JP5247108B2 - ガス調理器 - Google Patents

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Description

本発明はガス調理器に関し、詳細には、調理容器の底面の温度を検出する温度センサを備えたガス調理器に関する。
従来、ガス調理器には、天ぷら火災等を防止するための安全機能を設けたものが知られている。こうしたガス調理器では、五徳上に載置された調理容器の底面に、サーミスタを内蔵した温度センサを当接させる。そして、サーミスタによる検出温度を監視し、検出温度が設定温度に達すると過熱状態にあると判断し、バーナへのガス供給路に設けられた電磁弁を強制的に閉弁させて自動消化するようになっている。このようなガス調理器は、温度センサが故障もしくは取り外された状態で使用された場合には、当然ながら安全機能は作動しない。この場合には、調理容器が過熱状態にあっても、バーナへはガスが供給され続けそのまま燃焼を続けるので、危険な状態になってしまう。
そこで、この温度センサの故障を検出するために、電流ヒューズが温度センサ内のサーミスタと直列に接続されたガス調理器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このガス調理器によると、サーミスタが短絡した場合には電流ヒューズが溶断することで故障が検出される。また、サーミスタの電気抵抗が所定値以上となった際に断線故障を検出するガス調理器も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−33047号公報 特開平9−210808号公報
しかしながら、このような従来のガス調理器では、温度センサの異常の検出はサーミスタの短絡故障及び断線故障というケースを検出することでしかなかった。そのため、温度センサの異常がサーミスタの短絡故障及び断線故障というケースでない場合には、実際には調理容器が過熱状態にあるにも関わらず、消火されないことが懸念された。
また、温度センサが故障していない場合にも、製造時に温度センサが正常に設置されなかったり、ユーザにより温度センサが不正に取り除かれるなど、温度センサが正常に装着されていない場合には、温度センサは調理容器の温度を検出することができない。この場合には、調理容器が過熱状態にあっても、バーナへはガスが供給され続けそのまま燃焼を続けるので、危険な状態になってしまう恐れがある。これまで、温度センサが正常に装着されているか否かを検出するガス調理器は提案されていなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、温度センサが正常に装着されていない場合や故障状態である場合に異常状態と判断して、安全性を確保するガス調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のガス調理器は、五徳に載置された調理容器を加熱するガスバーナと、前記ガスバーナにより加熱が開始されたか否かを判断する加熱開始判断手段と、前記調理容器に当接して前記調理容器の温度を検出する温度センサとを有し、前記温度センサによる検出温度が設定温度以上の場合に、前記ガスバーナを強制的に消火するガス調理器において、前記ガスバーナに対する点火操作時または前記加熱開始判断手段による加熱開始判断時からの時間を計測する加熱時間計測手段と、前記加熱時間計測手段により計測された時間が所定時間経過するまでの間、前記温度センサによる検出温度の変化値が設定範囲内に留まる場合に、前記温度センサが正常状態で作動していない異常状態であると判断する異常状態判断手段とを備え、前記設定範囲は、前記加熱時間計測手段により計測された時間が前記所定時間経過するまでの間に、前記調理容器の温度がΔβ以上の上昇、又はΔα以上の下降を生じると予測される場合に、−ΔαからΔβまでの範囲として設定されることを特徴とする
また、請求項に係る発明のガス調理器は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記異常状態判断手段によって異常状態であると判断された場合に、報知を行う報知手段を備えることを特徴とする。
また、請求項に係る発明のガス調理器は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記異常状態判断手段によって異常状態であると判断された場合に、その後に前記ガスバーナに対する点火操作が行われても、当該点火操作を受け付けない点火操作無効手段を備えることを特徴とする。
また、請求項に係る発明のガス調理器は、請求項1からのいずれかに記載の発明の構成に加え、前記異常状態判断手段によって異常状態であると判断された場合に、前記ガスバーナへのガス供給を禁止するガス供給禁止手段を備えることを特徴とする。
また、請求項に係る発明のガス調理器は、請求項1からのいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ガスバーナに対する点火操作時において前記温度センサによる検出温度があらかじめ設定された初期温度範囲内である場合に、前記異常状態判断手段は前記温度センサが異常状態にあるか否かの判断を行うことを特徴とする。
請求項1に係る発明のガス調理器では、加熱時間計測手段が、ガスバーナに対する点火操作時もしくは加熱開始時からの時間を計測し、異常状態判断手段が、加熱時間計測手段により計測された時間が所定時間経過するまでの間継続して温度センサによる検出温度の変化値が設定範囲内を保つか否かを確認する。正常に装着された温度センサの場合、点火から所定時間経過するまでに、検出温度は設定範囲を超える。そのため、点火から所定時間経過するまでの間、温度センサの検出温度が所定範囲内に留まった場合に、温度センサが正常状態で作動していない異常状態であると判断する。これにより、温度センサが正常に装着されていない状態で使用された場合には、的確に異常状態であると判断することができる。また、温度センサの故障が、短絡故障及び断線故障といった極端なケースでなくても、正確に異常状態を検出することができる。
また、請求項に係る発明のガス調理器では、請求項に記載の発明の効果に加え、報知手段が異常状態判断手段によって異常であると判断された場合に報知を行う。これにより、ユーザは温度センサが異常状態であることを知ることができ、ユーザが温度センサの異常状態に気づかないまま調理を行うことを回避することができる。従って、安全性の高いガス器具を提供することができる。
また、請求項に係る発明のガス調理器では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、点火操作無効手段が、異常状態判断手段によって異常であると判断された場合には、その後にガスバーナに対する点火操作が行われても、当該点火操作を受け付けない。これにより、温度センサが異常状態であることにユーザが気づかずに点火操作を行った場合でも、異常状態のまま点火されることがなく、安全性のいっそう高いガス器具を提供することができる。
また、請求項に係る発明のガス調理器では、請求項1からのいずれかに記載の発明の効果に加え、ガス供給禁止手段が、異常状態判断手段によって異常であると判断された場合には、ガスバーナへのガス供給を禁止する。そのため、温度センサに異常がある場合には調理容器の加熱が強制的に中断される。これにより、被調理物の過熱による火災が確実に防止され、さらに安全性の高いガス器具を提供することができる。
また、請求項に係る発明のガス調理器では、請求項1からのいずれかに記載の発明の効果に加え、異常状態判断手段は点火操作時における温度センサの検出温度があらかじめ設定された初期温度範囲内である場合にのみ、温度センサが異常状態にあるか否かの判断を行う。点火操作時において、すでに高温状態にある調理容器をさらに加熱しても調理容器の温度は殆ど変化しない。また、点火操作時において冷却された調理容器を加熱した場合や、室温が低い場合にも、調理容器温度の上昇速度は緩やかである。つまり、調理容器の温度を検出する温度センサの検出温度が、点火操作時において所定範囲外である場合には、正常状態の温度センサを用いた場合であっても、点火操作時からの検出温度の変化値は少ない。本発明では、点火操作時における温度センサの検出温度があらかじめ設定された初期温度範囲内である場合にのみ、温度センサが異常状態にあるか否かの判断を行うことにより、正常状態にあるにもかかわらず異常状態であると判断する誤判断を防止する。これにより、使い勝手が損なわれないまま安全性の向上したガス調理器を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態であるコンロ1について、図面を参照して説明する。図1は、コンロ1の平面図であり、図2は、コンロ1の正面図であり、図3は、コンロ1の電気的構成を示すブロック図である。また、図4は、正常状態で作動している第一サーミスタ7の検出温度と、異常状態で作動している第一サーミスタ7の検出温度とを比較した一例を示す図であり、図5は、マイコン制御回路40によるサーミスタ異常検出処理を示すフローチャートである。
本実施の形態のコンロ1は、点火操作時から1分間、バーナ5,6に備えられたサーミスタ7,8の検出温度を監視する。そして、点火操作時から1分間、その検出温度の変化値が一定の温度範囲内であれば、サーミスタ7,8が正常状態で作動していないと判断する。
はじめに、コンロ1の概略構成について説明する。図1及び図2に示すように、コンロ1の天面には、略長方形の板状であるトッププレート2が設けられ、該トッププレート2の右半分の部分には円形状の開口部3が、左半分の部分には円形状の開口部4が形成されている。そして、開口部4の内側には標準バーナ5が設けられ、開口部3の内側には強火力バーナ6が設けられている。また、開口部3,4には、標準バーナ5及び強火力バーナ6の外周を覆うようにして五徳11,12が各々設けられ、それら五徳11,12の上部に調理鍋(図示外)が載置される。
また、標準バーナ5、強火力バーナ6の近傍には熱電対19,20が設けられており、燃焼炎の加熱によって起電力を発生することで、バーナ5,6が燃焼状態であることを検出する。そして、標準バーナ5の中心には第一サーミスタ7が設けられ、強火力バーナ6の中心には第二サーミスタ8が設けられている。これらサーミスタ7,8は、五徳11,12上に載置された調理鍋の鍋底に当接することによって、鍋底温度を検出するものである。つまり、調理鍋内の被調理物の温度を直接検出できないため、鍋底温度が検出されることによって、調理鍋内の被調理物の温度が推定される。また、コンロ1の内側中央にはグリル15が設けられ、該グリル15のグリル庫(図示外)内には、被調理物を加熱するためのグリルバーナ(図示外)が設けられている。
さらに、トッププレート2の後方には、グリル15の排気口(図示外)が設けられ、該グリル排気口には、排気口カバー13,14が着脱可能に設けられている。これら排気口カバー13,14には複数の排気孔13a,14aが各々設けられている。
また、図2に示すように、コンロ1の使用者に対向する前面の左側の下部には、標準バーナ5の点火を行う点火スイッチ21が設けられている。また、グリル15を挟んで右側の下部には、強火力バーナ6の点火を行う点火スイッチ22と、グリルバーナ(図示外)の点火を行う点火スイッチ23とが並んで各々設けられている。さらに、点火スイッチ21の上側には、標準バーナ5の火力を手動で調整できる火力調節レバー25が設けられ、点火スイッチ22の上側には、強火力バーナ6の火力を手動で調整できる火力調節レバー26が設けられ、点火スイッチ23の上側には、グリルバーナ(図示外)の火力を手動で調整できる火力調節レバー27が設けられている。また、コンロ1の前面の左端には、乾電池が設置される電池ボックス29と、ブザー等を鳴らすためのスピーカ50(図3参照)とが設けられている。
また、コンロ1の標準バーナ5、強火力バーナ6、及びグリルバーナには、各バーナの点火を行うためのイグナイタ35(図3参照)が各々設けられている。さらに、コンロ1には、サーミスタ7,8の異常を検出した際にガス供給を遮断するための電磁弁である安全弁38(図3参照)が各々設けられている。尚、図1、図2に示す標準バーナ5及び強火力バーナ6が本発明の「ガスバーナ」に相当し、第一サーミスタ7及び第二サーミスタ8が「温度センサ」に相当する。
次に、コンロ1の電気的構成について説明する。図3に示すように、コンロ1は、各種バーナの火力制御を行うマイコン制御回路40を備えている。このマイコン制御回路40には、CPU40a、ROM40b、RAM40c、I/Oインタフェイス(図示外)等が設けられている。このようなマイコン制御回路40には、電池ボックス29(図2参照)に搭載される乾電池によって各種回路に電源を供給する電源回路41と、点火スイッチ21,22,23の押下を各々検出するスイッチ入力回路42と、サーミスタ7,8から各々出力される検出信号を入力するサーミスタ入力回路43と、各種バーナのイグナイタ35を各々駆動させるためのイグナイタ回路45と、各安全弁38の開閉を制御する安全弁回路46と、熱電対19,20の起電力を検知する熱電対回路51と、電源回路41から供給される電源の電圧を監視する電圧監視回路47と、スピーカ50からブザーを出力するためのブザー出力回路48と、電源回路41からの電源が絶たれても記憶内容を保持できる半導体メモリである不揮発性メモリ回路49と、等が各々接続されている。そして、電源回路41は、マイコン制御回路40、スイッチ入力回路42、サーミスタ入力回路43、イグナイタ回路45、安全弁回路46、熱電対回路51、電圧監視回路47、ブザー出力回路48、不揮発性メモリ回路49等に各々接続され、各回路に電源を供給している。
次に、コンロ1におけるサーミスタ7,8の異常検出方法について説明する。本実施の形態では、2つのサーミスタ7,8について、同じ異常検出方法が適用されるため、以下では第一サーミスタ7に対する異常検出方法について説明を行う。図4に示す例では、正常状態で作動している第一サーミスタ7の検出温度の経時変化(a,b,d)と、異常状態で作動している第一サーミスタ7の検出温度の経時変化(c)との一例を比較している。尚、この一例での「異常状態」とは、「正常に装着されていない状態」のことを指すものとする。
曲線aは、調理容器に水などの室温に近い被調理物を入れて加熱した際に、正常状態で作動している第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。また、曲線bは、冷凍食品の解凍等、調理容器に低温の被調理物を入れて加熱した際に、正常状態で作動している第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。そして、曲線cは、第一サーミスタ7が正しく装着されていない状態で調理容器を加熱した際に、第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。また、曲線dは、あらかじめ、所定温度以上まで加熱した調理容器をさらに加熱した際に、正常状態で作動している第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。
まず、曲線aについて説明する。図4に示す曲線aは、水などの室温に近い被調理物を入れた調理容器を加熱した際に、正常状態で作動している第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。前述したように、第一サーミスタ7は調理容器の底部の温度を検出するものであるが、この調理容器内には室温に近い被調理物が入っているため、標準バーナ5が点火された際(時間「0」)の第一サーミスタ7の検出温度Trは、ほぼ室温と等しく、TからTの範囲にある。後述するが、本実施形態のコンロ1は、点火操作時におけるサーミスタ7,8の検出温度Trがあらかじめ設定された初期温度範囲内である場合のみに、サーミスタ7,8が異常であるか否かの判断を行う。TおよびTは、上記初期温度範囲の、それぞれ下限値と上限値である。
第一サーミスタ7の検出温度は、時間が経過し、調理容器が加熱されるとともに上昇し、少なくとも点火から1分が経過するまでには、点火時の検出温度TrよりΔβ以上の上昇を見せる(A点)。後述するが、本実施形態のコンロ1は、点火操作時から1分間、サーミスタ7,8の検出温度Trの変化値ΔTが一定範囲内に留まった場合に、サーミスタ7,8が異常であると判断する。Δβは、上記異常判断を行う際の高温側への変化値の閾値である。
次に、曲線bについて説明する。図4に示す曲線bは、冷凍食品など低温の被調理物を入れた調理容器を加熱した際に、正常状態で作動している第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。冷凍された食材を調理する場合、冷凍された食材を調理容器に投入した後、すぐに調理を開始するケースがほとんどである。また、冷凍された食材は固体であることが殆どなので、食材と調理容器との間には空気が入り込み、食材から調理容器への伝熱を阻害する。そのため、標準バーナ5が点火された際(時間「0」)には、低温食材の温度は調理容器底面までは伝熱されきっていない。従って、点火時の第一サーミスタ7の検出温度Trは、食材を投入する前の調理容器の温度に近似され、室温に近いTからTの範囲にある。この第一サーミスタ7の検出温度は、時間が経過し、冷凍された食材の温度が調理容器に伝熱されるとともに、一旦下降し、少なくとも点火から1分が経過するまでには、点火時の検出温度TrよりΔα以上の下降を見せる(B点)。そしてその後、標準バーナ5による調理容器の加熱に伴い、第一サーミスタ7の検出温度は上昇する。なお、Δαは、上記異常判断を行う際の低温側への変化値の閾値である。
これより、本実施の形態では、第一サーミスタ7の検出温度が、標準バーナ5の点火時においてTからTの範囲にあって、かつ点火から1分以内にΔβ以上の上昇を見せた場合(aの曲線)、もしくはΔα以上の下降を見せた場合(bの曲線)には、第一サーミスタ7が正常状態で作動していると判断する。
次に、曲線cについて説明する。図4に示す曲線cは、第一サーミスタ7が正しく装着されていない状態で調理容器を加熱した際に、第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。この第一サーミスタ7は、標準バーナ5が点火された際(時間「0」)には、正常状態で作動している第一サーミスタ7と同様に、TからTの範囲を検出する。しかし、その後、標準バーナ5によって調理容器が加熱されても、ほぼ一定の温度を検出し続ける。これは、第一サーミスタ7が正常に装着されておらず、調理容器に当接していないことから、調理容器の温度を検出せずに室温を検出しているためである。この場合には、点火から1分以内に第一サーミスタ7の検出温度がΔβ以上の上昇や、Δα以上の下降をすることがない。
これより、本実施の形態では、第一サーミスタ7の検出温度が、標準バーナ5の点火時においてTからTの範囲にあって、かつ点火から1分以内にΔβ以上の上昇も、Δα以上の下降も見せない場合には、第一サーミスタ7が異常状態で作動していると判断する。
なお、T,T,Δα,Δβは、室温のほか、被調理物や調理容器の種類などによって最適値が異なり、使用地域や使用用途などによって適宜設定可能であるが、本実施形態では、T℃を(7±2)℃、T℃を(40±2)℃、Δα℃をΔ(2±2)℃、Δβ℃をΔ(8±2)℃とする。
次に、曲線dについて説明する。図4に示す曲線dは、あらかじめT以上に加熱された調理容器をさらに加熱した際に正常状態で作動している第一サーミスタ7が検出する温度の経時変化である。調理容器はあらかじめT以上に加熱されているため、この場合の標準バーナ5が点火された際(時間「0」)の第一サーミスタ7の検出温度Tcは、T以上である。この第一サーミスタ7の検出温度は、時間が経過し、調理容器がさらに加熱されるとともに上昇するが、調理容器はすでに加熱されているため、その上昇速度は緩やかである。そのため、点火から1分経過後においても、その検出温度はΔβ以上の上昇も、Δα以上の下降もしない。
このように、あらかじめT以上に加熱された調理容器をさらに加熱する場合には、正常状態で作動している第一サーミスタ7を用いた場合であっても、点火から1分以内にその検出温度がΔβ以上の上昇およびΔα以上の下降のいずれもしない場合がある。そのため、このケースのように標準バーナ5の点火時における第一サーミスタ7の検出温度がT以上の場合には、第一サーミスタ7が異常状態であるか否かの判断は行わないこととする。
なお、あらかじめ冷却された調理容器を加熱する場合や室温が低い場合には、標準バーナ5が点火されてから調理容器が加熱されるまでに時間がかかる。つまり、正常状態で作動している第一サーミスタ7を用いた場合であっても、点火から1分以内にその検出温度がΔβ以上上昇しない場合がある。そのため、標準バーナ5の点火時における第一サーミスタ7の検出温度TrがT以下の場合にも、標準バーナ5の点火時における第一サーミスタ7の検出温度TrがT以上の場合と同様、サーミスタ7,8が異常状態であるか否かの判断は行わないこととする。
次に、図3に示すブロック図及び図5に示すフローチャートを参照して、サーミスタ異常検出処理について説明する。本実施の形態では、2つのサーミスタ7,8に対して同じ異常検出処理が実行されるため、以下では第一サーミスタ7に対する処理について説明を行う。
点火スイッチ21が操作され、電源回路41によりマイコン制御回路40への電源の供給が開始されると、図5に示すように、マイコン制御回路40のCPU40aによるサーミスタ異常検出処理が開始される。このサーミスタ異常検出処理では、まず、点火スイッチ21の入力時における第一サーミスタ7の検出温度Trがマイコン制御回路40のRAM40cに記憶される(S1)。
次いで、点火スイッチ21の操作時における第一サーミスタ7の検出温度TrがTからTの範囲にあるか否かの判断が行われる(S2)。ここで、検出温度TrがTからTの範囲にないと判断された場合(S2:NO)には、以下の処理は行わず、サーミスタ異常検出処理を終了する。
一方、検出温度がTからTの範囲にあると判断された場合(S2:YES)には、標準バーナ5が実際に点火状態であるか否かの判断が行われる(S3)。この判断は、熱電対回路51により熱電対19の起電力を測定し、一定以上の起電力が測定されるか否か、すなわち炎が検出されるか否かによって行われる。一定以上の起電力が測定されない場合は、未だ実質的な加熱状態にない、つまり点火状態でないと判断されて(S3:NO)、再度、S3の処理を行う。
熱電対19により一定以上の起電力が測定され、標準バーナ5が実際に点火状態であると判断された場合には(S3:YES)、タイマによる1分間の計測を開始させる処理が行われる(S4)。そして、その時点での第一サーミスタ7の検出温度Tpがマイコン制御回路40のRAM40cに記憶される(S5)。
その後、その時点における第一サーミスタ7の検出温度Tpから、点火スイッチ21の入力時における第一サーミスタ7の検出温度Trを引いた値が算出されて、この値が−ΔαからΔβの範囲にあるか否かの判断が行われる(S6)。ここで、差し引かれた値が−ΔαからΔβの範囲外である場合には(S6:NO)、第一サーミスタ7は正常に調理容器の温度を検出していると判断されて、そのままサーミスタ異常検出処理を終了する。一方、差し引かれた値が−ΔαからΔβの範囲内である場合には(S6:YES)、さらに、タイマによる1分間の計測が終了したか否かの判断が行われる(S7)。ここで、タイマによる1分間の計測が終了していないと判断された場合には(S7:NO)、S5に戻り、タイマによる1分間の計測が終了するまで、繰り返しS5〜S7の処理を行う。
一方、タイマによる1分間の計測が終了したと判断された場合には(S7:YES)、第一サーミスタ7が異常状態にあることが不揮発性メモリ回路49に記憶される(S8)。次いで、スピーカ50からブザーを発生させることにより、第一サーミスタ7が異常状態にあることが報知され(S9)、安全弁38を閉弁する処理が行われて標準バーナ5へのガスの供給が遮断される(S10)。そして、この後にユーザが点火スイッチ21を押下した場合であっても、その点火操作を無効とするため、標準バーナ5を点火するためのイグナイタ35の駆動を禁止する処理が行われる(S11)。
尚、図5に示すフローチャートのS2において、熱電対19の測定する起電力に基づいて、標準バーナ5による加熱が行われているか否かの判断を行うマイコン制御回路40のCPU40aが本発明の「加熱開始判断手段」として機能し、S7において、S4でセットされたタイマが終了したか否かの判断を行うCPU40aが「加熱時間計測手段」として機能する。また、S6において、所定時間内に上昇した温度が所定範囲内であるか否かを判断することにより、第一サーミスタ7の異常検出を行うCPU40aが「異常状態判断手段」として機能する。また、S9において、スピーカ50からブザーを発生させる処理を行うCPU40aが本発明の「報知手段」として機能し、S10において、標準バーナ5へのガスの供給を遮断するために安全弁38を閉弁する処理を行うCPU40aが本発明の「ガス供給禁止手段」に相当する。そして、S11で標準バーナ5を点火するためのイグナイタ35の駆動を禁止する処理を行うCPU40aが本発明の「点火操作無効手段」に相当する。
以上説明したように、本実施の形態のコンロ1では、バーナ5,6が点火されてから1分間、サーミスタ7,8による検出温度が監視される。正常に装着されたサーミスタ7,8の場合、点火から1分間が経過するまでに、サーミスタ7,8の検出温度は、Δβ以上の上昇をするか、Δα以上の下降をする。本実施の形態では、点火スイッチ21の入力時における第一サーミスタ7の検出温度Trを引いた値が算出されて、この値が−ΔαからΔβの範囲にあるか否かの判断が行われる。そして、差し引かれた値が1分間継続して−ΔαからΔβの範囲に留まった場合に、サーミスタ7,8が正常状態で作動していない異常状態にあると判断される。これにより、サーミスタ7,8が正常に装着されていない状態で使用された場合に、的確に異常状態であると判断することができる。また、サーミスタ7,8の故障が、短絡故障及び断線故障といった極端なケースでなくても、正確に異常状態を検出することができる。
また、第一サーミスタ7が異常状態であることが検出された場合には、スピーカ50よりブザーを発生させて、ユーザに第一サーミスタ7が異常状態であることを知らしめる。これにより、ユーザが第一サーミスタ7の異常状態に気づかずに調理を行うことを回避することができ、安全性を向上させることができる。
さらに、第一サーミスタ7が異常状態であることが検出された場合には、その後にユーザによって標準バーナ5に対する点火操作が行われても、イグナイタ35は駆動しない。これにより、第一サーミスタ7が異常状態であることにユーザが気づかずに点火操作を行った場合でも、異常状態のまま点火されることがなく、安全性をいっそう向上させることができる。
さらに、第一サーミスタ7が異常状態であることが検出された場合には、調理途中であっても、安全弁38を閉弁する処理が行われる。これにより、第一サーミスタ7に異常がある場合には調理容器の加熱が強制的に中断される。従って、被調理物の過熱による火災が確実に防止され、さらに安全性を向上させることができる。
しかも、本実施の形態のコンロ1では、バーナ5,6が点火された時点におけるサーミスタ7,8による検出温度TrがTからTの範囲内にある場合のみに、続けてサーミスタ7,8が異常状態にあるか否かの判断を行う。点火操作時において、すでに高温状態にある調理容器をさらに加熱しても調理容器の温度は殆ど変化しない。また、点火操作時において、冷却されきっている調理容器を加熱した場合や室温が低い場合にも、調理容器温度の上昇速度は緩やかである。つまり、調理容器の温度を検出するサーミスタ7,8の検出温度が、点火操作時において所定範囲外である場合には、正常状態のサーミスタ7,8を用いた場合であっても、点火操作時からの検出温度の変化値は少ない。本実施の形態では、点火操作時におけるサーミスタ7,8の検出温度TrがTからTの範囲内である場合にのみ、続けて、サーミスタ7,8が異常状態にあるか否かの判断を行うことにより、正常状態にあるにもかかわらず異常状態であると判断する誤判断を防止する。これにより、使い勝手が損なわれないまま安全性の向上したガス調理器を提供することができる。
尚、本発明のガス調理器は、上記実施の形態のコンロ1に限定されることなく、種々の変更が可能である。まず、本実施の形態では、タイマによる時間の計測(S4)は、実際に点火状態であると判断された後(S3:YES)から開始しているが、点火スイッチ21が入力(START)された後に開始してもよい。タイマによる時間の計測が、点火スイッチ21の入力(START)後に行われる構成であれば、点火状態であるか否かの判断(S3)は、S1からS7のいずれの間で行われても良い。
また、本実施の形態では、T℃を(7±2)℃、T℃を(40±2)℃とし、標準バーナ5に対する点火操作時において、第一サーミスタ7の検出温度TrがTからTの場合にのみに、その後のサーミスタ異常検出処理を行っている。しかし、この初期温度は適宜調整することができる。例えば、工場での組み立て時に、使用地域に応じてT,Tを設定できるようにしてもよい。
また、本実施の形態ではΔα℃をΔ(2±2)℃、Δβ℃をΔ(8±2)℃とし、点火操作時から1分間が経過するまでの間、第一サーミスタ7による検出温度がΔβ以上の上昇も見せず、かつΔα以上の下降も見せない場合に、第一サーミスタ7が異常状態であると判断している。しかし、この故障の判断基準となる変化値の範囲についても、適宜調整することができる。例えば、標準バーナ5に備えられた第一サーミスタ7に対するものと強火力バーナ6に備えられた第二サーミスタ8に対するものとでは、異なる変化値の範囲を設定してもいいし、火力調節レバー25,26等により検出される火力の強さに応じて、その都度設定する構成とすることもできる。また、タイマにより計測される時間の長さについても適宜設定すればよい。
さらに、本実施の形態では、その後の点火操作を禁止するために、S11において、イグナイタ35の駆動を禁止する処理を行っているが、点火操作を禁止する処理としては、イグナイタ35の駆動の禁止に限定されない。たとえば、ユーザが点火スイッチ21を押下した場合にも、マイコン制御回路40への電源の供給がなされないような設定をしたり、安全弁38を開弁しないような設定をすることもできる。
本発明のガス調理器は、被調理物の加熱温度を測定可能なサーミスタを備えたガス調理器に利用可能である。
コンロ1の平面図である。 コンロ1の正面図である。 コンロ1の電気的構成を示すブロック図である。 正常状態で作動している第一サーミスタ7の検出温度と、異常状態で作動している第一サーミスタ7の検出温度とを比較した一例を示す図である。 マイコン制御回路40によるサーミスタ異常検出処理を示すフローチャートである。
1 コンロ
5 標準バーナ
6 強火力バーナ
7 第一サーミスタ
8 第二サーミスタ
19,20 熱電対
21,22 点火スイッチ
40 マイコン制御回路
40a CPU
50 スピーカ

Claims (5)

  1. 五徳に載置された調理容器を加熱するガスバーナと、前記ガスバーナにより加熱が開始されたか否かを判断する加熱開始判断手段と、前記調理容器に当接して前記調理容器の温度を検出する温度センサとを有し、
    前記温度センサによる検出温度が設定温度以上の場合に、前記ガスバーナを強制的に消火するガス調理器において、
    前記ガスバーナに対する点火操作時または前記加熱開始判断手段による加熱開始判断時からの時間を計測する加熱時間計測手段と、
    前記加熱時間計測手段により計測された時間が所定時間経過するまでの間、前記温度センサによる検出温度の変化値が設定範囲内に留まる場合に、前記温度センサが正常状態で作動していない異常状態であると判断する異常状態判断手段と
    を備え
    前記設定範囲は、前記加熱時間計測手段により計測された時間が前記所定時間経過するまでの間に、前記調理容器の温度がΔβ以上の上昇、又はΔα以上の下降を生じると予測される場合に、−ΔαからΔβまでの範囲として設定されることを特徴とするガス調理器。
  2. 前記異常状態判断手段によって異常状態であると判断された場合、報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする請求項に記載のガス調理器。
  3. 前記異常状態判断手段によって異常状態であると判断された場合に、その後に前記ガスバーナに対する点火操作が行われても、当該点火操作を受け付けない点火操作無効手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス調理器。
  4. 前記異常状態判断手段によって異常状態であると判断された場合に、前記ガスバーナへのガス供給を禁止するガス供給禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のガス調理器。
  5. 前記ガスバーナに対する点火操作時において前記温度センサによる検出温度があらかじめ設定された初期温度範囲内である場合に、前記異常状態判断手段は前記温度センサが異常状態にあるか否かの判断を行うことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のガス調理器。
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