JP5276427B2 - 受信装置及びシンボルタイミング検出方法 - Google Patents

受信装置及びシンボルタイミング検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、既知シンボルが繰り返されたプリアンブル部を含むマルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出する受信装置及びシンボルタイミング検出方法に関するものである。
802.11aに代表される直交分割多重(OFDM)通信方式では、シンボルタイミングを検出するにあたり既知シンボルの時間軸波形パターンを用いた相関処理が採用されている。図12、は802.11aにおける1パケットのOFDM信号のフレーム構成図である。なお、以下の説明では、伝送路で付加される雑音は説明の便宜上無視している。
図12に示すように、このOFDM信号は、プリアンブル部D1、ヘッダー部D2、及びデータ部D3を含む。プリアンブル部D1は、ショートプリアンブル部D11及びロングプリアンブル部D12を含む。ショートプリアンブル部D11は、ショートトレーニングシンボル(STS)と呼ばれる既知シンボルを繰り返し格納する。ロングプリアンブル部D12は、ロングトレーニングシンボル(LTS)と呼ばれる既知シンボルを繰り返し格納する。なお、802.11aでは、STSは10回繰り返され、LTSは2回繰り返されている。
そして、従来の受信装置では、STSの時間軸波形パターンを予め記憶しておき、この時間軸波形パターンと時系列に入力される受信信号との相関を求めることで、シンボルタイミングを検出している。
図13は、従来の受信装置におけるシンボルタイミングを検出する同期検出回路のブロック図を示している。図13に示すように、同期検出回路は、相関器101、既知シンボル記憶部102、ピーク検出部103、閾値記憶部104、タイミング判定部105、カウンタ106、及びOFDM復調回路107を備えている。
相関器101の処理を下記に説明する。STSの時間軸波形パターンをs、受信信号をs´とすると、相関値Rxx(l)は式(1)で表される。
Figure 0005276427
但し、「*」は複素共役を示し、kは時間領域におけるサンプル値のサンプル番号を示し、NはOFDM信号のFFTサイズのサンプル数を示し、lはSTSの時間軸波形パターンのスライド数を示す。802.11aの場合、FFTサイズのサンプル数が64の高速フーリエ変換が前提とされているのでSTSの時間軸波形パターンsは式(2)のように表される。
Figure 0005276427
ここで、nは周波数領域におけるサンプル値のサンプル番号を示し、aはフーリエ係数を示す。
更に、802.11aでは、STSの周期はFFTサイズの1/4であるため、STSの時間軸波形パターンsは式(3)で表される。
Figure 0005276427
受信信号s´は伝送路の歪を受けるから、歪の周波数領域の表現をH4njθ4nとすると受信信号s´は式(4)で表される。
Figure 0005276427
式(3)及び(4)を式(1)に代入すると、フーリエ変換の直交性により、式(5)が得られる。
Figure 0005276427
但し、l´は0以上の正の整数である。また、式(5)において、m≠nではnに関係なくkについての加算値は直交性により0となる。また、式(5)において、nについての相関値はl≠16l´で同様に0となる。
結局、Rxx(l)は16サンプル周期で相関値を持つことになる。図13に示すピーク検出部103は、雑音を検出しないようにするため、所定の閾値と相関値とを比較し、閾値を超える相関値を相関ピークと判定する。
タイミング判定部105は、ピーク検出部103により検出された相関ピークのピーク周期をカウンタ106にカウントさせ、カウント値に従ってシンボルタイミングを検出する。
OFDM復調回路107は、タイミング判定部105により検出されたシンボルタイミングに従って、受信信号を復調する。
なお、関連する公知文献として特許文献1、2が知られている。特許文献1では、OFDMにより情報信号を伝送する場合、受信機で伝送信号を正確に復調するために、送信機及び受信機の周波数変換用発振器の発振周波数と、送信機及び受信機のサンプリングタイミングの周期とを精度良く一致させることを目的とする受信機が開示されている。
また、特許文献2では、ヌルサブキャリアを設けないパイロットシンボルを用いた場合でも、短時間でかつ確実に周波数同期を確立することができるデジタル通信装置が開示されている。
特開平8−223132号公報 特開2000−22660号公報
ところで、受信信号s´が妨害波amを含む場合、同期検出が正しく行えなくなる。妨害波amをフーリエ級数展開すれば、式(6)が得られる。
Figure 0005276427
但し、AMは妨害波の複素振幅を示し、ejΘnは妨害波の複素位相を示し、Lはフーリエ級数展開のブロックサイズ数を示す。妨害波amは自身の周波数fAMに相当する周波数インデックスn以外の周波数領域でのサンプル値は持たないため、式(6)は式(7)に示すように簡単化できる。
Figure 0005276427
結局、このような妨害波amが存在する場合、受信信号s´は式(8)に示すように変更する必要がある。
Figure 0005276427
この受信信号s´+amと、STSの時間軸波形パターンsとの相互相関を検討する。フーリエ変換の直交性から妨害波amを含む受信信号s´+amと時間軸波形パターンsとの相関値Rxx(l)は式(9)で表される。
Figure 0005276427
式(9)において、下から2行目に示す第1項は、式(5)に示す妨害波amのない場合の相関値と一致するが、下から1行目に示す第2項が誤差となり、シンボルタイミングの検出性能を劣化させる。ここで、第2項に示す誤差は、妨害波amの振幅成分AMn0が主成分であり、妨害波amが変調されていればその変調周波数によって変化する。また、第2項に示す誤差はSTSの周期によっても変化する。
このように妨害波amの存在下では、第2項で示す誤差による相関値が大きくなる状況が発生し、相関ピークの検出処理を困難にし、シンボルタイミングの検出性能が劣化するという問題がある。また、特許文献1、2の手法では、妨害波を抑制することについての記載がなされていない。
本発明の目的は、妨害波の存在する状況下においても、シンボルタイミングを精度良く検出することができる受信装置及びシンボルタイミング検出方法を提供することである。
(1)本発明の一局面による受信装置は、既知シンボルが繰り返されたプリアンブル部を含むマルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出する受信装置であって、前記既知シンボルの周期の整数倍の基準期間より短い有限区間を有する窓関数を用いて、受信信号に窓関数処理を行う窓関数処理部と、前記窓関数処理部により窓関数処理された受信信号と前記既知シンボルの時間軸波形パターンとの相関ピークを求め、当該相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出するタイミング検出部とを備え、前記窓関数処理部は、前記窓関数の左半分の区間又は右半分の区間を取り出し、取り出した窓関数を基に、前記左半分の区間の窓関数である左区間窓関数と前記右半分の区間の窓関数である右区間窓関数とを生成する窓関数生成部と、所定の基準時点から前記基準期間、過去に遡った時点より、更に前記左区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点を起点として、前記左区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第1の処理信号を生成すると共に、前記基準時点より前記右半分の区間遡った前記受信信号の時点を起点として、前記右区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第2の処理信号を生成する処理信号生成部と、前記第1の処理信号と前記第2の処理信号とを時系列に加算した信号を前記基準時点から過去に遡って前記右区間窓関数の有限区間前までの受信信号として前記タイミング検出部に出力する出力部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の別の一局面によるシンボルタイミング検出方法は、既知シンボルが繰り返されたプリアンブル部を含むマルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出するシンボルタイミング検出方法であって、前記既知シンボルの周期の整数倍の基準期間よりも短い有限区間を有する窓関数を用いて、受信信号に窓関数処理を行う窓関数処理ステップと、前記窓関数処理ステップにより処理された受信信号と前記既知シンボルの時間軸波形パターンとの相関ピークを求め、当該相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出するタイミング検出ステップとを備え、前記窓関数処理ステップは、前記窓関数の左半分の区間又は右半分の区間を取り出し、取り出した窓関数を基に、左区間窓関数と右区間窓関数とを生成する窓関数生成ステップと、所定の基準時点から前記基準期間、過去に遡った時点より、更に前記左区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点を起点として、前記左区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第1の処理信号を生成すると共に、前記基準時点より前記右区間窓関数の有限区間、過去に遡った前記受信信号の時点を起点として、前記右区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第2の処理信号を生成する処理信号生成ステップと、前記第1の処理信号と前記第2の処理信号とを時系列に加算した信号を前記基準時点から過去に遡って前記右区間窓関数の有限区間前までの受信信号として出力する出力ステップとを備えることを特徴とする。
これらの構成によれば、窓関数の左半分又は右半分の区間が取り出され、取り出された窓関数を基に、左区間窓関数と右区間窓関数とが生成される。そして、所定の基準時点から基準期間、過去に遡った時点より、更に左区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点が起点とされて、左区間窓関数が受信信号に時系列に乗じられて第1の処理信号が生成される。また、基準時点より右区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点が起点とされ、右区間窓関数が受信信号に時系列に乗じられて第2の処理信号が生成される。
そして、第1の処理信号と前記第2の処理信号とが時系列に加算された信号が基準時点から過去に遡って右区間窓関数の有限区間前までの受信信号として出力される。
これにより、受信信号の直交性を維持すると同時に、受信信号に含まれる妨害波を抑制することができるため、シンボルタイミングを精度良く検出することができる。
(2)前記窓関数生成部は、前記左半分の区間の窓関数を取り出し、取り出した窓関数を前記左区間窓関数として生成し、1から前記左区間窓関数を減じることで前記右区間窓関数を生成することが好ましい。
この構成によれば、左半分の区間の窓関数が取り出され、取り出された窓関数が左区間窓関数として生成され、1−左区間窓関数により右区間窓関数が生成される。そのため、有限区間の等しい左区間窓関数と右区間窓関数とを簡便な処理で生成することができる。
(3)前記窓関数生成部は、前記右半分の区間の窓関数を取り出し、取り出した窓関数を前記右区間窓関数として生成し、1から前記右区間窓関数を減じることで前記左区間窓関数を生成することが好ましい。
この構成によれば、右半分の区間の窓関数が取り出され、取り出された窓関数が右区間窓関数として生成され、1−右区間窓関数により、左区間窓関数が生成される。そのため、有限区間の等しい左区間窓関数と右区間窓関数とを簡便な処理で生成することができる。
(4)前記窓関数処理部は、複数存在し、各窓関数処理部は、前記基準期間がそれぞれ異なり、前記タイミング検出部は、各窓関数処理部から出力された各受信信号の相関ピークのピーク周期を求め、前記ピーク周期が前記既知シンボルの周期に最も近い受信信号の相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出することが好ましい。
この構成によれば、基準期間がそれぞれ異なる窓関数処理部が複数設けられている。そのため、妨害波の強度を最も抑制することができた窓関数処理部から出力された受信信号を用いてシンボルタイミングを検出することができ、より精度良くシンボルタイミングを検出することができる。
(5)前記既知シンボルの生成に用いられる複数のサブキャリアを組み合わせることで予め生成された周波数帯域の異なる複数種類の時間軸波形パターンを記憶する既知シンボル記憶部を更に備え、前記タイミング検出部は、前記窓関数処理部から出力された受信信号と各時間軸波形パターンとの相関ピークのピーク周期を求め、前記ピーク周期が前記既知シンボルの周期に最も近い時間軸波形パターンによる前記受信信号の相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出することが好ましい。
この構成によれば、周波数帯域がそれぞれ異なる既知シンボルの複数の時間軸波形パターンを用いて相関ピークが求められている。そのため、妨害波が載っていない周波数帯域の時間軸波形パターンを用いて相関ピークを求めることが可能となり、この時間軸波形パターンを用いて求められた相関ピークを用いてシンボルタイミングを検出することで、シンボルタイミングをより精度良く検出することができる。
(6)前記タイミング検出部は、レベルが所定の範囲内の相関値を相関ピークとして検出し、当該相関ピークを用いて前記ピーク周期を求めることが好ましい。
この構成によれば、レベルが所定の範囲内の相関値が相関ピークとして検出され、相関ピークを用いてピーク周期が求められているため、シンボルタイミングを精度良く検出することができる。
本発明によれば、受信信号の直交性を維持すると同時に、受信信号に含まれる妨害波を抑制することができるため、シンボルタイミングを精度良く検出することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による受信装置について説明する。図1は、実施の形態1による受信装置のブロック図を示している。図1に示す受信装置は、例えば802.11a規格の受信装置であり、周波数軸上で直交関係を有する狭帯域の複数のサブキャリアをデジタル変調して多重化するマルチキャリア信号を受信する受信装置である。
このマルチキャリア信号は、IEEE802.11a規格のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)信号であり、図12に示すように、プリアンブル部D1、ヘッダー部D2、及びデータ部D3を備えている。プリアンブル部D1は、例えばPLCP(Physical Layer Convergence Protocol)プリアンブルであり、受信同期を確立するためのシンボルを格納する。ヘッダー部D2は、ヘッダー情報を格納する。データ部D3は、送信対象のデータシンボルを格納する。
プリアンブル部D1は、ショートプリアンブル部D11及びロングプリアンブル部D12を備えている。ショートプリアンブル部D11は、既知シンボルであるショートトレーニングシンボル(STS)を格納する。ロングプリアンブル部D12は、ロングトレーニングシンボル(LTS)を格納する。STS及びLTSは、それぞれ、受信側で既知のシンボルである。STSは、主に、シンボルタイミングを検出するシンボル同期や、AFC(Automatic Frequency Control、自動周波数制御)の粗調整に利用される。LTSは、主に、AFCの微調整やチャネル推定に利用される。
802.11a規格では、ショートプリアンブル部D11は、10個のSTSが格納され、1個のSTSの期間は、0.8μSである。また、ロングプリアンブル部D12は、2個のLTSが格納され、1個のLTSの期間は、3.2μSである。そして、本実施の形態では、10個のSTSを用いてシンボルタイミングを検出する。
ヘッダー情報は、例えば、データ部D3に格納されるデータシンボルの伝送速度やデータ長を含む。
データ部D3は、例えば、データシンボルD32を収容する所定数のOFDMシンボルと、パイロット信号(PS)D33を収容する所定数のOFDMシンボルとを備えている。各OFDMシンボルは、先頭に設けられたガードインターバル(GI、Guard Interval)D31を含む。GID31は、シンボル間干渉を回避するために設けられた冗長信号である。また、GID31は、データシンボルD32の後端の一定期間(PSD33の場合にはPSD33の後端の一定期間)をコピー(複写)した信号である。
例えば、802.11a規格では、データシンボルD32の期間は、3.2μSであり、GID31の期間は、0.8μSである。
図1に戻り、受信装置は、受信部1、窓関数処理部2、タイミング検出部3、既知シンボル記憶部4、及びOFDM復調回路5を備えている。
受信部1は、所定の伝送路を介して受信信号を受信し、所定のアナログ処理を行った後、アナログデジタル変換することで、デジタルの受信信号(受信ベクトル)を生成する。本実施の形態では、受信部1は、例えば、STSの1周期のサンプル数が16となるように受信信号をサンプリングする。なお、過去一定期間分の受信信号は、図略のバッファに格納される。
伝送路としては、例えば、有線又は無線のいずれを採用してもよい。有線としては、種々の通信線や電力線搬送通信に用いられる電力線等を採用することができる。
窓関数処理部2は、所定の窓関数を用いて受信信号に窓関数処理を行う。
ここで、窓関数wは、既知シンボルであるSTSの周期の正の整数倍の基準期間よりも短い有限区間T1を有し、左右対称な時間軸波形を有し、有限区間の中央に向かうにつれて値が増大する。なお、窓関数wの最大値は1以下である。
本実施の形態では、基準周期はSTSの周期の4倍であり、サンプル数は16×4=64となる。この基準周期は、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)サイズ、つまり、GIを除くOFDMシンボル周期と等しい。
本実施の形態では、窓関数wとして、例えばガウス窓を採用するが、これに限定されず、矩形窓、ガウス窓、ハン窓、ハミング窓、ブラックマン窓、カイザー窓、バートレット窓、指数窓等の種々のものを採用してもよい。
図2(a)、(b)は、本実施の形態において採用される窓関数wの一例を示す波形図である。図2(a)、(b)において、縦軸は窓関数wの値を示し、横軸は時間を示している。図2(a)、(b)の窓関数wは、有限区間T1のサンプル数が共に14個であり偶数である。
図2(a)、(b)に示すように、有限区間T1は、左端のサンプル点PLから右端のサンプル点PRまでの期間を示す。また、左半分の区間T11は、有限区間T1において左半分のサンプル点により規定される区間であり、右半分の区間T12は、有限区間T1において右半分のサンプル点により規定される区間である。
図2(a)においては、縦軸上にサンプル点が存在し、縦軸上のサンプル点を除く左側のサンプル点の個数は7個であるが、縦軸上のサンプル点を除く右側のサンプル点の個数は6個であり、サンプル点の個数が左右対称となっていない。そのため、図2(a)の場合、サンプル点PLから縦軸の左側の最近傍のサンプル点までの7個のサンプル点からなる期間が左半分の区間T11となり、縦軸上のサンプル点からサンプル点PRまでの7個のサンプル点からなる期間が右半分の区間T12となる。また、図2(a)の場合、縦軸上のサンプル点の値は1となる。
一方、図2(b)においては、縦軸上にサンプル点が存在しておらず、縦軸より左側のサンプル点の個数と右側のサンプル点の個数とは共に7個であり、サンプル点の個数が左右で等しくなっている。そのため、図2(b)の場合、サンプル点PLから縦軸の左側の最近傍のサンプル点までの7個のサンプル点からなる期間が左半分の区間T11となり、縦軸の右側の最近傍のサンプル点からサンプル点PRまでの7個のサンプル点からなる期間が右半分の区間T12となる。また、図2(b)の場合、縦軸上にサンプル点が存在しないため、縦軸の左側の最近傍のサンプル点の値と縦軸の右側の最近傍のサンプル点の値とは共に1未満である。
図2(a)、(b)では、便宜上、14個のサンプル点しか示していないが、以下の説明では、左半分の区間T11にp+1個のサンプル点が存在し、右半分の区間T12にp+1個のサンプル点が存在し、合計2p+2個のサンプル点が存在するものとする。
図3は、窓関数処理部2の詳細な構成を示すブロック図である。図4(a)、(b)は、窓関数処理部2による窓関数処理の説明図である。図3に示すように窓関数処理部2は、窓関数生成部21、処理信号生成部22、及び出力部23を備えている。
窓関数生成部21は、窓関数wの左半分の区間T11を取り出して左区間窓関数wを生成すると共に、この左区間窓関数wを基に、右区間窓関数1−wを生成する。ここで、窓関数生成部21は、図2(a)、(b)に示すように、左半分の区間T11のp+1個のサンプル点を取り出し、左区間窓関数wを生成する。そして、左区間窓関数wの各サンプル点の値をwとすると1−wにより、右区間窓関数1−wを生成する。
したがって、この場合、左区間窓関数w、右区間窓関数1−wの有限区間は、共に、左半分の区間T11となる。
また、処理信号生成部22は、図4(a)に示すように、所定の基準時点TRから基準期間、過去に遡った時点TOより、更に左区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点TBを起点として、左区間窓関数wを受信信号に時系列に乗じて第1の処理信号S1を生成する。
また、処理信号生成部22は、図4(a)に示すように、基準時点TRから基準期間、過去に遡った受信信号の時点TOを起点として、右区間窓関数1−wを受信信号に時系列に乗じて第2の処理信号S2を生成する。
出力部23は、図4(b)に示すように第1の処理信号S1と第2の処理信号S2とを時系列に加算した信号を基準時点TRから過去に遡って右区間窓関数1−wの有限区間前までの期間TIの受信信号としてタイミング検出部3に出力する。
なお、窓関数処理部2は、上記処理を例えば、サンプリング周期毎に実行する。
図1に戻り、タイミング検出部3は、窓関数処理部2により窓関数処理された受信信号とSTSの時間軸波形パターンとの相関ピークを求め、当該相関ピークを基に、マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出する。
具体的には、タイミング検出部3は、相関器31、ピーク検出部32、閾値記憶部33、タイミング判定部34、及びカウンタ35を備えている。
相関器31は、窓関数処理された受信信号と、既知シンボル記憶部4に記憶されたSTSの時間軸波形パターンとの相互相関による相関値を求め、ピーク検出部32に出力する。
ピーク検出部32は、相関器31から出力される相関値の相関ピークを検出する。ここで、ピーク検出部32は、相関器31から出力された相関値が閾値記憶部33に記憶された所定の閾値aと所定の閾値b(b<a)との範囲内のある場合、この相関値を相関ピークとして判定する。これにより、雑音が相関ピークとして検出されることを防止することができる。
ここで、閾値aは、例えば最も近接する送信機から送信された受信信号であって、妨害波が重畳されていない受信信号から得られた相関値にある程度のマージンを上積みした値が採用される。これにより、妨害波のエネルギーが加算された受信信号から得られた相関値を非有効にすることができる。また、閾値bは、例えば最も遠方の送信機から送信された受信信号であって、雑音信号が分離できる最大の値を有する受信信号から得られた相関値を採用することができる。これにより、雑音の影響を除外しつつ、同期の感度を最大化することができる。
タイミング判定部34は、ピーク検出部32により検出された相関ピークのピーク間隔のサンプル数をカウンタ35にカウントさせる。そして、タイミング判定部34は、STSの1周期に相当する16サンプルのピーク間隔を所定回数、繰り返し検出した場合、この繰り返しの最初の相関ピークの検出時点をシンボルタイミングとして検出する。
既知シンボル記憶部4は、既知シンボルであるSTSの時間軸波形パターンを予め記憶する。この時間軸波形パターンは、例えば16個のサンプル値によって表されるデジタルデータである。なお、既知シンボルはSTSの時間軸波形パターンを予め記憶するものとしたが、これに限定されず、周波数領域のシンボル値を予め記憶してもよい。この場合、既知シンボル記憶部4と相関器31との間に、既知シンボル生成部を設け、この既知シンボル生成部が、既知シンボル記憶部に記憶された周波数領域のシンボル値をIFFT(inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)して時間軸波形パターンを算出し、相関器31に出力すればよい。
OFDM復調回路5は、タイミング判定部34により検出された同期タイミングに従って、受信部1から出力される受信信号のOFDMの復調処理を行う。ここで、OFDM復調回路5は、受信信号に対して、プリアンブル部の除去、FFT、位相補正、BPSK,QPSK等で一次変調された複素シンボルの復調、並びにエラー訂正等の処理を行う。これによりデータシンボルD32が復元される。
次に、図1に示す受信装置の処理の詳細について説明する。まず、窓関数処理部2が上記説明とは異なる64サンプル周期の窓関数を用いた通常の窓関数処理を行った場合について説明する。
窓関数処理においては、一般に、対象となるマルチキャリア信号のFFTサイズと同じサンプル数の窓関数wをあらかじめ計算して保持しておき、この窓関数wと受信信号とをサンプル毎に時系列に乗算する内積処理が行われる。この内積処理が行われた受信信号をs´とし、説明の便宜上、伝送路の伝達関数を1と仮定すると、s´は、式(10)で表される。
Figure 0005276427
この場合、STSの時間軸波形パターンsと、式(10)により窓関数処理された受信信号との相関値Rxx(l)は、式(11)で表される。
Figure 0005276427
ここで、受信信号は、FFTサイズのサンプル数が64のOFDM信号を想定しているため、窓関数wは64のサンプル点を有する。また、サンプル点の個数が64であり偶数であるので、窓関数wは31サンプル目と32サンプル目との間を境に時間軸に対して対称な関数となる。そのため、w=w63−kが成り立つ。
図5(a)は窓関数処理が行われていない受信信号をFFTサイズ分、加算する際の概念図である。図5(b)は窓関数処理が行われた受信信号をFFTサイズ分、加算する際の概念図である。なお、図5(a)、(b)においてプロットされた各点は受信信号のサンプル値を示し、縦軸は虚軸を示し、横軸は実軸を示している。
図5(a)に示すように、窓関数処理が行われていない受信信号は、OFDM信号の直交性により、FFTサイズ分加算すると、加算値(サンメンション)は0になる。また、式(10)によると指数関数の指数の分母が16である。また、受信信号のFFTサイズのサンプル数はk=0〜63の64である。そのため、受信信号をFFTサイズ分加算すると、図5(a)に示すように、受信信号は複素平面上を4回転することになる。
一方、窓関数処理が行われた受信信号は、図5(b)の黒点で示すように0サンプル目から中央の31サンプル目に向かうにつれて振幅が徐々に大きくなって螺旋状に変化する。そして、図5(b)の白点に示すように中央の32サンプル目を境に減少に転じ、振幅が徐々に小さくなって螺旋状に変化する。
すなわち、窓関数処理が行われると、受信信号の虚数成分は、図5(b)に示すように対称性を有しており、FFTサイズ分加算すると打ち消し合い、加算値がほぼ0になり、直交性を維持している。一方、実数成分は、図5(b)に示すように対称性を有していないため、FFTサイズ分加算しても、加算値が0にならず、直交性が破綻する。
よって、受信信号は、窓関数処理が行われると直交性が崩れてサブキャリア同士が干渉し、復調後のOFDMシンボルには多くの誤差が含まれ、正確に復調することができなくなってしまう。
そこで、本実施の形態では、上述した図4(a)、(b)に示す窓関数処理を行う。以下、図4(a)、(b)に示す窓関数処理を具体的に説明する。以下の説明では、図4(a)、(b)において、基準期間のサンプル数を64とし、p=31とする。よって、図2(a)、(b)の窓関数wにおいては、有限区間T1のサンプル数は、2p+2=64となる。また、基準時点TRをi番目の基準期間の64サンプル目とする。また、窓関数wはサンプル数が64であり偶数であるので、サンプル点PLを0サンプル目、サンプル点PRを63サンプル目とすると、31サンプル目と32サンプル目の間を境にほぼ対称な関数となる。
まず、窓関数生成部21は、図2(a)、(b)に示すように、窓関数wのサンプル点のうち、左半分の区間T11のサンプル点を取り出して、左区間窓関数wを生成すると共に、左区間窓関数の各サンプル点をwとすると1−wにより、右区間窓関数1−wを生成する。
Figure 0005276427
次に、処理信号生成部22は、式(12)に示すように、受信信号の−p(=−31)サンプル目から0サンプル目までのp+1(=32)個のサンプル点を取り出す。
次に、処理信号生成部22は、式(13)に示すように、左区間窓関数wの0サンプル目からpサンプル目までのp+1個のサンプル点を左区間窓関数wのk=−p〜0として設定し、設定した左区間窓関数wを、受信信号の−pサンプル目から0サンプル目までのp+1個のサンプル点に作用させる。
Figure 0005276427
次に、処理信号生成部22は、式(12)に示すように、受信信号の64−p(=33)サンプル目から64サンプル目までのp+1(=32)個のサンプル点を取り出す。
次に、処理信号生成部22は、式(14)に示すように、右区間窓関数1−wの0サンプル目からpサンプル目までのp+1個のサンプル点を右区間窓関数1−wのk=64−p〜64として設定し、設定した右区間窓関数1−wを、受信信号の64−pサンプル目から64サンプル目までのp+1個のサンプル点に作用させる。
Figure 0005276427
次に、出力部23は、式(15)に示すように、式(13)のs´(k=−p〜0)と、式(14)のs´(k=64−p〜64)とを加算して、受信信号のk=64−pサンプル目から64サンプル目までのサンプル点として出力する。
Figure 0005276427
式(15)により得られた受信信号s´は、wの項が存在していないため、FFTサイズ分の受信信号s´は、図5(a)に示すように原点に対して点対称に配置される。その結果、この窓関数処理により受信信号s´は直交性を維持することができる。
ここで、kの範囲としては、k=−p〜64について考えたが、k=−p〜16q(qは1以上の整数値で、p+1≦16q/2)(但し、wのサイズは2p+2)であっても同様に成り立つ。
このように、上記の窓関数処理を採用すれば、受信信号s´の直交性を維持することができ、OFDMシンボルを正確に取り出すことができる。
次に、受信信号s´kの妨害波amに対して本実施の形態の窓関数処理を適用した場合について考える。以下の説明では、説明の便宜上、相補的なサンプル点となるk=−1,63についてのみ考える。まず、FFTサイズのサンプル数を64として妨害波amをフーリエ級数展開すると、妨害波は式(16)が得られる。
Figure 0005276427
但し、εは、フーリエ級数展開された妨害波と実際の妨害波amとの誤差を示している。
k=−1,63のサンプル点における妨害波amに窓関数wを作用させると、式(17)が得られる。
Figure 0005276427
これら、w−1am−1及びw63am63は、式(18)に示すように足し合わされる。
Figure 0005276427
式(18)に示すように、ε−1−ε−63の項には、w−1が係っている。ここで、w−1は、0<w−1≦1を満たす。よって、上記の窓関数処理により、ε−1−ε−63の影響をw−1倍小さくでき、妨害波amを抑制することができる。
なお、他の相補的なサンプル点である、k=−2,62、k=−3,61、k=−4,60、・・・も式(18)と同様に表され、窓関数wにより妨害波amを抑制することができる。
このように、実施の形態1による受信装置によれば、受信信号s´kの直交性を破綻させることなく、妨害波を抑制することができ、シンボルタイミングを精度良く検出することができる。
なお、上記説明では、窓関数生成部21は、左半分の区間T11を取り出し、左区間窓関数wを生成したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、窓関数生成部21は、窓関数wの右半分の区間T12を取り出して右区間窓関数wを生成し、この右区間窓関数wを基に、左区間窓関数1−wを生成してもよい。
そして、窓関数生成部21は、図2(a)、(b)に示すように、右半分の区間T12のp+1個のサンプル点を取り出し、右区間窓関数wを生成する。そして、右区間窓関数の各サンプル点の値をwとすると1−wにより、左区間窓関数1−wを生成すればよい。この場合、右区間窓関数w、左区間窓関数1−wの有限区間は、共に、右半分の区間T12となる。
また、上記説明では、まず、第1の処理信号S1を生成した後、第2の処理信号を生成するように説明したが、これに限定されず、まず、第2の処理信号S2を生成した後、第1の処理信号を生成するようにしてもよい。これらの態様は、以下の実施の形態にも適用可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2の受信装置は、基準期間がそれぞれ異なる複数の窓関数処理部2を設けたことを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一のものは説明を省く。
図6は、実施の形態2による受信装置のブロック図を示している。図6に示すように、受信装置は、3つの窓関数処理部201〜203を備えている。
窓関数処理部201は、基準期間のサンプル数及び窓関数wの有限区間T1のサンプル数が、STSの3倍の64である。窓関数処理部202は、基準期間のサンプル数及び窓関数wの有限区間T1のサンプル数がSTSの2倍の32である。窓関数処理部203は、基準期間のサンプル数及び窓関数wの有限区間T1のサンプル数がSTSの1倍の16である。なお、窓関数処理部201〜203の処理の詳細は、実施の形態1の窓関数処理部2と同一であるため、説明を省く。
タイミング検出部3は、窓関数処理部201〜203から出力された各受信信号の相関ピークの周期を求め、相関ピークの周期がSTSの周期に最も近い受信信号の相関ピークを基に、マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出する。
具体的には、タイミング検出部3は、窓関数処理部201〜203に対応する3つの相関器311〜313、ピーク検出部321〜323、及びピークカウンタ351〜353を備えている。また、タイミング検出部3は、閾値記憶部33及びタイミング判定部34を備えている。
相関器311〜313は、それぞれ、窓関数処理部201〜203から出力された受信信号とSTSの時間軸波形パターンとの相関値を算出し、ピーク検出部321〜323に出力する。
ピーク検出部321〜323は、それぞれ、相関器311〜313から出力された相関値の相関ピークを検出する。なお、ピーク検出部321〜323による相関ピークの検出手法は実施の形態1のピーク検出部32と同一であるため、詳細な説明は省く。
ピークカウンタ351〜353は、それぞれ、ピーク検出部321〜323により検出された相関ピークのピーク間隔のサンプル数をカウントする。
タイミング判定部34は、ピークカウンタ351〜353のいずれかがSTSの1周期に相当する16サンプルのピーク間隔を検出した場合、そのピークカウンタを注目ピークカウンタとし、この注目ピークカウンタに対応する相関器の最初の相関ピークの検出時点から例えば32サンプル分の区間を有効区間として設定する。
そして、タイミング判定部34は、この有効区間内において、注目ピークカウンタが16サンプルのピーク間隔を繰り返しカウントすることができた場合、この注目ピークカウンタに対応する相関器の最初の相関ピークの検出時点をシンボルタイミングとして検出する。なお、タイミング判定部34は、注目ピークカウンタによるピーク間隔のカウント値が16でなくても、例えば16±1の範囲内であれば、ピーク間隔を有効と判定してもよい。
図7(a)〜(d)は、相関器による相関値の算出結果を示すグラフであり、(a)は窓関数処理が行われていない受信信号に対して、STSの時間軸波形パターンとの相互相関をとったときの相関値を示し、(b)〜(d)はそれぞれ、図6に示す相関器311〜313が算出する相関値を示している。なお、図7(a)〜(d)において、縦軸は相関値を示し、横軸は時間をサンプル数で示している。また、図7(a)〜(d)において、閾値は上記の閾値bを示している。
図7(a)においては、最初に相関ピークが検出されてから次に相関ピークが検出されるまでのピーク間隔が16サンプルではないため、シンボルタイミングが検出できていない。
図7(b)においては、ピーク検出部321が最初に相関ピークを検出してから、次の相関ピークを検出するまでのサンプル数が16であるため、最初の相関ピークの検出時点から32サンプル分の有効区間が設定されている。そして、この有効区間において、16サンプルのピーク間隔が2回繰り返されている。そのため、タイミング判定部34は、相関器311が最初に相関ピークを検出した時点をシンボルタイミングとして検出する。つまり、シンボルタイミングの検出に成功している。
図7(c)においては、図7(a)と同様に、シンボルタイミングが検出できていない。図7(d)においては、図7(b)と同様に、シンボルタイミングの検出に成功している。
上記の式(18)において、ε−63+w−1(ε−1−ε−63)=0であれば、窓関数処理の効果は最大となり、妨害波amを最も抑制することができる。これが成り立つためには、ε−1及びε−63が式(19)を満たす必要がある。
Figure 0005276427
しかしながら、εは、妨害波amの位相及び周波数に依存するため、式(19)の関係が必ずしも成り立つとは限らない。そこで、実施の形態2では、それぞれ、基準期間が異なる3つの窓関数処理部201〜203を設けている。これにより、ピーク検出部321〜323のうち、いずれかのピーク検出部が相関ピークを精度良く検出することが可能となり、シンボルタイミングをより確実に検出することができ、窓関数処理による効果を高めることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3による受信装置は、実施の形態2の受信装置に対して、既知シンボル記憶部を2つ設けたことを特徴とする。図8は、実施の形態3による受信装置のブロック図を示している。
既知シンボル記憶部41,42は、それぞれ、STSの生成に用いられる複数のサブキャリアを組み合わせることで予め生成された周波数帯域の異なる複数種類の時間軸波形パターンを記憶する。802.11aでは、64本のサブキャリアのうち、12本のサブキャリアを用いてSTSの時間軸波形パターンが生成される。
図9(a)〜(c)は、STSの時間軸波形パターンの生成に用いられるサブキャリアのパワースペクトルを示している。図9(a)は、従来のSTSの時間軸波形パターンの生成に用いられるサブキャリアを示し、図9(b)は既知シンボル記憶部41が記憶するSTSの時間軸波形パターンの生成に用いられるサブキャリアを示し、図9(c)は既知シンボル記憶部42が記憶するSTSの時間軸波形パターンの生成に用いられるサブキャリアを示している。
図9(a)に示すように、従来のSTSの時間軸波形パターンは、12本のサブキャリアを用いて生成されている。したがって、12本のサブキャリアのうちいずれかのサブキャリアの周波数帯域に妨害波が載っている場合、シンボルタイミングを精度良く検出することができなくなる。
そこで、既知シンボル記憶部41は、図9(b)に示すように、図9(a)の12本のサブキャリアの左から3本と右から3本の合計6本の両端周波数帯域のサブキャリアを用いて生成されたSTSの時間軸波形パターンを予め記憶する。また、既知シンボル記憶部42は、図9(c)に示すように、図9(a)の12本のサブキャリアの左から4本目〜9本目の6本の中央周波数帯域のサブキャリアを用いて生成されたSTSの時間軸波形パターンを予め記憶する。
図8に戻り、相関器311〜313は、それぞれ、窓関数処理部201〜203から出力された受信信号と、既知シンボル記憶部41に記憶されたSTSの時間軸波形パターンとの相関値を求める。
相関器314〜316は、それぞれ、窓関数処理部201〜203から出力された受信信号と、既知シンボル記憶部42に記憶されたSTSの時間軸波形パターンとの相関値を求める。
ピーク検出部321〜323は、それぞれ、相関器311〜313から出力された相関値の相関ピークを検出する。また、ピーク検出部324〜326は、それぞれ、相関器314〜316から出力された相関値の相関ピークを検出する。なお、ピーク検出部321〜326による相関ピークの検出手法は実施の形態1のピーク検出部32と同一であるため、詳細な説明は省く。
ピークカウンタ351〜356は、それぞれ、ピーク検出部321〜323により検出された相関ピークのピーク間隔のサンプル数をカウントする。
タイミング判定部34は、それぞれ、ピークカウンタ351〜356によりカウントされたピーク間隔に従って、実施の形態2と同じ手法を用いて、シンボルタイミングを検出する。すなわち、タイミング判定部34は、ピークカウンタ351〜356によりカウントされた相関ピークのピーク周期がSTSの周期に最も近い時間軸波形パターンによる受信信号の相関ピークを基に、マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出する。
閾値記憶部33は、ピーク検出部321〜326のそれぞれに、閾値a及び閾値bを出力する。
次に、本実施の形態による相関器311〜316の処理について数式を用いて説明する。まず、窓関数処理部201〜203による窓関数処理により妨害波amは誤差εが無視できるほど小さくされ、式(20)に示すように近似できると仮定する。
Figure 0005276427
ここで、妨害波amはn=0〜15の上記の両端周波数帯域の低域側に存在し、n=16〜63の妨害波amは無視できると仮定する。この場合、妨害波amは、式(21)で近似できる。
Figure 0005276427
また、既知シンボル記憶部41が記憶するSTSの時間軸波形パターンは、式(22)で表される。但し、mのサンプリング間隔はnのサンプリング間隔の4倍である。
Figure 0005276427
一方、既知シンボル記憶部42が記憶するSTSの時間軸波形パターンは、式(23)で表される。
Figure 0005276427
妨害波amが載っていない式(22)のSTSの時間軸波形パターンと妨害波amを含む受信信号s´+amとの相関値Rxx(l)は、式(24)で表される。なお、妨害波はn=0〜15の両端周波数帯域の低域側に載っており、n=16〜63には載っていないと仮定しているため、式(24)の1行目に示すs´+amは、n=16〜63において、am=0となる。そのため、式(24)では、n=16〜63の計算を省いている。
Figure 0005276427
ここで、式(24)の下から2行目の第2項は、n=0〜15であり、m=4〜11であり、n=4mとなる条件が存在しないため、0となる。
このことから、妨害波amがn=0〜15の両端周波数帯域の低域側に載っている場合、既知シンボル記憶部42に記憶されたSTSの時間軸波形パターンは、中央周波数帯域の時間軸波形パターンであるため、この時間軸波形パターンを用いて相関処理を行うと、妨害波amを0にすることができる。よって、図8に示す相関器314〜316は相関器311〜313に比べて相関値を精度良く求めることができる。
一方、妨害波がn=15〜48の中央周波数帯域に載っている場合は、既知シンボル記憶部41に記憶されたSTSの時間軸波形パターンは、両端周波数帯域の時間軸波形パターンであるため、この時間軸波形パターンを用いて相関処理を行う図8に示す相関器311〜313は、相関器314〜316に比べて相関値を精度良く求めることができる。
図10は、3.4MHzを搬送波とするAM変調された妨害波が重畳された受信信号における相関結果を示している。また、図11は、20.2MHzを搬送波とするAM変調された妨害波が重畳された信号ベクトルにおける相関結果を表している。
図10及び図11において、1列目は図9(a)のサブキャリアにより生成されたSTSの時間軸波形パターンを用いた場合の相関結果を示し、2列目は図9(c)のサブキャリア(中央周波数帯域のサブキャリア)により生成されたSTSの時間軸波形パターンを用いた場合の相関結果を示し、3列目は図9(b)のサブキャリア(両端周波数帯域のサブキャリア)により生成されたSTSの時間軸波形パターンを用いた場合の相関結果を示している。
また、図10及び図11において、1行目は窓関数処理を行わない場合の相関結果を示し、2〜4行目はそれぞれ、基準期間のサンプル数を64,32,16とした場合の相関結果を示している。
すなわち、図10及び図11において、2列目の2〜4行目の相関結果は、それぞれ、図8に示す相関器314〜316による相関結果を示し、3列目の2〜4行目の相関結果は、それぞれ、図8に示す相関器311〜313による相関結果を示している。
図10においては、妨害波は周波数が3.4MHzであり、妨害波の周波数帯域はn=0〜15の両端周波数帯域の低域側に属するため、四角の枠で囲む、2列目の2〜4行目において、良好な相関結果が得られており、シンボルタイミングの検出に成功していることが分かる。
図11においては、妨害波は周波数が20.2MHzであり、妨害波の周波数帯域はn=16〜48の中央周波数帯域に属するため、四角で囲む、3列目の2〜4行目において、良好な相関結果が得られており、シンボルタイミングの検出に成功していることが分かる。
このように、本実施の形態による受信装置によれば、基準期間がそれぞれサンプル数の異なる3つの窓関数により窓関数処理された受信信号に対し、中央周波数帯域のSTSの時間軸波形パターンと、両端周波数帯域のSTSの時間軸波形パターンとの相関値を求め、これらの相関値のうち、最も精度良くピーク間隔が検出できた相関値を用いてシンボルタイミングを検出しているため、シンボルタイミングをより精度良く検出することができる。
なお、実施の形態3において、STSの時間軸波形パターンを2種類としたが、3種類以上としてもよい。この場合、それぞれ、周波数の異なるサブキャリアを組み合わせて時間軸波形パターンを生成すればよい。
また、実施の形態2,3において、窓関数処理部を3種類としたが、これに限定されず4種類以上としてもよい。この場合、各窓関数処理部の基準期間をSTSの1周期の整数倍の異なる値にすればよい。
実施の形態1による受信装置のブロック図を示している。 窓関数の一例を示す波形図である。 窓関数処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 窓関数処理部による窓関数処理の説明図である。 (a)は窓関数処理が行われていない受信信号をFFTサイズ分、加算する際の概念図であり、(b)は窓関数処理が行われた受信信号をFFTサイズ分、加算する際の概念図である。 実施の形態2による受信装置のブロック図を示している。 相関器による相関値の算出結果を示すグラフである。 実施の形態3による受信装置のブロック図を示している。 STSの生成に用いられるサブキャリアのパワースペクトルを示している。 3.4MHzを搬送波とするAM変調された妨害波が重畳された受信信号における相関結果を示している。 20.2MHzを搬送波とするAM変調された妨害波が重畳された信号ベクトルにおける相関結果を表している。 802.11aにおける1パケットのマルチキャリア信号のフレーム構成図である。 従来の受信装置におけるシンボルタイミングを検出する同期検出回路のブロック図を示している。
符号の説明
1 受信部
2,201〜203 窓関数処理部
3 タイミング検出部
4 既知シンボル記憶部
5 OFDM復調回路
21 窓関数生成部
22 処理信号生成部
23 出力部
31,311〜316 相関器
32,321〜326 ピーク検出部
33 閾値記憶部
34 タイミング判定部
35 カウンタ
4,41,42 既知シンボル記憶部
351〜356 ピークカウンタ

Claims (7)

  1. 既知シンボルが繰り返されたプリアンブル部を含むマルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出する受信装置であって、
    前記既知シンボルの周期の整数倍の基準期間より短い有限区間を有する窓関数を用いて、受信信号に窓関数処理を行う窓関数処理部と、
    前記窓関数処理部により窓関数処理された受信信号と前記既知シンボルの時間軸波形パターンとの相関ピークを求め、当該相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出するタイミング検出部とを備え、
    前記窓関数処理部は、
    前記窓関数の左半分の区間又は右半分の区間を取り出し、取り出した窓関数を基に、左区間窓関数と右区間窓関数とを生成する窓関数生成部と、
    所定の基準時点から前記基準期間、過去に遡った時点より、更に前記左区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点を起点として、前記左区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第1の処理信号を生成すると共に、前記基準時点より前記右区間窓関数の有限区間、過去に遡った前記受信信号の時点を起点として、前記右区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第2の処理信号を生成する処理信号生成部と、
    前記第1の処理信号と前記第2の処理信号とを時系列に加算した信号を前記基準時点から過去に遡って前記右区間窓関数の有限区間前までの受信信号として前記タイミング検出部に出力する出力部とを備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記窓関数生成部は、前記左半分の区間の窓関数を取り出し、取り出した窓関数を前記左区間窓関数として生成し、1から前記左区間窓関数を減じることで前記右区間窓関数を生成することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記窓関数生成部は、前記右半分の区間の窓関数を取り出し、取り出した窓関数を前記右区間窓関数として生成し、1から前記右区間窓関数を減じることで前記左区間窓関数を生成することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 前記窓関数処理部は、複数存在し、
    各窓関数処理部は、前記基準期間がそれぞれ異なり、
    前記タイミング検出部は、各窓関数処理部から出力された各受信信号の相関ピークのピーク周期を求め、前記ピーク周期が前記既知シンボルの周期に最も近い受信信号の相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の受信装置。
  5. 前記既知シンボルの生成に用いられる複数のサブキャリアを組み合わせることで予め生成された周波数帯域の異なる複数種類の時間軸波形パターンを記憶する既知シンボル記憶部を更に備え、
    前記タイミング検出部は、前記窓関数処理部から出力された受信信号と各時間軸波形パターンとの相関ピークのピーク周期を求め、前記ピーク周期が前記既知シンボルの周期に最も近い時間軸波形パターンによる前記受信信号の相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の受信装置。
  6. 前記タイミング検出部は、レベルが所定の範囲内の相関値を相関ピークとして検出し、当該相関ピークを用いて前記ピーク周期を求めることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の受信装置。
  7. 既知シンボルが繰り返されたプリアンブル部を含むマルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出するシンボルタイミング検出方法であって、
    前記既知シンボルの周期の整数倍の基準期間よりも短い有限区間を有する窓関数を用いて、受信信号に窓関数処理を行う窓関数処理ステップと、
    前記窓関数処理ステップにより処理された受信信号と前記既知シンボルの時間軸波形パターンとの相関ピークを求め、当該相関ピークを基に、前記マルチキャリア信号のシンボルタイミングを検出するタイミング検出ステップとを備え、
    前記窓関数処理ステップは、
    前記窓関数の左半分の区間又は右半分の区間を取り出し、取り出した窓関数を基に、左区間窓関数と右区間窓関数とを生成する窓関数生成ステップと、
    所定の基準時点から前記基準期間、過去に遡った時点より、更に前記左区間窓関数の有限区間、過去に遡った受信信号の時点を起点として、前記左区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第1の処理信号を生成すると共に、前記基準時点より前記右区間窓関数の有限区間、過去に遡った前記受信信号の時点を起点として、前記右区間窓関数を前記受信信号に時系列に乗じて第2の処理信号を生成する処理信号生成ステップと、
    前記第1の処理信号と前記第2の処理信号とを時系列に加算した信号を前記基準時点から過去に遡って前記右区間窓関数の有限区間前までの受信信号として出力する出力ステップとを備えることを特徴とするシンボルタイミング検出方法。
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