JP5261642B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、耐圧特性を維持しつつ、分離領域の形成領域及びデバイスサイズを縮小する半導体装置及びその製造方法に関する。
従来の半導体装置の一実施例として、下記のNPNトランジスタ141の構造が知られている。図15に示す如く、P型の半導体基板142上には、N型のエピタキシャル層143が形成される。エピタキシャル層143には、基板142表面から上下方向(深さ方向)に拡散するP型の埋込拡散層144、145とエピタキシャル層143表面から拡散するP型の拡散層146、147とが形成される。そして、エピタキシャル層143は、P型の埋込拡散層144、145とP型の拡散層146、147とが連結してなる分離領域148、149により、複数の素子形成領域に区分される。素子形成領域の1つには、例えば、NPNトランジスタ141が形成される。NPNトランジスタ141は、主に、コレクタ領域として用いられるN型の埋込拡散層150、ベース領域として用いられるP型の拡散層151及びエミッタ領域として用いられるN型の拡散層152から形成される。また、分離領域148、149を構成するP型の埋込拡散層144、145は、基板142を、例えば、1050(℃)の窒素雰囲気中に1時間程度置き、専用の熱処理を行うことで、拡散される。一方、分離領域148、149を構成するP型の拡散層146、147は、基板142を、例えば、1000(℃)の窒素雰囲気中に2時間程度置き、専用の熱処理を行うことで、拡散される。この熱拡散工程により、P型の埋込拡散層144、145とP型の拡散層146、147とは連結し、分離領域148、149が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−283646号公報(第3−4、6頁、第1、5−7図)
上述したように、従来の半導体装置では、エピタキシャル層143の膜厚は、NPNトランジスタ141等の耐圧が考慮され決められる。例えば、パワー用の半導体素子と制御用の半導体素子とが、同一の半導体基板142にモノリシックに形成される場合には、パワー用半導体素子の耐圧特性に応じて、エピタキシャル層143の膜厚が決められる。そして、分離領域148、149を構成するP型の埋込拡散層144、145は、基板142表面からエピタキシャル層143へと這い上がっている。一方、分離領域148、149を構成するP型の拡散層146、147は、エピタキシャル層143表面から這い下がっている。この構造により、P型の埋込拡散層144、145は、その這い上がり幅に応じて、その横方向拡散幅W15、W16も広がってしまう。その結果、分離領域148、149の形成領域が縮小され難いという問題がある。
また、従来の半導体装置では、半導体基板142上にエピタキシャル層143が形成されている。分離領域148、149により区画されたエピタキシャル層143にはNPNトランジスタ141が形成されている。そして、エピタキシャル層143はN型の低不純物濃度領域である。この構造により、P型の埋込拡散層144やP型の拡散層151の形成領域がずれることで、両拡散層144、151間の離間距離L5が短くなり、空乏層が広がる領域が狭くなる。そして、NPNトランジスタ141では、ベース領域−分離領域間がショートし易くなり、所望の耐圧特性が得難いという問題がある。また、離間距離L5のばらつきにより、NPNトランジスタ141の耐圧特性が安定しないという問題がある。
また、従来の半導体装置では、NPNトランジスタ141の所望の耐圧を実現するためには、P型の拡散層151と分離領域148のP型の埋込拡散層144との離間距離L5が一定の距離以上であることが必要となる。同様に、P型の拡散層151と分離領域148のP型の拡散層146との離間距離L6が一定の距離以上であることが必要となる。しかしながら、分離領域148を構成するP型の埋込拡散層144及びP型の拡散層146の横方向拡散幅W15、W17の広がりにより、NPNトランジスタ141のデバイスサイズを縮小し難いという問題がある。
また、従来の半導体装置の製造方法では、分離領域148、149を構成するP型の埋込拡散層144、145とP型の拡散層146、147とを連結させるために、上述した2回の熱拡散工程を行っている。この製造方法により、P型の埋込拡散層144、145は、その這い上がり幅に応じて、その横方向拡散幅W15、W16も広がってしまう。また、当該熱拡散工程により、N型の埋込拡散層150もエピタキシャル層143表面側へと這い上がる。その結果、エピタキシャル層143の膜厚も薄くし難く、分離領域148、149の形成領域及びNPNトランジスタ141のデバイスサイズを縮小し難いという問題がある。
更に、図16に示すように、NPNトランジスタ161、162が、分離領域163を介して隣り合う構造について説明する。NPNトランジスタ161のコレクタ領域にグランド電圧(GND)が印加され、NPNトランジスタ162のコレクタ領域に電源電圧(Vcc)が印加される。この場合、NPNトランジスタ162では、P型の分離領域163及びP型の半導体基板164とN型のエピタキシャル層165及びN型の埋込拡散層166とのPN接合領域には逆バイアスが印加される。そして、空乏層が、PN接合領域からP型の分離領域163及びP型の半導体基板164側へと広がる。
このとき、分離領域163では、P型の埋込拡散層167とP型の拡散層168との重畳領域の不純物濃度が低濃度となると、点線で示すように、空乏層がNPNトランジスタ161側へと広がってしまう。そして、空乏層がN型の埋込拡散層169まで広がると、NPNトランジスタ161、162間のコレクタ領域がショートし、リーク電流が発生する問題がある。一方、このリーク電流を防止するためには、P型の埋込拡散層167及びP型の拡散層168をより広く拡散させ、重畳領域の不純物濃度を高める必要がある。この場合には、P型の埋込拡散層167の拡散幅W18及びP型の拡散層168の拡散幅W19が広くなり、NPNトランジスタ161、162のデバイスサイズを縮小し難いという問題がある。
上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本願発明の半導体装置では、一導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成された逆導電型のエピタキシャル層と、前記エピタキシャル層を複数の素子形成領域に区分する一導電型の分離領域とを有し、前記分離領域は、前記半導体基板と前記エピタキシャル層とに渡り形成された一導電型の第1の埋込拡散層と、前記エピタキシャル層に形成された一導電型の第2の埋込拡散層と、前記エピタキシャル層に形成された一導電型の第1の拡散層とが連結して形成され、前記素子形成領域の1つの領域にはバイポーラトランジスタが形成され、前記バイポーラトランジスタのベース領域としての一導電型の第2の拡散層と前記分離領域との間には逆導電型の拡散層が形成され、前記逆導電型の拡散層は前記一導電型の第2の拡散層を囲むように配置され、前記バイポーラトランジスタのコレクタ電極は前記逆導電型の拡散層と接続していることを特徴とする。従って、一導電型の第1及び第2の埋込拡散層及び一導電型の第1の拡散層の横方向拡散幅が低減され、分離領域の形成領域が狭められる。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、一導電型の半導体基板を準備する工程と、前記半導体基板に一導電型の第1の埋込拡散層を形成する不純物をイオン注入した後、前記半導体基板上に逆導電型のエピタキシャル層を形成する工程と、前記エピタキシャル層の表面から一導電型の第2の埋込拡散層を形成する不純物をイオン注入した後、連続して一導電型の第1の拡散層を形成する不純物をイオン注入し、熱拡散することで前記一導電型の第1の埋込拡散層、前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層を連結させ分離領域を形成する工程とを有し、前記分離領域にて区分される素子形成領域の1つの領域にバイポーラトランジスタを形成し、前記バイポーラトランジスタのベース領域としての一導電型の第2の拡散層と前記分離領域との間には逆導電型の拡散層を形成し、前記逆導電型の拡散層を前記一導電型の第2の拡散層を囲むように配置し、前記バイポーラトランジスタのコレクタ電極を前記逆導電型の拡散層と接続させることを特徴とする。従って、本発明では、分離領域を形成する一導電型の第1の埋込拡散層を形成する不純物をイオン注入した後の専用の熱拡散工程が省略される。この製造方法により、一導電型の第1の埋込拡散層の横方向拡散が低減され、分離領域の形成領域が狭められる。
本発明では、分離領域を構成する拡散層が深さ方向に複数形成され、個々の拡散層の這い上がり幅または這い下がり幅が低減される。この構造により、分離領域の形成領域が狭められる。
また、本発明では、NPNトランジスタのベース領域と分離領域との間にN型の拡散層が形成される。この構造により、ベース領域−分離領域間がショートし難い構造となり、NPNトランジスタの耐圧特性が向上される。
また、本発明では、NPNトランジスタのベース領域と分離領域との間に配置されたN型の拡散層が、二重拡散構造である。この構造により、ベース領域−分離領域間がよりショートし難い構造となる。
また、本発明では、エピタキシャル層表面から分離領域を構成する埋込拡散層及び拡散層のイオン注入工程を連続して行う。この製造方法により、当該埋込拡散層を拡散させる専用の熱拡散工程を削減でき、分離領域の形成領域の広がりを防止できる。
また、本発明では、エピタキシャル層表面から分離領域を構成する埋込拡散層及び拡散層のイオン注入工程を連続して行う。この製造方法により、マスク枚数が削減でき、製造コストを低減できる。
また、本発明では、LOCOS酸化膜を形成した後、分離領域を構成する拡散層を形成する。この製造方法により、分離領域を構成する拡散層の形成領域表面及びその近傍領域に発生する結晶欠陥を低減できる。
また、本発明では、分離領域を構成する拡散層とMOSトランジスタのバックゲート領域を構成する拡散層とを共用工程で形成する。この製造方法により、熱拡散工程が低減され、分離領域の形成領域の広がりを抑制できる。
以下に、本発明の第1の実施の形態である半導体装置について、図1を参照し、詳細に説明する。図1は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。
図1に示す如く、分離領域1、2、3で区画された1つの素子形成領域にはNPNトランジスタ4が形成され、別の素子形成領域にはNチャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ5が形成される。尚、図示していないが、その他の素子形成領域にはPチャネル型MOSトランジスタ、PNPトランジスタ等が形成される。
先ず、図示したように、分離領域1、2、3は、P型の単結晶シリコン基板6及びN型のエピタキシャル層7を複数の素子形成領域に区分する。分離領域1は、P型の埋込拡散層8、9及びP型の拡散層10から構成される。同様に、分離領域2は、P型の埋込拡散層11、12及びP型の拡散層13から構成され、分離領域3は、P型の埋込拡散層14、15及びP型の拡散層16から構成される。尚、図1に示す断面では、分離領域1、2、3は個別に図示されているが、分離領域1、2、3は素子形成領域を囲むように一体に形成される。
N型のエピタキシャル層7が、P型の単結晶シリコン基板6上に形成される。
P型の埋込拡散層8、11、14は、基板6とエピタキシャル層7とに渡り形成される。尚、詳細は半導体装置の製造方法において後述するが、P型の埋込拡散層8、11、14は、基板6にイオン注入されたP型の不純物が熱拡散されることで形成される。
P型の埋込拡散層9、12、15は、エピタキシャル層7にのみ形成される。P型の埋込拡散層9、12、15は、P型の埋込拡散層8、11、14と連結する。尚、詳細は半導体装置の製造方法において後述するが、P型の埋込拡散層9、12、15は、エピタキシャル層7表面からイオン注入されたP型の不純物が熱拡散されることで形成される。
P型の拡散層10、13、16は、エピタキシャル層7に形成される。P型の拡散層10、13、16は、P型の埋込拡散層9、12、15と連結する。尚、詳細は半導体装置の製造方法において後述するが、P型の拡散層10、13、16は、エピタキシャル層7にイオン注入されたP型の不純物が熱拡散されることで形成される。
図示したように、分離領域1では、P型の埋込拡散層8とP型の拡散層10との間にはP型の埋込拡散層9が配置される。そして、P型の埋込拡散層9は、基板6表面から這い上がるP型の埋込拡散層8とエピタキシャル層7表面から這い下がるP型の拡散層10と連結する。この構造により、P型の埋込拡散層8の表面方向(深さ方向)への這い上がり幅が低減され、P型の埋込拡散層8の横方向への拡散幅W1も大幅に低減される。つまり、分離領域1の形成領域はP型の埋込拡散層8の横方向への拡散幅W1により決まるため、分離領域1の形成領域が大幅に低減される。同様に、分離領域2、3においても、P型の埋込拡散層11、14の拡散幅W2、W3が大幅に狭くなり、分離領域2、3の形成領域も大幅に低減される。また、分離領域1、2、3では、P型の埋込拡散層9、12、15により、P型の拡散層10、13、16の這い下がり幅が低減され、P型の拡散層10、13、16の横方向への拡散幅W4、W5、W6が低減される。
次に、NPNトランジスタ4は、主に、P型の単結晶シリコン基板6と、N型のエピタキシャル層7と、コレクタ領域として用いられるN型の埋込拡散層17と、ベース領域として用いられるP型の拡散層18と、エミッタ領域として用いられるN型の拡散層19と、N型の拡散層20、21、22、23とから構成される。
N型の埋込拡散層17は、基板6とエピタキシャル層7とに渡り形成される。
N型の拡散層20、21は、エピタキシャル層7に形成される。N型の拡散層22は、N型の拡散層20と重畳して形成される。N型の拡散層23は、N型の拡散層21と重畳して形成される。そして、N型の拡散層20、21は、ベース領域としてのP型の拡散層18と分離領域1、2との間に配置される。図示していないが、例えば、N型の拡散層20、21は、P型の拡散層18の周囲を囲むように一環状に配置される。
LOCOS酸化膜24、25、26が、エピタキシャル層7に形成される。LOCOS酸化膜24、25、26の平坦部では、その膜厚が、例えば、3000〜10000Å程度となる。LOCOS酸化膜24、26の下方には、P型の分離領域1、2が形成される。
絶縁層27が、エピタキシャル層7上面に形成される。絶縁層27は、NSG(Nondoped Silicate Glass)膜及びBPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜等により、形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより、絶縁層27にコンタクトホール28、29、30が形成される。
コンタクトホール28、29、30には、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜が選択的に形成され、エミッタ電極31、ベース電極32及びコレクタ電極33が形成される。このとき、コレクタ電極33は、コンタクトホール30を介してN型の拡散層23と接続する。そして、N型の拡散層21、23を利用することで、コレクタ領域でのシート抵抗値が低減される。尚、前記エミッタ電極31、ベース電極32及びコレクタ電極33は、前記コンタクトホール28、29、30内にタングステン(W)等の金属プラグを埋め込み、その上にアルミ合金膜を形成する場合でもよい。
次に、Nチャネル型MOSトランジスタ5は、主に、P型の単結晶シリコン基板6と、N型のエピタキシャル層7と、N型の埋込拡散層34と、バックゲート領域として用いられるP型の拡散層35、36と、ソース領域として用いられるN型の拡散層37、39と、ドレイン領域として用いられるN型の拡散層38、40と、ゲート電極41とから構成される。
N型の埋込拡散層34は、基板6とエピタキシャル層7とに渡り形成される。
P型の拡散層35は、エピタキシャル層7に形成され、バックゲート領域として用いられる。P型の拡散層36が、P型の拡散層35と重畳して形成され、バックゲート引き出し領域として用いられる。
N型の拡散層37、38が、P型の拡散層35に形成される。N型の拡散層37は、ソース領域として用いられる。N型の拡散層38は、ドレイン領域として用いられる。N型の拡散層37にはN型の拡散層39が形成され、N型の拡散層38にはN型の拡散層40が形成される。この構造により、ドレイン領域はDDD(Double Diffused Drain)構造となる。そして、N型の拡散層37、38間に位置するP型の拡散層35は、チャネル領域として用いられる。チャネル領域上方のエピタキシャル層7上面にはゲート酸化膜42が形成される。
ゲート電極41は、ゲート酸化膜42上面に形成される。ゲート電極41は、例えば、ポリシリコン膜とタングステンシリサイド膜とにより所望の膜厚となるように形成される。図示していないが、タングステンシリサイド膜の上面にシリコン酸化膜が形成される。
LOCOS酸化膜26、43、44が、エピタキシャル層7に形成される。
絶縁層27が、エピタキシャル層7上面に形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより、絶縁層27にコンタクトホール45、46、47が形成される。
コンタクトホール45、46、47には、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜が選択的に形成され、ソース電極48、ドレイン電極49及びバックゲート電極50が形成される。尚、前記ソース電極48、ドレイン電極49及びバックゲート電極50は、前記コンタクトホール45、46、47内にタングステン(W)等の金属プラグを埋め込み、その上にアルミ合金膜を形成する場合でもよい。
詳細は半導体装置の製造方法において後述するが、P型の埋込拡散層8、9、11、12、14、15及びP型の拡散層10、13、16のそれぞれを拡散するための専用の熱拡散工程を削減している。特に、P型の埋込拡散層8、11、14を拡散するための専用の熱拡散工程を省略することで、N型の埋込拡散層17、34の這い上がり幅が低減され、エピタキシャル層7の膜厚を薄くすることができる。具体的には、NPNトランジスタ4等の耐圧特性を維持しつつ、従来の構造では、エピタキシャル層143(図15参照)の膜厚が、例えば、2.1μmであったが、本実施の形態では、エピタキシャル層7の膜厚が、例えば、1.6μmとなる。つまり、エピタキシャル層7の膜厚を薄くし、更に、P型の埋込拡散層8の横方向の拡散幅W1を狭めることで、P型の拡散層18とP型の埋込拡散層8との離間距離L1を狭めることができる。また、上述したように、P型の拡散層10の横方向の拡散幅W4を狭めることで、P型の拡散層18とP型の拡散層10との離間距離L2を狭めることができる。従来の構造では、P型の拡散層151(図15参照)とP型の埋込拡散層144(図15参照)との離間距離L5(図15参照)は、例えば、1.7μmであり、P型の拡散層151とP型の拡散層146(図15参照)との離間距離L6(図15参照)は、例えば、2.0μmであった。しかしながら、本実施の形態では、離間距離L1は、例えば、0.8μmとなり、離間距離L2は、例えば、1.0μmとなる。その結果、NPNトランジスタ4の耐圧特性を維持しつつ、ベース領域−分離領域間が狭められ、NPNトランジスタ4のデバイスサイズが縮小される。
更に、上述したように、ベース領域として用いられるP型の拡散層18とP型の分離領域1、2との間にN型の拡散層20、21、22、23が配置される。N型の拡散層20、21、22、23が配置されることで、P型の拡散層18とP型の分離領域1、2との間のエピタキシャル層7の不純物濃度が高くなる。この構造により、P型の拡散層18とN型のエピタキシャル層7とのPN接合領域から広がる空乏層に関し、N型のエピタキシャル層7側に広がる空乏層が、N型の拡散層20、21、22、23により広がり難くなる。同様に、P型の分離領域1、2とN型のエピタキシャル層7とのPN接合領域から広がる空乏層も、N型の拡散層20、21、22、23により広がり難くなる。そのことで、上記空乏層の広がりをN型の拡散層20、21、22、23により調整することで、ベース領域−分離領域間がショートし難くなり、NPNトランジスタ4の耐圧特性が向上される。
このとき、N型の拡散層20とN型の拡散層22が重畳して形成され、N型の拡散層21とN型の拡散層23が重畳して形成され、拡散幅の広がりを抑制しつつ、高不純物濃度のN型の拡散層が形成される。この構造により、NPNトランジスタ4の耐圧特性を向上させつつ、ベース領域−分離領域間が狭められ、NPNトランジスタ4のデバイスサイズが縮小される。
尚、本実施の形態では、分離領域1、2、3において、P型の埋込拡散層8、11、14とP型の拡散層10、13、16との間にP型の埋込拡散層9、12、15のみが配置される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、P型の埋込拡散層8、11、14とP型の拡散層10、13、16との間に複数段のP型の埋込拡散層が配置される場合でもよい。
また、本実施の形態では、N型の拡散層20、21、22、23の配置領域は、NPNトランジスタ4の耐圧特性に応じて種々の設計変更が可能である。例えば、P型の拡散層18とP型の分離領域1、2との離間距離により、所望の耐圧特性が確保される領域には、N型の拡散層20、21、22、23は必ずしも配置される必要はない。つまり、P型の拡散層18とP型の分離領域1、2との離間距離が短い領域には、少なくともN型の拡散層20、21、22、23が配置されればよい。
また、本実施の形態では、N型の拡散層20とN型の拡散層22とが重畳して形成され、N型の拡散層21とN型の拡散層23とが重畳して形成される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、N型の拡散層20、21のみの場合でもよい。また、それぞれ三重拡散構造等の更なる多重拡散構造の場合でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態である半導体装置の製造方法について、図2〜図9を参照し、詳細に説明する。図2〜図9は、本実施の形態における半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
先ず、図2に示す如く、P型の単結晶シリコン基板6を準備する。基板6上にシリコン酸化膜51を形成し、N型の埋込拡散層53、54の形成領域上に開口部が形成されるように、シリコン酸化膜51を選択的に除去する。そして、シリコン酸化膜51をマスクとして用い、基板6の表面にN型不純物、例えば、アンチモン(Sb)を含む液体ソース52を回転塗布法により塗布する。その後、アンチモン(Sb)を熱拡散し、N型の埋込拡散層53、54を形成した後、シリコン酸化膜51及び液体ソース52を除去する。
次に、図3に示す如く、基板6上にシリコン酸化膜55を形成し、シリコン酸化膜55上にフォトレジスト56を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、P型の埋込拡散層57、58、59が形成される領域上のフォトレジスト56に開口部を形成する。その後、基板6の表面から、P型不純物、例えば、ホウ素(B+)を加速電圧70〜90keV、導入量3.0×1012〜1.0×1014/cmでイオン注入する。
次に、図4に示す如く、基板6を気相エピタキシャル成長装置のサセプタ上に配置し、基板6上にN型のエピタキシャル層7を形成する。このとき、膜厚が1.5〜1.7μm程度となるように、エピタキシャル層7を形成する。このエピタキシャル層7の形成工程における熱処理により、前記N型の埋込拡散層53、54(図3参照)及び前記P型の埋込拡散層57、58、59(図3参照)が熱拡散され、N型の埋込拡散層17、34及びP型の埋込拡散層8、11、14が形成される。
その後、P型の埋込拡散層8、11、14を熱拡散するための専用の熱拡散工程を行うことなく、エピタキシャル層7上にシリコン酸化膜60を形成した後、シリコン酸化膜60上にフォトレジスト61を形成する。公知のフォトリソグラフィ技術を用い、N型の拡散層62、63、64、65が形成される領域上のフォトレジスト61に開口部を形成する。先ず、N型の拡散層62、63を形成するために、エピタキシャル層7の表面から、例えば、N型不純物のリン(P+)を加速電圧370〜390keV、導入量1.0×1011〜1.0×1013/cmでイオン注入する。次に、N型の拡散層64、65を形成するために、エピタキシャル層7の表面から、例えば、N型不純物のリン(P+)を加速電圧370〜390keV、導入量1.0×1011〜1.0×1013/cmで連続してイオン注入する。その後、フォトレジスト61を除去し、熱拡散した後シリコン酸化膜60を除去する。尚、当該熱拡散工程により、N型の拡散層62、63、64、65が熱拡散され、N型の拡散層20、21、22、23(図5参照)が形成される。
次に、図5に示す如く、エピタキシャル層7の所望の領域にLOCOS酸化膜24、25、26、43、44を形成する。エピタキシャル層7上面にシリコン酸化膜66を形成し、シリコン酸化膜66上にフォトレジスト67を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、P型の埋込拡散層68、69、70、71が形成される領域上のフォトレジスト67に開口部を形成する。その後、エピタキシャル層7の表面から、P型不純物、例えば、ホウ素(B++)を加速電圧290〜310keV、導入量2.5×1012〜1.0×1014/cmでイオン注入する。
次に、P型の埋込拡散層68、69、70、71が熱拡散されることなく、同一のフォトレジスト67を用い2回目のイオン注入を行う。フォトレジスト67上から、P型不純物、例えば、ホウ素(B+)を加速電圧150〜170keV、導入量1.0×1012〜1.0×1014/cmでイオン注入する。この2回目のイオン注入工程により、P型の拡散層72、73、74、75が形成される。その後、フォトレジスト67を除去する。つまり、本実施の形態では、P型の埋込拡散層68、69、70、71及びP型の拡散層72、73、74、75を熱拡散するための専用の熱拡散工程が削減されている。
ここで、LOCOS酸化膜24、26、43、44を形成した後に、LOCOS酸化膜24、26、43、44上からホウ素(B++、B+)をイオン注入する。この製造方法により、比較的に分子レベルの大きいホウ素(B++、B+)をイオン注入することでダメージを受けたエピタキシャル層7表面から、LOCOS酸化膜24、26、43、44形成時の熱により結晶欠陥が発生することを防ぐことができる。
次に、図6に示す如く、シリコン酸化膜66上にフォトレジスト76を形成する。公知のフォトリソグラフィ技術を用い、N型の拡散層77、78が形成される領域上のフォトレジスト76に開口部を形成する。そして、エピタキシャル層7の表面から、N型不純物、例えば、リン(P+)を加速電圧70〜90keV、導入量1.0×1011〜1.0×1013/cmでイオン注入する。その後、フォトレジスト76を除去し、熱拡散した後、シリコン酸化膜66を除去する。
尚、当該熱拡散工程により、P型の埋込拡散層68、69、70、71、P型の拡散層72、73、74、75及びN型の拡散層77、78が熱拡散され、P型の埋込拡散層9、12、15(図7参照)、P型の拡散層10、13、16、35(図7参照)及びN型の拡散層79、80(図7参照)が形成される。以下の説明では、P型の埋込拡散層9、12、15、P型の拡散層10、13、16、35及びN型の拡散層79、80として説明する。また、P型の埋込拡散層70とP型の拡散層74とは熱拡散により連結し、P型の拡散層35(図7参照)となるため、以下P型の拡散層35として説明する。更に、図示していないが、N型の拡散層79、80は、Pチャネル型MOSトランジスタのバックゲート領域を構成するN型の拡散層と同一工程で形成される。しかしながら、N型の拡散層79、80は、形成される場合でも、形成されない場合でもよい。
図5及び図6を用いて上述したように、1回目のイオン注入工程の後に、熱拡散工程を行うことなく、連続して2回目のイオン注入工程を行う。更に、熱拡散工程を行うことなく、N型の拡散層79、80を形成するイオン注入工程を行い、その後、熱拡散工程を行う。この製造方法により、P型の埋込拡散層9、12、15、P型の拡散層10、13、16、35及びN型の拡散層79、80は1回の熱拡散工程により形成される。つまり、1回目及び2回目のイオン注入後の2回の熱拡散工程を省略することで、P型の埋込拡散層8、11、14の横方向拡散幅W1、W2、W3(図1参照)を抑制し、分離領域1、2、3(図1参照)の形成領域も狭めることができる。
更に、1回目のイオン注入工程では、2回目のイオン注入工程よりも高加速電圧によりイオン注入を行う。そして、P型の埋込拡散層9、12、15は、P型の埋込拡散層8、11、14の近傍に形成される。この製造方法より、P型の埋込拡散層8、11、14の這い上がり幅を低減させつつ、P型の埋込拡散層9、12、15とP型の埋込拡散層8、11、14とは確実に連結させることができる。
更に、P型の埋込拡散層9、12、15が、P型の埋込拡散層8、11、14の近傍に形成されることで、P型の埋込拡散層8、11、14の這い上がり幅を少なくすることができる。この製造方法により、P型の埋込拡散層8、11、14の不純物濃度を低濃度とすることができ、P型の埋込拡散層8、11、14の横方向拡散幅W1、W2、W3を抑制し、分離領域1、2、3の形成領域も狭めることができる。同様に、P型の拡散層10、13、16の這い下がり幅を低減することで、P型の拡散層10、13、16の横方向拡散幅W4、W5、W6(図1参照)を抑制することができる。
次に、図7に示す如く、エピタキシャル層7上にゲート酸化膜42として用いるシリコン酸化膜を形成する。そして、ゲート酸化膜42上に、例えば、ポリシリコン膜、タングステンシリサイド膜を順次形成し、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、ゲート電極41を形成する。その後、ゲート酸化膜42として用いるシリコン酸化膜上にフォトレジスト81を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、N型の拡散層82、83が形成される領域上のフォトレジスト81に開口部を形成する。そして、エピタキシャル層7表面から、N型不純物、例えば、リン(P+)を加速電圧70〜90keV、導入量1.0×1011〜1.0×1013/cmでイオン注入する。このとき、LOCOS酸化膜26、43及びゲート電極41をマスクとして利用することで、位置精度良くN型の拡散層82、83を形成することができる。その後、フォトレジスト81を除去し、熱拡散する。尚、当該熱拡散工程により、N型の拡散層82、83が熱拡散され、N型の拡散層37、38(図8参照)が形成される。
次に、図8に示す如く、ゲート酸化膜42として用いるシリコン酸化膜上にフォトレジスト84を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、P型の拡散層85が形成される領域上のフォトレジスト84に開口部を形成する。そして、エピタキシャル層7表面から、P型不純物、例えば、ホウ素(B)を加速電圧70〜90keV、導入量3.0×1012〜1.0×1014/cmでイオン注入する。その後、フォトレジスト84を除去し、熱拡散する。尚、当該熱拡散工程により、P型の拡散層85が熱拡散され、P型の拡散層18(図9参照)が形成される。
最後に、図9に示す如く、公知のフォトリソグラフィ技術及び公知のイオン注入技術を用い、N型の拡散層19、39、40を形成した後、P型の拡散層36を形成する。その後、エピタキシャル層7上に絶縁層27として、例えば、NSG膜及びBPSG膜等を堆積する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングで、絶縁層27にコンタクトホール28、29、30、45、46、47を形成する。コンタクトホール28、29、30、45、46、47には、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜を選択的に形成し、エミッタ電極31、ベース電極32、コレクタ電極33、ソース電極48、ドレイン電極49及びバックゲート電極50を形成する。
尚、本実施の形態では、分離領域を構成する拡散層を形成する際に、LOCOS酸化膜24、25、26、43、44上から同一レジストマスクを用いて、連続して2回のイオン注入工程を行う場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、LOCOS酸化膜24、25、26、43、44上から同一レジストマスクを用いて、連続して3回以上のイオン注入工程を行い、P型の埋込拡散層8、11、14とP型の拡散層10、13、16との間に複数段のP型の埋込拡散層を形成する場合でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、本発明の第3の実施の形態である半導体装置について、図10〜図11を参照し、詳細に説明する。図10(A)は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。図10(B)は、図10(A)に示すNPNトランジスタを説明するための平面図である。図11(A)は、本実施の形態の分離領域を構成する拡散層の不純物濃度と拡散深さとを説明するための図である。図11(B)は、本実施の形態の分離領域を説明するための断面図である。図11(C)は、濃度分布により示される分離領域を説明するための図である。
尚、本実施の形態では、主に、分離領域91、92、93の形状が、図1に示す分離領域1、2、3の形状と異なる。そして、分離領域91、92、93により区画される素子形成領域に形成されるNPNトランジスタ94及びNチャネル型MOSトランジスタ95の形状は、図1に示すNPNトランジスタ4及びNチャネル型MOSトランジスタ5の形状と、実質、同一である。そのため、上述した図1の説明を、適宜、参照し、同一の構成要素には同じ符番を付す。
図10(A)に示す如く、P型の単結晶シリコン基板6上にはN型のエピタキシャル層7が形成される。エピタキシャル層7は、分離領域91、92、93により複数の素子形成領域に区分される。そして、素子形成領域の一領域にはNPNトランジスタ94が形成され、他の領域にはNチャネル型MOSトランジスタ95が形成される。
分離領域91は、P型の埋込拡散層96、97及びP型の拡散層98から構成される。丸印99で示すように、P型の埋込拡散層96とP型の拡散層98とはその一部領域が重畳する。P型の埋込拡散層97は、丸印99で示す上記重畳領域と、更に、重畳するように、エピタキシャル層7に形成される。そして、P型の埋込拡散層97は、N型の拡散層20、22とPN接合領域を形成する。尚、上述した分離領域91と同様に、分離領域92、93は、P型の埋込拡散層100、101、103、104及びP型の拡散層102、105により構成される。
図10(B)に示す如く、実線106〜110に囲まれる領域は、分離領域91、92のP型の拡散層98、102を示す。点線111、112に囲まれる領域は、NPNトランジスタ94のコレクタ領域としてのN型の拡散層20〜23を示す。一点鎖線113に囲まれる領域は、NPNトランジスタ94のベース領域としてのP型の拡散層18を示す。実線114に囲まれる領域は、NPNトランジスタ94のエミッタ領域としてのN型の拡散層19を示す。図示したように、N型の拡散層20〜23は、分離領域91、92の内側に一環状に配置され、分離領域のP型の埋込拡散層97、101とPN接合領域を形成する。尚、図10(A)の断面では、P型の拡散層98、102は別々の拡散層として図示されているが、実際には一環状の一つの拡散層として形成される。また、P型の埋込拡散層97、101、P型の埋込拡散層96、100、N型の拡散層20、21及びN型の拡散層22、23も同様である。
図11(A)では、縦軸はP型の埋込拡散層96、97及びP型の拡散層98の不純物濃度を示し、横軸はP型の埋込拡散層96、97及びP型の拡散層98の拡散深さを示す。そして、実線は分離領域91全体を示し、点線はP型の拡散層98を示し、一点鎖線はP型の埋込拡散層97を示し、二点鎖線はP型の埋込拡散層96を示す。
点線が示すように、エピタキシャル層7表面から0.3μm程度の領域に不純物濃度のピークが位置するように、P型の拡散層98が形成される。また、一点鎖線が示すように、エピタキシャル層7表面から0.5μm程度の領域に不純物濃度のピークが位置するように、P型の埋込拡散層97が形成される。また、二点鎖線が示すように、エピタキシャル層7表面から1.75μm程度の領域に不純物濃度のピークが位置するように、P型の埋込拡散層96が形成される。また、実線が示すように、分離領域91は、P型の埋込拡散層97とP型の拡散層98が重畳することで、エピタキシャル層7表面から0.3〜0.5μmの範囲に高濃度に推移する領域を有する。そして、P型の拡散層98とP型の埋込拡散層96とは、エピタキシャル層7表面から1.0μm程度の領域で重畳するが、この重畳領域においても1.0×1017/cm以上の不純物濃度を維持する。
この構造により、P型の分離領域91及びP型の基板6とN型のエピタキシャル層7及びN型の埋込拡散層17とのPN接合領域から広がる空乏層が、分離領域91を横断して、隣接する他の素子形成領域まで広がることを防止できる。そして、隣接する素子間でのリーク電流が防止される。
図11(B)では、d1はP型の拡散層98の不純物濃度のピーク位置の深さを示し、d2はP型の埋込拡散層97の不純物濃度のピーク位置の深さを示し、d3はP型の拡散層98とP型の埋込拡散層96との重畳領域までの深さを示し、d4はエピタキシャル層の膜厚を示し、d5はP型の埋込拡散層96の不純物濃度のピーク位置の深さを示す。尚、図11(A)を用いて上述したように、それぞれ、d1=0.3μm程度、d2=0.5μm程度、d3=1.0μm程度、d4=1.65μm程度、d5=1.75μm程度である。また、図11(B)では、分離領域91について説明するが、分離領域92についても同様である。
図示したように、P型の拡散層98及びP型の埋込拡散層97の不純物濃度のピークは、エピタキシャル層7の中央領域(0.8μm程度)よりもエピタキシャル層7表面側に位置する。その結果、分離領域91の形状は、P型の埋込拡散層96上に、横方向に扁平したP型の埋込拡散層97及びP型の拡散層98が配置された形状となる。そして、P型の拡散層98とP型の埋込拡散層97とが重畳し、エピタキシャル層7表面から0.3〜0.5μm程度の領域では、P型の埋込拡散層97とN型の拡散層20、22とがPN接合領域を形成する。このP型不純物が高濃度となる領域では、横方向拡散も広がり易いが、N型の拡散層20、22により、P型の埋込拡散層97の拡散幅W7の広がりが抑えられる。そして、分離領域91の横方向拡散幅を抑えることで、NPNトランジスタ94のデバイスサイズが縮小される。尚、図10(A)、(B)に示すように、N型の拡散層20〜23は、分離領域91、92の内側に一環状に配置されることで、P型の埋込拡散層97、101の拡散幅W7の広がりも全周において抑えられる。
同様に、エピタキシャル層7表面から1.6〜2.0μm程度の領域では、P型の埋込拡散層96とN型の埋込拡散層17とがPN接合領域を形成する。そして、P型の埋込拡散層96は、エピタキシャル層7が堆積される前工程にてイオン注入されるため、熱処理が加わる時間が長く、横方向拡散も広がり易い。しかしながら、P型の埋込拡散層96は、N型の埋込拡散層17により横方向の拡散幅W8の広がりが抑えられる。そして、分離領域91の横方向拡散を抑えることで、NPNトランジスタ94のデバイスサイズが縮小される。
更に、P型の埋込拡散層97が、丸印99が示す重畳領域と、更に、重畳するように形成される。この構造により、3つの拡散層96、97、98により、丸印99で示す重畳領域の不純物濃度が、所望の濃度以上になるように設計される。そのため、P型の埋込拡散層96の這い上がり幅及びP型の拡散層98の這い下がり幅を狭めることができる。そして、P型の拡散層98の拡散幅W7及びP型の埋込拡散層96の拡散幅W8を狭め、分離領域91の横方向拡散を抑えることで、NPNトランジスタ94のデバイスサイズが縮小される。
図11(C)に示す如く、太線114が、分離領域91の外形形状を示す。尚、図11(C)では、LOCOS酸化膜24は省略されている。また、色が濃く表示される領域程、高濃度領域となる。
先ず、分離領域91がエピタキシャル層7とPN接合領域を形成する側(紙面左側)について説明する。エピタキシャル層7表面側から深さd3へと緩やかに横方向拡散幅が広がる。そして、深さd3からd4への間では、緩やかに横方向拡散幅が狭まった後、再び、横方向拡散幅が広がる。つまり、エピタキシャル層7の中央領域から上方では、3つの拡散層96、97、98が重畳し、その横方向拡散幅も広がる。
次に、分離領域91がN型の拡散層20、22やN型の埋込拡散層17とPN接合領域を形成する側(紙面右側)について説明する。深さd2から深さd3の領域では、3つの拡散層96、97、98が重畳し、その横方向拡散の広がり易い。しかしながら、N型の拡散層20、22により、その重畳領域での横方向拡散の広がりが抑えられている。同様に、深さd4からd5領域では、その横方向拡散の広がりが、N型の埋込拡散層17により抑えられている。上述したように、N型の拡散層20、22、N型の埋込拡散層17により分離領域91の横方向拡散幅が抑えられる。つまり、紙面右側の分離領域91の外形形状は、紙面左側の分離領域91の外形形状よりもその曲面が変化している。
尚、本実施の形態においても、図10(A)に示すP型の拡散層18とP型の埋込拡散層97との離間距離L3及びP型の拡散層18とP型の埋込拡散層96との離間距離L4を狭めることができる。この構造により、図1を用いて説明した実施の形態と同様に、NPNトランジスタ94の耐圧特性が維持され、NPNトランジスタ94のデバイスサイズが縮小される。
また、基板6上に1層のエピタキシャル層7が積層され、エピタキシャル層7に分離領域91、92、93が形成される構造について説明したが、この場合に限定されるものではない。例えば、基板上に2層以上のエピタキシャル層が積層され、その複数層のエピタキシャル層に上記構造の分離領域が形成される場合でも良い。この場合においても、最上層のエピタキシャル層において、上記構造の分離領域を配置することで、分離領域の横方向拡散を抑えながら、その不純物濃度を調整することが可能となる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、本発明の第4の実施の形態である半導体装置の製造方法について、図12〜図14を参照し、詳細に説明する。図12〜図14は、本実施の形態における半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。そして、上述したように、NPNトランジスタ94及びNチャネル型MOSトランジスタ95の形状は、図1に示すNPNトランジスタ4及びNチャネル型MOSトランジスタ5の形状と、実質、同一である。そのため、上述した図2、図4、図5、図7〜図9の説明を、適宜、参照し、同一の構成要素には同じ符番を付す。
先ず、図2に示す如く、P型の単結晶シリコン基板6を準備し、基板6にN型の埋込拡散層53、54を形成する。尚、詳細の製造方法は、図2の説明を参照する。
次に、図12に示す如く、基板6上にシリコン酸化膜121を形成し、シリコン酸化膜121上にフォトレジスト122を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、P型の埋込拡散層123、124、125が形成される領域上のフォトレジスト122に開口部を形成する。その後、基板6の表面から、P型不純物、例えば、ホウ素(B+)を加速電圧80keV、導入量3.0×1013/cmでイオン注入する。
このとき、フォトレジスト122の厚みt1は、例えば、1.8μmであり、P型の埋込拡散層123、124、125の形成領域上の線幅W9、W10、W11は、例えば、1.2μmである。これは、フォトレジストの膜厚を厚くし、イオン注入用の開口部を形成する場合、以下の問題が起こるからである。フォトレジストを開口する際、フォトレジストの膜厚が厚い場合にはエッチング時間も長くなり、開口部のフォトレジスト側面がだれ易くなる。つまり、フォトレジストは上端部に近い程エッチング時間が長くなり、開口部の上端部に近づく程、その開口面積が大きくなる。その結果、フォトレジストのだれた領域の膜厚は、その他の領域の膜厚よりも薄くなる。フォトレジストの厚い部分に合わせた加速電圧により不純物をイオン注入すると、フォトレジストのだれた領域では不純物がフォトレジストを通過してしまう。そして、設計した線幅よりも広い領域に不純物が注入され、熱拡散されることで、微細加工が難しくなる。
そこで、上述したように、フォトレジスト122の膜厚t1を薄くすることで、エッチング時間が短くなり、開口部のだれが防止される。そして、フォトレジスト122の配線幅W9、W10、W11の微細加工が可能となる。更に、フォトレジスト122の膜厚t1を薄くすることに対応し、イオン注入時の加速電圧を低くする。その結果、P型の埋込拡散層123、124、125の不純物濃度のピークが基板6表面側に近くなり、P型の埋込拡散層123、124、125はエピタキシャル層7へと這い上がり易くなる。そして、P型の埋込拡散層123、124、125を拡散させる熱処理時間を短くできることで、その横方向拡散幅も狭めることができる。
次に、図4〜図5に示す如く、基板6上にN型のエピタキシャル層7を形成する。エピタキシャル層7にN型の拡散層20〜23を形成した後、LOCOS酸化膜24〜26、43、44を形成する。そして、本実施の形態においても、P型の埋込拡散層123、124、125を熱拡散するための専用の熱拡散工程を行っていない。尚、詳細の製造方法は、図4〜図5の説明を参照する。
次に、図13に示す如く、エピタキシャル層7上面にシリコン酸化膜126を形成し、シリコン酸化膜126上にフォトレジスト127を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、P型の埋込拡散層128、129、130、131が形成される領域上のフォトレジスト127に開口部を形成する。その後、エピタキシャル層7の表面から、P型不純物、例えば、ホウ素(B++)を加速電圧300keV、導入量2.5×1013/cmでイオン注入する。
このとき、フォトレジスト127の厚みt2は、例えば、1.8μmであり、P型の埋込拡散層128、129、131の形成領域上の線幅W12、W13、W14は、例えば、1.2μmである。上述したように、フォトレジスト127の厚みt2を薄くすることで、線幅W12、W13、W14の微細加工が可能となる。そして、不純物をイオン注入する際の加速電圧を低くすることで、P型の埋込拡散層128、129、131の不純物濃度のピークがエピタキシャル層7表面側に近くなる。
次に、P型の埋込拡散層128〜131が熱拡散されることなく、同一のフォトレジスト127を用い2回目のイオン注入を行う。フォトレジスト127上から、P型不純物、例えば、ホウ素(B+)を加速電圧190keV、導入量8.0×1012/cmでイオン注入する。この2回目のイオン注入工程により、P型の拡散層132、133、134、135が形成される。その後、フォトレジスト127を除去する。尚、図示していないが、N型の拡散層22、23の形成領域に、N型不純物、例えば、リン(P+)をイオン注入した後に、そのN型不純物と同一工程により、P型の埋込拡散層128〜131及びP型の拡散層132〜135を熱拡散する。つまり、本実施の形態では、P型の埋込拡散層128〜131及びP型の拡散層132〜135を熱拡散するための専用の熱拡散工程が削減されている。
そして、フォトレジスト127の厚みt2に対応し、不純物をイオン注入する際の加速電圧を低くすることで、P型の拡散層132、133、135の不純物濃度のピークがエピタキシャル層7表面側に近くなる。この製造方法により、比較的に分子レベルの大きいホウ素(B++、B+)をイオン注入するが、ホウ素によりエピタキシャル層7がダメージを受ける領域が低減される。尚、全てのイオン注入工程が終わった後に、上記ダメージを回復するため、窒素雰囲気中でアニーリングが行われる。
次に、図7〜図9に示す如く、エピタキシャル層7上にゲート酸化膜42、ゲート電極41を形成する。その後、N型の拡散層19、37〜40及びP型の拡散層18、36を形成する。尚、詳細の製造方法は、図7〜図9の説明を参照する。
最後に、図14に示す如く、エピタキシャル層7上に絶縁層27として、例えば、NSG膜及びBPSG膜等を堆積する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングで、絶縁層27にコンタクトホール28〜30、45〜47を形成する。コンタクトホール28〜30、45〜47には、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜を選択的に形成し、エミッタ電極31、ベース電極32、コレクタ電極33、ソース電極48、ドレイン電極49及びバックゲート電極50を形成する。
尚、本実施の形態では、分離領域を形成する際に、エピタキシャル層7表面からP型の埋込拡散層97、101、104及びP型の拡散層98、102、105を形成する場合について説明したが、この場合に限定するものではない。更に、フォトレジスト127(図13参照)を同一マスクとして用い、例えば、ホウ素(B+)を加速電圧40keV、導入量4.0×1012/cmでイオン注入する場合でもよい。この場合には、P型の拡散層98、102、105の形成領域における不純物濃度が、更に、高濃度となる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置を説明する(A)断面図、(B)平面図である。 本発明の実施の形態における(A)分離領域の不純物濃度と拡散深さとを説明する図、(B)分離領域を説明する断面図、(C)濃度分布により示される分離領域を説明する図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 従来の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。 従来の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。
符号の説明
1 分離領域
2 分離領域
3 分離領域
4 NPNトランジスタ
5 Nチャネル型MOSトランジスタ
6 P型の単結晶シリコン基板
7 N型のエピタキシャル層
9 P型の埋込拡散層
12 P型の埋込拡散層
15 P型の埋込拡散層
18 P型の拡散層
20 N型の拡散層
22 N型の拡散層

Claims (10)

  1. 一導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された逆導電型のエピタキシャル層と、
    前記エピタキシャル層を複数の素子形成領域に区分する一導電型の分離領域とを有し、
    前記分離領域は、前記半導体基板と前記エピタキシャル層とに渡り形成された一導電型の第1の埋込拡散層と、前記エピタキシャル層に形成された一導電型の第2の埋込拡散層と、前記エピタキシャル層に形成された一導電型の第1の拡散層とが連結して形成され
    前記素子形成領域の1つの領域にはバイポーラトランジスタが形成され、前記バイポーラトランジスタのベース領域としての一導電型の第2の拡散層と前記分離領域との間には逆導電型の拡散層が形成され、
    前記逆導電型の拡散層は前記一導電型の第2の拡散層を囲むように配置され、前記バイポーラトランジスタのコレクタ電極は前記逆導電型の拡散層と接続していることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記一導電型の第1の埋込拡散層と前記一導電型の第1の拡散層とは、前記エピタキシャル層にてその一部領域が重畳し、
    前記一導電型の第1の埋込拡散層の不純物濃度のピークは、前記エピタキシャル層の中央よりも前記基板側に位置し、且つ、前記一導電型の第2の埋込拡散層の不純物濃度のピーク及び前記一導電型の第1の拡散層の不純物濃度のピークは、前記エピタキシャル層の中央よりも前記エピタキシャル層の表面側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記一導電型の第2の埋込拡散層は、前記重畳領域よりも前記エピタキシャル層の表面側に不純物濃度のピークを有し、且つ、前記一導電型の第2の埋込拡散層は、前記重畳領域を含むように前記一導電型の第1の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層と重畳するように形成されることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記素子形成領域の1つの領域にはバイポーラトランジスタが形成され、前記バイポーラトランジスタのベース領域としての一導電型の第2の拡散層と前記分離領域との間には逆導電型の拡散層が形成され、
    前記一導電型の第2の埋込拡散層は、前記逆導電型の拡散層と接合領域を形成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記逆導電型の拡散層は、前記一導電型の第2の拡散層を囲むように配置され、前記接合領域は、前記逆導電型の拡散層の形成領域に渡り形成されることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 一導電型の半導体基板を準備する工程と、
    前記半導体基板に一導電型の第1の埋込拡散層を形成する不純物をイオン注入した後、前記半導体基板上に逆導電型のエピタキシャル層を形成する工程と、
    前記エピタキシャル層の表面から一導電型の第2の埋込拡散層を形成する不純物をイオン注入した後、連続して一導電型の第1の拡散層を形成する不純物をイオン注入し、熱拡散することで前記一導電型の第1の埋込拡散層、前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層を連結させ分離領域を形成する工程とを有し、
    前記分離領域にて区分される素子形成領域の1つの領域にバイポーラトランジスタを形成し、前記バイポーラトランジスタのベース領域としての一導電型の第2の拡散層と前記分離領域との間には逆導電型の拡散層を形成し、
    前記逆導電型の拡散層を前記一導電型の第2の拡散層を囲むように配置し、前記バイポーラトランジスタのコレクタ電極を前記逆導電型の拡散層と接続させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 同一のレジストマスクを用いて前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層を形成する不純物をイオン注入することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記エピタキシャル層にLOCOS酸化膜を形成した後、前記LOCOS酸化膜上から前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層を形成する不純物をイオン注入することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層を形成する不純物をイオン注入する工程では、前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層の不純物濃度のピークが前記エピタキシャル層の中央よりも前記エピタキシャル層の表面側に位置するように、前記不純物をイオン注入することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 同一のレジストマスクを用いて前記一導電型の第2の埋込拡散層及び前記一導電型の第1の拡散層を形成する不純物をイオン注入することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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