JP5266525B2 - 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP5266525B2
JP5266525B2 JP2008237587A JP2008237587A JP5266525B2 JP 5266525 B2 JP5266525 B2 JP 5266525B2 JP 2008237587 A JP2008237587 A JP 2008237587A JP 2008237587 A JP2008237587 A JP 2008237587A JP 5266525 B2 JP5266525 B2 JP 5266525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
illumination optical
group
display device
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008237587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010072153A (ja
Inventor
恵子 山田
佳恵 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2008237587A priority Critical patent/JP5266525B2/ja
Publication of JP2010072153A publication Critical patent/JP2010072153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5266525B2 publication Critical patent/JP5266525B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Description

本発明は、表示素子からの映像光を接眼光学系を介して光学瞳に導く映像表示装置と、その映像表示装置を備えたヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する)とに関するものである。
従来から、光源からの光を照明光学系を介して表示素子に導き、その表示素子からの映像光を接眼光学系を介して光学瞳(または光学瞳に位置する観察者の瞳)に導く構成のHMDが種々提案されている。照明光学系を用いて表示素子を照明することにより、光源からの光の利用効率を高めて、明るい映像(虚像)を観察者に観察させることが可能となる。
上記の照明光学系は、透過型または反射型の光学素子を含んで構成することが可能である。例えば特許文献1のHMDでは、透過型の光学素子としてのレンズを含んで照明光学系を構成し、その照明光学系を介して透過型の表示素子を照明している。一方、特許文献2のHMDでは、反射型の光学素子としての放物面鏡で照明光学系を構成し、この照明光学系を介して透過型の表示素子を照明している。
特開2006−145728号公報 特開2004−61731号公報
ところで、近年では、小型、コンパクトに加えて、HMDの広画角化の要求が高まっている。HMDを広画角にするためには、例えばサイズの大きい表示素子を用いる手法が考えられる。サイズの大きい表示素子を用いる場合、光源からの光を効率よく表示素子に導くために、表示素子を照明する照明光学系のNA(開口数)を大きくする必要がある。
しかし、特許文献1および2の照明光学系においては、光学パワーを有する光学素子は、ともに1つであるため、照明光学系のNAを大きくするためには、その光学素子を大きく形成せざるを得ず、照明光学系を小型、コンパクトに構成することが困難となる。この結果、小型、コンパクトで、広画角のHMDを実現することが困難となる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、小型、コンパクトで高NAの照明光学系を実現することができ、これによって、小型、コンパクトな構成で広画角を実現できる映像表示装置と、その映像表示装置を備えたHMDとを提供することにある。
本発明の映像表示装置は、光源と、入射光を変調して映像を表示する透過型の表示素子と、光源から射出される光を表示素子に導く照明光学系と、表示素子からの映像光を光学瞳に導く接眼光学系とを備えた映像表示装置であって、上記照明光学系は、光源側から順に、少なくとも1面の反射面を有し、かつ、正のパワーを有する第1群と、少なくとも1つの光学部材を有し、かつ、正のパワーを有する第2群とを有しており、以下の条件式を満足することを特徴としている。すなわち、
1.5<f2/f1<8.5
ただし、
f1:反射面を除いた第1群の焦点距離
f2:第2群の焦点距離
である。
上記の構成によれば、光源から射出される光は、照明光学系を介して透過型の表示素子に入射し、そこで変調された後、映像光となって接眼光学系を介して光学瞳に導かれる。したがって、光学瞳の位置では、観察者は、表示素子に表示された映像の虚像を観察することが可能となる。
ここで、照明光学系は、正のパワーを有する第1群と、正のパワーを有する第2群とを有している。このように、照明光学系を正、正の少なくとも2群構成とすることにより、照明光学系を1個の光学素子で構成する場合に比べて、光が進行する方向において照明光学系の長さを短くしながら、大きなNAを確保することが可能となる。しかも、第1群が少なくとも1面の反射面を有していることにより、照明光学系の光路を折りたたんで、照明光学系が前後に飛び出さないようにすることができる。つまり、本発明によれば、小型、コンパクトで、高NAの照明光学系を実現することができる。したがって、サイズの大きな表示素子を用いた場合でも、上記照明光学系を用いて、小型、コンパクトで、広画角の映像表示装置を実現することができる。
また、条件式の下限を下回ると、照明光学系の第2群のパワーが大きくなりすぎて、上記の反射面を挿入するスペースを確保することが困難となる。逆に、条件式の上限を上回ると、照明光学系では第1群がほとんどのパワーを負担することになるため、反射面のサイズが大きくなり、照明光学系全体が大きくなる。
したがって、条件式を満足することにより、上記の反射面を挿入するスペースを確保しながら、照明光学系をコンパクトに構成することが可能となり、反射面を用いた照明光学系の構成において、上述の効果を得ることが可能となる。
本発明の映像表示装置において、上記照明光学系の第2群は、上記光学部材としてフレネルレンズを有している構成であってもよい。
フレネルレンズは通常のレンズよりも薄いので、照明光学系の第2群にフレネルレンズを用いることにより、通常のレンズを用いる場合に比べて照明光学系を小型化、軽量化することができる。特に、第2群は表示素子との距離が近く、第1群と比較してレンズの有効半径が大きいため、第2群に薄いフレネルレンズを用いることにより、第2群を表示素子の近くに配置する構成を容易に採用することが可能となる。
本発明の映像表示装置は、入射光を拡散する拡散部材をさらに備え、上記拡散部材は、照明光学系の第2群と表示素子との間の光路中に配置されている構成であってもよい。拡散部材を用いることにより、光源の強度ムラ(強度分布のムラ)を低減して、表示素子全体を均一に照明することが可能となる。
本発明の映像表示装置は、入射光を拡散する拡散部材をさらに備え、上記拡散部材は、照明光学系の第2群と表示素子との間の光路中に配置されており、表示素子の画面長辺方向における拡散度が、表示素子の画面短辺方向における拡散度よりも大きい構成であってもよい。
表示素子の表示画面は、通常、矩形の領域であることから、表示画面の長辺方向において使う照明光学系のNAは、表示画面の短辺方向において使う照明光学系のNAよりも大きくなる。一方、照明光学系の第2群にフレネルレンズを用いる構成においては、フレネルレンズのピッチ(幅)は、画面長辺方向の端部に向かうほど細かくなる(狭くなる)。このため、画面長辺方向では、フレネルレンズのピッチ(エッジ)に起因するムラが顕著に現れる。照明光学系の第2群と表示素子との間に拡散部材を配置し、しかも、拡散部材の拡散特性を上記のように設定することにより、光源の強度ムラを低減するとともに、フレネルレンズに起因する画面長辺方向のムラを低減することができる。
本発明の映像表示装置は、上記照明光学系の第1群の反射面により、照明光学系の光路が表示素子の画面短辺方向に平行でかつ画面長辺方向に垂直な断面内で折り曲げられている構成であることが望ましい。このように、第1群の反射面によって照明光学系の光路を上記断面内で折り曲げることにより、他の断面内で光路を折り曲げる構成に比べて、照明光学系の前後方向の厚さを薄くすることができる。
本発明の映像表示装置において、上記断面内で、光源と光学瞳との位置関係は共役であることが望ましい。この場合、上記断面内において、光源から射出される光を効率よく光学瞳に伝播することができる。
本発明の映像表示装置において、上記接眼光学系は、体積位相型の反射型ホログラム光学素子を有しており、表示素子からの映像光を上記ホログラム光学素子にて回折反射させて光学瞳に導くと同時に、上記ホログラム光学素子を透過した外界像の光を光学瞳に導く構成であってもよい。このように、波長選択性を有するホログラム光学素子(以下、HOEとも称する)を2種の光のコンバイナとして用いることにより、観察者は、表示素子に表示された映像の虚像を外界像に重ね合わせてシースルーで観察することができる。
本発明のヘッドマウントディスプレイは、上述した本発明の映像表示装置と、上記映像表示装置を観察者の眼前で支持する支持手段とを有していることを特徴としている。この構成では、映像表示装置が支持手段にて支持されるので、観察者は映像表示装置から提供される映像をハンズフリーで観察することができる。また、本発明の映像表示装置をHMDに適用することにより、照明光学系がコンパクトで、使用時の観察者への負担が少ない、広画角のHMDを実現することができる。
本発明によれば、小型、コンパクトで、高NAの照明光学系を実現することができる。これにより、サイズの大きな表示素子を用いた場合でも、上記照明光学系を用いて、小型、コンパクトで、広画角の映像表示装置を実現することができる。また、所定の条件式を満足することにより、照明光学系の第1群の反射面を挿入するスペースを確保しながら、照明光学系をコンパクトに構成することが可能となり、反射面を用いた照明光学系の構成において、上述の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(1.HMDについて)
図1は、HMDの概略の構成を示す斜視図である。HMDは、映像表示装置1と、支持手段2とで構成されている。
映像表示装置1は、観察者に外界像をシースルーで観察させるとともに、映像を表示して観察者にそれを虚像として提供するものである。この映像表示装置1としては、後述する実施の形態1〜4で示すものを適用することができる。映像表示装置1は、表示素子14(図2参照)などを収容する筐体3に接眼光学系20を一体化させて構成されている。接眼光学系20は、全体として眼鏡の一方のレンズ(図1では右眼用レンズ)のような形状をなしている。支持手段2は、映像表示装置1を観察者の眼前で支持するものであり、例えば眼鏡のフレームやテンプルに相当する。以下、映像表示装置1の詳細について説明する。
(2.映像表示装置について)
図2〜図5は、それぞれ、実施の形態1〜4に係る映像表示装置1の概略の構成を示す断面図である。映像表示装置1は、光源11と、照明光学系12と、拡散板13(拡散部材)と、表示素子14と、接眼光学系20とを有している。なお、便宜上、図3〜図5では、拡散板13の図示を省略している。
また、説明の便宜上、方向を以下のように定義しておく。まず、表示素子14の表示領域の中心と、接眼光学系20によって形成される光学瞳(射出瞳)Eの中心とを光学的に結ぶ軸を光軸とする。そして、光源11から光学瞳Eまでの光路を展開したときの光軸方向をZ方向とする。また、接眼光学系20の後述するHOE23の光軸入射面に垂直な方向をX方向とし、ZX平面に垂直な方向をY方向とする。なお、HOE23の光軸入射面とは、HOE23における入射光の光軸と反射光の光軸とを含む平面、すなわち、YZ平面を指す。
光源11は、例えば、RGBの3原色に対応する波長の光を出射するRGB一体型のLEDで構成されている。この光源11は、光学瞳Eと共役な位置関係となっている。特に、拡散板13の拡散特性が例えば1次元であり、拡散板13が入射光を例えばX方向に拡散する場合、YZ面内において光源11は光学瞳Eと共役となる。これにより、上記断面内においては、光源11から射出される光を効率よく光学瞳Eに伝播することが可能となる。照明光学系12は、光源から射出される光を集光して表示素子14に導くものであるが、その詳細については後述する。
拡散板13は、入射光を拡散する拡散部材であり、照明光学系12の後述する第2群G2と表示素子14との間の光路中に配置されている。これにより、光源11のRGBの強度ムラを低減して、表示素子14全体を均一に照明することが可能となる。
また、拡散板13の拡散特性が例えば1次元である場合、拡散板13と表示素子14との距離は、接眼光学系20による互いの虚像の視度の差が2ディオプタ(Dp)以上となる距離であることが望ましい。ここで、上記のディオプタとは、光学系(例えばレンズ)の焦点距離をメートルで表した値の逆数(−1/m)で表され、視度、すなわち光学系の度数(屈折力)を示す単位として一般的に用いられているものである。このように拡散板13と表示素子14との位置関係を設定することにより、表示素子14の表示映像の接眼光学系20による虚像に、拡散板13の接眼光学系20による虚像(拡散板13の凹凸によって生じる像)が重なって視認されるのを低減することができる。
表示素子14は、光源11から照明光学系12を介して入射する光を画像データに応じて変調して映像を表示するものであり、例えば透過型のLCDで構成されている。表示素子14は、矩形の表示画面の長辺方向がX方向となり、短辺方向がY方向となるように配置されている。なお、図2〜図5では、表示素子14における対向電極側のガラス基板であるカバーガラスのみを図示している。
なお、表示素子14は、液晶層の光入射側および光射出側に互いに偏光方向が直交する偏光板をそれぞれ有しているものとする。この場合、拡散板13と液晶層との間に偏光板が配置されているので、照明光学系12(後述するレンズや反射面を含む)および拡散板13によって偏光状態が変化しても、所定の直線偏光のみを液晶層に入射させることができ、偏光状態の変化によるコントラストの低下を回避することができる。
接眼光学系20は、表示素子14からの映像光を光学瞳Eに導く画像表示光学系であり、接眼プリズム21と、偏向プリズム22(図1参照)と、HOE23とを有して構成されている。
接眼プリズム21は、表示素子14からの映像光を内部で全反射させる一方、外界像の光(外光)を透過させるものであり、偏向プリズム22とともに、例えばアクリル系樹脂で構成されている。この接眼プリズム21は、平行平板の下端部を下端に近くなるほど薄くして楔状にした形状で構成されている。接眼プリズム21の上端面は、映像光の入射面としての面21aとなっており、前後方向に位置する2面は、互いに平行な面21b・21cとなっている。
偏向プリズム22は、平面視で略U字型の平行平板で構成されており(図1参照)、接眼プリズム21の下端部および両側面部(左右の各端面)と貼り合わされたときに、接眼プリズム21と一体となって略平行平板となるものである。偏向プリズム22は、HOE23を挟むように接眼プリズム21と隣接または接着して設けられている。これにより、観察者が接眼プリズム21の楔状の部分を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
HOE23は、表示素子14からの映像光(3原色に対応した波長の光)を回折反射させて光学瞳Eに導くことにより、表示素子14にて表示された映像を拡大して観察者の瞳に虚像として導く体積位相型の反射型ホログラム光学素子であり、接眼プリズム21において偏向プリズム22との接合面に設けられている。なお、接眼プリズム21において、HOE23が設けられている面を、以下ではHOE面と称することとする。
HOE23は、軸非対称な正の光学的パワーを有しており、正の光学的パワーを持つ非球面凹面ミラーと同様の機能を持っている。これにより、装置を構成する各光学部材の配置の自由度を高めて装置を容易に小型化することができるとともに、良好に収差補正された映像を観察者に提供することができる。
上記構成の映像表示装置1において、光源11から射出された光は、照明光学系12および拡散板13を介して表示素子14に入射し、そこで変調されて映像光として出射される。表示素子14からの映像光は、接眼光学系20の接眼プリズム21の内部に面21aから入射し、続いて面21c(図3〜5では面21b)に臨界角以上の角度で入射する。そして、面21b・21cで少なくとも1回ずつ全反射されて、HOE23に入射する。HOE23に入射した光は、そこで回折反射されて光学瞳Eに達する。光学瞳Eの位置では、観察者は、表示素子14に表示された映像の拡大虚像を観察することができる。
一方、接眼プリズム21、偏向プリズム22およびHOE23は、外光をほとんど全て透過させるので、観察者は外界像を観察することができる。したがって、表示素子14に表示された映像の虚像は、外界像の一部に重なって観察されることになる。
以上のように、接眼光学系20では、表示素子14からの映像光を接眼プリズム21内で導光し、HOE23を介して光学瞳Eに導くと同時に、HOE23を透過した外光を光学瞳Eに導く。体積位相型の反射型ホログラフィック光学素子で構成されるHOE23は、回折波長幅が狭く、特定の波長には作用するが、その他の波長には作用しない特性を持つ。このようなHOE23を、表示映像と外界像とを同時に観察するいわゆるシースルー機能のためのコンバイナとして用いた場合、HOE23は外光の一部の波長にしか作用しないため、外光はほとんどHOE23の影響を受けず、外界像をシースルーで明るく良好に観察することが可能となる。また、異なる波長に作用するHOE23を重畳することにより、カラー映像を観察することが可能である。
また、表示素子14の表示画面の短辺方向と平行で画面中心を通る断面上で、HOE面によって、光軸上を進行する光線(画面中心主光線)が光学瞳Eの方向に折り曲げられている。このように、HOE面を、画面短辺方向と平行で画面中心を通る断面内で傾けることにより、接眼光学系20の厚さをより薄く(コンパクトに)することができる。
(3.照明光学系について)
次に、照明光学系12の詳細について説明する。各実施の形態1〜4における照明光学系12は、光源11側から順に、第1群G1と、第2群G2とを有している。第1群G1は、少なくとも1面の反射面を有し、かつ、正のパワーを有している。一方、第2群G2は、少なくとも1つの光学部材を有し、かつ、正のパワーを有している。
より詳しくは、実施の形態1および3の照明光学系12では、図2および図4に示すように、第1群G1は、光源11側から順に、レンズ15と、フレネルレンズ16と、反射ミラー17とを有しており、第2群G2は、フレネルレンズ18を有して構成されている。レンズ15、フレネルレンズ16・18は、それぞれ正のパワーを有している。また、反射ミラー17の反射面は、実施の形態1では平面であり、実施の形態3では球面となっている。
また、実施の形態2および4の照明光学系12では、図3および図5に示すように、第1群G1は、光源11側から順に、レンズ15と、反射ミラー17とを有しており、第2群G2は、フレネルレンズ18を有して構成されている。レンズ15およびフレネルレンズ18は、それぞれ正のパワーを有している。また、反射ミラー17の反射面は、実施の形態2および4ともに球面となっている。
つまり、実施の形態1および3の照明光学系12では、光源11からの光は、第1群G1のレンズ15およびフレネルレンズ16を順に透過した後、反射ミラー17で反射されてその光路が折り曲げられ、第2群G2のフレネルレンズ18を透過し、拡散部材13に入射する。一方、実施の形態2および4の照明光学系12では、光源11からの光は、第1群G1のレンズ15を透過した後、反射ミラー17で反射されてその光路が折り曲げられ、第2群G2のフレネルレンズ18を透過し、拡散部材13に入射する。
このように、照明光学系12を、正、正の2群構成とすることにより、照明光学系12を1個の光学素子で構成する場合に比べて、光の進行方向における照明光学系12の長さを短くしながら、大きなNAを確保することが可能となる。しかも、第1群G1が反射ミラー17(反射面)を有していることにより、照明光学系12の光路を折りたたんで、照明光学系12を前後に飛び出さないように構成とすることが可能となる。
したがって、小型、コンパクトで、高NAの照明光学系12を実現することができ、サイズの大きな表示素子14を用いた場合でも、高NAの照明光学系12を用いて、小型、コンパクトで、広画角の映像表示装置1を実現することが可能となる。また、高NAを維持しつつ、照明光学系12を小型、コンパクトに構成できるので、光源11と照明光学系12とを1つの系と考えたときの照明系の重心位置と、接眼光学系15の重心位置とを近づけることができ、使用時の安定性を向上させることもできる。
このとき、各実施の形態1〜4の映像表示装置1は、以下の条件式を満足することが望ましい。すなわち、
1.5<f2/f1<8.5
ただし、
f1:反射面を除いた第1群G1の焦点距離(mm)
f2:第2群G2の焦点距離(mm)
である。
条件式の下限を下回ると、照明光学系12の第2群G2のパワーが大きくなりすぎて、反射ミラー17を挿入するスペースを確保することが困難となる。逆に、条件式の上限を上回ると、照明光学系12では第1群G1がほとんどのパワーを負担することになるため、反射ミラー17のサイズが大きくなり、照明光学系12が全体として大きくなる。
したがって、条件式を満足することにより、反射ミラー17を挿入するスペースを確保しながら、照明光学系12をコンパクトに構成することが可能となり、反射ミラー17を有する照明光学系12を用いて、小型、コンパクトで、広画角の映像表示装置1を実現することが可能となる。
なお、各実施の形態1〜4の映像表示装置1は、以下の条件式を満足することがより望ましい。すなわち、
2.0<f2/f1<5.0
である。
また、各実施の形態1〜4では、反射ミラー17により、照明光学系12の光路がYZ平面内、すなわち、表示素子14の画面短辺方向に平行でかつ画面長辺方向に垂直な断面内で折り曲げられている。これにより、他の断面内で光路を折り曲げる構成に比べて、照明光学系12の前後方向の厚さを薄くすることができ、確実に照明光学系12を前後に飛び出さないように構成とすることが可能となる。
また、照明光学系12の第2群G2にフレネルレンズ18を用いることにより、通常のレンズを用いる場合に比べて照明光学系12を小型化、軽量化することができる。さらに、第2群G2は、表示素子14との距離が近く、第1群G1と比較してレンズの有効半径が大きいので、第2群G2にフレネルレンズ18を用いることによる効果は大きくなる。すなわち、第2群G2を表示素子14の近くに配置することが容易となり、また、照明光学系12の軽量化によって観察者の使用負担も軽減することができる。
ところで、照明光学系12の第2群G2にフレネルレンズ18を用いる構成においては、拡散板13の拡散特性を以下のように設定することが望ましい。つまり、拡散板13における表示素子14の画面長辺方向の拡散度(例えば40度)を、表示素子14の画面短辺方向の拡散度(例えば0.5度)よりも大きくなるように設定することが望ましい。これは、以下の理由による。
表示素子14の表示画面は、通常、矩形の領域(本実施形態ではX方向には長く、Y方向には短い領域)であることから、表示画面の長辺方向(X方向)において使う照明光学系12のNAは、表示画面の短辺方向(Y方向)において使う照明光学系12のNAよりも大きくなる。つまり、図6に示すように、光源11から射出される2光線(発散光)が張る角度であって、照明光学系12を介して表示素子14の表示画面の長辺方向の両端に入射する2光線が照明光学系12の光入射側で張る角度を第1の角度α(°)とし、照明光学系12を介して表示素子14の表示画面の短辺方向の両端に入射する2光線が照明光学系12の光入射側で張る角度を第2の角度β(°)とすると、第1の角度αは第2の角度βよりも大きくなる。
一方、図7は、フレネルレンズ18の断面図を示している。照明光学系12の第2群G2にフレネルレンズ18を用いる構成においては、同図に示すように、フレネルレンズ18のピッチ(幅)は、中心から端部に向かうほど細かくなる(狭くなる)。このため、使用する照明光学系12のNAが大きくなる画面長辺方向では、画面短辺方向に比べて、フレネルレンズ18のピッチ(エッジ)に起因するムラが顕著に現れる。
そこで、照明光学系12の第2群G2と表示素子14との間に拡散板13を配置し、しかも、拡散板13の拡散特性を上記のように設定することにより、光源11の強度ムラを低減しながら、フレネルレンズ18に起因する画面長辺方向のムラを低減することができる。
また、体積位相型の反射型のHOE23をレーザ光の2光束干渉によって作製した場合、作製されたHOE23の光軸入射面に平行な断面(YZ面)内では、HOE23の角度選択性が高い。すなわち、HOE23における画面短辺方向(Y方向)の回折効率は、HOE23への入射光束(映像光)の入射角度に大きく依存し、わずかに入射角度が変化しただけでも、回折効率が大幅に低下する。したがって、画面短辺方向に入射光束の角度分布が大きいと、入射光束を光学瞳Eに効率よく伝播することができない。よって、この点からも、拡散板13における画面短辺方向の拡散度は小さいことが好ましいと言える。一方、HOE23の画面長辺方向(X方向)の回折効率は、光束の入射角度への依存が少ないため、画面長辺方向に入射光束の角度分布が大きい場合であっても、光束を光学瞳Eに効率よく導くことができる。
(4.実施例について)
以下、各実施の形態1〜4の映像表示装置1の各実施例について、実施例1〜4として、コンストラクションデータ等を挙げてさらに具体的に説明する。実施例1〜4は、各実施の形態1〜4にそれぞれ対応する数値実施例であり、各実施の形態1〜4を表す光学構成図(図2〜図5)は、対応する実施例1〜4にもそのまま適用される。
なお、以下に示すコンストラクションデータにおいて、Si(i=1、2、3、・・・)は、光学瞳E側から数えてi番目の面(光学瞳Eを1番目の面とする)を示している。また、表示素子14のカバーガラス(CG)において、接眼光学系20側の面をCG面とし、光源11側の面を像面(表示面)としている。
各面Siの配置は、面頂点座標(x,y,z)と回転角度(ADE)の各面データでそれぞれ特定される。面Siの面頂点座標は、その面頂点をローカルな直交座標系(X,Y,Z)の原点として、グローバルな直交座標系(x,y,z)におけるローカルな直交座標系(X,Y,Z)の原点の座標(x,y,z)で表されている(単位はmm)。また、面Siの傾きは、その面頂点を中心とするX軸回りの回転角度(X回転)で表されている。なお、回転角度の単位は°であり、X軸の正方向から見て反時計回りの方向がX回転の回転角度の正方向とする。
また、グローバルな直交座標系(x,y,z)は、光学瞳面(S1)のローカルな直交座標系(X,Y,Z)と一致した絶対座標系になっている。すなわち、各面Siの配置データは、光学瞳面中心を原点としたグローバル座標系で表現される。なお、光学瞳面(S1)では、光学瞳Eから接眼光学系20に向かう方向が+Z方向であり、光学瞳Eに対して上方向が+Y方向であり、YZ平面に垂直な方向であって、図2の紙面奥から手前に向かう方向(HMDを装着したときに左から右に向かう方向)が+X方向である。
また、各実施例で用いたHOEを作製する際の製造波長(HWL;規格化波長)および再生波長はともに532nmであり、回折光の使用次数は1次である。HOE面については、作製に用いる2光束を定義することにより、HOEを一義的に定義する。2光束の定義は、各光束の光源位置と、各光源からの射出ビームが収束ビーム(VIA)、発散ビーム(REA)のどちらであるかで行う。なお、第1の点光源(HV1)、第2の点光源(HV2)の座標を、それぞれ(HX1,HY1,HZ1)、(HX2,HY2,HZ2)とする。
また、各実施例では、HOEによる複雑な波面再生を行うので、2光束の定義に加えて、位相関数φによってもHOEを定義する。位相関数φは、以下の数1式に示すように、HOEの位置(X,Y)による生成多項式であり、係数が1次〜10次までの昇順の単項式で表される。コンストラクションデータにおいては、位相関数φの係数Cjを示している。
Figure 0005266525
なお、係数Cjの番号jは、m、nをX、Yの指数として以下の数2式で表される。
Figure 0005266525
なお、HOE面において、射出光線の法線ベクトルをそれぞれp’、q’、r’とし、入射光線の法線ベクトルをそれぞれp、q、rとし、再生光束の波長をλ(nm)とし、HOEを作製する光束の波長をλ0(nm)とすると、p’、q’、r’は、以下の数3式で表される。
Figure 0005266525
このように、実施例1〜6では、波長532nmの光を射出する光源を使用してホログラム感光材料を露光し、波長532nmに対応するHOEの位相関数φを作成している。上記波長に対応する位相関数φを作成した後に、他の波長の光を射出する光源を使用してホログラム感光材料を多重露光することにより、接眼光学系20をカラー表示に対応させることができる。
また、コンストラクションデータにおいて、回転対称非球面の面形状は、次の数4式によって表現される。ただし、Zは高さhの位置でのZ軸方向(光軸方向)のサグ量(mm)を示し、cは面頂点での曲率(1/mm)を示し、hは高さ、すなわちZ軸(光軸)からの距離(mm)を示し、kはコーニック定数を示し、A、B、C、D、E、F、Gは、それぞれ4次、6次、8次、10次、12次、14次、16次の係数(非球面係数)を示す。なお、全てのデータに関して、表記の無い項の係数は全て0であり、E−n=×10-nとする。
Figure 0005266525
さらに、アナモフィック非球面の面形状は、以下の数5式によって表される。ただし、ZはZ軸方向のサグ量(mm)を示し、CUXはX方向の曲率(1/mm)、すなわちX方向の曲率半径RXの逆数を示し、CUYはY方向の曲率(1/mm)、すなわちY方向の曲率半径RYの逆数を示す。また、KXおよびKYは、それぞれX方向およびY方向のコーニック定数を示す。さらに、AR、BR、CR、DRは、それぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数の回転対称成分を示し、AP、BP、CP、DPは、それぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数の非回転対称成分を示す。
Figure 0005266525
また、各実施例1〜4において、フレネルレンズ16・18の各ゾーンの最大サグ量(図6のz)は、0.1mmとした。
(実施例1)
面番号 曲率半径
S1 瞳面 INFINITY
S2 プリズム射出面 INFINITY
S3 HOE面 RX;-141.533 RY; INFINITY
2光束の定義
HV1;REA HV2;VIR
HX1; 0 HY1; -10 HZ1; -20
HX2; 0 HY2; 100000 HZ2; 10000000
HWL;532
位相係数
C2 ; 0.64051758 C3 ;-0.018479333 C5 ; 0.105533963
C7 ;-0.005171525 C9 ; 0.004487547 C10; 0.000121039
C12;-0.000264254 C14; 9.26493E-05 C16; 1.82316E-05
C18;-4.75592E-06 C20;-4.23183E-07 C21;-7.75581E-10
C23; 9.53777E-07 C25; -5.3112E-09 C27;-7.08537E-08
C29; 1.32123E-09 C31; 2.14066E-08 C33; 5.77851E-10
C35; -1.445E-09 C36; 6.29843E-11 C38; 3.40788E-11
C40; 1.75889E-10 C42; 2.40048E-12 C44;-9.82606E-12
C46; 0 C48; 0 C50; 0
C52; 0 C54; 0 C55; 0
C57; 0 C59; 0 C61; 0
C63; 0 C65; 0
S4 反射面 INFINITY
S5 反射面 INFINITY
S6 プリズム入射面 292.053051
(非球面)
k; 0 A; -1.55846E-04 B; 3.10103E-06
C; -3.32367E-08 D; 1.22114E-10 E; 0.00000E+00
F; 0.00000E+00 G; 0.00000E+00
S7 CG面 INFINITY
S8 表示面 INFINITY
S9 フレネルレンズ射出面 -30
S10 フレネルレンズ入射面 INFINITY
S11 反射面 INFINITY
S12 フレネルレンズ射出面 15
S13 フレネルレンズ入射面 INFINITY
S14 レンズ射出面 4.6721
S15 レンズ入射面 INFINITY
S16 光源面 INFINITY
面番号 x y z ADE Nd νd
S1 0 0 0 0 瞳径3mm
S2 0 0 21.5 0 1.4914 59.93
S3 0 14.8636 41.6148 -29 1.4914 59.93
S4 0 1.5 21.5 0 1.4914 59.93
S5 0 6.5 33 0 1.4914 59.93
S6 0 2.5278 26.7626 -6.6701
S7 0 19.3043 24.6445 -35.7007 1.5168 65.26
S8 0 19.7712 23.9948 -35.7007
S9 0 21.1682 22.0507 -35.7007 1.5305 55.72
S10 0 21.7517 21.2387 -35.7007
S11 0 24.9811 16.7446 0
S12 0 34.9015 30.5499 35.7007 1.5305 55.72
S13 0 35.485 31.362 35.7007
S14 0 39.1767 33.0721 35.7007 1.5168 65.26
S15 0 41.6128 36.4622 35.7007
S16 0 42.1106 37.1549 35.7007
画角
X方向;-20.7°〜20.7°
Y方向;-28.5°〜-4.5°
(実施例2)
面番号 曲率半径
S1 瞳面 INFINITY
S2 プリズム射出面 INFINITY
S3 HOE面 INFINITY
2光束の定義
HV1;REA HV2;VIR
HX1; 0.000000E+00 HY1;-9.612031E-01 HZ1;-2.276064E+01
HX2; 0.000000E+00 HY2; 2.485100E+08 HZ2;-6.062901E+09
HWL;532
位相係数
C2 ; 0.0000E+00 C3 ; 4.2143E-03 C5 ; 8.8088E-03
C7 ;-9.1463E-05 C9 ;-6.6452E-06 C10; 1.6760E-05
C12;-2.3919E-05 C14;-1.1551E-05 C16; 5.5568E-06
C18; 2.8278E-06 C20; 7.9737E-06 C21;-1.2670E-06
C23;-1.5327E-08 C25; 1.9599E-06 C27; 5.2011E-08
C29;-1.6845E-07 C31;-7.6240E-08 C33; 1.6301E-08
C35;-7.8468E-07 C36; 2.7256E-08 C38; 1.2420E-08
C40;-4.8431E-08 C42;-1.4511E-07 C44;-5.1027E-10
C46; 1.8489E-09 C48; 2.4235E-10 C50; 1.0094E-09
C52;-3.9123E-09 C54; 2.2671E-08 C55;-2.1871E-10
C57;-2.5511E-10 C59; 7.0871E-10 C61; 3.3103E-10
C63; 4.8653E-09 C65;-2.7381E-10
S4 反射面 INFINITY
S5 反射面 INFINITY
S6 反射面 INFINITY
S7 プリズム入射面 INFINITY
S8 CG面 INFINITY
S9 表示面 INFINITY
S10 フレネルレンズ射出面 24.3207
S11 フレネルレンズ入射面 INFINITY
S12 反射面 -40
S13 レンズ射出面 -7
S14 レンズ入射面 INFINITY
S15 光源面 INFINITY
面番号 x y z ADE Nd νd
S1 0 0 0 7.5 瞳径3mm
S2 0 -0.1555 14.1413 7.5 1.5168 65.26
S3 0 0.1512 16.4708 -23.5 1.5168 65.26
S4 0 3.3145 13.6844 7.5 1.5168 65.26
S5 0 11.3637 17.3645 7.5 1.5168 65.26
S6 0 18.6819 11.6613 7.5 1.5168 65.26
S7 0 24.8182 13.8793 85.8
S8 0 32.0346 19.6469 58.1886 1.5168 65.26
S9 0 32.7144 20.0686 58.1886
S10 0 33.3943 20.4903 58.1886 1.5305 55.72
S11 0 34.244 21.0174 58.1886
S12 0 41.6911 24.1885 25.3426
S13 0 41.999 14.369 -15.7671 1.5168 65.26
S14 0 42.8237 11.448 -15.7671
S15 0 43.1878 10.1584 -15.7671
画角
X方向;-13.1°〜13.1°
Y方向; -7.5°〜 7.5°
(実施例3)
面番号 曲率半径
S1 瞳面 INFINITY
S2 プリズム射出面 INFINITY
S3 HOE面 INFINITY
2光束の定義
HV1;REA HV2;VIR
HX1; 0.000000E+00 HY1;-9.612031E-01 HZ1;-2.276064E+01
HX2; 0.000000E+00 HY2; 2.485100E+08 HZ2;-6.062901E+09
HWL;532
位相係数
C2 ; 0.0000E+00 C3 ; 4.2143E-03 C5 ; 8.8088E-03
C7 ;-9.1463E-05 C9 ;-6.6452E-06 C10; 1.6760E-05
C12;-2.3919E-05 C14;-1.1551E-05 C16; 5.5568E-06
C18; 2.8278E-06 C20; 7.9737E-06 C21;-1.2670E-06
C23;-1.5327E-08 C25; 1.9599E-06 C27; 5.2011E-08
C29;-1.6845E-07 C31;-7.6240E-08 C33; 1.6301E-08
C35;-7.8468E-07 C36; 2.7256E-08 C38; 1.2420E-08
C40;-4.8431E-08 C42;-1.4511E-07 C44;-5.1027E-10
C46; 1.8489E-09 C48; 2.4235E-10 C50; 1.0094E-09
C52;-3.9123E-09 C54; 2.2671E-08 C55;-2.1871E-10
C57;-2.5511E-10 C59; 7.0871E-10 C61; 3.3103E-10
C63; 4.8653E-09 C65;-2.7381E-10
S4 反射面 INFINITY
S5 反射面 INFINITY
S6 反射面 INFINITY
S7 プリズム入射面 INFINITY
S8 CG面 INFINITY
S9 表示面 INFINITY
S10 フレネルレンズ射出面 15
S11 フレネルレンズ入射面 INFINITY
S12 反射面 -50
S13 フレネルレンズ射出面 -22.35
S14 フレネルレンズ入射面 INFINITY
S15 レンズ射出面 -8.5
S16 レンズ入射面 INFINITY
S17 光源面 INFINITY
面番号 x y z ADE Nd νd
S1 0 0 0 7.5 瞳径3mm
S2 0 -0.1555 14.1413 7.5 1.5168 65.26
S3 0 0.1512 16.4708 -23.5 1.5168 65.26
S4 0 3.3145 13.6844 7.5 1.5168 65.26
S5 0 11.3637 17.3645 7.5 1.5168 65.26
S6 0 18.6819 11.6613 7.5 1.5168 65.26
S7 0 24.8182 13.8793 85.8
S8 0 32.0346 19.6469 58.1886 1.5168 65.26
S9 0 32.7144 20.0686 58.1886
S10 0 33.3943 20.4903 58.1886 1.5305 55.72
S11 0 34.244 21.0174 58.1886
S12 0 41.2662 23.9249 22.1886
S13 0 41.4187 19.0028 -18.9211 1.5305 55.72
S14 0 41.7429 18.0569 -18.9211
S15 0 42.0672 17.1109 -18.9211 1.5168 65.26
S16 0 43.0514 14.2397 -18.9211
S17 0 43.4859 12.9721 -18.9211
画角
X方向;-13.1°〜13.1°
Y方向; -7.5°〜 7.5°
(実施例4)
面番号 曲率半径
S1 瞳面 INFINITY
S2 プリズム射出面 INFINITY
S3 HOE面 INFINITY
2光束の定義
HV1;REA HV2;VIR
HX1; 0.000000E+00 HY1;-9.612031E-01 HZ1;-2.276064E+01
HX2; 0.000000E+00 HY2; 2.485100E+08 HZ2;-6.062901E+09
HWL;532
位相係数
C2 ; 0.0000E+00 C3 ; 4.2143E-03 C5 ; 8.8088E-03
C7 ;-9.1463E-05 C9 ;-6.6452E-06 C10; 1.6760E-05
C12;-2.3919E-05 C14;-1.1551E-05 C16; 5.5568E-06
C18; 2.8278E-06 C20; 7.9737E-06 C21;-1.2670E-06
C23;-1.5327E-08 C25; 1.9599E-06 C27; 5.2011E-08
C29;-1.6845E-07 C31;-7.6240E-08 C33; 1.6301E-08
C35;-7.8468E-07 C36; 2.7256E-08 C38; 1.2420E-08
C40;-4.8431E-08 C42;-1.4511E-07 C44;-5.1027E-10
C46; 1.8489E-09 C48; 2.4235E-10 C50; 1.0094E-09
C52;-3.9123E-09 C54; 2.2671E-08 C55;-2.1871E-10
C57;-2.5511E-10 C59; 7.0871E-10 C61; 3.3103E-10
C63; 4.8653E-09 C65;-2.7381E-10
S4 反射面 INFINITY
S5 反射面 INFINITY
S6 反射面 INFINITY
S7 プリズム入射面 INFINITY
S8 CG面 INFINITY
S9 表示面 INFINITY
S10 レンズ射出面 48
S11 レンズ入射面 INFINITY
S12 反射面 -40
S13 レンズ射出面 -6
S14 レンズ入射面 INFINITY
S15 光源面 INFINITY
面番号 x y z ADE Nd νd
S1 0 0 0 7.5 瞳径3mm
S2 0 -0.1555 14.1413 7.5 1.5168 65.26
S3 0 0.1512 16.4708 -23.5 1.5168 65.26
S4 0 3.3145 13.6844 7.5 1.5168 65.26
S5 0 11.3637 17.3645 7.5 1.5168 65.26
S6 0 18.6819 11.6613 7.5 1.5168 65.26
S7 0 24.8182 13.8793 85.8
S8 0 32.0346 19.6469 58.1886 1.5168 65.26
S9 0 32.7144 20.0686 58.1886
S10 0 33.3943 20.4903 58.1886 1.5168 65.26
S11 0 34.6689 21.281 58.1886
S12 0 42.116 24.452 25.3426
S13 0 42.4239 14.6325 -15.7671 1.5168 65.26
S14 0 43.2486 11.7115 -15.7671
S15 0 43.6127 10.422 -15.7671
画角
X方向;-13.1°〜13.1°
Y方向; -7.5°〜 7.5°
各実施例1〜4において、上述した条件式(1)の対象となるf2/f1の値は、以下の表1の通りである。表1より、各実施例1〜4の映像表示装置1は、条件式(1)を満足していることがわかる。
Figure 0005266525
実施例1では、X方向、Y方向ともに最も広い画角を実現できており、しかも、照明光学系12にフレネルレンズを2枚用いているため、小型化の効果が大きい。実施例2では、実施例1の光源11側のフレネルレンズ16のパワーを反射ミラー17の反射面に持たせている。この実施例2では、実施例1よりも画角が少し狭くなっているが、依然、広画角であると言える。しかも、用いるフレネルレンズを1枚にして部品点数を減らしている点で、照明光学系12をコンパクトにできる効果もある。実施例3では、実施例2と同程度に広画角となっており、しかも、用いるフレネルレンズが2枚であるので、実施例2よりも小型化の効果が高い。実施例4では、実施例2および3と同程度に広画角となっており、用いるフレネルレンズを1枚にして照明光学系12をコンパクトにしている。
本発明は、表示映像の虚像を観察することが可能な眼鏡型のHMDに利用可能である。
本発明のHMDの概略の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 各実施の形態の映像表示装置の表示素子に入射する光の光路を、表示画面の長辺方向および短辺方向で示す説明図である。 各実施の形態の映像表示装置の照明光学系に適用されるフレネルレンズの断面図である。
符号の説明
1 映像表示装置
2 支持手段
11 光源
12 照明光学系
13 拡散板(拡散部材)
14 表示素子
17 反射ミラー
18 フレネルレンズ(光学部材)
20 接眼光学系
23 HOE
E 光学瞳
G1 第1群
G2 第2群

Claims (8)

  1. 光源と、
    入射光を変調して映像を表示する透過型の表示素子と、
    光源から射出される光を表示素子に導く照明光学系と、
    表示素子からの映像光を光学瞳に導く接眼光学系とを備えた映像表示装置であって、
    上記照明光学系は、光源側から順に、
    少なくとも1面の反射面を有し、かつ、正のパワーを有する第1群と、
    少なくとも1つの光学部材を有し、かつ、正のパワーを有する第2群とを有しており、
    以下の条件式を満足することを特徴とする映像表示装置;
    1.5<f2/f1<8.5
    ただし、
    f1:反射面を除いた第1群の焦点距離
    f2:第2群の焦点距離
    である。
  2. 上記照明光学系の第2群は、上記光学部材としてフレネルレンズを有していることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 入射光を拡散する拡散部材をさらに備え、
    上記拡散部材は、照明光学系の第2群と表示素子との間の光路中に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 入射光を拡散する拡散部材をさらに備え、
    上記拡散部材は、照明光学系の第2群と表示素子との間の光路中に配置されており、表示素子の画面長辺方向における拡散度が、表示素子の画面短辺方向における拡散度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  5. 上記照明光学系の第1群の反射面により、照明光学系の光路が表示素子の画面短辺方向に平行でかつ画面長辺方向に垂直な断面内で折り曲げられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像表示装置。
  6. 上記断面内で、光源と光学瞳との位置関係は共役であることを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
  7. 上記接眼光学系は、体積位相型の反射型ホログラム光学素子を有しており、表示素子からの映像光を上記ホログラム光学素子にて回折反射させて光学瞳に導くと同時に、上記ホログラム光学素子を透過した外界像の光を光学瞳に導くことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の映像表示装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の映像表示装置と、
    上記映像表示装置を観察者の眼前で支持する支持手段とを有していることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
JP2008237587A 2008-09-17 2008-09-17 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ Expired - Fee Related JP5266525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237587A JP5266525B2 (ja) 2008-09-17 2008-09-17 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237587A JP5266525B2 (ja) 2008-09-17 2008-09-17 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010072153A JP2010072153A (ja) 2010-04-02
JP5266525B2 true JP5266525B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42204017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008237587A Expired - Fee Related JP5266525B2 (ja) 2008-09-17 2008-09-17 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5266525B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186332A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Shimadzu Corp 表示装置
WO2016118918A1 (en) * 2015-01-22 2016-07-28 Magic Leap, Inc. Methods and system for creating focal planes using an alvarez lens
US20180231782A1 (en) * 2015-08-04 2018-08-16 Lg Innotek Co., Ltd. Lens, optical device, and head mounted display device for implementing virtual reality comprising same
CN107121774B (zh) * 2017-07-14 2023-01-13 浙江舜宇光学有限公司 目镜以及包括该目镜的显示装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4192475B2 (ja) * 2002-02-25 2008-12-10 コニカミノルタホールディングス株式会社 映像表示装置
JP4529850B2 (ja) * 2005-09-15 2010-08-25 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010072153A (ja) 2010-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010032700A1 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US7072085B2 (en) Image combiner and image display unit
US7068404B2 (en) Image combiner and image display device
US6919976B2 (en) Information display device
JP5603716B2 (ja) プリズム光学系、プリズム光学系を用いた画像表示装置及び撮像装置
US7081999B2 (en) Image display apparatus and head mounted display using it
JP5408057B2 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US20130141527A1 (en) Video Display Device, Head-Mounted Display and Head-up Display
US11067810B2 (en) Head-mounted display apparatus
JP6229711B2 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JPH09219832A (ja) 画像表示装置
JP2003140081A (ja) ホログラムコンバイナ光学系
JPWO2006001254A1 (ja) イメージコンバイナ及び画像表示装置
US8437087B2 (en) Observation optical system and image display apparatus
JP5576746B2 (ja) 偏心光学系、偏心光学系を用いた画像表示装置及び撮像装置
CN110196493A (zh) 虚像显示装置
JP2004341411A (ja) 光学系および画像表示装置
JP2001142025A (ja) 画像表示装置
JP5266525B2 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US20030107785A1 (en) Optical system and device using the same
JP2016170203A (ja) 画像表示装置
JP2006091477A (ja) ホログラフィック反射面を有する広角観察光学系
US7675685B2 (en) Image display apparatus
JP3977021B2 (ja) 画像表示装置及びそれを用いたヘッドマウントディスプレイ
JP2008083352A (ja) 画像表示光学系及び頭部装着型画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5266525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees