JP5249517B2 - ホールソー - Google Patents

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Description

この発明は、金属などの穴あけ作業に使用されるホールソーに関し、特に、電気ドリルやインパクトドライバーなどの手持ち電動機器に装着されて使用されるホールソーに関し、更に特定すれば、前記ホールソーの構成部材として使用される鋸刃の構成に係わり、帯状バイメタル素材を利用したバイメタルホールソーにも適用され、切削性を向上したホールソーに関する。
図16には、代表的な従来のホールソー101が示されており、図17には図16で使用されているバイメタル帯鋸刃103の詳細が示されている。図17(A),(B)は図17(C)の展開図であり、一般的に図17(A),(B)に示されているバイメタル帯鋸刃103を所定の長さに切断し、図17(C)のように曲げ加工した両端を溶接して円筒状の鋸刃が製作される。次に、前記円筒状鋸刃の取り付け部は回転装置に取り付けるためのシャンク部及びセンターガイドドリルなどと一体化し、実際に使用されるホールソー101となる。
すなわち、ホールソー101は、図16に示されているように、バイメタル帯鋸刃103を曲げ加工してその両端側を溶接して円筒状に形成した胴部105と、この胴部105の先端に複数の歯先を備えた刃先部107とからなる円筒状刃物109と、この円筒状刃物109の後端側を溶接等で取り付けるためのホールソー取付部111と、このホールソー取付部111に溶接や金型成型等で一体的に設けたシャンク部113と、前記ホールソー取付部111に設けて、穿孔する際のセンタのガイドピンとして使用されるセンタガイドドリル115と、を備えて構成されている。
上記のバイメタル帯鋸刃103は、図17(A)、(C)に示されているように、 歯先近傍部に高速度工具鋼103Aを使用し、その他の胴部105に強靭性鋼103Bを使用した材料から成っている。また、スムーズな切削を行うために、刃先部107は内アサリ歯と外アサリ歯、あるいは内アサリ歯と外アサリ歯および直歯から構成されており、各歯のピッチPは同一で、基準位置BLからの歯高Hも、ほぼ同一であるのが一般的である。
例えば、特許文献1では、上記のバイメタル帯鋸刃103は、図17(A),(B)及び図18に示されているように、少なくとも1個の直歯117からなる先行歯と、この先行歯より左右方向に振り出した右アサリ歯119、左アサリ歯121とからなる後続歯を備えている。上記の直歯117、右アサリ歯119、左アサリ歯121は、一般的にいずれも同じ歯高寸法で構成されている。
なお、図18は上記の各歯117、119、121を正面から視た図17(A)左側面の断面図であり、円筒状刃物109の胴部105及び刃先部107の帯厚がtであり、各右アサリ歯119、左アサリ歯121の振出量の寸法は、aとしている。
したがって、ホールソー101の円筒状刃物109は上記のバイメタル帯鋸刃103が図17(C)のごとく円筒状に曲げ加工されたので、刃先部107は直歯117と、この直歯117より円筒状刃物109の内外方向に振り出した内アサリ歯123、外アサリ歯125とから構成されることになる。
再び図16を参照するに、ホールソー101は、シャンク部113がボール盤や電気ドリル、インパクトドライバーなどの回転穴あけ機器に装着されて図16に示されている回転方向(被削材Wに向かって時計回り)に回転されると共に、被削材Wに向かって押し付けられることで、穴あけ加工が開始される。
穴あけ加工は、円筒状刃物109よりも突き出たセンターガイドドリル115が、最初に被削材Wに接触してセンター穴があけられる。このセンター穴にセンターガイドドリル115がガイドされることにより、円筒状刃物109の回転中心が定まり、続けて押し当てられることにより、円筒状刃物109による切削が開始され、円筒状刃物109の刃先部107が被削材Wを貫通することにより、円筒状刃物109の外周径にほぼ等しい穴があけられる。
この時、図16に示されているように被削材Wに切り取りカスBKが形成される。一般のドリルによる穴あけの場合は、穴の空間に等しい体積部分の全てが切り屑になり、穴あけ加工に大きなエネルギーを要するが、ホールソー101の場合は切り取りカスBK部が切り屑にならないので、効率が良いという特徴がある。従って、一般的に大径の穴を加工する場合に、ホールソー101が多く使用されている。
また、特許文献2のホールソーでは、刃先部の歯先と歯先のピッチが不均一に構成され、切削抵抗による固有振動周波数を分散させることで、振動騒音を解消する技術が開示されている。
また、特許文献3のホールソーでは、硬質チップ式のホールソーとして、切り屑を細分化するための3角形状の3種類のチップを組み合わせることで、各歯の負荷を均等にし、長寿命化をはかったものである。この特許文献3には、切り屑をスムーズに排出するための切り屑排出溝を付加した例や、外周側のチップの歯高を高くして、加工穴の精度を良くした例などが開示されている。
また、特許文献4のホールソーでは、円筒状刃物やセンターガイドドリルなどが着脱自在な構成とされており、加工穴の大きさや摩耗などにより適時交換可能である。
なお、上記のホールソー101はボール盤や旋盤などに装着して使用される場合もあるが、建物などの建築現場で配管、配線類を通す穴やコネクター類の取り付け穴などを加工する場合には、電気ドリルやインパクトドライバーなどの手持ち電動機器に装着されて使用される場合が多いものである。
特開2003−300113号公報 実開昭57−157410号公報 実開平6−15919号公報 実開平10−100102号公報
ところで、従来のホールソー101においては、前述したように帯鋸刃103として設計された刃物を流用して円筒状に形成して利用したので、ホールソー101として働くよう機能分けされた形状ではなかった。そのために、以下の問題点があった。
(1)被削材Wをホールソー101(穿孔)作業後には、図16に示されているように切削面にバリ127が発生してしまい、このバリ127の発生を抑える機能が無かった。この点は被削材Wの加工品質を良くするために、ホールソー101として必要な機能である。
(2)切削時には、図16に示されているように、ホールソー101の管状内径にブランクBKが発生するが、このブランクBKを除去するために有効な機能が無かった。この点は効率よくホールソー101(穿孔)作業を行うために、ホールソー101として必要な機能である。
(3)特に、ホールソー作業が手作業にて行われる場合は、切削条件が不安定であるために過度の切り込みが生じることから、刃先部107の歯先の歯欠けが生じてしまう。すなわち、ホールソー作業における過度の切り込みを防止し、歯欠けを抑える機能が無かった。
(4)上記の帯鋸刃103を製作する際に、右アサリ歯119、左アサリ歯121がアサリ曲げ加工されるが、このアサリ曲げ加工時には図19に示されているように歯先にダメージを与えるので、ホールソー101の切削性に悪影響を与えるものであった。つまり、図19の点線は理想形状であるが、ダメージを受けた歯先部位は実線のように変形してしまうために、刃物としての切れ味を損ない、本来の機能を得られなかった。
さらに、前述したホールソー101が手持ち電動機器に装着されて使用される場合は切削条件が非常に不安定になるという問題点があった。
この点を詳しく説明すると、ホールソー101による切削は、ホールソー101の回転速度と被削材Wへの切り込み速度で決定されるが、手持ち電動機器の場合は、両者ともに作業者の感覚で行われることになり、ともすると、刃先部107の歯先に過度の切り込みが生じて、歯欠けを起してしまうという問題点があった。特に、手持ち電動機器の回転を開始した直後や停止する直前などのように、回転速度が非常に低速の状態(極端にいえば停止している状態もあり得る)で、被削材Wへの切り込みを行うと、刃先部107の歯先が鑿(ノミ)打ちの状態となり、切り込みオーバーで容易に歯欠けが発生する。
1歯に歯欠けを生じると、後続の歯にさらに大きな切り込みが生じたり、欠けた歯を巻き込んだりして、連続的な歯欠けを誘発し易いものである。たとえ新品のホールソー101であっても、連続歯欠けを生じさせてしまった場合には継続使用は困難であるために大抵の場合は廃棄することになる。また、連続歯欠けに至らない場合、例えば刃先部107の全周の1歯のみが欠けた場合でも、ホールソー101の寿命が低下することは明白であり、加工面が粗くなったり、バリ127が大きくなったり、加工精度も低下する。このように、ホールソー101における歯欠けは、致命的なトラブルであり、一般的に再生するのは困難である。
実際の作業現場では、上述したトラブルが多々発生しており、このようなトラブルを回避してホールソー101の消耗を抑える必要があるという課題があった。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、先端に複数の歯先からなる刃先部を備えた円筒状の胴部からなる円筒状刃物と、この円筒状刃物の後端側を取り付けるためのホールソー取付部と、このホールソー取付部に一体的に設けたシャンク部とを備えて構成されるホールソーにおいて、前記刃先部の歯先形状が、少なくとも1対の内アサリ歯、外アサリ歯からなり、前記内アサリ歯、外アサリ歯の後側の逃げ面に突起部としての段差部を備え、前記内アサリ歯、外アサリ歯のアサリ曲げ部が、前記段差部の後端位置より前方側の各歯の先端部位のみであることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明のホールソーによれば、切り込み量を抑制する歯先より低い突起部を設け、歯先と突起部との段差を歯先の限界切り込み量以下に設定することにより、切り込みオーバーを防止することができる。
言い換えれば、歯先より低い突起部が、切り込みストッパの役割をし、歯先の限界切り込み量を超えることがないので、歯先への大きな負荷を防止することになり、歯欠けのトラブルを抑制できるものである。
また、この発明のホールソーにおけるアサリ曲げ方法によれば、歯先の先端部にダメージを与えることなく正確にアサリ曲げ加工することができ、歯先を最良の状態に保持できるので、切削性を向上できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2を参照するに、この実施の形態に係るホールソー1は、円筒状の胴部3とこの胴部3の先端に複数の歯先を備えた刃先部5とからなる円筒状刃物7と、この円筒状刃物7の後端側を取り付けるためのホールソー取付部9と、このホールソー取付部9に溶接や金型成型等で一体的に設けたシャンク部11と、を備えて構成されている。なお、シャンク部11は、その他端に図示省略のボール盤や電気ドリル、インパクトドライバーなどの回転穴あけ機器等の加工機器の穿孔部に脱着されるものである。
上記のホールソー取付部9は、円筒状刃物7の胴部3を外側にガイドして挿入して前記胴部3の内側を保持するための断面円形状の段付き部13が設けられ、この段付き部13には胴部3の後端側を挿入するための図示しない溝部が形成されている。また、上記の溝部に挿入された円筒状刃物7は、ホールソー取付部9に例えば溶接等により一体的に保持固定される。
また、ホールソー取付部9には、ホールソー1で穿孔する際のセンタのガイドとして使用されるセンタガイド例えばセンタガイドドリル15(又は、センタガイドピン)が当該ホールソー取付部9の回転中心に設けた図示しないピン穴部に挿入され、前記センタガイドドリル15の後端部はセンタガイド固定具としての例えば止めねじ17により着脱自在に装着される。なお、前記センタガイドドリル15は、その先端部が円筒状刃物7の刃先部5より前方側に突出している。
なお、上記の円筒状刃物7は、帯状バイメタル素材を利用してバイメタル帯鋸刃を製作し、このバイメタル帯鋸刃を曲げ加工してその両端側を溶接部19で溶接して円筒状に形成したものである。詳しくは後述する。
図1を併せて参照するに、図1はこの発明の第1の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部5の詳細図である。すなわち、図1(A),(B)は図1(C)の展開図であり、図1(A),(B)に示されているバイメタル帯鋸刃BMSを所定の長さに切断し、図1(C)のように曲げ加工した両端を溶接して円筒状の鋸刃である円筒状刃物7が製作される。なお、バイメタル帯鋸刃BMSは、歯先近傍部に高速度工具鋼BMS1を使用し、その他の胴部3に強靭性鋼BMS2を使用した材料からなっている。
上記の円筒状刃物7の刃先部5は、基本的に被削材W(図2参照)の穿孔切断を行うときに、被削材Wに対する切込み方向〔図1(A)において下方向のX方向〕に対して局部的には直交する方向〔図1(A)において左方向のY方向〕に走行(回転走行)する。このY方向は回転方向であるので、この実施の形態では、被削材Wの切断を行うY方向に向かって円筒状刃物7の内外方向のいずれにも屈曲されない直歯21と、上記の内方向へ屈曲された内アサリ歯23、および外方向へ屈曲された外アサリ歯25で1グループが構成されている。
すなわち、第1の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部5の基本的な鋸歯構成は、図1(A),(B)に示されているように、少なくとも1個の直歯21からなる先行歯と、この先行歯より内外方向に振り出した少なくとも1対の内アサリ歯23、外アサリ歯25とからなる後続歯を備えている。
しかも、前記直歯21、内アサリ歯23、外アサリ歯25は、いずれも同じ歯高寸法で構成され、かつ各歯先29のピッチPは一定である。さらに、前記歯先29と歯先29の間には、切り込み量を抑制すべく歯底付近から突起させた突起部としての例えば円弧状のストッパ部27が1個以上、前記歯先29より低くして段差量DLをもって設けられていることを特徴とする。
ここで、上記の歯先29とストッパ部27との段差量DLについて説明すると、この段差量DLは限界切り込み量を抑制するために、この実施形態の最も重要なパラメータである。
限界切り込み量は切削条件によって異なるが、手動工具の性格上を考慮すると、ホールソー1の回転速度と被削材Wヘの切り込み速度については、最悪の状態を想定すべきである。すなわち、回転速度は非常に低速であり、極端には停止状態も含まれる。また、被削材Wヘの切り込み速度については鑿(ノミ)を叩いたような状態を想定できる。
また、限界切り込み量を左右する因子としては、上記の切削条件の他に、被削材Wの材質や機械的性質および鋸刃の歯形、材質などに起因する鋸刃の歯先強度がある。このように複数の要因があるが、被削材Wについては、被削材Wの硬さを代表的な要因とし、ある特定の鋸刃を想定すると、被削材Wの硬さと前記歯先29とストッパ部27の段差量DL(歯欠けを生じない1歯の切り込み量)との間には図3に示すような関係がある。
すなわち、図3に示されているように、被削材Wが軟らかいときは段差量DLを大きくし、被削材Wが硬いときは段差量DLを小さくすることにより、歯先29への負荷をコントロールすることができる。したがって、切込量に応じて段差量DLを調整することにより、被削材Wの材質毎に最適な刃形を形成することができる。また、図1(A)に示されている歯先角度θは、切削性や歯先欠損に影響を及ぼす条件であるので、段差量DLと各種の被削材Wの特性(硬さなど)に応じて最適な数値にすることができる。つまり、歯先欠損防止及び段差量に応じて歯角θを決定することにより、被削材Wへの最適化設計が可能となった。
従って、被削材Wの硬さに応じて段差量DLを設定することにより、歯欠けを抑制することができる。そこで、一般的な作業現場で加工されている多種類の被削材Wと様々な鋸刃との組み合わせ実験を行った結果、段差量DLは概ね1mm以下が望ましく、汎用的な使用条件を考慮した安全的な段差量DLは概ね0.5mm以下である。
上記構成により、切り込み量を抑制する歯先29より低い突起部を設け、歯先29と突起部としての前記円弧状のストッパ部27との段差を歯先29の限界切り込み量以下に設定することにより、切り込みオーバーを防止することができる。
言い換えれば、図1(D)に示されているように、歯先29より低い突起部としての前記円弧状のストッパ27が、切削時に切り込みストッパの役割をして被削材Wの表面に当たるために歯先29がそれ以上は食い込まないように抑えられることから、歯先29の限界切り込み量を超えることがないので、歯先29への大きな負荷を防止することになり、歯欠けのトラブルを抑制できる。
なお、図1(A)〜(D)では、バイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合について説明しているが、図1(E)に示されているように一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合にも適用できる。
次に、この発明の第2の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部31について図面を参照して説明する。
図4(A)〜(D)を参照するに、第2の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部31の基本的な鋸歯構成は、前述した第1の実施の形態とほぼ同様であり、異なる点としては、第1の実施の形態のストッパ部27はその先端が円弧状であるが、第2の実施の形態のストッパ部33はその先端が歯先29の走行方向とほぼ平行な直線部33Aを有することが特徴である。その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
したがって、ストッパ部33の被削材Wとの接触面積が大きくなるので、第1の実施の形態に比べて、より大きなストッパ力が得られる効果がある。その他の基本的な作用、効果は前述した第1の実施の形態とほぼ同様である。
なお、図4(A)〜(D)では、バイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合について説明しているが、図4(E)に示されているように一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合にも適用できる。
次に、この発明の第3の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部35について図面を参照して説明する。なお、この第3の実施の形態では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合で説明する。
図5(A)〜(D)を参照するに、第3の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部35の基本的な鋸歯構成は、少なくとも1対の内アサリ歯23、外アサリ歯25を備えている。
しかも、前記内アサリ歯23、外アサリ歯25は、いずれも同じ歯高寸法で構成され、かつ各歯先29のピッチPは一定である。さらに、各内アサリ歯23、外アサリ歯25の歯先29の後側の逃げ面には突起部としての例えば段差部37が設けられており、この段差部37は前記歯先29の走行方向とほぼ平行で前記歯先29より低い段差量DLを有するものである。なお、この段差部37は切込量を抑制する機能を有するものであり、段差部37の段差量DLは1mm以下が望ましく、より好ましくは0.5mm以下であることが望ましい。その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
前述した第1,第2の実施の形態では、ストッパ部27,31と歯先29の逃げ面の間の空間が大きいために、切削によって生じる切り屑を蓄える効率が劣るるが、この第3の実施の形態では無駄な空間をできる限り排除したので、切り屑を蓄える効率が大きくなり、目詰まりしにくい効果を奏する。
その他の基本的な作用、効果は前述した第1の実施の形態とほぼ同様である。例えば、上記の段差部37が切り込みオーバーを防止する作用、効果については、前述した第1,第2の実施の形態のストッパ部27,31とほぼ同様であり、図5(D)に示されているように、切削時に段差部37が被削材Wの表面に当たるために歯先29がそれ以上は食い込まないように抑えられることから、過度の切り込みを防止し、切込量を抑制することができる。その結果、各歯先29への大きな負荷を防止することになり、歯先29の欠損を防ぐ効果をもたらすことになる。
なお、図5(A)〜(D)では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合について説明しているが、図5(E)に示されているようにバイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合にも適用でき、歯先近傍に高速度工具BMS1を用いたものである。
次に、この発明の第4の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部39について図面を参照して説明する。なお、この第4の実施の形態では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合で説明する。
図6(A)〜(D)を参照するに、第4の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部39の基本的な鋸歯構成は、基本的には、前述した第3の実施の形態の刃先部35に直歯21を付加したものであり、少なくとも1個の直歯21からなる先行歯と、この先行歯より内外方向に振り出した少なくとも1対の内アサリ歯23、外アサリ歯25とからなる後続歯を備えている。
しかも、前記直歯21、内アサリ歯23、外アサリ歯25は、いずれも同じ歯高寸法で構成され、かつ各歯先29のピッチPは一定である。さらに、各直歯21、内アサリ歯23、外アサリ歯25の歯先29の後側の逃げ面には突起部としての例えば段差部37が設けられており、この段差部37は前記歯先29の走行方向とほぼ平行で前記歯先29より低い段差量DLを有するものである。その他の構成は前述した第3の実施の形態と同様である。
したがって、この場合は、内アサリ歯23や外アサリ歯25のアサリ振り出し量が大きく、かつ、歯先29の内側コーナー部が開いている場合には有用であり、主に直歯21が上記の開いた部分の切削作用を担うことになる。その他の基本的な作用、効果は前述した第3の実施の形態とほぼ同様である。
なお、図6(A)〜(D)では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合について説明しているが、図6(E)に示されているようにバイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合にも適用でき、歯先近傍に高速度工具BMS1を用いたものである。
次に、この発明の第5の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部41について図面を参照して説明する。なお、この第5の実施の形態では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合で説明する。
図7(A)〜(D)を参照するに、第5の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部41の基本的な鋸歯構成は、基本的には、前述した第4の実施の形態の刃先部39とほぼ同様であり、異なる点としては各直歯21、内アサリ歯23、外アサリ歯25の歯先29の後側の逃げ面に設けた突起部の形態の違いである。
すなわち、第4の実施の形態の刃先部39では前記突起部としての例えば段差部37が前記歯先29の走行方向とほぼ平行であるが、この第5の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部41の逃げ面には突起部としての例えば段差部43が円弧状であり、この段差部43の円弧状先端は前記歯先29より低い段差量DLを有するものである。その他の構成は前述した第4の実施の形態と同様であり、基本的な作用、効果は前述した第4の実施の形態とほぼ同様である。
なお、図7(A)〜(D)では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合について説明しているが、図7(E)に示されているようにバイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合にも適用できる、歯先近傍に高速度工具BMS1を用いたものである。
次に、この発明の第6の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部45について図面を参照して説明する。なお、この第6の実施の形態では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合で説明する。
図8(A)〜(D)を参照するに、第6の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部45の基本的な鋸歯構成は、基本的には、前述した第4の実施の形態の刃先部39とほぼ同様であり、異なる点としては各直歯21、内アサリ歯23、外アサリ歯25の歯高に高低差が設けられ、かつ前記外アサリ歯25に少なくとも1つの高歯が備えられていることにある。
すなわち、前記直歯21と内アサリ歯23については、基準位置BLからの歯高はH1であり、ほぼ同一の高さであるが、外アサリ歯25の歯高はH2として、H1よりも大きくされている。なお、突起部としての例えば段差部37は前記歯先29より低い段差量DLを有するものである。その他の構成は前述した第4の実施の形態と同様である。
したがって第6の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部45では、切り込みオーバーを防止する作用、効果については、前述した第4の実施の形態とほぼ同様である。さらに、円筒状刃物7の刃先部45が被削材Wを貫通する時に、円筒状刃物7の刃先部45が円形上で回転走行する際に、外アサリ歯25Hが高歯であることにより、被削材Wが直歯21とほぼ同一線上で切削されるために、円筒状刃物7の内側部よりも先に外側部で削り取られることにより、被削材Wの切削穴の内側部(切り取りカス部)にバリが生じても、図8(E)において切削穴のG部にはバリが生じにくいという更なる効果がある。
なお、図8(A)〜(D)では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合について説明しているが、図8(F)に示されているようにバイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合にも適用でき、歯先近傍に高速度工具BMS1を用いたものである。
次に、この発明の第7の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部47について図面を参照して説明する。なお、この第7の実施の形態では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合で説明する。
図9(A)〜(D)を参照するに、第7の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部47の基本的な鋸歯構成は、基本的には、前述した第6の実施の形態の刃先部45の歯高の高い歯(外アサリ歯25H)の逃げ面にのみに、突起部としての例えば段差部37が前記歯先29の走行方向とほぼ平行で前記歯先29より低い段差量DLを有するように設けられた態様である。その他の構成は前述した第6の実施の形態と同様である。
したがって、この場合は、歯高の高い歯(外アサリ歯25H)が先に被削材Wに切り込むことを考えると、切り込みオーバーを防止する作用、効果については、前述した第6の実施の形態とほぼ同様である。
なお、図9(A)〜(C)では、一般的な材質の帯鋸刃BSを用いた場合について説明しているが、図9(D)に示されているようにバイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合にも適用でき、歯先近傍に高速度工具BMS1を用いたものである。
次に、この発明の第8の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部49について図面を参照して説明する。なお、この第8の実施の形態では、バイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合で説明する。
図10(A)〜(D)を参照するに、第8の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部49の基本的な鋸歯構成は、基本的には、前述した第3の実施の形態の刃先部35のピッチ構成を複数種類、この実施の形態では3種類P1,P2,P3にしたものであり、その他の構成は第3の実施の形態と同様である。
したがって、第8の実施の形態の刃先部49では、切り込みオーバーを防止する作用、効果については、前述した第3の実施の形態とほぼ同様である。その他に、切削抵抗による歯先29の固有振動周波数を分散させて、振動騒音を低減することができるものであり、前述した他の第1,第2,第4〜第7の実施の形態についても実施可能である。
なお、図10(A)〜(D)では、バイメタル帯鋸刃BMSを用いた場合について説明しているが、図10(E)に示されているように一般的な材質の帯鋸刃BS、あるいはその他の形態の帯鋸刃を用いた場合にも適用できる。
次に、この発明の第9の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部51について図面を参照して説明する。
図11(A),(B)を参照するに、第9の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部51の基本的な鋸歯構成は、前述した第6の実施の形態と同様に、歯先形状が、少なくとも1個の直歯21Lからなる先行歯と、この先行歯より内外方向に振り出した少なくとも1対の内アサリ歯23H、外アサリ歯25Lとからなる後続歯を備えている。この基本的な鋸歯構成に基づいて、各直歯21L、内アサリ歯23H、外アサリ歯25Lの歯高に高低差が設けられ、かつ前記内アサリ歯23Hに少なくとも1つの高歯が備えられている。すなわち、前記直歯21Lと外アサリ歯25Lについては、基準位置BLからの歯高はH1であり、ほぼ同一の高さであるが、内アサリ歯23Hの歯高はH2として、H1よりも大きくされている。
また、この第9の実施の形態では、各直歯21L、内アサリ歯23H、外アサリ歯25Lの歯先29の後側には前記歯先29の走行方向とほぼ平行で前記歯先29より低い段差を有する段差部37が設けられている。
上記構成により、円筒状刃物7の刃先部51が円形上で回転走行する際に、内アサリ歯23Hが高歯であることにより、この高歯の内アサリ歯23Hで被削材Wが直歯21Lとほぼ同一線上で切削されるために、図2に示されているように、ホールソー穿孔後のブランクBKを除去し易くする効果をもたらすことになる。
また、この第9の実施の形態では、切り込みオーバーを防止する作用、効果については、前述した第6の実施の形態とほぼ同様である。
次に、この発明の第10の実施の形態の円筒状刃物7の刃先部55について図面を参照して説明する。
図12、図13及び図14(A)〜(C)を参照するに、前述した第1〜第9の実施の形態において各刃先部に段差部37が設けられている場合、内アサリ歯23及び外アサリ歯25のアサリ曲げ部57が、前記段差部37の後端位置Fより前方側の各歯23,25の先端部位のみであることを特徴とする。
例えば、図12及び図14(C)では、段差部37の後端位置Fと各歯23,25のガレットの底部とを結ぶ直線BLがアサリ曲げ支点となり、このアサリ曲げ線BLより前方側の先端部位のみがアサリ曲げされている。
しかも、帯状バイメタル素材を利用して製作したバイメタル帯鋸刃BMSを曲げ加工して管状形状に成形する際に、内アサリ歯23及び外アサリ歯25の振出量ωが従来と同等で、図14(A)に示されているバックテーパの角度αを大きくすることで、切削時の内面に抵抗(負荷)を受けることなく切削することを可能とする。
なお、アサリ曲げ加工時には、円筒状刃物7の走行方向であるY方向に直交する刃先部55の幅方向と、図14(B)に示されているように、内アサリ歯23及び外アサリ歯25の歯先29との傾斜角βは必然的に生じるのであるが、前記傾斜角βは小さくなる。
このとき、内アサリ歯23、外アサリ歯25をアサリ曲げ加工する際は、図13に示されているように、プレス装置の打圧子59,61で前記円筒状刃物の帯材としての例えば帯状バイメタル素材の両面から打圧して、上記のアサリ曲げ線BLより前方側の先端部位のみがアサリ曲げ加工される。例えば、上記の打圧子59,61は、アサリ曲げ角度+バックスプリングの角度で形成されたオス型とメス型とからなり、歯先29の先端部にはダメージを与えない構成である。
上記のアサリ曲げ加工方法により、歯先29の先端部にダメージを与えることなく上記のアサリ曲げ線BLで正確にアサリ曲げ加工することができ、歯先29を最良の状態に保持できるようになるので、切削性が向上した。
ちなみに、従来のアサリ曲げ加工では、図15(A)〜(C)に示されているように、内アサリ歯123、外アサリ歯125の刃先部の付け根部Fから水平線BLを支点に刃先部全体がアサリ曲げされており、この実施の形態のように帯状バイメタル素材の刃部根本から打圧しているので、図15(A)に示されているようにアサリ歯のバックテーパの角度αが小さいものであるため、切削時に負荷が生じてしまう。
この発明の第1の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)はバイメタル帯鋸刃BMSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)は一般的な材質の帯鋸刃BSの部分的な側面図である。 この発明の実施の形態のホールソーの概略的な斜視図である。 歯先の欠損が生じない切削を行える段差部の段差量と被削材の硬さとの関係を示すグラフである。 この発明の第2の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)はバイメタル帯鋸刃BMSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)は一般的な材質の帯鋸刃BSの部分的な側面図である。 この発明の第3の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)は一般的な材質の帯鋸刃BSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)はバイメタル帯鋸刃BMSの部分的な側面図である。 この発明の第4の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)は一般的な材質の帯鋸刃BSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)はバイメタル帯鋸刃BMSの部分的な側面図である。 この発明の第5の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)は一般的な材質の帯鋸刃BSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)はバイメタル帯鋸刃BMSの部分的な側面図である。 この発明の第6の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)は一般的な材質の帯鋸刃BSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)は(A)の矢視VIIIE−VIIIE線の部分的な断面図で、(F)はバイメタル帯鋸刃BMSの部分的な側面図である。 この発明の第7の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)は一般的な材質の帯鋸刃BSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)はバイメタル帯鋸刃BMSの部分的な側面図である。 この発明の第8の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)はバイメタル帯鋸刃BMSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図で、(D)は歯先が突起部まで切り込んだ状態の拡大図で、(E)は一般的な材質の帯鋸刃BSの部分的な側面図である。 この発明の第9の実施の形態のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)は側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図である。 ホールソーの刃先部のアサリ曲げ部を示す斜視図である。 ホールソーの刃先部のアサリ曲げ方法を示す概略的な斜視図である。 この発明の実施の形態のホールソーの刃先部のアサリ曲げ部を示すもので、(A)は下方から視た平面図で、(B)は正面図で、(C)は側面図である。 従来のホールソーの刃先部のアサリ曲げ部を示すもので、(A)は下方から視た平面図で、(B)は正面図で、(C)は側面図である。 従来のホールソーの概略的な斜視図である。 従来のホールソーの刃先部の歯先形状を示すもので、(A)はバイメタル帯鋸刃BMSの刃先部の展開側面図で、(B)は(A)の下方から視た平面図で、(C)は円筒状刃物の刃先部の平面図である。 従来のホールソーの刃先部の正面から視た断面図である。 従来のホールソーの刃先部でアサリ曲げしたときの状態を示す平面図である。
符号の説明
1 ホールソー
3 胴部
5 刃先部(第1の実施の形態の)
7 円筒状刃物
9 ホールソー取付部
11 シャンク部
13 段付き部
15 センタガイドドリル(センタガイドピン)
17 止めねじ(センタガイド固定具)
19 溶接部
21 直歯
21L 低歯の直歯
23 内アサリ歯
23L 低歯の内アサリ歯
23H 高歯の内アサリ歯
25 外アサリ歯
25L 低歯の外アサリ歯
25H 高歯の外アサリ歯
27 ストッパ部(突起部)
29 歯先
31 刃先部(第2の実施の形態の)
33 ストッパ部(突起部)
33A 直線部
35 刃先部(第3の実施の形態の)
37 段差部(突起部)
39 刃先部(第4の実施の形態の)
41 刃先部(第5の実施の形態の)
43 段差部(突起部)
45 刃先部(第6の実施の形態の)
47 刃先部(第7の実施の形態の)
49 刃先部(第8の実施の形態の)
51 刃先部(第9の実施の形態の)
53 刃先部(第10の実施の形態の)
55 刃先部(第11の実施の形態の)
57 アサリ曲げ部
59,61 打圧子

Claims (1)

  1. 先端に複数の歯先からなる刃先部を備えた円筒状の胴部からなる円筒状刃物と、この円筒状刃物の後端側を取り付けるためのホールソー取付部と、このホールソー取付部に一体的に設けたシャンク部とを備えて構成されるホールソーにおいて、
    前記刃先部の歯先形状が、少なくとも1対の内アサリ歯、外アサリ歯からなり、前記内アサリ歯、外アサリ歯の後側の逃げ面に突起部としての段差部を備え、前記内アサリ歯、外アサリ歯のアサリ曲げ部が、前記段差部の後端位置より前方側の各歯の先端部位のみであることを特徴とするホールソー。
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