JP5279424B2 - 高周波伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は高周波伝送装置、特にマイクロ波帯からミリ波帯の高周波の信号処理に用いられる各種の高周波モジュール基板等を実装基板に取り付ける構成で、高周波信号を伝送するための高周波伝送装置の構造に関する。
従来から、マイクロ波帯からミリ波帯の信号を取り扱う高周波伝送装置では、各種の高周波モジュール(デバイス)を搭載した回路基板を、もう一つの実装回路基板に実装することが行われ、高周波信号はモジュールと実装回路基板との間で伝送される。
図10には、従来の伝送装置の1つの構成例が示されており、モジュールは、キャビティ21を有するシールド筐体22、表面(上面)に伝送線路23が形成され、かつ裏面にこの伝送線路23がスルーホール24を介して接続される接続用電極25及び接地パターン(接地電極)26が形成されたモジュール基板27を有し、実装部は、表面に伝送線路29及び接地パターン30が形成され、かつ裏面にこの接地パターン30がスルーホール31を介して接続される接地パターン32を形成した実装基板33、この実装基板33の裏面側の金属筐体34を有している。そして、上記のモジュール基板27と実装基板33を半田35等で接着することで、モジュールと実装部の接地パターン26と接地パターン30が接続されると共に、伝送線路23の接続用電極25と伝送線路29が接続される。なお、36はモジュール基板27上面の接地パターンである。
図11には、従来の伝送装置の他の構成例(タブリードを用いた例)が示されており、この場合は、モジュール基板27の裏面に、タブリード38を設け、このタブリード38と伝送線路29やタブリード38とスルーホール31等を半田35で接続している。
そして、このような伝送装置では、接続部全体として不整合が生じないように、その寸法を最適化したり、インピーダンス補正用の回路を追加したりすることが行われる。
特開2004−214584号公報
しかしながら、従来の高周波伝送装置では、取扱う周波数が高くなり、使用される基板(27,33)が薄くなると、モジュール基板27と実装基板33の伝送線路23,29同士を接続するための電極の幅は細くなり、接続電極同士の位置合わせが困難になるという問題があった。
例えば、FET、MMIC等のデバイスを内蔵したパッケージの場合には、図10のような構造でも、半田リフロー実装等により高精度で安定した実装が可能なため、上記のような電極の小型化に対応できるが、内部に複数の回路を含む高周波モジュールとして構成する場合は、半田リフローによる実装は困難な場合が多く、一般的には高価な高周波コネクタや同軸ケーブルを介して接続する方法が採られている。
また、モジュール自体をネジで固定し、電極接続部のみ、半田こてやレーザによるスポット半田接続を行う方法もあるが、この場合でも、図11に示すようなタブリード(金属板)やスルーホールを半分にカットした半田付け用電極を用い、接合部に直接熱を与え、半田フィレットが形成できる構造としなければ、実装が困難である。
また、高周波回路をモジュール化する目的の一つは、周波数特性が広帯域な回路を共通化し、発振器等を含む狭帯域な回路部分をモジュール化回路として交換可能にすることであり、このモジュールの交換により異なった周波数の製品が製作できるが、このような場合も、モジュールと実装部との接続が高価な高周波コネクタや同軸ケーブルで行われることが多い。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、各種の高周波モジュール基板を実装高周波回路基板に接続する際の伝送線路の接続電極同士の位置合わせが容易となり、また半田付けや高価なコネクタ等を用いずに、基板の伝送線路同士を接続し、安定した伝送を行うことができる高周波伝送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る発明は、高周波伝送線路及び接地電極が形成された複数の基板を積層配置する高周波伝送装置において、表面に、接地電極の空領域が形成され、かつこの空領域内に上記伝送線路の先端開放パターンが形成され、裏面に、上記表面空領域と略一致する位置に接地電極の空領域が形成された高周波モジュール基板と、表面に、接地電極の空領域が形成され、かつこの空領域内に上記伝送線路の先端開放パターンが形成され、裏面に、接地電極が形成された実装高周波回路基板と、上記高周波モジュール基板の裏面接地電極と上記実装高周波回路基板の表面接地電極を接続し、かつそれぞれの空領域が合わせられる状態で上記高周波モジュール基板実装高周波回路基板を直接重ねることにより、それぞれの伝送線路の先端開放パターンを直流的に絶縁しながら容量性結合する容量結合部が形成された直列共振回路と、この直列共振回路に設けられたインピーダンス整合部と、を含み、上記直列共振回路により高周波を伝送することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記容量結合部として、上記実装高周波回路基板の裏面にも、その表面空領域と略一致する位置に接地電極の空領域を設けると共に、この実装高周波回路基板の裏面側に配置される金属筐体には、上記裏面空領域と略同一の面積の掘り込み穴を設け、上記高周波モジュール基板の裏面空領域に、この裏面の接地電極の厚さと同一か又はそれ以上の厚さの誘電体シートを設けたことを特徴とする
請求項3の発明は、上記高周波モジュール基板の表面側に配置されるシールド筐体には、上記表面空領域と略同一の面積のキャビティが設けられていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、高周波モジュール基板−実装高周波回路基板間のそれぞれの接地電極が直接接続され、またそれぞれの伝送線路については、その先端開放パターン間の結合容量と、伝送線路と先端開放パターン間のインピーダンス整合部により、直列共振回路が形成されることになり、この直列共振回路によって、高周波モジュール基板及び実装高周波回路基板に配置されている伝送線路間で高周波の伝送が行われる。
本発明の高周波伝送装置によれば、伝送線路が容量性結合で接続されるので、複数基板の伝送線路の接続電極同士の位置合わせが容易となり、また半田付けや高価なコネクタ等を用いることなく、複数基板の伝送線路同士を接続し、安定した伝送を行うことができ、接続の容易化、低コスト化を図ることも可能になるという効果がある。
請求項2の発明によれば、実装高周波回路基板の裏面側に配置される金属筐体に掘り込み穴を設けたので、先端開放パターンの接地容量による特性の劣化を防ぎ、広帯域な伝送特性が得られるという効果を奏する。
また、高周波モジュール基板の裏面における接地パターンが形成されていない容量結合部の空領域に、誘電体シートを設けたので、容量結合部における高周波モジュール基板と実装高周波回路基板との間に存在する空隙による伝送特性の劣化を改善することができるという効果を奏する。
図1乃至図4には、本発明の実施例に係る高周波伝送装置の構成が示されており、図1は上部のシールド筐体を透視した状態の図、図2及び図3は分解図、図4は断面図である。各図に示されるように、実施例の伝送装置は、各種のモジュールを実装部に接続するものであり、モジュールは、結合部キャビティ1を有する金属製のシールド筐体2、表面(上面)に伝送線路3、その先端開放パターン3a及び接地パターン(接地電極)4が形成され、かつ裏面(下面)に接地パターン5が形成されたモジュール基板7を有し、実装部は、表面に伝送線路9、その先端開放パターン9a及び接地パターン10が形成され、かつ裏面にこの接地パターン10がスルーホール11を介して接続される接地パターン12を形成した実装基板13、そして金属筐体14を有している。
上記モジュール基板7及び実装基板13の伝送線路3,9は、マイクロストリップ線路又はグラウンデッドコプレナーウェーブガイド等による伝送線路パターンで構成される。また、モジュール基板7では、その上面の接地パターン4が、高周波回路部を囲むように設けられると共に、伝送線路3の先端開放パターン3aを配置した容量性結合部を構成するための接地パターン空領域(即ち、先端開放パターン3aを囲む接地パターンが設けられない矩形の欠損部)4Cを残して形成され、裏面の接地パターン5においても、容量性結合部を構成するための空領域(上記4Cと略一致する領域)5Cを残して形成される。上記シールド筐体2は、高周波回路部をカバーする形状とされ、モジュール基板7の上面の接地パターン4と電気的に接触するように配置され、高周波回路を電気的に遮蔽して保護する役目をする。
また、実装基板13では、その上面の伝送線路9の先端開放パターン9aが上記モジュール基板7の先端開放パターン3aに基板基材を挟んで対向する位置に形成されると共に、接地パターン10は、上記空領域4C,5Cと略一致する空領域10Cを残して形成され、裏面の接地パターン12においても、上記空領域10Cと略同一の大きさで、容量性結合部を構成するための空領域(上記4Cと略一致する領域)12Cを残して形成される。
更に、実装基板13の下側の金属筐体14には、上記空領域12Cと略同一の面積の掘り込み穴14Dが設けられており、この掘り込み穴14Dは、上記空領域10Cと協働して先端開放パターン3a,9aの接地容量による特性の劣化を防ぐ役目をする。
また、実施例では、上記モジュール基板7の裏面の接地パターン空領域5Cに、この接地パターン5に重ならないように、空領域5Cより少し小さい形状で、接地パターン5の厚さと同一か又はそれ以上の厚さの誘電体シート16が設けられている。この誘電体シート16は、例えばソルダーレジスト等を用いて形成することができ、空領域5Cに存在する空隙で生じる伝送特性の劣化を改善する役目をする。
このような構成のモジュール基板7と実装基板13は、各図に示されるように、先端開放パターン3aと9aがモジュール基板7及び誘電体シート16を挟んで対向し、空領域4C,5C,10C,12C及び掘り込み部14Dが縦方向に並べられる状態で、各部材2,7,13,14が重ねて配置され、シールド筐体2の下面とモジュール基板7の上面の接地パターン4との間、モジュール基板7の裏面の接地パターン5と実装基板13の上面の接地パターン10との間、及び実装基板13の裏面の接地パターン12と金属筐体14との間は、機械的接触又は半田や導電性の接着剤等により電気的に接続される。従って、伝送線路3と9は、先端開放パターン3aと9aがモジュール基板7及び誘電体シート16を挟んで重なることで、直流的に絶縁された状態で容量性結合にて接続される。
更に、上記伝送線路3と先端開放パターン3aとの間、上記伝送線路9と先端開放パターン9aとの間には、線路幅を変えた(小さくした)構成のマッチング素子(整合素子)MP1とMP2が設けられている。
実施例は以上の構成からなり、実施例の高周波伝送装置では、モジュール基板7の上面の伝送線路3の先端開放パターン3aと実装基板13の上面の伝送線路9の先端開放パターン9aとの間の容量成分と各々のパターン3a,9aのインダクタンス成分及びマッチング素子MP1とMP2により、直列共振回路が形成され、この直列共振回路によって信号が伝送される。
図5には、実施例の伝送装置の等価回路が示されており、図5において、C1,C2は、モジュール基板7の上面の先端開放パターン3aの接地容量、C3,C4は、先端開放パターン3a,9a間の容量成分、C5,C6は、実装基板13の上面の先端開放パターン9aの接地容量、L1,L2は、先端開放パターン3a,9aの誘導性(インダクタンス)成分、MP1は、モジュール基板7上面の先端開放パターン3aと伝送線路3間のマッチング素子、即ち幅を小さくした部分、MP2は、実装基板13上面の先端開放パターン9aと伝送線路9間のマッチング素子を表している。
この図5の等価回路から分かるように、モジュール基板7上面と実装基板13上面の対向した先端開放パターン3a,9a間の容量C3,C4と各パターン3a,9aの誘導性成分L1,L2により、直列共振回路を構成している。この直列共振回路において、他の寄生成分の影響が無い場合、この共振周波数が伝送したい所望の周波数であれば、低損失で伝送可能となるが、実際にはC1,C2,C5,C6のような接地容量や、この等価回路には記載していないが、レイアウトに起因するその他の寄生成分が存在しており、その影響を受けることになる。また、小型化の要求等により、先端開放パターンの結合部共振周波数を所望の周波数に合わせられない場合もある。そのため、実施例では、上記のように、マッチング素子MP1,MP2を設けており、先端開放パターン結合部とこのマッチング素子MP1,MP2によって、共振周波数の最適化とインピーダンス整合をとることで、上記接地容量や寄生成分による影響をなくすことが可能となる。
しかし、一般的に寄生成分が大きい場合は、上述のインピーダンス整合の結果、非常に帯域が狭くなり、実際には所望の帯域が得られず、使用できない場合が多い。そこで、実施例では、実装基板13の先端開放パターン9aの対向面(裏面)の接地パターン12(の容量性結合部)に、接地パターン空領域12Cを設け、更にその下の金属筐体14の上面に、掘り込み穴14Dを設けることで、接地容量C5,C6の影響を低減するようにしている。
また、空領域12C及び掘り込み穴14Dにより、先端開放パターン9aの幅を広くした場合でも、接地容量C5,C6による高周波側での特性劣化を防ぐことができ、実装基板13を厚くしても、結合容量C3,C4を大きくすることができるため、広帯域な伝送特性が得られる。更に、このような構成により、モジュール基板7と実装基板13との取付けにおいて、位置ずれがあった場合でも結合容量の変化は小さくなり、伝送特性の劣化も小さくなるという利点がある。
図6(A),(B)には、モジュールを実装部に取り付ける際の構成が示されており、図6(A)は、モジュールMと実装部Sの接地パターン部(4,5,10,12)にネジ16を配置して止め、接地パターン4,5,10,12等を機械的な接触により接続する構造としている。また、図6(B)は、接地パターン部を半田35や導電性接着剤で接続するようにしたものである。このような取付け構造でも、本発明では、取付け位置のバラツキによる特性の変動を抑えることができ、高周波コネクタ等を用いることなく、各種のモジュールMの交換を容易に行うことが可能になる。
図7には、実施例の構成による伝送特性が示されており、挿入損失は101、反射損失は201のようになっており、挿入損失、反射損失共に、良好な特性となった。なお、本発明の伝送装置は、導波管モードの伝送ではないため、容量性結合部周辺の接地パターン空領域4C,5C,10C,12Cの幅やシールド筐体2或いは金属筐体14の掘り込み穴14Dの幅が、使用帯域の周波数で導波管としてのカットオフ以下となるような寸法であっても、帯域は狭くなるものの使用可能である。
また、モジュール基板7の上面の先端開放パターン3aと実装基板13の上面の先端開放パターン7aの重なる長さは、約1/4波長のときに最も広帯域となるが、それより短い場合でも、先端開放パターン3a,7aの誘導性成分と前後のマッチング素子MP1,MP2の補正により所望の周波数で使用することが可能である。この場合も、小型化と帯域幅のトレードオフとなる。
更に、実施例では、上記モジュール基板7の先端開放パターン3aの裏面の接地パターン5の空領域5Cに、この接地パターン5の厚さと同じか若干厚い誘電体シート16を形成することで、空領域5Cの空隙で生じる伝送特性の劣化が改善できる。即ち、モジュール基板7の銅箔からなる接地パターン5は、通常30μm程度の厚みを持っているため、導電体シート16がない場合は、上記のモジュール基板7を実装基板13に取り付けたとき、上記の接地パターン5の厚みに起因する空隙が、実装基板13上面の先端開放パターン9aとモジュール基板7の基材との間に存在することになる。ここで、先端開放パターン3a,9a間の容量成分において、モジュール基板7の基材の厚さ分に関しては一定と考えてよいが、上記空隙が存在する場合は、基材による容量成分とこれに直列の空気層(誘電率1)で形成される容量成分となり、その合成容量が小さいため、伝送特性が悪化する。
図8には、誘電体シート16を用いた場合と用いない場合の伝送特性が示されており、誘電体シート16を設けず、30μmの間隙が存在した場合には、点線の挿入損失102、反射損失202の特性となる。即ち、間隙が存在する場合は、容量成分が小さくなるため、共振周波数が高周波側に移動し、整合状態も変化するため、伝送特性が劣化する。これに対し、誘電体シート16を設けた場合は、空隙に比べると合成容量が大きくなるので、図7で示したように、実線の挿入損失101、反射損失201の特性が得られ、安定した伝送特性を得ることができる。なお、周囲温度の変化により、空領域5Cの空隙幅が変化することがあるが、実施例では、誘電体シート16の厚みを接地パターン5の厚み、即ち空領域5Cの空隙幅よりも少し大きくしており、これによって、周囲温度の変化により僅かな隙間ができた場合でも、特性に変動が起きないようにすることができる。
図9には、モジュール基板が多層基板となる場合の伝送装置の構成が示されており、図9に示されるように、モジュール基板7が上部基板7Aと下部基板7Bを有し、この上部基板7Aと下部基板7Bの間に、内層パターン17が形成されている。そして、上記上部基板7Aの上面に、伝送線路3及び先端開放パターン3aが形成され、下部基板7Bの裏面に、接地パターン5が形成されており、その他の構成は、上記実施例と同様となっている。このような構成でも、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
本発明は、マイクロ波帯からミリ波帯の高周波モジュールに適用でき、またMMIC等のパッケージ等にも応用することが可能である。
本発明の実施例に係る高周波伝送装置の構成を示す斜視図である。 実施例の高周波伝送装置の各部材を上斜め方向から見た分解斜視図である。 実施例の高周波伝送装置の各部材を下斜め方向から見た分解斜視図である。 実施例の高周波伝送装置の構成を示す断面図である。 実施例の高周波伝送装置の結合部の簡易等価回路を示す図である。 実施例の高周波伝送装置の組立て、取付けの状態を示す斜視図である。 実施例の伝送特性を示すグラフ図である。 実施例において誘電体シートを用いた場合と用いない場合の伝送特性を示すグラフ図である。 実施例において多層基板からなる高周波モジュールを用いた場合の構成を示す断面図である。 従来の高周波伝送装置の1つの構成例を示し、図(A)は上面図、図(B)は断面図である。 従来の高周波伝送装置の他の構成例を示し、図(A)は上面図、図(B)は断面図である。
符号の説明
2,22…シールド筐体、 3,9,19,23,29…伝送線路、
3a,9a,19a,19b,19c…先端開放パターン、
4,5,10,12,20a〜20e,30,32,36…接地パターン(接地電極)、
4C,5C,10C,12C…接地パターン空領域、
7,27…モジュール基板、 13,33…実装基板、
14,34…金属筐体、 14D…掘り込み穴、
16…誘電体シート。

Claims (3)

  1. 高周波伝送線路及び接地電極が形成された複数の基板を積層配置する高周波伝送装置において、
    面に、接地電極の空領域が形成され、かつこの空領域内に上記伝送線路の先端開放パターンが形成され、裏面に、上記表面空領域と略一致する位置に接地電極の空領域が形成された高周波モジュール基板と、
    面に、接地電極の空領域が形成され、かつこの空領域内に上記伝送線路の先端開放パターンが形成され、裏面に、接地電極が形成された実装高周波回路基板と、
    上記高周波モジュール基板の裏面接地電極と上記実装高周波回路基板の表面接地電極を接続し、かつそれぞれの空領域が合わせられる状態で上記高周波モジュール基板と実装高周波回路基板を直接重ねることにより、それぞれの伝送線路の先端開放パターンを直流的に絶縁しながら容量性結合する容量結合部が形成された直列共振回路と、
    この直列共振回路に設けられたインピーダンス整合部と、を含み、
    上記直列共振回路により高周波を伝送することを特徴とする高周波伝送装置。
  2. 上記容量結合部として、上記実装高周波回路基板の裏面にも、その表面空領域と略一致する位置に接地電極の空領域を設けると共に、この実装高周波回路基板の裏面側に配置される金属筐体には、上記裏面空領域と略同一の面積の掘り込み穴を設け、
    上記高周波モジュール基板の裏面空領域に、この裏面の接地電極の厚さと同一か又はそれ以上の厚さの誘電体シートを設けたことを特徴とする請求項1記載の高周波伝送装置。
  3. 上記高周波モジュール基板の表面側に配置されるシールド筐体には、上記表面空領域と略同一の面積のキャビティが設けられていることを特徴とする請求項2記載の高周波伝送装置。
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