JP5298239B2 - グリルシャッタの開閉制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロント部に開閉自在に設けられ、開放時に、エアコンの冷媒を冷却するための外気を車両内に導入するグリルシャッタの開閉制御装置に関する。
従来のグリルシャッタの開閉制御装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このグリルシャッタは、車両のエンジンルーム内に配置されたラジエータに、冷却用の外気を送風するためのものである。この開閉制御装置では、ラジエータの水温を検出するとともに、検出された水温が所定温度以上のときには、エンジンの過熱を防止すべく、ラジエータを冷却するために、グリルシャッタを開放する。一方、ラジエータの水温が所定温度よりも低いときには、グリルシャッタを閉鎖することによって、グリルシャッタの開放による空気抵抗の増大を回避し、燃費を向上させるようにしている。
また、この開閉制御装置では、ラジエータの水温に加えて、エアコンの作動状況(クーラのオン/オフおよびファンスイッチの位置)およびエンジンルーム内の温度を検出し、それらの検出結果に応じて、グリルシャッタの開閉が制御される。
実開昭60−110625号公報
しかし、上述した従来の開閉制御装置では、グリルシャッタの開閉を、ラジエータの水温、エアコンの作動状況およびエンジンルーム内の温度に応じて制御するにすぎない。このため、車両の外部環境やエアコンの実際の作動状態などによっては、グリルシャッタの閉鎖によってむしろ燃費が悪化し、それにより、燃費の向上を十分に達成できない場合がある。
例えば、エアコンがオン状態で、そのファンスイッチの位置が同じであっても、外気の温度が高い場合には、エアコンの負荷がより大きくなるのに伴い、コンプレッサなどを駆動するためのエアコンの消費動力が増大するため、燃費が低下する。このため、この状態においてグリルシャッタを閉鎖しても、それによる燃費の上昇分を、エアコンの消費動力による燃費の低下分が上回ることがあり、その場合には、車両全体として燃費が悪化してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、エアコンの作動を確保しながら、車外環境やエアコンの作動状態に応じて、グリルシャッタを適切に開閉でき、それにより、車両の運転効率を十分に向上させることができるグリルシャッタの開閉制御装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明は、車両Vのフロント部に開閉自在に設けられ、開放時に、車両Vのエアコン32,132の冷媒を冷却するための外気を車両V内に導入するグリルシャッタ47の開閉を制御するグリルシャッタの開閉制御装置1,101であって、エアコン32,132の負荷(実施形態における(以下、本項において同じ)エアコン作動時間比率RA/CON、駆動電流のデューティ比DUTYCOMP)を取得する負荷取得手段(ECU2)と、外気の温度(外気温TAM)を検出する外気温度検出手段(外気温センサ22)と、検出された外気の温度に応じて、しきい値RREF,DREFを設定するしきい値設定手段(ECU2、図7のステップ23、図8、図15のステップ82、図16)と、取得された負荷が設定されたしきい値RREF,DREFよりも大きいときに、グリルシャッタ47を開放する開閉制御手段(ECU2、モータ31、図7のステップ24,31、図12のステップ73,77、図15のステップ83,89、図17のステップ91,77)と、を備え、開閉制御手段は、エアコン32の停止状態が所定時間TOFFREF以上、継続したときに、グリルシャッタ47を閉鎖する(図12のステップ71,72)ことを特徴とする。
このグリルシャッタの開閉制御装置によれば、エアコンの負荷を取得するとともに、検出された外気の温度に応じてしきい値を算出する。そして、取得した負荷がしきい値よりも大きいときに、グリルシャッタを開放する。
本発明は、以下の観点に基づいている。すなわち、前述したように、内燃機関を動力源とする車両の場合、車外環境やエアコンの作動状態によっては、グリルシャッタを閉鎖しても、それによる燃費の上昇分を、エアコンの消費動力による燃費の低下分が上回り、燃費が悪化することがある。このエアコンの消費動力は、エアコンの負荷に応じて変化する。また、外気の温度が高い場合には、エアコンの負荷が大きくなるため、エアコンの消費動力は増大する。
以上の観点から、本発明によれば、エアコンの負荷が、外気の温度に応じて算出されたしきい値よりも大きいときに、グリルシャッタを開放する。このグリルシャッタの開放により、冷媒の冷却を促進し、エアコンの負荷を軽減することによって、その消費動力を低減することができる。したがって、エアコンの作動を確保しながら、車外環境やエアコンの作動状態に応じて、グリルシャッタを適切に開閉でき、それにより、車両の運転効率(内燃機関を動力源とする場合には燃費)を十分に向上させることができる。
また、エアコンが所定時間以上、停止している状態は、エアコンの負荷が小さく、その作動の要求度合が低い状況、あるいは、例えばエアコンスイッチが操作され、運転者がエアコンを使用することを意図していない状況であると推定される。本発明によれば、エアコンの停止状態が所定時間以上、継続したときに、グリルシャッタを閉鎖するので、それによる空気抵抗の低減によって、車両の運転効率をさらに向上させることができる
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のグリルシャッタの開閉制御装置1において、エアコン32が作動状態または停止状態のいずれにあるかを検出する作動/停止状態検出手段(クラッチスイッチ24)をさらに備え、負荷取得手段は、検出されたエアコン32の作動/停止状態に基づき、エアコン32の作動時間比率(エアコン作動時間比率RA/CON)を、エアコン32の負荷として算出する作動時間比率算出手段(ECU2、図7のステップ22)を有することを特徴とする。
この構成によれば、検出されたエアコンの作動/停止状態に基づいて、エアコンの作動時間比率を、エアコンの負荷として算出する。エアコンの消費動力は、エアコンの負荷に応じて変化し、この負荷が高いほど、エアコンの稼働時間が長くなり、その作動時間比率が増大するため、より増大する。このため、エアコンの作動時間比率は、エアコンの消費動力を良好に表す。したがって、エアコンの作動時間比率に応じて、グリルシャッタを適切に開閉でき、車両の運転効率を十分に向上させることができる。
請求項に係る発明は、請求項1に記載のグリルシャッタの開閉制御装置101において、エアコン132の冷媒を圧縮するコンプレッサ113が容量を可変とする可変容量コンプレッサで構成され、負荷取得手段は、コンプレッサ113の作動容量を表す作動容量パラメータ(駆動電流のデューティ比DUTYCOMP)を、エアコン132の負荷として取得する作動容量パラメータ取得手段(ECU2)を有することを特徴とする。
この構成によれば、エアコン用の可変容量式のコンプレッサの実際の作動容量を表す作動容量パラメータを、エアコンの負荷として取得する。エアコンの消費動力は、エアコンの負荷に応じて変化し、そのコンプレッサが容量可変の場合には、エアコン負荷が高いほど、コンプレッサの作動容量はより大きくなるように制御される。このため、コンプレッサの作動容量は、エアコンの消費動力を良好に表す。したがって、作動容量パラメータに応じて、グリルシャッタを適切に開閉でき、車両の運転効率を十分に向上させることができる。
請求項に係る発明は、請求項2または3に記載のグリルシャッタの開閉制御装置1,101において、エアコン32,132の冷媒の圧力(冷媒圧PD)を検出する冷却圧力検出手段(冷媒圧センサ21)と、エアコン32,132が作動状態から停止状態に変化したときに冷却圧力検出手段により検出された冷媒の圧力(エアコン停止時圧PDOFF)を、判定用の冷媒圧力(判定用冷媒圧PD_JUD)として設定する判定用冷媒圧力設定手段(ECU2、図9のステップ47〜49)と、をさらに備え、開閉制御手段は、設定された判定用の冷媒圧力が所定の圧力しきい値PREFよりも大きいときに、グリルシャッタを開放する(図9のステップ53,54、図12のステップ74,77、図17のステップ74,77)ことを特徴とする。
この構成によれば、エアコンの冷媒の圧力が所定の圧力しきい値よりも大きいときに、グリルシャッタを開放する。このグリルシャッタの開放により、冷媒の冷却を促進し、エアコンの負荷を軽減することによって、冷媒の圧力がそれ以上増大し、過大になるのを回避でき、したがって、エアコンを有効に保護することができる。また、圧力しきい値と比較される判定用の冷媒圧力として、エアコンが作動状態から停止状態に変化したときに検出された一定の冷媒の圧力を用いるので、グリルシャッタの開閉制御を、ハンチングを伴うことなく適切に行うことができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載のグリルシャッタの開閉制御装置1,101において、判定用冷媒圧力設定手段は、エアコン32,132の作動状態が所定時間TONREF2以上、継続したときに、冷却圧力検出手段により検出された冷媒の圧力を、判定用の冷媒圧力として設定する(図9のステップ50,51)ことを特徴とする。
この構成によれば、エアコンの作動状態が所定時間以上、継続したときには、検出された冷媒の圧力を判定用の冷媒圧力として用いるので、エアコンの作動中に変化する実際の冷媒の圧力に応じて、グリルシャッタの開閉をきめ細かく適切に制御でき、エアコンをさらに有効に保護することができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のグリルシャッタの開閉制御装置1,101において、開閉制御手段は、検出された外気の温度が所定温度TREFよりも低いときに、グリルシャッタ47を閉鎖する(図11のステップ61,62、図12のステップ75,72、図17のステップ75,72)ことを特徴とする。
この構成によれば、検出された外気の温度が所定温度よりも低いときに、グリルシャッタを閉鎖する。これにより、エアコンを使用しない、あるいは使用する必要性の低い冬季などの低温時において、グリルシャッタを閉鎖することにより、車両の運転効率の向上を図れるとともに、内燃機関を動力源とする場合には、その暖機を促進することができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のグリルシャッタの開閉制御装置1,101において、車両Vの速度(車速VP)を検出する車速検出手段(車速センサ23)をさらに備え、開閉制御手段は、検出された車両Vの速度が所定速度(所定速度VREFとヒステリシス定数ΔVとの差)よりも低いときに、グリルシャッタ47を開放する(図11のステップ64,65、図12のステップ75,77、図17のステップ75,77)ことを特徴とする。
車両の停車時や低速運転時には、グリルシャッタの閉鎖による空気抵抗の低減効果が小さいとともに、走行風による冷媒の冷却効果が小さいため、エアコンの負荷が増大しやすい。この構成によれば、検出された車両の速度が所定速度よりも低いときに、グリルシャッタを開放するので、それによる冷媒の冷却によって、車両の停車時などに増大しやすいエアコンの負荷を適切に軽減することができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のグリルシャッタの開閉制御装置1,101において、開閉制御手段によりグリルシャッタ47を開放状態から閉鎖状態に切り換える際に、切換を所定時間TSREF、禁止する切換禁止手段(ECU2、図12のステップ78,72、図17のステップ78,72)をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、グリルシャッタを開放状態から閉鎖状態に切り換える際のハンチングを適切に防止することができる。
グリルシャッタが閉鎖された状態の車両の通風装置の断面図である。 グリルシャッタが開放された状態の車両の通風装置の断面図である。 本発明の第1実施形態によるグリルシャッタの開閉制御装置を示すブロック図である。 第1実施形態によるグリルシャッタの開閉制御処理を示すフローチャートである。 エアコンの作動/停止判定処理を示すフローチャートである。 エアコンの停止継続状態の判定に用いられる所定時間を算出するためのマップである。 エアコン状態判定処理を示すフローチャートである。 エアコン作動時間比率のしきい値を算出するためのマップである。 冷媒圧判定処理を示すフローチャートである。 判定用冷媒圧のしきい値を算出するためのマップである。 走行条件判定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態によるグリルシャッタの開閉決定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態によるグリルシャッタの開閉制御装置を示すブロック図である。 第2実施形態によるグリルシャッタの開閉制御処理を示すフローチャートである。 コンプレッサ状態判定処理を示すフローチャートである。 駆動電流のデューティ比のしきい値を算出するためのマップである。 第2実施形態によるグリルシャッタの開閉決定処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1に示すように、本発明を適用した開閉制御装置1を搭載した車両Vは、そのフロント部に通風装置40を備えている。この通風装置40は、車両Vの前側(図の左側)から順に、グリル42、ダクト43およびグリルシャッタ機構41を備えており、その後方には、後述するエアコン32のコンデンサ11およびラジエータ12が設けられている。
グリルシャッタ機構41は、シャッタベース44と、シャッタベース44内に上下方向に延びる支持部材45と、支持部材45に支持された複数の水平のシャフト46と、各シャフト46に回動自在に取り付けられたグリルシャッタ47とを有している。各グリルシャッタ47は、継手51を介して、上下方向に延びるスライドリンク48に回動自在に連結されており、スライドリンク48は、連結ピン49およびアームリンク54を介して、モータ31の回転軸31aに連結されている。また、グリルシャッタ47が閉鎖された図1の状態では、スライドリンク48の下端が下ストッパ52に当接している。
モータ31は、回転軸31aが所定の角度範囲で回動するDCモータで構成されている。図1に示す状態から回転軸31aが反時計方向に回動すると、それと一体にアームリンク54が回動するのに伴い、スライドリンク48は、上方の上ストッパ53に当接するまで、上方に移動する。このスライドリンク48の移動に伴い、各グリルシャッタ47は、シャフト46を中心として、反時計方向に回動し、図2に示す開放状態になる。
このグリルシャッタ47の開放状態では、車両Vの走行中にグリル42から流入した外気は、ダクト43によって案内され、コンデンサ11およびラジエータ12を通過した後に、大気に放出される。このように外気が通過する際に、コンデンサ11を流れる冷媒およびラジエータ12を流れる冷却水の熱が持ち去られ、冷却される。
図3に示すように、車両Vには、運転室(図示せず)内を冷房するためのエアコンディショナ(以下「エアコン」という)32が搭載されている。上述したコンデンサ11は、コンプレッサ13およびエバポレータ(図示せず)などとともに、エアコン32の冷凍サイクルを構成するものである。
コンプレッサ13は、固定容量タイプのものであり、電磁式のエアコンクラッチ14などを介して、エンジン3のクランクシャフト3aに連結されている。エアコンクラッチ14が接続された状態では、コンプレッサ13は、エンジン3の動力によって駆動され、低温低圧の気体状の冷媒を圧縮し、高温高圧の気体状の冷媒として、冷媒管15を介して、コンデンサ11に送る。コンプレッサ13によるエンジン3の負荷は、エアコン32の負荷が大きいほど、より大きくなる。
上記のエアコンクラッチ14の接続/遮断は、運転室に設けられたエアコンスイッチ(図示せず)の操作状態に応じて設定されるとともに、ECU2によって制御される。具体的には、エアコンスイッチが運転者の操作によりオフ状態になっているときには、エアコンクラッチ14は遮断され、エアコン32は停止状態に保持される。エアコンスイッチがオン状態のときには、ECU2は、運転室内の温度(以下「室内温」という)が運転者によって設定された設定温度になるようにエアコンクラッチ14を接続/遮断することで、エアコン32の作動/停止を制御する。また、エアコンクラッチ14の接続/遮断状態は、クラッチスイッチ24によって検出され、その検出信号はECU2に出力される。
また、冷媒管15のコンプレッサ13のすぐ下流側には、冷媒圧センサ21が設けられている。冷媒圧センサ21は、冷媒管15内を流れる冷媒の圧力(以下「冷媒圧」という)PDを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
さらに、ECU2には、外気温センサ22から、外気の温度(以下「外気温」という)TAMを表す検出信号が、車速センサ23から、車両Vの速度である車速VPを表す検出信号が、それぞれ出力される。また、ECU2には、イグニッションスイッチ25から、そのオン/オフ状態を表す検出信号が出力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよび入出力インターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータ(図示せず)で構成されている。ECU2は、上述したセンサ21〜23およびスイッチ24、25の検出信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに基づいて、各種の演算処理を実行する。
なお、本実施形態では、ECU2は、負荷取得手段、作動時間比率算出手段、作動容量パラメータ取得手段、しきい値設定手段、開閉制御手段、判定用冷媒圧力設定手段、および切換禁止手段に相当する。
次に、図4〜図12を参照しながら、本発明の第1実施形態によるグリルシャッタ47の開閉制御処理について説明する。この開閉制御処理は、エアコン32の運転状態や車両Vの走行状態に応じてグリルシャッタ47の開閉を制御するものであり、図4がメインルーチン、図5,7,9,11および12がサブルーチンに相当する。各処理は、所定時間ごとに実行される。
図4のメインルーチンではまず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、エアコン作動/停止(A/C ON/OFF)判定処理を実行する。このエアコン作動/停止判定処理は、エアコン32が作動状態または停止状態のいずれにあるかを判定するとともに、その判定結果に応じて、開閉制御に用いられる各種のタイマの値などを設定するものであり、図5はそのサブルーチンを示す。
本処理ではまず、ステップ11において、エンジン3の始動後の経過時間を計測する始動後タイマの値(以下「始動後タイマ値」という)TM_STが0であるかを否かを判別する。この始動後タイマ値TM_STは、イグニッションスイッチ25がオンされたときに、所定時間TMREF(例えば3sec)にリセットされる。
なお、この始動後タイマを含み、本実施形態において用いられるすべてのタイマは、ダウンカウント式のものであり、そのタイマ値は、所定のリセット条件が成立したときに、所定値にリセットされ、それ以外のときにダウンカウントされ、値0になったときに、ダウンカウントが停止されることによって、値0に保持される。
上記ステップ11の答がNOで、エンジン3の始動後、所定時間TMREFが経過していないときには、ステップ12において、エアコン32の停止状態の継続時間を計測するエアコン停止タイマの値(以下「エアコン停止タイマ値」という)TM_A/COFFを0に保持し、本処理を終了する。
一方、上記ステップ11の答がYESで、エンジン3の始動後、所定時間TMREF以上が経過したときには、ステップ13において、クラッチスイッチ24の検出信号に基づいて、エアコンクラッチ(A/C CL)14が接続されているか否かを判別する。この答がYESのときには、エアコン32が作動状態であると判定し、ステップ14以降の処理を実行する。
まず、ステップ14において、外気温TAMに応じ、図6に示すマップを検索することによって、所定時間TOFFREFを算出する。このマップでは、所定時間TOFFREFは、外気温TAMが値TAM_A1よりも低いときには、第1所定値TM1に設定され、外気温TAMが値TAM_A1以上で値TAM_A2よりも低いときには、外気温TAMが高いほど、より小さな値に設定されている。また、外気温TAMが値TAM_A2以上のときには、所定時間TOFFREFは、第1所定値TM1よりも小さな第2所定値TM2に設定されている。
次に、ステップ15において、エアコン停止タイマ値TM_A/COFFを算出された所定時間TOFFREFにリセットするとともに、エアコン32が作動状態であることを表すために、ステップ16において、エアコン作動フラグF_A/CONを「1」にセットし、本処理を終了する。
一方、上記ステップ13の答がNOで、エアコンクラッチ14が遮断されているときには、エアコン32が停止状態であると判定し、ステップ17以降の処理を実行する。まず、ステップ17および18において、エアコン32の作動状態の継続時間を計測する第1エアコン作動タイマの値(以下「第1エアコン作動タイマ値」という)TM_A/CON1、および第2エアコン作動タイマの値(以下「第2エアコン作動タイマ値」という)TM_A/CON2を、それぞれの所定時間TONREF1、TONREF2にリセットする。次に、ステップ19において、エアコン32が停止状態であることを表すために、エアコン作動フラグF_A/CONを「0」にセットし、本処理を終了する。
図4に戻り、ステップ1に続くステップ2では、エアコン状態判定処理を実行する。このエアコン状態判定処理は、エアコン32の運転状態に応じ、燃費向上の観点から、グリルシャッタ47を閉鎖または開放のいずれとすべきかを判定するものであり、図7はそのサブルーチンを示す。
本処理ではまず、ステップ21において、前述した始動後タイマ値TM_STが0であるか否かを判別する。この答がNOで、エンジン3の始動後、所定時間TMREFが経過していないときには、グリルシャッタ47を開放すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ31において、エアコン状態フラグF_SSA/Cを「0」にセットし、本処理を終了する。
一方、上記ステップ21の答がYESで、エンジン3の始動後、所定時間TMREF以上が経過したときには、ステップ22において、エアコン作動時間比率RA/CONを算出する。このエアコン作動時間比率RA/CONは、現時点までの所定期間におけるエアコン32の稼働率を表すものであり、次式(1)によって算出される。
RA/CON=(T_A/CON)/(T_A/CON+T_A/COFF)
・・・・(1)
ここで、T_A/CONは、エアコン作動時間であり、上記の所定期間内において、エアコンクラッチ14が接続されていた時間を積算することによって算出される。また、T_A/COFFは、エアコン停止時間であり、所定期間内において、エアコンクラッチ14が遮断されていた時間を積算することによって算出される。
次に、ステップ23において、外気温TAMに応じ、図8に示すマップを検索することによって、しきい値RREFを算出する。このマップでは、しきい値RREFは、外気温TAMが高いほど、より小さな値に設定されている。
次に、ステップ24において、算出されたエアコン作動時間比率RA/CONがしきい値RREFよりも小さいか否かを判別する。この答がYESのときには、ステップ25において、その状態の継続回数を計測する第1カウンタ値CNTA/C1をインクリメントするとともに、ステップ26において、第1カウンタ値CNTA/C1が所定回数CNTREF1(例えば4回)以上であるか否かを判別する。この答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、上記ステップ26の答がYESのとき、すなわち、エアコン作動時間比率RA/CONがしきい値RREFを下回った状態が、所定回数CNTREF1以上、継続したときには、エアコン32の稼働率が低いことから、エアコン32による消費動力が小さく、燃費に及ぼす影響が小さいとして、グリルシャッタ47を閉鎖すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ27において、エアコン状態フラグF_SSA/Cを「1」にセットし、本処理を終了する。
一方、前記ステップ24の答がNOで、エアコン作動時間比率RA/CONがしきい値RREF以上のときには、ステップ28において、第1カウンタ値CNTA/C1を0にリセットするとともに、ステップ29において、エアコン作動時間比率RA/CONが、しきい値RREFとヒステリシス定数ΔRとの和(=RREF+ΔR)よりも大きいか否かを判別する。この答がNOで、RA/CON≦RREF+ΔRのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、上記ステップ29の答がYESで、RA/CON>RREF+ΔRのときには、ステップ30において、図5のステップ17でリセットした第1エアコン作動タイマ値TM_A/CON1が0であるか否かを判別する。この答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、上記ステップ30の答がYESのとき、すなわち、エアコン作動時間比率RA/CONが、しきい値RREFとヒステリシス定数ΔRとの和(=RREF+ΔR)を上回っており、かつ、エアコン32の作動状態が所定時間TONREF1以上、継続したときには、エアコン32の稼働率が高いことから、エアコン32による消費動力が大きく、燃費に及ぼす影響が大きいとして、グリルシャッタ47を開放すべきと判定し、前記ステップ31において、エアコン状態フラグF_SSA/Cを「0」にセットし、本処理を終了する。
以上のように、本処理では、エアコン作動時間比率RA/CONがしきい値RREFとヒステリシス定数ΔRとの和を上回ったときに、グリルシャッタ47を開放すべきと判定する。また、前述したように、しきい値RREFは、図8のマップに基づき、外気温TAMが高いほど、より小さな値に設定されている。これは、外気温TAMが高いほど、エアコン32の負荷がより高くなり、燃費が悪化するので、グリルシャッタ47をより早期に開放することで、エアコン32の負荷を軽減し、燃費の向上を図るためである。
図4に戻り、ステップ2に続くステップ3では、エアコン32の冷媒圧判定処理を実行する。この冷媒圧判定処理は、冷媒圧センサ21で検出されたエアコン32の冷媒圧PDに応じ、主としてエアコン32の保護の観点から、グリルシャッタ47を閉鎖または開放のいずれとすべきかを判定するものであり、図9はそのサブルーチンを示す。
本処理ではまず、ステップ41において、始動後タイマ値TM_STが0であるか否かを判別する。この答がNOで、エンジン3の始動後、所定時間TMREFが経過していないときには、ステップ42において、始動後フラグF_ASTを「1」にセットする。
次に、ステップ43において、冷媒圧判定に用いる判定用冷媒圧PD_JUDを、そのときに冷媒圧センサ21によって検出された冷媒圧PDに設定する。次に、ステップ45において、エアコン作動フラグF_A/CONが「1」から「0」に変化したか否かを判別する。この答がYESで、エアコン32が作動状態から停止状態に切り換えられたときには、ステップ46において、始動後フラグF_ASTを「0」にセットし、後述するステップ52に進む。一方、上記ステップ45の答がNOのときには、ステップ52に直接、進む。
一方、前記ステップ41の答がYESで、エンジン3の始動後、所定時間TMREF以上が経過したときには、ステップ44において、始動後フラグF_ASTが「1」であるか否かを判別する。この答がYESのときには、前記ステップ43に進み、判定用冷媒圧PD_JUDを冷媒圧PDに設定する。以上のように、判定用冷媒圧PD_JUDは、エンジン3の始動後、所定時間TMREFが経過するまで、またその後、エアコン32が作動状態から停止状態に切り換えられるまで、冷媒圧PDに設定される。
一方、上記ステップ44の答がNOで、始動後フラグF_ASTが「0」のときには、ステップ47において、エアコン作動フラグF_A/CONが「1」から「0」に変化したか否かを判別する。この答がYESで、エアコン32が作動状態から停止状態に切り換えられた直後のときには、ステップ48において、そのときに検出された冷媒圧PDをエアコン停止時圧PDOFFとして記憶するとともに、ステップ49において、このエアコン停止時圧PDOFFを判定用冷媒圧PD_JUDとして設定し、ステップ52に進む。
一方、上記ステップ47の答がNOで、エアコン32が作動状態から停止状態に切り換えられた直後以外のときには、ステップ50において、図5のステップ18でリセットされた第2エアコン作動タイマ値TM_A/CON2が0であるか否かを判別する。この答がNOで、エアコン32の作動状態が所定時間TONREF2、継続していないときには、前記ステップ49に進み、判定用冷媒圧PD_JUDをエアコン停止時圧PDOFFに設定する。
一方、上記ステップ50の答がYESで、エアコン32の作動状態が所定時間TONREF2以上、継続したときには、ステップ51において、判定用冷媒圧PD_JUDを冷媒圧PDに設定し、ステップ52に進む。
前記ステップ45の答がNOのとき、または、ステップ46,49,51のいずれかに続いて実行されるステップ52では、外気温TAMに応じ、図10に示すマップを検索することによって、圧力しきい値PREFを算出する。このマップでは、圧力しきい値PREFは、外気温TAMが値TAM_B1より低いときには、第1所定値PD1に設定され、外気温TAMが値TAM_B1以上で値TAM_B2よりも低いときには、外気温TAMが高いほど、より大きな値に設定されている。また、外気温TAMが値TAM_B2よりも高いときには、圧力しきい値PREFは、第1所定値PD1よりも大きな第2所定値PD2に設定されている。
次に、ステップ53において、ステップ43、49または51で設定された判定用冷媒圧PD_JUDが、算出された圧力しきい値PREFよりも大きいか否かを判別する。この答がYESのときには、冷媒圧PDが大きいことから、冷媒圧PDがそれ以上、増大するのを回避し、エアコン32を保護するために、グリルシャッタ47を開放すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ54において、冷媒圧フラグF_SSPDを「0」にセットし、本処理を終了する。
一方、上記ステップ53の答がNOで、PD_JUD≦PREFのときには、ステップ55において、判定用冷媒圧PD_JUDが、圧力しきい値PREFと所定のヒステリシス定数ΔPとの差(=PREF−ΔP)よりも低いか否かを判別する。この答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。一方、上記ステップ55の答がYESで、判定用冷媒圧PD_JUDがPREF−ΔPよりも低くなったときには、判定用冷媒圧PD_JUDが低いことから、エアコン32を保護する必要性が低いとして、グリルシャッタ47を閉鎖すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ56において、冷媒圧フラグF_SSPDを「1」にセットし、本処理を終了する。
図4に戻り、ステップ3に続くステップ4では、走行条件判定処理を実行する。この走行条件判定処理は、車両Vの走行状態に応じて、燃費向上の観点から、グリルシャッタ47を閉鎖または開放のいずれとすべきかを判定するものであり、図11はそのサブルーチンを示す。
本処理ではまず、ステップ61において、外気温TAMが所定温度TREF(例えば0℃)よりも低いか否かを判別する。この答がYESのときには、外気温TAMが低いことで、エアコン32を使用する必要性が低いとして、グリルシャッタ47の閉鎖による空気抵抗の低減効果を得るために、グリルシャッタ47を閉鎖すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ62において、走行条件フラグF_SSTRVを「1」にセットし、本処理を終了する。
一方、上記ステップ61の答がNOで、TAM≧TREFのときには、ステップ63において、車速VPが所定速度VREF(例えば30km/h)よりも高いか否かを判別する。この答がYESのときには、車速VPが高いことで、走行風による冷媒の冷却効果が大きいと推定されるため、グリルシャッタ47を閉鎖すべきと判定し、上記ステップ62を実行し、走行条件フラグF_SSTRVを「1」にセットする。
一方、上記ステップ63の答がNOで、VP≦VREFのときには、ステップ64において、車速VPが、所定速度VREFと所定のヒステリシス定数ΔVとの差(=VREF−ΔV)よりも低いか否かを判別する。この答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。一方、上記ステップ64の答がYESで、VP<VREF−ΔVのときには、車速VPが低いことで、グリルシャッタ47の閉鎖による空気抵抗の低減効果が小さいとともに、走行風による冷媒の冷却効果が小さいため、エアコン32の負荷が増大しやすいため、グリルシャッタ47を開放すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ65において、走行条件フラグF_SSTRVを「0」にセットし、本処理を終了する。
図4に戻り、ステップ4に続くステップ5では、シャッタ開閉決定処理を実行し、図4の処理を終了する。このシャッタ開閉決定処理は、上記ステップ1〜4の処理で得られた判定結果に基づいて、グリルシャッタ47の開閉を最終的に決定するものであり、図12はそのサブルーチンを示す。
本処理ではまず、ステップ71において、エアコン停止タイマ値TM_A/COFFが0であるか否かを判別する。この答がYESで、エンジン3の始動後、所定時間TMREFが経過していないとき、または、エアコン32の停止状態が所定時間TOFFREF以上、継続しているときには、運転者がエアコン32を使用することを意図していないとして、グリルシャッタ47を閉鎖するものと決定し、ステップ72において、モータ31を駆動することによって、グリルシャッタ47を閉鎖し、本処理を終了する。
以上のように、エアコン32の停止状態が所定時間TOFFREF以上、継続しているときには、グリルシャッタ47が閉鎖される。また、前述したように、この所定時間TOFFREFは、図6のマップに基づき、基本的に、外気温TAMが高いほど、より小さな値に設定されている。これは、外気温TAMが高いほど、本来的にエアコン32の作動頻度が高く、その停止状態の継続時間が短くなる傾向にあるので、運転者がエアコン32を使用する意図がないという判定をより早期に行い、空気抵抗の低減効果を得るべく、グリルシャッタ47をより早く閉鎖するためである。
一方、上記ステップ71の答がNOで、エアコン停止タイマ値TM_A/COFFが0でないときには、 ステップ73〜75において、以下の(a)〜(c)の条件が成立しているか否かをそれぞれ判別する。
(a)エアコン状態フラグF_SSA/Cが「1」であること
(b)冷媒圧フラグF_SSPDが「1」であること
(c)走行条件フラグF_SSTRVが「1」であること
これらのステップ73〜75の答のいずれかがNOで、(a)〜(c)の条件のいずれかが成立していないときには、グリルシャッタ47を開放するものと決定し、ステップ76において、後述する閉鎖遅延タイマの値TM_SSHUTを所定時間TSREF(例えば30sec)にリセットするとともに、ステップ77において、モータ31を駆動することによって、グリルシャッタ47を開放し、本処理を終了する。
一方、ステップ73〜75のすべての答がYESのときには、グリルシャッタ47を閉鎖するものと決定するとともに、ステップ78において、閉鎖遅延タイマの値TM_SSHUTが0であるか否かを判別する。この答がNOで、上記の(a)〜(c)の条件がすべて成立した後、所定時間TSREFが経過していないときには、前記ステップ77を実行し、グリルシャッタ47を開放状態に維持する。
一方、上記ステップ78の答がYESで、(a)〜(c)の条件がすべて成立した後、所定時間TSREF以上が経過したときには、前記ステップ72を実行し、グリルシャッタ47を閉鎖する。
以上のように、本実施形態によれば、エアコン作動時間比率RA/CONが、外気温TAMに応じて算出されたしきい値RREFとヒステリシス定数ΔRとの和よりも大きいときに(図7のステップ29:YES)、グリルシャッタ47を開放するので、それにより、コンデンサ11での冷媒の冷却を促進し、エアコン32の負荷を軽減することによって、その消費動力を低減することができる。したがって、エアコン32の作動を確保しながら、外気温TAMやエアコン32の稼働率に応じて、グリルシャッタ47を適切に開閉でき、それにより、燃費を十分に向上させることができる。
また、エアコン32の停止状態が所定時間TOFFREF以上、継続したときに(図12のステップ71:YES)、グリルシャッタ47を閉鎖するので、それによる空気抵抗の低減によって、燃費をさらに向上させることができる。
また、エアコン32の冷媒圧PDが圧力しきい値PREFよりも大きいときに(図9のステップ53:YES)、グリルシャッタ47を開放するので、それにより、エアコン32の冷媒の冷却を促進し、エアコン32の負荷を軽減することによって、冷媒圧PDがそれ以上、増大し、過大になるのを回避でき、したがって、エアコン32を有効に保護することができる。また、通常時には、冷媒圧判定の判定用冷媒圧PD_JUDとして、エアコン32の停止時に得られた一定のエアコン停止時圧PDOFFを用いる(図9のステップ49)ので、グリルシャッタ47の開閉制御を、ハンチングを伴うことなく適切に行うことができる。
さらに、エアコン32の作動状態が所定時間TONREF2以上、継続したときには(図9のステップ50:YES)、判定用冷媒圧PD_JUDとして冷媒圧PDを用いるので、エアコン32の作動中に変化する実際の冷媒圧PDに応じて、グリルシャッタ47の開閉をきめ細かく適切に制御でき、エアコン32をさらに有効に保護することができる。
また、外気温TAMが所定温度TREFよりも低いときに(図11のステップ61:YES)、グリルシャッタ47を閉鎖するので、エアコン32を使用しない、あるいは使用する必要性の低い冬季などの低温時において、グリルシャッタ47を閉鎖することにより、燃費の向上を図れるとともに、エンジン3の暖機を促進することができる。
また、車速VPが所定速度VREFとヒステリシス定数ΔVとの差よりも低いときに(図11のステップ64:YES)、グリルシャッタ47を開放するので、それによる冷媒の冷却によって、車両Vの停車時などに増大しやすいエアコン32の負荷を適切に軽減することができる。
さらに、グリルシャッタ47を開放状態から閉鎖状態に切り換える際に、その切換を所定時間TSREF、禁止するので(図12のステップ78:NO)、切換による開閉のハンチングを適切に防止することができる。
次に、図13〜図17を参照しながら、本発明の第2実施形態によるグリルシャッタ47の開閉制御処理について説明する。前述した第1実施形態では、コンプレッサ13は、固定容量タイプのものであり、開閉制御装置1は、エアコン32のエアコン作動時間比率RA/CONに応じて、グリルシャッタ47の開閉を決定するのに対し、本実施形態では、コンプレッサ113は、例えば斜板式の可変容量タイプのものであり、開閉制御装置101は、コンプレッサ113の容量に応じて、グリルシャッタ47の開閉を決定する。
図13に示すように、コンプレッサ113は、その容量を変更するための電磁制御弁113aを有する。コンプレッサ113の容量は、ECU2から電磁制御弁113aに供給される駆動電流のデューティ比DUTYCOMPに応じて変更され、このデューティ比DUTYCOMPが高いほど、より大きくなる。
図14は、第2実施形態によるグリルシャッタ47の開閉制御処理のメインルーチンを示す。なお、前述した第1実施形態と同じ内容の処理ステップについては、同じステップ番号を付している。本処理ではまず、ステップ1において、前述したエアコン作動/停止判定処理を実行する。次にステップ80において、コンプレッサ状態判定処理を実行する。このコンプレッサ状態判定処理は、そのときに設定されているコンプレッサ113の容量(以下「作動容量」という)に応じ、燃費向上の観点から、グリルシャッタ47を閉鎖または開放のいずれとすべきかを判定するものであり、図15はそのサブルーチンを示す。
本処理ではまず、ステップ81において、始動後タイマ値TM_STが0であるか否かを判別する。この答がNOで、エンジン3の始動後、所定時間TMREFが経過していないときには、グリルシャッタ47を開放すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ89において、コンプレッサ状態フラグF_SSCOMPを「0」にセットし、本処理を終了する。
一方、上記ステップ81の答がYESで、エンジン3の始動後、所定時間TMREF以上が経過したときには、ステップ82において、外気温TAMに応じ、図16に示すマップを検索することによって、しきい値DREFを算出する。このマップでは、しきい値DREFは、外気温TAMが高いほど、より大きな値に設定されている。
次に、ステップ83において、コンプレッサ113の電磁制御弁113aへの駆動電流のデューティ比DUTYCOMPが算出されたしきい値DREFよりも小さいか否かを判別する。この答がYESのときには、ステップ84において、その状態の継続回数を計測する第2カウンタ値CNTA/C2をインクリメントするとともに、ステップ85において、第2カウンタ値CNTA/C2が所定回数CNTREF2(例えば4回)以上であるか否かを判別する。この答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、上記ステップ85の答がYESのとき、すなわち、デューティ比DUTYCOMPがしきい値DREFを下回った状態が、所定回数CNTREF2以上、継続したときには、コンプレッサ113の作動容量が小さいことから、エアコン132による消費動力が小さく、燃費に及ぼす影響が小さいとして、グリルシャッタ47を閉鎖すべきと判定し、そのことを表すために、ステップ86において、コンプレッサ状態フラグF_SSCOMPを「1」にセットし、本処理を終了する。
一方、前記ステップ83の答がNOで、デューティ比DUTYCOMPがしきい値DREF以上のときには、ステップ87において、第2カウンタ値CNTA/C2を0にリセットするとともに、ステップ88において、デューティ比DUTYCOMPが、しきい値DREFとヒステリシス定数ΔDとの和(=DREF+ΔD)よりも大きいか否かを判別する。この答がNOで、DUTYCOMP≦DREF+ΔDのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、上記ステップ88の答がYESで、DUTYCOMP>DREF+ΔDのときには、コンプレッサ113の作動容量が大きいことから、エアコン132による消費動力が大きく、燃費に及ぼす影響が大きいとして、グリルシャッタ47を開放すべきと判定し、前記ステップ89において、コンプレッサ状態フラグF_SSCOMPを「0」にセットし、本処理を終了する。
以上のように、本処理では、デューティ比DUTYCOMPがしきい値DREFとヒステリシス定数ΔDとの和を上回ったときに、グリルシャッタ47を開放すべきと判定する。また、前述したように、しきい値DREFは、図16のマップに基づき、外気温TAMが高いほど、より大きな値に設定されている。これは、外気温TAMが高いほど、エアコン132の負荷がより高くなり、それに応じて、コンプレッサ113の作動容量が本来的により大きくなるためである。
図14に戻り、ステップ80に続くステップ3および4では、前述したエアコン132の冷媒圧判定処理および走行状態判定処理をそれぞれ実行する。次に、ステップ90において、シャッタ開閉決定処理を実行し、図14の処理を終了する。図17は、シャッタ開閉決定処理のサブルーチンを示す。本処理は、前述した第1実施形態によるシャッタ開閉決定処理(図12)のステップ73に代えて、後述するステップ91を実行するものである。
本処理ではまず、ステップ71において、エアコン停止タイマ値TM_A/COFFが0であるか否かを判別する。この答がYESのときには、ステップ72において、モータ31を駆動することによって、グリルシャッタ47を閉鎖し、本処理を終了する。
一方、上記ステップ71の答がNOで、エアコン停止タイマ値TM_A/COFFが0でないときには、ステップ91,74および75において、以下の(a)〜(c)の条件が成立しているか否かをそれぞれ判別する。
(a)コンプレッサ状態フラグF_SSCOMPが「1」であること
(b)冷媒圧フラグF_SSPDが「1」であること
(c)走行条件フラグF_SSTRVが「1」であること
これらのステップ91,74および75の答のいずれかがNOで、(a)〜(c)の条件のいずれかが成立していないときには、グリルシャッタ47を開放するものと決定し、ステップ76において、閉鎖遅延タイマの値TM_SSHUTを所定時間TSREFにリセットするとともに、ステップ77において、モータ31を駆動することによって、グリルシャッタ47を開放し、本処理を終了する。
一方、ステップ91,74および75のすべての答がYESのときには、グリルシャッタ47を閉鎖するものと決定するとともに、ステップ78において、閉鎖遅延タイマの値TM_SSHUTが0であるか否かを判別する。この答がNOで、上記の(a)〜(c)の条件がすべて成立した後、所定時間TSREFが経過していないときには、前記ステップ77を実行し、グリルシャッタ47を開放状態に維持する。
一方、上記ステップ78の答がYESで、(a)〜(c)の条件がすべて成立した後、所定時間TSREF以上が経過したときには、前記ステップ72を実行し、グリルシャッタ47を閉鎖する。
以上のように、本実施形態によれば、コンプレッサ113の容量を変更するためのデューティ比DUTYCOMPが、外気温TAMに応じて算出されたしきい値DREFとヒステリシス定数ΔDとの和よりも大きいときに(図15のステップ88:YES)、グリルシャッタ47を開放するので、それにより、コンデンサ11での冷媒の冷却を促進し、エアコン132の負荷を軽減することによって、その消費動力を低減することができる。したがって、エアコン132の作動を確保しながら、外気温TAMやコンプレッサ113の作動容量に応じて、グリルシャッタ47を適切に開閉でき、それにより、燃費を十分に向上させることができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、エアコンの負荷として、第1実施形態では、エアコン作動時間比率RA/CONを、第2実施形態では、駆動電流のデューティ比DUTYCOMPを用いているが、これらに加えてまたは代えて、他の適当なパラメータを用いてもよく、例えば、コンプレッサ13,113から送出された冷媒の量を検出し、それを用いてもよい。
また、第1実施形態では、エアコンの作動時間比率RA/CONとして、エアコン32の総運転時間に対するエアコン作動時間T_A/CONの比率であるエアコン作動時間比率RA/CONを用いているが、これに限らず、例えば、エアコン停止時間T_A/COFFに対するエアコン作動時間T_A/CONの比率(=(T_A/CON)/(T_A/COFF))を用いてもよい。
また、第2実施形態では、コンプレッサ113の作動容量を表す作動容量パラメータとして、電磁制御弁113aへの駆動電流のデューティ比DUTYCOMPを用いているが、これに限らず、例えば、コンプレッサ113の容量を定める斜板の角度を検出し、それを用いてもよい。
また、第1実施形態では、エアコン作動時間比率RA/CONと比較されるしきい値RREF、判定用冷媒圧PD_JUDと比較される圧力しきい値PREF、および車速VPと比較される所定速度VREFに、それぞれヒステリシスが設定されているが、これらのヒステリシスを省略してもよい。
同様に、第2実施形態では、デューティ比DUTYCOMPと比較されるしきい値DREF、判定用冷媒圧PD_JUDと比較される圧力しきい値PREF、および車速VPと比較される所定速度VREFに、それぞれヒステリシスが設定されているが、これらのヒステリシスを省略してもよい。
また、実施形態は、本発明をガソリンエンジンが搭載された車両に適用した例であるが、本発明は、これに限らず、ガソリンエンジン以外のディーゼルエンジンなどの各種のエンジンが搭載された車両に適用してもよく、エンジンおよび電動機を併用したハイブリッド車両や、電動機のみを用いた電気自動車に適用してもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
以上のように、本発明による開閉制御装置は、エアコンの作動を確保しながら、車外環境やエアコンの作動状態に応じて、グリルシャッタを適切に開閉させる上で有用である。
1 開閉制御装置
2 ECU(負荷取得手段、作動時間比率算出手段、作動容量パラメータ取得手段、 しきい値設定手段、開閉制御手段、判定用冷媒圧力設定手段、切換禁
止手段)
21 冷媒圧センサ(冷却圧力検出手段)
22 外気温センサ(外気温度検出手段)
23 車速センサ(車速検出手段)
24 クラッチスイッチ(作動/停止状態検出手段)
31 モータ(開閉制御手段)
32 エアコンディショナ(エアコン)
47 グリルシャッタ
101 開閉制御装置
113 コンプレッサ
132 エアコンディショナ(エアコン)
V 車両
TAM 外気温(外気の温度)
RA/CON エアコン作動時間比率(エアコンの負荷、エアコンの作動時間比率)
DUTYCOMP 電磁制御弁への駆動電流のデューティ比
(エアコンの負荷、作動容量パラメータ)
RREF しきい値
DREF しきい値
PDOFF エアコン停止時圧
TREF 所定温度
TOFFREF 所定時間
TONREF2 所定時間
TSREF 所定時間
PD 冷媒圧(冷媒の圧力)
PD_JUD 判定用冷媒圧(判定用の冷媒圧力)
VP 車速(車両の速度)
VREF−ΔV 所定速度とヒステリシス定数との差(所定速度)

Claims (8)

  1. 車両のフロント部に開閉自在に設けられ、開放時に、前記車両のエアコンの冷媒を冷却するための外気を前記車両内に導入するグリルシャッタの開閉を制御するグリルシャッタの開閉制御装置であって、
    前記エアコンの負荷を取得する負荷取得手段と、
    外気の温度を検出する外気温度検出手段と、
    当該検出された外気の温度に応じて、しきい値を設定するしきい値設定手段と、
    前記取得された負荷が前記設定されたしきい値よりも大きいときに、前記グリルシャッタを開放する開閉制御手段と、を備え、
    前記開閉制御手段は、前記エアコンの停止状態が所定時間以上、継続したときに、前記グリルシャッタを閉鎖することを特徴とする、グリルシャッタの開閉制御装置。
  2. 前記エアコンが作動状態または停止状態のいずれにあるかを検出する作動/停止状態検出手段をさらに備え、
    前記負荷取得手段は、前記検出されたエアコンの作動/停止状態に基づき、前記エアコンの作動時間比率を、前記エアコンの負荷として算出する作動時間比率算出手段を有することを特徴とする、請求項1に記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
  3. 前記エアコンの冷媒を圧縮するコンプレッサが容量を可変とする可変容量コンプレッサで構成され、
    前記負荷取得手段は、前記コンプレッサの作動容量を表す作動容量パラメータを、前記エアコンの負荷として取得する作動容量パラメータ取得手段を有することを特徴とする、請求項1に記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
  4. 前記エアコンの冷媒の圧力を検出する冷却圧力検出手段と、
    前記エアコンが作動状態から停止状態に変化したときに前記冷却圧力検出手段により検出された冷媒の圧力を、判定用の冷媒圧力として設定する判定用冷媒圧力設定手段と、をさらに備え、
    前記開閉制御手段は、前記設定された判定用の冷媒圧力が所定の圧力しきい値よりも大きいときに、前記グリルシャッタを開放することを特徴とする、請求項2または3に記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
  5. 前記判定用冷媒圧力設定手段は、前記エアコンの作動状態が所定時間以上、継続したときに、前記冷却圧力検出手段により検出された冷媒の圧力を、前記判定用の冷媒圧力として設定することを特徴とする、請求項4に記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
  6. 前記開閉制御手段は、前記検出された外気の温度が所定温度よりも低いときに、前記グリルシャッタを閉鎖することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
  7. 前記車両の速度を検出する車速検出手段をさらに備え、
    前記開閉制御手段は、前記検出された車両の速度が所定速度よりも低いときに、前記グリルシャッタを開放することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
  8. 前記開閉制御手段により前記グリルシャッタを開放状態から閉鎖状態に切り換える際に、当該切換を所定時間、禁止する切換禁止手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載のグリルシャッタの開閉制御装置。
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