JP5246123B2 - 半導体記憶装置、半導体装置及び電子機器 - Google Patents

半導体記憶装置、半導体装置及び電子機器 Download PDF

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Description

半導体記憶装置、半導体装置及び電子機器に関するものである。
近年、電子機器は、環境問題の点から低消費電力化が要求されている。これに伴い、電子機器に搭載される半導体記憶装置(メモリ)も同様に低消費電力化が要求されている。
このような状況下において、半導体記憶装置の待機時の制御としてスリープモードが開発されている。スリープモードは、半導体記憶装置に供給される電源電圧を通常動作時(通常モード)の電圧レベルから降圧して低消費電力化を図る動作モードである。
詳述すると、通常モードでは、半導体記憶装置は、メモリセルへのデータの書き込みやメモリセルから記憶しているデータの読み出しを行う。このとき、半導体記憶装置は、上記書き込み及び読み出しのための回路動作を行うことから、その回路動作時に流れる電流により電源電圧が低下する。半導体記憶装置は、このように、電源電圧が低下しても、メモリセルが記憶しているデータを消去しない電源電圧(通常電源電圧)が供給されるようになっている。
一方、スリープモードでは、外部から入力されるメモリセルへのデータを入力しない状態で、メモリセルに対応する図示しないビット線やワード線が非選択となり、メモリセルへのデータの記憶や、メモリセルに記憶されたデータの読み出しが行われないようになっている。このとき、スリープモードでは、半導体記憶装置は、記憶しているデータを消去しない最低の電源電圧(最低電源電圧)が供給されるようになっている。
ところで、行列状に配置されたメモリセルにて構成されたメモリセルアレイを備えている半導体記憶装置では、スリープモードから通常モードへ切替えるとき、短い時間にて切替える。このとき、半導体記憶装置は、スリープモードから通常モードへ切替える時に流れる電流(復帰電流)が大きくなり、電源電圧が低下してメモリセルに記憶しているデータを消去する等の動作不具合が発生してしまうという虞があった。
これは、スリープモードから通常モードへ切替えると、半導体記憶装置における配線や回路の容量成分が通常電源電圧になるまで充電される。この充電の際に、スリープモードから通常モードへ切替える時間が短いと、半導体記憶装置に大きな復帰電流が流れる。その結果、半導体記憶装置は、この大きな復帰電流により、電源電圧が低下してしまう。
そこで、メモリセルアレイと接地電位の間にトランジスタを複数並列に設け、そのトランジスタを順番にオンしてコンダクタンスを段階的に大きく、つまり電流を段階的に流れ易くしている。これにより、半導体記憶装置及び電子機器は、スリープモードから通常モードへ切替える時間を長くして復帰電流の最大値を低下させることによって、電源電圧の低下の抑制を図っていた(例えば、特許文献1)。
特開2008−226384号公報
しかしながら、上記の半導体記憶装置では、複数のメモリセルアレイを有するメモリマクロを複数備える半導体記憶装置の場合、全てのメモリマクロがスリープモードから通常モードへ切替えるための信号を同時に入力して同時に切替えをしていた。これにより、上記の半導体記憶装置は、複数のメモリセル又はメモリマクロのスリープモードから通常モードへの切替え動作が重なって、電源電圧の低下を抑制しきれずに、動作不具合を起こしてしまう虞があった。
この半導体記憶装置、半導体装置及び電子機器は、電源電圧の低下を抑制することを目的とする。
この半導体記憶装置は、通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有するメモリセルアレイ部を複数備えたメモリマクロを複数備え、前記各メモリマクロは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号に基づいて先頭の前記メモリマクロから順番に最終の前記メモリマクロまで通常モード又はスリープモードに切替え、前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、低電位電源昇圧回路と仮想電源制御回路を有し、前記低電位電源昇圧回路は、前記メモリセルアレイの低電位電源とグランドとの間に接続され、通常モードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドに接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドより高い電圧レベルにし、前記仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが低電位電源昇圧回路と並列接続され、複数の前記スイッチは、前記モード制御信号を順番に入力し、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとオフする半導体記憶装置であって、前記各メモリマクロは、複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、次段の前記メモリマクロに前記モード制御信号を出力するスリープ解除検出回路を備えるようにした。
開示された半導体記憶装置、半導体装置及び電子機器は、電源電圧の低下を抑制することができる。
半導体記憶装置の概略構成図である。 第1実施形態のメモリマクロの電気ブロック図である。 仮想電源制御回路の電気回路図である。 (a)〜(g)は、半導体記憶装置のスリープモードから通常モードへの復帰動作の説明図である。 第2実施形態のメモリマクロの電気ブロック図である。 第3実施形態のメモリマクロの電気ブロック図である。 第4実施形態の半導体装置の概略構成図である。 第5実施形態のメモリマクロの電気ブロック図である。 別例のメモリマクロの電気ブロック図である。 別例の半導体装置の概略構成図である。 別例のメモリマクロの電気ブロック図である。 遅延回路の回路図である。 遅延回路の回路図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示す半導体記憶装置10は通常モード及びスリープモードを備え、これら通常モード及びスリープモードを設定するための第1スリープ信号SLP1が図示しない外部装置から入力される。半導体記憶装置10は、入力された第1スリープ信号SLP1に応答して、通常モード及びスリープモードに切替わるようになっている。
つまり、半導体記憶装置10は、Hレベルの第1スリープ信号SLP1を入力すると、通常モードになり、反対に、半導体記憶装置10は、Lレベルの第1スリープ信号SLP1を入力すると、スリープモードになる。
図1に示すように、半導体記憶装置10は、第1〜第4メモリマクロ11〜14を備えている。
図2に示すように、第1メモリマクロ11は、駆動回路17、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mn、スリープ解除検出回路18を有している。
駆動回路17は、第1及び第2インバータ回路20a,20bが直列接続されて構成されている。駆動回路17は、図示しない外部装置から第1スリープ信号SLP1が入力され、その第1スリープ信号SLP1の駆動能力を上げて、駆動スリープ信号SLPdとして第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mn及びスリープ解除検出回路18に出力する。
各メモリセルアレイ部M1〜Mnは、仮想電源制御回路23、メモリセルアレイ24、低電位電源昇圧回路としてのNチャネルMOSトランジスタT1をそれぞれ有している。
仮想電源制御回路23は、後記するメモリセルアレイ24の低電位電源としての仮想電源線LKの電圧レベルを制御する。仮想電源制御回路23は、通常モードでは、仮想電源線LKを接地電位GNDに接続する。これによってメモリセルアレイ24は、高電位電源として電源電圧Vccが供給され、低電位電源として接地電位GNDに接続されている。一方、仮想電源制御回路23は、スリープモードでは、仮想電源線LKの電圧レベルを後記するNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧に制御する。これによってメモリセルアレイ24は、高電位電源として電源電圧Vccが供給され、低電位電源としてNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧が供給される。
すなわち、通常モードに比べてスリープモードでは、メモリセルアレイ24は、NチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧分だけ低い電圧にて回路動作することから、その分低消費電力化することになる。
図3は、第1メモリセルアレイ部M1に設けた仮想電源制御回路23の回路を示す。なお、第1メモリセルアレイ部M1に設けた仮想電源制御回路23は、スリープ解除検出回路18に、第3遅延スリープ信号SLPt3を出力する点が、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnに設けた仮想電源制御回路23と相違するが、他は第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnに設けた仮想電源制御回路23と同じ構成である。
図3に示すように、第1メモリセルアレイ部M1に設けた仮想電源制御回路23は、第1〜第4トランジスタTa〜Td、第1〜第3遅延回路31〜33を有している。なお、本実施形態では、第1〜第4トランジスタTa〜TdはNチャネルMOSトランジスタよりなり、そのトランジスタサイズは、第1〜第4トランジスタTa〜Tdの順に大きくなっている。
そして、駆動回路17からの駆動スリープ信号SLPdは、第1トランジスタTaのゲートに供給されるとともに、第1遅延回路31に供給される。
第1トランジスタTaは、そのドレインがメモリセルアレイ24の仮想電源線LKに接続され、ソースが接地電位GNDに接続される。そして、第1トランジスタTaは、駆動回路17から駆動スリープ信号SLPdを入力すると、オン・オフして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第1トランジスタTaは、Hレベル(通常モード)の駆動スリープ信号SLPdを入力すると、オンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第1トランジスタTaは、Lレベル(スリープモード)の駆動スリープ信号SLPdを入力すると、オフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
第1遅延回路31は、第1及び第2インバータ回路35a,35bが直列接続されて構成されている。第1遅延回路31は、駆動回路17から駆動スリープ信号SLPdが入力されると、その駆動スリープ信号SLPdを遅延時間t1遅延させて第1遅延スリープ信号SLPt1として第2トランジスタTbのゲート及び第2遅延回路32に出力する。
第2トランジスタTbは、そのドレインが仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続される。第2トランジスタTbは、そのゲートに第1遅延回路31から出力される第1遅延スリープ信号SLPt1が供給される。第2トランジスタTbは、第1遅延回路31から第1遅延スリープ信号SLPt1を入力すると、オン・オフして仮想電源線LK及び接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第2トランジスタTbのオン・オフは、第1トランジスタTaのオン・オフのタイミングから遅延時間t1遅れてオン・オフする。そして、第2トランジスタTbは、Hレベル(通常モード)の第1遅延スリープ信号SLPt1を入力するとオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第2トランジスタTbは、Lレベル(スリープモード)の第1遅延スリープ信号SLPt1を入力するとオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
第2遅延回路32は第1及び第2インバータ回路36a,36bが直列接続されて構成されている。第2遅延回路32は、第1遅延回路31から第1遅延スリープ信号SLPt1が入力され、この第1遅延スリープ信号SLPt1を遅延時間t1遅延させて第2遅延スリープ信号SLPt2として第3トランジスタTcのゲート及び第3遅延回路33に出力する。
第3トランジスタTcは、そのドレインが仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続される。第3トランジスタTcは、そのゲートに第2遅延回路32から出力される第2遅延スリープ信号SLPt2が供給される。第3トランジスタTcは、第2遅延回路32から第2遅延スリープ信号SLPt2を入力すると、オン・オフして仮想電源線LK及び接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第3トランジスタTcのオン・オフは、第2トランジスタTbのオン・オフのタイミングから遅延時間t1遅れてオン・オフする。換言すると、第3トランジスタTcのオン・オフは、第1トランジスタTaのオン・オフのタイミングから遅延時間t2(=2×t1)遅れてオン・オフする。
そして、第3トランジスタTcは、Hレベル(通常モード)の第2遅延スリープ信号SLPt2を入力するとオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第3トランジスタTcは、Lレベル(スリープモード)の第2遅延スリープ信号SLPt2を入力するとオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
第3遅延回路33は第1及び第2インバータ回路37a,37bが直列接続されて構成されている。第3遅延回路33は、第2遅延回路32から第2遅延スリープ信号SLPt2が入力され、この第2遅延スリープ信号SLPt2を遅延時間t1遅延させて第3遅延スリープ信号SLPt3として第4トランジスタTdのゲートに出力する。
第4トランジスタTdは、そのドレインが仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続される。第4トランジスタTdは、そのゲートに第3遅延回路33から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3が供給される。第4トランジスタTdは、第3遅延回路33から第3遅延スリープ信号SLPt3を入力すると、オン・オフして仮想電源線LK及び接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第4トランジスタTdのオン・オフは、第3トランジスタTcのオン・オフのタイミングから遅延時間t1遅れてオン・オフする。換言すると、第4トランジスタTdのオン・オフは、第1トランジスタTaのオン・オフのタイミングから遅延時間t3(=3×t1)遅れてオン・オフする。
すなわち、遅延時間t3は、第1メモリマクロ11において、スリープモードから通常モードへの切替えを開始し、第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしてスリープモードから通常モードへの切替え時に流れる復帰電流が略最大になったことを検出するまでの時間になっている。
そして、第4トランジスタTdは、Hレベル(通常モード)の第3遅延スリープ信号SLPt3を入力するとオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第4トランジスタTdは、Lレベル(スリープモード)の第3遅延スリープ信号SLPt3を入力するとオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
従って、仮想電源制御回路23は、駆動回路17からHレベルの駆動スリープ信号SLPdが入力されると、この駆動スリープ信号SLPdを第1〜第3遅延回路31〜33にて順番に遅延させることにより、第2〜第4トランジスタTb〜Tdをそれぞれ遅延時間t1,t2(=2×t1),t3(=3×t1)を要してオンさせ仮想電源線LKと接地電位GNDを接続させている。
すなわち、仮想電源制御回路23は、スリープモードから通常モードになるとき、第1〜第4トランジスタTa〜Tdを順番にオンして段階的にコンダクタンスを大きくして、仮想電源線LKから接地電位GNDへの電流を流れ易くしている。
詳述すると、仮想電源制御回路23は、スリープモードから通常モードへの切替え時において、仮想電源線LKの電圧レベルを段階的に接地電位GNDに下げるようにして、スリープモードにおける最低電源電圧から通常モードにおける通常電源電圧(>最低電源電圧)に段階的に引き上げて切替え時間を長くすることにより、復帰電流の最大値を低下させている。
第1メモリセルアレイ部M1のメモリセルアレイ24は、図示しない行列状に配置された複数のメモリセルを有する。メモリセルは「1」又は「0」のデータを記憶し、そのデータを書き込み又は読み出しされる。各メモリセルには、高電位電源としての電源電圧Vcc及び低電位電源としての仮想電源線LKの電圧が供給される。
第1メモリセルアレイ部M1のNチャネルMOSトランジスタT1は、そのドレイン及びゲートがメモリセルアレイ24の仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続されている。NチャネルMOSトランジスタT1は、対応する仮想電源制御回路23の動作に応じて、オン・オフして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続又は遮断する。
つまり、第1メモリセルアレイ部M1のNチャネルMOSトランジスタT1は、仮想電源制御回路23が仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断すると、メモリセルアレイ24からスリープモードにおけるそのメモリセルアレイ24の待機電流が供給されて、そのゲート電圧が閾値電圧付近に固定されてオンする。これにより、仮想電源線LKの電圧レベルはNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧になる。
反対に、NチャネルMOSトランジスタT1は、仮想電源制御回路23が仮想電源線LKと接地電位GNDを接続すると、そのドレイン及びゲートが接地電位GNDに接続されてオフする。これにより、仮想電源線LKの電圧レベルは接地電位GNDになる。
言い換えると、NチャネルMOSトランジスタT1は、スリープモードのとき、オンし、仮想電源線LKの電圧レベルはNチャネルMOSトランジスタの閾値電圧付近になる。反対に、NチャネルMOSトランジスタT1は、通常モードのとき、オフし、仮想電源線LKの電圧レベルは接地電位GNDになる。
第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnは、第1メモリセルアレイ部M1と異なり、第3遅延回路33からの第3遅延スリープ信号SLPt3は、スリープ解除検出回路18に出力しない構成になっている。そして、その他の構成については、第1メモリセルアレイ部M1と第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnは同じ構成になっている。
つまり、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnの仮想電源制御回路23がそれぞれ備える第1〜第4トランジスタTa〜Tdは、同じタイミングでオン・オフする。そのため、各メモリセルアレイ部M1〜Mnの仮想電源制御回路23に設けた第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしていることを知らせる第3遅延スリープ信号SLPt3は、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23からのみ出力させるようにしている。このため、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnは、説明の便宜上説明を省略する。
図2に示すように、スリープ解除検出回路18は、ナンド回路40及びインバータ回路41を有している。
ナンド回路40は、駆動回路17から出力される駆動スリープ信号SLPd、及び、その駆動スリープ信号SLPdから遅延時間t3遅れて第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3が入力される。ナンド回路40は、入力される駆動スリープ信号SLPd及び第3遅延スリープ信号SLPt3が共にHレベルのとき、Lレベルの制御完了信号Skをインバータ回路41に出力する。
インバータ回路41は、ナンド回路40から制御完了信号Skが入力され、その制御完了信号Skを反転して第2スリープ信号SLP2として第2メモリマクロ12に出力する。
つまり、スリープ解除検出回路18は、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnが備える各仮想電源制御回路23において第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンするとき、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23からHレベルの第3遅延スリープ信号SLPt3が入力され、そのHレベルの第3遅延スリープ信号SLPt3に応答してHレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を出力する。
反対に、スリープ解除検出回路18は、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnが備える各仮想電源制御回路23において第1〜第4トランジスタTa〜Tdがオフするとき、駆動回路17から出力される駆動スリープ信号SLPdがLレベルである為、Lレベルの第2スリープ信号SLP2を出力する。
すなわち、スリープ解除検出回路18は、第1メモリセルアレイ部M1においてスリープモードから通常モードへ切替えを開始し、第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンして復帰電流が略最大になったことを検出してから、つまり、遅延時間t3(=3×t1)が経過した時、第2メモリマクロ12にHレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を出力し、第2メモリマクロ12がスリープモードから通常モードへの切替えを開始するようにしている。
尚、第2〜第4メモリマクロ12〜14は、第1メモリマクロ11と同じ構成になっている。このため、第2〜第4メモリマクロ12〜14の構成は、説明の便宜上説明を省略する。
上記のように構成した半導体記憶装置10のスリープモードから通常モードへの切替えにおける動作を図4に従って説明する。
今、時刻tk0において、半導体記憶装置10は、外部装置からLレベル(スリープモード)の第1スリープ信号SLP1を入力しているため、スリープモードになっている。
そして、図4(a)に示すように、時刻tk1において、外部装置から出力される第1スリープ信号SLP1がLレベルからHレベルに立ち上がる。つまり、外部装置は、半導体記憶装置10をスリープモードから通常モードに切替えさせるため、第1スリープ信号SLP1をLレベルからHレベルに立ち上げて第1メモリマクロ11の駆動回路17に出力する。
そして、図4(b)に示すように、時刻tk1において、第1メモリマクロ11の駆動回路17から出力される駆動スリープ信号SLPdがLレベルからHレベルに立ち上がる。つまり、第1メモリマクロ11の駆動回路17は、外部装置から入力された第1スリープ信号SLP1の駆動能力を上げて、駆動スリープ信号SLPdとして第1メモリマクロ11の第1トランジスタTaのゲート、第1遅延回路31、及び、スリープ解除検出回路18に出力する。第1メモリマクロ11の第1トランジスタTaは、そのゲートに入力された駆動スリープ信号SLPdがLレベルからHレベルに立ち上がると、オンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。
次に、図4(c)に示すように、第1メモリマクロ11の第1遅延回路31から出力される第1遅延スリープ信号SLPt1がLレベルからHレベルに立ち上がる。つまり、第1メモリマクロ11の第1遅延回路31は、駆動回路17から入力される駆動スリープ信号SLPdを遅延時間t1遅延させて第1遅延スリープ信号SLPt1として第1メモリマクロ11の第2トランジスタTbのゲート及び第2遅延回路32に出力する。第1メモリマクロ11の第2トランジスタTbは、そのゲートに入力された第1遅延スリープ信号SLPt1がLレベルからHレベルに立ち上がると、オンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。
続いて、図4(d)に示すように、第1メモリマクロ11の第2遅延回路32から出力される第2遅延スリープ信号SLPt2がLレベルからHレベルに立ち上がる。つまり、第1メモリマクロ11の第2遅延回路32は、第1遅延回路31から入力される第1遅延スリープ信号SLPt1を遅延時間t1遅延させて第2遅延スリープ信号SLPt2として第1メモリマクロ11の第3トランジスタTcのゲート及び第3遅延回路33に出力する。第1メモリマクロ11の第3トランジスタTcは、そのゲートに入力された第2遅延スリープ信号SLPt2がLレベルからHレベルに立ち上がると、オンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。
そして、図4(e)に示すように、第1メモリマクロ11の第3遅延回路33から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3がLレベルからHレベルに立ち上がる。つまり、第1メモリマクロ11の第3遅延回路33は、第2遅延回路32から入力される第2遅延スリープ信号SLPt2を遅延時間t1遅延させて第3遅延スリープ信号SLPt3として第1メモリマクロ11の第4トランジスタTdのゲート及びスリープ解除検出回路18に出力する。
第1メモリマクロ11の第4トランジスタTdは、そのゲートに入力された第3遅延スリープ信号SLPt3がLレベルからHレベルに立ち上がると、オンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。第1メモリマクロ11のスリープ解除検出回路18は、Hレベルの駆動スリープ信号SLPdが先に入力され、第3遅延回路33から入力された第3遅延スリープ信号SLPt3がLレベルからHレベルに立ち上がると、Hレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を第2メモリマクロ12に出力する。
すなわち、第1メモリマクロ11は、外部装置からHレベル(通常モード)の第1スリープ信号SLP1を入力すると、入力した第1スリープ信号SLP1を遅延時間t3(=3×t1)遅延させ、第1メモリマクロ11の第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続したことを検出してからHレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を第2メモリマクロ12に出力する。
そして、図4(f)に示すように、時刻tk3において、第2メモリマクロ12のスリープ解除検出回路18から出力される第3スリープ信号SLP3がLレベルからHレベルに立ち上がる。図4(g)に示すように、時刻tk4において、第3メモリマクロ13のスリープ解除検出回路18から出力される第4スリープ信号SLP4がLレベルからHレベルに立ち上がる。
つまり、第2メモリマクロ12は、第1メモリマクロ11からHレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を入力すると、入力した第2スリープ信号SLP2を遅延時間t3(=3×t1)遅延させ、第2メモリマクロ12の第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続したことを検出してからHレベル(通常モード)の第3スリープ信号SLP3を第3メモリマクロ13に出力する。
第3メモリマクロ13は、第2メモリマクロ12からHレベル(通常モード)の第3スリープ信号SLP3を入力すると、入力した第3スリープ信号SLP3を遅延時間t3(=3×t1)遅延させ、第3メモリマクロ13の第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続したことを検出してからHレベルの(通常モード)の第4スリープ信号SLP4を第4メモリマクロ14に出力する。
従って、第1メモリマクロ11がHレベル(通常モード)の第1スリープ信号SLP1を入力すると、第1〜第4メモリマクロ11〜14において、スリープモードから通常モードへの切替えを遅延時間t3(=3×t1)毎に順番に開始する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スリープ解除検出回路18は、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3を検出することで、第1メモリセルアレイ部M1の第4トランジスタTdがオン又はオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続したかどうかを検出している。そして、スリープ解除検出回路18は、Hレベルの第3遅延スリープ信号SLPt3が入力されると、Hレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を次段の第2メモリマクロ12に出力する。
第1メモリセルアレイ部M1の構成は、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnの構成と同じため、第1メモリセルアレイ部M1の第4トランジスタTdがオンしたときには、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnの第4トランジスタTdもオンしている。
すなわち、スリープ解除検出回路18は、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnが備える仮想電源制御回路23の第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしているかを検出して仮想電源線LKと接地電位GNDを接続したことを検出することできる。
従って、前段のメモリマクロにおいて復帰電流が略最大になってから後段のメモリマクロがスリープモードから通常モードへ切替える。この結果、半導体記憶装置10の復帰電流は、第1〜第4メモリマクロ11〜14が同時にスリープモードから通常モードへ切替えを開始する場合に比べて、復帰電流を小さくして電源電圧Vccの低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を図5に従って説明する。
図5に示すように、駆動回路17から出力される駆動スリープ信号SLPdが、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23に入力される。第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3が、後段の第2メモリセルアレイ部M2の仮想電源制御回路23に出力される。このように、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnにおいて、後段のメモリセルアレイ部が前段のメモリセルアレイ部の第3遅延スリープ信号SLPt3を入力している。そして、スリープ解除検出回路18は、最終段の第nメモリセルアレイ部Mnの第3遅延スリープ信号SLPt3を入力している。
つまり、各メモリマクロの第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnは、前段のメモリセルアレイ部に設けた仮想電源制御回路23の第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしてから、後段のメモリセルアレイ部に設けた仮想電源制御回路23の第1〜第4トランジスタTa〜Tdがオンするようになっている。
言い換えると、各メモリマクロにおいて、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnは、前段のメモリセルアレイ部がスリープモードから通常モードへ切替えを開始して遅延時間t3経過後に、後段のメモリセルアレイ部がスリープモードから通常モードへ切替えを開始する。
従って、各メモリマクロにおいて、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnがスリープモードから通常モードへ順番に切替えを開始し、最終段の第nメモリセルアレイ部Mnの第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンすると、スリープ解除検出回路18がそれぞれ後段のメモリマクロに対してHレベルの第2〜第4スリープ信号SLP2〜SLP4をそれぞれ出力する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)仮想電源制御回路23は、前段のメモリセルアレイ部の仮想電源制御回路23から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3を入力している。そして、スリープ解除検出回路18は、最終段の第nメモリセルアレイ部Mnの仮想電源制御回路23から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3の電圧レベルを検出している。
すなわち、前段のメモリセルアレイ部の第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしてから、後段のメモリセルアレイ部の第1〜第4トランジスタTa〜Tdをオンさせるようにした。そして、最終段の第nメモリセルアレイ部Mnの第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしてから後段のメモリマクロがスリープモードから通常モードに切替えを開始するようにした。
従って、各メモリセルアレイ部M1〜Mnにおいて、その復帰電流が略最大になってから後段のメモリセルアレイ部がスリープモードから通常モードへ切替えを開始する。その結果、各メモリマクロ11〜14の復帰電流が略最大になってから後段のメモリマクロがスリープモードから通常モードへ切替えを開始するため、半導体記憶装置10の復帰電流は、第1実施形態に比べて、復帰電流を小さくして電源電圧Vccの低下を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を、図1、図3及び図6に従って説明する。
本実施形態の半導体記憶装置は、図1に示す第1実施形態の半導体記憶装置10と同様に、図示しない外部装置からの第1スリープ信号SLP1によって、通常モード及びスリープモードに切替わり、Hレベルの第1スリープ信号SLP1で、通常モードになり、反対に、Lレベルの第1スリープ信号SLP1で、スリープモードになる。そして、本実施形態の半導体記憶装置は、第1実施形態の半導体記憶装置10と同様に、第1〜第4メモリマクロ11〜14を備えている。
図6に示すように、第1メモリマクロ11は、駆動回路17、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mn、スリープ解除検出回路18を有しているとともに、内部回路部50、入出力部51を有している。
駆動回路17は、第1及び第2インバータ回路20a,20bが直列接続されて構成されている。駆動回路17は、図示しない外部装置から第1スリープ信号SLP1が入力される。駆動回路17は、その第1スリープ信号SLP1を、駆動能力の大きい第2インバータ回路20bから駆動スリープ信号SLPdとして第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mn及びスリープ解除検出回路18に出力する。
各メモリセルアレイ部M1〜Mnは、仮想電源制御回路23、メモリセルアレイ24、低電位電源昇圧回路としてのNチャネルMOSトランジスタT1をそれぞれ有している。
仮想電源制御回路23は、後記するメモリセルアレイ24の低電位電源としての仮想電源線LKの電圧レベルを制御する。仮想電源制御回路23は、通常モードでは、仮想電源線LKを接地電位GNDに接続する。これによって、メモリセルアレイ24は、高電位電源として電源電圧Vccが供給され、低電位電源として接地電位GNDに接続されている。一方、仮想電源制御回路23は、スリープモードでは、仮想電源線LKの電圧レベルを後記するNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧に制御する。これによって、メモリセルアレイ24は、高電位電源として電源電圧Vccが供給され、低電位電源として接地電位GNDからNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧分を昇圧した電圧が供給される。
すなわち、通常モードに比べてスリープモードでは、メモリセルアレイ24は、NチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧分だけ低い電源電圧にて回路動作することから、その分低消費電力化することになる。
本実施形態の第1メモリセルアレイ部M1に設けた仮想電源制御回路23は、第1実施形態の仮想電源制御回路23と同じ回路構成なので、図3に従って説明する。
図3に示すように、第1メモリセルアレイ部M1に設けた仮想電源制御回路23は、第1〜第4トランジスタTa〜Td、第1〜第3遅延回路31〜33を有している。なお、本実施形態では、第1〜第4トランジスタTa〜TdはNチャネルMOSトランジスタよりなり、そのトランジスタサイズは、第1〜第4トランジスタTa〜Tdの順に大きくなっている。
そして、駆動回路17からの駆動スリープ信号SLPdは、第1トランジスタTaのゲートに供給されるとともに、第1遅延回路31に供給される。
第1トランジスタTaは、そのドレインがメモリセルアレイ24の仮想電源線LKに接続され、ソースが接地電位GNDに接続される。そして、第1トランジスタTaは、駆動回路17から駆動スリープ信号SLPdを入力すると、オン・オフして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続または遮断する。
第1トランジスタTaは、Hレベル(通常モード)の駆動スリープ信号SLPdを入力すると、オンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第1トランジスタTaは、Lレベル(スリープモード)の駆動スリープ信号SLPdを入力すると、オフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
第1遅延回路31は、第1及び第2インバータ回路35a,35bが直列接続されて構成されている。第1遅延回路31は、駆動回路17から駆動スリープ信号SLPdが入力されると、その駆動スリープ信号SLPdから遅延時間t1遅延した第1遅延スリープ信号SLPt1を第2トランジスタTbのゲート及び第2遅延回路32に出力する。
第2トランジスタTbは、そのドレインが仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続される。第2トランジスタTbは、そのゲートに第1遅延回路31から出力される第1遅延スリープ信号SLPt1が供給される。第2トランジスタTbは、第1遅延回路31から第1遅延スリープ信号SLPt1を入力すると、オン・オフして仮想電源線LK及び接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第2トランジスタTbのオン・オフは、第1トランジスタTaのオン・オフのタイミングから遅延時間t1遅れてオン・オフする。そして、第2トランジスタTbは、Hレベル(通常モード)の第1遅延スリープ信号SLPt1を入力するとオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第2トランジスタTbは、Lレベル(スリープモード)の第1遅延スリープ信号SLPt1を入力するとオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
第2遅延回路32は第1及び第2インバータ回路36a,36bが直列接続されて構成されている。第2遅延回路32は、第1遅延回路31から第1遅延スリープ信号SLPt1が入力され、この第1遅延スリープ信号SLPt1から遅延時間t1遅延した第2遅延スリープ信号SLPt2を第3トランジスタTcのゲート及び第3遅延回路33に出力する。
第3トランジスタTcは、そのドレインが仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続される。第3トランジスタTcは、そのゲートに第2遅延回路32から出力される第2遅延スリープ信号SLPt2が供給される。第3トランジスタTcは、第2遅延回路32から第2遅延スリープ信号SLPt2を入力すると、オン・オフして仮想電源線LK及び接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第3トランジスタTcのオン・オフは、第2トランジスタTbのオン・オフのタイミングから遅延時間t1遅れてオン・オフする。換言すると、第3トランジスタTcのオン・オフは、第1トランジスタTaのオン・オフのタイミングから遅延時間t2(=2×t1)遅れてオン・オフする。
そして、第3トランジスタTcは、Hレベル(通常モード)の第2遅延スリープ信号SLPt2を入力するとオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第3トランジスタTcは、Lレベル(スリープモード)の第2遅延スリープ信号SLPt2を入力するとオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
第3遅延回路33は第1及び第2インバータ回路37a,37bが直列接続されて構成されている。第3遅延回路33は、第2遅延回路32から第2遅延スリープ信号SLPt2が入力され、この第2遅延スリープ信号SLPt2から遅延時間t1遅延した第3遅延スリープ信号SLPt3を第4トランジスタTdのゲートに出力する。
第4トランジスタTdは、そのドレインが仮想電源線LKに接続され、そのソースが接地電位GNDに接続される。第4トランジスタTdは、そのゲートに第3遅延回路33から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3が供給される。第4トランジスタTdは、第3遅延回路33から第3遅延スリープ信号SLPt3を入力すると、オン・オフして仮想電源線LK及び接地電位GNDを接続または遮断する。
つまり、第4トランジスタTdのオン・オフは、第3トランジスタTcのオン・オフのタイミングから遅延時間t1遅れてオン・オフする。換言すると、第4トランジスタTdのオン・オフは、第1トランジスタTaのオン・オフのタイミングから遅延時間t3(=3×t1)遅れてオン・オフする。
すなわち、遅延時間t3は、第1メモリマクロ11において、スリープモードから通常モードへの切替えを開始し、第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしてスリープモードから通常モードへの切替え時に流れる復帰電流が略最大になったことを検出するまでの時間になっている。
そして、第4トランジスタTdは、Hレベル(通常モード)の第3遅延スリープ信号SLPt3を入力するとオンして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続する。反対に、第4トランジスタTdは、Lレベル(スリープモード)の第3遅延スリープ信号SLPt3を入力するとオフして仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断する。
従って、仮想電源制御回路23は、駆動回路17からHレベルの駆動スリープ信号SLPdが入力されると、この駆動スリープ信号SLPdを第1〜第3遅延回路31〜33にて順番に遅延させることにより、第2〜第4トランジスタTb〜Tdをそれぞれ遅延時間t1,t2(=2×t1),t3(=3×t1)を要してオンさせ仮想電源線LKと接地電位GNDを接続させている。
すなわち、仮想電源制御回路23は、スリープモードから通常モードになるとき、第1〜第4トランジスタTa〜Tdを順番にオンして段階的にコンダクタンスを大きくして、仮想電源線LKから接地電位GNDへの電流を流れ易くしている。
詳述すると、仮想電源制御回路23は、スリープモードから通常モードへの切替え時において、仮想電源線LKの電圧レベルを段階的に接地電位GNDに下げるようにして、スリープモードにおける最低電源電圧から通常モードにおける通常電源電圧(>最低電源電圧)に段階的に引き上げて切替え時間を長くすることにより、復帰電流の最大値を低下させている。
第1メモリセルアレイ部M1のメモリセルアレイ24は、図示しない行列状に配置された複数のメモリセルを有する。メモリセルは「1」又は「0」のデータを記憶し、そのデータを書き込み又は読み出しされる。各メモリセルには、高電位電源としての電源電圧Vcc及び低電位電源としての仮想電源線LKの電圧が供給される。
第1メモリセルアレイ部M1のNチャネルMOSトランジスタT1は、そのドレイン及びゲートが対応するメモリセルアレイ24の仮想電源線LKにそれぞれ接続され、そのソースが接地電位GNDにそれぞれ接続されている。NチャネルMOSトランジスタT1は、仮想電源制御回路23の動作に応じて、オン・オフして仮想電源線LKと接地電位GNDを接続又は遮断する。
つまり、第1メモリセルアレイ部M1のNチャネルMOSトランジスタT1は、仮想電源制御回路23が仮想電源線LKと接地電位GNDを遮断すると、メモリセルアレイ24からスリープモードにおけるそのメモリセルアレイ24の待機電流が供給されて、そのゲート電圧が閾値電圧付近に固定されてオンする。これにより、仮想電源線LKの電圧レベルはNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧になる。
反対に、NチャネルMOSトランジスタT1は、仮想電源制御回路23が仮想電源線LKと接地電位GNDを接続すると、そのドレイン及びゲートが接地電位GNDに接続されてオフする。これにより、仮想電源線LKの電圧レベルは接地電位GNDになる。
言い換えると、NチャネルMOSトランジスタT1は、スリープモードのとき、オンし、仮想電源線LKの電圧レベルはNチャネルMOSトランジスタの閾値電圧付近になる。反対に、NチャネルMOSトランジスタT1は、通常モードのとき、オフし、仮想電源線LKの電圧レベルは接地電位GNDになる。
なお、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnの仮想電源制御回路23は、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23と異なり、第3遅延回路33からの第3遅延スリープ信号SLPt3は、スリープ解除検出回路18に出力しない構成になっている。そして、その他の構成については、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23と第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnの仮想電源制御回路23は同じ構成になっている。
つまり、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnの仮想電源制御回路23がそれぞれ備える第1〜第4トランジスタTa〜Tdは、同じタイミングでオン・オフする。従って、各メモリセルアレイ部M1〜Mnの仮想電源制御回路23に設けた第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンしていることを知らせる第3遅延スリープ信号SLPt3は、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23からのみ出力させるようにしている。このため、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnの仮想電源制御回路23は、説明の便宜上説明を省略する。
図6に示すように、第1メモリマクロ11のスリープ解除検出回路18は、ナンド回路40及びインバータ回路41を有している。
ナンド回路40は、駆動回路17から出力される駆動スリープ信号SLPd、及び、その駆動スリープ信号SLPdから遅延時間t3遅れて第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23から出力される第3遅延スリープ信号SLPt3が入力される。ナンド回路40は、入力される駆動スリープ信号SLPd及び第3遅延スリープ信号SLPt3が共にHレベルのとき、Lレベルの制御完了信号Skをインバータ回路41、内部回路部50、入出力部51に出力する。
インバータ回路41は、ナンド回路40から制御完了信号Skが入力され、その制御完了信号Skを反転して第2スリープ信号SLP2として第2メモリマクロ12に出力する。
つまり、スリープ解除検出回路18は、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnが備える各仮想電源制御回路23において第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンするとき、第1メモリセルアレイ部M1の仮想電源制御回路23からHレベルの第3遅延スリープ信号SLPt3が入力され、そのHレベルの第3遅延スリープ信号SLPt3に応答して、Lレベルの制御完了信号Skを内部回路部50及び入出力部51に出力するとともに、Hレベル(通常モード)の第2スリープ信号SLP2を第2メモリマクロ12に出力する。
反対に、スリープ解除検出回路18は、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnが備える各仮想電源制御回路23において第1〜第4トランジスタTa〜Tdがオフするとき、駆動回路17から出力される駆動スリープ信号SLPdがLレベルである為、Hレベルの制御完了信号Skを内部回路部50及び入出力部51を出力するとともに、Lレベルの第2スリープ信号SLP2を第2メモリマクロ12に出力する。
内部回路部50は、内部回路52、電源制御トランジスタT3を有している。内部回路52は、ワード線及びビット線を選択するデコーダなどの第1メモリマクロ11に備えた第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnの周辺回路である。電源制御トランジスタT3はPチャネルMOSトランジスタであって、そのソースが電源線LVに接続され、そのドレインが内部回路52に接続されている。また、電源制御トランジスタT3は、そのゲートにスリープ解除検出回路18から制御完了信号Skが入力される。そして、電源制御トランジスタT3は、その制御完了信号Skに応じてオン・オフし、内部回路52へ電源電圧Vccを供給又は遮断する。
具体的には、電源制御トランジスタT3は、Hレベルの制御完了信号Skを入力すると、オフして電源線LVと内部回路52とを遮断して内部回路52に電源電圧Vccを供給しない。反対に、電源制御トランジスタT3は、Lレベルの制御完了信号Skを入力すると、オンして電源線LVと内部回路52とを接続して内部回路52に電源電圧Vccを供給する。
入出力部51は、入出力回路53、電源制御トランジスタT4を有している。入出力回路53は、メモリセルに記憶又は読み出すデータ信号、及び、データ信号を記憶又は読み出すメモリセルを選択するアドレス信号などを外部装置に対して入出力する第1メモリマクロ11に備えた回路である。電源制御トランジスタT4はPチャネルMOSトランジスタであって、そのソースが電源線LVに接続され、そのドレインが入出力回路53に接続されている。また、電源制御トランジスタT4は、そのゲートにスリープ解除検出回路18から制御完了信号Skが入力される。そして、電源制御トランジスタT4は、その制御完了信号Skに応じてオン・オフして入出力回路53へ電源電圧Vccを供給又は遮断する。
具体的には、電源制御トランジスタT4は、Hレベルの制御完了信号Skを入力すると、オフして電源線LVと入出力回路53とを遮断して入出力回路53に電源電圧Vccを供給しない。反対に、電源制御トランジスタT4は、Lレベルの制御完了信号Skを入力すると、オンして電源線LVと入出力回路53を接続して入出力回路53に電源電圧Vccを供給する。
すなわち、第1メモリマクロ11のスリープ解除検出回路18は、第1メモリセルアレイ部M1においてスリープモードから通常モードへ切替えを開始し、第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンして復帰電流が略最大になったことを検出してから、つまり、遅延時間t3(=3×t1)が経過した時、内部回路部50及び入出力部51の電源制御トランジスタT3,T4にLレベルの制御完了信号Skを出力し、内部回路52及び入出力回路53への電源供給を開始する。
なお、後段のメモリマクロ12〜14では、前段の第1〜第3メモリマクロ11〜13から第2〜第4スリープ信号SLP2〜SLP4を入力すると、第1メモリマクロ11と同様に、スリープ解除検出回路18は、第1メモリセルアレイ部M1においてスリープモードから通常モードへ切替えを開始し、第1〜第4トランジスタTa〜Tdが全てオンして復帰電流が略最大になったことを検出してから、つまり、遅延時間t3(=3×t1)が経過した時、それぞれ自身の内部回路部50及び入出力部51の電源制御トランジスタT3,T4にLレベルの制御完了信号Skを出力し、自身の内部回路52及び入出力回路53への電源供給を開始するようになっている。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1〜第4メモリマクロ11〜14のスリープ解除検出回路18は、スリープモードから通常モードへの切替えにおいて、仮想電源制御回路23によってメモリセルアレイ24に印加される低電位電圧(仮想電源線LKの電位)が段階的に降圧され、通常モードの電源電圧になったことを検出すると、内部回路52及び入出力回路53に電源電圧Vccを供給する。
従って、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、スリープモードから通常モードへの切替えにおいて、メモリセルアレイ24に通常モードの電源電圧が印加された後に、内部回路52及び入出力回路53へ電源電圧Vccを供給することができ、その際に発生する電源ノイズを抑制することができる。
さらに、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、スリープモードにおいて、スリープ解除検出回路18によって、内部回路52及び入出力回路53への電源電圧Vccの供給が停止されているため、内部回路52及び入出力回路53の消費電流分を低消費電力化することができる。
(第4実施形態)
第3実施形態では、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、制御完了信号Skに基づいて、その内部回路52及び入出力回路53への電源電圧Vccの供給を制御するようにしていた。第4実施形態では、半導体記憶装置10と特定の機能を有する、例えば、中央処理装置(CPU)等の第1〜第4機能ブロックB1〜B4を有する半導体装置60において、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、制御完了信号Skに基づいて、第1〜第4機能ブロックB1〜B4への電源電圧Vccの供給を制御するものである。
以下、第1〜第4機能ブロックB1〜B4への電源電圧Vccの供給を制御する場合について、図7に従って、第3実施形態との相違点を中心に説明する。なお、先の図1〜図6に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素については説明の便宜上その説明を省略する。
図7に示すように、半導体装置60は、第1〜第4メモリマクロ11〜14、第1〜第4機能ブロックB1〜B4、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8を有している。
第1メモリマクロ11は、先の図6に示す自身のスリープ解除検出回路18のナンド回路40からの制御完了信号Skを第2反転スリープ信号BSLP2として第1電源制御トランジスタT5に出力する。また、第2メモリマクロ12は、自身のスリープ解除検出回路18のナンド回路40からの制御完了信号Skを第3反転スリープ信号BSLP3として第2電源制御トランジスタT6に出力する。
さらに、第3メモリマクロ13は、自身のスリープ解除検出回路18のナンド回路40からの制御完了信号Skを第4反転スリープ信号BSLP4として第3電源制御トランジスタT7に出力する。さらにまた、第4メモリマクロ14は、自身のスリープ解除検出回路18のナンド回路40からの制御完了信号Skを第5反転スリープ信号BSLP5として第4電源制御トランジスタT8に出力する。
第1電源制御トランジスタT5は、PチャネルMOSトランジスタであって、そのソースが電源線LVに接続され、そのドレインが第1機能ブロックB1に接続されている。第1電源制御トランジスタT5は、そのゲートに第1メモリマクロ11からの第2反転スリープ信号BSLP2が入力される。第1電源制御トランジスタT5は、その第2反転スリープ信号BSLP2に応じて、電源電圧Vccを第1機能ブロックに供給する。
つまり、第1電源制御トランジスタT5は、Hレベル(スリープモード)の第2反転スリープ信号BSLP2を入力すると、第1機能ブロックB1に電源電圧Vccを供給しない。反対に、第1電源制御トランジスタT5は、Lレベル(通常モード)の第2反転スリープ信号BSLP2を入力すると、第1機能ブロックB1に電源電圧Vccを供給する。
すなわち、第1電源制御トランジスタT5は、スリープモードにおいて、第1機能ブロックB1への電源電圧Vccの供給を停止し、反対に、第1電源制御トランジスタT5は、通常モードにおいて、第1機能ブロックB1に電源電圧Vccを供給する。
第2電源制御トランジスタT6は、PチャネルMOSトランジスタであって、そのソースが電源線LVに接続され、そのドレインが第2機能ブロックB2に接続されている。第2電源制御トランジスタT6は、そのゲートに第2メモリマクロ12からの第3反転スリープ信号BSLP3が入力される。第2電源制御トランジスタT6は、その第3反転スリープ信号BSLP3に応じて、電源電圧Vccを第2機能ブロックB2に供給する。
つまり、第2電源制御トランジスタT6は、Hレベル(スリープモード)の第3反転スリープ信号BSLP3を入力すると、第2機能ブロックB2に電源電圧Vccを供給しない。反対に、第2電源制御トランジスタT6は、Lレベル(通常モード)の第3反転スリープ信号BSLP3を入力すると、第2機能ブロックB2に電源電圧Vccを供給する。
すなわち、第2電源制御トランジスタT6は、スリープモードにおいて、第2機能ブロックB2への電源電圧Vccの供給を停止し、反対に、第2電源制御トランジスタT6は、通常モードにおいて、第2機能ブロックB2に電源電圧Vccを供給する。
尚、第3及び第4電源制御トランジスタT7,T8は、その接続先(第3電源制御トランジスタT7が第3機能ブロックB3、第4電源制御トランジスタT8が第4機能ブロックB4)が異なるだけで、第1及び第2電源制御トランジスタT5,T6と同じ構成になっているため、その詳細な説明を省略する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1〜第4メモリマクロ11〜14では、スリープ解除検出回路18は、スリープモードから通常モードへの切替えにおいて、仮想電源制御回路23によってメモリセルアレイ24に印加される低電位電圧(仮想電源線LKの電位)が段階的に降圧され、通常モードの電源電圧になったことを検出すると、対応する機能ブロックB1〜B4に電源電圧Vccを供給する。
従って、半導体装置60は、スリープモードから通常モードへの切替えにおいて、各メモリマクロ11〜14のメモリセルアレイ24に通常モードの電源電圧が印加された後に、第1〜第4機能ブロックB1〜B4へ電源電圧Vccを供給することができ、その際に発生する電源ノイズを抑制することができる。
さらに、半導体装置60は、スリープモードにおいて、第1〜第4メモリマクロ11〜14のスリープ解除検出回路18によって、対応する第1〜第4機能ブロックB1〜B4への電源電圧Vccの供給が停止されているため、第1〜第4機能ブロックB1〜B4の消費電流分を低消費電力化することができる。
(第5実施形態)
第3及び第4実施形態では、外部装置からの動作させるデバイスを選択するチップイネーブル信号CEを用いていなかったが、第5実施形態では、チップイネーブル信号CEを用いて、半導体記憶装置10を選択・非選択して半導体記憶装置10を動作・非動作させるようになっている。
以下、チップイネーブル信号CEを用いる場合について、図8に従って、第3及び第4実施形態との相違点を中心に説明する。なお、先の図1〜図7に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素については説明の便宜上その説明を省略する。
ここで、チップイネーブル信号CEは、半導体記憶装置10を選択して動作させる、つまり、半導体記憶装置10中の第1〜第4メモリマクロ11〜14を選択して動作させるとき、Lレベル(メモリ選択モード)となって各メモリマクロ11〜14に入力される。反対に、チップイネーブル信号CEは、半導体記憶装置10を非選択して非動作させる、つまり、半導体記憶装置10中の第1〜第4メモリマクロ11〜14を非選択して非動作させるとき、Hレベル(メモリ非選択モード)となって各メモリマクロ11〜14に入力される。
なお、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、チップイネーブル信号CEがLレベル(メモリ選択モード)、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がLレベル(スリープモード)の条件を禁止モードとし、チップイネーブル信号CEがHレベル(メモリ非選択モード)、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がHレベル(通常モード)の条件をスタンバイモードとしている。
禁止モードでは、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、印加される電源電圧が下がった状態で、データ信号Dの書き込み又は読み出しが可能となる。このため、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、データ信号Dの書き込み又は読み出しを正常に行うことができないことになってしまう。
図8に示すように、第1メモリマクロ11は、入力回路65、チップイネーブル制御回路66を含んでいる。
入力回路65は、ライトイネーブルバッファ67、インプットバッファ68を有している。
ライトイネーブルバッファ67は、外部装置からライトイネーブル信号WE、及び、チップイネーブル制御回路66から第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力される。ライトイネーブルバッファ67は、その第1同期チップイネーブル信号CEs1に応じて、ライトイネーブル信号WEをライトイネーブル信号WEaとしてラッチする。
具体的には、ライトイネーブルバッファ67は、Lレベル(メモリ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力すると、ライトイネーブル信号WEをライトイネーブル信号WEaとしてラッチする。反対に、ライトイネーブルバッファ67は、Hレベル(メモリ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力すると、ライトイネーブル信号WEをラッチしない。
つまり、ライトイネーブルバッファ67は、Lレベル(メモリ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力すると、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnのメモリセルアレイ24にデータ信号Dを書き込み可能にする。反対に、ライトイネーブルバッファ67は、Hレベル(メモリ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力すると、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnのメモリセルアレイ24にデータ信号Dを書き込みさせない。
インプットバッファ68は、外部装置からアドレス信号ADDとデータ信号D、及び、チップイネーブル制御回路66から第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力される。インプットバッファ68は、その第1同期チップイネーブル信号CEs1に応じて、アドレス信号ADD及びデータ信号Dをそれぞれアドレス信号ADDa及びデータ信号Daとしてラッチする。
具体的には、インプットバッファ68は、Lレベル(メモリ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力すると、アドレス信号ADD及びデータ信号Dをそれぞれアドレス信号ADDa及びデータ信号Daとしてラッチする。反対に、インプットバッファ68は、Hレベル(メモリ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力すると、アドレス信号ADD及びデータ信号Dをラッチしない。
すなわち、第1同期チップイネーブル信号CEs1がLレベル(メモリ選択モード)の場合、ライトイネーブルバッファ67にラッチされたライトイネーブル信号WEa、及び、インプットバッファ68にラッチされたアドレス信号ADDa及びデータ信号Daに基づいて、図示しないワード線及びビット線を選択するとともに、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnのメモリセルアレイ24にビット線からデータDの書き込み又は読み出しが行われる。
反対に、第1同期チップイネーブル信号CEs1がHレベル(メモリ非選択モード)の場合、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnのメモリセルアレイ24に、データDの書き込み又は読み出しが行われない。
尚、第2〜第4メモリマクロ12〜14は、第1メモリマクロ11と同じ構成になっている。このため、第2〜第4メモリマクロ12〜14の構成は、説明の便宜上説明を省略する。
ところで、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、対応する第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4を順番に入力するようになっている。また、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4は配線遅延などによって遅延する。これにより、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、スリープモードと通常モードの切替わりにおいて、外部装置からチップイネーブル信号CEを一斉に入力し、対応する第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4が上記に起因し遅れて入力することで、所定の通常モード又はスリープモードにならず、一旦、意図しない禁止モード又はスタンバイモードになってしまう虞がある。
具体的には、スリープモードから通常モードに切替わるとき、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4が上記に起因して遅れることで、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がLレベル(スリープモード)からHレベル(通常モード)に立ち上がる前に、チップイネーブル信号CEがLレベル(チップ選択モード)になって禁止モードになってしまう虞がある。
一方、通常モードからスリープモードに切替わるとき、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4が上記に起因して遅れることで、第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がHレベル(通常モード)からLレベル(スリープモード)に立ち下がる前に、チップイネーブル信号CEがHレベル(チップ非選択モード)になってスタンバイモードになってしまう虞がある。
そこで、本実施形態では、各メモリマクロ11〜14は、外部装置からのチップイネーブル信号CEを入力回路65が入力するタイミングを制御するチップイネーブル制御回路66を備えている。
チップイネーブル制御回路66は、アンド回路70、D−FF(D型フリップフロップ)回路71、インバータ回路72、ナンド回路73を有している。
アンド回路70は、外部装置からクロック信号CLK、及び、ナンド回路73から第1調整スリープ信号SLPa1が入力される。アンド回路70は、そのクロック信号CLK及び第1調整スリープ信号SLPa1に応じて、第1調整クロック信号CLKa1をD−FF回路71のクロック端子CKに出力する。
アンド回路70は、クロック信号CLK及び第1調整スリープ信号SLPa1がともにHレベルのとき、Hレベルの第1調整クロック信号CLKa1をD−FF回路71のクロック端子CKに出力する。つまり、アンド回路70は、第1調整スリープ信号SLPa1がHレベル(通常モード)になると、クロック信号CLKを第1調整スリープ信号SLPa1としてD−FF回路71のクロック端子CKに出力するようになっている。
D−FF回路71は、そのデータ入力端子Dに外部装置からチップイネーブル信号CEが入力され、そのクロック端子CKにアンド回路70から第1調整クロック信号CLKa1が入力される。
D−FF回路71は、第1調整クロック信号CLKa1がHレベルに立ち上がると、チップイネーブル信号CEを保持するとともに第1同期チップイネーブル信号CEs1として入力回路65及びナンド回路73に出力する。
すなわち、D−FF回路71は、スリープモードから通常モードへの切替わりにおいて、チップイネーブル信号CEがHレベル(チップ非選択モード)からLレベル(チップ選択モード)に立ち下がったとき、第1調整クロック信号CLKa1を入力すると、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力回路65及びナンド回路73に出力する。
反対に、D−FF回路71は、スリープモードから通常モードへの切替わりにおいて、チップイネーブル信号CEがHレベル(チップ非選択モード)からLレベル(チップ選択モード)に立ち下がったとき、第1調整クロック信号CLKa1を入力しないと、Hレベル(チップ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1の出力を維持する。
従って、D−FF回路71は、スリープモードから通常モードへの切替わりにおいて、Lレベル(チップ選択モード)のチップイネーブル信号CEを入力しても、第1調整クロック信号CLKa1を入力するまで、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力回路65及びナンド回路73に出力しないようになっている。
インバータ回路72は、外部装置から第1スリープ信号SLP1が入力され、その第1スリープ信号SLP1を反転して第1論理スリープ信号LSLP1としてナンド回路73に出力する。
ナンド回路73は、インバータ回路72から第1論理スリープ信号LSLP1、及び、D−FF回路71から第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力される。ナンド回路73は、その第1論理スリープ信号LSLP1及び第1同期チップイネーブル信号CEs1がともにHレベルのとき、Lレベル(スリープモード)の第1調整スリープ信号SLPa1を駆動回路17及びアンド回路70に出力する。
換言すると、ナンド回路73は、スリープモードから通常モードに切替わるとき、Hレベル(チップ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力されているため、第1スリープ信号SLP1がLレベル(スリープモード)からHレベル(通常モード)になると、第1調整スリープ信号SLPa1もLレベル(スリープモード)からHレベル(通常モード)になる。
一方、ナンド回路73は、通常モードからスリープモードに切替わるとき、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力されているため、第1スリープ信号SLP1がHレベル(通常モード)からLレベル(スリープモード)になっても、Hレベル(通常モード)の第1調整スリープ信号SLPa1の出力を維持する。
そして、ナンド回路73は、Hレベル(チップ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力してから第1調整スリープ信号SLPa1をHレベル(通常モード)からLレベル(スリープモード)に立ち下げる。
すなわち、チップイネーブル制御回路66は、スリープモードから通常モードへの切替わるとき、Lレベル(チップ選択モード)のチップイネーブル信号CEを入力しても、Hレベル(通常モード)の第1スリープ信号SLP1を入力して次にクロック信号CLKが立ち上がるまで、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力回路65に出力しないようになっている。
そして、チップイネーブル制御回路66は、Hレベル(通常モード)の第1スリープ信号SLP1を入力して次のクロック信号CLKが立ち上がると、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1として、入力回路65に出力するようになっている。
一方、チップイネーブル制御回路66は、通常モードからスリープモードへの切替わるとき、Hレベル(チップ非選択モード)のチップイネーブル信号CEを入力しても、Lレベル(スリープモード)の第1スリープ信号SLP1を入力して次にクロック信号CLKが立ち上がるまで、Hレベル(チップ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力回路65に出力しないようになっている。
そして、チップイネーブル制御回路66は、Lレベル(スリープモード)の第1スリープ信号SLP1を入力して次のクロック信号CLKが立ち上がると、Hレベル(チップ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1として、入力回路65に出力するようになっている。
従って、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、スリープモードから通常モードへの切替わるとき、対応する第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がHレベル(通常モード)に立ち上がってから第1同期チップイネーブル信号CEs1がLレベル(チップ選択モード)に立ち下がるようになっている。
また、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、通常モードからスリープモードへの切替わるとき、対応する第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がLレベル(スリープモード)に立ち下がってから第1同期チップイネーブル信号CEs1がHレベル(チップ非選択モード)に立ち上がるようになっている。
この結果、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、通常モードとスリープモードの切り替わりにおいて、意図しない禁止モード又はスタンバイモードになることを防止することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1〜第4メモリマクロ11〜14のチップイネーブル制御回路66は、スリープモードから通常モードへの切替えにおいて、外部装置からのLレベル(チップ選択モード)のチップイネーブル信号CEを、対応するHレベル(通常モード)の第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4が入力された後に、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力回路65に出力するようにした。
従って、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、対応するHレベル(通常モード)の第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4をLレベル(チップ選択モード)のチップイネーブル信号CEに対して遅延して入力しても、対応する第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がHレベル(通常モード)に立ち上がってから第1同期チップイネーブル信号CEs1をLレベル(チップ選択モード)に立ち下げるため、禁止モードになることを防止することができる。
(2)第1〜第4メモリマクロ11〜14のチップイネーブル制御回路66は、通常モードからスリープモードへの切替えにおいて、外部装置からのHレベル(チップ非選択モード)のチップイネーブル信号CEを、対応するLレベル(スリープモード)の第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4が入力された後に、Hレベル(チップ非選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1を入力回路65に出力するようにした。
従って、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、対応するLレベル(スリープモード)の第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4をHレベル(チップ非選択モード)のチップイネーブル信号CEに対して遅延して入力しても、対応する第1〜第4スリープ信号SLP1〜SLP4がLレベル(スリープモード)に立ち下がってから第1同期チップイネーブル信号CEs1をHレベル(チップ非選択モード)に立ち上げるため、スタンバイモードになることを防止することができる。
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、半導体記憶装置10は、第1〜第4メモリマクロ11〜14を備えていたが、備える数はいくつでもよい。また、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnは有していたが、第1〜第4メモリマクロ11〜14は、備える数はいくつでもよい。
・上記実施形態において、スリープ解除検出回路18は、第3遅延スリープ信号SLPt3を入力していたが、第1及び第2遅延スリープ信号SLPt1,SLPt2を入力してもよい。
・第1実施形態において、スリープ解除検出回路18は、第1メモリセルアレイ部M1の第3遅延スリープ信号SLPt3を入力していたが、第2〜第nメモリセルアレイ部M2〜Mnの第3遅延スリープ信号SLPt3を入力してもよい。
・上記実施形態において、メモリセルアレイ24と接地電位GNDの間に、NチャネルMOSトランジスタT1を設け、スリープモードにおいて、メモリセルアレイ24の低電位電源をNチャネルMOSトランジスタT1の閾値電圧まで上げて低消費電力化していた。
これに限らず、メモリセルアレイ24と電源電圧Vccの間に、高電位電源降圧回路としてPチャネルMOSトタンジスタを設け、スリープモードにおいて、メモリセルアレイ24の高電位電源をPチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分下げて低消費電力化してもよい。
この場合、図9に示すメモリセルアレイ24と電源電圧Vccの間に設けたPチャネルMOSトタンジスタのゲートには、各仮想電源制御回路23の第1〜第4トランジスタTa〜Tdのドレインを接続する。
これに伴い、各仮想電源制御回路23の第1〜第4トランジスタTa〜TdをNチャネルMOSトランジスタからPチャネルMOSトランジスタに変更するとともに、各仮想電源制御回路23の第1〜第4トランジスタTa〜Tdのソースに接続されている接地電位GNDを電源電圧Vccに変更する。さらに、図9に示すように、論理を合わせるため、駆動回路17と第1〜第nメモリセルアレイ部M1〜Mnの仮想電源制御回路23との間に、駆動スリープ信号SLPdを反転させるためのインバータ回路75を設け、第nメモリセルアレイ部Mnの仮想電源制御回路23とスリープ解除検出回路18の間に、第3遅延スリープ信号SLPt3を反転させるためのインバータ回路76を設ける。
このようにしても上記の実施形態の効果と同じ効果を得ることができる。
・さらに、メモリセルアレイ24と電源電圧Vccの間に、PチャネルMOSトランジスタを設け、スリープモードにおいて、メモリセルアレイ24の高電位電源をPチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分下げるとともに、メモリセルアレイ24と接地電位GNDの間に、NチャネルMOSトタンジスタを設け、スリープモードにおいて、メモリセルアレイ24の低電位電源をNチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分上げて低消費電力化してもよい。
従って、メモリセルアレイ24は、上記の実施形態と比較してトランジスタの閾値電圧分低い電源電圧が印加されるため、さらに低消費電力化することができる。
・第4実施形態では、第1〜第4機能ブロックB1〜B4は、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8を介して電源電圧Vccを供給する構成になっていた。これに限らず、図10に示すように、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のドレインを接続し、そのドレインを第1〜第4機能ブロックB1〜B4に接続してもよい。つまり、第1〜第4機能ブロックB1〜B4は、並列接続された第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のドレインから電源電圧が供給される構成にしてもよい。
このような構成により、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8は、スリープモードから通常モードに切替わるとき、順番にオンしていくため、オンする毎にそのインピーダンスが小さくなる。
従って、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8は、スリープモードから通常モードに切替わるとき、徐々にインピーダンスが小さくなるため、第1〜第4機能ブロックB1〜B4に供給する電流を徐々に大きくすることができる。この結果、スリープモードから通常モードに切替えるとき、第1〜第4機能ブロックB1〜B4に流れる電流を抑制することができ、電源ノイズを抑制することができる。
なお、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のトランジスタサイズは、特に制限されない。例えば、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のトランジスタサイズを同じにすると、並列接続された第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のインピーダンスは、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8がオンする数に比例して小さくなる。従って、第1〜第4機能ブロックB1〜B4に流れる電流は、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8がオンする数に比例して大きくなる。
また、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のトランジスタサイズを順番に大きくすると、並列接続された第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8のインピーダンスは、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8がオンする毎に、最初、緩やかに増大し、後になるほど増加量が大きくなる。従って、第1〜第4機能ブロックB1〜B4に流れる電流は、第1〜第4電源制御トランジスタT5〜T8がオンする毎に、最初、緩やかに増大し、後になるほど増加量が大きくなる。
・第5実施形態では、チップイネーブル制御回路66がLレベル(チップ選択モード)のチップイネーブル信号CEを、Hレベル(通常モード)の第1スリープ信号SLP1を入力して次のクロック信号CLKが立ち上がってから、Lレベル(チップ選択モード)の第1同期チップイネーブル信号CEs1として入力回路65に出力していた。
これに限らず、図11に示すように、チップイネーブル制御回路66は、D−FF回路71とナンド回路73との間に、第1同期チップイネーブル信号CEs1を遅延させる遅延回路80を設けてもよい。従って、チップイネーブル制御回路66は、第1同期チップイネーブル信号CEs1をさらに遅延させて、より確実に禁止モードへの移行を防止することができる。例えば、遅延回路80としては、図12又は図13に示す遅延回路80a,80bである。
図12に示す遅延回路80aは、遅延部81、ナンド回路82、インバータ回路83を有している。
遅延部81は、インバータ回路85〜88の直列回路よりなり、D−FF回路71から第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力され、その第1同期チップイネーブル信号CEs1を遅延させて第1同期チップイネーブル信号CEs1aとしてナンド回路82に出力する。
ナンド回路82は、遅延部81から第1同期チップイネーブル信号CEs1a、及び、D−FF回路71から第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力される。ナンド回路82は、その第1同期チップイネーブル信号CEs1,CEs1aがともにHレベルのとき、Lレベルの論理信号S1をインバータ回路83に出力する。
インバータ回路83は、ナンド回路82から論理信号S1が入力され、その論理信号S1を反転して第1同期チップイネーブル信号CEs1cとして入力回路65に出力する。
従って、遅延回路80aは、遅延部81による遅延分、第1同期チップイネーブル信号CEs1を遅延させて第1同期チップイネーブル信号CEs1cとして入力回路65に出力することができる。
図13に示す遅延回路80bは、D−FF回路90〜92で構成された遅延部93を有している。
遅延部93は、D−FF回路90〜92から第1同期チップイネーブル信号CEs1が入力され、その第1同期チップイネーブル信号CEs1をクロック信号CLKが3回立ち上がった後に、第1同期チップイネーブル信号CEs1cとして入力回路65に出力する。
従って、遅延回路80bは、遅延部93による遅延分、第1同期チップイネーブル信号CEs1を遅延させて第1同期チップイネーブル信号CEs1cとして入力回路65に出力することができる。
10 半導体記憶装置
11〜14 メモリマクロ
18 スリープ解除検出回路
23 仮想電源制御回路、第1及び第2仮想電源制御回路、
24 メモリセルアレイ
52 内部回路
53 入出力回路
60 半導体装置
65 入力回路
66 チップイネーブル制御回路
B1〜B4 機能ブロック
CE チップイネーブル信号
M1〜Mn メモリセルアレイ部
SLP1〜SLP4 第1〜第4スリープ信号
T1 低電位電源昇圧回路、高電位電源降圧回路
T3,T4 第1及び第2電源制御スイッチ
T5〜T8 第3電源制御スイッチ
Ta〜Td 第1〜第4トランジスタ
Vcc 電源電圧

Claims (9)

  1. 通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有するメモリセルアレイ部を複数備えたメモリマクロを複数備え、
    前記各メモリマクロは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号に基づいて先頭の前記メモリマクロから順番に最終の前記メモリマクロまで通常モード又はスリープモードに切替え、
    前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、低電位電源昇圧回路と仮想電源制御回路を有し、
    前記低電位電源昇圧回路は、前記メモリセルアレイの低電位電源とグランドとの間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドに接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドより高い電圧レベルにし、
    前記仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが低電位電源昇圧回路と並列接続され、
    複数の前記スイッチは、前記モード制御信号を順番に入力し、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとオフする半導体記憶装置であって、
    前記各メモリマクロは、複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、次段の前記メモリマクロに前記モード制御信号を出力するスリープ解除検出回路を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    前記各仮想電源制御回路が備える複数の前記スイッチのうち、最初に前記モード制御信号が入力される前記スイッチは、前記モード制御信号を同時に入力し、
    前記スリープ解除検出回路は、
    複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号のうち、最後に入力される前記モード制御信号を検出することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体記憶装置において、
    複数のメモリセルアレイ部は、前段の前記メモリセルアレイ部が有する仮想電源制御回路の前記各スイッチに順番に入力される前記モード制御信号のうち、最後に入力される前記モード制御信号を後段の前記メモリセルアレイ部が入力し、
    前記スリープ解除検出回路は、最終段の前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の前記各スイッチに最後に入力される前記モード制御信号を検出することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有するメモリセルアレイ部を複数備えたメモリマクロを複数備え、
    前記各メモリマクロは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号に基づいて先頭の前記メモリマクロから順番に最終の前記メモリマクロまで通常モード又はスリープモードに切替え、
    前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、高電位電源降圧回路と仮想電源制御回路を有し、
    前記高電位電源降圧回路は、前記メモリセルアレイの高電位電源と電源電圧との間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの高電位電源を電源電圧に接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの高電位電源を電源電圧より低い電圧レベルにし、
    前記仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが高電位電源降圧回路と並列接続され、
    複数の前記スイッチは、前記モード制御信号を順番に入力し、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとオフする半導体記憶装置であって、
    前記各メモリマクロは、複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、次段の前記メモリマクロに前記モード制御信号を出力するスリープ解除検出回路を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有するメモリセルアレイ部を複数備えたメモリマクロを複数備え、
    前記各メモリマクロは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号に基づいて先頭の前記メモリマクロから順番に最終の前記メモリマクロまで通常モード又はスリープモードに切替え、
    前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、低電位電源昇圧回路、高電位電源降圧回路と、第1及び第2仮想電源制御回路とを有し、
    前記低電位電源昇圧回路は、前記メモリセルアレイの低電位電源とグランドとの間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドに接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドより高い電圧レベルにし、
    前記高電位電源降圧回路は、前記メモリセルアレイの高電位電源と電源電圧との間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの高電位電源を電源電圧に接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの高電位電源を電源電圧より低い電圧レベルにし、
    前記第1仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが低電位電源昇圧回路と並列接続され、
    前記第2仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが高電位電源降圧回路と並列接続され、
    複数の前記スイッチは、前記モード制御信号を順番に入力し、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとオフする半導体記憶装置であって、
    前記各メモリマクロは、複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、次段の前記メモリマクロに前記モード制御信号を出力するスリープ解除検出回路を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体記憶装置を備えた電子機器。
  7. 通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有する複数のメモリセルアレイ部、特定の機能を有する内部回路と、外部からの信号を入出力する入出力回路とを含むメモリマクロを有し、
    前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、低電位電源昇圧回路、仮想電源制御回路を有し、
    前記低電位電源昇圧回路は、前記メモリセルアレイの低電位電源とグランドとの間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドに接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドより高い電圧レベルにし、
    前記仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが低電位電源昇圧回路と並列接続され、
    複数の前記スイッチは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号を順番に入力し、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとオフする半導体記憶装置であって、
    前記各メモリマクロは、
    前記内部回路及び前記入出力回路と、前記電源電圧との間にそれぞれ接続される第1及び第2電源制御スイッチと、
    複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、第1及び第2電源制御スイッチに前記モード制御信号をそれぞれ出力するスリープ解除検出回路とを備え、
    前記スリープ解除検出回路にて、前記第1及び第2電源制御スイッチを、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとオンさせ、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとオフさせることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有するメモリセルアレイ部を複数備えたメモリマクロを複数備え、
    前記各メモリマクロは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号に基づいて先頭の前記メモリマクロから順番に最終の前記メモリマクロまで通常モード又はスリープモードに切替え、
    前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、低電位電源昇圧回路と仮想電源制御回路を有し、
    前記低電位電源昇圧回路は、前記メモリセルアレイの低電位電源とグランドとの間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドに接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドより高い電圧レベルにし、
    前記仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが低電位電源昇圧回路と並列接続され、
    複数の前記スイッチは、前記モード制御信号が順番に入力され、通常モードに切替える前記モード制御信号が入力されるとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号が入力されるとオフするスイッチを含む半導体記憶装置を有する半導体装置であって、
    前記各メモリマクロごとに電源制御される複数の機能ブロックと、
    前記各メモリマクロにてそれぞれオン・オフされ、対応する機能ブロックに対して電源電圧をそれぞれ供給する第3電源制御スイッチとを有し、
    前記半導体記憶装置の前記各メモリマクロは、複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、次段の前記メモリマクロ及び該メモリマクロに対応する第3電源制御スイッチに前記モード制御信号を出力するスリープ解除検出回路を備え、
    前記スリープ解除検出回路にて、通常モードに切替える前記モード制御信号を入力するとき、前記第3電源制御スイッチをオンさせ、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号を入力するとき、前記第3電源制御スイッチをオフさせることを特徴とする半導体装置。
  9. 通常モードとスリープモードを有し、行列状のメモリセルアレイを有する複数のメモリセルアレイ部と、外部装置からチップイネーブル信号を入力してチップイネーブル信号に応じて動作又は非動作する入力回路とを含むメモリマクロを複数有し、
    前記各メモリマクロは、通常モード又はスリープモードに切替えるためのモード制御信号に基づいて先頭の前記メモリマクロから順番に最終の前記メモリマクロまで通常モード又はスリープモードに切替え、
    前記各メモリマクロの各メモリセルアレイ部は、低電位電源昇圧回路と仮想電源制御回路を有し、
    前記低電位電源昇圧回路は、前記メモリセルアレイの低電位電源とグランドとの間に接続され、
    通常モードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドに接続し、スリープモードにおいて前記メモリセルアレイの低電位電源をグランドより高い電圧レベルにし、
    前記仮想電源制御回路は、複数のスイッチを有し、該複数のスイッチが低電位電源昇圧回路と並列接続され、
    複数の前記スイッチは、前記モード制御信号が順番に入力され、通常モードに切替える前記モード制御信号が入力されるとオンし、反対に、スリープモードに切替える前記モード制御信号が入力されるとオフするスイッチを有する半導体記憶装置であって、
    前記各メモリマクロは、複数の前記メモリセルアレイ部のうち、1つの前記メモリセルアレイ部が備える前記仮想電源制御回路の複数の前記スイッチに順番に入力される前記モード制御信号を検出し、通常モードに切替える前記モード制御信号を検出すると、次段の前記メモリマクロに前記モード制御信号を出力するスリープ解除検出回路と、
    該メモリマクロをスリープモードから通常モードへ、又は、通常モードからスリープモードへ切替えるとき、前記入力回路を動作させる前記チップイネーブル信号を、通常モード又はスリープモードに切替える前記モード制御信号を該メモリマクロが入力するまで遅延させて前記入力回路に出力するチップイネーブル制御回路と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
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