JP5252982B2 - サージカルガイド、及びこれを使用したドリルの位置決め方法 - Google Patents

サージカルガイド、及びこれを使用したドリルの位置決め方法 Download PDF

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Description

本発明は、インプラントのフィクスチャーを埋入するガイド孔を歯槽骨に開ける際に、ドリルの位置決めを行うためのサージカルガイド、及びこれを使用したドリルの位置決め方法に関する。
インプラント治療に使用されるデンタルインプラント(以下単に「インプラント」という。)は、歯がなくなった歯槽骨に埋入されるフィクスチャー(インプラント体、例えばチタン製)と、フィクスチャーに接続されて支台となるアッバメントと、アッバメントに装着される上部構造(人工歯冠)とによって構成されている。このインプラントを使用するインプラント治療においては、フィクスチャーを埋入するためのガイド孔を歯槽骨に正確に穿孔することが肝要となっている(例えば,特許文献1参照)。
インプラント治療には、補綴主導型(トップダウントリートメント)と外科主導型の2種類があるが、前者の補綴主導型は、患者の歯形及び顎のモックアップ(実物大の模型)を作製し、機能的・審美的に最も適した最終補綴物(上部構造)の位置を決め、これに基づいて、フィクスチャーの埋入位置を決定するものである。
現在、フィクスチャーの埋入位置については、モックアップ(実物大の石膏模型)上では、CT等を応用したシミュレーションソフトを使用することで、患者の歯槽骨の状態等を考慮した上で高い精度で決定することが可能である。
しかし、フィクスチャーを埋入するために患者の口腔内でドリルによって歯槽骨にガイド孔を開けることになるが、そのドリルは、3次元的な位置決めが必要となるため、モックアップを見ながら、フリーハンドで埋入位置に正確にガイド孔を開けることはほとんど困難である。このため様々な治具、すなわちサージカルガイドが考案されている。
その代表的なものは、ガイド孔を開ける位置にドリルをガイドするためのガイド孔を有する金属製のガイドリングを設けたものである。このガイドリングのガイド孔にドリルを通し、ガイド孔に倣ってドリルを進入させることで、歯槽骨の埋入位置にガイド孔を開けるようにしている。
特開2001−170080号公報
しかしながら、上述の、ガイドリングを使用したサージカルガイドには、以下のような問題があった。
(1)術野が見えないため、ドリルの先端の、実際に歯槽骨を削っている部分を目で確認することができない、
(2)ドリルとガイドリングのガイド孔との間には、適度な間隙が必要であるが、ドリルの長さに対して、ガイドリングの厚さが薄いため、間隙によってドリルが正規な位置から不要に傾斜するおそれがある、
(3)孔開けの対象となる歯槽骨が、ガイドリング、及びガイドリングを保持する周縁部によって覆われ、さらにドリルによってガイド孔が塞がれて、歯槽骨周辺には閉空間が形成されるため、削られる歯槽骨に対して、十分な冷却水を供給することが困難となり、骨火傷の原因となっていた、
(4)フィクスチャーを埋入するためのガイド孔を開けるには、直径が細いパイロットドリルから始まって、徐々に直径が太くなる数種類のドリルを使用することになるため、それぞれのドリルの直径に合わせて数種類のサージカルガイドが必要となり、その分、コストがかさむ、
という問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成でありながら、ドリルの先端を目視することができ、ドリルが傾斜しにくく、また、冷却水を十分に供給することが可能で骨火傷の発生を防止し、しかも、1つで直径の異なる数種類のドリルに対応することができるサージカルガイド、及びこれを使用したドリルの位置決め方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、患者の口腔内を模したモックアップに植立されて、デンタルインプラントのフィクスチャーの埋入位置を示すワイヤに対し、そのワイヤの位置を患者の口腔内で再現するためのサージカルガイドにおいて、前記モックアップの歯部、及び前記モックアップの歯部に対応する患者の実際の歯部に嵌合される着脱自在なガイド部材と、基端側が前記ガイド部材に取り付けられるとともに、先端側が前記ワイヤにおける前記モックアップから突出している突出部の一点を指し示す第1指示部材と、基端側が前記ガイド部材に取り付けられるとともに、先端側が前記ワイヤの前記突出部の他点を指し示す第2指示部材と、を備える、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るサージカルガイドにおいて、前記第1指示部材が指し示す前記一点が、前記ワイヤの前記突出部の基端部であり、前記第2指示部材が指し示す前記他点が、前記ワイヤの前記突出部の先端部である、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係るサージカルガイドにおいて、前記ワイヤの前記突出部の長さが、コントラヘッドに取り付けられて前記フィクスチャーの埋入孔をあけるドリルの長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜の厚さを差し引いた長さである、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に係るサージカルガイドにおいて、前記第1指示部材と前記第2指示部材とが、塑性変形可能なワイヤ部材によって形成されている、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に係るサージカルガイドにおいて、前記第1指示部材と前記第2指示部材とが、それぞれ別の前記ガイド部材に取り付けられていて、前記第1指示部材が、前記ガイド部材と一体のレジンによって形成され、前記第2指示部材が、塑性変形可能なワイヤ部材によって形成されている、ことを特徴としている。
請求項1の発明によると、サージカルガイドをモックアップから取り外して、患者の歯部に取り付けることにより、第1指示部材の先端側と第2指示部の先端側との2点を結ぶ直線が、フィクスチャーの埋入孔をあける際の、ドリルの回転中心の位置となる。つまり、モックアップのワイヤの位置を、口腔内で高い精度で再現することができる。
請求項2の発明によると、ワイヤの突出部の基端部と先端部との間の長さ、つまり突出部の最大の長さで2点を決定するので、再現時の精度を高めることができる。
請求項3の発明によると、ワイヤの突出部の長さが、ドリルの長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜の厚さを差し引いた長さに設定されているので、サージカルガイドを口腔内に装着した際に、第1指示部材が指し示す点における粘膜を取り除いた骨面上の部位と、第2指示部材が指し示す点との間にちょうどドリルを入れることができるので、ドリルの位置を正確に位置決めすることができる。
請求項4の発明によると、第1指示部材及び第2指示部材が塑性変形可能なワイヤ部材によって形成されているので、第1指示部材の先端部をワイヤの一点に合わせて手を離すと、先端部はその位置を保持し、同様に、第2指示部材の先端部をワイヤの他点に合わせて手を離すと、先端部はその位置を保持することができる。
請求項5の発明によると、患者の口腔内の、ワイヤの基端部に対応する位置は、ガイド部材と一体のレジン(例えば、即時重合レジン)によって位置決めすることができるので、高い精度で位置決めすることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図8を参照して、本発明に係るサージカルガイド10及びドリルの位置決め方法について説明する。このうち、図1は、モックアップ(石膏模型)30にサージカルガイド10を嵌合させた状態を示す斜視図である。図2(a)は、別のサージカルガイド20をモックアップ30に嵌合させた状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)を矢印A方向から見た図である。図3は、ドリル41の位置決めを説明する模式図である。図4は、第1指示部材をワイヤ部材17で構成し、第2指示部材をワイヤ部材12で構成したサージカルガイド10Dを模式的に説明する図である。図5は、第2指示部材の他の例を模式的に示す図である。図6は、第1指示部材をレーザーポインタ16で構成したサージカルガイド10Bを模式的に説明する図である。図7は、第1指示部材、第2指示部材のさらに別の例を模式的に示す図である。図8は、インプラント70を説明する縦断面図である。なお、以下の説明では、患者の右上の奥歯が2本あった位置に、インプラント治療を施す場合を例に説明する。
図8を参照して、インプラント70について説明する。歯(不図示)が抜けた後には、柔らかい海面骨60と硬い皮質骨61とからなる骨62と、これを覆う粘膜63とが残る。インプラント70は、骨62に埋入孔(ガイド孔)をあけて埋入したフィクスチャー71と、フィクスチャー71に接続されて支台となるアッバメント72と、アッバメント72に装着される上部構造73とによって構成されている。
図1に示すモックアップ30は、患者の口腔内から型どりして作られた上顎の実寸大の模型であり、石膏によって形成されている。同図に示す例では、右上の2本の奥歯が抜けた状態を示している。奥歯が抜けた部分には、各奥歯のほぼ中心に対応する位置にそれぞれワイヤ31,32が植立されている。このワイヤ31,32は、それぞれインプラント治療する際の、フィクスチャー71の埋入位置及び埋入方向を示すものである。また、同図に示す例では、ワイヤ31,32における、モックアップ30から突出している突出部31a,32aの長さ、すなわち、それぞれの基端部31b,32bから先端部31c,32cまでの長さは、同図に示すコントラヘッド40に取り付けられた埋入孔穿孔用のドリル(パイロットドリル)41の長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜63の厚みを差し引いた長さに設定されている。上述のワイヤ31及びワイヤ32の位置は、例えば、以下のようにして決定される。CTを応用したシミュレーションソフトによって決定されたフィクスチャー71(図8参照)の埋入位置及び埋入方向と、造影剤入りのCT撮影用テンプレートとの相互の位置関係をCT画面上で計測し、この値を基に造影剤入りのCT撮影用テンプレートにフィクスチャー埋入方向を示すマークを付け、これをモックアップ30に装着し、このマークをガイドとしてモックアップ30上に直径1mm程度、深さ10mm程度の孔を2個開け、それぞれにワイヤ31,ワイヤ32を植立する。これにより、シミュレーションしたフィクスチャー71の埋入方向をモックアップ30上のワイヤ31,32の植立方向として表示することができる。言い換えると、患者の口腔内で、これらワイヤ31,32と同方向に、コントラヘッド40に取り付けたドリル41によってドリリングを行うようにすればよい。
図1に示すサージカルガイド10は、ガイド部材11と、このガイド部材11に取り付けられたワイヤ部材(第2指示部材)12とを備えている。ガイド部材11は、例えば、即時重合レジンを材料として、患者の残存歯列に合わせて形成されている。ガイド部材11は、患者の残存歯列に対応した、モックアップ30の歯部に対して着脱自在であり、装着された際には嵌合されて、モックアップ30に対する後述のワイヤ部材12の位置を決定することができる。また、患者の残存歯列に対して着脱自在であり、装着された際には嵌合されて、残存歯列に対するワイヤ部材12の位置を決定することができる。
図1に示すワイヤ部材12は、上述のワイヤ31,32と同様の針金で形成されていて、塑性変形が可能である。ワイヤ部材12は、クランク状に屈曲されていて、その基端部12aがガイド部材11に取り付けられる(固定される)とともに、先端部12bが、ワイヤ31,32の先端部31c,32cに合うように屈曲されている。すなわち、ワイヤ部材12の先端縁12cがワイヤ31の先端部31cに合わされ、ワイヤ部材12の先端部12bにおける先端縁12cよりも内側に入った点(部分)12dに、ワイヤ32の先端部32cが合わされている。なお、この点12dには、印を付けておく。その後、サージカルガイド10をモックアップ30から取り外す。
図2(a),(b)に示すように、サージカルガイド20は、ガイド部材21とワイヤガイド(第1指示部材)22とが、例えば、即時重合レジンを材料として、患者の残存歯列及びワイヤ31,32に合わせて一体に形成されている。(b)に示すように、ワイヤガイド22は、ガイド部材22を幅方向((b)における左右方向)の左半側を切り欠いたように形成されていて、ワイヤ31,32に対応する部分は、半円状の基端ガイド22a,22bとなっている。
以上のサージカルガイド10,20を使用して、以下のようにして、口腔内におけるドリル41の位置決めを行う。
まず、このサージカルガイド20をモックアップ30から取り外して患者の歯部に装着し、患者の粘膜面における基端ガイド22a,22bに対応する位置に、電気メス(不図示)等によって印を付けることにより、モックアップ30におけるワイヤ31,32の基端部31b,32bを患者の口腔内で再現することができる。この印を付けた部位の粘膜63をパンチング又はフラップにより取り除いた後、骨面にマーキングバー(不図示)でマーク(射入点)を付ける。これにより、それぞれのフィクスチャー71の埋入孔をドリル41によって穿設する際の、ドリル41の回転中心が通る一点が決定される。
次に、サージカルガイド20を患者の歯部から取り外し、図1に示すサージカルガイド10を患者の歯部に装着する。これにより、上述の基端ガイド22aに対応する骨面のマーク(射入点)Mを一点とし、この一点とサージカルガイド10のワイヤ部材12の先端縁12cとを他点として、これら2点を結ぶ仮想直線Hの位置及び方向が、フィクスチャー71の埋入位置及び埋入方向、つまりドリル41の回転中心を合わせる方向となる。図3に示すように、この仮想直線Hにドリル41の回転中心を合わせて、ドリル41によりフィクスチャー71の埋入孔をあけることにより、埋入孔について高い位置精度を確保することができる。なお、本実施形態においては、上述のように、ワイヤ31,32の突出部31a,32aの突出長さを、ドリル41の長さから、CT画面から計算したこの部位における粘膜63の厚みを差し引いたものにしているので、ドリル41の先端41aを、基端ガイド22aに対応する骨面のマーク(射入点)Mに合わせると、ドリル41の基端部41bを、ほぼワイヤ部材12の先端縁12cに合わせることが可能であるので、このことによってドリル41によるドリリングの精度を向上させることができる。
つづいて、別の埋入孔をあける。基端ガイド22bに対応する骨面のマーク(射入点)Mよって印を付けた部分を一点とし、この一点とサージカルガイド10のワイヤ部材12の点12dとを他点として、これら2点を結ぶ仮想直線の位置及び方向が、フィクスチャー71の埋入位置及び埋入方向、つまりドリル41の回転中心を合わせる方向となる。この仮想直線に合わせて、ドリル41によりフィクスチャー71の埋入孔をあけることにより、埋入孔について高い位置精度を確保することができる。なお、別の埋入孔をあける場合には、ワイヤ部材12の部分12dより先端側の部分を切除するようにしてもよい。これにより、上述のはじめの埋入孔をあける場合と同様にして埋入孔をあけることができる。
本実施形態によると、簡単な構成のサージカルガイド10,20でありながら、ドリル41の先端を目視することができ、ドリル41が傾斜しにくく、また、冷却水を十分に供給することが可能で骨火傷の発生を防止し、しかも、少ない個数で直径の異なる数種類のドリルに対応することができる。
上述の実施形態においては、ワイヤ31,32の基端部31b,32bの位置を再現するために、別のサージカルガイド20のワイヤガイド22を使用したが、これに代えて、図4に示すように、サージカルガイド10にワイヤ部材12と同様のワイヤ部材17を設け、このワイヤ部材17によって、ワイヤ31,32の基端部31b,32bの位置を指し示すようにすることも可能である。ワイヤ部材12は、クランク状に屈曲されていて、その基端部17aがガイド部材11に取り付けられる(固定される)とともに、先端部17bが、ワイヤ31,32の基端部31d,32dに合うように屈曲されている。すなわち、ワイヤ部材17の先端縁17cがワイヤ31の基端部31dに合わされ、ワイヤ部材17の先端部17bにおける先端縁17cよりも内側に入った点(部分)17dに、ワイヤ32の基端部32dcが合わされている。なお、この点17dには、印を付けておく。その後、サージカルガイド10をモックアップ30から取り外す。この例によると、1つのサージカルガイド10Dによって、ワイヤ31,32の位置を再現することが可能である。
また、図5に示すように、サージカルガイド10Aのガイド部材11Aに取り付けるワイヤ部材(第2指示部材)13を、その基端部13aが回転できるように、すなわち先端縁13bがほぼ上下方向に揺動できるように構成し、さらにワイヤ部材13に適宜なおもり14を取り付けることにより、コントラヘッド40に装着されたドリル41が埋入孔42をあけていってドリル41の位置が下がった場合でも、ワイヤ部材13の先端縁13bがこれに倣って下降するので、ドリル41の基端部41bをこの先端縁13bに合わせれば、ほぼ正確に埋入孔42をあけることができる。なお、実際には、先端縁13bの軌跡は、基端部13aを中心とした円弧を描くが、埋入孔42の深さに対して、ワイヤ部材13が長いことを考慮すると、ほとんど直線近似させることができる。
また、図6に示すように、サージカルガイド10Bのガイド部材11Bに、その基端部15aを取り付けたワイヤ部材15の先端に、第1指示部材としてのレーザーポインタ16を装着するようにしてもよい。レーザーポインタ16からの光Lが粘膜面に当たる部位に電気メス(不図示)によって印を付け、この部位の粘膜63をパンチング又はフラップにより取り除いた後、骨面にマーキングバー(不図示)でマークMを付け、このマークMにドリル41の先端41aを合わせ留ようにする。なお、このレーザーポインタ16は、ドリル41に対して、同図に示すように、斜めに光Lが当たるようにしておけば、実際のドリリングの際にも取り除く必要はない。
また、図7に示すように、サージカルガイド10Cを、ガイド部材11Cにワイヤ部材20と、面状の光を発生するレーザー装置を取り付けて構成するようにしてもよい。なお、同図では、粘膜63は省略している。ワイヤ部材20は、その基端部20aをガイド部材11Cに固定し、その先端部20bをワイヤ31(図1参照)と平行になるように屈曲させる。このときの先端部20b後は、後にドリル41の邪魔にならない程度、ワイヤ31から少し離しておく。一方、レーザー装置21は、その面状のレーザー光がワイヤ31の基端部31bから先端部31c側までをライン状に照射するように位置を調整してガイド部材11Cに取り付ける。このサージカルガイド10Cを患者の歯部に取り付け、レーザー光がドリル41の先端から基端側をライン状に照射するようにドリル41を位置決めし、かつ、このドリル41がワイヤ部材20の先端部20bと平行になるように位置決めする。この状態を維持しながら、ドリリングを行う。
モックアップ(石膏模型)30にサージカルガイド10を嵌合させた状態を示す斜視図である。 (a)は、別のサージカルガイド20をモックアップ30に嵌合させた状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)を矢印A方向から見た図である。 ドリル41の位置決めを説明する模式図である。 第1指示部材をワイヤ部材17で構成し、第2指示部材をワイヤ部材12で構成したサージカルガイド10Dを模式的に説明する図である。 第2指示部材の他の例を模式的に示す図である。 第1指示部材をレーザーポインタ16で構成したサージカルガイド10Bを模式的に説明する図である。 第1指示部材、第2指示部材のさらに別の例を模式的に示す図である。 インプラント70を説明する縦断面図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C,10D,20
サージカルガイド
11,11A,10B,11C,11D,21
ガイド部材
12,13
ワイヤ部材(第2指示部材)
12a,13a
基端部
12b,13b
先端部
16 レーザーポインタ(第1指示部材)
17 ワイヤ部材(第1指示部材)
22 ワイヤガイド(第1指示部材)
30 モックアップ
31,32 ワイヤ
31a,32a
ワイヤの突出部
31b,32b
ワイヤの基端部
31c,32c
ワイヤの先端部
41 ドリル(パイロットドリル)
70 インプラント(デンタルインプラント)
71 フィクスチャー

Claims (5)

  1. 患者の口腔内を模したモックアップに植立されて、デンタルインプラントのフィクスチャーの埋入位置を示すワイヤに対し、そのワイヤの位置を患者の口腔内で再現するためのサージカルガイドにおいて、
    前記モックアップの歯部、及び前記モックアップの歯部に対応する患者の実際の歯部に嵌合される着脱自在なガイド部材と、
    基端側が前記ガイド部材に取り付けられるとともに、先端側が前記ワイヤにおける前記モックアップから突出している突出部の一点を指し示す第1指示部材と、
    基端側が前記ガイド部材に取り付けられるとともに、先端側が前記ワイヤの前記突出部の他点を指し示す第2指示部材と、を備える、
    ことを特徴とするサージカルガイド。
  2. 前記第1指示部材が指し示す前記一点が、前記ワイヤの前記突出部の基端部であり、
    前記第2指示部材が指し示す前記他点が、前記ワイヤの前記突出部の先端部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサージカルガイド。
  3. 前記ワイヤの前記突出部の長さが、コントラヘッドに取り付けられて前記フィクスチャーの埋入孔をあけるドリルの長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜の厚さを差し引いた長さである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のサージカルガイド。
  4. 前記第1指示部材と前記第2指示部材とが、塑性変形可能なワイヤ部材によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサージカルガイド。
  5. 前記第1指示部材と前記第2指示部材とが、それぞれ別の前記ガイド部材に取り付けられていて、
    前記第1指示部材が、前記ガイド部材と一体のレジンによって形成され、
    前記第2指示部材が、塑性変形可能なワイヤ部材によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサージカルガイド。
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