JP5260239B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、リプレイ役の内部当選確率を高めたRT状態を発生させるスロットマシンに関する。
従来より、リプレイ役の内部当選確率を高めたRT状態を発生させるRT機能を搭載したスロットマシンが知られている。これまで様々なタイプのRT機能が提案され、商品化されている。最も普及しているRT機能のタイプとしては、通常状態において特定のRT移行図柄が停止表示された場合に固定ゲーム数のRT状態へ移行する、いわゆるループ式のRT機能が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、近年では、RT移行図柄が複数種類設定されていると共に、RT移行図柄の種類毎に異なる固定ゲーム数が設定されたタイプや、RT移行図柄の停止表示を遊技者が意図的に回避できるタイプ等、新しいタイプのループ式のRT機能が提案されている。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、前記のようにRT機能が複雑化してくると、ボーナス入賞回数や差メダル数といった従来からある遊技データのみによってはスロットマシンの遊技特性を十分に把握できないおそれがある。
特開2006−340866号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、いわゆるループ式のRT機能が搭載されていると共に、RT移行図柄の停止表示を遊技者が意図的に回避可能な場合が設定されたスロットマシンについて、遊技者が遊技特性を十分に把握することができるスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段の操作に応じて、リプレイ役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段の操作に応じて、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞図柄であると判定されたときに、当該入賞図柄に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
特定遊技状態を発生させる特定遊技状態発生手段と、
前記特定遊技状態において前記図柄変動表示手段により第1RT移行図柄が停止表示されたときに、該特定遊技状態よりもリプレイ役の内部当選確率が高い第1RT状態を発生させる第1RT発生手段と、
前記特定遊技状態において第2RT移行図柄が停止表示されたときに、該特定遊技状態よりもリプレイ役の内部当選確率が高く、かつ、前記第1RT状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2RT状態を発生させる第2RT発生手段と、
前記特定遊技状態において第3RT移行図柄が停止表示されたときに、前記第1RT状態及び前記第2RT状態よりもリプレイ役の内部当選確率が低く、かつ、前記第1RT状態よりも遊技者側の有利度合いが低い第3RT状態を発生させる第3RT発生手段と、
前記第1RT移行図柄に対応する第1RT契機役が内部当選役として決定されたゲームにおいて遊技者により特定の停止操作が行われたときに当該第1RT移行図柄の停止表示を回避する第1RT回避手段と、を含むスロットマシンにおいて、
前記特定遊技状態において前記第1RT契機役が内部当選役として決定された回数を第1RT当選回数として計数する第1RT当選回数計数手段と、
前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が第1RT移行図柄の停止表示を回避した回数を第1RT回避回数として計数する第1RT回避計数手段と、
前記第1RT当選回数及び前記第1RT回避回数を表示する表示手段と、
前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第2RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第2RT状態へ移行した回数である回避後成功回数、
前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第3RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第3RT状態へ移行した回数である回避後転落回数、
及び前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第1RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第1RT状態へ移行した回数である回避後無駄回数、のうちの少なくともいずれかを計数する回避後回数計数手段と、を備え、
前記表示手段は、前記回避後回数計数手段が計数した回数を表示可能なように構成されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンの遊技では、前記特定遊技状態から移行可能な遊技状態として少なくとも前記第1RT状態、前記第2RT状態及び前記第3RT状態が設定されている。前記第1RT状態、前記第2RT状態及び前記第3RT状態は、前記特定遊技状態における前記第1RT移行図柄、前記第2RT移行図柄、前記第3RT移行図柄の停止表示に応じて発生し得る。これら3種類のRT状態の有利度合いの序列は、前記第3RT状態<前記第1RT状態<前記第2RT状態となっている。
前記スロットマシンは、前記第1RT移行図柄に対応する役が内部当選役として決定されたゲームにおいて当該第1RT移行図柄の停止表示を回避する前記第1RT回避手段を備えている。この第1RT回避手段は、前記特定の停止操作がされたときに前記第1RT移行図柄の停止表示を回避する。遊技者にあっては、前記第1RT移行図柄が停止表示され得る状態であっても前記特定の停止操作を行えば確実性高く前記第1RT状態への移行を回避できる。
前記スロットマシンは、前記第1RT契機役が内部当選役として決定された前記第1RT当選回数を計数する前記第1RT当選回数計数手段と、前記第1RT回避手段により前記第1RT移行図柄の停止表示が回避された前記第1RT回避回数を計数する前記第1RT回避計数手段と、前記第1RT当選回数及び前記第1RT回避回数を表示する表示手段と、を備えている。
本発明のスロットマシンの遊技者は、前記表示手段による前記第1RT当選回数及び前記第1RT回避回数の表示に応じて、前記第1RT契機役が実際に何回内部当選し、そのうちの何回の入賞を回避したのかを客観的に把握できる。そして、その把握した結果と、実際の遊技結果(出玉状況)とを照らし合わせることで、前記第1RT契機役の入賞を意図的に回避したことによる効果を判断できるようになる。
以上のように、本発明のスロットマシンは、いわゆるループ式のRT機能が搭載されていると共に、RT移行図柄の停止表示を遊技者が意図的に回避可能な場合が設定されたスロットマシンであって、遊技者が遊技特性を把握し易い優れた特性のスロットマシンである。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第2RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第2RT状態へ移行した回数である回避後成功回数、
前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第3RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第3RT状態へ移行した回数である回避後転落回数、
及び前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第1RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第1RT状態へ移行した回数である回避後無駄回数、のうちの少なくともいずれかを計数する回避後回数計数手段を備え、
前記表示手段は、前記回避後回数計数手段が計数した回数を表示可能である
この場合には、前記回避後回数計数手段が計数した回数に応じて、前記第1RT契機役の入賞を回避した後の遊技状態の推移の傾向を把握できるようになる。特に、前記回避後成功回数として大きな値が表示された場合には、遊技者の満足感を一層、高めることができる。
また、前記第1RT発生手段では、継続ゲーム数の上限として第1RTゲーム数が設定され、
前記第2RT発生手段では、継続ゲーム数の上限として前記第1RTゲーム数よりも多い第2RTゲーム数が設定され、
前記第3RT発生手段では、継続ゲーム数の上限として前記第1RTゲーム数よりも多い第3RTゲーム数が設定されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、遊技者側に有利な前記第2RT状態が長く続くようになる一方、遊技者にとっては好ましくない前記第3RT状態も長く続くようになる。前記特定遊技状態から前記第2RT状態へ移行する場合と、前記第3RT状態に移行する場合とで有利不利の格差を大きく設定でき、これにより、遊技の興趣を高めることができる。
また、前記特定遊技状態発生手段は、前記特定遊技状態における継続ゲーム数が所定ゲーム数に到達したときに当該特定遊技状態を終了させ、
前記第3RT発生手段は、前記所定ゲーム数の消化に応じて前記特定遊技状態が終了した場合に前記第3RT状態を発生させることが好ましい(請求項)。
この場合には、前記特定遊技状態がある程度継続すると自動的に前記第3RT状態に転落することになるため、前記第1RT契機役の入賞を回避すべきか入賞させるべきかの判断が一層、シビアとなり得る。遊技者にあっては、一層、緊張感溢れる遊技を楽しむことができるようになる。
また、前記特定遊技状態は、前記第1RT状態、前記第2RT状態及び前記第3RT状態を含む他の遊技状態へ移行可能な状態であって、かつ、継続ゲーム数の期待値が前記第1RTゲーム数よりも少ないことが好ましい(請求項)。
前記特定遊技状態の継続ゲームの期待値とは、前記第1RT移行図柄、前記第2RT移行図柄及び前記第3RT移行図柄が停止表示され得る確率に基づいて計算される継続ゲーム数である。例えば、前記特定遊技状態の継続ゲーム数の期待値が5ゲームであれば、前記特定遊技状態が5ゲーム消化された後に前記第1RT状態〜前記第3RT状態のいずれかに移行する可能性が最も高いということになる。
前記のように前記特定遊技状態の継続ゲーム数の期待値が前記第1RTゲーム数よりも少ない場合には、前記特定遊技状態の継続期間が比較的短期間となる。前記特定遊技状態は、前記第1RT状態、前記第2RT状態あるいは前記第3RT状態等へ移行し得る暫定的な遊技状態となり得る。それ故、前記特定遊技状態からより有利な遊技状態へと移行させることが、前記スロットマシンでの遊技を有利に進める上でのポイントとなり得る。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、通常状態(特定遊技状態)において所定のRT移行図柄が停止表示された場合に固定ゲーム数のRT状態を発生させる、いわゆるループ式のRT機能を備えたスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット数表示部552が配置されている。液晶表示部53の右側には、液晶表示部53の表示を切り換えるためのデータ表示ボタン67が配置されている。
ベース部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、メダル(遊技媒体)を払い出すメダル受け皿15を下端部に有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)とが配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から3枚のメダルを投入するためのボタンである。ベットボタン64は、投入数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入を前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ1〜リプレイ3が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定され得る。
ストップボタン61は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
図柄表示窓11は、図1に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。
2次元マトリクス状に9個の図柄20が配置される図柄表示領域においては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。本例の入賞ラインは、図2に示すごとく、対角方向の入賞ライン212、213と、水平方向中段の入賞ライン211と、V字状の入賞ライン214と、逆V字状の入賞ライン215とよりなる5ラインにより構成されている。図柄表示領域110L、Rに表示される3図柄全てがそれぞれ入賞ライン上に位置し得る一方、図柄表示領域110Cでは3図柄のうちの中段の1図柄のみが入賞ライン上に位置することになる。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、各リール21L、C、Rにおける図柄配列については、図5を参照して後述する。また、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、図1に示すごとく、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット数表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、リプレイ1報知画面531(図8)、RT1状態・RT2状態突入報知画面532(図9)及び小役報知画面533(図10)等の遊技演出画面、データ表示画面671・672(図11、図12)等のデータ表示画面を表示可能である。遊技演出画面とデータ表示画面とは、前記データ表示ボタン67の操作に応じて切り換え可能である。なお、各画面の内容については後で説明する。
次に、本例のスロットマシン1の役、遊技性の概要、図柄配列を説明する。
スロットマシン1では、図3に示すごとく役、内部当選役、入賞役が設定されている。役としては、2種類のボーナス役、12枚役・5枚役等の5種類の小役、及び3種類のリプレイ役がある。同図では、左列に各役の名称を、各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を中列に、入賞に応じて遊技者に付与される利益を右列に示してある。
スロットマシン1では、内部抽選手段41により内部当選した役が内部当選役になる。そして、内部当選役に対応する入賞図柄が入賞ラインに沿って成立したとき、その役が入賞役となる。なお、本例では3種類のリプレイ役としてリプレイ1〜リプレイ3が設定され、2種類のボーナス役としてREG1及びREG2が設定されている。本例では、リプレイ1の入賞図柄(第1RT移行図柄)、リプレイ2の入賞図柄(第2RT移行図柄)及び12枚役の入賞図柄(第3RT移行図柄)が、RT移行図柄となっている。なお、リプレイ3は、リプレイゲームのみを発生する通常のリプレイ役である。
スロットマシン1の遊技では、図4に示すごとく、通常状態におけるリプレイ1、リプレイ2、及び12枚役の入賞に応じてRT1状態、RT2状態、RT3状態が発生し得る。リプレイ1の入賞に応じたRT1状態(第1RT状態)は、継続ゲーム数の上限である第1RTゲーム数が30ゲームに固定されていると共に、リプレイ役の内部当選確率であるRP確率が1/1.3のRT状態である。リプレイ2の入賞に応じたRT2状態(第2RT状態)は、第2RTゲーム数が300ゲームに固定されていると共に、RP確率が1/1.3のRT状態である。12枚役の入賞に応じたRT3状態(第3RT状態)は、第3RTゲーム数が700ゲームに固定されていると共に、RP確率が1/7.3のRT状態である。RT1状態、RT2状態及びRT3状態は、ボーナス役が内部当選しない限り前記各RTゲーム数を消化するまで継続し得る。
通常状態及びRT3状態における出玉率(払出数/投入数)が約50%である一方、RT1状態、RT2状態の出玉率は約130%に設定されている。なお、ボーナス役であるREG1、REG2の入賞に応じて発生するREG状態(ボーナス状態)の出玉率は約450%である。スロットマシン1が発生する3種類のRT状態のうち、RT1状態よりもRTゲーム数が多いRT2状態が最も有利であり、出玉率が通常状態と同程度である上にRTゲーム数が700ゲームであり非常に長く継続し得るRT3状態が最も不利である。通常状態の発生中にリプレイ2に入賞できれば最も有利なRT2状態を発生できる一方、12枚役が入賞すると不利なRT3状態が長く継続することになる。スロットマシン1における通常状態は、不利なRT3状態に転落するおそれがあるものの、有利なRT2状態へ移行可能なチャンスタイムとなっている。
スロットマシン1の遊技では、通常状態においてリプレイ1が内部当選する際、必ずリプレイ3が同時当選すると共に、リプレイ1が内部当選した場合には、その旨が報知されるようになっている。リプレイ1の入賞図柄が「R−R−2玉チェリー」である一方、リプレイ3の入賞図柄は「R−R−R」であり、右リール21Rの対応図柄のみが異なっている。リプレイ1とリプレイ3の同時当選が発生した場合、停止操作順に応じてどちらか一方が入賞し得る。遊技者にあっては、リプレイ1の内部当選が報知された際、リプレイ2の入賞を狙ってリプレイ1の入賞を回避するか、12枚役の入賞を回避するためにリプレイ1を入賞させるかを選択可能である。リプレイ1の入賞を回避すれば、その後、リプレイ2の入賞に応じてより有利なRT2状態が発生する可能性を残すことができる。
各リール21L、C、Rでは、図5に示すごとく図柄が配列されている。左リール21L及び中リール21Cでは、後述する表示制御手段43による引込制御により停止操作のタイミングによらず入賞ライン上に引き込んで停止され得るよう、リプレイ1及びリプレイ3の対応図柄であるRが配列されている。また、右リール21Rでは、後述する表示制御手段43による引込制御により停止操作のタイミングによらず入賞ライン上に引き込んで停止され得るよう、リプレイ1の対応図柄である2玉チェリー及びリプレイ3の対応図柄であるRが配列されている。スロットマシン1では、リプレイ1とリプレイ3とが同時当選した場合、左リール21Lから停止させるとリプレイ1が入賞し、右リール21Rから停止させるとリプレイ3が入賞し得る。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図6を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を含む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出力部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入、ベットボタン64の操作、あるいはリプレイ1〜3の入賞に応じて3枚のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、入賞に応じて所定数(図3参照。)のメダルをメダル受け皿15に払い出す払出部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3は、図6に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32と、乱数を発生する乱数発生部350と、内部抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、入賞図柄を判定する入賞判定手段44、リール21を制御する表示制御手段43、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選フラグを制御するフラグ制御手段42、入賞に応じて利益を付与する利益付与手段45、通常状態を発生させる特定遊技状態発生手段461、ボーナス状態を発生させるボーナス状態発生手段462、RT1状態を発生させる第1RT発生手段471、RT2状態を発生させる第2RT発生手段472、RT3状態を発生させる第3RT発生手段473、第1RT移行図柄であるリプレイ1の入賞図柄の停止表示を回避する第1RT回避手段48、リプレイ1の内部当選回数を計数する第1RT当選回数計数手段491、リプレイ1の入賞を回避した回数を計数する第1RT回避計数手段492、リプレイ1の入賞回避後の回避後成功回数等を計数する回避後回数計数手段493、スロットマシン1における遊技データを計数する遊技データ計数手段494、及び通常状態に関する遊技データ等を表示する表示手段40としての各機能を実現する。
メモリ手段であるROM33は、内部抽選手段41が内部当選役の抽選に用いる当選乱数テーブル、及び表示制御手段43がリール21の停止制御に用いる図示しないリール制御テーブルを記憶している。図示しないリール制御テーブルは、入賞ライン211〜215上に停止可能な図柄を規定するためのテーブルである。
内部当選役を抽選するための当選乱数テーブルは、図7に示すごとく、0〜65535の抽選用乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部抽選用の当選乱数テーブルとしては、図7に示すごとく、通常状態に適用される当選乱数テーブルA、RT1状態及びRT2状態に適用される当選乱数テーブルB、RT3状態に適用される当選乱数テーブルC、REG状態に適用される当選乱数テーブルDがある。
当選乱数テーブルAでは、REG1、REG2、小役、リプレイ1〜3の当選乱数が規定されている。当選乱数テーブルBでは、当選乱数テーブルAにおけるリプレイ1及び2の当選乱数の全部、及びハズレ乱数の大部分がリプレイ3の当選乱数に変更されている。したがって、当選乱数テーブルBが適用されるRT1状態・RT2状態では、リプレイ3の内部当選確率が高い一方、リプレイ1及び2が内部当選する可能性がゼロである。
当選乱数テーブルCでは、当選乱数テーブルAにおけるリプレイ1及びリプレイ2の当選乱数の全部がリプレイ3の当選乱数に変更されている。したがって、当選乱数テーブルCが適用されるRT3状態では、リプレイ役の内部当選確率が通常状態と同じである一方、リプレイ1及びリプレイ2が内部当選する可能性がゼロである。当選乱数テーブルDでは、0〜65535の抽選用乱数の大部分が3枚役の当選乱数に変更されている。当選乱数テーブルDが適用されるREG状態では3枚役が高確率で内部当選し得る。なお、本例では、当選乱数テーブルA〜Cの全てにおいて、第3RT移行図柄が入賞図柄である12枚役と1枚役(1枚役1又は2)とが同時当選する同時当選乱数が設定されている。
乱数発生部350は、図6に示すごとく、所定の整数範囲に属する乱数を発生する部分である。乱数発生部350が発生する乱数としては、内部当選役を抽選するための0〜65535の整数範囲の乱数がある。
乱数抽出部35は、抽選用乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、乱数発生部350が発生する乱数の中から抽選用乱数を抽出する。乱数抽出部35が抽出する抽選用乱数としては、内部抽選手段41が内部当選役を抽選するための0〜65535の範囲の乱数がある。乱数抽出部35は、スタートレバー62の操作に応じたゲーム開始信号を契機として内部当選役を抽選するための抽選用乱数を抽出する。
内部抽選手段41は、内部抽選により内部当選役を決定する手段である。内部抽選手段41は、当選乱数テーブル(図7)に規定された各役の当選乱数に対して前記抽選用乱数を照合し、内部当選役を決定する。内部抽選手段41は、図7に示す当選乱数テーブルのうちのいずれかを遊技状態に応じて選択的に利用する。
フラグ制御手段42は、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。フラグ制御手段42は、内部抽選手段41が決定した内部当選役に対応する内部当選フラグをオン状態に設定する。ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナスフラグについては、入賞するまで内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
表示制御手段43は、ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる手段である。表示制御手段43は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段43は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわちステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例の表示制御手段43は、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数をカウントしている。
表示制御手段43は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する手段である。本例では、前記のごとく、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段43は、変動停止信号を取り込みした際のステップ数をリール制御テーブルと照合し停止位置を決定する。表示制御手段43は、決定した停止位置に当たる図柄を引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段44は、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段44は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段45は、入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた利益を付与する手段である。例えば、ボーナス役であるREG1、REG2が入賞役である場合には、利益付与手段45は、REG状態の発生という利益を付与する。5枚役が入賞役である場合には、5枚のメダルの払い出しという利益を付与する。リプレイ1(リプレイ2)が入賞役である場合には、リプレイゲームに加えてRT1状態(RT2状態)の発生という利益を付与する。12枚役が入賞役である場合には、メダル12枚の払い出しに加え、RT3状態の発生という負の利益を付与する。
第1RT発生手段471は、リプレイ1の入賞図柄の停止表示に応じてRT1状態を発生させる手段である。第1RT発生手段471では、リプレイ1の入賞に応じてオン状態に設定される一方、所定の終了条件の成立に応じてリセットされるRT1状態フラグが設定されている。所定の終了条件としては、第1RTゲーム数である30ゲームの消化、あるいはボーナス役に対応する内部当選フラグであるボーナスフラグの成立が設定されている。第1RT発生手段471は、RT1状態フラグがオン状態であるときに内部抽選に当選乱数テーブルB(図7)が適用されるRT1状態を発生させる。
第2RT発生手段472は、リプレイ2の入賞図柄の停止表示に応じてRT2状態を発生させる手段である。第2RT発生手段472では、リプレイ2の入賞に応じてオン状態に設定される一方、所定の終了条件の成立に応じてリセットされるRT2状態フラグが設定されている。所定の終了条件としては、第2RTゲーム数である300ゲームの消化あるいはボーナスフラグの成立が設定されている。第2RT発生手段472は、RT2状態フラグがオン状態であるときに内部抽選に当選乱数テーブルB(図7)が適用されるRT2状態を発生させる。
第3RT発生手段473は、12枚役の入賞図柄の停止表示に応じてRT3状態を発生させる手段である。第3RT発生手段473では、12枚役の入賞に応じてオン状態に設定される一方、所定の終了条件の成立に応じてリセットされるRT3状態フラグが設定されている。所定の終了条件としては、第3RTゲーム数である700ゲームの消化あるいはボーナスフラグの成立が設定されている。第3RT発生手段473は、RT3状態フラグがオン状態であるときに内部抽選に当選乱数テーブルC(図7)が適用されるRT3状態を発生させる。
ボーナス状態発生手段462は、ボーナス役(REG1、REG2)の入賞に応じてREG状態を発生させる手段である。ボーナス状態発生手段462では、ボーナス役の入賞に応じてオン状態に設定される一方、所定の終了条件の成立に応じてリセットされるREG状態フラグが設定されている。所定の終了条件としては、REG状態の発生中におけるメダルの累計払出数が100枚を超えたことが設定されている。ボーナス状態発生手段462は、REG状態フラグがオン状態であるときに内部抽選に当選乱数テーブルD(図7)が適用されるREG状態を発生させる。
特定遊技状態発生手段461は、RT2状態へ移行可能なチャンスタイムである通常状態を発生させる手段である。特定遊技状態発生手段461は、RT1状態フラグ〜RT3状態フラグ、及びREG状態フラグが全てオフ状態である場合に通常状態を発生させる。特定遊技状態発生手段461は、内部抽選に当選乱数テーブルA(図7)を適用することで通常状態を発生させる。
第1RT回避手段48は、リプレイ1が内部当選したゲームにおいて特定の停止操作が実行された場合にリプレイ1の入賞を回避する手段である。スロットマシン1では、前記のごとく、通常状態においてリプレイ1が内部当選した場合には必ずリプレイ3が同時当選し得る。リプレイ1とリプレイ3とが同時当選した場合、左ストップボタン61Lから停止操作が行われたときはリプレイ1が入賞し、右ストップボタン61Rから停止操作が行われたときはリプレイ3が入賞するようになっている。スロットマシン1では、右ストップボタン61Rから停止操作を行うことが、リプレイ1の入賞図柄の停止表示を回避するための前記特定の停止操作となっている。この特定の停止操作を行えば、リプレイ1の入賞図柄の停止表示を回避でき、RT1状態の発生を回避できる。
第1RT当選回数計数手段491は、通常状態においてリプレイ1が内部当選した回数である第1RT当選回数を計数する手段である。第1RT当選回数計数手段491は、リプレイ1の内部当選フラグであるRT1フラグがオン状態に設定される毎に第1RT当選回数を1回ずつ加算する。
第1RT回避計数手段492は、第1RT回避手段48によりリプレイ1の入賞図柄の停止表示が回避された第1RT回避回数を計数する手段である。第1RT回避計数手段492は、リプレイ1とリプレイ3とが同時当選したうちリプレイ1の入賞が回避されてリプレイ3が入賞する毎に第1RT回避回数を1回ずつ加算する。
回避後回数計数手段493は、リプレイ1の入賞図柄の停止表示の回避によって、(1)その後、有利な遊技が可能になった回避後成功回数、(2)その後、却って不利な遊技に陥ってしまった回避後転落回数、(3)その後、リプレイ1の入賞図柄が停止表示されて回避が無駄となってしまった回避後無駄回数を計数する手段である。回避後成功回数は、第1RT回避手段48によりリプレイ1の入賞が回避された後、リプレイ2を入賞でき有利なRT2状態に移行できた回数である。回避後転落回数は、リプレイ1の入賞回避後、12枚役が入賞してしまい不利なRT3状態に転落してしまった回数である。回避後無駄回数は、リプレイ1の入賞回避後、リプレイ1が入賞し回避が無駄となってしまった回数である。
遊技データ計数手段494は、スロットマシン1の遊技データを計数する手段である。遊技データ計数手段494が計数する遊技データとしては、チャンスタイムである通常状態からRT1状態〜RT3状態のいずれかに移行した全移行回数、通常状態からRT1状態又はRT2状態へ移行したRT突入回数、通常状態で消化された累計ゲーム数、通常状態からRT1状態〜RT3状態のいずれかへ移行するまでに費やされた平均ゲーム数、リプレイ1の入賞回数、リプレイ2の入賞回数、RT1状態、RT2状態におけるメダルの累計払出数及び累計投入数、及びRT1状態、RT2状態における残りRTゲーム数である残存ゲーム数等がある。
次に、液晶表示部53による表示画面の内容について、図8〜図12を用いて説明する。図8は、チャンスタイムである通常状態におけるリプレイ1の内部当選時に表示されるリプレイ1報知画面531を示している。図9は、RT1状態・RT2状態の開始時に表示されるRT1状態・RT2状態突入報知画面532を示している。図10は、RT1状態・RT2状態において小役が内部当選した際に表示される小役報知画面533を示している。図11及び図12は、チャンスタイムである通常状態に関する遊技データを表示するデータ表示画面671・672を示している。データ表示画面671・672は、表示手段40によるデータ表示画面である。
図8に示すリプレイ1報知画面531は、通常状態においてリプレイ1とリプレイ3とが同時当選した旨を報知する画面である。リプレイ1報知画面531は、リプレイ1の入賞図柄を重ねて表示した右向き矢印531aと、リプレイ3の入賞図柄を重ねて表示した左向き矢印531bとが配置された画面である。右向き矢印531aは、左リール21Lから停止することでリプレイ1を入賞させ得る旨を表している。左向き矢印531bは、右リール21Rから停止することでリプレイ1の入賞図柄の停止表示を回避でき、リプレイ3を入賞させ得る旨を表している。
図9に示すRT1状態・RT2状態突入報知画面532は、RT1状態・RT2状態の開始を示す状態表示欄532aを画面中央に配置した演出画面である。状態表示欄532aには、RT1状態又はRT2状態が発生した旨、及びRTゲーム数が表示される。なお、同図に例示するRT1状態・RT2状態突入報知画面532は、リプレイ1が入賞し、RTゲームが30ゲームである旨を示している。
図10に示す小役報知画面533は、RT1状態又はRT2状態において小役が内部当選した際に表示される画面である。内部当選した小役を表示する小役表示欄533aと、RT1状態又はRT2状態が開始されてからのメダルの差枚数を表示する差枚数表示欄533bと、RT1状態又はRT2状態の残存ゲーム数を表示する残存ゲーム数表示欄533cと、を配置した演出画面である。
小役表示欄533aには、内部当選した小役の入賞図柄が表示される。特に、同図に例示するごとく、12枚役と1枚役とが同時当選した場合には、12枚役を入賞させるための停止操作順が矢印で表示される。差枚数表示欄533bには、遊技データ計数手段494により集計された累計払出数から累計投入数を差し引いたメダル数が表示される。残存ゲーム数表示欄533cには、遊技データ集計手段494により集計された残存ゲーム数が表示される。
図11及び図12に示すデータ表示画面671・672は、チャンスタイムである通常状態に関する遊技データを表示するデータ表示画面である。図11に示すデータ表示画面671は、チャンスタイムである通常状態に関する遊技データの表示画面である旨を表すデータ種別表示671a、それぞれ左側のタイトルが示す遊技データを表示するデータ表示欄671b〜671iを配置してなる。同図のデータ種別表示671aには、「CHANCE TIME データ1」の表示により通常状態に関する第1のデータ表示画面である旨が表示される。
データ表示欄671b〜671iには、前記第1RT当選回数計数手段491、前記第1RT回避計数手段492及び前記遊技データ計数手段494による計数データが表示される。データ表示欄671bには、通常状態からRT1状態〜RT3状態のいずれかへ移行した回数である前記全移行回数が表示される。データ表示欄671cには、通常状態から遊技者側に有利なRT1状態又はRT2状態へ移行した回数である前記RT突入回数が表示される。データ表示欄671dには、通常状態において消化された累計のゲーム数である前記累計ゲーム数が表示される。データ表示欄671eには、通常状態からRT1状態〜RT3状態のいずれかへ移行するまでに費やされたゲーム数である前記平均ゲーム数が表示される。データ表示欄671fには、リプレイ1の内部当選回数を表す前記第1RT当選回数が表示される。データ表示欄671gには、リプレイ1の入賞回避回数を表す前記第1RT回避回数が表示される。データ表示欄671hには、前記リプレイ1の入賞回数が表示される。データ表示欄671iには、前記リプレイ2の入賞回数が表示される。
図12に示すデータ表示画面672は、通常状態に関する遊技データの表示画面である旨を表示するデータ種別表示672a、それぞれ左側のタイトルが示す遊技データを表示するデータ表示欄672b〜672eを配置してなる。データ種別表示672aには、「CHANCE TIME データ2」の表示により通常状態に関する第2のデータ表示画面である旨が表示される。
データ表示欄672b〜672eには、前記第1RT回避計数手段492及び前記回避後回数計数手段493による計数データが表示される。データ表示欄672bには、前記第1RT回避回数が表示される。データ表示欄672cには、リプレイ1の入賞回避後、12枚役の入賞に応じてRT3状態に転落した回数を表す前記回避後転落回数が表示される。データ表示欄672dには、リプレイ1の入賞回避後、リプレイ1に入賞しRT1状態へ移行した回数を表す前記回避後無駄回数が表示される。データ表示欄672eには、リプレイ1の入賞回避後、リプレイ2の入賞に応じてRT2状態への移行に成功した回数を表す前記回避後成功回数が表示される。
本例のスロットマシン1の遊技では、図11及び図12に示すごとくチャンスタイムである通常状態に関する遊技データの表示により、入賞を意図的に回避可能なリプレイ1の実際の当選回数、及びそのうちの入賞回避回数を客観的に把握できる。リプレイ1の当選回数と入賞回避回数との関係と、現在の出玉状況とを照らし合わせば、リプレイ1の入賞を回避したことが出玉にどのような影響を与えたのかを精度高く判断可能である。さらに、データ表示欄672eに回避後成功回数を表示すれば、リプレイ1の入賞回避後、リプレイ2を入賞できRT2状態を発生できた度合いを遊技者に知らしめ、満足感を与えることができる。
以上のように、本例のスロットマシン1は、いわゆるループ式のRT機能が搭載されていると共に、RT移行図柄の停止表示を遊技者が意図的に回避可能な場合が設定されたスロットマシンであって、遊技者が遊技特性を十分に把握することができるスロットマシンである。このスロットマシンの遊技者は、遊技特性を十分に把握した上で戦略的な遊技を楽しむことが可能である。
なお、本例の構成に対して、リプレイ1の当選回数(第1RT当選回数)に対するリプレイ1の入賞回数の割合を表示する入賞割合表示手段、リプレイ1の当選回数に対するリプレイ1の回避回数の割合を表示する回避割合表示手段を追加しても良い。
さらに、チャンスタイムである通常状態の発生回数に対してRT1状態〜RT3状態への各移行回数の割合を個別に表示するRT移行割合表示手段を追加設定することも良い。
また、本例では、RT1状態〜RT3状態の3種類のRT状態を設定したが、4種類以上のRT状態を設定することも良い。さらに、RT状態への移行図柄であるRT移行図柄としては様々な図柄の組合せを設定することができる。本例では、役の入賞図柄をRT移行図柄として設定した例であるが、RT移行図柄は必ずしも入賞図柄でなくても良い。
また、本例では、チャンスタイムである通常状態の継続ゲーム数に制限を設けていないが、これに代えて、通常状態の継続ゲーム数に制限を設定すると共に、継続ゲーム数が所定ゲーム数に到達したときにRT3状態が開始されるように前記第3RT発生手段を構成することも良い。この場合には、チャンスタイムである通常状態において、いわば時限爆弾のようにRT3状態が発生するようになるため、遊技者の緊張感を高めることができる。さらに、継続ゲーム数の上限である所定ゲーム数を抽選により決定することも良い。この場合には、いわばロシアンルーレットのように突然、RT3状態に転落するようになるため、遊技者の緊張感が一層、高められる。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、入賞ラインを説明する説明図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、遊技状態の遷移を示す説明図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンのシステム構成を示すブロック図。 実施例1における、内部当選役を抽選するための当選乱数テーブルを例示する説明図。 実施例1における、リプレイ1報知画面を示す正面図。 実施例1における、RT1状態・RT2状態突入報知画面を示す正面図。 実施例1における、小役報知画面を示す正面図。 実施例1における、第1のデータ表示画面を示す正面図。 実施例1における、第2のデータ表示画面を示す正面図。
符号の説明
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
3 制御部
35 乱数抽出部
40 表示手段
41 内部抽選手段
42 フラグ制御手段
43 表示制御手段
44 入賞判定手段
45 利益付与手段
461 特定遊技状態発生手段
462 ボーナス状態発生手段
471 第1RT発生手段
472 第2RT発生手段
473 第3RT発生手段
48 第1RT回避手段
491 第1RT当選回数計数手段
492 第1RT回避計数手段
493 回避後回数計数手段
494 遊技データ計数手段
53 液晶表示部
531 リプレイ1報知画面
532 RT1状態・RT2状態突入報知画面
533 小役報知画面
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
67 データ表示ボタン
671、672 データ表示画面

Claims (4)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段の操作に応じて、リプレイ役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段の操作に応じて、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞図柄であると判定されたときに、当該入賞図柄に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    特定遊技状態を発生させる特定遊技状態発生手段と、
    前記特定遊技状態において前記図柄変動表示手段により第1RT移行図柄が停止表示されたときに、該特定遊技状態よりもリプレイ役の内部当選確率が高い第1RT状態を発生させる第1RT発生手段と、
    前記特定遊技状態において第2RT移行図柄が停止表示されたときに、該特定遊技状態よりもリプレイ役の内部当選確率が高く、かつ、前記第1RT状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2RT状態を発生させる第2RT発生手段と、
    前記特定遊技状態において第3RT移行図柄が停止表示されたときに、前記第1RT状態及び前記第2RT状態よりもリプレイ役の内部当選確率が低く、かつ、前記第1RT状態よりも遊技者側の有利度合いが低い第3RT状態を発生させる第3RT発生手段と、
    前記第1RT移行図柄に対応する第1RT契機役が内部当選役として決定されたゲームにおいて遊技者により特定の停止操作が行われたときに当該第1RT移行図柄の停止表示を回避する第1RT回避手段と、を含むスロットマシンにおいて、
    前記特定遊技状態において前記第1RT契機役が内部当選役として決定された回数を第1RT当選回数として計数する第1RT当選回数計数手段と、
    前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が第1RT移行図柄の停止表示を回避した回数を第1RT回避回数として計数する第1RT回避計数手段と、
    前記第1RT当選回数及び前記第1RT回避回数を表示する表示手段と、
    前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第2RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第2RT状態へ移行した回数である回避後成功回数、
    前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第3RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第3RT状態へ移行した回数である回避後転落回数、
    及び前記特定遊技状態において前記第1RT回避手段が前記第1RT移行図柄の停止表示を回避した後のゲームで前記第1RT移行図柄が停止表示されて当該特定遊技状態から前記第1RT状態へ移行した回数である回避後無駄回数、のうちの少なくともいずれかを計数する回避後回数計数手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記回避後回数計数手段が計数した回数を表示可能なように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記第1RT発生手段では、継続ゲーム数の上限として第1RTゲーム数が設定され、
    前記第2RT発生手段では、継続ゲーム数の上限として前記第1RTゲーム数よりも多い第2RTゲーム数が設定され、
    前記第3RT発生手段では、継続ゲーム数の上限として前記第1RTゲーム数よりも多い第3RTゲーム数が設定されていることを特徴とする請求項に記載のスロットマシン。
  3. 前記特定遊技状態発生手段は、前記特定遊技状態における継続ゲーム数が所定ゲーム数に到達したときに当該特定遊技状態を終了させ、
    前記第3RT発生手段は、前記所定ゲーム数の消化に応じて前記特定遊技状態が終了した場合に前記第3RT状態を発生させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 前記特定遊技状態は、前記第1RT状態、前記第2RT状態及び前記第3RT状態を含む他の遊技状態へ移行可能な状態であって、かつ、継続ゲーム数の期待値が前記第1RTゲーム数よりも少ないことを特徴とする請求項に記載のスロットマシン。
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