JP5270425B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

撮像レンズおよび撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5270425B2
JP5270425B2 JP2009083880A JP2009083880A JP5270425B2 JP 5270425 B2 JP5270425 B2 JP 5270425B2 JP 2009083880 A JP2009083880 A JP 2009083880A JP 2009083880 A JP2009083880 A JP 2009083880A JP 5270425 B2 JP5270425 B2 JP 5270425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
imaging
conditional expression
image
satisfied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009083880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010237343A5 (ja
JP2010237343A (ja
Inventor
太郎 浅見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009083880A priority Critical patent/JP5270425B2/ja
Priority to TW098208998U priority patent/TWM371239U/zh
Priority to CN2009201555365U priority patent/CN201440184U/zh
Priority to US12/750,079 priority patent/US8184384B2/en
Publication of JP2010237343A publication Critical patent/JP2010237343A/ja
Publication of JP2010237343A5 publication Critical patent/JP2010237343A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5270425B2 publication Critical patent/JP5270425B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0055Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras employing a special optical element
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0015Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design
    • G02B13/002Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface
    • G02B13/004Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface having four lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/18Optical objectives specially designed for the purposes specified below with lenses having one or more non-spherical faces, e.g. for reducing geometrical aberration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

本発明は、撮像レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いた車載用カメラ、携帯端末用カメラ、監視カメラ等に使用されるのに好適な撮像レンズ、および該撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
CCDやCMOS等の撮像素子は近年非常に小型化及び高画素化が進んでいる。それとともに、これら撮像素子を備えた撮像機器本体も小型化が進み、それに搭載される撮像レンズにも良好な光学性能に加え、小型化、軽量化が求められている。
一方、車載用カメラや監視カメラなどでは、例えば全画角が130度を超えるような広角のレンズでありながら高い耐候性を持ち、小型で高性能のレンズが求められている。
上記分野において従来知られているレンズ枚数の少ない撮像レンズとしては、例えば下記特許文献1〜3に記載のものがある。特許文献1、2には、4枚構成の撮像レンズが記載されており、特許文献3には3枚構成の撮像レンズとその物体側に配置されたガラス製の保護板とからなるレンズユニットが記載されている。
特開2002−244031号公報 特開2006−259704号公報 特開2007−133324号公報
ところで、上記分野の撮像装置に用いられる撮像レンズは、耐候性を高くするために、最も物体側に配置される第1レンズをガラスレンズで構成することがある。一般に、第1レンズの径は他のレンズに比べて大きく、特に広角レンズでは第1レンズに入射する光線高が大きいため、第1レンズの径は必然的に大きなものとなる。
しかしながら、大径の第1レンズをガラスレンズで構成するとコストが高くなってしまう。上記分野の撮像レンズにおいては、小型、高性能、広角化とともに低コスト化も強く要望されており、近年ではその要望はさらに強いものとなっている。低コスト化のためには、例えば製造誤差の許容量を大きくする等の工夫が必要となる。
特許文献1、2に記載のレンズ系は、いずれも第1レンズのパワーが強いため、製造誤差の許容量を大きくすると安定して性能を確保することが難しく、結局、低コスト化を図ることが困難である。
特許文献3に記載のレンズユニットは、保護板により耐候性の向上を期待できるが、撮像レンズ自体の広角化が不十分である。
本発明は、上記事情に鑑み、良好な光学性能を有し、小型で広角に構成され、低コストに作製可能な撮像レンズ、および該撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、像側の面が凹面である第1レンズと、像側の面が凹面であり少なくとも一方の面が非球面である負の第2レンズと、少なくとも一方の面が非球面である第3レンズと、像側の面が凸面であり少なくとも一方の面が非球面である正の第4レンズとからなり、第3レンズと第4レンズとの間に絞りが配置され、第3レンズのd線におけるアッベ数が29以下であり、全系の焦点距離をfとし、第1レンズの焦点距離をf1としたとき、下記条件式(1−2)を満足することを特徴とするものである。
50.0<|f1/f| … (1−2
なお、上記の「凹面」、「凸面」は、非球面については近軸領域で考えるものとする。
なお、本発明の撮像レンズの第1レンズは、像側の面が凹面であればよく、例えば第1レンズとしては、パワーを有するメニスカスレンズでもよく、物体側の面と像側の面の曲率半径が等しいメニスカスレンズでもよく、あるいは平凹レンズや両凹レンズでもよい。
本発明の撮像レンズは、最少4枚という少ないレンズ枚数のため低コストかつ小型に構成可能である。また、第2レンズから第4レンズの各レンズに非球面を設けて上記のように各レンズの構成を好適に選択しているため、最少4枚という少ないレンズ枚数でありながら、高性能を確保しつつ小型化および広角化を図ることが可能である。また特に、本発明の撮像レンズは、条件式(1)を満たすように第1レンズのパワーを弱く設定しているため、第1レンズの製造誤差および組立誤差の許容量を大きくすることができ、安価に作製することが可能となる。
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズのd線における屈折率をN1としたとき、下記条件式(2)を満足することが好ましい。
N1≦1.7 … (2)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズのd線におけるアッベ数をν1としたとき、下記条件式(3)を満足することが好ましい。
ν1<60 … (3)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズと第2レンズの合成焦点距離をf12とし、第3レンズと第4レンズの合成焦点距離をf34としたとき、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
0.2<|f12/f34|<1.0 … (4)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(5)を満足することが好ましい。
5.0<|f1/f2| … (5)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第2レンズの像側の面は、中心が負のパワーを持ち、有効径端では中心と比較して負のパワーが弱い形状であることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいては、第2レンズの像側の面の中心の曲率半径の絶対値を|R4|とし、第2レンズの像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値を|RX4|としたとき、下記条件式(6)を満足することが好ましい。
2.0<|RX4|/|R4| … (6)
なお本発明において、「面の有効径」とは、光学系が光軸に対して回転対称の場合には、レンズ面を通る有効光線のうちの最も外側(光軸から最も離れた位置)を通る光線とそのレンズ面との交点が描く円の直径を意味する。ここで、有効光線とは、像の結像に用いられる光線であり、軸上の有効光線、軸外の有効光線全てを含んだものである。したがって本発明において、「面の有効径端」とは、レンズ面の有効径内を通過する全光線のうち最も外側を通る光線と交わる面上の各点を意味する。
また、本発明において、「中心の曲率半径」とは、近軸の曲率半径である。
また、本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離をLとしたとき、下記条件式(7)を満足することが好ましい。なお、Lの算出の際には、バックフォーカス分は空気換算長とする。
8.0<L/f<13.0 … (7)
また、本発明の撮像レンズにおいては、最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸上の距離をBfとしたとき、下記条件式(8)を満足することが好ましい。なお、Bfはバックフォーカスに相当するものであり、その算出の際には空気換算長を用いるものとする。
1.0<Bf/f<2.5 … (8)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズの中心厚をD1としたとき、下記条件式(9)を満足することが好ましい。
0.9<D1 … (9)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズの中心厚をD1としたとき、下記条件式(10)を満足することが好ましい。
0.7<D1/f<2 … (10)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第2レンズの中心厚をD3としたとき、下記条件式(11)を満足することが好ましい。
0.9<D3/f<2 … (11)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの光軸上の距離をD2とし、第2レンズL2の中心厚をD3としたとき、下記条件式(12)を満足することが好ましい。
1.0<(D2+D3)/f<3.5 … (12)
また、本発明の撮像レンズにおいては、第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(13)を満足することが好ましい。
−1.5<f2/f<−0.5 … (13)
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明の撮像レンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、4枚のレンズ系において、非球面を設けて各レンズの形状およびパワー、絞りの位置等の構成を好適に設定し、条件式(1−2)を満足するようにしているため、良好な光学性能を有し、小型で広角に構成され、低コストに作製可能な撮像レンズ、および該撮像レンズを備えた撮像装置を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる撮像レンズの光路図 第1レンズの面形状を説明するための図 本発明の実施例1の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例2の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例3の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例4の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例5の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例6の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例7の撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 図10(A)〜図10(E)は本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図 図11(A)〜図11(E)は本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図 図12(A)〜図12(E)は本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図 図13(A)〜図13(E)は本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図 図14(A)〜図14(E)は本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図 図15(A)〜図15(E)は本発明の実施例6の撮像レンズの各収差図 図16(A)〜図16(E)は本発明の実施例7の撮像レンズの各収差図 本発明の実施形態にかかる車載用の撮像装置の配置を説明するための図 本発明の実施形態にかかる車外カメラの概略構成を示す分解斜視図 本発明の実施形態にかかる監視カメラの概略構成を示す斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔撮像レンズの実施形態〕
図1に本発明の一実施形態にかかる撮像レンズ1のレンズ断面図を示す。図1では、図の左側が物体側、右側が像側であり、無限遠の距離にある物点からの軸上光束2、全画角2ωでの軸外光束3、4も合わせて示してある。
図1では、撮像レンズ1が撮像装置に適用される場合を考慮して、撮像レンズ1の像点Pimを含む像面Simに配置された撮像素子5も図示している。撮像素子5は、撮像レンズ1により形成される光学像を電気信号に変換するものであり、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等を用いることができる。
なお、撮像レンズ1を撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、カバーガラスや、ローパスフィルタまたは赤外線カットフィルタ等を設けることが好ましく、図1では、これらを想定した平行平板状の光学部材PPを最も像側のレンズと撮像素子5(像面Sim)の間に配置した例を示している。
撮像レンズ1は、物体側から順に、像側の面が凹面である第1レンズL1と、像側の面が凹面であり少なくとも一方の面が非球面である負の第2レンズL2と、少なくとも一方の面が非球面である第3レンズL3と、開口絞りStと、像側の面が凸面であり少なくとも一方の面が非球面である正の第4レンズL4とを備える。なお、図1における開口絞りStは、形状や大きさを表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
撮像レンズ1は、4枚という少ないレンズ枚数で構成することで、低コスト化とともに光軸方向の全長の小型化を図ることができる。また、第2レンズL2から第4レンズL4の各レンズを少なくとも片面が非球面の非球面レンズとすることで、4枚という少ないレンズ枚数でありながら、球面収差、像面湾曲、コマ収差が補正された良好な像を得ることが可能となる。
撮像レンズ1では、第1レンズL1の像側の面を凹面としている。仮に、第1レンズL1の像側の面を凸面とすると、第1レンズL1に負のパワーを持たせることが困難となるため広角化が困難となるか、広角化した場合には周辺の光線が第1レンズL1へ入射する際の角度が大きくなり、反射率が大きくなるため周辺光量比が低下してしまう。第1レンズL1の像側の面を凹面とすることで、広角化が容易となると共に光線の面への入射角も抑えることが可能となり、周辺光量比の低下を防ぐことが可能となる。
第4レンズL4を像側に凸面を向けた正のパワーを持つレンズとすることで、像面湾曲を良好に補正することが可能となる。
第3レンズL3と第4レンズL4との間に開口絞りStを設けることで、レンズ系の径方向を小型化することが可能となる。
さらに、撮像レンズ1は、全系の焦点距離をfとし、第1レンズの焦点距離をf1としたとき、下記条件式(1)を満足するように構成されている。
15.0<|f1/f| … (1)
条件式(1)を満足することで、全系のパワーに対して第1レンズL1のパワーを弱くすることが可能となり、第1レンズL1の性能に対する感度を緩くすることが可能となる。これにより、製造誤差および組立誤差の許容量を大きくすることができるため、安価に作製することが可能となる。
また、第1レンズL1が条件式(1)を満足し、第2レンズL2を負のパワーを持つレンズとすることで、系全体を広角化することが可能となる。
車載カメラや監視カメラ等の用途では、最も物体側に配置される第1レンズL1は堅く、衝撃に強い材質を用いることが好ましい。本発明では、第1レンズL1が条件式(1)を満足するように第1レンズL1のパワーを弱くしているため、後述の条件式(3−2)、(3−3)のようなアッベ数の小さい材質を用いた場合でも、色収差の悪化を抑制できる。すなわち本発明では、第1レンズL1の材質の選択の幅が広がり、低コストの材質を用いて各種衝撃に強いレンズを安価に作製することが可能となる。そして、第1レンズL1の材質にプラスチックを使用した場合でも、堅く、各種衝撃に強い材質を選択することが可能となり、衝撃に強いレンズを安価に作製することが容易となる。
さらに、第1レンズL1のパワーを弱くすることで、第1レンズL1の位置精度を緩くすることができ、第1レンズL1の交換が容易となる。例えば、第1レンズL1がキズや薬品等によりダメージを受けた場合、第1レンズL1を交換してレンズ系を再生することができるが、その際のレンズ交換が容易となる。
さらにまた、第1レンズL1のパワーを弱くすることで、第1レンズL1の材質としてプラスチックを用いた場合でも、温度変化による性能変化の影響を、第1レンズL1が強いパワーを持つものよりも低減することができる。したがって本発明によれば、プラスチックの使用に有利となり、より低コスト化を図りやすくなる。
次に、本発明の実施形態にかかる撮像レンズが有することが好ましい構成とその作用効果について述べる。なお、好ましい態様としては、以下のいずれか1つの構成でもよく、あるいは任意の2つ以上の構成の組合せでもよい。
全系の焦点距離をfとし、第1レンズの焦点距離をf1としたとき、第1レンズL1をより安価に作製するためには、下記条件式(1−2)を満足することが好ましい。
50.0<|f1/f| … (1−2)
条件式(1−2)を満足することで、第1レンズL1のパワーがさらに弱いものとなり、製造誤差および組立誤差の許容量をさらに大きくするができ、さらに安価に作製することが可能となる。
第1レンズL1の材質のd線における屈折率をN1としたとき、下記条件式(2)を満足することが好ましい。
N1≦1.7 … (2)
条件式(2)を満足することで、安価な材質を選択可能となるため、第1レンズを安価に作製することが可能となる。
また、第1レンズL1の材質のd線におけるアッベ数をν1としたとき、下記条件式(3)を満足することが好ましい。
ν1<60 … (3)
条件式(3)の上限以上になると、レンズの材質が高価になり、コストアップの原因となってしまう。
その際に、第1レンズL1の材質のd線におけるアッベ数ν1は、下記条件式(3−1)を満足することがより好ましい。
ν1<50 … (3−1)
第1レンズL1のアッベ数を条件式(3−1)の上限を満たすように選択することで、第1レンズL1の材質としてより堅い物を選ぶことが可能となり、例えば車載カメラや監視カメラ用レンズとして使用する場合に要求される耐衝撃性の良いレンズを作製することが可能となる。
また、第1レンズL1の材質のd線におけるアッベ数ν1は、下記条件式(3−2)を満足することがより好ましい。
20<ν1<45 … (3−2)
第1レンズL1のアッベ数を条件式(3−2)の上限を満たすように選択することで、第1レンズL1の材質としてプラスチックを使用した場合においても堅い物を選ぶことが可能となり、例えば車載カメラや監視カメラ用レンズとして使用する場合に要求される耐衝撃性の良いレンズを作製することが可能となる。第1レンズL1のアッベ数を条件式(3−2)の下限を満たすように選択することで、色収差の発生を抑えることが可能となる。また、材料のコストを抑えることが可能となり、レンズ系をより安価に作製することが可能となる。
さらに、第1レンズL1の材質のd線におけるアッベ数ν1は、下記条件式(3−3)を満足することがより好ましい。
23<ν1<35 … (3−3)
第1レンズL1のアッベ数を条件式(3−3)の上限を満たすように選択することで、第1レンズL1の材質としてさらに安価で堅い物を選ぶことが可能となり、例えば車載カメラや監視カメラ用レンズとして使用する場合に要求される耐衝撃性の良いレンズを安価に作製することが可能となる。第1レンズL1のアッベ数を条件式(3−3)の下限を満たすように選択することで、色収差の発生をさらに抑えることが可能となる。また、材料のコストをさらに抑えることが可能となり、レンズ系をより安価に作製することが可能となる。
また、第1レンズL1と第2レンズL2の合成焦点距離をf12とし、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離をf34としたとき、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
0.2<|f12/f34|<1.0 … (4)
条件式(4)の上限以上になると、広角化を達成することが困難となる。条件式(4)の下限以下になると、コマ収差を良好に補正することが困難となる。
さらに、下記条件式(4−2)を満足することがより好ましい。
0.3<|f12/f34|<0.5 … (4−2)
条件式(4−2)の上限を満足すると、広角化を達成することがより容易となる。条件式(4−2)の下限を満足すると、コマ収差を良好に補正することがより容易となる。
また、第1レンズL1の焦点距離をf1とし、第2レンズL2の焦点距離をf2としたとき、下記条件式(5)を満足することが好ましい。
5.0<|f1/f2| … (5)
条件式(5)の下限以下になると、第1レンズL1のパワーが強くなり、レンズ系を安価に作製することが困難となる。
さらに、下記条件式(5−2)を満足することがより好ましい。
30.0<|f1/f2| … (5−2)
条件式(5−2)の下限を満足すると、第1レンズL1のパワーをより弱くすることができ、レンズ系をより安価に作製することが可能となる。
第1レンズL1の物体側の面形状は、凸面、もしくは平面であることが好ましい。
第1レンズL1の物体側の面を凸面とした場合には、広い画角からの光線をとらえることが可能となる。また、広い画角の光線がレンズ系に入射する際の反射率を抑えることが可能となる。
また、魚眼レンズのような、最大画角が180度をこえるようなレンズも作製することが可能となる。
第1レンズL1の物体側の面を平面とした場合には、広い画角からの光線をとらえることが可能となるとともに、第1レンズL1をより安価に作製することが可能となる。
第1レンズL1の物体側の面の曲率半径をR1とし、第1レンズL1の像側の面の曲率半径をR2としたとき、|R1/R2|が1.0以上であることが好ましい。|R1/R2|を1.0以上とすることで、レンズ系を広角化することが容易となる。
また、|R1/R2|が5.0以上であることが好ましい。|R1/R2|を5.0以上とすると、レンズ系を広角化することがより容易となる。
第2レンズL2の形状としては、第2レンズL2の像側の面は、中心が負のパワーを持ち、有効径端では、中心と比較して負のパワーが弱い形状であることが好ましい。第2レンズL2の像側の面をこのような形状とすることで、広角化と共にディストーションを良好に補正することが可能となる。
また、第2レンズL2の像側の面の中心の曲率半径の絶対値を|R4|とし、第2レンズL2の像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値を|RX4|としたとき、下記条件式(6)を満足することが好ましい。条件式(6)を満足することで、ディストーションを良好に補正することが可能となる。
2.0<|RX4|/|R4| … (6)
図2を参照しながら、第2レンズL2の像側の面における上記形状について説明する。図2は撮像レンズ1の光路図であるが、図の煩雑化を避けるため一部の符号の図示を省略している。図2において、点Q4は、第2レンズL2の像側の面の中心であり、第2レンズL2の像側の面と光軸Zとの交点である。図2の点X4は、第2レンズL2の像側の面の有効径端の点であり、第2レンズL2の像側の面と軸外光束3に含まれる最も外側の光線6との交点である。
このとき、点X4でのレンズ面の法線と光軸Zとの交点を図2に示すように点P4とし、点X4と点P4を結ぶ線分の長さ|X4−P4|を点X4での曲率半径の絶対値|RX4|と定義する。すなわち、|X4−P4|=|RX4|と定義する。このように、レンズ面の各点と、該各点におけるレンズ面の法線と光軸との交点とを結ぶ線分の長さを、各点における曲率半径の絶対値と定義する。同様に、レンズ面の中心である点Q4における曲率半径をR4(図2では不図示)とし、その絶対値を|R4|とする。
上記の第2レンズL2の像側の面の「中心が負のパワーを持ち、有効径端では、中心と比較して負のパワーが弱い形状」とは、点Q4を含む近軸領域が凹形状であり、点P4が点Q4より像側にあり、|RX4|が|R4|より大きい形状を意味する。
さらに、第2レンズL2の像側の面は、周辺に行くにしたがって負のパワーが弱くなる形状とすることが好ましい。この第2レンズL2の像側の面の「周辺に行くにしたがって負のパワーが弱くなる形状」とはすなわち、点P4が点Q4より像側にあり、レンズ面に沿って点Q4から点X4に行くにしたがってレンズ面の各点での曲率半径の絶対値が大きくなることを意味する。
図2では理解を助けるために、|R4|を半径として点Q4を通り、光軸上の点を中心とする円CQ4を二点鎖線で描き、|RX4|を半径として点X4を通り、光軸上の点を中心とする円CX4を点線で描いている。円CX4の方が円CQ4よりも大きな円となっており、|R4|<|RX4|であることが明示されている。
さらに、第2レンズL2の像側の面の形状が下記条件式(6−2)を満足することが好ましく、このように構成することで、ディストーションをさらに良好に補正することが可能となる。
2.2<|RX4|/|R4| … (6−2)
第3レンズL3は、メニスカスレンズであることが好ましい。
第3レンズL3の物体側の面は、中心が正のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって正のパワーが弱くなる形状であることが好ましい。第3レンズL3の物体側の面をこのような形状とすることで、像面湾曲を良好に補正することが可能となる。
第3レンズL3の物体側の面の上記形状は、図2を用いて説明した第2レンズL2の像側の面の形状と同様にして以下のように考えることができる。レンズ断面図において、第3レンズL3の物体側の面の有効径端を点X5として、その点での法線と光軸Zとの交点を点P5とするとき、点X5と点P5とを結ぶ線分の長さ|X5−P5|を点X5での曲率半径の絶対値|RX5|とする。また、第3レンズL3の物体側の面と光軸Zとの交点、すなわち、第3レンズL3の物体側の面の中心を点Q5とする。
第3レンズL3の物体側の面の「中心が正のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって正のパワーが弱くなる形状」とは、点Q5を含む近軸領域が凸形状であり、点P5が点Q5より像側にあり、レンズ面に沿って点Q5から点X5に行くにしたがってレンズ面の各点での曲率半径の絶対値が大きくなることを意味する。
または、第3レンズL3の物体側の面は、有効径端では中心と比較して正のパワーが弱い形状とすることが好ましい。この第3レンズL3の物体側の面の「有効径端では中心と比較して正のパワーが弱い形状」とはすなわち、点X5での曲率半径の絶対値|RX5|が点Q5での曲率半径の絶対値|R5|よりも大きい形状である。
|RX5|は、|R5|の1.1倍より大きいこと、すなわち、1.1<|RX5|/|R5|であることが好ましく、この場合には像面湾曲の補正が容易となる。
第3レンズL3の像側の面は、中心が負のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって負のパワーが強くなる形状であることが好ましい。第3レンズL3の像側の面をこのような形状とすることで、球面収差を良好に補正することが可能となる。
第3レンズL3の像側の面の上記形状は、図2を用いて説明した第2レンズL2の像側の面の形状と同様にして以下のように考えることができる。レンズ断面図において、第3レンズL3の像側の面の有効径端を点X6として、その点での法線と光軸Zとの交点を点P6とするとき、点X6と点P6とを結ぶ線分の長さ|X6−P6|を点X6での曲率半径の絶対値|RX6|とする。また、第3レンズL3の像側の面と光軸Zとの交点、すなわち、第3レンズL3の像側の面の中心を点Q6とする。
第3レンズL3の像側の面の「中心が負のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって負のパワーが強くなる形状」とは、点Q6を含む近軸領域が凹形状であり、点P6が点Q6より像側にあり、レンズ面に沿って点Q6から点X6に行くにしたがってレンズ面の各点での曲率半径の絶対値が小さくなることを意味する。
または、第3レンズL3の像側の面は、有効径端では中心と比較して負のパワーが強い形状とすることが好ましい。この第3レンズL3の像側の面の「有効径端では中心と比較して負のパワーが強い形状」とはすなわち、点X6での曲率半径の絶対値|RX6|が点Q6での曲率半径の絶対値|R6|よりも小さい形状である。
|RX6|は、|R6|の0.9倍より小さいこと、すなわち、|RX6|/|R6|<0.9であることが好ましく、この場合には球面収差の補正が容易となる。
第4レンズL4の物体側の面は、中心が正のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって正のパワーが弱くなる形状であることが好ましい。第4レンズL4の物体側の面をこのような形状とすることで、球面収差と像面湾曲を良好に補正することが可能となる。
第4レンズL4の物体側の面の上記形状は、図2を用いて説明した第2レンズL2の像側の面の形状と同様にして以下のように考えることができる。レンズ断面図において、第4レンズL4の物体側の面の有効径端を点X8として、その点での法線と光軸Zとの交点を点P8とするとき、点X8と点P8とを結ぶ線分の長さ|X8−P8|を点X8での曲率半径の絶対値|RX8|とする。また、第4レンズL4の物体側の面と光軸Zとの交点、すなわち、第4レンズL4の物体側の面の中心を点Q8とする。
第4レンズL4の物体側の面の「中心が正のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって正のパワーが弱くなる形状」とは、点Q8を含む近軸領域が凸形状であり、点P8が点Q8より像側にあり、レンズ面に沿って点Q8から点X8に行くにしたがってレンズ面の各点での曲率半径の絶対値が大きくなることを意味する。
または、第4レンズL4の物体側の面は、有効径端では中心と比較して正のパワーが弱い形状とすることが好ましい。この第4レンズL4の物体側の面の「有効径端では中心と比較して正のパワーが弱い形状」とはすなわち、点X8での曲率半径の絶対値|RX8|が点Q8での曲率半径の絶対値|R8|よりも大きい形状である。
|RX8|は、|R8|の1.1倍より大きいこと、すなわち、1.1<|RX8|/|R8|であることが好ましく、この場合には球面収差と像面湾曲の補正が容易となる。
第4レンズL4の像側の面は、中心が正のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって正のパワーが弱くなる形状であることが好ましい。第4レンズL4の像側の面をこのような形状とすることで、球面収差と像面湾曲を良好に補正することが可能となる。
第4レンズL4の像側の面の上記形状は、図2を用いて説明した第2レンズL2の像側の面の形状と同様にして以下のように考えることができる。レンズ断面図において、第4レンズL4の像側の面の有効径端を点X9として、その点での法線と光軸Zとの交点を点P9とするとき、点X9と点P9とを結ぶ線分の長さ|X9−P9|を点X9での曲率半径の絶対値|RX9|とする。また、第4レンズL4の像側の面と光軸Zとの交点、すなわち、第4レンズL4の物体側の面の中心を点Q9とする。
第4レンズL4の像側の面の「中心が正のパワーを持ち、周辺に行くにしたがって正のパワーが弱くなる形状」とは、点Q9を含む近軸領域が凸形状であり、点P9が点Q9より物体側にあり、レンズ面に沿って点Q9から点X9に行くにしたがってレンズ面の各点での曲率半径の絶対値が大きくなることを意味する。
または、第4レンズL4の像側の面は、有効径端では中心と比較して正のパワーが弱い形状とすることが好ましい。この第4レンズL4の像側の面の「有効径端では中心と比較して正のパワーが弱い形状」とはすなわち、点X9での曲率半径の絶対値|RX9|が点Q9での曲率半径の絶対値|R9|よりも大きい形状である。
|RX9|は、|R9|の1.4倍より大きいこと、すなわち、1.4<|RX9|/|R9|であることが好ましく、この場合には球面収差と像面湾曲の補正が容易となる。
また、第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離をLとし、全系の焦点距離をfとしたとき、下記条件式(7)を満足することが好ましい。なお、Lの算出の際には、バックフォーカス分は空気換算長とする。すなわち、最も像側のレンズと像面Simとの間にカバーガラスやフィルタ等などがある場合は、バックフォーカス分は空気換算した値を用いるものとする。
8.0<L/f<13.0 … (7)
条件式(7)の上限以上になると、広角化は容易に達成できるがレンズ系が大型化してしまう。条件式(7)の下限以下になると、レンズ系を小型化することはできるが、広角化を達成することが困難となる。
さらに広角化と小型化を進めるためには、下記条件式(7−2)を満足することがより好ましい。条件式(7−2)の上限を満足することで、レンズ系をより小型化することが可能となる。条件式(7−2)の下限を満足することで、レンズ系を広角化することがさらに容易となる。
9.0<L/f<12.0 … (7−2)
上記Lは13mm以下であることが好ましい。Lを13mm以下とすることで、レンズ系を小型化することが可能となる。さらにレンズ系を小型化するためには、Lを12mm以下とすることが好ましい。
最も像側のレンズ(図1に示す例では第4レンズL4)の像側の面から像面Simまでの光軸上の距離をBfとし、全系の焦点距離をfとしたとき、下記条件式(8)を満足することが好ましい。なお、Bfはバックフォーカスに相当するものであり、その算出の際には空気換算長を用いるものとする。すなわち、最も像側のレンズと像面Simとの間にカバーガラスやフィルタ等などがある場合は、空気換算した値を用いるものとする。
1.0<Bf/f<2.5 … (8)
条件式(8)の上限以上になると、レンズ系が大型化してしまう。条件式(8)の下限以下になると、バックフォーカスが短くなり、レンズ系と撮像素子5(像面Sim)との間に各種フィルタやカバーガラス等を挿入することが困難となる。
さらに、下記条件式(8−2)を満足することがより好ましい。条件式(8−2)の上限を満足すると、レンズ系をより小型化することが可能となる。条件式(8−2)の下限を満足すると、バックフォーカスを長くすることがより容易となる。
1.5<Bf/f<2.0 … (8−2)
なお、Bfは1.5mm以上とすることが好ましい。Bfを1.5mm以上とすることで、レンズ系と撮像素子5(像面Sim)との間に各種フィルタやカバーガラスを挿入することが容易となる。
第1レンズL1の中心厚をD1としたとき、下記条件式(9)を満足することが好ましい。条件式(9)を満足することで、第1レンズL1の強度を強くすることが可能となる。
0.9<D1 … (9)
第1レンズL1の強度をさらに強くするためには、下記条件式(9−2)を満足することが好ましい。
1.5<D1 … (9−2)
第1レンズL1の強度をさらにより強くするためには、下記条件式(9−3)を満足することが好ましい。
1.8<D1 … (9−3)
全系の焦点距離をfとし、第1レンズL1の中心厚をD1としたとき、下記条件式(10)を満足することが好ましい。
0.7<D1/f<2 … (10)
条件式(10)の上限を満足することで、レンズ系を小型化することが可能となる。条件式(10)の下限を満足することで、第1レンズL1を割れにくくすることが可能となる。
全系の焦点距離をfとし、第2レンズL2の中心厚をD3としたとき、下記条件式(11)を満足することが好ましい。
0.9<D3/f<2 … (11)
条件式(11)の上限を満足することで、レンズ系を小型化することが可能となる。条件式(11)の下限以下になるとレンズ系が薄くなり、製造が困難となるか、コストアップの原因となってしまう。
全系の焦点距離をfとし、第1レンズL1の像側の面から第2レンズL2の物体側の面までの光軸上の距離をD2とし、第2レンズL2の中心厚をD3としたとき、下記条件式(12)を満足することが好ましい。
1.0<(D2+D3)/f<3.5 … (12)
条件式(12)の上限以上になるとレンズ系が大型化してしまう。条件式(12)の下限以下になると広角化を達成することが困難となる。
全系の焦点距離をfとし、第2レンズL2の焦点距離をf2としたとき、下記条件式(13)を満足することが好ましい。
−1.5<f2/f<−0.5 … (13)
条件式(13)の上限以上になると、第2レンズL2のパワーが強くなりすぎてしまい、偏心に対する製造誤差および組立誤差の許容量が少なくなり、組み立てが困難となるか、コストアップの要因となってしまう。条件式(13)の下限以下になると、広角化が困難となる。
撮像レンズ1の全画角は130°以上であることが好ましい。全画角を130°以上とすることで、例えば車載カメラ用レンズや、監視カメラ用レンズ用として使用した場合でも、十分な画角となる。
第2レンズL2のd線におけるアッベ数は40以上であることが好ましく、これにより、色収差の発生を抑え、良好な像を得ることが可能となる。
第3レンズL3のd線におけるアッベ数は29以下であることが好ましく、これにより、倍率の色収差を良好に補正することが可能となる。さらに、第3レンズL3のd線におけるアッベ数を26以下とした場合には、倍率の色収差をより良好に補正することが可能となる。またさらに、第3レンズL3のd線におけるアッベ数を25以下とした場合には、倍率の色収差を最小限に抑えることが可能となる。
第4レンズL4のd線におけるアッベ数は40以上であることが好ましく、これにより、色収差の発生を抑え、良好な像を得ることが可能となる。
第1レンズL1の材質は、プラスチックとすることが好ましい。第1レンズL1の材質をプラスチックとすることで、レンズ系を安価で軽量に構成することが可能となるとともに、第1レンズL1に非球面を設けた場合には、非球面形状を正確に作製することができるため、良好な性能のレンズを作製することが可能となる。
また、プラスチックはガラスと比較して強度は劣るが衝撃に対して割れにくいとう性質を有するため、第1レンズL1をプラスチックレンズとした場合、各種衝撃に対してレンズを割れにくくすることが可能となる。
第1レンズL1をプラスチックレンズとした場合には、第1レンズL1の物体側の面に第1レンズL1の耐候性を高める処置を施すことが好ましい。耐候性を高める処置としては、例えばハードコートであることが好ましい。また、ハードコート等により、レンズ系の衝撃に対する強度、耐キズ性、さらには耐薬品性を高める処置を施すことが好ましい。
第1レンズL1の物体側の面に撥水コートを施しても良い。撥水コートにより、雨天時の使用時でも、水滴が付着しにくく、汚れ等も付着しにくくなる。あるいは、第1レンズL1の物体側の面に親水コートを施しても良い。親水コートにより、水等の液体がかかった場合でも、水ジミが軽減され、水滴ができにくく、透明感が確保できるとともに、汚れがあった場合でも汚れを自然に洗い流して良好な視野を確保することができる。
本発明の実施形態にかかる撮像レンズは、広角レンズであり、例えば130°以上の全画角を想定しているため、第1レンズL1の物体側の面の周辺部では光線の入射角が大きなものとなる。そのため、第1レンズ物体側の面には波長依存性の少ないコートを施すことが好ましい。
第1レンズL1の像側の面は、中心部では面の法線と光軸Zとのなす角が小さいが、周辺部では面の法線と光軸Zとのなす角が大きいため、中心部と周辺部で反射率の差が大きくなり、ゴーストの原因となる虞がある。そのため、第1レンズL1の像側の面には波長依存性の少ないコートを施すことが好ましい。
なお、単層コートは、所定の波長範囲で反射防止を意図したマルチコートと比べると、該マルチコートの限界波長およびその近傍では、波長に対する反射率の変化が緩やかである。このことから、第1レンズL1の物体側の面と第1レンズL1の像側の面の少なくともいずれか一方の面のコートは単層コートとしても良い。
第1レンズL1の具体的な材質としては、例えば、アクリル、ポリオレフィン系の材質、ポリカーボネイト系の材質、エポキシ樹脂、PET(Polyethylene terephthalate)、PES(Poly Ether Sulphone)を用いることが好ましく、これらを用いることで第1レンズL1を安価に作製することが可能となる。
なお、ポリカーボネイトは、プラスチックの中で比較的堅い材質であるが、アッベ数が小さく、複屈折も大きいため、強いパワーの負のレンズに使用すると色収差や複屈折が大きくなり、良好な像を得ることが困難となる。しかし、本発明のように第1レンズL1のパワーを小さくすることで、第1レンズL1にポリカーボネイトを使用した場合でも色収差や複屈折の影響を抑えることができ、良好な性能を確保しながら、耐衝撃性の良いレンズを安価に作製することが可能となる。
第1レンズL1の材質をポリカーボネイト系とした場合には、第1レンズL1の物体側の面にハードコートを施すことが好ましい。ハードコートを施すことで、第1レンズL1をより堅くすることができ、キズに強いレンズを作製することができるとともに、第1レンズL1の耐薬品性も向上させることが可能となる。
第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4のいずれか、あるいはこれらのうちの任意の複数の組合せにおいて、その材質をプラスチックとすることが好ましい。材質をプラスチックとすることで、レンズ系を安価で軽量に構成することが可能となるとともに、非球面を設けた場合には、非球面形状を正確に作製することができるため、良好な性能のレンズを作製することが可能となる。
第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の少なくともいずれか1つにプラスチック材質を用いた場合は、その材質として、プラスチックに光の波長より小さな粒子を混合させたいわゆるナノコンポジット材料を用いてもよい。
なお、第1レンズL1の材質をガラスとしてもよい。撮像レンズ1が例えば車載用カメラや監視カメラ用等の厳しい環境において使用される場合には、最も物体側に配置される第1レンズL1は、風雨による表面劣化、直射日光による温度変化に強く、さらには油脂・洗剤等の化学薬品に強い材質、すなわち耐候性、耐水性、耐酸性、耐薬品性等が高い材質を用いることが要望され、また、堅く、割れにくい材質を用いることが要望されることがある。材質をガラスとすることで、これらの要望を満たすことが可能となる。
第1レンズL1の具体的なガラスの材質としては、例えば、brosilicate系ガラス(硼珪酸ガラス)、白板ガラス、青板ガラスを用いることができ、これらを用いた場合には、第1レンズL1を安価に作製することが可能となる。
第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4のいずれか、あるいはこれらのうちの任意の複数の組合せにおいて、その材質をガラスとしてもよい。材質をガラスとすることで、温度変化による性能劣化を抑制することが可能となる。
第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の少なくともいずれか1つは、その材質のガラス転移温度(Tg)が145℃以上であることが好ましく、さらに好ましくは、150℃以上であることが好ましい。ガラス転移温度が150℃以上の材質を使用することで、耐熱性の良いレンズを作成することが可能となる。
なお、撮像レンズ1の用途に応じて、レンズ系と撮像素子5との間に紫外光から青色光をカットするようなフィルタ、または赤外光をカットするようなIR(InfraRed)カットフィルタを挿入してもよい。
図1では、レンズ系と撮像素子5との間に各種フィルタ等を想定した光学部材PPを配置した例を示しているが、この代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよい。あるいは、撮像レンズ1が有するいずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
なお、各レンズ間の有効径外を通過する光束は、迷光となって像面に達し、ゴーストとなるおそれがあるため、必要に応じて、この迷光を遮光する遮光手段を設けることが好ましい。この遮光手段としては、例えばレンズの有効径外の部分に不透明な塗料を施したり、不透明な板材を設けたりしてもよい。または、迷光となる光束の光路に不透明な板材を設けて遮光手段としてもよい。あるいは、最も物体側のレンズのさらに物体側に迷光を遮断するフードのようなものを配置してもよい。一例として、図1では、第1レンズL1、第2レンズL2それぞれの像側の面の有効径外に遮光手段11、12を設けた例を示している。なお、遮光手段を設ける箇所は図1に示す例に限定されず、他のレンズや、レンズ間に配置してもよい。
さらに、各レンズの間に周辺光量比が実用上問題の無い範囲で周辺光線を遮断する部材を配置してもよい。周辺光線とは、光軸Z外の物点からの光線のうち、光学系の入射瞳の周辺部分を通る光線のことである。このように周辺光線を遮断する部材を配置することにより、結像領域周辺部の画質を向上させることができる。また、この部材でゴーストを発生させる光を遮断することにより、ゴーストを低減することが可能となる。
〔撮像レンズの数値実施例〕
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。実施例1〜実施例7の撮像レンズのレンズ断面図をそれぞれ図3〜図9に示す。図3〜図9において、図の左側が物体側、右側が像側であり、図1同様、開口絞りSt、光学部材PP、像面Simに配置された撮像素子5も合せて図示している。各図の開口絞りStは形状や大きさを表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。各実施例において、レンズ断面図の符号Ri、Di(i=1、2、3、…)は以下に説明するレンズデータのRi、Diと対応している。
実施例1にかかる撮像レンズのレンズデータおよび各種データを表1に、非球面データを表2に、曲率半径に関するデータを表3に示す。同様に、実施例2〜7にかかる撮像レンズのレンズデータおよび各種データ、非球面データをそれぞれ表4〜表21に示す。以下では表中の記号の意味について、実施例1を例にとり説明するが、実施例2〜7のものについても基本的に同様である。
表1のレンズデータにおいて、Siは最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riはi番目の面の曲率半径を示し、Diはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。なお、曲率半径の符号は、物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
また、レンズデータにおいて、Ndjは最も物体側のレンズを1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjはj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、レンズデータには、開口絞りStおよび光学部材PPも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の曲率半径の欄には、(開口絞り)という語句を記載している。
表1の各種データにおいて、Fno.はFナンバー、2ωは全画角、IHは像面Sim上での最大像高、Bfは最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸Z上の距離(バックフォーカスに相当、空気換算長)、Lは第1レンズL1の物体側の面から像面Simまでの光軸Z上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)、fは全系の焦点距離、f1は第1レンズL1の焦点距離、f2は第2レンズL2の焦点距離、f3は第3レンズL3の焦点距離、f4は第4レンズLの焦点距離、f12は第1レンズL1と第2レンズL2の合成焦点距離、f34は第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離である。
表1のレンズデータでは、非球面の面番号に*印を付しており、非球面の曲率半径として光軸近傍の曲率半径(中心の曲率半径)の数値を示している。表2の非球面データには、非球面の面番号と、各非球面に関する非球面係数を示す。表2の非球面データの数値の「E−0n」(n:整数)は「×10−n」を意味し、「E+00」は「×10」を意味する。なお、非球面係数は、以下の式(A)で表される非球面式における各係数KA、RBm(m=3、4、5、…15)の値である。
Zd=C・h/{1+(1−KA・C・h1/2}+ΣRBm・h … (A)
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に
下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、RBm:非球面係数(m=3、4、5、…15)
表3の曲率半径に関するデータでは、面番号と、有効径端での曲率半径の絶対値、有効径端での曲率半径と中心の曲率半径の比の絶対値を前述の説明の記号を用いて示している。例えば、|RX4|は第2レンズL2の像側の面(第4面)の有効径端での曲率半径の絶対値、|RX4|/|R4|は第2レンズL2の像側の面(第4面)の有効径端での曲率半径の絶対値と中心の曲率半径の絶対値の比である。同様に、|RX5|は第3レンズL3の物体側の面の有効径端での曲率半径の絶対値、|RX5|/|R5|は第3レンズL3の物体側の面の有効径端での曲率半径の絶対値と中心の曲率半径の絶対値の比である。|RX6|は第3レンズL3の像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値、|RX6|/|R6|は第3レンズL3の像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値と中心の曲率半径の絶対値の比である。|RX8|は第4レンズL4の物体側の面の有効径端での曲率半径の絶対値、|RX8|/|R8|は第4レンズL4の物体側の面の有効径端での曲率半径の絶対値と中心の曲率半径の絶対値の比である。|RX9|は第4レンズL4の像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値、|RX9|/|R9|は第4レンズL4の像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値と中心の曲率半径の絶対値の比である。
なお、表1〜表3には、所定の桁でまるめた数値を記載している。各数値の単位としては、表1の2ωについては「度」を用い、長さについては「mm」を用いている。しかし、これは一例であり、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、他の適当な単位を用いることもできる。
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
Figure 0005270425
上記実施例1、3、4、6、7の撮像レンズはそれぞれ、負メニスカス形状の第1レンズL1と、光軸近傍において負メニスカス形状の第2レンズL2と、光軸近傍において正メニスカス形状の第3レンズL3と、光軸近傍において両凸形状の第4レンズL4とからなる。
上記実施例2の撮像レンズは、両面の曲率半径が等しいメニスカス形状(正メニスカス形状)の第1レンズL1と、光軸近傍において負メニスカス形状の第2レンズL2と、光軸近傍において正メニスカス形状の第3レンズL3と、光軸近傍において両凸形状の第4レンズL4とからなる。
上記実施例5の撮像レンズは、平凹形状の第1レンズL1と、光軸近傍において負メニスカス形状の第2レンズL2と、光軸近傍において正メニスカス形状の第3レンズL3と、光軸近傍において両凸形状の第4レンズL4とからなる。
また、上記実施例1〜7の撮像レンズにおける、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の材質は全てプラスチックであり、安価に作製可能である。
実施例1〜7の撮像レンズにおける条件式(1)〜(13)に対応する値を表22に示す。実施例1〜7では、d線を基準波長としており、表22にはこの基準波長における各値を示す。表22からわかるように、実施例1〜7は、条件式(1)〜(13)を全て満たしている。
Figure 0005270425
実施例1にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差(倍率の色収差)、コマ収差の収差図をそれぞれ図10(A)、図10(B)、図10(C)、図10(D)、図10(E)に示す。各収差図には、d線(587.56nm)を基準波長とした収差を示すが、球面収差図および倍率色収差図には、F線(波長486.13nm)、C線(波長656.27nm)についての収差も示す。
球面収差図のFno.はFナンバーであり、その他の収差図のωは半画角を意味する。ディストーションの図は、全系の焦点距離f、画角φ(変数扱い、0≦φ≦ω)を用いて、理想像高をf×tanφとし、それからのずれ量を示す。図10(E)では各半画角におけるタンジェンシャル方向、サジタル方向の5つの収差図をまとめてコマ収差図として示している。
また同様に、上記実施例2〜7にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差、コマ収差の収差図をそれぞれ図11(A)〜図11(E)、図12(A)〜図12(E)、図13(A)〜図13(E)、図14(A)〜図14(E)、図15(A)〜図15(E)、図16(A)〜図16(E)に示す。各収差図からわかるように、上記実施例1〜7は可視域において各収差が良好に補正されている。
以上のデータからわかるように、実施例1〜7の撮像レンズは、4枚という少ないレンズ枚数からなり、小型で安価に作製可能である上、全画角が150度以上で広角に構成され、Fナンバーが2.8と小さく、各収差が良好に補正されて良好な光学性能を有する。これらの撮像レンズは、監視カメラや、自動車の前方、側方、後方などの映像を撮影するための車載用カメラ等に好適に使用可能である。
〔撮像装置の実施形態〕
図17に使用例として、自動車100に本実施形態の撮像レンズを備えた撮像装置を搭載した様子を示す。図17において、自動車100は、その助手席側の側面の死角範囲を撮像するための車外カメラ101と、自動車100の後側の死角範囲を撮像するための車外カメラ102と、ルームミラーの背面に取り付けられ、ドライバーと同じ視野範囲を撮影するための車内カメラ103とを備えている。車外カメラ101と車外カメラ102と車内カメラ103とは、本発明の実施形態にかかる撮像装置であり、本発明の実施例の撮像レンズと、該撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子とを備えている。
本発明の実施例にかかる撮像レンズは、上述した長所を有するものであるから、車外カメラ101、102および車内カメラ103も小型に構成でき、広い画角を有し、安価に作製可能となり、良好な映像を得ることができる。
上述したように、撮像レンズの最も物体側の第1レンズは、パワーが弱くなるように設定されているため、その位置精度は緩くなり、第1レンズを交換したり、第1レンズを外して修理することが容易になる。図18、図19に、第1レンズL1を脱着自在とした構成した撮像装置の例を示す。このような構成では、第1レンズのみに損傷が生じた場合は、撮像レンズ全体を交換する必要はなく、第1レンズのみを交換すればよい。
図18は、本発明の実施形態にかかる撮像レンズ21を撮像装置としての車外カメラ20に適用した例であり、この車外カメラ20の要部の概略的な分解構成図を示す。撮像レンズ21は、脱着自在に構成された第1レンズ21aと、第1レンズ21aより像側のレンズ21bからなる。図18では像側のレンズ21bは一体的に図示しているが、例えば撮像レンズ21が図1に示すような4枚構成の場合は、像側のレンズ21bは第2レンズ、第3レンズ、第4レンズから構成される。
車外カメラ20は、撮像レンズ21と、第1レンズ21aを保持するための保持部材22と、Oリング23と、像側のレンズ21bを保持するための鏡筒25と、フィルタ26と、撮像素子27とを備える。
保持部材22は、第1レンズ21aを保持するとともに、第1レンズ21aを鏡筒25に装着するためのものである。保持部材22には、内部にOリング23用の圧着面(不図示)が形成されたフランジ部22aと、フランジ部22aから光軸方向像側に伸びる複数本の脚状のフック22bとが設けられている。フック22bは可撓性を有し、各フック22bの先端は段差構造が形成され拡径した拡径部22cとなっている。
Oリング23は、第1レンズ21aが装着されたときに気密性を保持するためのものである。第1レンズ21aの装着時には、Oリング23は鏡筒25の内部に形成された段差構造に収納され、保持部材22のOリング23用の圧着面に圧着されて外部からの水等の侵入を防止する。
鏡筒25の内部には、像側のレンズ21bが固定されている。また、鏡筒25の内部には保持部材22のフック22bを挿通可能な管路(不図示)が設けられており、保持部材22のフック22bをこの管路に挿通させて、鏡筒の像側の端部に形成された拡径部25aにフック22bの拡径部22cを係合させることにより、保持部材22を鏡筒25に装着できる。鏡筒25に装着された保持部材22は、フック22bの可撓性を利用して、拡径部22cを拡径部25aから離脱させることにより、鏡筒25から離脱可能である。このように、保持部材22が鏡筒25に脱着自在とすることにより、第1レンズ21aは像側のレンズ21bに対して脱着自在となり、第1レンズ21aは容易に交換可能である。
フィルタ26はローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等であり、車外カメラ20の仕様に応じて適宜選択される。撮像素子27は、撮像レンズ21により形成される光学像を電気信号に変換するものであり、撮像レンズ21の像位置に撮像素子27の撮像面が位置するように配置される。
次に、図19に示す撮像装置の例について説明する。図19は、本発明の実施形態にかかる撮像レンズ41を撮像装置としての監視カメラ40に適用した例であり、この監視カメラ40の概略的な構成図を示す。撮像レンズ41は、脱着自在に構成された第1レンズ41aと、第1レンズ41aより像側のレンズ41bからなる。図19においても図18と同様に、像側のレンズ41bは一体的に図示している。
監視カメラ40は、撮像レンズ41と、撮像レンズ41を保持するための保持部材42と、像側のレンズ41bが内蔵される筺体45と、フィルタ46と、撮像素子47とを備える。
保持部材42は、第1レンズ41aを保持するとともに、第1レンズ41aを筺体45に装着するためのものである。保持部材42には、フランジ部42aと、フランジ部42aから光軸方向像側に伸びるねじ部42bとが設けられている。ねじ部42bの内部は像側のレンズ41bを収納可能な径の空洞となっており、ねじ部42bの外周にはねじ構造が形成されている。
筺体45の内部には像側のレンズ41bが固定されており、像側のレンズ41bの周囲の筺体45の内壁にはねじ部42bと係合するねじ部45aが形成されている。ねじ部42bとねじ部45aとを係合、離脱させることにより、保持部材42と筺体45が脱着自在であり、撮像レンズ41が広角撮像レンズ44に対して脱着自在となり、第1レンズ41aは容易に交換可能である。
フィルタ46はローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等であり、監視カメラ40の仕様に応じて適宜選択される。撮像素子47は、撮像レンズ41により形成される光学像を電気信号に変換するものであり、撮像レンズ41の像位置に撮像素子47の撮像面が位置するように配置される。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
なお、上記した実施例では全てのレンズを均質な材料により構成しているが、屈折率分布型のレンズを用いてもよい。また、上記した実施例では第2レンズL2〜第4レンズL4を非球面が施された屈折型レンズにより構成しているが、一つの面もしくは複数の面に回折光学素子を形成してもよい。
また、撮像装置の実施形態では、本発明を車載用カメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、携帯端末用カメラや監視カメラ等にも適用可能である。
1 撮像レンズ
2 軸上光束
3、4 軸外光束
5 撮像素子
11、12 遮光手段
100 自動車
101、102 車外カメラ
103 車内カメラ
Di(i=1、2、3、…) i番目の面とi+1番目の面との光軸上の面間隔
Pim 結像位置
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (15)

  1. 物体側から順に、像側の面が凹面である第1レンズと、像側の面が凹面であり少なくとも一方の面が非球面である負の第2レンズと、少なくとも一方の面が非球面である第3レンズと、像側の面が凸面であり少なくとも一方の面が非球面である正の第4レンズとからなり
    前記第3レンズと前記第4レンズとの間に絞りが配置され、
    前記第3レンズのd線におけるアッベ数が29以下であり、
    全系の焦点距離をfとし、前記第1レンズの焦点距離をf1としたとき、下記条件式(1−2)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    50.0<|f1/f| … (1−2
  2. 前記第1レンズのd線における屈折率をN1としたとき、下記条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
    N1≦1.7 … (2)
  3. 前記第1レンズのd線におけるアッベ数をν1としたとき、下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
    ν1<60 … (3)
  4. 前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離をf12とし、前記第3レンズと前記第4レンズの合成焦点距離をf34としたとき、下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.2<|f12/f34|<1.0 … (4)
  5. 前記第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    5.0<|f1/f2| … (5)
  6. 前記第2レンズの像側の面は、中心が負のパワーを持ち、有効径端では中心と比較して負のパワーが弱い形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の撮像レンズ。
  7. 前記第2レンズの像側の面の中心の曲率半径の絶対値を|R4|とし、前記第2レンズの像側の面の有効径端での曲率半径の絶対値を|RX4|としたとき、下記条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    2.0<|RX4|/|R4| … (6)
  8. 前記第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離をLとしたとき、下記条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    8.0<L/f<13.0 … (7)
  9. 最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸上の距離をBfとしたとき、下記条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    1.0<Bf/f<2.5 … (8)
  10. 前記第1レンズの中心厚をD1としたとき、下記条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.9<D1 … (9)
  11. 前記第1レンズの中心厚をD1としたとき、下記条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.7<D1/f<2 … (10)
  12. 前記第2レンズの中心厚をD3としたとき、下記条件式(11)を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.9<D3/f<2 … (11)
  13. 前記第1レンズの像側の面から前記第2レンズの物体側の面までの光軸上の距離をD2とし、前記第2レンズL2の中心厚をD3としたとき、下記条件式(12)を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    1.0<(D2+D3)/f<3.5 … (12)
  14. 前記第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(13)を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    −1.5<f2/f<−0.5 … (13)
  15. 請求項1から14のいずれか一項記載の撮像レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
JP2009083880A 2009-03-31 2009-03-31 撮像レンズおよび撮像装置 Expired - Fee Related JP5270425B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083880A JP5270425B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 撮像レンズおよび撮像装置
TW098208998U TWM371239U (en) 2009-03-31 2009-05-22 Photographic lens and photographing apparatus
CN2009201555365U CN201440184U (zh) 2009-03-31 2009-05-27 摄像透镜及摄像装置
US12/750,079 US8184384B2 (en) 2009-03-31 2010-03-30 Imaging lens and imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083880A JP5270425B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 撮像レンズおよび撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010237343A JP2010237343A (ja) 2010-10-21
JP2010237343A5 JP2010237343A5 (ja) 2011-09-15
JP5270425B2 true JP5270425B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42544847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009083880A Expired - Fee Related JP5270425B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 撮像レンズおよび撮像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8184384B2 (ja)
JP (1) JP5270425B2 (ja)
CN (1) CN201440184U (ja)
TW (1) TWM371239U (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5399306B2 (ja) * 2009-04-10 2014-01-29 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
WO2012147358A1 (ja) * 2011-04-28 2012-11-01 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
US9036278B2 (en) * 2011-04-28 2015-05-19 Fujifilm Corporation Imaging lens and imaging device
JP6191628B2 (ja) * 2013-02-08 2017-09-06 コニカミノルタ株式会社 撮影光学系,撮像光学装置及びデジタル機器
JP6257165B2 (ja) * 2013-03-29 2018-01-10 キヤノン株式会社 レンズ装置及びそれを有する撮像装置
JP6175892B2 (ja) * 2013-05-17 2017-08-09 市光工業株式会社 車両用前照灯
JP2015040945A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 コニカミノルタ株式会社 車載カメラ用レンズユニット
KR101570030B1 (ko) * 2013-12-24 2015-11-19 주식회사 코렌 촬영 렌즈 광학계
JP6341712B2 (ja) * 2014-03-25 2018-06-13 カンタツ株式会社 撮像レンズ
US9274322B1 (en) * 2014-08-21 2016-03-01 Omnivision Technologies, Inc. Three-piece all-aspheric adapter fisheye lens
US9304299B2 (en) * 2014-08-21 2016-04-05 Omnivision Technologies, Inc. Four-piece all-aspheric adapter fisheye lens
WO2016058313A1 (zh) * 2014-10-17 2016-04-21 浙江舜宇光学有限公司 摄像镜头
US9813623B2 (en) 2015-10-30 2017-11-07 Essential Products, Inc. Wide field of view camera for integration with a mobile device
CN106468816B (zh) * 2016-07-05 2019-01-11 玉晶光电(厦门)有限公司 光学成像镜头
CN106506970B (zh) * 2016-11-30 2019-10-11 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种拍摄方法和终端
CN108051924A (zh) * 2017-12-15 2018-05-18 中山联合光电科技股份有限公司 一种不同方向光路同时成像的光学镜头

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08122634A (ja) * 1994-10-25 1996-05-17 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用対物レンズ
JP3444454B2 (ja) 1995-06-29 2003-09-08 富士写真光機株式会社 広角レンズ
JP4700821B2 (ja) 2001-02-21 2011-06-15 マクセルファインテック株式会社 広角レンズ
JP2005227429A (ja) 2004-02-12 2005-08-25 Fuji Photo Film Co Ltd 写真廃液の処理装置及び方法
JP4847150B2 (ja) 2005-02-21 2011-12-28 富士フイルム株式会社 広角撮像レンズ
JP4747645B2 (ja) 2005-04-11 2011-08-17 コニカミノルタオプト株式会社 広角レンズ、及び、撮像装置
JP4744184B2 (ja) 2005-04-20 2011-08-10 日本電産コパル株式会社 超広角レンズ
JP4613111B2 (ja) * 2005-07-20 2011-01-12 アルプス電気株式会社 光学装置
JP4864403B2 (ja) 2005-09-29 2012-02-01 富士フイルム株式会社 広角レンズ系および撮像装置
JP4915077B2 (ja) 2005-10-05 2012-04-11 コニカミノルタオプト株式会社 撮像光学系
JP2007133324A (ja) 2005-11-14 2007-05-31 Sony Corp レンズユニット
JP2007206516A (ja) 2006-02-03 2007-08-16 Enplas Corp 撮像レンズ
JP2007279547A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Olympus Corp 撮像光学系
JP2007279548A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Olympus Corp 撮像光学系
JP2008164989A (ja) 2006-12-28 2008-07-17 Olympus Corp 撮像光学系
JP4885776B2 (ja) 2007-03-27 2012-02-29 富士フイルム株式会社 撮像用広角レンズおよび撮像装置
JP4994262B2 (ja) 2007-03-30 2012-08-08 リコー光学株式会社 広角レンズおよび撮影装置
JP5084335B2 (ja) 2007-04-16 2012-11-28 京セラ株式会社 撮像レンズ
JP2008281859A (ja) 2007-05-11 2008-11-20 Largan Precision Co Ltd 広角レンズ
JP5006118B2 (ja) 2007-06-25 2012-08-22 富士フイルム株式会社 超広角撮像レンズおよび撮像装置
JP5252842B2 (ja) 2007-06-27 2013-07-31 京セラ株式会社 撮像レンズ
JP2009048027A (ja) 2007-08-21 2009-03-05 Fujinon Corp 光学レンズ、光学系ユニット及び撮像装置
US7446955B1 (en) * 2007-08-26 2008-11-04 Largan Precision Co., Ltd. Wide-angle lens system
JPWO2009066532A1 (ja) * 2007-11-22 2011-04-07 コニカミノルタオプト株式会社 広角光学系、撮像レンズ装置、モニタカメラおよびデジタル機器
JP2009265338A (ja) 2008-04-24 2009-11-12 Kyocera Corp 広角撮像レンズ
JP5102096B2 (ja) 2008-04-25 2012-12-19 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよびこの撮像レンズを用いた撮像装置
JP5113001B2 (ja) 2008-04-25 2013-01-09 富士フイルム株式会社 広角撮像レンズおよび撮像装置
JP2010014855A (ja) 2008-07-02 2010-01-21 Fujinon Corp 撮像レンズおよび撮像装置
JP5313566B2 (ja) 2008-07-04 2013-10-09 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよびこれを用いた撮像装置
JP5301898B2 (ja) 2008-07-04 2013-09-25 富士フイルム株式会社 広角撮像レンズおよび撮像装置
JP2010107611A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを用いた撮像装置
JP2009080507A (ja) 2009-01-08 2009-04-16 Nagano Kogaku Kenkyusho:Kk 広角レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
CN201440184U (zh) 2010-04-21
US20100246029A1 (en) 2010-09-30
JP2010237343A (ja) 2010-10-21
TWM371239U (en) 2009-12-21
US8184384B2 (en) 2012-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5270425B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5869727B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5042767B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5393521B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5335710B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5438583B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5405324B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP6145887B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5657696B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5466569B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP6066424B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
WO2012086199A1 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5479702B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5399306B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2009092798A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2011158868A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2009098322A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2011257462A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5689480B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP6145888B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5657697B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5486408B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2013073164A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2013073157A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2013073165A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5270425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees