JP5282936B2 - 車両の開閉制御システム - Google Patents

車両の開閉制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5282936B2
JP5282936B2 JP2008084919A JP2008084919A JP5282936B2 JP 5282936 B2 JP5282936 B2 JP 5282936B2 JP 2008084919 A JP2008084919 A JP 2008084919A JP 2008084919 A JP2008084919 A JP 2008084919A JP 5282936 B2 JP5282936 B2 JP 5282936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
closing body
vehicle
obstacle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008084919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009235820A (ja
Inventor
宗志 峠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2008084919A priority Critical patent/JP5282936B2/ja
Publication of JP2009235820A publication Critical patent/JP2009235820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282936B2 publication Critical patent/JP5282936B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、超音波センサを車体に配置して車両周辺の障害物検知を行い、その検知結果に基づいて車両の開閉体を開閉させる車両の開閉制御システムに関する。
この種の開閉制御システムの一例が、下記に出典を示す特許文献1に記載されている。この開閉制御システムは、超音波センサを車両のバックドアに配置し、当該超音波センサは、その検知範囲が車体の表面に略沿うようにして超音波を送波する。超音波センサは、送信された超音波の障害物による反射波を超音波センサが受信するまでの時間により、超音波センサと障害物との間の距離や方向を検知する。開閉制御システムは、その距離が一定の範囲内にあれば、バックドアの開閉を停止させるなどの制御を実施する。超音波センサは、バックドアの開閉時に当該バックドアとともに動くので、開閉に伴って車両から最も遠ざかるバックドアの開閉側の端部が常に超音波センサの検知範囲に含まれる。従って、バックドアの開閉時に良好に障害物検知を行って、その検知結果に基づいて車両の開閉部を開閉させることができるというものである。
特開2007−138566号公報(第19〜45段落、図2、3等)
この種の開閉制御システムに搭載される超音波センサは、障害物の位置、即ち、方向と距離とを検知可能に構成される。しかし、超音波センサから等距離離間し、異なる方向に複数の障害物が存在する場合、障害物からの反射波が重畳され、複数の内のいくつかの障害物からの反射波が埋もれてしまって検出されない可能性がある。例えば、バックドアの端部の近傍である低い位置と、超音波センサの高さと同程度の高い位置とにおいて、超音波センサからみて等距離に障害物が存在したとする。この場合に、開扉するバックドアが到達するまでの時間は、バックドアの端部の近傍である低い位置の障害物の方が短い。従って、障害物として、この低い位置の障害物が検出される方が好ましいが、高い位置の障害物の存在によって、低い位置の障害物の検出が妨げられる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、車両の近傍に存在する障害物の検知能力を向上させた車両の開閉制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る、車両の開閉体を開閉させる車両の開閉制御システムの特徴構成は、
揺動を伴って開閉する前記開閉体を開閉駆動する駆動部と、
前記開閉体の表面及び前記車両から突出して設けられる突出部を検知範囲に含んで前記開閉体に配置され、断続的に送信される超音波に対する障害物からの反射波に基づいて前記車両周辺の障害物検知を行う超音波センサと、
前記超音波センサの検知結果に基づいて前記駆動部を駆動させて前記開閉体を開閉制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記開閉体を開扉させる開扉制御時に、前記突出部が前記検知範囲から外れるように前記開閉体を所定の初期開扉量だけ開扉させた後、所定の休止期間前記開閉体を減速させて前記超音波センサにより前記障害物の検知を行いつつ、当該休止期間の経過後に前記開閉体を開扉させる点にある。
この特徴構成によれば、制御部は、開扉制御時に、開閉体を所定の初期開扉量、開扉させた後、所定の休止期間、減速させる。例えば、開閉体が全閉状態にあるときに、超音波センサからの距離が等距離となる2つの障害物があった場合を考える。開閉体が初期開扉量だけ開扉した状態では、超音波センサから2つの障害物までのそれぞれの距離は、等距離とはならない可能性が極めて高い。従って、一方の障害物からの反射波に他方の障害物からの反射波が埋もれてしまい、反射波が埋もれた障害物が検知できなくなるという可能性が大きく抑制される。その結果、車両の近傍に存在する障害物の検知能力を向上させた車両の開閉制御システムを提供することが可能となる。
また、本発明の車両の開閉制御システムは、前記休止期間における前記開閉体の減速が、前記開閉体の停止を含むと好適である。
開閉体が所定の初期開扉量、開扉した後、一旦停止すると、超音波センサが障害物を検知する時間を確保できる。その結果、車両の近傍に存在する障害物の検知能力を向上させた車両の開閉制御システムを提供することが可能となる。
また、本発明の車両の開閉制御システムは、前記開閉体の開閉側の端部が前記超音波センサの検知範囲に含まれると好適である。
揺動する開閉体の内、最も可動範囲が広い部位は、開閉側の端部である。従って、開閉体の開閉側の端部が超音波センサの検知範囲に含まれていると好適である。
また、本発明の車両の開閉制御システムは、前記突出部は前記開閉体の開閉側の端部と対向し且つ当該端部よりも突出しており、前記初期開扉量は、少なくとも前記突出部の突出端部に前記端部が達するまでの開扉量であると好適である。
突出部は、障害物として検知される可能性があり、超音波センサと突出部との距離と等距離に存在する他の障害物からの反射波が埋もれてしまって当該障害物を検知できなく可能性がある。しかし、開閉体の開閉側の端部が突出部の突出端部に達すると、突出部は障害物として検知されなくなる。このため、超音波センサと突出部との距離と等距離に存在する他の障害物からの反射波が埋もれることなく、超音波センサは当該障害物を検知することができる。
また、本発明の車両の開閉制御システムは、前記超音波センサが、断続的に超音波を送信する各回における送信開始時から所定の期間に亘り、超音波を受信しない又は受信していないとして処理するマスク期間を設定するものであり、
前記開閉体の開扉量が前記初期開扉量に達した後の前記マスク期間が、前記開閉体の開扉量が前記初期開扉量に達する前よりも短い期間に設定されると好適である。
上述したように、突出部は、障害物として検知される可能性がある。超音波センサが、超音波の送信時から所定のマスク期間内に受信する前記反射波を含む受信波を受信しなかったものとして扱うと、突出部を障害物として検知する可能性を抑制することができる。ただし、超音波センサと突出部との距離と等距離以内に存在する他の障害物からの反射波も受信しなかったものとして扱われるため、当該障害物を検知できなく可能性がある。開閉体の開閉側の端部が突出部の突出端部に達すると、突出部が障害物として検知される可能性はなくなるので、所定のマスク期間をより短い時間にすることができる。その結果、超音波センサと突出部との距離と等距離以内に存在する他の障害物も検知可能となる。その結果、車両の近傍に存在する障害物の検知能力を向上させた車両の開閉制御システムを提供することが可能となる。
また、本発明の車両の開閉制御システムは、前記開閉体がバックドアであり、前記車両から突出して設けられる前記突出部が後部バンパーであると好適である。
これによれば、車両のバックドアの開閉時に、車両の近傍に存在する障害物を良好に検知することが可能な車両の開閉制御システムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を、開閉体として車両のバックドアを開閉する開閉制御システムを例として、図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る車両の開閉制御システムの超音波センサ2の検知範囲8を示す車両1の後面図であり、図2は、図1の検知範囲8を示す車両1の側面図である。なお、このバックドア11は上下開閉式の揺動ドアである。符号Gは、地面を示している。
超音波センサ2からは、超音波が送信され、この超音波が障害物に当たって反射波が生じ、この反射波を元の超音波センサ2が受信する。超音波センサ2は、この送信から受信までの時間により、超音波センサ2と障害物との間の距離を検知する。後述する制御部(ドアECU(electric control unit)3)は、その距離が一定の範囲内にあれば、障害物が存在すると判定する。制御部は、その判定結果に基づいて、障害物の存在をブザーや警告表示などにより報知したり、駆動部(ドアアクチュエータ)4を制御したりする。例えば、障害物があると判定した場合には、バックドア11の開閉操作を停止させるなどの制御を行う。その結果、バックドア11と障害物との接触を回避することが可能になる。
図1に示すように、ヒンジ13を揺動軸として揺動する車両のバックドア11の中央部、一般に車両のエンブレム15が設置される近傍に、超音波センサ2のセンサヘッド20が配置されている。このセンサヘッド20の送信方向の中心軸Cは、図2に示すように、バックドア11の表面12Aに略沿って、下方に傾斜している。中心軸Cがバックドア11の表面12Aに「略沿う」とは、具体的にはこの中心軸Cがバックドア11の表面12Aと成す角度が45°以内に収まることをいう。超音波センサ2の前方には検知範囲8が、超音波センサ2を含む平面上においては扇状、そして空間的には切頭円錐状に拡がっている。超音波センサ2は、その原理上、送信波の残響が受信波となり、障害物を検知することができない不検知範囲9をセンサヘッド20の近傍に有している。
尚、仰角αを60°以下かつ0°以上に設定すれば、低出力の超音波センサでも適用が可能となる。さらに、仰角αを45°以下かつ0°以上とすればさらに検知感度が向上する。また、仰角αを90°付近に設定すれば、バックドア11の表面12Aの全体を検知対象とすることができる。
超音波センサ2のセンサヘッド20は車両のバックドア11に配置されているため、このバックドア11の開閉の際に超音波センサ2はバックドア11と共に動くことになる。その結果、図3に示すように、超音波センサ2の送信方向の中心軸Cは、常に車両のバックドア11の表面に略沿った状態となり、バックドア11の開扉と共に検知範囲8も動くことになる。したがって、バックドア11の開扉方向に障害物が存在する場合、これを容易に検知することができる。
さらに、図1〜図3に示すように、超音波センサ2の検知範囲8にはバックドア11の開閉側の端部(表面12Aの先端部)12aが含まれている。バックドア11の開閉側の端部12aは、バックドア11の開扉時に最も動き出しの早い箇所、すなわち最も障害物に当たり易い箇所である。従って、この端部12aを超音波センサ2の検知範囲8に含むことにより、バックドア11の開扉時における障害物検知をより確実なものとすることができる。
図4は、本発明に係る車両の開閉制御システムの構成例を模式的に示すブロック図である。図4に示すようにこの開閉制御システムは、超音波センサ2と、バックドア11を開閉駆動するドアアクチュエータ4と、超音波センサ2の検知結果に基づいてドアアクチュエータ4を駆動させ、さらにガススプリング16のアシストを受けてバックドア11を開閉制御する制御部としてのドアECU3とを備えて構成される。超音波センサ2は、送信器21と受信器22とを有したセンサヘッド20と、送信部23と、受信部24と、検波部25と、演算部26を有している。送信部23は演算部26から出力される送信指令に基づいて送信器21に超音波を送信させる機能部である。受信部24は受信器22が受信した超音波を電気信号として受信する機能部である。検波部25は、受信波を検波する機能部である。演算部26は、送信部23を介して送信波を送信させると共に、検波結果から障害物の有無や障害物までの距離を演算する機能部である。
以下、超音波センサ2が障害物を検知する原理、及び超音波センサ2の検知結果に基づいてバックドア11が開閉制御される開閉制御システムの概要について説明する。図5は、超音波センサ2による障害物検知の基本的な動作を示すタイミングチャートである。図6は、検波部25による検波を説明する波形図である。図5及び図6を用いて超音波センサ2の各機能部を詳述する。
演算部26は、図5(a)に示すように、時刻t0において送信部23に対してタイミング信号を出力する。タイミング信号は、設定間隔(例えば10ms〜100ms)で繰り返し出力される。送信部23は、タイミング信号を入力されると、設定個数(例えば10個)のパルス信号である発振信号をセンサヘッド20の送信器21に対して出力する(図5(b))。送信器21は、発振信号により振動し、バースト状の超音波を送信波W1として出力する(図5(c))。図5(c)において、発振信号よりも多くのバースト波が出力されているのは、送信器21の残響によるものである。
受信器22と送信器21とは、センサヘッド20として近接して配置されている。従って、送信器21の近傍に存在する受信器22は、図5(d)に示すように、送信器21が送信する超音波を直接受信する。また、センサヘッド20から比較的近い距離には、バックドア11の開閉側の端部12aと対向し、この端部12aよりも車両1から突出して設けられる突出部としてのバンパー14が存在する。このため、送信波はバンパー14により反射し、その反射波が受信器22に入力される。
図5(d)に示す例では、送信器21の残響が残る期間中にバンパー14からの反射波が受信器22に到達する場合を模擬しており、図5(c)に示す送信波よりも図5(d)に示す受信波W2の継続時間の方が長くなっている。図5(d)に示す受信波W3は、障害物からの反射波を模擬したものである。障害物からの反射波としての受信波W3と区別するため、送信波W1及びバンパー14からの反射波が含まれる受信波W2を以下、「初期受信波」と称する。
図5(e)に示すマスク信号は、後述する検波部25や演算部16が、送信波W1及びバンパー14からの反射波が含まれる初期受信波W2を障害物からの反射波として検波したり、障害物判定したりしないようにするための識別信号である。本実施形態では、初期受信波W2に対しては、検波部25による検波も実施されないようにしている。しかし、検波部25による検波は全ての受信波に対して実施し、マスク信号に基づいて演算部26が障害物であるか否かを判定するようにしてもよい。尚、マスク信号は、図5に示す時刻t0〜時刻t1においてアクティブとなり、この期間をマスク期間と称する。
図5(d)において、受信波W3は障害物からの反射波である。検波部25は、この受信波W3を検波する機能部である。検波部25は、図6(a)に示す受信波W3を、図6(b)に波線で示すように全波整流し、全波整流後の波形W4に包絡線処理を施して包絡線W5を得る。次に、検波部25は、包絡線W5に対して例えば閾値P1との比較演算を行い、図6(c)及び図5(e)に示すような検波信号W6を得る。検波信号W6の立ち上がりは検波時刻であり、図5に示すように時刻t2である。
本実施形態では、理解が容易であるために、検波部25が検波時刻を特定する方法として、包絡線W5に対する閾値P1との比較による方法を例示した。しかし、検波時刻の特定は、この方法に限定されるものではない。例えば、包絡線W5の増加傾向を直線近似し、この直線と所定の閾値とが交差する時刻によって検波時刻を特定する方法であってもよい。所定の閾値は、上記閾値P1や、受信波W3の振幅中心など適宜設定することができる。
演算部26は、タイミング信号を出力した時刻t0と検波時刻t2との時間差に基づいて、センサヘッド20と障害物との距離を演算する。つまり、時刻t0と時刻t2との時間差は、センサヘッド20と障害物との間を超音波が往復する時間であるから、往復時間の半分の時間、つまり片道の時間と音速との積を求めることにより、距離が求められる。演算部26は、検波信号W6により障害物の存在を判定することができ、また当該障害物との距離を演算することができる。
演算部26による演算結果は、ドアECU3に対して出力される。ドアECU3は、バックドア11の近傍に障害物があると検知された場合には、例えばドアアクチュエータ4の作動を停止させる。これにより、バックドア11が障害物に接触する前に開扉を停止させることができる。
以上、図5及び図6を用いて、超音波センサ2が障害物を検知する原理、及び超音波センサ2の検知結果に基づいてバックドア11が開閉制御される開閉制御システムの概要について説明した。上記においては、理解を容易にするために、受信部22が1つである場合を例として説明した。しかし、受信部22が1つの場合には、障害物までの距離は演算によって求めることができても、障害物の位置、つまり方向は求めることができない。障害物の方向を含めて検知するためには、少なくとも2つの受信部22が必要である。
図7及び図8に、障害物の方向も求めることができる超音波センサ2Aの好適な例を示す。図7は、超音波センサ2Aを含む車両の開閉制御システムの他の構成例を模式的に示すブロック図であり、図8は、超音波センサ2Aのセンサヘッド20A(20)の一例を示す説明図である。
図7及び図8に示すように、超音波センサ2Aは、1つの送信器21と、3つの受信器22a、22b、22cとの4つの振動部を有している。4つの振動部は、正方形の各頂点部に1つの振動部が対応する形態で配置される。図8におけるx軸は車幅方向、z軸は超音波センサ2Aの送信方向の中心軸Cに沿う方向、y軸はx軸及びz軸に直交する方向の軸である。送信波の1/2波長は、隣接する振動部の正方形の各辺方向における間隔よりも充分に小さい値である。超音波センサ2Aは、3つの受信器22a、22b、22cを備えることにより、3次元的に障害物の位置を検知することができる。
超音波センサ2Aは、図7に示すように、3つの受信器22a、22b、22cに対応して3つの受信部24a、24b、24cを有している。また、3つの受信部24a、24b、24cに対応して3つの検波部25a、25b、25cを有している。3つの受信器22a、22b、22cの位置は、図8に示すように異なっているため、1つの障害物からの距離も異なっており、3つの受信部24a、24b、24cは、当該障害物からの反射波を異なった時刻に受信する。従って、3つの検波部25a、25b、25cによって検波されて特定される検波時刻もそれぞれ異なった時刻となる。3つの受信器22a、22b、22cの幾何学的な関係は演算部26にとって既知の情報である。従って、演算部26は、それぞれの受信器22a、22b、22cと障害物との距離と、3つの受信器22a、22b、22cの幾何学的な関係とに基づいて、公知の三角測量演算により、障害物の方向を求めることができる。
以上、説明したように、本実施形態の車両の開閉制御システムは、車両1の近傍の障害物を良好に検知することのできる超音波センサ2を備えた優れたシステムである。しかし、以下に説明するような特殊な条件においては、車両1の近傍の障害物を検知できない可能性がある。図9及び図10は、車両1の近傍の障害物を検知できない場合の例を示す説明図である。
図9において、車両1の近傍に2つの障害物5、6が存在する。障害物5は、バックドア11の端部12aの近傍である低い位置に存在し、障害物6は、超音波センサ2のセンサヘッド20の高さと同程度の高い位置に存在する。開扉するバックドア11の移動軌跡上では、障害物6よりも障害物5が近い距離に存在する。便宜上、障害物5を近傍障害物、障害物6を遠方障害物と称することとする。但し、センサヘッド20から近傍障害物5までの距離d1と、センサヘッド20から遠方障害物6までの距離d2は略同一である。略同一としたのは、図8に示すようにセンサヘッド20に3つの受信器22a、22b、22cが備えられている場合、検知範囲8内においては全ての受信器に対して同一の距離となる複数の点は幾何学的に存在しないからである。従って、例えば、図8に示すz軸とセンサヘッド20との交点からの2つの障害物5、6までの距離が同一とする。また、ここでは、遠方障害物6が近傍障害物5よりも大きい物体であるとする。
送信器21から送信された送信波の反射波が、遠方障害物6及び近傍障害物5から、z軸とセンサヘッド20との交点へと戻ってくる時間は、同一である。しかし、各受信器22a、22b、22cへ戻ってくる時間は、それぞれ異なるはずである。従って、各受信器22a、22b、22cを介して受信部23a、23b、23cで受信される受信波は、2つ分存在するはずである。しかし、反射波の強さは送信波を反射させる物体の大きさや材質などの物性によって異なる。このため、例えば一方の反射波が強く、他方の反射波が弱い場合には、一方の反射波に基づく受信信号に対して、他方の反射に基づく受信信号が小さくなるために、一方の受信信号に他方の受信信号が埋もれてしまう場合がある。
その結果、検波部25a、25b、25cにおいて検波されて特定される検波時刻が1つだけとなり、2つある障害物の内の1つだけしか位置が特定されなくなる可能性がある。図9に示す例においては、遠方障害物6が近傍障害物5よりも大きい物体であるとしたが、この場合には、遠方障害物6による反射波に基づく受信信号に、近傍障害物5による反射波に基づく受信信号が埋もれてしまう可能性がある。その結果、演算部26は、遠方障害物6のみが存在すると判定し、その判定結果をドアECU3に対して出力する。ドアECU3は、障害物6は遠方に存在するので、現時点においてバックドア11が開扉可能と判定する。そして、ドアECU3は、ドアアクチュエータ4を駆動してバックドア11を開扉させる。その結果、近傍障害物5がバックドア11に接触する可能性が生じる。
また、バンパー14の上面14a(図10参照)からの反射波に基づく受信信号に、図9の遠方障害物6と同様に近傍障害物5の反射波に基づく受信信号が埋もれる可能性もある。さらに、バンパー14の場合には、センサヘッド20から近傍障害物5までの距離d3と、センサヘッド20からバンパー14の上面14aまでの距離d4とが異なる場合でも、近接障害物5が検知できない可能性がある。
図5を用いて上述したように、送信器12から直接入力される送信波、及びバンパー14からの反射波を障害物として検知しないように、マスク期間が設けられている。このため、センサヘッド20からバンパー14の上面14aまでの距離d4よりも短い距離にある障害物は検知することができない。図10に示すように近傍障害物5までの距離d3が、センサヘッド20からバンパー14の上面14aまでの距離d4よりも短い場合には、近接障害物5が検知されなくなる。その結果、ドアECU3は、障害物がないという判定結果に基づいて、バックドア11を開扉可能と判定する。そして、ドアECU3は、ドアアクチュエータ4を駆動してバックドア11を開扉させる。その結果、近傍障害物5がバックドア11に接触する可能性が生じる。
そこで、ドアECU3は、バックドア11を開扉させる開扉制御時に、バックドア11を所定の初期開扉量だけ開扉させた後、所定の休止期間に亘りバックドア11を減速させる。そして、当該休止期間の経過後にバックドア11を開扉させる。尚、休止期間におけるバックドア11の減速は、バックドア11の停止を含むものである。
初期開扉量は、少なくとも、バックドア11の開閉側の端部12aと対向し、当該端部12aよりも車両1から突出して設けられる突出部の突出端部に、端部12aが達するまでの開扉量であると好適である。車両1から突出して設けられる突出部は、例えばバンパー14であり、その突出端部はバンパーの上面14aの最後端部である。従って、バックドア11が全閉状態から開扉される場合、初期開扉量は、バックドア11の開閉側の端部12aが、バンパー14の突出端部に達するまで開扉するまでの開扉量とすると好適である。
図11及び図12は、バックドア11が初期開扉量だけ開扉された状態を示している。センサヘッド20は、バックドア11に設置されているため、バックドア11と共にその位置が移動する。その結果、図11に示すように、センサヘッド20から近傍障害物5までの距離d1’と、センサヘッド20から遠方障害物6までの距離d2’とが異なる距離となる。従って、各受信器22a、22b、22cへ反射波が戻ってくる時間の差は、図9の場合よりも大きくなる。近傍障害物5からの反射波と遠方障害物6からの反射波との強さに大きな違いがあっても、受信部23a、23b、23cはそれらを異なる受信波として受信可能となる。その結果、検波部25a、25b、25cにおいて検波されて特定される検波時刻は、2つとなり、近傍障害物5及び遠方障害物6の双方の位置が良好に特定される。
演算部26は、近傍障害物5及び遠方障害物6が存在すると判定し、その判定結果をドアECU3に対して出力する。ドアECU3は、バックドア11の近傍に障害物が存在するので、現時点においてバックドア11は開扉不可能と判定する。そして、ドアECU3は、ドアアクチュエータ4を制御してバックドア11を停止させる。あるいはドアECU3は、ドアアクチュエータ4を逆方向へ駆動して、バックドア11を閉扉させる。その結果、近傍障害物5がバックドア11に接触する可能性が回避される。
さらに、バックドア11は、バンパー14の上面14aの端部まで開扉しているので、図10に示すように、バンパー14の上面14aには送信波が送波されない。このため、バンパー14の上面14aからの反射波はセンサヘッド20に戻ってこない。従って、バンパー14の上面14aからの反射波に基づく受信信号に、近傍障害物5の反射波に基づく受信信号が埋もれる可能性もなくなる。
また、バンパー14の上面14aからの反射波が無くなるのであるから、マスク期間の内、バンパー14からの反射波を障害物として検知しないために設けられる期間は不要となる。マスク期間は、送信器12から直接入力される送信波を障害物として検知しないためにも必要であるから、マスク期間の全てをなくすことはできないが、期間を短縮することは可能である。従って、超音波センサ2は、バックドア11の開扉量が初期開扉量に達した後のマスク期間を、バックドア11の開扉量が初期開扉量に達する前よりも短い期間に設定すると好適である。
図13は、超音波センサ2の動作モードの遷移を示すタイミングチャートである。図13(m)は、超音波センサ2の動作モードを表している。図13(m)に示すように、バックドア11の開扉量が初期開扉量に達する時刻t3において動作モードが変更される。図13に示すように、時刻t3より前には、マスク信号が期間T1に亘って出力される。開扉量が初期開扉量に達した時刻t3以降は、マスク信号は、期間T1よりも短い期間T2に短縮される。
図10に示すように、時刻t3よりも後では、初期受信波W2’の継続時間が、時刻t3よりも前の初期受信波W2の継続時間に対して短くなっている。これは、上述したように、バンパー14の上面14aからの反射波がなくなることによる。従って、初期受信波W2をマスクするためのマスク期間も短くすることができる。このため、センサヘッド20からバンパー14の上面14aまでの距離d4よりも短い距離に存在する障害物、例えば距離d3’に存在する近傍障害物5であっても、良好に検知することが可能となる。
その結果、演算部26は、近傍障害物5が存在すると判定し、その判定結果をドアECU3に対して出力する。ドアECU3は、バックドア11の近傍に障害物が存在するので、現時点においてバックドア11は開扉不可能と判定する。そして、ドアECU3は、ドアアクチュエータ4を制御してバックドア11を停止させる。あるいはドアECU3は、ドアアクチュエータ4を逆方向へ駆動して、バックドア11を閉扉させる。その結果、近傍障害物5がバックドア11に接触する可能性が回避される。
〔他の実施態様〕
図9〜図12を用いて説明した上記例では、車両1の側面側から見て複数の障害物が等距離に存在する場合を模擬した。しかし、複数の障害物は3次元上の種々の位置において等距離に存在し得る。図14は、複数の障害物5、6が存在し、この内、車両近傍の障害物5を検知できない場合のさらに別の例を示す説明図である。図14は、車両1を上方から見た図であり、図14に示す例においては、2つの障害物5及び6は、超音波センサ2のセンサヘッド20と同一の水平面上に存在するとする。この時、障害物5及び6はセンサヘッド20に対し、水平位置で等距離に存在することになる。つまり、遠方障害物6までの距離d6と近傍障害物5までの距離d5とが等しい。ここで、遠方障害物6が近傍障害物5よりも大きい物体であるような場合、上記例と同様に、近傍障害物5の存在が検出されなくなる可能性がある。
図15は、バックドア11が所定の初期開扉量だけ開扉された後の、センサヘッド20と障害物5及び6との距離を示している。バックドア11の開扉に伴って、バックドア11に設置されたセンサヘッド20の位置も移動する。その結果、図15に示すように、センサヘッド20から近傍障害物5までの距離d5’と、センサヘッド20から遠方障害物6までの距離d6’とが異なる距離となる。これにより、近傍障害物5からの反射波と、遠方障害物6からの反射波とは、異なる時間に受信されるようになり、それぞれ異なる検波時刻が検出される。従って、近傍障害物5と遠方障害物6との双方の位置が良好に特定される。このように、本発明によれば、3次元上の任意の位置において略等距離に存在する複数の障害物の位置を良好に特定することが可能となる。
尚、上記例においては、バックドア11が全閉状態から開扉する際に、バックドア11を所定の初期開扉量だけ開扉させた後、所定の休止期間、バックドア11を減速させる場合を例として説明した。しかし、当然ながら、開扉の途中で停止状態にあるバックドア11が開扉を開始する際においても、同様の制御を行うことができる。この場合、全閉状態から開扉する際と同じ初期開扉量だけ、開扉させる必要はない。初期開扉量は、超音波センサ2の分解能に応じて、適宜設定することが可能である。また、所定の休止期間は、超音波センサ2の信号処理能力、即ち演算時間に応じて適宜設定することが可能である。
以上、本発明の好適な実施形態を車両のバックドア11を開閉させる開閉制御システムを例として説明したが、当然ながら本発明は車両の他の開閉部においても適用可能である。トラックに多く採用されている左右方向に開閉するバックドアや、天井の一部と共に上下方向に開閉するサイドドアにも適用することができる。
以上説明したように、本発明によって、車両の近傍に存在する障害物の検知能力を向上させた車両の開閉制御システムを提供することができる。
本発明に係る車両の開閉制御システムの超音波センサの検知範囲を示す車両後面図 図1の検知範囲を示す車両側面図 図1の車両のバックドドアを開けた場合の検知範囲を示す車両側面図 本発明に係る車両の開閉制御システムの構成例を模式的に示すブロック図 超音波センサによる障害物検知の基本的な動作を示すタイミングチャート 検波を説明する波形図 車両の開閉制御システムの他の構成例を模式的に示すブロック図 センサヘッドの一例を示す説明図 車両近傍の障害物を検知できない場合の一例を示す説明図 車両近傍の障害物を検知できない場合の他の例を示す説明図 図9の車両近傍の障害物が検知可能となる状態を示す説明図 図10の車両近傍の障害物が検知可能となる状態を示す説明図 超音波センサの動作モードの遷移を示すタイミングチャート 車両近傍の障害物を検知できない場合のさらに別の例を示す説明図 図14の車両近傍の障害物が検知可能となる状態を示す説明図
1:車両
2:超音波センサ
3:ドアECU(制御部)
4:ドアアクチュエータ(駆動部)
5:障害物、近傍障害物
6:障害物、遠方障害物
8:検知範囲
11:バックドア(開閉体)
12A:バックドアの表面(開閉体の表面)
12a:バックドアの端部
14:バンパー

Claims (7)

  1. 車両の開閉体を開閉させる車両の開閉制御システムであって、
    揺動を伴って開閉する前記開閉体を開閉駆動する駆動部と、
    前記開閉体の表面及び前記車両から突出して設けられる突出部を検知範囲に含んで前記開閉体に配置され、断続的に送信される超音波に対する障害物からの反射波に基づいて前記車両周辺の障害物検知を行う超音波センサと、
    前記超音波センサの検知結果に基づいて前記駆動部を駆動させて前記開閉体を開閉制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記開閉体を開扉させる開扉制御時に、前記突出部が前記検知範囲から外れるように前記開閉体を所定の初期開扉量だけ開扉させた後、所定の休止期間前記開閉体を減速させて前記超音波センサにより前記障害物の検知を行いつつ、当該休止期間の経過後に前記開閉体を開扉させる車両の開閉制御システム。
  2. 前記休止期間における前記開閉体の減速は、前記開閉体の停止を含む請求項1に記載の車両の開閉制御システム。
  3. 前記開閉体の開閉側の端部が前記超音波センサの検知範囲に含まれる請求項1又は2に記載の車両の開閉制御システム。
  4. 前記突出部は前記開閉体の開閉側の端部と対向し且つ当該端部よりも突出しており、前記初期開扉量は、少なくとも前記突出部の突出端部に前記端部が達するまでの開扉量である請求項3に記載の車両の開閉制御システム。
  5. 前記超音波センサは、断続的に超音波を送信する各回における送信開始時から所定の期間に亘り、超音波を受信しない又は受信していないとして処理するマスク期間を設定するものであり、
    前記開閉体の開扉量が前記初期開扉量に達した後の前記マスク期間は、前記開閉体の開扉量が前記初期開扉量に達する前よりも短い期間に設定される請求項3又は4に記載の車両の開閉制御システム。
  6. 前記開閉体はバックドアであり、前記車両から突出して設けられる前記突出部は後部バンパーである請求項4又は5に記載の車両の開閉制御システム。
  7. 車両の開閉体を開閉させる車両の開閉制御システムであって、
    揺動を伴って開閉する前記開閉体を開閉駆動する駆動部と、
    前記開閉体の表面を検知範囲に含んで前記開閉体に配置され、断続的に送信される超音波に対する障害物からの反射波に基づいて前記車両周辺の障害物検知を行う超音波センサと、
    前記超音波センサの検知結果に基づいて前記駆動部を駆動させて前記開閉体を開閉制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記開閉体を開扉させる開扉制御時に、前記開閉体を所定の初期開扉量、開扉させた後、所定の休止期間、前記開閉体を減速させ、当該休止期間の経過後に前記開閉体を開扉させ、
    前記開閉体の開閉側の端部が前記超音波センサの検知範囲に含まれ、
    前記超音波センサは、断続的に超音波を送信する各回における送信開始時から所定の期間に亘り、超音波を受信しない又は受信していないとして処理するマスク期間を設定するものであり、
    前記開閉体の開扉量が前記初期開扉量に達した後の前記マスク期間は、前記開閉体の開扉量が前記初期開扉量に達する前よりも短い期間に設定される車両の開閉制御システム。
JP2008084919A 2008-03-27 2008-03-27 車両の開閉制御システム Expired - Fee Related JP5282936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084919A JP5282936B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 車両の開閉制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084919A JP5282936B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 車両の開閉制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009235820A JP2009235820A (ja) 2009-10-15
JP5282936B2 true JP5282936B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=41250098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008084919A Expired - Fee Related JP5282936B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 車両の開閉制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5282936B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5218578B2 (ja) * 2011-02-14 2013-06-26 トヨタ自動車株式会社 駐車支援装置
DE102011112684A1 (de) * 2011-09-07 2013-03-07 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Kraftfahrzeug mit einer Heckklappe
JP6242355B2 (ja) * 2015-01-30 2017-12-06 株式会社ハイレックスコーポレーション 駆動装置及び開閉機構
JP6914065B2 (ja) 2017-03-17 2021-08-04 シャープ株式会社 障害物検出装置、走行装置、障害物検出システムおよび障害物検出方法
DE102017128774B4 (de) * 2017-12-04 2023-11-02 Witte Automotive Gmbh Optisches Sensorsystem für ein Kraftfahrzeug
DE102018201832A1 (de) * 2018-02-06 2019-08-08 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Bamberg Tür eines Kraftfahrzeugs
CN110259313A (zh) * 2019-06-13 2019-09-20 汉腾汽车有限公司 一种包含超声波雷达的电动尾门装置
US11847833B2 (en) 2020-02-12 2023-12-19 Strattec Security Corporation Broad coverage non-contact obstacle detection
JP7354894B2 (ja) * 2020-03-25 2023-10-03 株式会社アイシン 車両用開閉体制御装置
JP7294219B2 (ja) * 2020-04-06 2023-06-20 トヨタ自動車株式会社 車両用ドア開閉制御システム及びドア開閉プログラム
KR102532324B1 (ko) * 2020-06-12 2023-05-16 현대자동차주식회사 차량 출입구 시스템 및 그 제어방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005030080A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Asmo Co Ltd 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア自動開閉方法
JP5071702B2 (ja) * 2005-07-26 2012-11-14 アイシン精機株式会社 障害物検知システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009235820A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5282936B2 (ja) 車両の開閉制御システム
JP5177510B2 (ja) 超音波センサ
US20070272019A1 (en) Method and System for Short-Range Ultrasonic Location Sensing
US9162620B2 (en) Method and apparatus of determining position of obstacle, and parking assist method and system
JP6430778B2 (ja) 物体検知装置
US20130263511A1 (en) Adaptive ultrasound detecting system for a door assembly
CN110619764B (zh) 一种探测障碍物的方法和装置
CN102037204A (zh) 门区保护
CN108983246B (zh) 一种红外调制的障碍物检测装置、检测方法及机器人
WO2018001915A1 (en) Safety door with ultrasonic detectors
JP2007138566A (ja) 開閉体の制御装置
WO2016051805A1 (ja) 物体検知装置
JP5168775B2 (ja) 開閉体の開閉制御装置
JP5168774B2 (ja) 開閉体の開閉制御装置
JP2007057527A (ja) 障害物検知システム
CN103926580B (zh) 用于环境传感机构的***
US20110018447A1 (en) Ultrasonic apparatus with an adjustable horn
CN102073047B (zh) 超音波传感器的操作方法
JP7286945B2 (ja) 車両用扉の障害物認識装置および車両用の障害物認識機能付扉
CN210249718U (zh) 一种电子设备
JP6750515B2 (ja) 車両の制御装置
JP3054798B2 (ja) 超音波センサ
KR101393644B1 (ko) 다이나믹 초음파 센서 및 센싱 방법
JP2004098984A (ja) 踏切障害物検知装置及び踏切障害物検知方法
WO2023079750A1 (ja) 自動ブレーキ制御装置、自動ブレーキ制御方法、プログラムおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5282936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees