JP5242045B2 - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5242045B2
JP5242045B2 JP2006326096A JP2006326096A JP5242045B2 JP 5242045 B2 JP5242045 B2 JP 5242045B2 JP 2006326096 A JP2006326096 A JP 2006326096A JP 2006326096 A JP2006326096 A JP 2006326096A JP 5242045 B2 JP5242045 B2 JP 5242045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breathing
image
ray
command
respiratory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006326096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008136668A (ja
Inventor
昌快 津雪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006326096A priority Critical patent/JP5242045B2/ja
Publication of JP2008136668A publication Critical patent/JP2008136668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5242045B2 publication Critical patent/JP5242045B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、呼吸に同期して撮影及び再構成を行う機能を有するX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
従来の技術として被検体の呼吸に同期して撮影を行う呼吸同期スキャンがある。この呼吸同期スキャンは不規則な被検体の呼吸による動きの変位(呼吸動)を計測し、この不規則な呼吸動のデータに基づいて再構成を行っていた。
特開2001―346773公報
本発明の目的は、呼吸同期CT撮影において、画質向上の実現を可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態の第1の局面に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線管と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、一定の振幅で規則的に時間変化する呼吸指標値の位相変化に基づく速度、または操作者により指定された速度で閉曲線軌道上を規則的に周回移動する呼吸指揮用のマークを含む呼吸指揮画像を発生する画像発生部と、前記X線検出器の出力に基づいて断層像を再構成するものであり、前記周回移動に同期した画像再構成を行う再構成部と、前記呼吸指揮用のマークの移動に同期して、前記X線管で発生するX線の発生/停止又は強度の変調を制御するX線制御部と、前記呼吸指揮画像を表示する画像表示部とを具備するX線コンピュータ断層撮影装置であって、前記呼吸指揮画像の前記閉曲線軌道上には、X線の発生/停止又は強度の変調状況を示す範囲が示され、前記呼吸指揮画像に含まれる前記呼吸指揮用のマークは、スキャン前とスキャン中とにおいて前記閉曲線軌道上を周回移動する、ことを特徴とする。
本発明によれば、呼吸同期CT撮影において、画質向上の実現が可能となる。
以下、本発明に係わるX線コンピュータ断層撮影装置を実施形態により説明する。なお、X線コンピュータ断層撮影装置には、X線管とX線検出器とが1体となって被検体の周囲を回転する回転/回転型(ROTATE/ROTATE―TYPE)や、リング状にアレイされた多数の検出素子が固定され、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転型(STATIONARY/ROTATE―TYPE)等様々なタイプがあるが、いずれのタイプでも本発明は適用可能である。本実施形態においては回転/回転型として説明する。
図1は本発明の実施形態に係わるコンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。架台(ガントリ)1は、円環又は円板状の回転フレーム2を回転可能に支持する。回転フレーム2は、撮影領域中に天板4に配置された被検体を挟んで対向するようにX線管3とX線検出器5とを有する。回転フレーム2は、システム制御部13の制御により回転する。この回転フレーム2の回転に伴って、X線管3とX線検出器5とが被検体の周囲を回転する。高電圧発生装置12からX線管3に高電圧が印加されたとき、X線管3からX線が発生する。X線管3から発生し、被検体を透過したX線は、X線検出器5で検出され、データ収集部6に投影データとして収集される。
呼吸情報取得部16は、被検体が呼吸することによって変化する胸の動き(呼吸動)を計測することによって呼吸指標値の時間変化(呼吸情報)を取得する。呼吸指標値は、例えば、被検体が呼吸することによって変化する胸の厚さ等である。以下、呼吸指標値は、胸の厚さとして説明する。呼吸情報取得部16は、具体的には、カメラ等により撮影された被検体の胸の厚さ(呼吸指標値)の時間変化を計測する。この胸の厚さ(呼吸指標値)の時間変化をグラフで表わしたものを呼吸動変化曲線と呼ぶことにする。図2は、呼吸動変化曲線を示す図であり、胸の厚さ(X)を縦軸に、時間(T)を横軸にとったグラフである。図2に示すように、呼吸動変化曲線の周期及び振幅は不規則である。つまり、呼吸による胸の厚さの変化(X)は呼吸ごとに異なり、また、呼吸の1サイクルの長さも呼吸ごとに異なる。
呼吸指揮情報生成部14は、呼吸動計測部16により取得された呼吸情報に基づいて一定の振幅で規則的に時間変化する規則的な呼吸指標値の時間変化(呼吸指揮情報)を生成する。この規則的な呼吸指標値の時間変化をグラフで表わしたものを呼吸指揮曲線と呼ぶことにする。呼吸指揮情報生成部14は、呼吸動変化曲線の呼吸指標値(X)の各最大ピーク位置及び最小ピーク位置の時間間隔の平均値等によって呼吸指揮曲線の周期を算出する。また、呼吸指揮情報生成部14は、呼吸動変化曲線の呼吸指標値(X)の各最大ピーク値及び最小ピーク値の平均値に基づいて呼吸指揮曲線の振幅を算出する。図3は、呼吸指揮曲線を示す図であり、呼吸指標値(X)を縦軸に、時間(T)を横軸にとったグラフである。図3に示すように、呼吸指揮曲線の周期及び振幅は一定、つまり規則的である。呼吸指揮情報生成部14は、算出された周期と振幅とを固定せず、呼吸情報取得部16で常に取得されている呼吸情報の周期と振幅との変動に応じて、呼吸指揮情報の周期と振幅とを変動させることも可能である。
画像発生部17は、呼吸指揮曲線によって示される呼吸指標値の規則的な時間変化を位相変化に変換し、この呼吸指標値の規則的な位相変化を閉曲線軌道を周回運動するマークを含む画像を発生する。この画像を呼吸指揮画像と呼ぶことにする。図4は、この呼吸指揮画像を示した図である。図4で示した呼吸指揮画像の閉曲線軌道の一周は、呼吸位相の0°〜360°に対応する。なお、図4に示す呼吸指揮画像の閉曲線軌道は一例として円軌道であるが、これにとらわれる必要はなく、楕円軌道等であっても良い。閉曲線軌道上を周回移動するマーク(図4の丸)は、呼吸指標値の規則的な位相変化を表わし、位相変化に基づく速さで周回移動する。
被検体用画像表示部10と操作者用画像表示部11とは、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等からなるモニタを備えている。被検体用画像表示部10は、ガントリ1等の被検体が見える場所に設置される。操作者用画像表示部11は、操作部19等の操作者が見える場所に設置される。
操作者は、操作部19を介して操作者用画像表示部11に表示される呼吸指揮画像上でX線強度の変調を行う呼吸位相(変調期間)を指定する。言い換えると、操作者は、投影データを収集する期間を呼吸指揮画像上で指定する。X線制御部8は、X線強度の変調タイミングに同期してX線の発生を制御するためのX線制御信号を高電圧発生部7に供給する。
操作部19は、マウス等のポインティングデバイスを備え、操作者用画像表示部11上に表示されるカーソルやポインターの座標を検出し、検出した座標をシステム制御部13に出力する。また、選択部19はCRT又はLCD等により構成される操作者用画像表示部11を覆うように設けられたタッチパネルを備えるものとしてもよく、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号としてシステム制御部13に出力する。更に、操作部19は、カーソルキー及び各種機能キーを備えたキーボードを備えるものとしてもよい。
再構成部18は、投影データに基づいて断層像を再構成する(再構成処理)。再構成処理の種類は、360°分の投影データから断層像を再構成するフル再構成や180°+ファン角分の投影データから断層像を再構成するハーフ再構成等が採用される。
記憶部15は、呼吸情報と呼吸指揮情報と投影データとを記憶する。
以下、図5を参照しながら、本実施形態の1動作例を説明する。
呼吸情報取得部16は、被検体の自由な呼吸による呼吸情報を取得する(ステップSA1)。この段階における呼吸情報をグラフ化した呼吸動計測曲線は、図2に示すような、不規則な変化を示す。次に、呼吸指揮情報生成部14は、呼吸情報に基づいて規則的な呼吸指標値の時間変化(呼吸指揮情報)を生成する(ステップSA2)。
次に画像発生部17は、呼吸指揮情報を位相変化に変換し、呼吸指揮情報の位相変化を円運動で表現する画像(呼吸指揮画像)を発生し(ステップSA3)、被検体用画像表示部10と操作者用画像表示部11とは、呼吸指揮画像を表示する(ステップSA4)。被検体は、被検体用画像表示部10に表示される呼吸指揮画像の動きに合わせて呼吸を行う。例えば、操作者は、被検体に呼吸指揮画像の丸が上に来た時に息を吸って、丸が下に来た時に息を吐くように指示をする。被検体が、呼吸指揮画像に合わせて呼吸を行うことで、同じ深さ、同じ周期で呼吸することが可能となる。また、呼吸指揮画像の丸が、被検体が息を吸う位置に来た時は速く動いて、被検体が息を吐く位置にきた時はゆっくり動くと、より被検体は自然な呼吸ができる。
操作者は、操作部19を介して呼吸指揮画像上でX線変調をする呼吸位相(変調期間)を指定する(ステップSA5)。図6は呼吸指揮画像上で呼吸位相を指定する処理を説明する図である。図7に示すように、操作者は、例えば、操作部19で呼吸指揮画像上の円軌道のある呼吸位相を指定する。つまり、始めに指定した位相(第1位相α°)と2回目に指定した位相(第2位相β°)との間の期間が変調期間となる。また、呼吸位相を1回指定し、その指定した呼吸位相を中心とした一定幅(例えば、50°〜60°程度)を変調期間としてもよい。また、操作部19をキーボード等とした場合、操作部19により直接呼吸位相の範囲を入力するとしてもよい。被検体の呼吸タイミングと呼吸指揮画像の動きとが一致しない場合、操作者は、操作者用画像表示部11上で呼吸指揮画像の円運動の動きを速めたり位置を動かすことが可能である。操作者が操作者用画像表示部11上の呼吸指揮画像の円運動の動きを変更した場合、その変更箇所が被検体用画像表示部10上の呼吸指揮画像の円運動の動きにも即座に反映される。
操作者は、操作者用画像表示部11に表示されている呼吸動変化曲線と呼吸指揮曲線との波形がほぼ一致した判断したとき、操作部19を介して、スキャントリガを押す(ステップSA6)。図7は、スキャン開始時における呼吸動変化曲線(a)と呼吸指揮曲線(b)とを示す図である。呼吸動変化曲線(a)と呼吸指揮曲線(b)との縦軸は呼吸指標値(X)、横軸は時間(T)である。呼吸指揮情報生成部14は、呼吸情報に基づいて、時刻Tiになると呼吸指揮情報を生成する。呼吸指揮情報が生成されると、画像発生部17は呼吸指揮画像を発生し、被検体用画像表示部10と操作者用画像表示部11とに呼吸指揮画像を表示する。被検体は、被検体用画像表示部10に表示されている呼吸指揮画像を見ながら呼吸を行い、操作者は、操作者用画像表示部11に表示されている呼吸指揮曲線と呼吸動変化曲線とが大体一致したかどうか判断し、一致したと判断すると(時刻Tj)スキャンを開始する。時刻Tj以降は、呼吸指揮画像の円運動の動きは固定される。
スキャントリガが押されると、X線制御部8は呼吸指揮情報に同期してX線を変調する(スッテプSA7)。図8は、X線管3から発生されるX線の強度と変調タイミングの関係を示す図である。図8(a)は、X線管3から発生されるX線の強度(I)を縦軸に、時間(T)を横軸にとったグラフにステップSA5で指定された変調期間を示した図である。図8(b)は、呼吸指揮曲線とステップSA5で指定された変調期間を示した図である。図8に示すように、操作部19で指定された変調期間では、X線制御部8はHighレベルのX線制御信号を高電圧発生部7に供給し、X線管3から十分な画質が得られる程度のX線強度のX線(High)が発生される。変調期間以外の期間では、X線制御部8はLowレベルのX線制御信号を高電圧発生部7に供給し、再構成する際の対向データを生成するに十分なX線強度のX線(Low)がX線管3から発生される。なお、変調期間以外の期間には、X線管3からX線を発生させなくてもよい。この際、呼吸情報と呼吸指揮情報とは投影データと関連付けられて記憶部15に記憶される。
操作者は、記憶部15に記憶された呼吸情報と呼吸指揮情報とに基づいて再構成する範囲を指定する(ステップSA7)。図9は、本実施形態に関わる再構成の編集画面の一例を示す図である。図9に示す再構成の編集画面は、操作者用画像表示部11に表示される。画面左上の領域20には、X線の強度(I)の時間変化をグラフにしたものである。画面左側中間部の領域21には呼吸指揮曲線、画面左下の領域22には呼吸動変化曲線が表示される。画面右上の領域23は、呼吸指揮情報ボタン24と呼吸情報ボタン15とが表示される。呼吸指揮情報ボタン24を選択すると、呼吸指揮曲線21上で再構成範囲を指定し、呼吸情報ボタン25を選択すると、呼吸動変化曲線22上で再構成範囲を指定する。
画面右側中間部の領域26には、位相ボタン27と振幅上下ボタン28と振幅上ボタン29と振幅下ボタン30とが表示される。なお、再構成範囲はステップSA5で指定される変調期間に含まれるのが望ましい。位相ボタン27を選択すると、操作者は、操作部19を介して呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上で再構成したい時相の範囲を指定することができる。図10は、呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上で再構成の範囲を時相の範囲で指定する処理を説明するための図である。時相の範囲の指定方法は、例えば、操作部19で呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上のある時相を指定すると、その時相を中心とした一定期間を再構成範囲とする方法がある。また、操作部19をキーボード等とした場合、操作部19により直接時相の範囲を入力するとしてもよい。
振幅上下ボタン28を選択すると、呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上で再構成したい振幅の範囲を指定することができる。振幅上ボタン29を選択すると、呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上で振幅が大きくなる範囲(息を吸う範囲)に限定して再構成したい振幅の範囲を指定することができる。振幅下30ボタンを選択すると、呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上で振幅が小さくなる範囲(息を吐く範囲)に限定して再構成したい振幅の範囲を指定することができる。図11は、呼吸指揮曲線21又は呼吸動変化曲線22上で再構成の範囲を振幅の範囲で指定する処理を説明するための図である。振幅の範囲の指定方法は、位相の範囲の指定方法と同様な方法が考えられる。なお、図11の”上”と”下”とはそれぞれ振幅が大きくなる範囲(息を吸う範囲)と振幅が小さくなる範囲(息を吐く範囲)とに対応する。
ここで、振幅の範囲を大きくなる方と小さくなる方とに分けたのは以下の理由による。一般に、肺の形状は、胸の厚さ(X)が同じでも、息を吸っているときと吐いているときとでは異なる。そのため、息を吸っているときの投影データと息を吐いているときの投影データとを一緒にして再構成を行うとアーチファクトが生じてしまう。そこで、再構成範囲を指定する際、振幅の範囲を息を吸っている方(振幅が大きくなる方)と吐いている方(振幅が小さくなる方)とを区別することによりアーチファクトを低減することが可能となる。
呼吸動変化曲線22を用いて振幅の範囲により再構成範囲を指定する場合、振幅の最大ピーク値及び最小ピーク値が大きくばらつく場合がある。このような場合、呼吸情報取得部16は、各ピーク値を揃えるために呼吸動変化曲線に対して正規化を行ってもよい。
操作者が図9の再構成ボタン31を選択すると、再構成部18は、指定した再構成範囲における投影データに基づいて再構成を行う(ステップSA8)。
かくして本実施形態によれば、呼吸同期CT撮影において、画質の向上を実現することが可能となる。
(本実施形態の変形例)
本実施形態の変形例では呼吸情報取得部16を削除した場合を説明する。呼吸情報取得部16がない以外は、本実施形態の構成要素と同様なので同じ符号を付して説明は省略する。
以下、図12を参照しながら本実施形態の変形例の1動作例を説明する。
まず、被検体用画像表示部10と操作者用画像表示部11とは、呼吸指揮画像を表示する(ステップSB1)。この段階で表示する呼吸指揮画像の円運動するマークの速度(呼吸指揮情報)は、被検体の呼吸に合わせたものではなく、操作者等よって入力又はシステム制御部13等により自動的に決定された適当な速度である。
被検体は、被検体用画像表示部10に表示された呼吸指揮画像の円運動するマークを見ながら呼吸を行う。必要であれば、操作者は、操作者用画像表示部11上で呼吸指揮画像の円運動するマークの動きを速めたり位置を動かすことにより円運動するマークの動きを被検体の自然な呼吸に合わせていく(ステップSB2)。次に、操作者は、呼吸指揮画像上で、X線強度を変調する呼吸位相(変調期間)を指定する(ステップSB3)。次に、操作者は、被検体の呼吸と呼吸指揮画像の動きとがほぼ一致した判断したとき、操作部19を介して、スキャントリガを押す(ステップSB4)。スキャントリガが押されると、X線制御部8は、呼吸指揮情報に同期しながらX線を変調する(ステップSB5)。
次に操作者は、操作部19を介して、呼吸指揮情報に基づいて再構成する範囲を指定する(ステップSB6)。図13は、本実施形態に関わる再構成の編集画面の一例を示す図である。図13に示す再構成の編集画面は、操作者用画像表示部11に表示される。画面左上の領域40には、X線の強度(I)の時間変化をグラフにしたものである。画面左下の領域41には呼吸指揮曲線が表示される。画面右上の領域42には、位相ボタン43と振幅上下ボタン44と振幅上ボタン45と振幅下ボタン46とが表示される。位相ボタン43を選択すると、操作者は、操作部19を介して呼吸指揮曲線21上で再構成したい時相の範囲を指定することができる。振幅上下ボタン44を選択すると、呼吸指揮曲線41上で再構成したい振幅の範囲を指定することができる。振幅上ボタン29を選択すると、呼吸指揮曲線41上で振幅が大きくなる範囲(息を吸う範囲)に限定して再構成したい振幅の範囲を指定することができる。振幅下30ボタンを選択すると、呼吸指揮曲線41上で振幅が小さくなる範囲(息を吐く範囲)に限定して再構成したい振幅の範囲を指定することができる。
操作部19を介して図13の再構成ボタン47を選択すると、再構成部18は、指定した再構成期間における投影データに基づいて再構成を行う(ステップSB7)。
かくして本実施形態の変形例によれば、呼吸同期CT撮影において、画質の向上を実現することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。具体的な変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1)図1に示すような、本実施形態に係る記憶部15、操作者用表示部11、操作部19、再構成部18を備える画像処理装置(ワークステーション)90等によっても本実施形態に関わる呼吸に同期した再構成処理を実現することができる。記憶部15は、X線コンピュータ断層撮影装置によって収集された被検体の呼吸情報、呼吸指揮情報、投影データを記憶する。操作者用表示部11は、再構成処理に用いる投影データの範囲を設定するための再構成の編集画面を表示部する。操作部19は、データ範囲の設定等を行うためのポインティングデバイス、タッチパネル、キーボード等である。再構成部18は、設定条件における投影データに基づいて再構成を行う。
(2)上記各実施形態では、X線制御部8によりX線の発生/停止又は強度変調を行う場合を示したが、これを行わず、投影データ収集期間中常に一定強度のX線を発生させるとしてもよい。
(3)上記各実施形態では、ダイナミックCTの場合を説明したがこれに限定する必要はなく、ヘリカルスキャンや1回のスキャン等においても本実施形態は適用可能である。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関わるX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図。 図1の呼吸情報取得部により生成される呼吸動変化曲線を示す図。 図1の呼吸指揮情報生成部により生成される呼吸指揮曲線を示す図。 図1の被検体用画像表示部に表示される呼吸指揮画像を示す図。 本実施形態の1動作例を示す図。 図1の操作者用画像表示部に表示される呼吸指揮画像を示す図。 スキャン開始時における呼吸動変化曲線(a)と呼吸指揮曲線(b)とを示す図。 図1のX線管から発生されるX線の強度と変調期間の関係を示す図。 本実施形態に係わる図1の操作者用画像表示部に表示される再構成の編集画面の一例を示す図。 図9の呼吸指揮曲線又は呼吸動変化曲線上で再構成の範囲を位相の範囲で指定する処理を説明するための図。 図9の呼吸指揮曲線又は呼吸動変化曲線上で再構成の範囲を振幅の範囲で指定する処理を説明するための図。 本実施形態の変形例の1動作例を示す図。 本実施形態の変形例に係わる図1の操作者用画像表示部に表示される再構成の編集画面の一例を示す図。
符号の説明
1…架台、2…回転フレーム、3…X線管、4…天板、5…X線検出器、6…データ収集部、7…高電圧発生部、8…X線制御部、10…被検体用画像表示部、11…操作者用画像表示部、13…システム制御部、14…呼吸指揮情報生成部、15…記憶部、16…呼吸情報取得部、17…画像発生部、18…再構成部、19…操作部、90…画像処理装置。

Claims (3)

  1. X線を発生するX線管と、
    被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    一定の振幅で規則的に時間変化する呼吸指標値の位相変化に基づく速度、または操作者により指定された速度で閉曲線軌道上を規則的に周回移動する呼吸指揮用のマークを含む呼吸指揮画像を発生する画像発生部と、
    前記X線検出器の出力に基づいて断層像を再構成するものであり、前記周回移動に同期した画像再構成を行う再構成部と、
    前記呼吸指揮用のマークの移動に同期して、前記X線管で発生するX線の発生/停止又は強度の変調を制御するX線制御部と、
    前記呼吸指揮画像を表示する画像表示部とを具備するX線コンピュータ断層撮影装置であって、
    前記呼吸指揮画像の前記閉曲線軌道上には、X線の発生/停止又は強度の変調状況を示す範囲が示され、
    前記呼吸指揮画像に含まれる前記呼吸指揮用のマークは、スキャン前とスキャン中とにおいて前記閉曲線軌道上を周回移動する、
    ことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記操作者が前記速度を入力するための入力部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記再構成部は、前記規則的に時間変化する呼吸指標値と前記被検体の呼吸の振幅又は位相とに基づいて、前記画像再構成に用いるデータ範囲を決定するものであることを特徴とする請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
JP2006326096A 2006-12-01 2006-12-01 X線コンピュータ断層撮影装置 Active JP5242045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006326096A JP5242045B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 X線コンピュータ断層撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006326096A JP5242045B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 X線コンピュータ断層撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008136668A JP2008136668A (ja) 2008-06-19
JP5242045B2 true JP5242045B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=39598744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006326096A Active JP5242045B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 X線コンピュータ断層撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5242045B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5317580B2 (ja) * 2008-08-20 2013-10-16 株式会社東芝 X線ct装置
KR101364904B1 (ko) 2009-10-26 2014-02-27 울산대학교 산학협력단 4차원 영상합성법의 재구성 장치 및 방법
JP5611667B2 (ja) * 2010-05-21 2014-10-22 株式会社東芝 X線コンピュータ断層撮影装置
JP7133771B2 (ja) * 2018-02-13 2022-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 生体情報表示装置、生体情報表示方法及び生体情報表示プログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723945A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Toshiba Corp 医用画像撮影装置
JP2002360543A (ja) * 2001-06-12 2002-12-17 Sangaku Renkei Kiko Kyushu:Kk 呼吸位相における同期点決定方法、及びそのために用いる呼吸位相モニタ装置
JP3643573B2 (ja) * 2002-06-05 2005-04-27 安西メディカル株式会社 放射線照射同期信号生成装置
JP4247533B2 (ja) * 2003-09-03 2009-04-02 国立大学法人東京工業大学 呼吸同期装置
JP3964411B2 (ja) * 2004-06-04 2007-08-22 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Ct装置
JP2006288910A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 断層撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008136668A (ja) 2008-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8055045B2 (en) Method and system for collecting image data from image data collection range including periodically moving part
US7769430B2 (en) Patient visual instruction techniques for synchronizing breathing with a medical procedure
US8693620B2 (en) X-ray computed tomography apparatus
US7839975B2 (en) X-ray computerized tomography apparatus, breathing indication apparatus and medical imaging apparatus
US8379792B2 (en) X-ray CT apparatus
US8351565B2 (en) X-ray CT apparatus
JP5390132B2 (ja) X線ct装置
JP5329788B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置、呼吸指示装置及び医用画像撮影装置
US9757075B2 (en) X-ray CT system
WO2015194545A1 (ja) X線ct装置及び画像再構成方法
JP6509131B2 (ja) X線ct装置、画像処理装置、及び画像再構成方法
JP5242045B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP5132774B2 (ja) X線ct装置
JP2012085915A (ja) X線ct装置
JP2012019892A (ja) 放射線コンピュータ断層撮影装置、医用画像発生装置及び呼吸位相計測装置
JP2008246005A (ja) 同期撮影装置
JP4745029B2 (ja) X線ct装置
JP6286220B2 (ja) X線ct装置
JP6068177B2 (ja) 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び医用画像処理方法
JP2011036427A (ja) X線ct装置
WO2014188936A1 (ja) X線ct装置及び撮影方法
JP5689925B2 (ja) X線ct装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5242045

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350