JP5251592B2 - 固体撮像装置、撮像装置、半導体装置 - Google Patents

固体撮像装置、撮像装置、半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置、撮像装置、半導体装置に関する。
画像処理装置や撮像装置・固体撮像装置などの各種の電子機器や半導体装置においては、複数系統の各信号の何れかを選択して1系統の出力線を介して順に信号を後段回路へ転送出力する出力回路が用いられることがある。
たとえば、光や放射線などの外部から入力される電磁波に対して感応性をする単位構成要素(たとえば画素)をライン状もしくはマトリクス状に複数個配列してなる物理量分布検知半導体装置が様々な分野で使われている。
たとえば、映像機器の分野では、物理量のうちの光(電磁波の一例)を検知するCCD(Charge Coupled Device )型や、MOS(Metal Oxide Semiconductor )あるいはCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor )型の固体撮像装置が使われている。これらは、単位構成要素(固体撮像装置にあっては画素)によって電気信号に変換された物理量分布を電気信号として読み出す。MOS型とCMOS型を、以下CMOS型で代表記述する。
また、固体撮像装置の中には、電荷生成部で生成された信号電荷に応じた画素信号を生成する画素信号生成部に増幅用の駆動トランジスタを有する増幅型固体撮像素子(APS;Active Pixel Sensor /ゲインセルともいわれる)構成の画素を備えた増幅型固体撮像装置がある。たとえば、CMOS型固体撮像装置の多くはそのような構成をなしている。
たとえば、特許文献1にはCCD型の固体撮像装置が提案され、特許文献2ではCMOS型の固体撮像装置が提案されている。特許文献2では、単位画素の行列状(マトリックス状)の配列に対して列毎にアナログ−デジタル変換装置(以下、ADC(Analog-Digital Converter)と略す)を配置してなる列並列ADC搭載の構成が示されている。
特開2003−000000号公報 特開2005−278135号公報
ところで、固体撮像装置で取得された画素信号を外部に出力するために、固体撮像装置には外部回路とのインタフェース回路として撮像信号(デジタルの場合は撮像データ)を構成する各画素の信号(画素信号や画素データ)を転送出力する出力回路が搭載される。
近年撮影画像の高精細化に伴い、画素数や駆動周波数が増大する傾向にあり、出力回路での転送速度も高速化し、それに伴い、出力回路での電力消費が問題となっており、その対策が求められている。
たとえば、特許文献1では、出力回路への電源供給をオン/オフするスイッチング部とスイッチング部に制御信号を供給してスイッチング部を制御するスイッチング制御部を設け、ブランキング期間に出力回路への電源供給をオフさせる仕組みが提案されている。
特許文献1に記載の仕組みを、CMOS型固体撮像装置に適用することも考えられる。この場合、CMOS型固体撮像装置からアナログの撮像信号で出力する場合は特段の問題もなく適用可能と考えられる。
しかしながら、デジタルの撮像データで出力する場合は、単にブランキング期間に出力回路への電源供給をオフする特許文献1の仕組みでは問題がある。たとえば、出力回路と外部回路とは接続されたままであり、出力回路への電源供給を停止すると、出力回路の出力端(つまり外部回路の入力端)の電位が不安定となり、外部回路の入力に悪影響を与える可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、出力回路への電源供給のオフ時に外部回路に与える悪影響を抑制することのできる仕組みを提供することを目的とする。
本発明においては、デジタルデータを保持するデータ保持回路のデータに基づきデータ転送用の信号線を駆動する転送駆動部と、信号線を介して伝達されたデータ保持回路のデータを受け取り信号増幅を行なう信号増幅部と、信号線と接続される信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定する電位固定部と、信号増幅部への電源供給をオン/オフ制御する駆動電源部と、転送駆動部を制御してデータを信号線を介して信号増幅部に転送させる走査部と、全体の動作を制御する駆動制御部とを備える。
駆動制御部は、データを信号線を介して信号増幅部に転送させないスタンバイ状態の期間には、信号増幅部への電源供給をオフするように駆動電源部を制御するとともに、信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定するように電位固定部を制御する。
この仕組みでは、スタンバイ状態の期間には、信号増幅部への電源供給が停止されるだけでなく、信号増幅部の入力端や内部配線が決められた電位に固定される。信号増幅部へ電源供給を停止しただけでは外部に出力されるデータが不安定となる可能性があるが、信号増幅部の入力端や内部配線を決められた電位に固定すれば、その問題が解消される。
本発明の一態様によれば、本発明を適用しない場合よりも、出力回路への電源供給のオフ時に外部回路に与える悪影響を抑制することができる。
CMOS型の固体撮像装置の基本構成図である。 水平データ転送系に着目した第1実施形態を示す図である。 第1実施形態における水平転送完了前後の動作を説明する図である。 信号増幅部の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ出力動作を説明する図である。 水平データ転送系に着目した第2実施形態を示す図である。 スタンバイタイミング制御信号を説明する図である。 水平ブランキング期間スタンバイパルスを生成する機能部の第2実施形態の構成例を説明する図である。 第2実施形態の制御信号生成部の構成例を示す図である。 第2実施形態におけるデータ出力動作を説明する図(その1)である。 第2実施形態におけるデータ出力動作を説明する図(その2)である。 水平データ転送系に着目した第3実施形態を示す図である。 第3実施形態の制御信号生成部の構成例を示す図である。 第3実施形態におけるデータ出力動作を説明する図である。 水平データ転送系に着目した第4実施形態を示す図である。 第4実施形態の制御信号生成部の構成例を示す図である。 第4実施形態におけるデータ出力動作を説明する図である。 第5実施形態の撮像装置を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
説明は以下の順序で行なう。
1.固体撮像装置の基本構成
2.第1実施形態(固体撮像装置:基本)
3.第2実施形態(固体撮像装置:水平ブランキング期間にスタンバイ状態)
4.第3実施形態(固体撮像装置:水平期間同期信号でスタンバイ状態を解除)
5.第4実施形態(固体撮像装置:カウンタラッチ開始信号でスタンバイ状態を解除)
6.第5実施形態(撮像装置への適用)
以下では、X−Yアドレス型の固体撮像装置の一例であるCMOS型の固体撮像装置を使用した場合を例に説明する。特に断りのない限り、CMOS型の固体撮像装置は、全ての単位画素がnMOS(nチャネル型のMOSトランジスタ)よりなり、信号電荷は負電荷(電子)であるものとして説明する。ただしこれは一例であって、対象となるデバイスはMOS型の固体撮像装置に限らないし、単位画素がpMOS(pチャネル型のMOSトランジスタ)で構成されていてもよいし、信号電荷は正電荷(正孔・ホール)であってもよい。光や放射線などの外部から入力される電磁波に対して感応性をする単位画素をライン状もしくはマトリクス状に複数個配列してなりアドレス制御にて信号を読み出す物理量分布検知用の半導体装置の全てに、後述する全ての実施形態が同様に適用できる。
<固体撮像装置:基本構成>
図1は、固体撮像装置の一実施形態であるCMOS型の固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)の基本構成図である。固体撮像装置も半導体装置の一例である。
固体撮像装置1は、複数個の単位画素3が2次元マトリクス状に配列された画素アレイ部10を有する。図1では、簡単のため行および列の一部を省略して示しているが、現実には、各行や各列には、数十から数千の単位画素3が配置される。単位画素3からは、列ごとに垂直信号線19を介して画素信号電圧Vxが出力される。
垂直信号線19の画素信号電圧Vxは、時間系列として、基準レベルとしての画素信号の雑音を含むリセットレベルSrst の後に信号レベルSsig が現れるものである。信号レベルSsig はリセットレベルSrst に信号成分Vsig を加えたレベルであり、Ssig (=Srst +Vsig )−Srst で信号成分Vsig が得られる。
固体撮像装置1はさらに、CDS(Correlated Double Sampling;相関2重サンプリング)処理機能やデジタル変換機能をなすAD変換部250が列並列に設けられているカラムAD変換部26を有する。
固体撮像装置1はさらに、駆動制御部7、単位画素3に画素信号読出用の動作電流(読出電流)を供給する読出電流源部24と、カラムAD変換部26にAD変換用の参照信号SLP_ADC を供給する参照信号生成部27と、出力部28を備えている。
駆動制御部7は、画素アレイ部10の信号を順次読み出すための制御回路機能の実現のため水平走査部12(列走査回路)、垂直走査部14(行走査回路)、および通信・タイミング制御部20を備えている。水平走査部12は、データ転送動作時に読み出すべきデータのカラム位置を指示する。
水平走査部12は、列アドレスや列走査を制御する水平アドレス設定部12aや水平駆動部12bなどを有する。垂直走査部14は、行アドレスや行走査を制御する垂直アドレス設定部14aや垂直駆動部14bなどを有する。水平走査部12や垂直走査部14は、通信・タイミング制御部20から与えられる制御信号CN1,CN2に応答して行・列の選択動作(走査)を開始する。
通信・タイミング制御部20は、端子5aを介して入力されるマスタークロックCLK0に同期したクロックをデバイス内の各部(走査部12,14やカラムAD変換部26)に供給するタイミングジェネレータ(読出アドレス制御装置の一例)の機能ブロックを備える。さらに、端子5aを介して外部の主制御部から供給されるマスタークロックCLK0を受け取り、また端子5bを介して外部の主制御部から供給される動作モードなどを指令するデータを受け取り、さらに固体撮像装置1の情報を含むデータを外部の主制御部に出力する通信インタフェースの機能ブロックを備える。
たとえば、通信・タイミング制御部20は、内部クロックを生成するクロック変換部の機能を持つクロック変換部20aおよび通信機能や各部をタイミング制御する機能を持つシステム制御部20bなどを有する。クロック変換部20aは、端子5aを介して入力されるマスタークロックCLK0に基づき、マスタークロックCLK0よりも高速周波数のパルスを生成する逓倍回路を内蔵しており、カウントクロックCKcnt1やカウントクロックCKdac1などの内部クロックを生成する。
出力部28は、信号増幅部402(S・A)と、デジタルインタフェース部406(DIF)を有する。後述するが、出力部28は、スタンバイ時の電力消費低減機能を働かせるべく、その他の機能部も備える。信号増幅部402は、データ転送用の信号線(転送配線)である水平信号線18上の信号(デジタルデータではあるが小振幅)を検出する。
デジタルインタフェース部406は、信号増幅部402と外部回路の間に介在し外部回路とのインタフェース機能をなす。デジタルインタフェース部406の出力は出力端5cに接続されており、映像データが後段回路に出力される。
単位画素3は、行選択のための行制御線15を介して垂直走査部14と、また垂直信号線19を介してカラムAD変換部26の垂直列ごとに設けられているAD変換部250と、それぞれ接続される。行制御線15は垂直走査部14から画素に入る配線全般を示す。
垂直走査部14は、画素アレイ部10の行を選択し、その行に必要なパルスを供給するものである。垂直アドレス設定部14aは、信号を読み出す行(読出し行:選択行や信号出力行とも称する)の他に、電子シャッタ用の行なども選択する。
AD変換部250におけるAD変換方式としては、回路規模や処理速度(高速化)や分解能などの観点から様々な方式が考えられているが、一例として、参照信号比較型、スロープ積分型、あるいはランプ信号比較型などとも称されるAD変換方式を採用する。この手法は、簡単な構成でAD変換器が実現できるため、並列に設けても回路規模が大きくならないという特徴を有している。参照信号比較型のAD変換に当たっては、変換開始(比較処理の開始)から変換終了(比較処理の終了)までの時間に基づいてカウント動作有効期間Tenを決定し(ここではその期間を示すカウントイネーブル信号ENとする)、その期間のクロック数に基づき処理対象信号をデジタルデータに変換する。
参照信号比較型AD変換方式を採用する場合に、考え方としては、参照信号生成部27も列並列で(画素列ごとに)設けることも考えられる。たとえば、各画素列に比較器と参照信号発生器を設け、自列の比較器の比較結果を基に、逐次、参照信号の値を対応する列の参照信号発生器で変化させていく構成を採る場合である。しかしながらこれでは回路規模や消費電力が増える。そこで、本実施形態では、参照信号生成部27を全列共通に使用する構成を採り、参照信号生成部27から発生される参照信号SLP_ADC を各画素列のAD変換部250が共通に使用する構成にする。
このため、参照信号生成部27は、DA変換部270(DAC;Digital Analog Converter)を有する。DA変換部270は、通信・タイミング制御部20からの制御データCN4で示される初期値からカウントクロックCKdac1に同期して、制御データCN4で示される傾き(変化率)の参照信号SLP_ADC を生成する。参照信号SLP_ADC は、全体的にある傾きを持って線形に変化する波形を持つものであればよく、その変化が滑らかなスロープ状を呈するものであってもよいし、階段状に順次変化するものであってもよい。
参照信号比較型のAD変換に当たっては、比較部252による参照信号SLP_ADC と画素信号電圧Vxとの比較結果に基づいてカウント動作有効期間Ten(その期間を示す信号をカウントイネーブル信号ENと称する)を決定し、カウントイネーブル信号ENがアクティブな期間のカウントクロックCKcnt1のクロック数に基づきアナログの処理対象信号をデジタルデータに変換する。
基準レベル(リセットレベルSrst )についての処理をプリチャージ相(P相と省略して記すこともある)の処理と称し、信号レベルSsig についての処理をデータ相(D相と省略して記すこともある)の処理と称する。P相の処理後にD相の処理を行なう場合、D相の処理はリセットレベルSrst に信号成分Vsig を加えた信号レベルSsig についての処理となる。
カウント動作有効期間Tenをどうとるかや、AD変換部250内で差分処理(CDS処理)を行なうかなど、本願出願人は、参照信号比較型のAD変換方式を種々提案しており、それらも基本的には後述する各実施形態で採用し得るものである。
何れの処理例でも、電圧比較器に参照信号SLP_ADC を供給し、垂直信号線19を介して入力されたアナログの画素信号を参照信号SLP_ADC と比較する。カウント動作有効期間Tenに入るとクロック信号でのカウント(計数)を開始することによって、指定されているカウント動作有効期間Tenにおけるクロック数をカウントすることでAD変換を行なう。
参照信号比較型のAD変換を行なうため、AD変換部250は、比較部252(COMP)と、カウント動作期間制御部253(EN生成)と、カウンタ部254を備える。好ましくは、カウンタ部254は、アップカウントモードとダウンカウントモードを切替可能なもの(アップダウンカウンタ)にする。アップダウンカウンタを用いることにより、回路規模を大きくすることなく高フレームレート化を達成できる。本例ではさらに、列ごとのカウンタ部254の後段に水平転送用のラッチ257(メモリ)を内蔵したデータ記憶部256を備える。
比較部252は、参照信号生成部27で生成される参照信号SLP_ADC と、選択行の単位画素3から垂直信号線19(H1,H2,…,Hh)を経由し得られるアナログの画素信号電圧Vxを比較する。比較部252は、参照信号SLP_ADC と画素信号電圧Vxが一致したとき比較出力Co(コンパレート出力)を反転する。
通信・タイミング制御部20から各AD変換部250のカウンタ部254には、カウンタ部254がP相・D相のカウント処理をダウンカウントモードで動作するのかアップカウントモードで動作するのかや、P相のカウント処理における初期値Dini の設定やリセット処理など、その他の制御情報を指示する制御信号CN5が入力されている。
比較部252の一方の入力端子(+)は、他の比較部252の入力端子(+)と共通に、参照信号生成部27で生成される参照信号SLP_ADC が入力され、他方の入力端子(−)には、それぞれ対応する垂直列の垂直信号線19が接続され、画素アレイ部10からの画素信号電圧Vxが個々に入力される。
カウンタ部254のクロック端子CKには、他のカウンタ部254のクロック端子CKと共通に、通信・タイミング制御部20からカウントクロックCKcnt1が入力されている。データ記憶部256を設けない場合、カウンタ部254には、水平走査部12から制御線12cを介して制御パルスが入力される。カウンタ部254は、カウント結果を保持するラッチ機能を有しており、制御線12cを介しての制御パルスによる指示があるまでは、カウンタ出力値を保持する。
水平走査部12や垂直走査部14などの駆動制御部7の各要素は、画素アレイ部10とともに、半導体集積回路製造技術と同様の技術を用いて単結晶シリコンなどの半導体領域に一体的に形成されたいわゆる1チップもの(同一の半導体基板上に設けられているもの)として、本実施形態の固体撮像装置1が構成される。
固体撮像装置1は、このように各部が半導体領域に一体的に形成された1チップとして形成された形態であってもよいし、図示を割愛するが、画素アレイ部10、駆動制御部7、カラムAD変換部26などの各種の信号処理部の他に、撮影レンズ、光学ローパスフィルタ、あるいは赤外光カットフィルタなどの光学系をも含む状態で、これらを纏めてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態としてもよい。
個々のAD変換部250の出力側は、たとえば、カウンタ部254の出力を水平信号線18に接続することができる。あるいは、図示のように、カウンタ部254の後段に、このカウンタ部254の保持したカウント結果を保持するラッチを具備したメモリ装置としてのデータ記憶部256を備える構成を採ることもできる。データ記憶部256は、所定のタイミングでカウンタ部254から出力されたカウントデータを保持・記憶する。
水平走査部12は、カラムAD変換部26の各比較部252とカウンタ部254とが、それぞれが担当する処理を行なうのと並行して、各データ記憶部256が保持していたカウント値を読み出す読出走査部の機能を持つ。データ記憶部256の出力は、水平信号線18に接続されている。水平信号線18は、AD変換部250のビット幅分もしくはその2倍幅分(たとえば相補出力とするとき)の信号線を有し、それぞれの出力線に対応した信号増幅部402を有する出力部28に接続される。水平信号線18の水平転送チャネルは1つに限らず、複数チャネルにし複数カラムずつグループ化してデータ転送を行なう場合もある。なお、カウンタ部254、データ記憶部256、および水平信号線18はそれぞれ、Nビットに対応した構成を採っている。
<第1実施形態>
図2〜図2Cは、第1実施形態を説明する図である。図2は、水平データ転送系(水平走査部12、データ記憶部256(の出力段)、および出力部28の構成)に着目した第1実施形態を示す図である。図2Aは、第1実施形態における水平転送完了前後の動作を説明する図である。図2Bは、信号増幅部402の構成例を示す図である。図2Cは、第1実施形態におけるデータ出力動作を説明するタイミングチャートである。
[データ記憶部]
データ記憶部256は、カウンタ部254のデータを取り込み一時的に保持する図示を割愛したラッチ257の出力段として水平転送ドライバ308をラッチ257ごと(列ごと)に有する。データ記憶部256(ラッチ257)のデータに基づきデータ転送用の信号線である水平信号線18(18a,18b)を駆動する転送駆動部の一例である水平転送ドライバ308は、インバータ331と、1対(2個)の転送用トランジスタ332,334と、1対(2個)の選択トランジスタ336,338を有する。インバータ331は、pMOSとnMOSが縦続接続されたCMOSインバータである。各トランジスタ332,334,336,338は何れもnMOSである。インバータ331の入力端と転送用トランジスタ334のゲートが共通にアップダウンカウントデータ線に接続され対応する列<K>のラッチ257_Kの出力が入力される。転送用トランジスタ332のゲートにはインバータ331で反転されたデータが入力される。
転送用トランジスタ332,334の各ソースは接地されている。転送用トランジスタ332のドレインは選択トランジスタ336のソースに接続され、転送用トランジスタ334のドレインは選択トランジスタ338のソースに接続されている。選択トランジスタ336のドレインは非反転データ(D0)用の水平信号線18aに接続され、選択トランジスタ338のドレインは反転データ(xD0)用の水平信号線18bに接続されている。選択トランジスタ336,338のゲートは共通に接続され水平走査部12からの選択制御信号MSELが入力される。高速化のため、水平転送は差動信号線対による電流転送を採用している。
転送用トランジスタ332および選択トランジスタ336の各ゲートがHレベルのときに、各トランジスタ332,336がオンして、出力部28内の信号増幅部402から非反転データ用の水平信号線18aを介して電流が接地側に流れる。同様に、転送用トランジスタ334および選択トランジスタ338の各ゲートがHレベルのときに、各トランジスタ334,338がオンして、信号増幅部402から反転データ用の水平信号線18bを介して電流が接地側に流れる。たとえば、信号増幅部402が図中の左にある場合は、電流が右から左に流れる方向が正である。
つまり、水平転送ドライバ308は、転送用トランジスタ332と選択トランジスタ336の双方がオンしたときに、非反転データを水平信号線18aを介して信号増幅部402に転送するように動作する。また、水平転送ドライバ308は、転送用トランジスタ334と選択トランジスタ338の双方がオンしたときに、反転データを水平信号線18bを介して信号増幅部402に転送するように動作する。
[水平駆動部]
水平走査部12の水平駆動部12bは、DFF12x(DFF:ディレイ・フリップフロップ)を多数持つが、水平転送ドライバ308のそれぞれに対してDFF12xは1つである。つまり、AD変換部250の列ごとにDFF12xが設けられている。
最終段のDFF12x_E0 と1段後のDFF12x_E1 の間には、2入力型のORゲート124とインバータ126が設けられている。DFF12x_E0 の非反転出力QとDFF12x_E1 の非反転出力QをそれぞれORゲート124に入力し、その出力をインバータ126で論理反転してDFF12x_E1 のD入力端に供給する。ORゲート124とインバータ126を設けているのは、水平転送が完了したら最終段より1段後のDFF12x_E1 の非反転出力を常にHレベルにしておくためであり、そのためのこのような回路を終端回路と称する。
また、図中のDFF12x_E1 の右側には、さらにアクティブHのデータ転送終了パルスHT_Eを生成するためのデータ転送終了パルス生成回路としてDFF122が3段配置されている。1段目のDFF122_1のデータ入力端Dには、DFF12x_E0 の非反転出力が供給される。
各DFF12x,122は、クロック入力端に水平アドレス設定部12a(元々はシステム制御部20b)から水平転送クロックCKH が共通に供給され、リセット端R(図中の丸印)に水平アドレス設定部12aからリセット信号RST が共通に供給される。DFF12xは、非反転出力端Qから選択トランジスタ336,338のゲートに、アクティブHの選択制御信号MSELを供給する。
図2Aには、第1実施形態における水平転送とデータ転送終了パルス生成の動作例が図示されている。DFF12x,122はリセット信号RST がインアクティブLのときにリセットされる。初段(左端)のDFF12xのデータ入力端Dには画素データ出力期間Taの開始時点を示すデータ転送開始パルスHT_Sが入力される。DFF12xはデータ転送開始パルスの情報を水平転送クロックCKH に基づき順次後段へと転送(シフト)する。これにより、AD変換部250に対応する列のDFF12xが非反転出力Qである選択制御信号MSELを初段から順にHレベルにする。多数あるDFF12xの何れか1つのみが選択制御信号MSELを順番にHレベルにするのである。この選択制御信号MSELのHレベルを受けた1つの水平転送ドライバ308のみがアクティブ状態となり、対応する列のカウンタ部254のデータを出力部28へ転送することになる。
水平転送が最終段に達した以降では、DFF12x_E1 の非反転出力がHレベルに維持される。一方、3段構成のDFF122を有するデータ転送終了パルス生成回路では、DFF12x_E0 の非反転出力を1段目のDFF122_1が受け取り、2段目のDFF122_2,3段目のDFF122_3へと転送し、3段目のDFF122_3の非反転出力Qをデータ転送終了パルスHT_Eとする。
この例では、水平転送完了後の3クロック目でデータ転送終了パルスHT_Eをアクティブレベル(ここではH)にしているが、これは一例に過ぎない。データ転送終了パルスHT_Eは、少なくとも水平転送終了を示すものであればよく、その限りにおいて、アクティブレベルを出力するタイミングは多少前後してもよい。
たとえば、水平転送完了直後や2クロック目にデータ転送終了パルスHT_Eをアクティブレベルにしてもよいし、4クロック目以降にデータ転送終了パルスHT_Eをアクティブレベルにしてもよい。なお、後述の第3・第4との関係においては、デジタルインタフェース部406に備えられるラッチ(DFF)によるデータ遅延分を加味するとよい。
また、この例では、アクティブレベルの幅は1クロック分となるが、アクティブレベルの幅は、過度に多くならない範囲で2クロック分以上にしてもよい。たとえば、数クロック分となるようにゲート回路を追加してもよい。
カウンタ部254のデータDATA<K>はデータ記憶部256の図示しないラッチに保持されて論理反転(相補関係)されたデータ xDATA<K>として出力され、シングルエンドで水平転送ドライバ308に入力される。シングルエンドの反転データ xDATA<K>がDATA<K>として水平転送ドライバ308のインバータ331に入力され反転される。インバータ331により、当該インバータ331の入力との関係で相補データ(差動信号)となり、相補(差動)方式の水平転送チャネル(2個の水平信号線18a,18b)を駆動する。この場合、信号増幅部402は、電圧増幅方式ではなく電流差分増幅方式でデータを再生するようにする。
デジタルデータを相補データで転送して後段の信号増幅部402が具備する差動増幅回路で再生するようにすれば、水平信号線18a、18bにノイズが混入しても、その影響をキャンセルできる。相補の水平信号線18a,18bと信号増幅部402との間にさらに増幅回路を介在させ、水平信号線18a,18b側の振幅は小さくし、かつ信号増幅部402の入力側は振幅を大きくするようにすれば、バスラインである水平信号線18a,18b上の寄生容量に起因する問題を改善できる。大振幅の情報での転送よりも小振幅の情報での転送の方が、低消費電力であり、また高速転送動作が可能になるからである。
もちろん、このように相補形式でデータ転送することは必須ではなく、水平信号線18a,18bの何れか一方のみを使用したデータ転送でもよい。水平信号線18a側のみを使用する場合には、転送用トランジスタ334および選択トランジスタ338を水平転送ドライバ308から取り外すことができる。水平信号線18b側のみを使用する場合には、インバータ331、転送用トランジスタ332、および選択トランジスタ336を水平転送ドライバ308から取り外すことができる。
[出力部]
出力部28は、水平信号線18(18a,18b)と接続された信号増幅部402、信号増幅部402への電源供給をオン/オフする駆動電源部404、デジタルインタフェース部406(DIF)、制御信号生成部408(CONT)を有する。信号増幅部402と駆動電源部404には、システム制御部20bからシステムスタンバイ信号STBYが出力部28における電力消費を低減するための電力制御信号として供給される。
デジタルインタフェース部406は、出力部28がスタンバイ状態の期間に入るときに、そのスタンバイ状態の期間に入る時点の信号増幅部402から入力されるデータを取り込んで保持し、それを外部へ出力する。出力端5c(つまり外部回路の入力端)の電位が不安定となることを避けるのである。
なお、好ましくは、信号増幅部402とデジタルインタフェース部406の間に、データラインの接続を切り替える接続切替部407(SW)を設けてもよい。接続切替部407は、スタンバイ時に両者を切り離すことが可能なものとする。この場合、スタンバイ状態の期間に入るときには、そのスタンバイ状態の期間に入る時点のデジタルインタフェース部406に信号増幅部402から入力されるデータを取り込んで保持し、その直後に、接続切替部407が両者の接続を切り離すようにする。あるいは、そのスタンバイ状態の期間に入る時点のデジタルインタフェース部406に信号増幅部402から入力されるデータを取り込むことなく、出力データをセットやリセットしてもよい。
つまり、信号増幅部402への電源供給を停止するだけでなく、デジタルインタフェース部406から外部に出力されるデータを決められたデータにするのである。決められたデータは、典型例としては、リセットで全ビットを0(L:ロー)にするか、セットで全ビットを1(H:ハイ)にするのが簡単である。0,1の何れにするかは、回路構成との関係で、全体の電力消費が最低になる方を選ぶのがよい。何れにしても、アナログ系である信号増幅部402への電源供給を停止したままでデジタルインタフェース部406と接続していることによる悪影響を排除するためである。この点は、後述する他の実施形態でも同様である。
駆動電源部404は、システムスタンバイ信号STBYがアクティブ時に信号増幅部402への電源供給を停止する。信号増幅部402は、システムスタンバイ信号STBYがアクティブなときに、入力端や内部回路の特定の信号線の電位を一定のレベルに確定させる。
デジタルインタフェース部406は、DFF412,414を有する。制御信号生成部408は、インバータ416を有する。信号増幅部402の出力がDFF412のD入力端に供給され、DFF412の非反転出力QがDFF414のD入力端に供給される。DFF414の非反転出力Qがデータ出力用の出力端5cに接続される。
インバータ416は、システム制御部20bからシステムスタンバイ信号STBYを論理反転する。DFF412,414は、水平駆動部12bから水平転送クロックCKH が共通に各クロック入力端に供給され、インバータ416の出力が共通に各リセット端Rに供給される。
システムスタンバイ信号STBYがアクティブHのときにインバータ416の出力がLレベルとなり、DFF412,414はリセットされる。システムスタンバイ信号STBYがアクティブHになり信号増幅部402への電源供給が停止されるときに、DFF412,414をリセットすることで、スタンバイ動作時に不安定データが外部へ出力されることを防止できる。
[信号増幅部]
図2Bに示すように、信号増幅部402は、電流差分増幅方式でデータを再生する構成である。具体的には、信号増幅部402は、水平信号線18aについて、反転用のNMOSトランジスタ422と、NMOSトランジスタ422のアクティブ負荷となるプルアップ用のPMOSトランジスタ424と、差動増幅回路426を有する。信号増幅部402はまた、水平信号線18bについて、反転用のNMOSトランジスタ432と、NMOSトランジスタ432のアクティブ負荷となるPMOSトランジスタ434と、差動増幅回路436を有する。信号増幅部402はまた、差動増幅回路438を有する。
信号増幅部402はさらに、本実施形態の特徴点として、NMOSトランジスタ442,452、PMOSトランジスタ444,454、インバータ458を有する。トランジスタ442,452,444,454およびインバータ458は、信号増幅部402の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定する電位固定部440を構成する。
ここで、「入力端および/または内部配線を決められた電位に固定する」とは、入力端や内部配線を、信号増幅部402における電力消費が少なくなるような電位に固定することを意味する。
NMOSトランジスタ442は、ソース端が接地され、ドレイン端が水平信号線18aと接続される。NMOSトランジスタ452は、ソース端が接地され、ドレイン端が水平信号線18bと接続される。NMOSトランジスタ442,452は、ゲート端にシステムスタンバイ信号STBYが共通に供給される。
PMOSトランジスタ444は、ソース端に電源Vddが供給され、ドレイン端がPMOSトランジスタ424のゲートと接続される。PMOSトランジスタ454は、ソース端に電源Vddが供給され、ドレイン端がPMOSトランジスタ434のゲートと接続される。PMOSトランジスタ444,454は、ゲート端にシステムスタンバイ信号STBYをインバータ458で論理反転したシステムスタンバイ信号xSTBY が共通に供給される。
NMOSトランジスタ442は、システムスタンバイ信号STBYがアクティブH時にオンすることで、NMOSトランジスタ422のゲート端(水平信号線18a)の電位を接地電位に確定させる。NMOSトランジスタ422のゲート端の電位はNMOSトランジスタ442をオン/オフするするものであり、これを接地電位に確定させることでオフさせる趣旨である。PMOSトランジスタ444は、システムスタンバイ信号STBYがアクティブHのときにインバータ458で論理反転されたLレベルでオンすることで、PMOSトランジスタ424のゲート端の電位を電源電位Vddに確定させる。PMOSトランジスタ424のゲート端の電位はNMOSトランジスタ442の負荷電流を規定するものであり、これを電源電位Vddに確定させることで負荷電流をゼロにする趣旨である。
NMOSトランジスタ452は、システムスタンバイ信号STBYがアクティブHのときに、NMOSトランジスタ432のゲート(水平信号線18b)の電位を接地電位に確定させる。NMOSトランジスタ442の機能と同様の趣旨である。PMOSトランジスタ454は、システムスタンバイ信号STBYがアクティブHのときにインバータ458で論理反転されたLレベルでオンすることで、PMOSトランジスタ434のゲート端の電位を電源電位Vddに確定させる。PMOSトランジスタ444の機能と同様の趣旨である。
NMOSトランジスタ422,432は、各ソース端が接地され、各ドレイン端がPMOSトランジスタ424,434のドレイン端および差動増幅回路426,436の非反転入力端(+)に接続されている。差動増幅回路426,436の反転入力端(−)には、駆動電源部404からバイアス電圧Vbが供給される。図示しないが、差動増幅回路426,438,436は、正電源端に駆動電源部404から電源電圧Vddが供給され、基準電源端が接地される。
差動増幅回路438は、反転入力端(−)が差動増幅回路426の反転出力端(図中の○印)と接続され、非反転入力端(+)が差動増幅回路436の反転出力端(図中の○印)と接続されている。水平信号線18aがHレベルで、水平信号線18bがLレベルのとき、それが論理反転されて差動増幅回路438から出力される。
PMOSトランジスタ424,434は、ソース端に駆動電源部404から電源電圧Vddが供給され、ゲート端は差動増幅回路426,436の出力端と接続され、差動増幅回路426,436の出力を用いて駆動される。差動増幅回路426,436は、ゲート接地アンプであり、NMOSトランジスタ422(432)とPMOSトランジスタ424(434)で構成されるフィードバックループ回路の入力に、ゲート接地アンプ(差動増幅回路426(436))を繋げた構成である。事実上、差動増幅回路426,436は、PMOSトランジスタ424,434のオン/オフレベルを制御する。自励でのスイッチ制御となるので他励用の制御パルスを生成する機能部が不要になる利点がある。
NMOSトランジスタ422(432)がオン時はそのドレインが完全にローレベルにならないように、NMOSトランジスタ442(452)のようなドレイン張付き防止回路をNMOSトランジスタ422(432)のゲートにぶら下げている。ドレイン張付き防止回路は、NMOSトランジスタ422(432)のドレインへ流れる電流量と水平信号線18a,18bに流れる電流量を調整し、差動増幅回路438は、水平信号線18a,18bを流れる電流量の差分を比較して出力する電流転送アンプとなる。
[データ出力動作例]
図2Cには、第1実施形態におけるデータ出力動作例が図示されている。ここでは、1行当たりカウントデータの出力期間と出力されたデータの関係図が示されている。
システム制御部20bは、固体撮像装置1の動作が不要なときにシステムスタンバイ信号STBYをアクティブHに設定する。システムスタンバイ信号STBYがアクティブHになると、基本的には、駆動電源部404は信号増幅部402への電源供給を停止する。そのため、信号増幅部402では無駄な電力消費を抑えることができる。駆動電源部404の低消費電力駆動が可能となり、電源ノイズ、発熱の発生も低減することができる。
システムスタンバイ信号STBYがアクティブHのときに、仮に駆動電源部404が信号増幅部402への電源供給を停止しなくても、各トランジスタ442,452,444,454がオンするので、信号増幅部402での信号増幅動作が停止される。信号増幅部402への電源供給を続けている状態でも、信号増幅部402の信号増幅動作を止めることで、不要な消費電流を削減することができる。
また、信号増幅部402は、電流差分増幅方式を使用しているため、駆動電源部404からの電源供給がオフされるときに瞬時電流の影響を受ける可能性がある。しかしながら、システムスタンバイ信号STBYがアクティブHになり信号増幅部402への電源供給が停止されるときには、各トランジスタ442,452,444,454もオンするので、スタンバイ動作時に発生する瞬時電流の影響を受け難い利点がある。
この例では、電位固定部440により、信号増幅部402の入力端である水平信号線18a、18bと、内部配線であるPMOSトランジスタ424,434のゲート配線の双方を決められた電位に固定していたが、入力端および内部配線の何れか一方のみの電位固定でもよい。双方に適用した方が効果が高いのは言うまでもない。
しかしながらこの例では、画素データ出力期間Taの前後の、画素データの外部への出力が不要な水平ブランキング期間HBLKでも、駆動電源部404は信号増幅部402への電源供給を継続したままである。水平ブランキング期間HBLKでは画素データの外部への出力は不要であるにも拘らず、信号増幅部402の電源供給がオンのままであり、その結果、不要な消費電流が発生している。後述する他の実施形態では、この点の対策を採る。
<第2実施形態>
図3〜図3Eは、第2実施形態を説明する図である。図3は、水平データ転送系に着目した第2実施形態を示す図である。図3Aは、スタンバイタイミング制御信号を説明する図である。図3Bは、水平ブランキング期間スタンバイパルスを生成する機能部の第2実施形態の構成例を説明する図である。図3C、第2実施形態の制御信号生成部408の構成例を示す図である。図3Dおよび図3Eは、第2実施形態におけるデータ出力動作を説明するタイミングチャートである。
第2実施形態では、画素データ出力期間Taの後の水平ブランキング期間HBLKには、駆動電源部404の信号増幅部402への電源供給を非動作にし、信号増幅部402の動作を止める。水平ブランキング期間HBLKでの不要な消費電流を削減することができる。
システムスタンバイ信号STBYは、全体のシステム回路の動作/非動作つまりシステム電源のオン/オフのタイミングでのみで制御される信号であり、水平走査部12の動作を認識できない。したがって、データの外部出力、つまり、水平走査部12の水平転送動作が開始/終了時にシステムスタンバイ信号STBYをL/Hにするというタイミング制御をシステム制御部20bで行なうことはできない。
その対処として、第2実施形態の制御信号生成部408は、 HSTBYパルス生成部460(水平ブランキング期間スタンバイパルス生成部)とスタンバイ信号選択部462を備える。両者で、通常のシステムスタンバイ時(システムスタンバイ信号STBYがHレベル時)および水平ブランキング期間HBLKに信号増幅部402の動作を停止させる信号を生成する回路構成を採っている。
HSTBYパルス生成部460には、図3Aに示すような関係を持つ水平同期信号SYNC_Hと水平転送クロックCKH と判別データB,Cがスタンバイタイミング制御信号としてシステム制御部20bから供給される。 HSTBYパルス生成部460は、水平同期信号SYNC_Hと水平転送クロックCKH と判別データB,Cに基づいて、スタンバイパルスSTBY_H(水平ブランキング期間スタンバイパルス)を生成し、スタンバイ信号選択部462に供給する。
スタンバイ信号選択部462には、システム制御部20bからシステムスタンバイ信号STBYと回路イネーブル信号EN_2も供給されている。つまり、第2実施形態では、出力部28における電力消費を低減するための電力制御信号として、水平同期信号SYNC_H、水平転送クロックCKH 、判別データB,C、システムスタンバイ信号STBY、および回路イネーブル信号EN_2を使用する。
第1実施形態(図2)に示した信号増幅部402や駆動電源部404およびインバータ416へのシステムスタンバイ信号STBYは、スタンバイ信号選択部462により選択されたスタンバイ信号STBY_2に変更する。
HSTBYパルス生成部460は、図3Bに示すように、カウンタ部602、比較部604、およびラッチ部606を有する。カウンタ部602には水平同期信号SYNC_Hと水平転送クロックCKH が供給される。カウンタ部602は、水平同期信号SYNC_Hをトリガにして水平転送クロックCKH を計数して、計数結果(カウントデータ)を比較部604に渡す。本例では、カウンタ部602は、水平同期信号SYNC_HがHレベルの期間に水平転送クロックCKH を計数する。
比較部604は、いわゆるデジタルコンパレータであり、カウンタ部602による計数結果と判別データB,Cを比較し、計数結果と判別データBが一致した時点および計数結果と判別データCが一致した時点にパルス(アクティブHとする)を出力する。デジタルインタフェース部406からデータ出力を開始する時点(水平ブランキング期間の終了時点)を規定するデータ値が判別データBであり、データ出力を停止する時点(水平ブランキング期間の開始時点)を規定するデータ値が判別データCである。よって、比較部604は、水平同期信号SYNC_HがHレベルとなってからの水平転送クロックCKH の数が、水平ブランキング期間の終了時点となるときにリセットパルスRをHレベルにし水平ブランキング期間の開始時点となるときにセットパルスSをHレベルにする。
ラッチ部606は、一例としてRSラッチが使用される。ラッチ部606は、非反転出力Qを、比較部604からのセットパルスSがHレベルになるとHレベルにし、比較部604からのリセットパルスRがHレベルになるとLレベルにする。 HSTBYパルス生成部460は、この比較部604の非反転出力QをスタンバイパルスSTBY_Hとしてスタンバイ信号選択部462に供給する。
スタンバイ信号選択部462は、図3Cに示すように、2入力型のANDゲート502と2入力型のORゲート504を有する。ANDゲート502は HSTBYパルス生成部460で生成されたスタンバイパルスSTBY_Hが一方の入力端に供給され、システム制御部20bからの回路イネーブル信号EN_2が他方の入力端に供給される。ORゲート504は、ANDゲート502の出力信号が一方の入力端に供給され、システム制御部20bからのシステムスタンバイ信号STBYが他方の入力端に供給され、その出力をスタンバイ信号STBY_2とする。
[データ出力動作例]
スタンバイ信号選択部462は、スタンバイパルスSTBY_H、回路イネーブル信号EN_2、システムスタンバイ信号STBYに基づき、図3Dおよび図3Eに示すような動作する。因みに、図3Dは回路イネーブル信号EN_2がインアクティブLのとき、図3Eは回路イネーブル信号EN_2がアクティブHのときである。図3Eから分かるように、スタンバイパルスSTBY_Hは、画素データ出力期間TaにLレベルで、水平ブランキング期間HBLKにはHレベルとなる信号であり、Hレベル時に信号増幅部402の動作を停止させる。第1実施形態よりも不要な消費電流の削減効果が高まる。
スタンバイ信号STBY_2がアクティブHになり信号増幅部402への電源供給が停止されるときには、各トランジスタ442,452,444,454もオンするので、スタンバイ動作時に発生する瞬時電流の影響を受け難い利点がある。この点も、第1実施形態と同様である。
ただし、このような第2実施形態の仕組みでは、第1実施形態に対して、 HSTBYパルス生成部460とスタンバイ信号選択部462を別途設けなければならない。また、現在のセンサ仕様として、読出しフレームレートを可変できるような動作仕様に対し有効画素数を切り出し抽出、ないしは画素加算動作をして対応することがある。そのため、各フレームレートに応じて出力される画素数の増減に対応して、水平走査部12のスタンバイ制御をそれぞれ行なわねばならず、スタンバイ動作を制御するロジック回路の規模がさらに増大する難点がある。
後述する第3・第4実施形態では、さらにこの点の対策を採る。特に、 HSTBYパルス生成部460の構成を簡易にする点に特徴がある。
<第3実施形態>
図4〜図4Bは、第3実施形態を説明する図である。図4は、水平データ転送系に着目した第3実施形態を示す図である。図4Aは、第3実施形態の制御信号生成部408の構成例を示す図である。図4Bは、第3実施形態におけるデータ出力動作を説明するタイミングチャートである。
第3実施形態の制御信号生成部408は、第1実施形態の制御信号生成部408をベースにさらに、スタンバイ制御ラッチ部472を備える。第2実施形態の HSTBYパルス生成部460を取り外し、スタンバイ信号選択部462をスタンバイ制御ラッチ部472に置き換えた構成である。
スタンバイ制御ラッチ部472には、水平駆動部12bのDFF122_3の非反転出力端Qから出力されるデータ転送終了パルスHT_Eがスタンバイ開始パルスSTBY_Sとして供給される。また、スタンバイ制御ラッチ部472には、システム制御部20bから、アクティブHのシステムスタンバイ信号STBY、回路イネーブル信号EN_3、アクティブLの水平同期信号SYNC_Hが供給される。
スタンバイ制御ラッチ部472は、これら4つの信号に基づいてスタンバイ信号STBY_3を生成する。スタンバイ制御ラッチ部472は、スタンバイパルスSTBY_H(水平ブランキング期間スタンバイパルス)を内部信号として生成する。つまり、第3実施形態では、出力部28における電力消費を低減するための電力制御信号として、スタンバイ開始パルスSTBY_S、システムスタンバイ信号STBY、回路イネーブル信号EN_3、水平同期信号SYNC_Hを使用する。
第1実施形態(図2)に示した信号増幅部402や駆動電源部404およびインバータ416へのシステムスタンバイ信号STBYは、スタンバイ制御ラッチ部472で生成されるスタンバイ信号STBY_3に変更する。
スタンバイ制御ラッチ部472は、全ての画素データが転送され終わった後の水平ブランキング期間HBLK時に信号増幅部402への電源供給を停止(スタンバイ状態に)させることで、不要な消費電流を削減するようにする。そのため、第3実施形態のデジタルインタフェース部406は、水平ブランキング期間HBLKに信号増幅部402への電源供給をスタンバイ状態にする回路アーキテクチャを採る。
スタンバイ制御ラッチ部472は、図4Aに示すように、普通のインバータ510,512,522,526、2入力型のNORゲート514、2入力型のNANDゲート516,518,524、2入力型のORゲート528を有する。インバータ512の前段には、遅延調整部530を設けておくとよい。「普通の」とは前述のインバータ331のようにpMOSとnMOSが縦続接続されたCMOSインバータである。NANDゲート524とインバータ526を纏めてANDゲートに変更してもよい。
インバータ510,512,522、NORゲート514、NANDゲート516,518の回路部分が HSTBYパルス生成部460に対応し、NANDゲート524、ORゲート528、インバータ526の回路部分がスタンバイ信号選択部462に対応する。
インバータ510には、システム制御部20bからの水平同期信号SYNC_Hが供給される。インバータ512には、スタンバイ開始パルスSTBY_Sが供給される。NORゲート514は、システム制御部20bからのシステムスタンバイ信号STBYが一方の入力端に供給され、水平同期信号SYNC_Hがインバータ510で論理反転された後に他方の入力端に供給される。
遅延調整部530は、データ転送終了パルスHT_EとDFF12x_E1 にラッチされたデータの出力部28からの出力が完了する各タイミングの関係から、データ転送終了パルスHT_E(スタンバイ開始パルスSTBY_S)の遅延量を調整する。
NANDゲート516,518は、入出力間が襷がけ接続されることで、データ転送終了パルスHT_E(スタンバイ開始パルスSTBY_S)を取り込んで保持する保持部の一例であるRSラッチ回路を構成している。具体的には、NANDゲート516は、インバータ512により論理反転されたシステムスタンバイ信号 xSTBYが一方の入力端に供給され、NANDゲート518の出力信号が他方の入力端に供給される。NANDゲート518は、NORゲート514の出力信号が一方の入力端に供給され、NANDゲート516の出力信号が他方の入力端に供給される。インバータ522は、NANDゲート518の出力信号を論理反転し、その出力をスタンバイパルスSTBY_Hとする。RSラッチ回路は初期状態が不定のため、NORゲート514を設けて、一番強制力を持つシステムスタンバイ信号STBYで状態を確定させておく。
NANDゲート524は、回路イネーブル信号EN_3が一方の入力端に供給され、インバータ522の出力信号が他方の入力端に供給される。インバータ526は、NANDゲート526の出力信号を論理反転する。ORゲート528は、システム制御部20bからのシステムスタンバイ信号STBYが一方の入力端に供給され、インバータ526の出力信号が他方の入力端に供給され、その出力をスタンバイ信号STBY_3とする。
スタンバイパルスSTBY_Hは、水平同期信号SYNC_HのLでリセット(L)され、スタンバイ開始パルスSTBY_SのHでセット(H)される。回路イネーブル信号EN_3は、スタンバイ信号STBY_3においてスタンバイパルスSTBY_Hを有効にするもので、システムスタンバイ信号STBYがLレベルで回路イネーブル信号EN_3がHレベルのときには、スタンバイ信号STBY_3がスタンバイパルスSTBY_Hと同じ論理レベルになる。
[データ出力動作例]
スタンバイ制御ラッチ部472は、スタンバイ開始パルスSTBY_S、水平同期信号SYNC_H、回路イネーブル信号EN_3、システムスタンバイ信号STBYに基づき、図4Bに示すような動作する。
図4Bから分かるように、全ての画素データが水平走査部12によって転送し終わった後、水平走査動作転送終了信号(スタンバイ開始パルスSTBY_S)をスタンバイ制御ラッチ部472に供給する。スタンバイ制御ラッチ部472は、システム制御部20bから供給される水平期間同期信号SYNC_Hを受け取ることで、水平ブランキング期間HBLKが開始してから信号増幅部402をスタンバイ状態にする信号を自動的に生成する。
水平同期信号SYNC_Hが立ち下がると、そのL期間で先ずスタンバイパルスSTBY_H(スタンバイ信号STBY_3)がLレベルになる。その後、スタンバイ開始パルスSTBY_SがHレベルになるとスタンバイパルスSTBY_H(スタンバイ信号STBY_3)もHレベルになる。
スタンバイパルスSTBY_Hは、1水平走査期間において、水平同期信号SYNC_Hの立下り時にLとなってから、スタンバイ開始パルスSTBY_SがHレベルになる時点でHとなるまでの間はL、それ以外はHである。
この例では、水平転送完了後の3クロック目で1クロック分だけアクティブHとなるデータ転送終了パルスHT_Eそのものをスタンバイ開始パルスSTBY_Sとして使用しているが、これは一例に過ぎない。水平転送完了後にデータ転送終了パルスHT_Eがアクティブレベルとなるタイミングと、最終段のDFF12x_E0 にラッチされたデータの出力部28からの出力が完了するタイミングの関係を考慮して、遅延調整部530で遅延に対する相応の対処をすればよい。つまり、最終段のDFF12x_E0 にラッチされたデータが出力部28から出力される前に、デジタルインタフェース部406のDFF412,414に先にリセットがかかってしまって、ラッチデータが出力されない事態を避けるような対処を遅延調整部530で採ればよい。
このような第3実施形態の仕組みによれば、画素データ出力期間以外の期間は駆動電源部404から信号増幅部402への電源供給が停止される。駆動電源部404の低消費電力駆動が可能となり、電源ノイズ、発熱の発生も低減することができる。
また、信号増幅部402は、電流差分増幅方式を使用しているため、駆動電源部404からの電源供給がオフされるときに瞬時電流の影響を受ける可能性がある。しかしながら、スタンバイ信号STBY_3がアクティブHになり信号増幅部402への電源供給が停止されるときには、各トランジスタ442,452,444,454もオンするので、スタンバイ動作時に発生する瞬時電流の影響を受け難い利点がある。この点も、第1・第2実施形態と同様である。
さらに、第1実施形態に対しては、スタンバイ制御ラッチ部472を追加しているが、図3Bと図4Aの対比から理解されるように、第2実施形態とは異なり HSTBYパルス生成部460に対応する部分の構成が簡易である。出力部28内のアーキテクチャによりスタンバイ動作が完結してしまうため、ロジック回路の規模が第2実施形態よりも縮小される。 HSTBYパルス生成部460に対応する部分の回路構成が第2実施形態よりも簡易であるため、回路設計の工数削減効果も得られる。
特に第3実施形態では、従来回路(水平走査部12)に存在する水平走査動作転送終了信号(スタンバイ開始パルスSTBY_S)と水平同期信号SYNC_Hを組み合わせることで、水平ブランキング期間HBLKのみスタンバイ状態にするスタンバイパルスSTBY_Hが生成される。
このため、通常の全画素読出し駆動のみならず、画素数の切出しによるモードや画素加算によるモードなど、フレームレートがモードにより変化する仕様に拘らず、水平データ転送動作/非動作に応じて、信号増幅部402をスタンバイ状態にすることができる。その結果、スタンバイパルスSTBY_Hを生成するための回路構成は第2実施形態の HSTBYパルス生成部460よりも簡易でよくロジック回路の規模縮小と設計工数の削減に寄与する。
また、第3実施形態では、図4Bに示すように、水平ブランキング期間HBLKに入るとスタンバイパルスSTBY_HをHレベルにするが、水平同期信号SYNC_Hの立下りにてLレベルに戻してスタンバイ状態を解除する。そのため、第2実施形態と比較した場合、出力回路動作期間Tcは画素データ出力期間Taと一致せず、消費電力低減の効果は第2実施形態よりも劣る。しかしながら、スタンバイ状態からの復帰時間を容易に確保でき、信号増幅部402が水平走査時に駆動しないリスクを回避できる利点がある。
<第4実施形態>
図5〜図5Bは、第4実施形態を説明する図である。図5は、水平データ転送系に着目した第4実施形態を示す図である。図5Aは、第4実施形態の制御信号生成部408の構成例を示す図である。図5Bは、第4実施形態におけるデータ出力動作を説明するタイミングチャートである。
第3実施形態では、スタンバイ状態を解除する制御信号として水平同期信号SYNC_Hを使用していたが、スタンバイ状態からの復帰時間を確保できさえすればよく、その他の信号をスタンバイ状態を解除する制御信号として使用できる。その場合の考え方は、スタンバイ状態を解除できるタイミングが水平同期信号SYNC_Hを使う場合と同じものであると、得られる効果は第3実施形態と同じである。一方、水平同期信号SYNC_Hを使う場合よりも遅くスタンバイ状態を解除できる信号であると、電力消費効果を第3実施形態よりも高めることができる。
第4実施形態は、この観点から創出されたもので、スタンバイ状態を解除する制御信号としてカウンタラッチ開始信号LAT_S を用いる。カウンタラッチ開始信号LAT_S は、ラッチ257がAD変換部250で変換されたデジタルデータを保持するタイミングを規定する保持タイミング信号の一例である。そして、カウンタラッチ開始信号LAT_S は、水平同期信号SYNC_Hを使う場合よりも遅くスタンバイ状態を解除できる信号に該当する。
第4実施形態の制御信号生成部408は、第1実施形態の制御信号生成部408をベースにさらに、スタンバイ制御ラッチ部482を備える。第2実施形態の HSTBYパルス生成部460を取り外し、スタンバイ信号選択部462をスタンバイ制御ラッチ部482に置き換えた構成である。換言すると、第3実施形態のスタンバイ制御ラッチ部472をスタンバイ制御ラッチ部482に置き換えた構成である。
カウンタ部254と水平転送ドライバ308の間のアップダウンカウントデータ線上にラッチ257が設けられ、このラッチ257はカウンタラッチ開始信号LAT_S により制御される。ラッチ257は、2つのクロックドインバータ492,494と2つの普通のインバータ496,498を有する。「普通の」とは前述のインバータ331などのようにpMOSとnMOSが縦続接続されたCMOSインバータである。
クロックドインバータ492,494の出力は共通に接続されインバータ496の入力となるとともに、水平転送ドライバ308の入力ともなる。カウンタ部254のデータDATA<K>がクロックドインバータ492に入力され、インバータ496の出力データがクロックドインバータ494に入力される。インバータ498は、カウンタラッチ開始信号LAT_S を論理反転する。
クロックドインバータ492の非反転クロック端CKとクロックドインバータ494の反転クロック端 xCKにはシステム制御部20bからの制御信号CN9に含まれるカウンタラッチ開始信号LAT_S (ロード信号)が入力される。クロックドインバータ492の反転クロック端 xCKとクロックドインバータ494の非反転クロック端CKにはカウンタラッチ開始信号LAT_S をインバータ498で論理反転したカウンタラッチ開始信号xLAT_Sが入力される。カウンタラッチ開始信号LAT_S ,xLAT_Sは相補関係にある。
クロックドインバータ492,494は、非反転クロック端CKにLレベルが入力され、かつ、反転クロック端 xCKにHレベルが入力されると、出力端はハイインピーダンスとなりデータ通過を遮断する。一方、クロックドインバータ492,494は、非反転クロック端CKにHレベルが入力され、かつ、反転クロック端 xCKにLレベルが入力されると、入力端に入力されたデータが反転されて出力端から出力される。
このため、カウンタラッチ開始信号LAT_S がHレベルのとき、クロックドインバータ494の出力はハイインピーダンスであり、クロックドインバータ492はカウンタ部254のデータDATA<K>を取り込み論理反転したデータ xDATA<K>を出力する。これを受けたインバータ496は、データ xDATA<K>を論理反転したデータDATA<K>をクロックドインバータ494に供給する。
次に、カウンタラッチ開始信号LAT_S がLレベルになると、クロックドインバータ492の出力はハイインピーダンスに切り替り、クロックドインバータ494はインバータ496からデータDATA<K>を取り込み論理反転したデータ xDATA<K>を出力する。クロックドインバータ494とインバータ496で正帰還動作をするので、カウンタラッチ開始信号LAT_S がLレベルの期間は、データ xDATA<K>がラッチ257に保持される。
カウンタ部254のデータDATA<K>は、クロックドインバータ492で取り込まれて論理反転(相補関係)され、クロックドインバータ494とインバータ496の正帰還動作により保持され、そのデータ xDATA<K>が水平転送ドライバ308に供給される。
スタンバイ制御ラッチ部482には、水平駆動部12bのDFF122_3の非反転出力端Qから出力されるデータ転送終了パルスHT_Eがスタンバイ開始パルスSTBY_Sとして供給される。また、スタンバイ制御ラッチ部482には、システム制御部20bから、システムスタンバイ信号STBY、回路イネーブル信号EN_3、カウンタラッチ開始信号LAT_S が供給される。スタンバイ制御ラッチ部482は、これら4つの信号に基づいてスタンバイ信号STBY_4を生成する。スタンバイ制御ラッチ部482は、スタンバイパルスSTBY_H(水平ブランキング期間スタンバイパルス)を内部信号として生成する。
スタンバイ制御ラッチ部482は、図5Aに示すように、回路構成としては、図4Aに示した第3実施形態のスタンバイ制御ラッチ部472と殆ど同じである。相違は、水平同期信号SYNC_Hをカウンタラッチ開始信号LAT_S に変更しており、両者の論理レベルが逆であるので、第4実施形態ではインバータ510を取り外している点にある。スタンバイパルスSTBY_Hは、カウンタラッチ開始信号LAT_S のHでリセット(L)され、スタンバイ開始パルスSTBY_SのHでセット(H)される。つまり、第4実施形態では、出力部28における電力消費を低減するための電力制御信号として、スタンバイ開始パルスSTBY_S、システムスタンバイ信号STBY、回路イネーブル信号EN_3、カウンタラッチ開始信号LAT_S を使用する。
[データ出力動作例]
スタンバイ制御ラッチ部482は、スタンバイ開始パルスSTBY_S、カウンタラッチ開始信号LAT_S 、回路イネーブル信号EN_3、システムスタンバイ信号STBYに基づき、図5Bに示すような動作をしてスタンバイパルスSTBY_Hとスタンバイ信号STBY_4を生成する。第3実施形態の水平同期信号SYNC_Hをカウンタラッチ開始信号LAT_S に変更しただけと考えてよく、ここでは詳細説明を割愛する。
データ出力図とスタンバイパルスSTBY_Hは図5Bのようになり、図中の出力回路動作期間Tcのように、スタンバイ状態を復帰時間直前(画素データ出力期間Taの開始直前)まで保持することで第3実施形態よりも消費電力低減の効果を高めることができる。そのためスタンバイ状態からの復帰時間の確保と消費電力低減の両立を図ることができる。
ここでは、水平同期信号SYNC_Hの代わりにカウンタラッチ開始信号LAT_S を使用したが、水平同期信号SYNC_Hを使う場合よりも遅くスタンバイ状態を解除できるその他の信号を使用してもよく、その場合、第4実施形態と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施形態の仕組みでは、水平ブランキング期間HBLKに信号増幅部402をスタンバイ状態にするため消費電力の削減効果が得られる。また、第3・第4実施形態では、 HSTBYパルス生成部460を用意しなくてもスタンバイパルスSTBY_Hを自動的に生成することができ、回路規模を縮小でき設計工数も削減される。
また、第3・第4実施形態では、フレームレートの長さや出力ビット数など製品仕様に拘らずスタンバイ制御ができるため、カラムADCを搭載した固体撮像装置に技術流用が可能となり設計工数の削減となる。
さらに、第3実施形態のようにシステム制御部20bで生成される水平同期信号SYNC_Hによりスタンバイ状態を解除することでスタンバイ状態からの復帰時間の確保が容易となる。また、第4実施形態のように、水平同期信号SYNC_Hの代わりにカウンタラッチ開始信号LAT_S を使用してスタンバイ状態を解除することで、スタンバイ状態からの復帰時間を確保しつつ、より高い消費電力の低減効果を得ることができる。
<撮像装置:第5実施形態>
図6は、第5実施形態の撮像装置を説明する図である。第5実施形態は、前述の固体撮像装置1の各実施形態に採用していた出力部28の仕組みを、物理情報取得装置の一例である撮像装置に適用したものである。図6は、撮像装置8の概略構成図である。主要な構成要素について説明すると次の通りである(主要なもの以外は説明を割愛する)。
撮像装置8は、撮影レンズ802、光学ローパスフィルタ804、色フィルタ群812、画素アレイ部10、駆動制御部7、カラムAD変換部26、参照信号生成部27、カメラ信号処理部810を備えている。図中に点線で示しように、光学ローパスフィルタ804と合わせて、赤外光成分を低減させる赤外光カットフィルタ805を設けることもできる。カラムAD変換部26の後段に設けられたカメラ信号処理部810は、撮像信号処理部820と、撮像装置8の全体を制御する主制御部として機能するカメラ制御部900を有する。撮像信号処理部820は、信号分離部822と、色信号処理部830と、輝度信号処理部840と、エンコーダ部860を有する。
本実施形態のカメラ制御部900は、マイクロプロセッサ(microprocessor)902、読出専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)904、RAM906(Random Access Memory)、図示を割愛したその他の周辺部材を有している。マイクロプロセッサ902は、コンピュータが行なう演算と制御の機能を超小型の集積回路に集約させたCPU(Central Processing Unit )を代表例とする電子計算機の中枢をなすものと同様のものである。RAM906は、随時書込みおよび読出しが可能であるとともに揮発性の記憶部の一例である。マイクロプロセッサ902、ROM904、およびRAM906を纏めて、マイクロコンピュータ(microcomputer )とも称する。
カメラ制御部900は、システム全体を制御するものであり、出力部28における電力消費を低減するための第1〜第4実施形態で説明した各種電力制御信号のL/Hを切り替える機能を有している。実際には、その切り替えを、通信・タイミング制御部20のシステム制御部20bを介して行なう。ROM904にはカメラ制御部900の制御プログラムなどが格納されているが、特に本例では、カメラ制御部900によって、出力部28における電力消費を低減する動作を制御するためのプログラムが格納されている。RAM906にはカメラ制御部900が各種処理を行なうためのデータなどが格納されている。
カメラ制御部900は、メモリカードなどの記録媒体924を挿脱可能に構成し、またインターネットなどの通信網との接続が可能に構成している。たとえば、カメラ制御部900は、マイクロプロセッサ902、ROM904、およびRAM906の他に、メモリ読出部907および通信I/F(インタフェース)908を備える。
記録媒体924は、マイクロプロセッサ902にソフトウェア処理をさせるためのプログラムデータ、輝度信号処理部840からの輝度系信号に基づく測光データDLの収束範囲や露光制御処理(電子シャッタ制御を含む)、出力部28における電力消費低減動作を制御する各種の制御情報の設定値などの様々なデータを登録するなどのために利用される。メモリ読出部907は、記録媒体924から読み出したデータをRAM906に格納(インストール)する。通信I/F908は、インターネットなどの通信網との間の通信データの受け渡しを仲介する。
撮像装置8は、駆動制御部7およびカラムAD変換部26を、画素アレイ部10と別体にしてモジュール状のもので示しているが、これらが画素アレイ部10と同一の半導体基板上に一体的に形成されたワンチップもののを利用してもよい。図は、画素アレイ部10や駆動制御部7やカラムAD変換部26や参照信号生成部27やカメラ信号処理部810の他に、撮影レンズ802、光学ローパスフィルタ804、あるいは赤外光カットフィルタ805などの光学系をも含む状態で撮像装置8を示している。この態様は、これらを纏めてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態とする場合に好適である。このような撮像装置8は、「撮像」を行なうための、たとえば、カメラや撮像機能を有する携帯機器として提供される。なお、「撮像」は、通常のカメラ撮影時の像の撮り込みだけではなく、広義の意味として、指紋検出なども含むものである。
このような構成の撮像装置8としても、第1〜第4実施形態で説明した各種電力制御信号のL/Hを切り替えることで、出力部28における電力消費を抑える仕組みを実現できるようになる。この際、たとえば少なくとも、第1〜第4実施形態で説明した各種電力制御信号のL/H切替えに関わる制御は、外部の主制御部(カメラ制御部900)において、制御用の指示情報をシステム制御部20bに対するデータ設定で任意に指定できるようにする。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で前記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、前記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
前記実施形態では、固体撮像装置1の水平転送系への適用例で説明したが、前記実施形態の適用範囲は固体撮像装置に限らない。データを順次後段側に転送する仕組みを持つ半導体装置であれば、どのようなものにも適用できる。ラッチの情報が転送配線に転送され、転送配線のデータが外部に読み出される半導体装置であればよい。たとえば、SRAM(Static RAM)やDRAM(Dynamic RAM )などの半導体メモリへも適用できる。
1…固体撮像装置、3…単位画素、7…駆動制御部、8…撮像装置、10…画素アレイ部、12…水平走査部、14…垂直走査部、18…水平信号線、19…垂直信号線、20…通信・タイミング制御部、26…カラムAD変換部、27…参照信号生成部、28…出力部、250…AD変換部、252…比較部、253…カウント動作期間制御部、254…カウンタ部、256…データ記憶部、257…ラッチ、270…DA変換部、308…水平転送ドライバ、402…信号増幅部、404…駆動電源部、406…デジタルインタフェース部、407…接続切替部、408…制御信号生成部、440…電位固定部、900…カメラ制御部

Claims (11)

  1. 単位画素が行列状に配列された画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素からアナログの画素信号を読み出す垂直走査部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素から読み出されたアナログの画素信号をデジタルデータに変換する列ごとに設けられたAD変換部と、
    各列の前記AD変換部の後段に前記AD変換部で変換されたデジタルデータを保持するデータ保持回路を具備するデータ記憶部と、
    前記データ保持回路のデータに基づきデータ転送用の信号線を駆動する転送駆動部と、
    前記信号線を介して伝達された前記データ保持回路のデータを受け取り信号増幅を行なう信号増幅部と、
    前記信号線と接続される前記信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定する電位固定部と、
    前記信号増幅部への電源供給をオン/オフ制御する駆動電源部と、
    前記転送駆動部を制御してデータを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させる走査部と、
    全体の動作を制御する駆動制御部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記データを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させないスタンバイ状態の期間には、前記信号増幅部への電源供給をオフするように前記駆動電源部を制御するとともに、前記信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定するように前記電位固定部を制御し、
    前記信号増幅部の後段に、前記信号増幅部で増幅された信号を取り込んで外部のデジタル回路へ渡すデジタルインタフェース部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、前記スタンバイ状態の期間に入るときには、前記スタンバイ状態の期間に入る時点の前記デジタルインタフェース部に入力されるデータを取り込んで保持し外部へ出力するように前記デジタルインタフェース部を制御する、
    体撮像装置。
  2. 前記信号増幅部の後段に、データラインの接続を切り替える接続切替部を備え、
    前記接続切替部の後段に、データを外部のデジタル回路へ渡すデジタルインタフェース部を備え、
    前記駆動制御部は、前記スタンバイ状態の期間に入るときには、前記信号増幅部と前記デジタルインタフェース部の接続を切り離すように前記接続切替部を制御するとともに、決められたデータを取り込んで保持し外部へ出力するように前記デジタルインタフェース部を制御する
    求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記駆動制御部の指示に基づき前記スタンバイ期間に前記駆動電源部、前記電位固定部、前記デジタルインタフェース部を制御するための制御信号を生成する制御信号生成部を備え、
    前記制御信号生成部は、前記出力部が一列分の前記画素信号のデジタルデータを外部へ出力し終えた後の期間を前記スタンバイ状態にする前記制御信号を生成する
    請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記制御信号生成部は、各列のデータを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させた後に前記走査部から出力される走査終了を示すパルスを利用して前記制御信号を生成する
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記制御信号生成部は、前記転送駆動部から出力される前記出力部が一列分の前記画素信号のデジタルデータを外部へ出力し終えた時点を示す信号を取り込んで保持する保持部を有する
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  6. 前記制御信号生成部は、前記出力部が一列分の前記画素信号のデジタルデータを外部へ出力し終えた時点を示す前記転送駆動部から出力される終了信号を取り込むことで前記出力し終えた時点を認識する情報を保持する保持部を有し、前記出力し終えた時点から前記制御信号を前記スタンバイ期間のレベルに設定する
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  7. 前記制御信号生成部は、前記出力部が一列分の前記画素信号のデジタルデータを外部へ出力を開始するよりも予め決められた期間前に、前記制御信号を前記スタンバイ期間のレベルから解除する
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記制御信号生成部は、前記出力部が一列分の前記画素信号のデジタルデータを外部へ出力する1サイクルを示す同期信号に基づいて、前記制御信号を前記スタンバイ期間のレベルから解除する
    請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記データ保持回路が前記AD変換部で変換されたデジタルデータを保持するタイミングを規定する保持タイミング信号に基づいて、前記制御信号を前記スタンバイ期間のレベルから解除する
    請求項7に記載の固体撮像装置。
  10. 単位画素が行列状に配列された画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素からアナログの画素信号を読み出す垂直走査部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素から読み出されたアナログの画素信号をデジタルデータに変換する列ごとに設けられたAD変換部と、
    各列の前記AD変換部の後段に前記AD変換部で変換されたデジタルデータを保持するデータ保持回路を具備するデータ記憶部と、
    前記データ保持回路のデータに基づきデータ転送用の信号線を駆動する転送駆動部と、
    前記信号線を介して伝達された前記データ保持回路のデータを受け取り信号増幅を行なう信号増幅部と、
    前記信号線と接続される前記信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定する電位固定部と、
    前記信号増幅部への電源供給をオン/オフ制御する駆動電源部と、
    前記転送駆動部を制御してデータを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させる走査部と、
    全体の動作を制御する駆動制御部と、
    前記駆動制御部を制御する主制御部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記データを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させないスタンバイ状態の期間には、前記信号増幅部への電源供給をオフするように前記駆動電源部を制御するとともに、前記信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定するように前記電位固定部を制御し、
    前記信号増幅部の後段に、前記信号増幅部で増幅された信号を取り込んで外部のデジタル回路へ渡すデジタルインタフェース部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、前記スタンバイ状態の期間に入るときには、前記スタンバイ状態の期間に入る時点の前記デジタルインタフェース部に入力されるデータを取り込んで保持し外部へ出力するように前記デジタルインタフェース部を制御する、
    像装置。
  11. デジタルデータを保持するデータ保持回路と、
    前記データ保持回路のデータに基づきデータ転送用の信号線を駆動する転送駆動部と、
    前記信号線を介して伝達された前記データ保持回路のデータを受け取り信号増幅を行なう信号増幅部と、
    前記信号線と接続される前記信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定する電位固定部と、
    前記信号増幅部への電源供給をオン/オフ制御する駆動電源部と、
    前記転送駆動部を制御してデータを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させる走査部と、
    全体の動作を制御する駆動制御部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記データを前記信号線を介して前記信号増幅部に転送させないスタンバイ状態の期間には、前記信号増幅部への電源供給をオフするように前記駆動電源部を制御するとともに、前記信号増幅部の入力端および/または内部配線を決められた電位に固定するように前記電位固定部を制御し、
    前記信号増幅部の後段に、前記信号増幅部で増幅された信号を取り込んで外部のデジタル回路へ渡すデジタルインタフェース部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、前記スタンバイ状態の期間に入るときには、前記スタンバイ状態の期間に入る時点の前記デジタルインタフェース部に入力されるデータを取り込んで保持し外部へ出力するように前記デジタルインタフェース部を制御する、
    導体装置。
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