JP5251649B2 - スポット溶接用チップ取り外し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スポット溶接用ガンに嵌着された電極であるチップを取り外すためのスポット溶接用チップ取り外し装置に関する。
自動車ボディの製造ラインではスポット溶接が多用されている。スポット溶接は、重ね合わせた金属板材等を両側から挟み込み、局部的に加圧するとともに電流を流すことで、抵抗熱で金属を溶かし溶着させる溶接方法である。
スポット溶接では、スポット溶接用ガン(以下、溶接ガン)と呼ばれる装置が一般的に用いられる。溶接ガンは、一対の電極により、金属板材等を挟み込み、加圧しながら通電することで溶接を行う。電極は、一方の先端が他方の先端に対向するように配設された棒体(以下、シャンク)の先端にそれぞれ嵌着される。シャンクは、その一方或いは両方が進退可能に構成され、これにより電極で金属板材等を挟み込みことが可能となっている。
溶接ガンの電極は、キャップチップ(以下、チップ)と一般的に呼ばれている。チップは、長時間の使用により、変形、摩耗が生じてしまうものであり、このように変形、摩耗が生じてしまった場合には、所望する溶接品質が維持できなくなる場合がある。そのため、溶接ガンでは、チップの交換が定期的に行われている。
チップの交換を行う装置として、溶接ガンを移動し、チップをチップ抜き装置のホルダー部に差し込み、エアー等のチャック装置でチップを保持したのち、電動モータ等によりチップを回転させながら溶接ガンを上下方向に動かすことで、チップを取り外す装置が市販されている。
また、特許文献1や特許文献2には、チップとチップ取付側のシャンクとの間の隙間に板状の部材を差し込み、チップとシャンクをロボット動作や装置によりこじって、チップを取り外す方法が開示されている。
特開2006−346701号公報 特開平7−144284号公報
しかしながら、上述した市販されている装置は、チップの保持、チップ抜きに用いるエアーや電動の動力を要するため、装置構成が煩雑で、コストがかかるという問題があった。
また、特許文献1や特許文献2に開示されたものでは、チップとシャンクとの間の隙間がある程度必要となる。そのため、隙間の状態、溶接ガンの形状や大きさ、すなわち、シャンク(チップベース)のタイプ、チップのサイズ(例えば、φ16やφ13)によっては、チップ抜きを行うために十分な隙間を確保できない場合があり、柔軟に用いることができないという問題があった。また、チップをこじることで抜くため、シャンク等にダメージを与える場合があり、長く使用するとシャンク等の変形によりこれらを交換する必要が生じてしまうことがあった。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、動力が不要で極めて簡易な構成でありながらスポット溶接用ガンに嵌着されたチップを取り外すことができるようにすることを目的とする。更に、チップとシャンクとの間の隙間、スポット溶接用ガンの大きさや形状によらず、チップを容易に取り外すことができるようにすることを目的とする。更に、スポット溶接用ガン側に負荷を与えることなく、簡易な取り外し動作によりチップを取り外すことができるようにすることを目的とする。
本発明のスポット溶接用チップ取り外し装置は、スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを取り外すためのチップ取り外し装置であって、ベース板に立設された軸を隙間をもたせて挿通させるガイド孔を有し、前記ベース板に対して回動可能であるとともに、前記ガイド孔の範囲内で前記ベース板に沿って移動可能な可動板と、前記可動板を前記ベース板の所定の位置で係脱可能に係止する係止手段と、前記可動板に一体的に設けられ、前記スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを挟持する挟持手段と、を備え、前記スポット溶接用ガンに嵌着された前記チップの所定経路の移動に応じて、前記挟持手段で該チップを挟持しながら回転させて、該チップを前記スポット溶接用ガンから取り外すことを特徴とする。
本発明によれば、動力が不要で、極めて簡易な構成でありながら、スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを容易に取り外すことができる。更に、チップとシャンクとの間の隙間、スポット溶接用ガンの大きさや形状によらず、チップを容易に取り外すことができ、また、スポット溶接用ガン側に負荷を与えることなく、チップを取り外すことができる。
本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置の側面図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置の側断面図である。 スポット溶接用ガンを装着した多関節ロボットを示した図である。 スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作を順に説明するための図であり、チップ取り外し装置及びスポット溶接用ガンの側面及び平面を示した図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作を順に説明するための図であり、チップ取り外し装置及びスポット溶接用ガンの側面及び平面を示した図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作を順に説明するための図であり、チップ取り外し装置及びスポット溶接用ガンの側面及び平面を示した図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作を順に説明するための図であり、チップ取り外し装置及びスポット溶接用ガンの側面及び平面を示した図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作を順に説明するための図であり、チップ取り外し装置及びスポット溶接用ガンの側面及び平面を示した図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作中の挟持部の詳細な動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し動作中の挟持部の詳細な動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外しの様子を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し後の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置によるチップ取り外し後の動作を説明するための図である。
以下、図面を用いて、本発明の好適な実施の形態を説明する。
<装置構成>
図1、図2、図3はそれぞれ、本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置1の平面図、側面図、側断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態においてスポット溶接用チップ取り外し装置(以下、チップ取り外し装置と呼ぶ)1は主たる構成部材として、ベース板10、軸16、可動板14、ストッパ板12、位置決め用ボルトストッパ10A、ボールプランジャ19、及び挟持部21を有する。
ベース板10は鋼板から形成され、ある程度の厚みを有する。ベース板10は、その上面の縁側において支持体11を介在させて板状のストッパ板12を支持する。支持体11の厚さは、可動板14の板厚よりも大きく設定されており、これによりベース板10とストッパ板12との間には、可動板14を挟み込んで配置するのに十分なスペースが形成される。ここで、支持体11は貫通孔を有する駒で形成されており、ストッパ板12は支持体11を介してボルト13等でベース板10に固定されるが、支持体11としては単にナットのようなものを用いても構わないし、ベース板10とストッパ板12を一体のものとして加工しても構わない。
ベース板10とストッパ板12とが支持体11を介して組み立てられた際、その間に生ずるスペースには可動板14が配される。可動板14は鋼板から板状を呈するように形成されており、その一部にガイド孔となる長孔15が形成され、長孔15には軸16が挿通される(図3)。軸16は、長孔15に挿通された際、その一端側をストッパ板12に、他端側をベース板10に支持されベース板10に対して立設される。ベース板10及びストッパ板12にはそれぞれ貫通孔17、18が形成され、これら貫通孔17、18により、軸16が固定される。ここで、軸16はボルトでなり、その頭部がストッパ板12に支持され、下端がベース板10の下面においてナットで固定されるが、例えばベース板10又はストッパ板12、あるいは双方にねじ切りを形成する等しても構わない。
可動板14に形成される長孔15は、軸16の断面積よりも大きく形成されており、軸16を長孔15に挿通させた際、長孔15と軸16との間には十分な隙間が形成される。これにより、ベース板10とストッパ板12との間に可動板14を配した際には、可動板14は軸16を中心として回動可能となるのみならず、長孔15の長手方向に沿って並進移動可能、すなわち長孔15の範囲内においてベース板10の上面に沿って移動可能となる。ここで可動板14の軸方向への移動は、ストッパ板12により規制される。また、本実施の形態では、図3からも明らかなように軸16の断面積は、長孔15の形成範囲に対して比較的小さくなっているが、これにより可動板14は長孔15の長手方向のおける移動のみならず、隙間が形成される全ての方向において移動が可能になっている。なお、ここでは、軸16が長孔15に対して比較的小さい例を挙げたが、要求される剛性が高い場合には、これらの関係を変更するようにするのが好ましい。
また、図3に示すように、ベース板10と可動板14との間には、ベース板10に対する可動板14の回動及び移動を規制する係止手段を構成するボールプランジャ19が設けられる。なお、図3は、図1に示すA−A断面に係る断面図であるが、便宜のため後述する噛合片22等を示していない。
ボールプランジャ19は可動板14の裏面に形成された穿孔に嵌着或いは螺着されて取り付けられ、その頭部(ボール部分)がベース板10側に付勢される。ベース板10には、ボールプランジャ19の頭部と対向する面に凹部である嵌合穴20が形成され、嵌合穴20に当該頭部を係合することで、可動板14はベース板10に係止される。ボールプランジャ19の取り付け位置及び嵌合穴20の形成位置は、ベース板10の長手方向と可動板14の長手方向が沿う状態で係合するように、所定の位置で取り付け又は形成するようにする。
また、ベース板10には、位置決め用ボルトストッパ(以下、ボルトストッパ)10Aが立設され、可動板14には切欠き14Aが形成される。ボルトストッパ10Aは、ボールプランジャ19が嵌合穴20に係合した状態で、切欠き14Aに係合するようになっており、これにより、ベース板10の長手方向と可動板14の長手方向が沿った状態では、可動板14のベース板10の長手方向における移動が規制され、ボールプランジャ19と嵌合穴20とが係合しているため、この状態が保持されることになる。この状態から可動板14を自由に回動及び移動可能とさせるためには、可動板14をボルトストッパ10Aから逃げる方向(典型的にはベース板10の長手方向と直交する方向の紙面下側)に向けて移動させて、一定の外力を与え、ボールプランジャ19と嵌合穴20との係合を解除する。すなわち、ボールプランジャ19並びに嵌合穴20、及びボルトストッパ10A並びに切欠き14Aは、可動板14をベース板10の所定の位置に係脱可能に係止することになる。
また、可動板14の上面には、挟持部21が一体的に設けられる。挟持部21は、スポット溶接用ガンに嵌着された電極であるチップを挟持するためのものであり、ここでは2つの部材を協働させてチップを挟持するように構成される。
挟持部21を構成する一方の部材である噛合片22は、鋼板から略鉤形状あるいは略L字形状を呈するように形成される。噛合片22の基端側(以下、基端側辺部22A)は、噛合片22の先端側(以下、先端側辺部22B)が、ボールプランジャ19と嵌合穴20とが係合した状態、すなわちベース板10の長手方向と可動板14の長手方向が沿った状態で、ベース板10及び可動板14の長手方向の面に平行するように、可動板14に固定支持される。
噛合片22の先端側辺部22Bがベース板10の長手方向と平行する状態では、先端側辺部22Bとベース板10及び可動板14の側面との間にはある程度のスペースが形成されるが、このスペースはある程度の幅を必要とされ、そのため噛合片22の基端側辺部22Aはある程度の長さをもって形成される。このようなスペースが必要となるのは、後述するスポット溶接用ガンに嵌着されたチップをうまく受け入れるためである。
また、噛合片22の先端側辺部22Bの可動板14側の面には、刃状に形成された噛み込み部22Cが形成される。噛み込み部22Cはチップと当接する部位であり、複数の刃状部位が連なって形成される。噛み込み部22Cでは、刃状部位の先端が基端側辺部22A側に傾斜して形成される。なお、噛み込み部22Cは焼きいれ等を施し、硬化しておくことが好ましい。
一方、挟持部21を構成するもう一方の部材であるクランプ片23は、鋼板から略L字形状を呈するように形成される。クランプ片23は、略L字形状の長辺部23Aと短辺部23Bとの結合部位の近傍において、可動板14に回動可能に支持される。クランプ片23は、略L字形状の長辺部23Aの内側がチップと当接する部位となるため、その短辺部23Bの先端は噛合片22の噛み込み部22C側に向くように支持される。
また、クランプ片23の略L字形状の短辺部23Bの先端側には、チップと当接する正面側当接部23Cが形成される。クランプ片23では、正面側当接部23Cがチップと当接されて押されることで回転し、その長辺部23Aの内側(側方側当接部23D)でチップを押圧するように構成されている。なお、長辺部23Aの内側のチップとの当接部については焼きいれ等を施し、硬化しておくことが好ましい。
挟持部21は、上述のように噛合片22及びクランプ片23で構成される。ここで、挟持部21によるスポット溶接用ガンに嵌着されたチップの挟持について説明する。上述したように、挟持部21では、噛合片22の噛み込み部22Cとクランプ片23の長辺部23Aの内側で、チップを挟持することになる。詳細は後述するが、チップ取り外し装置1で、スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを取り外す際には、チップは、スポット溶接用ガンに嵌着された状態で、多関節ロボットにより移動され、直線移動で噛合片22及びクランプ片23で形成されるスペースに進入してくることになる。つまり、噛合片22及びクランプ片23は形成したスペースにチップを受け入れることになる。この場合チップは、まずクランプ片23の短辺部23Bにおける正面側当接部23Cと当接して押圧されることになるが、クランプ片23は、これにより回動する。すると、クランプ片23は、その長辺部23Aの内側の側方側当接部23Dによりチップを側方から噛合片22の噛み込み部22Cに押し当てることになる。ここで、可動板14はボルトストッパ10A等により回動及び移動が規制されているため、チップは自身の直線移動に伴う力によりクランプ片23からある程度の力で押し当てられ、噛合片22及びクランプ片23と係合することになる。
そして、側方側当接部23Dによりチップを側方から噛合片22の噛み込み部22Cに押し当てて係合した状態から、チップは、進入した方向と直交する方向であってベース板10から逃げる方向に直線移動され、ボールプランジャ19の係合状態を解除される。ここで、噛み込み部22Cでは、刃状部位の先端が基端側辺部22A側に傾斜して形成されており、この移動によりチップは噛み込み部22Cに押し付けられる。この場合、チップは、噛合片22とクランプ片23と間の奥まるように力を受ける、あるいは付勢される。このようにすることで、噛合片22及びクランプ片23によるチップの挟持(噛合保持)されることになる。
このようにして、挟持部21はチップを挟持することになる。チップを挟持した後は、チップの更なる移動により、チップの取り外し動作に移行するが、これについての詳細は後段で詳しく説明する。また、チップを挟持した状態において、クランプ片23を逆方向(図1、反時計回り)に回動させると、チップの挟持状態が解除され容易にチップを取り外すことが可能である。ここで、クランプ片23の長辺部23Aを比較的長く設定しておけば、トルクを確保できるため比較的容易にチップを取り外すことが可能となる。
<スポット溶接用ガンを装着した多関節ロボットの構成>
図4Aは、スポット溶接用ガンを装着した多関節ロボットを示した図であり、図4Bはチップを説明するための図である。チップ取り外し装置1は、多関節ロボットに装着されたスポット溶接用ガンに嵌着されたチップを、多関節ロボットの動作を利用して、取り外す装置である。以下では、図4A、図4Bを用いて、多関節ロボット、スポット溶接用ガン、チップの構成を説明する。
多関節ロボット100は、水平方向に回動自在な基部101と、基部101に基端を支持され鉛直方向に回動自在な第一アーム102と、第一アーム102の先端に基端を支持され鉛直方向に回動自在な第二アーム103と、第二アーム103の先端に基端を支持され鉛直方向に回動自在な第三アーム104とを有する。基部101、第一アーム102、第二アーム103、第三アーム104それぞれの回転部分は、コンピュータ等の指令を受けたサーボモータ等により所望の変位で回動制御され、第三アーム104の先端は遊動自在となっている。
第三アーム104の先端には、サーボ、空圧等を動力源とするスポット溶接用ガン105が装着される。スポット溶接用ガン105は、一対の電極により、金属板材等を挟み込み、加圧しながら通電する。図4Bに示すように電極(以下、チップ106)は、一方の先端が他方の先端に対向するように配設される棒体(以下、シャンク107)に嵌着される。本実施の形態では上側のシャンク107が進退可能で、下側のシャンク107が固定となっており、上側のシャンク107を駆動することでチップ106で金属板材等を挟み込みことが可能となっている。
上述したがチップ取り外し装置1は、多関節ロボット100の動作を利用して、チップ106を取り外す装置である。そのため、チップ取り外し装置1は、多関節ロボット100の遊動範囲内において配置する必要がある。本実施の形態では、一例として図4Aに示すようにチップ取り外し装置1を配置したが、多関節ロボット100の遊動範囲内であれば任意である。
また、図4Aでは、チップ取り外し装置1がある程度の高さをもった位置で固定支持されるようにしたが、この場合、ベース板10に適当な取り付け部を設けるようにする。また、チップ取り外し装置1の近傍には、チップホルダ108と、チップセンサ109が配設される。チップホルダ108は、上面及び下面にそれぞれチップを保持している。チップ取り外し装置1の近傍にチップホルダ108を配置することで、チップの取り外し後に新たなチップの取り付け動作にすぐに移行することができるようにしている。また、チップセンサ109は、チップ取り外し装置1がチップを取り外したか否かを確認するためのセンサであり、チップの確認を行いコンピュータに通知することで、チップ取り外し後のチップ取り付け動作に円滑に移行することができるようにしている。
<チップ抜き動作>
以下、チップ取り外し装置1によるチップ取り外し動作について説明する。図5A〜図5Eは、チップ取り外し動作を順に説明するための図であり、チップ取り外し装置1及びスポット溶接用ガン105の側面及び平面を示した図である。また、図6及び図7は、チップ取り外し動作中のチップ取り外し装置1の挟持部21の詳細な動作を説明するための図である。また、図8は、チップ取り外し装置1によるチップ取り外しの様子を模式的に示した図である。また、図9、図10は、チップ取り外し装置1によるチップ取り外し後の動作を説明するための図である。以下、これらの図を用いつつ本実施の形態に係るチップ取り外し手順を説明する。
(ステップ1)
先ず、多関節ロボット100を制御し、図5Aに示すように上側のチップ106を挟持部21に対向させる位置まで移動させる。より詳しくは、挟持部21の噛合片22とクランプ片23との間のスペースにチップ106が対向するようにチップ106を移動させる。
(ステップ2)
次に、多関節ロボット100を制御し、図5Bに示すようにチップ106を直線移動(第1の直線移動)させ(図5B、矢印A方向)、挟持部21の噛合片22とクランプ片23との間のスペースに進入させる。この際、チップ106は、噛合片22とクランプ片23との間のスペースに受け入れられ、クランプ片23が図6に示すように回動することになる。すなわち、ここでは、チップ106がクランプ片23の短辺部23Bにおける正面側当接部23Cと当接して押圧し、クランプ片23が回動する(図5B又は図6、矢印B)。そして、クランプ片23がその長辺部23Aの内側の側方側当接部23Dによりチップ106を側方から噛合片22の噛み込み部22Cに押し当てる(図6、矢印C)。ここで、可動板14はベース板10の長手方向への移動をボルトストッパ10A、ボールプランジャ19により規制されているため、チップ106は自身の直線移動に伴う力により側方側当接部23Dにより噛合片22に押し当てられ、噛合片22及びクランプ片23と係合することになる。
(ステップ3)
次に、多関節ロボット100を制御し、図5Cに示すようにチップ106の現在位置から水平面において側方(図5C、矢印D)に直線移動(第2の直線移動)させる。すなわち、噛合片22とクランプ片23との間のスペースにチップ106を進入させた際の方向(第1の直線移動)と直交する方向において、ベース板10から逃げる方向にチップ106を直線移動させる。本実施の形態では、この動作により、先ずボールプランジャ19による係合状態を解除し、可動板14の回動及び並進移動を許容する。そして、この動作で、チップ106を噛合片22とクランプ片23とで挟持する。
図7は、ステップ3の動作中の挟持部21を拡大して示した図である。すなわち、挟持したチップ106をベース板10から逃げる方向に直線移動させることで、チップ106を噛み込み部22Cに押圧することになるが、この際、噛み込み部22Cの刃状部位の先端が基端側辺部22A側に傾斜して形成されているため、チップ106は、噛合片22とクランプ片23との間のスペースの奥方向(図7、矢印E方向)に押し込まれることになる。これにより、噛合片22及びクランプ片23によるチップ106の挟持(噛合挟持)がなされる。
(ステップ4)
次に、多関節ロボット100を制御し、図5Dに示すようにチップ106を現在の位置から上方向の移動を伴いつつ直線移動(第3の直線移動)させる(図5D、矢印F)。ここで、可動板14及びそれに一体的に設けられた挟持部21は、チップ106の移動により、チップ106を挟持しながら回転及び移動することになる。すなわち、可動板14及び挟持部21とチップ106との相対位置に変更はないが、可動板14及び挟持部21は全体として回転を伴う動作をする。これにより、チップ106は可動板14及び挟持部21により回転させられながら、上方向の移動を伴いつつ直線移動する。
図5Eは、チップ106が可動板14及び挟持部21により回転させられながら、上方向の移動を伴いつつ直線移動した後の状態を示している。チップ106はシャンク107に嵌着されるが回転させられながら抜き方向(上方向)に移動されることで、強固な力を必要とせずに取り外されることになる。図8は、チップ106の取り外しの様子を模式的に示した図である。図8に示すように、チップ106は挟持部21に挟持されているため上下方向の位置に変化はないが、回転させられつつ、シャンク107が上方向に逃げていてくことで、挟持部21によって取り外されることになる。
このようにして、本実施の形態に係るチップ取り外し装置1では、多関節ロボット100によるチップ106の直線移動動作を利用してチップ106を取り外す。すなわち、チップ取り外し装置1自体の動力を全く必要とせずに、チップ106を取り外すことができるように構成される。
このようにチップ106を取り外した後は、取り外したチップ106を、挟持部21から取り外して新たなチップを取り付けることが必要となる。以下、この動作について説明する。
(ステップ5)
図9は、挟持部21からチップ106を取り外し、挟持部21を原点復帰、すなわちボールプランジャ19の係合状態に戻すための動作を説明するための図である。
先ず、多関節ロボット100を制御し、取り外されていない下側のチップ106(U)を挟持部21の噛合片22の裏側に当接させて直線移動させる(矢印G、位置バック)。これにより、可動板14は回転しつつベース板10側に次第に近づいていく。そして、噛合片22の裏側との当接状態を脱したら、現在の直線移動状態から直角に折曲し、ベース板10側に向けてチップ106(U)を直線移動させ、クランプ片23の長辺部23Aに当接させる(原位置復帰)。これにより、可動板14の裏面のボールプランジャ19の頭部がベース板10の上面に乗りあがり、嵌合穴20に係合されるとともに、ボルトストッパ10Aが切欠き14Aに係合する。更に、その後、クランプ片23の長辺部23Aをチップ106により押圧することで、現在取り外された、すなわち挟持部21により挟持されているチップ106を、落下させて取り外す(チップ取り外し)。
ここでの動作では、最後にクランプ片23の長辺部23Aをチップ106により押圧することで、挟持部21に現在挟持されているチップ106を落下させるようにしている。この場合、挟持部21がチップ106を挟持した状態において、クランプ片23の長辺部23Aが、噛合片22の先端側辺部22Bよりも、該先端側辺部22Bの延伸方向において長くなるように設定する必要がある。なぜならば、チップ106をクランプ片23に当接させて回転させることのできるスペースがなければ、多関節ロボット100の制御により、チップ106を挟持部21から取り外すことができないからである。
また、チップ106を挟持部21から取り外した後は、スポット溶接用ガン105の下側のチップ106を取り外す必要がある。下側のチップ106を取り外す際の動作は、図5A〜図5Eで説明した動作と同様であるため詳しい説明は省略するが、相違する点としては、上側のチップ106を取り外す際の上方向の移動を伴う直線移動を、下方向の移動を伴う直線移動に代えて、多関節ロボット100を制御する点である。また、挟持部21からのチップ106の取り外し動作についても上述した動作と同様である。
(ステップ6)
次に、スポット溶接用ガン105における上側及び下側のチップ106を取り外した後は、新たなチップを取り付ける。図10は、新たなチップを取り付ける際の動作を説明するための図である。
先ず、多関節ロボット100を制御し、チップホルダ108の近傍まで移動させる(ガン移動)。次に、シャンク107がチップホルダ108に保持されたチップに対向するよう位置決めする(位置合せ)。そして、下側のシャンク107がチップホルダ108の下側に保持されたチップに嵌着するよう多関節ロボット100を移動させる(下チップ装着)。続いて、上側のシャンク107がチップホルダ108の上側に保持されたチップに嵌着するよう上側のシャンク107を下側に向けて駆動させる(上チップ装着)。
以上、本発明の実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置1について説明した。上述したように、本実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置1は、多関節ロボット100によるチップ106の所定経路の直線的な移動動作を利用して、チップ106を取り外すことができる。つまり、チップ106の取り外し動作においてチップ取り外し装置1自体の動力は全く必要でないため、モータ等の動力源、制御系を構築する必要がなく、極めて簡易な構成でチップ106の取り外しができる。これにより、コストダウン効果を得ることができるとともに、省エネルギー効果を得ることができる。そして、極めて簡易な構成であるため、チップ106の大きさに対応する装置を容易に製造することができ、スポット溶接用ガンの形状等によらず柔軟に対応できる。また、チップ取り外しの際は、チップ106を挟持して回転させながら取り外すため、チップ106とシャンク107との隙間によらず、かつ、シャンク107等に負荷を与えることもない。
また、チップ106を取り外す際の多関節ロボット100の動作は、直線的動作のみであるため、多関節ロボット100を制御するための操作やプログラミング等も簡易であり、そのため、スポット溶接用チップ取り外し装置1では、極めて簡易にチップ106の取り外すことが可能である。また、スポット溶接用チップ取り外し装置1は、主に板材から構成されるため、極めて安価に製造することが可能で、かつコンパクトであり設置スペースの制約を受けることもない。
また、チップを挟持する挟持部21を噛合片22及びクランプ片23とし特定の形状を持たすことで様々な工夫がなされている。例えば、噛合片22に噛み込み部22Cを形成して、クランプ片23を回動可能とすることによって、チップ106を押圧させるようにすることで、強固に挟持される工夫がなされたりしている。また、クランプ片23の長辺部23Aの形状を、チップの挟持状態において、噛合片22の先端側辺部22Bの延伸方向よりも長くすることで、取り外しを容易にするとともに自動化で挟持されたチップを取り外すことができるように工夫がなされており、使用性の向上も図られている。
なお、本実施の形態に係るスポット溶接用チップ取り外し装置1では、挟持部21を噛合片22及びクランプ片23で構成したが、これらが一体となったものであっても構わない。例えば、一対の挟持片を並行させてスペースを形成し、このスペースが次第に幅狭になるようにすれば、進入されるチップを嵌合して挟持することができる。
また、本実施の形態では、チップ106を強固に結合するために、噛合片22とクランプ片23との間のスペースにチップ106を進入させた後、この進入方向と直交する方向において、ベース板10から逃げる方向にチップを直線移動、すなわち前述の第2の直線移動をさせるが(図5C)、この動作は最初のチップ106の進入動作で強固に挟持されれば必ずしも必要ではない。すなわち、前述の第1の直線移動、該第1の直線移動と同一方向のボールプランジャ19の係止を解除するための直線移動、及び前述の第3の直線移動の3種の直線移動のみでのチップ取り外しも可能である。
また、本実施の形態では、長孔15を形成したが、軸16の断面積よりも大きく、可動板14がベース板10に対して十分に移動可能であるものであれば、これに限定されるものではなく、ガイド孔として円形であっても構わない。このような各部の詳細については、多関節ロボット100の動作に伴い、所定の動作がなされるよう各構成部材を設計するようにすれば良い。
また、本実施の形態では、多関節ロボット100の動作を利用して、チップ106を取り外すようにしたが多関節ロボット100とともに使用される場合のみに利用されることに限らず、その他の装置であっても構わない。スポット溶接用ガン105が取り付けられた装置の可動範囲に制限がある場合には、スポット溶接用チップ取り外し装置1の設置箇所や設置方向を変えることで、好適に使用が可能である。
1 スポット溶接用チップ取り外し装置
10 ベース板
10A 位置決め用ボルトストッパ
11 支持体
12 ストッパ板
13 ボルト
14 可動板
14A 切欠き
15 長孔
16 軸
17、18 貫通孔
19 ボールプランジャ
20 嵌合穴
21 挟持部
22 噛合片
22A 基端側辺部
22B 先端側辺部
22C 噛み込み部
23 クランプ片
23A 長辺部
23B 短辺部
23C 正面側当接部
23D 側方側当接部
100 多関節ロボット
101 基部
102 第一アーム
103 第二アーム
104 第三アーム
105 スポット溶接用ガン
106 チップ
107 シャンク
108 チップホルダ
109 チップセンサ

Claims (8)

  1. スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを取り外すためのチップ取り外し装置であって、
    ベース板に立設された軸を隙間をもたせて挿通させるガイド孔を有し、前記ベース板に対して回動可能であるとともに、前記ガイド孔の範囲内で前記ベース板に沿って移動可能な可動板と、
    前記可動板を前記ベース板の所定の位置で係脱可能に係止する係止手段と、
    前記可動板に一体的に設けられ、前記スポット溶接用ガンに嵌着されたチップを挟持する挟持手段と、を備え、
    前記スポット溶接用ガンに嵌着された前記チップの所定経路の移動に応じて、前記挟持手段で該チップを挟持しながら回転させて、該チップを前記スポット溶接用ガンから取り外すことを特徴とするスポット溶接用チップ取り外し装置。
  2. 前記挟持手段は、前記可動板に固定支持された噛合片と、前記可動板に回動可能に支持されたクランプ片とを含み、前記噛合片と前記クランプ片との間にスペースを形成し、前記噛合片と前記クランプ片とを協働させて、前記スペースにおいて前記チップを噛合保持することを特徴とする請求項1項に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
  3. 前記クランプ片は、略L字形状を呈し、前記スポット溶接用ガンに伴い直線移動され、前記噛合片と前記クランプ片との間にスペースに進入した前記チップと当該略L字形状の短辺部で当接して回転し、当該略L字形状の長辺部で前記チップを前記噛合片に押圧し、
    前記噛合片の前記チップとの当接部分には刃状部位が形成されており、該刃状部位は、前記チップが前記噛合片と前記クランプ片との間の前記スペースに進入した方向に向けて傾斜して形成されることを特徴とする請求項2に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
  4. 前記チップはロボットにより移動され、
    当該スポット溶接用チップ取り外し装置は、
    前記スポット溶接用ガンに伴い第1の直線移動され、前記噛合片と前記クランプ片との間の前記スペースに進入された前記チップを前記挟持手段で係合し、
    前記チップが前記第1の直線移動の方向と水平面において直交する方向に向けて第2の直線移動されることで前記係止手段による係止を解除するとともに、前記チップを前記挟持手段で挟持し、
    前記チップが上方向又は下方向の移動を伴う前記第2の直線移動の方向と水平面において直交する方向に向けて第3の直線移動されることで、前記挟持手段で前記チップを挟持しながら回転させて、前記チップを前記スポット溶接用ガンから取り外すことを特徴とする請求項3に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
  5. 前記係止手段は、前記可動板の前記所定の位置からの前記第1の直線移動方向上の移動を規制するストッパと、前記可動板が前記ストッパにより移動を規制された状態を保持する保持手段とで構成されることを特徴とする請求項4に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
  6. 前記保持手段は、前記ベース板と前記可動板との間に設けられた、ボールプランジャと該ボールプランジャのボール部分を嵌合する凹部とで構成されることを特徴とする請求項5に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
  7. 前記噛合片は、略鉤形状を呈し、当該略鉤形状の基端側を前記可動板に固定支持され、当該略鉤形状の先端側の辺部で前記チップと当接し、
    少なくとも前記チップを挟持した際に、前記クランプ片の略L字形状の前記長辺部が前記噛合片の前記先端側の辺部よりも、該辺部の延伸方向において長くなるようにしたことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
  8. 前記可動板の前記軸の軸方向における移動を規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスポット溶接用チップ取り外し装置。
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