JP5235008B2 - 溶接用ソリッドワイヤ - Google Patents

溶接用ソリッドワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5235008B2
JP5235008B2 JP2009218825A JP2009218825A JP5235008B2 JP 5235008 B2 JP5235008 B2 JP 5235008B2 JP 2009218825 A JP2009218825 A JP 2009218825A JP 2009218825 A JP2009218825 A JP 2009218825A JP 5235008 B2 JP5235008 B2 JP 5235008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
amount
weld metal
toughness
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009218825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010184295A (ja
Inventor
喜臣 岡崎
栄一 田村
瞬 泉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009218825A priority Critical patent/JP5235008B2/ja
Publication of JP2010184295A publication Critical patent/JP2010184295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235008B2 publication Critical patent/JP5235008B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)

Description

本発明は、溶接用ソリッドワイヤに関するものであり、例えばガスシールドアーク溶接に用いるソリッドワイヤに関するものである。
建築、造船、自動車等の製造過程における鋼板の溶接現場では、ガスシールドアーク溶接が広く採用されている。特に建築鉄骨分野においては、経済性の観点からシールドガスとしてCO2を用いた炭酸ガスシールドアーク溶接が多く用いられている。一方、近年では耐震性向上等の観点から高張力鋼の適用が拡大しつつあり、高張力鋼を炭酸ガスシールドアーク溶接で接合する要求が高まっている。
非特許文献1には、建築構造用の780MPa級高張力鋼を炭酸ガスシールドアーク溶接した例が開示されている。非特許文献1によれば、780MPa級の高張力鋼を溶接するにあたって、溶接金属の引張強度を一定以上確保するためには、入熱量やパス間温度を一定以下に厳格に管理する必要がある旨が記載されている。しかし、入熱量やパス間温度(以下では、これらをまとめて「施工条件」と呼ぶ場合がある。)を低くして現場溶接を行う場合、パス数が過多となって融合不良が発生したり、施工能率が低下したりするなどの不具合が生じる。そこで、施行条件を緩和した場合であっても溶接金属の引張強度を確保することが重要である。
一方、溶接金属の引張強度と靭性は一般にトレードオフの関係にあることから、溶接金属の引張強度を高めると靭性が低下してしまう。
すなわち、溶接の施行条件を緩和した場合であっても溶接金属の引張強度を確保し、さらに靭性も確保できるソリッドワイヤの開発が望まれている。
例えば、特許文献1には溶接金属の強度と靭性を確保した900MPa以上の高張力鋼溶接用ソリッドワイヤが開示されているが、シールドガスにAr−CO2を用いるものであり、炭酸ガスシールドアーク溶接したものではない。
また特許文献2、3は、炭酸ガスシールドアーク溶接をするにあたって、大入熱および高パス間温度でも溶接金属の強度および靭性が確保できるソリッドワイヤを開示している。特許文献2のソリッドワイヤは、Bを含有するとともに各種成分のバランスを調整した590MPa級の高張力鋼用のソリッドワイヤであるが、このようなB添加ソリッドワイヤを780MPa級の高張力鋼用ソリッドワイヤとして適用すると、高温割れが発生してしまう。また、特許文献3は490〜780MPa級の高張力鋼用ソリッドワイヤが開示されているが、特許文献2と同様にB添加が前提となっており、高温割れの問題が発生する。
「第二吉本ビルディング」、鉄構技術、2004年6月、p.56−65
特開2007−260697号公報 特開2004−237333号公報 特開2007−260697号公報
本発明はこうした従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は780MPa級の高張力鋼を炭酸ガスシールドアーク溶接するにあたって、入熱量やパス間温度等の溶接施工条件を緩和した場合であっても、溶接金属の引張強度および靭性を確保できるソリッドワイヤを提供することにある。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、ソリッドワイヤの各種成分組成を適切に制御するとともに、酸化物の形成に影響を与えるMn、Ti、Mg、Ca、AlおよびZrの6つの元素の含有量のバランスを適切に制御すれば、溶接施工条件を緩和した場合であっても、引張強度および靭性に優れた溶接金属が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち上記目的を解決することのできた本発明に係る溶接用ソリッドワイヤとは、C:0.02〜0.12%(質量%の意味。以下、同じ。)、Si:0.30〜1.0%、Mn:1.2〜2.0%、Ti:0.05〜0.30%を夫々含有し、更に、Cu:0.2〜2.5%および/またはNi:0.5〜3.5%、Cr:1.0%以下(0%を含まない)および/またはMo:0.5〜1.5%、Mg:0.0005〜0.020%、Ca:0.0020%以下(0%を含まない)、Al:0.050%以下(0%を含まない)およびZr:0.2%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上を含有し、残部は鉄および不可避不純物であるとともに、下記(1)式で表されるX値が4.5≦X≦6.0を満たすことを特徴とするものである。
X=2.5×[Mn]+5×[Ti]+50×[Mg]−100×[Ca]−30×[Al]+2.5×[Zr] ・・・(1)
(但し、[Mn]、[Ti]、[Mg]、[Ca]、[Al]、[Zr]は、夫々Mn、Ti、Mg、Ca、Al、Zrの含有量(質量%)を表す。)
本発明に係るソリッドワイヤは、さらにNb:0.012%以下(0%を含まない)および/またはV:0.010%以下(0%を含まない)を含有していても良い。
本発明に係る溶接用ソリッドワイヤによれば、各種成分組成を適切に制御するとともに、酸化物の形成に影響するMn、Ti、Mg、Ca、AlおよびZrの含有量のバランスを適切な範囲に制御しているため、入熱量やパス間温度等の溶接施工条件を緩和(すなわち、入熱量を高め、パス間温度を高くする)した場合であっても、溶接金属の強度および靭性を確保することができる。
図1(a)は鋼板の開先形状を表した概略図であり、図1(b)は溶接の層数とパス数を表した概略図である。 図2(a)は溶接金属の引張試験片の採取位置を表した概略図であり、図2(b)は溶接金属のシャルピー衝撃試験片の採取位置を表した概略図である。
本発明に係るソリッドワイヤは、各種成分組成が適切に制御されているとともに、Mn、Ti、Mg、Ca、AlおよびZrの含有量のバランスが一定範囲に制御されているところに特徴がある。以下、順に説明する。
まず、本発明のソリッドワイヤの化学成分について説明する。
[C:0.02〜0.12%]
Cは溶接金属の強度を確保するために有効な元素である。そこでC量を0.02%以上と定めた。C量は好ましくは0.03%以上であり、より好ましくは0.05%以上である。一方、C量が過剰になると溶接金属中にマルテンサイトなどの硬質組織を増加させ、靭性が劣化する。そこでC量を0.12%以下と定めた。C量は好ましくは0.1%以下であり、より好ましくは0.09%以下である。
[Si:0.30〜1.0%]
Siは脱酸元素であり、溶接金属を清浄にする作用を有する。また溶接金属中に歩留った場合は固溶強化により溶接金属を強化する作用を有する。そこでSi量を0.30%以上と定めた。Si量は好ましくは0.5%以上であり、より好ましくは0.6%以上である。一方、Si量が過剰になると溶接金属の強度が上昇しすぎたり、マルテンサイトなどの硬質組織が生成したりすることにより靭性が劣化する。そこでSi量は1.0%以下と定めた。Si量は好ましくは0.8%以下であり、より好ましくは0.7%以下である。
[Mn:1.2〜2.0%]
Mnは脱酸元素であり、溶接金属を清浄にする作用を有する。またMnが溶接金属中に歩留まった場合は溶接金属の組織を微細化することにより溶接金属の強度および靭性を確保することができる。そこでMn量を1.2%以上と定めた。Mn量は好ましくは1.5%以上、より好ましくは1.6%以上である。一方、Mn量が過剰になると焼入性が向上して強度が上昇しすぎたり、Mnが偏析することによってマルテンサイトなどの硬質組織が生成したりすることによって靭性が劣化する。そこでMn量を2.0%以下と定めた。Mn量は好ましくは1.9%以下であり、より好ましくは1.8%以下である。
[Ti:0.05〜0.30%]
Tiは、脱酸元素であり溶接金属を清浄にするとともに、アシキュラーフェライトと呼ばれる微細組織の生成核としても機能するため組織微細化にも寄与する元素である。そこでTi量を0.05%以上と定めた。Ti量は好ましくは0.07%以上であり、より好ましくは0.1%以上である。一方、Ti量が過剰になるとTiCの析出強化によって靭性が劣化する。そこでTi量を0.30%以下と定めた。Ti量は好ましくは0.28%以下であり、より好ましくは0.25%以下である。
[Cu:0.2〜2.5%および/またはNi:0.5〜3.5%]
CuおよびNiは、溶接金属の強度および靭性を確保するのに有効な元素である。そこでCu量を0.2%以上、Ni量を0.5%以上と定めた。Ni量は好ましくは1.0%以上であり、より好ましくは1.5%以上である。一方、Cu量やNi量が過剰になると焼入性が向上して強度が上昇しすぎることによって靭性が劣化する。そこでCu量を2.5%以下、Ni量を3.5%以下と定めた。Cu量は好ましくは2.3%以下、より好ましくは2%以下である。Ni量は好ましくは2.5%以下、より好ましくは2.2%以下である。
[Cr:1.0%以下(0%を含まない)および/またはMo:0.5〜1.5%]
CrおよびMoは、溶接金属の強度を確保するのに有効な元素である。このような効果を有効に発揮するため、Cr量は0.1%以上とすることが好ましい(より好ましくは0.15%以上)。またMo量は0.5%以上と定めた。Mo量は好ましくは0.6%以上であり、より好ましくは0.7%以上である。一方、Cr量やMo量が過剰になると焼入性が向上して強度が上昇しすぎることによって靭性が劣化する。そこでCr量を1.0%以下、Mo量を1.5%以下と定めた。Cr量は好ましくは0.8%以下であり、より好ましくは0.6%以下である。Mo量は好ましくは1.0%以下であり、より好ましくは0.8%以下である。
[Mg:0.0005〜0.020%、Ca:0.0020%以下(0%を含まない)、Al:0.050%以下(0%を含まない)およびZr:0.2%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上]
Mg、Ca、AlおよびZrはいずれも強脱酸元素であり、脱酸作用により溶着金属を清浄にする作用を有する。このような効果を有効に発揮するため、Mg量を0.0005%以上と定めた。Ca量は0.0005%以上とすることが好ましく(より好ましくは0.0008%以上)、Al量は0.003%以上とすることが好ましく、Zr量は0.03%以上とすることが好ましい。一方、Ca量は過剰になるとスパッタが増加し著しく作業性が劣化するため、0.0020%以下と定めた。Ca量は好ましくは0.0018%以下、より好ましくは0.0017%以下である。また、Mgは後述するように酸化物を微細化する効果があるものの、Mg量が過剰になると微細な酸化物が凝集することによって粗大酸化物を形成してしまう。そこでMg量を0.020%以下と定めた。Mg量は好ましくは0.018%以下であり、より好ましくは0.015%以下である。Alは後述するように粗大酸化物を形成しやすい元素であるため、Al量を0.050%以下と定めた。Al量は好ましくは0.045%以下であり、より好ましくは0.043%以下である。Zr量は過剰になると粗大な炭化物を形成し、かえって靭性を低下させるため、0.2%以下と定めた。
本発明に係るソリッドワイヤの基本成分は上記の通りであり、残部は実質的に鉄である。但し、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる不可避不純物(例えば、P,S,N)がワイヤ中に含まれることは当然に許容される。さらに本発明に係るソリッドワイヤは必要に応じて、以下の任意元素を含有していても良い。
[Nb:0.012%以下(0%を含まない)および/またはV:0.010%以下(0%を含まない)]
NbおよびVは組織を微細化することにより、溶接金属の強度を向上させる作用を有するが、NbやVの炭化物が析出すると延性を劣化させ、靭性の向上も妨げるので、含有する場合であってもできるだけ制限することが好ましい。従ってNb量は好ましくは0.012%以下(より好ましくは0.005%以下)であり、V量は好ましくは0.010%以下(より好ましくは0.005%以下)である。なお、特に靭性向上の観点からはNbおよびVは含有しない方が好ましい。
本発明のソリッドワイヤは上記のように化学成分組成が制御されているため、溶接施工条件を緩和した場合であっても溶接金属の十分な引張強度を確保することができるものである。
一方、溶接金属の靭性は、一般に溶接金属のミクロ組織に影響を受けるものであるが、特に780MPa級以上の高張力鋼についてはミクロ組織の影響に加えて、酸化物の形態に大きく支配されるようになる。これは酸化物がボイドの起点として作用するためである。溶接金属の靭性を向上させるためには、溶接金属中の酸化物を微細に分散させることが有効であるが、本発明者らは、Mn、Ti、Mg、Ca、AlおよびZrの6つの元素が酸化物の微細分散に大きく影響を与えていることを見出した。
より詳細には、Mn、Ti、Mg、Ca、AlおよびZrの含有量を、下記(1)式で表されるX値が4.5≦X≦6.0となるように制御することによって、溶接金属の靭性を向上させることができる。
X=2.5×[Mn]+5×[Ti]+50×[Mg]−100×[Ca]−30×[Al]+2.5×[Zr] ・・・(1)
(但し、[Mn]、[Ti]、[Mg]、[Ca]、[Al]、[Zr]は、夫々Mn、Ti、Mg、Ca、Al、Zrの含有量(質量%)を表す。)
溶接金属中の酸化物のサイズは、(i)酸化物が形成され始める温度、(ii)酸化物を形成する元素の脱酸力、および(iii)形成された酸化物と溶鋼の濡れ性、等によって決定される。上記(1)式におけるMn、Ti、Mg、Ca、AlおよびZrに乗ずる係数は数多くの基礎実験から算出されたものであり、前記(i)〜(iii)の因子を全て含めて各元素が酸化物のサイズに与える影響を反映したものである。
本発明において酸化物とは、Mn、Ti、Mg、Ca、Al、またはZrの単独酸化物の他、少量のSi酸化物を含む場合もあり、これらの酸化物が複合した酸化物も含む意味である。
上記(1)式で与えられるX値が4.5未満となると酸化物の個数は少ないものの大きさが粗大になり、6.0を超える場合は酸化物の大きさが微細になるものの個数が多くなるという傾向を示す。上記(1)式において、Mn、Ti、MgおよびZrは正の係数を乗じており、CaおよびAlは負の係数を乗じている。すなわち、Mn、Ti、MgおよびZrは酸化物の大きさを微細にする効果があるものの、含有量が過剰になると酸化物の個数が多くなる。一方、CaおよびAlは酸化物を粗大にする作用を有する。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
表1、2に示す化学成分組成のワイヤを用意し(ワイヤ径:1.2mm)、図1(図1(a)は溶接前を表し、図1(b)は溶接後を表す)に示した開先形状の鋼板を以下に示す溶接条件で溶接した。尚、表1、2には、不可避不純物中のN量だけは記載した。
Figure 0005235008
Figure 0005235008
[溶接条件]
電流 :280A
電圧 :35V
溶接速度 :25cm/min
入熱量 :24kJ/cm
予熱温度およびパス間温度:250℃
層数/パス数 :5層/10パス
シールドガス :100%CO2
母材鋼板 :HT780
[溶接金属の引張試験]
図2(a)に示す位置から、JIS Z2201に規定される1A号試験片を採取し、JIS Z2241に従って溶接金属の引張試験を行った。溶接金属の引張強度は780MPa以上を合格とした。
[溶接金属のシャルピー衝撃試験]
図2(b)に示す位置から、JIS Z2242に規定される10mm×10mm×55mmのサイズの試験片を採取し、JIS Z2242に従って0℃におけるシャルピー吸収エネルギー(vE0)を求めた。vE0が70J以上のものを合格とした。
その結果を表3、4に示す。
Figure 0005235008
Figure 0005235008
鋼種1〜17はワイヤの化学成分およびX値が本発明で規定する範囲を満たしており、入熱量:24kJ/cm、パス間温度:250℃という施工条件でも溶接金属の引張強度と靭性を確保することができたものである。
一方、鋼種18〜30は化学成分またはX値のいずれかが本発明で規定する範囲を外れたため、溶接金属の靭性が低下している。
また鋼種31は、引張強度および靭性は良好であったものの、Bを添加したため割れが発生した例である。さらに、鋼種32は、引張強度は良好であったものの、Zr量が過剰になって靭性が低下した例である。

Claims (3)

  1. C :0.02〜0.12%(質量%の意味。以下、同じ。)、
    Si:0.30〜1.0%、
    Mn:1.2〜2.0%、
    Ti:0.05〜0.30%、
    Cu:0.19〜2.5%、
    Ni:0.5〜3.5%
    Mo:0.5〜1.5%を夫々含有し、更に、
    Mg:0.0005〜0.020%、Ca:0.0020%以下(0%を含まない)、Al:0.050%以下(0%を含まない)およびZr:0.2%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上を含有し、残部は鉄および不可避不純物であるとともに、
    下記(1)式で表されるX値が4.5≦X≦6.0を満たすことを特徴とする溶接用ソリッドワイヤ。
    X=2.5×[Mn]+5×[Ti]+50×[Mg]−100×[Ca]−30×[Al]+2.5×[Zr] ・・・(1)
    (但し、[Mn]、[Ti]、[Mg]、[Ca]、[Al]、[Zr]は、夫々Mn、Ti、Mg、Ca、Al、Zrの含有量(質量%)を表す。)
  2. 更に、
    Cr:1.0%以下(0%を含まない)を含有する請求項1に記載の溶接用ソリッドワイヤ。
  3. 更に、
    Nb:0.012%以下(0%を含まない)および/またはV:0.010%以下(0%を含まない)を含有する請求項1または2に記載の溶接用ソリッドワイヤ。
JP2009218825A 2009-01-13 2009-09-24 溶接用ソリッドワイヤ Active JP5235008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009218825A JP5235008B2 (ja) 2009-01-13 2009-09-24 溶接用ソリッドワイヤ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004690 2009-01-13
JP2009004690 2009-01-13
JP2009218825A JP5235008B2 (ja) 2009-01-13 2009-09-24 溶接用ソリッドワイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010184295A JP2010184295A (ja) 2010-08-26
JP5235008B2 true JP5235008B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=42765268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009218825A Active JP5235008B2 (ja) 2009-01-13 2009-09-24 溶接用ソリッドワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5235008B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105296875B (zh) * 2015-11-17 2017-12-08 浙江盛达铁塔有限公司 一种耐候钢焊缝合金及耐候钢的saw焊接方法
CN108857137B (zh) * 2018-06-29 2020-05-26 中国石油天然气集团有限公司 一种高强度连续管用气保焊丝

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158995A (ja) * 1984-01-30 1985-08-20 Kobe Steel Ltd 高張力鋼用mig溶接ワイヤ
JP3657135B2 (ja) * 1998-11-10 2005-06-08 株式会社神戸製鋼所 ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ
JP4800081B2 (ja) * 2006-03-27 2011-10-26 日鐵住金溶接工業株式会社 高張力鋼溶接用ソリッドワイヤおよび高張力鋼のガスシールドアーク溶接方法
JP4896691B2 (ja) * 2006-12-07 2012-03-14 新日本製鐵株式会社 ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010184295A (ja) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5079419B2 (ja) 溶接熱影響部の靱性が優れた溶接構造物用鋼とその製造方法および溶接構造物の製造方法
JP5157606B2 (ja) フラックス入りワイヤを用いた高強度鋼のtig溶接方法
JP5387168B2 (ja) フラックス入り高張力鋼用溶接ワイヤ及びその製造方法
JP5076658B2 (ja) 大入熱溶接用鋼材
JP2006289405A (ja) 耐火構造用鋼のガスシールドアーク溶接ワイヤ。
JP5097499B2 (ja) 低合金耐熱鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP5849940B2 (ja) 溶接熱影響部靭性に優れた低降伏比高張力鋼板
JP5493659B2 (ja) 大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度鋼
JP5696228B2 (ja) 溶接継手低温靭性及び溶接作業性に優れたフラックスコアードアーク溶接ワイヤ及びそれを利用した溶接継手
JP2001001148A (ja) 900MPa以上級厚肉高張力鋼板のガスシールドアーク溶接方法
JP2011212691A (ja) 細径多電極サブマージアーク溶接用フラックス入り溶接ワイヤ
JP5953648B2 (ja) 溶接金属部の靭性に優れた鋼材のレーザ溶接継手及び溶接金属部の靭性に優れた鋼材のレーザ溶接継手の製造方法
WO2015159806A1 (ja) 強度、靭性および耐sr割れ性に優れた溶接金属
JP2009045671A (ja) 大入熱エレクトロスラグ溶接用ワイヤ
KR101971772B1 (ko) 대입열 용접용 강판의 제조 방법
JP4441372B2 (ja) 高強度高靭性ガスシールドアーク溶接用ワイヤ
JP5999005B2 (ja) 溶接熱影響部靭性に優れた低降伏比高張力鋼板およびその製造方法
JP5284246B2 (ja) 溶接用ソリッドワイヤ
JP5235008B2 (ja) 溶接用ソリッドワイヤ
KR100709521B1 (ko) 대입열용접의 용접이음매 및 그 용접방법
JP4469226B2 (ja) 下盛り溶接用ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ。
JP5509945B2 (ja) 溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板
JP2011206828A (ja) 細径多電極サブマージアーク溶接用フラックス入り溶接ワイヤ
JPH09225680A (ja) フェライト系ステンレス鋼溶接ワイヤ
JP5670305B2 (ja) 高強度鋼板のガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20110901

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20121011

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20121106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20121221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130322

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3