JP5289806B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
このように、平伏したワークを起立させて厚さ方向に集積させる手段の一つとしてバケットコンベアを用いた製品自動集積装置に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
請求項1に記載の発明は、搬送装置であって、周回駆動される無端部材と、該無端部材に設けられ前記無端部材とともに周回する収容部材と、回動機構とを備え、前記収容部材は、ワークを周回方向後方側で支持する後方側支持部と、前記ワークを前記無端部材側で支持する底側支持部とを有し、周回方向前方側と底側支持部に対向する側が開口されるとともに、前記無端部材の周回方向に沿った面と直交する方向に伸びる回転軸により前記無端部材に取付けられ、前記回転軸廻りに前記無端部材と相対的に回動自在とされ、前記回動機構は、前記無端部材を周回させて、前記収容部材を前記無端部材に対して回動させることにより前記収容部材を起立させるように構成されていることを特徴とする。
また、無端部材が周回する周方向前方側と底側支持部に対向する側(起立したワークの上側)が開口されているので、厚さが大きなワークを収納することができる。
また、収容部材が周方向後方側に回動している場合、一の収容部材の後方側支持部と次の収容部材の後方側支持部との間隔、すなわち、ワークを収容する際の開口部が大きく確保されるので、ワークを収容する際のワークの厚さ方向の余裕を大きく確保して厚さが大きなワークでも容易に収容することが可能とされ、無端部材の周回速度を容易に高速にすることができる。
また、周回方向前方側が開口されているので、ワークが収容されていない空の収容部材が生じた場合にも前後のワークを密着して空き状態を作ることなくワークを集積することができる。
また、ワークが連続して供給されない場合であっても空き状態を作ることなくワークを集積することができるので、ワークの供給状態に関わらず連続運転をすることができる。
図1、図2は、本発明に係る搬送装置1の概略を示す図であり、図1は側面図、図2は平面図である。なお、符号50は、搬送装置1にワークWを供給する前工程コンベアを示している。
なお、図1から図4は、この実施形態における搬送装置を説明し易くするために構成の一部を省略しているため、互いに一致しない箇所がある。
また、この明細書において、周回方向前方側Fとは通常の運転においてワークWが流れる方向を指し、周回方向後方側Rとはその反対方向を指すものとする。
この実施の形態において、ワークWは、例えば、袋入りラーメン等の略直方体の形態を有するものである。
また、チェーンコンベア11は、駆動源11Eの回転駆動が伝達ベルト11Fを介してスプロケット11Aに伝達されることにより周回するようになっている。
また、チェーンコンベア11は、周回駆動する速度を調整する図示しない周回速度調整手段を備えており、ワークWの形態、供給速度に応じて周回速度を調整することができるようになっている。
平伏した状態のワークWは、後方側支持部13Aに載置され、起立した状態のワークWは底側支持部13Bに載置されることにより起立フィンガー12に収容されるようになっている。
この支持軸14B、及び回転軸14Eは、チェーンコンベア11の周回方向に沿う面と直交する方向に設けられている。
その結果、起立フィンガー12に収容したワークWを搬送する過程で起立させることが可能とされている。
その結果、起立フィンガー12にワークWを収容させる場合に、ひとつの起立フィンガー12の後方側支持部13Aと、次の起立フィンガー12の後方側支持部13Aとの間にワークWを安定して供給することができるようになっている。
また、ワーク検出センサ27により供給コンベア20にワークWが有ることが検出された場合には、前工程コンベア50から供給コンベア20にワークWが供給されないようになっている。
また、タイミングベルト34は、起立フィンガー12により搬送されたワークWをワーク検出光電管31により検出して、ワークWの厚さに対応するピッチ分だけ前進するようになっている。
また、前方側支持機構32は、受部材33の移動ピッチを調整するピッチ調整手段を備えており、移動ピッチを調整することにより種々の厚さのワークWを容易に集積することができるようになっている。
1)前工程コンベア50からワークWが平伏状態で搬送される。
2)平伏状態のワークWが前工程コンベア50から起立コンベア10の周回速度と同期して供給コンベア20に移載される。
3)供給コンベア20に移載されたワークWは、供給コンベア20により起立コンベア10の周回速度と同期して移動する。
4)次いで、起立フィンガー12の後方側支持部13Aに載置される。
5)起立フィンガー12に収容されたワークWは、起立フィンガー12とともにチェーンコンベア11により周回方向前方側Fに移動する。このとき、起立フィンガー12は、チェーンコンベア11の周回位置に応じてカム16と起立フィンガー12のカムフォロア14Cの支持軸の軸線との間隔が狭くなる。
その結果、起立フィンガー12は、図3に示すように、周回するにつれて起立するとともに符号ワークW1〜W4で示すワークWを周回方向前方側Fに起立させる。
6)起立したワークWは起立コンベア10の前端側に到達すると、起立フィンガー12により前方側支持機構32の受部材33又は受部材33に支持されたワークWの後方側の面に当接される。
7)ワークWが既に集積されたワークW等の後方側に当接されて前方側に密着した後に、起立フィンガー12はカム16に沿って下方に沈み込むとともに新たなワークWを受取に供給コンベア20の側に周回移動する。
8)搬出機構30に移動したワークWは、所定数のワークWが集積されるまでの間、ワークWが起立コンベア10から搬出されるごとに受部材33とともにワークの厚さに対応するピッチ分だけ前方に移動される。
9)搬出機構30に所定数のワークWが集積されたら、ワークWは受部材33と押出部材37に挟まれて受部材33と押出部材37が同期して前進する。
10)集積されたワークWが所定の位置まで到達したらワークWは停止され、横行プッシャ41が矢印で示した方向に前進して集積されたワークWを搬送装置1の横方向に移動して、例えば、図示しない梱包装置に供給する。その後、横行プッシャ41は元の位置に戻る。
その結果、設備設置スペース、設備投資コストを低減することが可能であるとともに省エネルギー効果を得ることができる。
例えば、上記実施の形態においては、搬送装置1が、供給コンベア20と、搬出機構30と、横行機構40とを備える構成の場合について説明したが、供給コンベア20、搬出機構30、横行機構40のいずれか又は全部を備えない構成としてもよい。
また、起立コンベア10の無端部材がチェーンコンベア11からなる場合について説明したが、タイミングベルト等、他の無端部材を用いることも可能である、
また、カム16等のカム機構により回動機構が構成される場合について説明したが、他の回動機構により起立フィンガー12を起立させるようにしてもよく、例えば、個々の起立フィンガー12にアクチュエータ、モータ等を設けて起立フィンガー12を起立させる構成としてもよい。
F 周回方向前方側F
R 周回方向後方側R
1 搬送装置
11 チェーンコンベア(無端部材)
12 起立フィンガー(収容部材)
13A 後方側支持部
13B 底側支持部
15 回動機構
20 供給コンベア(供給機構)
30 搬出機構
31 ワーク検出光電管(ワーク検出手段)
32 前方側支持機構
40 横行機構
Claims (7)
- 周回駆動される無端部材と、
該無端部材に設けられ前記無端部材とともに周回する収容部材と、
回動機構と、を備え、
前記収容部材は、
ワークを周回方向後方側で支持する後方側支持部と、前記ワークを前記無端部材側で支持する底側支持部とを有し、周回方向前方側と底側支持部に対向する側が開口されるとともに、前記無端部材の周回方向に沿った面と直交する方向に伸びる回転軸により前記無端部材に取付けられ、前記回転軸廻りに前記無端部材と相対的に回動自在とされ、
前記回動機構は、
前記無端部材を周回させて、前記収容部材を前記無端部材に対して回動させることにより前記収容部材を起立させるように構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1に記載の搬送装置であって、
前記ワークを前記収容部材に移載する供給機構を備え、
該供給機構は、前記無端部材の周回駆動と同期して駆動可能とされていることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の搬送装置であって、
前記無端部材の周回駆動する速度を調整する周回速度調整手段を備えることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送装置であって、
搬出機構を備え、
前記搬出機構は、
前記収容部材により搬送されたワークを検出するワーク検出手段と、
前記搬送されたワークを、前記周回方向前方側にて支持する前方側支持機構と、を備え、
前記前方側支持機構は、
前記ワーク検出手段により検出されたワークの厚さと対応するピッチ分だけ前記周回方向前方側に移動するように構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 請求項4に記載の搬送装置であって、
前記前方側支持機構の移動ピッチを調整するピッチ調整手段を備えることを特徴とする搬送装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の搬送装置であって、
前記搬出機構は、
前記前方側支持機構により集積されたワークを搬送前方側に押し出す押出機構を備え、
前記押出機構は、
前記集積されたワークが所定の数に到達した場合に、前記前方側支持機構と同期して移動するように構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 請求項6に記載の搬送装置であって、
前記押出機構により押し出されたワークを、搬出機構による搬送方向と直交する横方向に移動させる横行機構を備えることを特徴とする搬送装置。
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