JP5291394B2 - ケーブル結束装置 - Google Patents

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Description

この発明は、配線ケーブル等の断面円形である多数のケーブルを結束するためのケーブル結束装置に関する。
従来のこの種の結束装置の一例が下記特許文献1に記載されている。この結束装置は、互いに平行に配置された一対の親桁と、この一対の親桁間に掛け渡された複数の子桁と、両端部が子桁の上面の両端部にボルト及びナットによって固定された結束具とを有している。複数のケーブルは、各子桁の上に一列に並べて載置される。その後、結束具の両端部がボルト及びナットで子桁に固定される。その結果、複数のケーブルが子桁と結束具とによって挟持固定される。
特開平7−264739号公報
上記従来の結束装置においては、子桁の上に直接載置されたケーブルしか結束することができないという問題、つまり一列に並べられたケーブルしか結束することができないという問題があった。仮に、ケーブルを複数列にわたって並べて結束しようとすると、子桁の上に直接載置された一列目は整然と並べることができるが、二列目以降はケーブルを整然と並べることができず、雑然としてしまうからである。
この発明は、上記の問題を解決するために、断面円形である多数のケーブルをその長手方向と直交する2方向に並べた状態で結束するためのケーブル結束装置において、底板部及びこの底板部の両端部に互いに対向して立設された一対の端板部を有し、上記底板部及び上記一対の端板部により上記多数のケーブルが挿通される収容凹部が形成された装置本体と、上記一対の端板部の先端部に着脱可能に取り付けられ、上記多数のケーブルが上記収容凹部に挿入された後、上記端板部の先端部に位置する上記収容凹部の開放部を閉じる蓋板部とを備え、上記底板部、上記一対の端板部及び上記蓋板部の上記収容凹部に臨む各内面には、上記ケーブルの長手方向に沿って上記各内面の一端から他端まで延びる複数の位置決め凹部が各内面全体にわたって並んで形成され、上記複数の位置決め凹部が、上記ケーブルの直径とほぼ等しい間隔で配置され、上記位置決め凹部の底面が上記ケーブルの半径とほぼ同一の曲率半径を有する円弧面によって構成されていることを特徴としている。
この場合、上記底板部の両端部が上記一対の端板部の対向方向に向かって各端板部から外側に突出しており、上記一対の端板部から外側に突出した上記底板部の両端部には、上記端板部に沿って上記底板部の一側端から他側端まで延びる挿通溝が形成されていることが望ましい。
上記ケーブルとほぼ同一の断面形状を有するスペーサをさらに備えていることが望ましい。この場合、上記スペーサが、径方向へ一列状に並べられた上記複数のケーブルとほぼ同一の断面形状を有し、並び方向における上記スペーサの一端部と他端部とが、上記底板部及び上記蓋板部の互いに対向する位置決め凹部にそれぞれ挿入されていてもよく、上記一対の端板部の互いに対向する位置決め凹部にそれぞれ挿入されていてもよい。
上記装置本体を複数有し、この複数の装置本体が上記端板部の立設方向に並んで配置され、上記端板部の立設方向において最も先端側に配置された上記装置本体の一対の端板部の先端部に上記蓋板部が着脱可能に取り付けられ、上記端板部の立設方向に隣接する二つの装置本体のうち、一方の装置本体の上記一対の端板部の先端部に他方の装置本体の底板部が着脱可能に取り付けられ、上記一方の装置本体の収容凹部に臨む上記他方の底板部の外面には、上記位置決め凹部が形成されていることが望ましい。
上記装置本体及び上記蓋板部を複数組備え、各組の装置本体及び蓋板部が上記一対の端板部の対向方向に並んで配置され、一組の装置本体及び蓋板部の少なくとも一方と、この一組に隣接する他の一組の装置本体及び蓋板部との少なくとも一方との、上記一対の端板部の対向方向に隣接する端部どうしが着脱可能に取り付けられていることが望ましい。
上記端板部の立設方向に並んで配置された複数の装置本体、及び上記一対の端板部の対向方向に並んで配置された複数の装置本体を有し、上記端板部の立設方向に隣接する二つの装置本体のうち、上記端板部の基端側から先端側へ向う方向において後方側に位置する一方の装置本体の上記一対の端板部の先端部に同方向において先端側に位置する他方の装置本体の底板部が着脱可能に取り付けられ、上記端板部の立設方向において最も先端側に配置された上記装置本体の一対の端板部の先端部に上記蓋板部に着脱可能に取り付けられ、上記一方の装置本体の収容凹部に臨む上記他方の底板部の外面には、上記位置決め凹部が形成され、上記一対の端板部の対向方向に隣接する二つの装置本体の互いに隣接する端部どうしと、上記一対の端板部の対向方向に隣接する二つの蓋板部の互いに隣接する端部どうしの少なくとも一方が着脱可能に取り付けられていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、収容凹部に挿通された多数のケーブルは、底板部及び蓋板部に形成された位置決め凹部並びに一対の端板部に形成された位置決め凹部により、一対の端板部の立設方向及び一対の端板部の対向方向に対して位置決めされる。したがって、多数のケーブルを一対の端板部の立設方向及び対向方向の二方向に整列させた状態で結束することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係るケーブル結束装置の第1実施の形態を示す。この実施の形態のケーブル結束装置Aは、装置本体1及び蓋板部2を有している。なお、以下に述べる実施の形態については、図面の上下方向、左右方向及び表裏方向を、それぞれ各実施の形態の上下方向、左右方向及び前後方向として説明する。勿論、この発明は、それらの方向に限定されるものではない。
装置本体1は、平板状をなす底板部11を有している。底板部11は、平面視長方形状をなしており、その長手方向を左右方向に向けた状態で水平に配置されている。底板部11の上面の左右方向の両端部には、前後方向に延びる突条11aが形成されている。
底板部11の上面の両端部には、一対の端板部12,12がそれぞれ立設されている。端板部12は、四角形の平板状をなしており、その厚さ方向を左右方向に向けた状態で配置されている。つまり、左右方向に互いに対向して配置されている。しかも、端板部12は、突条11aから所定距離だけ内側に離間して配置されている。この結果、端板部12と突条11aとの間には、底板部の前端から後端まで延びる凹部11bが形成されている。この凹部11bには、図3に示すように、結束装置Aを建物の梁材H、その他の固定物に取り付けるための結束バンドT、結束ワイヤ、その他の結束具が挿通される。端板部12は、前後方向において板部11との同一の幅を有しており、前後方向において底板部11と同一位置に配置されている。
底板部11の上面及び一対の端板部12,12の対向面により、収容凹部13が形成されている。この収容凹部13は、底板部11及び端板部12,12の前端から後端まで延びており、前後方向から見たとき長方形又は正方形をなしている。収容凹部13は、前後方向の両端部及び上部が開放されている。収容凹部13には、同軸ケーブルSその他の断面円形のケーブルが挿入される。同軸ケーブルSは、収容凹部13を前後方向に貫通する。つまり、ケーブルSは、その長手方向を底板部11及び端板部12と平行にした状態で収容部13内に挿通されている。
一対の端板部12,12の上端面には、蓋板部2が取り付けられている。蓋板部2は、平面視形状が底板部11と同一形状をなしており、左右及び前後方向には底板部11と同一位置に配置されている。蓋板部2の上面には、蓋板部2の軽量化のために深さの浅い凹部2aが形成されている。軽量化のための凹部は、底板部11の下面にも形成することが望ましい。
一対の端板部12,12と蓋板部2との間には、第1係合機構3,3が設けられている。この第1係合機構3,3により、蓋板部2が端板部12,12の先端面に着脱可能に取り付けられている。
第1係合機構3は、端板部12の上面に形成された係合突条31と、蓋板部2の下面に形成された係合溝32とによって構成されている。係合突条31は、端板部12の左右方向のほぼ中央部に配置され、端板部12の前端から後端まで延びている。係合突条31は、断面逆台形状に形成されている。係合溝32は、蓋板部2の前端から後端まで延びており、左右方向には係合突条31と同一位置に配置されている。しかも、係合溝32は、その前又は後の開放部から係合突条31を挿入することができるよう、係合突条31とほぼ同一の形状に形成されている。そして、係合突条31が係合溝32のその前端又は後端から挿入されることにより、蓋板部2が上方へは着脱不能に、前後方向へは着脱可能に取り付けられている。蓋板部2が端板部12,12の上面に取り付けられると、収容凹部13の上開放部全体が蓋板部2によって閉じられる。
底板部11、端板部12,12及び蓋板部2の収容凹部13に臨む各内面、つまり収容凹部13に臨む底板部11の上面、端板部12,12の対向面及び蓋板部2の下面には、各板部11,12,2の前端から後端まで延びる位置決め凹部14がそれぞれ複数ずつ形成されている。底板部11及び蓋板部2に形成された複数(この実施の形態では8個)の位置決め凹部14は、左右方向へケーブルSの直径だけ互いに離間して配置されている。しかも、底板部11に形成された各位置決め凹部14と、蓋板部2に形成された各位置決め凹部14とは、一方の端板部12から他方の端板部12に向かって順次配置されたものどうしが左右方向において同一位置に位置させられている。一方、一対の端板部12,12に形成された複数(この実施の形態では4個)の位置決め凹部14は、上下方向へケーブルSの直径だけ互いに離間して配置されている。しかも、一方の端板部12に形成された位置決め凹部14と、他方の端板部12に形成された位置決め凹部14とは、底板部11から蓋板部2に向かって順次配置されたものどうしが上下方向において同一位置に位置させられている。
位置決め凹部14を区画する底面は、ケーブルSの半径とほぼ同一の曲率半径を有する円弧面によって形成されている。底板部11の左右方向の両端部に形成された位置決め凹部14,14を区画する円弧面と、一対の端板部12、12の各下端部に形成された位置決め凹部14,14を区画する円弧面とは、それぞれの曲率中心が互いに一致するように配置されている。同様に、蓋板部2の左右方向の端部に形成された位置決め凹部14,14を区画する円弧面と一対の端板部12,12の各上端部に形成された位置決め凹部14,14を区画する円弧面とは、それぞれの曲率中心が互いに一致するように配置されている。
上記構成のケーブル結束装置Aを用いて所定の本数(この実施の形態では、8×4=32本)のケーブルSを結束する場合には、図2に示すように、蓋板部2を装置本体1から取り外しておく。そして、ケーブルSをその径方向へ移動させ、収容凹部13にその上開放部から挿入する。勿論、ケーブルSをその長手方向へ移動させ、収容凹部13にその前又は後開放部から挿入することも可能である。なお、収容凹部13内に挿入されたケーブルSの長手方向の両端部は、収容凹部13の前後の開口部からそれぞれ外部に突出する。
収容凹部13内に挿入したケーブルSは、底板部11の各位置決め凹部14に挿入される。この場合、ケーブルSは、底板部11のいずれの位置決め凹部14から挿入してもよいが、通常は左右いずれかの端部に配置された位置決め凹部14から順次挿入される。このとき、位置決め凹部14がケーブルSの外径と等しいピッチで配置されているから、各ケーブルSは左右方向に互いに接触した常態で整然と並べられる。二列目からは、一対の端板部12,12のうちのいずれか側から配置するのが望ましい。二列目に配置されたケーブルSは、左右一対の端板部12,12の位置決め凹部14,14によって上下の位置決めがなされるとともに、左右方向の位置決めがなされる。したがって、二列目のケーブルSは、左右方向に互いに接触するとともに、一列目のケーブルSの上部に接触した状態で、一列目のケーブルの上に整然と並べられる。同様にしてケーブルSを収容凹部13内に挿入して順次並べる。収容凹部13内に所定の本数のケーブルSを挿入して並べたら、蓋板部2を装置本体1に取り付ける。すると、最上段に並べられたケーブルSが蓋板部2の位置決め凹部14によって位置決めされる。これにより、所定の本数のケーブルSが上下左右に整然と並んだ状態で結束される。
このように、この発明のケーブル結束装置Aによれば、収容凹部13に挿入された多数のケーブルSが底板部11及び一対の端板部12,12の収容凹部13に臨む位置決め凹部14によって上下方向及び左右方向に位置決めされた状態で整然と並べられる。したがって、多数のケーブルSを左右及び上下に整然と並べることができるのみならず、ケーブルSを容易にかつ短時間で並べることができる。しかも、収容凹部13にケーブルSを挿入した後、蓋板部2を装置本体1に取り付けると、最上段のケーブルSが蓋板部2の位置決め凹部14によって位置決めされるから、整然と並べられた多数のケーブルSが崩れることがない。
多数のケーブルSを結束した結束装置Aは、図3に示すように、建物の梁材H、その他の固定物上に載置される。その後、結束バンドTによって結束装置Aが梁材Hに固定される。この場合、結束バンドTが凹部11bに挿入されているから、結束装置Aから外れてしまうことがない。勿論、結束装置Aは、梁材Aの左右の側面又は下面に取り付けることも可能である。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態に関しては、上記実施の形態と異なる構成についてのみ説明することとし、上記実施の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態のケーブル結束装置A′は、結束装置Aが結束することができるケーブルSの最大本数より少ない本数のケーブルSを結束する場合のものであり、装置本体1及び蓋板部2に加え、スペーサ4を有している。スペーサ4は、4本のケーブルSを上下に並べたものと同様の断面形状を有しており、下端部が底板部11の位置決め凹部14に挿入され、その位置決め凹部14と上下に対向する蓋板部2の位置決め凹部14に上端部が挿入される。この結果、収容凹部13の内部がスペーサ4より左側の部分と右側の部分とに区分される。この実施の形態では、左側の部分に所定の本数(この実施の形態では20本)のケーブルSが挿入されて結束される。結束する本数は、スペーサ4の位置を左右方向に変えることによって変更することができる。
スペーサ4は、必ずしもケーブルSを並べたものと同様な断面形状にする必要はなく、上下の端部が位置決め凹部14,14に対応する円弧によって形成するならば、図4において想像線で示すように、平板状に形成してもよい。また、スペーサ4は、ケーブルSを左右方向に並べたものと同様の断面形状にしてもよい。その場合には、スペーサの左右の両端部が、一対の端板部12,12の位置決め凹部14,14にそれぞれ挿入される。さらに、スペーサ4は、その両端部が位置決め凹部14,14に挿入さるものでなくてもよく、一つのケーブルと同様の断面形状をしていてもよく、あるいは2本又は3本等適宜の本数を並べ、あるいは束ねた形状であってもよい。つまり、スペーサ4の断面形状は、結束装置Bが結束すべきケーブルSの本数に合わせて決定すればよい。なお、スペーサ4は、次に述べる第3、第4実施の形態においても使用可能である。
図5は、この発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態のケーブル結束装置Bは、装置本体1に代えて装置本体1Aが用いられている。この装置本体1Aにおいては、装置本体1A,1Aが上下に重ねて用いられている。そして、上下の装置本体1A,1Aを着脱可能に取り付けるために、それらの間には第2係合機構5が設けられている。第2係合機構5は、下側の装置本体(一方の装置本体)1Aの端板部12の上端面に形成された係合突条51と、上側の装置本体(他方の装置本体)1Aの底板部11の下面に形成された係合溝52とを有している。係合突条51は、上記係合突条31と同一の断面形状を有しており、同一位置に配置されている。係合溝52は、上記係合溝32と同一の断面形状を有しており、左右方向において係合溝32と同一位置に配置されている。したがって、係合突条51は、係合溝52に前又は後端部から挿入可能であり、係合突条51が係合溝52に挿入されることにより、上下の装置本体1A,1Aが着脱可能に取り付けられている。
二つの装置本体1A,1Aが上下に重ねられているため、上側に位置する装置本体1Aの底板部11の下面は、下側の装置本体1Aの収容凹部13に臨んでいる。つまり、上側の装置本体1Aの底板部11は、下側の装置本体1Aの収容凹部13を塞ぐための蓋板部として兼用されているのである。そこで、底板部11の下面の収容凹部13に臨む部分には、位置決め凹部14が形成されている。これにより、下側の装置本体1Aの収容凹部13内にケーブルSを整列状態で収容することができる。
上側の装置本体1Aの係合突条51,51は、蓋板部2の係合溝32,32にそれぞれ挿入されている。これにより、蓋板部2が装置本体1Aに着脱可能に取り付けられている。これから明らかなように、上側の装置本体1Aの係合突条51は、第1係合機構3の係合突条31の代わりとして用いられているのである。勿論、蓋板部2が装置本体1Aに取り付けられることにより、上側の装置本体1Aの収容凹部13にもケーブルSが結束状態で挿入される。
なお、この実施の形態においては、下側の装置本体1Aの底板部11の底面にも係合溝51及び位置決め凹部14が形成されている。これは、下側の装置本体1Aのさらに下側に別の装置本体1Aを着脱可能に取り付けることを考慮したものである。つまり、装置本体1Aを用いれば、装置本体1Aを三つ以上に重ねて取り付けることができる。この場合、最も下側に配置される装置本体については、係合溝51及び位置決め凹部14を必ずしも形成しなくてもよい。その場合には、最も下側の装置本体1Aについては、それに代えて上記第1の実施の形態の装置本体1が用いられる。
図6は、この発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態のケーブル結束装置Cにおいては、一組の装置本体1B及び蓋板部2Aと、他の一組の装置本体1B及び蓋板部2Aとが用いられている。各組の装置本体1Bと蓋板部2Aとは、第1係合機構3によって着脱可能に取り付けられている。
一方の一組(図6において右側の一組)の装置本体1B及び蓋板部2Aと他の一組の装置本体1B及び蓋板部2Aとは、左右方向に並べて配置されている。そして、装置本体1B,1Bどうしが第3係合機構6によって着脱可能に取り付けられ、蓋板部2A,2Aどうしが第4係合機構7によって着脱可能に取り付けられている。
第3係合機構6は、一方の組みの装置本体1Bの底板部11の左端面に形成された係合突条61と、他方の組の装置本体1Bの底板部11の右端面に形成された係合突条62とを有している。係合突条61,62は、上下方向又は前後方向へは係脱可能であるが、左右方向へは係脱不能に係合する。そして、係合突条61,62が互いに係合することにより、左右に隣接する二つの装置本体1B,1Bどうしが着脱可能に取り付けられている。
第4係合機構7は、一方の組の蓋板部2Aの左端面に形成された係合突条71と、他方の組の蓋板部2Aの右端面に形成された係合突条72とを有している。係合突条71,72は、上下方向又は前後方向へは係脱可能であるが、左右方向へは係脱不能に係合する。そして、係合突条71,72が互いに係合することにより、左右に隣接する二つの蓋板部1A,1Aどうしが着脱可能に取り付けられている。
第3係合機構6と第4係合機構7とのいずれか一方については、省略してもよい。その場合において、例えば第4係合機構7が省略されたときには、第3係合機構6が係合状態になっているとき、蓋板部2A,2Aの端面どうしが互いに突き当たるようにする。勿論、第3係合機構6が省略されるときには、第4係合機構7が係合状態になっているとき、底板部11,11の端面どうしが互いに突き当たるようにする。
一方の組の装置本体1B及び蓋板部2Aの各右端面には、係合突条62,72がそれぞれ形成され、他方の組の装置本体1B及び蓋板部2Aの各左端面には、係合突条61,71がそれぞれ形成されている。これは、一方の組の装置本体1B及び蓋板部2Aの右側に他の一組の装置本体1B及び蓋板部2Aを着脱可能に取り付けることができるようにするとともに、他方の組の装置本体1B及び蓋板部2Aの左側にさらに他の一組の装置本体1B及び蓋板部2Aを着脱可能に取り付けることができるようにするためのものである。
図7は、この発明の第5実施の形態を示す。この実施の形態のケーブル結束装置Dは、図5に示す結束装置Cと図6に示す結束装置Dとを組み合わせたような形態をなしている。つまり、複数の装置本端1Cが上下に並べられるとともに、左右に並べられている。その結果、4個の装置本体1Cと二つの蓋体2Aとが用いられている。
装置本体1Cは、装置本体1Aと同様に、底板部11の上下の両面及び一対の端板部12の対向面にそれぞれ位置決め凹部14が形成され、底板部の下面の両端部に係合溝52が形成され、一対の端板部12の各上端面に係合突条51が形成されている。上側の装置本体1Cの一対の端板部12の上端面には、第1係合機構3を構成する係合突条51及び係合溝32が互いに係合することにより、蓋板部2Aが着脱可能に取り付けられている。上側の装置本体1Cの下側には、第2係合機構5を構成する係合突条51及び係合溝52が互いに係合することにより、別の装置本体1Cが着脱可能に取り付けられている。勿論、当該別の装置本体1Cの下側にさらに別の装置本体1Cを着脱可能に取り付けることができる。
左右に隣接する装置本体1C,1Cの底板部11,11どうしは、第3係合機構6の係合突条61,62どうしが互いに係合することによって着脱可能に取り付けられている。蓋板部2A,2Aどうしは、第4係合機構7の係合突条71,72どうしが互いに係合することによって着脱可能に取り付けられている。勿論、装置本体1Cの右側又は左側に他の装置本体1Cを着脱可能に取り付けるとともに、蓋板部2Aの右側又は左側に他の蓋板部2Aを着脱可能に取り付けることができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、一対の端板部12,12が底板部11に一体に設けられているが、一対の端板部12,12のうちの少なくとも一方を底板部11と別体に形成し、接着、ボルト、その他の固定手段によって底板部11に固定してもよい。
また、第1、第2、第3及び第4係合機構3,5,6及び7に代えて他の係合機構を用いてもよい。
この発明の第1実施の形態を示す正面図である。 同実施の形態に係るケーブル結束装置の使用方法を説明するための正面図である。 ケーブルを結束したケーブル結束装置を梁材に固定した状態で示す斜視図である。 この発明の第2実施の形態を示す正面図である。 この発明の第3実施の形態を示す正面図である。 この発明の第4実施の形態を示す正面図である。 この発明の第5実施の形態を示す正面図である。
符号の説明
A ケーブル結束装置
A′ ケーブル結束装置
B ケーブル結束装置
C ケーブル結束装置。
D ケーブル結束装置
S 同軸ケーブル(ケーブル)
1 装置本体
1A 装置本体
1B 装置本体
1C 装置本体
2 蓋板部
2A 蓋板部
11 底板部
12 端板部
13 収容凹部
14 位置決め凹部

Claims (8)

  1. 断面円形である多数のケーブルをその長手方向と直交する2方向に並べた状態で結束するためのケーブル結束装置において、
    底板部及びこの底板部の両端部に互いに対向して立設された一対の端板部を有し、上記底板部及び上記一対の端板部により上記多数のケーブルが挿通される収容凹部が形成された装置本体と、
    上記一対の端板部の先端部に着脱可能に取り付けられ、上記多数のケーブルが上記収容凹部に挿入された後、上記端板部の先端部に位置する上記収容凹部の開放部を閉じる蓋板部とを備え、
    上記底板部、上記一対の端板部及び上記蓋板部の上記収容凹部に臨む各内面には、上記ケーブルの長手方向に沿って上記各内面の一端から他端まで延びる複数の位置決め凹部が各内面全体にわたって並んで形成され、
    上記複数の位置決め凹部が、上記ケーブルの直径とほぼ等しい間隔で配置され、
    上記位置決め凹部の底面が上記ケーブルの半径とほぼ同一の曲率半径を有する円弧面によって構成されていることを特徴とするケーブル結束装置。
  2. 上記底板部の両端部が上記一対の端板部の対向方向に向かって各端板部から外側に突出しており、上記一対の端板部から外側に突出した上記底板部の両端部には、上記端板部に沿って上記底板部の一側端から他側端まで延びる挿通溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル結束装置。
  3. 上記ケーブルとほぼ同一の断面形状を有するスペーサを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル結束装置。
  4. 上記スペーサが、径方向へ一列状に並べられた上記複数のケーブルとほぼ同一の断面形状を有し、並び方向における上記スペーサの一端部と他端部とが、上記底板部及び上記蓋板部の互いに対向する位置決め凹部にそれぞれ挿入されていることを特徴とする請求項3に記載のケーブル結束装置。
  5. 上記スペーサが、径方向へ一列状に並べられた上記複数のケーブルとほぼ同一の断面形状を有し、並び方向における上記スペーサの一端部と他端部とが、上記一対の端板部の互いに対向する位置決め凹部にそれぞれ挿入されていることを特徴とする請求項3に記載のケーブル結束装置。
  6. 上記装置本体を複数有し、この複数の装置本体が上記端板部の立設方向に並んで配置され、上記端板部の立設方向において最も先端側に配置された上記装置本体の一対の端板部の先端部に上記蓋板部が着脱可能に取り付けられ、上記端板部の立設方向に隣接する二つの装置本体のうち、一方の装置本体の上記一対の端板部の先端部に他方の装置本体の底板部が着脱可能に取り付けられ、上記一方の装置本体の収容凹部に臨む上記他方の底板部の外面には、上記位置決め凹部が形成されていることを特徴とする1〜5のいずれかに記載のケーブル結束装置。
  7. 上記装置本体及び上記蓋板部を複数組備え、各組の装置本体及び蓋板部が上記一対の端板部の対向方向に並んで配置され、一組の装置本体及び蓋板部の少なくとも一方と、この一組に隣接する他の一組の装置本体及び蓋板部との少なくとも一方との、上記一対の端板部の対向方向に隣接する端部どうしが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のケーブル結束装置。
  8. 上記端板部の立設方向に並んで配置された複数の装置本体、及び上記一対の端板部の対向方向に並んで配置された複数の装置本体を有し、
    上記端板部の立設方向に隣接する二つの装置本体のうち、上記端板部の基端側から先端側へ向う方向において後方側に位置する一方の装置本体の上記一対の端板部の先端部に同方向において先端側に位置する他方の装置本体の底板部が着脱可能に取り付けられ、
    上記端板部の立設方向において最も先端側に配置された上記装置本体の一対の端板部の先端部に上記蓋板部が着脱可能に取り付けられ、
    上記一方の装置本体の収容凹部に臨む上記他方の底板部の外面には、上記位置決め凹部が形成され、
    上記一対の端板部の対向方向に隣接する二つの装置本体の互いに隣接する端部どうしと、上記一対の端板部の対向方向に隣接する二つの蓋板部の互いに隣接する端部どうしとの少なくとも一方が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のケーブル結束装置。
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