JP5247283B2 - 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5247283B2
JP5247283B2 JP2008195071A JP2008195071A JP5247283B2 JP 5247283 B2 JP5247283 B2 JP 5247283B2 JP 2008195071 A JP2008195071 A JP 2008195071A JP 2008195071 A JP2008195071 A JP 2008195071A JP 5247283 B2 JP5247283 B2 JP 5247283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
period
power supply
light emitting
emission period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008195071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010032789A (ja
Inventor
昭典 佐藤
Original Assignee
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド filed Critical エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
Priority to JP2008195071A priority Critical patent/JP5247283B2/ja
Publication of JP2010032789A publication Critical patent/JP2010032789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5247283B2 publication Critical patent/JP5247283B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は、画像表示装置および画像表示装置の駆動方法に関する。
従来から、発光型の画像表示装置として、CRT(ブラウン管)、FED(電界放出型ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイ)、OLED(有機ELディスプレイ)等が知られている。これらの発光型ディスプレイにおいては、輝度が大きくなると、それに伴い消費電力が大きくなる。そのため、従来から輝度を一定値以下に制御することにより、消費電力を低下させる種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、映像信号のライン単位で順次表示処理を行う画像表示装置において、映像輝度の平均値をライン単位毎に調整する技術が開示されている。また、特許文献2には、画像の全輝度レベルとデューティーサイクルとを対応付けたLUT(Look Up Table)に基づいて、現在のフレーム(画像)を表示する前に、フレームの輝度レベルに対応するデューティーサイクルを決定する技術が開示されている。
特開平11−288246号公報 特表2007−528016号公報
有機ELディスプレイにおいては、有機EL素子に流れる電流量に輝度が比例する。また、当該電流量によって有機EL素子の劣化が進行するため、上記輝度の調整機能は他の発光型の画像表示装置よりも要望が大きい。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、各ラインの入力データの最大輝度と映像輝度の平均値の差異により各ライン輝度が異なるため、表示画面に輝度ムラが発生してしまうという問題がある。また、上記特許文献2の技術では、入力データ(フレーム)に対するLUTの与え方によっては、入力データの階調が明るくなるにつれて暗くなるような設定ができてしまう可能性があり、この場合、表示画面が不自然となる。また、入力データから全輝度レベルを求めるため、有機EL素子に流れる実際の電流量との間で誤差が発生し、想定した表示結果と異なる画面が表示される可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、表示対象となる画像に応じた輝度の制御を、フレーム毎に一括して行うことが可能な画像表示装置において、輝度補正が容易であるとともに視認性に優れた画像表示装置および画像表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、発光素子を夫々有する複数の画素回路と、表示対象となるフレーム単位の画像に応じた電力を前記各画素回路に供給し、当該各画素回路の発光素子を一斉に発光させる電源部と、前記電源部からの供給電力に応じた電流値を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された電流値に基づいて、前記画素回路への電力供給量が所定の値となるよう、前記電力の供給時間を計算発光期間として導出する発光期間導出部と、前記電源部を制御し、前記発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、前記各画素回路の発光素子を一斉に消灯させるタイミング制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記発光期間導出部は、上限値となる所定の基準電力量を、前記電流検出部により検出された電流値と、前記電源部からの印加電圧との積から求まる電力で除算し、この結果を前記計算発光期間とすることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記発光期間導出部は、前記電流検出部により検出された電流を時間積分し、この積分結果が上限値となる所定の基準電流量に達するまでの期間を、前記計算発光期間とすることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3の何れか一項にかかる発明において、前記発光期間導出部は、前記発光素子の発光開始直時に前記計算発光期間の導出を開始することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4の何れか一項にかかる発明において、前記タイミング制御部は、前記発光素子の発光開始から始まる所定の期間内において、前記発光素子の発光と消灯との割合を前記計算発光期間に基づいて制御することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、発光素子を夫々有する複数の画素回路と、表示対象となるフレーム単位の画像に応じた電力を前記各画素回路に供給し、当該各画素回路の発光素子を一斉に発光させる電源部と、前記電源部からの供給電力に応じた電流値を検出する電流検出部と、を備える画像表示装置の駆動方法であって、前記電流検出部により検出された電流値に基づいて、前記画素回路への電力供給量が所定の値となるよう、前記電力の供給時間を計算発光期間として導出する発光期間導出工程と、前記電源部を制御し、前記発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、前記各画素回路の発光素子を一斉に消灯させるタイミング制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6にかかる発明において、前記発光期間導出工程では、上限値となる所定の基準電力量を、前記電流検出部により検出された電流値と、前記電源部からの印加電圧との積から求まる電力で除算し、この結果を前記計算発光期間とすることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6にかかる発明において、前記発光期間導出工程では、前記電流検出部により検出された電流を時間積分し、この積分結果が上限値となる所定の基準電流量に達するまでの期間を、前記計算発光期間とすることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項6〜8の何れか一項にかかる発明において、前記発光期間導出工程では、前記発光素子の発光開始直時に前記計算発光期間の導出を開始することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項6〜9の何れか一項にかかる発明において、前記タイミング制御工程では、前記発光素子の発光開始から始まる所定の期間内において、前記発光素子の発光と消灯との割合を前記計算発光期間に基づいて制御することを特徴とする。
本発明によれば、表示対象となるフレーム単位の画像に応じた供給電力の電流値に基づいて、各画素回路の発光素子への電力供給量が所定の値となる計算発光期間を導出し、発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、各画素回路の発光素子を一斉に消灯させることで、発光継続期間中に供給される電力量を一定とする。これにより、表示対象となる画像に応じて各発光素子に流れる電流量を調整することが可能となるため、輝度補正が容易であるとともに視認性に優れた画像を表示することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態にかかる画像表示装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
[第1の実施形態]
<画像表示装置の概略構成>
図1は、以下の各実施形態の説明に好適な画像表示装置の概略構成を示す図である。図1において、画像表示装置の表示パネル10には、電源線、走査線等からなる制御線11および画像信号線12が配設されている。制御線11は、表示パネル10に設けられたラインドライバ13に接続されている。一方、画像信号線12は、制御線11と異なる方向に沿って配設されるとともに、表示パネル10に設けられたデータドライバ14に接続されている。なお、図1では、図示を省略しているが、表示パネル10は、有機EL素子を具備し、マトリクス状に配列された複数の画素回路を有しており、これらの画素回路には制御線11および画像信号線12が接続されている。
ラインドライバ13は、例えばスイッチング素子等を内部に含む駆動用IC等を用いて構成することができ、制御線11への印加電圧の大きさや印加するタイミングを制御する。データドライバ14は、演算回路等を内部に含む駆動用IC等を用いて構成することができ、画像データや画像電位調整データに基づいて画像信号線12に供給するための画像信号電位を生成するとともに、生成した画像信号線電位を画像信号線12に供給するタイミングを制御する。
また、画像表示装置は、画像データが入力される演算部20を備えている。演算部20は、入力された画像データに対して表示パネル10の表示形式に応じた所定の処理を施し、ラインドライバ13およびデータドライバ14に供給する。
なお、各制御線11、画像信号線12、ラインドライバ13およびデータドライバ14のレイアウトは、図1に示すレイアウトに限られるものではない。また、演算部20を表示パネル10の外部に配置する例を示しているが、表示パネル10内に配置することも可能である。
<画素回路の構成>
図2は、例えば図1に示した表示パネル10に設けられる画素回路(1画素)の構成を示した図である。なお、図2において、第1電源線111、第2電源線112および走査線113は、制御線11に含まれる。
同図に示す画素回路は、表示パネル10上にマトリクス状に配列されており、各画素回路は、有機EL素子の一つである有機発光素子OLED、有機発光素子OLEDを駆動するためのドライバ素子である駆動トランジスタTd、閾値電圧の検出や画像信号電圧の印加を制御するスイッチングトランジスタTs、閾値電圧(Vth)や画像信号電位を保持する容量Csを備えている。なお、図2では、有機発光素子OLEDの容量をColedとして等価的に表している。
図2において、駆動トランジスタTdは、ゲート電極・ソース電極間に与えられる電位差に応じて有機発光素子OLEDに流れる電流量を制御するためのドライバ素子である。また、スイッチングトランジスタTsは、オン状態となったときに、駆動トランジスタTdのゲート電極とドレイン電極とを電気的に接続することにより、Coledに蓄積した電荷を駆動トランジスタTdのゲート電極からドレイン電極に向かって流し、駆動トランジスタTdのゲート電極・ソース電極間の電位差を駆動トランジスタTdの閾値電圧Vthに近づけるもしくは閾値電圧Vthとする機能(以下「Vth補償機能」という)を有している。
有機発光素子OLEDは、両端に閾値電圧以上の電位差(アノード−カソード間電圧)が生じることにより電流が流れ、発光する特性を有する素子である。具体的な構造や機能として、有機発光素子OLEDは、Al、Cu、ITO(Indium Tin Oxide)等によって形成されたアノード層およびカソード層と、アノード層とカソード層との間にフタルシアニン、トリスアルミニウム錯体、ベンゾキノリノラト、ベリリウム錯体等の有機系の材料によって形成された発光層とを少なくとも備えた構造を有し、発光層に注入された正孔と電子とが再結合することによって光を生じる機能を有する。
駆動トランジスタTdおよびスイッチングトランジスタTsは、例えば、薄膜トランジスタである。なお、以下に参照される各図面において、各薄膜トランジスタのチャネル(n型またはp型)については、n型、p型のいずれのタイプを用いてもよいが、本実施形態ではn型を用いるものとする。
第1電源線111および第2電源線112は、有機発光素子OLEDや駆動トランジスタTdに対して、これらの各動作期間に応ずる所定の電位(可変電位)を付与する。また、走査線113は、スイッチングトランジスタTsを制御するための信号を供給する。画像信号線12は、有機発光素子OLEDの発光輝度に対応する画像信号に比例した電荷を容量Csに供給する。
<画素回路の動作>
つぎに、図2に示す画素回路の動作について、図2および図3を参照して説明する。ここで、図3は、図2に示す画素回路の動作を説明するためのシーケンス図である。図2に示す画素回路にあっては、図3に示すように、Csリセット期間、Vth検出準備期間、Vth検出期間、データ書込み期間、Coledリセット期間および発光期間という6つの期間を経て動作する。この制御シーケンスに示されるように、Csリセット、Vth検出準備、Vth検出、Coledリセットおよび発光は全画素一括であるが、データ書込みのみは走査線113ごとの順次走査である。
(Csリセット期間)
Csリセット期間では、第1電源線111が高電位(VDD)、第2電源線112が高電位(VDD)、走査線113が高電位(VgH)、画像信号線12がゼロ電位(GND)とされる。この制御により、スイッチングトランジスタTsがオン、駆動トランジスタTdがオフとされ、第1電源線111→有機発光素子OLED→スイッチングトランジスタTs→容量Csという経路で電流が流れ、容量Csに所定の基準電位を印加することにより、容量Csの電位をリセットする。
(Vth検出準備期間)
Vth検出準備期間では、第1電源線111がマイナス電位(−VE)、第2電源線112がゼロ電位(GND)、走査線113が低電位(VgL)、画像信号線12が高電位(VdH)とされる。この制御により、スイッチングトランジスタTsがオフ、駆動トランジスタTdがオンとされ、第2電源線112→駆動トランジスタTd→有機発光素子OLEDという経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDが固有に有している素子容量(以下「素子容量Coled」と表記)に電荷が蓄積される。なお、このVth検出準備期間において、有機発光素子OLEDに電荷を蓄積する理由は、後述するVth検出期間に駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧を閾値電圧に近づける際に、有機発光素子OLEDを駆動トランジスタTdのドレイン・ソース間に流す電流の供給源として作用させるためである。
(Vth検出期間)
Vth検出期間では、第1電源線111がゼロ電位(GND)、走査線113が高電位(VgH)とされる一方で、画像信号線12が高電位(VdH)に、第2電源線112がゼロ電位(GND)に維持される。この制御により、スイッチングトランジスタTsがオンとなり、駆動トランジスタTdのゲートとドレインとが接続される。
また、容量Csおよび有機発光素子OLEDに蓄積されていた電荷が放電され、容量Cs→スイッチングトランジスタTs→駆動トランジスタTd→第2電源線112および有機発光素子OLED→駆動トランジスタTd→第2電源線112という両経路での電流が流れる。そして、駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthに達すると、駆動トランジスタTdがオフとなるため、結果的に、駆動トランジスタTdの閾値電圧Vthが検出される。
(データ書込み期間)
データ書込み期間では、画像信号電位(Vdata)を容量Csに反映させることにより、駆動トランジスタTdのゲート電位を所望電位に変化させることが行われる。より詳細には、第1電源線111がゼロ電位(GND)に、第2電源線112がゼロ電位(GND)にそれぞれ維持される。また、画像信号線12は、Vth検出期間時の印加電位(VdH)から画像信号電位(Vdata)を差し引いた分の電位(VdH−Vdata)とされ、走査線113は、データ書込み期間内の所定期間において、高電位(VgH)とされる。
この制御により、スイッチングトランジスタTsがオンとなり、素子容量Coledに蓄積された電荷が放電され、有機発光素子OLED→スイッチングトランジスタTs→容量Csという経路で電流が流れる。すなわち、有機発光素子OLEDに蓄積されていた電荷が容量Csに移動する。この結果、容量Csには、画像信号電位(Vdata)に基づいて決定される所定の電荷が蓄積される。
なお、データ書込み期間では、容量Csと有機発光素子OLEDとが直列に接続されるので、容量Csの一端(駆動トランジスタTdのゲートに接続される端)の電位の低下量は、画像信号線12の画像信号電位Vdataとはならず、容量Csと有機発光素子OLEDとの容量比の影響を受ける。
(Coledリセット期間)
Coledリセット期間では、第1電源線111がマイナス電位(−VE)、第2電源線112もマイナス電位(−VE)とされる。一方、走査線113が低電位(VgL)に、画像信号線12が高電位(VdH)に維持される。このとき、スイッチングトランジスタTsがオフ、駆動トランジスタTdがオンとされ、有機発光素子OLED→駆動トランジスタTd→第2電源線112という経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDに残存する電荷が放電される。なお、このColedリセット期間に素子容量Coledの電荷を放電する理由は、素子容量Coledの残存電荷による発光への影響を回避するためである。
(発光期間)
発光期間では、第1電源線111が高電位(VDD)、第2電源線112がゼロ電位(GND)とされ、走査線113が低電位(VgL)に維持される。一方、画像信号線12は、画像データに応じた高電位(VdH)まで引き上げられ、そのレベルが維持される。すなわち、発光期間における発光開始時からの制御では、制御対象の画素回路における有機発光素子OLEDに流れる電流が所望の発光輝度を発光させるに必要な電流レベルとなるまで引き上げられる。
この制御により、駆動トランジスタTdのオン、スイッチングトランジスタTsのオフは継続される一方で、有機発光素子OLEDに順バイアスの電圧が印加されるので、有機発光素子OLED→駆動トランジスタTd→第2電源線112という経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDが発光する。
<演算部の構成>
図4は、第1の実施形態にかかる演算部20の構成を示した図である。同図に示すように、演算部20は、電源IC21と、抵抗器22と、増幅器23と、A/D変換器24と、CPU25と、タイミングコントローラ26と、を備えている。
電源IC21はレギュレータ等であって、タイミングコントローラ26から指示されるタイミングに従い、表示対象となる画像データに(フレーム)に応じた発光制御用の駆動電圧(VDD、VgH、VdH、Vdata、−VE、VgL等)を、抵抗器22を介して表示パネル10(ラインドライバ13およびデータドライバ14)に供給する。
抵抗器22は、電流検出のためのセンス抵抗であって、増幅器23とともに電流検出部として機能する。増幅器23は、抵抗器22の両端に接続され、電源IC21からの印加電圧に伴い抵抗器22で検出された電流を電圧値に変換し、電流値としてA/D変換器24に出力する。また、A/D変換器24は、増幅器23からの出力、すなわち表示パネル10の各画素回路に流れる電流値をデジタル信号に変換し、CPU25に出力する。
ここで、表示パネル10として7インチのパネルを用いた場合での、電流検出部の具体的な構成例について説明する。なお、電流検出部により検出されるピーク電流が500mA程度であるとし、後述する発光期間制御を開始する電流値を200mAとする。また、抵抗器22に生じる電位差の検出開始レベルを100mVとすると、抵抗器22として0.5Ωの抵抗を用いることになる。また、CPU25の電源は3.3Vであるとする。この条件の下、増幅器23を単電源のレールツレールオペアンプとすると、増幅器23への入力電圧はほぼ0Vとなるため、増幅器23の正電源はCPU25と同じ3.3Vを使用することができる。この場合、増幅器23が30倍に非反転増幅し、A/D変換器24に入力することで、CPU25では直に電圧値を得て、電流値を算出することができる。
CPU25は、マイクロプロセッサであって、A/D変換器24から入力される電流値と、予め定められた発光時の設定電力とに基づいて、表示パネル10の発光を継続する時間(以下、発光継続時間という)を算出し、タイミングコントローラ26に出力する。
具体的に、CPU25は、表示パネル10の発光時における供給電力の積算量のWs(単位は電力×時間)が、A/D変換器24から入力される電流値Iと、電源IC21からの印加電圧Vと、電力供給時間Tmとの積に等しいことから、下記式(1)を用いてTmの値を算出し、これを計算発光期間Tmとしてタイミングコントローラ26に出力する。
Tm=Ws/(I・V) (1)
ここで、電源IC21から供給された電力に対応する“I・V”、即ち、表示パネル10の消費電力は、表示対象となる画像データの特性に応じて変動する。具体的には、画像データを表示する際の輝度レベル、即ち画像データの明度特性に応じて消費電力の値は変動する。例えば、白の背景に黒のテキスト表示等の明度の高い画像データでは、黒の背景に白のテキスト表示等の明度の低い画像データと比べて表示する際の消費電力が大きくなる。そのため、上記式(1)により導出される計算発光期間Tmは、表示対象となる画像データの明度が高いほど小さな値となり、明度が低いほど大きな値となる。つまり、CPU25は、電流検出部により検出された電流値に基づいて、表示パネル10への電力供給量が所定の値Wsとなるよう、電力の供給時間を計算発光期間Tmとして導出する。
なお、Ws及びVの値は、発光開始以前の表示パネル10の設定時に定められているものとする。具体的には、CPU25の内蔵ROMや外部ROM等の記憶素子(何れも図示せず)に予め記憶された値、又は、外部からシリアルインタフェース等の通信手段(図示せず)を介して入力された値が、CPU25にセットされるものとする。
タイミングコントローラ26は、例えばカウンタや演算回路等を内部に含む駆動用IC等を用いて構成することができ、経過時間を計時するタイマ部261による計時結果に基づいて上述した各期間の開始と終了とを制御し、フレームバッファ等の外部装置から入力されるフレーム単位の画像データを表示パネル10に表示させる駆動電圧の供給タイミングを電源IC21に指示する。
具体的に、タイミングコントローラ26は、上述したColedリセット期間の終了後、予め定められた初期値Tiを発光継続期間Tとして設定すると、電源IC21およびCPU25に発光期間の開始を指示するとともに、タイマ部261による発光期間の計時を開始することで当該発光期間を開始する。なお、初期値Tiは、駆動波形の発光期間で設定可能な最長のものと同一であるものとする。また、初期値Tiは、タイミングコントローラ26のレジスタに、ROM等の記憶素子(何れも図示せず)に予め記憶された値、又は、外部からシリアルインタフェース等の通信手段を介して入力された値がセットされるものとする。
また、タイミングコントローラ26は、発光期間の開始後、CPU25から入力される計算発光期間Tmと、現在設定されている発光継続期間T(=Ti)とを比較し、Tmの値がTi未満の場合、このTmの値を発光継続期間Tとして設定し直す。さらに、タイミングコントローラ26は、タイマ部261による計時が発光継続期間Tに達すると、電源IC21に表示パネル10の消灯を指示することで、当該表示パネル10を消灯状態とする。なお、タイマ部261による計時時間が発光期間に達した場合には、タイミングコントローラ26は、電源IC21およびCPU25に発光期間の終了を指示するものとする。
ここで、計算発光期間Tmが初期値Ti未満である場合に、当該Tmを発光継続期間に採用する理由は以下のとおりである。画像データを表示する場合での見え方の特性として、白の背景に黒のテキスト表示等の明度の高い画像データを表示する際には、輝度レベルを低下させた状態で表示しても視認性がさほど悪化しないことが分かっている。上述したように、画像データの明度が高いほどより多くの電力を消費することになるが、最大輝度まで引き上げなくとも、画像データの明度特性に応じた輝度レベルを設定することで、視認性を維持することが可能である。そのため、タイミングコントローラ26では、CPU25により画像データの明度に応じて導出された計算発光期間Tmが初期値Ti未満の場合には、このTmを発光継続期間とし、当該発光継続期間に達した場合に表示パネル10を消灯することで輝度を抑制する。この制御により、画像データの視認性を維持し、且つ、当該画像データの表示にかかる消費電力を抑えることが可能となる。
<演算部の動作>
次に、図5を参照して、表示パネル10の発光時における演算部20の動作について説明する。なお、図5は、演算部20により実行される発光期間の制御に係る処理(発光期間制御処理)の手順を示したフローチャートである。
まず、タイミングコントローラ26は、Coledリセット期間の終了直後、発光継続期間Tとして予め定められた初期値Tiを設定する(ステップS11)。次いで、タイミングコントローラ26は、電源IC21およびCPU25に発光開始を指示するとともに、タイマ部261による計時を開始する(ステップS12)。これにより、電源IC21では、タイミングコントローラ26から指示されたタイミングに従い、表示対象の画像データに応じた駆動電圧の印加を開始することで、当該表示パネル10の各有機発光素子OLEDを一括点灯させる。
一方、当該一括点灯の直後、CPU25では、タイミングコントローラ26からの指示に応じ、電流検出部(抵抗器22、増幅器23)により検出された電流値IをA/D変換器24を介して読み込むと(ステップS13)、上記式(1)を用いて計算発光期間Tmを算出する(ステップS14)。なお、一括点灯直後は、負荷の容量成分へのラッシュ電流が発生するため、タイミングコントローラ26からの指示を受けてから所定時間(例えば、0.5ms)経過後に、電流値Iを読み込む態様としてもよい。
タイミングコントローラ26では、CPU25により算出された計算発光期間Tmを読み込むと、ステップS11で設定した発光継続期間T(=Ti)と比較し、Tmの値がTi未満か否かを判定する(ステップS15)。ここで、Tmの値がTi以上と判定した場合(ステップS15;No)には、ステップS17の処理に直ちに移行する。また、ステップS15において、Tmの値がTi未満と判定した場合(ステップS15;Yes)には、タイミングコントローラ26は、発光継続期間TにTmを設定し(ステップS16)、ステップS18の処理に移行する。
続くステップS17において、タイミングコントローラ26は、ステップS12で開始したタイマ部261による計時時間が発光継続期間Tに達するまで待機する(ステップS17;No)。タイミングコントローラ26は、タイマ部261による計時時間が発光継続期間Tに達したと判定すると(ステップS17;Yes)、電源IC21に消灯を指示する(ステップS18)。これにより、電源IC21では、タイミングコントローラ26から指示されたタイミングに従い、表示パネル10への電力供給を制御することで、当該表示パネル10の各有機発光素子OLEDを消灯状態へと移行させる。なお、タイマ部261により計時結果が発光期間に達した場合には、電源IC21およびCPU25に発光期間の終了を指示することは上述したとおりである。
続いて、タイミングコントローラ26は、上述したCsリセット期間、Vth検出準備期間、Vth検出期間、データ書込み期間、Coledリセット期間の各々に応じたタイミングで電源IC21を制御することで、次の発光期間の準備を行い(ステップS19)、ステップS11の処理に再び戻る。
ここで、図3を参照して、上記発光期間制御処理の動作のタイミングについて説明する。Coledリセット期間の終了後、タイミングコントローラ26により発光継続期間T(=Ti)が設定され、電源IC21から発光期間に応じた電圧が表示パネル10に印加されることで発光期間が開始されると、この開始直後の“P1”のタイミングで、電流検出部は電流値Iを検出する。
CPU25は、電流検出部が検出した電流値Iに基づいて、上記式(1)により計算発光期間Tmを算出する。ここで、計算発光期間Tmが図3に示した期間であったとすると、Tm<Tiであるため、タイミングコントローラ26は、発光継続期間TをTmに設定し、このTmに到達する“P2”のタイミングで表示パネル10の発光を停止し消灯状態とする。なお、図3では、発光停止方法として、第2電源線112を高電位(VDD)とすることで、有機発光素子OLEDに流れる電流を停止し消灯状態とする例を示しているが、有機発光素子OLEDに流れる電流を停止することが可能であれば、この例に限定されないものとする。例えば、図2の構成を用いた場合には、画像信号線12の電位を下げることで、OLEDに流れる電流を停止することができる。
図6は、画像データの階調と、その表示にかかる消費電力との関係を示した図である。同図において、横軸は画像データの階調を表し、黒色に対応する階調0から右方向に行くほど白色に近付く、つまり、明度がより高くなることを意味している。また、縦軸は画像データの表示にかかる消費電力(電源IC21からの供給電力)を表しており、上方向に行くほどより大きな消費電力を要することを意味している。
上述したように、表示パネル10の消費電力は、画像データの階調レベル(明度)に比例して上昇することになるが、上記発光期間制御処理を行うことで、或るレベル以上の階調を有した画像データの表示にかかる消費電力を一定の消費電力、即ち、Wsとすることができる。消費電力が一定となる階調の値は、上記式(1)のWsやVにより定まることになるが、図6の例ではそのレベルを階調g1としている。なお、発光期間制御処理を行わずに画像データを表示した場合には、図中破線で示したように階調レベルに応じて消費電力も上昇し続けることになるため、上記した視認性の観点からすると、不要な電力消費が行われていることがわかる。
以上のように、第1の実施形態によれば、表示対象となるフレーム単位の画像に応じた供給電力の電流値に基づいて、各画素回路の発光素子への電力供給量が所定の値となる計算発光間を導出し、発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、各画素回路の発光素子を一斉に消灯させることで、発光継続期間中に供給される電力量を一定とする。これにより、表示対象となる画像に応じて各発光素子に流れる電流量を調整することが可能となるため、輝度補正が容易であるとともに視認性に優れた画像を表示することができる。
なお、本実施形態では、上記式(1)を用いて計算発光期間Tmを算出したが、他の式を用いて算出することとしてもよい。例えば、上記式(1)に任意の係数やオフセット値を組み込むことで、使用環境に応じて計算発光期間Tmの値を調整する態様としてもよい。
また、本実施形態では、電流検出部(抵抗器22、増幅器23)を電源IC21から表示パネル10への経路上に設けたが、電源IC21の印加電圧に応じた電流を検出できれば、これに限らないものとする。
例えば、電源IC21から印加される駆動波形の電位が正極15V、負極0Vであるような場合、増幅器23の正電源が15V以上となり、高耐圧のA/D変換器が必要となる。この場合、通常のA/D変換器を使うためには、電源IC21からの印加電圧を分圧して増幅器23に入力することになるが、感度が低くなるという問題がある。また、その感度を補うためには抵抗器22の抵抗値を大きくする必要があるが、電流検出時における消費電力が増大することになる。このような場合、駆動波形の負極が0Vになるので、図7に示したように、負極側に抵抗器22を接続して電流を検出することで、抵抗器22の抵抗値を小さくすることができる。ここで、図7は、電流検出部(抵抗器22、増幅器23)が接続される位置の他の態様を示した図である。
また、抵抗器22の抵抗値は表示パネル10のパネルサイズに依存するが、抵抗器22から増幅器23への入力は100mV程度となることが好ましく、例えば、中小型パネルを用いる場合、その値は0.5Ω程度となる。この場合、電流検出部の消費電力は大きくはないが、携帯機器等の機器では、さらなる省電力化が求められる。そのため、図8に示したように、抵抗器22と並列に当該抵抗器22よりも低抵抗なFET(電界効果トランジスタ)27を設け、タイミングコントローラ26による制御により、FET27の導通/非導通を制御する構成することで、電流検出部が消費する電力をより小さくすることができる。ここで、図8は、電流検出部(抵抗器22、増幅器23)が接続される位置の他の態様を示した図である。
具体的には、電流検出部による電流検出時にFET27を非導通とする制御信号がタイミングコントローラ26から出力される。このとき、電流は抵抗器22を通じて流れることになるので、増幅器23は、当該抵抗器22の両端電圧を検出することによって画素回路に流れる電流が検出される。なお、電流検出部による電流検出時以外の期間には、FET27を導通させる制御信号がタイミングコントローラ26から出力され、画素回路に流れる電流は抵抗器22を流れることなく、より低抵抗なFET27を流れることになる。このように、電流検出部にFET27を設け、電流検出時か否かに応じて、タイミングコントローラ26によりFET27の非導通/導通を制御することで、電流検出部が消費する電力をより小さくすることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、図1に示した画像表示装置に設けられる演算部20の他の構成例について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
<演算部の構成>
図9は、第2の実施形態にかかる演算部30の構成の一例を示した図である。同図に示したように、演算部30は、電源IC21と、抵抗器22と、増幅器23と、積分器31と、比較器32と、タイミングコントローラ33と、を備えている。
積分器31は、増幅器23から出力される電流値を時間積分し、この積分結果となる電流量に応じた電圧を比較器32に出力する。また、積分器31は、タイミングコントローラ33から入力されるリセット信号に応じて、時間積分の開始と積分結果のリセットとを行う。
比較器32は、積分器31から出力される電圧と、予め定められた基準電圧とを比較し、積分器31からの印加電圧が基準電圧以上の場合、タイミングコントローラ33への出力を高電位(High)とする。なお、積分器31からの印加電圧が基準電圧未満の場合、タイミングコントローラ33への出力は低電位(Low)であるものとする。
タイミングコントローラ33は、タイミングコントローラ26と同様、カウンタや演算回路等を内部に含む駆動用IC等を用いて構成することができ、経過時間を計時するタイマ部261による計時結果に基づいて上述した各期間の開始と終了とを制御し、フレームバッファ等の外部装置から入力されるフレーム単位の画像データを表示パネル10に表示させるための駆動電圧の供給タイミングを電源IC21に指示する。
具体的に、タイミングコントローラ33は、上述したColedリセット期間の終了後、予め定められた初期値Tiを発光継続期間Tとして設定すると、電源IC21に発光期間の開始を指示するとともに、積分器31に時間積分の開始を指示するリセット信号を出力し、タイマ部261による発光期間の計時を開始することで当該発光期間を開始する。なお、電源IC21に出力する発光期間の開始/終了を指示する制御信号を、時間積分の開始/積分結果のリセットを指示するリセット信号として積分器31に出力することとしてもよい。
また、タイミングコントローラ33は、発光期間において、タイマ部261による計時時間が発光継続期間T(=Ti)に達するか、又は、比較器32から高電位(High)の信号が入力されると、電源IC21に表示パネル10の消灯を指示する。ここで、比較器32からの入力が高電位となった場合に表示パネル10の消灯を指示する理由は、第1の実施形態で説明した発光継続期間TにTmを採用する理由と同様である。なお、タイマ部261による計時時間が発光期間に達した場合には、電源IC21に発光期間の終了を指示するとともに、積分器31に積分結果のリセットを指示するリセット信号を出力するものとする。
<演算部の動作>
次に、図10を参照して、表示パネル10の発光時における演算部30の動作について説明する。
図10は、演算部30により実行される発光期間の制御に係る処理(発光期間制御処理)の手順を示したフローチャートである。まず、タイミングコントローラ33は、Coledリセット期間の終了直後、発光継続期間Tとして予め定められた初期値Tiを設定する(ステップS21)。次いで、タイミングコントローラ33は、電源IC21に発光の開始を指示するとともに、積分器31に時間積分の開始を指示するリセット信号を出力し、タイマ部261による計時を開始する(ステップS22)。これにより、電源IC21では、タイミングコントローラ33から指示されたタイミングに従い、表示対象の画像データに応じた駆動電圧の印加を開始することで、当該表示パネル10の各有機発光素子OLEDを一括点灯させる。
一方、積分器31では、タイミングコントローラ26から指示されたタイミングで、増幅器23から出力された電流値の時間積分を開始すると(ステップS23)、この積分結果に応じた電圧を比較器32に出力する(ステップS24)。次いで、比較器32は、積分器31からの電圧と、所定の基準電圧とを比較すると、この比較結果に応じたレベルの信号をタイミングコントローラ33に出力する(ステップS25)。
タイミングコントローラ33では、ステップS22で開始したタイマ部261による計時時間が発光継続期間T(=Ti)に達するか、又は、比較器32から高電位(High)の信号が入力されるまで待機する(ステップS26;No)。ステップS26において、何れか一方の条件を満たしたと判定すると(ステップS26;Yes)、タイミングコントローラ33は、電源IC21に消灯を指示する(ステップS27)。これにより、電源IC21では、タイミングコントローラ26から指示されたタイミングで、表示パネル10への印加電圧を制御することで、当該表示パネル10の各有機発光素子OLEDを消灯状態へと移行させる。なお、タイマ部261により計時結果が発光期間に達した場合には、電源IC21に発光期間の終了を指示するとともに、積分器31に積分結果のリセットを指示するリセット信号を出力することは上述したとおりである。
続いて、タイミングコントローラ26は、上述したCsリセット期間、Vth検出準備期間、Vth検出期間、データ書込み期間、Coledリセット期間の各々に応じたタイミングで電源IC21を制御することで、次の発光期間の準備を行い(ステップS28)、ステップS21の処理に再び戻る。
以下、図11を参照し、上記発光期間制御処理時において、演算部30の各機能部から出力される信号レベルの状態について説明する。
図11では、3つの画像データ(フレーム)を表示することを前提としており、図中A1〜A3の各期間が各フレームについての処理期間を表している。また、各処理期間で処理されるフレームは夫々異なる画像特性(明度特性)を有しており、A1〜A3の処理期間にかけて段階的に暗い画像から明るい画像となっている。なお、各処理期間のうち、“B”の期間は、上述したCsリセット期間、Vth検出準備期間、Vth検出期間、データ書込み期間及びColedリセット期間からなる準備期間を意味しており、“C”の期間は初期値Tiにより定まる発光継続期間(=発光期間)を意味している。また、各グラフの横軸は時間経過を表し、縦軸は信号の大きさを表している。
準備期間Bの後、タイミングコントローラ33による制御に従い、電源IC21が発光期間に応じた電圧を表示パネル10に印加すると、増幅器23は、抵抗器22で検出された電流を電圧値に変換し、電流値として積分器31に出力する。このとき、上述したように、表示パネル10へ供給電力は画像データの明度特性に応じて変動する。そのため、A1〜A3の各処理期間において増幅器23から出力される電流値は、画像が明るいほど大きな値となっている。
また、積分器31では、増幅器23が出力する電流値を時間積分し、この積分結果に応じた電圧を比較器32に出力する。積分結果は入力された電流値の大きさに比例するため、処理対象となるフレームの画像が明るいほど単位時間あたりに出力される電圧値は大きくなる。
比較器32では、積分器31から出力された電圧と、所定の基準電圧とを比較し、この比較結果に応じて高電位(High)又は低電位(Low)の信号をタイミングコントローラ33に出力する。ここで、基準電圧が図中に示したThであるとすると、処理期間A2、A3で処理されるフレームについては、積分器31からの出力がThと一致したタイミングE1、E2の夫々で、タイミングコントローラ33への出力は高電位となる。なお、処理期間A1で処理されるフレームについては、積分器31からの出力がThに満たないため、比較器32からの出力は低電位のまま維持される。
タイミングコントローラ33は、タイマ部261による計時時間が発光継続期間T(=Ti)に達するか、又は、比較器32から高電位の信号が入力されるまで待機し、何れか一方の条件を満たすと、表示パネル10を消灯状態とする。そのため、A1の期間で処理されるフレームについては、発光継続期間Tに対応する期間D1に達したタイミングで増幅器23からの出力は低下する。
一方、A2の期間で処理されるフレームについては、比較器32からの出力が高電位となったE1のタイミングで増幅器23からの出力は低下する。そのため、期間D2は当初の期間C(D1)よりも短いものとなっている。また同様に、A3の期間で処理されるフレームについては、比較器32からの出力が高電位となったE2のタイミングで増幅器23からの出力は低下する。そのため、期間D3は、当初の期間C(D1)や、処理期間A2での期間D2よりも短いものとなっている。
また、タイミングコントローラ33は、発光期間終了のタイミングで、積算結果のリセットを指示するリセット信号を積分器31に出力する。なお、図11では、リセット信号が低電位(Low)のとき積算結果のリセットを指示し、リセット信号が高電位(High)のとき時間積分の実行を指示するものとしている。
なお、上記発光期間制御処理の動作のタイミングは、第1の実施形態において図3を用いて説明したタイミングと同様となる。また、タイミングコントローラ33による発光停止方法は、第1の実施形態と同様、第2電源線112を高電位(VDD)とすることで、有機発光素子OLEDに流れる電流を停止し消灯状態としてもよいし、他の方法を用いてもよい。
以上のように、第2の実施形態によれば、表示対象となるフレーム単位の画像に応じた供給電力の電流値に基づいて、各画素回路の発光素子への電力供給量が所定の値となる計算発光期間を導出し、発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、各画素回路の発光素子を一斉に消灯させることで、発光継続期間中に供給される電力量を一定とする。これにより、表示対象となる画像に応じて各発光素子に流れる電流量を調整することが可能となるため、輝度補正が容易であるとともに視認性に優れた画像を表示することができる。
以上、発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加等が可能である。
例えば、上記実施形態では、表示パネル10の画素回路を図2に示した構成としたが、これに限らず、各画素回路に対する発光制御を全画素回路で一斉に行うことが可能な一括発光方式に対応した構成であれば、本願発明を適用することが可能である。以下、上記実施形態の変形例として、一括発光方式に対応する画素回路の他の構成について説明する。
図12は、図1に示した表示パネル10に設けられる画素回路(1画素)の他の構成例を示した図である。図12に示す画素回路は、発光手段である有機発光素子OLED、有機発光素子OLEDを駆動するためのドライバ手段である駆動トランジスタTd、閾値電圧を検出する際に主として用いられる閾値電圧検出用トランジスタTth、第1の容量素子として閾値電圧を保持する第1の容量Cs1と、第2の容量素子として画像信号電圧を保持する第2の容量Cs2と、画像信号電圧の印加を制御するスイッチングトランジスタTsと、を備える。なお、図12には、有機発光素子OLEDの容量をColedとして等価的に表している。
図13は、図12に示した画素回路での発光制御の一例を示したシーケンス図である。同図に示したように、図12の画素回路は、閾値電圧検出期間、有機発光素子初期化期間、データ書込み期間および発光期間という4つの期間を経て動作する。この制御シーケンスに示されるように、閾値電圧検出、有機発光素子初期化および発光は全画素一括であるが、データ書込みのみは走査線113ごとの順次走査である。
(閾値電圧検出期間)
閾値電圧検出期間では、第1電源線111がゼロ電位(GND)とされ、第2電源線112が電源電位(VDD)とされ、Tth制御線114が高電位(VgH)とされ、走査線113が高電位(VgH)とされ、画像信号線12がゼロ電位(GND)とされる。この制御によって、スイッチングトランジスタTsがオン、閾値電圧検出用トランジスタTthがオン、駆動トランジスタTdがオンとされる。その結果、駆動トランジスタTdのソース電極に対するゲート電極の電位が閾値電圧Vthに達するまで素子容量Coled、第1の容量Cs1および第2の容量Cs2に蓄積された電荷が放電され、駆動トランジスタTd→第1電源線111という経路で電流が流れる。そして、駆動トランジスタTdのゲート電極−ソース電極間の電位差が閾値電圧Vthに達すると、駆動トランジスタTdがオフとなり、この時点で、第1と第2の容量Cs1,Cs2の両端には閾値電圧Vthの電圧が生じる。
(有機発光素子初期化期間)
有機発光素子初期化期間では、第1電源線111のゼロ電位(GND)と、走査線113の高電位(VgH)が維持される一方で、第2電源線112がゼロ電位(GND)とされ、Tth制御線114が低電位(VgL)とされる。また、画像信号線12には、たとえば画像信号電圧の最大電位(Vdh)が供給される。この制御によって、スイッチングトランジスタTsがオン、閾値電圧検出用トランジスタTthがオフ、駆動トランジスタTdがオンとされる。その結果、駆動トランジスタTd→素子容量Coled、および駆動トランジスタTd→第2の容量Cs2という経路で電流が流れ、素子容量Coledおよび第2の容量Cs2に残存していた電荷と、上記の経路で流れてきた電流による電荷とが中和される。この動作によって、素子容量Coled自身の残存電荷による発光への影響が回避される。また、第2の容量Cs2に溜まっていた電荷がなくなるので、第2の容量Cs2の両端にかかっていた閾値電圧Vthもゼロ電位(GND)となり、その結果、第1の容量Cs1にのみその両端に閾値電圧Vthがかかることになる。
(書込み期間)
書込み期間では、第1電源線111と第2電源線112のゼロ電位(GND)と、Tth制御線114の低電位(VgL)が維持される一方で、走査線113による走査信号と画像信号線12による画像信号に応じた所定のレベルの信号電位が供給される。本実施の形態にかかる書込み処理では、全画素一括ではなく、走査線113ごとの順次走査が行われる。この制御によって、画像信号線12からはその画素に応じた画像信号電位Vdata(≦VdH)が供給され、スイッチングトランジスタTs→第2の容量Cs2→駆動トランジスタTd→第1電源線111という経路で電流が流れ、第2の容量Cs2には画像信号電位Vdataに応じた電荷が保持されることになる。なお、図13中の画像信号線12における網掛け部は、画像信号に応じた最大VdHまでの所定の電圧が印加されることを示している。
(発光期間)
発光期間では、第1電源線111が電源電位(VDD)とされる一方で、第2電源線112がゼロ電位(GND)に維持され、Tth制御線114は低レベル(VgL)に維持される。また、走査線113は低レベル(VgL)とされ、画像信号線12はゼロ電位(GND)とされる。このとき、駆動トランジスタTdの閾値電圧を保持する第1の容量Cs1と画像信号に応じた画像信号電圧を保持する第2の容量Cs2とが直列に接続され、両者の電圧の和Vth+Vdataが駆動トランジスタTdのゲート電極とソース電極との間に印加される。その結果、駆動トランジスタTdがオンとなり、第1電源線111→駆動トランジスタTd→有機発光素子OLED→第2電源線112という経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDが発光する。
図12の回路においても、図2の画素回路と同様に、表示対象となる画像データ(フレーム)に応じて、表示パネル10の発光継続期間を制御することができる。具体的には、上述した第1、第2の実施形態と同様、発光期間の開始直後(例えば、図13中、“P3”のタイミング)において、電流検出部(抵抗器22、増幅器23)で検出した電流値に基づき、第1の実施形態又は第2の実施形態の発光期間制御処理を行うことで、画像データに応じた計算発光期間(発光継続期間)Tmが経過する“P4”のタイミングまで、表示パネル10を発光状態とすることができる。
なお、図13では、発光停止方法として、第2電源線112を高電位(VDD)とすることで、有機発光素子OLEDに流れる電流を停止し、表示パネル10を消灯状態とする例を示しているが、有機発光素子OLEDに流れる電流を停止することが可能であれば、この例に限定されないものとする。
以上のように、本発明にかかる画像表示装置およびその駆動方法は、画素回路における発光輝度の改善に大きく寄与することができる発明として有用である。
本発明の好適な実施の形態にかかる画像表示装置の構成を示した図である。 図1に示した表示パネルに設けられる画素回路(1画素)の構成を示した図である。 図2に示した画素回路の動作を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した演算部の構成を示したブロック図である。 図1に示した演算部のより実行される発光期間制御処理の手順を示したフローチャートである。 画像データの階調と、その表示にかかる消費電力との関係を示した図である。 電流検出部(抵抗器22、増幅器23)が接続される位置の他の態様を示した図である。 電流検出部(抵抗器22、増幅器23)が接続される位置の他の態様を示した図である。 図1に示した演算部の他の構成例を示したブロック図である。 図9に示した演算部のより実行される発光期間制御処理の手順を示したフローチャートである。 図9に示した演算部の各機能部から出力される信号レベルの状態を示した図である。 図1に示した表示パネルに設けられる画素回路(1画素)の他の構成例を示した図である。 図12に示した画素回路の動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
10 表示パネル
11 制御線
111 第1電源線
112 第2電源線
113 走査線
114 Tth制御線
12 画像信号線
13 ラインドライバ
14 データドライバ
20 演算部
21 電源IC
22 抵抗器
23 増幅器
24 A/D変換器
25 CPU
26 タイミングコントローラ
261 タイマ部
27 FET
30 演算部
31 積分器
32 比較器
33 タイミングコントローラ

Claims (6)

  1. 発光素子を夫々有する複数の画素回路と、
    表示対象となるフレーム単位の画像に応じた電力を前記各画素回路に供給し、当該各画素回路の発光素子を一斉に発光させる電源部と、
    前記電源部からの供給電力に応じた電流値を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部により検出された電流値に基づいて、前記画素回路への電力供給量が所定の値となるよう、前記電力の供給時間を計算発光期間として導出する発光期間導出部と、
    前記電源部を制御し、前記発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、前記各画素回路の発光素子を一斉に消灯させるタイミング制御部と、
    を備え
    前記発光期間導出部は、上限値となる所定の基準電力量を、前記電流検出部により検出された電流値と、前記電源部からの印加電圧との積から求まる電力で除算し、この結果を前記計算発光期間とすることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記発光期間導出部は、前記発光素子の発光開始直時に前記計算発光期間の導出を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記タイミング制御部は、前記発光素子の発光開始から始まる所定の期間内において、前記発光素子の発光と消灯との割合を前記計算発光期間に基づいて制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 発光素子を夫々有する複数の画素回路と、
    表示対象となるフレーム単位の画像に応じた電力を前記各画素回路に供給し、当該各画素回路の発光素子を一斉に発光させる電源部と、
    前記電源部からの供給電力に応じた電流値を検出する電流検出部と、
    を備える画像表示装置の駆動方法であって、
    前記電流検出部により検出された電流値に基づいて、前記画素回路への電力供給量が所定の値となるよう、前記電力の供給時間を計算発光期間として導出する発光期間導出工程と、
    前記電源部を制御し、前記発光の開始からの発光継続期間が前記計算発光期間を経過したタイミングで、前記各画素回路の発光素子を一斉に消灯させるタイミング制御工程と、
    を含み、
    前記発光期間導出工程では、上限値となる所定の基準電力量を、前記電流検出部により検出された電流値と、前記電源部からの印加電圧との積から求まる電力で除算し、この結果を前記計算発光期間とすることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
  5. 前記発光期間導出工程では、前記発光素子の発光開始直時に前記計算発光期間の導出を開始することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置の駆動方法。
  6. 前記タイミング制御工程では、前記発光素子の発光開始から始まる所定の期間内において、前記発光素子の発光と消灯との割合を前記計算発光期間に基づいて制御することを特徴とする請求項4または5に記載の画像表示装置の駆動方法。
JP2008195071A 2008-07-29 2008-07-29 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法 Active JP5247283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008195071A JP5247283B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008195071A JP5247283B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010032789A JP2010032789A (ja) 2010-02-12
JP5247283B2 true JP5247283B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=41737335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008195071A Active JP5247283B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5247283B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014074290A1 (en) * 2012-11-06 2014-05-15 Newport Corporation Capacitive loads presence and type detecting system
WO2022126330A1 (zh) * 2020-12-14 2022-06-23 京东方科技集团股份有限公司 显示模组及其控制方法、显示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000100563A (ja) * 1998-09-24 2000-04-07 Stanley Electric Co Ltd 有機el素子の駆動装置及び駆動方法
CN100468496C (zh) * 2003-01-08 2009-03-11 东芝松下显示技术有限公司 显示设备及其控制方法
JP4403401B2 (ja) * 2004-10-13 2010-01-27 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2008026761A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sony Corp 消費電力制御装置、画像処理装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力制御方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010032789A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101992904B1 (ko) Oled 표시 장치 및 그의 구동 방법
US10679030B2 (en) Optical fingerprint sensor illumination using a display
JP5342111B2 (ja) 有機el表示装置
KR101894768B1 (ko) 액티브 매트릭스 디스플레이 장치 및 그 구동 방법
US9183785B2 (en) Organic light emitting display device and method for driving the same
JP4808913B2 (ja) 表示装置
RU2487423C2 (ru) Устройство дисплея и способ обработки сигнала изображения
US7773080B2 (en) Display device and the driving method which restricts electric power
JP4949292B2 (ja) 有機発光ディスプレイ装置
JP5248750B2 (ja) 表示装置の駆動装置及び駆動方法
US7579781B2 (en) Organic electro-luminescent display device and method for driving the same
RU2469414C2 (ru) Устройство дисплея, способ обработки сигнала изображения и программа
JP2009276744A (ja) El表示装置
US20180218677A1 (en) Pixel driving circuit, display apparatus and driving method thereof
JP2013513132A (ja) Amoled画素ドライバ用電力節減システム及び方法
KR20150142830A (ko) 유기 발광 표시 장치 및 이의 초기화 전압 설정 방법
KR20160007786A (ko) 표시장치
JP5779656B2 (ja) 画像表示装置
US20140354171A1 (en) Image display device and driving method of the same
KR20150035073A (ko) 유기발광소자표시장치 및 그 구동방법
US20100328366A1 (en) Display device and display method
JP2012058634A (ja) 表示装置、表示装置の駆動方法、及び、電子機器
JP5247283B2 (ja) 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法
JP2005308775A (ja) 表示装置及び表示装置付き電気機器
KR20160092173A (ko) 유기 발광 표시 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110722

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20111020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5247283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250