化アルミ、酸化クロム)などを溶射もしくはメッキし、表面加工としてバフ、#1000番手以降の砥石を用いるラッピング、#1000番手以上のダイヤモンド砥石を用いる平面切削(切削方向は樹脂の流れ方向に垂直な方向)、電解研磨、電解複合研磨などの加工を施したものなどがあげられる。
流延ダイ4のリップ部の好ましい材質は、流延ダイ4と同様である。
一対の回転ロール5,6で押圧されたフィルム状溶融物は、所望により、さらに第2冷却ロール7および第3冷却ロール8に順に外接させて搬送しながら、冷却固化されて未延伸フィルム10が得られる。
(延伸・巻き取り工程)
本工程では、第3冷却ロール8から剥離ロール9によって剥離された未延伸のフィルム10を、ダンサーロール(フィルム張力調整ロール)11を経て延伸機12に導き、そこでフィルム10を延伸した後、巻取り装置16により巻き取る。延伸により、フィルム中の分子が配向される。
延伸工程では、通常、フィルムの幅手方向への延伸が行われる。幅手方向だけでなく、搬送方向(長手方向またはMD方向ともいう)にも延伸することができる。
フィルムを幅手方向に延伸する方法は、公知のテンターなどを好ましく用いることができる。特に延伸方向を幅手方向とすることで、偏光フィルムとの積層がロール形態で実施できるので好ましい。幅手方向に延伸することで、本発明で得られた光学フィルムの遅相軸は幅手方向になる。
搬送方向の延伸は、1つまたは複数のロール群及び/又は赤外線ヒーター等の加熱装置を介して一段または多段縦延伸することが好ましい。延伸を搬送方向および幅手方向の両方向に行う場合、延伸は、例えばフィルムの搬送方向及び幅手方向に対して、逐次または同時に行なうことができる。本発明のフィルムのガラス転移温度をTgとすると、(Tg−30)℃以上(Tg+100)℃以下の温度範囲内で搬送方向に延伸されたフィルムを、(Tg−20)℃以上(Tg+20)℃以下の温度範囲内で幅手方向に延伸し、次いで熱固定することが好ましい。
2軸方向の延伸倍率は、それぞれ最終的には搬送方向に1.0〜2.0倍、幅手方向に1.01〜2.5倍の範囲とすることが好ましく、搬送方向に1.01〜1.5倍、幅手方向に1.05〜2.0倍に範囲で行なうことが必要とされるリタデーション値を得るためにより好ましい。
延伸工程では公知の熱固定処理、冷却処理および緩和処理を行なってよく、目的とする光学フィルムに要求される特性を有するように適宜調整すればよい。
延伸後、フィルムの端部をスリッター13により製品となる幅にスリットして裁ち落とした後、エンボスリング14及びバックロール15よりなるナール加工装置によりナール加工(エンボッシング加工)をフィルム両端部に施し、巻取り機16によって巻き取ることにより、光学フィルム(元巻き)F中の貼り付きや、すり傷の発生を防止する。ナール加工の方法は、凸凹のパターンを側面に有する金属リングを加熱や加圧により加工することができる。なお、フィルム両端部のクリップの把持部分は通常、変形しており、フィルム製品として使用できないので、切除されて、原料として再利用される。
[光学フィルム]
本発明で得られる光学フィルムは幅手方向および搬送方向の厚みムラが十分に防止されている。
例えば、上記延伸工程直前に得られた未延伸フィルム10について、幅手方向および搬送方向の膜厚変動は平均膜厚に対して±1.5%以内、好ましくは±1.0%以内、より好ましくは±0.5%以内である。膜厚変動はオンラインの膜厚計にて、搬送方向で1mごとに、幅手方向に10点の測定を行ない(合計500点)、平均膜厚に対しての最大の変動幅の割合で表したものである。「平均膜厚」とは全測定値の平均値を意味している。
本発明で得られる光学フィルムの厚さは、用途に応じて適宜選択されてよい。例えば、本発明の光学フィルムを位相差フィルムや偏光板保護フィルムとして使用する場合、厚さは、乾燥後で10〜500μmが好ましい。特に、下限は20μm以上、好ましくは35μm以上である。上限は150μm以下、好ましくは120μm以下である。特に好ましい範囲は25〜90μmである。
また光学フィルムのTgは特に制限されるものではないが、光学フィルムを位相差フィルムや偏光板保護フィルムとして使用する場合、使用環境での分子配向状態の変化を防止する観点から、乾燥後でTgは120℃以上、好ましくは135℃以上とすることが好ましい。フィルム製造時の消費エネルギーの低減および着色防止の観点から、Tgは250℃以下が好ましい。フィルムのTgはフィルムを構成する材料種及び構成する材料の比率を異ならしめることにより制御できる。
本発明に係る光学フィルムは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の各種ディスプレイ、特に液晶ディスプレイに用いられる機能フィルムとして有用であり、それらの中でも、偏向板保護フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、輝度向上フィルム、視野角拡大等の光学補償フィルム等として特に適している。
本発明の光学フィルムを液晶ディスプレイの機能フィルムとして使用する場合、例えば、図4に示すような構成の液晶表示素子を製造できる。
図4において、21a、21bは保護フィルム、22a、22bは位相差フィルム、25a、25bは偏光子、23a、23bはフィルムの遅相軸方向、24a、24bは偏光子の透過軸方向、27は液晶セル、29は液晶表示装置を示している。26a、26bは偏光板を示し、保護フィルム、位相差フィルムおよび偏光子を含むものである。
そのような液晶表示素子において、本発明の光学フィルムは、保護フィルム21a、21bとして使用されてもよいし、または位相差フィルム22a、22bとして使用されてもよい。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1>
(ペレットの作成)
セルロースアセテートプロピオネート 100質量部
(アセチル基の置換度1.95、プロピオニル基の置換度0.7、数平均分子量75000、温度100℃で5時間乾燥、ガラス転移温度Tg=136℃)
トリメチロールプロパントリス(3,4,5−トリメトキシベンゾエート)
10質量部
IRGANOX−1010(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製) 1質量部
SumilizerGP(住友化学社製) 1質量部
上記材料に、マット剤としてシリカ粒子(アエロジルR972V(日本アエロジル社製))0.05質量部、紫外線吸収剤として、TINUVIN360(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)0.5質量部を加え、窒素ガスを封入したV型混合機で30分混合した後、ストランドダイを取り付けた2軸押し出し機(PCM30(株)池貝社製)を用いて240℃で溶融させ、長さ4mm、直径3mmの円筒形のペレットを作製した。この時のせん断速度は、25(/s)に設定した。
(フィルムの製造)
フィルムを図1〜図2に示す製造装置で製造した。
装置条件を、以下、具体的に説明する。
冷却装置43a,43b(図2);表面温度5℃、リップ部41a,41bからの距離10mm、吐出溶融物42からの距離10mm。
パイプ状部材431a,431b;ステンレス、厚み(肉厚)2mm、内径10mm、外径14mm。
冷却媒体432a,432b;水を使用し、上記表面温度と同温に制御した。流速10L/分。
流延ダイのリップクリアランス1.0mm、リップ部平均表面粗さRa0.01μmの流延ダイを用いた。流延ダイのリップ部は250℃に温度制御した。押出機中間部のホッパー開口部から、滑り剤としてシリカ微粒子を、0.1質量部となるよう添加した。
第1冷却ロール及び第2冷却ロールは直径40cmのステンレス製とし、表面にハードクロムメッキを施した。又、内部には温度調整用のオイル(冷却用流体)を循環させて、ロール表面温度を制御した。
弾性タッチロールは、直径30cmとし、内筒と外筒はステンレス製とし、外筒の表面にはハードクロムメッキを施した。外筒の肉厚は2mmとし、内筒と外筒との間の空間に温度調整用のオイル(冷却用流体)を循環させて弾性タッチロールの表面温度を制御した
弾性タッチロールの表面温度は100℃、第1冷却ロールの表面温度は100℃、第2冷却ロールの表面温度は30℃とした。弾性タッチロール、第1冷却ロール、第2冷却ロールの各ロールの表面温度は、ロールにフィルムが最初に接する位置から回転方向に対して90°手前の位置のロール表面の温度を非接触温度計を用いて幅方向に10点測定した平均値を各ロールの表面温度とした。
製膜スピードは、20m/minとした。
溶融物が流延ダイのリップ部から吐出された後、回転ロールと接触するまでの距離は100mmであった。
操作方法について、以下、具体的に説明する。
得られたペレット(水分率50ppm)を、1軸押出機において溶融させ、リーフディスク型金属フィルターを用いて加圧ろ過を行った。流延ダイのリップ部からフィルム状溶融物を、第1冷却ロールとタッチロールとの間に直接、押し出し、押圧し、ドロー比10で、膜厚100μmのキャストフィルムを得た。
押圧時は第1冷却ロール上でフィルムを2mm厚の金属表面を有する弾性タッチロールにより線圧10kg/cmで押圧した。
押圧時のタッチロール側のフィルム温度は、180℃±1℃であった。ここでいう押圧時のタッチロール側のフィルム温度は、第1冷却ロール上のタッチロールが接する位置のフィルムの温度を、非接触温度計を用いて、タッチロールを後退させてタッチロールがない状態で50cm離れた位置から幅方向に10点測定したフィルム表面温度の平均値を指す。このフィルムのガラス転移温度Tgは136℃であった。Tgはセイコー(株)製「DSC6200」を用いてDSC法(窒素中、昇温温度10℃/分)によりダイスから押し出されたフィルムのガラス転移温度を測定した。
得られたフィルムを予熱ゾーン、延伸ゾーン、保持ゾーン、冷却ゾーン(各ゾーン間には各ゾーン間の断熱を確実にするためのニュートラルゾーンも有する)を有するテンターに導入し、巾方向に160℃で1.3倍延伸した後、巾方向に2%緩和しながら70℃まで冷却し、その後クリップから開放し、クリップ把持部を裁ち落として、フィルム両端に幅10mm、高さ5μmのナーリング加工を施し、幅1430mmにスリットした膜厚80μmのフィルムF−1を得た。この際、予熱温度、保持温度を調整し延伸によるボーイング現象を防止した。
参考例2>
以下の装置条件を採用したこと以外、参考例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
冷却装置43a,43b(図2);表面温度5℃、リップ部41a,41bからの距離30mm、吐出溶融物42からの距離30mm。
<比較例1>
冷却装置43a,43bを使用することなしに、図5に示す吸引装置104a,104bを用いて揮発物を吸引・排気したこと以外、参考例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
吸引装置104a,104b(図5);吸引速度180L/分。リップ部41a,41bからの距離10mm、吐出溶融物42からの距離10mm。
<比較例2>
以下の装置条件を採用したこと以外、比較例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
吸引装置104a,104b(図5);吸引速度180L/分。リップ部41a,41bからの距離30mm、吐出溶融物42からの距離30mm。
参考例3>
タッチロール6を使用しなかったこと以外、参考例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
参考例4>
タッチロール6を使用しなかったこと以外、参考例2と同様の方法により、フィルムを製造した。
<比較例3>
タッチロール6を使用しなかったこと以外、比較例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
<比較例4>
タッチロール6を使用しなかったこと以外、比較例2と同様の方法により、フィルムを製造した。
<実施例
図1および図3に示す製造装置を用い、以下の装置条件を採用したこと以外、参考例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
冷却装置44a,44b(図3);リップ部41a,41bからの距離10mm、吐出溶融物42からの距離10mm。
支持ロール441a,441b,442a,442b;ステンレス、厚み(肉厚)2mm、内径10mm、外径14mm。
冷却媒体444a,444b;水を使用し、5℃に制御した。流速10L/分。
加熱媒体447a,447b;シリコーンオイルを使用し、150℃に制御した。流速10L/分。
ベルト443a,443b;(ガラスクロスをフッ素樹脂コート)。搬送速度5m/分。
清掃部材445a,445b;ナイロン製ブラシローラ。周速5m/分。
ベルト443a,443bおよび清掃部材445a,445bは、光学フィルムの製造装置の駆動中、継続して、上記速度で駆動させた。
<比較例5>
冷却装置44a,44bを用いなかったこと以外、参考例1と同様の方法により、フィルムを製造した。
<評価>
上記方法にて光学フィルムを6時間連続的に製造した。
・膜厚変動
延伸工程直前に得られた未延伸フィルムの幅手方向および搬送方向の膜厚変動を評価した。膜厚変動はオンラインの膜厚計(Z5FM-200B;オムロン社製)により前記した方法にて測定した値に基づいて、平均膜厚に対しての最大の変動幅の割合で表した。膜厚変動は±1.5%以内を「可(合格)」とし、±1.0%以内を「良」、0.5%以内を「優」とした。
・ダイライン
延伸工程直前に得られた未延伸フィルムを搬送方向の全長にわたって目視観察し、流延ダイのリップ部の付着物に起因する表面欠陥としてのダイラインについて評価した。
無;ダイラインは全く発生していなかった;
有;ダイラインが発生しており、実用上問題があった。
Figure 0005298655
本発明に係る光学フィルムの製造方法を実施する装置の一例の概略構成図である。 図1における流延ダイから冷却ロールまでの一実施形態の要部拡大図である。 図1における流延ダイから冷却ロールまでの一実施形態の要部拡大図である。 液晶表示装置の構成図の概略を示す分解斜視図である。 従来技術における流延ダイから冷却ロールまでの要部拡大図である。
符号の説明
1:押出し機、2:フィルター、3:スタチックミキサー、4:流延ダイ、5:第1冷却ロール、6:タッチロール、7:第2冷却ロール、8:第3冷却ロール、9:11:13:14:15:搬送ロール、10:未延伸フィルム、12:延伸機、16:巻取り装置、21a:21b:保護フィルム、22a:22b:位相差フィルム、23a:23b:フィルムの遅相軸方向、24a:24b:偏光子の透過軸方向、25a:25b:偏光子、26a:26b:偏光板、27:液晶セル、29:液晶表示装置、41a:41b:リップ部、42:溶融物、43a:43b:冷却装置、44a:44b:冷却装置、47:対向部、49:析出物、431a:431b:パイプ状部材、432a:432b:冷却媒体、441a:441b:442a:442b:支持ロール、443a:443b:ベルト、444a:444b:冷却媒体、445a:445b:清掃部材、446a:446b:収容槽、447a:447b:加熱媒体、104a:104b:吸引手段(吸引装置)。

Claims (5)

  1. 溶融した熱可塑性樹脂を含むフィルム構成材料を流延ダイのリップ部よりフィルム状で冷却ロール上に吐出し冷却固化させて光学フィルムを製造する方法であって、
    溶融物から揮発した揮発物を、表面温度が該揮発物の沸点以下に保持された冷却装置の表面に析出させ、回収し、
    該冷却装置が少なくとも2つの回転可能な支持ロールにベルトが張架されてなり、該支持ロールのうち少なくとも1つの支持ロールの内部に、揮発物の沸点以下に温度制御された冷却媒体を流通させていることを特徴とする光学フィルムの製造方法。
  2. 前記揮発物の沸点をTb(℃)として、
    冷却装置の表面温度がTb−5〜Tb−120(℃)である請求項1に記載の光学フィルムの製造方法。
  3. 吐出されたフィルム状溶融物を冷却ロール上でタッチロールにより押圧することを特徴とする請求項1または2に記載の光学フィルムの製造方法。
  4. 溶融した熱可塑性樹脂を含むフィルム構成材料を流延ダイのリップ部よりフィルム状で冷却ロール上に吐出し冷却固化させて光学フィルムを製造する装置であって、
    表面温度が、溶融物から揮発した揮発物の沸点以下に保持された冷却装置を備え、
    該冷却装置が少なくとも2つの回転可能な支持ロールにベルトが張架されてなり、該支持ロールのうち少なくとも1つの支持ロールの内部に、揮発物の沸点以下に温度制御された冷却媒体を流通させており、
    該冷却装置の表面に揮発物を析出させ、回収することを特徴とする光学フィルムの製造装置。
  5. 冷却装置がリップ部近傍に配置されている請求項に記載の光学フィルムの製造装置。
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