JP5267941B2 - 減速装置及び画像形成装置 - Google Patents
減速装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5267941B2 JP5267941B2 JP2009062538A JP2009062538A JP5267941B2 JP 5267941 B2 JP5267941 B2 JP 5267941B2 JP 2009062538 A JP2009062538 A JP 2009062538A JP 2009062538 A JP2009062538 A JP 2009062538A JP 5267941 B2 JP5267941 B2 JP 5267941B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- internal gear
- carrier
- fixed
- fixed internal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
図8は遊星歯車を用いた減速装置の説明図である。図8において、遊星歯車機構100は、駆動源の回転駆動力を受けて回転する太陽歯車(sun gear)101と、太陽歯車101と同軸上に配設された内歯歯車102と、太陽歯車101および内歯歯車102に噛み合う複数の遊星歯車(planetary gear)103と、遊星歯車103を回転自在に支持するとともに太陽歯車101および内歯歯車102と同軸上に回転自在に支持されたキャリア(planetary carrier)104とを備えている。この遊星歯車機構100は、太陽歯車101を中心として、複数の遊星歯車103が自転しつつキャリア104により公転して減速を行うため、少ない段数で大きな減速比が得られること、比較的大きなトルクを伝達できること、入力軸と出力軸とを同軸上に配置できることなどの利点を有している。
T=k(T’/n)・・・(1)
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の減速装置において、前記固定内歯歯車と同軸上に回転可能に配置され、該固定内歯歯車に対して歯数差を有して前記遊星歯車と噛み合う回転内歯歯車を更に備え、前記回転内歯歯車の軸方向における外周面の一部を、前記固定内歯歯車の歯先面に回転自在に嵌合させたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の減速装置において、前記キャリアの外周面の軸方向における一部を、前記固定内歯歯車の歯先面に回転自在に嵌合させたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の減速装置において、前記固定内歯歯車の少なくとも前記回転内歯歯車および前記キャリアと嵌合する部位における歯先のエッジと、前記回転内歯歯車の少なくとも該キャリアと嵌合する部位における歯先のエッジを、面取り形状又はR形状にしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の減速装置において、前記固定内歯歯車の少なくとも前記回転内歯歯車および前記キャリアと嵌合する部位における歯と歯との空間と、前記回転内歯歯車の少なくとも該キャリアと嵌合する部位における歯と歯との空間に、潤滑材を充填したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の減速装置を、潜像担持体を駆動する駆動装置に用いたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の減速装置を、転写ベルトを駆動する駆動装置に用いたことを特徴とするものである。
図3において、駆動源であるモータ11は、モータ軸11aとモータ軸11aと同心をなすボス11bとを有しており、ボス11bはモータ軸11a側の側面から突き出た段差部を形成している。このボス11bはリング形状をしており、モータフランジを削り出して一体で形成しても良く、あるいは別部材で形成したものをモータフランジに嵌め込んでもよい。モータ軸11aには太陽歯車12が、モータ軸11aの軸心と同心となるように、且つ、図示しないキー等の回り止め手段により一体で回転するように固設されている。また、ボス11bの内周面には図示しない軸受が配設されていてモータ軸11aを軸支し、外周面はモータ11を固定する固定部材としてのハウジング13のモータ取付孔13aとガタなく嵌合するはめあい寸法公差で形成されている。ハウジング13のモータ取付孔13aの内周面もボス11bとガタなく嵌合するはめあい寸法公差で形成されているので、モータ取付孔13aにボス11bを嵌合させてモータ11を取り付けた場合、太陽歯車12と、モータ軸11aと、ボス11bと、ハウジング13のモータ取付孔13aとの軸心が一致した状態で位置決めされる。
キャリア15は遊星歯車17を遊星軸18を介して回転自在に支持すると共に自身が回転する機能を有するもので、遊星軸18の両端を支持する左右の側板15a,bと、それら左右の側板15a,bを繋ぐ3本の支柱15cとで構成されている。また、本実施形態では、遊星歯車17は2段構成で、1段目遊星歯車17aは太陽歯車12と固定内歯歯車14とに噛み合い、2段目遊星歯車17bは回転内歯歯車16と噛み合って一体で回転する。2段目遊星歯車17bから回転自在に支持された回転内歯歯車16へ動力が伝達されて回転する。
また、固定内歯歯車14の歯幅方向の全てのエッジ14cに面取り又はR形状としておくことで、固定内歯歯車14を転位歯車とした場合又は1段目遊星歯車17aの歯数が小さい場合に生じ得る、インボリュート干渉又はトロコイド干渉による歯先の干渉を防ぐことが可能となる。
また、回転内歯歯車16の歯幅方向の全てのエッジに面取り又はR形状としておくことで、回転内歯歯車16を転位歯車とした場合又は2段目遊星歯車17bの歯数が小さい場合に生じ得る、インボリュート干渉又はトロコイド干渉による歯先の干渉を防ぐことが可能となる。
しかも、ハウジング13の凸部13bが嵌合して接触するのが、固定内歯歯車14の比較的剛性の低い歯先であるため、その歯先の部分で振動を減衰させることができる。
10 感光体駆動装置
11 モータ
11a モータ軸(入力軸)
12 太陽歯車
13 ハウジング
13a モータ取付孔
13b 環状の凸部
14 固定内歯歯車
14a 歯先
14b 歯先円
14c エッジ
14p ピッチ円
15 キャリア
15a 右側板
15b 左側板
15c 支柱
16 回転内歯歯車
16a 段差部
16b 歯先
17 遊星歯車
17a 1段目遊星歯車
17b 2段目遊星歯車
18 遊星軸
19 出力軸
Claims (8)
- ベースとなる固定部材に対して回転可能に設けられた入力軸と、
前記入力軸に設けられた太陽歯車と、
前記太陽歯車に噛合う複数の遊星歯車と、
前記複数の遊星歯車を自転自在かつ前記太陽歯車の周りに公転自在に支持するキャリアと、
前記太陽歯車に対して同軸に設けられ前記固定部材に固定された固定内歯歯車と、を備える減速装置であって、
前記固定部材に、前記固定内歯歯車の歯先面と嵌合する凸部を設けたことを特徴とする減速装置。 - 請求項1に記載の減速装置において、
前記固定内歯歯車と同軸上に回転可能に配置され、該固定内歯歯車に対して歯数差を有して前記遊星歯車と噛み合う回転内歯歯車を更に備え、
前記回転内歯歯車の軸方向における外周面の一部を、前記固定内歯歯車の歯先面に回転自在に嵌合させたことを特徴とする減速装置。 - 請求項1又は2に記載の減速装置において、
前記キャリアの軸方向における外周面の一部を、前記固定内歯歯車の歯先面に回転自在に嵌合させたことを特徴とする減速装置 - 請求項3に記載の減速装置において、
前記キャリアの外周面のうち前記固定内歯歯車の歯先面と嵌合していない部分の少なくとも一部を、前記回転内歯歯車の歯先面に回転自在に嵌合させたことを特徴とする減速装置。 - 請求項2ないし4のいずれかに記載の減速装置において、
前記固定内歯歯車の少なくとも前記回転内歯歯車および前記キャリアと嵌合する部位における歯先のエッジと、前記回転内歯歯車の少なくとも該キャリアと嵌合する部位における歯先のエッジを、面取り形状又はR形状にしたことを特徴とする減速装置。 - 請求項2ないし5のいずれかに記載の減速装置において、
前記固定内歯歯車の少なくとも前記回転内歯歯車および前記キャリアと嵌合する部位における歯と歯との空間と、前記回転内歯歯車の少なくとも該キャリアと嵌合する部位における歯と歯との空間に、潤滑材を充填したことを特徴とする減速機構。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の減速装置を、潜像担持体を駆動する駆動装置に用いたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の減速装置を、転写ベルトを駆動する駆動装置に用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009062538A JP5267941B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 減速装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009062538A JP5267941B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 減速装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010217363A JP2010217363A (ja) | 2010-09-30 |
JP5267941B2 true JP5267941B2 (ja) | 2013-08-21 |
Family
ID=42976315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009062538A Expired - Fee Related JP5267941B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 減速装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5267941B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0314951A (ja) * | 1989-03-15 | 1991-01-23 | Toshiba Corp | 変速装置 |
JPH06272740A (ja) * | 1993-03-19 | 1994-09-27 | Takahiro Kogyo Kk | 遊星歯車式変速機 |
JP3386243B2 (ja) * | 1994-08-23 | 2003-03-17 | 株式会社リコー | 電子写真装置 |
JP2003130143A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Seiko Epson Corp | 小型減速機およびこれを備えたギヤードモータ |
JP4029631B2 (ja) * | 2002-03-01 | 2008-01-09 | セイコーエプソン株式会社 | 遊星機構、この遊星機構が取り付けられた駆動源およびこの遊星機構を備えた装置 |
JP2004324736A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-18 | Toyoda Mach Works Ltd | 遊星歯車機構を備えた車輌用差動歯車装置およびその製造方法 |
JP4648806B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2011-03-09 | オリエンタルモーター株式会社 | 遊星歯車装置 |
-
2009
- 2009-03-16 JP JP2009062538A patent/JP5267941B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010217363A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5867827B2 (ja) | 遊星歯車機構の組付け方法 | |
US8585537B2 (en) | Driving device and image forming apparatus | |
JP5861916B2 (ja) | 遊星歯車装置および画像形成装置 | |
JP5850306B2 (ja) | 駆動伝達装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
US9176453B2 (en) | Reduction gear unit and image forming apparatus incorporating same | |
US6705970B2 (en) | Planetary differential gear type reduction device, driving device with a reduction mechanism and image forming apparatus | |
JP2007212806A (ja) | 回転駆動装置、回転駆動装置を駆動源として備える装置、画像形成装置 | |
JP5533096B2 (ja) | 駆動装置および画像形成装置 | |
JP2010216535A (ja) | 遊星歯車減速装置及び画像形成装置 | |
JP5305163B2 (ja) | 回転伝達装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2013019490A (ja) | 駆動装置、及び画像形成装置 | |
JP5381818B2 (ja) | 回転体駆動装置及びこの回転体駆動装置を用いた像担持体駆動装置と画像形成装置 | |
JP2014035040A (ja) | 駆動伝達装置、画像形成装置 | |
JP5999424B2 (ja) | 駆動伝達装置、および画像形成装置 | |
JP5267941B2 (ja) | 減速装置及び画像形成装置 | |
JP5561595B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4354191B2 (ja) | 遊星差動歯車減速装置及び画像形成装置 | |
JP5282611B2 (ja) | 回転体駆動装置及び画像形成装置 | |
JP2012234073A (ja) | 駆動伝達装置及び画像形成装置 | |
JP2015081638A (ja) | 回転駆動装置、及び画像形成装置 | |
JP2012092936A (ja) | 遊星歯車減速装置および画像形成装置 | |
JP2016188703A (ja) | 駆動装置、及び画像形成装置 | |
JP2008054452A (ja) | 駆動装置および画像形成装置 | |
JP5834586B2 (ja) | 遊星歯車機構、駆動装置および画像形成装置 | |
JP2013096476A (ja) | 遊星歯車装置、及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130410 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130412 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130425 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |