JP5286675B2 - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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Description

この発明は、画像表示装置の表示状態を設定する技術に関する。
複数の映像信号の入力系統を有する表示装置において、映像信号の同期信号を検出することにより、外部からの切替信号を与えることなく画面表示を1画面表示から2画面表示に変更することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−346121号広報
しかしながら、近年では、非双方向性の映像信号の他、USB(ユニバーサルシリアルバス)等の双方向性のデータ通信リンクにより画像を表示装置に供給することが行われている。このように、画像をデータ通信リンクにより供給する場合、データ通信リンクの信号状態では画像が供給されているかを判断できない。そのため、データ通信リンクの信号状態に基づいて画面表示を変更すると、ユーザが望まない状態で画面表示が1画面表示から2画面表示に変更されるおそれがある。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、非双方向性と双方向性の画像入力手段を有する画像表示装置の利便性を高めることを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の画像表示装置は、RGB画像伝送路を介して第1の画像が供給される第1の画像入力部と、USB画像伝送路を介して第2の画像が供給される第2の画像入力部と、前記画像表示装置による画像の表示状態を制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、第1の画像を表示するための表示モードにおいて、外部の装置と前記第2の画像入力部との間のUSB画像伝送路が確立されると、前記RGB画像伝送路から第1の画像を表す第1の画像信号の入力があるか否かを判断し、前記第1の画像信号の入力があると判断した場合に、前記第1の画像と、前記第2の画像と、を含む合成画像を表示し、前記第1の画像信号の入力がないと判断した場合に、表示モードを前記第2の画像を表示するための表示モードに切り替えるための切替操作を受けて、前記第2の画像を表示することを特徴とする。この構成によれば、画像表示装置への画像の供給ができない状態での表示の切替が抑制されるとともに、画像表示装置への第2の画像の供給が可能な状態では第1の画像と第2の画像とを含む合成画像が表示されるので、画像表示装置の利便性を高めることができる。
前記表示制御部は、前記USB画像伝送路の確立の後に、前記USB画像伝送路が確立中であることを表すガイド画像を表示するものとしてもよい。この構成によれば、ユーザは、画像表示装置の状態をより的確に把握することができるので、画像表示装置の利便性を高めることができる。
前記表示制御部は、前記USB画像伝送路から前記第2の画像信号の入力があるか否かを判断し、前記第2の画像信号の入力があると判断した場合に、表示する画像を前記ガイド画像から前記合成画像に切り替えるものとしてもよい。この構成によれば、画像表示装置の利便性を高めることができる。
前記表示制御部は、前記RGB画像伝送路から前記第1の画像信号の入力がなくなると、表示する画像を前記合成画像から前記第2の画像に切り替えるものとしてもよい。この構成によれば、画像表示装置の利便性を高めることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、画像表示装置、画像表示方法、画像表示装置の制御装置および制御方法、それらの画像表示装置、画像表示方法、制御装置および制御方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.画像投射システム:
A2.表示モードの切替:
A3.表示モードの切替機構:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.変形例:
A1.画像投射システム:
図1は、本発明の第1実施例を適用する画像投射システムの概略構成を示す概略構成図である。この画像投射システム10は、プロジェクタ100と、2台のパーソナルコンピュータ200,300と、を有している。
プロジェクタ100は、ランプ110と、液晶ライトバルブ120と、液晶駆動制御部130と、表示制御部140と、RGBコネクタ150と、USBコネクタ160と、を備えている。表示制御部140は、RGBコネクタ150とUSBコネクタ160とのそれぞれに接続されている。RGBコネクタ150には、外部の装置からアナログRGB信号(以下、「RGB画像信号」とも呼ぶ)が入力される。RGBコネクタ150に入力されたRGB画像信号は、表示制御部140に供給される。USBコネクタ160には、USB(ユニバーサルシリアルバス)により接続された外部の装置から画像データ(以下、「USB画像データ」とも呼ぶ)が入力される。USBコネクタ160に入力されたUSB画像データは、表示制御部140に供給される。
表示制御部140に設けられたUSB接続検知部142は、USBコネクタ160に外部の装置が接続されているか否かを検知する。具体的には、外部の装置からUSBコネクタ160に供給されるバス電圧VBUSの値をモニタし、バス電圧VBUSが所定の電圧値(例えば、4V)以上である場合に、外部の装置が接続されていると判断する。表示制御部140は、USB接続検知部142の検出結果に基づいて、プロジェクタ100の画像表示モードを切り替える。なお、USB接続検知部142の検出結果に基づく表示モードの切替については、後述する。
表示制御部140に設けられたフレームメモリ144には、RGB画像信号により表される画像(RGB画像)と、USB画像データにより表される画像(USB画像)と、の少なくとも一方を含む画像を表す画像データが格納される。フレームメモリ144の画像データは、液晶駆動制御部130に供給される。液晶駆動制御部130は、フレームメモリ144から供給される画像データに応じて、ランプ110からの照射光を変調するための液晶ライトバルブ120を制御する。液晶ライトバルブ120により変調された光は、投射レンズ112を介して図示しないスクリーン上に投射される。液晶ライトバルブ120により変調された光がスクリーン上に投射されることにより、フレームメモリ144に格納された画像データによって表される画像(投射画像)がスクリーン上に表示される。なお、本明細書において、このように投射画像が表示されるスクリーン上の領域を、「投射領域」とも呼ぶ。
第1のパーソナルコンピュータ200は、RGB信号出力部210と、RGBコネクタ220と、を備えている。RGB信号出力部210は、RGB画像信号を、RGBコネクタ220を介してパーソナルコンピュータ200の外部に送出する。図1の例では、パーソナルコンピュータ200のRGBコネクタ220と、プロジェクタ100のRGBコネクタ150とが接続されている。そのため、パーソナルコンピュータ200からプロジェクタ100にRGB画像が供給される。なお、RGB信号出力部210は、プラグアンドプレイ機能により、送出するRGB画像の解像度をRGB画像信号の出力先(すなわち、プロジェクタ100)の表示解像度に設定することが可能であり、本実施例では、RGB画像の解像度はプロジェクタ100の表示解像度に設定されている。なお、パーソナルコンピュータ200とプロジェクタ100とを接続するRGB画像信号の信号線は、RGB画像を伝送するための伝送路ともいうことができる。
第2のパーソナルコンピュータ300は、画像送出部310と、USBコネクタ320と、を備えている。画像送出部310は、パーソナルコンピュータ300が有するディスプレイ(図示しない)への表示画像を表す画像データを生成し、生成した画像データをUSBコネクタ320を介して外部に送出する。表示画像を表す画像データは、例えば、ミラードライバにより生成される。ここで、ミラードライバとは、表示画像を生成するための描画指示を取得し、取得した描画指示に基づいて画像データを生成する一種のデバイスドライバである。画像送出部310は、パーソナルコンピュータ300のCPU(図示しない)が、パーソナルコンピュータ300に予めインストールされた画像送出プログラムを実行することにより実現される。
なお、パーソナルコンピュータ300に画像送出プログラムがインストールされていない場合には、画像送出プログラムは、パーソナルコンピュータ300が有する自動実行機能によりインストールされる。具体的には、プロジェクタ100を、例えばCD−ROM等の記憶装置としてパーソナルコンピュータ300に認識させる。パーソナルコンピュータ300は、その自動実行機能により、記憶装置として認識したデバイスからプログラムを読み込み、読み込んだプログラムを実行する。このように、パーソナルコンピュータ300がプロジェクタ100に格納されたインストールプログラムを実行することにより、画像送出プログラムはパーソナルコンピュータ300にインストールされる。
A2.表示モードの切替:
図2は、第1実施例において表示モードを切り替える表示モード切替ルーチンを示すフローチャートである。表示モード切替ルーチンは、USB接続検知部142によりUSBコネクタ160への外部の装置の接続が検出された場合に、表示制御部140により実行される。
図3(a)〜図3(c)は、RGB画像表示モードと、2画面表示モードと、USB画像表示モードとのそれぞれにおいて、プロジェクタ100により投射される画像を示している。図3の例では、USBコネクタ160への第2のパーソナルコンピュータ300の接続前に、RGB画像IM1を表すRGB画像信号が第1のパーソナルコンピュータ200からプロジェクタ100に入力されている。そのため、図3(a)に示すように、プロジェクタ100の投射領域全体に、RGB画像IM1が投射されている。なお、RGB画像信号がプロジェクタ100に入力されていない場合、プロジェクタ100は、RGB画像信号の入力待ちであることを表す待機画像(図示しない)を投射する。
ステップS110において、表示制御部140は、USBコネクタ160に接続された装置との間のUSBによる通信リンク(以下、「USB接続」とも呼ぶ)を確立する。図1の例では、表示制御部140は、USBコネクタ160に接続されたパーソナルコンピュータ300との間のUSB接続を確立する。具体的には、パーソナルコンピュータ300とプロジェクタ100とが接続されると、USBの規格に従って、パーソナルコンピュータ300とプロジェクタ100との間で所定のデータの送受信が行われる。所定のデータの送受信を行うことにより、パーソナルコンピュータ300とプロジェクタ100とは互いに相手を認識し通信リンクが確立される。通信リンクが確立されると、パーソナルコンピュータ300は、画像送出プログラムを実行し、USB画像データのプロジェクタ100への供給を開始する。このように、USB画像データは、USB接続を介して転送されるので、USB接続は画像の伝送路ともいうことができる。
ステップS120において、表示制御部140は、RGB画像信号が入力されているか否かを判断する。RGB画像信号が入力されている場合、制御はステップS130に移される。一方、RGB画像信号が入力されていない場合、制御はステップS160に移される。上述のように、図3の例では、RGB画像IM1を表すRGB画像信号がプロジェクタ100に入力されている。そのため、ステップS120ではRGB画像信号が入力されていると判断され、制御はステップS130に移される。
ステップS130において、表示制御部140は、プロジェクタ100の表示モードをRGB画像を表示するRGB画像表示モードから、RGB画像とUSB画像との2つの画像を表示する2画面表示モードに変更する。図3の例では、USB画像IM2が第2のパーソナルコンピュータ300からプロジェクタ100に供給される。そのため、プロジェクタ100の投射領域には、図3(b)に示すように、RGB画像IM1とUSB画像IM2とが横方向に配列された画像IMDが投射される。なお、2画面表示モードは、RGB画像IM1とUSB画像IM2とを含む合成画像IMDが投射されるので、「合成画像表示モード」とも呼ぶことができる。
ステップS140において、表示制御部140は、RGB画像信号が入力されているか否かを判断する。RGB画像信号が入力されていない場合、制御はステップS150に移される。一方、RGB画像信号が入力されている場合、制御はステップS140に戻され、RGB画像信号が入力されている間ステップS140が繰り返し実行される。
ステップS150において、表示制御部140は、プロジェクタの表示モードをRGB画像とUSB画像との2つの画像を表示する2画面表示モードから、USB画像を表示するUSB画像表示モードに変更する。表示モードがUSB画像表示モードに変更されることにより、図3(c)に示すように、プロジェクタ100の投射領域全体にUSB画像IM2が投射される。
ステップS160において、表示制御部140は、ユーザによる画像入力元(ソース)の切替操作が行われたか否かを判断する。具体的には、表示制御部140は、プロジェクタ100の操作パネルやリモートコントローラ(いずれも図示しない)の操作状態を取得し、ユーザによるソースの切替操作の有無を検出する。ソースの切替操作が行われた場合、制御はステップS150に移され、プロジェクタ100の表示モードはUSB画像表示モードに変更される。一方、ソースの切替操作が行われていない場合、制御はステップS160に戻され、ソースの切替操作が行われるまでステップS160が繰り返し実行される。そして、ステップS160でソースの切替操作が行われたと判断されるまで、プロジェクタ100では、上述の待機画像が投射される。なお、ステップS160を省略することも可能である、この場合、USB接続の確立の後、プロジェクタ100の表示モードは、USB画像表示モードに設定される。
A3.表示モードの切替機構:
図4は、プロジェクタ100の表示モードの切替に関する機能ブロックの構成を示すブロック図である。表示制御部140は、図1に示したUSB接続検知部142とフレームメモリ144の他に、ADコンバータ410と、スケーラ420と、書込データ切替部430と、画像データ取得部440と、を備えている。なお、図4では、RGBコネクタ150,220と、USBコネクタ160,320と、USB接続検知部142との図示を省略している。
ADコンバータ410は、パーソナルコンピュータ200のRGB信号出力部210から供給されるRGB画像信号をデジタル信号(以下、「RGB画像データ」とも呼ぶ)に変換する。アナログRGB信号から生成されたRGB画像データは、スケーラ420に供給される。スケーラ420は、ADコンバータ410から供給されたRGB画像データの解像度を必要に応じて変換(スケーリング)する。スケーラ420によりスケーリングされたRGB画像データは、書込データ切替部430に供給される。
画像データ取得部440は、パーソナルコンピュータ300の画像送出部310(図1)が送出するUSB画像データを取得する。画像データ取得部440が有するデータ解像度設定部442は、USB画像データの解像度を指定するデータを画像送出部310に送信する。画像送出部310は、データ解像度設定部442により指定された解像度でUSB画像データを生成し、生成された画像データをUSBにより画像データ取得部440に送信する。画像データ取得部440は、受信したUSB画像データを書込データ切替部430に供給する。なお、指定された解像度のUSB画像データの生成は、例えば、ディスプレイ(図示しない)の解像度の画像をミラードライバにより生成し、生成された画像を指定された解像度にスケーリングすることにより行うことができる。
書込データ切替部430は、フレームメモリ144に書き込む画像データをプロジェクタ100の表示モードに応じて切り替える。表示モードがRGB画像表示モードである場合には、スケーラ420から供給されるRGB画像データをフレームメモリ144に転送し、フレームメモリ144にRGB画像データを書き込む。表示モードがUSB画像表示モードである場合には、画像データ取得部440から供給されるUSB画像データをフレームメモリ144に転送し、フレームメモリ144にUSB画像データを書き込む。また、表示モードが2画面表示モードである場合には、フレームメモリ144に転送する画像データを適当なタイミングで切替えることにより、RGB画像データとUSB画像データとのそれぞれをフレームメモリ144に書き込む。なお、2画面表示モードにおけるRGB画像データとUSB画像データとの切替については、後述する。以上の説明から明らかなように、第1実施例においては、フレームメモリ144は、RGB画像とUSB画像とを含む合成画像を生成する「合成画像生成部」に相当し、書込データ切替部430は、合成画像生成部に入力する画像を切り替える「入力画像切替部」に相当する。
図5ないし図7は、RGB画像データとUSB画像データとがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図である。本実施例のプロジェクタ100は、投射画像の解像度(表示解像度)、すなわちフレームメモリ144の解像度が1280×1024画素に設定されている。上述のように、パーソナルコンピュータ200のRGB信号出力部210は、プロジェクタ100の表示解像度と同じ解像度のRGB画像信号を送出する。そのため、第1のパーソナルコンピュータ200から供給されるRGB画像の解像度は、プロジェクタ100の投射画像と同一の解像度(1280×1024画素)に設定されている。なお、図5ないし図7においては、書込データ切替部430の図示を省略している。
図5は、RGB画像表示モードにおいて、RGB画像データがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図である。上述のように、第1のパーソナルコンピュータ200から供給されるRGB画像は解像度が1280×1024画素となっている。そのため、ADコンバータ410は、1280×1024画素のRGB画像データID1を生成する。生成されたRGB画像データID1の解像度はフレームメモリ144の解像度と同一であるので、スケーラ420では解像度変換が行われない。そして、ADコンバータ410で生成されたRGB画像データID1は、そのままフレームメモリ144に供給され、フレームメモリ144の全領域にRGB画像データID1が書き込まれる。このように、RGB画像表示モードにおいては、フレームメモリ144の全領域にわたってRGB画像データID1が書き込まれることにより、プロジェクタ100は、投射領域全体にRGB画像を投射する。
図6は、USB画像表示モードにおいて、USB画像データがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図である。USB画像表示モードでは、USB画像のみが投射される。そのため、画像データ取得部440は、USB画像データID2の解像度として、フレームメモリ144の解像度と同一の解像度(1280×1024画素)を指定する。画像送出部310は、指定された解像度のUSB画像データID2を生成し、画像データ取得部440に供給する。画像データ取得部440に供給されたUSB画像データID2は、フレームメモリ144と同一の解像度となっているので、USB画像データID2はそのままフレームメモリ144に供給され、フレームメモリ144の全領域にUSB画像データID2が書き込まれる。このように、USB画像表示モードにおいては、フレームメモリ144の全領域にわたってUSB画像データID2が書き込まれることにより、プロジェクタ100は、投射領域全体にUSB画像を投射する。
図7は、2画面表示モードにおいて、RGB画像データとUSB画像データとがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図である。2画面表示モードにおいても、図5のRGB画像表示モードと同様に、ADコンバータ410では、1280×1024画素のRGB画像データID1が生成される。2画面表示モードでは、RGB画像とUSB画像とを合成するため、フレームメモリ144の左側1/2の領域にRGB画像データが書き込まれる。このとき、横方向の解像度はフレームメモリ144の半分となる。そのため、ADコンバータ410で生成されたRGB画像データID1は、スケーラ420において横方向および縦方向の解像度がそれぞれ1/2の画像データID1aに変換される。そして、解像度変換された画像データID1aは、フレームメモリ144の左側1/2の領域に書き込まれる。なお、このように、プロジェクタ100の各部が授受を行うRGB画像データおよびUSB画像データは、いずれも画像を所定の形式で表すデータである。そのため、プロジェクタ100の各部によるこれらのデータの授受は、画像そのものを授受しているとも言える。
一方、画像送出部310においては、横方向および縦方向の解像度がそれぞれフレームメモリ144の解像度の1/2の画像データID2aが生成される。このように、予め解像度を低減して生成されたUSB画像データID2aは、画像送出部310から画像データ取得部440に転送される。画像データ取得部440が取得したUSB画像データID2aは、横方向および縦方向の解像度がそれぞれフレームメモリ144の1/2となっているので、USB画像データID2aはそのままフレームメモリ144に供給され、フレームメモリの右側の領域に書き込まれる。
このように、2画面表示モードにおいては、RGB画像信号から生成されたRGB画像データID1は、スケーラ420により縮小されてフレームメモリ144の左側1/2の領域に書き込まれる。また、第2のパーソナルコンピュータ300からは、予め解像度が低減されたUSB画像データID2aが供給され、フレームメモリ144の右側1/2の領域に書き込まれる。このようにして、フレームメモリ144には、RGB画像とUSB画像とが合成された画像が格納され、プロジェクタ100は、図3(b)に示すように2つの画像IM1,IM2が横方向に配列された画像(2画面画像)IMDを投射する。
図8は、2画面表示モードにおいて、フレームメモリ144にRGB画像データとUSB画像データとが書き込まれる様子を示すタイミングチャートである。図8(a)ないし図8(d)の横軸は時間を表している。
RGBコネクタ150から供給されるRGB画像信号には、図8(a)に示す垂直同期信号と、図8(b)に示す階調信号とが含まれている。ここで、階調信号とは、RGB画像を構成する各画素の階調値を表す信号である。図8(a)に示すように、垂直同期信号は、所定の垂直期間(例えば、1/60秒)ごとに1つのパルスを有する信号である。この垂直期間の間にプロジェクタ100に供給される階調信号(図8(b))により、プロジェクタ100により投射される1画面分の画像(フレーム)が形成される。図8(b)の例では、垂直期間T1において、第1のフレームV1を表す階調信号がプロジェクタ100に供給される。同様に垂直期間T2、T3において、第2と第3のフレームV2,V3を表す階調信号がプロジェクタ100に供給される。
図8(c)は、USBコネクタ160から供給されるUSB画像データを示している。USB画像データは、双方向性の通信リンクであるUSBによって転送される。そのため、パーソナルコンピュータ300の画像送出部310と、プロジェクタ100の画像データ取得部440との間のUSB画像データの転送手順を適宜決定することにより、画像データ転送のフローコントロールを行うことができる。ここで、フローコントロールとは、データ転送を停止し或いはデータ転送を再開するための制御のことをいう。
図8(d)に示すように、垂直期間T1においては、RGB画像信号の第1のフレームV1を表すRGB画像データが、フレームメモリ144に書き込まれている。具体的には、書込データ切替部430は、スケーラ420から供給される画像データをフレームメモリ144に転送することにより、図7に示すように、RGB画像データをフレームメモリ144の左側1/2の領域に書き込む。
この垂直期間T1では、USB画像U1データの一部分(部分画像データ)U1aが転送される。この部分画像データU1a転送の後、フローコントロールにより、USB画像データU1の転送は中止される。表示制御部140は、USB画像データU1の転送が開始された後、垂直同期信号のパルスを検出すると、書込データ切替部430を制御して、フレームメモリ144に供給する画像データの供給元をスケーラ420から画像データ取得部440に切り替える。
垂直期間T2において、画像データの供給元が画像データ取得部440に切り替えられると、画像データ取得部440は、パーソナルコンピュータ300の画像送出部310からのUSB画像データU1の受信を再開して、USB画像データU1の残りの部分画像データU1bを受信するとともに、先に受信した部分画像データU1aと残りの部分画像データU1bとを書込データ切替部430に供給する。このように、書込データ切替部430に供給されたUSB画像データU1は、図7に示すようにフレームメモリ144の右側の領域に書き込まれる。
図8の例では、USB画像データU1の書込は垂直期間T2中に完了する。表示制御部140は、このようにUSB画像データU1の書込が完了した後、垂直同期信号のパルスを検出すると、書込データ切替部430を制御して、フレームメモリ144に供給する画像データの供給元を画像データ取得部440からスケーラ420に切り替える。画像データの供給元がスケーラ420に切り替えられた垂直期間T3では、第3のフレームV3を表すRGB画像データが、フレームメモリ144に書き込まれる。
このように、RGB画像とUSB画像とを合成して表示する2画面表示モードでは、RGB画像信号に含まれる垂直同期信号に応じて、フレームメモリ144に書き込む画像データを切り替える。通常、フレームメモリ144へのRGB画像データの書込は、フレームごとに行われる。そのため、RGB画像データからUSB画像データの切替を垂直同期信号に応じて行うことにより、垂直期間中の書込画像データの切替のためにRGB画像データの書込が失敗する可能性を低減することができる。また、USB画像データからRGB画像データへの切替を垂直同期信号に応じて行うことにより、切替後のRGB画像データが書き込まれない時間を短縮することができる。そのため、RGB画像のフレームの更新頻度をより高くすることができるので、2画面表示モードにおけるRGB画像の表示をより好ましいものにすることができる。
このように、第1実施例のプロジェクタ100(図1)では、RGBコネクタ150からRGB画像信号が供給されている際、USBコネクタ160にパーソナルコンピュータ300(図1)が接続され、パーソナルコンピュータ300との間でのUSB接続が確立されると、プロジェクタ100は2画面表示モードに切り替わる。そのため、USB画像を表示するための表示モードの切替操作が省略できるので、USBを介して画像を取得するプロジェクタ100の利便性が向上する。また、2画面表示モードでは、USB画像とRGB画像とが同時に投射される。そのため、表示モードの切替操作を行うことなくプロジェクタ100に入力されている画像を確認することができるので、プロジェクタ100の利便性が向上する。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例におけるプロジェクタ100aの表示モードの切替に関する機能ブロックの構成を示すブロック図である。第2実施例のプロジェクタ100aに設けられた表示制御部140aは、書込データ切替部430が省略されている点と、スケーラ入力切替部450が設けられている点と、画像データ取得部440が画像データ取得部440aに置き換えられている点とで、図4に示す第1実施例の表示制御部140と異なっている。
第2実施例の画像データ取得部440aは、データ解像度設定部442(図4)が省略されているので、パーソナルコンピュータ300にUSB画像の解像度を指定しない。そのため、パーソナルコンピュータ300の画像送出部310は、パーソナルコンピュータ300のディスプレイ(図示しない)の解像度と同一の解像度(1280×1024画素)のUSB画像データをプロジェクタ100aに供給する。
第2実施例のプロジェクタ100aでは、ADコンバータ410と画像データ取得部440とは、それぞれスケーラ入力切替部450に接続されている。スケーラ入力切替部450は、ADコンバータ410から供給されるRGB画像データと、画像データ取得部440から供給されるUSB画像データと、のいずれかをスケーラ420に供給する。スケーラ420は、スケーラ入力切替部450から供給される画像データにスケーリング処理を施し、スケーリング処理を行った画像データをフレームメモリ144に書き込む。
図10は、第2実施例において、2画面表示モードでRGB画像データとUSB画像データとがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図である。第2実施例の2画面表示モードにおいても、プロジェクタ100aの表示解像度(1280×1024画素)と同一解像度のRGB画像信号が、パーソナルコンピュータ200からプロジェクタ100aに供給される。そのため、ADコンバータ410では、1280×1024画素のRGB画像データID1が生成される。生成されたRGB画像データID1は、スケーラ入力切替部450に供給される。画像データ取得部440aは、画像送出部310から供給され、解像度が1280×1024画素のUSB画像データID2を取得し、スケーラ入力切替部450に供給する。
スケーラ入力切替部450は、ADコンバータ410から供給されるRGB画像データID1と、画像データ取得部440aから供給されるUSB画像データID2とを、特定のタイミングで切り替えてスケーラ420に供給する。スケーラ420は、スケーラ入力切替部450から供給される画像データID1,ID2にスケーリング処理を施し、横方向および縦方向の解像度がそれぞれフレームメモリ144の解像度の1/2の画像データID1a,ID2aを生成する。スケーリングされた画像データID1a,ID2aは、フレームメモリの左側および右側のそれぞれ1/2の領域に書き込まれる。なお、以上の説明から明らかなように、第2実施例においては、フレームメモリ144およびスケーラ420は、RGB画像とUSB画像とを含む合成画像を生成する「合成画像生成部」に相当し、スケーラ入力切替部450は、合成画像生成部に入力する画像を切り替える「入力画像切替部」に相当する。
図11は、2画面表示モードにおいて、スケーラ420に供給される画像データが切り替えられる様子を示すタイミングチャートである。図11(a)ないし図11(d)の横軸は時間を表している。図11(a)および図11(b)は、RGB画像信号に含まれる垂直同期信号と階調信号とを示している。図11(c)は、USB画像データを示している。図11(d)は、スケーラ420に入力される画像データを示している。
図11(b)に示すように、垂直期間T1において、第1のフレームV1を表す階調信号がプロジェクタ100に供給される。同様に垂直期間T2〜T6において、フレームV2〜V6を表す階調信号がプロジェクタ100に供給される。また、垂直期間T1において、USB画像データU2のうちの部分画像データU2aが転送される。この部分画像データU2a転送の後、USB画像データU2の転送は中止される。
図11(d)に示すように、垂直期間T1において、RGB画像信号の第1のフレームV1を表すRGB画像データがスケーラ420に入力される。そして、スケーラに入力されたRGB画像データV1は、スケーリングされた後、フレームメモリ144の左側1/2の領域に書き込まれる。この垂直期間T1では、USB画像データU2のうちの部分画像データU2aが転送され、部分画像データU2a転送の後、USB画像データU2の転送は中止される。表示制御部140aは、USB画像データU2の転送が開始された後、垂直同期信号のパルスを検出すると、スケーラ入力切替部450を制御して、スケーラ420に供給する画像データの供給元をADコンバータ410から画像データ取得部440aに切り替える。
垂直期間T2において、画像データの供給元が画像データ取得部440aに切り替えられると、画像データ取得部440aは、USB画像データU2の受信を再開して、残りの部分画像データU2bを受信するとともに、先に受信した部分画像データU2aと残りの部分画像データU2bとをスケーラ入力切替部450に供給する。このように、スケーラ入力切替部450に供給されたUSB画像データU2は、スケーラ420によりスケーリングされ、フレームメモリ144の右側の領域に書き込まれる。
図11の例では、USB画像データU2の転送は垂直期間T5中に完了する。表示制御部140aは、このようにUSB画像データU2の転送が完了した後、垂直同期信号のパルスを検出すると、スケーラ入力切替部450を制御して、スケーラ420に供給する画像データの供給元を画像データ取得部440aからADコンバータ410に切り替える。画像データの供給元がADコンバータ410に切り替えられた垂直期間T6では、第6のフレームV6を表すRGB画像データが、スケーラ420によりスケーリングされ、スケーリングされたRGB画像データがフレームメモリ144に書き込まれる。
このように、RGB画像とUSB画像とを合成して表示する2画面表示モードでは、RGB画像信号に含まれる垂直同期信号に応じて、スケーラ420に入力される画像データを切り替える。通常、スケーラ420によるスケーリング処理は、フレームごとに行われる。そのため、RGB画像データからUSB画像データの切替を垂直同期信号に応じて行うことにより、垂直期間中の入力データの切替のためにRGB画像データのスケーリング処理が失敗する可能性を低減することができる。また、USB画像データからRGB画像データへの切替を垂直同期信号に応じて行うことにより、切替後にRGB画像データがスケーリングされない時間を短縮することができる。そのため、RGB画像のフレームの更新頻度をより高くすることができるので、2画面表示モードにおけるRGB画像の表示をより好ましいものにすることができる。
第2実施例は、スケーラ420でUSB画像データのスケーリングを行うことにより、パーソナルコンピュータ300(図9)側でのスケーリング処理が省略できる。そのため、USB画像データを生成するためのパーソナルコンピュータ300の処理量を低減することができる点で、第1実施例よりも好ましい。一方、第1実施例は、2画面表示モードにおいてUSBで転送されるデータ量が低減できる点で、第2実施例よりも好ましい。
C.第3実施例:
図12は、第3実施例におけるプロジェクタ100bの表示モードの切替に関する機能ブロックの構成を示すブロック図である。第3実施例のプロジェクタ100に設けられた表示制御部140bは、フレームバッファ460が付加されている点で、図9に示す第2実施例の表示制御部140aと異なっている。他の点は、第2実施例の表示制御部と同じである。
第3実施例では、画像データ取得部440aは、フレームバッファ460を介してスケーラ入力切替部450に接続されている。フレームバッファ460は、画像データ取得部440aから供給されたUSB画像データを格納する。そして、格納したUSB画像データをスケーラ入力切替部450に供給する。
図13は、第3実施例の2画面表示モードにおいて、スケーラ420に供給される画像データが切り替えられる様子を示すタイミングチャートである。図13(a)ないし図13(d)の横軸は時間を表している。図13(a)および図13(b)は、RGB画像信号に含まれる垂直同期信号と階調信号とを示している。図13(c)はUSB画像データを示し、図13(d)はスケーラ420に入力される画像データを示している。
図13の例では、垂直期間T1においては、RGB画像信号の第1のフレームV1を表すRGB画像データが、スケーラ420に入力される。そして、スケーラに入力されたRGB画像データV1は、スケーリングされた後、フレームメモリ144の左側1/2の領域に書き込まれる。この垂直期間T1では、USB画像データU3の転送が終了し、フレームバッファ460に1画面分の画像データが格納される。表示制御部140aは、USB画像データU3の転送の完了の後、垂直同期信号のパルスを検出すると、スケーラ入力切替部450を制御して、スケーラ420に供給する画像データの供給元をADコンバータ410からフレームバッファ460に切り替える。
垂直期間T2において、画像データの供給元がフレームバッファ460に切り替えられると、フレームバッファ460は、格納しているUSB画像データU3をスケーラ入力切替部450に供給する。このように、スケーラ入力切替部450に供給されたUSB画像データU3は、スケーラ420によりスケーリングされ、フレームメモリ144の右側の領域に書き込まれる。USB画像データU3は、垂直期間T2中にスケーラ420を介してフレームメモリ144に書き込まれる。
表示制御部140bは、USB画像データU3の書込が完了した後、垂直同期信号のパルスを検出すると、スケーラ入力切替部450を制御して、スケーラ420に供給する画像データの供給元をフレームバッファ460からADコンバータ410に切り替える。画像データの供給元がADコンバータ410に切り替えられた垂直期間T3では、第3のフレームV3を表すRGB画像データが、スケーラ420によりスケーリングされ、スケーリングされたRGB画像データがフレームメモリ144に書き込まれる。
このように、第3実施例では、USBを介して供給されるUSB画像データをフレームバッファ460に格納する。そのため、USB画像データのフレームメモリ144への書込をより確実に行うことができ、2画面表示モードにおけるUSB画像の表示をより好ましいものにすることができる。また、USB画像データの転送速度が遅い場合であっても、USB画像データのフレームメモリ144への書込時間が短縮されるので、RGB画像データのフレームメモリ144への書込が行われない期間が短縮される。そのため、RGB画像のフレームの更新頻度をより高くすることができ、2画面表示モードにおけるRGB画像の表示をより好ましいものにすることができる。
また、第3実施例のように画像データ取得部440aが取得した画像をフレームバッファ460に格納する場合、画像送出部310から画像データ取得部440aに、表示されているUSB画像との違いを表す画像データ(差分データ)を転送することにより、USB画像を更新することができる。具体的には、画像送出部310は、差分データとして、更新部分の位置および大きさ(配置情報)と、更新部分の画像を表す画像データ(部分画像データ)を画像データ取得部440aに送信する。画像データ取得部440aは、差分データの配置情報と、部分画像データとに基づいて、フレームバッファ460を更新する。フレームバッファ460を更新することにより、フレームバッファ460には、更新後のUSB画像データが格納される。このように、画像送出部310から画像データ取得部440aに差分データを転送することにより、USBを介して転送されるデータ量を低減することが可能となる。
なお、第3実施例では、スケーラ420への入力画像を切り替えるプロジェクタ100bにフレームバッファ442を設けているが、第1実施例のプロジェクタ100(図4)と同様に書込データ切替部430によりフレームメモリ144への書込データを切り替えるプロジェクタにフレームバッファを設けるものとしてもよい。この場合、フレームバッファは、画像データ取得部440と書込データ切替部430との間に設けられる。そして、フレームバッファには、データ解像度設定部442により設定された解像度のUSB画像データが格納される。
D.第4実施例:
図14は、第4実施例における表示モード切替ルーチンを示すフローチャートである。第4実施例の表示モード切替ルーチンは、ステップS120とS130との間に2つのステップS122,S124が設けられている点で、図2に示す第1実施例の表示モード切替ルーチンと異なっている。他の点は、第1実施例の表示モード切替ルーチンと同じである。
図15(a)〜図15(c)は、RGB画像表示モードから2画面表示モードに表示モードが切り替えられる際に、プロジェクタ100により投射される画像を示している。RGB画像表示モードの図15(a)は、図3(a)と同じである。また、2画面表示モードの図15(c)は、図3(b)と同じである。
ステップS122において、表示制御部140は、ガイド画面の表示を行う。具体的には、図15(b)に示すように、RGB画像IM1を投射領域の左側1/2の領域に表示する。そして、投射領域の右側1/2の領域には、USBから画像を取得していることを表すプロジェクタ100に格納されたガイド画像IGDを表示する。RGB画像IM1とガイド画像IGDとを横方向に配列した画像IMD(ガイド画面)は、2画面表示モード(図15(c))におけるRGB画像IM1とUSB画像IM2とを合成する処理と同様にして生成することができる。なお、異なる方法によりガイド画像の表示を行うことも可能である。ガイド画像は、例えば、投射領域全体に表示されたRGB画像IM1に重ね合わせて表示することも可能である。
ステップS124において、表示制御部140は、USB画像データが転送されているか否かを判断する。具体的には、表示制御部140は、パーソナルコンピュータ300(図1)の画像送出部310から、USB画像データの転送のための所定のデータを受信したか否かを判断する。USB画像データが転送されていると判断された場合には、制御はステップS130に移され、プロジェクタ100は図15(c)に示す2画面表示モードに移行する。一方、USB画像データが転送されていないと判断された場合には、ステップS124が繰り返し実行される。そして、USB画像データが転送されるまで、プロジェクタ100は図15(b)に示すガイド画面を表示し続ける。
このように、第4実施例では、USBコネクタ160(図1)に外部の装置が接続された後USB画像データの転送が開始されるまで、プロジェクタ100によりガイド画面が表示される。ガイド画面が表示されることにより、例えば、画像送出プログラムのインストールが実行されている間のように、USB接続の確立後からUSB画像データのプロジェクタ100への転送までの時間がかかる場合であっても、ユーザは、USB接続が確立していることを認識することができる。このように、ユーザがプロジェクタ100の状態をより的確に把握することができるので、プロジェクタ100bの利便性をより高めることができる。
E.変形例:
なお、この発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
上記各実施例では、パーソナルコンピュータ300(図1)からプロジェクタ100に画像データを供給する通信リンクとしてUSBを使用しているが、画像データの供給が可能な通信リンクであれば任意の通信リンクを用いることができる。通信リンクとしては、例えば、IEEE1394規格に従った通信リンクを用いることも可能である。
E2.変形例2:
上記各実施例では、RGB画像信号としてアナログRGB信号が供給されているが、RGB画像信号としては、デジタルRGB信号が供給されるものとしてもよい。この場合、プロジェクタ100(図4)に設けられているADコンバータ410を省略することも可能である。また、第1のパーソナルコンピュータ200からプロジェクタ100へは、画像を表す信号が供給されていればよい。プロジェクタ100に供給される画像信号は、例えば、YCbCrの階調値を表す信号であってもよい。
E3.変形例3:
上記各実施例では、図3(b)に示すように、2画面表示モードにおいて、RGB画像IM1とUSB画像IM2とを同じ大きさで、横方向に並列して表示しているが、こららの画像IM1,IM2の配列はこの限りでない。たとえば、RGB画像IM1とUSB画像IM2とを上下に表示するものとしてもよく、一方の画像の大きさを他方の画像よりも大きく表示するものとしてもよい。また、図10に示すように、フレームメモリへの画像データID1a,ID2aを、それぞれフレームメモリ144の左側1/2の領域と右側1/2の領域に格納しているが、画像データID1a,ID2aの格納位置は、互いに異なる位置であればよく、画像IM1,IM2の配列に応じて適宜変更される。
E4.変形例4:
上記各実施例では、プロジェクタ100(図1)における光変調手段として、液晶ライトバルブ120を用いているが、光変調手段としては、液晶ライトバルブ120に限らず、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス:Texas Instruments社の商標)など、他の任意の変調手段を用いることも可能である。
E5.変形例5:
上記各実施例では、本発明をプロジェクタに適用しているが、本発明は、プロジェクタの他、液晶表示装置やプラズマ表示装置等の任意の画像表示装置に適用することが可能である。
本発明の第1実施例を適用する画像投射システムの概略構成を示す概略構成図。 第1実施例において表示モードを切り替える表示モード切替ルーチンを示すフローチャート。 表示モード切替ルーチンにより、プロジェクタ100の表示モードが切り替わる様子を示す説明図。 プロジェクタ100の表示モードの切替に関する機能ブロックの構成を示すブロック図。 RGB画像表示モードにおいて、画像データがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図。 USB画像表示モードにおいて、画像データがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図。 2画面表示モードにおいて、画像データがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図。 2画面表示モードにおいて、フレームメモリ144にRGB画像データとUSB画像データとが書き込まれる様子を示すタイミングチャート。 プロジェクタ100aの表示モードの切替に関する機能ブロックの構成を示すブロック図。 第2実施例において、2画面表示モードで画像データがフレームメモリ144に書き込まれる様子を示す説明図。 第2実施例の2画面表示モードにおいて、スケーラ420の入力が切り替えられる様子を示すタイミングチャート。 プロジェクタ100bの表示モードの切替に関する機能ブロックの構成を示すブロック図。 第3実施例の2画面表示モードにおいて、スケーラ420の入力が切り替えられる様子を示すタイミングチャート。 第4実施例において表示モードを切り替える表示モード切替ルーチンを示すフローチャート。 第4実施例の表示モード切替ルーチンにより、プロジェクタ100の表示モードが切り替わる様子を示す説明図。
符号の説明
10…画像投射システム
100,100a,100b…プロジェクタ
110…ランプ
112…投射レンズ
120…液晶ライトバルブ
130…液晶駆動制御部
140,140a,140b…表示制御部
142…USB接続検知部
144…フレームメモリ
150…RGBコネクタ
160…USBコネクタ
200…パーソナルコンピュータ
210…RGB信号出力部
220…RGBコネクタ
300…パーソナルコンピュータ
310…画像送出部
320…USBコネクタ
410…ADコンバータ
420…スケーラ
430…書込データ切替部
440,440a…画像データ取得部
442…データ解像度設定部
450…スケーラ入力切替部
460…フレームバッファ

Claims (8)

  1. 画像表示装置における画像表示方法であって、
    (a)RGB画像伝送路を介して供給される第1の画像を表示するための表示モードにおいて、外部の装置と画像入力部との間に互いに相手を認識した通信リンクとしてのUSB画像伝送路が確立されると、前記RGB画像伝送路から第1の画像を表す第1の画像信号の入力があるか否かを判断する工程と、
    (b)前記第1の画像信号の入力があると判断した場合に、前記第1の画像と、前記USB画像伝送路を介して供給される第2の画像と、を含む合成画像を表示する工程と、
    (c)前記第1の画像信号の入力がないと判断した場合に、表示モードを前記第2の画像を表示するための表示モードに切り替えるための切替操作を受けて、前記第2の画像を表示する工程と、を備える画像表示方法。
  2. 請求項1に記載の画像表示方法において、
    前記工程(b)は、
    前記USB画像伝送路の確立の後に、前記USB画像伝送路から前記第2の画像を取得中であることを表すガイド画像を表示する工程を含んでいる画像表示方法。
  3. 請求項2に記載の画像表示方法において、
    前記工程(b)は、
    前記USB画像伝送路から前記第2の画像を取得したか否かを判断する工程と、
    前記第2の画像信号を取得したと判断した場合に、表示する画像を前記ガイド画像から前記合成画像に切り替える工程と、を含んでいる画像表示方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像表示方法において、
    前記工程(b)は、
    前記RGB画像伝送路から前記第1の画像信号の入力がなくなると、表示する画像を前記合成画像から前記第2の画像に切り替える工程を含んでいる画像表示方法。
  5. 画像表示装置であって、
    RGB画像伝送路を介して第1の画像が供給される第1の画像入力部と、
    USB画像伝送路を介して第2の画像が供給される第2の画像入力部と、
    前記画像表示装置による画像の表示状態を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    第1の画像を表示するための表示モードにおいて、外部の装置と前記第2の画像入力部との間に互いに相手を認識した通信リンクとしてのUSB画像伝送路が確立されると、前記RGB画像伝送路から第1の画像を表す第1の画像信号の入力があるか否かを判断し、
    前記第1の画像信号の入力があると判断した場合に、前記第1の画像と、前記第2の画像と、を含む合成画像を表示し、
    前記第1の画像信号の入力がないと判断した場合に、表示モードを前記第2の画像を表示するための表示モードに切り替えるための切替操作を受けて、前記第2の画像を表示する画像表示装置。
  6. 請求項5に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記USB画像伝送路の確立の後に、前記USB画像伝送路から前記第2の画像を取得中であることを表すガイド画像を表示する画像表示装置。
  7. 請求項6に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記USB画像伝送路から前記第2の画像を取得したか否かを判断し、前記第2の画像信号を取得したと判断した場合に、表示する画像を前記ガイド画像から前記合成画像に切り替える画像表示装置。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記RGB画像伝送路から前記第1の画像信号の入力がなくなると、表示する画像を前記合成画像から前記第2の画像に切り替える画像表示装置。
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